1 00:00:01,001 --> 00:00:06,006 (部長)営業でも苦戦が続いているとは思うが いま一度 奮起をしてもらいたい。 2 00:00:06,006 --> 00:00:11,011 《俺の名前は野原ひろし。 双葉商事に勤める サラリーマンだ》 3 00:00:11,011 --> 00:00:15,015 《にしても 月曜の朝は なかなか憂鬱だな…》 4 00:00:15,015 --> 00:00:19,019 という点では 反省も必要なのかもしれない。 5 00:00:19,019 --> 00:00:22,022 《朝礼の部長の話も 長く感じる…》 6 00:00:22,022 --> 00:00:24,024 そして これらの商品化に伴い 7 00:00:24,024 --> 00:00:29,029 営業二課でも 販売促進プロジェクトチームを 立ち上げることになった。 8 00:00:29,029 --> 00:00:34,034 《新商品のプロジェクトチーム… なかなか重要な仕事だぞ》 9 00:00:34,034 --> 00:00:36,036 メンバーは まず 高桐くん。 10 00:00:36,036 --> 00:00:38,038 (高桐あきたけ)はい。 11 00:00:38,038 --> 00:00:43,043 《新人なのに選ばれたか…。 確かに 高桐くんは優秀だもんな》 12 00:00:43,043 --> 00:00:46,046 もう一人は草加さん。 (草加ユミ)はい。 13 00:00:46,046 --> 00:00:49,049 《ユミちゃんもか。 彼女は気配りができるからな》 14 00:00:49,049 --> 00:00:51,051 そして 川口くん。 15 00:00:51,051 --> 00:00:53,053 (川口)えっ…。 あっ はい…。 16 00:00:53,053 --> 00:00:59,059 《川口も…。 う~ん ちょっと頼りないが ムードメーカー的なところもあるしな》 17 00:00:59,059 --> 00:01:01,061 メンバーは以上。 18 00:01:01,061 --> 00:01:06,066 《選ばれなかったのは残念だが 他の仕事を 着実に頑張ろう》 19 00:01:06,066 --> 00:01:09,069 《あと 今日の昼メシ どうしようかな~》 20 00:01:09,069 --> 00:01:13,073 そして チームをまとめる プロジェクトリーダーは野原くん。 21 00:01:13,073 --> 00:01:17,077 《給料日前だし 立ち食いそば辺りで…》 (部長)野原くん…? 野原くん! 22 00:01:17,077 --> 00:01:19,079 聞いてるのか? …はい? 23 00:01:19,079 --> 00:01:22,082 今回のプロジェクトリーダーは 君に任せたい。 24 00:01:22,082 --> 00:01:24,084 へっ? 25 00:01:24,084 --> 00:01:27,087 《プ… プ プ プ プ プ プ プ プ プロジェクトリーダー!?》 26 00:01:27,087 --> 00:01:29,089 《お… 俺が!?》 27 00:01:31,091 --> 00:01:33,093 《プロジェクトリーダーに⁉》 28 00:01:34,094 --> 00:01:38,098 正式に動きだしてもらうのは 来週からだが 想定して 動いておいてくれ。 29 00:01:38,098 --> 00:01:40,100 は… はい! 30 00:01:41,101 --> 00:01:51,111 ♪♪~ 31 00:03:11,659 --> 00:03:15,195 野原係長 よろしくお願いします。 ああ。 32 00:03:15,195 --> 00:03:17,197 お願いします。 よろしく。 33 00:03:17,197 --> 00:03:20,200 頼りにしてますよ プロジェクトリーダー! 34 00:03:21,201 --> 00:03:23,203 《うう… プロジェクトリーダー…》 35 00:03:23,203 --> 00:03:26,206 《なんて麗しい響き…。 おかわり ください!》 36 00:03:27,207 --> 00:03:29,209 川口… 今 なんて? 37 00:03:29,209 --> 00:03:32,212 ですから… 頼りにしてますよ プロジェクトリーダー。 38 00:03:35,215 --> 00:03:37,217 《ありがとう!》 39 00:03:37,217 --> 00:03:40,220 みんな このプロジェクト 絶対に成功させような! 40 00:03:40,220 --> 00:03:42,222 (高桐・川口・ユミ)はい! 41 00:03:43,223 --> 00:03:47,227 《プロジェクトが動きだすのは まだ先だが 気持ちがフワフワする~》 42 00:03:47,227 --> 00:03:51,231 《これが プロジェクトリーダーの 高揚感ってやつか…》 43 00:03:51,231 --> 00:03:56,236 《さて 今日の昼メシは 予定どおり 立ち食いそばに…》 44 00:03:56,236 --> 00:03:58,238 おっ。 45 00:03:58,238 --> 00:04:00,240 《新しくできたのか この店》 46 00:04:00,240 --> 00:04:02,242 《ローストビーフといったら 47 00:04:02,242 --> 00:04:06,246 ホテルのビュッフェとかでメインを飾る 高級料理…》 48 00:04:06,246 --> 00:04:09,249 《他の料理は 自由に好きなだけ取れるけど 49 00:04:09,249 --> 00:04:13,253 大抵 ローストビーフは その場でシェフが切ってくれる》 50 00:04:13,253 --> 00:04:17,257 《これがまた 高級感を演出していて いいんだけど…》 51 00:04:17,257 --> 00:04:19,259 何枚にしますか? 52 00:04:19,259 --> 00:04:22,262 あっ… に… 2枚で。 53 00:04:22,262 --> 00:04:25,265 《一遍に たくさんは頼みづらいんだよな…》 54 00:04:25,265 --> 00:04:30,270 《だからこそ… いつか ローストビーフを まとめて たくさん食べてみたい!》 55 00:04:30,270 --> 00:04:33,273 《そう夢見てきた…》 56 00:04:33,273 --> 00:04:35,275 《よし! 今こそ その夢を…》 57 00:04:36,276 --> 00:04:40,280 《うげっ! 給料日目前にローストビーフ丼は 贅沢すぎる!》 58 00:04:40,280 --> 00:04:42,282 《いや… 待てよ》 59 00:04:42,282 --> 00:04:45,285 《今までの野原ひろしなら ここで断念していた》 60 00:04:45,285 --> 00:04:50,290 《しかし 今の俺は プロジェクトリーダー 野原ひろし》 61 00:04:50,290 --> 00:04:53,293 《ローストビーフ丼くらいで ビビっていて いいのか?》 62 00:04:54,294 --> 00:04:56,296 《いや ダメだ!》 63 00:04:56,296 --> 00:04:58,298 《給料日前に ローストビーフ丼を食ってこそ 64 00:04:58,298 --> 00:05:00,300 プロジェクトリーダーじゃないのか?》 65 00:05:01,301 --> 00:05:03,303 フウ… 食った 食った。 66 00:05:03,303 --> 00:05:06,306 (川口)プロジェクトリーダー お昼 何 食べたんですか? 67 00:05:06,306 --> 00:05:08,308 ローストビーフ丼さ。 (高桐・川口・ユミ)えっ! 68 00:05:08,308 --> 00:05:10,310 ロ ロ ロ ロ… ローストビーフ丼! 給料日前なのに!? 69 00:05:10,310 --> 00:05:14,314 関係ないさ。 プロジェクトリーダーたる者 70 00:05:14,314 --> 00:05:18,318 常に やわらかいローストビーフのように 柔軟性を持ち合わせていないとな。 71 00:05:18,318 --> 00:05:22,322 さすが プロジェクトリーダー! (ユミ)かっこいい! プロジェクトリーダー! 72 00:05:22,322 --> 00:05:24,324 《そう 今日は 73 00:05:24,324 --> 00:05:28,328 プロジェクトリーダーに選ばれた 記念すべき日でもある》 74 00:05:28,328 --> 00:05:32,332 《ここは 景気をつけるために ローストビーフ丼を かっ食らってやる!》 75 00:05:32,332 --> 00:05:34,334 《文字数だって…》 76 00:05:41,341 --> 00:05:43,343 《1文字 多いしな》 77 00:05:43,343 --> 00:05:48,348 《おっと… 割引券を発見してしまった! これは使うしか…》 78 00:05:48,348 --> 00:05:50,350 《いや 待てよ…》 79 00:05:50,350 --> 00:05:55,355 《プロジェクトリーダーともあろう人間が 割引券なんかに頼ってもいいのか?》 80 00:05:55,355 --> 00:05:58,358 《プロジェクトが せせこましくなってしまうような…》 81 00:05:58,358 --> 00:06:01,361 《いや 違う! プロジェクトリーダーたる者 82 00:06:01,361 --> 00:06:05,365 予算管理能力 臨機応変な見極めが必要だ》 83 00:06:05,365 --> 00:06:08,368 《ここは 割引券を使う!》 84 00:06:11,371 --> 00:06:14,374 《ハア… プロジェクトリーダーも なかなか大変だ》 85 00:06:14,374 --> 00:06:16,376 《あらゆる局面で 86 00:06:16,376 --> 00:06:19,379 プロジェクトリーダーであることを 試されている気がする》 87 00:06:19,379 --> 00:06:22,382 いらっしゃいませ。 何名様ですか? 88 00:06:22,382 --> 00:06:24,384 プロジェクトリーダー 1名。 (女性店員)えっ? 89 00:06:24,384 --> 00:06:26,386 《ハッ! しまった…》 90 00:06:26,386 --> 00:06:29,389 《プロジェクトリーダーであることを 意識しすぎて つい…》 91 00:06:29,389 --> 00:06:31,391 い… 1名です。 92 00:06:31,391 --> 00:06:34,394 1名様ですね。 カウンターのお席 どうぞ。 93 00:06:35,395 --> 00:06:37,397 《恥ずかしい…》 94 00:06:37,397 --> 00:06:39,399 《いったん プロジェクトリーダーのことは忘れて 95 00:06:39,399 --> 00:06:41,401 昼メシに集中だ》 96 00:06:41,401 --> 00:06:44,404 《ランチは ローストビーフ丼のみか》 97 00:06:44,404 --> 00:06:48,408 《大きさが大 中 小 選べるんだな》 98 00:06:48,408 --> 00:06:51,411 《割引券もあるし ここは 大 一択!》 99 00:06:51,411 --> 00:06:55,415 ご注文 お決まりですか? ローストビーフ丼 大で。 100 00:06:55,415 --> 00:06:57,417 大ですね。 これ 使いたいんですけど。 101 00:06:57,417 --> 00:06:59,419 (女性店員)かしこまりました。 102 00:06:59,419 --> 00:07:04,424 《フウ… 待ち遠しいぜ。 想像しただけで よだれが出てくる》 103 00:07:04,424 --> 00:07:08,428 《ビビらず ここにして よかった…。 いい日になりそうだ》 104 00:07:09,429 --> 00:07:13,433 お待たせいたしました。 ローストビーフ丼 大です。 105 00:07:13,433 --> 00:07:15,435 《おおお!》 106 00:07:15,435 --> 00:07:19,439 《想定よりでかい ローストビーフが 何層も重なり 107 00:07:19,439 --> 00:07:22,442 山のように そびえ立っている…》 108 00:07:22,442 --> 00:07:26,446 《てっぺんには 太陽の日の出を彷彿とさせる 美しい卵黄》 109 00:07:26,446 --> 00:07:29,449 《山麓には 目に優しい緑があふれ 110 00:07:29,449 --> 00:07:34,454 雪化粧のように たっぷりとかかったソースが 食欲をそそる!》 111 00:07:34,454 --> 00:07:36,456 《なんて 完璧な丼!》 112 00:07:36,456 --> 00:07:40,460 《これぞ まさに プロジェクトチームの頂に立つ 113 00:07:40,460 --> 00:07:42,462 プロジェクトリーダーにふさわしい丼…》 114 00:07:42,462 --> 00:07:46,466 《プロジェクトリーダー丼と呼んでも 過言ではない!》 115 00:07:47,467 --> 00:07:51,471 《さあ どういうプロジェクトで頂こうか…》 116 00:07:52,472 --> 00:07:56,476 《よし 決めた! プロジェクトリーダーには 思いきりが大事だ!》 117 00:07:56,476 --> 00:07:59,479 《上にのった卵黄は 最初に潰す》 118 00:07:59,479 --> 00:08:04,484 《う~ん! このトローンとした感じ… 最高!》 119 00:08:04,484 --> 00:08:06,486 《全体に広がったところで 120 00:08:06,486 --> 00:08:11,491 さあ ローストビーフをひと切れ… プロジェクトリーダーの口に!》 121 00:08:15,495 --> 00:08:19,499 《爽やかなヨーグルトソースと 深みのあるオニオンソース 122 00:08:19,499 --> 00:08:21,501 それに 卵黄の甘さが加わって 123 00:08:21,501 --> 00:08:25,505 ローストビーフのうまみを 引き立ててくれるぜ!》 124 00:08:25,505 --> 00:08:27,507 《さあ もう1枚…》 125 00:08:28,508 --> 00:08:30,510 《野菜に挟んで…》 126 00:08:30,510 --> 00:08:32,512 《爽やかで うみゃい!!》 127 00:08:32,512 --> 00:08:35,515 《食べても 食べても ちっとも 下のご飯が見えてこない》 128 00:08:35,515 --> 00:08:37,517 《まさに ローストビーフざんまい!》 129 00:08:37,517 --> 00:08:41,521 《なんなら ビュッフェよりも食べ放題だぞ これ》 130 00:08:41,521 --> 00:08:44,524 《おっ! やっと ご飯が見えた》 131 00:08:44,524 --> 00:08:46,526 《どれどれ? ご飯も一緒に…》 132 00:08:46,526 --> 00:08:48,528 《うん! 合う!》 133 00:08:48,528 --> 00:08:52,532 《ご飯にも ソースがしみていて いい!》 134 00:08:52,532 --> 00:08:58,538 《フウ…。 結構 食べた気がするのに まだ半分以上あるぞ》 135 00:08:58,538 --> 00:09:01,541 《ローストビーフ丼を選んで よかった》 136 00:09:01,541 --> 00:09:04,544 《プロジェクトリーダーに選ばれて… よかった!》 137 00:09:04,544 --> 00:09:07,547 《まさに 最高の一日だぁぁぁぁ!》 138 00:09:07,547 --> 00:09:10,550 (携帯電話の振動音) ん? 139 00:09:10,550 --> 00:09:12,552 《川口から?》 140 00:09:12,552 --> 00:09:14,554 もしもし。 「あっ 先輩」 141 00:09:14,554 --> 00:09:17,557 《プロジェクトリーダーと 呼んでほしかったが…》 142 00:09:17,557 --> 00:09:19,559 どうした? 「高桐くんが 143 00:09:19,559 --> 00:09:22,562 プロジェクトチームの 予定も決まっていないのに 144 00:09:22,562 --> 00:09:25,565 勝手に 会議室 予約とかしちゃってるんですよ」 145 00:09:25,565 --> 00:09:27,567 それって ダメなんだっけ? 146 00:09:27,567 --> 00:09:30,570 「長くキープしてると 他の社員に迷惑ですからね」 147 00:09:30,570 --> 00:09:32,572 「僕が 文句 言われるんですよ!」 148 00:09:32,572 --> 00:09:36,576 そっか。 じゃあ 俺が あとで話しておくよ。 「お願いしますね」 149 00:09:37,577 --> 00:09:39,579 《大した問題じゃないけど 150 00:09:39,579 --> 00:09:44,584 普段 細かいことを気にしない川口が わざわざ言ってきたのは気になるな…》 151 00:09:44,584 --> 00:09:46,586 (携帯電話の振動音) ん? 152 00:09:46,586 --> 00:09:48,588 《今度は高桐くんか?》 153 00:09:49,589 --> 00:09:54,594 《うわっ…。 俺が あとで話すって言ったのに 先走ったのか 川口…》 154 00:09:54,594 --> 00:09:58,598 《まだプロジェクトが動きだしてもいないのに もめて どうする…》 155 00:09:58,598 --> 00:10:03,603 《あっ… 考えごとしながら食べてたら 全然 味わえていないぞ》 156 00:10:03,603 --> 00:10:08,608 《チームのことは いったん置いといて 目の前のローストビーフ丼に集中!》 157 00:10:08,608 --> 00:10:10,610 (携帯電話の振動音) 《あっ…。 今度はなんだ?》 158 00:10:10,610 --> 00:10:12,612 《ユミちゃんから…》 159 00:10:12,612 --> 00:10:14,614 《もう 嫌な予感しかしない》 160 00:10:14,614 --> 00:10:17,617 《おいおい… もう プロジェクトチームに亀裂が…》 161 00:10:17,617 --> 00:10:22,622 《早くも プロジェクトリーダーの資質が 試される局面を迎えている!》 162 00:10:22,622 --> 00:10:26,626 《目の前のビーフをとるか 仲間となるチームをとるか…》 163 00:10:27,627 --> 00:10:30,630 《ここは… チームをとる!》 164 00:10:30,630 --> 00:10:35,635 《残念だが 目の前のローストビーフは できる限り 素早く平らげ 165 00:10:35,635 --> 00:10:37,637 1秒でも早く 会社に戻る》 166 00:10:37,637 --> 00:10:40,640 《そのために あれを使うしかない!》 167 00:10:40,640 --> 00:10:43,643 《野原ひろし 昼メシの奥義!》 168 00:10:50,650 --> 00:10:54,654 《箸で ビーフと米を素早くかき込み あごを高速で上下させる》 169 00:10:54,654 --> 00:10:57,657 《水でサラッと流し込み 次のひと口に向かう!》 170 00:10:57,657 --> 00:11:01,661 《何度も苦境を乗り越えてきた これが 俺の高速食い 丼の型!》 171 00:11:01,661 --> 00:11:04,664 《プロジェクトリーダースタイルだ!》 172 00:11:04,664 --> 00:11:06,666 ごちそうさまでした。 173 00:11:06,666 --> 00:11:08,668 会計を。 かしこまりました。 174 00:11:08,668 --> 00:11:11,671 《本当は ゆっくり味わって 食べたかった…》 175 00:11:11,671 --> 00:11:14,674 《プロジェクトリーダーはつらいぜ…》 176 00:11:15,675 --> 00:11:17,677 (女性店員)ありがとうございました。 177 00:11:17,677 --> 00:11:19,679 《待ってろ チームのみんな》 178 00:11:19,679 --> 00:11:23,683 《プロジェクトリーダーの俺が 今すぐ駆けつけるからな!》 179 00:11:23,683 --> 00:11:26,686 《しかし この時の俺は まだ気づいていなかった…》 180 00:11:26,686 --> 00:11:29,689 《チーム内の小さなほころびが 181 00:11:29,689 --> 00:11:34,694 やがて プロジェクト自体の根底を揺るがす 大事件に発展することを…》 182 00:11:34,694 --> 00:11:36,696 《後半へ続く!》 183 00:11:37,697 --> 00:11:39,699 ごちそうさまでした。 184 00:11:40,700 --> 00:11:43,703 (野原ひろし)ハア ハア ハア…! 185 00:11:43,703 --> 00:11:46,706 プロジェクトリーダーが戻ったぞ… チームのみんな! 186 00:11:46,706 --> 00:11:50,710 え…。 (川口)ああ 先輩 お疲れさまです。 187 00:11:50,710 --> 00:11:52,712 ああ お疲れ…。 188 00:11:52,712 --> 00:11:56,716 (高桐あきたけ)すごい汗かかれてませんか? 急ぎの用でもあったんですか? 189 00:11:56,716 --> 00:11:58,718 急ぎの用というか…。 190 00:11:58,718 --> 00:12:02,722 (草加ユミ)あ… 高桐くんが 大学時代にキャンプ行った時の話で 191 00:12:02,722 --> 00:12:04,724 盛り上がってまして…。 192 00:12:04,724 --> 00:12:08,728 朝起きたら こめかみの所にセミの幼虫が止まってて 193 00:12:08,728 --> 00:12:11,731 そこで成虫に羽化していったんですよ。 194 00:12:11,731 --> 00:12:14,734 アハハハハ…! そんな奇跡 ホントにあるかな? 195 00:12:14,734 --> 00:12:16,736 ホントなんですって! 196 00:12:16,736 --> 00:12:19,739 《ひとまず 険悪なムードは回避されたってことか》 197 00:12:19,739 --> 00:12:21,741 《よかった》 198 00:12:24,744 --> 00:12:26,746 《それから1週間が過ぎ 199 00:12:26,746 --> 00:12:30,750 販売促進プロジェクトが ついに動き始めた》 200 00:12:30,750 --> 00:12:34,754 販促イベントに関して 何かプランがある人はいるかな? 201 00:12:34,754 --> 00:12:37,757 はい。 あくまでもサジェスチョンなのですが 202 00:12:37,757 --> 00:12:43,763 販促イベントと連携したPR動画を 人気VTuberとコラボして展開していく 203 00:12:43,763 --> 00:12:45,765 というのは どうでしょうか? なるほどな…。 204 00:12:45,765 --> 00:12:49,769 (川口)でも それって 予算と合わないんじゃないかな? 205 00:12:49,769 --> 00:12:51,771 ですから あくまでもサジェスチョンです。 206 00:12:51,771 --> 00:12:53,773 さじぇすちょん…? 207 00:12:53,773 --> 00:12:55,775 意味 ご存じないんですか? 208 00:12:55,775 --> 00:12:58,778 いや えっと…。 「提案」という意味です。 209 00:12:58,778 --> 00:13:00,780 わかってるよ! 今 言おうとしたから。 210 00:13:00,780 --> 00:13:02,782 2人とも 落ち着きましょう。 211 00:13:02,782 --> 00:13:04,784 僕は 落ち着いています。 212 00:13:04,784 --> 00:13:06,786 俺も落ち着いてるよ。 213 00:13:06,786 --> 00:13:10,790 まあまあ 川口 今はアイデアを出し合うタイミングだから。 214 00:13:10,790 --> 00:13:12,792 否定せずに 自由に意見を出そう。 215 00:13:12,792 --> 00:13:14,794 …わかりました。 216 00:13:15,795 --> 00:13:18,798 《結局 険悪ムードに逆戻りか》 217 00:13:18,798 --> 00:13:22,802 《かなりタイプの違う2人だからなあ》 218 00:13:25,805 --> 00:13:29,809 《川口の奴 近々何か言ってきそうだが…》 219 00:13:29,809 --> 00:13:32,812 (川口)あの 先輩…。 《早速 来た…》 220 00:13:32,812 --> 00:13:34,814 どうした? 川口。 221 00:13:34,814 --> 00:13:37,817 相談があるんですけど… お昼 一緒に行きませんか? 222 00:13:37,817 --> 00:13:40,820 ああ わかった。 行こう。 223 00:13:41,821 --> 00:13:43,823 何か食べたいものあるか? 224 00:13:43,823 --> 00:13:47,827 どこでも大丈夫です。 気分が上がりそうな店がいいですけど。 225 00:13:47,827 --> 00:13:49,829 そっか。 226 00:13:49,829 --> 00:13:53,833 《どこでもと言いながら 難しいリクエストをしてきたな…》 227 00:13:53,833 --> 00:13:56,836 《おっ! スペイン料理か…》 228 00:13:56,836 --> 00:14:00,840 《スペインの人って 何か楽しそうなイメージあるな》 229 00:14:00,840 --> 00:14:03,843 《「パエリアランチ」 いいじゃないか》 230 00:14:05,845 --> 00:14:09,849 (川口)へえ~ うまそう。 パエリアって こんなに 種類があったんすね! 231 00:14:09,849 --> 00:14:11,851 確かに 豊富だな。 232 00:14:11,851 --> 00:14:15,855 「鶏肉とインゲン豆のパエリア」 「野菜のパエリア」…。 233 00:14:15,855 --> 00:14:18,858 あっ! イカ墨なんてのもあるんですね。 234 00:14:18,858 --> 00:14:22,862 《よしよし ちゃんと気分は上がっていそうだな》 235 00:14:22,862 --> 00:14:27,867 てっきり ムール貝とか魚介の入った あれ1種類だけかと思ってましたけど…。 236 00:14:27,867 --> 00:14:31,871 ランチで これだけの種類から選べるのは 嬉しいよな。 237 00:14:31,871 --> 00:14:33,873 けど 俺は あえて… 238 00:14:33,873 --> 00:14:37,877 オーソドックスな 魚介のパエリア マリスコスにするぜ。 239 00:14:37,877 --> 00:14:39,879 せっかく いろいろあるのに? 240 00:14:39,879 --> 00:14:42,882 食べたことあるやつのほうが 味を比較しやすいだろ。 241 00:14:42,882 --> 00:14:45,885 なるほど。 それじゃ 僕は… 242 00:14:45,885 --> 00:14:48,888 野菜のパエリア ベルドゥーラにしてみます。 243 00:14:48,888 --> 00:14:50,890 野菜か いい選択じゃないか。 244 00:14:50,890 --> 00:14:52,892 あざっす。 すいませーん! 245 00:14:52,892 --> 00:14:54,894 (女性店員)お決まりですか? 246 00:14:54,894 --> 00:14:57,897 マリスコスとベルドゥーラ お願いします。 247 00:14:57,897 --> 00:15:00,900 かしこまりました。 ごゆっくりお待ちください。 248 00:15:00,900 --> 00:15:04,904 それで 川口 なんだ? 相談って。 249 00:15:04,904 --> 00:15:07,907 いや それが… 高桐くんのことで…。 250 00:15:07,907 --> 00:15:09,909 《やっぱり そう来たか…》 251 00:15:09,909 --> 00:15:14,914 今までは そんなに感じてなかったんですけど 結構参ってまして。 252 00:15:14,914 --> 00:15:16,916 具体的には どんなところが? 253 00:15:16,916 --> 00:15:22,922 なんていうか… 僕が指摘したことに 素直に従ってくれなくて…。 254 00:15:22,922 --> 00:15:24,924 ふむふむ。 それで? 255 00:15:24,924 --> 00:15:28,928 彼が初めてやることに関して 手順を指示しても 256 00:15:28,928 --> 00:15:33,933 こっちのやり方が自分に合ってるとか いちいち反論してくるんすよね。 257 00:15:33,933 --> 00:15:35,935 そうか…。 258 00:15:35,935 --> 00:15:38,938 《川口も新人の頃 そんな感じだったけどな》 259 00:15:38,938 --> 00:15:41,941 《今は だいぶ鬱憤がたまっているみたいだから 260 00:15:41,941 --> 00:15:44,944 とりあえず黙って聞いてやろう》 261 00:15:44,944 --> 00:15:48,948 (川口)あっ そうそう! この前も 先輩が帰ったあとにですね 262 00:15:48,948 --> 00:15:51,951 決算報告書を出せって僕が言ったんですよ。 そしたら…。 263 00:15:52,952 --> 00:15:54,954 (川口)で 最終的に 264 00:15:54,954 --> 00:15:57,957 返事も「はいはい やっておきます」みたいな おざなりな感じで。 265 00:15:57,957 --> 00:16:01,961 正直 チームとしてやっていけるか 自信ないっすよ。 266 00:16:01,961 --> 00:16:04,964 《だいぶ長いこと 愚痴を吐き出したな…》 267 00:16:04,964 --> 00:16:08,968 《このまま放置していたら チームは悪い方向に進む…》 268 00:16:08,968 --> 00:16:12,972 《このランチの間に 何か打開策を見つけ出さなければ…》 269 00:16:12,972 --> 00:16:16,976 (女性店員)お待たせしました。 魚介のパエリア マリスコスです。 270 00:16:16,976 --> 00:16:18,978 《おお…!》 271 00:16:18,978 --> 00:16:21,981 《さすがパエリア まるで絵画のように 色鮮やかだ》 272 00:16:21,981 --> 00:16:24,984 《目にも美味しい!》 273 00:16:24,984 --> 00:16:28,988 《エビ イカ ホタテ アサリにムール貝》 274 00:16:28,988 --> 00:16:33,993 《魚介とサフランライスの香辛料の香りが エキゾチックな雰囲気を醸し出し 275 00:16:33,993 --> 00:16:36,996 食欲を刺激してくるぜ》 276 00:16:36,996 --> 00:16:39,999 (女性店員) エビは ソフトシェルシュリンプですので 277 00:16:39,999 --> 00:16:43,002 頭から尻尾まで 殻ごとお召し上がりいただけます。 278 00:16:43,002 --> 00:16:45,004 《おお それはありがたい》 279 00:16:45,004 --> 00:16:49,008 《殻付きのエビは うまいけど 食べるの大変なんだよな》 280 00:16:49,008 --> 00:16:52,011 こちらは野菜のパエリア ベルドゥーラです。 281 00:16:52,011 --> 00:16:54,013 (2人)おお…! 282 00:16:54,013 --> 00:16:57,016 《こちらは 赤いパプリカと 緑のズッキーニ 283 00:16:57,016 --> 00:17:02,021 そして 黄色い サフランライスによって 彩りを生み出しているんだな》 284 00:17:02,021 --> 00:17:04,023 《さらに 上には フレッシュなサラダがのり 285 00:17:04,023 --> 00:17:06,025 その下にはチーズ…》 286 00:17:06,025 --> 00:17:09,028 《それらを混ぜ合わせることで生まれる ハーモニーは 287 00:17:09,028 --> 00:17:12,031 なんとも舌心地が良さそうだ》 288 00:17:12,031 --> 00:17:16,035 どっちも美味しそうですね。 だな。 289 00:17:16,035 --> 00:17:19,038 そうだ 先輩! せっかくなんで シェアしませんか? 290 00:17:19,038 --> 00:17:23,042 おっ それは いい考えだな。 さすが川口 アイデアマン! 291 00:17:23,042 --> 00:17:25,044 あざっす。 292 00:17:25,044 --> 00:17:28,047 《こういうところでも ちょいちょい機嫌をとってやらんとな》 293 00:17:28,047 --> 00:17:31,050 じゃあ お互い半分まで食べたら 鍋を交換しよう。 294 00:17:31,050 --> 00:17:34,053 了解っす。 やったー! 295 00:17:34,053 --> 00:17:36,055 それじゃあ 頂くとするか。 296 00:17:36,055 --> 00:17:40,059 《ホタテと一緒に まずは ひと口…》 297 00:17:40,059 --> 00:17:45,064 《うん! やはり 魚介それぞれのうまみが ライスに染み込んでて うまい!》 298 00:17:45,064 --> 00:17:47,066 《ホタテも いい味出してる!》 299 00:17:47,066 --> 00:17:51,070 《そして 爽やかな独特の香り… これがサフランの魅力…》 300 00:17:52,071 --> 00:17:54,073 《花のめしべを集めたもので 301 00:17:54,073 --> 00:17:58,077 1つの花から 3本しかとれない 高級スパイス…》 302 00:17:58,077 --> 00:18:00,079 《ナイスなスパイスだ…!》 303 00:18:00,079 --> 00:18:02,081 《よーし 今度はイカを…》 304 00:18:03,082 --> 00:18:06,085 《うん! 違った味で またいい!》 305 00:18:06,085 --> 00:18:08,087 《歯応えもあるし…》 306 00:18:08,087 --> 00:18:10,089 《えっ!? か… 川口!?》 307 00:18:10,089 --> 00:18:13,092 《俺の鍋から勝手に取り始めた…》 308 00:18:13,092 --> 00:18:16,095 《半分食べたら鍋を交換って決めてたのに…》 309 00:18:16,095 --> 00:18:19,098 ああ 高桐くんの話に戻りますけど 310 00:18:19,098 --> 00:18:23,102 僕がやり方を伝えた その数分後に もう勝手なこと始めてるんすよ。 311 00:18:23,102 --> 00:18:25,104 あっ ムール貝 美味しい。 312 00:18:25,104 --> 00:18:28,107 《今まさに お前が それをやってるんだよ!》 313 00:18:28,107 --> 00:18:30,109 どう思います? 314 00:18:30,109 --> 00:18:32,111 《めちゃくちゃ気分悪いよ!》 315 00:18:32,111 --> 00:18:35,114 ま… まあ 言っても聞かないんなら 316 00:18:35,114 --> 00:18:39,118 本人が自分で気づくように さりげなく行動で示してみるとかな。 317 00:18:39,118 --> 00:18:41,120 さりげなく行動で…。 318 00:18:41,120 --> 00:18:46,125 《よし 俺もさりげなく まだ使ってないフォークで半分に分ける…》 319 00:18:46,125 --> 00:18:50,129 《これを見たら 川口もルールを思い出すはず!》 320 00:18:50,129 --> 00:18:53,132 何やっても気づかないと思いますけどね。 アサリも うまっ! 321 00:18:55,134 --> 00:18:57,136 《まあ いい》 322 00:18:57,136 --> 00:19:02,141 《俺は ちゃんとルールを守って 半分までは鍋から直接頂くぜ》 323 00:19:02,141 --> 00:19:04,143 《うーん ムール貝》 324 00:19:04,143 --> 00:19:06,145 《なめらかで とろけるような食感!》 325 00:19:06,145 --> 00:19:09,148 《川口が先に食っちまったけどな…》 326 00:19:09,148 --> 00:19:12,151 《よし ここで楽しみにしていたエビを…》 327 00:19:12,151 --> 00:19:15,154 《えっ!? まさか こいつ…》 328 00:19:15,154 --> 00:19:18,157 《食いやがった!! また 俺より先に!》 329 00:19:18,157 --> 00:19:20,159 殻がやわらかい! 330 00:19:20,159 --> 00:19:22,161 《なんて自己中な食い方を!》 331 00:19:22,161 --> 00:19:24,163 《ここは ガツンと言ってやるか…》 332 00:19:24,163 --> 00:19:27,166 《いや きっと川口も 高桐くんのことで頭がいっぱいで 333 00:19:27,166 --> 00:19:30,169 気が回らないだけなんだろう…》 334 00:19:30,169 --> 00:19:34,173 《プロジェクトリーダーとして 広い心で見守るべきだ》 335 00:19:34,173 --> 00:19:36,175 (せき払い) 336 00:19:36,175 --> 00:19:39,178 川口 半分まで食べたから 鍋を交換しようか。 337 00:19:39,178 --> 00:19:41,180 あ… はーい。 338 00:19:41,180 --> 00:19:44,183 《実は 野菜のほうも 楽しみにしていたんだ…》 339 00:19:44,183 --> 00:19:48,187 《初めて味わうベルドゥーラは どんなふうに俺を楽しませてくれ…》 340 00:19:48,187 --> 00:19:50,189 《こ… これは…!》 341 00:19:50,189 --> 00:19:52,191 《一見にぎやかな感じだが 342 00:19:52,191 --> 00:19:55,194 実際には 野菜の具は少ししか残っていない!》 343 00:19:55,194 --> 00:19:58,197 《しかも 俺の皿から奪った貝の殻を置いて 344 00:19:58,197 --> 00:20:01,200 いかにも具があるように カムフラージュしている!》 345 00:20:01,200 --> 00:20:06,205 そもそも うちの部署 新人なんて配属させる必要あったんですかね。 346 00:20:06,205 --> 00:20:10,209 おかげで残業できなくなって 残業手当も減っちゃってるし。 347 00:20:12,211 --> 00:20:14,213 いい加減にしろ 川口。 え…。 348 00:20:15,214 --> 00:20:18,217 お前が今 言ったのは ワーキングシェアといって 349 00:20:18,217 --> 00:20:23,222 労働者一人当たりの労働時間を短縮することで 社会全体の雇用者を増やそうという 350 00:20:23,222 --> 00:20:26,225 働き方改革の一環だ。 え…。 351 00:20:26,225 --> 00:20:30,229 仕事のシェアも料理のシェアも 分かち合いの精神が大事! 352 00:20:30,229 --> 00:20:33,232 自分勝手なやり方をしてるのは お前だろ! 353 00:20:33,232 --> 00:20:35,234 えっ… あ… じゃあ… 354 00:20:35,234 --> 00:20:39,238 今日は 支払いもシェアってことで… 割り勘でいいっす。 355 00:20:39,238 --> 00:20:44,243 最初から おごるなんて言ってねえんだよ! 毎回毎回 当然のようにおごらせやがって! 356 00:20:44,243 --> 00:20:48,247 散々 高桐くんへの不満を あげつらっていたけどな 357 00:20:48,247 --> 00:20:51,250 彼はプロジェクトに真摯に取り組んでいる! 358 00:20:51,250 --> 00:20:55,254 やっかみとか嫉妬とか くだらない感情で 仕事をおろそかにするな! 359 00:20:55,254 --> 00:20:58,257 そんな…。 今日こそ はっきり伝えておくぞ! 360 00:20:58,257 --> 00:21:01,260 今 一番改革が必要なのは 高桐くんじゃない! 361 00:21:01,260 --> 00:21:03,262 お前のほうだ!! 362 00:21:04,263 --> 00:21:07,266 そんなふうに思ってたんですね…。 363 00:21:08,267 --> 00:21:12,271 すみませんでした。 お代 ここに置いておきます。 364 00:21:15,274 --> 00:21:17,276 《しまった…》 365 00:21:17,276 --> 00:21:20,279 《怒りのあまり 言いたいこと全部ぶちまけてしまった…》 366 00:21:22,281 --> 00:21:26,285 《昨日は 川口に 強く言いすぎてしまった…》 367 00:21:26,285 --> 00:21:30,289 《そのせいで あいつ あのあとも ずっと暗かったな…》 368 00:21:30,289 --> 00:21:33,292 《感情に任せて怒りをぶつけるなんて…》 369 00:21:33,292 --> 00:21:36,295 《プロジェクトリーダー失格…》 370 00:21:36,295 --> 00:21:39,298 《今日は ちゃんとフォローをしないと》 371 00:21:39,298 --> 00:21:41,300 あれ? 高桐くん。 (高桐)はい。 372 00:21:41,300 --> 00:21:44,303 川口は? 今日は まだ来てませんね…。 373 00:21:44,303 --> 00:21:46,305 (ユミ)あ… じゃあ やっぱり。 374 00:21:46,305 --> 00:21:48,307 何か? 375 00:21:48,307 --> 00:21:52,311 今日 会社来る時に 駅前で川口さんを見かけたんです。 376 00:21:52,311 --> 00:21:56,315 でも 会社とは逆方向に歩いていったから 377 00:21:56,315 --> 00:21:58,317 別人かなって思ったんですけど…。 378 00:21:58,317 --> 00:22:01,320 やっぱり あれ 川口さんだったんだ。 379 00:22:01,320 --> 00:22:04,323 《川口… 一体 どこに…》 380 00:22:04,323 --> 00:22:06,325 (風の音) 381 00:22:08,327 --> 00:22:10,329 ごちそうさまでした。 382 00:22:10,329 --> 00:22:18,337 ♪♪~