1 00:00:02,002 --> 00:00:08,175 (ざわめき) 2 00:00:08,175 --> 00:00:10,677 バルトファルトが捕まったって!? 3 00:00:10,677 --> 00:00:14,181 公国と繋がってたらしいぞ。 4 00:00:14,181 --> 00:00:17,017 部屋から 証拠が見つかったってよ! 5 00:00:17,017 --> 00:00:21,021 公国を撃退したってのも でっち上げ!? 6 00:00:21,021 --> 00:00:25,192 最悪 王国の裏切り者じゃん。 7 00:00:25,192 --> 00:00:29,196 最初から怪しいと思ってたのよね。 8 00:00:29,196 --> 00:00:33,867 (リオン)ったく 俺を 追い落とすためによくやるよ。 9 00:00:33,867 --> 00:00:36,069 黙れ! 反逆者が! 10 00:00:38,038 --> 00:00:41,208 いってぇ…。 11 00:00:41,208 --> 00:00:45,913 顔覚えたからな。 んっ!? 12 00:00:48,048 --> 00:00:52,052 見ろよ。 (ミオル)へっ いいざまだぜ。 13 00:00:52,052 --> 00:00:54,221 《あいつら…》 14 00:00:54,221 --> 00:00:56,890 学園の面汚し! 犯罪者! 15 00:00:56,890 --> 00:01:01,161 謀反人! ほら さっさと歩け! 16 00:01:01,161 --> 00:01:03,163 消えちまえ! 17 00:01:03,163 --> 00:01:05,666 《また手のひら返しかよ…。 18 00:01:05,666 --> 00:01:09,169 ま 英雄扱いより しっくりくるけど》 19 00:01:09,169 --> 00:01:11,171 (オリヴィア)リオンさん…。 20 00:01:11,171 --> 00:01:13,173 んっ…。 21 00:01:17,844 --> 00:01:20,147 ヘヘッ。 22 00:01:26,687 --> 00:01:33,093 まったく ケンカを売ってるのは どこのどなた様だ…。 23 00:03:20,167 --> 00:03:24,004 これより この船は王国軍の管轄下に入る。 24 00:03:24,004 --> 00:03:26,006 (お手伝いロボたちの声) 25 00:03:26,006 --> 00:03:28,341 どけっ! ガラクタがっ! 26 00:03:28,341 --> 00:03:30,343 (お手伝いロボの声) 27 00:03:32,345 --> 00:03:36,516 こいつは王宮が押収する! ロストアイテムの鎧もだ! 28 00:03:36,516 --> 00:03:39,686 抵抗すれば スクラップだぞ! 29 00:03:39,686 --> 00:03:44,591 (お手伝いロボたちの声) 30 00:04:00,474 --> 00:04:05,479 王宮反逆罪の容疑者 リオン・フォウ・バルトファルトを連行しました。 31 00:04:05,479 --> 00:04:10,150 ご苦労 その男には 最下層の独房が割り当てられた。 32 00:04:10,150 --> 00:04:12,319 こちらで移送する。 33 00:04:12,319 --> 00:04:14,321 はっ! 34 00:04:16,323 --> 00:04:18,825 こっちだ! 来い! 35 00:04:22,329 --> 00:04:27,334 早く歩け! え~ これが限界で~。 36 00:04:27,334 --> 00:04:30,003 んっ? (ミレーヌ)ふぅ…。 37 00:04:30,003 --> 00:04:33,507 ミレーヌ様!? リオンくん 声が大きい! 38 00:04:33,507 --> 00:04:36,510 いやぁ こんな所でお会いできるなんて➨ 39 00:04:36,510 --> 00:04:39,012 捕まった甲斐がありましたよ。 40 00:04:39,012 --> 00:04:42,115 (ギルバート)まったく この状況で余裕なことだ。 41 00:04:44,684 --> 00:04:47,020 (ギルバート)フッ…。 42 00:04:47,020 --> 00:04:49,189 あなたは たしかアンジェの…。 43 00:04:49,189 --> 00:04:53,860 兄のギルバートだ。 実は君に頼みがあってね。 44 00:04:53,860 --> 00:04:56,029 頼み? 45 00:04:56,029 --> 00:04:58,865 リオンくん 前にも伝えた通り➨ 46 00:04:58,865 --> 00:05:01,635 いまの王宮は 派閥争いが激しいの。 47 00:05:01,635 --> 00:05:06,807 ユリウス殿下の失脚で レッドグレイブ家の 派閥が縮小したせいだ。 48 00:05:06,807 --> 00:05:10,477 ある意味 君が原因というわけだが…。 49 00:05:10,477 --> 00:05:12,479 あっ あ…。 50 00:05:12,479 --> 00:05:16,149 特にフランプトン侯爵の派閥が 勢力を増し➨ 51 00:05:16,149 --> 00:05:21,488 レッドグレイブ家の影響力を 完全に排除しようとしているのよ。 52 00:05:21,488 --> 00:05:26,993 侯爵は権力を得るため公国とも 繋がろうとしているようだ。 53 00:05:26,993 --> 00:05:29,162 ハァ…。 54 00:05:29,162 --> 00:05:33,834 つまり 俺が捕まったのは 侯爵と公国の画策だと? 55 00:05:33,834 --> 00:05:37,671 フランプトン侯爵は ロストアイテムを持つリオンくんを➨ 56 00:05:37,671 --> 00:05:39,673 危険視していた。 57 00:05:39,673 --> 00:05:42,342 リオンくんに恨みを持つ 公国と手を組むのも➨ 58 00:05:42,342 --> 00:05:44,678 有り得る話よね。 59 00:05:44,678 --> 00:05:46,680 それで公国は? 60 00:05:46,680 --> 00:05:50,684 (ミレーヌ)先の侵犯行為に対して 賠償金を要求しているけれど➨ 61 00:05:50,684 --> 00:05:53,353 返事は まだ…。 62 00:05:53,353 --> 00:05:58,191 あるいは これも侯爵が 止めているのかもしれないけれど。 63 00:05:58,191 --> 00:06:00,293 ふぅ…。 64 00:06:00,293 --> 00:06:03,296 (ギルバート)すまないが 君には地下牢に入ってもらう。 65 00:06:03,296 --> 00:06:07,467 そして公国と繋がる者たちを 炙りだしてほしい。 66 00:06:07,467 --> 00:06:10,804 おそらく 幽閉中に接触してくるはずだ。 67 00:06:10,804 --> 00:06:16,643 俺は エサってわけですか。 まずは敵と味方を見極めたいのだ。 68 00:06:16,643 --> 00:06:20,146 ごめんなさい リオンくん… 苦労をかけるわね。 69 00:06:20,146 --> 00:06:22,849 ミレーヌさま。 70 00:06:24,818 --> 00:06:27,988 アンジェたちは 俺の状況を知ってるんですか? 71 00:06:27,988 --> 00:06:30,991 知らない いや 教えられない。 72 00:06:30,991 --> 00:06:33,493 これは極秘事項だ。 73 00:06:35,495 --> 00:06:39,332 (アンジェリカ)どういうつもりだ! リオンを罠にハメたな! 74 00:06:39,332 --> 00:06:42,002 (ヘルトルーデ)あら なんのことかしら? 75 00:06:42,002 --> 00:06:47,007 (アンジェリカ)お前を擁護しているのは フランプトン侯爵らしいな。 76 00:06:47,007 --> 00:06:51,511 (アンジェリカ)リオンを追い落とすため 侯爵に取り入ったんだろうが! 77 00:06:51,511 --> 00:06:54,848 証拠もないのに 疑わないでほしいわ。 78 00:06:54,848 --> 00:06:58,351 あなたの家の派閥と 対立しているからといって。 79 00:06:58,351 --> 00:07:00,287 クッ! 80 00:07:00,287 --> 00:07:03,456 (アンジェリカ)なぜ そこまでして リオンを? 81 00:07:03,456 --> 00:07:05,458 あっ! 82 00:07:05,458 --> 00:07:09,963 (アンジェリカ)また 戦争を仕掛ける気か? 83 00:07:09,963 --> 00:07:13,967 そんなに私たちが… 王国が憎いか? 84 00:07:13,967 --> 00:07:16,803 あなたに何がわかるの? 85 00:07:16,803 --> 00:07:20,473 (ヘルトルーデ)20年前 王国は なんら罪のない公国に➨ 86 00:07:20,473 --> 00:07:24,978 攻め込んできたと聞いているわ…。 87 00:07:24,978 --> 00:07:27,814 ただ領地を拡大するためだけに➨ 88 00:07:27,814 --> 00:07:33,153 そこにある 財宝や資源を奪うためだけに…。 89 00:07:33,153 --> 00:07:36,323 それが冒険者の本能だと 言わんばかりに➨ 90 00:07:36,323 --> 00:07:41,328 兵士だけでなく 女 子供にまで手をかけた…。 91 00:07:41,328 --> 00:07:46,666 勇敢な公国兵の奮戦で 退けることはできたけど➨ 92 00:07:46,666 --> 00:07:50,503 犠牲は あまりにも大きかった…。 93 00:07:50,503 --> 00:07:55,842 子供を 親を 家族を殺された 公国の人たちの悲しみが➨ 94 00:07:55,842 --> 00:08:00,780 あなたに分かるの!? 今さら許されると思わないで! 95 00:08:00,780 --> 00:08:06,119 お前は 王国への恨みを 侯爵に利用されているだけだ! 96 00:08:06,119 --> 00:08:08,788 なぜそれが分からない! (ドアが開く音) 97 00:08:08,788 --> 00:08:11,491 そこまでです! あっ!? 98 00:08:13,960 --> 00:08:19,299 いけませんね ヘルトルーデ殿下に 乱暴な振る舞いなど。 99 00:08:19,299 --> 00:08:21,801 (アンジェリカ)お前たち…。 100 00:08:21,801 --> 00:08:25,005 ヘルトルーデ様 侯爵が お呼びです。 101 00:08:28,808 --> 00:08:31,644 (ヘルトルーデ)これは…。 102 00:08:31,644 --> 00:08:34,647 (マルコム)遠征の報告をもとに 改めて保管庫のリストを➨ 103 00:08:34,647 --> 00:08:39,652 確認してみたところ このようなものが。 104 00:08:39,652 --> 00:08:42,822 (マルコム)リストには 古代の鎧の腕とありますが➨ 105 00:08:42,822 --> 00:08:46,159 ロストアイテムに間違いないかと。 106 00:08:46,159 --> 00:08:50,563 ええ エルフの島に眠っていたものと そっくりよ…。 107 00:08:52,832 --> 00:08:57,837 (マルコム)どうやら 例のロストアイテムと 対になる存在のようですね。 108 00:08:57,837 --> 00:09:03,276 ぜひとも公国の皆様に 使っていただければと。 109 00:09:03,276 --> 00:09:09,115 どうせなら 奪われた魔笛と バンデルの剣を返してほしいわね。 110 00:09:09,115 --> 00:09:13,286 あの二つは 王家が 厳重に管理しておりましてね➨ 111 00:09:13,286 --> 00:09:17,957 袖の下を握らせるにも それなりのリスクが。 112 00:09:17,957 --> 00:09:19,959 ふんっ! 113 00:09:19,959 --> 00:09:22,629 (マルコム)これを使って かねてよりの計画➨ 114 00:09:22,629 --> 00:09:28,635 公国に領地の一部を 割譲するための力になればと。 115 00:09:28,635 --> 00:09:31,137 (マルコム)あなた方は領地。 116 00:09:31,137 --> 00:09:34,641 私は 講和をまとめることで 地位を得る。 117 00:09:34,641 --> 00:09:37,143 双方にとって利益のある話でしょ。 118 00:09:39,646 --> 00:09:43,650 バルトファルト子爵の件は どうなっているのかしら? 119 00:09:43,650 --> 00:09:48,321 飛行船のほか ロストアイテムの黒い鎧も押収しました。 120 00:09:48,321 --> 00:09:52,659 本人も幽閉しております。 121 00:09:52,659 --> 00:09:58,665 つまり 公国を脅かす戦力は 消え去ったということです。 122 00:09:58,665 --> 00:10:02,502 あなたを宰相と呼ぶ日も 近いようね。 123 00:10:02,502 --> 00:10:05,839 (マルコム)殿下の協力が あってこそですよ。 124 00:10:05,839 --> 00:10:11,010 レッドグレイブ家が落ち目となったことも 大きかったですがね。 125 00:10:11,010 --> 00:10:15,348 (ヘルトルーデ)公国との連携は任せたわ 上手くやってちょうだい。 126 00:10:15,348 --> 00:10:17,650 (マルコム)承知しました。 127 00:10:25,859 --> 00:10:29,028 もう後には引けない…。 128 00:10:29,028 --> 00:10:33,533 (ヘルトルーデ)ラウダ… 愚かな姉を 恨んでちょうだい…。 129 00:10:41,541 --> 00:10:45,044 (バンデル)これが 姫様から? (ゲラット)はい。 130 00:10:45,044 --> 00:10:48,381 うまく王国に 取り入ってくれました。 131 00:10:48,381 --> 00:10:52,218 バンデル殿 覚悟は よろしいですな? 132 00:10:52,218 --> 00:10:58,558 すでに騎士としては死んだ身だ。 残った命は 姫様のために。 133 00:10:58,558 --> 00:11:00,493 結構。 134 00:11:00,493 --> 00:11:05,999 例の外道騎士は捕縛し 飛行船や鎧も押収したそうです。 135 00:11:05,999 --> 00:11:10,503 (バンデル)あの小僧とは戦場で決着を つけたかったが…。 136 00:11:10,503 --> 00:11:14,507 いい加減 武人の誇りなど お捨てください! 137 00:11:14,507 --> 00:11:18,344 我々は… 公国は勝たねばならないのです。 138 00:11:18,344 --> 00:11:20,346 うっ…。 139 00:11:20,346 --> 00:11:26,186 フッ… バンデル殿は魔装の準備を。 私は もう1人の殿下➨ 140 00:11:26,186 --> 00:11:32,692 姫様の妹君 ヘルトラウダ様をお呼びしますので。 141 00:11:37,363 --> 00:11:39,365 うぅ~。 142 00:11:39,365 --> 00:11:42,702 おい 面会だ。 面会? 143 00:11:42,702 --> 00:11:44,704 あっ。 144 00:11:44,704 --> 00:11:46,706 下がって。 145 00:11:50,543 --> 00:11:55,048 これはこれは 公国の殿下ともあろう御方が➨ 146 00:11:55,048 --> 00:11:57,383 どうしてこんなところへ? 147 00:11:57,383 --> 00:12:01,087 話をしに来たのよ バルトファルト子爵。 148 00:12:03,489 --> 00:12:08,661 (ヘルトルーデ)もう気づいてるわよね。 また戦争が始まるって。 149 00:12:08,661 --> 00:12:11,331 ああ 誰かさんのせいでな。 150 00:12:11,331 --> 00:12:14,334 (ヘルトルーデ)バルトファルト子爵。 んっ? 151 00:12:14,334 --> 00:12:19,038 私に膝をつき 私の騎士になりなさい。 152 00:12:21,507 --> 00:12:26,179 公国に仕えるのよ そうすれば助けてあげる。 153 00:12:26,179 --> 00:12:29,015 俺に寝返れって? 154 00:12:29,015 --> 00:12:33,686 王国の権力争いで 無駄に命を落としていいの? 155 00:12:33,686 --> 00:12:38,024 あなた 本当は平穏な暮らしを 望んでいるのでしょう? 156 00:12:38,024 --> 00:12:40,860 どうして そう思うんだ? 157 00:12:40,860 --> 00:12:45,865 あの時 あなたは人を殺さなかった。 158 00:12:45,865 --> 00:12:51,037 それに ロストアイテムという 強大な武力を持ちながらも➨ 159 00:12:51,037 --> 00:12:55,708 その力を誇示せず 王国軍にも加担しない。 160 00:12:55,708 --> 00:12:59,712 フッ へえ… 王国の連中より➨ 161 00:12:59,712 --> 00:13:03,816 あんたの方が俺のことを 理解してるみたいだな。 162 00:13:03,816 --> 00:13:05,985 私に仕えるなら➨ 163 00:13:05,985 --> 00:13:09,155 いずれ静かで落ち着いた生活を 保証するわ…。 164 00:13:09,155 --> 00:13:11,824 お断りします。 165 00:13:11,824 --> 00:13:15,995 そんなに王国が大事? いや べつに。 166 00:13:15,995 --> 00:13:17,997 えっ…? 167 00:13:17,997 --> 00:13:20,333 王国には義理なんてないし➨ 168 00:13:20,333 --> 00:13:23,503 俺をこんなところに 放り込む国だからな。 169 00:13:23,503 --> 00:13:27,173 むしろ恨んでるくらいだ。 だったら! 170 00:13:27,173 --> 00:13:29,676 でもね…。 171 00:13:31,678 --> 00:13:34,681 これ以上は 無駄なようね。 172 00:13:34,681 --> 00:13:37,517 後で気が変わったとしても遅いわ。 173 00:13:37,517 --> 00:13:41,688 今度こそ ホルファート王国を血に染めてみせる。 174 00:13:41,688 --> 00:13:46,192 そして この大地を沈めてあげる。 175 00:13:46,192 --> 00:13:48,361 (足音) 176 00:13:48,361 --> 00:13:51,030 (ヘルトルーデ)止められるものなら 止めてみなさい。 177 00:13:51,030 --> 00:13:55,201 ふぅ… ずいぶん 恨まれたもんだな。 178 00:13:55,201 --> 00:13:58,705 (ルクシオン)私には 迷っているように見えましたが。 179 00:13:58,705 --> 00:14:00,907 迷う? 180 00:14:06,145 --> 00:14:10,817 (アンジェリカ)父上! お願いです! リオンを解放してください! 181 00:14:10,817 --> 00:14:13,319 (ヴィンス)甘えるな。 182 00:14:13,319 --> 00:14:16,989 (アンジェリカ)しかし このままでは また戦争です。 183 00:14:16,989 --> 00:14:18,991 リオンの力がなければ…。 184 00:14:18,991 --> 00:14:22,161 (ヴィンス)たとえ 私の力で解放したとしても➨ 185 00:14:22,161 --> 00:14:25,498 肝心の飛行船も鎧も戻ってこない。 186 00:14:25,498 --> 00:14:32,338 ロストアイテムがなければ リオンは 無価値だと言いたいのですか? 187 00:14:32,338 --> 00:14:36,342 これまでリオンは 私のために 頑張ってくれたんですよ!? 188 00:14:36,342 --> 00:14:38,344 それがどうした? 189 00:14:38,344 --> 00:14:40,346 うっ…。 190 00:14:40,346 --> 00:14:43,516 (ヴィンス)すでに 見返りは用意してやった。 191 00:14:43,516 --> 00:14:47,854 彼が出世できたのは 誰のおかげだと思っている。 192 00:14:47,854 --> 00:14:49,856 (アンジェリカ)父上…。 193 00:14:49,856 --> 00:14:52,358 これまで バルトファルトに目をかけてきたのは➨ 194 00:14:52,358 --> 00:14:57,029 彼に力があったからだ。 それが失われた今➨ 195 00:14:57,029 --> 00:15:00,967 レッドグレイブ家として 出来ることは なにもない。 196 00:15:00,967 --> 00:15:05,805 お前も肝に銘じておけ。 下手な真似をすれば➨ 197 00:15:05,805 --> 00:15:10,643 2度と この家の敷居を またぐことはできんぞ。 198 00:15:10,643 --> 00:15:19,986 ♬~ 199 00:15:19,986 --> 00:15:22,655 リオンさん…。 200 00:15:22,655 --> 00:15:24,657 あっ アンジェ! 201 00:15:26,659 --> 00:15:30,329 リオンさんは!? リオンさんは どうなったんです!? 202 00:15:30,329 --> 00:15:33,499 まだ幽閉されたままだ…。 203 00:15:33,499 --> 00:15:36,169 そんな どうして…。 204 00:15:36,169 --> 00:15:40,173 (アンジェリカ)事態は思った以上に 深刻だ。 205 00:15:40,173 --> 00:15:45,011 王宮に 公国と繋がっている者たちがいる。 206 00:15:45,011 --> 00:15:49,682 そいつらがリオンを地下牢に放り込み 戦争を起こそうとしている。 207 00:15:49,682 --> 00:15:53,019 戦争? そんな…。 208 00:15:53,019 --> 00:15:55,188 実家を頼ってみたがダメだった…。 209 00:15:55,188 --> 00:16:00,460 私にもっと力があれば リオンを守ってやれたのに…。 210 00:16:00,460 --> 00:16:04,630 (オリヴィア)じゃあ リオンさんは どうなるんですか? 211 00:16:04,630 --> 00:16:08,634 (アンジェリカ)公国との内通疑惑が 覆らなければ➨ 212 00:16:08,634 --> 00:16:11,804 処刑の可能性が高い。 あっ!! 213 00:16:11,804 --> 00:16:16,309 これまでリオンには 何度も救われてきた…。 214 00:16:16,309 --> 00:16:24,150 ユリウス殿下との決闘の時も 公国に人質にされた時も…。 215 00:16:24,150 --> 00:16:28,654 なのに私は… 何もしてやれない…。 216 00:16:28,654 --> 00:16:30,823 あいつに…。 217 00:16:30,823 --> 00:16:32,825 アンジェ…。 218 00:16:35,161 --> 00:16:42,835 リビア… いや 待て まだ唯一 力になってくれそうな➨ 219 00:16:42,835 --> 00:16:45,004 勢力がある…。 220 00:16:45,004 --> 00:16:47,506 それって…。 221 00:16:49,509 --> 00:16:55,681 (マリエ)ふぅ~ん だから頼ってきたわけ? 222 00:16:55,681 --> 00:16:59,519 聖女である この私を。 223 00:16:59,519 --> 00:17:04,457 頼む リオンを助けてくれ。 お願いします。 224 00:17:04,457 --> 00:17:08,794 《うふふっ あのモブ野郎が 捕まったとか聞いた時は➨ 225 00:17:08,794 --> 00:17:12,131 大喜びしたけど まさか この2人が➨ 226 00:17:12,131 --> 00:17:14,634 私に頭を下げるなんて》 227 00:17:14,634 --> 00:17:18,971 今さら私を頼るなんて ずいぶん身勝手ね。 228 00:17:18,971 --> 00:17:21,274 ユリウスの件を忘れたの? 229 00:17:25,144 --> 00:17:30,149 私 あんたに 言われ放題だったんだけど。 230 00:17:30,149 --> 00:17:33,653 私が浅はかだった… 許してほしい。 231 00:17:33,653 --> 00:17:37,823 (マリエ)当然よね! それから そっちの頭お花畑! 232 00:17:37,823 --> 00:17:40,159 は はい! 233 00:17:40,159 --> 00:17:43,663 頼み方にも 礼儀ってあると思わない? 234 00:17:43,663 --> 00:17:46,499 れ 礼儀ですか? 235 00:17:46,499 --> 00:17:50,336 あんたら2人 土下座してよ! 236 00:17:50,336 --> 00:17:52,505 ⸨下手な真似をすれば➨ 237 00:17:52,505 --> 00:17:55,841 2度と この家の敷居を またぐことはできんぞ⸩ 238 00:17:55,841 --> 00:17:58,344 くっ…。 239 00:17:58,344 --> 00:18:00,446 土下座なら私が…。 240 00:18:00,446 --> 00:18:03,783 (マリエ)ダメよ 2人揃わなきゃ意味がないわ。 241 00:18:03,783 --> 00:18:05,952 でも…。 242 00:18:05,952 --> 00:18:10,957 《ふふっ アンジェリカが するわけないわよね…。 243 00:18:10,957 --> 00:18:16,796 公爵家の娘が土下座なんて 勘当くらいじゃ済まないもの。 244 00:18:16,796 --> 00:18:20,299 そもそもモブ野郎の 助け方なんて知らないし➨ 245 00:18:20,299 --> 00:18:23,302 ここは 上手いこと断るしか…》 246 00:18:25,972 --> 00:18:28,074 《えっ!?》 247 00:18:30,142 --> 00:18:34,146 《えぇ~!》 248 00:18:34,146 --> 00:18:36,315 何だ? 土下座? 249 00:18:36,315 --> 00:18:39,151 あの公爵令嬢が? 250 00:18:39,151 --> 00:18:43,322 レッドグレイブ家も落ちぶれたものね。 くっ…。 251 00:18:43,322 --> 00:18:47,326 見てください マリエ様! この哀れな姿! 252 00:18:47,326 --> 00:18:51,330 公爵令嬢が 平民と頭を下げていますよ! 253 00:18:51,330 --> 00:18:53,632 情けない! 254 00:18:55,668 --> 00:18:58,170 (カイル)ここまでさせて いいんですか? 255 00:18:58,170 --> 00:19:01,107 正直 僕でもドン引きですよ。 うっ…。 256 00:19:01,107 --> 00:19:03,109 《待って待って待って! 257 00:19:03,109 --> 00:19:06,278 本当に土下座すると 思わなかったの~!》 258 00:19:06,278 --> 00:19:09,782 (アンジェリカ)頼む リオンの命を助けてほしい…。 259 00:19:09,782 --> 00:19:12,618 えっ と…。 ちがうでしょ? 260 00:19:12,618 --> 00:19:15,454 もっと頼み方ってものが あるわよね? 261 00:19:15,454 --> 00:19:17,623 うっ! 公爵令嬢は➨ 262 00:19:17,623 --> 00:19:20,526 言葉遣いも知らないのかしら? えっ!? 263 00:19:23,295 --> 00:19:28,467 リオンの命を助けてください。 マ マリエ様…。 264 00:19:28,467 --> 00:19:30,636 ふふっ 本当に惨めね。 265 00:19:30,636 --> 00:19:33,973 《ぐっ…》 ほら そっちの平民も。 266 00:19:33,973 --> 00:19:35,975 《ちょっと!》 267 00:19:35,975 --> 00:19:39,478 少し不思議な力があるからって 調子乗るんじゃないわよ。 268 00:19:39,478 --> 00:19:41,814 《おい~っ!》 269 00:19:41,814 --> 00:19:46,318 リオンさんを助けてください マリエ様。 270 00:19:46,318 --> 00:19:48,320 うっ! うっ…。 271 00:19:48,320 --> 00:19:51,657 ふふっ マリエ様 手ごろな足置きがありますよ。 272 00:19:51,657 --> 00:19:54,160 公爵令嬢を椅子。 273 00:19:54,160 --> 00:19:57,997 平民を 足置きにするのはどうでしょう? 274 00:19:57,997 --> 00:20:00,332 《な なんなのこいつら…。 275 00:20:00,332 --> 00:20:04,170 私の名前で鬱憤を 晴らしてるだけじゃない!》 276 00:20:04,170 --> 00:20:06,672 聖女様の椅子になれて嬉しい? 277 00:20:06,672 --> 00:20:09,842 さっさと返事をしなさいよ! 278 00:20:09,842 --> 00:20:11,844 (ユリウス)待て! あっ! 279 00:20:16,348 --> 00:20:18,350 (2人)あっ! ユリウス…。 280 00:20:18,350 --> 00:20:24,690 2人の覚悟は見せてもらった。 マリエ これ以上は不要だ。 281 00:20:24,690 --> 00:20:28,694 (ブラッド)ここまでされたら こちらも誠意を見せなくちゃね。 282 00:20:28,694 --> 00:20:33,199 (ジルク)お互いに過去のことは 水に流しましょう。 283 00:20:33,199 --> 00:20:36,869 (クリス)これ以上やれば マリエの名に傷がつく。 284 00:20:36,869 --> 00:20:40,539 (グレッグ)バルトファルトの奴を 助けてやろうぜ! 285 00:20:40,539 --> 00:20:46,212 《助けるも何も 方法が分かんね~んだよぉ~!》 286 00:20:46,212 --> 00:20:50,049 じゃ じゃあ みんなにお願いできるかしら。 287 00:20:50,049 --> 00:20:52,051 ああ。 288 00:20:52,051 --> 00:20:54,220 (みんな)任せてくれ。 289 00:20:54,220 --> 00:20:56,222 アンジェ…。 290 00:20:56,222 --> 00:21:00,326 私だけでよかったのに どうして…。 291 00:21:00,326 --> 00:21:02,828 これが最善だと思ったからだ。 292 00:21:02,828 --> 00:21:05,498 家名に泥を塗ってでも➨ 293 00:21:05,498 --> 00:21:09,502 婚約者を奪った女に 頭を下げてでも…。 294 00:21:09,502 --> 00:21:13,672 それでも私は… リオンを助けたかった。 295 00:21:13,672 --> 00:21:15,674 アンジェ…。 296 00:21:15,674 --> 00:21:18,677 《そんなにも リオンさんのことを…》 297 00:21:20,679 --> 00:21:32,525 ♬~ 298 00:21:32,525 --> 00:21:35,194 やはり外道騎士に 動きはありません。 299 00:21:35,194 --> 00:21:40,366 ロストアイテムの戦艦も鎧も フランプトン侯爵が押収したままです。 300 00:21:40,366 --> 00:21:43,869 結構。 301 00:21:43,869 --> 00:21:47,072 姫様 準備は整いました。 302 00:21:52,211 --> 00:21:54,880 (ヘルトラウダ)皆の者! 奮起せよ! 303 00:21:54,880 --> 00:21:57,883 これよりホルファート王国に進軍する。 304 00:21:57,883 --> 00:22:00,653 出陣! 305 00:22:00,653 --> 00:22:03,055 (鬨の声)