1 00:00:01,001 --> 00:00:03,003 《俺の名前は 野原ひろし》 2 00:00:03,003 --> 00:00:07,007 《数日前 念願のプロジェクトリーダーに選ばれた》 3 00:00:07,007 --> 00:00:09,009 《しかし 4 00:00:09,009 --> 00:00:12,012 プロジェクトチームのメンバーである 川口と高桐くんの関係は 5 00:00:12,012 --> 00:00:14,014 あまりうまくいっておらず…》 6 00:00:14,014 --> 00:00:19,019 《川口からの相談を聞くために 一緒に昼メシを食べに行ったはいいが 7 00:00:19,019 --> 00:00:23,023 川口の パエリアの食べ方に カチンと来てしまった俺は…》 8 00:00:23,023 --> 00:00:27,027 《あいつを励ますどころか 言いたいことを言ってしまい 9 00:00:27,027 --> 00:00:31,031 そして 今日… 川口は 会社に来なかった…》 10 00:00:32,032 --> 00:00:42,042 ♪♪~ 11 00:02:03,123 --> 00:02:05,125 (キーボードを打つ音) 12 00:02:05,125 --> 00:02:07,127 《もう11時か…》 13 00:02:07,127 --> 00:02:11,131 《川口は… まだ来ていない…》 14 00:02:11,131 --> 00:02:15,135 《電話も繋がらないし 一体 どこに行ってしまったんだ…》 15 00:02:15,135 --> 00:02:19,139 《昨日のことがあったから なおさら心配だ…》 16 00:02:19,139 --> 00:02:22,142 ごめん みんな… ちょっと外回りに行ってくる。 17 00:02:22,142 --> 00:02:24,144 (草加ユミ)あ… はい。 18 00:02:24,144 --> 00:02:26,146 (高桐あきたけ)あ…。 19 00:02:28,148 --> 00:02:30,150 (高桐)野原係長。 20 00:02:30,150 --> 00:02:33,153 高桐くん どうした? 21 00:02:33,153 --> 00:02:36,156 もしかして 川口さんを捜しに行かれるんですか? 22 00:02:36,156 --> 00:02:39,159 え… ああ 気づかれちゃったか。 23 00:02:39,159 --> 00:02:44,164 実は 僕も ちょっと気になっていて… 一緒に行っていいですか? 24 00:02:44,164 --> 00:02:49,169 いや 大丈夫。 これは プロジェクトリーダーの俺の仕事だ。 25 00:02:49,169 --> 00:02:52,172 高桐くんは 目の前の仕事に集中してくれ。 26 00:02:52,172 --> 00:02:54,174 わかりました。 27 00:02:55,175 --> 00:02:59,179 《はあ… どこ行ったんだ? 川口…》 28 00:03:00,180 --> 00:03:03,183 《い… いた! 川口!》 29 00:03:04,184 --> 00:03:06,186 《このビルで何を?》 30 00:03:06,186 --> 00:03:08,188 《「カッケータイガー」…》 31 00:03:08,188 --> 00:03:10,190 《…って ここは!》 32 00:03:10,190 --> 00:03:14,194 《あいつ 前 同じ店に居合わせた カッケータイガー社のCEOに 33 00:03:14,194 --> 00:03:17,197 雇ってくれって直談判してたよな…》 34 00:03:17,197 --> 00:03:21,201 《うちを辞めて転職しようとしてるのか…?》 35 00:03:25,205 --> 00:03:28,208 《また別の会社に…》 36 00:03:28,208 --> 00:03:30,210 《今度は人材派遣会社…》 37 00:03:33,213 --> 00:03:35,215 《出てきた…》 38 00:03:35,215 --> 00:03:39,219 《手応えあったのか? 嬉しそうだぞ》 39 00:03:39,219 --> 00:03:41,221 《そんなに辞めたいのか…》 40 00:03:41,221 --> 00:03:44,224 《あいつの人生だから 転職は自由だが 41 00:03:44,224 --> 00:03:47,227 さすがに寂しいぞ 川口…》 42 00:03:47,227 --> 00:03:50,230 《なんとか引き留める方法は ないかな…》 43 00:03:50,230 --> 00:03:54,234 《ん? 今度は… お好み焼きの店…?》 44 00:03:54,234 --> 00:03:57,237 《そうか 昼メシ時だもんな…》 45 00:03:57,237 --> 00:04:01,241 《よし 偶然を装いつつ 話しかけてみるか》 46 00:04:01,241 --> 00:04:05,245 や… やあ そこにいるのは川口じゃないか。 47 00:04:05,245 --> 00:04:08,248 (川口)せ… 先輩? どうして…? 48 00:04:08,248 --> 00:04:12,252 じ… 実は こ… この辺りの取引先に用があってな…。 49 00:04:12,252 --> 00:04:14,254 は… はあ…。 50 00:04:14,254 --> 00:04:16,256 《警戒されてる…》 51 00:04:16,256 --> 00:04:20,260 《めちゃくちゃ不自然な感じで 話しかけてしまったからな…》 52 00:04:20,260 --> 00:04:24,264 ここのお店 前から気になってたんだよ。 53 00:04:24,264 --> 00:04:26,266 一緒に どうだ? あ… はい。 54 00:04:28,268 --> 00:04:32,272 《誘ったはいいが 何から話せばいいか…》 55 00:04:32,272 --> 00:04:34,274 あ… あの…。 なんだ? 56 00:04:34,274 --> 00:04:37,277 今日は 割り勘で大丈夫ですから。 57 00:04:37,277 --> 00:04:39,279 あ… ああ…。 58 00:04:39,279 --> 00:04:42,282 《やっぱり 昨日のことを引きずってるな…》 59 00:04:42,282 --> 00:04:44,284 ご注文は お決まりですか? 60 00:04:44,284 --> 00:04:46,286 あっ えっと…。 61 00:04:46,286 --> 00:04:49,289 《豚玉 イカ玉 エビ玉…》 62 00:04:49,289 --> 00:04:51,291 《どれも うまそうだ…》 63 00:04:51,291 --> 00:04:53,293 《トッピングの種類も豊富…》 64 00:04:53,293 --> 00:04:58,298 《ただ 今日は 昼メシを楽しむよりも 川口を引き留めるほうがメインだ…》 65 00:04:58,298 --> 00:05:00,300 《ここはシンプルに…》 66 00:05:00,300 --> 00:05:02,302 豚玉を。 67 00:05:02,302 --> 00:05:05,305 僕は コーン玉に トッピングでラーメンスナックを。 68 00:05:05,305 --> 00:05:07,307 コーン玉とラーメンスナック? 69 00:05:07,307 --> 00:05:09,309 おかしいですか? あ… いや…。 70 00:05:09,309 --> 00:05:14,314 《おかしくはないが 俺なら絶対頼まないメニューではあるな》 71 00:05:14,314 --> 00:05:18,318 お客様のほうで焼きますか? こちらで お作りすることもできますけど。 72 00:05:18,318 --> 00:05:22,322 僕は自分で焼きます。 え… ああ じゃあ 俺も。 73 00:05:22,322 --> 00:05:24,324 かしこまりました。 74 00:05:24,324 --> 00:05:28,328 《はあ… 気まずい…》 75 00:05:28,328 --> 00:05:31,331 《ひとまず 昨日のことを謝ろう》 76 00:05:31,331 --> 00:05:33,333 そういえば 昨日のことなんだがな…。 77 00:05:33,333 --> 00:05:37,337 すみませんでした! えっ… どうして お前が謝るんだ? 78 00:05:37,337 --> 00:05:41,341 先輩の言ったとおりです。 僕がチームの足を引っ張っているんです。 79 00:05:41,341 --> 00:05:44,344 いや 俺は そんなこと言ってないぞ。 80 00:05:44,344 --> 00:05:48,348 じゃあ 僕が高桐くんより優れてる部分 ありますか!? 81 00:05:48,348 --> 00:05:50,350 あ… それは…。 82 00:05:50,350 --> 00:05:52,352 (高桐)アハハ! アハハハハ…! 83 00:05:52,352 --> 00:05:54,354 スッと出ないじゃないですか!! 84 00:05:54,354 --> 00:05:56,356 いや いっぱいあるだろ。 85 00:05:56,356 --> 00:05:59,359 例えば ほら… 経験豊富なところとか。 86 00:05:59,359 --> 00:06:01,361 ただ長く会社にいるだけですよ。 87 00:06:01,361 --> 00:06:03,363 …知識量とかさ。 88 00:06:03,363 --> 00:06:05,365 「サジェスチョン」の意味を 知りませんでしたから。 89 00:06:05,365 --> 00:06:07,367 川口は チームのムードメーカーだろ。 90 00:06:07,367 --> 00:06:10,370 ムードメーカーって 他に褒めるところがない人間に言う 91 00:06:10,370 --> 00:06:12,372 常套句でしょ。 92 00:06:12,372 --> 00:06:14,374 そんなことないって…。 93 00:06:14,374 --> 00:06:17,377 《くっ…! 今日に限って 全部打ち返してくる…》 94 00:06:17,377 --> 00:06:19,379 《なかなか手ごわい…》 95 00:06:19,379 --> 00:06:21,381 (女性店員)お待たせしました。 豚玉です。 96 00:06:21,381 --> 00:06:23,383 あ… はい。 97 00:06:23,383 --> 00:06:26,386 (女性店員)こちらはコーン玉と トッピングのラーメンスナックです。 98 00:06:26,386 --> 00:06:28,388 ありがとうございます。 99 00:06:28,388 --> 00:06:30,390 鉄板に火つけますね。 (点火する音) 100 00:06:30,390 --> 00:06:34,394 《キャベツ ネギ 天かす 紅ショウガ…》 101 00:06:34,394 --> 00:06:37,397 《オーソドックスな関西風だな》 102 00:06:37,397 --> 00:06:39,399 《おっ 山芋入りか》 103 00:06:39,399 --> 00:06:42,402 《焼き上がりが ふわっとして 美味しくなるんだよな…》 104 00:06:42,402 --> 00:06:45,405 油引きますね。 あ… ああ…。 105 00:06:45,405 --> 00:06:48,408 《腹が減っていると 会話もギスギスしがちだ》 106 00:06:48,408 --> 00:06:52,412 《ここは いったん お好み焼きに集中しよう》 107 00:06:52,412 --> 00:06:54,414 《まずは生地…》 108 00:06:54,414 --> 00:06:57,417 《空気が混ざるように ゆっくり じっくり かき混ぜる…》 109 00:06:57,417 --> 00:07:01,421 《んっ? 勢いよくかき混ぜすぎじゃないか…?》 110 00:07:01,421 --> 00:07:06,426 《あまり混ぜすぎると キャベツの水分が出て ベチャッと仕上がるんだぞ》 111 00:07:06,426 --> 00:07:08,428 《こっちは いい感じかな》 112 00:07:09,429 --> 00:07:12,432 《鉄板の温度も ちょうど良さそうだ》 113 00:07:12,432 --> 00:07:15,435 《ここからは あまり触れない》 114 00:07:15,435 --> 00:07:19,439 《ん? ヘラで形を整え始めた… 円くしたいのか?》 115 00:07:19,439 --> 00:07:23,443 《お好み焼きってのは 大ざっぱなくらいがいいのに》 116 00:07:23,443 --> 00:07:26,446 《そろそろ 肉を…》 117 00:07:26,446 --> 00:07:30,450 《おお! この 生地と肉のコントラスト 美しい…!》 118 00:07:30,450 --> 00:07:32,452 《やっぱり 豚玉だよ》 119 00:07:32,452 --> 00:07:35,455 《コーン玉には この様式美はないだろう》 120 00:07:36,456 --> 00:07:39,459 《よし そろそろだ…》 121 00:07:40,460 --> 00:07:42,462 《いざ!》 122 00:07:44,464 --> 00:07:46,466 《きれいに決まった…!》 123 00:07:46,466 --> 00:07:48,468 《さあ 川口 お前の番だ》 124 00:07:49,469 --> 00:07:52,472 《え…! 片手で軽々と…!》 125 00:07:52,472 --> 00:07:54,474 《やるな…》 126 00:07:54,474 --> 00:07:56,476 《穴を開けている!?》 127 00:07:56,476 --> 00:07:59,479 《川口 さっきから何がしたいんだ…?》 128 00:08:01,481 --> 00:08:05,485 《よしよし… 豚肉が いい感じにカリカリになってるぞ》 129 00:08:05,485 --> 00:08:07,487 《ソースをたっぷり 130 00:08:07,487 --> 00:08:11,491 そして マヨネーズ 青のりをかけて… 131 00:08:11,491 --> 00:08:13,493 かつお節も どっさり!》 132 00:08:13,493 --> 00:08:15,495 《…よし 完成だ!》 133 00:08:16,496 --> 00:08:18,498 《うーん 素晴らしい眺め》 134 00:08:18,498 --> 00:08:22,502 《生地の上で舞い踊るかつお節が いとおしい…》 135 00:08:22,502 --> 00:08:26,506 《鉄板で焦げたソースの香りも たまらないぜ…》 136 00:08:26,506 --> 00:08:29,509 《豚肉もカリッと焼き上がって 137 00:08:29,509 --> 00:08:33,513 山芋入りのフワッと生地とのギャップも 楽しめそうだ》 138 00:08:33,513 --> 00:08:36,516 《まずは半分にしてから… 139 00:08:36,516 --> 00:08:38,518 食べやすいサイズに切る…》 140 00:08:38,518 --> 00:08:40,520 じゃあ お先に。 (川口)あ… はい。 141 00:08:41,521 --> 00:08:43,523 (息を吹きかける音) 142 00:08:43,523 --> 00:08:46,526 《ほふほふ… 熱い! が…》 143 00:08:46,526 --> 00:08:48,528 《うま~~い!》 144 00:08:48,528 --> 00:08:50,530 《豚肉がよく焼けてカリカリ!》 145 00:08:50,530 --> 00:08:53,533 《そして 生地は案の定ふわっふわ!》 146 00:08:53,533 --> 00:08:55,535 《さすが 俺の作ったお好み焼き!》 147 00:08:55,535 --> 00:08:58,538 《完璧に俺好みだ!》 148 00:08:58,538 --> 00:09:00,540 《川口のほうは…》 149 00:09:00,540 --> 00:09:04,544 《ん? ソース 少なくないか…?》 150 00:09:04,544 --> 00:09:07,547 《と思ったら マヨネーズは 随分と勢いよく…》 151 00:09:07,547 --> 00:09:09,549 《…てか かけすぎだろ!》 152 00:09:09,549 --> 00:09:11,551 よし できた。 《おいおい》 153 00:09:11,551 --> 00:09:14,554 《真っ白で 生地が見えなくなってるじゃないか!》 154 00:09:14,554 --> 00:09:17,557 《それはピザの切り方だろ…》 155 00:09:17,557 --> 00:09:19,559 いただきます。 156 00:09:19,559 --> 00:09:22,562 うん… うんま~~い! 157 00:09:22,562 --> 00:09:26,566 《本当か? セオリーから だいぶ外れた 作り方をしていたが…》 158 00:09:26,566 --> 00:09:29,569 はあ~… 最高! 159 00:09:29,569 --> 00:09:31,571 《気になる…》 160 00:09:31,571 --> 00:09:33,573 川口 1切れ交換しないか? 161 00:09:33,573 --> 00:09:37,577 え? 交換ですか? でも 大きさ的に…。 162 00:09:37,577 --> 00:09:39,579 俺のは2切れ取っていいから。 163 00:09:39,579 --> 00:09:42,582 わかりました。 どうぞ。 ありがとう。 164 00:09:46,586 --> 00:09:48,588 《こ… これは…!》 165 00:09:48,588 --> 00:09:50,590 《めちゃくちゃうまい!?》 166 00:09:50,590 --> 00:09:52,592 《ラーメンスナックのカリカリした食感に 167 00:09:52,592 --> 00:09:56,596 コーンの甘さ マヨネーズ多め ソース少なめの味付けで際立つ 168 00:09:56,596 --> 00:09:58,598 この組み合わせ!》 169 00:09:58,598 --> 00:10:01,601 《そうか! あの時 かけすぎだと思ったマヨネーズは 170 00:10:01,601 --> 00:10:05,605 ちゃんと 食材のことを考えてのことだったのか…》 171 00:10:05,605 --> 00:10:08,608 《それに加え 俺の豚玉以上のカリふわ感!》 172 00:10:08,608 --> 00:10:10,610 《どうして…》 173 00:10:10,610 --> 00:10:12,612 《はっ! 円くして厚みを持たせたから 174 00:10:12,612 --> 00:10:14,614 中が ふわふわなんだ…》 175 00:10:14,614 --> 00:10:16,616 《穴を開けてたのも 176 00:10:16,616 --> 00:10:19,619 そもそも 中に火が通るようにしてたってことか…》 177 00:10:19,619 --> 00:10:22,622 《こいつ… 全部計算ずくで…》 178 00:10:23,623 --> 00:10:26,626 川口!! は… はい? 179 00:10:26,626 --> 00:10:29,629 お前の優れてるところ あるじゃないか。 え? 180 00:10:29,629 --> 00:10:32,632 お前の作ったお好み焼き めちゃくちゃうまいぞ! 181 00:10:32,632 --> 00:10:36,636 そ… それは嬉しいですけど… 仕事には関係ないでしょ。 182 00:10:36,636 --> 00:10:38,638 いや そんなことはない。 183 00:10:38,638 --> 00:10:41,641 お好み焼きの概念を覆す この発想力。 184 00:10:41,641 --> 00:10:45,645 発想だけに頼らず 丁寧に形を整える構築力。 185 00:10:45,645 --> 00:10:50,650 穴を開けることで より高次元のお好み焼きを生み出した対応力。 186 00:10:50,650 --> 00:10:53,653 全て仕事に生きるスキルだ。 187 00:10:54,654 --> 00:10:58,658 すまん 川口。 俺は プロジェクトリーダーなのに 188 00:10:58,658 --> 00:11:02,662 お前の そんな能力に気づかず ひどいことを言ってしまった。 189 00:11:02,662 --> 00:11:06,666 今のプロジェクトチームには お前の存在が間違いなく必要だ。 190 00:11:06,666 --> 00:11:09,669 だから 会社を辞めないでくれ!! 191 00:11:10,670 --> 00:11:12,672 先輩… 僕…。 192 00:11:17,677 --> 00:11:19,679 辞めるつもりありませんけど。 …え? 193 00:11:19,679 --> 00:11:23,683 だって 今日 転職したがっていた カッケータイガー社に行ってただろ。 194 00:11:23,683 --> 00:11:25,685 ああ… 見てたんですか? 195 00:11:25,685 --> 00:11:29,689 カッケータイガー社には 販促プロジェクトの イベントタイアップが取れないか 196 00:11:29,689 --> 00:11:31,691 交渉に行ったんです。 197 00:11:31,691 --> 00:11:34,694 じゃあ 人材派遣会社のジンジンパワーは? 198 00:11:34,694 --> 00:11:37,697 イベントの開催にあたって 人員が必要になるので 199 00:11:37,697 --> 00:11:40,700 事前に予算見積もりをお願いしに。 200 00:11:40,700 --> 00:11:43,703 じゃあ お前 全部 プロジェクトチームのために…。 201 00:11:43,703 --> 00:11:48,708 はい。 昨日 先輩に言われて 僕も このままじゃダメだなって…。 202 00:11:48,708 --> 00:11:50,710 それで…。 203 00:11:50,710 --> 00:11:52,712 それなら早く言えよ。 204 00:11:52,712 --> 00:11:55,715 黙って会社にも来ないから 心配しちゃったじゃねえか。 205 00:11:55,715 --> 00:11:59,719 あれ? 今日は 外回りしてから午後出社するって 206 00:11:59,719 --> 00:12:01,721 メールしましたけど…。 207 00:12:01,721 --> 00:12:04,724 あっ! しまった… 未送信になってました。 208 00:12:04,724 --> 00:12:08,728 ハハハ… そういうところは川口らしいな。 209 00:12:09,729 --> 00:12:12,732 (川口)なんか いろいろ心配かけちゃったみたいで 210 00:12:12,732 --> 00:12:14,734 ごめんね。 そんな そんな。 211 00:12:14,734 --> 00:12:18,738 こちらこそ すみません。 僕が生意気なこと言ったせいで。 212 00:12:18,738 --> 00:12:20,740 全然気にしないで。 213 00:12:20,740 --> 00:12:24,744 新人なんて 生意気くらいが ちょうどいいんだよ。 214 00:12:24,744 --> 00:12:27,747 よし。 じゃあ 社内プレゼンに向けて 打ち合わせしよう。 215 00:12:27,747 --> 00:12:29,749 (3人)はい! 216 00:12:29,749 --> 00:12:32,752 こうなると思って B会議室 押さえておきました。 217 00:12:32,752 --> 00:12:34,754 おっ さすが高桐くん。 218 00:12:34,754 --> 00:12:39,759 でも B会議室は 5名以上で使用するように 総務から言われてたと思うけど。 219 00:12:39,759 --> 00:12:42,762 まあ そこまで厳密にしなくても フレキシブルに。 220 00:12:42,762 --> 00:12:45,765 でも チームとしてのモラルを しっかり持っていかないと。 221 00:12:45,765 --> 00:12:48,768 だとしたら オルタナティブを提示してもらわないと。 222 00:12:48,768 --> 00:12:50,770 おるたなちぶ…? 223 00:12:50,770 --> 00:12:52,772 (高桐)「代案」という意味です。 ご存じないんですか? 224 00:12:52,772 --> 00:12:54,774 《フウ… まだまだ先が思いやられるぜ》 225 00:12:54,774 --> 00:12:56,776 し… 知ってるよ! ホントですか? 226 00:12:57,777 --> 00:12:59,779 ごちそうさまでした。 227 00:13:00,780 --> 00:13:02,782 《俺の名前は 野原ひろし》 228 00:13:02,782 --> 00:13:04,784 《今日は外回りに来ている》 229 00:13:04,784 --> 00:13:08,788 《販売促進プロジェクトは まずまずの成果を上げ 230 00:13:08,788 --> 00:13:11,791 今や平穏な日々が訪れている 231 00:13:11,791 --> 00:13:13,793 …はずだったのだが》 232 00:13:13,793 --> 00:13:16,796 《今の俺は飢えている…》 233 00:13:16,796 --> 00:13:19,799 《昨日の夜 飲みすぎて遅く帰ったせいで 234 00:13:19,799 --> 00:13:21,801 朝から みさえに こっぴどく叱られ 235 00:13:21,801 --> 00:13:24,804 朝食抜きになってしまったのだ》 236 00:13:24,804 --> 00:13:26,806 《腹減った…》 237 00:13:26,806 --> 00:13:29,809 《今の俺を救うのは 昼メシだけ…》 238 00:13:29,809 --> 00:13:33,813 《この空腹を補うために ガッツリ食べたい気分だ》 239 00:13:33,813 --> 00:13:35,815 《ただ 気をつけないといけないのは 240 00:13:35,815 --> 00:13:37,817 空っぽになっている胃に 241 00:13:37,817 --> 00:13:39,819 急に刺激的な食べ物を 入れるべきではない 242 00:13:39,819 --> 00:13:41,821 ということ》 243 00:13:41,821 --> 00:13:43,823 《この空腹に勝つには… 244 00:13:43,823 --> 00:13:47,827 勝つ… カツ… カツ…!》 245 00:13:47,827 --> 00:13:49,829 《カツ丼は どうだ?》 246 00:13:49,829 --> 00:13:53,833 《カツ自体は揚げ物だが 卵で優しくコーティングされ 247 00:13:53,833 --> 00:13:56,836 味付けも和風出汁で きっと優しい》 248 00:13:56,836 --> 00:13:58,838 《それでいて ガッツリとしたボリューム》 249 00:13:58,838 --> 00:14:02,842 《よし 今日の昼メシは カツ丼に決まりだ!》 250 00:14:02,842 --> 00:14:05,845 《初めて来る町だが 今の俺の嗅覚は 251 00:14:05,845 --> 00:14:08,848 飢えたオオカミ並みに さえている》 252 00:14:08,848 --> 00:14:10,850 (においを嗅ぐ音) 《こっちだ》 253 00:14:11,851 --> 00:14:13,853 《おおっ! 早速 発見》 254 00:14:13,853 --> 00:14:16,856 《俺の鼻に 間違いはなかったぜ》 255 00:14:16,856 --> 00:14:19,859 《以前 訪れたことのあるチェーン店》 256 00:14:19,859 --> 00:14:23,863 《とんかつは もちろんのこと カツ丼もうまかった記憶が…》 257 00:14:23,863 --> 00:14:27,867 《よし! ここで決定… ん?》 258 00:14:27,867 --> 00:14:29,869 《向かいには そば屋…》 259 00:14:29,869 --> 00:14:31,871 《そば屋なら当然… 260 00:14:31,871 --> 00:14:33,873 カツ丼もある》 261 00:14:33,873 --> 00:14:36,876 《この 色あせて ホコリのかぶった 食品サンプル》 262 00:14:36,876 --> 00:14:38,878 《懐かしいなあ…》 263 00:14:38,878 --> 00:14:42,882 《値段も一緒? これは迷うぞ》 264 00:14:42,882 --> 00:14:46,886 《どっちだ… どっちに入るべきだ… 考えろ ひろし…》 265 00:14:46,886 --> 00:14:50,890 《チェーン店なら どの店舗も同じ味のはず》 266 00:14:50,890 --> 00:14:52,892 《ここならハズレはない》 267 00:14:52,892 --> 00:14:55,895 《一方 そば屋のほうは いかにも古ぼけた感じ》 268 00:14:55,895 --> 00:15:00,900 《味があるといえばあるが 大ハズレの可能性も秘めている…》 269 00:15:00,900 --> 00:15:02,902 《決めた!》 270 00:15:02,902 --> 00:15:04,904 《大ハズレの可能性があるということは 271 00:15:04,904 --> 00:15:07,907 大当たりの可能性もあるということ》 272 00:15:07,907 --> 00:15:10,910 《そして この町には もう二度と来ないかもしれない》 273 00:15:10,910 --> 00:15:13,913 《一期一会 一か八か 274 00:15:13,913 --> 00:15:15,915 攻めの姿勢で 275 00:15:15,915 --> 00:15:17,917 そば屋! そば屋に決定だ!》 276 00:15:17,917 --> 00:15:19,919 《いざ 入店!》 277 00:15:19,919 --> 00:15:21,921 ぐわっ! 278 00:15:21,921 --> 00:15:25,925 《嘘だろ… メシ時だってのに 客が一人もいねえ!》 279 00:15:25,925 --> 00:15:28,928 《くうっ… なんてこった 俺としたことが…》 280 00:15:28,928 --> 00:15:30,930 《痛恨の選択ミス!》 281 00:15:30,930 --> 00:15:34,934 《どうする? このまま店を出ちまうか?》 282 00:15:34,934 --> 00:15:37,937 《幸い 店員さんからの 「いらっしゃい」の声はない…》 283 00:15:37,937 --> 00:15:40,940 《っていうか 店員さんの姿すら見えないぞ》 284 00:15:40,940 --> 00:15:43,943 《どうなってんだ この店…》 285 00:15:43,943 --> 00:15:48,948 《まあ いい。 このまま気配を消して ゆっくり音を立てずに…》 286 00:15:48,948 --> 00:15:51,951 (おばちゃん)カツ丼1つですね。 《しまった 見つかった!》 287 00:15:51,951 --> 00:15:54,954 《っていうか なぜ 俺の注文がわかったんだ?》 288 00:15:54,954 --> 00:15:57,957 (おばちゃん)それとカレー南蛮1つ。 んん? 289 00:15:57,957 --> 00:16:00,960 (おばちゃん) 月見1つ 天ざる1つ 以上ですね。 290 00:16:00,960 --> 00:16:02,962 (おばちゃん) 30分くらいで お届けします。 291 00:16:02,962 --> 00:16:04,964 《出前の電話か…》 (電話) 292 00:16:04,964 --> 00:16:06,966 (おばちゃん)はい そば処 旨杉やです。 293 00:16:06,966 --> 00:16:08,968 出前ですね。 294 00:16:08,968 --> 00:16:12,972 《なかなかの繁盛ぶり。 味のほうは信用してよさそうだ》 295 00:16:12,972 --> 00:16:15,975 《よし 今日は この店に決まりだ!》 296 00:16:15,975 --> 00:16:18,978 40分くらいでお届けします。 297 00:16:18,978 --> 00:16:20,980 あっ いらっしゃいませ。 298 00:16:20,980 --> 00:16:22,982 今 伺いますから お好きな席どうぞ。 299 00:16:22,982 --> 00:16:24,984 はい。 300 00:16:25,985 --> 00:16:28,988 《使い込まれたテーブルの感じ 301 00:16:28,988 --> 00:16:32,992 棚に並んだ古い漫画 謎の木彫り》 302 00:16:32,992 --> 00:16:37,997 《古き良き町のおそば屋さんって感じで グッとくるぜ》 303 00:16:37,997 --> 00:16:42,001 《頼むのは カツ丼と決めてるけど 一応 メニューを見ておくか》 304 00:16:42,001 --> 00:16:46,005 《おっ! プラス100円で ミニざるそばが 付けられるのか》 305 00:16:46,005 --> 00:16:50,009 《ガッツリいきたい今日の俺に ぴったりのメニュー》 306 00:16:50,009 --> 00:16:52,011 お待たせしました お決まりですか? 307 00:16:52,011 --> 00:16:55,014 カツ丼のセットでミニざるそばを。 308 00:16:55,014 --> 00:16:57,016 (おばちゃん) カツ丼セット ミニざるですね。 309 00:16:59,018 --> 00:17:02,021 あっ… すみません。 急いで作りますね。 310 00:17:02,021 --> 00:17:06,025 《すごいタイミングで 腹が鳴ってしまった…》 311 00:17:06,025 --> 00:17:08,027 (おばちゃん) テーブル様 カツ丼セット ミニざる。 312 00:17:08,027 --> 00:17:10,029 (大将)あいよ! 313 00:17:10,029 --> 00:17:14,033 《いかにも うまい料理を作りそうな 渋いたたずまいの大将…》 314 00:17:14,033 --> 00:17:17,036 《たくさんの注文を一人でさばいている》 315 00:17:17,036 --> 00:17:21,040 《これはカツ丼への期待も高まるぜ!》 316 00:17:21,040 --> 00:17:25,044 お待たせしました。 まずは カツ丼ですね。 317 00:17:25,044 --> 00:17:28,047 おそば 今 ゆでてますので もう少しお待ちくださいね。 318 00:17:28,047 --> 00:17:30,049 あっ はい。 319 00:17:30,049 --> 00:17:33,052 《ふむふむ… ふた付きのどんぶり》 320 00:17:33,052 --> 00:17:36,055 《古き良きカツ丼の風情が出ている》 321 00:17:36,055 --> 00:17:38,057 《おお~!》 322 00:17:39,058 --> 00:17:42,061 《俺好みのオーソドックスなカツ丼!》 323 00:17:42,061 --> 00:17:44,063 《半熟である部分を残しつつ 324 00:17:44,063 --> 00:17:47,066 黄身と白身が混ざりすぎていない卵》 325 00:17:47,066 --> 00:17:53,072 《その卵に包まれながらも しっかりと存在感を主張するとんかつ》 326 00:17:53,072 --> 00:17:57,076 《上にのった三つ葉によって 彩りも最高!》 327 00:17:58,077 --> 00:18:02,081 《う~ん! 甘いしょうゆの香りもたまらない!》 328 00:18:02,081 --> 00:18:06,085 《空腹マックスの状態で こいつに出会えた俺は 329 00:18:06,085 --> 00:18:08,087 なんて幸せ者なんだ…》 330 00:18:09,088 --> 00:18:11,090 《さあ 待ってろよ 胃袋》 331 00:18:11,090 --> 00:18:15,094 《今 極上のカツ丼を送り込んでやるからな》 332 00:18:16,095 --> 00:18:18,097 いただきまーす。 333 00:18:18,097 --> 00:18:20,099 《まずは カツを ひと口かじり…》 334 00:18:20,099 --> 00:18:23,102 《卵と玉ねぎ ご飯を一緒にして…》 335 00:18:24,103 --> 00:18:27,106 《んんん~ うま~い!》 336 00:18:27,106 --> 00:18:29,108 《カツには 割り下が絡まりつつも 337 00:18:29,108 --> 00:18:32,111 かすかに 衣のサクッと感が残っている》 338 00:18:32,111 --> 00:18:36,115 《さすが大将 いい仕事をされている!》 339 00:18:36,115 --> 00:18:38,117 《さあ もうひと口…》 340 00:18:38,117 --> 00:18:41,120 《んん~ やっぱり うまい!》 341 00:18:41,120 --> 00:18:44,123 《割り下は 少し濃いめの味付けだが 342 00:18:44,123 --> 00:18:47,126 それが卵と玉ねぎとご飯に 343 00:18:47,126 --> 00:18:49,128 合う! 合う! 合う~!》 344 00:18:49,128 --> 00:18:51,130 《腹ぺこ胃袋も喜んでるぜ》 345 00:18:51,130 --> 00:18:54,133 《そして 舌がカツ丼に慣れてきた今…》 346 00:18:58,137 --> 00:19:00,139 《しその風味と酸味によって 347 00:19:00,139 --> 00:19:02,141 舌をリセット!》 348 00:19:02,141 --> 00:19:05,144 《新鮮な気持ちで 再びカツ丼と向き合える!》 349 00:19:05,144 --> 00:19:07,146 《これぞ…》 350 00:19:15,154 --> 00:19:17,156 フウ…。 351 00:19:17,156 --> 00:19:19,158 《だいぶ腹も満たされたぜ》 352 00:19:19,158 --> 00:19:23,162 お待たせしました。 セットのミニざるそばです。 353 00:19:23,162 --> 00:19:25,164 えっ!? 354 00:19:25,164 --> 00:19:28,167 《な… なんだ この量!? 全然ミニじゃねえ!》 355 00:19:28,167 --> 00:19:31,170 少し待たせちゃったから サービスね。 356 00:19:31,170 --> 00:19:34,173 《サービスのレベルを超えている気が…》 357 00:19:34,173 --> 00:19:36,175 (おばちゃん)ごゆっくりどうぞ。 358 00:19:36,175 --> 00:19:40,179 《そっか… 注文した時 思いっ切り腹が鳴ったから…》 359 00:19:40,179 --> 00:19:43,182 《なんて素敵な心遣い…》 360 00:19:43,182 --> 00:19:47,186 《しかし すでにカツ丼3分の2で 結構 満腹気味…》 361 00:19:47,186 --> 00:19:51,190 《ここから こんな量 食えるのか?》 362 00:19:51,190 --> 00:19:54,193 《さっきまで 黙々と料理を作っていた大将まで 363 00:19:54,193 --> 00:19:57,196 満面の笑みで こっちを見ている》 364 00:19:57,196 --> 00:20:01,200 《店側の心遣いを むげにしてはいけない》 365 00:20:01,200 --> 00:20:05,204 《出されたものを 必ず最後まで食べる》 366 00:20:05,204 --> 00:20:08,207 《それが 俺の昼メシの流儀だ!》 367 00:20:09,208 --> 00:20:13,212 《ただ食べるだけでなく ちゃんと味わってみせる…》 368 00:20:13,212 --> 00:20:17,216 《この前 ネットで見た 粋なそばの食べ方を試してみるか》 369 00:20:17,216 --> 00:20:22,221 《まずは つゆにも薬味にもつけず そばだけを楽しむ》 370 00:20:22,221 --> 00:20:26,225 《ふむふむ… そば本来の風味を感じるぞ》 371 00:20:26,225 --> 00:20:31,230 《次は そばの上に 少量のワサビだけをのせて…》 372 00:20:31,230 --> 00:20:34,233 《ほう~ そばの香りとワサビの香り…》 373 00:20:34,233 --> 00:20:37,236 《なかなか通好みな味わい…》 374 00:20:37,236 --> 00:20:40,239 《そして またワサビをそばにのせたあと 375 00:20:40,239 --> 00:20:45,244 ワサビが つゆにつかないよう そばを少しだけ つゆにつけて… 食べる!》 376 00:20:45,244 --> 00:20:47,246 《うまーい!》 377 00:20:47,246 --> 00:20:49,248 《ワサビを つゆにつけないことで 378 00:20:49,248 --> 00:20:52,251 ワサビの良さが 最大限に引き出されている!》 379 00:20:52,251 --> 00:20:55,254 《よしよし なかなかいいスタートを切ったぞ…》 380 00:20:55,254 --> 00:20:57,256 《全然 減っていない!》 381 00:20:57,256 --> 00:21:02,261 《いや ひるむな ひろし… 昼メシのプロのプライドを見せろ!》 382 00:21:02,261 --> 00:21:04,263 《まだカツ丼も残っている》 383 00:21:04,263 --> 00:21:07,266 《カツ丼のご飯で そばを頂く!》 384 00:21:07,266 --> 00:21:09,268 《さらに しば漬けリセット》 385 00:21:09,268 --> 00:21:11,270 《ベルトを緩めて 386 00:21:11,270 --> 00:21:15,274 ラストスパートだあぁぁ―っ!》 387 00:21:16,275 --> 00:21:18,277 《フウ…》 388 00:21:18,277 --> 00:21:20,279 ごちそうさまでした。 389 00:21:20,279 --> 00:21:22,281 (拍手) (大将)うんうん。 390 00:21:22,281 --> 00:21:26,285 《カツ丼食って ミニざるに勝ったぜ!》 391 00:21:28,287 --> 00:21:32,291 《カツ丼とそばを無事に平らげ 仕事もうまくいった》 392 00:21:32,291 --> 00:21:36,295 《今 思うと みさえが朝飯抜きにしてくれたから 393 00:21:36,295 --> 00:21:39,298 あの山盛りのそばを 完食できたのかもしれない》 394 00:21:39,298 --> 00:21:42,301 《みさえにも感謝だな》 395 00:21:42,301 --> 00:21:46,305 (野原しんのすけ)おっ 父ちゃん ただいま。 「おかえり」だろ。 396 00:21:46,305 --> 00:21:48,307 (しんのすけ) そうともゆ~。 コウメ太夫~。 397 00:21:48,307 --> 00:21:51,310 (野原みさえ)あなた おかえりなさい。 (野原ひまわり)や! 398 00:21:51,310 --> 00:21:54,313 ただいま。 みさえ 昨日の夜はごめんな。 399 00:21:54,313 --> 00:21:58,317 (みさえ)えっ? ああ こっちも言いすぎたわ。 ごめんなさい。 400 00:21:58,317 --> 00:22:01,320 今晩は パパの大好きなカツ丼よ! 401 00:22:01,320 --> 00:22:03,322 えっ カツ丼? (しんのすけ)やったー! 402 00:22:03,322 --> 00:22:05,324 ♪♪~「勝つどん 負けどん 引き分けどん」 403 00:22:05,324 --> 00:22:07,326 (ひまわり)たや? (シロ)アンアン! 404 00:22:07,326 --> 00:22:10,329 あ… ありがとう みさえ。 405 00:22:10,329 --> 00:22:14,333 ♪♪~ 406 00:23:37,416 --> 00:23:39,418 ごちそうさまでした。