1 00:00:38,939 --> 00:00:40,941 (柚子)失礼します。 2 00:00:48,949 --> 00:00:52,753 (桜子)あなたが 花嫁様ですね? 3 00:00:55,289 --> 00:00:58,959 私 鬼山桜子と申します。 4 00:00:58,959 --> 00:01:01,795 《柚子:うわぁ… 綺麗。 5 00:01:01,795 --> 00:01:04,298 お人形さんみたい》 6 00:01:07,467 --> 00:01:11,305 突然の訪問 お許しください。 7 00:01:11,305 --> 00:01:14,007 いえ とんでもないです。 8 00:01:18,145 --> 00:01:21,315 どうぞ。 ありがとうございます。 9 00:01:21,315 --> 00:01:25,485 私のことは ご存じですか? 10 00:01:25,485 --> 00:01:30,824 あ… えっと 玲夜の婚約者だった方としか…。 11 00:01:30,824 --> 00:01:32,826 すみません。 12 00:01:32,826 --> 00:01:34,761 いえ よろしいのですよ。 13 00:01:34,761 --> 00:01:38,932 まだ 花嫁に なられたばかりですものね。 14 00:01:38,932 --> 00:01:42,436 《きっと 玲夜の隣に立っても➡ 15 00:01:42,436 --> 00:01:45,739 これ以上ないほど お似合いだろうな…》 16 00:01:47,774 --> 00:01:50,110 私の家 鬼山家は➡ 17 00:01:50,110 --> 00:01:53,447 鬼龍院家の筆頭分家でございます。 18 00:01:53,447 --> 00:01:55,449 (桜子)過去 幾度か➡ 19 00:01:55,449 --> 00:01:58,785 鬼龍院から お嫁や婿に 来られた方もおり➡ 20 00:01:58,785 --> 00:02:02,122 最も鬼龍院に近い家です。 21 00:02:02,122 --> 00:02:04,791 そうなんですか。 22 00:02:04,791 --> 00:02:07,127 高道様のお家と同じく➡ 23 00:02:07,127 --> 00:02:10,464 代々 鬼龍院に仕えており➡ 24 00:02:10,464 --> 00:02:14,635 父は 現当主様の右腕として➡ 25 00:02:14,635 --> 00:02:19,973 兄は グループの副社長として 玲夜様を サポートしております。 26 00:02:19,973 --> 00:02:22,309 《副社長…》 27 00:02:22,309 --> 00:02:24,311 ((桜河:桜河です。 28 00:02:24,311 --> 00:02:26,980 いつも社長が お世話になってます)) 29 00:02:26,980 --> 00:02:29,149 《柚子:桜河としか 名乗らなかったから➡ 30 00:02:29,149 --> 00:02:31,485 気付かなかったけど➡ 31 00:02:31,485 --> 00:02:36,590 言われてみれば 桜子さんと どことなく似ている気がする》 32 00:02:36,590 --> 00:02:41,428 私も 一族より 玲夜様の 婚約者に選ばれた時には➡ 33 00:02:41,428 --> 00:02:45,032 とても光栄なことと 喜びましたの。 34 00:02:48,101 --> 00:02:51,938 ああ 勘違いなさらないで くださいね。 35 00:02:51,938 --> 00:02:57,611 婚約が白紙になったことで 花嫁様を恨んではおりませんのよ。 36 00:02:57,611 --> 00:03:01,448 《恨んでない? 本当かな…。 37 00:03:01,448 --> 00:03:05,452 でも この人から 敵意は感じられない》 38 00:03:05,452 --> 00:03:07,788 ただ…。 39 00:03:07,788 --> 00:03:09,790 花嫁様には➡ 40 00:03:09,790 --> 00:03:12,626 知っておいていただきたいことが ありましたので➡ 41 00:03:12,626 --> 00:03:15,796 今日 こちらに 参った次第です。 42 00:03:15,796 --> 00:03:18,465 なにを… ですか? 43 00:03:18,465 --> 00:03:23,136 ご自分の立ち位置と 立場をです。 44 00:03:23,136 --> 00:03:25,639 あなたは あくまで花嫁。 45 00:03:25,639 --> 00:03:28,809 鬼龍院の家を盛り立てるため➡ 46 00:03:28,809 --> 00:03:34,414 強い次代様を産むための ただの器でしかありません。 47 00:03:34,414 --> 00:03:36,750 えっ? 48 00:03:36,750 --> 00:03:41,088 間違っても 玲夜様から愛されようなどと➡ 49 00:03:41,088 --> 00:03:45,592 分不相応な希望は 抱かぬように… と➡ 50 00:03:45,592 --> 00:03:48,929 忠告申し上げに来たのですわ。 51 00:03:48,929 --> 00:03:53,266 《桜子さん…》 52 00:03:53,266 --> 00:03:55,268 玲夜様には➡ 53 00:03:55,268 --> 00:03:58,972 以前より愛し合っている 恋人がいらっしゃるのですよ。 54 00:04:00,941 --> 00:04:02,943 えっ? 55 00:05:37,904 --> 00:05:40,574 恋人…。 56 00:05:40,574 --> 00:05:43,743 (柚子)玲夜に? 57 00:05:43,743 --> 00:05:48,415 (桜子)花嫁様が気付かれないのも 仕方がありませんわ。 58 00:05:48,415 --> 00:05:51,585 あの おふたりは 周りに知られぬよう➡ 59 00:05:51,585 --> 00:05:54,421 慎重に逢瀬を 重ねられているのですから。 60 00:05:54,421 --> 00:05:59,759 《恋人って 一体…》 61 00:05:59,759 --> 00:06:04,097 お相手は高道様ですわ。 62 00:06:04,097 --> 00:06:06,099 はっ? え? 63 00:06:06,099 --> 00:06:10,437 《柚子:高道さん…?》 64 00:06:10,437 --> 00:06:15,609 <桜子:あのおふたりは 決して結ばれぬ仲なのです。 65 00:06:15,609 --> 00:06:18,278 私は それが悔しくてならない。 66 00:06:18,278 --> 00:06:21,448 冷酷で感情を表さない玲夜様も➡ 67 00:06:21,448 --> 00:06:24,784 あの方にだけは心を許される> 68 00:06:24,784 --> 00:06:27,454 とても お似合いですのに➡ 69 00:06:27,454 --> 00:06:29,956 どうやっても 結ばれることはない➡ 70 00:06:29,956 --> 00:06:32,125 かわいそうな おふたり。 71 00:06:32,125 --> 00:06:34,561 だから 私は決めましたの。 72 00:06:34,561 --> 00:06:37,731 玲夜様のお飾りの伴侶となり➡ 73 00:06:37,731 --> 00:06:41,901 お二人の仲を 密かに見守ろうと…。 74 00:06:41,901 --> 00:06:47,908 しかし 花嫁様が現れた以上は 仕方がありませんね。 75 00:06:47,908 --> 00:06:52,746 きちんと 玲夜様の伴侶として 立てましょう。 76 00:06:52,746 --> 00:06:56,750 ですが 決して あの方たちの邪魔だけは➡ 77 00:06:56,750 --> 00:06:59,252 なさらないでください。 78 00:07:12,599 --> 00:07:17,604 桜子さん なんか置いていったけど…。 79 00:07:28,949 --> 00:07:32,786 《冗談… だよね? 80 00:07:32,786 --> 00:07:37,223 だけど 思い返してみれば…。 81 00:07:37,223 --> 00:07:42,062 確かに 玲夜は 高道さんに対して➡ 82 00:07:42,062 --> 00:07:44,764 並々ならぬ信頼を置いていた》 83 00:07:46,733 --> 00:07:49,569 《そうだ 私自身も➡ 84 00:07:49,569 --> 00:07:51,571 まるで 長年 苦楽を共にした➡ 85 00:07:51,571 --> 00:07:55,742 熟年夫婦のような 二人だって思ってた。 86 00:07:55,742 --> 00:08:00,246 あれは 秘書だからだと 思っていたけど➡ 87 00:08:00,246 --> 00:08:03,550 恋人だったからなの!?》 88 00:08:08,421 --> 00:08:12,592 《そんな あのふたりにかぎって…》 89 00:08:12,592 --> 00:08:15,095 ((玲夜様には➡ 90 00:08:15,095 --> 00:08:20,433 以前より愛し合っている 恋人がいらっしゃるのですよ)) 91 00:08:20,433 --> 00:08:22,602 《でも 桜子さんは➡ 92 00:08:22,602 --> 00:08:25,605 嘘を言っているようには 見えなかった》 93 00:08:25,605 --> 00:08:28,441 (ソウ)あいっ! あいあいっ! 94 00:08:28,441 --> 00:08:30,944 (アオ)あい~っ! 95 00:08:30,944 --> 00:08:35,215 何…? 子鬼ちゃん。 96 00:08:35,215 --> 00:08:38,051 (2人)あいあい! 97 00:08:38,051 --> 00:08:40,553 分からないよ。 98 00:08:40,553 --> 00:08:43,556 (2人)う… あう。 99 00:08:43,556 --> 00:08:49,462 《玲夜と高道さんは 本当に恋人同士なの…!?》 100 00:08:56,903 --> 00:08:59,906 (高道)今年の会合に出席する 当主の名簿は➡ 101 00:08:59,906 --> 00:09:01,908 こちらで以上です。 102 00:09:04,077 --> 00:09:06,579 少し 休憩を入れましょうか? 103 00:09:06,579 --> 00:09:09,482 (玲夜)いや…。 104 00:09:12,252 --> 00:09:15,588 もう こんな時間か。 105 00:09:15,588 --> 00:09:19,426 《玲夜:声だけでも 聞きたかったが➡ 106 00:09:19,426 --> 00:09:23,096 柚子は きっと もう 寝てしまっているだろうな》 107 00:09:23,096 --> 00:09:26,099 続ける。 はい。 108 00:09:37,043 --> 00:09:40,713 (柚子)おはよう おばあちゃん。 109 00:09:40,713 --> 00:09:43,383 柚子 どうしたの? 110 00:09:43,383 --> 00:09:45,718 昨日 寝られなかったの? 111 00:09:45,718 --> 00:09:47,887 アハハ…。 112 00:09:47,887 --> 00:09:50,890 《ほとんど寝られなかった》 113 00:09:50,890 --> 00:09:53,226 昨日から なんか変よ。 114 00:09:53,226 --> 00:09:56,563 桜子さんて人に 何か言われたの? 115 00:09:56,563 --> 00:09:58,565 ううん 大丈夫。 116 00:09:58,565 --> 00:10:00,567 なんともないから。 117 00:10:00,567 --> 00:10:03,903 《おばあちゃんたちに知られたら 心配かけちゃう。 118 00:10:03,903 --> 00:10:06,739 自分で解決しなきゃ》 119 00:10:06,739 --> 00:10:09,042 これ 持っていくね。 120 00:10:12,078 --> 00:10:16,916 ほら 柚子。 これが好きだったろう。 121 00:10:16,916 --> 00:10:19,752 ハハハハ! もっと たくさん食べなさい。 122 00:10:19,752 --> 00:10:22,088 ほら これも これも。 123 00:10:22,088 --> 00:10:26,593 おじいちゃん 朝から こんなに食べられないから。 124 00:10:26,593 --> 00:10:29,596 柚子が久しぶりに 泊まりに来たから➡ 125 00:10:29,596 --> 00:10:31,798 嬉しくて しようがないのよ。 126 00:10:33,766 --> 00:10:36,769 《柚子:こうして 心の底から安心した➡ 127 00:10:36,769 --> 00:10:39,272 穏やかな時間が 過ごせるようになったのは➡ 128 00:10:39,272 --> 00:10:41,774 玲夜のおかげ。 でも…》 129 00:10:41,774 --> 00:10:48,114 ((お前ひとりを愛そう。 俺の花嫁)) 130 00:10:48,114 --> 00:10:51,951 《私に向けてくれた あの優しい眼差し➡ 131 00:10:51,951 --> 00:10:55,455 あの言葉は 全部 嘘だったのかな…? 132 00:10:55,455 --> 00:10:58,791 玲夜 今 何してるんだろう? 133 00:10:58,791 --> 00:11:00,793 玲夜のことだから➡ 134 00:11:00,793 --> 00:11:02,795 頻繁に電話をかけてくると 思っていたのに…。 135 00:11:02,795 --> 00:11:04,797 一度も かかってこない。 136 00:11:04,797 --> 00:11:08,134 こっちからかけるのは 迷惑になるし…。 137 00:11:08,134 --> 00:11:10,136 寂しい。 138 00:11:10,136 --> 00:11:12,138 会いたいな…》 139 00:11:12,138 --> 00:11:18,144 ふふっ 柚子はもう 鬼龍院さんが 恋しくなっちゃったのかしら? 140 00:11:18,144 --> 00:11:21,147 そ そんなんじゃ…。 141 00:11:21,147 --> 00:11:24,984 鬼龍院さんと うまく やっているのか心配だったけど➡ 142 00:11:24,984 --> 00:11:29,155 無用な心配みたいね。 みたいだな。 143 00:11:29,155 --> 00:11:33,426 鬼龍院さんはな お前の両親との 話が済んだ後も➡ 144 00:11:33,426 --> 00:11:36,262 俺たちのところに 定期的に人を送って➡ 145 00:11:36,262 --> 00:11:39,098 様子を見に来てくれているんだよ。 146 00:11:39,098 --> 00:11:41,100 そうなの? 147 00:11:41,100 --> 00:11:43,436 鬼龍院さんは 本当に 柚子のことを➡ 148 00:11:43,436 --> 00:11:45,438 考えてくれているのね。 149 00:11:45,438 --> 00:11:49,776 だから 私たちにも こんなに気を遣ってくれて…。 150 00:11:49,776 --> 00:11:56,282 《玲夜は… 私の大事なものを すべて守ろうとしてくれている。 151 00:11:56,282 --> 00:11:58,284 信じたい。 152 00:11:58,284 --> 00:12:03,122 桜子さんが言っていたのは 何かの出まかせだって…。 153 00:12:03,122 --> 00:12:06,526 そう信じたいよ 玲夜》 154 00:12:08,461 --> 00:12:10,463 ねえ 柚子。 155 00:12:10,463 --> 00:12:14,467 午後は 少し お散歩にでも行かない? 156 00:12:14,467 --> 00:12:17,637 子鬼ちゃんたちも一緒に。 (2人)あ~い…。 157 00:12:17,637 --> 00:12:19,639 うん。 158 00:12:19,639 --> 00:12:22,308 (2人)あ~い! 159 00:12:22,308 --> 00:12:26,980 花梨のお姉ちゃん 鬼の花嫁になったんだって! 160 00:12:26,980 --> 00:12:30,483 すごいよね~! 今度 会わせてよ! 161 00:12:30,483 --> 00:12:32,819 どんな人なんだろ。 あっ 私も会いたい! 162 00:12:32,819 --> 00:12:37,256 ていうか 鬼って あやかしのトップだったよね。 163 00:12:37,256 --> 00:12:41,427 えっ じゃあ もしかして 花梨より…。 164 00:12:41,427 --> 00:12:43,429 あ…。 165 00:12:43,429 --> 00:12:45,431 (花梨)私 もう帰る。 166 00:12:48,101 --> 00:12:56,609 📱(呼び出し音) 167 00:12:56,609 --> 00:12:59,779 くそっ。 やっぱり出ない。 親父のやつ。 168 00:12:59,779 --> 00:13:02,282 もうっ どうしてよ!? 169 00:13:02,282 --> 00:13:06,285 知らないよ。 全く 勝手なことばかりしやがって。 170 00:13:06,285 --> 00:13:08,454 早く どうにかしないと…。 171 00:13:08,454 --> 00:13:11,624 本当に あの子 うちに帰ってこないじゃない。 172 00:13:11,624 --> 00:13:14,327 どうにかって…。 173 00:13:17,297 --> 00:13:22,969 流石に あの鬼龍院玲夜… 様に 楯つくわけにはいかないだろう。 174 00:13:22,969 --> 00:13:26,639 何言ってるの。 そんなの当たり前でしょ。 175 00:13:26,639 --> 00:13:28,808 柚子は 鬼の花嫁のまま➡ 176 00:13:28,808 --> 00:13:31,311 絶対に破談などしないよう➡ 177 00:13:31,311 --> 00:13:33,746 うまく家に連れ戻さなきゃ。 178 00:13:33,746 --> 00:13:37,750 あ… ああ。 そうだよな。 179 00:13:37,750 --> 00:13:41,421 そうよ。 娘が 鬼の花嫁だなんて➡ 180 00:13:41,421 --> 00:13:43,423 こんな最高なことないわ。 181 00:13:43,423 --> 00:13:48,094 今まで 柚子を育ててきた 苦労が報われるってものよ。 182 00:13:48,094 --> 00:13:50,096 ああ。 183 00:13:52,932 --> 00:13:58,271 何よ みんなして お姉ちゃんの話ばかり…。 184 00:13:58,271 --> 00:14:03,776 でも きっと あのこと 知らないのよね。 185 00:14:03,776 --> 00:14:09,615 ほんと かわいそうなお姉ちゃん。 186 00:14:09,615 --> 00:14:14,954 (ソウ/アオ)アハハハ…。 187 00:14:14,954 --> 00:14:17,623 (2人)あいあい~! 188 00:14:17,623 --> 00:14:20,960 子鬼ちゃんたち そんなに走ったら…。 189 00:14:20,960 --> 00:14:24,297 うっ… あい! あいあい!? 190 00:14:24,297 --> 00:14:26,299 あらあら。 191 00:14:32,472 --> 00:14:34,407 大丈夫? 192 00:14:34,407 --> 00:14:36,576 (2人)あいあい! 193 00:14:36,576 --> 00:14:40,580 強いのね。 (2人)あいあい! 194 00:14:40,580 --> 00:14:43,583 (2人)あっ。 195 00:14:43,583 --> 00:14:45,585 あい! あいあい~。 196 00:14:48,588 --> 00:14:52,091 (2人)あ~い! あっ。 197 00:15:00,767 --> 00:15:05,271 ほんと いい天気。 198 00:15:13,112 --> 00:15:17,116 わぁ 綺麗…。 199 00:15:17,116 --> 00:15:19,619 柚子は ここ きたことなかったかしら? 200 00:15:19,619 --> 00:15:21,621 うん。 201 00:15:21,621 --> 00:15:25,024 《玲夜にも 見せてあげたいな》 202 00:15:27,126 --> 00:15:31,297 柚子は 本当に よくしてもらっているのね。 203 00:15:31,297 --> 00:15:33,299 そう だね…。 204 00:15:35,234 --> 00:15:37,236 柚子。 205 00:15:39,405 --> 00:15:42,074 私達ね ずっと あなたのために➡ 206 00:15:42,074 --> 00:15:45,244 何かできることはないかって 考えていたわ。 207 00:15:45,244 --> 00:15:47,246 だから➡ 208 00:15:47,246 --> 00:15:52,418 もう一人で悩まないで 解決しようとしなくていいのよ。 209 00:15:52,418 --> 00:15:56,923 私たちにも ちゃんと 心配をさせて欲しいの。 210 00:15:58,925 --> 00:16:01,260 おばあちゃん。 211 00:16:01,260 --> 00:16:05,064 もし よかったら… 話を聞かせて? 212 00:16:07,099 --> 00:16:10,603 あのね 私…。 213 00:16:14,440 --> 00:16:19,278 玲夜のことを信じたいのに 信じきれないの。 214 00:16:19,278 --> 00:16:21,614 玲夜は 私を選んでくれた。 215 00:16:21,614 --> 00:16:25,451 でも もしかしたら それは夢だったのかも。 216 00:16:25,451 --> 00:16:28,287 玲夜が 私を 愛してくれているっていうのは➡ 217 00:16:28,287 --> 00:16:30,289 嘘なのかもって。 218 00:16:30,289 --> 00:16:32,625 考えれば考えるほど➡ 219 00:16:32,625 --> 00:16:37,396 何が本当なのか わからなくなって 不安で…。 220 00:16:37,396 --> 00:16:42,235 あら まあまあ。 私とおんなじね。 えっ? 221 00:16:42,235 --> 00:16:47,573 昔ね… ほんと昔の話よ。 222 00:16:47,573 --> 00:16:51,911 おじいちゃんと会って 恋したばかりの時のこと。 223 00:16:51,911 --> 00:16:54,413 おじいちゃんのこと 信じたいけど➡ 224 00:16:54,413 --> 00:16:57,083 信じられなくて不安だらけで➡ 225 00:16:57,083 --> 00:17:00,253 毎日 そわそわしていたわ。 226 00:17:00,253 --> 00:17:04,590 多分ね 誰かを愛するって 常に不安なの。 227 00:17:04,590 --> 00:17:07,760 それが当たり前。 228 00:17:07,760 --> 00:17:10,429 そう なんだ…。 229 00:17:10,429 --> 00:17:13,432 でも その不安を 吹き飛ばしてしまうくらい➡ 230 00:17:13,432 --> 00:17:17,436 幸せだって思える瞬間が 訪れる。 231 00:17:19,438 --> 00:17:23,042 柚子 あなたも そうじゃない? フフ…。 232 00:17:31,117 --> 00:17:33,052 うん。 233 00:17:33,052 --> 00:17:36,555 大丈夫よ 柚子。 234 00:17:36,555 --> 00:17:40,059 あなたは ちゃんと 鬼龍院さんを愛しているわ。 235 00:17:40,059 --> 00:17:42,228 えっ? 236 00:17:42,228 --> 00:17:46,065 好きな時は頬が熱くなる。 237 00:17:46,065 --> 00:17:50,970 そして 愛している時は 胸が熱くなるのよ。 238 00:17:52,905 --> 00:17:57,410 これが愛してる… ってこと? 239 00:18:21,767 --> 00:18:26,605 《一年に一度 開かれる あやかしの会合。 240 00:18:26,605 --> 00:18:29,442 数日かけて開かれる この会合は➡ 241 00:18:29,442 --> 00:18:31,944 各一族の当主をはじめ➡ 242 00:18:31,944 --> 00:18:36,215 あやかしの中で 発言力のある者たちが集う。 243 00:18:36,215 --> 00:18:39,885 初日は一族の当主すべてが集い 報告会。 244 00:18:39,885 --> 00:18:43,889 それ以外の日は ただの酒宴。 245 00:18:43,889 --> 00:18:46,225 毎年 変わらぬやりとりに➡ 246 00:18:46,225 --> 00:18:49,895 退屈げな表情を 浮かべる者もいるのが通例。 247 00:18:49,895 --> 00:18:53,199 だが 今年の会合は…》 248 00:18:55,234 --> 00:18:57,737 到着したらしいぞ。 249 00:19:15,588 --> 00:19:18,090 《高道:誰もが 次期当主として➡ 250 00:19:18,090 --> 00:19:23,429 存在感を増した玲夜様に 見とれていた》 251 00:19:23,429 --> 00:19:28,100 玲夜様… 一段と霊力が強くなられて…。 252 00:19:28,100 --> 00:19:33,506 花嫁が見つかられたという噂は 本当なんだな。 253 00:19:49,555 --> 00:20:12,912 (話し声) 254 00:20:12,912 --> 00:20:16,082 《柚子は どうしているだろうか。 255 00:20:16,082 --> 00:20:22,088 こんなにも長く離れたのは 出会ってから初めてだ。 256 00:20:22,088 --> 00:20:24,090 少し電話でも…》 257 00:20:24,090 --> 00:20:26,592 (高道)玲夜様。 258 00:20:26,592 --> 00:20:29,095 鵺の御当主から 面会が入りました。 259 00:20:29,095 --> 00:20:32,998 これから こちらに向かうとのことです。 260 00:20:35,101 --> 00:20:37,269 わかった。 261 00:20:37,269 --> 00:20:40,439 も… 申し訳ございません。 262 00:20:40,439 --> 00:20:42,775 《だいぶ 苛立っているな…》 263 00:20:42,775 --> 00:20:45,478 では こちらへ。 264 00:20:53,619 --> 00:20:57,123 《自宅の屋敷は 俺が結界を張っているから➡ 265 00:20:57,123 --> 00:20:59,959 中のことは 大体わかるが➡ 266 00:20:59,959 --> 00:21:04,296 祖父母の家では 柚子の様子がわからない。 267 00:21:04,296 --> 00:21:06,298 柚子は人間。 268 00:21:06,298 --> 00:21:10,302 自分の身を守る術も持たない 脆い生き物》 269 00:21:14,140 --> 00:21:19,311 《やはり 柚子に外泊を 許すべきじゃなかったか。 270 00:21:19,311 --> 00:21:24,316 あやかしにとって 花嫁は特別な存在。 271 00:21:24,316 --> 00:21:29,488 まるで 心を囚われたかのように 愛おしく感じるのだという。 272 00:21:29,488 --> 00:21:33,425 ああ… その通りだ。 273 00:21:33,425 --> 00:21:35,928 柚子と出会った瞬間から➡ 274 00:21:35,928 --> 00:21:39,265 俺は 身も心も 囚われ続けている》 275 00:21:39,265 --> 00:21:41,467 フン…。 276 00:22:05,791 --> 00:22:09,295 おい。 ん? 277 00:22:17,970 --> 00:22:20,773 (2人)あ…。 278 00:22:32,918 --> 00:22:35,521 アハハ… わあ。 279 00:22:37,590 --> 00:22:40,926 それが 妖狐の術? 280 00:22:40,926 --> 00:22:42,928 やるじゃん。 281 00:22:42,928 --> 00:22:45,598 (瑶太)これで 姉に会いに行けるぞ。 282 00:22:45,598 --> 00:22:49,001 うん ありがとう 瑶太。 283 00:22:53,939 --> 00:22:55,941 フフ…。