1 00:00:04,338 --> 00:00:06,506 《レイン:しかし よりによって➡ 2 00:00:06,506 --> 00:00:10,511 父は 何を思い あの素性の知れない男に➡ 3 00:00:10,511 --> 00:00:13,180 黒い剣を与えたのだ? 4 00:00:13,180 --> 00:00:18,352 あれは 父が まだ冒険者だったころ➡ 5 00:00:18,352 --> 00:00:22,189 六聖と共に 還らずの迷宮の 最奥部に分け入り➡ 6 00:00:22,189 --> 00:00:25,859 数年の歳月に及ぶ 命懸けの探索で得た➡ 7 00:00:25,859 --> 00:00:28,862 迷宮遺物の最たるもの。 8 00:00:28,862 --> 00:00:31,865 その刀身は 未知の物質で出来ており➡ 9 00:00:31,865 --> 00:00:35,869 ミスリル オリハルコン マナメタルよりも硬く➡ 10 00:00:35,869 --> 00:00:41,208 どんな技術や スキルであろうと 毛筋ほどの傷さえも付かない➡ 11 00:00:41,208 --> 00:00:44,378 別名 壊れずの剣。 12 00:00:44,378 --> 00:00:46,713 何より 重大なのは➡ 13 00:00:46,713 --> 00:00:49,383 その 一切 傷つかないはずの素材が➡ 14 00:00:49,383 --> 00:00:53,220 なぜ あれだけ 傷ついているのかということ。 15 00:00:53,220 --> 00:00:56,890 あの剣には 武器だけに とどまらない価値がある。 16 00:00:56,890 --> 00:01:00,494 それを 軽々しく手放すなど。 17 00:01:00,494 --> 00:01:04,498 いや そうではない。 18 00:01:04,498 --> 00:01:09,002 父も また この国を覆う 不穏な空気に気付いている。 19 00:01:09,002 --> 00:01:13,807 恐らく 父は あの男に賭けたのだ》 20 00:01:18,011 --> 00:01:24,017 《ミノタウロスを倒し リーンの命を救った あの男に。 21 00:01:24,017 --> 00:01:28,121 これから起こる 何かへの 切り札として》 22 00:01:33,026 --> 00:01:35,028 (ノール)そういえば リーン。 (リーン)んっ。 23 00:01:35,028 --> 00:01:37,364 人目は 大丈夫なのか? はい。 24 00:01:37,364 --> 00:01:39,866 今の私は 一冒険者ですので。 25 00:01:39,866 --> 00:01:44,871 そうか 食べ終わったら ギルドへ行こうと思うんだが。 26 00:01:44,871 --> 00:01:47,541 わかりました ノール先生。 27 00:01:47,541 --> 00:01:49,876 んっ…。 《困った。 28 00:01:49,876 --> 00:01:53,213 俺は 先生などと呼ばれる 人物ではないのに➡ 29 00:01:53,213 --> 00:01:55,215 誤解を解こうとすれば するほど➡ 30 00:01:55,215 --> 00:01:57,384 事態が こじれていく》 んっ…。 31 00:01:57,384 --> 00:02:02,322 《ノール:当たり前のように どこまでも ついてくるし。 32 00:02:02,322 --> 00:02:04,992 ひとまず ギルドで 仕事をもらい➡ 33 00:02:04,992 --> 00:02:06,994 少しでも 一緒にいれば➡ 34 00:02:06,994 --> 00:02:10,330 俺が どの程度の人間か わかってもらえるはずだ》 35 00:02:10,330 --> 00:02:14,001 フッ… いい依頼が 見つかるといいですね 先生。 36 00:02:14,001 --> 00:02:16,103 いただきま~す! 37 00:03:57,370 --> 00:03:59,539 ノール お前…。 38 00:03:59,539 --> 00:04:02,309 フフッ…。 なんで リンネブルグ様と一緒なんだ? 39 00:04:02,309 --> 00:04:06,146 マスター。 んっ。 冒険者としての私は リーンです。 40 00:04:06,146 --> 00:04:10,484 「様」も いりません。 ああ… 悪かったな リーン。 41 00:04:10,484 --> 00:04:12,819 んっ…。 どうなってんだ? 42 00:04:12,819 --> 00:04:15,655 んっ…。 昨日 また なんかあったのか? 43 00:04:15,655 --> 00:04:19,493 そうだな… 説明が とても難しいのだが。 44 00:04:19,493 --> 00:04:22,496 フフッ…。 なっ… んっ。 45 00:04:22,496 --> 00:04:24,831 いや 他人の詮索はしねえのが➡ 46 00:04:24,831 --> 00:04:27,667 ここのルールだったな。 今のは 忘れてくれ。 47 00:04:27,667 --> 00:04:30,837 《相談に乗ってほしい くらいなのだが…》 48 00:04:30,837 --> 00:04:33,507 で なんの用だ? 依頼か? 49 00:04:33,507 --> 00:04:37,177 あっ ああ… なるべくなら 2人で できるやつだ。 50 00:04:37,177 --> 00:04:40,847 2人でか… う~ん…。 51 00:04:40,847 --> 00:04:45,185 確か リーンは 銀級 Bランクだったな? 52 00:04:45,185 --> 00:04:47,187 はい! 53 00:04:47,187 --> 00:04:50,023 お前らが パーティーを組むとなると➡ 54 00:04:50,023 --> 00:04:53,693 王都近郊の ゴブリン退治ぐらいなら 受けられるが。 55 00:04:53,693 --> 00:04:57,697 ああ… ゴブ… ゴブリン退治!? 56 00:04:57,697 --> 00:05:00,967 《ノール:ゴブリンといえば 世の冒険者たちが➡ 57 00:05:00,967 --> 00:05:03,637 腕試しをする モンスターだ》 58 00:05:03,637 --> 00:05:06,973 おじさん! その依頼 本当に受けられるのか? あっ…。 59 00:05:06,973 --> 00:05:11,645 ああ リーン1人なら 銀級の依頼も可能だが➡ 60 00:05:11,645 --> 00:05:13,813 ランクが下の仲間を 連れていく場合は➡ 61 00:05:13,813 --> 00:05:15,815 足手まといになるからな。 62 00:05:15,815 --> 00:05:19,152 んっ? 普通は 1つか 2つ ランクを落とすんだ。 63 00:05:19,152 --> 00:05:23,156 《行けるのか? 城外のクエストに。 64 00:05:23,156 --> 00:05:26,326 いや 待て これは リーンの冒険者ランクを➡ 65 00:05:26,326 --> 00:05:29,996 利用することになるのでは? さっきまで あんなに➡ 66 00:05:29,996 --> 00:05:32,999 早く帰ってもらうことばかり 考えていたのに…》 67 00:05:32,999 --> 00:05:37,003 んっ… あっ…。 あっ…。 68 00:05:37,003 --> 00:05:39,172 《見透かされている! 69 00:05:39,172 --> 00:05:42,509 あまりにも現金すぎて 我ながら 恥ずかしい。 70 00:05:42,509 --> 00:05:47,347 果たして リーンは こんな俺と パーティーを組んでくれるだろうか》 71 00:05:47,347 --> 00:05:50,517 どうされました? あっ… その…。 72 00:05:50,517 --> 00:05:53,687 大丈夫なのか? リーンとしては。 73 00:05:53,687 --> 00:05:57,858 今の話 君に 頼ってしまう形になるのだが。 74 00:05:57,858 --> 00:06:01,795 もちろん 大丈夫です。 先生のお役に立てるのなら➡ 75 00:06:01,795 --> 00:06:03,797 なんなりと おっしゃってください。 76 00:06:03,797 --> 00:06:06,466 あっ そうか? 77 00:06:06,466 --> 00:06:10,470 《こんな 年端も行かない少女に 頼るのは 情けないが➡ 78 00:06:10,470 --> 00:06:14,975 それでも 夢の1つが かなう!》 79 00:06:14,975 --> 00:06:17,143 ああ…。 んっ? (ドアの開く音) 80 00:06:17,143 --> 00:06:19,646 それじゃあ 行ってくる。 待てって! 81 00:06:19,646 --> 00:06:23,316 まだ 行き先も何も 伝えてねえだろ! 82 00:06:23,316 --> 00:06:25,485 確かに。 83 00:06:25,485 --> 00:06:29,656 じゃあ 受けるんだな? ああ 頼む! 84 00:06:29,656 --> 00:06:32,325 ああ… 無理は するなよ。 85 00:06:32,325 --> 00:06:36,329 脅威度が低くても 安全 ってわけじゃねえんだからな。 86 00:06:36,329 --> 00:06:39,499 自分の実力は わかってるつもりだ。 87 00:06:39,499 --> 00:06:43,003 場所は このエリア。 88 00:06:43,003 --> 00:06:45,005 狩った分だけ 報告してくれ。 89 00:06:45,005 --> 00:06:47,007 魔獣の森ですね? 90 00:06:47,007 --> 00:06:50,677 そうだ。 討伐証明部位は 右耳。 91 00:06:50,677 --> 00:06:53,013 それがないと 報酬は出ないぞ。 92 00:06:53,013 --> 00:06:55,181 必ず 持ち帰れ。 93 00:06:55,181 --> 00:06:57,684 わかった 右耳だな。 94 00:06:57,684 --> 00:07:01,454 まあ 最近は 相当 数が減ってる って 報告もあるから➡ 95 00:07:01,454 --> 00:07:05,125 1匹も出てこなかったら 薬草でも摘んで 帰ってこい。 96 00:07:05,125 --> 00:07:07,294 ああ。 じゃあ 行っていいぞ。 97 00:07:07,294 --> 00:07:09,296 本当に けがには 気を付けろよ。 98 00:07:09,296 --> 00:07:11,498 んっ… 行ってくる! 99 00:07:17,804 --> 00:07:19,806 よし! 100 00:07:23,977 --> 00:07:26,980 うわっ…。 101 00:07:26,980 --> 00:07:29,316 んっ! 102 00:07:29,316 --> 00:07:32,819 行くぞ リーン。 はい 先生! 103 00:07:37,157 --> 00:07:39,659 ここが 魔獣の森か。 104 00:07:39,659 --> 00:07:42,329 木の密度が高いな。 105 00:07:42,329 --> 00:07:47,500 俺が いつも行く 南側の森とは 木の種類も違うし 大きい。 106 00:07:47,500 --> 00:07:50,170 他と 生態が少し違うんです。 107 00:07:50,170 --> 00:07:52,172 そうなのか。 108 00:07:57,844 --> 00:08:01,948 リーン ゴブリンとは どんな魔物なんだ? えっ? 109 00:08:01,948 --> 00:08:04,617 (ノール)あっ いや… 一応 聞いておきたくてな。 110 00:08:04,617 --> 00:08:06,619 あっ… はい。 111 00:08:06,619 --> 00:08:10,623 ふだんは 森で 木の実や小動物を 捕食していますが➡ 112 00:08:10,623 --> 00:08:13,793 人も 食べ物として 積極的に襲ってきます。 113 00:08:13,793 --> 00:08:17,797 放っておくと 数が増え過ぎて 食料が不足し➡ 114 00:08:17,797 --> 00:08:20,800 人里に あふれてくることもありますね。 115 00:08:20,800 --> 00:08:23,470 そのため 定期的に冒険者が狩って➡ 116 00:08:23,470 --> 00:08:26,639 数を調整しています。 (ノール)調整? 117 00:08:26,639 --> 00:08:28,975 (リーン) ゴブリンが いるといないとでは➡ 118 00:08:28,975 --> 00:08:32,479 森の生態系の豊かさが 違うといわれているので➡ 119 00:08:32,479 --> 00:08:35,482 狩り尽くすのも よくありません。 120 00:08:35,482 --> 00:08:40,820 実際に この森も 他とは違う 珍しい動植物が見られるので➡ 121 00:08:40,820 --> 00:08:45,658 ビギナー冒険者の訓練場や 収入源として 利用されています。 122 00:08:45,658 --> 00:08:47,827 なるほど。 123 00:08:47,827 --> 00:08:52,665 《リーンは スキルだけじゃなく 幅広い知識も持っているのか。 124 00:08:52,665 --> 00:08:56,002 ますます 俺に教わることなど ないのでは?》 125 00:08:56,002 --> 00:09:10,950 ♬~ 126 00:09:10,950 --> 00:09:12,952 どうだ? 127 00:09:12,952 --> 00:09:15,288 やはり いませんね。 128 00:09:15,288 --> 00:09:18,124 そうか。 ふだんであれば➡ 129 00:09:18,124 --> 00:09:21,127 すでに遭遇していても おかしくないのですが。 130 00:09:21,127 --> 00:09:24,464 ゴブリンの数が減っている という うわさは➡ 131 00:09:24,464 --> 00:09:27,133 本当のようです。 132 00:09:27,133 --> 00:09:30,970 あっ! 1つ 魔物らしき反応が ありますね。 133 00:09:30,970 --> 00:09:33,973 少し 遠いですが。 ほんとか? 134 00:09:33,973 --> 00:09:37,310 (リーン)ええ そんなに 時間は かからなそうなので➡ 135 00:09:37,310 --> 00:09:39,312 行ってみましょう。 136 00:09:41,648 --> 00:09:44,317 だんだん 薄暗くなってきたな。 137 00:09:44,317 --> 00:09:47,153 この辺りは 樹齢の高い木も多く➡ 138 00:09:47,153 --> 00:09:49,656 日光が入りづらいと 聞いています。 139 00:09:49,656 --> 00:09:52,992 ゴブリンは こうした場所を好むそうです。 140 00:09:52,992 --> 00:09:56,162 そうか。 あれ? 141 00:09:56,162 --> 00:09:58,164 んっ? どうした? 142 00:09:58,164 --> 00:10:02,502 確かに この先に 魔物の気配があったのですが➡ 143 00:10:02,502 --> 00:10:05,171 消えました。 消えた? 144 00:10:05,171 --> 00:10:07,340 はい。 145 00:10:07,340 --> 00:10:10,176 魔物とはいえど 生き物だ。 146 00:10:10,176 --> 00:10:14,013 病気や寿命で 勝手に死んだりも するんじゃないのか? 147 00:10:14,013 --> 00:10:17,116 確かに その可能性もありますが…。 148 00:10:20,019 --> 00:10:22,021 この辺りです。 149 00:10:25,859 --> 00:10:30,363 何もないですね。 そうだな。 150 00:10:33,199 --> 00:10:35,201 いや…。 あっ…。 待て! 151 00:10:39,873 --> 00:10:43,209 (ノール)あれは なんだ? 152 00:10:43,209 --> 00:10:48,214 (リーン)あっ… ああ…。 153 00:10:48,214 --> 00:10:50,717 んっ… 隠蔽除去! 154 00:10:53,553 --> 00:10:56,222 (うなり声) 155 00:10:56,222 --> 00:10:59,893 えっ!? ああ… なんだ? あれは! 156 00:10:59,893 --> 00:11:02,695 (うなり声) 157 00:11:04,831 --> 00:11:10,503 あれは ゴブリンエン…。 なっ… あれが ゴブリン!? 158 00:11:10,503 --> 00:11:14,007 《想像していたよりも ずっと でかい! 159 00:11:14,007 --> 00:11:16,176 最弱の魔物といわれてはいるが➡ 160 00:11:16,176 --> 00:11:19,512 実際に見るのと聞くのとでは 大違いだ! 161 00:11:19,512 --> 00:11:23,016 しかし 特徴とは 一致する。 162 00:11:23,016 --> 00:11:28,121 緑色の肌 二足歩行 獣のように鋭い眼光》 163 00:11:30,356 --> 00:11:32,692 《ノール:そして 道具を使う!》 164 00:11:32,692 --> 00:11:34,861 (咆哮) 165 00:11:34,861 --> 00:11:37,864 あっ…。 うっ! (咆哮) 166 00:11:37,864 --> 00:11:42,035 世の冒険者たちは こいつを 雑魚扱いしているのか! 167 00:11:42,035 --> 00:11:45,371 あっ…。 ああ…。 《ノール:無理もない。 168 00:11:45,371 --> 00:11:50,210 才能に恵まれているとはいえ 実戦経験は まだ少ないはずだ》 169 00:11:50,210 --> 00:11:52,545 あっ… おびえることはないぞ リーン。 170 00:11:52,545 --> 00:11:55,882 相手は ただのゴブリンだ! なっ… んっ。 171 00:11:55,882 --> 00:11:57,884 (うなり声) 172 00:11:57,884 --> 00:12:00,987 《怖い… が… 考えるな!》 173 00:12:00,987 --> 00:12:05,158 倒すぞ! んっ…。 174 00:12:05,158 --> 00:12:07,160 んっ! 175 00:12:07,160 --> 00:12:09,862 はい 先生! 176 00:12:11,998 --> 00:12:14,300 隠蔽除去! 177 00:12:17,337 --> 00:12:20,006 (うなり声) 178 00:12:20,006 --> 00:12:22,008 えっ!? 179 00:12:22,008 --> 00:12:25,178 (うなり声) 180 00:12:25,178 --> 00:12:29,182 あれは ゴブリンエン…。 181 00:12:29,182 --> 00:12:31,184 《ゴブリンエンペラー。 182 00:12:31,184 --> 00:12:35,855 災害級といわれる ゴブリンキングの亜種。 183 00:12:35,855 --> 00:12:40,193 ゴブリンエンペラーは 人為的操作によって 生まれる魔物。 184 00:12:40,193 --> 00:12:43,363 今は禁止された 外法の 研究によって 生み出された➡ 185 00:12:43,363 --> 00:12:45,365 禁忌の知恵。 186 00:12:45,365 --> 00:12:47,867 しかも この個体は 同族を食らうことで➡ 187 00:12:47,867 --> 00:12:50,870 魔力を取り込み 力を増している!》 188 00:12:50,870 --> 00:12:55,708 (ノール)おびえることはないぞ リーン。 相手は ただのゴブリンだ! なっ…。 189 00:12:55,708 --> 00:12:59,979 《まさか 先生は これを察知して ここへ? 190 00:12:59,979 --> 00:13:04,150 ゴブリン討伐を 無邪気に 喜んでいるように見えたのは➡ 191 00:13:04,150 --> 00:13:07,153 人知れず 危機を排除するための方便》 192 00:13:07,153 --> 00:13:09,489 倒すぞ! 193 00:13:09,489 --> 00:13:13,660 《そうだ 私は 今 1人ではない!》 194 00:13:13,660 --> 00:13:15,662 んっ! 195 00:13:15,662 --> 00:13:19,832 はい 先生! 196 00:13:19,832 --> 00:13:22,502 ウォー! 197 00:13:22,502 --> 00:13:25,004 くっ…。 うっ! 198 00:13:27,340 --> 00:13:30,677 パリイ! ウゥ… グォー! 199 00:13:30,677 --> 00:13:34,681 パリイ! ウゥ…。 200 00:13:34,681 --> 00:13:37,684 ウゥ… フン! 201 00:13:37,684 --> 00:13:39,686 ぐっ! 202 00:13:41,854 --> 00:13:46,192 《追い込むつもりか? だが 思いどおりにはさせない!》 203 00:13:46,192 --> 00:13:48,528 パリイ! ウゥ! ウゥ…。 204 00:13:48,528 --> 00:13:50,697 ウゥ… ウゥ…。 205 00:13:50,697 --> 00:13:54,200 リーン! はい! ウィンドカッター! 206 00:13:58,037 --> 00:14:00,039 氷塊舞踊! 207 00:14:02,141 --> 00:14:07,146 当たらない! ここまで 素早いのか。 208 00:14:07,146 --> 00:14:09,816 グォー! 209 00:14:09,816 --> 00:14:11,818 ああ…。 パリイ! 210 00:14:15,488 --> 00:14:17,490 先生! 大丈夫か? 211 00:14:17,490 --> 00:14:19,492 前! んっ! 212 00:14:19,492 --> 00:14:22,495 フン! ハッ! パリイ! パリイ! 213 00:14:22,495 --> 00:14:25,665 フン… ウゥ! ハッ! 214 00:14:25,665 --> 00:14:27,667 パリイ! パリイ! 215 00:14:27,667 --> 00:14:31,003 《何か 手は…》 216 00:14:31,003 --> 00:14:33,339 くっ… うぅ…。 217 00:14:33,339 --> 00:14:35,508 ああ…。 えっ? 218 00:14:35,508 --> 00:14:39,679 《リーン:傷が… いくら ゴブリンエンペラーでも➡ 219 00:14:39,679 --> 00:14:41,681 この速度で 回復なんて…》 220 00:14:43,683 --> 00:14:45,685 (リーン)あれは…。 221 00:14:45,685 --> 00:14:48,521 先生…。 あっ…。 額の魔石! 222 00:14:48,521 --> 00:14:52,191 あれを取り除けば なんとかなるかもしれません! 223 00:14:52,191 --> 00:14:54,694 ウゥ… グォー! 224 00:14:56,696 --> 00:15:00,299 《あっ… まさか 俺が はじける数を見てたのか?》 225 00:15:00,299 --> 00:15:02,301 フン… グォー! 226 00:15:02,301 --> 00:15:05,138 《守りきれない!》 227 00:15:05,138 --> 00:15:07,140 ウィンドブラスト! 228 00:15:12,979 --> 00:15:15,481 うっ… くっ…。 229 00:15:15,481 --> 00:15:19,152 ご無事ですか? 助かった。 230 00:15:19,152 --> 00:15:21,554 あっ… やはり。 231 00:15:25,158 --> 00:15:28,661 相手は 魔石によって 力を回復し続けています。 232 00:15:28,661 --> 00:15:31,164 うっ… あっ ああ…。 233 00:15:31,164 --> 00:15:33,166 (リーン) このままでは こちらの体力と➡ 234 00:15:33,166 --> 00:15:35,368 魔力だけが 消耗してしまう。 235 00:15:37,503 --> 00:15:40,339 だが リーンの魔法攻撃が 当たらないとなれば➡ 236 00:15:40,339 --> 00:15:43,176 俺の攻撃など… ハッ! 237 00:15:43,176 --> 00:15:46,679 リーン 今のを 俺の背中に撃てるか? 238 00:15:46,679 --> 00:15:49,682 今の… ウィンドブラストを? 239 00:15:49,682 --> 00:15:54,887 そうだ! (咆哮) 240 00:15:57,690 --> 00:16:00,793 あれは 城壁を破壊するほどの威力です! 241 00:16:00,793 --> 00:16:05,465 いくら 先生でも…。 じかには 当てない。 242 00:16:05,465 --> 00:16:08,634 この剣なら 耐えられる。 うっ…。 243 00:16:08,634 --> 00:16:12,805 やつの速度を上回るには それしかないと思う。 244 00:16:12,805 --> 00:16:14,974 わかりました! 245 00:16:14,974 --> 00:16:18,644 (咆哮) 246 00:16:18,644 --> 00:16:20,813 いきます! 頼む! 247 00:16:20,813 --> 00:16:22,815 ウィンドブラスト! 248 00:16:22,815 --> 00:16:25,818 ウォー! うおっ… ああ…。 249 00:16:25,818 --> 00:16:28,821 うわっ… くっ…。 250 00:16:28,821 --> 00:16:31,824 ハッ! 《ぐっ… 身体強化!》 251 00:16:31,824 --> 00:16:34,660 うぅ… ああ…。 252 00:16:34,660 --> 00:16:37,997 くっ! 《しのびあし! んっ…。 253 00:16:37,997 --> 00:16:41,667 体が…》 あ~! 《ローヒール!》 254 00:16:41,667 --> 00:16:43,669 うっ! 255 00:16:43,669 --> 00:16:46,172 うお~! 256 00:16:46,172 --> 00:16:48,174 グォー! 257 00:16:56,182 --> 00:17:00,286 (叫び声) 258 00:17:00,286 --> 00:17:05,124 うっ! うぅ! ああ… あっ…。 259 00:17:05,124 --> 00:17:11,797 (叫び声) 260 00:17:11,797 --> 00:17:14,133 先生! 魔石は? 261 00:17:14,133 --> 00:17:17,637 ここに。 262 00:17:17,637 --> 00:17:19,972 (叫び声) 263 00:17:19,972 --> 00:17:22,808 リーン あとは 頼めるか? 264 00:17:22,808 --> 00:17:26,812 すまないが なるべく 苦しませずに やってくれ。 265 00:17:26,812 --> 00:17:28,814 わかりました。 266 00:17:28,814 --> 00:17:38,658 (叫び声) 267 00:17:38,658 --> 00:17:40,993 んっ…。 268 00:17:40,993 --> 00:17:43,663 (咆哮) 269 00:17:43,663 --> 00:17:46,165 滅閃極炎! 270 00:17:46,165 --> 00:17:53,673 (叫び声) 271 00:17:56,676 --> 00:17:58,678 んっ…。 272 00:18:08,621 --> 00:18:11,824 ハァ… 許せ ゴブリン。 273 00:18:13,793 --> 00:18:16,495 《当分 ゴブリン退治は やめておこう》 274 00:18:18,965 --> 00:18:24,136 《自分を過信して 危険なことは しないほうがいい。 275 00:18:24,136 --> 00:18:26,138 次に 挑戦するのは➡ 276 00:18:26,138 --> 00:18:31,043 もっと鍛えて 強くなってからだな》 277 00:18:39,485 --> 00:18:42,488 (レイン)今度は ゴブリンエンペラーか。 278 00:18:42,488 --> 00:18:44,657 この純度の魔石➡ 279 00:18:44,657 --> 00:18:48,160 どれほど強大だったか 想像もつかない。 280 00:18:48,160 --> 00:18:52,665 報告によれば ゴブリンキングの体躯の 数倍は あったようです。 281 00:18:52,665 --> 00:18:57,169 だろうな。 こんな物 異常だ。 282 00:18:57,169 --> 00:19:00,940 事件自体は 魔導皇国の 手引きによるものだろう。 283 00:19:00,940 --> 00:19:03,275 だが この魔石は…。 284 00:19:03,275 --> 00:19:08,781 恐らく 神聖ミスラ教国の デモンズハートではないかと。 285 00:19:08,781 --> 00:19:12,785 リーンの様子は? 奇跡的に軽傷です。 286 00:19:12,785 --> 00:19:15,621 よほどの脅威だっただろうな。 287 00:19:15,621 --> 00:19:18,290 よく 2人で討伐できたものだ。 288 00:19:18,290 --> 00:19:21,293 魔物は 高度な隠密で 身を隠し➡ 289 00:19:21,293 --> 00:19:24,630 魔獣の森に 潜伏していたとのことです。 290 00:19:24,630 --> 00:19:29,802 リンネブルグ様の見立てでは 数日か それ以上前から。 291 00:19:29,802 --> 00:19:35,474 何!? 隠密兵団ですら 感知できないほどの隠密だと? 292 00:19:35,474 --> 00:19:37,643 《そもそも やつらは そんな巨体を➡ 293 00:19:37,643 --> 00:19:40,646 どうやって この国まで運んできた? 294 00:19:40,646 --> 00:19:45,317 召喚魔術であれば 王都の感知網が捉えるはずだ》 295 00:19:45,317 --> 00:19:47,820 周囲に 予兆はなかったのか? 296 00:19:47,820 --> 00:19:50,656 ゴブリンの数が 減少しているようだと➡ 297 00:19:50,656 --> 00:19:53,826 冒険者ギルドから 調査依頼が出ていたようです。 298 00:19:53,826 --> 00:19:58,330 他の地域でも 同じような事例が 起きているかもしれないな。 299 00:19:58,330 --> 00:20:00,833 こちらが 過去 3か月以内の➡ 300 00:20:00,833 --> 00:20:03,335 不審な事件をまとめた報告書です。 301 00:20:06,005 --> 00:20:09,308 ご苦労だった。 引き続き 調査を。 302 00:20:11,343 --> 00:20:16,515 まさか あんときの がきが ゴブリンを討伐する日が来るとはな。 303 00:20:16,515 --> 00:20:19,518 思ったより ずっと 大変だった。 304 00:20:19,518 --> 00:20:21,854 リーンに 助けられて…。 あっ…。 305 00:20:21,854 --> 00:20:24,023 なんとか 倒せたといったところだ。 306 00:20:24,023 --> 00:20:26,692 いえ そんなことは…。 307 00:20:26,692 --> 00:20:28,861 んっ… んっ。 308 00:20:28,861 --> 00:20:33,532 《それでも 今日は 記念すべき 初討伐。 309 00:20:33,532 --> 00:20:36,702 世の冒険者には 小さなことかもしれないが➡ 310 00:20:36,702 --> 00:20:38,871 俺にとっては 大きな1歩だ》 311 00:20:38,871 --> 00:20:40,873 とか言って お前…。 んっ? 312 00:20:40,873 --> 00:20:43,876 見てただけってことは ねえだろうな? 313 00:20:43,876 --> 00:20:47,546 まあ そのほうが 賢明っちゃ 賢明だが。 314 00:20:47,546 --> 00:20:51,383 ああ 実際 少し 手伝ったくらいのものだ。 315 00:20:51,383 --> 00:20:55,054 リーンがいなかったら 今頃 どうなっていたか わからない。 316 00:20:55,054 --> 00:20:58,724 私こそ 先生のお手伝いをしただけで…。 317 00:20:58,724 --> 00:21:03,329 まあ ゴブリンとはいえ 初心者の脅威には違いねえし➡ 318 00:21:03,329 --> 00:21:05,664 いい経験になったんじゃねえか? 319 00:21:05,664 --> 00:21:09,001 本当に そのとおりだ。 実際に見るまで➡ 320 00:21:09,001 --> 00:21:12,338 ゴブリンが あんなものだとは 思いもしなかったし。 321 00:21:12,338 --> 00:21:15,341 額の石が弱点だなんて 考えもしなかった。 322 00:21:15,341 --> 00:21:18,344 んっ? 額の石? んっ? なんだ? そりゃ。 323 00:21:18,344 --> 00:21:22,515 赤っぽい色をした きれいな石なんだが。 324 00:21:22,515 --> 00:21:24,683 ああ 魔石のことか。 325 00:21:24,683 --> 00:21:29,021 普通は 心臓や喉元に 埋まってるもんなんだが。 326 00:21:29,021 --> 00:21:33,192 えっ… それ 本当に ゴブリンだったのか? 327 00:21:33,192 --> 00:21:35,528 確かに ゴブリンだったと思うぞ。 328 00:21:35,528 --> 00:21:37,863 はい! 先生が そう おっしゃるなら➡ 329 00:21:37,863 --> 00:21:41,200 あれは ゴブリンです。 誰が なんと言おうと。 330 00:21:41,200 --> 00:21:45,871 う~ん… 珍しい個体 だったのかもな。 んっ…。 331 00:21:45,871 --> 00:21:49,208 それじゃ 討伐証明部位を 出してくれ。 んっ? 332 00:21:49,208 --> 00:21:51,710 換金するから。 んっ? 333 00:21:51,710 --> 00:21:55,214 あっ…。 右耳だ。 334 00:21:55,214 --> 00:22:00,152 言っただろ? 忘れずに持って帰ってこいって。 335 00:22:00,152 --> 00:22:03,322 んっ…。 ああ…。 どうした? 336 00:22:03,322 --> 00:22:08,160 (ノール)燃やしてしまったな 丸ごと。 337 00:22:08,160 --> 00:22:10,162 はぁ?