1 00:00:04,838 --> 00:00:08,175 ♬(鼻歌) 2 00:00:08,175 --> 00:00:10,177 (ルクシオン)ご機嫌ですね マスター。 3 00:00:10,177 --> 00:00:13,680 (リオン)まぁね~。 あのときの ゾラの顔を思い出したら➡ 4 00:00:13,680 --> 00:00:16,016 鼻歌も出るってもんよ~。 5 00:00:16,016 --> 00:00:19,019 それに この島もな~。 6 00:00:19,019 --> 00:00:21,521 もう俺も独立した騎士扱いだ。 7 00:00:21,521 --> 00:00:25,692 実家に帰る途中で 準男爵規模の 無人島が見つけられて➡ 8 00:00:25,692 --> 00:00:27,694 ホントにラッキーだったよ~。 9 00:00:27,694 --> 00:00:31,031 将来は観光地としても 稼げそうですね。 10 00:00:31,031 --> 00:00:34,201 熱を持つ鉱石で温泉も作れます。 11 00:00:34,201 --> 00:00:37,871 温泉! 温泉はいいな~! 12 00:00:37,871 --> 00:00:40,207 すでに整備は始めています。 13 00:00:40,207 --> 00:00:42,876 数か月で快適になるでしょう。 14 00:00:42,876 --> 00:00:48,715 あとは学園で結婚相手を見つけて 田舎の準男爵として 気ままな…。 15 00:00:48,715 --> 00:00:51,051 はぁ? 男爵!? 16 00:00:51,051 --> 00:00:56,056 (バルカス)ああ。 リオン・フォウ・バルトファルトに 男爵の地位を与えるそうだ。 17 00:00:56,056 --> 00:00:58,559 な なんで…。 18 00:00:58,559 --> 00:01:00,827 (バルカス)未開のダンジョンを開拓して➡ 19 00:01:00,827 --> 00:01:03,664 新たな浮島を見つけた 功績だろうな。 20 00:01:03,664 --> 00:01:07,000 あ あの島は準男爵規模だろ!? 21 00:01:07,000 --> 00:01:09,836 せっかく それなりの地位を選んだのに➡ 22 00:01:09,836 --> 00:01:12,005 下手に男爵なんかに なっちまったら…。 23 00:01:12,005 --> 00:01:16,176 学園では 位の高い結婚相手を 見つけないとな~。 24 00:01:16,176 --> 00:01:19,179 ゾラぐらいの。 ゾラ!? 25 00:01:19,179 --> 00:01:21,181 ゾラ~!? 26 00:01:21,181 --> 00:01:24,685 あ うぅ…。 ううぅ…。 27 00:01:24,685 --> 00:01:28,889 いやだ~! 28 00:03:09,156 --> 00:03:12,159 <ホルファート王国 王都。 29 00:03:12,159 --> 00:03:14,828 広大な大陸の中心に位置し➡ 30 00:03:14,828 --> 00:03:18,832 近代的かつ 自然と調和した 美しい都市。 31 00:03:18,832 --> 00:03:24,504 人口は100万を超え 貴族中心の社会が築かれている> 32 00:03:24,504 --> 00:03:27,841 うわ~ ゲームの学園そのままだ…。 33 00:03:27,841 --> 00:03:32,345 《ここで3年間 貴族の作法や冒険者の心得➡ 34 00:03:32,345 --> 00:03:36,683 魔法なんかも学びながら 結婚相手を探すんだよなぁ…。 35 00:03:36,683 --> 00:03:39,686 ついにゲームのスタート地点》 36 00:03:39,686 --> 00:03:42,856 さっさとカバン持ちなさいよ。 37 00:03:42,856 --> 00:03:45,192 失礼しました お嬢様。 38 00:03:45,192 --> 00:03:48,361 《やっぱり女が強い世界…。 39 00:03:48,361 --> 00:03:51,198 帰りてぇ…》 40 00:03:51,198 --> 00:03:53,533 ⚟きゃ~! 王子さまたちよ! (ざわめき) 41 00:03:53,533 --> 00:03:57,370 ん? 《おお 攻略対象たち。 42 00:03:57,370 --> 00:04:00,807 俺はコイツらを攻略していたのか…。 43 00:04:00,807 --> 00:04:03,143 10年たっても イラつくな》 44 00:04:03,143 --> 00:04:05,812 ⚟あ あれは! あ? 45 00:04:05,812 --> 00:04:07,814 ⚟レッドグレイブ家の…。 46 00:04:07,814 --> 00:04:12,152 《悪役令嬢アンジェリカ…。 主人公のライバルで➡ 47 00:04:12,152 --> 00:04:15,822 王家の次に権力を持つ 侯爵家の娘…。 48 00:04:15,822 --> 00:04:18,658 何度 攻略を邪魔されたことか…》 49 00:04:18,658 --> 00:04:20,660 ⚟すてきね~。 ⚟さすがは侯爵家! 50 00:04:20,660 --> 00:04:23,163 ⚟そこらの男じゃ 釣り合わないわよね~。 51 00:04:23,163 --> 00:04:27,334 《まっ 貴族様たちは貴族様たちで 頑張ってください。 52 00:04:27,334 --> 00:04:29,669 俺はモブとして 頑張るんで》 53 00:04:29,669 --> 00:04:32,839 ⚟長かったな~。 明日からは授業か~。 (チャイム) 54 00:04:32,839 --> 00:04:35,342 ⚟名門貴族の方と 一緒だったら うれしいわぁ。 55 00:04:35,342 --> 00:04:38,178 ふぁ~。 《ねみ~。 56 00:04:38,178 --> 00:04:41,181 入学式って 異世界でも退屈なんだな》 57 00:04:41,181 --> 00:04:43,383 お? (叩く音) 58 00:04:45,519 --> 00:04:49,022 (ユリウス)な 殴った!? 俺を誰だと思っている! 59 00:04:49,022 --> 00:04:51,024 (マリエ)し 知りません! 60 00:04:51,024 --> 00:04:54,861 でも 誰であろうと… ゆ 許されないです! 61 00:04:54,861 --> 00:04:58,031 《ん? あのセリフ…》 62 00:04:58,031 --> 00:05:01,468 お前は 他の女とは違うな。 63 00:05:01,468 --> 00:05:03,470 《やっぱり ゲームイベント? 64 00:05:03,470 --> 00:05:05,972 でも これって たしか…》 65 00:05:08,642 --> 00:05:11,978 《あの主人公じゃない?》 66 00:05:11,978 --> 00:05:13,980 う~ん…。 67 00:05:13,980 --> 00:05:18,485 《あの女… どっかで見たことあるような》 68 00:05:18,485 --> 00:05:21,822 マスター。 ルクシオン 街はどうだった? 69 00:05:21,822 --> 00:05:25,992 私の科学技術のほうが 圧倒的に優れていますね。 70 00:05:25,992 --> 00:05:30,664 魔法技術に関しては 今後の調査も必要でしょうが。 71 00:05:30,664 --> 00:05:33,166 見るべきところは あったんだな? 72 00:05:33,166 --> 00:05:35,502 素直じゃないなぁ ツンデレめ。 73 00:05:35,502 --> 00:05:40,674 ツンデレ? 私に女性としての 役割を求めているのですか? 74 00:05:40,674 --> 00:05:45,011 私には性別がありませんので 気持ちには応えられませんね。 75 00:05:45,011 --> 00:05:47,013 お前 ムカつくなぁ。 76 00:05:47,013 --> 00:05:50,350 もう勉強ですか? やる気なさそうな割には…。 77 00:05:50,350 --> 00:05:53,853 ちげ~よ。 お茶会の予習だ。 78 00:05:56,022 --> 00:05:58,525 ダニエル~ レイモンド~。 79 00:05:58,525 --> 00:06:03,129 俺たちと同じで 裕福じゃない 家柄の女子に アテはあるか~? 80 00:06:03,129 --> 00:06:06,466 (ダニエル)まったくない! なぁ レイモンド。 81 00:06:06,466 --> 00:06:09,636 (レイモンド)僕は お茶会に 来てくれるなら誰でもいいや。 82 00:06:09,636 --> 00:06:12,305 女子のご機嫌取りとはいえ➡ 83 00:06:12,305 --> 00:06:14,641 お茶会も開けないなんて うわさが流れたら➡ 84 00:06:14,641 --> 00:06:16,977 結婚に不利だもんな~。 85 00:06:16,977 --> 00:06:19,646 (3人)はぁ~。 (女子の歓声) 86 00:06:19,646 --> 00:06:21,648 ⚟ユリウス殿下! ん? 87 00:06:21,648 --> 00:06:24,985 ⚟お茶会を開かれるのですか? ⚟参加したいです! ⚟私も! 88 00:06:24,985 --> 00:06:28,989 今年は殿下や名門貴族がいるから ハードル高いよね。 89 00:06:28,989 --> 00:06:33,493 俺らに 冷たい女子たちも アイツらには キャーキャーだもんな。 90 00:06:33,493 --> 00:06:35,662 勘弁してほしいぜ。 91 00:06:35,662 --> 00:06:38,498 (アンジェリカ)殿下。 92 00:06:38,498 --> 00:06:41,001 (アンジェリカ)お茶会のことで お話があります。 93 00:06:41,001 --> 00:06:43,503 ご一緒して よろしいですか? 94 00:06:43,503 --> 00:06:47,173 ふぅ…。 アンジェリカ 威圧するな。 95 00:06:47,173 --> 00:06:49,509 ここは学園だぞ。 96 00:06:49,509 --> 00:06:51,511 心得ています。 97 00:06:51,511 --> 00:06:55,515 ただ 殿下の周りが 少々うるさかったもので。 98 00:06:55,515 --> 00:06:59,185 (女子たち)ヒィ! なんかピリピリしてない? 99 00:06:59,185 --> 00:07:03,123 見るな 目立つな 関わるな。 100 00:07:03,123 --> 00:07:05,625 (マリエ)あ あの…。 あぁ! 101 00:07:05,625 --> 00:07:08,795 (ユリウス)マリエ 探していたぞ! 102 00:07:08,795 --> 00:07:13,133 お呼びでしょうか 殿下? クッ…。 103 00:07:13,133 --> 00:07:15,635 俺も 近々茶会を開く。 104 00:07:15,635 --> 00:07:18,305 そこに お前も呼びたいんだ。 えっ? 105 00:07:18,305 --> 00:07:21,641 お待ちください! その女は場違いです! 106 00:07:21,641 --> 00:07:24,644 俺は 一生徒として ここにいる。 107 00:07:24,644 --> 00:07:28,815 いくら婚約者でも そこまで 干渉される いわれはない。 108 00:07:28,815 --> 00:07:31,818 し 失礼しました。 109 00:07:31,818 --> 00:07:34,821 《これ ゲームの強制イベントだ…。 110 00:07:34,821 --> 00:07:39,326 本当なら 主人公が王子に 守られるはずなんだけど…》 111 00:07:39,326 --> 00:07:42,495 すまなかったな マリエ。 いえ…。 112 00:07:42,495 --> 00:07:46,833 でも 本当に私が 参加してもよろしいのですか? 113 00:07:46,833 --> 00:07:50,503 (ジルク)殿下が ここまで 熱心に女性を誘うなんて➡ 114 00:07:50,503 --> 00:07:53,173 初めてですよ。 よ よせ ジルク! 115 00:07:53,173 --> 00:07:57,677 と とにかく 参加してほしいんだ マリエに。 116 00:07:57,677 --> 00:08:01,114 殿下… はい! 117 00:08:01,114 --> 00:08:03,450 (ジルク)フフッ。 118 00:08:03,450 --> 00:08:05,552 《どうなってんだ?》 119 00:08:07,787 --> 00:08:12,792 (ルーカス)お茶会とは 人そのものを 映し出す いわば鏡。 120 00:08:12,792 --> 00:08:17,964 立ち居振る舞いから 言葉づかい その人がどのような人物なのか…。 121 00:08:17,964 --> 00:08:23,303 《だる~ 男がガン首そろえて マナー教室なんて…》 122 00:08:23,303 --> 00:08:25,472 (ルーカス)ミスタ リオン。 あ あ はい! 123 00:08:25,472 --> 00:08:29,642 もっと緊張感をもって聞くように。 ん~。 124 00:08:29,642 --> 00:08:32,312 ⚟あれが うわさの冒険者か。 ⚟田舎者はこれだから…。 125 00:08:32,312 --> 00:08:34,647 ⚟少し手柄があるからって 調子に乗りやがって。 126 00:08:34,647 --> 00:08:37,817 ⚟男爵家のくせに…。 《ケッ… うるせぇ》 127 00:08:37,817 --> 00:08:41,821 ミスタ リオン 女性を 特別な空間にいざなうという➡ 128 00:08:41,821 --> 00:08:43,823 その気持ちが大事なのです。 129 00:08:43,823 --> 00:08:46,993 はぁ…。 (ルーカス)理解してないようですね。 130 00:08:46,993 --> 00:08:50,663 一つ 実践してみましょう。 前へ。 131 00:08:50,663 --> 00:08:54,334 わ~ 楽しみだなぁ。 132 00:08:54,334 --> 00:08:57,003 《フン な~にがお茶会だ。 133 00:08:57,003 --> 00:08:59,506 たかが女子の ご機嫌取りイベント》 134 00:08:59,506 --> 00:09:01,941 先生~! 135 00:09:01,941 --> 00:09:04,110 わかってくれましたか? 136 00:09:04,110 --> 00:09:07,280 はい! バカにしていた自分が 恥ずかしい! 137 00:09:07,280 --> 00:09:10,784 いつか 先生みたいに 完璧なお茶会を開きたいです! 138 00:09:10,784 --> 00:09:14,120 いえいえ 私も いまだ精進する身。 139 00:09:14,120 --> 00:09:17,791 ともに茶の道を 歩もうではありませんか。 140 00:09:17,791 --> 00:09:20,794 先生… いえ 師匠! 141 00:09:20,794 --> 00:09:24,464 どうしちゃった アイツ? さあ…。 142 00:09:24,464 --> 00:09:27,801 (ルクシオン)ほぉ ずいぶんと手が込んでいますね。 143 00:09:27,801 --> 00:09:31,638 少し前までは 業者を入れて 楽しようとしていたのに。 144 00:09:31,638 --> 00:09:35,475 師匠のおかげだ! 俺は生まれ変わったんだ! 145 00:09:35,475 --> 00:09:39,479 部屋まで借りて立派ですが ちゃんと女性は来るのですか? 146 00:09:39,479 --> 00:09:41,981 来るよ! 男爵家の次女が! 147 00:09:41,981 --> 00:09:44,150 ほら 来た! (ノック) 148 00:09:44,150 --> 00:09:46,653 ようこそ お越しくだ… え? 149 00:09:46,653 --> 00:09:50,156 ちわ~。 えと お1人では? 150 00:09:50,156 --> 00:09:53,993 うん 友達~。 と その使用人~。 151 00:09:53,993 --> 00:09:57,163 ⚟おっ 結構お菓子あんじゃん~。 152 00:09:57,163 --> 00:10:02,335 ブラッド様のお茶会に行くんだけど~ それまで少し時間あったから。 153 00:10:02,335 --> 00:10:07,674 とりあえずお茶を~。 ねぇねぇ 私にも。 早くしてよ~。 154 00:10:07,674 --> 00:10:10,176 ⚟のど乾いた~。 ああぁ…。 ⚟まぁまぁの味ね~。 155 00:10:10,176 --> 00:10:13,513 ⚟じゃあ そろそろ行こっか~。 ⚟うん~。 ⚟ふぁ~。 156 00:10:13,513 --> 00:10:17,350 あんがと~。 そこそこ いい暇つぶしになったよ~。 157 00:10:17,350 --> 00:10:20,186 じゃね~。 じゃあね~。 じゃね~。 158 00:10:20,186 --> 00:10:22,522 ⚟でも お菓子は もっと高いのじゃないと➡ 159 00:10:22,522 --> 00:10:24,524 女子は喜ばないよ~。 160 00:10:24,524 --> 00:10:27,026 (ドアが閉まる音) 161 00:10:27,026 --> 00:10:31,364 《師匠… お茶の道は 長く険しそうです…》 162 00:10:31,364 --> 00:10:34,200 ⚟はぁ? なんなのアンタ! ん? 163 00:10:34,200 --> 00:10:39,038 ブラッド様にお呼ばれ? 身のほどを知りなさい バーカ! 164 00:10:39,038 --> 00:10:41,708 (オリヴィア)ああ! 165 00:10:41,708 --> 00:10:43,710 ⚟平民はゴミ掃除でもしてなさい。 (笑い声) 166 00:10:43,710 --> 00:10:45,712 ⚟調子に乗るんじゃないわよ! 167 00:10:45,712 --> 00:10:47,714 あの子は…。 168 00:10:47,714 --> 00:10:50,383 これがいじめ… ですか。 169 00:10:50,383 --> 00:10:52,552 彼女は たしか特待生の…。 170 00:10:52,552 --> 00:10:56,556 《オリヴィア… このゲームの主人公だ》 171 00:10:58,558 --> 00:11:03,363 (泣き声) 172 00:11:06,165 --> 00:11:10,503 《ホントは ゲームのシナリオに 関わりたくないんだけど…》 173 00:11:10,503 --> 00:11:13,673 そこの彼女! あ…。 174 00:11:13,673 --> 00:11:15,842 お茶 してかない? 175 00:11:15,842 --> 00:11:17,844 はぁ…。 176 00:11:21,181 --> 00:11:23,850 はむ…。 177 00:11:23,850 --> 00:11:28,021 おいしい! こんなに おいしいお菓子 初めてです~。 178 00:11:28,021 --> 00:11:30,356 このお茶も いただいて いいんですか? 179 00:11:30,356 --> 00:11:35,194 ああ どうせ 無駄になるところだったし ハハ。 180 00:11:35,194 --> 00:11:38,531 ⦅いい暇つぶしだよ~。 早くしなさいよ クズが! 181 00:11:38,531 --> 00:11:41,034 もっと高いやつ 出しなさいよ~⦆ 182 00:11:41,034 --> 00:11:45,038 はわあ~! おいしいです~! 183 00:11:45,038 --> 00:11:48,207 《なんだよ ものすごく いい子じゃないか! 184 00:11:48,207 --> 00:11:50,710 誰だ あざとい とか言った バカ野郎は!》 185 00:11:50,710 --> 00:11:53,212 ⦅男:あざとい。 あざといよ⦆ 186 00:11:53,212 --> 00:11:55,215 はぁ…。 187 00:11:57,717 --> 00:12:01,120 ねぇ 君。 いつもあんな感じなの? 188 00:12:03,489 --> 00:12:07,160 私 何をやっても うまくいかなくて…。 189 00:12:07,160 --> 00:12:11,331 平民の私が この学園に来ても よかったんでしょうか…。 190 00:12:11,331 --> 00:12:13,833 んん… いいに決まってるじゃない! 191 00:12:13,833 --> 00:12:15,835 《主人公だし…》 192 00:12:15,835 --> 00:12:19,839 本当は魔法のことを もっと勉強したいんです。 193 00:12:19,839 --> 00:12:25,678 けど 学園のルールとか 暗黙の了解とかに疎くて んっ。 194 00:12:25,678 --> 00:12:27,680 ああ 泣かないで。 195 00:12:27,680 --> 00:12:30,683 1人だけ頼れそうなのに 心当たりあるから➡ 196 00:12:30,683 --> 00:12:32,685 少しは力になれるかも。 197 00:12:32,685 --> 00:12:35,355 ふぇ 本当ですか!? 198 00:12:35,355 --> 00:12:38,024 《ウッ まぶしい!》 199 00:12:38,024 --> 00:12:42,028 (ジェナ)で 私を呼んだってわけ? 愚弟。 200 00:12:42,028 --> 00:12:44,530 姉貴も たまには役に立て。 201 00:12:44,530 --> 00:12:47,367 普段 さんざん 俺に金をせびってんだろ。 202 00:12:47,367 --> 00:12:51,037 (ジェナ)チッ。 アンタ オリヴィアって言ったっけ? 203 00:12:51,037 --> 00:12:54,207 クラスでいちばん偉い女子に 挨拶はしたの? 204 00:12:54,207 --> 00:12:59,045 いいえ…。 取り巻きの方が いっぱいで近づけなくて…。 205 00:12:59,045 --> 00:13:01,314 そういう場合 取り巻きで➡ 206 00:13:01,314 --> 00:13:04,317 重要なポジションの子に 仲介を頼むのよ。 207 00:13:04,317 --> 00:13:07,654 ちゃんと 相手の好みの土産物を持って。 208 00:13:07,654 --> 00:13:09,656 完全に わいろじゃん…。 209 00:13:09,656 --> 00:13:12,325 それで うまく回ってんだから いいのよ! 210 00:13:12,325 --> 00:13:15,328 (ジェナ)土産物は 人気店の お菓子とかにしなさい。 211 00:13:15,328 --> 00:13:18,998 に 人気店のお菓子!? 212 00:13:18,998 --> 00:13:21,501 高いですよね…。 213 00:13:21,501 --> 00:13:26,005 コイツに払わせていいわよ。 はぁ!? なんでお前が勝手に! 214 00:13:26,005 --> 00:13:30,677 100ディア… 200ディア…。 うう…。 215 00:13:30,677 --> 00:13:33,680 大丈夫 俺が代金 持つよ…。 216 00:13:33,680 --> 00:13:36,683 か 必ず お返しします…。 217 00:13:39,018 --> 00:13:43,523 誰の入れ知恵か知らないが 挨拶に来たことは褒めてやろう。 218 00:13:43,523 --> 00:13:45,692 あ ありがとうございます。 219 00:13:45,692 --> 00:13:48,194 立場をわきまえているなら➡ 220 00:13:48,194 --> 00:13:50,863 隅でおとなしく過ごすぐらいは 許す。 221 00:13:50,863 --> 00:13:54,701 そ それでは 私も学園にいて いいんですか? 222 00:13:54,701 --> 00:13:58,371 んっ…。 (食器の音) 223 00:13:58,371 --> 00:14:01,674 (ドアの開閉音) 224 00:14:03,976 --> 00:14:05,978 あ あの? 225 00:14:05,978 --> 00:14:08,648 あそこで黙ってうなずく。 226 00:14:08,648 --> 00:14:10,650 それで すべて終わった。 227 00:14:10,650 --> 00:14:14,654 お前が質問するから 話がややこしくなっただろうが。 228 00:14:14,654 --> 00:14:17,657 ふぇ? 許すも何も➡ 229 00:14:17,657 --> 00:14:20,493 私が追い出そうと しているわけではない。 230 00:14:20,493 --> 00:14:23,996 そんなに暇ではないし 低俗なことも嫌いだ。 231 00:14:23,996 --> 00:14:28,835 そ そうなんですか? ごめんなさい…。 232 00:14:28,835 --> 00:14:31,337 フッ…。 233 00:14:31,337 --> 00:14:36,175 《殿下にすり寄る あの女よりは マシか…》 234 00:14:36,175 --> 00:14:39,846 特待生 お前に このことを勧めたのは誰だ? 235 00:14:39,846 --> 00:14:42,014 リオンさんですけど。 236 00:14:42,014 --> 00:14:44,851 バルトファルト家の三男か。 237 00:14:44,851 --> 00:14:47,854 自力で男爵位を 手に入れたという…。 238 00:14:47,854 --> 00:14:50,356 すごいヤツじゃないか。 239 00:14:50,356 --> 00:14:53,526 ですよね ですよね~! 240 00:14:53,526 --> 00:14:58,197 だが 実力があるぶん 利用されることも多いだろうな。 241 00:14:58,197 --> 00:15:00,199 ん? 242 00:15:03,803 --> 00:15:06,806 チッ ダニエルとレイモンドめ…。 243 00:15:06,806 --> 00:15:09,642 探索授業を サボりやがって…。 244 00:15:09,642 --> 00:15:14,647 《しかも このメンバー 例の攻略対象たちじゃん…》 245 00:15:14,647 --> 00:15:19,485 ごめんなさい… 皆さんが どうしても参加してほしいって…。 246 00:15:19,485 --> 00:15:22,655 《それに…》 アイツら先に行かせよう。 247 00:15:22,655 --> 00:15:24,657 危ないところは任せればいいわ。 248 00:15:24,657 --> 00:15:28,494 実績のある冒険者と 特待生だしね~。 249 00:15:28,494 --> 00:15:30,997 《俺らは都合のいい護衛➡ 250 00:15:30,997 --> 00:15:33,332 いや 肉壁といったところか…》 251 00:15:33,332 --> 00:15:35,334 では 皆さん! 252 00:15:35,334 --> 00:15:39,005 これまで学んだ魔法や 戦い方の実践です。 253 00:15:39,005 --> 00:15:43,009 地下3階まで進んで 鉱石を採取してきてください。 254 00:15:43,009 --> 00:15:45,678 モンスターには くれぐれも気をつけて! 255 00:15:45,678 --> 00:15:47,847 (生徒たち)は~い! 256 00:15:47,847 --> 00:15:50,683 行こうか オリヴィアさん。 はい! 257 00:15:50,683 --> 00:15:53,019 (アンジェリカ)いい加減にしろ! ん? あっ…。 258 00:15:53,019 --> 00:15:55,188 身の程を知れと言っている! 259 00:15:55,188 --> 00:15:57,690 お前と殿下では 身分が違う! 260 00:15:57,690 --> 00:15:59,959 うぅ… あ! 261 00:15:59,959 --> 00:16:02,128 アンジェリカ よせ。 262 00:16:02,128 --> 00:16:06,299 殿下 この者の わがままを お許しになるのですか!? 263 00:16:06,299 --> 00:16:10,970 私… 殿下と一緒がいいと 思っただけで…。 264 00:16:10,970 --> 00:16:13,806 迷惑なら 断っていただいても…。 265 00:16:13,806 --> 00:16:16,809 クッ… またそのような態度を…。 266 00:16:16,809 --> 00:16:18,811 ⚟なんだ? ⚟またケンカか? 267 00:16:18,811 --> 00:16:20,813 なぁ オリヴィアさん。 268 00:16:20,813 --> 00:16:23,316 あのマリエって子のこと 何か知ってる? 269 00:16:23,316 --> 00:16:26,986 あっ… 貧乏な子爵家の子だとか…。 270 00:16:26,986 --> 00:16:29,822 最近は 私より いじめが激しくなってて…。 271 00:16:29,822 --> 00:16:31,824 ふ~ん…。 272 00:16:31,824 --> 00:16:33,993 ⚟婚約者の前で すり寄るとかなくない? 273 00:16:33,993 --> 00:16:36,662 ⚟あの子 他の男子とも 仲よくしてたよね? 274 00:16:36,662 --> 00:16:38,664 ⚟最悪 信じらんない! 275 00:16:38,664 --> 00:16:40,833 (ユリウス)やめろ! あっ! 276 00:16:40,833 --> 00:16:45,338 アンジェリカさん あまり殿下を 困らせないで いただきたい。 277 00:16:45,338 --> 00:16:48,841 (グレッグ)学園にまで 外の関係を持ち込むなよ。 278 00:16:48,841 --> 00:16:50,843 イライラするぜ。 279 00:16:50,843 --> 00:16:53,846 わ 私はただ 殿下のためを思って…。 280 00:16:53,846 --> 00:16:56,349 (ユリウス)行こう マリエ。 (マリエ)は はい…。 281 00:16:58,351 --> 00:17:01,787 あ んん…。 282 00:17:01,787 --> 00:17:06,626 《女が強い世界だけど アイツらだけは特別か…》 283 00:17:06,626 --> 00:17:10,630 うんしょ…。 (鉱石を打つ音) 284 00:17:10,630 --> 00:17:12,632 (オリヴィア)ん んん! (鉱石を打つ音) 285 00:17:12,632 --> 00:17:15,468 リオンさん! うまく掘り出せました~! 286 00:17:15,468 --> 00:17:18,638 おめでとう 100ディアは確実だね。 287 00:17:18,638 --> 00:17:22,642 はい! これでリオンさんに 借りてるお金も返せそうです! 288 00:17:22,642 --> 00:17:25,144 ハハッ いつでもいいよ。 289 00:17:25,144 --> 00:17:28,648 ダンジョンって 宝箱とかも あるんですよね? 290 00:17:28,648 --> 00:17:32,151 誰が置いたんでしょうか? 不思議ですよね。 291 00:17:32,151 --> 00:17:34,820 そうだね 不思議だね。 292 00:17:34,820 --> 00:17:37,490 えっ リオンさんは 気にならないんですか? 293 00:17:37,490 --> 00:17:39,825 別に~? 294 00:17:39,825 --> 00:17:43,162 ん~ リオンさんが冷たい…。 295 00:17:43,162 --> 00:17:45,665 《疑問に思っても意味はない。 296 00:17:45,665 --> 00:17:49,835 なぜなら ふわっとした あの「乙女ゲー」のダンジョンだから。 297 00:17:49,835 --> 00:17:54,507 正直 オリヴィアさんと これ以上 仲良くなるのはマズい。 298 00:17:54,507 --> 00:17:58,177 彼女は王子たちと くっつく運命だ》 299 00:17:58,177 --> 00:18:00,613 まだ 皆さん来ないですね~。 300 00:18:00,613 --> 00:18:04,283 まっ 当然だろうな~。 俺たちは 所詮 肉壁…。 301 00:18:04,283 --> 00:18:06,452 あっ。 あっ? ♬~ 302 00:18:06,452 --> 00:18:08,454 ♬~ 303 00:18:08,454 --> 00:18:10,456 リオンさん! 304 00:18:10,456 --> 00:18:12,792 すぐに 他の皆さんの助けを! 305 00:18:12,792 --> 00:18:16,963 無駄だよ。 もともと俺らを 盾にするつもりだろうし。 306 00:18:16,963 --> 00:18:19,298 そんな…。 ホント…。 307 00:18:19,298 --> 00:18:22,134 ボンボンども くたばれって感じだよ。 308 00:18:22,134 --> 00:18:26,472 このルクシオン製の剣 試してみるか。 309 00:18:26,472 --> 00:18:31,811 ♬~ 310 00:18:31,811 --> 00:18:34,981 ん! グッ! ♬~ 311 00:18:34,981 --> 00:18:38,651 でや~ ラスト~! ♬~ 312 00:18:38,651 --> 00:18:41,153 つ 強いんですね。 313 00:18:41,153 --> 00:18:44,156 まぁ 実家にいたときは 鍛えてたし➡ 314 00:18:44,156 --> 00:18:46,659 もっと えげつないのとも 戦ったからね~。 315 00:18:46,659 --> 00:18:49,161 (モンスター)キィ~! 316 00:18:49,161 --> 00:18:51,497 この…。 317 00:18:51,497 --> 00:18:53,833 (剣を刺す音) 318 00:18:53,833 --> 00:18:56,669 はぁ… おどかしやがって…。 319 00:18:56,669 --> 00:18:59,939 ご ごめんなさい 私をかばって…。 320 00:18:59,939 --> 00:19:04,443 ♬~ 321 00:19:04,443 --> 00:19:06,445 リオンさん…。 クッ…。 322 00:19:06,445 --> 00:19:08,447 (ユリウス)待たせたな! な? 323 00:19:08,447 --> 00:19:10,950 あとは俺たちに任せろ! 324 00:19:10,950 --> 00:19:13,619 《キィ~ ぬけぬけと》 325 00:19:13,619 --> 00:19:16,789 ハァハァ…。 ん…。 326 00:19:16,789 --> 00:19:20,626 マリエ 怖くないか? はい 大丈夫です。 327 00:19:20,626 --> 00:19:22,628 クッ…。 328 00:19:22,628 --> 00:19:25,297 マリエより 殿下のほうが心配だぜ。 329 00:19:25,297 --> 00:19:27,967 王宮育ちは 貧弱だからなあ。 330 00:19:27,967 --> 00:19:30,803 (クリス)おい 殿下に対して無礼だぞ。 331 00:19:30,803 --> 00:19:34,807 今は学生… 対等な立場ですよ。 332 00:19:34,807 --> 00:19:38,310 (ブラッド)この手の男に嫁ぐと 苦労するぞ マリエ。 333 00:19:42,314 --> 00:19:45,985 はあ~! 334 00:19:45,985 --> 00:19:49,288 フッ! フッ 脳筋どもめ! 335 00:19:51,991 --> 00:19:54,160 フッ…。 336 00:19:54,160 --> 00:19:56,662 あっ 早く援護を! 337 00:19:56,662 --> 00:20:00,866 落ち着いてください。 殿下は決して弱くないですよ。 338 00:20:03,502 --> 00:20:05,805 はあ! 339 00:20:08,674 --> 00:20:12,178 あっ 殿下 ケガを…。 340 00:20:12,178 --> 00:20:14,180 あっ! 341 00:20:14,180 --> 00:20:17,383 んっ す 少しかすっただけだ。 342 00:20:23,522 --> 00:20:28,027 マリエ… 回復魔法が使えるのか? 343 00:20:28,027 --> 00:20:31,030 しぃ~。 殿下! 344 00:20:31,030 --> 00:20:33,199 きゃあ! マリエ! 345 00:20:33,199 --> 00:20:35,701 ご無事ですか!? 手当を! 346 00:20:35,701 --> 00:20:38,204 チッ…。 347 00:20:38,204 --> 00:20:41,373 必要ない! えっ? 348 00:20:41,373 --> 00:20:43,375 (ユリウス)大丈夫か マリエ? 349 00:20:43,375 --> 00:20:45,377 (マリエ)は はい…。 350 00:20:45,377 --> 00:20:47,379 あっ…。 351 00:20:47,379 --> 00:20:50,049 殿下! なに マリエと手つないでんだよ! 352 00:20:50,049 --> 00:20:52,718 (ジルク)抜け駆けは許せませんね~。 353 00:20:52,718 --> 00:20:54,720 ⚟さっきの見ました? 354 00:20:54,720 --> 00:20:57,223 ⚟なんか哀れですわね。 ⚟本当に 婚約者なのかしら? 355 00:21:01,827 --> 00:21:03,829 (オリヴィア)リオンさん ケガを! 356 00:21:03,829 --> 00:21:06,665 あ ああ… これくらいは…。 357 00:21:06,665 --> 00:21:09,068 すぐ 治療します。 358 00:21:14,673 --> 00:21:16,842 あ ありがとう。 359 00:21:16,842 --> 00:21:19,845 私 魔法だけは 得意なんです。 360 00:21:19,845 --> 00:21:23,015 それを学者先生に 見つけていただいて…。 361 00:21:23,015 --> 00:21:25,351 この学園に 通うことになって…。 362 00:21:25,351 --> 00:21:27,353 すごいな。 363 00:21:27,353 --> 00:21:30,856 リオンさんのお役に立てて よかったです! 364 00:21:30,856 --> 00:21:33,192 んっ…。 365 00:21:33,192 --> 00:21:39,031 《まいったなぁ。 彼女は主人公で 俺は ただのモブなのに…。 366 00:21:39,031 --> 00:21:44,370 それにしても いったい どうなってる? 367 00:21:44,370 --> 00:21:46,672 なんでゲームと違うんだ?》 368 00:22:01,320 --> 00:22:03,622 フッ…。