1 00:00:35,502 --> 00:00:37,671 《マリエ:人生は ある意味で ゲームと同じだ。 2 00:00:37,671 --> 00:00:43,510 選択次第で とんでもなく バッドな展開を迎える。 3 00:00:43,510 --> 00:00:47,514 せっかくのバカンス気分を 邪魔されたくなくて➡ 4 00:00:47,514 --> 00:00:50,851 両親からの連絡はガン無視。 5 00:00:50,851 --> 00:00:53,854 そのせいで 兄貴が死んだことも知らず➡ 6 00:00:53,854 --> 00:00:59,526 お葬式にも出られなくて 完全に親の信用を失った。 7 00:00:59,526 --> 00:01:04,364 実家も追い出され 夜の世界に飛び込んだけど➡ 8 00:01:04,364 --> 00:01:07,701 そこで出会った男は お金目当てだったり➡ 9 00:01:07,701 --> 00:01:12,706 浮気を繰り返したり どいつも こいつもクズばっかり…。 10 00:01:12,706 --> 00:01:17,210 男運は最悪で 子どもができたら逃げられた。 11 00:01:17,210 --> 00:01:20,881 娘ができて 夜の世界からは引退したけど➡ 12 00:01:20,881 --> 00:01:23,383 生活は苦しくなる一方…。 13 00:01:23,383 --> 00:01:27,220 結局 両親を頼るしかなかった。 14 00:01:27,220 --> 00:01:29,723 月 数回の面会を条件に➡ 15 00:01:29,723 --> 00:01:33,827 娘と離ればなれで 生活することになったんだけど➡ 16 00:01:33,827 --> 00:01:36,496 また悪い男に 引っかかっちゃって…》 17 00:01:36,496 --> 00:01:42,169 ((うっ! 返してよ! それは 娘のために用意したお金なの! 18 00:01:42,169 --> 00:01:46,673 うるせぇなぁ! 倍にして返す っつってんだろうが! 19 00:01:46,673 --> 00:01:50,177 お願い! 今日はあの子の 誕生日なのよ! 20 00:01:50,177 --> 00:01:52,179 んなもん 知るかよ! 21 00:01:52,179 --> 00:01:55,682 お願い! お願いだから そのお金だけは! 22 00:01:55,682 --> 00:01:58,185 うるせぇんだよ! 23 00:02:02,356 --> 00:02:05,559 黙って男の言うこと 聞いてろよ! 24 00:02:07,527 --> 00:02:12,366 《身体が… 動かない…。 25 00:02:12,366 --> 00:02:16,703 娘に… あの子に会いたい…。 26 00:02:16,703 --> 00:02:22,209 助けて… 助けてよ お兄ちゃん…》)) 27 00:04:04,511 --> 00:04:07,514 (リオン)つまり お前は 自分の子どもを➡ 28 00:04:07,514 --> 00:04:09,850 お袋と親父に預けたのか? 29 00:04:09,850 --> 00:04:12,686 (マリエ)うん。 大事な孫は 面倒みるけど➡ 30 00:04:12,686 --> 00:04:16,189 私は自分でなんとかしろって ひどくない? 31 00:04:16,189 --> 00:04:18,859 いや まったく。 (マリエ)ひどい! 32 00:04:18,859 --> 00:04:22,362 《それにしても この世界を ひっかきまわしていたやつが➡ 33 00:04:22,362 --> 00:04:26,032 実の妹だったなんて 泣けてくるな…》 34 00:04:26,032 --> 00:04:29,369 (ルクシオン)お二人がお芝居を しているようには見えませんね。 35 00:04:29,369 --> 00:04:33,640 前世や乙女ゲーについても 真実味を帯びてきました。 36 00:04:33,640 --> 00:04:35,976 お前 まだ疑ってたのかよ。 37 00:04:35,976 --> 00:04:39,980 とにかく 私はクズ男に 暴力を振るわれて➡ 38 00:04:39,980 --> 00:04:43,817 気がついたら この世界に いたってわけ。 てへっ。 39 00:04:43,817 --> 00:04:47,487 黙れ! 中身ババアなくせに 鳥肌が立つわ! 40 00:04:47,487 --> 00:04:50,657 言ったわね! クソ兄貴こそ 中身オッサンじゃないの! 41 00:04:50,657 --> 00:04:54,995 もういい! とにかくお前は協力しろ。 42 00:04:54,995 --> 00:04:57,831 ラスボス退治を手伝え。 43 00:04:57,831 --> 00:05:02,002 はっ? このままだと私 この世界でも死ぬんだけど? 44 00:05:02,002 --> 00:05:04,004 処刑されて。 45 00:05:04,004 --> 00:05:06,673 そうだな。 二度目の最期くらい➡ 46 00:05:06,673 --> 00:05:09,176 真面目に人生に 向き合ったらどうだ? 47 00:05:09,176 --> 00:05:13,180 そんなの嫌! 助けてよ お兄ちゃん! 48 00:05:13,180 --> 00:05:16,516 うるせぇ! 調子よく お兄ちゃんって呼ぶな! 49 00:05:16,516 --> 00:05:19,519 あんな化け物と戦いたくない! 50 00:05:19,519 --> 00:05:21,688 ふざけんな! お前のせいで➡ 51 00:05:21,688 --> 00:05:23,857 この世界の流れが 狂ったんだろうが! 52 00:05:23,857 --> 00:05:25,859 ぶぎゃっ! 53 00:05:25,859 --> 00:05:28,695 お前は責任を取って 王家の船を動かせ。 54 00:05:28,695 --> 00:05:32,532 本来の主人公 リビアのサポートをするんだ。 55 00:05:32,532 --> 00:05:37,971 あ… なんで… なんで オリヴィアなの!? 56 00:05:37,971 --> 00:05:40,307 どうして あの女なのよ! 57 00:05:40,307 --> 00:05:44,010 私を助けてくれてもいいじゃない。 58 00:05:45,979 --> 00:05:48,982 おい! (バーナード)おっと。 59 00:05:48,982 --> 00:05:53,987 子爵 出陣の準備が整った。 60 00:05:53,987 --> 00:05:58,158 陛下の呼びかけに応じた 貴族たちが集まっている。 61 00:05:58,158 --> 00:06:00,560 謁見の間に来てくれ。 62 00:06:05,498 --> 00:06:07,500 (オリヴィア)マリエさん? (アンジェリカ)あの女➡ 63 00:06:07,500 --> 00:06:10,503 ここまで来て逃げるつもりか? 64 00:06:10,503 --> 00:06:13,340 あっ ア アンジェはリオンさんのそばに。 65 00:06:13,340 --> 00:06:16,009 私が様子を見てきます。 66 00:06:16,009 --> 00:06:18,345 いや 私も…。 行ってください! 67 00:06:18,345 --> 00:06:21,681 リオンさんを助けられるのは アンジェだけですから。 68 00:06:21,681 --> 00:06:24,084 リビア…? 69 00:06:26,019 --> 00:06:30,357 《そう… 私が邪魔をしたら駄目。 70 00:06:30,357 --> 00:06:33,193 私は リオンさんにふさわしくない。 71 00:06:33,193 --> 00:06:36,463 そんなことわかっていたのに…。 72 00:06:36,463 --> 00:06:41,468 アンジェがいるのに どうして私は リオンさんを…》 73 00:06:44,804 --> 00:06:46,973 あ…。 74 00:06:46,973 --> 00:06:51,645 あんた…。 75 00:06:51,645 --> 00:06:54,981 返すわよ! えっ? 76 00:06:54,981 --> 00:06:59,653 全部あんたに返すから! 私にも返してよ! 77 00:06:59,653 --> 00:07:06,493 殿下たち5人 カイルも 聖女の地位も全部返す! 78 00:07:06,493 --> 00:07:08,662 だから返してよ! 79 00:07:08,662 --> 00:07:10,830 な 何を言って…。 80 00:07:10,830 --> 00:07:15,168 お兄ちゃ… あいつを! リオンを返してよ! 81 00:07:15,168 --> 00:07:18,071 全部 あんたに返すから! 82 00:07:21,007 --> 00:07:24,678 《ああ 懐かしいわね…。 83 00:07:24,678 --> 00:07:29,849 両親にも こんなふうに 叩かれたわ すごく痛い…》 84 00:07:29,849 --> 00:07:31,851 バカにしないで! 85 00:07:31,851 --> 00:07:33,787 リオンさんは 物じゃない! 86 00:07:33,787 --> 00:07:41,461 リオンさんは… 私のじゃ… 私の物なんかじゃ…。 87 00:07:41,461 --> 00:07:45,131 《リオンさんは アンジェとお似合いだもの。 88 00:07:45,131 --> 00:07:47,467 私は 諦めるしかないじゃない》 89 00:07:47,467 --> 00:07:52,472 じゃあ 何? 私は結局 すべて失っただけ? 90 00:07:52,472 --> 00:07:56,976 今度こそ 上手くいくと 思ってたのに なんで…。 91 00:07:56,976 --> 00:08:00,981 なんで幸せになれないのよ! 92 00:08:03,316 --> 00:08:06,319 (カーラ)マリエ様! (カイル)ここでしたか。 93 00:08:06,319 --> 00:08:11,491 あ あんたたち なんで…。 94 00:08:11,491 --> 00:08:15,495 わ 私… あのとき 助けてもらって➡ 95 00:08:15,495 --> 00:08:17,831 本当にうれしくて。 96 00:08:17,831 --> 00:08:20,667 (カーラ)いつも頑張ってる マリエ様を見てると➡ 97 00:08:20,667 --> 00:08:23,336 自分も頑張れそうで…。 98 00:08:23,336 --> 00:08:27,340 だから… だからもう 泣かないでください。 99 00:08:27,340 --> 00:08:29,676 カーラ…。 100 00:08:29,676 --> 00:08:32,011 ご主人様は ワガママで身勝手で➡ 101 00:08:32,011 --> 00:08:35,949 いつも苦労させられてばかりです。 102 00:08:35,949 --> 00:08:41,621 でも 本当は気遣いのできる 優しい人だと知っています。 103 00:08:41,621 --> 00:08:44,290 ののしられたのは ショックですけど➡ 104 00:08:44,290 --> 00:08:46,292 僕とカーラさんくらいは➡ 105 00:08:46,292 --> 00:08:48,962 一緒にいないと かわいそうですからね。 106 00:08:48,962 --> 00:08:54,134 ご ごめんなさい… 2人とも。 107 00:08:54,134 --> 00:08:57,303 本当にごめん…。 (カーラ)マリエ様。 108 00:08:57,303 --> 00:08:59,639 (カイル)さあ 行きますよ。 109 00:08:59,639 --> 00:09:05,145 ニセモノでも聖女様なんですから せめてもの格好はつけないと。 110 00:09:05,145 --> 00:09:08,648 うぅ…。 111 00:09:10,650 --> 00:09:12,986 嘘つき…。 112 00:09:12,986 --> 00:09:16,156 全部失ってなんかないじゃない。 113 00:09:16,156 --> 00:09:20,493 支えてくれる人が 2人もいるじゃない。 114 00:09:20,493 --> 00:09:22,996 嘘つき…。 115 00:09:24,998 --> 00:09:30,603 私は一人なのに… 私には何も残らないのに…。 116 00:09:33,339 --> 00:09:36,443 リビア…。 117 00:09:36,443 --> 00:09:40,613 《そうだよな… お前だって ずっとリオンを…》 118 00:09:40,613 --> 00:09:42,949 リビア。 119 00:09:42,949 --> 00:09:45,452 あっ アンジェ? 120 00:09:45,452 --> 00:09:48,788 マ マリエさんは 無事に戻りましたよ。 121 00:09:48,788 --> 00:09:53,626 そ その… 今は 顔を見ないでください。 122 00:09:53,626 --> 00:09:57,130 いろいろあったので。 リビア。 123 00:09:57,130 --> 00:10:00,633 私は リオンが好きだよ。 124 00:10:04,304 --> 00:10:06,806 だから お前も身を引くな。 125 00:10:06,806 --> 00:10:08,808 えっ? 126 00:10:08,808 --> 00:10:12,479 リオンに ちゃんと気持ちを伝えろ。 127 00:10:12,479 --> 00:10:16,649 伝えました… 伝えたんです。 128 00:10:16,649 --> 00:10:22,322 でも リオンさんは まだ答えをくれないんです。 129 00:10:22,322 --> 00:10:25,325 きっと アンジェのことが 好きだから…。 130 00:10:25,325 --> 00:10:27,494 それでも。 131 00:10:27,494 --> 00:10:29,996 それでも もう一度伝えろ。 132 00:10:29,996 --> 00:10:32,298 私も 気持ちを伝えるから。 133 00:10:35,335 --> 00:10:40,507 大丈夫だ あいつには 逃げられないようにする。 134 00:10:40,507 --> 00:10:44,010 でも いいんですか? 135 00:10:44,010 --> 00:10:49,349 だって アンジェとリオンさんは貴族で お似合いで…。 136 00:10:49,349 --> 00:10:53,853 バカ! 誰かを好きだという思いに 身分の差などない! 137 00:10:56,356 --> 00:11:00,860 簡単に諦められるなら 誰も苦しんだりしない。 138 00:11:00,860 --> 00:11:06,032 誰かへの想いは 何度でも伝えるしかないんだ。 139 00:11:06,032 --> 00:11:08,835 アンジェ…。 140 00:11:12,038 --> 00:11:16,709 リビア 私にとっては お前も大切な存在だ。 141 00:11:16,709 --> 00:11:19,212 だから 泣くのをやめろ。 142 00:11:19,212 --> 00:11:22,215 (オリヴィア)はい。 143 00:11:22,215 --> 00:11:24,384 ぎゃあ~っ! 144 00:11:24,384 --> 00:11:27,687 ぐわぁ~っ! 145 00:11:30,056 --> 00:11:32,058 だ 駄目です! バンデル殿! 146 00:11:32,058 --> 00:11:35,495 取り込むどころか 皆 命を吸われてしまっています! 147 00:11:35,495 --> 00:11:37,497 ぐわぁ~! 148 00:11:37,497 --> 00:11:39,832 バ バンデル殿! 149 00:11:39,832 --> 00:11:42,001 (バンデル)うぬっ! うぉっ! 150 00:11:42,001 --> 00:11:45,004 《バンデル:姫様…》 151 00:11:48,007 --> 00:11:52,011 (ゲラット)任せましたよ バンデル殿。 152 00:11:52,011 --> 00:11:56,349 (バンデル)ああ もう守護神様は 止まらぬ。 153 00:11:56,349 --> 00:11:59,686 (ゲラット)あなたは 彼女のお気に入りでしたからね。 154 00:11:59,686 --> 00:12:03,022 本陣の防衛が手薄になるのは 避けたいですが➡ 155 00:12:03,022 --> 00:12:05,024 しかたありませんね。 156 00:12:05,024 --> 00:12:09,862 一度負けた英雄に それほどの価値はあるまい。 157 00:12:09,862 --> 00:12:13,866 (ゲラット)魔装との適合は 終わったようですね。 158 00:12:13,866 --> 00:12:16,202 ああ。 うぉ~。 159 00:12:16,202 --> 00:12:21,541 使用者の命を対価に力を授けると 言い伝えられていますが。 160 00:12:21,541 --> 00:12:26,212 (バンデル) この力に選ばれたのは 私だけだ。 161 00:12:26,212 --> 00:12:29,115 (バンデル)では…。 162 00:12:32,051 --> 00:12:34,320 チッ! 化け物め。 163 00:12:34,320 --> 00:12:38,825 ゲラット様 王国のフランプトン侯爵から 連絡が…。 164 00:12:38,825 --> 00:12:41,160 またですか? しつこいですね。 165 00:12:41,160 --> 00:12:45,498 いい加減 己のアホさに 気づく頃でしょうに。 166 00:12:45,498 --> 00:12:49,669 (マルコム)まったく おめおめ バルトファルトを逃がすとは…。 167 00:12:49,669 --> 00:12:51,838 (デイル)も 申し訳ありません。 168 00:12:51,838 --> 00:12:54,507 陛下の庇護もあり 手出しができず…。 169 00:12:54,507 --> 00:12:57,176 (マルコム)ヴィンスか…。 170 00:12:57,176 --> 00:13:01,014 公国との連絡は? (デイル)やはり つながりません。 171 00:13:01,014 --> 00:13:03,516 何度も通信を試みていますが。 172 00:13:03,516 --> 00:13:08,688 くっ… なぜだ… なぜ侵攻を続ける? 173 00:13:08,688 --> 00:13:11,691 割譲を約束した領土を はるかに越え➡ 174 00:13:11,691 --> 00:13:15,695 もう王都すら目前ではないか。 175 00:13:15,695 --> 00:13:18,531 も… もう一度通信を! 176 00:13:18,531 --> 00:13:21,034 待て。 ん? 177 00:13:21,034 --> 00:13:23,703 もういい。 178 00:13:23,703 --> 00:13:28,875 失敗続きのお前には 責任を取ってもらおう。 179 00:13:28,875 --> 00:13:31,878 そ そのボトルは…。 180 00:13:31,878 --> 00:13:34,647 (マルコム)必要な犠牲だ。 181 00:13:34,647 --> 00:13:38,317 政治に犠牲はつきものだからな。 182 00:13:38,317 --> 00:13:42,822 (マルコム)さあ ねぎらいの一杯だ。 183 00:13:44,824 --> 00:13:47,493 これで全員か? 少なすぎるぞ! 184 00:13:47,493 --> 00:13:51,497 もう敵は目の前だろう! 一両日中には 王都に到達だと! 185 00:13:51,497 --> 00:13:53,666 公国の連中め! 186 00:13:53,666 --> 00:13:56,836 (ローランド)フッ… 王宮に忠誠を誓う者は➡ 187 00:13:56,836 --> 00:14:00,173 思った以上に少ないらしい。 188 00:14:00,173 --> 00:14:05,178 だが この場に集まった 者たちこそは 真の勇者。 189 00:14:05,178 --> 00:14:09,515 諸君! 公国の卑劣な侵攻を 許してはならない! 190 00:14:09,515 --> 00:14:13,519 今こそ 命をかけるときだ! 191 00:14:13,519 --> 00:14:17,857 バルトファルト子爵 前へ。 192 00:14:17,857 --> 00:14:20,526 なっ!? バルトファルト? 193 00:14:20,526 --> 00:14:22,528 捕まったんじゃないのか? 194 00:14:26,199 --> 00:14:28,701 王国の危機的状況に際し➡ 195 00:14:28,701 --> 00:14:31,370 君を総司令官に任命する。 196 00:14:31,370 --> 00:14:33,372 (どよめき) 197 00:14:33,372 --> 00:14:35,308 なんだと!? 198 00:14:35,308 --> 00:14:37,810 まだ若いと侮る者もいるだろう。 199 00:14:37,810 --> 00:14:41,147 (ローランド)経験不足と 信用しない者もいるだろう。 200 00:14:41,147 --> 00:14:44,150 くっ…。 (マルコム)だが この状況を➡ 201 00:14:44,150 --> 00:14:47,820 打開できる力を持つのは 子爵だけだ。 202 00:14:47,820 --> 00:14:52,992 バルトファルト子爵 この戦い 勝てるか? 203 00:14:52,992 --> 00:14:55,828 《ずいぶん芝居がかったセリフだ。 204 00:14:55,828 --> 00:14:57,830 けど 嫌いじゃない》 205 00:14:59,832 --> 00:15:03,336 陛下が そう望まれるのなら。 206 00:15:03,336 --> 00:15:06,005 《こいつ 私の見せ場を…》 207 00:15:06,005 --> 00:15:08,674 口だけは一丁前に。 どこかで聞いたセリフだな。 208 00:15:08,674 --> 00:15:10,843 70点ってとこか。 209 00:15:10,843 --> 00:15:13,346 《は 恥ずかしいから黙れ! 210 00:15:13,346 --> 00:15:16,682 ってか 陛下 キレてる? なんで?》 211 00:15:16,682 --> 00:15:18,851 うぅ…! 212 00:15:18,851 --> 00:15:22,522 《ミレーヌさんは 顔赤い? なんで?》 213 00:15:22,522 --> 00:15:27,026 ここにおいて バルトファルト子爵を 総司令官とし➡ 214 00:15:27,026 --> 00:15:29,862 公国に決戦を挑む。 215 00:15:29,862 --> 00:15:32,532 お待ちください! 216 00:15:32,532 --> 00:15:37,637 陛下 こんな成りあがり者を 信用してはなりません! 217 00:15:37,637 --> 00:15:41,641 こやつは 反逆罪に 問われているのですぞ! 218 00:15:43,810 --> 00:15:47,480 (ミレーヌ)フランプトン侯爵 見苦しい真似はおやめなさい。 219 00:15:47,480 --> 00:15:50,650 (ミレーヌ)罪をねつ造したのは あなたたちでしょうに。 220 00:15:50,650 --> 00:15:56,155 なんと そのような物言いは 王妃様といえ許せませんぞ! 221 00:15:56,155 --> 00:15:59,992 我々は 今こそ一丸となって 戦わなければならないときに…。 222 00:15:59,992 --> 00:16:01,994 (銃声) 223 00:16:04,163 --> 00:16:08,334 その汚い口を閉じろ ゴミが! 224 00:16:08,334 --> 00:16:12,338 小僧! 衛兵! 何をしている! 225 00:16:12,338 --> 00:16:15,508 こやつを すぐ捕らえよ! 226 00:16:15,508 --> 00:16:18,845 なっ 何をする!? どういうつもりだ!? 227 00:16:18,845 --> 00:16:21,180 公国と裏でつながり➡ 228 00:16:21,180 --> 00:16:25,685 王国を危機に陥れた反逆罪で 捕まるのは俺じゃない。 229 00:16:25,685 --> 00:16:27,854 お前だ! 230 00:16:27,854 --> 00:16:30,690 ふざけるな! なぜ私が!? 231 00:16:30,690 --> 00:16:35,962 どこに証拠がある! ハァ… 残念だよ。 232 00:16:35,962 --> 00:16:38,965 俺は 優しいから この場で一丸となって➡ 233 00:16:38,965 --> 00:16:42,301 戦ってくれるなら 許すつもりだったのに。 234 00:16:42,301 --> 00:16:44,303 あんたも敵が多いよね。 235 00:16:44,303 --> 00:16:47,306 アホな貴族たちが いろいろと教えてくれたよ。 236 00:16:47,306 --> 00:16:50,810 あんたにつながってるやつもね。 237 00:16:50,810 --> 00:16:53,145 ((あいつが裏で 手を回したんだ。 238 00:16:53,145 --> 00:16:55,147 助けてやる代わりに…)) 239 00:16:55,147 --> 00:16:57,650 複数人が 公国に手を貸すよう➡ 240 00:16:57,650 --> 00:17:00,486 お前の部下から指示を受けたと 言ってる。 241 00:17:00,486 --> 00:17:03,322 フランプトン侯爵が? 何かの間違いだろう! 242 00:17:03,322 --> 00:17:06,158 部下から指示を受けた? 243 00:17:06,158 --> 00:17:09,495 それは もしや… デイルのことか? 244 00:17:09,495 --> 00:17:11,664 何? 245 00:17:11,664 --> 00:17:15,501 失礼します! どうした? 何があった? 246 00:17:15,501 --> 00:17:19,005 デイル男爵が 自ら命を…。 247 00:17:19,005 --> 00:17:21,007 なっ!? 248 00:17:21,007 --> 00:17:24,010 その場に残されていた 遺書によると…。 249 00:17:24,010 --> 00:17:28,848 フランプトン侯爵の名を騙り 王国を裏切った罪を償うと。 250 00:17:28,848 --> 00:17:33,352 (マルコム)なんということだ! まさか あやつがそんなことを…。 251 00:17:33,352 --> 00:17:37,456 《こいつ 部下にすべてを なすりつける気か!?》 252 00:17:37,456 --> 00:17:43,129 陛下 部下の裏切りについては 心から謝罪いたします。 253 00:17:43,129 --> 00:17:47,133 しかし すべては 私の預かり知らぬこと。 254 00:17:47,133 --> 00:17:53,806 どうか… どうか私の忠誠は 信じていただきたい! 255 00:17:53,806 --> 00:17:56,142 (ヘルトルーデ) ずいぶん芝居が上手いのね。 256 00:17:56,142 --> 00:17:58,644 んっ!? 257 00:17:58,644 --> 00:18:00,980 ヘルトルーデさん? 258 00:18:00,980 --> 00:18:02,982 何!? あれは公国の…。 259 00:18:02,982 --> 00:18:04,984 敵国の王女だぞ! 260 00:18:04,984 --> 00:18:08,988 (ヴィンス)発言したいことが あると聞き お連れしました。 261 00:18:08,988 --> 00:18:10,990 (ヘルトルーデ)あなたと公国との やりとりは➡ 262 00:18:10,990 --> 00:18:13,159 すべて話させてもらったわ。 263 00:18:13,159 --> 00:18:15,661 領地の割譲と引き換えに➡ 264 00:18:15,661 --> 00:18:20,666 講和をまとめることで 地位を確約する話ができていると。 265 00:18:20,666 --> 00:18:23,669 くっ… この小娘が! 266 00:18:23,669 --> 00:18:26,505 《この状況で 侯爵を切り捨てれば➡ 267 00:18:26,505 --> 00:18:31,344 王国の戦力を 大幅に削ぐことができる》 268 00:18:31,344 --> 00:18:35,281 (ヘルトルーデ)そもそも領地の割譲など 生ぬるいわ。 269 00:18:35,281 --> 00:18:38,784 公国は 己の力で王国を倒す…。 270 00:18:38,784 --> 00:18:43,122 あなたも 宰相の地位は 己の力で手に入れたら? 271 00:18:43,122 --> 00:18:46,125 貴様! 272 00:18:46,125 --> 00:18:50,796 いずれにせよ 王宮の膿は吐き出されたわけだ。 273 00:18:50,796 --> 00:18:53,799 (マルコム)ヴィンス… 貴様! 274 00:18:53,799 --> 00:18:55,801 《上手いねぇ お父さま。 275 00:18:55,801 --> 00:18:59,805 これで レッドグレイブ家が 最大派閥に返り咲きか》 276 00:18:59,805 --> 00:19:01,974 (バーナード)殿下を別室へ。 277 00:19:01,974 --> 00:19:05,311 ち 違う! すべては国のため! 278 00:19:05,311 --> 00:19:09,148 王国を維持するために 必要なことだったのだ! 279 00:19:09,148 --> 00:19:12,651 その結果 お前は公国に裏切られて➡ 280 00:19:12,651 --> 00:19:15,655 王国は崩壊寸前ってわけか~。 281 00:19:15,655 --> 00:19:20,326 だ 黙れ! 誰がこの国を 支えてきたと思っている! 282 00:19:20,326 --> 00:19:24,664 残念だけど お前は 判断を間違えたんだよ➡ 283 00:19:24,664 --> 00:19:26,666 おじいちゃん。 284 00:19:26,666 --> 00:19:28,834 こ 小僧! 285 00:19:28,834 --> 00:19:32,171 私がどれだけ 国のために尽くしてきたか! 286 00:19:32,171 --> 00:19:36,609 政治もわからぬ小僧に 否定などさせるものか! 287 00:19:36,609 --> 00:19:40,613 否定? 何か勘違いしてますね。 288 00:19:40,613 --> 00:19:43,282 俺は あなたを認めてますよ。 289 00:19:43,282 --> 00:19:46,619 今まで立派に王国を 支えてきたのでしょう? 290 00:19:46,619 --> 00:19:49,455 うん よく頑張った 尊敬しよう! 291 00:19:49,455 --> 00:19:51,791 あんた 最高だ! 292 00:19:51,791 --> 00:19:54,293 けど…。 293 00:19:54,293 --> 00:19:57,630 失敗したら 責任を取らないとね。 294 00:19:57,630 --> 00:20:00,132 わわわ 私は侯爵だぞ! 295 00:20:00,132 --> 00:20:05,304 だからこそ 国を危機に陥れた 責任を取るのにふさわしい。 296 00:20:05,304 --> 00:20:07,640 くっ…。 297 00:20:07,640 --> 00:20:10,643 あんたは 俺を冤罪で 犠牲にしようとしたな。 298 00:20:10,643 --> 00:20:13,646 同じように これまで 犠牲にしてきた連中が➡ 299 00:20:13,646 --> 00:20:17,817 たくさんいるだろ? どれだけの人間を陥れてきた? 300 00:20:17,817 --> 00:20:20,986 そ それがどうした! 必要な犠牲だ! 301 00:20:20,986 --> 00:20:23,322 政治に犠牲はつきものだ! 302 00:20:23,322 --> 00:20:27,660 そのとおり! 俺も その考えには賛成だ。 303 00:20:27,660 --> 00:20:30,162 国のためならしかたがない。 304 00:20:30,162 --> 00:20:34,333 必要な犠牲だ。 政治に犠牲はつきものだ! 305 00:20:34,333 --> 00:20:38,504 だから~ わかってくれるよね? 306 00:20:38,504 --> 00:20:40,506 貴様… ぐっ! 307 00:20:40,506 --> 00:20:45,845 ザコいんだよ もう十分だ 敗北者。 308 00:20:45,845 --> 00:20:49,849 君たちは 切り捨てられる敗北者。 309 00:20:49,849 --> 00:20:53,185 だから 潔く 犠牲になってくれるよね? 310 00:20:53,185 --> 00:20:55,521 嫌だなんて言わないよね? 311 00:20:55,521 --> 00:20:57,857 だって そうしてきたんだよね? 312 00:20:57,857 --> 00:21:00,192 うぅ…。 だから➡ 313 00:21:00,192 --> 00:21:04,029 国のために 今度は お前が犠牲になれ! 314 00:21:04,029 --> 00:21:06,866 がはっ! 315 00:21:06,866 --> 00:21:09,034 ごふっ…。 316 00:21:09,034 --> 00:21:12,705 俺に喧嘩を売ったことは 許してやる。 317 00:21:12,705 --> 00:21:15,541 あとは 自分で罪を償え。 318 00:21:15,541 --> 00:21:17,877 連れていきなさい。 319 00:21:17,877 --> 00:21:23,215 (マルコム)ええい 離せ! 無礼だぞ! 私を誰だと思っている! 320 00:21:23,215 --> 00:21:29,388 さて この際だ はっきりさせて おきたいことがある。 321 00:21:29,388 --> 00:21:33,993 一つめ 俺はお前らが嫌いだ。 322 00:21:33,993 --> 00:21:37,163 この国が嫌いだ。 323 00:21:37,163 --> 00:21:43,002 理由? お前らがマヌケなせいで 俺が働くことになったからだ。 324 00:21:43,002 --> 00:21:46,505 もっと ちゃんと仕事しろ。 325 00:21:46,505 --> 00:21:50,676 2つめ 俺はお前らを信用してない。 326 00:21:50,676 --> 00:21:55,514 お前らが俺を信用してないことも 理解している。 327 00:21:55,514 --> 00:22:00,186 3つめ いつでも 立場を代わってやる。 328 00:22:00,186 --> 00:22:04,690 この状況を覆して 王国を勝利に 導けると思うやつがいれば➡ 329 00:22:04,690 --> 00:22:07,193 前に出ろ。 330 00:22:07,193 --> 00:22:10,029 最後は 非常にシンプルだ。 331 00:22:10,029 --> 00:22:14,366 俺に従わないなら さっさと逃げろ。 332 00:22:14,366 --> 00:22:18,704 疑問を持つな 口答えをするな! 333 00:22:18,704 --> 00:22:24,210 お前らに許されるのは 俺の命令に従うことだけだ! 334 00:22:24,210 --> 00:22:30,549 ♬~ 335 00:22:30,549 --> 00:22:33,819 俺のために戦って死ね。 336 00:22:33,819 --> 00:22:36,522 俺が この国を救ってやる!