1 00:00:36,904 --> 00:00:40,908 《俺の名前は 野原ひろし。 サラリーマンだ》 2 00:00:40,908 --> 00:00:44,912 《この日 俺は 新大久保にて 午前の商談を終えた》 3 00:00:44,912 --> 00:00:48,882 《…となると やっぱり 昼メシは韓国料理だよな》 4 00:00:49,917 --> 00:00:53,921 《そう ここ新大久保は 日本有数のコリアンタウン》 5 00:00:53,921 --> 00:00:57,925 《駅周辺には 韓国料理店やコスメショップ→ 6 00:00:57,925 --> 00:01:01,895 K-POPアイドルのグッズショップなどが 立ち並んでいる》 7 00:01:01,895 --> 00:01:04,898 《休日は 歩道を歩けないくらいの にぎわいだが→ 8 00:01:04,898 --> 00:01:08,936 平日の今日は そこまででもないようだな》 9 00:01:08,936 --> 00:01:11,939 《おっ いい感じの店 発見》 10 00:01:11,939 --> 00:01:13,907 《よし ここにするか》 11 00:01:14,942 --> 00:01:18,946 (萌美)わあ~! 推しのグッズ いっぱい買えて 大満足! 12 00:01:18,946 --> 00:01:21,949 (四杉 遥)新大久保って ホント 独特な街だよね。 13 00:01:21,949 --> 00:01:24,952 (さやか)ねえ。 いつもとは違う非日常感を…。 14 00:01:24,952 --> 00:01:27,921 (サラリーマン)うちの会社も 最近 ちょっと停滞気味だよな。 15 00:01:27,921 --> 00:01:31,925 ああ。 若い風が もっと吹いてほしいところなんだが…。 16 00:01:32,926 --> 00:01:37,931 今の人たち 遠回しに 私たちのこと スカウトしてたよね? 17 00:01:37,931 --> 00:01:39,933 (2人)えっ…? 18 00:01:39,933 --> 00:01:44,938 でも なんの会社なのかも わからないのに そう言われても 判断できないし…。 19 00:01:44,938 --> 00:01:47,941 私 やっぱり 詳しい話 聞いてくる! 20 00:01:47,941 --> 00:01:49,943 (さやか)ああ~ ストップ! 21 00:01:49,943 --> 00:01:53,947 私 おなかすいちゃったな~。 (萌美)そろそろ お昼にしない? 22 00:01:53,947 --> 00:01:56,917 ああ… うん! そうだね。 23 00:01:56,917 --> 00:01:59,920 (さやか)じゃあ あのお店にする? 24 00:01:59,920 --> 00:02:09,930 ♬~ 25 00:03:40,087 --> 00:03:44,091 《さ~て 何にするかな?》 26 00:03:44,091 --> 00:03:47,060 《定番のビビンパやスンドゥブは 食べたことがあるから→ 27 00:03:47,060 --> 00:03:51,064 何か新しい料理に 挑戦してみたいところだが…》 28 00:03:51,064 --> 00:03:54,067 (遥)あと ONZOUのソジュンも かっこいいよね。 29 00:03:54,067 --> 00:03:57,070 うん イケメンだよね! スタイルもいいし! 30 00:03:57,070 --> 00:04:00,073 《随分 にぎやかな子たちが隣に来たな》 31 00:04:00,073 --> 00:04:03,076 《見たところ K-POPファンか?》 32 00:04:03,076 --> 00:04:06,079 いらっしゃいませ。 注文いいですか? 33 00:04:06,079 --> 00:04:09,082 私は ビビンパを。 私は スンドゥブで。 34 00:04:09,082 --> 00:04:11,084 じゃあ 私は…。 35 00:04:11,084 --> 00:04:14,087 えっと… どうしよう…。 (萌美)ラッポッキは? 36 00:04:14,087 --> 00:04:17,090 前に 遥 食べたいって言ってたもんね。 37 00:04:17,090 --> 00:04:20,093 あっ いいね。 じゃあ ラッポッキください。 38 00:04:20,093 --> 00:04:22,095 (店員)かしこまりました。 39 00:04:22,095 --> 00:04:24,097 《ラッポッキか。 初めて聞いたな》 40 00:04:24,097 --> 00:04:28,101 《トッポッキが餅の料理ってのは 知ってるが…》 41 00:04:28,101 --> 00:04:30,070 《よし 俺も それにしてみるか》 42 00:04:31,104 --> 00:04:33,106 すいません。 はい。 43 00:04:33,106 --> 00:04:35,108 僕も ラッポッキをお願いします。 44 00:04:35,108 --> 00:04:39,079 《「僕も」? 私に合わせて 注文したってこと?》 45 00:04:39,079 --> 00:04:41,114 《…って ええーっ!?》 46 00:04:41,114 --> 00:04:46,119 《あの人… 私が どこでバイトしてても 見つけ出して 会いに来るお客様!》 47 00:04:47,087 --> 00:04:51,124 《ついに バイト先だけじゃなく プライベートにまで現れるなんて…》 48 00:04:51,124 --> 00:04:54,094 《っていうか なんで 私の居場所がわかったの!?》 49 00:04:54,094 --> 00:04:56,096 《怖すぎ~!》 50 00:04:56,096 --> 00:04:58,098 遥 どうしたの? えっ? 51 00:04:58,098 --> 00:05:00,066 う… ううん なんでもない。 52 00:05:02,102 --> 00:05:04,104 《あっ そうだ》 53 00:05:04,104 --> 00:05:06,106 すみません。 はい。 54 00:05:06,106 --> 00:05:09,075 この辺に 柄の長いスプーンを売ってる店って あります? 55 00:05:09,075 --> 00:05:12,078 柄の長いスプーン… ですか? 56 00:05:12,078 --> 00:05:15,081 妻と韓国ドラマを見てたら 出てきて→ 57 00:05:15,081 --> 00:05:18,084 便利そうだから欲しいって言ってたのを 思い出して。 58 00:05:18,084 --> 00:05:20,086 ああ スッカラのことですね。 59 00:05:20,086 --> 00:05:24,090 駅に向かって 3軒先のスーパーに 売ってますよ。 60 00:05:24,090 --> 00:05:26,092 そうですか。 ありがとうございます。 61 00:05:26,092 --> 00:05:31,097 素敵ですね。 そんなふうに思い出して 奥様にプレゼントだなんて。 62 00:05:31,097 --> 00:05:33,099 いやあ そんな…。 63 00:05:33,099 --> 00:05:35,101 (遥)《すごく楽しそうに しゃべってる》 64 00:05:35,101 --> 00:05:38,104 《なんだ… 私と会ったのは偶然で→ 65 00:05:38,104 --> 00:05:41,107 あの店員さん目当てで 来てたってこと?》 66 00:05:41,107 --> 00:05:44,077 《いや… 「もやっ」じゃないわよ 遥!》 67 00:05:44,077 --> 00:05:47,113 《そこは ホッとするところでしょ。 バカ バカ!》 68 00:05:47,113 --> 00:05:49,082 遥? 69 00:05:49,082 --> 00:05:51,084 《よし》 70 00:05:51,084 --> 00:05:54,087 《あとは 料理が来るのを待つだけだな》 71 00:05:54,087 --> 00:05:57,123 (店員)お待たせしました。 ラッポッキです。 72 00:05:57,123 --> 00:05:59,092 おお~! 73 00:05:59,092 --> 00:06:01,061 《これがラッポッキか!》 74 00:06:01,061 --> 00:06:04,064 《餅入りのラーメンのようなものを 想像していたが→ 75 00:06:04,064 --> 00:06:06,099 意外とスープがないんだな》 76 00:06:06,099 --> 00:06:10,070 《餅を始め いろんな具材が ぎっしりと入っていて→ 77 00:06:10,070 --> 00:06:12,072 ボリューム満点だ!》 78 00:06:12,072 --> 00:06:17,077 《そして なんといっても このマグマのような インパクトのある色合い!》 79 00:06:17,077 --> 00:06:21,081 《果たして これは辛いのか? 意外と甘かったりするのか?》 80 00:06:21,081 --> 00:06:24,050 《どちらにせよ 食欲をそそるぜ!》 81 00:06:26,086 --> 00:06:30,090 《しかし これ… どうやって食べるのが正解なんだ?》 82 00:06:30,090 --> 00:06:32,058 《普通に箸でいいのかな?》 83 00:06:32,058 --> 00:06:34,060 《隣の子は…》 84 00:06:34,060 --> 00:06:37,063 《ああ… ダメだ。 この角度じゃ よく見えない》 85 00:06:37,063 --> 00:06:42,068 《さすがに 立ち上がって のぞいたら 変に思われるだろうしな…》 86 00:06:42,068 --> 00:06:44,104 《そうだ!》 87 00:06:44,104 --> 00:06:46,072 《向かいに置いたスーツから 手帳を取り出して→ 88 00:06:46,072 --> 00:06:48,074 戻り際に のぞく作戦!》 89 00:06:48,074 --> 00:06:50,076 (ひろしが立ち上がる音) 90 00:06:50,076 --> 00:06:52,078 (遥)《えっ? 立ち上がった?》 91 00:06:52,078 --> 00:06:54,047 《まさか 話しかけてくる気?》 92 00:06:55,081 --> 00:06:57,083 (遥)《なんだ 手帳出しただけか》 93 00:06:57,083 --> 00:06:59,052 《気にせず食べよっと》 94 00:07:02,088 --> 00:07:04,090 《…って えっ!?》 95 00:07:04,090 --> 00:07:07,093 《うん やっぱり 箸でいいんだな》 96 00:07:07,093 --> 00:07:10,096 《今 私のこと ガン見してたよね…?》 97 00:07:10,096 --> 00:07:12,098 《…って ええーっ!?》 98 00:07:12,098 --> 00:07:15,068 《何か書き込んでるーっ!》 99 00:07:15,068 --> 00:07:18,071 《えっ… 何? 私の観察日記!?》 100 00:07:18,071 --> 00:07:21,107 《手帳出したおかげで思い出したよ》 101 00:07:21,107 --> 00:07:24,077 《部長に報告しなきゃいけない案件を メモして… と》 102 00:07:24,077 --> 00:07:27,080 そういえばさ 知ってる? 何が? 103 00:07:27,080 --> 00:07:32,085 新大久保で 次世代のアイドルを スカウトしてるって噂。 104 00:07:32,085 --> 00:07:35,088 うちらもスカウトされたりして。 まさか。 105 00:07:36,089 --> 00:07:39,092 《もしかして この人が…?》 106 00:07:39,092 --> 00:07:42,095 《いや でも… さすがに それはないか》 107 00:07:42,095 --> 00:07:44,097 《私がアイドルだなんて…》 108 00:07:44,097 --> 00:07:46,099 《よし オッケー》 109 00:07:46,099 --> 00:07:48,101 《では 頂くとするか》 110 00:07:48,101 --> 00:07:50,136 《まずは 麺から…》 111 00:07:50,136 --> 00:07:53,139 《ドロッとしたタレが よく絡むぜ》 112 00:07:54,107 --> 00:07:56,076 《おっ このタレ 甘くて美味しい!》 113 00:07:56,076 --> 00:07:59,079 《麺は インスタントの乾麺のようだな》 114 00:07:59,079 --> 00:08:02,082 《いいねえ このB級感!》 115 00:08:02,082 --> 00:08:04,084 《ん…? んん?》 116 00:08:04,084 --> 00:08:07,087 《か… 辛ぁーーーい!》 117 00:08:07,087 --> 00:08:09,122 《辛さが遅れてやってきた!》 118 00:08:09,122 --> 00:08:11,091 《相当辛いな これは…》 119 00:08:12,092 --> 00:08:15,095 《そうだ。 みさえに 写真 送ってやろう》 120 00:08:16,096 --> 00:08:18,098 (カメラのシャッター音) 《ん?》 121 00:08:18,098 --> 00:08:22,102 《えっ ちょっと… 私を撮ってる!?》 (カメラのシャッター音) 122 00:08:22,102 --> 00:08:24,104 《よ~し オッケー》 123 00:08:24,104 --> 00:08:26,106 《麺の次は 餅だ》 124 00:08:28,108 --> 00:08:31,077 《おっ 歯応えがあって もっちりしてるぞ》 125 00:08:31,077 --> 00:08:33,079 《そして ほんのり甘い》 126 00:08:34,114 --> 00:08:38,084 《この やわらかくて 薄い具材は 一体 なんだ?》 127 00:08:39,085 --> 00:08:42,088 《おお~ かまぼこみたいだな》 128 00:08:42,088 --> 00:08:45,091 《魚肉の練り物か? いいアクセントだな》 129 00:08:45,091 --> 00:08:48,128 《確か ゆで卵も入ってたよな》 130 00:08:48,128 --> 00:08:50,096 《一体 どこいった?》 131 00:08:51,097 --> 00:08:54,100 《さすがに さっきのは見過ごせないわ》 132 00:08:54,100 --> 00:08:57,103 《私の写真 消してくださいって 言いに行こう》 133 00:08:57,103 --> 00:08:59,105 えっ ちょっと… 遥? 134 00:08:59,105 --> 00:09:01,107 《おっ あった あった》 135 00:09:01,107 --> 00:09:03,076 やっと見つけたよ 卵を。 136 00:09:03,076 --> 00:09:05,078 《た… たまご!?》 137 00:09:05,078 --> 00:09:08,081 《私 アイドルの金の卵ってこと!?》 138 00:09:09,082 --> 00:09:12,085 《やっぱり この人 スカウトマンだったんだ!》 139 00:09:12,085 --> 00:09:16,089 《気持ちは嬉しいけど… やっぱり 私にアイドルなんて無理!》 140 00:09:16,089 --> 00:09:18,091 《ちゃんと意思表示しないと…!》 141 00:09:18,091 --> 00:09:21,061 遥? わ… 私さ→ 142 00:09:21,061 --> 00:09:25,098 将来は 絶対 安定した仕事に就きたいんだよねえ~! 143 00:09:25,098 --> 00:09:28,101 急に なんの話? 144 00:09:28,101 --> 00:09:30,069 《う~ん…》 145 00:09:30,069 --> 00:09:33,072 《熱々なのと 辛さで 汗が止まらない》 146 00:09:33,072 --> 00:09:35,074 《けど それがいい!》 147 00:09:35,074 --> 00:09:38,077 《クセになって 次々と口に入れたくなる!》 148 00:09:38,077 --> 00:09:40,080 《ふう~!》 149 00:09:40,080 --> 00:09:42,082 《ああ~ うまかった!》 150 00:09:42,082 --> 00:09:46,086 《隣の彼女 辛すぎて 残しちゃったりしてるんじゃないか?》 151 00:09:46,086 --> 00:09:48,087 《おいおい 嘘だろ!?》 152 00:09:48,087 --> 00:09:52,058 《汗一つかかず 完食してるぞ…!》 153 00:09:52,058 --> 00:09:57,063 うまくいくかどうか わからない世界に 飛び込む勇気はないな~! 154 00:09:58,097 --> 00:10:02,068 《よ~し ここまで はっきり言えば あの人も諦めて…》 155 00:10:02,068 --> 00:10:04,070 《はっ…!》 156 00:10:04,070 --> 00:10:08,074 《何? その表情と 滝のように流れる汗は…》 157 00:10:08,074 --> 00:10:11,077 《「もったいなさすぎるぞ 遥!」 そう言いたいの…?》 158 00:10:12,078 --> 00:10:14,080 う~ん… うん! 159 00:10:14,080 --> 00:10:16,082 その衣装 よく似合ってるぞ。 160 00:10:16,082 --> 00:10:18,084 (遥)あの… マネジャー。 ん? 161 00:10:18,084 --> 00:10:20,086 どうして 私なんですか? 162 00:10:20,086 --> 00:10:22,088 もっとかわいい子なんて いくらでも…。 163 00:10:22,088 --> 00:10:24,090 遥。 164 00:10:24,090 --> 00:10:28,061 俺には見えるんだ。 お前の中に眠るスターの素質が。 165 00:10:28,061 --> 00:10:30,063 信じて ついてきてくれ! 166 00:10:31,064 --> 00:10:35,068 《どうしよう…。 信じたい気持ちが 私の中に生まれてきてる》 167 00:10:35,068 --> 00:10:37,070 《でも…》 168 00:10:37,070 --> 00:10:40,073 《ふう…。 まだ口の中に辛さが残ってる》 169 00:10:40,073 --> 00:10:43,076 《口直しにデザートでも頼もうかな》 170 00:10:43,076 --> 00:10:45,111 《これ うまそうだな》 171 00:10:45,111 --> 00:10:47,113 《ちょっと お高いけど…》 172 00:10:47,113 --> 00:10:49,082 《思い切って頼むか》 173 00:10:49,082 --> 00:10:51,084 すいません。 はい。 174 00:10:51,084 --> 00:10:53,086 この バラエティのやつを。 175 00:10:53,086 --> 00:10:55,088 《バラエティ!?》 176 00:10:55,088 --> 00:10:57,123 《そうか… 私を アイドルとして→ 177 00:10:57,123 --> 00:10:59,092 バラエティ番組から売っていこう って作戦ね!》 178 00:11:00,093 --> 00:11:02,095 お… おい 遥! 179 00:11:02,095 --> 00:11:05,098 本当に飛ぶのか? (遥)はい。 180 00:11:05,098 --> 00:11:08,101 私だって マネジャーに頼りっきりじゃいられない。 181 00:11:08,101 --> 00:11:10,103 2人で 夢 つかみましょう。 182 00:11:10,103 --> 00:11:12,105 遥! 183 00:11:12,105 --> 00:11:14,107 (遥)3 2 1…→ 184 00:11:14,107 --> 00:11:16,075 バンジー!! 185 00:11:16,075 --> 00:11:20,079 (遥)《この時のガッツが認められ 私は いろんな場所に呼ばれて…》 186 00:11:20,079 --> 00:11:23,116 そしたら 私 二度寝しちゃって~。 (一同の笑い声) 187 00:11:23,116 --> 00:11:25,118 《トーク番組…》 188 00:11:25,118 --> 00:11:27,086 (遥)アーッハッハッハッ…! 189 00:11:27,086 --> 00:11:29,088 そうよ 私がやったのよ! 190 00:11:29,088 --> 00:11:31,124 《連続ドラマ…》 191 00:11:31,124 --> 00:11:33,092 《そして…》 192 00:11:33,092 --> 00:11:35,094 満席だ…。 193 00:11:35,094 --> 00:11:37,096 緊張してきちゃった…。 194 00:11:37,096 --> 00:11:40,099 今日まで やってきたことを 信じればいい。 195 00:11:40,099 --> 00:11:42,101 はい! 196 00:11:42,101 --> 00:11:44,070 こんばんはーっ! 197 00:11:45,104 --> 00:11:47,106 《な~んてことに…》 198 00:11:47,106 --> 00:11:49,108 《よ~し 行くか》 199 00:11:49,108 --> 00:11:52,078 《へっ? えっ ちょっと… 帰っちゃうの?》 200 00:11:52,078 --> 00:11:55,081 《私 ようやく決心がついたのに…》 201 00:11:56,082 --> 00:11:58,084 1800円です。 はーい。 202 00:11:59,085 --> 00:12:02,088 《げっ…! 100円足りない!》 203 00:12:02,088 --> 00:12:05,091 あの… パッと そこで お金 下ろしてきていいですか? 204 00:12:05,091 --> 00:12:07,093 えっ? 205 00:12:07,093 --> 00:12:09,095 ああ… 全然 怪しい者ではないんです。 206 00:12:09,095 --> 00:12:11,064 名刺 お渡ししときますから。 207 00:12:12,098 --> 00:12:14,067 (遥)《私じゃなくて あの人に名刺を…!?》 208 00:12:15,101 --> 00:12:17,103 は~い 完成で~す! 209 00:12:17,103 --> 00:12:19,105 うんうん。 210 00:12:19,105 --> 00:12:22,075 《なんで あの人なの? なんで 私じゃないの!?》 211 00:12:22,075 --> 00:12:24,077 《嫌~っ!》 遥…? 212 00:12:25,078 --> 00:12:28,081 すみません。 お待たせしました。 213 00:12:28,081 --> 00:12:30,083 (さやか)あんた どうしちゃったの…? 214 00:12:31,084 --> 00:12:33,052 ごちそうさまでした。 215 00:14:05,078 --> 00:14:07,113 (野原ひろし) お世話になっております。 はい…。 216 00:14:07,113 --> 00:14:10,083 《この日 俺は 朝から いくつもの仕事が重なり→ 217 00:14:10,083 --> 00:14:12,085 バタバタしていた》 218 00:14:12,085 --> 00:14:15,088 はい よろしくお願いいたします。 219 00:14:15,088 --> 00:14:18,091 えーっと… こっちの書類はオッケー。 220 00:14:18,091 --> 00:14:20,093 あとは このメールを返して…。 221 00:14:20,093 --> 00:14:22,095 よし ひと区切り…。 222 00:14:22,095 --> 00:14:24,097 おっ もう こんな時間か。 223 00:14:24,097 --> 00:14:27,100 さあ 昼メシだ 昼メシ~! 224 00:14:27,100 --> 00:14:30,069 (携帯電話の振動音) 225 00:14:32,105 --> 00:14:36,075 《さ~てと… 今日は何を食うとするかな?》 226 00:14:36,075 --> 00:14:39,078 《和食っぽい気分ではあるのだが…》 227 00:14:39,078 --> 00:14:41,080 おっ 釜めしか。 228 00:14:41,080 --> 00:14:43,082 《ありかもな》 229 00:14:43,082 --> 00:14:46,085 《日替わりランチは あさり釜めし…》 230 00:14:46,085 --> 00:14:48,087 《うん いいんじゃないか?》 231 00:14:48,087 --> 00:14:50,089 《ここにしよう!》 232 00:14:51,124 --> 00:14:55,094 (店員)いらっしゃいませ! あちらのお席へどうぞ。 233 00:14:55,094 --> 00:14:57,096 ご注文は お決まりでしょうか? 234 00:14:57,096 --> 00:15:01,100 日替わりランチ お願いします。 かしこまりました。 235 00:15:01,100 --> 00:15:03,102 釜めしは 生米から炊き上げますので→ 236 00:15:03,102 --> 00:15:06,105 20分少々 お時間かかりますが よろしいですか? 237 00:15:06,105 --> 00:15:09,108 えっ? ああ… はい。 238 00:15:09,108 --> 00:15:13,079 《そっか 釜めしは 時間がかかるんだっけな…》 239 00:15:13,079 --> 00:15:15,081 《現在 12時10分だから→ 240 00:15:15,081 --> 00:15:19,085 大体12時半頃に完成ってわけか》 241 00:15:19,085 --> 00:15:22,088 《まあ スマホでも見て 時間 潰していれば…》 242 00:15:22,088 --> 00:15:26,092 《なっ…! しまった! 会社に忘れてきたのか?》 243 00:15:26,092 --> 00:15:30,096 《まあ メシ食いに来ただけだから 仕事に支障はないけど…》 244 00:15:30,096 --> 00:15:34,066 《さて どうやって時間を潰そうかな…》 245 00:15:34,066 --> 00:15:37,103 《とりあえず メニューでも見るか》 246 00:15:37,103 --> 00:15:40,072 《おおっ いろんな釜めしがあるな》 247 00:15:40,072 --> 00:15:43,075 《アワビの釜めし 高いけど うまそう~》 248 00:15:43,075 --> 00:15:47,046 《へえ~ 牛カルビの釜めしなんてのもあるのか》 249 00:15:48,080 --> 00:15:50,049 《う~ん…》 250 00:15:53,085 --> 00:15:55,087 《1分!?》 251 00:15:55,087 --> 00:15:57,089 《まだ それだけしか経ってないのかよ…!》 252 00:15:57,089 --> 00:16:00,059 《こうしてみると 20分ってのは長いよな…》 253 00:16:00,059 --> 00:16:03,062 《なんたって 3回で1時間だ》 254 00:16:03,062 --> 00:16:05,064 《それが24回で1日》 255 00:16:05,064 --> 00:16:07,066 《それが365回で1年》 256 00:16:07,066 --> 00:16:10,069 《4年に1回 閏年なんてのもある》 257 00:16:10,069 --> 00:16:13,105 《無駄に心の声を長くしてみたが→ 258 00:16:13,105 --> 00:16:17,076 これも せいぜい 数十秒しか稼げないよな…》 259 00:16:17,076 --> 00:16:19,078 《あっ そうだ》 260 00:16:19,078 --> 00:16:21,080 《財布の中の整理でもしてみるか》 261 00:16:21,080 --> 00:16:23,082 《ポイントカードは こっち》 262 00:16:23,082 --> 00:16:25,051 《クーポン券は こっちと…》 263 00:16:26,085 --> 00:16:28,087 《うん》 264 00:16:28,087 --> 00:16:30,089 《あっという間に終わってしまった…》 265 00:16:30,089 --> 00:16:34,060 《いつの間にか 俺 いろんなポイントカード 持ってたんだな》 266 00:16:35,061 --> 00:16:39,098 《1000円カットは 髪を切るお店だから 頭パーツだとして→ 267 00:16:39,098 --> 00:16:42,068 紳士服店は 胴体パーツ→ 268 00:16:42,068 --> 00:16:44,103 文房具店は 腕パーツ→ 269 00:16:44,103 --> 00:16:46,072 シューズショップは 脚パーツ》 270 00:16:46,072 --> 00:16:49,075 《完成! ポイントカードロボ!》 271 00:16:49,075 --> 00:16:51,077 《な~んつって…》 272 00:16:51,077 --> 00:16:55,047 お茶のおかわり お持ちしました。 へっ? あっ どうも…。 273 00:16:56,082 --> 00:16:59,085 《は… 恥ずかしいところを 見られてしまった》 274 00:16:59,085 --> 00:17:02,121 《まあ 俺がポイントカードで ロボットを作っていたとは→ 275 00:17:02,121 --> 00:17:04,090 さすがに わかるまい》 276 00:17:04,090 --> 00:17:07,159 《こっちのクーポンは4枚か》 277 00:17:07,159 --> 00:17:12,164 《この中から最強のクーポンを決める トーナメントでもやってみるか?》 278 00:17:13,099 --> 00:17:15,101 《準決勝 第一試合は→ 279 00:17:15,101 --> 00:17:19,105 居酒屋の10パーセントオフ券 対 ドラッグストアの600円引き券》 280 00:17:19,105 --> 00:17:22,108 《なるほど。 なかなかの異種格闘技戦だな》 281 00:17:22,108 --> 00:17:26,078 《600円という具体的な数字は魅力的だが→ 282 00:17:26,078 --> 00:17:28,080 金額が増えれば増えるほど→ 283 00:17:28,080 --> 00:17:30,082 その強さを発揮するのが→ 284 00:17:30,082 --> 00:17:32,118 パーセンテージという概念だ》 285 00:17:32,118 --> 00:17:35,087 《というわけで そのポテンシャルに期待して→ 286 00:17:35,087 --> 00:17:38,090 勝者は 居酒屋の10パーセントオフ券!》 287 00:17:38,090 --> 00:17:40,092 《準決勝 第二試合は→ 288 00:17:40,092 --> 00:17:44,096 コンビニの栄養ドリンク無料券 対 ラーメン屋の煮卵無料券》 289 00:17:44,096 --> 00:17:46,098 《こちらは無料対決だな》 290 00:17:46,098 --> 00:17:49,101 《煮卵は うまいよなあ。 うん…》 291 00:17:49,101 --> 00:17:51,103 《だが こっちの栄養ドリンクは→ 292 00:17:51,103 --> 00:17:54,106 単品で引き換えてもらえるのは 何より強い!》 293 00:17:54,106 --> 00:17:58,077 《というわけで 勝者 栄養ドリンク無料券!》 294 00:17:58,077 --> 00:18:00,079 《さあ いよいよ決勝戦だ!》 295 00:18:00,079 --> 00:18:04,083 《居酒屋の10パーセントオフ券 対 栄養ドリンクの無料券》 296 00:18:04,083 --> 00:18:07,086 《こいつは 熱い戦いになりそう…》 297 00:18:07,086 --> 00:18:09,088 《…って このクーポン→ 298 00:18:09,088 --> 00:18:11,123 有効期限が切れてるじゃねえか!》 299 00:18:11,123 --> 00:18:13,092 《ってことは…→ 300 00:18:13,092 --> 00:18:16,095 こっちが 不戦勝で優勝ってことになるか…》 301 00:18:16,095 --> 00:18:19,098 《最後は とんだ不完全燃焼だったな…》 302 00:18:19,098 --> 00:18:23,102 《まあ しかし これで だいぶ時間が経った…》 303 00:18:23,102 --> 00:18:25,104 《よ… 4分!?》 304 00:18:25,104 --> 00:18:27,106 《ロボを作って トーナメントまでやって→ 305 00:18:27,106 --> 00:18:29,075 4分しか過ぎてないだと!?》 306 00:18:30,076 --> 00:18:33,179 《はあ… トイレでも行っとくか》 307 00:18:33,179 --> 00:18:35,147 ⚟(水の流れる音) 308 00:18:36,082 --> 00:18:38,084 ふう…。 309 00:18:39,085 --> 00:18:41,087 《ん?》 310 00:18:41,087 --> 00:18:44,156 《いいなあ みんな 何かしら やることがあって…》 311 00:18:44,156 --> 00:18:48,060 ⚞釜めしって 時間かかるのねえ。 ん? 312 00:18:48,060 --> 00:18:50,062 そうだね。 知らなかったよ。 313 00:18:50,062 --> 00:18:52,064 《この声は…!》 314 00:18:52,064 --> 00:18:56,102 (ミッチー)でも ヨシりんと一緒なら 20分なんて あっという間だわ! 315 00:18:56,102 --> 00:19:00,072 (ヨシりん)ミッチーがいれば 20分どころか 丸2日 待ったって構わないよ! 316 00:19:00,072 --> 00:19:03,075 《やっぱり! ミッチーとヨシりんじゃねえか!》 317 00:19:03,075 --> 00:19:05,077 《どうする? 声かけるか?》 318 00:19:05,077 --> 00:19:08,080 《でも おごってくれとか 言われそうだしな…》 319 00:19:08,080 --> 00:19:10,082 《ここは そーっと…》 320 00:19:10,082 --> 00:19:12,084 (ヨシりん)ミッチー! (ミッチー)ヨシりん! 321 00:19:12,084 --> 00:19:15,087 (ヨシりん)ミッチー! (ミッチー)ヨシりん! 322 00:19:15,087 --> 00:19:17,089 《ふう…》 323 00:19:17,089 --> 00:19:21,060 《しかし 普段は うっとうしい あの2人のイチャイチャっぷりさえ→ 324 00:19:21,060 --> 00:19:24,063 ちょっと うらやましいと思ってしまう 自分がいる…》 325 00:19:24,063 --> 00:19:28,067 《それだけ 俺は 今 この時間を持て余している》 326 00:19:29,068 --> 00:19:32,071 《何か やることは…》 327 00:19:32,071 --> 00:19:34,073 《いや 待てよ》 328 00:19:34,073 --> 00:19:37,076 《なぜ 俺は 何かをやらなきゃいけないと 思っているんだ?》 329 00:19:37,076 --> 00:19:39,078 《思い返せば→ 330 00:19:39,078 --> 00:19:43,049 俺は ちょっと時間が空くと いつも スマホをいじっていた》 331 00:19:44,083 --> 00:19:48,054 《何もしないでいることを 時間を無駄にすることだと思っていた…》 332 00:19:49,088 --> 00:19:52,091 《けど 本当に そうなのか?》 333 00:19:52,091 --> 00:19:54,093 《スマホがなかった時代の俺は→ 334 00:19:54,093 --> 00:19:58,064 ただ お店の中を ぼんやり眺めたりして…》 335 00:19:58,064 --> 00:20:02,068 《おっ やけにアンティークな感じの 掛け時計だな》 336 00:20:03,069 --> 00:20:06,072 《竹で編んだ でかいザルみたいなやつが 飾ってある》 337 00:20:07,073 --> 00:20:09,075 《ん?》 338 00:20:09,075 --> 00:20:12,078 《囲炉裏の上にある 魚の飾りも素敵だ》 339 00:20:12,078 --> 00:20:17,083 《古民家風のお店というか 結構 凝ってるよな》 340 00:20:17,083 --> 00:20:20,052 《温かくて 落ち着ける内装だ》 341 00:20:22,088 --> 00:20:26,058 《もし スマホを会社に忘れてこなかったら→ 342 00:20:26,058 --> 00:20:29,061 こういうことには 一つも気づかなかったんだろうな…》 343 00:20:30,062 --> 00:20:32,064 《むしろ 忘れてよかったぜ》 344 00:20:32,064 --> 00:20:36,068 《料理が来るまで ゆっくり待つとしよう》 345 00:20:37,069 --> 00:20:40,072 《そう 何もしない》 346 00:20:40,072 --> 00:20:45,077 《ただ この空間に溶け込み 静かに待つ…》 347 00:20:46,078 --> 00:20:48,080 (女性)なんか あの人…。 348 00:20:48,080 --> 00:20:51,050 (男性)なんて穏やかな目をしているんだ…。 349 00:20:52,084 --> 00:20:55,087 《ああ… 情報だらけの昨今→ 350 00:20:55,087 --> 00:20:59,091 こんなに落ち着く気持ちになったのは 久々な気がする》 351 00:20:59,091 --> 00:21:03,062 《さっきまで慌てていたのが 嘘のようだ…》 352 00:21:04,063 --> 00:21:07,066 大変お待たせいたしました。 353 00:21:07,066 --> 00:21:10,102 おや… もう20分ですか? 354 00:21:10,102 --> 00:21:12,104 は… はあ…。 355 00:21:12,104 --> 00:21:15,107 蒸らすまで あと5分 お待ちいただきます。 356 00:21:15,107 --> 00:21:19,111 砂時計の砂が全て落ちたら お召し上がりください。 357 00:21:19,111 --> 00:21:21,080 なるほど。 わかりました。 358 00:21:22,081 --> 00:21:24,083 《さらに5分…》 359 00:21:24,083 --> 00:21:28,087 《いつもなら まだ待つのかよと 思っていたかもしれない》 360 00:21:28,087 --> 00:21:32,091 《…が 今の俺には むしろ嬉しい》 361 00:21:32,091 --> 00:21:35,094 《極上の昼メシを食べるために→ 362 00:21:35,094 --> 00:21:39,064 ただ待つという 贅沢な時間を…》 363 00:21:41,100 --> 00:21:43,135 《5分…》 364 00:21:43,135 --> 00:21:45,104 《あっという間だったな》 365 00:21:45,104 --> 00:21:48,073 《さあ いよいよ 釜めしとご対面だ!》 366 00:21:49,074 --> 00:21:51,076 おお~! 367 00:21:52,111 --> 00:21:54,079 《うまそう~!》 368 00:21:54,079 --> 00:21:56,081 《この立ち上る湯気が→ 369 00:21:56,081 --> 00:22:00,119 待ちに待ったスター登場の演出みたいで たまらないな!》 370 00:22:00,119 --> 00:22:04,089 《主役のあさりを始め ニンジン 油揚げ ゴボウなど→ 371 00:22:04,089 --> 00:22:07,092 いろんな具材が ぎっしりと入っている》 372 00:22:07,092 --> 00:22:12,131 《そして その隙間から顔をのぞかせる ふっくらとしたご飯!》 373 00:22:12,131 --> 00:22:18,137 《味噌汁と漬物 さらに ダシと薬味もついて まさに盤石の体制だ!》 374 00:22:19,104 --> 00:22:23,108 《まずは しゃもじで混ぜて 茶わんによそう》 375 00:22:23,108 --> 00:22:27,112 《この 自分でやるところも 楽しいんだよなあ》 376 00:22:27,112 --> 00:22:29,081 《あさりと一緒に…》 377 00:22:29,081 --> 00:22:31,083 (息を吹きかける音) 378 00:22:32,117 --> 00:22:34,119 《んっ…!》 379 00:22:34,119 --> 00:22:36,088 《あさりに 味が しっかり染みてる!》 380 00:22:36,088 --> 00:22:39,225 《ご飯は 上品な薄味だ!》 381 00:22:39,225 --> 00:22:43,062 《そして やはり この 炊きたてのご飯のうまさよ》 382 00:22:43,062 --> 00:22:45,064 《米の一粒一粒が立ってるぜ!》 383 00:22:45,064 --> 00:22:47,066 《おっ》 384 00:22:47,066 --> 00:22:49,068 《はい 出ました おこげ!》 385 00:22:49,068 --> 00:22:52,071 《これぞ 釜めしの醍醐味でしょう!》 386 00:22:53,072 --> 00:22:58,077 《ぬわあーっ! 香ばしくて 味が染みてる~!》 387 00:22:58,077 --> 00:23:00,079 (ミッチー)ヨシりん! 388 00:23:00,079 --> 00:23:03,082 さっきから あの女性の店員のこと ずっと見てるじゃない! 389 00:23:03,082 --> 00:23:05,084 (ヨシりん)誤解だよ ミッチー! (ミッチー)もういい! 390 00:23:05,084 --> 00:23:07,086 私 帰る! (ヨシりん)ああ~ 待って! 391 00:23:07,086 --> 00:23:10,089 お金 ここに置いときまーす! (戸の開閉音) 392 00:23:10,089 --> 00:23:12,091 な… なんなんだ? あの2人は。 393 00:23:12,091 --> 00:23:14,059 せっかく ゆったりしてたのに…。 394 00:23:14,059 --> 00:23:17,062 でも 見て あの人…! 395 00:23:17,062 --> 00:23:20,065 (女性)ぜ… 全然 動じてない! 396 00:23:20,065 --> 00:23:23,068 《あいつら また もめてるのか…》 397 00:23:23,068 --> 00:23:27,072 《だが 俺の心は そんなことじゃ乱されない》 398 00:23:27,072 --> 00:23:32,077 《そう 今は ただ 目の前の釜めしを楽しむ》 399 00:23:32,077 --> 00:23:35,080 《さあ 次が最後の一杯だ》 400 00:23:35,080 --> 00:23:38,083 《いよいよ あれを頂くか》 401 00:23:38,083 --> 00:23:43,055 《薬味をのせて ダシをかければ…》 402 00:23:44,089 --> 00:23:47,059 《締めのお茶漬けの完成!》 403 00:23:47,059 --> 00:23:50,062 《これ これ これ!》 404 00:23:50,062 --> 00:23:52,064 《最高だぁーっ!!》 405 00:23:53,098 --> 00:23:55,067 ああ… うまかった~! 406 00:23:55,067 --> 00:23:59,071 《スマホを忘れたことで 新たな発見があった》 407 00:23:59,071 --> 00:24:01,073 《たまには わざと置いていく》 408 00:24:01,073 --> 00:24:05,077 《これからは そんな日があっても いいのかもしれないな…》 409 00:24:07,079 --> 00:24:10,082 よ~し 午後も仕事 頑張るぞ~! 410 00:24:10,082 --> 00:24:12,084 ん? 411 00:24:12,084 --> 00:24:16,088 げっ…! みさえから何通もメッセージが…。 412 00:24:16,088 --> 00:24:18,090 はあ~。 413 00:24:18,090 --> 00:24:21,060 戻ってきたな… 日常に。 414 00:24:22,094 --> 00:24:25,097 ごちそうさまでした。 415 00:24:25,097 --> 00:24:33,072 ♬~