1 00:00:05,339 --> 00:00:09,843 (ラウスト)あっ…。 (ナルセーナ)あの人が ラルマさんの師匠。 2 00:00:09,843 --> 00:00:12,179 (ラルマ)そう。 エルフは 人間よりも➡ 3 00:00:12,179 --> 00:00:15,349 はるかに 魔術の扱いに たけた種族。 4 00:00:15,349 --> 00:00:19,019 中でも あいつは 600年を超える時を生き➡ 5 00:00:19,019 --> 00:00:21,688 ありとあらゆる魔術に精通した➡ 6 00:00:21,688 --> 00:00:26,193 私なんかとは 比べ物にならない 強力な魔術師よ。 7 00:00:26,193 --> 00:00:29,196 師匠にも 師匠がいたんですね。 8 00:00:29,196 --> 00:00:31,698 お前は 私を なんだと思っているんだ? 9 00:00:31,698 --> 00:00:33,867 ええ? 馬鹿弟子よ。 10 00:00:33,867 --> 00:00:37,070 (ミスト)んっ? あっ…。 11 00:00:39,039 --> 00:00:42,542 あっ… ああ…。 ナルセーナ? 12 00:00:42,542 --> 00:00:44,544 んっ…。 13 00:00:44,544 --> 00:00:49,049 ハッ…。 あっ なんでも ありません。 14 00:00:49,049 --> 00:00:51,051 で なんの用? 15 00:00:51,051 --> 00:00:53,553 ず~っと ほったらかしにしてたうえに➡ 16 00:00:53,553 --> 00:00:55,556 裏で こそこそ やってたかと思ったら➡ 17 00:00:55,556 --> 00:00:58,058 急に呼び出したりなんかして。 18 00:00:58,058 --> 00:01:01,662 今更 師匠面しよう ってわけでもないんでしょ? 19 00:01:01,662 --> 00:01:05,332 ふむ。 弟子に こうも あしざまに言われるのも➡ 20 00:01:05,332 --> 00:01:08,502 悲しいものじゃな ハンザムよ。 21 00:01:08,502 --> 00:01:10,837 (ハンザム)心中 お察しします。 22 00:01:10,837 --> 00:01:14,174 へぇ~ 今は その坊やが弟子ってわけ? 23 00:01:14,174 --> 00:01:17,844 ほう。 やきもちか? まさか! 24 00:01:17,844 --> 00:01:20,681 全く かわいげがないのう。 25 00:01:20,681 --> 00:01:25,852 残念じゃが こやつには 魔術の 素養がなかった。 よって…。 26 00:01:25,852 --> 00:01:29,523 いえ 魔術の手ほどきこそ 受けておりませんが➡ 27 00:01:29,523 --> 00:01:32,192 あなたからは 多くを学びました。 28 00:01:32,192 --> 00:01:35,195 その意味では 私は あなたの弟子であると➡ 29 00:01:35,195 --> 00:01:37,197 自負しております。 30 00:01:37,197 --> 00:01:39,199 どうじゃ? ラルマ。 31 00:01:39,199 --> 00:01:42,369 師弟とは こうあるべきとは思わんか? 32 00:01:42,369 --> 00:01:44,871 (ラウスト/ナルセーナ)あっ…。 はいはい。 どうせ 私は➡ 33 00:01:44,871 --> 00:01:47,374 出来の悪い弟子ですよ。 34 00:01:47,374 --> 00:01:51,578 少し長い話になる。 35 00:03:42,689 --> 00:03:45,192 (ラルマ)じゃあ 全部 認めるのね。 36 00:03:47,194 --> 00:03:51,031 (ラルマ)この街に 問題のある 冒険者を呼び寄せてたのは➡ 37 00:03:51,031 --> 00:03:55,202 こういうときに 金を ばらまいて うまく利用するためで➡ 38 00:03:55,202 --> 00:03:58,538 決まり文句のように言っていた➡ 39 00:03:58,538 --> 00:04:01,141 「この街から出ていけ」ってのは➡ 40 00:04:01,141 --> 00:04:03,643 善良な冒険者や街の住人が➡ 41 00:04:03,643 --> 00:04:07,647 巻き込まれないように するためだった。 42 00:04:07,647 --> 00:04:10,650 つまり ミスト あんたには わかってたんだ。 43 00:04:10,650 --> 00:04:13,653 迷宮暴走が起きるってことが。 44 00:04:13,653 --> 00:04:17,324 いかにも。 予兆なら あったじゃろ? 45 00:04:17,324 --> 00:04:19,326 ええ 山ほど。 46 00:04:19,326 --> 00:04:22,829 強力な魔獣の上層階への出現。 47 00:04:22,829 --> 00:04:25,632 相次ぐ 魔獣の変異。 48 00:04:28,835 --> 00:04:32,339 どれも 迷宮の魔力が 増えた結果だとすると➡ 49 00:04:32,339 --> 00:04:34,841 納得できます。 ですが…。 50 00:04:34,841 --> 00:04:38,011 そうですよ! 暴走が起きると わかっていたなら➡ 51 00:04:38,011 --> 00:04:40,847 どうして 警告してくれなかったんですか? 52 00:04:40,847 --> 00:04:44,351 警告して どうなる? 魔獣の襲来に備えたり➡ 53 00:04:44,351 --> 00:04:46,353 避難だってできただろう! 54 00:04:46,353 --> 00:04:51,024 我々に わかっていたのは 暴走が近いという程度だ。 55 00:04:51,024 --> 00:04:53,860 それが 来週なのか 来月なのか➡ 56 00:04:53,860 --> 00:04:56,530 事によっては 数年先かもしれない。 57 00:04:56,530 --> 00:04:59,199 そんな いつ来るか わからない 災厄を➡ 58 00:04:59,199 --> 00:05:01,134 警告したところで 意味はない。 59 00:05:01,134 --> 00:05:03,303 (ラウスト)だからって 事実を隠して➡ 60 00:05:03,303 --> 00:05:05,972 街から追い出そうとするなんて…。 61 00:05:05,972 --> 00:05:09,643 公表できない事情があった。 んっ…。 62 00:05:09,643 --> 00:05:12,813 あら 当たった? んっ…。 63 00:05:12,813 --> 00:05:17,150 今回の件 あんたたちが 起こしたんじゃないでしょうね? 64 00:05:17,150 --> 00:05:21,321 迷宮暴走が制御できるのなら 苦労せんわ。 65 00:05:21,321 --> 00:05:23,990 口止めを指示したのは 上じゃ。 66 00:05:23,990 --> 00:05:28,161 上? 王都のギルドですか? もっとじゃよ。 67 00:05:28,161 --> 00:05:33,500 すべての冒険者ギルドを統括する この国の偉~いお人じゃ。 68 00:05:33,500 --> 00:05:37,170 それは…。 なに 暴走は起きた。 69 00:05:37,170 --> 00:05:40,674 もう 黙っておく必要はあるまい。 70 00:05:40,674 --> 00:05:44,511 (ラルマ)暴走は 長くて数日。 あふれ出した魔獣は➡ 71 00:05:44,511 --> 00:05:48,181 いくつかの街を 破壊し尽くすかもしれないけど➡ 72 00:05:48,181 --> 00:05:51,184 魔力が尽きたら 消えて なくなる。 73 00:05:51,184 --> 00:05:53,687 遠く離れた王都は 安泰だし➡ 74 00:05:53,687 --> 00:05:58,024 下手な警告で 国を 混乱させたくはないってこと? 75 00:05:58,024 --> 00:06:01,628 そんな! それじゃ マータットの皆さんは…。 76 00:06:01,628 --> 00:06:03,797 見殺しってことか。 77 00:06:03,797 --> 00:06:08,468 なるほど だから 手を打ってたってわけね。 78 00:06:08,468 --> 00:06:12,138 やはり 気付いておったか。 んっ? おっ…。 79 00:06:12,138 --> 00:06:16,643 お前たちも 街にある 白い柱を 見たことがあるだろう? 80 00:06:21,314 --> 00:06:23,817 (ラウスト)ああ あの…。 81 00:06:23,817 --> 00:06:26,319 あれって 一体 なんですか? 82 00:06:26,319 --> 00:06:29,489 私が思っているとおりの物 だとしたら➡ 83 00:06:29,489 --> 00:06:32,826 お優しいミストさんが この街のために用意した➡ 84 00:06:32,826 --> 00:06:34,828 切り札よ。 85 00:06:34,828 --> 00:06:38,665 のう ラルマ。 取り引きといかぬか? 86 00:06:38,665 --> 00:06:43,003 暴走は 始まったばかりじゃ。 87 00:06:43,003 --> 00:06:46,506 いかに 体力自慢の冒険者であっても➡ 88 00:06:46,506 --> 00:06:51,678 このまま 不眠不休で 街を守り抜くのは 不可能。 89 00:06:51,678 --> 00:06:55,181 そこで ラルマ お主が 必要となる。 90 00:06:55,181 --> 00:06:57,684 恐らく 現在 この世界で➡ 91 00:06:57,684 --> 00:07:02,455 最も多くの魔力を たたえた 炎神の体が。 92 00:07:02,455 --> 00:07:04,457 んっ…。 93 00:07:04,457 --> 00:07:09,796 で 取り引きって言うからには 私が 体を張っている間➡ 94 00:07:09,796 --> 00:07:13,300 あなたたちも 何かしてくれるんでしょうね? 95 00:07:13,300 --> 00:07:17,637 もちろんじゃ。 我々は 迷宮の最下層に潜り➡ 96 00:07:17,637 --> 00:07:21,308 迷宮の主を倒す。 迷宮の主? 97 00:07:21,308 --> 00:07:24,811 確か マータットでは まだ 見つかっていないって。 98 00:07:24,811 --> 00:07:27,480 (ハンザム)見つけてはいない。 だが いるであろう場所は➡ 99 00:07:27,480 --> 00:07:29,482 見当がついている。 100 00:07:29,482 --> 00:07:33,987 見当って…。 取り引きするには あやふやすぎるだろう。 101 00:07:33,987 --> 00:07:38,992 迷宮の主を倒せば 魔獣たちへの 魔力の供給が絶たれ➡ 102 00:07:38,992 --> 00:07:42,662 暴走が終わるのも事実だ。 んっ… うっ…。 103 00:07:42,662 --> 00:07:46,166 んっ…。 ハァ…。 104 00:07:46,166 --> 00:07:50,670 いいわ。 乗ってあげる その話。 105 00:07:50,670 --> 00:07:53,006 (ロナウド)う~ん… うわっ! 106 00:07:53,006 --> 00:07:55,675 (叫び声) 107 00:07:55,675 --> 00:07:57,677 (ライラ)うわ~ 相変わらず➡ 108 00:07:57,677 --> 00:08:00,447 めちゃくちゃな強さね ロナウドさん。 109 00:08:00,447 --> 00:08:02,615 ジークも あのくらいできないの? (ジーク)くっ…。 110 00:08:02,615 --> 00:08:04,951 むちゃを言うな! 111 00:08:04,951 --> 00:08:07,454 ぬっ! うわ~! (ジーク/ライラ)あっ…。 112 00:08:07,454 --> 00:08:09,456 (マーネル)あっ… くっ…。 (鳴き声) 113 00:08:09,456 --> 00:08:11,458 (アーミア)オーガまで いるんですか? 114 00:08:11,458 --> 00:08:14,260 それも 1体ではないぞ。 あっ…。 んっ…。 115 00:08:17,630 --> 00:08:21,134 (ライラ)あんなに…。 んっ…。 116 00:08:21,134 --> 00:08:23,136 (キースたち)うっ…。 117 00:08:23,136 --> 00:08:25,138 んっ…。 118 00:08:25,138 --> 00:08:29,142 斬り込みます。 師匠 手を貸してください。 119 00:08:29,142 --> 00:08:31,644 いいだろう。 んっ…。 120 00:08:31,644 --> 00:08:33,980 ぬお~! 121 00:08:33,980 --> 00:08:48,328 ♬~ 122 00:08:48,328 --> 00:08:50,530 では 手はずどおりに。 123 00:08:58,505 --> 00:09:02,108 さてと。 124 00:09:02,108 --> 00:09:04,110 ここか。 125 00:09:07,447 --> 00:09:09,449 これは…。 126 00:09:16,122 --> 00:09:18,124 馬鹿弟子。 んっ…。 127 00:09:18,124 --> 00:09:20,794 今は 協力関係にあるとはいえ➡ 128 00:09:20,794 --> 00:09:22,796 ミストには 気を許すなよ。 129 00:09:22,796 --> 00:09:25,098 えっ? はい…。 130 00:09:28,635 --> 00:09:30,637 じゃあな ラウスト。 131 00:09:30,637 --> 00:09:32,806 あっ… ハッ! 132 00:09:32,806 --> 00:09:34,808 師匠! 133 00:09:43,817 --> 00:09:55,995 ♬~ 134 00:09:55,995 --> 00:09:58,665 光の壁? 135 00:09:58,665 --> 00:10:01,167 そう。 あったんだよ。 136 00:10:07,841 --> 00:10:09,843 ウゥ…。 137 00:10:11,845 --> 00:10:15,181 (ラウスト)マータットにも 城壁が。 138 00:10:15,181 --> 00:10:18,084 最強の城壁が…。 139 00:10:23,189 --> 00:10:25,692 うっ… ひっ… ひぃ~! 140 00:10:25,692 --> 00:10:27,694 おい こっちだ! 早くしろ! 141 00:10:27,694 --> 00:10:29,863 いっ… ひっ… ひぃ… うぅ…。 142 00:10:29,863 --> 00:10:31,865 ウゥ… アッ…。 143 00:10:31,865 --> 00:10:33,867 フゥ… 助かった…。 144 00:10:33,867 --> 00:10:36,870 にしても この壁は なんなんだ? 145 00:10:36,870 --> 00:10:38,872 (咆哮) 146 00:10:38,872 --> 00:10:42,375 おい。 街の中に入った 魔獣どもがいたよな? んっ? 147 00:10:42,375 --> 00:10:44,377 そうだ。 今のうちに そいつらを➡ 148 00:10:44,377 --> 00:10:46,379 狩っちまおうぜ! (冒険者たち)んっ…。 149 00:10:46,379 --> 00:10:49,048 おう! 150 00:10:49,048 --> 00:10:51,217 うお~! 151 00:10:51,217 --> 00:10:53,887 ウワー…。 152 00:10:53,887 --> 00:10:56,556 あっ… ハァ…。 153 00:10:56,556 --> 00:10:59,726 ジーク 少し休もう。 しかし…。 154 00:10:59,726 --> 00:11:01,661 息が上がっている。 155 00:11:01,661 --> 00:11:04,998 それでは よい剣が振るえない。 それに…。 156 00:11:04,998 --> 00:11:07,333 彼らが来てくれたおかげで➡ 157 00:11:07,333 --> 00:11:11,170 この辺りの魔獣は あらかた始末できた。 158 00:11:11,170 --> 00:11:13,840 やっぱり あの壁は…。 159 00:11:13,840 --> 00:11:17,510 (ライラ)魔獣の侵入を 防いでくれているのね。 160 00:11:17,510 --> 00:11:20,346 しかし 一体 誰が…。 161 00:11:20,346 --> 00:11:22,348 (ラウスト)ロナウドさん。 んっ? 162 00:11:22,348 --> 00:11:24,851 (2人)あっ… ハァハァ ハァハァ…。 163 00:11:24,851 --> 00:11:29,188 (ロナウド)そうか。 ラルマは 理解したうえで➡ 164 00:11:29,188 --> 00:11:32,025 ミストの申し出を受け入れたんだな。 165 00:11:32,025 --> 00:11:36,196 はい。 師匠は この街を救うと決めたんです。 166 00:11:36,196 --> 00:11:38,865 たとえ 命の危険があるとしても。 167 00:11:38,865 --> 00:11:42,035 (3人)んっ…。 どういうことですか? 168 00:11:42,035 --> 00:11:48,041 あの壁は 師匠の魔力によって 作り出されているんだ。 169 00:11:48,041 --> 00:11:51,544 恐らく 街を ぐるりと➡ 170 00:11:51,544 --> 00:11:55,715 上空も地下も含め 球状に取り囲んでいる。 171 00:11:55,715 --> 00:11:58,384 これほどの規模で 障壁を作り出すには➡ 172 00:11:58,384 --> 00:12:00,820 かなりの魔力が必要なんだ。 173 00:12:00,820 --> 00:12:04,991 いくら師匠でも 魔力の量は限りがあるから…。 174 00:12:04,991 --> 00:12:08,995 そのうち 魔力を 使い果たしてしまうだろう。 175 00:12:08,995 --> 00:12:11,331 そうなると どうなるんだ? 176 00:12:11,331 --> 00:12:15,501 普通は 疲労困ぱいで 意識を失いますけど…。 177 00:12:15,501 --> 00:12:20,340 魔術師が 自らの意思で 魔力を放出したときは そうだ。 178 00:12:20,340 --> 00:12:23,343 だが 今回は違う。 ええ…。 179 00:12:23,343 --> 00:12:26,846 あれは 恐らく 一種の魔道具です。 180 00:12:26,846 --> 00:12:31,351 中に 取り込んだ人間の魔力を 強制的に奪うための…。 181 00:12:31,351 --> 00:12:34,187 この街が壁を必要とする間➡ 182 00:12:34,187 --> 00:12:37,023 師匠は 魔力を供給し続けるしかない。 183 00:12:37,023 --> 00:12:40,693 たとえ 意識を失ったとしてもです。 184 00:12:40,693 --> 00:12:43,529 その先に待っているのは…。 185 00:12:43,529 --> 00:12:45,698 くっ…。 186 00:12:45,698 --> 00:12:48,034 んっ…。 187 00:12:48,034 --> 00:12:51,704 ⦅じゃあな ラウスト⦆ 188 00:12:51,704 --> 00:12:53,873 くっ…。 189 00:12:53,873 --> 00:12:56,209 ハッ! (うなり声) 190 00:12:56,209 --> 00:12:58,711 見ろ! 上だ! (ラウストたち)あっ…。 191 00:12:58,711 --> 00:13:01,481 (咆哮) 192 00:13:01,481 --> 00:13:03,483 なんだ? ありゃ。 あっ…。 あんな魔獣➡ 193 00:13:03,483 --> 00:13:05,485 ここらじゃ 見たことねえぞ。 194 00:13:05,485 --> 00:13:07,487 グリフォンだ。 グリフォン? 195 00:13:07,487 --> 00:13:09,989 それって ものすごく強い魔獣なんじゃ。 196 00:13:09,989 --> 00:13:13,660 (ジーク)ああ。 一流の冒険者が 束になってかかっても➡ 197 00:13:13,660 --> 00:13:15,662 倒せるかどうかという相手だ。 198 00:13:19,832 --> 00:13:22,835 まずいぞ。 199 00:13:22,835 --> 00:13:25,505 エルフの技で作られた障壁だ。 200 00:13:25,505 --> 00:13:27,840 簡単に破られることはないだろう。 201 00:13:27,840 --> 00:13:32,178 しかし 壁へのダメージは 魔力の消費につながる。 202 00:13:32,178 --> 00:13:34,514 うぅ…。 203 00:13:34,514 --> 00:13:37,517 では ああして 攻撃されれば されるほど…。 204 00:13:37,517 --> 00:13:39,519 ラルマさんに危険が。 205 00:13:39,519 --> 00:13:42,522 んっ…。 待て ラウスト。 206 00:13:42,522 --> 00:13:46,359 待てません! 僕は 師匠を行かせてしまったんです。 207 00:13:46,359 --> 00:13:48,695 だから…。 (ロナウド)お前に取れるほど➡ 208 00:13:48,695 --> 00:13:51,364 その責任は軽くない! あっ…。 209 00:13:51,364 --> 00:13:55,868 それに 行かせてしまったのは 俺も同じだ。 210 00:13:55,868 --> 00:14:00,139 あっ! それなら 私もですよ! では 俺もだな。 211 00:14:00,139 --> 00:14:02,308 私も。 私もです。 212 00:14:02,308 --> 00:14:04,310 みんな…。 213 00:14:04,310 --> 00:14:07,313 ラウスト お前は 生真面目すぎる。 214 00:14:07,313 --> 00:14:10,483 もう少し 仲間を信用しろ。 215 00:14:10,483 --> 00:14:13,152 はい。 216 00:14:13,152 --> 00:14:17,990 (鳴き声) 217 00:14:17,990 --> 00:14:19,992 (ラウスト/ナルセーナ)んっ…。 行くぞ! 218 00:14:22,662 --> 00:14:24,997 殺せ~! (ロナウド)てやっ! 219 00:14:24,997 --> 00:14:26,999 ウワッ! 220 00:14:29,001 --> 00:14:31,003 あいつ 攻撃を続けていれば➡ 221 00:14:31,003 --> 00:14:34,173 いずれ 障壁が解けると わかっているな。 222 00:14:34,173 --> 00:14:36,342 雑魚に構ってる時間はない。 223 00:14:36,342 --> 00:14:40,012 さっさと排除して グリフォンの元に向かうぞ! はい! 224 00:14:40,012 --> 00:14:42,014 ウワー! 225 00:14:42,014 --> 00:14:44,016 フン! くっ! 226 00:14:44,016 --> 00:14:46,018 んっ…。 227 00:14:46,018 --> 00:14:48,354 ウワッ…。 んっ? 228 00:14:48,354 --> 00:14:51,357 なんだ? 229 00:14:51,357 --> 00:14:54,560 (ロナウド)嫌な予感しかしないね。 230 00:14:59,198 --> 00:15:02,135 (うなり声) 231 00:15:02,135 --> 00:15:04,137 まさか フェンリルか? 232 00:15:04,137 --> 00:15:07,807 見ただけで わかります。 あいつ 強いですね。 233 00:15:07,807 --> 00:15:11,477 (ラウスト)ああ。 その走りは 雷のごとしといわれる➡ 234 00:15:11,477 --> 00:15:13,479 地上最強の魔獣。 235 00:15:13,479 --> 00:15:15,815 グリフォンにも負けない 強敵だよ。 236 00:15:15,815 --> 00:15:18,651 グリフォンとフェンリルに 同時に会えるとは➡ 237 00:15:18,651 --> 00:15:20,987 冒険者冥利に尽きるな。 238 00:15:20,987 --> 00:15:23,489 そのわりに 手が震えてるんじゃない? 239 00:15:23,489 --> 00:15:26,159 あっ… 武者震いだ。 240 00:15:26,159 --> 00:15:29,162 ラウスト あいつは お前たちに任せていいか? 241 00:15:29,162 --> 00:15:31,330 ロナウドさんは? 242 00:15:31,330 --> 00:15:33,332 グリフォンをやる。 243 00:15:33,332 --> 00:15:37,503 俺には ラルマの命を救う理由があるからな。 244 00:15:37,503 --> 00:15:39,672 わかりました。 お気を付けて。 245 00:15:39,672 --> 00:15:41,674 お前もな。 246 00:15:44,177 --> 00:15:46,179 (うなり声) 247 00:15:46,179 --> 00:15:50,683 話を聞いてました? あなたの相手は 私たちですよ。 248 00:15:50,683 --> 00:15:53,019 (うなり声) 249 00:15:53,019 --> 00:15:55,021 速い! 250 00:15:55,021 --> 00:15:57,523 ぐっ…。 ラウストさん! 251 00:15:57,523 --> 00:16:00,626 アーミア 下がれ! 252 00:16:00,626 --> 00:16:04,130 んっ…。 んっ! んっ! んっ! 253 00:16:04,130 --> 00:16:06,966 なんて速さ。 フェンリルに負けてない。 254 00:16:06,966 --> 00:16:10,303 いや 少しずつだが 後れを取っている。 255 00:16:10,303 --> 00:16:12,305 ぐっ… うっ くっ… んっ…。 256 00:16:14,307 --> 00:16:16,309 うっ! 257 00:16:16,309 --> 00:16:19,645 あっ! お兄さん! んっ あっ…。 258 00:16:19,645 --> 00:16:23,983 (ほえる声) 259 00:16:23,983 --> 00:16:27,987 ていっ! ナルセーナ ラウストを頼む! はい! 260 00:16:32,325 --> 00:16:35,828 大丈夫ですか? お兄さん。 このくらい 平気だよ。 261 00:16:35,828 --> 00:16:39,499 平気なわけないでしょ! 腕が 半分 ちぎれてるじゃない! 262 00:16:39,499 --> 00:16:42,335 えっ! んっ…。 んっ…。 263 00:16:42,335 --> 00:16:45,004 ちょっと 時間かかるわよ。 264 00:16:45,004 --> 00:16:55,681 ♬~ 265 00:16:55,681 --> 00:16:59,018 んっ…。 んっ! 266 00:16:59,018 --> 00:17:01,020 てやっ! 267 00:17:10,463 --> 00:17:13,966 へぇ~ 元気じゃないか。 (咆哮) 268 00:17:13,966 --> 00:17:16,969 けど いつまで 続くかな? 269 00:17:22,808 --> 00:17:26,312 (うなり声) 270 00:17:26,312 --> 00:17:29,148 (ジーク/アーミア)あっ…。 (遠ぼえ) 271 00:17:29,148 --> 00:17:31,484 ウワー! 272 00:17:31,484 --> 00:17:33,486 ウワッ! あ~! 273 00:17:33,486 --> 00:17:37,323 アーミア! んっ…。 あっ! 274 00:17:37,323 --> 00:17:40,826 うわっ! (ほえる声) 275 00:17:40,826 --> 00:17:42,828 てやっ! ウワー! 276 00:17:42,828 --> 00:17:44,997 ハッ… ハッ! 277 00:17:44,997 --> 00:17:49,001 あっ! うっ! 278 00:17:49,001 --> 00:17:51,671 あっ… うっ…。 ライラさん! 279 00:17:51,671 --> 00:17:55,007 うっ… フッ…。 あっ…。 280 00:17:55,007 --> 00:17:57,009 ハッ! あっ…。 281 00:17:57,009 --> 00:18:08,621 ♬~ 282 00:18:08,621 --> 00:18:11,290 おっ… お兄さん…。 283 00:18:11,290 --> 00:18:14,126 あっ… ハッ… あっ…。 284 00:18:14,126 --> 00:18:19,131 あっ… ハァハァ…。 285 00:18:19,131 --> 00:18:24,303 くっ… くも… よくも…。 286 00:18:24,303 --> 00:18:26,305 お兄さんを~! 287 00:18:26,305 --> 00:18:28,474 待て ナルセーナ! むちゃよ! 288 00:18:28,474 --> 00:18:32,311 はぁ~! てい! 289 00:18:32,311 --> 00:18:35,815 くっ…。 フン! 290 00:18:35,815 --> 00:18:38,317 アーミア 援護を! むっ… 無理です。 291 00:18:38,317 --> 00:18:40,486 ナルセーナさんが近すぎて! 292 00:18:40,486 --> 00:18:42,822 許さない 許さない 許さない! 293 00:18:42,822 --> 00:18:46,525 お兄さんを傷つけたこと 後悔しなさい! 294 00:18:51,664 --> 00:18:54,367 どう? 今のは 効いたでしょ? 295 00:18:57,003 --> 00:19:00,439 (咆哮) 296 00:19:00,439 --> 00:19:03,275 んっ…。 うっ…。 297 00:19:03,275 --> 00:19:05,277 うっ! 298 00:19:05,277 --> 00:19:08,948 《ナルセーナ:はっ… 速い… 速いね あなた。 299 00:19:08,948 --> 00:19:14,286 それに 隙がない。 魔獣のくせに きれいだし。 300 00:19:14,286 --> 00:19:16,789 だめだ… 息が続かない…。 301 00:19:16,789 --> 00:19:22,595 腕が… 脚も… 体が重い…。 ハァ…》 302 00:19:24,964 --> 00:19:27,266 うっ! あっ…。 303 00:19:29,635 --> 00:19:32,304 ハァハァハァ…。 304 00:19:32,304 --> 00:19:34,640 うわっ! (うなり声) 305 00:19:34,640 --> 00:19:38,644 くっ くくっ… うっ… う~ん…。 306 00:19:38,644 --> 00:19:41,313 うぅ… うっ…。 (うなり声) 307 00:19:41,313 --> 00:19:44,650 フッ…。 308 00:19:44,650 --> 00:19:48,487 残念だけど 勝ったのは あなたじゃないよ。 309 00:19:48,487 --> 00:19:50,489 はぁ~! 310 00:19:54,326 --> 00:19:57,663 やっ! (叫び声) 311 00:19:57,663 --> 00:20:02,668 私は おとり。 気付かなかったでしょ。 312 00:20:02,668 --> 00:20:04,670 ⦅おっ… お兄さん…。 313 00:20:04,670 --> 00:20:06,672 ハッ…。 314 00:20:06,672 --> 00:20:10,342 ハッ!⦆ 315 00:20:10,342 --> 00:20:14,346 (ナルセーナ)戦えるようになるまでの 時間を稼いでほしいって➡ 316 00:20:14,346 --> 00:20:18,184 あのとき 確かに お兄さんは言ったの。 317 00:20:18,184 --> 00:20:21,187 だから… あなたの負け。 318 00:20:21,187 --> 00:20:24,023 うっ…。 319 00:20:24,023 --> 00:20:26,525 フフッ… どんなもんだい。 320 00:20:29,028 --> 00:20:31,030 うっ… あっ…。 321 00:20:33,532 --> 00:20:37,036 (ラウスト)ナルセーナ! 322 00:20:37,036 --> 00:20:39,371 ハッ! ナルセーナ! 323 00:20:39,371 --> 00:20:42,708 あれ? 痛くない。 324 00:20:42,708 --> 00:20:45,377 ていうか 私 生きてる? 325 00:20:45,377 --> 00:20:49,215 あの程度のけがじゃ ラウストが死なせてくれないよ。 326 00:20:49,215 --> 00:20:51,217 ロナウドさん? グリフォンは? 327 00:20:51,217 --> 00:20:53,219 これ。 328 00:20:53,219 --> 00:20:58,224 よかった。 これで しばらく ラルマさんは 大丈夫なんですよね? 329 00:20:58,224 --> 00:21:04,163 支部長が 約束どおり 迷宮の主を 倒してくれればだけどね。 330 00:21:04,163 --> 00:21:06,999 今は 信じるしかないだろう。 331 00:21:06,999 --> 00:21:09,835 (ラウスト) ここは 一度 宿に帰りましょう。 332 00:21:09,835 --> 00:21:12,838 待つにしても 何か 行動を起こすにしても➡ 333 00:21:12,838 --> 00:21:16,675 僕らは ボロボロすぎます。 (ジーク)そうだな。 334 00:21:16,675 --> 00:21:20,346 大丈夫。 1人で歩けます。 335 00:21:20,346 --> 00:21:22,348 うん わかったよ。 336 00:21:28,687 --> 00:21:31,190 ほんと ボロボロだ…。 337 00:21:31,190 --> 00:21:34,360 (ハンザム)だが 生きていてくれて よかった。 えっ? 338 00:21:34,360 --> 00:21:37,029 フン…。 うっ! ぐっ… がっ…。 339 00:21:37,029 --> 00:21:39,198 あっ… あっ…。 ハンザム! あっ…。 340 00:21:39,198 --> 00:21:41,367 うっ… うぅ…。 341 00:21:41,367 --> 00:21:44,036 んっ… うっ… お兄さん! 342 00:21:44,036 --> 00:21:46,038 待て! 343 00:21:49,375 --> 00:21:52,378 (4人)あっ…。 344 00:21:52,378 --> 00:21:55,381 くそっ! どうして ナルセーナを…。