1 00:00:04,170 --> 00:00:06,297 ‪(アインズ)魔導国をどうするか‬ 2 00:00:07,340 --> 00:00:10,343 ‪(アインズ)昔 鉄人が独裁すると‬ ‪すごいと言ってたのは‬ 3 00:00:10,427 --> 00:00:12,053 ‪ウルベルトさんだっけ?‬ 4 00:00:13,013 --> 00:00:15,223 ‪幸いにも魔導国には‬ 5 00:00:15,306 --> 00:00:19,561 ‪アルベドとデミウルゴスという‬ ‪不老不死の天才が存在する‬ 6 00:00:19,644 --> 00:00:24,315 ‪世界征服なんて‬ ‪一般人の俺には理解できないけど‬ 7 00:00:25,775 --> 00:00:27,444 ‪否定もできなかった‬ 8 00:00:27,527 --> 00:00:29,154 ‪(フィース)あわわわ…‬ 9 00:00:30,613 --> 00:00:33,491 ‪(アインズ)だから‬ ‪2人に任せっぱなしにしてきたけど‬ 10 00:00:34,576 --> 00:00:39,414 ‪魔導国が どんな種族でも平等に‬ ‪暮らせる国だと広く知られれば⸺‬ 11 00:00:40,165 --> 00:00:44,878 ‪かつての仲間たちと過ごしたような‬ ‪場所がまた 作れるかもしれない‬ 12 00:00:44,961 --> 00:00:45,920 ‪だけど…‬ 13 00:00:46,713 --> 00:00:48,048 ‪(アインズ)ハァ…‬ ‪(フィース)ああっ‬ 14 00:00:49,090 --> 00:00:52,010 ‪(アインズ)今 アルベドたちに‬ ‪俺の考えを口にしたら‬ 15 00:00:52,093 --> 00:00:55,722 ‪彼らが進めている計画の‬ ‪邪魔をしてしまうかもしれない‬ 16 00:00:55,805 --> 00:00:57,515 ‪しばらくは自分1人だけで…‬ 17 00:00:57,599 --> 00:00:59,476 ‪(フィース)‬ ‪も… 申し訳ございません!‬ 18 00:00:59,559 --> 00:01:00,393 ‪(アインズ)えっ?‬ 19 00:01:00,477 --> 00:01:01,436 ‪(フィース)気が行き届かず‬ 20 00:01:01,519 --> 00:01:04,397 ‪主(あるじ)‎にため息をつかせるとは‬ ‪メイド失格‬ 21 00:01:04,480 --> 00:01:06,900 ‪この失態は‬ ‪死んでおわびをさせていただきます‬ 22 00:01:06,983 --> 00:01:09,903 ‪(アインズ)ええ…‬ 23 00:01:09,986 --> 00:01:14,407 ‪♪~‬ 24 00:02:34,737 --> 00:02:38,741 ‪~♪‬ 25 00:02:40,034 --> 00:02:43,872 (鳥のさえずり) 26 00:02:44,539 --> 00:02:47,375 ‪(ラナー)“こうして騎士は‬ ‪悪いドラゴンを倒し”‬ 27 00:02:47,458 --> 00:02:49,711 ‪“お姫様を救い出しました”‬ 28 00:02:50,295 --> 00:02:51,462 ‪(ラナー)“めでたし めでたし”‬ 29 00:02:51,546 --> 00:02:54,007 ‪(子供)やったあ‬ ‪(子供)お姫様 よかったね‬ 30 00:02:54,090 --> 00:02:54,924 ‪そうですね‬ 31 00:02:55,800 --> 00:02:57,677 ‪(イビルアイ)おい 小僧が来たぞ‬ 32 00:02:57,760 --> 00:02:59,137 ‪(クライム)あっ‬ 33 00:02:59,220 --> 00:03:03,725 ‪申し訳ありません ラナー様‬ ‪王宮に戻る時間となりました‬ 34 00:03:03,808 --> 00:03:05,977 ‪(子供たち)え~‬ ‪(子供)姫様 帰っちゃうの?‬ 35 00:03:06,060 --> 00:03:08,104 ‪今度は料理を作りに来ますね‬ 36 00:03:08,187 --> 00:03:09,480 ‪(子供)やったあ!‬ 37 00:03:09,564 --> 00:03:12,233 ‪(子供)一緒に作ろうね‬ ‪(子供)絶対だよ‬ 38 00:03:12,317 --> 00:03:14,235 ‪(子供)また来てね‬ ‪(子供たち)バイバイ‬ 39 00:03:14,319 --> 00:03:16,738 ‪(子供)またね‬ ‪(子供)楽しみにしてるよ‬ 40 00:03:16,821 --> 00:03:19,449 ‪(イビルアイ)‬ ‪あんな大きな孤児院を作るとは‬ 41 00:03:19,532 --> 00:03:21,117 ‪よくそんな金があったな‬ 42 00:03:21,200 --> 00:03:24,913 ‪お兄様が お願いを‬ ‪快く聞いてくださったおかげです‬ 43 00:03:25,747 --> 00:03:27,582 ‪魔導国の王によって‬ 44 00:03:27,665 --> 00:03:30,668 ‪たくさんの子供が‬ ‪親を失いましたから‬ 45 00:03:30,752 --> 00:03:33,504 ‪(イビルアイ)‬ ‪私には 弱いヤツが死ぬのは‬ 46 00:03:33,588 --> 00:03:35,673 ‪しかたがないことだと‬ ‪思えるのだがな‬ 47 00:03:35,757 --> 00:03:37,300 ‪それは違います‬ 48 00:03:37,383 --> 00:03:41,429 ‪弱い者を強い者が救うのが‬ ‪正しい姿です‬ 49 00:03:42,430 --> 00:03:46,309 ‪それに子供たちは 私の宝物です‬ 50 00:03:46,392 --> 00:03:47,310 ‪ああ…‬ 51 00:03:47,894 --> 00:03:50,980 ‪彼らが決して間違った道に‬ ‪それないように‬ 52 00:03:51,064 --> 00:03:53,441 ‪面倒を見ていく必要があります‬ 53 00:03:54,150 --> 00:03:56,235 ‪(ティナ)王女様 頭いい‬ 54 00:03:56,319 --> 00:03:59,572 ‪(イビルアイ)“人間は‬ ‪誰もが強いわけではない”か‬ 55 00:03:59,656 --> 00:04:02,408 ‪イビルアイも‬ ‪リグリットに言われた口か‬ 56 00:04:02,492 --> 00:04:03,493 ‪(イビルアイ)まあな‬ 57 00:04:03,576 --> 00:04:07,455 ‪確かに親を失った子供は‬ ‪犯罪に手を染めやすい‬ 58 00:04:07,538 --> 00:04:11,876 ‪それに 子供たちを教育して‬ ‪優秀な人材が生まれれば‬ 59 00:04:11,960 --> 00:04:14,837 ‪他の貴族も‬ ‪マネしてくれると思うんです‬ 60 00:04:14,921 --> 00:04:16,130 ‪(イビルアイ)よい考えだ‬ 61 00:04:16,214 --> 00:04:17,089 ‪あっ‬ 62 00:04:17,173 --> 00:04:20,218 ‪(イビルアイ)無償の奉仕など‬ ‪うさんくさいだけだからな‬ 63 00:04:20,301 --> 00:04:22,637 ‪(ティナ)‬ ‪イビルアイは心がゆがんでいる‬ 64 00:04:22,720 --> 00:04:25,098 ‪(イビルアイ)‬ ‪お前だって私と同じタイプだろうが‬ 65 00:04:25,181 --> 00:04:26,599 ‪私はピュア‬ 66 00:04:26,683 --> 00:04:28,893 ‪汚れているのは あなただけ‬ 67 00:04:28,977 --> 00:04:29,852 ‪(イビルアイ)チッ‬ 68 00:04:29,936 --> 00:04:32,855 ‪でも これは‬ ‪ブレインさんのアイデアなんですよ‬ 69 00:04:32,939 --> 00:04:35,984 ‪剣の才能がある孤児を‬ ‪集めていると聞いて‬ 70 00:04:36,067 --> 00:04:37,360 ‪思いついたんです‬ 71 00:04:37,443 --> 00:04:39,779 ‪ティナさん イビルアイさん‬ 72 00:04:39,862 --> 00:04:44,033 ‪お二人から見て 才能やタレントが‬ ‪ありそうな子はいましたか?‬ 73 00:04:44,117 --> 00:04:47,453 ‪私は外にいたからな‬ ‪イビルアイは?‬ 74 00:04:47,537 --> 00:04:49,706 ‪(イビルアイ)‬ ‪魔法の才能やタレントの有無など‬ 75 00:04:49,789 --> 00:04:51,541 ‪見ただけでは分からん‬ 76 00:04:51,624 --> 00:04:53,418 ‪そうですか‬ 77 00:04:53,501 --> 00:04:56,129 ‪あっ 皆さんは‬ ‪タレントを持っているんですか?‬ 78 00:04:56,212 --> 00:04:57,213 ‪ナイショ‬ 79 00:04:57,297 --> 00:05:00,008 ‪(イビルアイ)なんだ お前‬ ‪そんなに食いつく話か?‬ 80 00:05:00,091 --> 00:05:03,261 ‪身近にタレントを持っている方って‬ ‪少ないんです‬ 81 00:05:03,928 --> 00:05:05,013 ‪(イビルアイ)バカなことを聞くな‬ 82 00:05:05,096 --> 00:05:06,639 ‪持ってるんですね‬ 83 00:05:07,974 --> 00:05:10,893 ‪私 タレントに興味があるんです‬ 84 00:05:10,977 --> 00:05:13,396 ‪どんな力なのか‬ ‪教えてはくれませんか?‬ 85 00:05:13,479 --> 00:05:17,400 ‪(イビルアイ)ハァ…‬ ‪あまり聞かせたくない話だ‬ 86 00:05:17,483 --> 00:05:19,485 ‪耳を貸してくれないか‬ 87 00:05:19,569 --> 00:05:20,403 ‪はい‬ 88 00:05:20,486 --> 00:05:23,239 ‪(イビルアイ)‬ ‪タレントは冒険者にとって切り札だ‬ 89 00:05:23,322 --> 00:05:24,324 ‪はい‬ 90 00:05:24,407 --> 00:05:26,784 ‪(イビルアイ)そんなこと‬ ‪ベラベラしゃべるはずないだろうが‬ 91 00:05:26,868 --> 00:05:28,161 ‪(ラナー)キャー!‬ ‪(クライム)ああっ‬ 92 00:05:28,244 --> 00:05:31,039 ‪ひどいです 耳がキンキンします‬ 93 00:05:31,122 --> 00:05:32,081 ‪(クライム)ラナー様‬ 94 00:05:32,165 --> 00:05:34,959 ‪イビルアイ様‬ ‪どうかご容赦ください‬ 95 00:05:35,043 --> 00:05:38,129 ‪(イビルアイ)ああん?‬ ‪小僧 お前が甘やかすからだろう‬ 96 00:05:38,212 --> 00:05:39,922 ‪そ… そのようなことは‬ 97 00:05:40,006 --> 00:05:41,466 ‪(ラナー)そうです‬ 98 00:05:41,549 --> 00:05:44,886 ‪クライムは もっと私を‬ ‪甘やかしてもいいと思います‬ 99 00:05:44,969 --> 00:05:47,263 ‪イビルアイさんの意見に賛成です‬ 100 00:05:47,346 --> 00:05:49,390 ‪(イビルアイ)おい‬ ‪そういう意味で言ったのでは…‬ 101 00:05:49,474 --> 00:05:52,060 ‪だから もっと甘やかしてください‬ 102 00:05:52,143 --> 00:05:55,021 ‪とりあえずは 子供の時と‬ ‪同じように お昼寝を一緒に‬ 103 00:05:55,104 --> 00:05:56,647 ‪(クライム)い… いや 姫様‬ 104 00:05:56,731 --> 00:05:59,150 ‪(イビルアイ)ハァ…‬ ‪もういい 私がバカだった‬ 105 00:05:59,734 --> 00:06:02,403 ‪小娘 タレントは ものによっては‬ 106 00:06:02,487 --> 00:06:05,823 ‪そう うちのリーダーの‬ ‪剣の暴走と同じように‬ 107 00:06:05,907 --> 00:06:09,160 ‪1つの都市を たやすく‬ ‪破滅させるだけの力を持っている‬ 108 00:06:09,243 --> 00:06:12,163 ‪ラキュースの剣ですか?‬ 109 00:06:12,246 --> 00:06:13,706 ‪(イビルアイ)ヤツの話では‬ 110 00:06:13,790 --> 00:06:17,543 ‪その暴走を抑えるために‬ ‪相当の力を割いているそうだ‬ 111 00:06:17,627 --> 00:06:20,755 ‪鬼リーダーは‬ ‪あなたを心配させたくないだけ‬ 112 00:06:20,838 --> 00:06:22,423 ‪知らないフリをしてほしい‬ 113 00:06:22,507 --> 00:06:24,050 ‪そうさせていただきます‬ 114 00:06:24,133 --> 00:06:25,885 ‪(クライム)あ… あの ラナー様‬ 115 00:06:25,968 --> 00:06:27,095 ‪あっ‬ 116 00:06:29,764 --> 00:06:32,058 ‪まあ 私ったら‬ 117 00:06:34,060 --> 00:06:36,687 ‪(クライム)‬ ‪そういえば そのアインドラ様は今‬ 118 00:06:36,771 --> 00:06:38,231 ‪どうされているのですか?‬ 119 00:06:38,314 --> 00:06:41,067 ‪ガガーランとティアの‬ ‪修行の付き添い‬ 120 00:06:41,150 --> 00:06:44,695 ‪(イビルアイ)2人は‬ ‪ヤルダバオトとの一戦で一度死んだ‬ 121 00:06:44,779 --> 00:06:48,741 ‪よみがえることはできたが‬ ‪その際に膨大な生命力を失っている‬ 122 00:06:49,992 --> 00:06:52,537 ‪鍛錬して力を回復しなければ‬ 123 00:06:52,620 --> 00:06:55,706 ‪再びヤツが現れても‬ ‪時間稼ぎすら難しい‬ 124 00:06:55,790 --> 00:06:57,125 ‪時間稼ぎ?‬ 125 00:06:57,208 --> 00:07:00,169 ‪ああ イビルアイいち押しの‬ ‪あの人が来るまでの‬ 126 00:07:00,253 --> 00:07:02,922 ‪(イビルアイ)そう!‬ ‪あの大英雄 モモン様だ‬ 127 00:07:03,005 --> 00:07:06,008 ‪巨大な剣を まるで‬ ‪枝でも振り回すように使いこなす‬ 128 00:07:06,092 --> 00:07:07,927 ‪最強の戦士‬ 129 00:07:08,010 --> 00:07:11,139 ‪間違いなく周辺国最高の戦士だぞ‬ 130 00:07:11,222 --> 00:07:14,559 ‪あの人さえいてくれれば‬ ‪再びヤルダバオトが現れても!‬ 131 00:07:14,642 --> 00:07:17,270 ‪いいや あの魔導王だって…‬ 132 00:07:17,770 --> 00:07:18,855 ‪ハッ!‬ 133 00:07:18,938 --> 00:07:22,525 ‪でも あの人‬ ‪その魔導王の傘下に入ったんでしょ‬ 134 00:07:22,608 --> 00:07:25,945 ‪(イビルアイ)ああ モモン様‬ ‪何をお考えだったのか‬ 135 00:07:26,028 --> 00:07:28,197 ‪いいチャンス ここで聞きたい‬ 136 00:07:28,281 --> 00:07:29,282 ‪(イビルアイ)ん?‬ 137 00:07:29,365 --> 00:07:33,786 ‪イビルアイ あなたに‬ ‪魔導王を殺すことはできる?‬ 138 00:07:34,954 --> 00:07:38,166 ‪(イビルアイ)伝え聞く話が‬ ‪すべて本当だとしたら‬ 139 00:07:38,249 --> 00:07:40,001 ‪私では不可能だ‬ 140 00:07:40,626 --> 00:07:45,047 ‪相手できるとすれば‬ ‪やはり モモン様だけだろうな‬ 141 00:07:45,131 --> 00:07:49,552 ‪そんな人物が‬ ‪魔導王の配下に収まったのは最悪‬ 142 00:07:49,635 --> 00:07:51,179 ‪誰もケンカを売れない‬ 143 00:07:55,057 --> 00:07:58,186 ‪(軍務尚書)冒険者たちによる‬ ‪捜索は続けさせておりますが⸺‬ 144 00:07:58,269 --> 00:08:01,731 ‪バルブロ第一王子の行方は‬ ‪いまだつかめていません‬ 145 00:08:01,814 --> 00:08:05,443 ‪おそれながら‬ ‪生存の可能性は非常に低いかと‬ 146 00:08:06,319 --> 00:08:08,279 ‪(ザナック)捜索は続けてくれ‬ 147 00:08:08,362 --> 00:08:09,697 ‪(軍務尚書)かしこまりました‬ 148 00:08:09,780 --> 00:08:13,409 ‪本当に最後まで迷惑をかけてくれる‬ 149 00:08:13,492 --> 00:08:14,327 ‪ザナック様‬ 150 00:08:14,410 --> 00:08:15,328 ‪何だ?‬ 151 00:08:15,411 --> 00:08:17,455 ‪(軍務尚書)レエブン候は…‬ 152 00:08:17,538 --> 00:08:19,624 ‪まったく連絡はない‬ 153 00:08:19,707 --> 00:08:23,336 ‪領地に引きこもって‬ ‪外に出る気配もないそうだ‬ 154 00:08:23,419 --> 00:08:25,796 ‪魔導王が‬ ‪よほど恐ろしかったのだろうな‬ 155 00:08:25,880 --> 00:08:27,048 ‪(ノック)‬ 156 00:08:27,131 --> 00:08:28,132 ‪(ザナック)何だ‬ ‪(軍務尚書)ん?‬ 157 00:08:28,216 --> 00:08:29,759 ‪(ドアが開く音)‬ 158 00:08:29,842 --> 00:08:32,553 ‪(メイド)‬ ‪ラナー様がお戻りになられました‬ 159 00:08:34,931 --> 00:08:39,018 ‪(ザナック)レエブン侯は‬ ‪もう二度と戻ってこないだろう‬ 160 00:08:39,602 --> 00:08:42,855 ‪彼の力と知恵を‬ ‪借りられないのは痛いが‬ 161 00:08:42,938 --> 00:08:45,358 ‪次期王位を継ぐ者として‬ 162 00:08:45,441 --> 00:08:48,361 ‪いいかげん 魔王国への対応を‬ ‪決めなければならん‬ 163 00:08:52,448 --> 00:08:53,366 ‪あっ‬ 164 00:08:53,449 --> 00:08:57,328 ‪(ザナック)友好を深めるためには‬ ‪献上品を贈るべきなのだろうが‬ 165 00:08:57,411 --> 00:08:59,038 ‪周辺国家や貴族たちに‬ 166 00:08:59,121 --> 00:09:01,958 ‪従属の証しと‬ ‪捉えられるのは避けたい‬ 167 00:09:02,458 --> 00:09:04,043 ‪どうするべきか‬ 168 00:09:05,962 --> 00:09:08,422 ‪ただいま戻りました お兄様‬ 169 00:09:08,506 --> 00:09:12,093 ‪おかえり 妹よ‬ ‪途中まで一緒に行くか?‬ 170 00:09:12,176 --> 00:09:13,427 ‪喜んで‬ 171 00:09:18,724 --> 00:09:21,644 ‪まもなく魔導国から‬ ‪使者がいらっしゃいます‬ 172 00:09:21,727 --> 00:09:22,603 ‪ん?‬ 173 00:09:22,687 --> 00:09:26,315 ‪お兄様が献上品をと‬ ‪考えていらっしゃるのなら‬ 174 00:09:26,399 --> 00:09:30,152 ‪その倍の物を 使者の方への‬ ‪ねぎらいとして贈られては?‬ 175 00:09:33,531 --> 00:09:36,325 ‪それなら周りにも言い訳が立つか‬ 176 00:09:36,409 --> 00:09:37,410 ‪(ラナー)ん?‬ ‪(ザナック)ん?‬ 177 00:09:38,995 --> 00:09:39,996 ‪(兵士)王子‬ 178 00:09:40,079 --> 00:09:43,499 ‪魔導国から外交使節団が来るとの‬ ‪知らせがありました‬ 179 00:09:45,167 --> 00:09:47,211 ‪(ザナック)すぐに向かう‬ ‪(兵士)はっ‬ 180 00:09:48,587 --> 00:09:49,922 ‪俺が王になったら‬ 181 00:09:50,006 --> 00:09:53,426 ‪お前には どこかへんぴな場所に‬ ‪領土を与えてやる‬ 182 00:09:53,509 --> 00:09:55,177 ‪そこで死ぬまで暮らせ‬ 183 00:09:56,637 --> 00:09:58,806 ‪ありがとうございます お兄様‬ 184 00:10:02,184 --> 00:10:03,477 ‪ウフッ‬ 185 00:10:03,561 --> 00:10:06,522 ‪もはや魅力を‬ ‪これっぽっちも感じない‬ 186 00:10:06,605 --> 00:10:08,858 ‪遅すぎるご提案ですわ‬ 187 00:10:09,650 --> 00:10:11,944 ‪(ブレイン)六光連斬!‬ 188 00:10:21,078 --> 00:10:22,997 ‪(ヴェスチャー)見事じゃ‬ 189 00:10:32,089 --> 00:10:34,050 ‪(ヴェスチャー)お主 変わったな‬ 190 00:10:34,967 --> 00:10:35,801 ‪(ブレイン)そうか?‬ 191 00:10:35,885 --> 00:10:38,262 ‪(ヴェスチャー)‬ ‪御前試合でボロ負けした時は‬ 192 00:10:38,346 --> 00:10:40,556 ‪ひどい顔をしておった‬ 193 00:10:40,639 --> 00:10:42,058 ‪(ブレイン)あの頃は‬ 194 00:10:42,141 --> 00:10:46,062 ‪俺でも強者の頂に立てると‬ ‪勘違いしていたからな‬ 195 00:10:46,854 --> 00:10:49,315 ‪“死中に活を求めよ”‬ 196 00:10:49,398 --> 00:10:50,316 ‪(ブレイン)ん?‬ 197 00:10:50,900 --> 00:10:53,444 ‪化け物に凡人が挑むのであれば‬ 198 00:10:53,527 --> 00:10:57,073 ‪命を懸けて 僅かな勝機を‬ ‪つかむしかあるまい‬ 199 00:10:57,156 --> 00:11:00,576 ‪命一つで‬ ‪それがかなうなら安いもんだ‬ 200 00:11:00,659 --> 00:11:04,205 ‪(ヴェスチャー)‬ ‪それほど強いか かの魔導王は‬ 201 00:11:04,288 --> 00:11:08,959 ‪ああ あんたのまな弟子ガゼフを‬ ‪一瞬で倒したほどにな‬ 202 00:11:09,043 --> 00:11:13,172 ‪あいつは弟子ではない‬ ‪ちょいと しごいてやっただけじゃ‬ 203 00:11:13,255 --> 00:11:17,968 ‪聞いてるぜ 最強の武技とやらを‬ ‪伝授してやったそうじゃないか‬ 204 00:11:18,052 --> 00:11:20,471 ‪元アダマンタイト級冒険者‬ 205 00:11:20,554 --> 00:11:23,724 ‪ヴェスチャー・クロフ・ディ・‬ ‪ローファンさんよ‬ 206 00:11:23,808 --> 00:11:29,021 ‪俺は ガゼフ・ストロノーフ‬ ‪王国戦士長を継ぐ者を探している‬ 207 00:11:29,105 --> 00:11:32,108 ‪だが 平民出の俺には‬ ‪コネがなくてな‬ 208 00:11:32,191 --> 00:11:34,485 ‪お主が継げばよいではないか‬ 209 00:11:35,319 --> 00:11:36,779 ‪(ブレイン)俺はガラじゃない‬ 210 00:11:37,571 --> 00:11:40,783 ‪街で才能がありそうなガキを‬ ‪集めてはいるが‬ 211 00:11:40,866 --> 00:11:43,035 ‪ヤツらが育つのは だいぶ先だ‬ 212 00:11:43,119 --> 00:11:45,871 ‪そのようなことまでしておるのか‬ 213 00:11:45,955 --> 00:11:48,833 ‪使えるヤツは いくらいてもいい‬ 214 00:11:48,916 --> 00:11:52,378 ‪敵は あの魔導王だからな‬ 215 00:11:54,004 --> 00:11:55,923 ‪(馬の鼻息)‬ 216 00:11:56,632 --> 00:11:58,134 ‪(ザナック)ああ…‬ 217 00:11:59,969 --> 00:12:02,680 ‪これも魔法というわけか‬ 218 00:12:05,391 --> 00:12:06,809 ‪(騎士)王子‬ 219 00:12:13,941 --> 00:12:15,192 ‪(ザナック)んっ…‬ 220 00:12:15,276 --> 00:12:16,944 ‪(馬のいななき)‬ 221 00:12:20,531 --> 00:12:21,949 ‪(デス・キャバリエ)馬上より失礼‬ 222 00:12:22,032 --> 00:12:25,828 ‪我らは アインズ・ウール・ゴウン‬ ‪魔導国が使節団である‬ 223 00:12:25,911 --> 00:12:28,205 ‪リ・エスティーゼ王国 第二王子‬ 224 00:12:28,289 --> 00:12:31,500 ‪ザナック・ヴァルレオン・イガナ・‬ ‪ライル・ヴァイセルフである‬ 225 00:12:31,584 --> 00:12:35,838 ‪国王陛下の命により‬ ‪貴殿らを王宮までご案内申し上げる‬ 226 00:12:35,921 --> 00:12:37,631 ‪(デス・キャバリエ)確かに承った‬ 227 00:12:37,715 --> 00:12:39,175 ‪我が名は…‬ 228 00:12:39,258 --> 00:12:43,637 ‪許せ 我は名を持たぬゆえ‬ ‪種族名で答えさせてもらおう‬ 229 00:12:43,721 --> 00:12:45,347 ‪死の騎士(デス・キャバリエ)‎である‬ 230 00:12:46,307 --> 00:12:48,601 ‪かしこまった キャバリエ殿‬ 231 00:12:48,684 --> 00:12:52,855 ‪それではまず 使節団団長殿に‬ ‪挨拶をさせてもらえないだろうか‬ 232 00:12:52,938 --> 00:12:54,732 ‪(デス・キャバリエ)承った‬ 233 00:12:56,442 --> 00:13:00,112 ‪さて 気を引き締めろ‬ ‪決して失礼のないように‬ 234 00:13:00,196 --> 00:13:01,113 ‪(騎士たち)はっ!‬ 235 00:13:03,824 --> 00:13:07,620 ‪(デス・キャバリエ)‬ ‪それでは 魔導国使節団団長であり‬ 236 00:13:08,204 --> 00:13:11,999 ‪アインズ・ウール・ゴウン魔導王の‬ ‪片腕であらせられる⸺‬ 237 00:13:13,459 --> 00:13:15,085 ‪アルベド様です‬ 238 00:13:16,170 --> 00:13:18,464 ‪(アルベド)フッ… ウフッ‬ 239 00:13:20,508 --> 00:13:22,426 ‪(貴族たちの歓談する声)‬ 240 00:13:22,510 --> 00:13:24,929 ‪(ワルツの音楽)‬ 241 00:13:26,013 --> 00:13:27,431 ‪(フィリップ)フン‬ 242 00:13:27,515 --> 00:13:31,644 ‪地位や金があるだけで‬ ‪この俺を見下しやがって‬ 243 00:13:32,186 --> 00:13:36,398 ‪我が家が貧乏貴族なのは‬ ‪無能な父のせいだ‬ 244 00:13:36,482 --> 00:13:38,275 ‪俺が領主になったら‬ 245 00:13:38,359 --> 00:13:42,655 ‪画期的な手法で‬ ‪瞬く間に立派にしてみせる‬ 246 00:13:42,738 --> 00:13:43,739 ‪そうすれば…‬ 247 00:13:43,822 --> 00:13:45,074 ‪(儀典官)皆様‬ 248 00:13:45,157 --> 00:13:48,452 ‪これより‬ ‪魔導国使節団団長であられる⸺‬ 249 00:13:48,536 --> 00:13:51,080 ‪アルベド様をご紹介いたします‬ 250 00:13:51,705 --> 00:13:52,581 ‪(フィリップ)ん?‬ 251 00:13:53,207 --> 00:13:54,542 ‪(貴族)ステキだわ‬ 252 00:13:54,625 --> 00:13:57,545 ‪(貴族たちのざわめき)‬ 253 00:14:00,130 --> 00:14:02,508 ‪ああ…‬ 254 00:14:04,426 --> 00:14:05,261 ‪あっ…‬ 255 00:14:06,929 --> 00:14:09,265 ‪なんと美しい‬ 256 00:14:10,933 --> 00:14:11,767 ‪フフフッ‬ 257 00:14:12,351 --> 00:14:15,271 ‪(フィリップ)‬ ‪そうだ これはチャンスなのだ‬ 258 00:14:16,689 --> 00:14:22,695 ‪ああ なんとすばらしいアイデアを‬ ‪思いつくのだ この俺は‬ 259 00:14:23,988 --> 00:14:26,156 ‪俺は幸運な男‬ 260 00:14:26,240 --> 00:14:30,286 ‪目の前にあるチャンスは‬ ‪ものにしてみせる‬ 261 00:14:31,203 --> 00:14:32,288 ‪アルベド様‬ 262 00:14:32,371 --> 00:14:33,789 ‪(アルベド)ん?‬ 263 00:14:34,373 --> 00:14:37,042 ‪(フィリップ)‬ ‪モチャラス男爵家 次期当主‬ 264 00:14:37,126 --> 00:14:39,795 ‪フィリップ・ディドン・リイル・‬ ‪モチャラスと申します‬ 265 00:14:39,879 --> 00:14:41,046 ‪(貴族たちのざわめき)‬ 266 00:14:41,130 --> 00:14:44,383 ‪(フィリップ)どうぞ‬ ‪フィリップとお呼びください‬ 267 00:14:45,551 --> 00:14:47,303 ‪(フィリップの父)このバカ者が!‬ 268 00:14:47,386 --> 00:14:51,432 ‪魔導国の使者を招いて‬ ‪舞踏会を開くだと?‬ 269 00:14:51,515 --> 00:14:54,101 ‪(フィリップの父)‬ ‪パーティーにお前を参加させたのは‬ 270 00:14:54,184 --> 00:14:56,353 ‪伯爵様や派閥の皆様に‬ 271 00:14:56,437 --> 00:14:59,565 ‪お前を跡継ぎとして‬ ‪認めていただくためだったんだぞ‬ 272 00:15:00,149 --> 00:15:03,819 ‪あの招待状を手に入れるために‬ ‪わしが どれだけ骨を折ったと…‬ 273 00:15:03,903 --> 00:15:07,656 ‪父上 そんなに‬ ‪興奮しないでください‬ 274 00:15:07,740 --> 00:15:10,200 ‪少しだけ考えていただきたい‬ 275 00:15:10,284 --> 00:15:14,455 ‪わたくしどもの領地は‬ ‪魔導国と王都の間にあります‬ 276 00:15:14,538 --> 00:15:17,207 ‪魔導国との友好は‬ ‪深めておくべきでしょう‬ 277 00:15:17,291 --> 00:15:18,584 ‪何を言う‬ 278 00:15:18,667 --> 00:15:21,962 ‪魔導国のクソッタレどもは‬ ‪お前の兄を殺したのだぞ‬ 279 00:15:22,046 --> 00:15:24,089 ‪そのおかげで 三男坊の俺が‬ 280 00:15:24,173 --> 00:15:26,550 ‪家督を継ぐことが‬ ‪できるんじゃねえか‬ 281 00:15:26,634 --> 00:15:29,053 ‪フィリップ お前‬ 282 00:15:29,136 --> 00:15:32,932 ‪私は領土を 領民を守りたいのです‬ 283 00:15:33,015 --> 00:15:35,851 ‪将来 魔導国が‬ ‪攻めてきた時のために‬ 284 00:15:35,934 --> 00:15:37,937 ‪今からパイプを作るのです‬ 285 00:15:38,020 --> 00:15:39,772 ‪(フィリップの父)我が家だけでか‬ 286 00:15:39,855 --> 00:15:44,193 ‪もちろん 一番最初に‬ ‪声をかけるからこそ意味があります‬ 287 00:15:44,276 --> 00:15:48,030 ‪(フィリップの父)周囲の領主を‬ ‪敵に回すとは考えられなかったのか‬ 288 00:15:48,113 --> 00:15:50,991 ‪あの戦争で‬ ‪多くの領民が死んでいます‬ 289 00:15:51,075 --> 00:15:53,077 ‪攻めてきたりする者はいませんよ‬ 290 00:15:55,120 --> 00:15:56,413 ‪ああ…‬ 291 00:15:56,914 --> 00:16:00,125 ‪我が領土とて たかだか村1つ‬ 292 00:16:00,209 --> 00:16:03,921 ‪近隣と協力し‬ ‪必要な作物を分担で作ることで‬ 293 00:16:04,004 --> 00:16:06,340 ‪なんとか賄っているのだぞ‬ 294 00:16:06,423 --> 00:16:07,508 ‪そんなことをしたら…‬ 295 00:16:07,591 --> 00:16:11,136 ‪ならば 魔導国に‬ ‪支援してもらえばいいでしょう‬ 296 00:16:11,220 --> 00:16:15,766 ‪なぜ魔導国が 敵対する国に‬ ‪所属する村を支援するのだ‬ 297 00:16:15,849 --> 00:16:17,810 ‪私ならします‬ 298 00:16:17,893 --> 00:16:22,106 ‪人徳の高い君主であることの‬ ‪証明になりますし ねっ‬ 299 00:16:22,189 --> 00:16:24,191 ‪(フィリップの父)それ以外には?‬ 300 00:16:24,274 --> 00:16:25,776 ‪特別にはないですね‬ 301 00:16:26,360 --> 00:16:28,028 ‪(執事)ハァ…‬ 302 00:16:28,112 --> 00:16:30,406 ‪お分かりいただけましたか?‬ 303 00:16:30,489 --> 00:16:34,702 ‪あの魔導王とて 知恵さえあれば‬ ‪恐れるに足りません‬ 304 00:16:34,785 --> 00:16:39,289 ‪私… いえ 我が家が栄達するための‬ ‪駒にすればよいのです‬ 305 00:16:39,373 --> 00:16:42,710 ‪お前には‬ ‪もはや何も言うことはない‬ 306 00:16:42,793 --> 00:16:44,753 ‪(執事)まだ1つ問題があります‬ 307 00:16:44,837 --> 00:16:47,005 ‪舞踏会は どうされるのですか?‬ 308 00:16:47,089 --> 00:16:48,465 ‪それだ フィリップよ‬ 309 00:16:48,549 --> 00:16:51,427 ‪うちに舞踏会を開けるような‬ ‪場所はないぞ‬ 310 00:16:51,510 --> 00:16:56,056 ‪大丈夫です 最近できた‬ ‪知り合いの女主人の家を借ります‬ 311 00:16:56,140 --> 00:16:57,057 ‪(フィリップの父)ん?‬ 312 00:16:57,141 --> 00:16:59,059 ‪お礼金は どうなっておりますか?‬ 313 00:16:59,143 --> 00:16:59,977 ‪(フィリップ)不要だ‬ 314 00:17:00,060 --> 00:17:01,311 ‪そんなことが…‬ 315 00:17:01,395 --> 00:17:02,938 ‪あるんだ‬ 316 00:17:03,022 --> 00:17:06,442 ‪彼女は私の将来を見込んで‬ ‪投資したいと言ってきたのだ‬ 317 00:17:06,525 --> 00:17:09,819 ‪その女主人とは‬ ‪一体 どこの貴族なのだ‬ 318 00:17:09,903 --> 00:17:12,321 ‪名前からして平民ですね‬ 319 00:17:12,406 --> 00:17:14,825 ‪ただ かなりの財を持っております‬ 320 00:17:15,409 --> 00:17:18,619 ‪ヒルマ・シュグネウス‬ ‪お聞きになったことは?‬ 321 00:17:18,704 --> 00:17:21,623 ‪(2人)ああ…‬ 322 00:17:22,708 --> 00:17:25,127 ‪(馬のいななき)‬ 323 00:17:25,210 --> 00:17:26,712 ‪(貴族)あら お久しぶり‬ 324 00:17:26,795 --> 00:17:28,714 ‪主催者は私だぞ‬ 325 00:17:28,797 --> 00:17:30,382 ‪(貴族)ありがとう‬ 326 00:17:31,258 --> 00:17:32,634 ‪(貴族)‬ ‪お招きありがとうございます‬ 327 00:17:33,469 --> 00:17:34,720 ‪(貴族)ヒルマ様‬ 328 00:17:34,803 --> 00:17:37,723 ‪なぜ俺に最初に挨拶しない‬ 329 00:17:37,806 --> 00:17:40,726 ‪(ヒルマ)フィリップ様‬ ‪ご不満のようですね‬ 330 00:17:40,809 --> 00:17:43,228 ‪いやあ そんなことはないさ‬ 331 00:17:43,312 --> 00:17:45,814 ‪わたくしは‬ ‪フィリップ様の協力者として‬ 332 00:17:45,898 --> 00:17:48,400 ‪甘い汁を吸わせていただく身‬ 333 00:17:48,484 --> 00:17:50,736 ‪隠し事はなしにしてくださいな‬ 334 00:17:51,904 --> 00:17:54,198 ‪招待客は お前に任せたが‬ 335 00:17:54,281 --> 00:17:57,034 ‪あまり優秀ではない者が‬ ‪多いようだな‬ 336 00:17:58,077 --> 00:18:00,788 ‪(ヒルマ)‬ ‪確かに有力者は少ないですわ‬ 337 00:18:00,871 --> 00:18:02,539 ‪あの戦争のあと‬ 338 00:18:02,623 --> 00:18:05,751 ‪新たに当主や跡継ぎになった方を‬ ‪選んでいますから‬ 339 00:18:05,834 --> 00:18:09,838 ‪そんな者たちで俺の派閥を作って‬ ‪勝負できるのか?‬ 340 00:18:09,922 --> 00:18:10,756 ‪あっ‬ 341 00:18:10,839 --> 00:18:12,508 ‪ですからこそ‬ 342 00:18:12,591 --> 00:18:15,761 ‪フィリップ様が 彼らを‬ ‪導かれればよいではないですか‬ 343 00:18:15,844 --> 00:18:18,263 ‪そ… そうだな‬ 344 00:18:22,518 --> 00:18:25,479 ‪(フィリップ)‬ ‪そうだ 上に立つこの俺が‬ 345 00:18:25,562 --> 00:18:28,732 ‪愚か者たちを‬ ‪導いてやらねばならんのだ‬ 346 00:18:31,819 --> 00:18:36,281 ‪美しい それに‬ ‪なんとかぐわしい香りだ‬ 347 00:18:36,365 --> 00:18:40,661 ‪あ… 今宵(こよい)は魔導国との‬ ‪友好を願う貴族を集めました‬ 348 00:18:40,744 --> 00:18:44,414 ‪皆 アルベド様とお会いできるのを‬ ‪楽しみにしております‬ 349 00:18:45,082 --> 00:18:48,293 ‪フィリップ様のお力添え‬ ‪感謝いたします‬ 350 00:18:48,961 --> 00:18:49,795 ‪ウフッ‬ 351 00:18:49,878 --> 00:18:50,963 ‪んっ…‬ 352 00:18:51,046 --> 00:18:54,299 ‪ところで アルベド様に‬ ‪旦那様はいらっしゃるのですか?‬ 353 00:18:54,383 --> 00:18:55,676 ‪ん?‬ 354 00:18:55,759 --> 00:18:57,928 ‪変わったご質問ですね‬ 355 00:18:58,011 --> 00:19:01,306 ‪非常に残念ですが‬ ‪寂しい独り身ですわ‬ 356 00:19:02,141 --> 00:19:03,308 ‪そうですか‬ 357 00:19:05,894 --> 00:19:11,191 ‪(男性)魔導国使節団団長‬ ‪アルベド様のご入場です‬ 358 00:19:11,275 --> 00:19:12,359 ‪(歯ぎしりの音)‬ 359 00:19:12,442 --> 00:19:13,443 ‪(フィリップ)ん?‬ 360 00:19:16,864 --> 00:19:18,240 ‪どうかなさいましたか?‬ 361 00:19:18,323 --> 00:19:20,367 ‪い… いえ‬ 362 00:19:20,450 --> 00:19:21,326 ‪さあ 参りましょう‬ 363 00:19:21,326 --> 00:19:22,995 ‪さあ 参りましょう‬ 364 00:19:21,326 --> 00:19:22,995 (貴族たちの歓声) 365 00:19:22,995 --> 00:19:23,579 (貴族たちの歓声) 366 00:19:23,662 --> 00:19:27,541 ‪(ワルツの音楽)‬ 367 00:19:27,624 --> 00:19:32,004 ‪(ヒルマ)一流の会場に‬ ‪三流以下のゴミ貴族たちね‬ 368 00:19:33,463 --> 00:19:36,008 ‪ここが餌場だとも気づかずに‬ 369 00:19:36,091 --> 00:19:39,011 ‪ヒルマ アルベド様が‬ ‪休憩をしたいそうだ‬ 370 00:19:39,094 --> 00:19:41,221 ‪ずっとお話しでしたので‬ 371 00:19:41,305 --> 00:19:44,433 ‪お疲れになるのも‬ ‪当然でございますね‬ 372 00:19:44,516 --> 00:19:47,686 ‪では わたくしが‬ ‪休憩室までご案内いたします‬ 373 00:19:47,769 --> 00:19:49,146 ‪ならば 俺もついていこう‬ 374 00:19:49,229 --> 00:19:51,565 ‪それは おやめになった方が‬ 375 00:19:51,648 --> 00:19:55,027 ‪なぜだ 私は主催者だぞ‬ 376 00:19:55,110 --> 00:19:59,531 ‪女性が休む場所に‬ ‪夫ではない男性が同伴というのは…‬ 377 00:19:59,615 --> 00:20:01,408 ‪ああ そうか‬ 378 00:20:01,909 --> 00:20:03,285 ‪ヒルマ‬ 379 00:20:03,368 --> 00:20:07,205 ‪アルベド様と婚姻関係を結ぶには‬ ‪どうすればいいと思う?‬ 380 00:20:07,289 --> 00:20:08,582 ‪あっ…‬ 381 00:20:08,665 --> 00:20:11,960 ‪私も これほどの貴族を‬ ‪集められる身‬ 382 00:20:12,044 --> 00:20:15,464 ‪魔導国は武力はあるが‬ ‪一都市だけの国だ‬ 383 00:20:15,547 --> 00:20:19,426 ‪決して彼女には負けないと‬ ‪思うんだが どうだろう‬ 384 00:20:20,886 --> 00:20:21,720 ‪ヒルマ?‬ 385 00:20:21,803 --> 00:20:23,472 ‪む… 無理です‬ 386 00:20:23,555 --> 00:20:27,100 ‪彼女とフィリップ様が‬ ‪結婚できる可能性は皆無です‬ 387 00:20:27,184 --> 00:20:29,728 ‪なかなか‬ ‪いい雰囲気だと思うんだが‬ 388 00:20:29,811 --> 00:20:32,606 ‪くっ くう…‬ 389 00:20:33,941 --> 00:20:36,234 ‪ああ 気持ち悪い‬ 390 00:20:39,196 --> 00:20:42,616 ‪この身に欲望を持って触ることが‬ ‪許されているのは‬ 391 00:20:42,699 --> 00:20:45,118 ‪世界で ただお一人だというのに‬ 392 00:20:45,202 --> 00:20:47,621 ‪(歯ぎしりの音)‬ 393 00:20:47,704 --> 00:20:51,583 ‪クソが!‬ ‪あの知性に欠けるクソが!‬ 394 00:20:53,377 --> 00:20:55,754 ‪ア… アルベド様がお望みであれば‬ 395 00:20:55,837 --> 00:20:59,383 ‪すぐに別の人形を‬ ‪ご用意いたしますが‬ 396 00:20:59,466 --> 00:21:01,718 ‪ん? 気にしないで‬ 397 00:21:01,802 --> 00:21:06,390 ‪彼のバカさ加減は 王宮で多くの‬ ‪貴族たちに印象づけられている‬ 398 00:21:01,802 --> 00:21:06,390 ♪~ 399 00:21:06,390 --> 00:21:06,473 ♪~ 400 00:21:06,473 --> 00:21:08,392 ♪~ 401 00:21:06,473 --> 00:21:08,392 ‪交換しては もったいないわ‬ 402 00:21:08,475 --> 00:21:10,477 (ヒルマ) かしこまりました 403 00:21:12,479 --> 00:21:13,647 こちらでございます 404 00:21:15,774 --> 00:21:18,652 ‪(密輸の長(おさ))アルベド様‬ ‪お待ちしておりました‬ 405 00:21:19,778 --> 00:21:21,738 ‪(アルベド)‬ ‪お前たちに命令するわ‬ 406 00:21:22,239 --> 00:21:23,323 まずは魔導国に 407 00:21:23,407 --> 00:21:25,492 さまざまな物資を 運びなさい 408 00:21:25,575 --> 00:21:26,702 ‪(密輸の長)‬ ‪かしこまりました‬ 409 00:21:26,785 --> 00:21:28,495 ‪喜んで献上いたします‬ 410 00:21:28,578 --> 00:21:30,163 ‪(アルベド)そうではないわ‬ 411 00:21:30,247 --> 00:21:31,957 ‪適切な価格で売り‬ 412 00:21:32,040 --> 00:21:35,919 ‪将来 王国を襲うであろう‬ ‪食糧難に備えなさい‬ 413 00:21:36,003 --> 00:21:39,589 ‪それと マジックアイテムに‬ ‪関する情報はどう?‬ 414 00:22:22,507 --> 00:22:27,512 ‪~♪‬ 415 00:22:27,596 --> 00:22:28,972 ‪(アルベド)頭を上げなさい‬ 416 00:22:29,056 --> 00:22:30,348 ‪(ラナー)はい‬ 417 00:22:31,308 --> 00:22:32,601 ‪(アルベド)あら‬ 418 00:22:35,729 --> 00:22:38,315 ‪あなたの見事な働きをたたえ‬ 419 00:22:38,398 --> 00:22:41,610 ‪アインズ様からのご褒美を‬ ‪お預かりしております‬ 420 00:22:44,112 --> 00:22:45,238 ‪これが…‬ 421 00:22:45,739 --> 00:22:47,616 ‪ありがとうございます‬ 422 00:22:47,699 --> 00:22:52,162 ‪アインズ・ウール・ゴウン陛下にも‬ ‪感謝の言葉をお届けください‬ 423 00:22:52,245 --> 00:22:53,538 ‪約束します‬ 424 00:22:53,622 --> 00:22:57,167 ‪あなたの欲している‬ ‪もう1つに関しては‬ 425 00:22:57,250 --> 00:22:58,668 ‪言うまでもないわね?‬ 426 00:22:58,752 --> 00:23:00,337 ‪もちろんです‬ 427 00:23:00,420 --> 00:23:04,341 ‪正当な対価をお支払いした際に‬ ‪ご慈悲をかけていただければ‬ 428 00:23:04,424 --> 00:23:06,426 ‪それに勝る喜びはありません‬ 429 00:23:06,510 --> 00:23:09,930 ‪あなたに それを開けることは‬ ‪できるのかしら‬ 430 00:23:10,013 --> 00:23:13,433 ‪はい すでに準備を進めております‬ 431 00:23:13,517 --> 00:23:17,395 ‪そう ならば‬ ‪わたくしたちが侵攻するまでに‬ 432 00:23:17,479 --> 00:23:18,772 ‪済ませておきなさい‬ 433 00:23:18,855 --> 00:23:22,025 ‪(ラナー)‬ ‪かしこまりました 偉大なる御方‬ 434 00:23:23,402 --> 00:23:26,321 ‪硬い話は これぐらいにしましょう‬ 435 00:23:26,404 --> 00:23:30,575 ‪そうね あなたのワンちゃんの‬ ‪話でも聞かせてくれるかしら‬ 436 00:23:30,659 --> 00:23:32,828 ‪喜んで アルベド様‬ 437 00:23:32,911 --> 00:23:34,704 ‪それと もしよろしければ‬ 438 00:23:34,788 --> 00:23:38,834 ‪アインズ・ウール・ゴウン陛下の‬ ‪お話も聞かせてくださいますか?‬