1 00:02:07,267 --> 00:02:27,287 ♪♪~ 2 00:02:27,287 --> 00:02:29,289 ♪♪~ 3 00:02:29,289 --> 00:02:32,292 (酒々井の悲鳴) 4 00:02:32,292 --> 00:02:38,298 (鹿矛囲)時に興奮状態が 色相の浄化に役立つ場合がある。→ 5 00:02:38,298 --> 00:02:42,302 常に 穏やかでいようとするよりも。 6 00:02:42,302 --> 00:02:44,302 (酒々井)だ… 誰? 7 00:02:49,309 --> 00:02:52,312 (酒々井)あっ 嫌ーっ!→ 8 00:02:52,312 --> 00:02:54,314 あっ あーっ あーっ! 9 00:02:54,314 --> 00:02:57,317 (鹿矛囲)すまない。 僕には どうしても→ 10 00:02:57,317 --> 00:02:59,317 監視官の目が必要だったんだ。 11 00:03:02,255 --> 00:03:07,260 (ドミネーター) 「犯罪係数 129 執行対象です」 12 00:03:07,260 --> 00:03:12,265 (酒々井)あっ ああ…。→ 13 00:03:12,265 --> 00:03:15,268 嫌… 嫌ーっ! 14 00:03:15,268 --> 00:03:19,272 (鹿矛囲)恐怖は今だけだ。 酒々井 水絵。 15 00:03:19,272 --> 00:03:21,274 (鹿矛囲)君をクリアにしてみせる。 16 00:03:21,274 --> 00:03:23,274 君の目のおわびに。 17 00:03:25,278 --> 00:03:28,281 (鹿矛囲) 君の苦しみは よく分かる。→ 18 00:03:28,281 --> 00:03:32,285 事件が起こるたび 自分の色相が悪化する不安。→ 19 00:03:32,285 --> 00:03:36,289 いつ 牙をむくか分からない 執行官への恐れ。→ 20 00:03:36,289 --> 00:03:41,294 君を縛り付けているのは 君自身だ。 21 00:03:41,294 --> 00:03:44,297 君は どんな境遇も 受け入れてしまう→ 22 00:03:44,297 --> 00:03:46,299 強さを持っている。 23 00:03:46,299 --> 00:03:49,302 でも だからこそ 苦しんできた。 24 00:03:49,302 --> 00:04:03,249 ♪♪~ 25 00:04:03,249 --> 00:04:06,252 (鹿矛囲)今 君を 君自身から…。→ 26 00:04:06,252 --> 00:04:08,254 シビュラから解放する。→ 27 00:04:08,254 --> 00:04:11,257 思い出すんだ。→ 28 00:04:11,257 --> 00:04:15,257 忘れてしまった 本当の自分を。 29 00:04:18,264 --> 00:04:21,267 (ドミネーター)「対象の脅威判定が 更新されました」 30 00:04:21,267 --> 00:04:27,267 「犯罪係数 85 執行対象ではありません」 31 00:04:31,277 --> 00:04:33,279 (酒々井)あなたは? 32 00:04:33,279 --> 00:04:35,281 僕の名は 鹿矛囲 桐斗。 33 00:04:35,281 --> 00:04:38,281 君と この世界をクリアにしたい。 34 00:04:42,288 --> 00:04:45,291 限りなく透明に。 35 00:04:45,291 --> 00:04:55,291 ♪♪~ 36 00:07:56,249 --> 00:07:59,252 (宜野座)しかし ずいぶん 荒らされているな。 37 00:07:59,252 --> 00:08:03,256 (朱)悪かったですね 片付け 下手で。 38 00:08:03,256 --> 00:08:05,258 (美佳)先輩 今なら まだ→ 39 00:08:05,258 --> 00:08:07,260 セラピーで 解消できるかもしれません。 40 00:08:07,260 --> 00:08:11,264 (朱)これを書いたのが私だって 言いたいんだね。 霜月さんは。 41 00:08:11,264 --> 00:08:14,267 (宜野座)周辺のスキャンデータに 不審な人物は なし。→ 42 00:08:14,267 --> 00:08:17,270 ということは 誰も侵入していないことになる。 43 00:08:17,270 --> 00:08:20,273 宜野座さんも そう思いますか。 44 00:08:20,273 --> 00:08:23,273 私が正気を失って こんな文字を書いたと。 45 00:08:25,278 --> 00:08:29,282 だったら ドミネーターを向けて 私の色相を調べてみてください。 46 00:08:29,282 --> 00:08:32,282 (宜野座)そんなことは…。 47 00:08:40,293 --> 00:08:45,298 何してるの? 侵入者はいないって聞こえなかった? 48 00:08:45,298 --> 00:08:48,301 (朔夜)侵入者など いるはずがない。 49 00:08:48,301 --> 00:08:50,319 だが 同時に→ 50 00:08:50,319 --> 00:08:54,240 監視官が正気を失ったとも 考えられない。→ 51 00:08:54,240 --> 00:08:58,244 現状 起こり得ないことが 2つ重なっている。→ 52 00:08:58,244 --> 00:09:01,247 しかし 必ず どちらかが 起こった。 53 00:09:01,247 --> 00:09:04,250 2つの可能性が等価なら→ 54 00:09:04,250 --> 00:09:08,254 執行官は監視官を信じるべきだ。 55 00:09:08,254 --> 00:09:10,254 東金さん…。 56 00:09:12,258 --> 00:09:15,261 (美佳)規律に従い 先輩のご家族は→ 57 00:09:15,261 --> 00:09:19,265 安全な場所で 警護ドローンの 保護下に置かれるはずです。 58 00:09:19,265 --> 00:09:23,269 その必要性に関して 私は疑問に感じますが。 59 00:09:23,269 --> 00:09:27,273 両親は 最寄りの公安直下施設に 移住ってところかな。 60 00:09:27,273 --> 00:09:30,276 おばあちゃんは ちょっと 難しいけど。 61 00:09:30,276 --> 00:09:34,280 難しい? 動けないんだ おばあちゃん。 62 00:09:34,280 --> 00:09:36,280 そうですか。 63 00:09:38,284 --> 00:09:40,286 次の分岐を右に入って。 64 00:09:40,286 --> 00:09:43,289 (美佳)公安局は ここを真っすぐですよ。 65 00:09:43,289 --> 00:09:46,292 寄りたい所があるの。 66 00:09:46,292 --> 00:09:49,295 先に戻ってくれて よかったのに。 67 00:09:49,295 --> 00:09:52,231 (美佳)監視官が隔離施設に 何の用ですか?→ 68 00:09:52,231 --> 00:09:56,235 私には それを知る義務があります。 69 00:09:56,235 --> 00:10:00,239 [スピーカ](雑賀)これは 珍しいお客さんだ。 70 00:10:00,239 --> 00:10:02,241 [スピーカ](美佳)雑賀 譲二! 71 00:10:02,241 --> 00:10:04,243 [スピーカ]知ってるの? 72 00:10:04,243 --> 00:10:08,243 [スピーカ]そりゃあ 資料で見ましたから。 73 00:10:11,250 --> 00:10:13,252 (美佳)すみません 先輩。→ 74 00:10:13,252 --> 00:10:15,254 気分 悪いんで 先に帰らせてください。 75 00:10:15,254 --> 00:10:17,256 えっ? 76 00:10:17,256 --> 00:10:20,259 (雑賀)あの お嬢ちゃん よっぽど 俺が怖いらしい。 77 00:10:20,259 --> 00:10:22,261 すみません。 78 00:10:22,261 --> 00:10:27,266 サイコパスがクリアな者ほど 他人に濁らされるのを恐れる。 79 00:10:27,266 --> 00:10:31,270 俺と話せば 犯罪係数が上がると思ったんだろ。 80 00:10:31,270 --> 00:10:34,273 資料 読んだなら 無理もない。 81 00:10:34,273 --> 00:10:37,276 そういうものですかね。 82 00:10:37,276 --> 00:10:42,281 お前さんは 変わり者なんだぞ。 もっと自覚を持て。 83 00:10:42,281 --> 00:10:45,284 でも 私は 雑賀先生と話しても→ 84 00:10:45,284 --> 00:10:48,287 サイコパス 濁ったこと ありませんから。 85 00:10:48,287 --> 00:10:51,223 ふん… そうだったな。 86 00:10:51,223 --> 00:10:54,226 それで 俺に 何の用だ? 87 00:10:54,226 --> 00:10:59,231 聞かせてください。 私は正気に見えますか? 88 00:10:59,231 --> 00:11:01,231 うん…。 89 00:11:05,237 --> 00:11:09,241 誰にも書くことができないはずの メッセージか。 90 00:11:09,241 --> 00:11:11,243 ええ 1人を除いて。 91 00:11:11,243 --> 00:11:13,245 確かに 自分の部屋になら→ 92 00:11:13,245 --> 00:11:18,250 ログを残さず メッセージを書くことは容易だな。 93 00:11:18,250 --> 00:11:21,253 なるほど。 94 00:11:21,253 --> 00:11:24,253 俺を 鏡として使おうってわけか。 95 00:11:26,258 --> 00:11:30,262 そういうのは もっと 健全な人間に やってもらえ。 96 00:11:30,262 --> 00:11:33,265 俺には不適切な役割だな。 97 00:11:33,265 --> 00:11:36,268 先生以上の人は 知りませんから。 98 00:11:36,268 --> 00:11:40,272 やれやれ。 じゃあ まず 答えを聞かせろ。 99 00:11:40,272 --> 00:11:42,274 分かったんだろ? メッセージ。 100 00:11:42,274 --> 00:11:47,279 はい。 彼の言葉を聞いて ようやく確信しました。 101 00:11:47,279 --> 00:11:50,299 (喜汰沢) 《なあ 教えてくれよ…》 102 00:11:50,299 --> 00:11:53,219 《俺は 今 何色なんだ?》 103 00:11:53,219 --> 00:11:57,223 「WC?」は 「What Color?」のイニシャル。 104 00:11:57,223 --> 00:12:00,226 「What Color?」 「何色か?」 105 00:12:00,226 --> 00:12:02,228 このご時世に 妙なことを問うもんだ。 106 00:12:02,228 --> 00:12:06,232 そうなんです。 色というのが色相を指すなら→ 107 00:12:06,232 --> 00:12:08,234 わざわざ 人に問う意味が 分からない。 108 00:12:08,234 --> 00:12:12,238 その程度は チェッカーで 簡単に確認ができます。 109 00:12:12,238 --> 00:12:16,242 そもそも こいつは 誰に対するメッセージだろうな。 110 00:12:16,242 --> 00:12:18,244 現場にいた人物か→ 111 00:12:18,244 --> 00:12:22,248 それを見ることになる 公安の人間か。 あるいは…。 112 00:12:22,248 --> 00:12:24,250 自分への問いか。 113 00:12:24,250 --> 00:12:26,250 う~ん。 114 00:12:28,254 --> 00:12:31,257 2つのメッセージに共通すること。 115 00:12:31,257 --> 00:12:33,259 それは 現場の監視官以外→ 116 00:12:33,259 --> 00:12:36,262 書いた人物が いるはずがないということ。 117 00:12:36,262 --> 00:12:40,266 青柳監視官は それを指して 透明人間と言いました。 118 00:12:40,266 --> 00:12:44,270 自分の色を見失い 問うて回る 透明人間か。 119 00:12:44,270 --> 00:12:46,272 おとぎ話だな。 120 00:12:46,272 --> 00:12:50,272 先生のお考えを 聞かせていただけますか? 121 00:12:52,211 --> 00:12:56,215 監視官の失踪 そして あるはずのないメッセージ。 122 00:12:56,215 --> 00:13:00,219 私は この件の捜査を 進めようと思っています。 123 00:13:00,219 --> 00:13:03,222 だけど 一筋縄では いきそうにない。 124 00:13:03,222 --> 00:13:06,225 だから こんなロートルに 頼ってきたわけか。 125 00:13:06,225 --> 00:13:09,228 うれしいね。 126 00:13:09,228 --> 00:13:12,231 先生しか いないんです。 127 00:13:12,231 --> 00:13:15,234 ハァ…。 128 00:13:15,234 --> 00:13:18,237 まずは 変えようのない事象→ 129 00:13:18,237 --> 00:13:21,240 確実に起こった事実を 挙げてみろ。 130 00:13:21,240 --> 00:13:23,242 壁に書かれたメッセージ。 131 00:13:23,242 --> 00:13:27,246 そして 一度は下がった 喜汰沢の犯罪係数。 132 00:13:27,246 --> 00:13:29,248 (雑賀)そうだな。→ 133 00:13:29,248 --> 00:13:33,252 なら 逆に 想像にすぎない事象は 何だと思う? 134 00:13:33,252 --> 00:13:37,256 スキャンを かいくぐり メッセージを書いた人物の存在。 135 00:13:37,256 --> 00:13:39,258 喜汰沢の犯罪係数を 下げたとされる→ 136 00:13:39,258 --> 00:13:42,261 鹿矛囲という存在。 (雑賀)そのとおり。→ 137 00:13:42,261 --> 00:13:46,265 しかし その鹿矛囲ってやつが 存在しないとしても→ 138 00:13:46,265 --> 00:13:48,267 メッセージを書いた人物と→ 139 00:13:48,267 --> 00:13:50,286 喜汰沢の犯罪係数を 下げた方法は→ 140 00:13:50,286 --> 00:13:52,286 確かに存在する。 141 00:13:56,208 --> 00:13:59,211 いわゆる 悪魔の証明ってやつだな。 142 00:13:59,211 --> 00:14:01,211 悪魔の証明…。 143 00:14:03,215 --> 00:14:08,220 現時点で 透明人間の存在を 証明する方法はない。 144 00:14:08,220 --> 00:14:12,224 だが 逆に いないと 断定することもできない。 145 00:14:12,224 --> 00:14:14,226 つまり お手上げだよ。 146 00:14:14,226 --> 00:14:17,229 だったら 透明人間がいることを 証明できれば→ 147 00:14:17,229 --> 00:14:19,231 まだ 手はあるってことですね? 148 00:14:19,231 --> 00:14:22,234 俺と交渉しているつもりか? 149 00:14:22,234 --> 00:14:25,237 二係の酒々井監視官は 独走扱いのまま→ 150 00:14:25,237 --> 00:14:27,239 いまだ 行方不明です。 151 00:14:27,239 --> 00:14:31,243 そのことに 先生なら 思うことが あるんじゃないですか? 152 00:14:31,243 --> 00:14:34,246 狡噛さんに手を貸した 自責の念から→ 153 00:14:34,246 --> 00:14:38,250 自ら 進んで ここに 収容されている あなたなら。 154 00:14:38,250 --> 00:14:42,254 情に訴えて どうにかなる相手だと思うのかな? 俺が。 155 00:14:42,254 --> 00:14:46,258 わずかな可能性でも 手を 尽くすことの価値を知っている。 156 00:14:46,258 --> 00:14:48,260 先生は そういう人です。 157 00:14:48,260 --> 00:14:51,197 フッ 優秀な生徒だよ お前さんは。 158 00:14:51,197 --> 00:14:53,197 ご指導のおかげです。 159 00:15:01,207 --> 00:15:05,211 (宜野座)入れるか? 親父の残した酒だ。 160 00:15:05,211 --> 00:15:08,214 (青柳)冗談のつもり? 私は監視官よ。 161 00:15:08,214 --> 00:15:10,214 (宜野座)そして 人間だ。 162 00:15:12,218 --> 00:15:14,220 (宜野座)大丈夫か? 163 00:15:14,220 --> 00:15:18,220 (青柳)嫌みね。 大丈夫なわけないでしょ。 164 00:15:21,227 --> 00:15:24,230 (青柳)フゥ… ごめんなさい。 165 00:15:24,230 --> 00:15:26,232 いや。 166 00:15:26,232 --> 00:15:31,237 監視官を10年 勤め上げれば 厚生省のポストが待っている。 167 00:15:31,237 --> 00:15:35,241 そこからは 人生安泰のはずだった。→ 168 00:15:35,241 --> 00:15:39,245 だけど うまく いかないものね。 169 00:15:39,245 --> 00:15:42,248 (宜野座)嫌みか? (青柳)えっ? 170 00:15:42,248 --> 00:15:45,251 今の俺には 耳が痛い。 171 00:15:45,251 --> 00:15:48,251 フフッ… でしょうね。 172 00:15:51,190 --> 00:15:56,195 どこで 道 踏み外したんだろう。 173 00:15:56,195 --> 00:16:00,199 一係に協力して 狡噛君 逃がそうとしたとき…。 174 00:16:00,199 --> 00:16:02,201 あるいは 彼を撃ったとき…。 175 00:16:02,201 --> 00:16:06,205 (宜野座)彼… 執行官の…。 176 00:16:06,205 --> 00:16:08,207 (宜野座)お前に責任はない。→ 177 00:16:08,207 --> 00:16:12,211 逃亡した執行官を撃つのは 監視官の責務だ。 178 00:16:12,211 --> 00:16:16,215 ハァ…。 気持ちと責務は交わらない。 179 00:16:16,215 --> 00:16:18,215 そういうことも あるんでしょ? 180 00:16:25,224 --> 00:16:28,227 (青柳)ふと思うことがあるの。→ 181 00:16:28,227 --> 00:16:31,230 彼を殺した瞬間に 私の感情に→ 182 00:16:31,230 --> 00:16:34,233 ふたみたいなのが できちゃったんじゃないかって。 183 00:16:34,233 --> 00:16:36,235 (宜野座)ふた…。 184 00:16:36,235 --> 00:16:39,238 喜びも悲しみも 一定量までいくと→ 185 00:16:39,238 --> 00:16:43,242 そのふたに引っ掛かって それ以上は あふれてこない。→ 186 00:16:43,242 --> 00:16:45,244 全力で 何かを感じようとしても→ 187 00:16:45,244 --> 00:16:50,266 ふたの外側の自分が どこか 冷めた目で見てる。 188 00:16:50,266 --> 00:16:52,266 そんな感覚。 189 00:16:55,187 --> 00:16:58,190 (青柳)だけどね…→ 190 00:16:58,190 --> 00:17:01,193 ドミネーターを 手にしている間だけは→ 191 00:17:01,193 --> 00:17:04,196 そのふたが 外れかける気がするの。 192 00:17:04,196 --> 00:17:07,199 外れそうになるから それを理性が止める。→ 193 00:17:07,199 --> 00:17:12,199 その理性こそが 私を監視官たらしめている。 194 00:17:16,208 --> 00:17:19,211 (青柳)あのとき… 喜汰沢を撃ったときも→ 195 00:17:19,211 --> 00:17:21,213 気分が良くなりかけた。 196 00:17:21,213 --> 00:17:23,213 ちょっと ヤバいわよね。 197 00:17:25,217 --> 00:17:28,220 今の私には この仕事しかない。→ 198 00:17:28,220 --> 00:17:30,222 しがみついてみせる。→ 199 00:17:30,222 --> 00:17:33,222 ごちそうさま。 おいしかったわ。 200 00:17:35,227 --> 00:17:39,227 (青柳)もっと早く 一緒に飲めたら よかったのにね。 201 00:17:43,235 --> 00:17:47,235 昔の俺なら 酒など飲まなかったさ。 202 00:17:51,243 --> 00:17:56,248 [無線] 203 00:17:56,248 --> 00:17:58,250 (青柳)誰? 204 00:17:58,250 --> 00:18:00,252 [無線]青柳監視官…。 205 00:18:00,252 --> 00:18:02,252 (酒々井)酒々井です。 206 00:20:22,294 --> 00:20:25,297 (禾生)失踪した 二係 酒々井監視官の捜索。 207 00:20:25,297 --> 00:20:30,302 および 何者かが残したとされる メッセージの調査。→ 208 00:20:30,302 --> 00:20:32,304 なるほど。 これを 一係に→ 209 00:20:32,304 --> 00:20:34,306 優先的に 行わせてほしいというわけか。 210 00:20:34,306 --> 00:20:37,309 はい。 もちろん 通常業務を→ 211 00:20:37,309 --> 00:20:40,312 おろそかにするつもりは ありません。 212 00:20:40,312 --> 00:20:42,314 (禾生)うん 許可しよう。 213 00:20:42,314 --> 00:20:44,316 ありがとうございます。 局長。 214 00:20:44,316 --> 00:20:46,318 (禾生)霜月監視官 下がりたまえ。 215 00:20:46,318 --> 00:20:48,320 (美佳)私だけですか? 216 00:20:48,320 --> 00:20:52,324 (禾生)常守監視官と2人で 話がしたい。 217 00:20:52,324 --> 00:20:55,324 (美佳)分かりました。 失礼します。 218 00:20:58,330 --> 00:21:02,334 さて 今回の件について 君は どう考えている? 219 00:21:02,334 --> 00:21:04,336 質問があるわ。 220 00:21:04,336 --> 00:21:07,339 シビュラに認識されない人間は 存在するの? 221 00:21:07,339 --> 00:21:10,342 そんなものは 存在し得ない。 222 00:21:10,342 --> 00:21:13,345 しかし 今の問いで 君が どう考えているのかは→ 223 00:21:13,345 --> 00:21:15,347 理解した。 224 00:21:15,347 --> 00:21:17,349 私の正気を疑う? 225 00:21:17,349 --> 00:21:22,287 そうするのが 通常の判断だ。 だが 同時に興味深くもある。 226 00:21:22,287 --> 00:21:24,289 そこまで サイコパスがクリアな状態で→ 227 00:21:24,289 --> 00:21:27,292 正気を失うことが あり得るのか。 228 00:21:27,292 --> 00:21:31,296 勝手に観察者を気取ればいいわ。 229 00:21:31,296 --> 00:21:33,298 まあ 待ちたまえ。 230 00:21:33,298 --> 00:21:37,302 一係の人員について 聞きたいことがある。 231 00:21:37,302 --> 00:21:42,307 新入りの執行官 あれは うまくやっているか? 232 00:21:42,307 --> 00:21:45,310 東金執行官と 雛河執行官のこと? 233 00:21:45,310 --> 00:21:47,312 そう 東金 朔夜。 234 00:21:47,312 --> 00:21:50,315 あれの様子は できれば 逐一 報告してほしい。 235 00:21:50,315 --> 00:21:52,317 なぜ? 236 00:21:52,317 --> 00:21:55,320 公的な記録では 抹消されているが→ 237 00:21:55,320 --> 00:22:00,320 あれは 観測史上 最高値の 犯罪係数を たたき出した人物だ。 238 00:22:02,327 --> 00:22:04,329 有用なモデルケースだ。 239 00:22:04,329 --> 00:22:07,329 扱いには じゅうぶん 注意するように。 240 00:22:10,335 --> 00:22:12,337 みんなには 苦労を掛けると思う。 241 00:22:12,337 --> 00:22:16,341 だけど 執行官が死に 監視官が失踪し→ 242 00:22:16,341 --> 00:22:19,361 ドミネーターまで紛失した この件を→ 243 00:22:19,361 --> 00:22:21,280 私は どうしても 捨て置いていいとは思えない。 244 00:22:21,280 --> 00:22:24,283 本音を言え 常守。 245 00:22:24,283 --> 00:22:28,287 お前が気に掛かっているのは 透明人間だろ。→ 246 00:22:28,287 --> 00:22:30,289 ハァ。 247 00:22:30,289 --> 00:22:33,292 あくまで 業務の範囲内に収めろよ。 248 00:22:33,292 --> 00:22:35,294 唐之杜さんにも 協力してもらうつもりです。 249 00:22:35,294 --> 00:22:37,296 補佐 お願いしますね。 250 00:22:37,296 --> 00:22:39,298 ≪(警報) 251 00:22:39,298 --> 00:22:43,302 [マイク](アナウンス)エリアストレス 上昇警報。 港区 台場…。 252 00:22:43,302 --> 00:22:46,305 (美佳)出動します。 六合塚さん 雛河 同行を。 253 00:22:46,305 --> 00:22:49,308 (六合塚)了解。 (雛河)りょ… 了解。 254 00:22:49,308 --> 00:22:51,310 鹿矛囲なんて いるはずがない。 255 00:22:51,310 --> 00:22:53,312 いもしない犯人を 追い掛けていれば→ 256 00:22:53,312 --> 00:22:56,312 いいじゃないですか。 先輩は。 257 00:22:59,318 --> 00:23:02,321 私たちも始めましょう。 258 00:23:02,321 --> 00:23:05,324 (志恩)現場に不審な点は なかったわよ。 259 00:23:05,324 --> 00:23:10,329 それこそ 目を皿にして 探してたんですけどね。 260 00:23:10,329 --> 00:23:12,331 鹿矛囲がいたとして→ 261 00:23:12,331 --> 00:23:16,335 その人物は 人質のふりをして 公安を おびき寄せ→ 262 00:23:16,335 --> 00:23:19,304 執行官を殺害し 監視官を誘拐した。 263 00:23:19,304 --> 00:23:24,176 いったい なぜ? 目的は? メッセージの意味は? 264 00:23:24,176 --> 00:23:28,180 どうして 私に目を付けたの? 265 00:23:28,180 --> 00:23:31,183 (宜野座)危険だな。 のめり込み過ぎだ。 266 00:23:31,183 --> 00:23:35,187 (朔夜)常守監視官なら大丈夫。 267 00:23:35,187 --> 00:23:38,187 この程度で 色相が濁る人じゃない。 268 00:23:42,194 --> 00:23:46,198 [マイク](増田)われわれは 今こそ 過去の反省を生かし→ 269 00:23:46,198 --> 00:23:49,201 新しい政策を 実行せねばならないのです。 270 00:23:49,201 --> 00:23:53,205 (増田)全ては 国民のよりよい暮らしのために→ 271 00:23:53,205 --> 00:23:55,205 そのためにも まずは…。 272 00:24:05,217 --> 00:24:08,220 素晴らしい演説でした。 273 00:24:08,220 --> 00:24:11,220 ≪(美佳)増田 幸徳 代議士。 274 00:24:14,226 --> 00:24:17,229 (美佳)公安です。 (ざわめき) 275 00:24:17,229 --> 00:24:19,231 (美佳)あなたの色相の悪化が 検知されました。 276 00:24:19,231 --> 00:24:22,267 緊急セラピーを要するものと 診断します。→ 277 00:24:22,267 --> 00:24:24,269 ご同行ください。 278 00:24:24,269 --> 00:24:26,271 な… 何かの間違いだ。 279 00:24:26,271 --> 00:24:29,271 (美佳)雛河 取り押さえなさい。 280 00:24:32,277 --> 00:24:35,280 これが 正しい在り方なのに→ 281 00:24:35,280 --> 00:24:37,280 どうして 局長は あんな人を…。 282 00:24:40,285 --> 00:24:43,288 (須郷)ここに 酒々井監視官が? 283 00:24:43,288 --> 00:24:47,288 ええ。 彼女自身が そう言っていた。 284 00:24:50,295 --> 00:24:54,299 あんたたちは ここに いなさい。 仕事を増やしたくないでしょ? 285 00:24:54,299 --> 00:24:56,299 (須郷・蓮池)了解。 286 00:25:09,314 --> 00:25:12,317 ≪(美馬)違う! それじゃ駄目だ! 287 00:25:12,317 --> 00:25:16,321 (美馬)薬じゃ 何も救われない。 変わらないんだ そんなんじゃ。 288 00:25:16,321 --> 00:25:19,307 (大津)しかし…。 (美馬)みんなも気付くべきなんだ。 289 00:25:19,307 --> 00:25:22,260 薬なんかに頼っていては 駄目だって。→ 290 00:25:22,260 --> 00:25:24,262 本当に救われたいなら…。 291 00:25:24,262 --> 00:25:28,266 私はね 君たちを 救わなければならない。 292 00:25:28,266 --> 00:25:30,268 やめなさい! 293 00:25:30,268 --> 00:25:35,273 (ドミネーター)「犯罪係数 23 執行対象ではありません」 294 00:25:35,273 --> 00:25:37,275 「トリガーをロックします」 295 00:25:37,275 --> 00:25:40,278 そんな…。 296 00:25:40,278 --> 00:25:42,278 (青柳)あっ! 297 00:25:47,285 --> 00:25:49,285 (須郷)ん? 何だ? 298 00:25:52,290 --> 00:25:55,293 これ…。 どうかしたか? 299 00:25:55,293 --> 00:25:59,297 メッセージが残されていた現場に 出動した 爆弾解体ドローン。 300 00:25:59,297 --> 00:26:03,301 そのうち 1体が 現場から離れた場所で回収され→ 301 00:26:03,301 --> 00:26:07,305 しかも メンテナンスに 回されている。 302 00:26:07,305 --> 00:26:11,309 資料には 「部品の紛失」とあるわね。 303 00:26:11,309 --> 00:26:14,312 内蔵されていた インパクト アブソーバー→ 304 00:26:14,312 --> 00:26:18,316 いわゆる 衝撃吸収シートが 外されていたみたい。 305 00:26:18,316 --> 00:26:22,254 そんなものが自然に外れるとは 考えにくい。 306 00:26:22,254 --> 00:26:25,257 まさか…。 [無線] 307 00:26:25,257 --> 00:26:30,262 [無線]先輩。 霜月さん どうしたの? 308 00:26:30,262 --> 00:26:33,265 (増田)鹿矛囲だ。 鹿矛囲を呼んでくれ。 309 00:26:33,265 --> 00:26:36,268 鹿矛囲なら クリアにしてくれるんだ。 310 00:26:36,268 --> 00:26:40,272 (美馬)私はね 救世主になりたいんだ。→ 311 00:26:40,272 --> 00:26:42,272 みんなを救いたい。 312 00:26:44,276 --> 00:26:46,276 鹿矛囲のように。 313 00:26:54,286 --> 00:27:04,286 ♪♪~