1 00:00:03,770 --> 00:00:05,756 《俺の名前は 野原ひろし》 2 00:00:05,756 --> 00:00:09,743 《1泊2日で 大阪出張に行くことになった》 3 00:00:09,743 --> 00:00:13,780 《家族と 少しの間 離れる寂しさもあるが…→ 4 00:00:13,780 --> 00:00:16,767 出張先でのメシは 楽しみでしかない》 5 00:00:17,768 --> 00:00:19,770 《初日は 打ち合わせが詰まっていて→ 6 00:00:19,770 --> 00:00:22,739 昼メシを食べる時間は あまりない》 7 00:00:22,739 --> 00:00:24,758 《駅で 立ち食いそば→ 8 00:00:24,758 --> 00:00:27,811 ファストフードなども 頭をよぎったが→ 9 00:00:27,811 --> 00:00:29,746 ここは 発想の転換→ 10 00:00:29,746 --> 00:00:33,784 新幹線の中で 駅弁を食べる!》 11 00:00:33,784 --> 00:00:35,736 《さて どれにしよう?》 12 00:00:35,736 --> 00:00:40,757 《牛すき弁当 彩ちらし 江戸前天丼…》 13 00:00:40,757 --> 00:00:43,777 《うまそうだが 1000円以上か…》 14 00:00:43,777 --> 00:00:47,731 《せっかくの出張 贅沢するのもありだが…》 15 00:00:47,731 --> 00:01:08,502 《1000円以下の弁当は…→ 16 00:00:52,786 --> 00:00:55,789 《しかも 俺が好きな鶏めし弁当!》 17 00:00:55,789 --> 00:00:58,759 《よし こいつに…→ 18 00:00:58,759 --> 00:01:00,744 鶏めし弁当 特上?》 19 00:01:00,744 --> 00:01:14,508 《上のランクがあるのか…》 20 00:01:05,816 --> 00:01:22,933 《何が違うんだ?》 21 00:01:12,756 --> 00:01:15,742 《どうする? ひろし… どうする…?》 22 00:01:15,742 --> 00:01:17,728 (高桐あきたけ)あの…。 ん? 23 00:01:17,728 --> 00:01:29,022 (高桐)もしかして 鶏めし弁当の どちらを買うかで→ 24 00:01:22,799 --> 00:01:25,769 差し出がましいかもしれませんが→ 25 00:01:22,933 --> 00:01:23,984 《節約するなら こっちだが→ 26 00:01:25,769 --> 00:01:28,739 僕は 特上をおすすめします。 特上…。 27 00:01:28,739 --> 00:01:31,792 (高桐)2つの違いは 使っている鶏肉です。 28 00:01:31,792 --> 00:01:35,779 特上は ブランド鶏の大山鶏を使用して→ 29 00:01:35,779 --> 00:01:38,782 ジューシーで 鶏本来のうまみが強いです。 30 00:01:38,782 --> 00:01:40,784 100円で この違いなら→ 31 00:01:40,784 --> 00:01:44,771 特上のほうが コスパは断然いいと思います。 32 00:01:44,771 --> 00:01:46,823 コスパ…。 なるほど。 33 00:01:46,823 --> 00:01:48,775 あっ… 突然 失礼しました。 34 00:01:48,775 --> 00:01:51,762 参考にしていただけたら幸いです。 35 00:01:51,762 --> 00:01:53,764 あっ…。 (高桐)それでは。 36 00:01:54,781 --> 00:01:56,800 《なんて爽やかな好青年…》 37 00:01:56,800 --> 00:01:58,785 《一体 何者?》 38 00:01:59,770 --> 00:02:06,076 ♬~ 39 00:03:40,771 --> 00:03:43,740 《結局 あの若者に言われるがまま→ 40 00:03:43,740 --> 00:03:46,743 鶏めし弁当 特上を購入してしまった》 41 00:03:46,743 --> 00:03:48,779 大阪 着いたら→ 42 00:03:48,779 --> 00:03:50,781 ホームに おばあちゃん待ってるから。 43 00:03:50,781 --> 00:03:52,833 うん わかった。 44 00:03:52,833 --> 00:03:55,769 《そっか。 あの子 一人で おばあちゃんちに行くんだ》 45 00:03:55,769 --> 00:03:57,771 《大冒険だな》 46 00:03:59,756 --> 00:04:02,776 《12のB… 12のB…》 47 00:04:02,776 --> 00:04:04,778 《あっ ここか》 48 00:04:05,779 --> 00:04:07,748 《3人席の真ん中》 49 00:04:07,748 --> 00:04:10,801 《ちょっと 気を使うんだよな…》 50 00:04:10,801 --> 00:04:12,786 (男性)奥の席 失礼します。 51 00:04:12,786 --> 00:04:14,788 ああ~… どうぞ。 (男性)どうも。 52 00:04:15,789 --> 00:04:17,774 《やけに シュッとしている》 53 00:04:17,774 --> 00:04:20,744 《見るからに エリートサラリーマンって感じだな》 54 00:04:20,744 --> 00:04:22,796 《それにしても 今日は→ 55 00:04:22,796 --> 00:04:25,799 イケメンとの遭遇率が高い》 56 00:04:25,799 --> 00:04:27,818 《これが美女だったらな…》 57 00:04:27,818 --> 00:04:36,943 《おっ。 こちらは 先ほどの一人旅少年》 58 00:04:36,810 --> 00:04:44,201 お気遣い ありがとうございます。 59 00:04:36,943 --> 00:04:39,863 リュック 上 置こうか? 60 00:04:40,764 --> 00:04:42,799 《小学4年生くらいか?》 61 00:04:42,799 --> 00:04:44,818 《おっ いよいよ出発だ》 62 00:04:44,818 --> 00:04:48,805 《何歳になっても 新幹線は ワクワクするぜ》 63 00:04:49,773 --> 00:04:51,808 《こっちは 早速 仕事か…》 64 00:04:51,808 --> 00:04:54,811 《しかも 英語を操っている!》 65 00:04:57,798 --> 00:05:00,767 《くう~! 俺も張り合いたいところだが…→ 66 00:05:00,767 --> 00:05:03,787 今回の出張に ノートパソコンは持ってきていない》 67 00:05:03,787 --> 00:05:05,789 《…となると→ 68 00:05:05,789 --> 00:05:07,791 ひとまず スケジュールチェックだ》 69 00:05:07,791 --> 00:05:11,778 《…と思ったが さっき 見たばっかりだな》 70 00:05:11,778 --> 00:05:13,797 《ん? ええっ!》 71 00:05:13,797 --> 00:05:15,765 《少年が勉強を始めている!》 72 00:05:15,765 --> 00:05:17,767 《しかも 英語! こっちは…》 73 00:05:21,805 --> 00:05:23,773 《2人に囲まれているせいで→ 74 00:05:23,773 --> 00:05:26,810 俺だけ 時間を有意義に使えていない→ 75 00:05:26,810 --> 00:05:28,778 ジャパニーズ のんびり サラリーマンに→ 76 00:05:28,778 --> 00:05:30,764 見えるじゃないか…》 77 00:05:30,764 --> 00:05:34,784 《こうなったら ちょっと早いが 昼メシにしてしまおう》 78 00:05:34,784 --> 00:05:38,839 《移動中に バリバリ仕事をするのも かっこいいが→ 79 00:05:38,839 --> 00:05:40,790 優雅に昼メシを楽しむのも→ 80 00:05:40,790 --> 00:05:45,795 余裕のあるダンディサラリーマンって 感じがして 素敵だろう》 81 00:05:46,746 --> 00:05:48,765 《さあ 中は…》 82 00:05:48,765 --> 00:06:01,044 《おほっ!》 83 00:05:53,753 --> 00:05:55,755 《中央に鎮座する→ 84 00:05:55,755 --> 00:06:01,561 いかにも味が染み込んだ鶏肉》 85 00:06:01,561 --> 00:06:03,563 《それを 両サイドから→ 86 00:06:03,563 --> 00:06:04,781 鶏そぼろ 卵そぼろが ガッチリ支える安定感》 87 00:06:04,781 --> 00:06:07,784 《主役の鶏めし以外も充実しているぞ》 88 00:06:07,784 --> 00:06:09,736 《季節を感じさせる煮物に→ 89 00:06:09,736 --> 00:06:11,738 香り高そうな漬物》 90 00:06:11,738 --> 00:06:14,741 《食べる前から ワクワクが止まらないぜ》 91 00:06:15,775 --> 00:06:17,761 《気になるかい?》 92 00:06:17,761 --> 00:06:30,924 《すまないが ひと足先に→ 93 00:06:23,767 --> 00:06:26,770 《まずは 卵そぼろとご飯を…》 94 00:06:27,771 --> 00:06:30,790 《ホホホホ…。 卵 甘~い》 95 00:06:30,790 --> 00:06:34,761 《でも ちゃんと 卵本来のうまみもある》 96 00:06:34,761 --> 00:06:38,748 《そして 下のご飯は 醤油ベースの炊き込みご飯》 97 00:06:38,748 --> 00:06:42,769 《卵の甘みと合う 合う 合う!》 98 00:06:42,769 --> 00:06:45,772 《初手から ここまで心つかまれるとは…》 99 00:06:49,759 --> 00:06:53,780 《続いては 陰の主役 鶏そぼろだ》 100 00:06:53,780 --> 00:06:55,765 《うう~ ちゅき!》 101 00:06:55,765 --> 00:06:58,735 《そして 懐かしい!》 102 00:06:58,735 --> 00:07:00,754 《子供の頃から ずっと好きだ》 103 00:07:00,754 --> 00:07:09,112 《ミンチしてある分 味がしっかり付いてて→ 104 00:07:06,743 --> 00:07:08,745 《さあ さあ さあ→ 105 00:07:08,745 --> 00:07:10,764 ついに メインの鶏肉だ》 106 00:07:10,764 --> 00:07:15,769 《好青年が言っていた 大山鶏の お手並み拝見といこうじゃないか》 107 00:07:16,753 --> 00:07:20,774 《むふふふ~ん。 うま~い》 108 00:07:20,774 --> 00:07:30,984 《これが ブランド鶏の実力か》 109 00:07:26,730 --> 00:07:30,734 そして この甘辛い味付けが なんとも言えない…》 110 00:07:34,771 --> 00:07:45,649 《そして→ 111 00:07:40,744 --> 00:07:42,762 《出張であることを忘れ→ 112 00:07:42,762 --> 00:07:47,751 少年時代の楽しい旅のワクワク感が よみがえってくる…》 113 00:07:47,751 --> 00:07:53,757 《これで 窓際の席だったら 車窓からの眺めも楽しいんだが…》 114 00:07:53,757 --> 00:07:56,776 《すごく真剣な顔で バリバリ仕事してる》 115 00:07:56,776 --> 00:08:01,798 《先に昼食を満喫しすぎて 申し訳ない気分だな》 116 00:08:01,798 --> 00:08:04,801 《おっ 彼も駅弁タイムか》 117 00:08:04,801 --> 00:08:08,805 《エリートサラリーマンが どんな弁当を食べるのか…》 118 00:08:08,805 --> 00:08:10,774 《えっ!? な… なんだ?》 119 00:08:10,774 --> 00:08:13,760 《コ… コケコッコー弁当だと!?》 120 00:08:13,760 --> 00:08:16,763 《食材の鳴き声が そのままタイトルに…》 121 00:08:16,763 --> 00:08:19,766 《異次元すぎて 中身が想像できない》 122 00:08:20,834 --> 00:08:24,788 《おっと… 少年も この流れにのって 駅弁タイムか》 123 00:08:24,788 --> 00:08:37,917 《君が用意してきたのは お母さんが作ってくれたお弁当とか…》 124 00:08:30,794 --> 00:08:33,780 《こ こ こ… これ 何? サンドイッチの一種?》 125 00:08:33,780 --> 00:08:36,800 《カスクート? そういう名前なの?》 126 00:08:36,800 --> 00:08:39,753 《いかにも フランス人が 街角のカフェで楽しむような→ 127 00:08:39,753 --> 00:08:41,738 オシャレな食べ物…》 128 00:08:41,738 --> 00:08:43,757 《ハッ! ちょっと待て…》 129 00:08:43,757 --> 00:08:46,810 《お前ら 食べるもん 逆だろー!》 130 00:08:46,810 --> 00:08:56,369 《おばあちゃんちに行く小学生のために→ 131 00:08:53,783 --> 00:08:55,769 忙しい エリートサラリーマンが→ 132 00:08:55,769 --> 00:08:58,738 移動中も 仕事ができるように 片手で 手を汚さず食べるのが→ 133 00:08:56,369 --> 00:08:56,870 母親が 車内も退屈しないように買ってあげるのが→ 134 00:08:58,738 --> 00:09:00,757 そっちのカスクート!》 135 00:09:00,757 --> 00:09:02,742 《しかも カスクート片手に→ 136 00:09:02,742 --> 00:09:04,728 学校のドリルに取り組んでいる!》 137 00:09:05,762 --> 00:09:08,748 《これが Z世代… いや それよりも若い→ 138 00:09:08,748 --> 00:09:11,785 α世代というやつなのか?》 139 00:09:11,785 --> 00:09:13,803 《でも 美味しそうに食べてるな…》 140 00:09:13,803 --> 00:09:16,790 《百歩譲って 少年が カスクートを食べるのは→ 141 00:09:16,790 --> 00:09:18,758 理解できなくもないが→ 142 00:09:18,758 --> 00:09:22,762 エリートは なぜ こんな かわいい弁当を選んだ?》 143 00:09:22,762 --> 00:09:25,799 《間違えて買っちまったのか?》 144 00:09:25,799 --> 00:09:29,803 《中身は チキンライスに から揚げにポテト…》 145 00:09:29,803 --> 00:09:31,788 《一つ一つは 美味しそうだが→ 146 00:09:31,788 --> 00:09:34,741 いかにも子供が好きそうなメニューだ》 147 00:09:34,741 --> 00:09:37,727 《ん? あれは…→ 148 00:09:37,727 --> 00:09:48,438 旗… だと!?》 149 00:09:41,765 --> 00:09:45,802 PCに向かい グローバルに イングリッシュを使いこなしていた→ 150 00:09:45,802 --> 00:09:47,804 エリートサラリーマンじゃないか!》 151 00:09:48,772 --> 00:09:50,774 《そんな 子供みたいなことをするわけ…》 152 00:09:50,774 --> 00:09:52,776 《立てたー!》 153 00:09:52,776 --> 00:09:54,778 《ほくそ笑んだー!》 154 00:09:54,778 --> 00:09:56,780 《ちょっと かわいい…》 155 00:09:58,765 --> 00:10:02,786 《さっきまでと打って変わって 子供みたいな顔…》 156 00:10:02,786 --> 00:10:06,756 《しかし 異様な空間だ。 通路側には→ 157 00:10:06,756 --> 00:10:22,856 オシャレカスクートを片手に 勉強する少年》 158 00:10:13,746 --> 00:10:20,086 《強い。 ギャップが強すぎる…》 159 00:10:18,735 --> 00:10:28,645 《この2人に囲まれていると→ 160 00:10:24,891 --> 00:10:26,776 《鶏めしと係長》 161 00:10:26,776 --> 00:10:28,778 《なんて ありふれた組み合わせ…》 162 00:10:28,645 --> 00:10:31,648 俺だけ すごい守りに入っている人間に 見えないか?》 163 00:10:29,779 --> 00:10:45,328 《俺も 何か ギャップを見せつけないと…》 164 00:10:34,801 --> 00:10:37,737 《食後に飲もうと思って買った ブラックコーヒーを→ 165 00:10:37,737 --> 00:10:39,739 今 開ける!》 166 00:10:42,792 --> 00:10:44,811 《どうだい? エリート》 167 00:10:44,811 --> 00:10:52,385 《鶏めしに ブラックコーヒー》 168 00:10:48,832 --> 00:10:50,834 ギャップがすぎると思わないか?》 169 00:10:51,784 --> 00:10:53,736 プハー…。 170 00:10:53,736 --> 00:10:55,755 《微妙に合わない》 171 00:10:55,755 --> 00:10:57,757 《ん?》 172 00:10:57,757 --> 00:10:59,776 《バ… バナナオレだと?》 173 00:10:59,776 --> 00:11:01,828 《…ん?》 174 00:11:01,828 --> 00:11:05,765 《お… お茶!? しかも 昔 新幹線で売っていたタイプ》 175 00:11:05,765 --> 00:11:08,785 《またもや ギャップがエグいぞ この2人!》 176 00:11:08,785 --> 00:11:10,787 (少年・男性)プハー。 177 00:11:10,787 --> 00:11:15,625 《シンクロした! なんて幸せそうな ため息…》 178 00:11:15,625 --> 00:11:16,826 《ハッ! そうか》 179 00:11:16,826 --> 00:11:19,779 《この2人は 自分の見た目とのギャップを考えず→ 180 00:11:19,779 --> 00:11:22,916 一番楽しめるメニューを選んでいる》 181 00:11:22,916 --> 00:11:27,804 《なのに 俺は 周囲の視線を気にしてばかり》 182 00:11:27,804 --> 00:11:31,774 《エリートよ 少年よ ありがとう》 183 00:11:31,774 --> 00:11:36,779 《俺も 今から 鶏めしを 心から楽しむよ!》 184 00:11:38,815 --> 00:11:44,787 《ああ~ うまかった…》 185 00:11:43,803 --> 00:11:45,788 いい昼メシだった》 186 00:11:53,780 --> 00:11:57,784 《うっ うう… 席 変わりたい…》 187 00:12:05,792 --> 00:12:07,760 (野原ひろし)《大阪出張 2日目》 188 00:12:07,760 --> 00:12:10,780 《時刻は 11時45分》 189 00:12:10,780 --> 00:12:12,782 《午前中に 打ち合わせを1つ こなし→ 190 00:12:12,782 --> 00:12:15,785 俺は ある場所にやって来ていた》 191 00:12:16,786 --> 00:12:28,615 《そろそろ 見えるはずなんだけどなあ》 192 00:12:22,809 --> 00:12:24,794 《おっ! 現れたぞ!》 193 00:12:24,794 --> 00:12:28,798 《これを見ると 大阪に来たって実感するよなあ》 194 00:12:28,615 --> 00:12:30,617 《ビルに隠れてるのか?》 195 00:12:28,798 --> 00:12:32,802 《出張とはいえ せっかく 大阪に来たんだから→ 196 00:12:32,802 --> 00:12:37,790 ちょっとくらい 観光気分を味わっても 怒られないだろう》 197 00:12:39,826 --> 00:12:41,811 《昨日の夜は 接待で→ 198 00:12:41,811 --> 00:12:43,830 普通の居酒屋だったから→ 199 00:12:43,830 --> 00:12:45,815 今日の昼は→ 200 00:12:45,815 --> 00:12:48,818 この新世界で 大阪らしいものを食うんだ!》 201 00:12:51,821 --> 00:12:54,791 《色はどぎついし 文字がでかい!》 202 00:12:54,791 --> 00:12:57,794 《人もいっぱいで にぎやかだし→ 203 00:12:57,794 --> 00:12:59,829 外国人観光客もいたりして→ 204 00:12:59,829 --> 00:13:01,798 まるで…→ 205 00:13:01,798 --> 00:13:05,802 テーマパークに来たみたいだぜ。 テンション上がるなあ~》 206 00:13:07,854 --> 00:13:09,822 (においを嗅ぐ音) 207 00:13:09,822 --> 00:13:11,808 《このソースのにおいは…》 208 00:13:12,809 --> 00:13:15,845 《たこ焼き! うまそう!》 209 00:13:15,845 --> 00:13:18,798 《大阪 来たら やっぱり 粉もんだよなあ》 210 00:13:18,798 --> 00:13:45,008 《ああっ 危ない 危ない…。 今日の目当ては これじゃないんだ》 211 00:13:23,786 --> 00:13:27,840 《おお~ この甘辛いタレが焦げる においは…→ 212 00:13:27,840 --> 00:13:30,843 ホルモン焼き! 刺激的!》 213 00:13:30,843 --> 00:13:34,781 《店構えも 大阪って感じで そそるなあ…》 214 00:13:34,781 --> 00:13:38,818 《ホルモンといえば 大阪が発祥の地ともいわれてるしな…》 215 00:13:38,818 --> 00:13:52,115 《ああ~! 違う 違う 違う》 216 00:13:43,806 --> 00:13:45,808 《俺は 新世界で…》 217 00:13:51,764 --> 00:13:53,783 《どうやって決めればいい?》 218 00:13:53,783 --> 00:13:57,787 《考えろ。 ひろし 集中しろ…》 219 00:13:58,821 --> 00:14:03,242 《ダメだ! 空腹とにおいの誘惑に勝てん!》 220 00:14:03,242 --> 00:14:03,793 《もういい!》 221 00:14:03,793 --> 00:14:05,812 《一番近い所に入っちゃおう!》 222 00:14:05,812 --> 00:14:07,764 《けど 待てよ…》 223 00:14:07,764 --> 00:14:10,817 《串かつ屋って 飲むとこだよな》 224 00:14:10,817 --> 00:14:13,820 《昼に入るのは 違うか?》 225 00:14:14,771 --> 00:14:18,775 《おっ! なんだ ランチやってんじゃねえか》 226 00:14:18,775 --> 00:14:20,777 《しかも 串かつ7本に→ 227 00:14:20,777 --> 00:14:22,762 いろいろ付いて 1000円 切ってる!》 228 00:14:22,762 --> 00:14:26,766 《よーし 串カツ定食に決定だ!》 229 00:14:27,784 --> 00:14:29,786 (店員)いらっしゃーい! (店員)いらっしゃーい! 230 00:14:29,786 --> 00:14:31,804 《おおっ 威勢がいいぞ》 231 00:14:31,804 --> 00:14:34,791 (店員)1名様ですか? カウンター席へ どうぞ。 232 00:14:36,776 --> 00:14:39,812 《メニューの種類も豊富だな…》 233 00:14:39,812 --> 00:14:41,764 (店員)お決まりですか? 234 00:14:41,764 --> 00:14:44,784 じゃあ ランチの串カツ7定食で。 235 00:14:44,784 --> 00:14:46,919 あいよ。 串カツ7! 236 00:14:46,919 --> 00:14:48,788 (店員)串カツ7! (店員)串カツ7 入りました。 237 00:14:48,788 --> 00:14:51,774 あっ… この7種類って 選べるんですか? 238 00:14:51,774 --> 00:14:55,812 基本的には お任せになりますけど 何か希望あれば…。 239 00:14:55,812 --> 00:14:57,764 《希望も通るんだ》 240 00:14:57,764 --> 00:15:01,768 《ただ 種類多くて 決められないぞ…。 ん?》 241 00:15:01,768 --> 00:15:03,770 紅ショウガ? 242 00:15:03,770 --> 00:15:06,806 ピリッと辛みが利いてて うまいっすよ。 243 00:15:06,806 --> 00:15:14,380 じゃあ それで。 はい かしこまりました。 244 00:15:13,830 --> 00:15:17,834 《これぞ 出張先で食べる昼飯ならでは…》 245 00:15:18,751 --> 00:15:21,737 《この店内の年季が入った感じもいいねえ》 246 00:15:22,805 --> 00:15:25,808 はい こちら ソースとキャベツです。 247 00:15:25,808 --> 00:15:28,845 ソースは 二度づけ禁止になってます。 248 00:15:28,845 --> 00:15:31,764 キャベツは 手で食べてください。 はーい。 249 00:15:31,764 --> 00:15:36,786 《これこれ~! 大阪の串かつといえば これだよな》 250 00:15:36,786 --> 00:15:39,789 《ソースは 他の客とも共有するため→ 251 00:15:39,789 --> 00:15:42,809 衛生面を考えて 二度づけ禁止》 252 00:15:42,809 --> 00:15:46,813 《キャベツは ソースをつけ足したい時に使えるし→ 253 00:15:46,813 --> 00:15:49,816 もちろん そのまま食べて 口直しにもいい》 254 00:15:49,816 --> 00:15:53,803 《厳しいようでいて 理にかなった 素敵なシステムだ》 255 00:15:53,803 --> 00:15:58,141 《キャベツを ひと足先に頂きたいところだが→ 256 00:15:58,141 --> 00:15:59,826 我慢 我慢…》 257 00:15:59,826 --> 00:16:03,830 《ひと口目の感動は 串かつに取っておくべし!》 258 00:16:03,830 --> 00:16:06,816 《くう~! 早く食べたい~!》 259 00:16:06,816 --> 00:16:09,785 (揚げる音) ハッ! 260 00:16:09,785 --> 00:16:12,772 《音でさえ そそるぜ!》 261 00:16:13,806 --> 00:16:16,809 (店員)お待たせしました。 串カツ7定食です。 262 00:16:17,793 --> 00:16:19,795 《きたー!》 263 00:16:23,783 --> 00:16:26,786 《揚げたての串かつの神々しさよ》 264 00:16:26,786 --> 00:16:30,823 《パッと見 中に何が入っているか わからないのもあるが→ 265 00:16:30,823 --> 00:16:32,808 それもまた ミステリアスで→ 266 00:16:32,808 --> 00:16:34,827 ロマンチックが止まらないぜ!》 267 00:16:34,827 --> 00:16:37,797 《そんな串かつ7本槍に加え→ 268 00:16:37,797 --> 00:16:40,766 つややかなご飯 わかめの味噌汁→ 269 00:16:40,766 --> 00:16:42,802 漬物に ひじき…》 270 00:16:42,802 --> 00:16:45,805 《脇役たちにも 見せ場がありそうだ》 271 00:16:46,789 --> 00:16:49,809 《そうそう 忘れちゃいけない》 272 00:16:49,809 --> 00:16:52,828 《すでに キャベツという伏兵もいる》 273 00:16:52,828 --> 00:16:54,780 《うーん…》 274 00:16:54,780 --> 00:16:56,799 《大阪 かつの陣!》 275 00:16:56,799 --> 00:16:58,801 《熱い戦いになりそうだ》 276 00:16:59,785 --> 00:17:03,773 《さーてさて 何から平らげてやろうか?》 277 00:17:03,773 --> 00:17:05,791 《うずらに レンコン→ 278 00:17:05,791 --> 00:17:08,794 こいつは 玉ねぎかな?》 279 00:17:08,794 --> 00:17:11,781 《紅ショウガの赤さは 衣でも隠せていない》 280 00:17:11,781 --> 00:17:15,835 《よし! まずは 正体のわからない こいつから…》 281 00:17:15,835 --> 00:17:19,805 《浸して… 回して… 上げる》 282 00:17:19,805 --> 00:17:21,807 《このソースの染み具合!》 283 00:17:21,807 --> 00:17:24,777 《やりすぎってくらいが ちょうどいいんだ》 284 00:17:24,777 --> 00:17:26,779 《さあ こいつは なんだ?》 285 00:17:26,779 --> 00:17:28,764 《うーん…。 ん!?》 286 00:17:28,764 --> 00:17:31,751 《牛~! うめえ~!》 287 00:17:31,751 --> 00:17:35,771 《サクサクの衣に 濃いソースが ぴったりと合ってる~!》 288 00:17:35,771 --> 00:17:38,758 《もうひと口で 残り全部》 289 00:17:38,758 --> 00:17:40,826 《そして すかさず ご飯》 290 00:17:40,826 --> 00:17:42,778 《ぬふ~! めっちゃめちゃ合う!》 291 00:17:42,778 --> 00:17:44,780 《さらに 味噌汁》 292 00:17:45,781 --> 00:17:47,783 ああ~…。 293 00:17:49,835 --> 00:18:00,680 《さあ お次は レンコンだ…》 294 00:17:54,790 --> 00:17:58,794 《衣のサクッのあとに レンコンのサクッの追い打ち!》 295 00:17:58,794 --> 00:18:00,780 《口の中が心地いい~》 296 00:18:00,780 --> 00:18:02,798 《からの… ご飯!》 297 00:18:02,798 --> 00:18:04,767 《そして 味噌汁!》 298 00:18:04,767 --> 00:18:13,576 《無限にループできそうだぜ!》 299 00:18:09,772 --> 00:18:11,774 《白身がプチンとはじけて→ 300 00:18:11,774 --> 00:18:14,777 中の黄身が 口の中に飛び出す感じ…》 301 00:18:13,576 --> 00:18:15,578 《今度は うずらだ》 302 00:18:14,777 --> 00:18:16,829 《これまた うめえ~!》 303 00:18:16,829 --> 00:18:19,799 《いや~ 串かつ楽しい!》 304 00:18:19,799 --> 00:18:21,767 《串 一本一本が それぞれのバリエーションで→ 305 00:18:21,767 --> 00:18:25,805 口を喜ばせてくれるんだもんな~》 306 00:18:25,805 --> 00:18:28,858 《しかし こうなってくると…》 307 00:18:28,858 --> 00:18:31,777 (店員)生 お待たせしました。 (男性)きた! 308 00:18:31,777 --> 00:18:33,796 《生…》 309 00:18:33,796 --> 00:18:35,731 (男性)ジョッキ凍ってる! 最高! 310 00:18:35,731 --> 00:18:37,850 《ビール…》 311 00:18:37,850 --> 00:18:39,852 (男性たち)お疲れー! 312 00:18:43,806 --> 00:18:46,826 プハー! 昼間っからのビール 最高やな。 313 00:18:46,826 --> 00:18:50,830 串かつにビール この組み合わせ 最強やで。 314 00:18:50,830 --> 00:18:53,783 《うううう… うらやましーい!》 315 00:18:53,783 --> 00:18:56,819 《俺だって 本当なら飲みたい!》 316 00:18:56,819 --> 00:19:10,883 《だが 午後に もう一件 打ち合わせがある》 317 00:19:02,808 --> 00:19:04,777 《ああ~ もどかしい…》 318 00:19:04,777 --> 00:19:06,796 《しかも 残った串かつは→ 319 00:19:06,796 --> 00:19:10,800 どれを取っても ビールとの相性は抜群》 320 00:19:10,800 --> 00:19:12,818 《こ… こうなったら→ 321 00:19:12,818 --> 00:19:18,040 の… 飲んじゃうか?》 322 00:19:18,040 --> 00:19:18,791 《一杯くらいなら 顔が少し赤くなる程度で→ 323 00:19:18,791 --> 00:19:20,793 なんとか ごまかせるんじゃ…》 324 00:19:21,827 --> 00:19:23,779 本日は よろしくお願いします。 325 00:19:23,779 --> 00:19:27,867 (鈴本課長)あれっ…。 野原さん ちょっと 顔赤くないですか? 326 00:19:27,867 --> 00:19:40,863 あっ これ 昼に 紅ショウガの串かつ食べたので→ 327 00:19:33,839 --> 00:19:36,809 《苦しい! 赤さのジャンルが全然違う!》 328 00:19:36,809 --> 00:19:40,896 《顔が赤くなるほど飲むのはダメだ~! …ん?》 329 00:19:40,896 --> 00:19:42,782 《小ジョッキ!?》 330 00:19:42,782 --> 00:19:45,818 《…くらいなら いけるんじゃないか?》 331 00:19:45,818 --> 00:19:48,838 本日は よろしくお願いしまーす。 332 00:19:48,838 --> 00:19:51,807 あれ? 何か お酒のにおい しませんか? 333 00:19:51,807 --> 00:19:54,810 ああ~…。 実は 串かつ屋さんに寄って→ 334 00:19:54,810 --> 00:19:56,812 隣のお客さんが ビール飲んでたんで→ 335 00:19:56,812 --> 00:19:58,781 においが移ったのかもしれません。 336 00:19:58,781 --> 00:20:10,142 《苦しい! 怪しまれる!》 337 00:20:03,786 --> 00:20:05,805 ベロベロになるまで飲んで…》 338 00:20:05,805 --> 00:20:08,824 うう~…。 (しゃっくり) 339 00:20:08,824 --> 00:20:12,828 ああ~ 本日は お日柄も良く…。 340 00:20:13,829 --> 00:20:15,815 《おしまいだー! クビだ!》 341 00:20:15,815 --> 00:20:23,756 《やはり ビールは諦めるしか…》 342 00:20:23,756 --> 00:20:25,758 《こ… これだ!》 343 00:20:23,773 --> 00:20:25,775 ノンアルコールビールになります。 344 00:20:25,775 --> 00:20:27,760 《きた きた》 345 00:20:27,760 --> 00:20:31,764 《フフフ…。 見た目は 完全にビール…》 346 00:20:31,764 --> 00:20:34,767 《さあ いくぞ 紅ショウガ》 347 00:20:36,786 --> 00:20:39,805 《おお! 味わったことのない感覚!》 348 00:20:39,805 --> 00:20:42,792 《口の中に新しい世界が広がる!》 349 00:20:42,792 --> 00:20:54,470 《衣の向こう側に 紅ショウガの辛みを感じた瞬間→ 350 00:20:54,470 --> 00:20:58,474 ノンアルコールビールを流し込む》 351 00:20:55,788 --> 00:20:57,773 《お次は 玉ねぎ》 352 00:20:57,773 --> 00:21:07,233 《紅ショウガの辛みのあとに 玉ねぎの甘みが心地いい!》 353 00:21:06,765 --> 00:21:08,767 《そして ウィンナー》 354 00:21:08,767 --> 00:21:10,786 《コシュッという歯応え》 355 00:21:10,786 --> 00:21:13,789 《こいつは ノンアルコールビールが 当然 合う!》 356 00:21:13,789 --> 00:21:16,792 《さあ とどめの豚肉》 357 00:21:17,793 --> 00:21:31,207 《んんっ…》 358 00:21:21,931 --> 00:21:24,767 《そして ノンアルコールビールとは…→ 359 00:21:24,767 --> 00:21:26,752 超合う~!》 360 00:21:26,752 --> 00:21:30,756 《生まれてきてくれて ありがとう! ノンアルコールビール!》 361 00:21:31,807 --> 00:21:33,793 《ああ~ うまかった》 362 00:21:33,793 --> 00:21:36,795 《串かつ食べて 元気もりもりだ》 363 00:21:36,795 --> 00:21:39,799 《これで 午後の打ち合わせも頑張れるぜ》 364 00:21:40,800 --> 00:21:44,803 双葉商事の野原ひろしと申します。 365 00:21:44,803 --> 00:21:46,789 浪速プランニングの鈴本です。 366 00:21:46,789 --> 00:21:54,797 本日は よろしくお願いしま…。 ん? 367 00:21:51,827 --> 00:21:55,764 ああっ… 酒くさいです? すんまへん。 368 00:21:55,764 --> 00:21:58,767 さっきまで 海外のお客さんをアテンドしてまして→ 369 00:21:58,767 --> 00:22:00,803 一杯 付き合わされたんです。 370 00:22:00,803 --> 00:22:02,771 大丈夫なんですか? (鈴本)ああ もちろん。 371 00:22:02,771 --> 00:22:04,790 うちの会社 寛容ですし→ 372 00:22:04,790 --> 00:22:07,793 打ち合わせには 影響させまへん。 373 00:22:07,793 --> 00:22:09,829 でも 申し訳ないな。 374 00:22:09,829 --> 00:22:15,885 野原さんにも 一杯 飲んでもらいたいぐらいですわ。 375 00:22:14,767 --> 00:22:16,769 《こんなことなら 飲めばよかった!》 376 00:22:18,771 --> 00:22:20,789 ごちそうさまでした。 377 00:22:20,789 --> 00:22:27,079 ♬~