1 00:00:07,007 --> 00:00:09,009 《玲夜:何が ちょっとした試験だ。 2 00:00:09,009 --> 00:00:11,011 それで 瑶太は➨ 3 00:00:11,011 --> 00:00:14,348 永遠に花嫁を 失うかもしれないのに…》 4 00:00:14,348 --> 00:00:16,350 はぁ…。 5 00:00:16,350 --> 00:00:18,518 柚子につけていた 護衛はどうした? 6 00:00:18,518 --> 00:00:21,521 (高道)すぐに 別の者と交代させました。 7 00:00:21,521 --> 00:00:25,859 幻惑の術を見破るのは さすがに難しいですから➨ 8 00:00:25,859 --> 00:00:29,363 少し 不憫に思いはしますが…。 9 00:00:29,363 --> 00:00:31,698 (玲夜)柚子に 虫を近づけさせたんだ。 10 00:00:31,698 --> 00:00:34,868 (玲夜)もし怪我でもしていたら➨ 11 00:00:34,868 --> 00:00:36,870 こんな罰では済まない。 12 00:00:36,870 --> 00:00:38,872 柚子の様子はどうだ? 13 00:00:38,872 --> 00:00:41,875 落ち着いていらっしゃるようです。 14 00:00:41,875 --> 00:00:45,045 《子鬼は柚子を守るため➨ 15 00:00:45,045 --> 00:00:48,048 戦闘力のほうに 霊力を注ぎ込んだせいで➨ 16 00:00:48,048 --> 00:00:51,218 意思の疎通が おろそかになっている》 17 00:00:51,218 --> 00:00:53,220 (ソウ/アオ)あいあい~。 18 00:00:53,220 --> 00:00:56,556 念話の能力も つけておくべきだった。 19 00:00:56,556 --> 00:01:00,661 高道 アクセサリーに似せた 盗聴器を用意しろ。 20 00:01:00,661 --> 00:01:03,664 普段から 柚子が 身につけられるように。 21 00:01:03,664 --> 00:01:09,002 さすがに嫌がられると思いますよ。 チッ…。 22 00:01:09,002 --> 00:01:12,339 それから 柚子様の お祖父様 お祖母様を➨ 23 00:01:12,339 --> 00:01:14,841 屋敷の離れに 引っ越しさせるように➨ 24 00:01:14,841 --> 00:01:16,843 というお話ですが…。 25 00:01:16,843 --> 00:01:20,013 断られたのか? はい。 26 00:01:20,013 --> 00:01:22,516 長年 住んでいて 愛着もあるし➨ 27 00:01:22,516 --> 00:01:24,518 柚子様との思い出も深い家を➨ 28 00:01:24,518 --> 00:01:26,520 離れたくないと おっしゃられて…。 29 00:01:26,520 --> 00:01:28,522 そうか…。 30 00:01:28,522 --> 00:01:32,693 《玲夜:そう言われてしまったら 強くは出られない》 31 00:01:32,693 --> 00:01:36,863 ならば あの家に 結界でも張るしかないな。 32 00:01:36,863 --> 00:01:39,700 《玲夜:最初から そうしていれば➨ 33 00:01:39,700 --> 00:01:42,869 柚子を悲しませることも なかったのに。 34 00:01:42,869 --> 00:01:44,871 そこまで手が回らなかった。 35 00:01:44,871 --> 00:01:49,543 護衛を置いていれば 大丈夫だろうと油断していた》 36 00:01:49,543 --> 00:01:51,545 結界は 俺が自分で張る。 37 00:01:51,545 --> 00:01:55,382 残りの仕事を片付けたら いったん 屋敷に帰る。 38 00:01:55,382 --> 00:01:58,051 柚子に帰ってくるように 伝えてくれ。 39 00:01:58,051 --> 00:02:01,054 かしこまりました。 40 00:02:04,324 --> 00:02:06,326 (千夜)あれえ? 41 00:02:06,326 --> 00:02:10,497 (千夜)お~い 玲夜く~ん! (沙良)きゃ~! 42 00:02:10,497 --> 00:02:12,666 (2人)アハハハ…。 43 00:02:12,666 --> 00:02:16,670 離してください 父さん 母さん。 44 00:02:16,670 --> 00:02:18,672 (千夜)ねぇねぇ 今日は 玲夜君の花嫁は➨ 45 00:02:18,672 --> 00:02:20,674 来てないのかい? 46 00:02:20,674 --> 00:02:23,510 最終日には連れてくるつもりです。 47 00:02:23,510 --> 00:02:26,346 (沙良)きゃあ 楽しみだわ。 48 00:02:26,346 --> 00:02:28,348 玲夜君が 花嫁ちゃんの前では➨ 49 00:02:28,348 --> 00:02:30,517 どれだけ デレデレになるのか 見ものね。 50 00:02:30,517 --> 00:02:32,519 うんうん 楽しみだなぁ。 51 00:02:32,519 --> 00:02:36,523 今 急いでいるので 離れてください。 52 00:02:36,523 --> 00:02:38,525 えぇ~? 53 00:02:38,525 --> 00:02:40,527 玲夜君は 早く花嫁ちゃんのところに➨ 54 00:02:40,527 --> 00:02:42,529 帰りたいんだよぉ。 55 00:02:42,529 --> 00:02:45,032 あら そうなの? 若いっていいわぁ! 56 00:02:45,032 --> 00:02:48,535 (沙良)昔を思い出しちゃう! メロメロなのね。 57 00:02:48,535 --> 00:02:51,204 (千夜)そうそう メロメロなんだよ~。 58 00:02:51,204 --> 00:02:54,207 《玲夜:なぜ そんなに いつも テンションが高いんだ? 59 00:02:54,207 --> 00:02:56,877 性格も雰囲気も違いすぎて➨ 60 00:02:56,877 --> 00:02:59,880 正直 俺は もらわれっ子なのではと➨ 61 00:02:59,880 --> 00:03:02,482 今でも疑っている》 62 00:03:02,482 --> 00:03:04,484 では 失礼します。 63 00:03:04,484 --> 00:03:10,323 今度は 狐につままれないように 気を付けるんだよぉ。 64 00:03:10,323 --> 00:03:13,160 鬼龍院の次期当主が そんなんじゃ➨ 65 00:03:13,160 --> 00:03:15,162 頼りないからねぇ。 66 00:03:17,164 --> 00:03:22,169 《玲夜:ふざけた言動をしているが やはり 鬼龍院家の当主。 67 00:03:22,169 --> 00:03:26,339 鬼龍院千夜は 見た目では その力量は 測れないという➨ 68 00:03:26,339 --> 00:03:29,042 代表のような存在だ》 69 00:03:31,011 --> 00:03:33,013 言われずとも。 70 00:05:05,972 --> 00:05:07,974 (柚子)じゃあ また来るから。 71 00:05:07,974 --> 00:05:09,976 ええ 待ってるわ。 72 00:05:09,976 --> 00:05:13,780 鬼龍院さんと仲良くな。 うん。 73 00:05:18,818 --> 00:05:20,820 はぁ…。 74 00:05:39,673 --> 00:05:42,576 《柚子:キスしてる…!?》 75 00:05:44,844 --> 00:05:46,846 玲夜! 76 00:05:46,846 --> 00:05:48,849 《嫌だ》 77 00:05:48,849 --> 00:05:50,851 柚子…。 78 00:05:50,851 --> 00:05:53,520 《嫌だ 嫌だ…。 79 00:05:53,520 --> 00:05:57,357 こんな私を 愛してくれると言った 玲夜。 80 00:05:57,357 --> 00:06:01,127 その言葉が どれだけ救いとなったか。 81 00:06:01,127 --> 00:06:05,966 戸惑いもあった。 本当に自分でいいのかと。 82 00:06:05,966 --> 00:06:09,302 だけど そんなこと どうでもいい。 83 00:06:09,302 --> 00:06:12,505 玲夜を誰にも渡したくない…!》 84 00:06:22,816 --> 00:06:25,485 玲夜が好き! 85 00:06:25,485 --> 00:06:29,322 柚子 どうしたんだ 急に…。 86 00:06:29,322 --> 00:06:31,324 玲夜が好きなの。 87 00:06:31,324 --> 00:06:33,326 だから… だから➨ 88 00:06:33,326 --> 00:06:36,830 高道さんじゃなくて 私を好きになって! 89 00:06:38,832 --> 00:06:41,501 どうして そこで 高道が出てくる? 90 00:06:41,501 --> 00:06:45,505 だって… 玲夜と高道さんは 付き合っているんでしょう!? 91 00:06:45,505 --> 00:06:49,009 どうして そう思った? 誰かになにか言われたのか? 92 00:06:49,009 --> 00:06:51,845 桜子さんが…。 93 00:06:51,845 --> 00:06:53,847 それに 花梨も➨ 94 00:06:53,847 --> 00:06:58,184 学校で いろんな人が 知っていることだって…。 95 00:06:58,184 --> 00:07:00,387 えっ? 96 00:07:02,455 --> 00:07:04,624 すぐに桜河と桜子を呼べ! 97 00:07:04,624 --> 00:07:08,128 か… かしこまりました。 98 00:07:08,128 --> 00:07:12,632 もしもし 桜河 今すぐ 桜子と一緒に鬼龍院家へ! 99 00:07:34,487 --> 00:07:38,325 俺が高道と付き合っている と思っていたのか? 100 00:07:38,325 --> 00:07:42,495 だって 桜子さんも花梨も そう言って…。 101 00:07:42,495 --> 00:07:45,665 (玲夜)俺は何度も言ったはずだ。 102 00:07:45,665 --> 00:07:47,667 お前を愛していると。 103 00:07:47,667 --> 00:07:50,170 俺なりに大事にしてもきた。 104 00:07:50,170 --> 00:07:54,841 それなのに 俺よりも 桜子や妹の言葉を信じたのか? 105 00:07:54,841 --> 00:07:56,843 だって だって…。 106 00:07:56,843 --> 00:08:00,280 さっきも 高道さんと キスしていたじゃない。 107 00:08:00,280 --> 00:08:02,949 (玲夜)さっき? いつだ? 108 00:08:02,949 --> 00:08:07,287 車の中から見えていたもの。 109 00:08:07,287 --> 00:08:10,290 (玲夜)ちゃんと見たのか? えっ? 110 00:08:10,290 --> 00:08:14,294 柚子からだと 高道が背を向けていたはずだ。 111 00:08:14,294 --> 00:08:17,130 でも しているように見えたから…。 112 00:08:17,130 --> 00:08:20,300 (玲夜)あれは 俺のネクタイについた汚れを➨ 113 00:08:20,300 --> 00:08:22,302 高道が取っていただけだ。 114 00:08:22,302 --> 00:08:25,138 えっ… えっ!? だって…。 115 00:08:25,138 --> 00:08:28,308 お前の早とちりだ。 116 00:08:28,308 --> 00:08:31,144 そ… それは勘違いだったとして➨ 117 00:08:31,144 --> 00:08:34,314 他にも証拠はあるのよ。 (2人)あい! 118 00:08:34,314 --> 00:08:36,316 こ これ…! 119 00:08:38,818 --> 00:08:40,820 (玲夜)くだらない。 120 00:08:40,820 --> 00:08:42,822 くだらないって…。 121 00:08:42,822 --> 00:08:45,158 これの どこが証拠になる? 122 00:08:45,158 --> 00:08:47,660 そう見えるように 撮っただけだろう。 123 00:08:47,660 --> 00:08:51,831 俺と高道は ただの主人と秘書の関係だ。 124 00:08:51,831 --> 00:08:55,001 それ以上でもそれ以下でもない。 125 00:08:55,001 --> 00:08:59,339 本当に? 本当だ。 126 00:08:59,339 --> 00:09:02,942 俺は 柚子には嘘をつかない。 127 00:09:02,942 --> 00:09:07,614 信用しろ お前が惚れた男を。 128 00:09:07,614 --> 00:09:11,117 初めてだな。 柚子から好きだと言われたのは。 129 00:09:11,117 --> 00:09:13,787 あ あれは… その…。 130 00:09:13,787 --> 00:09:16,456 なんだ 嘘だったのか? 131 00:09:16,456 --> 00:09:20,760 嘘じゃない。 玲夜が好き… だと思う。 132 00:09:22,796 --> 00:09:25,598 最後のは余計だ。 133 00:09:34,140 --> 00:09:38,311 やっと 柚子の気持ちが聞けたな。 134 00:09:38,311 --> 00:09:42,148 これからは容赦しないから 覚悟していろ。 135 00:09:42,148 --> 00:09:46,653 二度と 俺の思いが 嘘だと言えなくしてやる。 136 00:09:46,653 --> 00:09:51,491 お… お手柔らかにお願いします。 137 00:09:51,491 --> 00:09:55,662 《柚子:玲夜…。 138 00:09:55,662 --> 00:10:01,067 玲夜… 私 玲夜が好き》 139 00:10:05,004 --> 00:10:09,109 (桜河)このたびは 妹の桜子が 失礼をいたしました! 140 00:10:11,177 --> 00:10:15,348 (桜子)お兄様 私は失礼なことなど いたしておりません。 141 00:10:15,348 --> 00:10:17,350 きゃっ! このドアホ! 142 00:10:17,350 --> 00:10:19,352 花嫁様に余計なことを 言っただろうが! 143 00:10:19,352 --> 00:10:22,856 (桜子)私は真実を お伝えしただけですわ! 144 00:10:22,856 --> 00:10:27,026 桜子。 なにを勘違いしているのか わかりませんが➨ 145 00:10:27,026 --> 00:10:30,363 玲夜様と私は 恋仲などではありませんよ。 146 00:10:30,363 --> 00:10:33,032 いいのですよ 高道様。 147 00:10:33,032 --> 00:10:35,034 私はちゃんと分かっております。 148 00:10:35,034 --> 00:10:38,538 愛に 身分も性別も 関係ございませんわ。 149 00:10:38,538 --> 00:10:42,041 桜河。 きゃっ! 150 00:10:42,041 --> 00:10:46,212 痛いです お兄様 なにをなさるの? むぐっ…。 151 00:10:46,212 --> 00:10:49,382 もう ホント 頼むから 口を閉じてくれ。 152 00:10:49,382 --> 00:10:52,719 お兄様は 恥ずかしくて 恥ずかしくて…。 153 00:10:52,719 --> 00:10:55,889 よくできた妹だと 思っていたのに➨ 154 00:10:55,889 --> 00:10:58,057 こんなに思い込みが激しいとは…。 155 00:10:58,057 --> 00:11:00,660 あの… 桜子さんは➨ 156 00:11:00,660 --> 00:11:02,829 どうして ふたりが恋人同士だと➨ 157 00:11:02,829 --> 00:11:05,498 そこまで 断言されているんですか? 158 00:11:05,498 --> 00:11:09,002 まったくです! 玲夜様に対する不敬です! 159 00:11:09,002 --> 00:11:11,004 そのことは 一概に➨ 160 00:11:11,004 --> 00:11:13,673 桜子だけを 責められないっていうか…。 161 00:11:13,673 --> 00:11:17,510 原因は 玲夜様と高道にも あったりするんですよ。 162 00:11:17,510 --> 00:11:20,680 どこに原因があるんですか!? (桜河)いや…。 163 00:11:20,680 --> 00:11:22,682 (桜河)玲夜様って➨ 164 00:11:22,682 --> 00:11:24,684 どんな美女から 声をかけられても➨ 165 00:11:24,684 --> 00:11:26,686 見向きもしないじゃないですか。 166 00:11:26,686 --> 00:11:28,688 (桜河)しかも 男性にも厳しいし…。 167 00:11:28,688 --> 00:11:32,692 (桜河)けど 高道だけは 一緒にいることを許したり➨ 168 00:11:32,692 --> 00:11:35,528 接し方が優しいから もしやって…。 169 00:11:35,528 --> 00:11:38,197 そ… そんなことに なっていたのですか!? 170 00:11:38,197 --> 00:11:42,202 一部の女の子は それを 本気にしていたらしくって…。 171 00:11:42,202 --> 00:11:44,871 まあ そのひとりが 我が妹っていうのが➨ 172 00:11:44,871 --> 00:11:46,873 悲しい話なんだけど。 173 00:11:46,873 --> 00:11:49,208 本気もなにも事実なのです! 174 00:11:49,208 --> 00:11:51,878 ですから 私は おふたりの仲を見守ろうと➨ 175 00:11:51,878 --> 00:11:53,880 決意したのです! 176 00:11:53,880 --> 00:11:58,051 私と玲夜様の間にあるのは 主従関係だけです! 177 00:11:58,051 --> 00:12:01,487 けれど 高道様も お怒りに なっていたではありませんか。 178 00:12:01,487 --> 00:12:04,490 花嫁様は 玲夜様に 不釣り合いだと。 179 00:12:04,490 --> 00:12:06,492 それはそれ これはこれです! 180 00:12:06,492 --> 00:12:09,329 高道と桜子は あんな性格だったか? 181 00:12:09,329 --> 00:12:12,999 いや 玲夜様が 人に無関心すぎるだけで➨ 182 00:12:12,999 --> 00:12:15,835 このふたりは 昔から こんな感じですよ。 183 00:12:15,835 --> 00:12:21,341 そうか。 桜子は もっと大人しい 女だと思っていたんだが…。 184 00:12:21,341 --> 00:12:25,511 《他人に無関心だったと 聞いてはいたけど➨ 185 00:12:25,511 --> 00:12:29,682 これって かなり 問題なんじゃないのかな…》 186 00:12:29,682 --> 00:12:32,685 (桜河)桜子の通う学園では➨ 187 00:12:32,685 --> 00:12:35,355 一部で 噂になっていたらしいから➨ 188 00:12:35,355 --> 00:12:37,857 それを 妹ちゃんが聞いたんだと思う。 189 00:12:37,857 --> 00:12:39,859 本当に申し訳なかった。 190 00:12:39,859 --> 00:12:43,529 いえ 誤解も解けたし 気にしないでください。 191 00:12:43,529 --> 00:12:46,699 いや 桜子がしたことは問題だ。 192 00:12:46,699 --> 00:12:49,869 (桜河)しかも こいつ こんなものまで持ってやがった! 193 00:12:49,869 --> 00:12:53,172 ああ! お兄様 それは 私のコレクション! 194 00:12:55,375 --> 00:12:57,543 何? 195 00:12:57,543 --> 00:13:00,813 (柚子)あっ… ああ~! 196 00:13:00,813 --> 00:13:04,984 (桜河)桜子が学園の漫画同好会に 描かせたらしく➨ 197 00:13:04,984 --> 00:13:09,088 これは ほんの一部です。 あ…。 198 00:13:12,825 --> 00:13:15,328 きゃ~!! 199 00:13:15,328 --> 00:13:17,830 私のコレクションが! 200 00:13:20,333 --> 00:13:22,335 桜子。 201 00:13:22,335 --> 00:13:24,337 お前がなんと思おうと➨ 202 00:13:24,337 --> 00:13:26,839 俺が愛するのは 柚子ただひとりだ。 203 00:13:26,839 --> 00:13:28,841 それを勘違いし➨ 204 00:13:28,841 --> 00:13:32,845 柚子の心を傷つけたお前には 怒りしかない。 205 00:13:36,349 --> 00:13:40,353 本当に高道様とは なにもないのですね。 206 00:13:44,857 --> 00:13:46,859 ⸨玲夜様。 207 00:13:46,859 --> 00:13:51,531 このたび 玲夜様の婚約者に 内定いたしました➨ 208 00:13:51,531 --> 00:13:53,533 鬼山桜子でございます。 209 00:13:53,533 --> 00:13:55,535 分かった⸩ 210 00:13:59,038 --> 00:14:01,641 《桜子:婚約者としての 私のつとめは➨ 211 00:14:01,641 --> 00:14:04,477 鬼龍院の次期当主の伴侶として➨ 212 00:14:04,477 --> 00:14:09,148 玲夜様を しっかりと お支えしていくこと。 213 00:14:09,148 --> 00:14:14,821 私たち一族の行く末を 生まれた時から背負われ➨ 214 00:14:14,821 --> 00:14:18,624 多くのあやかしに慕われてきた 玲夜様》 215 00:14:22,495 --> 00:14:25,164 《桜子:だけど…。 216 00:14:25,164 --> 00:14:30,870 その背中は 時に寂しく見えていた》 217 00:14:34,006 --> 00:14:38,511 そう。 そうなのですね。 218 00:14:38,511 --> 00:14:41,347 二度目はない。 219 00:14:41,347 --> 00:14:43,349 はい。 220 00:14:45,351 --> 00:14:47,353 花嫁様。 221 00:14:47,353 --> 00:14:49,355 このたびは 私の勘違いにより➨ 222 00:14:49,355 --> 00:14:51,858 悲しませるようなことを 言ってしまい➨ 223 00:14:51,858 --> 00:14:56,028 申し訳ございませんでした。 224 00:14:56,028 --> 00:14:59,365 《私は玲夜が好き。 225 00:14:59,365 --> 00:15:02,468 玲夜の花嫁になるということは➨ 226 00:15:02,468 --> 00:15:06,973 きっと想像のつかない世界に 飛び込むことになる。 227 00:15:06,973 --> 00:15:11,811 私は その覚悟が できているのだろうか》 228 00:15:11,811 --> 00:15:13,813 私は➨ 229 00:15:13,813 --> 00:15:16,315 ただ 花嫁というだけで➨ 230 00:15:16,315 --> 00:15:20,153 皆さんに 親切にしてもらっています。 231 00:15:20,153 --> 00:15:23,990 皆さんが 私に 複雑な気持ちを抱かれるのは➨ 232 00:15:23,990 --> 00:15:26,325 当然だと思います。 233 00:15:26,325 --> 00:15:29,328 桜子さんの洗練された所作…。 234 00:15:29,328 --> 00:15:31,330 玲夜の婚約者として➨ 235 00:15:31,330 --> 00:15:34,500 どれほどの修練を 積んでこられたのか。 236 00:15:34,500 --> 00:15:37,003 (柚子)高道さんも 桜河さんも➨ 237 00:15:37,003 --> 00:15:40,173 幼い頃から ずっと 玲夜を支えてこられた。 238 00:15:40,173 --> 00:15:42,675 《みんな 玲夜のために➨ 239 00:15:42,675 --> 00:15:45,511 いずれは あやかしの頂点に立つ➨ 240 00:15:45,511 --> 00:15:50,183 鬼龍院の次期当主を 大切に見守ってきた》 241 00:15:50,183 --> 00:15:52,185 それに比べて 私は➨ 242 00:15:52,185 --> 00:15:55,354 何の取り柄もない ただの人間で…。 243 00:15:55,354 --> 00:15:57,356 本当なら こんなすごい家とは➨ 244 00:15:57,356 --> 00:15:59,859 全く縁のないはずでした。 245 00:15:59,859 --> 00:16:01,794 だから…。 246 00:16:01,794 --> 00:16:05,131 皆さんに もっと教えていただきたいです。 247 00:16:05,131 --> 00:16:07,133 この家の事➨ 248 00:16:07,133 --> 00:16:09,135 あやかしのしきたりの事➨ 249 00:16:09,135 --> 00:16:11,137 そして 玲夜の事。 250 00:16:11,137 --> 00:16:13,139 皆さんに 花嫁として➨ 251 00:16:13,139 --> 00:16:15,475 認めてもらえるように 頑張ります。 252 00:16:15,475 --> 00:16:19,979 どうか… よろしくお願いします。 253 00:16:21,981 --> 00:16:27,320 《高道:ああ… この子は やはり 何もわかっていない。 254 00:16:27,320 --> 00:16:29,322 そのお立場ゆえ➨ 255 00:16:29,322 --> 00:16:32,825 常に重圧の中で 生きてこられた玲夜様。 256 00:16:32,825 --> 00:16:34,827 我々では 誰一人➨ 257 00:16:34,827 --> 00:16:38,831 そのお心を癒やすことは できなかった。 258 00:16:38,831 --> 00:16:43,503 それが彼女と出会い 玲夜様は変わられた。 259 00:16:43,503 --> 00:16:49,008 決して 何の取り柄もない ただの人間などではない。 260 00:16:49,008 --> 00:16:51,510 花嫁だから? 261 00:16:51,510 --> 00:16:54,847 いや… それだけでは 無いような気がする。 262 00:16:54,847 --> 00:16:56,849 何かの縁とでもいうか。 263 00:16:56,849 --> 00:17:00,453 2人の纏う空気は どこか似ている。 264 00:17:00,453 --> 00:17:02,788 親の愛を知らない柚子様と➨ 265 00:17:02,788 --> 00:17:06,125 他人に心を開かない 玲夜様。 266 00:17:06,125 --> 00:17:08,628 2つの孤独な魂が➨ 267 00:17:08,628 --> 00:17:12,131 まるで 運命の糸に 手繰り寄せられたように出会い➨ 268 00:17:12,131 --> 00:17:14,634 響きあった》 269 00:17:18,971 --> 00:17:20,973 (高道)柚子様。 270 00:17:20,973 --> 00:17:25,645 この度は 私どもの数々のご無礼 お許しください。 271 00:17:25,645 --> 00:17:28,648 高道… さん? 272 00:17:28,648 --> 00:17:34,553 柚子様は 鬼龍院家の 大切な花嫁です。 273 00:17:38,157 --> 00:17:40,993 《花嫁が あなたで良かった。 274 00:17:40,993 --> 00:17:43,329 認めたくないですが。 275 00:17:43,329 --> 00:17:47,166 あまりにも 玲夜様が 優しい眼差しを向けられるので➨ 276 00:17:47,166 --> 00:17:51,337 少しだけ 羨ましかったのです》 277 00:17:51,337 --> 00:17:56,642 これからも 我々が 全力でお支えして参ります。 278 00:17:58,678 --> 00:18:02,949 《高道:玲夜様が 初めて 心安らげる場所を見つけられた。 279 00:18:02,949 --> 00:18:07,053 それが 花嫁様なのですから》 280 00:18:13,292 --> 00:18:15,294 おはようございます。 281 00:18:15,294 --> 00:18:17,964 高道さん!? ど… どうなさったんですか? 282 00:18:17,964 --> 00:18:20,299 体の具合でも…。 283 00:18:20,299 --> 00:18:24,470 いえ… 何でもありません。 お構いなく…。 284 00:18:24,470 --> 00:18:27,974 玲夜 大変! 高道さんが…。 285 00:18:30,977 --> 00:18:33,479 きゃ~!! ごめんなさい! 286 00:18:33,479 --> 00:18:35,481 高道が どうしたって? 287 00:18:35,481 --> 00:18:38,985 玲夜 服着て…。 288 00:18:38,985 --> 00:18:40,987 もう恋人同士なんだから➨ 289 00:18:40,987 --> 00:18:42,989 そんなに 照れなくてもいいだろう? 290 00:18:42,989 --> 00:18:45,658 《柚子:そんなこと言ったって…》 291 00:18:45,658 --> 00:18:48,995 ああ そうだ。 あやかしの酒宴の最終日には➨ 292 00:18:48,995 --> 00:18:50,997 柚子も連れていく。 293 00:18:50,997 --> 00:18:52,999 えっ? 私も? 294 00:18:52,999 --> 00:18:56,002 俺の両親と顔合わせするから。 295 00:18:56,002 --> 00:18:58,004 大丈夫かな? 私…。 296 00:18:58,004 --> 00:19:00,940 俺がついているから心配ない。 297 00:19:00,940 --> 00:19:02,942 うん…。 298 00:19:02,942 --> 00:19:04,944 そうだった! 299 00:19:04,944 --> 00:19:06,946 高道さんが大変なの! 300 00:19:06,946 --> 00:19:10,950 すごい顔色が悪くて…。 じゃあ 行ってくる。 301 00:19:10,950 --> 00:19:13,619 もう~! 302 00:19:13,619 --> 00:19:17,123 (桜河)高道なら 玲夜様に お仕置きされたんだよ。 303 00:19:17,123 --> 00:19:20,960 お仕置き? こないだ桜子がばらしただろ? 304 00:19:20,960 --> 00:19:25,297 高道が柚子様のことを 陰で愚痴っていたこと。 305 00:19:25,297 --> 00:19:27,967 あの件は もう解決したんじゃ…。 306 00:19:27,967 --> 00:19:29,969 優しい柚子ちゃんは許しても➨ 307 00:19:29,969 --> 00:19:31,971 玲夜様は そうはいかないさ。 308 00:19:31,971 --> 00:19:35,808 お仕置きって… 高道さん 何をされたんですか? 309 00:19:35,808 --> 00:19:39,478 世の中 知らないほうが いいこともある。 310 00:19:39,478 --> 00:19:41,480 (柚子)えっ。 311 00:19:41,480 --> 00:19:45,584 《玲夜には まだ私の知らない顔が あるみたいです》 312 00:19:47,653 --> 00:19:50,656 (花梨)家に帰る! (瑶太)花梨…。 313 00:19:50,656 --> 00:19:52,658 もう うんざり! 314 00:19:52,658 --> 00:19:54,660 (花梨)一日中 部屋に閉じ込められてたら➨ 315 00:19:54,660 --> 00:19:56,662 おかしくなるわ! 316 00:19:56,662 --> 00:19:58,831 (瑶太)花梨 何度言ったらわかるんだ? 317 00:19:58,831 --> 00:20:01,333 俺たちは 今 謹慎中だ。 318 00:20:01,333 --> 00:20:05,337 何よっ。 瑶太は私より 撫子様が大事なの!? 319 00:20:05,337 --> 00:20:07,339 私の事は どうでもいいの!? 320 00:20:07,339 --> 00:20:09,341 この家は嫌い! 321 00:20:09,341 --> 00:20:11,844 みんな 私のことを 責めるような目で見て…。 322 00:20:11,844 --> 00:20:16,515 花嫁は大切にされるんじゃ なかったの!? 323 00:20:16,515 --> 00:20:19,852 花梨… 俺は お前が好きだ。 324 00:20:19,852 --> 00:20:22,855 お前の願いなら 何でも叶えてやりたい。 325 00:20:22,855 --> 00:20:24,857 だけど➨ 326 00:20:24,857 --> 00:20:29,028 撫子様に逆らえば 妖狐一族の中では生きていけない。 327 00:20:29,028 --> 00:20:31,630 だから 今は我慢してくれ。 328 00:20:34,366 --> 00:20:36,368 花梨! 329 00:20:38,871 --> 00:20:40,873 花梨。 330 00:20:40,873 --> 00:20:42,875 お父さん お母さん! 331 00:20:42,875 --> 00:20:45,211 心配して迎えに来てくれたのね! 332 00:20:45,211 --> 00:20:47,546 ねぇ 聞いて この家 ひどいの…。 333 00:20:47,546 --> 00:20:49,548 ちょうどよかった。 334 00:20:49,548 --> 00:20:51,550 柚子に謝ってくれないか? 335 00:20:51,550 --> 00:20:53,552 えっ? 336 00:20:53,552 --> 00:20:56,388 狐月家から援助を切られた。 337 00:20:56,388 --> 00:21:00,159 その上 遠くの地に 引っ越すようにと言われたよ。 338 00:21:00,159 --> 00:21:03,329 柚子なら きっと 鬼龍院様に 許してくださるよう➨ 339 00:21:03,329 --> 00:21:05,331 話をつけてくれるわ。 340 00:21:05,331 --> 00:21:07,333 いやよ。 341 00:21:07,333 --> 00:21:11,170 どうして 私がお姉ちゃんに 頭を下げなきゃいけないの? 342 00:21:11,170 --> 00:21:14,340 お前は いつも そうやって わがままばかり。 343 00:21:14,340 --> 00:21:16,675 あなたが もっとしっかりしていれば➨ 344 00:21:16,675 --> 00:21:19,678 狐月に見捨てられることも なかったのに。 345 00:21:19,678 --> 00:21:23,849 それより あなた あれを。 ああ。 346 00:21:23,849 --> 00:21:25,851 謝罪の手紙だ。 347 00:21:25,851 --> 00:21:28,854 柚子に会えたら 渡してちょうだい。 348 00:21:28,854 --> 00:21:32,158 わかったな? じゃあ。 349 00:21:36,028 --> 00:21:38,030 花梨…。 350 00:21:43,702 --> 00:21:45,704 花梨! 落ち着いて! 351 00:21:45,704 --> 00:21:47,706 こんなもの! 352 00:21:47,706 --> 00:21:51,377 お父さんもお母さんも 急にお姉ちゃんのことばっかり! 353 00:21:51,377 --> 00:21:54,380 《花梨:あんなに 可愛がってくれたのに…。 354 00:21:54,380 --> 00:21:57,049 いつも 周りに私のことを自慢して…。 355 00:21:57,049 --> 00:21:59,051 瑶太だって優しくて➨ 356 00:21:59,051 --> 00:22:02,488 私のお願いは 何でも聞いてくれたのに…。 357 00:22:02,488 --> 00:22:06,825 今は あれはダメ これもダメって…》 358 00:22:06,825 --> 00:22:10,496 お姉ちゃんが花嫁に選ばれてから おかしくなった。 359 00:22:10,496 --> 00:22:12,998 凡人のくせに。 360 00:22:12,998 --> 00:22:16,001 特別な私とは違うのに…。 361 00:22:18,003 --> 00:22:20,005 お姉ちゃんのせいだ。 362 00:22:20,005 --> 00:22:24,009 みんな お姉ちゃんが悪いんだ…!