1 00:00:17,967 --> 00:00:20,267 かつて この世の全てを手に入れた— 2 00:00:20,367 --> 00:00:23,033 伝説の海賊王 ゴールド・ロジャー 3 00:00:23,400 --> 00:00:27,800 彼の死に際に放った ひと言は 人々を海へと駆り立てた 4 00:00:28,033 --> 00:00:31,233 俺の財宝か? 欲しけりゃくれてやる 5 00:00:31,333 --> 00:00:34,733 探せ! この世の全てを そこに置いてきた 6 00:00:35,200 --> 00:00:37,733 人々はロマンを追い求める 7 00:00:37,833 --> 00:00:40,233 世は 正に大海賊時代! 8 00:02:49,300 --> 00:02:52,600 “ワンピース”を狙う 全ての海賊たちが目指す— 9 00:02:52,733 --> 00:02:57,567 偉大なる航路後半の海 人呼んで“新世界” 10 00:03:00,000 --> 00:03:03,067 しかし かつて その海を制したのは— 11 00:03:03,167 --> 00:03:06,300 海賊王 ゴールド・ロジャー ただひとり 12 00:03:07,367 --> 00:03:12,700 新世界は 幾多の海賊たちの 夢と野望を阻んできた 13 00:03:14,467 --> 00:03:17,167 その海に今 ゴムゴムの実を食べ— 14 00:03:17,300 --> 00:03:20,300 ゴム人間となった少年 モンキー・D・ルフィと— 15 00:03:20,567 --> 00:03:22,300 その仲間たちが挑む 16 00:03:23,067 --> 00:03:24,233 海賊王に— 17 00:03:25,100 --> 00:03:26,633 俺は なる! 18 00:03:29,867 --> 00:03:32,200 次なる舞台 新世界へ 向かうため— 19 00:03:32,300 --> 00:03:35,567 深海1万メートルにある 魚人島に到達する— 20 00:03:35,667 --> 00:03:38,100 ルフィたち麦わらの一味 21 00:03:38,633 --> 00:03:41,200 しかし そこには リュウグウ王国崩壊をもくろむ— 22 00:03:41,333 --> 00:03:42,933 新魚人海賊団と— 23 00:03:43,400 --> 00:03:46,867 人魚姫 しらほしを付け狙う バンダー・デッケンが暗躍 24 00:03:47,200 --> 00:03:51,533 麦わらの一味も その渦の中に巻き込まれていく 25 00:03:52,167 --> 00:03:54,600 そんな折 魚人島では— 26 00:03:54,700 --> 00:03:57,100 この腐った歴史を 変えようと— 27 00:03:57,200 --> 00:04:00,367 2人の人物が 立ち上がったんじゃ 28 00:04:01,033 --> 00:04:02,500 ひとりは— 29 00:04:02,733 --> 00:04:04,033 オトヒメ王妃 30 00:04:04,167 --> 00:04:05,100 あっ… 31 00:04:05,233 --> 00:04:09,067 そして もうひとりは 奴隷解放の英雄— 32 00:04:09,500 --> 00:04:11,233 フィッシャー・タイガー 33 00:04:12,733 --> 00:04:16,067 語ろう 2人の偉人 34 00:04:16,600 --> 00:04:19,367 その心の叫びを 35 00:04:35,032 --> 00:04:37,533 これから わしが話すのは— 36 00:04:37,900 --> 00:04:43,833 アーロンを東の海での凶行に 走らせる原因となった出来事 37 00:04:44,767 --> 00:04:48,033 特に お前さんには よく聞いておいてほしい 38 00:04:49,767 --> 00:04:50,500 分かったわ 39 00:04:54,967 --> 00:04:56,300 ンッ… 40 00:04:59,833 --> 00:05:01,667 事の始まりは— 41 00:05:02,500 --> 00:05:05,500 16年前に遡る 42 00:05:09,367 --> 00:05:12,200 ハァハァ ハァハァ… 43 00:05:12,800 --> 00:05:15,800 ジャマだ! ハァ… 強盗だ! 44 00:05:16,167 --> 00:05:18,767 誰か あいつを捕まえてくれ! 45 00:05:19,133 --> 00:05:21,433 大金を盗まれたー! 46 00:05:21,567 --> 00:05:23,267 ヒイッ… 47 00:05:24,367 --> 00:05:25,800 おい! どけ! 48 00:05:25,900 --> 00:05:30,267 ち… 近寄ると 人質が どうなっても知らねえぞ! 49 00:05:30,433 --> 00:05:32,133 ア〜ッ! 50 00:05:33,800 --> 00:05:35,300 うん? 王妃? 51 00:05:37,333 --> 00:05:39,400 あっ 王妃! お待ちください! 52 00:05:39,933 --> 00:05:42,633 また そんなことに 首を突っ込んではなりません! 53 00:05:42,967 --> 00:05:45,100 それは我々の仕事! 54 00:05:46,067 --> 00:05:48,833 お待ちを! オトヒメ王妃! 55 00:05:48,967 --> 00:05:49,933 ハァハァ… 56 00:05:50,033 --> 00:05:51,700 うん? 誰だ? 57 00:05:52,067 --> 00:05:53,500 来るな! 撃つぞ! 58 00:05:56,300 --> 00:05:59,500 ちゅ… 忠告したぞ 俺は! 59 00:06:08,067 --> 00:06:09,333 あっ! 外した! 60 00:06:10,100 --> 00:06:12,067 くそ! 来るな! 61 00:06:13,500 --> 00:06:14,133 えっ? 62 00:06:16,967 --> 00:06:18,700 ブホッ! 63 00:06:19,333 --> 00:06:20,167 アアッ! 64 00:06:20,367 --> 00:06:22,367 あっ… おっと! 65 00:06:25,133 --> 00:06:26,400 アア… 66 00:06:26,900 --> 00:06:29,233 ハァハァ… 67 00:06:30,567 --> 00:06:33,333 ハァハァ… 68 00:06:34,767 --> 00:06:35,700 ンッ… 69 00:06:38,900 --> 00:06:41,567 あれは… オトヒメさま? 70 00:06:42,067 --> 00:06:43,233 痛ったー! 71 00:06:43,300 --> 00:06:44,067 そっち!? 72 00:06:44,133 --> 00:06:45,567 ハッ… 手が! 73 00:06:45,667 --> 00:06:46,533 ドクター! 74 00:06:47,033 --> 00:06:49,733 王妃! 見せてください! 75 00:06:50,100 --> 00:06:51,567 う〜ん… 76 00:06:51,767 --> 00:06:53,200 複雑骨折です 77 00:06:53,533 --> 00:06:55,367 1発 殴っただけで!? 78 00:06:55,900 --> 00:06:57,900 かまいません アア… 79 00:06:58,900 --> 00:07:01,033 オ… オトヒメ王妃… 80 00:07:01,133 --> 00:07:04,333 ンンッ… 王妃? 81 00:07:04,800 --> 00:07:08,433 なぜ強盗などという むなしい行為をなさったのです!? 82 00:07:08,867 --> 00:07:12,467 黙れ! 裕福な お前ら 王族に何が分かる! 83 00:07:12,900 --> 00:07:16,667 うちじゃ ガキが10人 腹が減ったと泣いてんだ! 84 00:07:17,233 --> 00:07:18,067 ウッ! 85 00:07:18,167 --> 00:07:19,300 では なおさらよ! 86 00:07:19,533 --> 00:07:21,167 ウッ! ウッ! 87 00:07:21,300 --> 00:07:23,400 ウッ! ウッ! 88 00:07:23,567 --> 00:07:26,867 お… 王妃さま もう ぶつのは おやめに… 89 00:07:27,300 --> 00:07:30,533 あなたの体は 人並み外れて弱いのですから! 90 00:07:30,633 --> 00:07:33,367 かまいません! 彼のため! 91 00:07:33,833 --> 00:07:37,267 この手が砕けても 伝えなければならないのです! 92 00:07:37,400 --> 00:07:38,333 ウッ! 93 00:07:38,833 --> 00:07:39,767 グッ… 94 00:07:39,900 --> 00:07:42,067 ハァハァ… 95 00:07:42,567 --> 00:07:47,333 盗んだお金で育てられた子供たちは 幸せになれますか? 96 00:07:47,467 --> 00:07:50,667 アッ… ハァハァ… 97 00:07:51,333 --> 00:07:54,700 子に胸を張れない生き方を しちゃいけません! 98 00:07:54,833 --> 00:07:56,000 クッ… 99 00:07:56,733 --> 00:07:58,000 ウッ… 100 00:07:58,733 --> 00:08:00,000 ウッ… 101 00:08:00,700 --> 00:08:01,433 グッ… 102 00:08:01,567 --> 00:08:04,100 ンッ… だけど… 103 00:08:05,733 --> 00:08:07,000 私も… 104 00:08:08,200 --> 00:08:09,967 謝りたい 105 00:08:12,467 --> 00:08:13,200 ハッ… 106 00:08:13,433 --> 00:08:15,500 ごめんなさい 107 00:08:17,267 --> 00:08:19,067 王族なのに— 108 00:08:19,167 --> 00:08:24,267 同じ国に住む あなたの気持ちに 気づいてあげられなくて… 109 00:08:25,767 --> 00:08:29,800 あなたの心の声が… 痛みが… 110 00:08:30,167 --> 00:08:31,967 胸に突き刺さる 111 00:08:32,067 --> 00:08:34,500 ウワ〜ッ! 112 00:08:35,200 --> 00:08:37,633 つらい理由がおありなのね 113 00:08:37,733 --> 00:08:39,267 ンッ… 114 00:08:39,367 --> 00:08:42,500 俺だって やりたくなかった… 115 00:08:42,867 --> 00:08:46,033 だが もう どうしようもなかったんだ 116 00:08:46,766 --> 00:08:52,133 俺の店が燃えてよ… 放火されて 財産も奪われた 117 00:08:52,467 --> 00:08:53,867 仕事もねえ… 118 00:08:54,400 --> 00:08:59,200 借金は増え 子供たちは 腹をすかせて かわいそうで… 119 00:09:01,700 --> 00:09:03,300 そうだったの… 120 00:09:03,767 --> 00:09:06,767 分かります… 分かりますわ 121 00:09:07,167 --> 00:09:08,233 でも ダメよ! 122 00:09:08,300 --> 00:09:09,267 ええっ!? 123 00:09:09,367 --> 00:09:13,000 同じことを あなたがやっては 不幸が連鎖する! 124 00:09:13,100 --> 00:09:14,367 すんません! 125 00:09:14,600 --> 00:09:16,933 だけど ごめんなさい… 126 00:09:17,033 --> 00:09:19,567 頼られる存在じゃ なかった私たちにも— 127 00:09:19,667 --> 00:09:20,967 責任があります 128 00:09:21,100 --> 00:09:23,600 いや もったいねえ… 129 00:09:23,700 --> 00:09:26,200 その言葉は もったいねえ! 130 00:09:26,333 --> 00:09:27,167 でも ダメよ! 131 00:09:27,267 --> 00:09:29,500 ブハッ! ごめんなさい! 132 00:09:29,600 --> 00:09:30,533 でも ダメよ! 133 00:09:30,633 --> 00:09:31,433 ウッ! 134 00:09:31,567 --> 00:09:34,067 きっと俺 改心します! 135 00:09:34,167 --> 00:09:39,300 俺なんかのために泣いてくれて ありがとう! 王妃さま! 136 00:09:39,400 --> 00:09:42,500 よくってよ 頑張りなさいまし! 137 00:09:42,767 --> 00:09:44,700 王族が 竜宮城を出て— 138 00:09:44,800 --> 00:09:48,367 国を歩き回ること自体が 異例だというのに… 139 00:09:48,833 --> 00:09:53,067 国民1人のために 涙を流して 平手打ちとは… 140 00:09:53,333 --> 00:09:57,333 オトヒメさまは なんとも型破りな王妃じゃ 141 00:09:57,633 --> 00:09:59,567 正に“愛の人” 142 00:09:59,667 --> 00:10:02,567 見ろ! 子供たちにも あの人気! 143 00:10:02,833 --> 00:10:05,867 オトヒメさま! あっ! 144 00:10:06,000 --> 00:10:08,600 私は あなたたちのために頑張りますから 145 00:10:08,700 --> 00:10:09,533 わあ! 146 00:10:09,633 --> 00:10:10,400 ブッ! 147 00:10:10,500 --> 00:10:11,733 ええっ!? 148 00:10:11,833 --> 00:10:15,667 鼻水が垂れています! あなたのために 私は ぶつのです! 149 00:10:16,033 --> 00:10:16,867 ウウ… 150 00:10:17,167 --> 00:10:20,233 片方だけ垂らすから バカみたいに見える 151 00:10:20,333 --> 00:10:23,333 垂らすなら 両方から 垂らしなさいませ 152 00:10:23,800 --> 00:10:25,867 エ〜ン! 153 00:10:26,133 --> 00:10:28,733 ウ〜ン… 感動的じゃ! 154 00:10:28,833 --> 00:10:30,733 アア… そうか? 155 00:10:31,167 --> 00:10:33,933 熱血“愛の人” 156 00:10:34,200 --> 00:10:35,800 オトヒメ王妃は— 157 00:10:36,300 --> 00:10:41,700 日々 竜宮城から島へ下り 国民たちに呼びかけた 158 00:10:41,933 --> 00:10:45,767 このリュウグウ王国を 地上へ移すのです! 159 00:10:46,000 --> 00:10:49,867 肌の色が違う 姿形が違う 160 00:10:49,967 --> 00:10:51,600 そういう人間たちが— 161 00:10:51,700 --> 00:10:54,767 私たちを理解してくれる日を 待つのではなく— 162 00:10:55,067 --> 00:10:58,533 こちらから寄り添い 彼らを知るのです! 163 00:10:59,300 --> 00:11:02,267 地上から海底まで1万メートル 164 00:11:02,367 --> 00:11:05,733 これが 私たちと人間たちとの認識の距離 165 00:11:09,500 --> 00:11:11,100 誤解しないで! 166 00:11:11,433 --> 00:11:16,033 この島にやって来る人間たちは 海賊という種類の人間 167 00:11:16,600 --> 00:11:21,600 人さらいから人類を買うのは 貴族という権力者であるということ 168 00:11:22,267 --> 00:11:26,467 私たちは 偏った ごく一部の 人間にしか触れていない 169 00:11:26,567 --> 00:11:29,233 まだ 彼らのことを何も知らない 170 00:11:29,533 --> 00:11:32,700 地上には 親切な人も たくさんいるはずです 171 00:11:33,200 --> 00:11:37,867 彼らと同じ太陽のもとに この王国を移すのです! 172 00:11:40,767 --> 00:11:43,033 今年 開かれる世界会議で— 173 00:11:43,133 --> 00:11:46,600 私たちの移住の意思を 世界に示しましょう 174 00:11:46,700 --> 00:11:48,700 ここに ひとりひとりの署名を! 175 00:11:51,600 --> 00:11:52,333 ンッ… 176 00:11:52,967 --> 00:11:57,100 いやぁ… いくら オトヒメさまの呼びかけでも… 177 00:11:57,200 --> 00:12:00,667 人間に歩み寄るなんて… ねえ? 178 00:12:04,900 --> 00:12:06,500 そんなこと言わずに 179 00:12:06,767 --> 00:12:10,633 できないから始めないのではなく 最初の1歩を踏み出しましょう 180 00:12:10,767 --> 00:12:11,733 ンッ… 181 00:12:12,833 --> 00:12:13,900 さあ! 182 00:12:15,633 --> 00:12:17,133 すみません… 183 00:12:21,733 --> 00:12:23,067 アア… 184 00:12:26,067 --> 00:12:27,100 フン… 185 00:12:27,233 --> 00:12:31,667 ムダじゃ 歴史が答えを出しとる 186 00:12:40,500 --> 00:12:42,600 ただいま 子供たち 187 00:12:42,767 --> 00:12:45,067 おかえり 母上さま! 188 00:12:50,467 --> 00:12:52,800 ただいま しらほし 189 00:12:57,800 --> 00:12:59,067 フフフッ… 190 00:12:59,267 --> 00:13:01,300 アハハハッ… 191 00:13:02,433 --> 00:13:05,833 ハァ… しらほし 私の安らぎ 192 00:13:05,933 --> 00:13:07,700 遅くなって ごめんなさい 193 00:13:07,833 --> 00:13:10,200 フフフフッ… 194 00:13:10,700 --> 00:13:15,300 まあ! 鼻水が垂れているけど あなたは なんて かわいいの 195 00:13:15,867 --> 00:13:19,300 私たちが一緒にいたから 大丈夫です 母上さま 196 00:13:19,400 --> 00:13:20,967 大丈夫 大丈夫! 197 00:13:21,333 --> 00:13:22,833 ありがとう 王子たち 198 00:13:23,600 --> 00:13:26,633 母上さま 手 大丈夫? 199 00:13:26,800 --> 00:13:28,933 平気よ このくらい 200 00:13:30,600 --> 00:13:32,800 あなたたちの生きる未来… 201 00:13:33,133 --> 00:13:36,700 母は きっと変えてみせます 202 00:13:37,433 --> 00:13:38,800 ハァ… 203 00:13:39,000 --> 00:13:41,200 オトヒメさまも 演説なら— 204 00:13:41,300 --> 00:13:45,067 映像をお使いになってくだされば よいものを… 205 00:13:45,533 --> 00:13:48,667 生まれつきの 見聞色の覇気の強さが— 206 00:13:48,767 --> 00:13:50,733 そうさせるんじゃもん 207 00:13:50,900 --> 00:13:56,267 天上の城からではなく 互いに向き合って 心に響く距離 208 00:13:56,733 --> 00:14:01,433 これが オトヒメの信条 わしにも止められん 209 00:14:01,533 --> 00:14:06,533 しかし 島には 人間の海賊たちも 多く滞在しています 210 00:14:06,900 --> 00:14:12,400 王のご友人の海賊 白ひげの威厳で 一応 守られているとはいえ— 211 00:14:12,667 --> 00:14:14,700 万が一ということが… 212 00:14:14,967 --> 00:14:18,133 それは 彼女も覚悟のうえ 213 00:14:18,867 --> 00:14:21,667 オトヒメの夢みる世界はな… 214 00:14:22,700 --> 00:14:26,700 はるか数百年前の 昔の話 215 00:14:28,767 --> 00:14:32,033 我々の遠い先祖たちが試みて— 216 00:14:32,133 --> 00:14:36,233 無念のまま ついえた夢 そのものなのじゃもん 217 00:14:36,367 --> 00:14:37,200 うん? 218 00:14:37,300 --> 00:14:39,333 それは一体 どういう意味で? 219 00:14:40,700 --> 00:14:44,067 わしには オトヒメを止めることはできん 220 00:14:44,833 --> 00:14:47,167 しっかり守ってやってくれ 221 00:14:47,333 --> 00:14:48,333 はっ! 222 00:14:52,633 --> 00:14:55,500 あっ… おい 魚人のねえちゃん 223 00:14:55,600 --> 00:14:58,667 あっ はい こっち来て 酌しろよ 224 00:14:58,767 --> 00:15:01,733 ごめんなさい ウチは そういうの やってないの 225 00:15:01,867 --> 00:15:05,400 ああ? お高くとまってんじゃねえよ 226 00:15:05,500 --> 00:15:07,567 魚人風情が! 227 00:15:15,200 --> 00:15:19,067 何だ? 文句あんのか? 228 00:15:21,267 --> 00:15:22,833 ハハハハッ… 229 00:15:22,933 --> 00:15:24,900 黙らんかい ああ? 230 00:15:30,300 --> 00:15:32,200 酒が まずくなる 231 00:15:32,333 --> 00:15:34,967 アア… なっ… アア… 232 00:15:59,567 --> 00:16:03,000 オトヒメさんって 随分 変わった人だったのね 233 00:16:03,467 --> 00:16:06,633 お前が泣き虫なのは 母親譲りなのか? 234 00:16:06,833 --> 00:16:09,867 さあ? ど… どうでしょう 235 00:16:10,200 --> 00:16:12,600 あんた この国の兵士だったのか 236 00:16:13,767 --> 00:16:16,033 腕っぷししか能のない— 237 00:16:16,133 --> 00:16:20,333 魚人街育ちがやれる仕事は それぐらいだったんじゃ 238 00:16:21,133 --> 00:16:22,267 魚人街? 239 00:16:22,400 --> 00:16:25,500 確か ハチの故郷も そうだよな? 240 00:16:26,167 --> 00:16:28,933 なんか怖そうな所みたいだけど… 241 00:16:29,200 --> 00:16:32,200 うん… 元は— 242 00:16:32,633 --> 00:16:37,067 身寄りのない子供たちを 預かる巨大な保護施設じゃった 243 00:16:37,533 --> 00:16:42,900 じゃが 程なく 施設は荒れ始め 管理者たちの手に負えなくなり— 244 00:16:43,500 --> 00:16:48,700 そこは 魚人島の はみ出し者たちが 集まる無法地帯となった 245 00:16:50,000 --> 00:16:53,933 当時 魚人街のリーダー格じゃった フィッシャー・タイガーは— 246 00:16:54,033 --> 00:16:57,167 やがて 冒険家として国を飛び出し— 247 00:16:57,667 --> 00:17:01,800 それに次ぐ立場じゃった わしは 王国の軍隊に入り— 248 00:17:02,600 --> 00:17:05,967 マクロ一味などは 魚人にして 人さらい 249 00:17:07,233 --> 00:17:09,000 そして ほかにも… 250 00:17:09,900 --> 00:17:13,233 皆 それぞれの道を歩んだ 251 00:17:13,733 --> 00:17:15,867 そんな ある日… 252 00:17:17,033 --> 00:17:18,600 返して! お願い! 253 00:17:18,700 --> 00:17:20,733 返してほしけりゃ 取ってみろ! 254 00:17:21,200 --> 00:17:25,100 返したまえ! それで何人分の 署名だと思ってるんだ! 255 00:17:25,333 --> 00:17:27,767 何人分でも かまいやしねえ 256 00:17:27,867 --> 00:17:29,733 シャ〜ハハハハッ… 257 00:17:29,867 --> 00:17:31,200 ハァハァ… 258 00:17:31,300 --> 00:17:35,132 こんな紙切れ集めて 何ができる? ええ? 259 00:17:35,200 --> 00:17:38,767 おい! やめんか! お前は魚人街のアーロンだな? 260 00:17:38,867 --> 00:17:39,867 うん? 261 00:17:40,767 --> 00:17:41,632 ハッ… 262 00:17:41,733 --> 00:17:44,167 “魚人街のアーロン”? 263 00:17:44,433 --> 00:17:45,167 ウッ! 264 00:17:45,667 --> 00:17:47,967 ウウッ… は… 離せ! 265 00:17:48,067 --> 00:17:50,033 少し違うなぁ 266 00:17:50,867 --> 00:17:55,167 海賊アーロン一味の アーロン船長だ! 267 00:17:55,933 --> 00:17:57,433 この近海をうろつく— 268 00:17:57,533 --> 00:18:02,067 水中で息もできねえ下等種族の 海賊たちをエサに暮らしてる 269 00:18:02,567 --> 00:18:05,500 お前らの代わりに 海賊を狩ってやってんだ 270 00:18:05,600 --> 00:18:08,667 ネプチューン軍 礼に金でも よこせ! 271 00:18:08,967 --> 00:18:12,200 ジ… ジンベエ親分! そこで見てないで 助けを… 272 00:18:12,567 --> 00:18:13,633 ジンベエ? 273 00:18:15,967 --> 00:18:19,733 おい チンピラ その新米兵士を離せ 274 00:18:19,833 --> 00:18:22,233 一応 わしの部下じゃ 275 00:18:22,400 --> 00:18:26,600 それと 署名の紙 わしゃ興味ねえが— 276 00:18:26,700 --> 00:18:29,600 王妃にとって大切な物じゃ 返せ 277 00:18:30,067 --> 00:18:31,967 ネプチューン軍のジンベエ親分だ! 278 00:18:32,067 --> 00:18:32,800 助かった! 279 00:18:33,033 --> 00:18:37,833 シャ〜ハハハハッ… 親分か そりゃ いい肩書だ 280 00:18:38,167 --> 00:18:41,100 こんなマフィアみてえな兵士も ねえもんだ 281 00:18:41,367 --> 00:18:43,400 言うとおりにせえ アーロン 282 00:18:43,533 --> 00:18:46,367 ウウッ… フン… 分かったよ 283 00:18:46,500 --> 00:18:47,767 ほら! ウッ! 284 00:18:48,367 --> 00:18:49,467 ほら! 285 00:18:50,267 --> 00:18:53,533 そう怒るな 兄貴 えっ “兄貴”? 286 00:18:54,267 --> 00:18:58,667 久しぶりだな 同じ魚人街の仲間じゃねえかよ 287 00:18:59,133 --> 00:19:04,067 一緒にするな まだ海賊などやっとるのか クズめ 288 00:19:04,433 --> 00:19:07,200 ンッ… “クズ”はねえだろう 兄貴! 289 00:19:07,300 --> 00:19:08,400 じゃ ゴミか 290 00:19:08,733 --> 00:19:09,833 ゴミだと? 291 00:19:10,333 --> 00:19:12,233 兄貴だと思って 言わせておけば! 292 00:19:12,333 --> 00:19:13,533 おい! みんな! 293 00:19:13,633 --> 00:19:15,567 冒険家 フィッシャー・タイガーさんだ! 294 00:19:15,667 --> 00:19:16,467 えっ? 295 00:19:16,600 --> 00:19:18,333 タイガーさんが帰ってきたぞ! 296 00:19:18,433 --> 00:19:20,033 うん? タイガーさん! 297 00:19:20,133 --> 00:19:21,467 旅の話しして! 298 00:19:21,633 --> 00:19:23,967 タイの兄貴! 大兄貴が! 299 00:19:24,367 --> 00:19:26,467 ジンベエ! アーロン! 300 00:19:26,567 --> 00:19:28,400 元気そうじゃねえか お前ら 301 00:19:28,833 --> 00:19:31,033 今回の旅は長かったのう 302 00:19:31,200 --> 00:19:33,300 ああ いろいろあった 303 00:19:33,400 --> 00:19:35,333 ウチの船にも 寄ってくれ 304 00:19:35,433 --> 00:19:38,667 あとでな… 先に 竜宮城に用があるんだ 305 00:19:38,900 --> 00:19:42,867 なら わしが送ろう 海賊には 用はないそうじゃ 306 00:19:43,000 --> 00:19:46,567 ああ? 大兄貴は そんなこと言ってねえだろうが! 307 00:19:46,667 --> 00:19:49,633 ハハハハッ… お前ら 仲良くしねえか 308 00:19:49,767 --> 00:19:51,133 ったく… フンッ 309 00:19:51,400 --> 00:19:53,900 ン〜ッ… 310 00:20:03,367 --> 00:20:06,367 奴隷たちを解放するじゃと? 311 00:20:06,567 --> 00:20:08,867 本気で言っておるのか? 312 00:20:08,967 --> 00:20:12,667 本気も本気 もう耐えられない 313 00:20:12,767 --> 00:20:15,700 奴隷なんてのは 生き地獄でしょう 314 00:20:16,600 --> 00:20:21,300 彼らは こうしてる今もなお 人に あらぬ扱いを受けている 315 00:20:22,067 --> 00:20:24,900 じゃが… 決めたのです 316 00:20:25,167 --> 00:20:28,133 国王と王妃には ご迷惑をかけるゆえ— 317 00:20:28,233 --> 00:20:30,533 あらかじめ お伝えしたまで 318 00:20:30,933 --> 00:20:33,133 このことは 他言無用にお願いします 319 00:20:34,333 --> 00:20:39,567 おぬし 今回の旅で一体 何を見た? 320 00:20:46,100 --> 00:20:47,267 人間です 321 00:20:47,400 --> 00:20:48,233 ハッ… 322 00:21:06,500 --> 00:21:07,467 ンッ… 323 00:21:16,800 --> 00:21:20,633 それから しばらくして 大事件が起きた 324 00:21:21,100 --> 00:21:22,467 大変だ! 325 00:21:23,033 --> 00:21:24,167 ウワッ! 326 00:21:25,267 --> 00:21:26,400 何事じゃ? 327 00:21:26,733 --> 00:21:28,500 ジ… ジンベエ親分! 328 00:21:28,600 --> 00:21:30,367 タ… タイガーさんが 329 00:21:30,833 --> 00:21:33,567 天竜人に… 手を上げた! 330 00:21:33,667 --> 00:21:35,133 天竜人に? 331 00:21:38,233 --> 00:21:42,567 フィッシャー・タイガーによる 聖地 マリージョア襲撃事件 332 00:21:43,200 --> 00:21:48,900 彼は奴隷解放の英雄と呼ばれ 同時に 大犯罪者となった 333 00:21:54,967 --> 00:21:57,967 今日かぎりで除隊させていただく 334 00:21:58,433 --> 00:22:01,833 ジンベエ! 貴様 軍の使命を放棄する気か! 335 00:22:02,500 --> 00:22:06,633 島を守る仕事は 案外 性に合っておりました 336 00:22:06,933 --> 00:22:11,167 じゃが 時として 使命を超える仁義がある 337 00:22:15,900 --> 00:22:18,867 タイの大兄貴が ついに やってくれた! 338 00:22:19,300 --> 00:22:23,167 アーロン一味は これより フィッシャー・タイガーと合流する 339 00:22:23,567 --> 00:22:26,633 いくぞ てめえら! オーッ! 340 00:22:27,333 --> 00:22:33,667 こうして 彼を慕う かつての 魚人街の曲者たちが集結した 341 00:22:34,700 --> 00:22:38,433 ようこそ 海賊稼業へ フン… 342 00:22:39,167 --> 00:22:41,833 この先は 世界が相手になる 343 00:22:42,900 --> 00:22:45,967 覚悟のできた者は 前に出ろ! 344 00:22:48,033 --> 00:22:49,400 アア… 345 00:22:51,633 --> 00:22:54,467 タイガーが 連れ出した 元奴隷たちと— 346 00:22:54,833 --> 00:22:58,067 そうでない者たちを 識別されぬよう— 347 00:22:58,200 --> 00:23:00,867 奴隷の烙印を覆い隠す— 348 00:23:00,967 --> 00:23:05,233 太陽の刻印を 全員が体に刻み込み— 349 00:23:06,300 --> 00:23:12,700 魚人たちによる タイヨウの海賊団は結成された 350 00:23:22,300 --> 00:23:24,600 聖地 マリージョアを襲撃し— 351 00:23:24,700 --> 00:23:27,867 天竜人から 奴隷を解放する フィッシャー・タイガー 352 00:23:28,233 --> 00:23:32,067 海軍に追われ 人間との 血で血を洗う戦いのさなか— 353 00:23:32,200 --> 00:23:35,733 彼は 過酷な現実を 生きる人間の少女と— 354 00:23:35,800 --> 00:23:37,600 運命的な出会いをする 355 00:23:38,300 --> 00:23:41,433 そして ついに… あの男も動きだした 356 00:23:41,667 --> 00:23:43,000 次回「ワンピース」 357 00:23:43,100 --> 00:23:45,600 「黄猿登場! タイガーを狙う罠!」 358 00:23:45,667 --> 00:23:47,833 海賊王に 俺はなる!