1 00:00:06,006 --> 00:00:08,008 (柚子)失礼します。 2 00:00:16,016 --> 00:00:19,820 (桜子)あなたが 花嫁様ですね? 3 00:00:22,356 --> 00:00:26,026 私 鬼山桜子と申します。 4 00:00:26,026 --> 00:00:28,862 《柚子:うわぁ… 綺麗。 5 00:00:28,862 --> 00:00:31,365 お人形さんみたい》 6 00:00:34,535 --> 00:00:38,372 突然の訪問 お許しください。 7 00:00:38,372 --> 00:00:41,074 いえ とんでもないです。 8 00:00:45,212 --> 00:00:48,382 どうぞ。 ありがとうございます。 9 00:00:48,382 --> 00:00:52,553 私のことは ご存じですか? 10 00:00:52,553 --> 00:00:57,891 あ… えっと 玲夜の婚約者だった方としか…。 11 00:00:57,891 --> 00:00:59,893 すみません。 12 00:00:59,893 --> 00:01:01,828 いえ よろしいのですよ。 13 00:01:01,828 --> 00:01:05,999 まだ 花嫁に なられたばかりですものね。 14 00:01:05,999 --> 00:01:09,503 《きっと 玲夜の隣に立っても➨ 15 00:01:09,503 --> 00:01:12,806 これ以上ないほど お似合いだろうな…》 16 00:01:14,841 --> 00:01:17,177 私の家 鬼山家は➨ 17 00:01:17,177 --> 00:01:20,514 鬼龍院家の筆頭分家でございます。 18 00:01:20,514 --> 00:01:22,516 (桜子)過去 幾度か➨ 19 00:01:22,516 --> 00:01:25,852 鬼龍院から お嫁や婿に 来られた方もおり➨ 20 00:01:25,852 --> 00:01:29,189 最も鬼龍院に近い家です。 21 00:01:29,189 --> 00:01:31,858 そうなんですか。 22 00:01:31,858 --> 00:01:34,194 高道様のお家と同じく➨ 23 00:01:34,194 --> 00:01:37,531 代々 鬼龍院に仕えており➨ 24 00:01:37,531 --> 00:01:41,702 父は 現当主様の右腕として➨ 25 00:01:41,702 --> 00:01:47,040 兄は グループの副社長として 玲夜様を サポートしております。 26 00:01:47,040 --> 00:01:49,376 《副社長…》 27 00:01:49,376 --> 00:01:51,378 ⸨桜河:桜河です。 28 00:01:51,378 --> 00:01:54,047 いつも社長が お世話になってます⸩ 29 00:01:54,047 --> 00:01:56,216 《柚子:桜河としか 名乗らなかったから➨ 30 00:01:56,216 --> 00:01:58,552 気付かなかったけど➨ 31 00:01:58,552 --> 00:02:03,657 言われてみれば 桜子さんと どことなく似ている気がする》 32 00:02:03,657 --> 00:02:08,495 私も 一族より 玲夜様の 婚約者に選ばれた時には➨ 33 00:02:08,495 --> 00:02:12,099 とても光栄なことと 喜びましたの。 34 00:02:15,168 --> 00:02:19,006 ああ 勘違いなさらないで くださいね。 35 00:02:19,006 --> 00:02:24,678 婚約が白紙になったことで 花嫁様を恨んではおりませんのよ。 36 00:02:24,678 --> 00:02:28,515 《恨んでない? 本当かな…。 37 00:02:28,515 --> 00:02:32,519 でも この人から 敵意は感じられない》 38 00:02:32,519 --> 00:02:34,855 ただ…。 39 00:02:34,855 --> 00:02:36,857 花嫁様には➨ 40 00:02:36,857 --> 00:02:39,693 知っておいていただきたいことが ありましたので➨ 41 00:02:39,693 --> 00:02:42,863 今日 こちらに 参った次第です。 42 00:02:42,863 --> 00:02:45,532 なにを… ですか? 43 00:02:45,532 --> 00:02:50,203 ご自分の立ち位置と 立場をです。 44 00:02:50,203 --> 00:02:52,706 あなたは あくまで花嫁。 45 00:02:52,706 --> 00:02:55,876 鬼龍院の家を盛り立てるため➨ 46 00:02:55,876 --> 00:03:01,481 強い次代様を産むための ただの器でしかありません。 47 00:03:01,481 --> 00:03:03,817 えっ? 48 00:03:03,817 --> 00:03:08,155 間違っても 玲夜様から愛されようなどと➨ 49 00:03:08,155 --> 00:03:12,659 分不相応な希望は 抱かぬように… と➨ 50 00:03:12,659 --> 00:03:15,996 忠告申し上げに来たのですわ。 51 00:03:15,996 --> 00:03:20,333 《桜子さん…》 52 00:03:20,333 --> 00:03:22,335 玲夜様には➨ 53 00:03:22,335 --> 00:03:26,039 以前より愛し合っている 恋人がいらっしゃるのですよ。 54 00:03:28,008 --> 00:03:30,010 えっ? 55 00:05:04,971 --> 00:05:07,641 恋人…。 56 00:05:07,641 --> 00:05:10,810 (柚子)玲夜に? 57 00:05:10,810 --> 00:05:15,482 (桜子)花嫁様が気付かれないのも 仕方がありませんわ。 58 00:05:15,482 --> 00:05:18,652 あの おふたりは 周りに知られぬよう➨ 59 00:05:18,652 --> 00:05:21,488 慎重に逢瀬を 重ねられているのですから。 60 00:05:21,488 --> 00:05:26,827 《恋人って 一体…》 61 00:05:26,827 --> 00:05:31,164 お相手は高道様ですわ。 62 00:05:31,164 --> 00:05:33,166 はっ? え? 63 00:05:33,166 --> 00:05:37,504 《柚子:高道さん…?》 64 00:05:37,504 --> 00:05:42,676 <桜子:あのおふたりは 決して結ばれぬ仲なのです。 65 00:05:42,676 --> 00:05:45,345 私は それが悔しくてならない。 66 00:05:45,345 --> 00:05:48,515 冷酷で感情を表さない玲夜様も➨ 67 00:05:48,515 --> 00:05:51,851 あの方にだけは心を許される> 68 00:05:51,851 --> 00:05:54,521 とても お似合いですのに➨ 69 00:05:54,521 --> 00:05:57,023 どうやっても 結ばれることはない➨ 70 00:05:57,023 --> 00:05:59,192 かわいそうな おふたり。 71 00:05:59,192 --> 00:06:01,628 だから 私は決めましたの。 72 00:06:01,628 --> 00:06:04,798 玲夜様のお飾りの伴侶となり➨ 73 00:06:04,798 --> 00:06:08,969 お二人の仲を 密かに見守ろうと…。 74 00:06:08,969 --> 00:06:14,975 しかし 花嫁様が現れた以上は 仕方がありませんね。 75 00:06:14,975 --> 00:06:19,813 きちんと 玲夜様の伴侶として 立てましょう。 76 00:06:19,813 --> 00:06:23,817 ですが 決して あの方たちの邪魔だけは➨ 77 00:06:23,817 --> 00:06:26,319 なさらないでください。 78 00:06:39,666 --> 00:06:44,671 桜子さん なんか置いていったけど…。 79 00:06:56,016 --> 00:06:59,853 《冗談… だよね? 80 00:06:59,853 --> 00:07:04,291 だけど 思い返してみれば…。 81 00:07:04,291 --> 00:07:09,129 確かに 玲夜は 高道さんに対して➨ 82 00:07:09,129 --> 00:07:11,831 並々ならぬ信頼を置いていた》 83 00:07:13,800 --> 00:07:16,636 《そうだ 私自身も➨ 84 00:07:16,636 --> 00:07:18,638 まるで 長年 苦楽を共にした➨ 85 00:07:18,638 --> 00:07:22,809 熟年夫婦のような 二人だって思ってた。 86 00:07:22,809 --> 00:07:27,314 あれは 秘書だからだと 思っていたけど➨ 87 00:07:27,314 --> 00:07:30,617 恋人だったからなの!?》 88 00:07:35,488 --> 00:07:39,659 《そんな あのふたりにかぎって…》 89 00:07:39,659 --> 00:07:42,162 ⸨玲夜様には➨ 90 00:07:42,162 --> 00:07:47,500 以前より愛し合っている 恋人がいらっしゃるのですよ⸩ 91 00:07:47,500 --> 00:07:49,669 《でも 桜子さんは➨ 92 00:07:49,669 --> 00:07:52,672 嘘を言っているようには 見えなかった》 93 00:07:52,672 --> 00:07:55,508 (ソウ)あいっ! あいあいっ! 94 00:07:55,508 --> 00:07:58,011 (アオ)あい~っ! 95 00:07:58,011 --> 00:08:02,282 何…? 子鬼ちゃん。 96 00:08:02,282 --> 00:08:05,118 (2人)あいあい! 97 00:08:05,118 --> 00:08:07,620 分からないよ。 98 00:08:07,620 --> 00:08:10,623 (2人)う… あう。 99 00:08:10,623 --> 00:08:16,529 《玲夜と高道さんは 本当に恋人同士なの…!?》 100 00:08:23,970 --> 00:08:26,973 (高道)今年の会合に出席する 当主の名簿は➨ 101 00:08:26,973 --> 00:08:28,975 こちらで以上です。 102 00:08:31,144 --> 00:08:33,646 少し 休憩を入れましょうか? 103 00:08:33,646 --> 00:08:36,549 (玲夜)いや…。 104 00:08:39,319 --> 00:08:42,655 もう こんな時間か。 105 00:08:42,655 --> 00:08:46,493 《玲夜:声だけでも 聞きたかったが➨ 106 00:08:46,493 --> 00:08:50,163 柚子は きっと もう 寝てしまっているだろうな》 107 00:08:50,163 --> 00:08:53,166 続ける。 はい。 108 00:09:04,110 --> 00:09:07,781 (柚子)おはよう おばあちゃん。 109 00:09:07,781 --> 00:09:10,450 柚子 どうしたの? 110 00:09:10,450 --> 00:09:12,786 昨日 寝られなかったの? 111 00:09:12,786 --> 00:09:14,954 アハハ…。 112 00:09:14,954 --> 00:09:17,957 《ほとんど寝られなかった》 113 00:09:17,957 --> 00:09:20,293 昨日から なんか変よ。 114 00:09:20,293 --> 00:09:23,630 桜子さんて人に 何か言われたの? 115 00:09:23,630 --> 00:09:25,632 ううん 大丈夫。 116 00:09:25,632 --> 00:09:27,634 なんともないから。 117 00:09:27,634 --> 00:09:30,970 《おばあちゃんたちに知られたら 心配かけちゃう。 118 00:09:30,970 --> 00:09:33,807 自分で解決しなきゃ》 119 00:09:33,807 --> 00:09:36,109 これ 持っていくね。 120 00:09:39,145 --> 00:09:43,983 ほら 柚子。 これが好きだったろう。 121 00:09:43,983 --> 00:09:46,820 ハハハハ! もっと たくさん食べなさい。 122 00:09:46,820 --> 00:09:49,155 ほら これも これも。 123 00:09:49,155 --> 00:09:53,660 おじいちゃん 朝から こんなに食べられないから。 124 00:09:53,660 --> 00:09:56,663 柚子が久しぶりに 泊まりに来たから➨ 125 00:09:56,663 --> 00:09:58,865 嬉しくて しようがないのよ。 126 00:10:00,834 --> 00:10:03,837 《柚子:こうして 心の底から安心した➨ 127 00:10:03,837 --> 00:10:06,339 穏やかな時間が 過ごせるようになったのは➨ 128 00:10:06,339 --> 00:10:08,842 玲夜のおかげ。 でも…》 129 00:10:08,842 --> 00:10:15,181 ⸨お前ひとりを愛そう。 俺の花嫁⸩ 130 00:10:15,181 --> 00:10:19,018 《私に向けてくれた あの優しい眼差し➨ 131 00:10:19,018 --> 00:10:22,522 あの言葉は 全部 嘘だったのかな…? 132 00:10:22,522 --> 00:10:25,859 玲夜 今 何してるんだろう? 133 00:10:25,859 --> 00:10:27,861 玲夜のことだから➨ 134 00:10:27,861 --> 00:10:29,863 頻繁に電話をかけてくると 思っていたのに…。 135 00:10:29,863 --> 00:10:31,865 一度も かかってこない。 136 00:10:31,865 --> 00:10:35,201 こっちからかけるのは 迷惑になるし…。 137 00:10:35,201 --> 00:10:37,203 寂しい。 138 00:10:37,203 --> 00:10:39,205 会いたいな…》 139 00:10:39,205 --> 00:10:45,211 ふふっ 柚子はもう 鬼龍院さんが 恋しくなっちゃったのかしら? 140 00:10:45,211 --> 00:10:48,214 そ そんなんじゃ…。 141 00:10:48,214 --> 00:10:52,051 鬼龍院さんと うまく やっているのか心配だったけど➨ 142 00:10:52,051 --> 00:10:56,222 無用な心配みたいね。 みたいだな。 143 00:10:56,222 --> 00:11:00,493 鬼龍院さんはな お前の両親との 話が済んだ後も➨ 144 00:11:00,493 --> 00:11:03,329 俺たちのところに 定期的に人を送って➨ 145 00:11:03,329 --> 00:11:06,165 様子を見に来てくれているんだよ。 146 00:11:06,165 --> 00:11:08,168 そうなの? 147 00:11:08,168 --> 00:11:10,503 鬼龍院さんは 本当に 柚子のことを➨ 148 00:11:10,503 --> 00:11:12,505 考えてくれているのね。 149 00:11:12,505 --> 00:11:16,843 だから 私たちにも こんなに気を遣ってくれて…。 150 00:11:16,843 --> 00:11:23,349 《玲夜は… 私の大事なものを すべて守ろうとしてくれている。 151 00:11:23,349 --> 00:11:25,351 信じたい。 152 00:11:25,351 --> 00:11:30,189 桜子さんが言っていたのは 何かの出まかせだって…。 153 00:11:30,189 --> 00:11:33,593 そう信じたいよ 玲夜》 154 00:11:35,528 --> 00:11:37,530 ねえ 柚子。 155 00:11:37,530 --> 00:11:41,534 午後は 少し お散歩にでも行かない? 156 00:11:41,534 --> 00:11:44,704 子鬼ちゃんたちも一緒に。 (2人)あ~い…。 157 00:11:44,704 --> 00:11:46,706 うん。 158 00:11:46,706 --> 00:11:49,375 (2人)あ~い! 159 00:11:49,375 --> 00:11:54,047 花梨のお姉ちゃん 鬼の花嫁になったんだって! 160 00:11:54,047 --> 00:11:57,550 すごいよね~! 今度 会わせてよ! 161 00:11:57,550 --> 00:11:59,886 どんな人なんだろ。 あっ 私も会いたい! 162 00:11:59,886 --> 00:12:04,324 ていうか 鬼って あやかしのトップだったよね。 163 00:12:04,324 --> 00:12:08,494 えっ じゃあ もしかして 花梨より…。 164 00:12:08,494 --> 00:12:10,496 あ…。 165 00:12:10,496 --> 00:12:12,498 (花梨)私 もう帰る。 166 00:12:15,168 --> 00:12:23,676 📱(呼び出し音) 167 00:12:23,676 --> 00:12:26,846 くそっ。 やっぱり出ない。 親父のやつ。 168 00:12:26,846 --> 00:12:29,349 もうっ どうしてよ!? 169 00:12:29,349 --> 00:12:33,353 知らないよ。 全く 勝手なことばかりしやがって。 170 00:12:33,353 --> 00:12:35,521 早く どうにかしないと…。 171 00:12:35,521 --> 00:12:38,691 本当に あの子 うちに帰ってこないじゃない。 172 00:12:38,691 --> 00:12:41,394 どうにかって…。 173 00:12:44,364 --> 00:12:50,036 流石に あの鬼龍院玲夜… 様に 楯つくわけにはいかないだろう。 174 00:12:50,036 --> 00:12:53,706 何言ってるの。 そんなの当たり前でしょ。 175 00:12:53,706 --> 00:12:55,875 柚子は 鬼の花嫁のまま➨ 176 00:12:55,875 --> 00:12:58,378 絶対に破談などしないよう➨ 177 00:12:58,378 --> 00:13:00,813 うまく家に連れ戻さなきゃ。 178 00:13:00,813 --> 00:13:04,817 あ… ああ。 そうだよな。 179 00:13:04,817 --> 00:13:08,488 そうよ。 娘が 鬼の花嫁だなんて➨ 180 00:13:08,488 --> 00:13:10,490 こんな最高なことないわ。 181 00:13:10,490 --> 00:13:15,161 今まで 柚子を育ててきた 苦労が報われるってものよ。 182 00:13:15,161 --> 00:13:17,163 ああ。 183 00:13:19,999 --> 00:13:25,338 何よ みんなして お姉ちゃんの話ばかり…。 184 00:13:25,338 --> 00:13:30,843 でも きっと あのこと 知らないのよね。 185 00:13:30,843 --> 00:13:36,683 ほんと かわいそうなお姉ちゃん。 186 00:13:36,683 --> 00:13:42,021 (ソウ/アオ)アハハハ…。 187 00:13:42,021 --> 00:13:44,691 (2人)あいあい~! 188 00:13:44,691 --> 00:13:48,027 子鬼ちゃんたち そんなに走ったら…。 189 00:13:48,027 --> 00:13:51,364 うっ… あい! あいあい!? 190 00:13:51,364 --> 00:13:53,366 あらあら。 191 00:13:59,539 --> 00:14:01,474 大丈夫? 192 00:14:01,474 --> 00:14:03,643 (2人)あいあい! 193 00:14:03,643 --> 00:14:07,647 強いのね。 (2人)あいあい! 194 00:14:07,647 --> 00:14:10,650 (2人)あっ。 195 00:14:10,650 --> 00:14:12,652 あい! あいあい~。 196 00:14:15,655 --> 00:14:19,158 (2人)あ~い! あっ。 197 00:14:27,834 --> 00:14:32,338 ほんと いい天気。 198 00:14:40,179 --> 00:14:44,183 わぁ 綺麗…。 199 00:14:44,183 --> 00:14:46,686 柚子は ここ きたことなかったかしら? 200 00:14:46,686 --> 00:14:48,688 うん。 201 00:14:48,688 --> 00:14:52,091 《玲夜にも 見せてあげたいな》 202 00:14:54,193 --> 00:14:58,364 柚子は 本当に よくしてもらっているのね。 203 00:14:58,364 --> 00:15:00,366 そう だね…。 204 00:15:02,301 --> 00:15:04,303 柚子。 205 00:15:06,472 --> 00:15:09,142 私達ね ずっと あなたのために➨ 206 00:15:09,142 --> 00:15:12,311 何かできることはないかって 考えていたわ。 207 00:15:12,311 --> 00:15:14,313 だから➨ 208 00:15:14,313 --> 00:15:19,485 もう一人で悩まないで 解決しようとしなくていいのよ。 209 00:15:19,485 --> 00:15:23,990 私たちにも ちゃんと 心配をさせて欲しいの。 210 00:15:25,992 --> 00:15:28,327 おばあちゃん。 211 00:15:28,327 --> 00:15:32,131 もし よかったら… 話を聞かせて? 212 00:15:34,167 --> 00:15:37,670 あのね 私…。 213 00:15:41,507 --> 00:15:46,345 玲夜のことを信じたいのに 信じきれないの。 214 00:15:46,345 --> 00:15:48,681 玲夜は 私を選んでくれた。 215 00:15:48,681 --> 00:15:52,518 でも もしかしたら それは夢だったのかも。 216 00:15:52,518 --> 00:15:55,354 玲夜が 私を 愛してくれているっていうのは➨ 217 00:15:55,354 --> 00:15:57,356 嘘なのかもって。 218 00:15:57,356 --> 00:15:59,692 考えれば考えるほど➨ 219 00:15:59,692 --> 00:16:04,463 何が本当なのか わからなくなって 不安で…。 220 00:16:04,463 --> 00:16:09,302 あら まあまあ。 私とおんなじね。 えっ? 221 00:16:09,302 --> 00:16:14,640 昔ね… ほんと昔の話よ。 222 00:16:14,640 --> 00:16:18,978 おじいちゃんと会って 恋したばかりの時のこと。 223 00:16:18,978 --> 00:16:21,481 おじいちゃんのこと 信じたいけど➨ 224 00:16:21,481 --> 00:16:24,150 信じられなくて不安だらけで➨ 225 00:16:24,150 --> 00:16:27,320 毎日 そわそわしていたわ。 226 00:16:27,320 --> 00:16:31,657 多分ね 誰かを愛するって 常に不安なの。 227 00:16:31,657 --> 00:16:34,827 それが当たり前。 228 00:16:34,827 --> 00:16:37,496 そう なんだ…。 229 00:16:37,496 --> 00:16:40,500 でも その不安を 吹き飛ばしてしまうくらい➨ 230 00:16:40,500 --> 00:16:44,504 幸せだって思える瞬間が 訪れる。 231 00:16:46,505 --> 00:16:50,109 柚子 あなたも そうじゃない? フフ…。 232 00:16:58,184 --> 00:17:00,119 うん。 233 00:17:00,119 --> 00:17:03,623 大丈夫よ 柚子。 234 00:17:03,623 --> 00:17:07,126 あなたは ちゃんと 鬼龍院さんを愛しているわ。 235 00:17:07,126 --> 00:17:09,295 えっ? 236 00:17:09,295 --> 00:17:13,132 好きな時は頬が熱くなる。 237 00:17:13,132 --> 00:17:18,037 そして 愛している時は 胸が熱くなるのよ。 238 00:17:19,972 --> 00:17:24,477 これが愛してる… ってこと? 239 00:17:48,834 --> 00:17:53,673 《一年に一度 開かれる あやかしの会合。 240 00:17:53,673 --> 00:17:56,509 数日かけて開かれる この会合は➨ 241 00:17:56,509 --> 00:17:59,011 各一族の当主をはじめ➨ 242 00:17:59,011 --> 00:18:03,282 あやかしの中で 発言力のある者たちが集う。 243 00:18:03,282 --> 00:18:06,953 初日は一族の当主すべてが集い 報告会。 244 00:18:06,953 --> 00:18:10,957 それ以外の日は ただの酒宴。 245 00:18:10,957 --> 00:18:13,292 毎年 変わらぬやりとりに➨ 246 00:18:13,292 --> 00:18:16,963 退屈げな表情を 浮かべる者もいるのが通例。 247 00:18:16,963 --> 00:18:20,266 だが 今年の会合は…》 248 00:18:22,301 --> 00:18:24,804 到着したらしいぞ。 249 00:18:42,655 --> 00:18:45,157 《高道:誰もが 次期当主として➨ 250 00:18:45,157 --> 00:18:50,496 存在感を増した玲夜様に 見とれていた》 251 00:18:50,496 --> 00:18:55,167 玲夜様… 一段と霊力が強くなられて…。 252 00:18:55,167 --> 00:19:00,573 花嫁が見つかられたという噂は 本当なんだな。 253 00:19:16,622 --> 00:19:39,979 (話し声) 254 00:19:39,979 --> 00:19:43,149 《柚子は どうしているだろうか。 255 00:19:43,149 --> 00:19:49,155 こんなにも長く離れたのは 出会ってから初めてだ。 256 00:19:49,155 --> 00:19:51,157 少し電話でも…》 257 00:19:51,157 --> 00:19:53,659 (高道)玲夜様。 258 00:19:53,659 --> 00:19:56,162 鵺の御当主から 面会が入りました。 259 00:19:56,162 --> 00:20:00,066 これから こちらに向かうとのことです。 260 00:20:02,168 --> 00:20:04,336 わかった。 261 00:20:04,336 --> 00:20:07,506 も… 申し訳ございません。 262 00:20:07,506 --> 00:20:09,842 《だいぶ 苛立っているな…》 263 00:20:09,842 --> 00:20:12,545 では こちらへ。 264 00:20:20,686 --> 00:20:24,190 《自宅の屋敷は 俺が結界を張っているから➨ 265 00:20:24,190 --> 00:20:27,026 中のことは 大体わかるが➨ 266 00:20:27,026 --> 00:20:31,363 祖父母の家では 柚子の様子がわからない。 267 00:20:31,363 --> 00:20:33,365 柚子は人間。 268 00:20:33,365 --> 00:20:37,369 自分の身を守る術も持たない 脆い生き物》 269 00:20:41,207 --> 00:20:46,378 《やはり 柚子に外泊を 許すべきじゃなかったか。 270 00:20:46,378 --> 00:20:51,383 あやかしにとって 花嫁は特別な存在。 271 00:20:51,383 --> 00:20:56,555 まるで 心を囚われたかのように 愛おしく感じるのだという。 272 00:20:56,555 --> 00:21:00,493 ああ… その通りだ。 273 00:21:00,493 --> 00:21:02,995 柚子と出会った瞬間から➨ 274 00:21:02,995 --> 00:21:06,332 俺は 身も心も 囚われ続けている》 275 00:21:06,332 --> 00:21:08,534 フン…。 276 00:21:32,858 --> 00:21:36,362 おい。 ん? 277 00:21:45,037 --> 00:21:47,840 (2人)あ…。 278 00:21:59,985 --> 00:22:02,588 アハハ… わあ。 279 00:22:04,657 --> 00:22:07,993 それが 妖狐の術? 280 00:22:07,993 --> 00:22:09,995 やるじゃん。 281 00:22:09,995 --> 00:22:12,665 (瑶太)これで 姉に会いに行けるぞ。 282 00:22:12,665 --> 00:22:16,068 うん ありがとう 瑶太。 283 00:22:21,006 --> 00:22:23,008 フフ…。