1 00:00:01,001 --> 00:00:05,005 《俺の名前は 野原ひろし。 サラリーマンだ》 2 00:00:05,005 --> 00:00:09,009 《この日 俺は 新大久保にて 午前の商談を終えた》 3 00:00:09,009 --> 00:00:13,013 《…となると やっぱり 昼メシは韓国料理だよな》 4 00:00:14,014 --> 00:00:18,018 《そう ここ新大久保は 日本有数のコリアンタウン》 5 00:00:18,018 --> 00:00:22,022 《駅周辺には 韓国料理店やコスメショップ 6 00:00:22,022 --> 00:00:26,026 K-POPアイドルのグッズショップなどが 立ち並んでいる》 7 00:00:26,026 --> 00:00:29,029 《休日は 歩道を歩けないくらいの にぎわいだが 8 00:00:29,029 --> 00:00:33,033 平日の今日は そこまででもないようだな》 9 00:00:33,033 --> 00:00:36,036 《おっ いい感じの店 発見》 10 00:00:36,036 --> 00:00:38,038 《よし ここにするか》 11 00:00:39,039 --> 00:00:43,043 (萌美)わあ~! 推しのグッズ いっぱい買えて 大満足! 12 00:00:43,043 --> 00:00:46,046 (四杉 遥)新大久保って ホント 独特な街だよね。 13 00:00:46,046 --> 00:00:49,049 (さやか)ねえ。 いつもとは違う非日常感を…。 14 00:00:49,049 --> 00:00:52,052 (サラリーマン)うちの会社も 最近 ちょっと停滞気味だよな。 15 00:00:52,052 --> 00:00:56,056 ああ。 若い風が もっと吹いてほしいところなんだが…。 16 00:00:57,057 --> 00:01:02,062 今の人たち 遠回しに 私たちのこと スカウトしてたよね? 17 00:01:02,062 --> 00:01:04,064 (2人)えっ…? 18 00:01:04,064 --> 00:01:09,069 でも なんの会社なのかも わからないのに そう言われても 判断できないし…。 19 00:01:09,069 --> 00:01:12,072 私 やっぱり 詳しい話 聞いてくる! 20 00:01:12,072 --> 00:01:14,074 (さやか)ああ~ ストップ! 21 00:01:14,074 --> 00:01:18,078 私 おなかすいちゃったな~。 (萌美)そろそろ お昼にしない? 22 00:01:18,078 --> 00:01:21,081 ああ… うん! そうだね。 23 00:01:21,081 --> 00:01:24,084 (さやか)じゃあ あのお店にする? 24 00:01:24,084 --> 00:01:34,094 ♪♪~ 25 00:02:54,775 --> 00:02:58,779 《さ~て 何にするかな?》 26 00:02:58,779 --> 00:03:01,782 《定番のビビンパやスンドゥブは 食べたことがあるから 27 00:03:01,782 --> 00:03:05,786 何か新しい料理に 挑戦してみたいところだが…》 28 00:03:05,786 --> 00:03:08,789 (遥)あと ONZOUのソジュンも かっこいいよね。 29 00:03:08,789 --> 00:03:11,792 うん イケメンだよね! スタイルもいいし! 30 00:03:11,792 --> 00:03:14,795 《随分 にぎやかな子たちが隣に来たな》 31 00:03:14,795 --> 00:03:17,798 《見たところ K-POPファンか?》 32 00:03:17,798 --> 00:03:20,801 いらっしゃいませ。 注文いいですか? 33 00:03:20,801 --> 00:03:23,804 私は ビビンパを。 私は スンドゥブで。 34 00:03:23,804 --> 00:03:25,806 じゃあ 私は…。 35 00:03:25,806 --> 00:03:28,809 えっと… どうしよう…。 (萌美)ラッポッキは? 36 00:03:28,809 --> 00:03:31,812 前に 遥 食べたいって言ってたもんね。 37 00:03:31,812 --> 00:03:34,815 あっ いいね。 じゃあ ラッポッキください。 38 00:03:34,815 --> 00:03:36,817 (店員)かしこまりました。 39 00:03:36,817 --> 00:03:38,819 《ラッポッキか。 初めて聞いたな》 40 00:03:38,819 --> 00:03:42,823 《トッポッキが餅の料理ってのは 知ってるが…》 41 00:03:42,823 --> 00:03:44,825 《よし 俺も それにしてみるか》 42 00:03:45,826 --> 00:03:47,828 すいません。 はい。 43 00:03:47,828 --> 00:03:49,830 僕も ラッポッキをお願いします。 44 00:03:49,830 --> 00:03:53,834 《「僕も」? 私に合わせて 注文したってこと?》 45 00:03:53,834 --> 00:03:55,836 《…って ええーっ!?》 46 00:03:55,836 --> 00:04:00,841 《あの人… 私が どこでバイトしてても 見つけ出して 会いに来るお客様!》 47 00:04:01,842 --> 00:04:05,846 《ついに バイト先だけじゃなく プライベートにまで現れるなんて…》 48 00:04:05,846 --> 00:04:08,849 《っていうか なんで 私の居場所がわかったの!?》 49 00:04:08,849 --> 00:04:10,851 《怖すぎ~!》 50 00:04:10,851 --> 00:04:12,853 遥 どうしたの? えっ? 51 00:04:12,853 --> 00:04:14,855 う… ううん なんでもない。 52 00:04:16,857 --> 00:04:18,859 《あっ そうだ》 53 00:04:18,859 --> 00:04:20,861 すみません。 はい。 54 00:04:20,861 --> 00:04:23,864 この辺に 柄の長いスプーンを売ってる店って あります? 55 00:04:23,864 --> 00:04:26,867 柄の長いスプーン… ですか? 56 00:04:26,867 --> 00:04:29,870 妻と韓国ドラマを見てたら 出てきて 57 00:04:29,870 --> 00:04:32,873 便利そうだから欲しいって言ってたのを 思い出して。 58 00:04:32,873 --> 00:04:34,875 ああ スッカラのことですね。 59 00:04:34,875 --> 00:04:38,879 駅に向かって 3軒先のスーパーに 売ってますよ。 60 00:04:38,879 --> 00:04:40,881 そうですか。 ありがとうございます。 61 00:04:40,881 --> 00:04:45,886 素敵ですね。 そんなふうに思い出して 奥様にプレゼントだなんて。 62 00:04:45,886 --> 00:04:47,888 いやあ そんな…。 63 00:04:47,888 --> 00:04:49,890 (遥)《すごく楽しそうに しゃべってる》 64 00:04:49,890 --> 00:04:52,893 《なんだ… 私と会ったのは偶然で 65 00:04:52,893 --> 00:04:55,896 あの店員さん目当てで 来てたってこと?》 66 00:04:55,896 --> 00:04:58,899 《いや… 「もやっ」じゃないわよ 遥!》 67 00:04:58,899 --> 00:05:01,902 《そこは ホッとするところでしょ。 バカ バカ!》 68 00:05:01,902 --> 00:05:03,904 遥? 69 00:05:03,904 --> 00:05:05,906 《よし》 70 00:05:05,906 --> 00:05:08,909 《あとは 料理が来るのを待つだけだな》 71 00:05:08,909 --> 00:05:11,912 (店員)お待たせしました。 ラッポッキです。 72 00:05:11,912 --> 00:05:13,914 おお~! 73 00:05:13,914 --> 00:05:15,916 《これがラッポッキか!》 74 00:05:15,916 --> 00:05:18,919 《餅入りのラーメンのようなものを 想像していたが 75 00:05:18,919 --> 00:05:20,921 意外とスープがないんだな》 76 00:05:20,921 --> 00:05:24,925 《餅を始め いろんな具材が ぎっしりと入っていて 77 00:05:24,925 --> 00:05:26,927 ボリューム満点だ!》 78 00:05:26,927 --> 00:05:31,932 《そして なんといっても このマグマのような インパクトのある色合い!》 79 00:05:31,932 --> 00:05:35,936 《果たして これは辛いのか? 意外と甘かったりするのか?》 80 00:05:35,936 --> 00:05:38,939 《どちらにせよ 食欲をそそるぜ!》 81 00:05:40,941 --> 00:05:44,945 《しかし これ… どうやって食べるのが正解なんだ?》 82 00:05:44,945 --> 00:05:46,947 《普通に箸でいいのかな?》 83 00:05:46,947 --> 00:05:48,949 《隣の子は…》 84 00:05:48,949 --> 00:05:51,952 《ああ… ダメだ。 この角度じゃ よく見えない》 85 00:05:51,952 --> 00:05:56,957 《さすがに 立ち上がって のぞいたら 変に思われるだろうしな…》 86 00:05:56,957 --> 00:05:58,959 《そうだ!》 87 00:05:58,959 --> 00:06:00,961 《向かいに置いたスーツから 手帳を取り出して 88 00:06:00,961 --> 00:06:02,963 戻り際に のぞく作戦!》 89 00:06:02,963 --> 00:06:04,965 (ひろしが立ち上がる音) 90 00:06:04,965 --> 00:06:06,967 (遥)《えっ? 立ち上がった?》 91 00:06:06,967 --> 00:06:08,969 《まさか 話しかけてくる気?》 92 00:06:09,970 --> 00:06:11,972 (遥)《なんだ 手帳出しただけか》 93 00:06:11,972 --> 00:06:13,974 《気にせず食べよっと》 94 00:06:16,977 --> 00:06:18,979 《…って えっ!?》 95 00:06:18,979 --> 00:06:21,982 《うん やっぱり 箸でいいんだな》 96 00:06:21,982 --> 00:06:24,985 《今 私のこと ガン見してたよね…?》 97 00:06:24,985 --> 00:06:26,987 《…って ええーっ!?》 98 00:06:26,987 --> 00:06:29,990 《何か書き込んでるーっ!》 99 00:06:29,990 --> 00:06:32,993 《えっ… 何? 私の観察日記!?》 100 00:06:32,993 --> 00:06:35,996 《手帳出したおかげで思い出したよ》 101 00:06:35,996 --> 00:06:38,999 《部長に報告しなきゃいけない案件を メモして… と》 102 00:06:38,999 --> 00:06:42,002 そういえばさ 知ってる? 何が? 103 00:06:42,002 --> 00:06:47,007 新大久保で 次世代のアイドルを スカウトしてるって噂。 104 00:06:47,007 --> 00:06:50,010 うちらもスカウトされたりして。 まさか。 105 00:06:51,011 --> 00:06:54,014 《もしかして この人が…?》 106 00:06:54,014 --> 00:06:57,017 《いや でも… さすがに それはないか》 107 00:06:57,017 --> 00:06:59,019 《私がアイドルだなんて…》 108 00:06:59,019 --> 00:07:01,021 《よし オッケー》 109 00:07:01,021 --> 00:07:03,023 《では 頂くとするか》 110 00:07:03,023 --> 00:07:05,025 《まずは 麺から…》 111 00:07:05,025 --> 00:07:08,028 《ドロッとしたタレが よく絡むぜ》 112 00:07:09,029 --> 00:07:11,031 《おっ このタレ 甘くて美味しい!》 113 00:07:11,031 --> 00:07:14,034 《麺は インスタントの乾麺のようだな》 114 00:07:14,034 --> 00:07:17,037 《いいねえ このB級感!》 115 00:07:17,037 --> 00:07:19,039 《ん…? んん?》 116 00:07:19,039 --> 00:07:22,042 《か… 辛ぁー―い!》 117 00:07:22,042 --> 00:07:24,044 《辛さが遅れてやってきた!》 118 00:07:24,044 --> 00:07:26,046 《相当辛いな これは…》 119 00:07:27,047 --> 00:07:30,050 《そうだ。 みさえに 写真 送ってやろう》 120 00:07:31,051 --> 00:07:33,053 (カメラのシャッター音) 《ん?》 121 00:07:33,053 --> 00:07:37,057 《えっ ちょっと… 私を撮ってる!?》 (カメラのシャッター音) 122 00:07:37,057 --> 00:07:39,059 《よ~し オッケー》 123 00:07:39,059 --> 00:07:41,061 《麺の次は 餅だ》 124 00:07:43,063 --> 00:07:46,066 《おっ 歯応えがあって もっちりしてるぞ》 125 00:07:46,066 --> 00:07:48,068 《そして ほんのり甘い》 126 00:07:49,069 --> 00:07:53,073 《この やわらかくて 薄い具材は 一体 なんだ?》 127 00:07:54,074 --> 00:07:57,077 《おお~ かまぼこみたいだな》 128 00:07:57,077 --> 00:08:00,080 《魚肉の練り物か? いいアクセントだな》 129 00:08:00,080 --> 00:08:03,083 《確か ゆで卵も入ってたよな》 130 00:08:03,083 --> 00:08:05,085 《一体 どこいった?》 131 00:08:06,086 --> 00:08:09,089 《さすがに さっきのは見過ごせないわ》 132 00:08:09,089 --> 00:08:12,092 《私の写真 消してくださいって 言いに行こう》 133 00:08:12,092 --> 00:08:14,094 えっ ちょっと… 遥? 134 00:08:14,094 --> 00:08:16,096 《おっ あった あった》 135 00:08:16,096 --> 00:08:18,098 やっと見つけたよ 卵を。 136 00:08:18,098 --> 00:08:20,100 《た… たまご⁉》 137 00:08:20,100 --> 00:08:23,103 《私 アイドルの金の卵ってこと!?》 138 00:08:24,104 --> 00:08:27,107 《やっぱり この人 スカウトマンだったんだ!》 139 00:08:27,107 --> 00:08:31,111 《気持ちは嬉しいけど… やっぱり 私にアイドルなんて無理!》 140 00:08:31,111 --> 00:08:33,113 《ちゃんと意思表示しないと…!》 141 00:08:33,113 --> 00:08:36,116 遥? わ… 私さ 142 00:08:36,116 --> 00:08:40,120 将来は 絶対 安定した仕事に就きたいんだよねえ~! 143 00:08:40,120 --> 00:08:43,123 急に なんの話? 144 00:08:43,123 --> 00:08:45,125 《う~ん…》 145 00:08:45,125 --> 00:08:48,128 《熱々なのと 辛さで 汗が止まらない》 146 00:08:48,128 --> 00:08:50,130 《けど それがいい!》 147 00:08:50,130 --> 00:08:53,133 《クセになって 次々と口に入れたくなる!》 148 00:08:53,133 --> 00:08:55,135 《ふう~!》 149 00:08:55,135 --> 00:08:57,137 《ああ~ うまかった!》 150 00:08:57,137 --> 00:09:01,141 《隣の彼女 辛すぎて 残しちゃったりしてるんじゃないか?》 151 00:09:01,141 --> 00:09:03,143 《おいおい 嘘だろ!?》 152 00:09:03,143 --> 00:09:07,147 《汗一つかかず 完食してるぞ…!》 153 00:09:07,147 --> 00:09:12,152 うまくいくかどうか わからない世界に 飛び込む勇気はないな~! 154 00:09:13,153 --> 00:09:17,157 《よ~し ここまで はっきり言えば あの人も諦めて…》 155 00:09:17,157 --> 00:09:19,159 《はっ…!》 156 00:09:19,159 --> 00:09:23,163 《何? その表情と 滝のように流れる汗は…》 157 00:09:23,163 --> 00:09:26,166 《「もったいなさすぎるぞ 遥!」 そう言いたいの…?》 158 00:09:27,167 --> 00:09:29,169 う~ん… うん! 159 00:09:29,169 --> 00:09:31,171 その衣装 よく似合ってるぞ。 160 00:09:31,171 --> 00:09:33,173 (遥)あの… マネジャー。 ん? 161 00:09:33,173 --> 00:09:35,175 どうして 私なんですか? 162 00:09:35,175 --> 00:09:37,177 もっとかわいい子なんて いくらでも…。 163 00:09:37,177 --> 00:09:39,179 遥。 164 00:09:39,179 --> 00:09:43,183 俺には見えるんだ。 お前の中に眠るスターの素質が。 165 00:09:43,183 --> 00:09:45,185 信じて ついてきてくれ! 166 00:09:46,186 --> 00:09:50,190 《どうしよう…。 信じたい気持ちが 私の中に生まれてきてる》 167 00:09:50,190 --> 00:09:52,192 《でも…》 168 00:09:52,192 --> 00:09:55,195 《ふう…。 まだ口の中に辛さが残ってる》 169 00:09:55,195 --> 00:09:58,198 《口直しにデザートでも頼もうかな》 170 00:09:58,198 --> 00:10:00,200 《これ うまそうだな》 171 00:10:00,200 --> 00:10:02,202 《ちょっと お高いけど…》 172 00:10:02,202 --> 00:10:04,204 《思い切って頼むか》 173 00:10:04,204 --> 00:10:06,206 すいません。 はい。 174 00:10:06,206 --> 00:10:08,208 この バラエティのやつを。 175 00:10:08,208 --> 00:10:10,210 《バラエティ!?》 176 00:10:10,210 --> 00:10:12,212 《そうか… 私を アイドルとして 177 00:10:12,212 --> 00:10:14,214 バラエティ番組から売っていこう って作戦ね!》 178 00:10:15,215 --> 00:10:17,217 お… おい 遥! 179 00:10:17,217 --> 00:10:20,220 本当に飛ぶのか? (遥)はい。 180 00:10:20,220 --> 00:10:23,223 私だって マネジャーに頼りっきりじゃいられない。 181 00:10:23,223 --> 00:10:25,225 2人で 夢 つかみましょう。 182 00:10:25,225 --> 00:10:27,227 遥! 183 00:10:27,227 --> 00:10:29,229 (遥)3 2 1… 184 00:10:29,229 --> 00:10:31,231 バンジー!! 185 00:10:31,231 --> 00:10:35,235 (遥)《この時のガッツが認められ 私は いろんな場所に呼ばれて…》 186 00:10:35,235 --> 00:10:38,238 そしたら 私 二度寝しちゃって~。 (一同の笑い声) 187 00:10:38,238 --> 00:10:40,240 《トーク番組…》 188 00:10:40,240 --> 00:10:42,242 (遥)アーッハッハッハッ…! 189 00:10:42,242 --> 00:10:44,244 そうよ 私がやったのよ! 190 00:10:44,244 --> 00:10:46,246 《連続ドラマ…》 191 00:10:46,246 --> 00:10:48,248 《そして…》 192 00:10:48,248 --> 00:10:50,250 満席だ…。 193 00:10:50,250 --> 00:10:52,252 緊張してきちゃった…。 194 00:10:52,252 --> 00:10:55,255 今日まで やってきたことを 信じればいい。 195 00:10:55,255 --> 00:10:57,257 はい! 196 00:10:57,257 --> 00:10:59,259 こんばんはーっ! 197 00:11:00,260 --> 00:11:02,262 《な~んてことに…》 198 00:11:02,262 --> 00:11:04,264 《よ~し 行くか》 199 00:11:04,264 --> 00:11:07,267 《へっ? えっ ちょっと… 帰っちゃうの?》 200 00:11:07,267 --> 00:11:10,270 《私 ようやく決心がついたのに…》 201 00:11:11,271 --> 00:11:13,273 1800円です。 はーい。 202 00:11:14,274 --> 00:11:17,277 《げっ…! 100円足りない!》 203 00:11:17,277 --> 00:11:20,280 あの… パッと そこで お金 下ろしてきていいですか? 204 00:11:20,280 --> 00:11:22,282 えっ? 205 00:11:22,282 --> 00:11:24,284 ああ… 全然 怪しい者ではないんです。 206 00:11:24,284 --> 00:11:26,286 名刺 お渡ししときますから。 207 00:11:27,287 --> 00:11:29,289 (遥)《私じゃなくて あの人に名刺を…!?》 208 00:11:30,290 --> 00:11:32,292 は~い 完成で~す! 209 00:11:32,292 --> 00:11:34,294 うんうん。 210 00:11:34,294 --> 00:11:37,297 《なんで あの人なの? なんで 私じゃないの!?》 211 00:11:37,297 --> 00:11:39,299 《嫌~っ!》 遥…? 212 00:11:40,300 --> 00:11:43,303 すみません。 お待たせしました。 213 00:11:43,303 --> 00:11:45,305 (さやか)あんた どうしちゃったの…? 214 00:11:46,306 --> 00:11:48,308 ごちそうさまでした。 215 00:11:49,910 --> 00:11:51,912 (野原ひろし) お世話になっております。 はい…。 216 00:11:51,912 --> 00:11:54,915 《この日 俺は 朝から いくつもの仕事が重なり 217 00:11:54,915 --> 00:11:56,917 バタバタしていた》 218 00:11:56,917 --> 00:11:59,920 はい よろしくお願いいたします。 219 00:11:59,920 --> 00:12:02,923 えーっと… こっちの書類はオッケー。 220 00:12:02,923 --> 00:12:04,925 あとは このメールを返して…。 221 00:12:04,925 --> 00:12:06,927 よし ひと区切り…。 222 00:12:06,927 --> 00:12:08,929 おっ もう こんな時間か。 223 00:12:08,929 --> 00:12:11,932 さあ 昼メシだ 昼メシ~! 224 00:12:11,932 --> 00:12:14,935 (携帯電話の振動音) 225 00:12:16,937 --> 00:12:20,941 《さ~てと… 今日は何を食うとするかな?》 226 00:12:20,941 --> 00:12:23,944 《和食っぽい気分ではあるのだが…》 227 00:12:23,944 --> 00:12:25,946 おっ 釜めしか。 228 00:12:25,946 --> 00:12:27,948 《ありかもな》 229 00:12:27,948 --> 00:12:30,951 《日替わりランチは あさり釜めし…》 230 00:12:30,951 --> 00:12:32,953 《うん いいんじゃないか?》 231 00:12:32,953 --> 00:12:34,955 《ここにしよう!》 232 00:12:35,956 --> 00:12:39,960 (店員)いらっしゃいませ! あちらのお席へどうぞ。 233 00:12:39,960 --> 00:12:41,962 ご注文は お決まりでしょうか? 234 00:12:41,962 --> 00:12:45,966 日替わりランチ お願いします。 かしこまりました。 235 00:12:45,966 --> 00:12:47,968 釜めしは 生米から炊き上げますので 236 00:12:47,968 --> 00:12:50,971 20分少々 お時間かかりますが よろしいですか? 237 00:12:50,971 --> 00:12:53,974 えっ? ああ… はい。 238 00:12:53,974 --> 00:12:57,978 《そっか 釜めしは 時間がかかるんだっけな…》 239 00:12:57,978 --> 00:12:59,980 《現在 12時10分だから 240 00:12:59,980 --> 00:13:03,984 大体12時半頃に 完成ってわけか》 241 00:13:03,984 --> 00:13:06,987 《まあ スマホでも見て 時間 潰していれば…》 242 00:13:06,987 --> 00:13:10,991 《なっ…! しまった! 会社に忘れてきたのか?》 243 00:13:10,991 --> 00:13:14,995 《まあ メシ食いに来ただけだから 仕事に支障はないけど…》 244 00:13:14,995 --> 00:13:18,999 《さて どうやって時間を潰そうかな…》 245 00:13:18,999 --> 00:13:22,002 《とりあえず メニューでも見るか》 246 00:13:22,002 --> 00:13:25,005 《おおっ いろんな釜めしがあるな》 247 00:13:25,005 --> 00:13:28,008 《アワビの釜めし 高いけど うまそう~》 248 00:13:28,008 --> 00:13:32,012 《へえ~ 牛カルビの釜めしなんてのもあるのか》 249 00:13:33,013 --> 00:13:35,015 《う~ん…》 250 00:13:38,018 --> 00:13:40,020 《1分⁉》 251 00:13:40,020 --> 00:13:42,022 《まだ それだけしか経ってないのかよ…!》 252 00:13:42,022 --> 00:13:45,025 《こうしてみると 20分ってのは長いよな…》 253 00:13:45,025 --> 00:13:48,028 《なんたって 3回で1時間だ》 254 00:13:48,028 --> 00:13:50,030 《それが24回で1日》 255 00:13:50,030 --> 00:13:52,032 《それが365回で1年》 256 00:13:52,032 --> 00:13:55,035 《4年に1回 閏年なんてのもある》 257 00:13:55,035 --> 00:13:58,038 《無駄に心の声を長くしてみたが 258 00:13:58,038 --> 00:14:02,042 これも せいぜい 数十秒しか稼げないよな…》 259 00:14:02,042 --> 00:14:04,044 《あっ そうだ》 260 00:14:04,044 --> 00:14:06,046 《財布の中の整理でもしてみるか》 261 00:14:06,046 --> 00:14:08,048 《ポイントカードは こっち》 262 00:14:08,048 --> 00:14:10,050 《クーポン券は こっちと…》 263 00:14:11,051 --> 00:14:13,053 《うん》 264 00:14:13,053 --> 00:14:15,055 《あっという間に終わってしまった…》 265 00:14:15,055 --> 00:14:19,059 《いつの間にか 俺 いろんなポイントカード 持ってたんだな》 266 00:14:20,060 --> 00:14:24,064 《1000円カットは 髪を切るお店だから 頭パーツだとして 267 00:14:24,064 --> 00:14:27,067 紳士服店は 胴体パーツ 268 00:14:27,067 --> 00:14:29,069 文房具店は 腕パーツ 269 00:14:29,069 --> 00:14:31,071 シューズショップは 脚パーツ》 270 00:14:31,071 --> 00:14:34,074 《完成! ポイントカードロボ!》 271 00:14:34,074 --> 00:14:36,076 《な~んつって…》 272 00:14:36,076 --> 00:14:40,080 お茶のおかわり お持ちしました。 へっ? あっ どうも…。 273 00:14:41,081 --> 00:14:44,084 《は… 恥ずかしいところを 見られてしまった》 274 00:14:44,084 --> 00:14:47,087 《まあ 俺が ポイントカードで ロボットを作っていたとは 275 00:14:47,087 --> 00:14:49,089 さすがに わかるまい》 276 00:14:49,089 --> 00:14:52,092 《こっちのクーポンは4枚か》 277 00:14:52,092 --> 00:14:57,097 《この中から最強のクーポンを決める トーナメントでもやってみるか?》 278 00:14:58,098 --> 00:15:00,100 《準決勝 第一試合は 279 00:15:00,100 --> 00:15:04,104 居酒屋の10パーセントオフ券 対 ドラッグストアの600円引き券》 280 00:15:04,104 --> 00:15:07,107 《なるほど。 なかなかの異種格闘技戦だな》 281 00:15:07,107 --> 00:15:11,111 《600円という具体的な数字は魅力的だが 282 00:15:11,111 --> 00:15:13,113 金額が増えれば増えるほど 283 00:15:13,113 --> 00:15:15,115 その強さを発揮するのが 284 00:15:15,115 --> 00:15:17,117 パーセンテージという概念だ》 285 00:15:17,117 --> 00:15:20,120 《というわけで そのポテンシャルに期待して 286 00:15:20,120 --> 00:15:23,123 勝者は 居酒屋の10パーセントオフ券!》 287 00:15:23,123 --> 00:15:25,125 《準決勝 第二試合は 288 00:15:25,125 --> 00:15:29,129 コンビニの栄養ドリンク無料券 対 ラーメン屋の煮卵無料券》 289 00:15:29,129 --> 00:15:31,131 《こちらは無料対決だな》 290 00:15:31,131 --> 00:15:34,134 《煮卵は うまいよなあ。 うん…》 291 00:15:34,134 --> 00:15:36,136 《だが こっちの栄養ドリンクは 292 00:15:36,136 --> 00:15:39,139 単品で引き換えてもらえるのは 何より強い!》 293 00:15:39,139 --> 00:15:43,143 《というわけで 勝者 栄養ドリンク無料券!》 294 00:15:43,143 --> 00:15:45,145 《さあ いよいよ決勝戦だ!》 295 00:15:45,145 --> 00:15:49,149 《居酒屋の10パーセントオフ券 対 栄養ドリンクの無料券》 296 00:15:49,149 --> 00:15:52,152 《こいつは 熱い戦いになりそう…》 297 00:15:52,152 --> 00:15:54,154 《…って このクーポン 298 00:15:54,154 --> 00:15:56,156 有効期限が切れてるじゃねえか!》 299 00:15:56,156 --> 00:15:58,158 《ってことは… 300 00:15:58,158 --> 00:16:01,161 こっちが 不戦勝で優勝ってことになるか…》 301 00:16:01,161 --> 00:16:04,164 《最後は とんだ不完全燃焼だったな…》 302 00:16:04,164 --> 00:16:08,168 《まあ しかしこれで だいぶ時間が経った…》 303 00:16:08,168 --> 00:16:10,170 《よ… 4分⁉》 304 00:16:10,170 --> 00:16:12,172 《ロボを作って トーナメントまでやって 305 00:16:12,172 --> 00:16:14,174 4分しか過ぎてないだと⁉》 306 00:16:15,175 --> 00:16:18,178 《はあ… トイレでも行っとくか》 307 00:16:18,178 --> 00:16:20,180 (水の流れる音) 308 00:16:21,181 --> 00:16:23,183 ふう…。 309 00:16:24,184 --> 00:16:26,186 《ん?》 310 00:16:26,186 --> 00:16:29,189 《いいなあ みんな 何かしら やることがあって…》 311 00:16:29,189 --> 00:16:33,193 釜めしって 時間かかるのねえ。 ん? 312 00:16:33,193 --> 00:16:35,195 そうだね。 知らなかったよ。 313 00:16:35,195 --> 00:16:37,197 《この声は…!》 314 00:16:37,197 --> 00:16:41,201 (ミッチー)でも ヨシりんと一緒なら 20分なんて あっという間だわ! 315 00:16:41,201 --> 00:16:45,205 (ヨシりん)ミッチーがいれば 20分どころか 丸2日 待ったって構わないよ! 316 00:16:45,205 --> 00:16:48,208 《やっぱり! ミッチーとヨシりんじゃねえか!》 317 00:16:48,208 --> 00:16:50,210 《どうする? 声かけるか?》 318 00:16:50,210 --> 00:16:53,213 《でも おごってくれとか 言われそうだしな…》 319 00:16:53,213 --> 00:16:55,215 《ここは そーっと…》 320 00:16:55,215 --> 00:16:57,217 (ヨシりん)ミッチー! (ミッチー)ヨシりん! 321 00:16:57,217 --> 00:17:00,220 (ヨシりん)ミッチー! (ミッチー)ヨシりん! 322 00:17:00,220 --> 00:17:02,222 《ふう…》 323 00:17:02,222 --> 00:17:06,226 《しかし 普段は うっとうしい あの2人のイチャイチャっぷりさえ 324 00:17:06,226 --> 00:17:09,229 ちょっと うらやましいと思ってしまう 自分がいる…》 325 00:17:09,229 --> 00:17:13,233 《それだけ 俺は 今 この時間を持て余している》 326 00:17:14,234 --> 00:17:17,237 《何か やることは…》 327 00:17:17,237 --> 00:17:19,239 《いや 待てよ》 328 00:17:19,239 --> 00:17:22,242 《なぜ 俺は 何かをやらなきゃいけないと 思っているんだ?》 329 00:17:22,242 --> 00:17:24,244 《思い返せば 330 00:17:24,244 --> 00:17:28,248 俺は ちょっと時間が空くと いつも スマホをいじっていた》 331 00:17:29,249 --> 00:17:33,253 《何もしないでいることを 時間を無駄にすることだと思っていた…》 332 00:17:34,254 --> 00:17:37,257 《けど 本当に そうなのか?》 333 00:17:37,257 --> 00:17:39,259 《スマホがなかった時代の俺は 334 00:17:39,259 --> 00:17:43,263 ただ お店の中を ぼんやり眺めたりして…》 335 00:17:43,263 --> 00:17:47,267 《おっ やけにアンティークな感じの 掛け時計だな》 336 00:17:48,268 --> 00:17:51,271 《竹で編んだ でかいザルみたいなやつが 飾ってある》 337 00:17:52,272 --> 00:17:54,274 《ん?》 338 00:17:54,274 --> 00:17:57,277 《囲炉裏の上にある 魚の飾りも素敵だ》 339 00:17:57,277 --> 00:18:02,282 《古民家風のお店というか 結構 凝ってるよな》 340 00:18:02,282 --> 00:18:05,285 《温かくて 落ち着ける内装だ》 341 00:18:07,287 --> 00:18:11,291 《もし スマホを会社に忘れてこなかったら 342 00:18:11,291 --> 00:18:14,294 こういうことには 一つも気づかなかったんだろうな…》 343 00:18:15,295 --> 00:18:17,297 《むしろ 忘れてよかったぜ》 344 00:18:17,297 --> 00:18:21,301 《料理が来るまで ゆっくり待つとしよう》 345 00:18:22,302 --> 00:18:25,305 《そう 何もしない》 346 00:18:25,305 --> 00:18:30,310 《ただ この空間に溶け込み 静かに待つ…》 347 00:18:31,311 --> 00:18:33,313 (女性)なんか あの人…。 348 00:18:33,313 --> 00:18:36,316 (男性)なんて穏やかな目をしているんだ…。 349 00:18:37,317 --> 00:18:40,320 《ああ… 情報だらけの昨今 350 00:18:40,320 --> 00:18:44,324 こんなに落ち着く気持ちになったのは 久々な気がする》 351 00:18:44,324 --> 00:18:48,328 《さっきまで慌てていたのが 嘘のようだ…》 352 00:18:49,329 --> 00:18:52,332 大変お待たせいたしました。 353 00:18:52,332 --> 00:18:55,335 おや… もう20分ですか? 354 00:18:55,335 --> 00:18:57,337 は… はあ…。 355 00:18:57,337 --> 00:19:00,340 蒸らすまで あと5分 お待ちいただきます。 356 00:19:00,340 --> 00:19:04,344 砂時計の砂が全て落ちたら お召し上がりください。 357 00:19:04,344 --> 00:19:06,346 なるほど。 わかりました。 358 00:19:07,347 --> 00:19:09,349 《さらに5分…》 359 00:19:09,349 --> 00:19:13,353 《いつもなら まだ待つのかよと 思っていたかもしれない》 360 00:19:13,353 --> 00:19:17,357 《…が 今の俺には むしろ嬉しい》 361 00:19:17,357 --> 00:19:20,360 《極上の昼メシを食べるために 362 00:19:20,360 --> 00:19:24,364 ただ待つという 贅沢な時間を…》 363 00:19:26,366 --> 00:19:28,368 《5分…》 364 00:19:28,368 --> 00:19:30,370 《あっという間だったな》 365 00:19:30,370 --> 00:19:33,373 《さあ いよいよ 釜めしとご対面だ!》 366 00:19:34,374 --> 00:19:36,376 おお~! 367 00:19:37,377 --> 00:19:39,379 《うまそう~!》 368 00:19:39,379 --> 00:19:41,381 《この立ち上る湯気が 369 00:19:41,381 --> 00:19:45,385 待ちに待ったスター登場の演出みたいで たまらないな!》 370 00:19:45,385 --> 00:19:49,389 《主役のあさりを始め ニンジン 油揚げ ゴボウなど 371 00:19:49,389 --> 00:19:52,392 いろんな具材が ぎっしりと入っている》 372 00:19:52,392 --> 00:19:57,397 《そして その隙間から顔をのぞかせる ふっくらとしたご飯!》 373 00:19:57,397 --> 00:20:03,403 《味噌汁と漬物 さらに ダシと薬味もついて まさに盤石の体制だ!》 374 00:20:04,404 --> 00:20:08,408 《まずは しゃもじで混ぜて 茶わんによそう》 375 00:20:08,408 --> 00:20:12,412 《この 自分でやるところも 楽しいんだよなあ》 376 00:20:12,412 --> 00:20:14,414 《あさりと一緒に…》 377 00:20:14,414 --> 00:20:16,416 (息を吹きかける音) 378 00:20:17,417 --> 00:20:19,419 《んっ…!》 379 00:20:19,419 --> 00:20:21,421 《あさりに 味が しっかり染みてる!》 380 00:20:21,421 --> 00:20:24,424 《ご飯は 上品な薄味だ!》 381 00:20:24,424 --> 00:20:28,428 《そして やはり この 炊きたてのご飯のうまさよ》 382 00:20:28,428 --> 00:20:30,430 《米の一粒一粒が立ってるぜ!》 383 00:20:30,430 --> 00:20:32,432 《おっ》 384 00:20:32,432 --> 00:20:34,434 《はい 出ました おこげ!》 385 00:20:34,434 --> 00:20:37,437 《これぞ 釜めしの醍醐味でしょう!》 386 00:20:38,438 --> 00:20:43,443 《ぬわあーっ! 香ばしくて 味が染みてる~!》 387 00:20:43,443 --> 00:20:45,445 (ミッチー)ヨシりん! 388 00:20:45,445 --> 00:20:48,448 さっきから あの女性の店員のこと ずっと見てるじゃない! 389 00:20:48,448 --> 00:20:50,450 (ヨシりん)誤解だよ ミッチー! (ミッチー)もういい! 390 00:20:50,450 --> 00:20:52,452 私 帰る! (ヨシりん)ああ~ 待って! 391 00:20:52,452 --> 00:20:55,455 お金 ここに置いときまーす! (戸の開閉音) 392 00:20:55,455 --> 00:20:57,457 な… なんなんだ? あの2人は。 393 00:20:57,457 --> 00:20:59,459 せっかく ゆったりしてたのに…。 394 00:20:59,459 --> 00:21:02,462 でも 見て あの人…! 395 00:21:02,462 --> 00:21:05,465 (女性)ぜ… 全然 動じてない! 396 00:21:05,465 --> 00:21:08,468 《あいつら また もめてるのか…》 397 00:21:08,468 --> 00:21:12,472 《だが 俺の心は そんなことじゃ乱されない》 398 00:21:12,472 --> 00:21:17,477 《そう 今は ただ 目の前の釜めしを楽しむ》 399 00:21:17,477 --> 00:21:20,480 《さあ 次が最後の一杯だ》 400 00:21:20,480 --> 00:21:23,483 《いよいよ あれを頂くか》 401 00:21:23,483 --> 00:21:28,488 《薬味をのせて ダシをかければ…》 402 00:21:29,489 --> 00:21:32,492 《締めのお茶漬けの完成!》 403 00:21:32,492 --> 00:21:35,495 《これ これ これ!》 404 00:21:35,495 --> 00:21:37,497 《最高だぁーっ!!》 405 00:21:38,498 --> 00:21:40,500 ああ… うまかった~! 406 00:21:40,500 --> 00:21:44,504 《スマホを忘れたことで 新たな発見があった》 407 00:21:44,504 --> 00:21:46,506 《たまには わざと置いていく》 408 00:21:46,506 --> 00:21:50,510 《これからは そんな日があっても いいのかもしれないな…》 409 00:21:52,512 --> 00:21:55,515 よ~し 午後も仕事 頑張るぞ~! 410 00:21:55,515 --> 00:21:57,517 ん? 411 00:21:57,517 --> 00:22:01,521 げっ…! みさえから何通もメッセージが…。 412 00:22:01,521 --> 00:22:03,523 はあ~。 413 00:22:03,523 --> 00:22:06,526 戻ってきたな… 日常に。 414 00:22:07,527 --> 00:22:10,530 ごちそうさまでした。 415 00:22:10,530 --> 00:22:18,538 ♪♪~