1 00:00:05,005 --> 00:00:07,508 (マリエ)もうカイルったら 自分の故郷なら➨ 2 00:00:07,508 --> 00:00:11,845 早く言いなさいよ! 知ってれば お土産とか用意したのに! 3 00:00:11,845 --> 00:00:14,348 (カイル)お土産なんていりませんよ。 4 00:00:14,348 --> 00:00:17,017 (オリヴィア)カイルくん 様子がおかしくないですか? 5 00:00:17,017 --> 00:00:19,186 せっかくの故郷なのに。 6 00:00:19,186 --> 00:00:21,355 (リオン)あいつらは いつもおかしいからね。 7 00:00:21,355 --> 00:00:24,358 リオンさん! メッ ですよ。 8 00:00:24,358 --> 00:00:27,527 《それより どうにかマリエを 問い詰めないと…》 9 00:00:27,527 --> 00:00:29,529 (ヘルトルーデ)けっこう歩くのね。 10 00:00:29,529 --> 00:00:31,865 (アンジェリカ)港で待ってれば よかっただろう。 11 00:00:31,865 --> 00:00:34,535 マリエの取り巻きは そうしている。 12 00:00:34,535 --> 00:00:38,038 ⸨だるそうだし~。 やめときましょう~⸩ 13 00:00:38,038 --> 00:00:40,040 私の勝手でしょ。 14 00:00:40,040 --> 00:00:42,376 この島の視察もあるし➨ 15 00:00:42,376 --> 00:00:45,379 財宝があるという 遺跡も見ておきたいわ。 16 00:00:45,379 --> 00:00:49,716 ふんっ 敵国の王女が気ままなものだ。 17 00:00:49,716 --> 00:00:53,387 (ルクシオン)マスター ここは エルフの島だと聞きました。 18 00:00:53,387 --> 00:00:55,389 エルフとは何者ですか? 19 00:00:55,389 --> 00:00:58,559 (ルクシオン)私のデータには 詳しい情報がありません。 20 00:00:58,559 --> 00:01:01,995 私が眠りについている間に 出現したのでしょう。 21 00:01:01,995 --> 00:01:06,500 奴隷や使用人として… 何より人間との間には➨ 22 00:01:06,500 --> 00:01:09,670 子供が出来ないってんで 重宝してるけどな。 23 00:01:09,670 --> 00:01:12,339 長寿で 魔法にも長けているようですが➨ 24 00:01:12,339 --> 00:01:16,176 新人類とも違った種族ですね。 25 00:01:16,176 --> 00:01:18,378 着きましたよ。 26 00:01:24,017 --> 00:01:26,019 わぁ~っ! 27 00:03:10,157 --> 00:03:12,659 よそ者? 珍しいわね。 28 00:03:12,659 --> 00:03:15,495 王国からか? 観光かしら? 29 00:03:15,495 --> 00:03:17,998 すご~い! 美形ばっかり~! 30 00:03:17,998 --> 00:03:20,500 《こいつ マジで何考えてんだ?》 31 00:03:20,500 --> 00:03:24,337 (ジルク)エルフは外見の美醜を気にせず その者の魔力で➨ 32 00:03:24,337 --> 00:03:28,675 好き嫌いを判断するそうです。 へぇ~ そうなんだ~。 33 00:03:28,675 --> 00:03:34,347 それにしても美形ぞろいですね。 私も負けてはいませんが。 34 00:03:34,347 --> 00:03:37,350 へぇ~ そうなんだ~。 うん? 35 00:03:37,350 --> 00:03:39,686 おい さっきからどうしたよ? 36 00:03:39,686 --> 00:03:44,357 べつに… 自己満足で 優しくしないでくれますか。 37 00:03:44,357 --> 00:03:48,028 アンタみたいな勘違い野郎は 嫌いだと言ったはずです。 38 00:03:48,028 --> 00:03:51,531 うっ 俺も お前みたいなクソガキは大嫌いだ! 39 00:03:51,531 --> 00:03:54,534 家族にマリエを紹介して 気まずい雰囲気になれ! 40 00:03:54,534 --> 00:03:56,536 分かってませんね。 41 00:03:56,536 --> 00:03:59,039 エルフが奴隷になるのは 出稼ぎと同じで➨ 42 00:03:59,039 --> 00:04:00,974 待遇も悪くありません。 43 00:04:00,974 --> 00:04:04,811 それに比べたら 学園の男子は…。 ぐっ うるさい! 言うな! 44 00:04:04,811 --> 00:04:07,814 (ユメリア)カイル…。 45 00:04:10,317 --> 00:04:13,153 うわ ユメリアだ。 カイルもいるぞ。 46 00:04:13,153 --> 00:04:15,489 ごめんなさい 私 先に…。 47 00:04:15,489 --> 00:04:18,325 あっ? 48 00:04:18,325 --> 00:04:24,164 (カイル)マリエ様… 紹介します。 母のユメリアです。 49 00:04:24,164 --> 00:04:26,566 は… 母親!? 50 00:04:30,670 --> 00:04:33,340 えっ あっ はじめましてっ! 51 00:04:33,340 --> 00:04:36,843 こっ こちらこそっ! カイルが お世話になってますっ! 52 00:04:36,843 --> 00:04:40,013 《全然想像とちがうな…》 53 00:04:40,013 --> 00:04:42,849 僕たちは 遺跡に向かう予定ですので。 54 00:04:42,849 --> 00:04:44,851 では。 55 00:04:44,851 --> 00:04:47,187 カイル…。 56 00:04:47,187 --> 00:04:52,025 ホントどうしたんだろ? なんだか今日は変…。 57 00:04:52,025 --> 00:04:54,027 私が悪いんです…。 58 00:04:54,027 --> 00:04:57,364 私は醜い… 混ざりものですから…。 59 00:04:57,364 --> 00:04:59,366 《混ざりもの?》 60 00:05:01,301 --> 00:05:04,471 遺跡へ? はい 可能ですか? 61 00:05:04,471 --> 00:05:06,640 う~ん…。 62 00:05:06,640 --> 00:05:09,643 あそこは神聖な場所ですからね。 63 00:05:09,643 --> 00:05:12,813 島の者以外は 立ち入りを禁じているのです。 64 00:05:12,813 --> 00:05:15,649 里長が認めるとも思えませんし。 65 00:05:15,649 --> 00:05:18,151 里長というのは…。 66 00:05:18,151 --> 00:05:20,153 村々をまとめる老婆です。 67 00:05:20,153 --> 00:05:23,990 占いが得意で 訪れる客人も多かったのですが➨ 68 00:05:23,990 --> 00:05:28,662 今は力も衰えて当たることも 少なくなりまして…。 69 00:05:28,662 --> 00:05:32,165 占い…。 ちょっと気になるな。 70 00:05:32,165 --> 00:05:35,001 遺跡に入れないって どういうこと!? 71 00:05:35,001 --> 00:05:37,003 私のお宝は どうなるのよ!? 72 00:05:37,003 --> 00:05:40,674 うっせ~な。 いま方法を 考えてるから静かにしろ。 73 00:05:40,674 --> 00:05:43,844 なに その態度! あんた親衛隊長でしょ!? 74 00:05:43,844 --> 00:05:46,012 もっと部下らしくしなさいよ! 75 00:05:46,012 --> 00:05:50,517 《まいったな この島にロストアイテムが あることは確かなんだけど➨ 76 00:05:50,517 --> 00:05:54,521 俺 あれ使わなかったから 詳しく知らないんだよな…》 77 00:05:54,521 --> 00:05:57,357 里長のお告げよ。 久しぶりだな。 78 00:05:57,357 --> 00:06:01,127 一応は聞かないとね。 んっ? 何だ? 79 00:06:01,127 --> 00:06:06,299 皆の者! 里長は こう仰っています! 80 00:06:06,299 --> 00:06:09,135 誰も遺跡に行ってはならぬ。 81 00:06:09,135 --> 00:06:12,138 いにしえの魔王の 怒りに触れる と! 82 00:06:12,138 --> 00:06:15,809 これが占いですか。 なに? 全否定派? 83 00:06:15,809 --> 00:06:19,813 まさか。 不思議な力を 持つ人たちは存在します。 84 00:06:19,813 --> 00:06:22,983 前世の記憶を持った マスターも その一人です。 85 00:06:22,983 --> 00:06:26,820 たしかにな…。 それより魔王って なにか分かる? 86 00:06:26,820 --> 00:06:31,324 私は知りません。 あの 乙女ゲーとやらに出てくるのでは? 87 00:06:31,324 --> 00:06:33,326 いや 出てこない。 88 00:06:33,326 --> 00:06:35,829 だから余計に気になるんだ。 (足音) 89 00:06:35,829 --> 00:06:38,164 あっ! あんたが里長ね! 90 00:06:38,164 --> 00:06:40,667 遺跡に入る許可を出しなさい! 91 00:06:40,667 --> 00:06:43,336 私は絶対 お宝を手に入れるんだから! 92 00:06:43,336 --> 00:06:46,006 はっ! 93 00:06:46,006 --> 00:06:50,010 はい… あなたは聖女様ですね。 94 00:06:50,010 --> 00:06:53,847 あっ… そうよ! よくわかったわね! 95 00:06:53,847 --> 00:06:56,016 さすがだと褒めてあげるわ! 96 00:06:56,016 --> 00:06:59,019 だから さっさと遺跡に…。 入るのは構わないそうです。 97 00:06:59,019 --> 00:07:01,121 えっ! いいの? 98 00:07:01,121 --> 00:07:03,623 聖女が いにしえの魔王を連れてくる。 99 00:07:03,623 --> 00:07:06,626 里長は そのように予知されています。 100 00:07:06,626 --> 00:07:11,298 ま 魔王? 知り合いに魔王なんて いないわよ? 101 00:07:11,298 --> 00:07:14,467 審判の時… いにしえの魔王が➨ 102 00:07:14,467 --> 00:07:18,138 驕り高ぶる 我々を裁かれる日が来たのです。 103 00:07:18,138 --> 00:07:21,808 すべての者が 心静かに その時を待つように。 104 00:07:21,808 --> 00:07:23,977 魔王? 馬鹿らしい。 105 00:07:23,977 --> 00:07:27,314 どうせ またハズレだろう。 里長も昔はねぇ…。 106 00:07:27,314 --> 00:07:31,651 なんだかよく分からないけど これで財宝は私のものね! 107 00:07:31,651 --> 00:07:33,653 イヒヒヒヒヒ! ハァ~。 108 00:07:33,653 --> 00:07:36,156 《俺にとっては アイツが魔王みたいなもんだ…》 109 00:07:36,156 --> 00:07:38,158 ⸨アキャキャキャキャ!⸩ 110 00:07:40,827 --> 00:07:43,997 (グレッグ)どうだ そっちは? (ジルク)ありませんね。 111 00:07:43,997 --> 00:07:46,100 ふむ… なにもないな。 112 00:07:46,100 --> 00:07:49,002 なんでよ!? 113 00:07:49,002 --> 00:07:53,506 すごいです! これぞ古代の遺跡! ロマンを感じます! 114 00:07:53,506 --> 00:07:57,010 そ そうかな? 宝は ないのか…。 115 00:07:57,010 --> 00:07:59,012 冒険は できないのか…。 116 00:07:59,012 --> 00:08:01,948 いや ちゃんと探せば あるんだろうけど。 117 00:08:01,948 --> 00:08:05,118 残念ですね。 期待していたのですが。 118 00:08:05,118 --> 00:08:08,788 (グレッグ)ま こういう 空振りも楽しいさ。 119 00:08:08,788 --> 00:08:12,292 あれ? 実は期待してたの? 120 00:08:12,292 --> 00:08:15,128 報告するものがなくて 困ってるだけよ。 121 00:08:15,128 --> 00:08:20,467 ふぇ~ん! こんなのってないわ! 金貨の1枚もないなんて! 122 00:08:20,467 --> 00:08:22,469 大丈夫ですよ。 123 00:08:22,469 --> 00:08:25,638 またユリウス殿下たちと 冒険すればいいんですから。 124 00:08:25,638 --> 00:08:30,977 イヤ! 借金生活なんて もうイヤ! 私は絶対に諦めないんだから! 125 00:08:30,977 --> 00:08:33,646 (ジルク)あっ マリエさん! 《チャンスだ!》 126 00:08:33,646 --> 00:08:37,150 マリエ! 待ってくれ! 待て! 俺が追いかける。 127 00:08:37,150 --> 00:08:39,652 でもよ~。 隊長命令だ。 128 00:08:39,652 --> 00:08:42,655 アンジェたちも待機しててくれ。 129 00:08:42,655 --> 00:08:44,991 リオン…。 130 00:08:44,991 --> 00:08:47,994 《これで ようやく あいつと話ができる…》 131 00:08:49,996 --> 00:08:53,166 どこ!? どこよ!? 132 00:08:53,166 --> 00:08:55,168 もうっ! お宝は どこ!? 133 00:08:55,168 --> 00:08:57,170 ひっ! (ライフルを突きつける音) 134 00:08:57,170 --> 00:08:59,339 やっと一人になってくれたな。 135 00:08:59,339 --> 00:09:05,612 な なんなのよ いきなり…。 マリエ… お前は転生者だな? 136 00:09:05,612 --> 00:09:09,282 だからユリウスたちを 惚れさせることができた。 137 00:09:09,282 --> 00:09:12,619 聖女になることもできた。 138 00:09:12,619 --> 00:09:17,957 ふんっ だからなに? 転生したのは アンタも同じでしょ? 139 00:09:17,957 --> 00:09:20,126 気づいてたのか。 140 00:09:20,126 --> 00:09:22,962 ことあるごとに 私の邪魔ばっかりして…。 141 00:09:22,962 --> 00:09:26,132 ゲームの知識があるとしか 考えられない。 142 00:09:26,132 --> 00:09:30,303 やっぱり ここが あの乙女ゲーの 世界だと知ってるんだな。 143 00:09:30,303 --> 00:09:34,140 そうよ! だから奪った! それのなにが悪いの? 144 00:09:34,140 --> 00:09:38,144 私は この世界で なんとしても幸せに…。 145 00:09:38,144 --> 00:09:42,148 (叫び声) 146 00:09:44,984 --> 00:09:46,986 ⸨痛っ…。 147 00:09:46,986 --> 00:09:50,990 お兄ちゃん… おんぶ。 148 00:09:50,990 --> 00:09:53,493 ヤダよ。 お前 重いし。 149 00:09:53,493 --> 00:09:58,498 足が痛くて動けないよ…。 また猫被りか? 150 00:09:58,498 --> 00:10:03,503 まわりは騙せても 俺は騙されないからな。 151 00:10:03,503 --> 00:10:07,006 もうっ 最低のクソ兄貴…⸩ 152 00:10:07,006 --> 00:10:10,310 《マリエ:これって 前世の?》 153 00:10:14,514 --> 00:10:19,018 《私… あの後 どうなったんだっけ?》 154 00:10:21,020 --> 00:10:24,858 いくらなんでも遅すぎるぞ! 我々で迎えにいきましょう。 155 00:10:24,858 --> 00:10:29,696 下手に動いて迷ったら どうする。 リオンに任せておけば大丈夫だ。 156 00:10:29,696 --> 00:10:31,698 だから不安なんですよ。 157 00:10:31,698 --> 00:10:34,534 バルトファルトが 変な気を起こさないか心配だ。 158 00:10:34,534 --> 00:10:38,538 なっ 馬鹿を言うな! リオンは お前たちとは ちがう! 159 00:10:38,538 --> 00:10:41,374 どうちがうのですか? 彼も男です。 160 00:10:41,374 --> 00:10:44,210 マリエの可愛さに思わず…。 161 00:10:44,210 --> 00:10:47,380 いい加減にしろっ! 腹黒! 脳筋! 162 00:10:47,380 --> 00:10:51,217 アンジェ ダメですよ。 本当のこと言っちゃ。 163 00:10:51,217 --> 00:10:53,720 フォローになってないわよ。 164 00:10:53,720 --> 00:10:59,993 んん… 私… あれ? (銃声) 165 00:10:59,993 --> 00:11:01,995 うっ! 次は!? 166 00:11:01,995 --> 00:11:05,832 天井から数体の未確認生物。 残弾数に注意を。 167 00:11:05,832 --> 00:11:08,535 (咆哮) 168 00:11:10,837 --> 00:11:14,007 どうやら通常のモンスターでは ないようですね。 169 00:11:14,007 --> 00:11:16,509 ああ 撃ち殺しても消えねえ! 170 00:11:16,509 --> 00:11:18,511 な なんなの!? 171 00:11:18,511 --> 00:11:21,014 我々は遺跡の地下に落下しました。 172 00:11:21,014 --> 00:11:24,350 マスターが未確認生物を 倒しているところです。 173 00:11:24,350 --> 00:11:27,020 未確認生物ぅ? 174 00:11:27,020 --> 00:11:29,856 ギャーッ! 175 00:11:29,856 --> 00:11:32,192 ぎゃあ~っ! あっ! 176 00:11:32,192 --> 00:11:36,696 あっ! 痛っ! 足が! 立てない! 177 00:11:36,696 --> 00:11:39,032 また猫被りか? 178 00:11:39,032 --> 00:11:42,368 まわりは騙せても 俺は騙されないからな。 179 00:11:42,368 --> 00:11:46,039 もうっ 最低のクソあに… ん? 180 00:11:46,039 --> 00:11:51,544 あなたは聖女ですよね。 ご自分の 回復魔法を使えば良いのでは? 181 00:11:51,544 --> 00:11:53,846 うぅ~。 182 00:11:56,382 --> 00:11:58,585 はぁっ はぁっ はぁっ…。 183 00:12:00,820 --> 00:12:05,825 はぁ… はぁ… くそっ 出口は どこだ!? 184 00:12:05,825 --> 00:12:10,663 はぁっ はぁっ…。 遅いぞ! 回復魔法は使ったろ? 185 00:12:10,663 --> 00:12:13,333 治しても しばらくは痛むのよ! 186 00:12:13,333 --> 00:12:17,337 リビアなら痛みも消せるぞ。 これだからニセモノは…。 187 00:12:17,337 --> 00:12:20,173 はんっ! あの女に入れ込んでも無駄よ! 188 00:12:20,173 --> 00:12:23,176 どうせ モブのアンタなんか 相手にされないわ! 189 00:12:23,176 --> 00:12:25,845 お前こそ なんで逆ハーレムなんか作った。 190 00:12:25,845 --> 00:12:29,849 はぁ? 手に入る幸せがあったら 拾うのが人間でしょ!? 191 00:12:29,849 --> 00:12:33,019 第二の人生くらい 好きに生きたっていいじゃない! 192 00:12:33,019 --> 00:12:36,856 リビアの邪魔をして アンジェを罠に嵌めてか…。 193 00:12:36,856 --> 00:12:38,858 くっ…。 194 00:12:38,858 --> 00:12:41,527 それはマスターも同じですね。 はっ? 195 00:12:41,527 --> 00:12:44,364 オリヴィアに代わって私を手に入れ➨ 196 00:12:44,364 --> 00:12:49,869 さらには ユリウスたちを叩きのめして 気分爽快だったのでしょう? 197 00:12:49,869 --> 00:12:53,039 お前! どっちの味方だよ! 198 00:12:53,039 --> 00:12:56,042 はんっ! 人に文句言う資格ないわね! 199 00:12:56,042 --> 00:12:59,879 うるせえ! こっちは お前の尻拭いをしただけだ! 200 00:12:59,879 --> 00:13:02,815 だいたい 公国と戦争になって ラスボスが出てきたら➨ 201 00:13:02,815 --> 00:13:04,817 どうするつもりだったんだよ!? 202 00:13:04,817 --> 00:13:07,820 そんなの聖女の力で なんとかしてみせるわよ! 203 00:13:07,820 --> 00:13:09,822 リビアの力は どうすんだ! 204 00:13:09,822 --> 00:13:12,992 聖女の力だけじゃ ゲームオーバーになっちまうだろうが! 205 00:13:12,992 --> 00:13:14,994 (2人)あっ…。 206 00:13:16,996 --> 00:13:21,000 ようこそ 始まりの地へ。 両手を上げろ! 207 00:13:28,174 --> 00:13:30,176 ひっ…。 208 00:13:32,178 --> 00:13:36,015 ルクシオン ここは…。 ええ。 209 00:13:36,015 --> 00:13:41,854 歓迎しよう。 人間の雄と雌 ついでに変なガラクタもいるが➨ 210 00:13:41,854 --> 00:13:45,525 実験動物として 切り刻むには ちょうどいい。 211 00:13:45,525 --> 00:13:48,027 バケモノを作っていたのは お前らか? 212 00:13:48,027 --> 00:13:51,531 ほう 人間のくせに理解が早いな。 213 00:13:51,531 --> 00:13:54,867 我々は この遺跡で生命の創造という➨ 214 00:13:54,867 --> 00:13:57,870 神の領域に足を踏み入れたのだ。 215 00:13:59,872 --> 00:14:05,645 遥か昔 野蛮な人間ではなく 我々 エルフが世界を支配していた。 216 00:14:05,645 --> 00:14:08,481 その証拠が この遺跡だ。 217 00:14:08,481 --> 00:14:11,984 我々の祖先は ここで多くの生物を創造した。 218 00:14:11,984 --> 00:14:17,156 その中に お前ら劣等種 人間も含まれていたというわけさ。 219 00:14:17,156 --> 00:14:19,992 うそ!? そんな設定 知らないわよ!? 220 00:14:19,992 --> 00:14:23,996 我々は 人間に奪われた世界を取り戻す! 221 00:14:23,996 --> 00:14:29,669 そして エルフが全ての種を従え 世界の正しい姿を取り戻すのだ! 222 00:14:29,669 --> 00:14:32,505 まちがっていますね すべてが。 (2人)おっ!? 223 00:14:32,505 --> 00:14:34,507 なんだと? 224 00:14:34,507 --> 00:14:36,843 すべて あなた方の 勝手な解釈にすぎません。 225 00:14:36,843 --> 00:14:40,179 (ルクシオン)実際に この施設を 管理していたのは人間。 226 00:14:40,179 --> 00:14:43,683 作られたのは あなたたちエルフです。 227 00:14:43,683 --> 00:14:47,186 はっ!? ねぇ あの使い魔って何者? 228 00:14:47,186 --> 00:14:51,524 チートアイテムのルクシオンだ。 ゲームをやったなら分かるだろ。 229 00:14:51,524 --> 00:14:54,861 知らないわよ! それにチートなんて卑怯! 230 00:14:54,861 --> 00:14:59,532 ちょうだい! お前 本当に良い性格してるよ…。 231 00:14:59,532 --> 00:15:04,303 人間が我々を作った? 冗談の下手なガラクタだな。 232 00:15:04,303 --> 00:15:08,808 いえ この施設の 人工知能から入手した情報です。 233 00:15:08,808 --> 00:15:10,977 人工知能? 234 00:15:10,977 --> 00:15:12,979 (2人)あっ! 235 00:15:12,979 --> 00:15:15,648 🔊彼の言う通りです。 (2人)なっ!? 236 00:15:15,648 --> 00:15:18,651 🔊この島のエルフたちは ここで生み出された個体が➨ 237 00:15:18,651 --> 00:15:20,653 野生化したものです。 238 00:15:20,653 --> 00:15:22,989 ルクシオンとは別の人工知能か。 239 00:15:22,989 --> 00:15:27,493 🔊はい。 長い間 スリープ状態で過ごしていました。 240 00:15:27,493 --> 00:15:30,163 🔊あなたは 旧人類の特徴を持つようですね。 241 00:15:30,163 --> 00:15:32,331 🔊お会いできて光栄です。 242 00:15:32,331 --> 00:15:35,334 エルフが作られただと? ふざけるな! 243 00:15:35,334 --> 00:15:38,171 我々は何よりも優れた存在だ! 244 00:15:38,171 --> 00:15:41,507 寿命も長く 魔法の扱いにも長けている! 245 00:15:41,507 --> 00:15:44,177 🔊長寿なのは 長く戦わせるため。 246 00:15:44,177 --> 00:15:48,848 🔊魔法の扱いに優れているのも そのようにデザインしたからです。 247 00:15:48,848 --> 00:15:51,517 くっ…。 🔊もっとも 我々が作り出した➨ 248 00:15:51,517 --> 00:15:54,687 初期のエルフよりは 劣化していますが。 249 00:15:54,687 --> 00:15:58,524 そ そんな事実はない! 我々 エルフこそが…。 250 00:15:58,524 --> 00:16:00,626 ああ 至高の種族だ。 251 00:16:02,628 --> 00:16:04,630 (2人)あっ! なるほど。 252 00:16:04,630 --> 00:16:07,300 村長も この施設に 関わっていたのですね。 253 00:16:07,300 --> 00:16:10,303 こいつらの戯言に付き合うな。 254 00:16:10,303 --> 00:16:14,974 どうせ そのガラクタが声色を変え 適当なことを言ってるだけだ。 255 00:16:14,974 --> 00:16:20,146 た たしかに…。 とはいえ 口外されると厄介だ。 256 00:16:20,146 --> 00:16:24,650 こいつらの仲間にバレないよう 事故に見せかけて始末しろ。 257 00:16:24,650 --> 00:16:28,154 ちっ できれば この手で 切り刻みたかったが…。 258 00:16:30,156 --> 00:16:39,832 (警報音) 259 00:16:39,832 --> 00:16:42,001 (うなり声) 260 00:16:42,001 --> 00:16:44,170 (2人)うぅ…。 261 00:16:44,170 --> 00:16:47,506 (うなり声) 262 00:16:47,506 --> 00:16:49,842 まったく腹黒いやつらだ! 263 00:16:49,842 --> 00:16:55,014 人間風情が! 下等生物は 我々に頭を下げていれば良い! 264 00:16:55,014 --> 00:16:57,516 ぐっ! うわぁ~! 265 00:16:57,516 --> 00:17:00,119 🔊緊急事態と判断。 対処します。 266 00:17:03,122 --> 00:17:05,324 (うめき声) 267 00:17:07,293 --> 00:17:09,495 うっ! きゃ~! 268 00:17:17,136 --> 00:17:19,472 こ これは…。 269 00:17:19,472 --> 00:17:22,808 うお~ら! 270 00:17:22,808 --> 00:17:25,611 くそっ! やれ! 殺せ! 271 00:17:35,321 --> 00:17:37,823 (ルクシオン)この程度ですか。 (2人)あっ! 272 00:17:37,823 --> 00:17:42,161 これではマスターに傷一つ つけられませんよ。 273 00:17:42,161 --> 00:17:44,497 なっ! 274 00:17:44,497 --> 00:17:48,668 🔊旧人類に手を出すならば あなたたちも排除します。 275 00:17:48,668 --> 00:17:51,671 だってさ まだやる? 276 00:17:51,671 --> 00:17:53,673 ハン! 277 00:17:53,673 --> 00:17:56,842 ぐっ…。 あれ? 至高の種族とか 言ってたくせに➨ 278 00:17:56,842 --> 00:18:01,447 このザマぁ? 長寿で魔法にも 長けてるんじゃなかったっけ? 279 00:18:01,447 --> 00:18:06,619 高貴で賢いエルフ様たちは 滅びの美学が お好みですかぁ? 280 00:18:06,619 --> 00:18:09,288 くうっ…。 うひゃ うひゃ うひゃひゃ~っ! 281 00:18:09,288 --> 00:18:13,292 《なんか 兄貴を思い出すわ…》 282 00:18:13,292 --> 00:18:16,796 🔊旧人類側が 敗北したのは理解しました。 283 00:18:16,796 --> 00:18:19,966 🔊この施設は 自爆する必要がありますね。 284 00:18:19,966 --> 00:18:24,804 🔊ここは新人類に対抗するために 用意されました。 285 00:18:24,804 --> 00:18:28,641 🔊その役目が果たせないのならば 残すほうが危険です。 286 00:18:28,641 --> 00:18:31,310 いいのか? せっかく目覚めたのに。 287 00:18:31,310 --> 00:18:36,315 🔊問題ありません。 ルクシオン あなたに私のデータを託します。 288 00:18:36,315 --> 00:18:40,820 いただきましょう。 これで 今まで以上に活躍できます。 289 00:18:40,820 --> 00:18:44,156 データとか私には関係ないし…。 290 00:18:44,156 --> 00:18:46,325 財宝とかないのぉ!? 291 00:18:46,325 --> 00:18:50,329 🔊あなた方には 多少の価値が ありそうな物も存在しますよ。 292 00:18:50,329 --> 00:18:52,832 🔊持って行かれますか? へっ!? 293 00:18:56,335 --> 00:18:58,504 《あっ! ここにあったか…》 294 00:18:58,504 --> 00:19:02,608 なんだ あるじゃない! あんたが背負っていきなさい! 295 00:19:02,608 --> 00:19:05,778 良かったわね! 財宝をおんぶできるなんて! 296 00:19:05,778 --> 00:19:07,780 あひゃひゃひゃ! 297 00:19:07,780 --> 00:19:11,083 《こいつ見てると 前世の妹思い出すわ…》 298 00:19:13,119 --> 00:19:16,455 (マリエ)早く開けなさいって。 わかってるよ うるせ~な。 299 00:19:16,455 --> 00:19:18,457 くっ…。 300 00:19:18,457 --> 00:19:20,459 (マリエ)えっ? 何よ これ? 301 00:19:20,459 --> 00:19:22,461 あっ…。 302 00:19:22,461 --> 00:19:25,965 《ロストアイテム… 何て名前だったっけな?》 303 00:19:25,965 --> 00:19:28,467 どういうことですか これは!? 304 00:19:28,467 --> 00:19:31,303 おっ ルクシオン? どうした 落ち着け! 305 00:19:31,303 --> 00:19:34,974 私は冷静です! 冷静に この物体を➨ 306 00:19:34,974 --> 00:19:39,478 破壊し すり潰し炭にして 塵すら残らないレベルに消滅させて➨ 307 00:19:39,478 --> 00:19:43,649 ギィヤァー! アァー! 308 00:19:43,649 --> 00:19:47,820 ルクシオンが壊れた…。 ルクくん! 落ち着いて! 309 00:19:47,820 --> 00:19:50,322 深呼吸だよ 深呼吸! 310 00:19:50,322 --> 00:19:52,658 (ルクシオン)私は呼吸を 必要としていません。 311 00:19:52,658 --> 00:19:56,996 ギャァー。 あ そうだっけ ゴメンね…。 312 00:19:56,996 --> 00:20:00,833 《これがロストアイテムだと知ってるのは 俺とマリエだけか…》 313 00:20:00,833 --> 00:20:04,670 うぅっ こんなのもらっても うれしくない…。 314 00:20:04,670 --> 00:20:07,339 《いや お前も知らねえのかい!》 315 00:20:07,339 --> 00:20:09,842 宝なんて また探せばいい。 316 00:20:09,842 --> 00:20:12,511 マリエさんの無事が いちばんです。 317 00:20:12,511 --> 00:20:14,513 はぁ… あっ! (爆発音) 318 00:20:14,513 --> 00:20:16,515 あっ! 319 00:20:16,515 --> 00:20:22,188 《自爆したのか… あの人工知能も これで本当の眠りに…。 320 00:20:22,188 --> 00:20:28,194 んっ? クローキング!? ルクシオンの本体かよ!?》 321 00:20:28,194 --> 00:20:31,530 あっ…。 まさか こんな物を 押し付けるとは…。 322 00:20:31,530 --> 00:20:33,833 報いは受けてもらいます! 323 00:20:36,702 --> 00:20:38,704 そ 村長! 空が変です。 324 00:20:38,704 --> 00:20:42,408 さ 里長が言っていたのは このことだったのか? 325 00:20:45,211 --> 00:20:48,214 魔王の怒りだぁ~! 326 00:20:48,214 --> 00:20:51,117 いや 俺の相棒だからぁっ! 327 00:20:55,888 --> 00:20:58,891 私を怒らせると こうなるのです。 328 00:20:58,891 --> 00:21:02,194 魔王って お前なんじゃね~の? んっ? 329 00:21:04,163 --> 00:21:06,332 どうしました 殿下? 330 00:21:06,332 --> 00:21:10,336 なんでもないわ。 お宝が見つかって良かったわね。 331 00:21:10,336 --> 00:21:12,838 《こいつ まさか…》 332 00:21:17,343 --> 00:21:20,513 魔王様! お許しを! 333 00:21:20,513 --> 00:21:24,183 我々の島を見逃してください! 334 00:21:24,183 --> 00:21:28,354 お助けください! 死にたくないです~。 335 00:21:28,354 --> 00:21:31,690 《なんか 大ごとになってる…》 336 00:21:31,690 --> 00:21:34,527 カイル! ケガはなかった!? 337 00:21:34,527 --> 00:21:37,530 見たらわかるでしょう。 ほっといてください。 338 00:21:37,530 --> 00:21:40,132 そう ごめんね…。 339 00:21:44,036 --> 00:21:46,872 遺跡の崩壊は残念ですが➨ 340 00:21:46,872 --> 00:21:50,209 よくぞ禁忌に触れた者たちを 捕らえてくれました。 341 00:21:50,209 --> 00:21:52,211 そのお礼として➨ 342 00:21:52,211 --> 00:21:55,714 里長が あなた方を 占ってくださるそうです。 343 00:21:55,714 --> 00:21:59,051 占い? 344 00:21:59,051 --> 00:22:04,056 はい。 あなた方の… 未来について。