1 00:00:34,535 --> 00:00:55,222 ♬~ 2 00:00:55,222 --> 00:00:59,726 <柚子:多くの国を巻き込んだ 世界大戦が起き➡ 3 00:00:59,726 --> 00:01:05,732 その戦争は 各国に 甚大な被害と悲しみを生み出した。 4 00:01:05,732 --> 00:01:09,069 そんな折 誰もが絶望の中➡ 5 00:01:09,069 --> 00:01:11,071 世界を救ったのが➡ 6 00:01:11,071 --> 00:01:13,073 それまで人に紛れ➡ 7 00:01:13,073 --> 00:01:16,677 陰の中で生きてきた あやかしたち> 8 00:01:20,247 --> 00:01:23,083 <陰から 陽の下へ出てきた彼らは➡ 9 00:01:23,083 --> 00:01:25,919 人間を魅了する美しい容姿と➡ 10 00:01:25,919 --> 00:01:28,588 人間ならざる能力を持って➡ 11 00:01:28,588 --> 00:01:32,593 戦後の日本の復興に 大きな力となった> 12 00:01:34,528 --> 00:01:37,364 < そして 現代。 13 00:01:37,364 --> 00:01:42,703 あやかしたちは 政治 経済 芸能と➡ 14 00:01:42,703 --> 00:01:45,872 あらゆる分野で その能力を発揮して➡ 15 00:01:45,872 --> 00:01:48,375 地位を確立していた> 16 00:01:48,375 --> 00:01:57,217 (鐘の音) 17 00:01:57,217 --> 00:01:59,553 < そんな あやかしたちは➡ 18 00:01:59,553 --> 00:02:03,223 時に人間の中から花嫁を選ぶ。 19 00:02:03,223 --> 00:02:07,561 花嫁は あやかしにとって 唯一無二の存在。 20 00:02:07,561 --> 00:02:10,230 花嫁を真綿でつつむように➡ 21 00:02:10,230 --> 00:02:12,899 それはそれは 大事に愛されることから➡ 22 00:02:12,899 --> 00:02:14,901 人間の女性は➡ 23 00:02:14,901 --> 00:02:19,406 一度は あやかしの 花嫁になりたいと夢を見る> 24 00:02:25,412 --> 00:02:29,916 < けれど 選ばれるのは ほんの一握りだけ。 25 00:02:29,916 --> 00:02:32,686 あやかしの中には位が存在し➡ 26 00:02:32,686 --> 00:02:36,690 最も強く美しいとされるのが 鬼である。 27 00:02:36,690 --> 00:02:38,692 鬼の花嫁。 28 00:02:38,692 --> 00:02:40,694 それに選ばれることは➡ 29 00:02:40,694 --> 00:02:44,031 女性にとって 最高の名誉と言えた> 30 00:02:44,031 --> 00:02:47,701 (大和)ごめん 柚子。 別れてほしいんだ。 31 00:02:47,701 --> 00:02:49,703 (柚子)え? 32 00:02:49,703 --> 00:02:53,874 どうして? まだ付き合って 三か月なのに。 33 00:02:53,874 --> 00:02:57,878 (大和)好きな人ができたんだ。 34 00:02:57,878 --> 00:02:59,880 花梨ちゃん。 35 00:02:59,880 --> 00:03:02,883 《花梨…》 36 00:03:02,883 --> 00:03:06,887 か… りん? どうして あの子が出てくるの? 37 00:03:06,887 --> 00:03:10,390 前に 柚子の家に行った時に 会って…。 38 00:03:10,390 --> 00:03:13,894 それで一目惚れして。 39 00:03:13,894 --> 00:03:16,396 なんで花梨なの…? 40 00:03:16,396 --> 00:03:20,067 あの子は 花嫁なのよ。 41 00:03:20,067 --> 00:03:22,736 (柚子)あの子を 好きになったって…。 42 00:03:22,736 --> 00:03:24,905 (大和)分かってるよ! 43 00:03:24,905 --> 00:03:29,076 けど 仕方ないだろう。 好きになったものは!! 44 00:03:29,076 --> 00:03:32,579 とりあえず そういうことだから。 45 00:05:09,543 --> 00:05:11,545 (透子)あ~っ むかつくっ!! 46 00:05:11,545 --> 00:05:15,215 (透子)突然 別れろだなんてっ 何考えてんのよ 大和のヤツッ! 47 00:05:15,215 --> 00:05:18,885 わ~! ちょっと あいつ殺ってくる。 48 00:05:18,885 --> 00:05:21,555 ダメだって 透子。 止めるな 柚子! 49 00:05:21,555 --> 00:05:24,224 にゃん吉くん 早く 透子を止めてよ。 50 00:05:24,224 --> 00:05:26,726 (東吉)ん? へいへい。 51 00:05:26,726 --> 00:05:28,728 ほら 透子。 52 00:05:28,728 --> 00:05:31,565 お前が暴れたって 柚子が困るだけだぞ。 53 00:05:31,565 --> 00:05:34,668 だって 昨日まで 普通だったじゃない。 54 00:05:34,668 --> 00:05:38,004 しかも よりによって あの女に一目惚れだぁ!? 55 00:05:38,004 --> 00:05:40,507 (透子)柚子 もっと怒っていいわよ!! 56 00:05:40,507 --> 00:05:44,177 なんか… まだ実感なくて。 57 00:05:44,177 --> 00:05:48,181 それに 大和に別れようって 言われたことより➡ 58 00:05:48,181 --> 00:05:52,185 その理由が 花梨ってことの方が ショックなのかも…。 59 00:05:52,185 --> 00:05:56,523 《柚子:花梨。 同じ親から生まれた 姉妹だというのに➡ 60 00:05:56,523 --> 00:06:03,196 いつだって私よりも 優先されてきた 一つ年下の妹》 61 00:06:03,196 --> 00:06:06,366 あの女が 色目 使ったんじゃないの? 62 00:06:06,366 --> 00:06:10,203 それは無いよ。 花梨は花嫁だもん。 63 00:06:10,203 --> 00:06:13,373 あやかしの彼の方が許さないよ。 64 00:06:13,373 --> 00:06:16,576 猫又の花嫁の透子なら 分かるでしょ? 65 00:06:19,045 --> 00:06:22,882 フフフ…。 それは… そうね。 66 00:06:22,882 --> 00:06:26,720 <柚子:猫田東吉。 あだ名はにゃん吉。 67 00:06:26,720 --> 00:06:29,055 彼は猫又のあやかし。 68 00:06:29,055 --> 00:06:33,560 私の幼馴染 透子は そんな彼の花嫁だ> 69 00:06:35,495 --> 00:06:38,164 < あやかしや その花嫁たちは➡ 70 00:06:38,164 --> 00:06:43,003 あやかしのために作られた 特別な学園に通うのが一般的。 71 00:06:43,003 --> 00:06:45,005 だけど 透子は➡ 72 00:06:45,005 --> 00:06:48,842 私と一緒に一般の公立高校へ。 73 00:06:48,842 --> 00:06:53,513 にゃん吉くんは 透子の後を追って 転校してきたのだ> 74 00:06:53,513 --> 00:06:57,017 しかし 大和も バカだよな。 75 00:06:57,017 --> 00:06:59,352 花梨を花嫁に選んだのは➡ 76 00:06:59,352 --> 00:07:03,189 うちの猫田家とは 比べ物にならないくらい格上。 77 00:07:03,189 --> 00:07:07,527 あやかしの中でも 強い力を持つ妖狐のあやかしだぞ。 78 00:07:07,527 --> 00:07:11,031 大和に入り込む余地なんか ないのにな。 79 00:07:11,031 --> 00:07:13,700 仕方ないよ。 80 00:07:13,700 --> 00:07:17,871 《柚子:告白してきたのは 大和の方。 81 00:07:17,871 --> 00:07:20,707 サッカー部のエースで 友達も多くて➡ 82 00:07:20,707 --> 00:07:23,710 誠実な人だと思ったし➡ 83 00:07:23,710 --> 00:07:27,881 自分を必要としてくれてることが 嬉しくて➡ 84 00:07:27,881 --> 00:07:31,217 好きになれると思った》 85 00:07:31,217 --> 00:07:33,153 柚子…。 86 00:07:33,153 --> 00:07:36,656 あっ! あ… 突然なによ にゃん吉! 87 00:07:36,656 --> 00:07:40,493 柚子は バイトの時間 大丈夫か? あっ もうこんな時間。 88 00:07:40,493 --> 00:07:43,296 ごめん 透子 にゃん吉くん。 89 00:07:46,333 --> 00:07:48,335 また明日ね。 90 00:07:48,335 --> 00:07:51,338 うん またね。 おうっ!! 91 00:07:56,343 --> 00:07:58,345 <物心ついた時には➡ 92 00:07:58,345 --> 00:08:02,849 すでに両親の関心は 妹の花梨に向いていた。 93 00:08:02,849 --> 00:08:06,019 花梨なら あやかしの花嫁になれると➡ 94 00:08:06,019 --> 00:08:08,021 両親は豪語し➡ 95 00:08:08,021 --> 00:08:13,360 親戚から借金までして あやかしの学園へ入学させた。 96 00:08:13,360 --> 00:08:17,530 そこで花梨は 妖狐のあやかしに見初められる。 97 00:08:17,530 --> 00:08:21,368 それから 家は 花梨中心に回りだした> 98 00:08:21,368 --> 00:08:25,538 ((柚子:お母さん 明日は参観日なの。 99 00:08:25,538 --> 00:08:28,842 花梨の参観日と重なるから 行けないわ。 100 00:08:30,877 --> 00:08:33,146 (笑い声) 101 00:08:33,146 --> 00:08:36,483 (父親)ただの風邪だから 寝てれば治る。 102 00:08:36,483 --> 00:08:40,487 お父さん お母さん 苦しいよ…)) 103 00:08:40,487 --> 00:08:44,290 <何度呼んでも 両親は来てくれない> 104 00:08:51,998 --> 00:08:54,334 < そのうち 私は諦めた。 105 00:08:54,334 --> 00:08:58,838 そして 高校に入ってすぐ このバイトを始めた。 106 00:08:58,838 --> 00:09:03,676 居場所のない あの家に帰るのが 嫌だったから> 107 00:09:03,676 --> 00:09:08,381 (柚子)お疲れ様でした。 ああ お疲れ様。 108 00:09:24,531 --> 00:09:27,867 < ただ家に帰るだけなのに➡ 109 00:09:27,867 --> 00:09:31,671 私は いつも ものすごく憂鬱だ> 110 00:09:40,480 --> 00:09:43,783 《あぁ 彼が来てるのか》 111 00:09:48,988 --> 00:09:51,324 柚子 帰ってるんでしょう? 112 00:09:51,324 --> 00:09:53,326 帰ってきたなら➡ 113 00:09:53,326 --> 00:09:57,330 早く晩御飯作るの 手伝ってちょうだい!! 114 00:09:57,330 --> 00:10:02,168 ったく もう…。 呼ばれる前に手伝いに来なさい。 115 00:10:02,168 --> 00:10:04,337 はい。 (花梨)かわいい! 116 00:10:04,337 --> 00:10:06,339 もっともっと出してみて! アハハハハ…。 117 00:10:06,339 --> 00:10:08,341 あらあら 賑やかねぇ。 118 00:10:08,341 --> 00:10:11,678 (花梨)あっ ねぇ これ 見てみて。 119 00:10:11,678 --> 00:10:14,013 (花梨)ねっ かわいいでしょ。 120 00:10:14,013 --> 00:10:16,850 <狐月瑶太。 121 00:10:16,850 --> 00:10:22,355 人間離れした美しい容姿を持つ 狐月家の妖狐のあやかし。 122 00:10:22,355 --> 00:10:28,027 かくりよ学園で出会った花梨を 花嫁に選んだ。 123 00:10:28,027 --> 00:10:31,197 妖狐は あやかしの中でも 上位にあり➡ 124 00:10:31,197 --> 00:10:33,533 資産家でもある 彼の家からは➡ 125 00:10:33,533 --> 00:10:38,371 花嫁の家という事で 多額の援助を貰っている。 126 00:10:38,371 --> 00:10:40,373 借金も返済し➡ 127 00:10:40,373 --> 00:10:43,877 両親は贅沢な暮らしを するようになった> 128 00:10:43,877 --> 00:10:48,715 (花梨)お姉ちゃん この ステーキ固すぎ。 焼きなおして。 129 00:10:48,715 --> 00:10:51,718 瑶太は レアが好きなのよ。 130 00:10:51,718 --> 00:10:54,554 あ… そうだったの? 131 00:10:54,554 --> 00:10:58,224 ごめんなさい。 でも もう他に用意がないの。 132 00:10:58,224 --> 00:11:00,226 だったら買って来てよ! 133 00:11:00,226 --> 00:11:03,062 瑶太に こんなの 食べさせられないよ。 134 00:11:03,062 --> 00:11:05,064 花梨…。 柚子。 135 00:11:05,064 --> 00:11:08,234 すぐに買いに行きなさい。 136 00:11:08,234 --> 00:11:11,905 花梨 だったら ステーキハウスに行かないか? 137 00:11:11,905 --> 00:11:14,407 美味しい店を紹介するよ。 138 00:11:14,407 --> 00:11:17,243 え? 瑶太 いいの!? 139 00:11:17,243 --> 00:11:20,580 瑶太 大好きっ!! ハハハ…。 140 00:11:20,580 --> 00:11:24,417 《柚子:瑶太は 花梨に甘い。 141 00:11:24,417 --> 00:11:29,255 花嫁とは あやかしにとって それほど大事な存在らしい。 142 00:11:29,255 --> 00:11:31,591 他が見えなくなるほどに…》 143 00:11:31,591 --> 00:11:35,361 柚子 瑶太君に 失礼のないようにしなさいよ。 144 00:11:35,361 --> 00:11:39,365 花梨が 気を遣って かわいそうでしょう。 145 00:11:39,365 --> 00:11:44,203 (柚子)気をつけるわ。 146 00:11:44,203 --> 00:11:48,207 《花梨は花嫁だから。 大事な子だから。 147 00:11:48,207 --> 00:11:51,211 だったら 私は何なんだろう? 148 00:11:51,211 --> 00:11:54,547 私には 花梨を選んだ 瑶太のように➡ 149 00:11:54,547 --> 00:12:00,653 自分だけを愛してくれる人が どこかにいるのだろうか?》 150 00:12:03,222 --> 00:12:05,225 美味しいのに。 151 00:12:07,727 --> 00:12:11,564 (柚子)これを 私に? 152 00:12:11,564 --> 00:12:13,566 すっごく かわいい。 153 00:12:13,566 --> 00:12:15,902 そうだろう そうだろう。 うん うん。 154 00:12:15,902 --> 00:12:17,904 どうしたの これ? お祖父ちゃん。 155 00:12:17,904 --> 00:12:21,074 あ~ いや あれだ ちょっと通りかかったら➡ 156 00:12:21,074 --> 00:12:23,242 柚子に にあいそうだったんでな。 157 00:12:23,242 --> 00:12:25,245 違うわよ。 158 00:12:25,245 --> 00:12:27,246 お祖父ちゃんったら 慣れないスマホで➡ 159 00:12:27,246 --> 00:12:29,249 若い子に人気の店を探して➡ 160 00:12:29,249 --> 00:12:31,918 朝早くから並んで 買ってきたのよ。 161 00:12:31,918 --> 00:12:34,687 お おいっ。 162 00:12:34,687 --> 00:12:39,359 もうすぐ 柚子の誕生日だろう。 それでだな。 163 00:12:39,359 --> 00:12:41,861 私の体調がよくなくて➡ 164 00:12:41,861 --> 00:12:46,566 中々 様子を見に行って あげられなくて ごめんね。 165 00:12:51,537 --> 00:12:53,539 《柚子:誕生日。 166 00:12:53,539 --> 00:12:56,542 花梨の誕生日は 毎年 盛大に祝うけど➡ 167 00:12:56,542 --> 00:13:01,214 両親は 私の誕生日など 覚えてもいない》 168 00:13:01,214 --> 00:13:03,716 18歳 おめでとう 柚子。 169 00:13:03,716 --> 00:13:05,718 よい一年をね。 170 00:13:05,718 --> 00:13:09,555 ありがとう お祖父ちゃん お祖母ちゃん。 171 00:13:09,555 --> 00:13:12,558 《嬉しい…》 172 00:13:12,558 --> 00:13:14,560 (頬を叩く音) 173 00:13:14,560 --> 00:13:17,397 親父の家には行くなと 言っただろう。 174 00:13:17,397 --> 00:13:20,400 また親父の ヤツが わざわざ電話で ケチをつけてきた。 175 00:13:20,400 --> 00:13:24,404 花梨だけでなく お前の事を もっと気にかけろだと。 176 00:13:24,404 --> 00:13:30,076 ちゃんと育ててやってるのに お前は なんの文句があるんだ!? 177 00:13:30,076 --> 00:13:32,679 私は文句なんて…。 178 00:13:32,679 --> 00:13:36,015 花嫁の花梨は お前とは違うんだ。 179 00:13:36,015 --> 00:13:38,351 大切にして当然だろう。 180 00:13:38,351 --> 00:13:42,021 私たちは あやかしの花嫁の親なのよ。 181 00:13:42,021 --> 00:13:44,691 お義父さんたちにも そろそろ 格の違いを➡ 182 00:13:44,691 --> 00:13:47,360 分かってもらわないと…。 (ドアが開く音) 183 00:13:47,360 --> 00:13:52,532 ちょっとぉ 喧嘩なら ヨソでやってよね。 184 00:13:52,532 --> 00:13:54,534 もうすぐ 瑶太が来るのよ。 185 00:13:54,534 --> 00:13:57,203 みっともないとこ見せないで!! 186 00:13:57,203 --> 00:13:59,706 花梨 すまないね。 187 00:13:59,706 --> 00:14:02,208 あなたは 何も心配することないのよ。 188 00:14:02,208 --> 00:14:06,045 あっ 瑶太だ! (玄関チャイム) 189 00:14:06,045 --> 00:14:09,048 (花梨)瑶太 いらっしゃ~い! 190 00:14:09,048 --> 00:14:12,552 やあ いらっしゃい。 どうぞ上がって。 191 00:14:16,055 --> 00:14:21,227 (笑い声) 192 00:14:21,227 --> 00:14:23,730 痛…。 193 00:14:23,730 --> 00:14:26,232 《にぎやかな声…。 194 00:14:26,232 --> 00:14:30,069 早く 瑶太 帰ってくれないかな。 195 00:14:30,069 --> 00:14:32,071 無理よね。 196 00:14:32,071 --> 00:14:34,173 一度来たら長いもの》 197 00:14:34,173 --> 00:14:39,846 <祖父母は 昔から 私の事を気にかけてくれている。 198 00:14:39,846 --> 00:14:42,181 だけど ふたりとも もう高齢だ。 199 00:14:42,181 --> 00:14:45,184 いつまでも 助けてくれるわけじゃない> 200 00:14:50,356 --> 00:14:53,159 少し 長湯しすぎたかな。 201 00:14:56,863 --> 00:14:59,365 <私は いつまで こうして➡ 202 00:14:59,365 --> 00:15:01,868 家族から逃げ続けるんだろう。 203 00:15:01,868 --> 00:15:06,372 だけど 仲のいい花梨と瑶太を みるのはつらい。 204 00:15:06,372 --> 00:15:09,709 愛されない自分を しらしめられるようで> 205 00:15:09,709 --> 00:15:13,212 姉として 最低ね…。 206 00:15:15,548 --> 00:15:17,850 《あれ? 電気…》 207 00:15:22,722 --> 00:15:26,392 あっ お姉ちゃん この服 かわいいね。 208 00:15:26,392 --> 00:15:28,394 お祖父ちゃんに 貰ったんでしょう? 209 00:15:28,394 --> 00:15:30,396 私に ちょうだい。 210 00:15:30,396 --> 00:15:32,398 ダメよ それは。 211 00:15:32,398 --> 00:15:34,333 大切な プレゼントなの。 212 00:15:34,333 --> 00:15:37,336 いいじゃない お姉ちゃんだけ ずるい。 213 00:15:37,336 --> 00:15:39,338 花梨…。 214 00:15:39,338 --> 00:15:42,508 姉ちゃんってば 嫉妬してるんでしょ。 215 00:15:42,508 --> 00:15:46,512 私が特別な存在で羨ましいから➡ 216 00:15:46,512 --> 00:15:49,015 意地悪するんだ。 217 00:15:49,015 --> 00:15:53,186 いいから 返して。 218 00:15:53,186 --> 00:15:55,188 フフフ…。 219 00:15:55,188 --> 00:15:57,190 返しなさい!! 220 00:15:59,358 --> 00:16:02,061 私に命令しないでよ! 221 00:16:07,033 --> 00:16:10,870 姉ちゃんが さっさと渡さないから 悪いんだからね。 222 00:16:10,870 --> 00:16:12,872 こんなもの! 223 00:16:21,380 --> 00:16:24,550 お前達 何を騒いでるんだっ。 224 00:16:24,550 --> 00:16:29,222 花梨が… 私の大切な ワンピースを破いて…! 225 00:16:29,222 --> 00:16:31,724 違うもんっ わざとじゃないもんっ。 226 00:16:31,724 --> 00:16:33,659 ちょっと 貸して ほしかっただけなのに➡ 227 00:16:33,659 --> 00:16:35,661 いきなり お姉ちゃんがぶったの!! 228 00:16:35,661 --> 00:16:37,663 大丈夫か 花梨っ。 229 00:16:37,663 --> 00:16:39,665 ワンピースぐらいなんだっ。 230 00:16:39,665 --> 00:16:42,168 姉なんだから 貸すくらい いいだろっ。 231 00:16:42,168 --> 00:16:44,670 まぁ こんなに赤くなって。 232 00:16:44,670 --> 00:16:48,574 柚子 花梨の顔に 傷がついたら どうするつもり!? 233 00:16:50,510 --> 00:16:52,511 (瑶太)おい。 234 00:16:52,511 --> 00:16:54,614 瑶太ぁ。 235 00:16:59,185 --> 00:17:01,187 な 何? 236 00:17:01,187 --> 00:17:05,024 俺の花嫁を傷つける奴は許さない。 237 00:17:05,024 --> 00:17:08,194 たとえ 姉であっても… だ。 238 00:17:08,194 --> 00:17:11,697 きゃ~! 239 00:17:11,697 --> 00:17:13,699 火がっ!? 240 00:17:13,699 --> 00:17:15,701 だめだっ 消えないっ。 241 00:17:15,701 --> 00:17:19,205 《熱いっ!! 腕が燃えるっ》 242 00:17:19,205 --> 00:17:21,707 瑶太。 243 00:17:24,877 --> 00:17:27,880 は… はぁはぁ…。 244 00:17:27,880 --> 00:17:33,152 《これが 妖狐が使う 炎の力》 245 00:17:33,152 --> 00:17:36,856 二度と花梨を傷つけるなよ。 246 00:17:39,992 --> 00:17:41,994 ごめんなさい 瑶太君。 247 00:17:41,994 --> 00:17:44,664 柚子には きつく言っておくので。 248 00:17:44,664 --> 00:17:48,668 あぁ 騒がせたね 行こうか。 249 00:17:48,668 --> 00:17:50,670 《柚子:ここには➡ 250 00:17:50,670 --> 00:17:55,074 私の味方になってくれる人なんて いないんだ》 251 00:18:28,207 --> 00:18:31,210 《花梨に手を上げてしまった。 252 00:18:31,210 --> 00:18:34,146 これまで ずっと我慢してきたのに➡ 253 00:18:34,146 --> 00:18:36,649 どうしても 止められなかった》 254 00:18:40,820 --> 00:18:43,823 お祖父ちゃんに なんて謝ろう…。 255 00:18:52,498 --> 00:18:55,835 《痛いよ》 256 00:18:55,835 --> 00:19:14,353 ♬~ 257 00:19:14,353 --> 00:19:17,556 (玲夜)見つけた。 258 00:19:26,866 --> 00:19:30,036 (玲夜)会いたかった。 259 00:19:30,036 --> 00:19:32,638 俺の花嫁。 260 00:19:40,813 --> 00:19:43,816 花嫁? 261 00:19:53,325 --> 00:19:58,831 《この霊力… 狐か》 262 00:19:58,831 --> 00:20:00,833 名前は? 263 00:20:00,833 --> 00:20:03,836 え… あの…。 264 00:20:03,836 --> 00:20:07,173 柚子です。 265 00:20:07,173 --> 00:20:10,176 柚子… 会いたかった。 266 00:20:10,176 --> 00:20:13,846 会いたかった… って? 267 00:20:13,846 --> 00:20:16,348 《初対面なのに…? 268 00:20:16,348 --> 00:20:18,350 こんなに綺麗な人…。 269 00:20:18,350 --> 00:20:23,355 闇に溶けるような漆黒の髪と 血のように赤い瞳。 270 00:20:23,355 --> 00:20:25,691 一度見たら 忘れるはずない》 271 00:20:25,691 --> 00:20:31,697 俺は玲夜。 鬼龍院玲夜だ。 272 00:20:31,697 --> 00:20:34,366 《柚子:私が花嫁? 273 00:20:34,366 --> 00:20:36,702 いったい 何を言ってるの?》 274 00:20:36,702 --> 00:20:39,205 ずっと探していた。 275 00:20:39,205 --> 00:20:41,540 俺の花嫁。 276 00:20:41,540 --> 00:20:43,542 あ… あの…。 277 00:20:43,542 --> 00:20:45,544 送る。 278 00:20:45,544 --> 00:20:47,546 こんな時間に出歩くのは危ない。 279 00:20:47,546 --> 00:20:50,883 家はどこだ? 280 00:20:50,883 --> 00:20:52,885 《家…》 281 00:20:57,056 --> 00:21:00,659 どうした? 帰りたくないのか? 282 00:21:16,408 --> 00:21:18,410 《すごい》 283 00:21:18,410 --> 00:21:21,747 他に痛い所はないか? 284 00:21:21,747 --> 00:21:24,250 あなたは鬼なの? 285 00:21:24,250 --> 00:21:26,252 そうだ。 286 00:21:26,252 --> 00:21:30,923 《柚子:鬼龍院… 私でも聞いたことがある。 287 00:21:30,923 --> 00:21:34,360 鬼のあやかしで 人間も あやかしも含め➡ 288 00:21:34,360 --> 00:21:37,696 日本の トップに立つ家柄だ》 289 00:21:37,696 --> 00:21:43,536 あなたのような人が どうして私を助けてくれるの? 290 00:21:43,536 --> 00:21:46,038 言っただろう 俺の花嫁だと。 291 00:21:46,038 --> 00:21:48,707 信じられないか? 292 00:21:48,707 --> 00:21:51,043 《私が花嫁!? 293 00:21:51,043 --> 00:21:53,546 花梨のように? 294 00:21:53,546 --> 00:21:56,549 最強のあやかしの花嫁だなんて➡ 295 00:21:56,549 --> 00:22:00,052 そんな都合のいいこと…》 296 00:22:00,052 --> 00:22:02,388 なんで 私が…。 297 00:22:02,388 --> 00:22:06,392 ((花嫁の花梨は お前とは違うんだ。 298 00:22:06,392 --> 00:22:09,728 大切にするのは当然でしょう)) 299 00:22:09,728 --> 00:22:15,901 《孤独な あの家で何度も願い 夢にみた。 300 00:22:15,901 --> 00:22:19,705 誰か私を愛してくれないかと》 301 00:22:22,908 --> 00:22:25,911 《ひとりは悲しい》 302 00:22:28,914 --> 00:22:33,519 あなたは 私を愛してくれる? 303 00:22:33,519 --> 00:22:37,022 ああ お前一人を愛そう。 304 00:22:37,022 --> 00:22:39,692 俺の花嫁。 305 00:22:39,692 --> 00:22:41,694 《彼は あやかしだ。 306 00:22:41,694 --> 00:22:45,531 あやかしは 花嫁を決して裏切らない。 307 00:22:45,531 --> 00:22:52,371 彼なら 私の願いを… 夢を… かなえてくれる? 308 00:22:52,371 --> 00:22:55,574 愛してくれるかもしれない》