1 00:00:02,169 --> 00:00:05,547 (フランツ)私は試験監督の フランツ・バウアーだ! 2 00:00:05,672 --> 00:00:09,092 これより一次試験 バトルロイヤルを始める! 3 00:00:09,218 --> 00:00:13,305 お前らには最後の5人になるまで 戦い続けてもらう! 4 00:00:13,430 --> 00:00:16,808 魔法でも武器でも どんな手を使ってもいい 5 00:00:16,934 --> 00:00:20,187 ライバルたちを場外へ叩き落とせ! 6 00:00:20,312 --> 00:00:21,480 以上だ! 7 00:00:21,605 --> 00:00:26,151 (審判)それでは試験を開始します 50人は闘技台へ! 8 00:00:26,276 --> 00:00:28,779 (フランツ) B級冒険者の俺にとって 9 00:00:28,904 --> 00:00:32,115 試験監督の仕事ほど おいしいもんはねえぜ… 10 00:00:32,241 --> 00:00:36,954 なんつったってガキを見てるだけで 報酬がもらえるんだからな 11 00:00:37,079 --> 00:00:39,289 どうせ毎年たいしたヤツはいないが 12 00:00:39,414 --> 00:00:42,251 今年のルーキーはどんなもんかな? 13 00:00:42,376 --> 00:00:46,088 あ~あ さっそく囲まれちまったか 14 00:00:46,213 --> 00:00:48,006 (受験生たち)ヘヘヘ… 15 00:00:48,131 --> 00:00:49,550 (フランツ)バトルロイヤルでは 16 00:00:49,675 --> 00:00:52,594 弱そうなヤツから蹴落とすのが 定石(じょうせき)だしな 17 00:00:52,719 --> 00:00:55,138 当然の流れだ (衝撃音) 18 00:00:55,264 --> 00:00:56,098 (受験生の悲鳴) 19 00:00:56,556 --> 00:00:58,267 (フランツ)ん? 何っ!? 20 00:01:00,227 --> 00:01:02,354 (衝撃音) な 何がどうなった!? 21 00:01:02,479 --> 00:01:03,939 (受験生たちの悲鳴) 22 00:01:04,064 --> 00:01:06,024 (審判)きゅ 9名脱落! 23 00:01:06,149 --> 00:01:10,237 (フランツ)<あのガキ… 足を強化して蹴り飛ばしたのか!> 24 00:01:10,737 --> 00:01:12,072 <なるほど…> 25 00:01:12,239 --> 00:01:15,659 <多少は身体能力強化が 使えるらしいな> 26 00:01:15,784 --> 00:01:18,620 <だが そう甘くはねえぞ> 27 00:01:18,745 --> 00:01:23,625 <できるヤツも 団結して狙われるのが バトルロイヤル> 28 00:01:23,750 --> 00:01:25,585 (受験生たち)おりゃーっ! 29 00:01:25,711 --> 00:01:28,130 (アナスタシア)大気に戯れる風の子たちよ 30 00:01:28,255 --> 00:01:31,383 その息吹によって 我が呼びかけに応えよ! 31 00:01:31,508 --> 00:01:33,719 レベル3 シルフィーズキッス 32 00:01:33,844 --> 00:01:35,512 (受験生たち)うわぁぁぁ! 33 00:01:35,637 --> 00:01:37,723 (審判)16名場外! 34 00:01:37,848 --> 00:01:39,850 次の16名 上がってください! 35 00:01:39,975 --> 00:01:41,977 (受験生)おいおい どうなってんだ? 36 00:01:42,102 --> 00:01:44,438 (受験生)受験生レベルの 魔法じゃねーだろ! 37 00:01:44,563 --> 00:01:46,773 (受験生)あの子どうして ここを受験したんだ? 38 00:01:46,898 --> 00:01:49,359 (アナスタシア)ああ… ご主人様 39 00:01:49,484 --> 00:01:51,236 ちょっと やりすぎましたかね… 40 00:01:51,361 --> 00:01:54,197 (エフタル)ううん 僕が思った通り 41 00:01:54,323 --> 00:01:56,241 アナスタシアは やっぱり素質あるね 42 00:01:58,285 --> 00:02:02,414 でも やっぱり詠唱ってしないと 魔法撃てないのかな? 43 00:02:02,539 --> 00:02:03,498 (アナスタシア)えっ? 44 00:02:03,624 --> 00:02:05,250 (受験生)何言ってるんだ あいつ… 45 00:02:05,375 --> 00:02:06,752 (フランツ)あ? 46 00:02:06,877 --> 00:02:09,755 だーっはっはっはっは! こりゃいいや 47 00:02:09,880 --> 00:02:12,591 魔法の基礎もわかってねーのか あのガキ! 48 00:02:12,716 --> 00:02:13,884 (アナスタシア)ご主人様! 49 00:02:14,009 --> 00:02:17,054 それは当然 詠唱しないと撃てませんよ! 50 00:02:17,220 --> 00:02:18,889 (エフタル)そんなことないよ 51 00:02:19,014 --> 00:02:21,767 むしろ詠唱をしてたら こういうことできないでしょ? 52 00:02:21,892 --> 00:02:22,601 (アナスタシア)え? 53 00:02:22,726 --> 00:02:26,563 (エフタル)レベル4 シルフィーズディープ 54 00:02:26,688 --> 00:02:31,276 (フランツ)レベル4を同時に4個!? へ へ 並列起動だと!? 55 00:02:31,401 --> 00:02:33,236 (受験生)嘘だろ? (受験生)ひぃぃっ! 56 00:02:33,362 --> 00:02:35,697 (受験生)うわぁぁ! (受験生)こんなのありかぁぁ~! 57 00:02:37,783 --> 00:02:40,452 (受験生たちの悲鳴) 58 00:02:44,498 --> 00:02:46,750 (アナスタシア)す すごいです… 59 00:02:46,875 --> 00:02:50,003 無詠唱でこんな… 60 00:02:50,128 --> 00:02:52,506 (フランツ)ご ごごご… 61 00:02:52,631 --> 00:02:57,803 ごごっ 588番! 589番! 62 00:02:57,928 --> 00:03:02,891 い い いち… 一次試験合格! 63 00:03:03,558 --> 00:03:06,520 ♪~ 64 00:04:26,683 --> 00:04:29,644 ~♪ 65 00:04:46,036 --> 00:04:48,121 (エフタル)<前世で座学を極めてたから> 66 00:04:48,246 --> 00:04:50,123 <内容は楽勝だけど> 67 00:04:50,248 --> 00:04:54,503 <随分と問題数が多いな…> 68 00:04:57,881 --> 00:05:01,051 (試験官)はい! そこまで! 69 00:05:01,176 --> 00:05:03,720 (エフタル)かぁーっ! 終わったぁぁ! 70 00:05:03,845 --> 00:05:06,890 (アナスタシア)ご主人様 筆記試験はどうでしたか? 71 00:05:07,015 --> 00:05:10,101 (エフタル)ああ やけに問題数が多かったけど 72 00:05:10,227 --> 00:05:12,062 なんとか全問解答できたよ 73 00:05:12,187 --> 00:05:14,981 (アナスタシア)えっ? 全問… 解いたんですか? 74 00:05:15,106 --> 00:05:16,983 (エフタル)ん? もちろん 75 00:05:17,108 --> 00:05:19,611 合格するためには 全問解答するでしょ? 76 00:05:19,736 --> 00:05:22,614 (アナスタシア)え… 違います ご主人様 77 00:05:22,739 --> 00:05:26,910 あれは自分の専門分野の問題を 選んで解答する 78 00:05:27,035 --> 00:05:28,662 選択制の試験ですよ 79 00:05:28,829 --> 00:05:31,248 (エフタル)え? そうなの!? 80 00:05:31,373 --> 00:05:34,709 (ル-ゼント)きゅ 958点じゃと!? 81 00:05:34,834 --> 00:05:37,546 (教員)そんな点数 聞いたこともないわ 82 00:05:37,671 --> 00:05:40,507 (教員)ええ 我々も目を疑いました 83 00:05:40,632 --> 00:05:43,301 (ル-ゼント)この学院が 始まって以来のことだぞ!? 84 00:05:43,426 --> 00:05:46,012 何者だ! 不正か!? 85 00:05:46,137 --> 00:05:50,851 (教員)受験番号588番 名前はエフタル・オルコット 86 00:05:50,976 --> 00:05:54,354 くしくも かの雷神皇と 同じ名を持つ少年です 87 00:05:54,479 --> 00:05:57,566 とんでもない受験生が来ました 88 00:05:57,691 --> 00:06:03,029 (ル-ゼント)あの伝説の四皇の一人 雷神皇と同じ名前とは… 89 00:06:03,154 --> 00:06:06,074 なかなかに 豪気な両親のようじゃの 90 00:06:06,700 --> 00:06:09,244 魔術を志す わしらからすれば 91 00:06:09,369 --> 00:06:12,080 恐れ多いこと この上ないわ 92 00:06:12,205 --> 00:06:15,500 やはり不正か何かのたぐいか… (ドアが開く音) 93 00:06:16,376 --> 00:06:18,503 (フランツ)失礼します! (ドアが閉まる音) 94 00:06:19,045 --> 00:06:22,132 実は その少年のことなのですが 95 00:06:22,257 --> 00:06:24,092 一次試験の時に… 96 00:06:25,260 --> 00:06:28,889 (ル-ゼント)何ぃ! レベル4を並列起動じゃと!? 97 00:06:29,014 --> 00:06:30,348 (どよめき) (教員)な なんですって!? 98 00:06:30,473 --> 00:06:33,518 (教員)レベル4が打てるだけでも 魔法大学院のレベルだろ!? 99 00:06:33,643 --> 00:06:35,812 (教員)しかも並列起動だなんて 100 00:06:35,937 --> 00:06:40,483 ここの教員全員を探しても できる人間がいるかどうか… 101 00:06:40,609 --> 00:06:46,448 (フランツ)あの実力を考慮したら 二次試験の点数も嘘ではないかと… 102 00:06:46,573 --> 00:06:49,034 (ル-ゼント) うーむ… ま まさに 103 00:06:49,868 --> 00:06:54,205 <雷神皇の再来とでもいうのか…> 104 00:06:54,331 --> 00:06:58,543 (受験生たちの話し声) 105 00:06:58,960 --> 00:07:01,171 (アナスタシア)すごい人ですね… 106 00:07:01,296 --> 00:07:04,591 (エフタル)うん 手分けして見ていこうか (アナスタシア)は はい 107 00:07:05,300 --> 00:07:08,345 (エフタル)<さて 番号は…> 108 00:07:08,470 --> 00:07:11,264 <えっと… 588番> 109 00:07:11,389 --> 00:07:14,225 <588番…> 110 00:07:14,351 --> 00:07:19,189 (アナスタシア)ご主人様! 私 特待生クラスで合格です! 111 00:07:19,314 --> 00:07:20,649 (エフタル)え ホント!? 112 00:07:20,774 --> 00:07:24,110 (アナスタシア)はい! ご主人様のおかげです! 113 00:07:24,235 --> 00:07:25,195 (アナスタシア/エフタル)あ… 114 00:07:27,238 --> 00:07:29,574 (アナスタシア)うわあああ~! ご ご ごめんなしゃい! 115 00:07:29,699 --> 00:07:33,036 う 嬉しくなってしまって つい… 116 00:07:33,161 --> 00:07:35,038 (エフタル)別にいいよ それより 117 00:07:35,163 --> 00:07:38,208 合格おめでとう アナスタシア! 118 00:07:38,333 --> 00:07:40,752 これで普通の学生として生活を送れるね 119 00:07:40,877 --> 00:07:44,964 (アナスタシア)あ… はい! ありがとうございます! 120 00:07:46,841 --> 00:07:49,719 (エフタル)さて あとは僕の番号だ 121 00:07:51,680 --> 00:07:52,681 <え?> 122 00:07:53,640 --> 00:07:54,849 <あれ?> 123 00:07:54,974 --> 00:07:57,560 (アナスタシア) どうです ご主人様? 124 00:07:57,686 --> 00:07:59,270 (エフタル)ない… (アナスタシア)え? 125 00:08:00,188 --> 00:08:04,025 (エフタル)どこにも 僕の番号がないんだ… 126 00:08:04,150 --> 00:08:06,653 (アナスタシア)え… そんな おかしいです! 127 00:08:06,778 --> 00:08:11,574 ご主人様が不合格なんて そんなことありえません! 128 00:08:11,700 --> 00:08:13,576 (エフタル)<たしかに おかしいぞ> 129 00:08:13,702 --> 00:08:17,205 <試験は基本的に 全部 順調だったはずなのに> 130 00:08:17,330 --> 00:08:21,376 <ひょっとして いつの間にか 魔法適正の測定をされていて> 131 00:08:21,501 --> 00:08:24,003 <その関係で不合格になったのか?> 132 00:08:24,379 --> 00:08:27,173 (アナスタシア)これは ちょっと納得いきませんです 133 00:08:27,298 --> 00:08:28,800 さすがに抗議してきます! 134 00:08:28,925 --> 00:08:29,968 (エフタル)あ 待って! 135 00:08:30,093 --> 00:08:32,470 恥の上塗りみたいに なっちゃうからいいよ 136 00:08:33,722 --> 00:08:34,681 あ… 137 00:08:35,515 --> 00:08:37,934 アナスタシア? 138 00:08:39,060 --> 00:08:40,061 (アナスタシア)あれ? 139 00:08:40,186 --> 00:08:43,023 あそこに何かあります 140 00:08:43,148 --> 00:08:44,733 あれは… 141 00:08:45,567 --> 00:08:47,694 特別待遇生!? 142 00:08:47,819 --> 00:08:49,654 (エフタル)あ… 143 00:08:49,779 --> 00:08:52,615 (アナスタシア)さすがです ご主人様 144 00:08:52,741 --> 00:08:55,827 まさかの名指し合格だったんですね 145 00:08:55,952 --> 00:08:58,538 (エフタル)うん まさかだよ… 146 00:08:59,164 --> 00:09:00,874 <合格は嬉しいけど> 147 00:09:00,999 --> 00:09:04,043 <特別待遇生の総代表って いったいなんだ?> 148 00:09:04,169 --> 00:09:06,796 <何をやらされるんだ?> 149 00:09:06,921 --> 00:09:08,256 (足音) 150 00:09:08,423 --> 00:09:11,634 (アナスタシア)ご主人様 これを見てください 151 00:09:11,760 --> 00:09:16,347 特別待遇生の総代表って ホントに ものすごいみたいです 152 00:09:16,473 --> 00:09:19,642 授業料無料 寮費無料 153 00:09:19,768 --> 00:09:23,980 食事代無料に 給金特別手当の支給… 154 00:09:24,105 --> 00:09:30,069 (エフタル)学院代表としてPR活動 他校との交流会への参加? 155 00:09:30,195 --> 00:09:33,907 なるほど たしかにものすごいね… 156 00:09:34,032 --> 00:09:37,410 <でも これってもう生徒というより> 157 00:09:37,535 --> 00:09:40,121 <マスコットとして 働けってことじゃん> 158 00:09:40,246 --> 00:09:44,667 <それだと ちょっと 僕の目的からは大きくズレるんだよな> 159 00:09:45,627 --> 00:09:47,378 <目立たずに ひっそりと> 160 00:09:47,504 --> 00:09:49,881 <放課後に 図書館なんかの施設を使って> 161 00:09:50,256 --> 00:09:54,093 <魔法適正に関する ブレイクスルーの方法を探す…> 162 00:09:54,594 --> 00:10:00,141 <それが僕の思いえがく 理想の学院生活なんだけど> 163 00:10:00,266 --> 00:10:05,021 <総代表に選ばれてしまった以上 どうにも拒否権はなさそうだし…> 164 00:10:05,605 --> 00:10:07,315 <ハァ…> 165 00:10:25,041 --> 00:10:26,042 (アナスタシア)え? 166 00:10:26,167 --> 00:10:28,503 ご主人様? 167 00:10:28,628 --> 00:10:31,172 (エフタル)<マ… マーリン!?> 168 00:10:36,803 --> 00:10:38,388 <間違いない…> 169 00:10:39,389 --> 00:10:43,810 <成長しているけど 面影はちゃんと残っている> 170 00:10:47,063 --> 00:10:51,359 <やっぱり あれはマーリンだ…> 171 00:10:51,484 --> 00:10:55,405 <でも なんでマーリンが ここにいるんだ!?> 172 00:10:55,530 --> 00:11:00,076 <今の僕も年は若いけど 前世の面影を残してる> 173 00:11:00,201 --> 00:11:03,705 <あの頃の僕を知るマーリンが 今の僕を見たら> 174 00:11:03,830 --> 00:11:06,040 <確実に気づかれる!> 175 00:11:07,167 --> 00:11:09,210 <ここで会うのは まずい…> 176 00:11:09,335 --> 00:11:11,796 <今 エフタルの 生まれ変わりだとバレたら> 177 00:11:11,921 --> 00:11:14,048 <絶対に大変なことになる!> 178 00:11:15,091 --> 00:11:16,551 アナスタシア 179 00:11:16,676 --> 00:11:17,635 (アナスタシア)はい 180 00:11:17,760 --> 00:11:21,014 (エフタル)もう少し学院内を見たいし あっちから行こうか 181 00:11:21,139 --> 00:11:22,473 (アナスタシア)え? あ はい… 182 00:11:22,599 --> 00:11:23,725 (マ-リン)ハッ! 183 00:11:25,101 --> 00:11:27,145 <この感じ…> 184 00:11:27,270 --> 00:11:28,771 師匠! 185 00:11:30,064 --> 00:11:31,649 (教員たち)ん? 186 00:11:31,774 --> 00:11:35,778 (マ-リン)<まぁ… いるわけないですよね…> 187 00:11:35,904 --> 00:11:37,405 あ! 188 00:11:39,824 --> 00:11:42,410 (マ-リン)おい 君! ちょっと待ちなさい! 189 00:11:42,535 --> 00:11:44,370 そこの君! 190 00:11:44,495 --> 00:11:48,041 <あの子は… いったい…> 191 00:11:53,796 --> 00:11:54,964 (エフタル)なっ… 192 00:11:55,089 --> 00:11:56,341 (アナスタシア)あ… 193 00:11:56,466 --> 00:12:00,970 (マーリンの荒い息) 194 00:12:05,475 --> 00:12:08,061 (マ-リン)き 君は… 195 00:12:08,519 --> 00:12:11,522 (エフタル)<さて どうしよう…> 196 00:12:17,779 --> 00:12:19,906 (マ-リン)単刀直入に問おう 197 00:12:21,574 --> 00:12:24,452 君は雷神皇の関係者か? 198 00:12:25,870 --> 00:12:29,874 (エフタル)<やはりマーリンは 何か感じ取ってしまったか…> 199 00:12:29,999 --> 00:12:33,294 <けれど この学院に 入学が決まった以上> 200 00:12:33,419 --> 00:12:37,799 <大ごとになって 入学取り消しになるのは困る> 201 00:12:37,924 --> 00:12:43,012 あ あの… 何を言ってるのか よくわかりませんが… 202 00:12:43,137 --> 00:12:46,849 ア アナスタシア! 僕はお腹が空いたなぁ 203 00:12:46,975 --> 00:12:49,102 そうだ! 昼食を食べに行こう! 204 00:12:49,227 --> 00:12:50,478 (アナスタシア)え? あ はい 205 00:12:50,603 --> 00:12:52,230 (マ-リン)ちょっと君! 待ちなさい! 206 00:12:55,817 --> 00:12:57,527 (エフタル)えーっ!? 207 00:12:57,652 --> 00:13:00,905 アナスタシア 誰だか わかってなかったの!? 208 00:13:01,030 --> 00:13:01,990 (アナスタシア)はい 209 00:13:02,115 --> 00:13:07,203 さっきのお方が 私の遠戚の マーリン様だったんですね 210 00:13:07,328 --> 00:13:11,874 お恥ずかしいことに 実は一度もお会いしたことがなく 211 00:13:12,000 --> 00:13:13,293 (エフタル)そうだったんだ 212 00:13:13,418 --> 00:13:17,588 (アナスタシア)はい マーリン様は魔王様の娘 213 00:13:17,714 --> 00:13:22,760 親族からは10代前の当主が 前魔王様だと聞いていますので 214 00:13:22,885 --> 00:13:24,637 (エフタル)10代前… 215 00:13:24,762 --> 00:13:26,889 <ほとんど他人じゃないか> 216 00:13:27,015 --> 00:13:29,600 <それだけ遠かったら わからないか> 217 00:13:29,726 --> 00:13:34,105 <そりゃあマーリンとは似てないよね> 218 00:13:36,607 --> 00:13:39,485 <それよりも どうしてマーリンが?> 219 00:13:40,069 --> 00:13:44,157 <彼女はアルテナ魔法学院の 校長のはずなのに> 220 00:13:44,282 --> 00:13:46,576 <なぜここに…> 221 00:13:47,785 --> 00:13:49,495 (ル-ゼント)新入生諸君! 222 00:13:49,620 --> 00:13:54,459 伝統ある我がクローネ魔法学院への 入学おめでとう! 223 00:13:54,584 --> 00:13:57,879 今日から皆は この学び舎の一員だ! 224 00:13:58,004 --> 00:14:02,300 特待生クラスの皆も さらに特別な生徒も 225 00:14:02,425 --> 00:14:04,635 クラスや立場を超えて 226 00:14:04,761 --> 00:14:08,681 魔導の道を共に学び 精進していってほしい 227 00:14:09,140 --> 00:14:12,268 本日は 種族の垣根を超えて 228 00:14:12,393 --> 00:14:16,022 アルテナ魔法学院校長の マーリン学長にも 229 00:14:16,147 --> 00:14:18,149 来賓としてお越しいただいた 230 00:14:18,274 --> 00:14:20,401 (生徒たちのざわめき) 231 00:14:20,526 --> 00:14:21,944 (エフタル)<なるほど…> 232 00:14:22,070 --> 00:14:24,697 <そういう理由で この学院に来てたのか> 233 00:14:28,576 --> 00:14:30,745 (マ-リン)ご紹介に預かりました 234 00:14:30,870 --> 00:14:35,041 アルテナ魔法学院で 校長を務めております マーリンです 235 00:14:35,375 --> 00:14:37,710 魔導の道を歩む 皆さん 236 00:14:37,835 --> 00:14:40,755 このたびは ご入学おめでとうございます 237 00:14:41,798 --> 00:14:47,220 (エフタル) <ひとまずは ここの職員ではないので ひと安心だけど> 238 00:14:47,345 --> 00:14:52,100 <大ごとになる前に 式のあとにでも なんとかしなければね> 239 00:14:52,225 --> 00:14:56,020 (ル-ゼント)それでは次は 新入生代表 答辞! 240 00:14:56,145 --> 00:14:57,480 (エフタル)<そうだった!> 241 00:14:57,605 --> 00:14:59,148 (ル-ゼント) エフタル・オルコット! 242 00:14:59,273 --> 00:15:00,441 (マ-リン)エフタル!? 243 00:15:00,566 --> 00:15:02,193 (エフタル)は はい… 244 00:15:02,318 --> 00:15:03,277 <まずい…> 245 00:15:03,403 --> 00:15:04,737 (マ-リン)あ… 246 00:15:04,862 --> 00:15:06,489 (エフタル)<絶対に これはまずい!> 247 00:15:06,614 --> 00:15:10,076 <この状況で名前を知られちゃったら 確信を持つだろ!?> 248 00:15:10,201 --> 00:15:12,703 (生徒)四皇と同じ名前とか 何者だよ? 249 00:15:12,829 --> 00:15:16,666 (生徒)あれが噂の 座学歴代トップ合格の特別待遇生か 250 00:15:16,791 --> 00:15:17,834 (エフタル)<ああ~…> 251 00:15:17,959 --> 00:15:20,795 <マーリンに 余計な情報を聞かせるな!> 252 00:15:20,920 --> 00:15:21,879 (足音) 253 00:15:22,004 --> 00:15:22,964 (エフタル)あっ… 254 00:15:33,391 --> 00:15:37,228 (生徒たちの話し声) 255 00:15:37,353 --> 00:15:41,232 (生徒)ねぇエフタルくん 特別待遇生って カッコいいね! 256 00:15:41,941 --> 00:15:43,901 (エフタル)<まずいことになったな…> 257 00:15:44,026 --> 00:15:46,446 (生徒)どこのお生まれなの? (生徒)彼女とかいるの? 258 00:15:46,571 --> 00:15:47,697 (生徒)エフタルくん かわいい~! 259 00:15:47,822 --> 00:15:51,826 (アナスタシア)<ご主人様を見つけたのは 私の方が先なのに…> 260 00:15:51,951 --> 00:15:54,203 (近づく足音) (アナスタシア)あっ… 261 00:15:54,328 --> 00:15:55,746 (テーブルを叩く音) (生徒たちのどよめき) 262 00:15:55,872 --> 00:15:57,039 (エフタル)えっ!? 263 00:16:03,963 --> 00:16:06,048 (生徒)マ マーリン様… 264 00:16:06,174 --> 00:16:08,718 (生徒)わ 私たちはこれで… (生徒)し 失礼しま~す! 265 00:16:08,843 --> 00:16:10,553 (生徒)エフタルくん またあとで! 266 00:16:10,678 --> 00:16:11,804 (生徒)あれマーリン様? 267 00:16:11,929 --> 00:16:13,472 (生徒)ひえ~… (生徒)どうした!? 268 00:16:15,349 --> 00:16:18,728 (マ-リン)君について いろいろ聞かせてもらった 269 00:16:18,853 --> 00:16:22,315 名前はエフタルくん… で いいのだよな? 270 00:16:22,440 --> 00:16:24,233 (エフタル)あ はい… 271 00:16:24,358 --> 00:16:27,653 <なんか昔に比べてマーリン> 272 00:16:27,778 --> 00:16:31,157 <性格がキツくなっているような 気がするな…> 273 00:16:35,369 --> 00:16:36,871 (マ-リン)君は… 274 00:16:36,996 --> 00:16:39,790 生まれ変わりという 言葉を知っているか? 275 00:16:39,916 --> 00:16:41,042 (エフタル)なっ! 276 00:16:42,585 --> 00:16:45,963 <この子は昔から 勘がよかったんだけど> 277 00:16:46,088 --> 00:16:49,175 <いきなり 核心をつかれてしまったな…> 278 00:16:49,300 --> 00:16:53,679 アハハ… 生まれ変わり? なんのことでしょうかね? 279 00:16:53,930 --> 00:16:56,807 (マ-リン)君の試験結果を 見せてもらった 280 00:16:56,933 --> 00:16:58,935 まるで伝説の四皇が 281 00:16:59,060 --> 00:17:02,605 お遊びで入学試験を受けたかのような 点数だった 282 00:17:02,939 --> 00:17:06,234 <それに加えて ここの教員のほとんどが> 283 00:17:06,359 --> 00:17:08,694 <君の答案の解答はあっていても> 284 00:17:08,819 --> 00:17:11,864 <解答過程が 理解できなかったみたいだ> 285 00:17:11,989 --> 00:17:13,366 なぜか わかるか? 286 00:17:13,491 --> 00:17:15,618 (エフタル)えっ あ いえ… 287 00:17:15,743 --> 00:17:17,620 (マ-リン)君の解答は 288 00:17:17,745 --> 00:17:21,624 400年前の魔術理論に則(のっと)って 解答されていたからだ! 289 00:17:24,377 --> 00:17:27,880 この状況を どう説明するつもりだ? 290 00:17:28,005 --> 00:17:30,466 (エフタル)そ それは… 291 00:17:30,591 --> 00:17:33,219 <そんなことになっていたとは…> 292 00:17:33,344 --> 00:17:39,058 <簡単な問題ばかりだから タイムギャップを考えてなかった> 293 00:17:39,183 --> 00:17:40,560 (マ-リン)似ているんだよ 294 00:17:40,685 --> 00:17:41,978 (エフタル)え… 295 00:17:42,478 --> 00:17:46,440 (マ-リン)君は 私の大切な人にな… 296 00:17:49,694 --> 00:17:52,238 おっと すまないエフタルくん 297 00:17:52,363 --> 00:17:57,159 師匠に関わる事案だと つい熱くなってしまってな… 298 00:17:58,077 --> 00:18:01,247 生まれ変わりというのは 飛躍した話としても 299 00:18:01,372 --> 00:18:05,876 君は伝説の四皇のエフタル様と 特別な縁がある 300 00:18:06,002 --> 00:18:08,713 そして私から逃げたのは 301 00:18:08,838 --> 00:18:13,217 その関係で顔合わせしたくない 何かがあったからだろう? 302 00:18:13,342 --> 00:18:15,011 私はそう踏んでいる 303 00:18:18,055 --> 00:18:20,516 (エフタル)うん! 生まれ変わりで正解! 304 00:18:20,641 --> 00:18:22,143 よくわかったねマーリン! 305 00:18:22,268 --> 00:18:26,105 (マ-リン)えぇっ じゃ じゃあ あなたが… 306 00:18:26,230 --> 00:18:31,277 (エフタル)<と言ってあげられれば 苦労はしないんだよ マーリン> 307 00:18:31,402 --> 00:18:32,737 (生徒)なんの話? (生徒)どういうこと? 308 00:18:32,862 --> 00:18:34,196 (生徒)四皇? (生徒)魔族なのか? 309 00:18:34,322 --> 00:18:35,156 (生徒)エフタルって… 310 00:18:35,281 --> 00:18:38,200 (生徒)そういえば バトルロイヤルにも たしか… 311 00:18:38,326 --> 00:18:39,994 (生徒)なんかあるな… 312 00:18:40,119 --> 00:18:44,415 (エフタル)<僕はただ 魔導の追求をしたいだけなんだ…> 313 00:18:44,540 --> 00:18:48,002 (生徒たちのざわめき) 314 00:18:50,796 --> 00:18:52,340 (エフタル:小声)じ 実はですね… 315 00:18:52,465 --> 00:18:54,133 (マ-リン)ん? なんだ 316 00:18:54,258 --> 00:18:56,886 (エフタル:小声)あの雷神皇には 愛人がいたんですよ 317 00:18:57,011 --> 00:19:00,681 (マ-リン)あ… 何っ!? あ 愛人だと!? 318 00:19:00,848 --> 00:19:02,475 (エフタル:小声)は はい 319 00:19:02,808 --> 00:19:06,937 <納得できないなら 欲しがるストーリーをあげればいい> 320 00:19:08,356 --> 00:19:12,401 <かの雷神皇には 密かに愛した女性がいました> 321 00:19:12,526 --> 00:19:17,615 そして その愛人と雷神皇との間に できた子の存在は 322 00:19:17,740 --> 00:19:20,409 一切公表されることは ありませんでした 323 00:19:20,534 --> 00:19:21,660 ですが… 324 00:19:22,036 --> 00:19:24,747 <その子は適性が抜群で> 325 00:19:24,872 --> 00:19:28,417 <雷神皇は人知れずに 自らの魔導のすべてを> 326 00:19:28,542 --> 00:19:31,253 <その子に教え込んでいたのです> 327 00:19:31,379 --> 00:19:35,883 <その子は世間体から 人里離れた山奥に居(きょ)を構え> 328 00:19:36,008 --> 00:19:39,095 <その一族は 半ば世捨て人のように> 329 00:19:39,220 --> 00:19:42,473 世間と断絶して 魔導を磨きました… 330 00:19:42,598 --> 00:19:43,557 (立ち上がる音) 331 00:19:43,682 --> 00:19:46,268 (マ-リン)待て! そんなものいるわけない! 332 00:19:46,394 --> 00:19:47,895 私は聞かされていない! 333 00:19:48,020 --> 00:19:49,188 (エフタル)なら… 334 00:19:49,313 --> 00:19:53,651 彼は魔法の才がなく 失意の中で死亡してしまった… 335 00:19:53,776 --> 00:19:55,319 それは知って… むぐっ!? 336 00:19:55,486 --> 00:19:58,948 (マ-リン:小声)四皇という 権威そのものに関わる問題であることから 337 00:19:59,073 --> 00:20:01,575 一般的に伏せられている事項だ! 338 00:20:01,700 --> 00:20:03,452 (生徒)何なに? (生徒)四皇? 339 00:20:03,619 --> 00:20:06,163 (マ-リン)こんな面前で言うでない! 340 00:20:07,415 --> 00:20:10,292 だが そんなことを 知っているとなると… 341 00:20:11,293 --> 00:20:12,753 エフタルくん 342 00:20:12,878 --> 00:20:14,672 君は本当に… 343 00:20:17,299 --> 00:20:18,259 (エフタル)ええ… 344 00:20:19,468 --> 00:20:20,886 そうです 345 00:20:21,011 --> 00:20:25,224 第13代エフタル・オルコット それが僕です 346 00:20:25,349 --> 00:20:27,143 世間一般では 347 00:20:27,268 --> 00:20:31,147 僕たちの存在は 知られていないようですが 348 00:20:31,272 --> 00:20:34,900 <すまないマーリン これで納得してくれ!> 349 00:20:37,153 --> 00:20:38,362 (マ-リン)なるほど… 350 00:20:38,487 --> 00:20:43,868 そんな大切なことを知らされていない 寂しさは少々あるが… 351 00:20:44,618 --> 00:20:46,245 (マ-リン)わかった… (エフタル)おお! 352 00:20:46,370 --> 00:20:49,206 (マ-リン)そして同時に… フッ 353 00:20:50,124 --> 00:20:53,294 どちらが本物か 試したくもなってしまった 354 00:20:53,419 --> 00:20:54,545 (エフタル)え? 355 00:20:54,670 --> 00:20:57,756 (マ-リン)エフタル様の示した道を進み 356 00:20:57,882 --> 00:20:59,758 最強を目指すのは 357 00:21:01,177 --> 00:21:04,388 君の一族だけではないのだよ 358 00:21:04,513 --> 00:21:10,311 そして魔導を磨き続けたのも 君だけではない 359 00:21:10,436 --> 00:21:11,812 (エフタル)<そうだよな…> 360 00:21:12,938 --> 00:21:18,277 <マーリンは 400年前のあの日からも ずっと…> 361 00:21:22,281 --> 00:21:26,952 (マ-リン)ところで 午後からの模擬戦に 特別待遇生の君が出るんだろ? 362 00:21:27,077 --> 00:21:29,538 (エフタル)え… はい 363 00:21:29,663 --> 00:21:31,749 (マ-リン)その模擬魔術戦闘の場で 364 00:21:32,541 --> 00:21:35,711 私と魔術比べをしないか? 365 00:21:35,836 --> 00:21:38,255 (エフタル)え… ええ!? 366 00:21:38,380 --> 00:21:40,508 <そんなことをしたら 絶対に目立つ…> 367 00:21:40,633 --> 00:21:42,718 <というか おしまいだ!> 368 00:21:43,886 --> 00:21:46,764 <まあ 断ればいいんだけど…> 369 00:21:46,889 --> 00:21:48,641 <だけど…> 370 00:21:48,766 --> 00:21:52,394 <俺は それ以上に…> 371 00:21:55,856 --> 00:21:58,359 お受けします! 372 00:22:04,448 --> 00:22:05,908 <俺は…> 373 00:22:06,033 --> 00:22:09,954 <マーリンの400年を 見てみたいんだ!> 374 00:22:10,579 --> 00:22:12,957 ♪~ 375 00:23:34,872 --> 00:23:37,833 ~♪