1 00:00:11,011 --> 00:00:13,013 (ソウ/アオ)あ~。 2 00:00:13,013 --> 00:00:15,682 (高道)もうまもなく到着です。 3 00:00:15,682 --> 00:00:17,684 (玲夜)ああ。 4 00:00:24,191 --> 00:00:26,393 (柚子)ありがとう。 5 00:00:29,529 --> 00:00:32,866 《柚子:数日ぶりの家…》 6 00:00:32,866 --> 00:00:35,369 (高道)柚子様の養子縁組に 必要な書類は➨ 7 00:00:35,369 --> 00:00:38,372 全て用意しました。 8 00:00:38,372 --> 00:00:42,376 後は 両親と 祖父母のサインをもらうだけです。 9 00:00:42,376 --> 00:00:44,378 わかった。 10 00:00:44,378 --> 00:00:48,215 《柚子:玲夜の秘書 荒鬼高道さん。 11 00:00:48,215 --> 00:00:51,385 弁護士資格も 持っているらしいし➨ 12 00:00:51,385 --> 00:00:53,553 すごく優秀な方なんだな。 13 00:00:53,553 --> 00:00:57,557 お父さん お母さんは 怒っているだろうか? 14 00:00:57,557 --> 00:01:00,827 それとも無関心な反応が 返ってくるだろうか? 15 00:01:00,827 --> 00:01:04,831 予測がつかなくて不安だらけだ》 16 00:01:10,003 --> 00:01:12,005 (ソウ/アオ)あい! 17 00:01:15,008 --> 00:01:19,346 《柚子:そうだ 勇気を出して。 18 00:01:19,346 --> 00:01:22,049 私は1人じゃない》 19 00:02:59,046 --> 00:03:00,981 ただいま。 20 00:03:00,981 --> 00:03:04,484 お前たちは それでも 柚子の親なのか!? 21 00:03:04,484 --> 00:03:06,486 親父たちには 関係ないだろう! 22 00:03:06,486 --> 00:03:10,657 関係ないわけがあるか! 柚子は 俺の孫でもあるんだぞ!! 23 00:03:10,657 --> 00:03:13,160 あの子は 花梨に手をあげたんですよ! 24 00:03:13,160 --> 00:03:15,996 それだけのことを 花梨がしたんでしょう。 25 00:03:15,996 --> 00:03:19,499 それなのに 柚子の話も聞かないで➨ 26 00:03:19,499 --> 00:03:22,002 あの子だけを悪者にして…。 27 00:03:22,002 --> 00:03:26,339 (花梨)私は ぶたれたのよ。 なんで お姉ちゃんをかばうの!? 28 00:03:26,339 --> 00:03:30,143 (瑶太)花梨の祖父母とは言え 気にくわないな。 29 00:03:32,345 --> 00:03:34,681 (花梨)あ… お姉ちゃん。 30 00:03:34,681 --> 00:03:36,683 柚子! 31 00:03:36,683 --> 00:03:38,685 ああ… 怖かったわね。 32 00:03:38,685 --> 00:03:42,355 無事でよかった 柚子。 33 00:03:42,355 --> 00:03:45,192 お祖父ちゃん お祖母ちゃん。 34 00:03:45,192 --> 00:03:47,194 心配かけて ごめんね。 35 00:03:47,194 --> 00:03:50,864 《柚子:そうだった。 いつも 抱きしめてくれるのは➨ 36 00:03:50,864 --> 00:03:53,033 お母さんではなく お祖母ちゃん。 37 00:03:53,033 --> 00:03:56,536 よかったと 安堵の表情を見せるのは➨ 38 00:03:56,536 --> 00:03:59,539 お父さんではなく お祖父ちゃん》 39 00:03:59,539 --> 00:04:02,309 柚子 何をしている。 40 00:04:02,309 --> 00:04:05,479 花梨に手をあげたことを まず謝りなさい。 41 00:04:05,479 --> 00:04:07,814 《柚子:もう とっくの昔に➨ 42 00:04:07,814 --> 00:04:11,651 両親は 両親ではなくなっていたんだ》 43 00:04:11,651 --> 00:04:13,987 全く。 お姉ちゃんのせいで➨ 44 00:04:13,987 --> 00:04:16,656 いっつも お祖母ちゃん達と 喧嘩ばっかり。 45 00:04:16,656 --> 00:04:18,658 花梨。 46 00:04:18,658 --> 00:04:20,660 いいかげんにしてよね。 47 00:04:20,660 --> 00:04:23,330 騒ぎを起こして家出するなんて。 かまってちゃんなの? 48 00:04:23,330 --> 00:04:26,500 花梨に手をあげたばかりか➨ 49 00:04:26,500 --> 00:04:28,668 さらに悲しませるとは。 50 00:04:28,668 --> 00:04:30,670 何様のつもりだ。 51 00:04:32,672 --> 00:04:35,342 (玲夜)お前こそ。 52 00:04:35,342 --> 00:04:39,846 俺の花嫁に対して 何様のつもりだ? 53 00:04:39,846 --> 00:04:41,848 あ…。 54 00:04:41,848 --> 00:04:44,851 あなたは…。 55 00:04:44,851 --> 00:04:49,523 瑶太? あ… あなた様が なぜここに? 56 00:04:49,523 --> 00:04:52,526 始めろ。 高道。 57 00:04:52,526 --> 00:04:54,528 かしこまりました。 58 00:04:54,528 --> 00:04:58,698 一体なんなんだ? お前ら。 人の家に ずかずかと。 59 00:04:58,698 --> 00:05:02,803 本日は 柚子様の養子縁組に関しまして➨ 60 00:05:02,803 --> 00:05:06,807 了承と手続きのための サインをいただきに参りました。 61 00:05:06,807 --> 00:05:08,808 は!? 養子縁組だ? 62 00:05:08,808 --> 00:05:11,478 何それ 聞いてないわよ!? 63 00:05:11,478 --> 00:05:13,480 もう お前たちに柚子を➨ 64 00:05:13,480 --> 00:05:16,149 任せておくわけには いかんと思ってな。 65 00:05:16,149 --> 00:05:18,485 柚子は私たちが引き取ります。 66 00:05:18,485 --> 00:05:21,822 何を言ってるんだ。 そんなことを勝手に…。 67 00:05:21,822 --> 00:05:24,491 こうでもしなきゃ 柚子は幸せになれん。 68 00:05:24,491 --> 00:05:28,995 お前たちは 花梨のことばかりで 柚子を蔑ろにしてきただろう。 69 00:05:28,995 --> 00:05:31,498 そんなことありませんよ。 70 00:05:31,498 --> 00:05:35,502 花梨は特別な子だから 優先するのは当たり前で…。 71 00:05:35,502 --> 00:05:40,173 お前たちは そればっかりだ! 花嫁だから? それがどうした! 72 00:05:40,173 --> 00:05:43,844 それが 理由になるとでも思ったか!! 73 00:05:43,844 --> 00:05:48,048 柚子 お前は どう思っているんだ。 74 00:05:50,016 --> 00:05:54,020 《柚子:ここまで 育ててくれたことには感謝してる。 75 00:05:54,020 --> 00:05:58,858 だけど… この家に 私の居場所はない。 76 00:05:58,858 --> 00:06:01,461 今まで ずっと言えなかった》 77 00:06:01,461 --> 00:06:03,463 私は…。 78 00:06:03,463 --> 00:06:07,133 《柚子:自分の本当の気持ち…》 79 00:06:07,133 --> 00:06:10,637 私は お祖父ちゃんたちの子になる。 80 00:06:10,637 --> 00:06:15,842 ここにいたら 私は 幸せになれないと思うから。 81 00:06:17,811 --> 00:06:19,813 くっ…。 82 00:06:19,813 --> 00:06:21,815 この… 親不孝者が! 83 00:06:21,815 --> 00:06:23,817 《叩かれる!!》 84 00:06:23,817 --> 00:06:25,819 ぐっ…。 85 00:06:25,819 --> 00:06:27,821 玲夜。 86 00:06:27,821 --> 00:06:31,157 なっ なんだ貴様は!? 放せ!! 87 00:06:31,157 --> 00:06:34,561 ヒッ!! 放せと言ってるだろ! 88 00:06:37,998 --> 00:06:40,667 あなた! 89 00:06:40,667 --> 00:06:43,503 な 何なんだ お前は!? 90 00:06:43,503 --> 00:06:45,505 柚子 どういうつもりだ!? 91 00:06:45,505 --> 00:06:48,508 柚子! わがままも いいかげんにしなさい! 92 00:06:48,508 --> 00:06:51,344 お母さんたちを困らせて 楽しいの!? 93 00:06:51,344 --> 00:06:55,682 《柚子:そう いつだって 悪者は 私1人。 94 00:06:55,682 --> 00:06:58,685 お父さんもお母さんも➨ 95 00:06:58,685 --> 00:07:03,123 自分たちが悪いなんて 微塵も思っていないんだ。 96 00:07:03,123 --> 00:07:06,293 私がどうして 血の繋がった家族を 捨てるほどに➨ 97 00:07:06,293 --> 00:07:09,129 追い詰められていたか。 98 00:07:09,129 --> 00:07:14,301 それが どれだけ苦渋の選択だったか。 99 00:07:14,301 --> 00:07:16,303 いつか自分も➨ 100 00:07:16,303 --> 00:07:20,974 家族の一員として 認めてほしいと願っていた。 101 00:07:20,974 --> 00:07:22,976 だけど…。 102 00:07:22,976 --> 00:07:26,313 それは無理だと 気がついてしまった。 103 00:07:26,313 --> 00:07:30,817 私の願いや迷いを 全くわかっていない。 104 00:07:30,817 --> 00:07:33,153 わかってはくれない》 105 00:07:33,153 --> 00:07:35,989 (ソウ)あいっ。 106 00:07:35,989 --> 00:07:37,991 (アオ)あい~。 《柚子:守ってくれてるの? 107 00:07:37,991 --> 00:07:41,494 こんな言葉は 聞かなくてもいいって…》 108 00:07:43,997 --> 00:07:46,333 ありがとうね。 109 00:07:46,333 --> 00:07:49,002 柚子! 黙ってないで 何とか言いなさい! 110 00:07:49,002 --> 00:07:52,005 おい柚子…。 黙れ! 111 00:07:52,005 --> 00:07:56,343 お前たちは 柚子にとって 害悪にしかならない。 112 00:07:56,343 --> 00:07:58,345 とっとと サインしろ。 113 00:08:00,280 --> 00:08:02,282 誰だか知らないけど➨ 114 00:08:02,282 --> 00:08:05,118 他人が家のことに 口を挟まないでよ。 115 00:08:05,118 --> 00:08:09,289 私は 妖狐のあやかし 狐月瑶太の花嫁よ。 116 00:08:09,289 --> 00:08:12,625 この家は私が支えているの。 117 00:08:12,625 --> 00:08:15,962 (花梨)どうせ お姉ちゃんが あなたの同情を引こうと➨ 118 00:08:15,962 --> 00:08:18,298 あることないこと 言ったんでしょうけど。 119 00:08:18,298 --> 00:08:21,301 花梨 やめろ。 どうしてよ! 120 00:08:21,301 --> 00:08:23,303 こんな失礼な男➨ 121 00:08:23,303 --> 00:08:25,638 お姉ちゃんみたいに 炎で焼いちゃってよ! 122 00:08:25,638 --> 00:08:27,640 どういうことですか? 123 00:08:27,640 --> 00:08:31,478 どうして あなた様が この女の味方をするのです? 124 00:08:31,478 --> 00:08:34,314 言ったはずだ。 花嫁だと。 125 00:08:34,314 --> 00:08:38,618 は… 花嫁? この女が!? そんなはず…。 126 00:08:40,653 --> 00:08:44,491 (瑶太)うっ…。 127 00:08:44,491 --> 00:08:47,827 う… うわ~!! 128 00:08:47,827 --> 00:08:49,829 う…。 129 00:08:49,829 --> 00:08:53,666 うわ~!! 130 00:08:53,666 --> 00:08:56,069 柚子の痛みを知れ。 131 00:08:58,004 --> 00:09:01,107 は… 花嫁? この女が!? そんなはず…。 132 00:09:04,444 --> 00:09:06,446 柚子の痛みを知れ。 133 00:09:06,446 --> 00:09:09,115 (瑶太)う…。 134 00:09:09,115 --> 00:09:12,786 う… うわ~!! 135 00:09:12,786 --> 00:09:15,789 あっ うう…。 136 00:09:15,789 --> 00:09:19,125 うわ~!! 137 00:09:19,125 --> 00:09:21,127 瑶太!! 138 00:09:21,127 --> 00:09:23,530 やめて! 瑶太が死んじゃう!! 139 00:09:28,968 --> 00:09:32,772 《柚子:初めて見る 氷のような顔》 140 00:09:38,645 --> 00:09:41,314 私は 大丈夫だから。 141 00:09:41,314 --> 00:09:43,817 玲夜が治してくれたもの。 142 00:09:46,319 --> 00:09:51,024 《柚子:私を捉えて離さない 紅い瞳》 143 00:09:52,992 --> 00:09:55,995 柚子 お前がそう言うのなら。 144 00:10:18,184 --> 00:10:21,354 玲夜様 こちらは終わりました。 145 00:10:21,354 --> 00:10:24,157 後は これだけです。 146 00:10:27,193 --> 00:10:31,531 俺を本気で怒らせる前に サインした方が 身のためだぞ。 147 00:10:31,531 --> 00:10:34,868 (高道)こちらに サインを。 148 00:10:34,868 --> 00:10:37,871 問題ないようです。 149 00:10:37,871 --> 00:10:41,374 柚子。 は… はい。 150 00:10:41,374 --> 00:10:44,043 もう この家には戻らない。 151 00:10:44,043 --> 00:10:47,380 必要最小限のものだけ 持ってくるんだ。 152 00:10:47,380 --> 00:10:51,050 行きましょう。 153 00:10:51,050 --> 00:10:53,553 (ソウ/アオ)あい あい…。 154 00:10:53,553 --> 00:10:55,889 ごめんね お祖母ちゃん。 155 00:10:55,889 --> 00:10:59,893 怖かったよね? さっきの 玲夜の炎。 156 00:10:59,893 --> 00:11:01,828 怖かったわよ。 157 00:11:01,828 --> 00:11:05,832 あやかしが能力を 使うところなんて初めて見たし。 158 00:11:05,832 --> 00:11:09,168 やっぱり…。 だよね。 159 00:11:09,168 --> 00:11:12,672 《柚子:私も怖かった》 160 00:11:12,672 --> 00:11:16,176 ⸨お前1人を愛そう。 161 00:11:16,176 --> 00:11:18,178 俺の花嫁⸩ 162 00:11:18,178 --> 00:11:22,015 《柚子:私の前では 玲夜は優しくて…。 163 00:11:22,015 --> 00:11:25,184 ここまで彼の言うがままに 甘えてしまった。 164 00:11:25,184 --> 00:11:27,687 だけど…。 165 00:11:27,687 --> 00:11:32,025 さっきの彼は 別人のように冷酷だった。 166 00:11:32,025 --> 00:11:36,029 あれが 玲夜の 本当の姿なのかもしれない。 167 00:11:36,029 --> 00:11:38,031 でも…》 168 00:11:38,031 --> 00:11:40,033 でもね。 169 00:11:40,033 --> 00:11:44,871 あの人は 柚子のために 本気で怒ってくれてたわよ。 170 00:11:44,871 --> 00:11:48,708 狐月瑶太には 誰も逆らえなかったでしょ。 171 00:11:48,708 --> 00:11:52,045 花梨のわがままは どんどんひどくなって➨ 172 00:11:52,045 --> 00:11:54,714 親たちは言いなり。 173 00:11:54,714 --> 00:11:57,050 柚子が辛い思いをしているのに➨ 174 00:11:57,050 --> 00:11:59,886 私たちは何もできなかった。 175 00:11:59,886 --> 00:12:02,155 それにね➨ 176 00:12:02,155 --> 00:12:06,492 鬼龍院さんが柚子を見る目は とっても優しいのよ。 177 00:12:06,492 --> 00:12:11,164 《玲夜は 私のために 本気で怒ってくれた》 178 00:12:11,164 --> 00:12:13,666 そう… かな。 179 00:12:18,171 --> 00:12:20,840 《柚子:持ち出したいほど 思い出のあるものは➨ 180 00:12:20,840 --> 00:12:23,843 こんな小さなカバン1つ》 181 00:12:23,843 --> 00:12:26,846 柚子 そろそろいきましょう。 182 00:12:26,846 --> 00:12:28,848 うん。 183 00:12:33,353 --> 00:12:37,023 《柚子:それでも 長年過ごした自分の部屋。 184 00:12:37,023 --> 00:12:39,859 辛い時 悲しい時➨ 185 00:12:39,859 --> 00:12:43,563 あの家族と顔を合わせずに済む 逃げ場だった》 186 00:12:45,531 --> 00:12:47,533 ありがとう。 187 00:12:52,372 --> 00:12:56,576 (花梨)瑶太… 嘘でしょ 瑶太。 188 00:13:00,647 --> 00:13:05,985 柚子 荷物はそれだけか。 はい。 189 00:13:05,985 --> 00:13:09,322 玲夜… あの人は大丈夫なの? 190 00:13:09,322 --> 00:13:12,825 問題ない。 少し霊力をぶつけたから➨ 191 00:13:12,825 --> 00:13:14,827 気絶してるだけだ。 192 00:13:14,827 --> 00:13:19,165 火傷も 狐ほどのあやかしなら すぐに回復する。 193 00:13:19,165 --> 00:13:22,168 俺の柚子に怪我をさせたから➨ 194 00:13:22,168 --> 00:13:24,570 ちょっとした仕置きだ。 195 00:13:26,839 --> 00:13:28,841 《生きてる… よね。 196 00:13:28,841 --> 00:13:31,678 服は焼け焦げてるけど 肌は綺麗。 197 00:13:31,678 --> 00:13:33,680 よかった。 198 00:13:33,680 --> 00:13:38,351 人間とあやかしは やっぱり体の作りが違うのかな》 199 00:13:38,351 --> 00:13:40,353 一体 何なんだ あいつは!? 200 00:13:40,353 --> 00:13:43,523 あの瑶太くんが あっさり やられるなんて。 201 00:13:43,523 --> 00:13:46,526 あやかし… よね。 202 00:13:46,526 --> 00:13:48,861 怖いくらいに綺麗な顔立ち。 203 00:13:48,861 --> 00:13:51,531 どこかで見たことあるんだけど…。 204 00:13:51,531 --> 00:13:53,533 行くぞ。 205 00:13:53,533 --> 00:13:56,202 ちょっと… 待ちなさいよ! 206 00:13:56,202 --> 00:13:59,972 よくも 私の瑶太を ひどい目に遭わせたわね。 207 00:13:59,972 --> 00:14:01,974 許さない。 208 00:14:01,974 --> 00:14:04,310 狐月家に言いつけてやるんだから。 209 00:14:04,310 --> 00:14:08,481 瑶太の家は 凄いのよ! 覚悟しておきなさい。 210 00:14:08,481 --> 00:14:11,984 お姉ちゃんも そこの男も ただじゃ済まないから!! 211 00:14:11,984 --> 00:14:13,986 花梨…。 212 00:14:13,986 --> 00:14:15,988 ああ 構わない。 213 00:14:15,988 --> 00:14:18,991 ついでに 妖狐の当主にも伝えておけ。 214 00:14:18,991 --> 00:14:20,993 そこに倒れている狐が➨ 215 00:14:20,993 --> 00:14:25,598 俺の大切な花嫁に ひどい怪我を負わせたとな。 216 00:14:28,835 --> 00:14:32,839 (花梨)あ… あなた 何者よ? 217 00:14:32,839 --> 00:14:38,344 俺は鬼龍院本家の次期当主 鬼龍院玲夜。 218 00:14:38,344 --> 00:14:42,348 そして 柚子は 俺の花嫁だ。 219 00:14:42,348 --> 00:14:45,017 鬼龍院!? って まさか鬼の…。 220 00:14:45,017 --> 00:14:47,353 あやかしの トップに立つ…。 221 00:14:47,353 --> 00:14:51,190 お姉ちゃんが 鬼の花嫁? 222 00:14:51,190 --> 00:14:54,360 柚子 行くぞ。 223 00:14:54,360 --> 00:14:56,662 あの… ちょっと待って。 224 00:14:59,365 --> 00:15:02,969 《柚子:背中を押してくれたのは 玲夜だけど➨ 225 00:15:02,969 --> 00:15:06,806 これは自分で決めたこと》 226 00:15:06,806 --> 00:15:11,310 今まで 育ててくれたことには 感謝しています。 227 00:15:11,310 --> 00:15:14,147 お世話になりました。 228 00:15:14,147 --> 00:15:19,051 《柚子:もう きっと この家で ただいまは言わない》 229 00:15:24,157 --> 00:15:26,159 (玲夜)柚子は これから➨ 230 00:15:26,159 --> 00:15:28,494 鬼龍院家で生活してもらいます。 231 00:15:28,494 --> 00:15:32,665 ですが 会いたい時は いつでも会えるようにします。 232 00:15:32,665 --> 00:15:36,002 ご安心ください。 233 00:15:36,002 --> 00:15:39,005 護衛は3人ってところですね。 234 00:15:39,005 --> 00:15:41,007 すぐに手配してくれ。 235 00:15:41,007 --> 00:15:43,676 護衛!? そんな ご大層な…。 236 00:15:43,676 --> 00:15:45,678 大丈夫ですよ。 237 00:15:45,678 --> 00:15:48,848 年寄りですが 戸締まりくらいは きちんとしますから。 238 00:15:48,848 --> 00:15:51,684 いえ そういうわけには…。 そうです。 239 00:15:51,684 --> 00:15:55,021 花嫁様のご実家になるのですから。 240 00:15:55,021 --> 00:15:58,858 あの 鬼龍院さん。 はい? 241 00:15:58,858 --> 00:16:03,362 どうか 柚子のことを よろしくお願いします。 242 00:16:05,298 --> 00:16:08,301 あの子は 優しい子です。 243 00:16:08,301 --> 00:16:12,805 そのせいで 何でも 自分で抱え込んでしまう。 244 00:16:14,807 --> 00:16:17,476 私らに心配をかけまいと➨ 245 00:16:17,476 --> 00:16:19,479 辛いことも話さないんです。 246 00:16:19,479 --> 00:16:22,982 だから… あんな親でも ずっと我慢して…。 247 00:16:22,982 --> 00:16:26,486 爺さんなんて 無力なもんです。 248 00:16:26,486 --> 00:16:30,156 肝心な時に そばにいてやれない。 249 00:16:30,156 --> 00:16:34,160 柚子のことは 俺に任せてください。 250 00:16:36,662 --> 00:16:40,333 柚子 鬼龍院さんと仲良くね。 251 00:16:40,333 --> 00:16:43,669 いつでも遊びにおいで。 252 00:16:43,669 --> 00:16:46,839 お祖母ちゃん お祖父ちゃん ありがとう。 253 00:16:46,839 --> 00:16:49,175 またね。 元気でね。 254 00:16:49,175 --> 00:16:51,677 (ソウ/アオ)あいあ~い。 255 00:16:51,677 --> 00:16:55,848 《柚子:これで 本当に➨ 256 00:16:55,848 --> 00:17:00,653 私の新しい生活が始まるんだ》 257 00:17:05,291 --> 00:17:09,795 改めて 見れば見るほど 大きなお屋敷。 258 00:17:09,795 --> 00:17:12,465 鬼龍院家って すごいのね。 259 00:17:12,465 --> 00:17:15,468 そうか? ここは 俺の自宅で➨ 260 00:17:15,468 --> 00:17:17,970 本家の屋敷は ここの何倍もあるぞ。 261 00:17:17,970 --> 00:17:21,641 えっ? 俺の両親も本家で暮らしてる。 262 00:17:21,641 --> 00:17:25,645 この家には 俺と使用人しかいないだろ。 263 00:17:25,645 --> 00:17:28,814 《柚子:とても 個人の自宅とは思えない。 264 00:17:28,814 --> 00:17:31,517 鬼龍院家の財力って…》 265 00:17:36,322 --> 00:17:39,325 柚子は 俺の花嫁なんだから➨ 266 00:17:39,325 --> 00:17:42,328 今日から ここは お前の家だ。 267 00:17:42,328 --> 00:17:44,664 《花嫁…。 268 00:17:44,664 --> 00:17:47,333 って 具体的には 何をすればいいのかな?》 269 00:17:47,333 --> 00:17:49,335 (ソウ/アオ)あい? 270 00:17:49,335 --> 00:17:53,339 《柚子:っていうか 結婚するってこと!? 271 00:17:53,339 --> 00:17:56,342 透子たちは どうしてたっけ!?》 272 00:17:56,342 --> 00:18:00,112 う…。 273 00:18:00,112 --> 00:18:02,949 《柚子:なんか 急に緊張してきた》 274 00:18:02,949 --> 00:18:04,951 どうした 顔が赤いぞ。 275 00:18:04,951 --> 00:18:08,454 ちょ… ちょっと 緊張してるだけです。 276 00:18:08,454 --> 00:18:11,958 ああ そういう柚子もかわいいが。 277 00:18:11,958 --> 00:18:13,960 もう…。 278 00:18:13,960 --> 00:18:16,796 《柚子:玲夜と出会って まだ何日も経ってないのに➨ 279 00:18:16,796 --> 00:18:20,466 大きく変わっていく 私の生活》 280 00:18:20,466 --> 00:18:24,570 ようこそ 柚子。 俺の花嫁。 281 00:18:26,639 --> 00:18:29,976 これから よろしくお願いします。 282 00:18:29,976 --> 00:18:32,979 あいっ! あいあい。 283 00:18:32,979 --> 00:18:36,482 《柚子:不安がないと言ったら 嘘になる。 284 00:18:36,482 --> 00:18:40,152 だけど 信じたい。 285 00:18:40,152 --> 00:18:42,555 この手のぬくもりを》 286 00:18:44,490 --> 00:18:47,593 《柚子:これが 私の新しい家》 287 00:18:59,505 --> 00:19:02,108 うっ…。 288 00:19:02,108 --> 00:19:04,110 瑶太!? 289 00:19:06,946 --> 00:19:08,948 瑶太 大丈夫? 290 00:19:08,948 --> 00:19:11,250 ん あぁ…。 291 00:19:13,285 --> 00:19:15,287 《瑶太:生きてるのか…》 292 00:19:17,790 --> 00:19:20,292 《恐ろしい霊力だった。 293 00:19:20,292 --> 00:19:23,129 だけど これくらいの 火傷ですんでるのは➨ 294 00:19:23,129 --> 00:19:25,464 手加減されたのか》 295 00:19:25,464 --> 00:19:27,466 花嫁…。 296 00:19:27,466 --> 00:19:31,637 花梨の姉が まさか あの方の花嫁だなんて。 297 00:19:31,637 --> 00:19:34,473 そ… そんなはずないじゃない。 298 00:19:34,473 --> 00:19:37,476 あのお姉ちゃんが 花嫁に選ばれるなんて。 299 00:19:37,476 --> 00:19:41,814 瑶太くん。 先程の男は 鬼龍院と名乗っていたが➨ 300 00:19:41,814 --> 00:19:43,816 本当なのか。 301 00:19:43,816 --> 00:19:45,818 ええ 本当です。 302 00:19:45,818 --> 00:19:49,655 (瑶太)あのお方は 鬼龍院玲夜様。 303 00:19:49,655 --> 00:19:54,160 (瑶太)あやかしの頂点に立つ 鬼のあやかしです。 304 00:19:54,160 --> 00:19:57,329 そんな方が 柚子を花嫁に!? 305 00:19:57,329 --> 00:19:59,331 お母さん! そんな人が➨ 306 00:19:59,331 --> 00:20:02,168 お姉ちゃんを花嫁に 選ぶはずないじゃない! 307 00:20:02,168 --> 00:20:05,504 お姉ちゃん 怪我してたから きっと同情して…。 308 00:20:05,504 --> 00:20:07,506 花梨。 309 00:20:07,506 --> 00:20:10,176 あの方は… そんなに甘くはない。 310 00:20:10,176 --> 00:20:12,845 (瑶太)花嫁でもない限り➨ 311 00:20:12,845 --> 00:20:14,847 目の前で人が行き倒れていても➨ 312 00:20:14,847 --> 00:20:18,050 道端の石ころのように 通り過ぎる方だ。 313 00:20:20,352 --> 00:20:24,523 あなた 柚子を どうにか 家に戻せないの? 314 00:20:24,523 --> 00:20:29,028 だが 養子縁組の書類に サインしてしまったしなぁ。 315 00:20:29,028 --> 00:20:31,864 今まで柚子を育ててきたのは 私たちよ。 316 00:20:31,864 --> 00:20:35,534 あの子だって 今は意地を張ってるだけで…。 317 00:20:35,534 --> 00:20:37,536 そうだよなぁ。 318 00:20:37,536 --> 00:20:39,705 《花梨:何 それ?》 319 00:20:39,705 --> 00:20:42,541 瑶太くん なんとかならないか。 320 00:20:42,541 --> 00:20:44,710 そうよ あなたなら…。 321 00:20:44,710 --> 00:20:50,049 《花梨:お父さんもお母さんも 手のひらを返したように…》 322 00:20:50,049 --> 00:20:52,051 無理です。 323 00:20:52,051 --> 00:20:54,053 《花梨:瑶太まで 無様にやられて…》 324 00:20:54,053 --> 00:20:58,057 あの方は… 俺なんかが 話せる人ではないんです。 325 00:20:58,057 --> 00:21:02,495 《花梨:妖狐のあやかしは 強いんじゃなかったの!?》 326 00:21:02,495 --> 00:21:04,497 認めないわよ。 327 00:21:04,497 --> 00:21:06,665 花梨? 328 00:21:06,665 --> 00:21:10,169 花嫁は選ばれた特別な存在。 329 00:21:10,169 --> 00:21:14,006 なのに お姉ちゃんなんかが 選ばれるなんて…。 330 00:21:14,006 --> 00:21:16,008 《花梨:それも➨ 331 00:21:16,008 --> 00:21:21,013 あんなに美しい最強の 鬼の花嫁に…》 332 00:21:33,692 --> 00:21:36,362 お願い 瑶太。 333 00:21:36,362 --> 00:21:39,365 お姉ちゃんを連れ戻して。 334 00:21:39,365 --> 00:21:41,367 あの男から引き離してやるの。 335 00:21:41,367 --> 00:21:43,369 花梨。 336 00:21:43,369 --> 00:21:45,371 《瑶太:相手は鬼龍院。 337 00:21:45,371 --> 00:21:47,706 リスクが大きすぎる。 338 00:21:47,706 --> 00:21:49,875 さっき 手加減されたのは➨ 339 00:21:49,875 --> 00:21:51,877 俺の為ではなく➨ 340 00:21:51,877 --> 00:21:56,215 狐月や妖狐一族との関係を 考えてのこと。 341 00:21:56,215 --> 00:22:00,486 もし 俺が あの女に もっと ひどいことをしていたら➨ 342 00:22:00,486 --> 00:22:03,088 今頃 命はなかった》 343 00:22:05,658 --> 00:22:07,660 《瑶太:だけど…。 344 00:22:07,660 --> 00:22:10,062 花梨が願っているんだ》 345 00:22:11,997 --> 00:22:13,999 (瑶太)わかった。 346 00:22:13,999 --> 00:22:16,001 《瑶太:たとえ 相手が誰であろうと➨ 347 00:22:16,001 --> 00:22:20,005 俺の花嫁を 悲しませる男は 許せない》