1 00:00:04,004 --> 00:00:09,343 (レイン)フゥ… 「夜 不審な音がして 眠れない」。 2 00:00:09,343 --> 00:00:12,846 「迷い猫 迷い犬が増えている」。 3 00:00:12,846 --> 00:00:16,049 「祖父が 散歩に行ったきり 帰ってこない」。 4 00:00:18,018 --> 00:00:21,188 《「近所の森が 急に 静かになった」。 5 00:00:21,188 --> 00:00:25,526 「ここ数日 家畜が 何かに おびえて 困っている」。 6 00:00:25,526 --> 00:00:28,862 これが それぞれの発生場所。 7 00:00:28,862 --> 00:00:32,699 待て! 8 00:00:32,699 --> 00:00:35,035 魔獣の森の件と 同様➡ 9 00:00:35,035 --> 00:00:39,873 すでに敵の手が 国内深くまで 侵食しているのだとしたら…》 10 00:00:39,873 --> 00:00:43,210 今から指示する場所に 隠蔽探知と 隠蔽除去が使える 団員を➡ 11 00:00:43,210 --> 00:00:47,547 編成して派遣しろ。 それと 六聖を全員 呼べ。 12 00:00:47,547 --> 00:00:50,050 緊急招集だ。 全員ですか? 13 00:00:50,050 --> 00:00:53,720 急げ! 今すぐにだ! (隠密兵団員たち)はっ! 14 00:00:53,720 --> 00:00:57,391 《なぜ もっと早く 気が付かなった? 15 00:00:57,391 --> 00:00:59,726 なんなんだ? これは! 16 00:00:59,726 --> 00:01:04,498 魔導皇国のやつら ここまでのことをするのか? 17 00:01:04,498 --> 00:01:07,167 我が国が 一体 何をした!》 18 00:01:07,167 --> 00:01:10,337 そこまでして 迷宮の資源が欲しいのか? 19 00:01:10,337 --> 00:01:12,839 人の命を なんだと思ってる! 20 00:01:15,008 --> 00:01:19,179 これでは… これでは まるで➡ 21 00:01:19,179 --> 00:01:23,183 この国を 丸ごと 滅ぼしに 来ているようではないか。 22 00:03:09,990 --> 00:03:12,993 (リーン)無事に報酬も頂けて よかったですね。 23 00:03:12,993 --> 00:03:14,995 (ノール)そうだな。 24 00:03:14,995 --> 00:03:17,831 ((ったく… しかたねえな。 25 00:03:17,831 --> 00:03:20,167 あっ…。 んっ… これは? 26 00:03:20,167 --> 00:03:24,171 初討伐祝だ。 持ってけ。 27 00:03:24,171 --> 00:03:26,506 いいのか? 気にすんな。 28 00:03:26,506 --> 00:03:30,343 どのみち ゴブリン1匹程度じゃ 知れた額だしな) 29 00:03:30,343 --> 00:03:34,014 初討伐の味は 格別だ。 はい! 30 00:03:34,014 --> 00:03:36,516 んっ…。 んっ…。 31 00:03:36,516 --> 00:03:41,354 《ノール:しかし この子は どこまで ついてくるつもりだろう? 32 00:03:41,354 --> 00:03:44,357 家の人も 心配するんじゃないのか?》 33 00:03:44,357 --> 00:03:48,528 ごちそうさまでした。 では 今日は これで➡ 34 00:03:48,528 --> 00:03:50,864 家に帰らせていただこうと 思うのですが。 35 00:03:50,864 --> 00:03:54,534 《ノール:ハァ… よかった》 よろしいでしょうか? ノール先生。 36 00:03:54,534 --> 00:03:58,371 ああ もちろんだ。 今日は ほんとに助かった。 37 00:03:58,371 --> 00:04:00,974 いえ 私で よろしければ➡ 38 00:04:00,974 --> 00:04:04,311 また 何かのお役に 立ってみせますので。 39 00:04:04,311 --> 00:04:07,147 (レイン)こんな所にいたのか リーン。 んっ? 40 00:04:07,147 --> 00:04:09,816 お兄様。 41 00:04:09,816 --> 00:04:12,652 ノール殿。 んっ。 42 00:04:12,652 --> 00:04:14,654 急な話で すまないが➡ 43 00:04:14,654 --> 00:04:18,658 明朝 リーンと 山岳地帯の街へと 向かってくれないか? 44 00:04:18,658 --> 00:04:21,828 えっ? 俺が? 45 00:04:21,828 --> 00:04:24,331 馬車と護衛を 1人 付ける。 46 00:04:24,331 --> 00:04:27,834 悪いが 今は 詳細を 伝えることは できないのだが➡ 47 00:04:27,834 --> 00:04:30,170 協力してほしい。 なるほど。 48 00:04:30,170 --> 00:04:34,674 荷物持ちのようなものか。 旅費と報酬は 十分に出す。 49 00:04:34,674 --> 00:04:38,345 頼む。 今 頼れるのは あなたしかいないのだ。 50 00:04:38,345 --> 00:04:40,347 んっ? 51 00:04:42,349 --> 00:04:45,685 《ノール:今回は ギルドを通しての依頼となった。 52 00:04:45,685 --> 00:04:48,522 「かなり いい条件で 受けてやったから➡ 53 00:04:48,522 --> 00:04:53,026 安心して 長旅してこい」と マスターには 言われたが➡ 54 00:04:53,026 --> 00:04:58,031 今回 俺が この依頼を受けた 本当の理由は➡ 55 00:04:58,031 --> 00:05:00,800 馬車という物に 乗ったことがないから➡ 56 00:05:00,800 --> 00:05:03,970 乗ってみたかっただけ!》 57 00:05:03,970 --> 00:05:08,475 (鳴き声) 58 00:05:08,475 --> 00:05:10,477 ハハッ フッ…。 59 00:05:13,980 --> 00:05:16,650 《ノール:王都の近辺しか知らない 俺にとって➡ 60 00:05:16,650 --> 00:05:19,152 これは 最高の報酬だ。 61 00:05:19,152 --> 00:05:23,323 運がよければ 他の国へも行けるらしい》 62 00:05:23,323 --> 00:05:25,825 んっ? 63 00:05:25,825 --> 00:05:28,495 リーン。 あっ…。 景色は 見ないのか? 64 00:05:28,495 --> 00:05:32,999 ちょうど 小麦の収穫時期だ。 豊かな国なんだな ここは。 65 00:05:32,999 --> 00:05:35,302 えっ… ええ。 66 00:05:37,671 --> 00:05:42,676 《俺も 普通の冒険者になって 自力で 旅をしてみたい》 67 00:05:42,676 --> 00:05:46,846 兄が 無理を言ってしまって すみません。 68 00:05:46,846 --> 00:05:50,350 そんなことはない。 報酬も もらっているし➡ 69 00:05:50,350 --> 00:05:53,186 リーンには ゴブリン退治の借りもあるからな。 70 00:05:53,186 --> 00:05:55,355 んっ…。 71 00:05:55,355 --> 00:06:02,128 ((まず 馬車で 王都の北西 山岳地帯のトロスへ向かい➡ 72 00:06:02,128 --> 00:06:05,799 そこに しばらく 滞在してもらうことになる。 73 00:06:05,799 --> 00:06:09,135 おお…。 んっ…。 74 00:06:09,135 --> 00:06:12,973 その後 特に異変がなければ 更に 山を越え➡ 75 00:06:12,973 --> 00:06:16,977 隣国 神聖ミスラ教国へ 向かってほしい。 76 00:06:16,977 --> 00:06:20,981 俺は ほんとに ただ ついていくだけでいいのか? 77 00:06:20,981 --> 00:06:24,317 ああ 旅行のようなものだ。 78 00:06:24,317 --> 00:06:26,519 何事もなければだが…) 79 00:06:29,322 --> 00:06:32,659 本当に 何事もなければいいのですが。 80 00:06:32,659 --> 00:06:35,161 んっ? (イネス)ご心配なく。 81 00:06:35,161 --> 00:06:37,998 あっ…。 そのために 私がいます。 82 00:06:37,998 --> 00:06:41,334 イネス…。 んっ…。 83 00:06:41,334 --> 00:06:45,672 《私は 王子から 密命を受けている》 84 00:06:45,672 --> 00:06:48,508 ((レイン:これから 王都は➡ 85 00:06:48,508 --> 00:06:52,345 かつて 経験したことのない 危機に陥る。 86 00:06:52,345 --> 00:06:56,016 もし 王都壊滅の報が届いたら➡ 87 00:06:56,016 --> 00:06:58,852 そのときは リーンを連れ➡ 88 00:06:58,852 --> 00:07:01,955 ノール殿と共に 神聖ミスラ教国へ亡命せよ。 89 00:07:01,955 --> 00:07:06,293 あっ…。 リンネブルグ様に このことは? 90 00:07:06,293 --> 00:07:09,129 言っていない。 言えば きっと➡ 91 00:07:09,129 --> 00:07:11,798 あいつは 残ると言いだすからな。 92 00:07:11,798 --> 00:07:15,802 しかし 有事の際に 私が 王都を離れるわけには…。 93 00:07:15,802 --> 00:07:18,305 これは 最重要任務だ。 94 00:07:18,305 --> 00:07:20,974 リーンのことは お前にしか任せられない。 95 00:07:20,974 --> 00:07:25,645 必ず あいつを 安全な場所まで送り届けてくれ。 96 00:07:25,645 --> 00:07:28,315 頼んだぞ。 97 00:07:28,315 --> 00:07:30,317 承知しました) 98 00:07:38,491 --> 00:07:41,328 ノール殿。 んっ? 99 00:07:41,328 --> 00:07:45,332 巻き込む形になってしまい 本当に すまない。 100 00:07:45,332 --> 00:07:48,001 旅行ぐらいで 大げさだな。 101 00:07:48,001 --> 00:07:53,340 それより ずいぶん 顔色が悪いぞ。 体調でも悪いのか? 102 00:07:53,340 --> 00:07:56,676 少し 考え事をしていただけだ。 103 00:07:56,676 --> 00:08:00,113 あなたのことも 私が 責任を持って守る。 104 00:08:00,113 --> 00:08:02,115 心配しないでくれ。 105 00:08:02,115 --> 00:08:05,285 いや 特に 心配はしていないぞ。 106 00:08:05,285 --> 00:08:08,621 なるべく 自分の身は 自分で守るつもりだ。 107 00:08:08,621 --> 00:08:10,790 逃げ足には 自信がある。 108 00:08:10,790 --> 00:08:13,126 (イネス)その必要はない。 んっ? 109 00:08:13,126 --> 00:08:16,463 私には 盾があるからな。 110 00:08:16,463 --> 00:08:18,465 盾? 111 00:08:18,465 --> 00:08:22,635 そういえば 何も 持っていないようだが。 112 00:08:22,635 --> 00:08:26,306 なくてもいいんだ 私の場合は。 113 00:08:26,306 --> 00:08:28,975 むしろ ないほうが いろいろと 都合がいい。 114 00:08:28,975 --> 00:08:33,480 んっ? 見てもらったほうが 早いか。 115 00:08:33,480 --> 00:08:35,482 神盾。 116 00:08:35,482 --> 00:08:38,084 お~ すごいな! 117 00:08:40,153 --> 00:08:42,322 これが 君の盾か。 118 00:08:42,322 --> 00:08:44,491 ああ 何かあったら➡ 119 00:08:44,491 --> 00:08:47,327 この光の盾の後ろに 身を隠してくれ。 120 00:08:47,327 --> 00:08:49,829 大抵の武器や魔法は通さない。 121 00:08:49,829 --> 00:08:53,500 そうだな そうさせてもらおう。 122 00:08:53,500 --> 00:08:57,337 《ノール:リーンによれば 練兵場で 俺に訓練をつけてくれた➡ 123 00:08:57,337 --> 00:08:59,672 あの 槍の男…。 124 00:08:59,672 --> 00:09:05,445 確か ギル… バル? いや… アルマージロ! 125 00:09:05,445 --> 00:09:07,614 彼は 竜を1人で しとめられるほどの➡ 126 00:09:07,614 --> 00:09:09,616 腕前だというが➡ 127 00:09:09,616 --> 00:09:12,786 彼女も 彼に劣らぬ強さだという。 128 00:09:12,786 --> 00:09:15,622 ゴブリン 1匹で 四苦八苦している 俺とは➡ 129 00:09:15,622 --> 00:09:17,791 全く 格が違うのだろう》 130 00:09:17,791 --> 00:09:20,994 すごい才能だな ほんとに。 131 00:09:22,962 --> 00:09:25,765 《ああ… 才能か》 132 00:09:28,301 --> 00:09:31,638 《イネス:孤児院に引き取られて しばらく たったころ➡ 133 00:09:31,638 --> 00:09:36,476 私は 自分が 不思議な力を 持っていることに気付いた》 134 00:09:36,476 --> 00:09:38,478 ((イネスちゃん 何それ? 135 00:09:38,478 --> 00:09:41,147 きれいだね。 あっ…。 136 00:09:41,147 --> 00:09:45,318 キャー! 痛い! 痛いよ! 137 00:09:45,318 --> 00:09:47,320 あっ…。 どうしたの!? ハッ! 138 00:09:47,320 --> 00:09:50,323 誰か セイン院長を呼んで! 痛い~! うぅっ…。 139 00:09:52,659 --> 00:09:57,163 (セイン)あの子は 私が治療したので 安心なさい。 140 00:09:57,163 --> 00:10:00,834 さあ 例の力を 見せてあげてください。 141 00:10:00,834 --> 00:10:04,037 あっ… んっ…。 142 00:10:07,173 --> 00:10:12,178 (オーケン)ふむ… これは 天から授かった恩寵じゃな。 143 00:10:12,178 --> 00:10:16,850 恩寵? それも 史上まれに見る恩寵じゃ。 144 00:10:16,850 --> 00:10:20,353 何ものをも切り裂く やいばともなれば➡ 145 00:10:20,353 --> 00:10:23,690 すべてを防ぎうる盾ともなる。 146 00:10:23,690 --> 00:10:28,194 使い方しだいでは 容易に 国すら滅ぼしかねん。 147 00:10:28,194 --> 00:10:30,363 あっ… ああ…。 148 00:10:30,363 --> 00:10:33,199 (ダンダルグ)イネスっつったか? んっ…。 149 00:10:33,199 --> 00:10:37,904 大丈夫だ。 これから 使い方を覚えていけばいい。 150 00:10:40,540 --> 00:10:42,709 お願いします!) 《イネス:私は➡ 151 00:10:42,709 --> 00:10:45,545 盾聖 ダンダルグに引き取られ➡ 152 00:10:45,545 --> 00:10:49,883 六聖から 力の使い方を学んでいった。 153 00:10:49,883 --> 00:10:52,552 それでも また 誰かを➡ 154 00:10:52,552 --> 00:10:56,556 傷つけてしまうかもしれない 恐怖は 拭えなかった。 155 00:10:56,556 --> 00:10:59,893 おのずと私は 人から 距離を置くようになり➡ 156 00:10:59,893 --> 00:11:02,662 他人の言動に 感情を揺さぶられることも➡ 157 00:11:02,662 --> 00:11:05,999 なくなっていった。 158 00:11:05,999 --> 00:11:08,001 そのはずなのに…》 159 00:11:08,001 --> 00:11:11,504 ((よければ 名を教えてもらえるだろうか? 160 00:11:11,504 --> 00:11:14,674 ノールだ。 ノール?) 161 00:11:14,674 --> 00:11:18,678 《私は この男の名を知っていた》 162 00:11:22,849 --> 00:11:24,851 ((あっ…。 (鳴き声) 163 00:11:27,353 --> 00:11:29,355 くっ…。 (ダンダルグ)フン! あっ…。 164 00:11:31,858 --> 00:11:35,028 油断大敵だぞ) 《イネス:育ての親であり➡ 165 00:11:35,028 --> 00:11:37,697 尊敬する 師でもある ダンダルグ》 166 00:11:37,697 --> 00:11:39,699 ((すまない 義父さん) 167 00:11:39,699 --> 00:11:41,868 《イネス:その彼から 事あるごとに 聞かされていたからだ》 168 00:11:41,868 --> 00:11:44,537 ((別の魔獣の群れが 迫っているとのことです。 169 00:11:44,537 --> 00:11:48,374 切りがねえ なかなか タフな現場だぜ。 170 00:11:48,374 --> 00:11:52,545 兵団にも さすがに 疲労の色が。 んっ…。 171 00:11:52,545 --> 00:11:57,050 こんなとき あいつが… ノールが いてくれりゃあな。 172 00:11:57,050 --> 00:11:59,218 あっ…。 《また その名を…》 173 00:11:59,218 --> 00:12:03,990 おっと 口が滑っちまった。 今のは 忘れてくれ。 174 00:12:03,990 --> 00:12:07,994 《ノール… あの父が認めるほどの人物。 175 00:12:07,994 --> 00:12:11,831 ここに 私がいるのに…》) 176 00:12:11,831 --> 00:12:14,667 《イネス:自分の中に湧き上がる 感情が➡ 177 00:12:14,667 --> 00:12:16,836 とても不思議だった。 178 00:12:16,836 --> 00:12:19,172 私は まだ見ぬ その男に➡ 179 00:12:19,172 --> 00:12:22,375 どうやら 嫉妬しているようだった》 180 00:12:25,511 --> 00:12:29,682 《その男が 目の前に現れてからは なおのこと》 181 00:12:29,682 --> 00:12:41,194 ♪~ 182 00:12:41,194 --> 00:12:46,032 《いや このような感情に 心をざわつかせては…。 183 00:12:46,032 --> 00:12:48,868 私は クレイス王国の盾。 184 00:12:48,868 --> 00:12:52,038 今は リンネブルグ様を 命を懸けて お守りする。 185 00:12:52,038 --> 00:12:54,874 それが 私の使命》 186 00:12:54,874 --> 00:12:57,210 んっ…。 187 00:12:57,210 --> 00:12:59,979 《んっ… なんだ? 188 00:12:59,979 --> 00:13:02,815 麦畑に奇妙な跡がある。 189 00:13:02,815 --> 00:13:05,485 まるで 踏みならされた 道みたいだ》 190 00:13:05,485 --> 00:13:07,987 ノール殿 どうかしたのか? 191 00:13:07,987 --> 00:13:12,492 いや 畑の中で 何かが動いているような…。 192 00:13:12,492 --> 00:13:15,328 あっ… 止めてください! 193 00:13:15,328 --> 00:13:18,031 (いななき) 194 00:13:26,506 --> 00:13:28,508 隠蔽除去! 195 00:13:41,187 --> 00:13:43,189 (爆発音) 196 00:13:43,189 --> 00:13:45,358 (クレイス)始まったか。 197 00:13:45,358 --> 00:13:49,696 (ダルケン)申し上げます! 王都各地に 多数の魔物が出現! 198 00:13:49,696 --> 00:13:51,864 戦士兵団が 対処に当たっていますが➡ 199 00:13:51,864 --> 00:13:54,033 兵が足りない状況です。 200 00:13:54,033 --> 00:13:57,370 直ちに 待機中の剣士兵団を使い 道路を封鎖。 201 00:13:57,370 --> 00:14:00,139 市民を退避させつつ 対処しろ。 202 00:14:00,139 --> 00:14:03,810 それと 哨戒に当たっている 隠密兵団と狩人兵団も➡ 203 00:14:03,810 --> 00:14:06,479 可能なかぎり 魔物の撃破に向かわせろ。 204 00:14:06,479 --> 00:14:09,482 市民からは 1人も 犠牲者を出すな! はっ! 205 00:14:12,819 --> 00:14:14,987 デリダスめ…。 206 00:14:14,987 --> 00:14:18,825 ((デリダス三世:その言葉 忘れるでないぞ!) 207 00:14:18,825 --> 00:14:24,664 本当に 脅し文句どおりのことを してくるのだな あの男は。 208 00:14:24,664 --> 00:14:26,999 恐らく まだ 序の口です。 209 00:14:26,999 --> 00:14:29,001 これで終わりだとは 思えません。 210 00:14:29,001 --> 00:14:31,671 だろうな。 211 00:14:31,671 --> 00:14:35,341 六聖は? 全員 出払っています。 212 00:14:35,341 --> 00:14:38,344 各所に 強力な魔物が発見され➡ 213 00:14:38,344 --> 00:14:41,681 それぞれが 対処せざるをえない状況です。 214 00:14:41,681 --> 00:14:44,517 (うなり声) 215 00:14:44,517 --> 00:14:47,520 (兵士たち)うっ…。 216 00:14:47,520 --> 00:14:49,522 フン! (叫び声) 217 00:14:52,024 --> 00:14:54,026 ここは なんとしても 死守だ! 218 00:14:54,026 --> 00:14:56,195 1匹たりとも 通すな! 219 00:14:56,195 --> 00:15:06,139 ♪~ 220 00:15:06,139 --> 00:15:20,319 ♪~ 221 00:15:20,319 --> 00:15:26,492 まんまと 散らされた格好… というわけか。 はい。 222 00:15:26,492 --> 00:15:31,497 リーンたちは 無事 街まで たどりつけただろうか。 223 00:15:36,836 --> 00:15:40,506 (ロロ)ちゃんと殺さなきゃ… ちゃんと殺さなきゃ…。 224 00:15:40,506 --> 00:15:42,508 えっ… あっ! 225 00:15:50,349 --> 00:15:53,186 あっ…。 226 00:15:53,186 --> 00:15:55,188 あれは まさか…。 227 00:15:55,188 --> 00:15:58,024 《イネス:黒死竜! あんな 凶悪な魔物が➡ 228 00:15:58,024 --> 00:16:00,026 どうして こんな所に!》 229 00:16:03,296 --> 00:16:06,799 待て! あれは…。 んっ… んっ。 230 00:16:08,968 --> 00:16:11,771 (うなり声) 231 00:16:16,976 --> 00:16:19,145 あっ…。 232 00:16:19,145 --> 00:16:21,647 ああ…。 233 00:16:21,647 --> 00:16:25,151 (うなり声) 234 00:16:25,151 --> 00:16:27,486 パリイ! 235 00:16:27,486 --> 00:16:29,489 (鳴き声) 236 00:16:29,489 --> 00:16:31,991 気付かれましたか? あっ…。 237 00:16:31,991 --> 00:16:35,495 (イネス)あの少年は たまたま あそこにいたのではなく➡ 238 00:16:35,495 --> 00:16:39,165 リンネブルグ様の隠蔽除去によって 姿を現しました。 239 00:16:39,165 --> 00:16:42,001 黒死竜と共に。 あっ! 240 00:16:42,001 --> 00:16:44,837 ということは あの子は…。 241 00:16:44,837 --> 00:16:47,006 ((リーン:魔族? 242 00:16:47,006 --> 00:16:50,510 ああ 聞いたことは あるだろう? はい。 243 00:16:50,510 --> 00:16:53,513 見た目は 人と同じですが➡ 244 00:16:53,513 --> 00:16:58,818 魔物と 自在に心を通わせる 特殊能力を持つという 亜人族。 245 00:17:01,120 --> 00:17:04,624 (レイン)どちらかというと 人間よりも 魔物に近い➡ 246 00:17:04,624 --> 00:17:06,959 忌むべき存在だとされている。 247 00:17:06,959 --> 00:17:11,297 200年前 凶暴な魔物を操って➡ 248 00:17:11,297 --> 00:17:16,636 神聖ミスラ教国を 破壊寸前まで 追い込んだという記録もある。 249 00:17:16,636 --> 00:17:19,639 (リーン)そのために 魔族は 人間に狩り尽くされ➡ 250 00:17:19,639 --> 00:17:22,975 絶滅したはずですが。 251 00:17:22,975 --> 00:17:26,479 どうやら その末えいが まだ 生き残っているらしい。 252 00:17:26,479 --> 00:17:29,148 えっ! もし そうなら➡ 253 00:17:29,148 --> 00:17:31,150 彼らは 人間に対して➡ 254 00:17:31,150 --> 00:17:33,653 とてつもない恨みを 抱いているだろうな) 255 00:17:35,655 --> 00:17:38,658 では 竜は あの少年が ここまで操って? 256 00:17:38,658 --> 00:17:41,661 本来は 沼地に生息する魔物です。 257 00:17:41,661 --> 00:17:44,997 人里まで下りてくることは めったにありません。 258 00:17:44,997 --> 00:17:48,501 つまり あの少年は 明確な意図を持って➡ 259 00:17:48,501 --> 00:17:52,004 凶暴な魔物を 王都まで 連れていこうとしていたのです。 260 00:17:52,004 --> 00:17:54,006 あっ…。 (イネス)恐らく➡ 261 00:17:54,006 --> 00:17:57,009 隠蔽除去で 姿をさらされたことに驚き➡ 262 00:17:57,009 --> 00:18:00,446 黒死竜の精神操作が 解けてしまったのでしょう。 263 00:18:00,446 --> 00:18:04,784 そんな相手を わざわざ 助けに行くなどと。 264 00:18:04,784 --> 00:18:07,086 ((あっ… あっ!) 265 00:18:10,289 --> 00:18:12,959 愚かだ。 んっ…。 266 00:18:12,959 --> 00:18:15,795 あまりにも… くっ! 267 00:18:15,795 --> 00:18:17,797 うっ… うっ! 268 00:18:17,797 --> 00:18:20,299 あの男は 一体➡ 269 00:18:20,299 --> 00:18:22,802 何を考えているのだ! 270 00:18:22,802 --> 00:18:26,806 うっ! うっ! うっ! うっ! 271 00:18:26,806 --> 00:18:29,642 とにかく 私たちも 先生に加勢しましょう。 んっ! 272 00:18:29,642 --> 00:18:31,644 お待ちください。 あっ…。 273 00:18:31,644 --> 00:18:35,481 ノール殿は もう 助かりません。 274 00:18:35,481 --> 00:18:38,150 んっ! くっ…。 《このカエル➡ 275 00:18:38,150 --> 00:18:40,820 それほど 力もなければ 動きも遅い。 276 00:18:40,820 --> 00:18:43,489 ゴブリンのほうが はるかに 手ごわかった。 277 00:18:43,489 --> 00:18:47,159 リーンやイネスが来るまで しのげば なんとかなりそうだ》 278 00:18:47,159 --> 00:18:49,328 あっ! 279 00:18:49,328 --> 00:18:52,531 《今 よけたら 少年に当たってしまう!》 280 00:18:55,501 --> 00:18:57,503 くっ!? 281 00:19:00,606 --> 00:19:04,443 《これは…》 282 00:19:04,443 --> 00:19:08,781 先生! あれが あの竜の 本当の恐ろしさなのです。 283 00:19:08,781 --> 00:19:11,951 ああ…。 284 00:19:11,951 --> 00:19:15,788 《毒だ… それも 猛毒! 285 00:19:15,788 --> 00:19:19,959 めまいがする。 体が言うことを聞かない。 286 00:19:19,959 --> 00:19:23,963 さっき イネスが 何か言いかけていたが…》 287 00:19:23,963 --> 00:19:28,067 (ノール)ただのカエルではなく 毒ガエルだと言いたかったのか。 288 00:19:33,305 --> 00:19:35,975 んっ あっ…。 あらゆる生き物に➡ 289 00:19:35,975 --> 00:19:39,979 黒き死をもたらす。 故に 黒死竜。 290 00:19:42,648 --> 00:19:46,485 ノール先生! うっ! (イネス)行ってはなりません! 291 00:19:46,485 --> 00:19:49,989 次は もっと大きな瘴気が来ます! 行かせてください! 292 00:19:49,989 --> 00:19:54,160 なりません。 あなたを お守りするのが 私の役目です! 293 00:19:54,160 --> 00:19:56,996 あっ…。 《ここで どうにか 攻撃を耐え➡ 294 00:19:56,996 --> 00:20:00,166 王女だけでも 逃がすことができれば➡ 295 00:20:00,166 --> 00:20:02,168 まだ 再起の目はある》 296 00:20:02,168 --> 00:20:06,338 ご理解ください。 国の存亡が懸かっているのです。 297 00:20:06,338 --> 00:20:09,008 でも…。 (イネス)いずれにせよ➡ 298 00:20:09,008 --> 00:20:11,844 あの瘴気は 一息 吸っただけでも 致命的。 299 00:20:11,844 --> 00:20:16,515 癒聖 セインが ここにいたとしても もう治癒は 難しいでしょう。 300 00:20:16,515 --> 00:20:18,517 (リーン)そんな…。 301 00:20:18,517 --> 00:20:22,354 (咆哮) 302 00:20:22,354 --> 00:20:26,192 来ます! 早く 私の後ろへ! 303 00:20:26,192 --> 00:20:29,695 今は とにかく ご自身が生き残ることだけを! 304 00:20:34,033 --> 00:20:36,535 んっ… 浄化! 305 00:20:40,039 --> 00:20:42,374 《浄化が 間に合わない!》 306 00:20:42,374 --> 00:20:45,544 あっ… ああ! 307 00:20:45,544 --> 00:20:48,214 先生…。 308 00:20:48,214 --> 00:20:51,383 くっ… くっ! 《ノール殿 すまない。 309 00:20:51,383 --> 00:20:53,385 私とて 一介の戦士。 310 00:20:53,385 --> 00:20:56,388 盾聖 ダンダルグに憧れて この道を選んだ。 311 00:20:56,388 --> 00:21:00,493 目の前に 危機に ひんした者が あるなら 守りたい! 312 00:21:00,493 --> 00:21:03,662 だが 今は…》 313 00:21:03,662 --> 00:21:05,831 んっ? 314 00:21:05,831 --> 00:21:08,834 あっ… まさか! 315 00:21:11,170 --> 00:21:14,340 くっ…。 えいっ! うっ! 316 00:21:14,340 --> 00:21:18,344 くっ… ぐあっ…。 (イネス)あの状態で なお…。 317 00:21:18,344 --> 00:21:23,349 ((こんなとき あいつが… ノールが いてくれりゃあな) 318 00:21:23,349 --> 00:21:25,351 そういうことか。 319 00:21:25,351 --> 00:21:27,520 《イネス:愚かなどではない。 320 00:21:27,520 --> 00:21:32,691 あれこそが 私が ずっと憧れ 追い求めた姿。 321 00:21:32,691 --> 00:21:39,532 己の命を犠牲にしてでも 誰かを守り抜く 誠の盾! 322 00:21:39,532 --> 00:21:44,370 だが もう あの男は…》 323 00:21:44,370 --> 00:21:46,372 うっ! 324 00:21:49,542 --> 00:21:53,546 んっ! ぐっ…。 325 00:21:53,546 --> 00:21:56,549 うっ! かっ… うぅっ…。 326 00:21:56,549 --> 00:21:58,551 うっ… ハァ… ハッ…。 327 00:21:58,551 --> 00:22:03,155 ハァ… うっ… うぅ…。 328 00:22:03,155 --> 00:22:06,659 ハァ…。 329 00:22:06,659 --> 00:22:13,365 これなら やっぱり なんとかなりそうだな。