1 00:00:00,417 --> 00:00:03,128 (マ-リン)これより アルテナ魔法学院 2 00:00:03,253 --> 00:00:06,340 学内対抗戦のメンバーを選出する! 3 00:00:06,465 --> 00:00:10,928 模擬戦を行い 魔法剣士枠を争うのは2名! 4 00:00:11,053 --> 00:00:14,014 エフタル学生とエイブ学生! 5 00:00:14,139 --> 00:00:16,892 より実力のある方を選手とする! 6 00:00:17,017 --> 00:00:19,770 なお魔法の使用はなし! 7 00:00:19,895 --> 00:00:21,563 剣術のみで実力を見る! 8 00:00:21,688 --> 00:00:23,398 (エフタル) <どうしてまた こんな展開に…> 9 00:00:23,523 --> 00:00:25,817 (マ-リン)準備はいいか? 10 00:00:29,279 --> 00:00:30,864 (エイブ)おい! 11 00:00:30,989 --> 00:00:33,575 ちゃんと剣を構えろ劣等種! 12 00:00:33,700 --> 00:00:37,913 構えてもないヤツを倒して 俺様が嬉しいと思うか? 13 00:00:38,038 --> 00:00:40,541 (生徒)さっすが 正々堂々としてるね! 14 00:00:40,666 --> 00:00:42,834 (生徒)人間がビビっちゃってるよ 15 00:00:42,960 --> 00:00:45,504 (生徒)そりゃ相手が あのエイブくんじゃねぇ 16 00:00:45,671 --> 00:00:48,382 (エフタル) <かなりの実力者みたいだね…> 17 00:00:48,507 --> 00:00:50,968 <それなら好都合だ> 18 00:00:51,093 --> 00:00:54,221 <まずはフェイントで 軽く蹴りを入れるから> 19 00:00:54,346 --> 00:00:57,099 <それを よけてもらって しばらく斬り合ったあと> 20 00:00:57,224 --> 00:00:58,767 <いい感じに負けるかな…> 21 00:00:59,268 --> 00:01:00,769 (マ-リン)では 始め! 22 00:01:01,144 --> 00:01:02,729 (エイブ)ぐあっ… 23 00:01:02,854 --> 00:01:05,357 (一同)あ… 24 00:01:06,650 --> 00:01:08,110 (マ-リン)フフッ 25 00:01:08,235 --> 00:01:09,236 (エフタル)<あ…> 26 00:01:09,403 --> 00:01:11,738 <思いっきり入っちゃったぞ!> 27 00:01:11,863 --> 00:01:14,616 <だけどフェイントだし たいしたダメージでは…> 28 00:01:14,741 --> 00:01:16,159 (エイブ)グ ガッ… 29 00:01:16,285 --> 00:01:18,662 (エフタル)<なっ…> (倒れる音) 30 00:01:19,288 --> 00:01:21,498 <嘘だろ…> 31 00:01:22,082 --> 00:01:24,918 (マ-リン)勝者 エフタル学生! 32 00:01:25,043 --> 00:01:27,170 (生徒)マジかよ (生徒)すごすぎる… 33 00:01:27,296 --> 00:01:29,631 (生徒)あのエイブが… (生徒)どうなってるんだ? 34 00:01:29,756 --> 00:01:31,091 (アナスタシア)フゥ… 35 00:01:31,216 --> 00:01:33,093 (マリア)あっ わかったわ! 36 00:01:33,218 --> 00:01:34,636 おそらくマーリン様は 37 00:01:34,761 --> 00:01:37,848 魔法剣士カリキュラムの改良を 考えてらっしゃるのよ 38 00:01:37,973 --> 00:01:38,932 (生徒たち)はぁ? 39 00:01:39,224 --> 00:01:40,183 (マ-リン)ん? 40 00:01:40,309 --> 00:01:42,978 (マリア) 人間種って魔法はダメだけど 41 00:01:43,103 --> 00:01:46,315 近接戦闘だけは強いって 聞いたことがある! 42 00:01:46,440 --> 00:01:49,359 だから特別な剣士を 転校させたのよ! 43 00:01:50,319 --> 00:01:53,572 規格外の特別扱いも 納得がいくわ 44 00:01:53,697 --> 00:01:55,907 (生徒)なるほど 筋が通るね 45 00:01:56,033 --> 00:01:59,786 (生徒)それでマーリン様は 自ら このクラスの担任になったのか… 46 00:01:59,911 --> 00:02:01,580 (マリア)そういうことよ! 47 00:02:01,705 --> 00:02:04,499 それ以外に考えられないわ! 48 00:02:04,624 --> 00:02:06,335 (エフタル)<変に目立つよりは> 49 00:02:06,460 --> 00:02:09,254 <話に乗っかっておいた方が いいかな…> 50 00:02:09,379 --> 00:02:11,298 (マリア)ねぇ そうなんでしょ? 51 00:02:11,423 --> 00:02:15,719 (エフタル)あっ あー… そ そうだね… 52 00:02:15,844 --> 00:02:17,846 (マリア)ほらね! やっぱり! 53 00:02:17,971 --> 00:02:18,930 (エイブ)うう… 54 00:02:25,479 --> 00:02:28,440 ♪~ 55 00:03:48,770 --> 00:03:51,732 ~♪ 56 00:03:56,403 --> 00:03:58,488 (エフタル)いただきまーす! 57 00:04:00,740 --> 00:04:02,075 ん~! 58 00:04:03,577 --> 00:04:05,829 (アナスタシア)あの… ご主人様? 59 00:04:05,954 --> 00:04:07,748 (エフタル)ん? なんだい 60 00:04:07,873 --> 00:04:13,462 (アナスタシア)ご主人様は今日も簡単に 強者を倒してたじゃないですか 61 00:04:13,587 --> 00:04:16,006 (エフタル)あ あー… うん… 62 00:04:16,173 --> 00:04:19,217 <あれは相手が 弱すぎただけなんだけどね…> 63 00:04:19,342 --> 00:04:20,886 (アナスタシア)もしも… 64 00:04:21,011 --> 00:04:24,723 力では どうにもならないことに 直面した時 65 00:04:24,848 --> 00:04:27,934 ご主人様は どうします… 66 00:04:28,059 --> 00:04:29,561 (エフタル)ん… 67 00:04:32,355 --> 00:04:35,275 うーん… そうだね 68 00:04:42,699 --> 00:04:45,118 それでも努力して 69 00:04:45,243 --> 00:04:47,954 どうにもならなく ならないようにするかな 70 00:04:49,164 --> 00:04:52,125 (アナスタシア) それは強者の回答ですね 71 00:04:52,250 --> 00:04:54,044 (エフタル)いや そんなつもりじゃ… 72 00:04:54,169 --> 00:04:55,796 (アナスタシア)もしもそれが 73 00:04:55,921 --> 00:05:00,592 逆らうことのできない 悲惨な運命でも ですか? 74 00:05:00,717 --> 00:05:03,887 (エフタル)もちろん まさに今がそうだ 75 00:05:04,012 --> 00:05:08,058 どうにもならないことを乗り越えようと 僕はここに来たんだ 76 00:05:08,183 --> 00:05:11,102 (アナスタシア)たしかに… そうですよね 77 00:05:11,228 --> 00:05:12,312 ハハハ… 78 00:05:12,437 --> 00:05:15,732 やっぱり ご主人様はすごいです 79 00:05:15,857 --> 00:05:17,776 私とは違いすぎます… 80 00:05:17,901 --> 00:05:19,402 (エフタル)そんなことはないよ… 81 00:05:24,032 --> 00:05:28,161 (アナスタシア)でも 私の身分は いまだ奴隷です 82 00:05:28,286 --> 00:05:30,330 やっぱり私は役立たずで 83 00:05:30,455 --> 00:05:34,543 ご主人様に 何もしてあげられてない 84 00:05:34,668 --> 00:05:39,172 恩も返さずに このままというのも いけないと思って… 85 00:05:39,297 --> 00:05:40,674 だから… 86 00:05:43,718 --> 00:05:47,556 えと… わ 私は処女です 87 00:05:47,681 --> 00:05:53,520 性奴隷としての仕事なら ご奉仕できると思うんです… 88 00:05:54,896 --> 00:05:56,523 (エフタル)ちょちょちょ ちょっと! 89 00:05:56,648 --> 00:05:59,609 何してるの!? そんなことしなくていいから! 90 00:05:59,734 --> 00:06:00,694 (アナスタシア)でも… 91 00:06:00,819 --> 00:06:03,196 (エフタル)アナスタシアの 感謝の気持ちは わかったから 92 00:06:03,321 --> 00:06:06,741 でも僕は君が奉仕してくれるより 93 00:06:06,866 --> 00:06:09,536 一緒に食事できることの方が嬉しい 94 00:06:09,661 --> 00:06:11,162 それだけで十分なんだ 95 00:06:12,205 --> 00:06:15,041 (アナスタシア) <それだけで 十分…> 96 00:06:16,084 --> 00:06:17,085 (エフタルのせきばらい) 97 00:06:20,130 --> 00:06:23,258 (エフタル)ほら せっかくのお肉が冷めちゃうよ 98 00:06:23,383 --> 00:06:25,719 さあ 一緒に食べよ 99 00:06:28,805 --> 00:06:31,558 (アナスタシア)はい ご主人様 100 00:06:31,683 --> 00:06:34,686 ありがとうございましゅ… 101 00:06:40,984 --> 00:06:42,986 (アナスタシア)お肉 おいひぃです 102 00:06:43,111 --> 00:06:44,654 (エフタル)よかった 103 00:06:44,779 --> 00:06:46,990 やっぱり お肉料理はおいしいね 104 00:06:49,200 --> 00:06:50,619 (アナスタシア)はい… 105 00:06:50,785 --> 00:06:52,704 (エフタル)お肉を食べると 元気が出るんだ 106 00:06:52,871 --> 00:06:54,039 (アナスタシアのすすり泣く声) 107 00:06:54,164 --> 00:06:57,042 (エフタル)アハハ… 泣かない泣かない 108 00:06:57,167 --> 00:07:01,379 (アナスタシア)はい ご主人様… 109 00:07:01,504 --> 00:07:07,260 (魔神の泣き声) 110 00:07:07,385 --> 00:07:10,930 (魔神)ううう… すびませぇ~ん 111 00:07:11,056 --> 00:07:12,724 (マ-リン) アーティファクトである雷切と 112 00:07:12,849 --> 00:07:15,435 宝物(ほうもつ)を数点 奪われたようです 113 00:07:15,560 --> 00:07:19,064 魔神はアナスタシアだったので 顔パスしたみたいで 114 00:07:19,856 --> 00:07:22,484 その後 姿を消しています 115 00:07:22,609 --> 00:07:25,987 性奴隷紋の下にあった 特殊奴隷紋… 116 00:07:26,112 --> 00:07:28,657 盗みで確定ですね 117 00:07:29,324 --> 00:07:32,077 (エフタル)ああ とうとう発動したな 118 00:07:33,161 --> 00:07:36,414 <奴隷紋契約には一定のルールがあり> 119 00:07:36,539 --> 00:07:41,086 <犯罪に関わる命令や 奴隷の命を奪う命令はできない> 120 00:07:41,211 --> 00:07:45,423 <しかし それを可能にする 邪悪な方法がある> 121 00:07:45,548 --> 00:07:48,093 <それが特殊奴隷紋だ> 122 00:07:48,218 --> 00:07:52,389 (マ-リン)あれを施すこと自体 犯罪行為とされているのに 123 00:07:52,514 --> 00:07:54,557 どうして彼女は あんなものを… 124 00:07:54,683 --> 00:07:55,725 (エフタル)さあな… 125 00:07:56,726 --> 00:07:59,270 (マ-リン) どうなさるおつもりなのです? 126 00:07:59,437 --> 00:08:03,066 (エフタル)いつかは こうなることを 承知のうえで拾ったんだ 127 00:08:03,191 --> 00:08:06,194 別に泣き寝入りでもいいんだが 128 00:08:06,319 --> 00:08:08,905 それじゃあ何も解決しない 129 00:08:09,030 --> 00:08:10,865 (マ-リン)解決? 130 00:08:10,990 --> 00:08:12,492 ってまさか!? 131 00:08:12,617 --> 00:08:13,827 (エフタル)そのまさかさ 132 00:08:14,411 --> 00:08:17,789 僕が彼女の特殊奴隷紋を 契約破棄させる 133 00:08:17,914 --> 00:08:19,165 (マ-リン)ええ!? 134 00:08:19,290 --> 00:08:22,836 それはどういうことか わかってますよね!? 135 00:08:23,586 --> 00:08:25,880 特殊奴隷紋の契約破棄によって 136 00:08:26,005 --> 00:08:29,676 小国が神に蹂躙されたなんてことも あったんですよ!? 137 00:08:30,635 --> 00:08:34,431 (エフタル)簡単じゃないことは わかってるよ マーリン 138 00:08:35,056 --> 00:08:37,809 <特殊奴隷紋の契約術式は> 139 00:08:37,934 --> 00:08:41,771 <神と呼ばれる契約獣の力によって 担保されている> 140 00:08:42,439 --> 00:08:46,484 <破棄するためには その神を相手取らなければならない> 141 00:08:46,609 --> 00:08:49,404 <もし俺が 負けるようなことがあれば> 142 00:08:49,529 --> 00:08:53,867 <かつて雷神皇として救ったこの国を 滅ぼす可能性だってある> 143 00:08:53,992 --> 00:08:57,328 (マ-リン) どうして あの娘にそこまで? 144 00:08:57,454 --> 00:08:59,831 エフタル様を裏切ったのですよ? 145 00:09:01,708 --> 00:09:04,377 (エフタル)君を拾った時と同じだよ 146 00:09:04,502 --> 00:09:07,464 拾ったからには最後まで面倒を見る 147 00:09:08,423 --> 00:09:10,133 <それに あの子は> 148 00:09:10,258 --> 00:09:13,970 <平気で僕を裏切れるような 性格の子でもない> 149 00:09:14,095 --> 00:09:16,431 放っておけないんだ 150 00:09:16,556 --> 00:09:18,308 (マ-リン)あ… 151 00:09:18,433 --> 00:09:19,392 フッ 152 00:09:19,517 --> 00:09:24,272 そうですね あなたはそういうお方です 153 00:09:24,397 --> 00:09:29,068 しかしアナスタシアは 今頃どこにいるのでしょう 154 00:09:29,194 --> 00:09:34,032 (エフタル)そんなこともあろうと お宝には追跡の魔法を施しておいた 155 00:09:34,157 --> 00:09:35,909 (アナスタシアの荒い息) 156 00:09:36,034 --> 00:09:39,621 (エフタル)<そろそろ 本当の主人のところに> 157 00:09:39,746 --> 00:09:42,832 <戦利品を届けている頃だろう> 158 00:09:42,957 --> 00:09:44,459 さあ! 159 00:09:44,584 --> 00:09:47,295 俺のアナスタシアを 取り返しに行くぞ! 160 00:09:47,921 --> 00:09:52,008 (エイブ)フハハ! 今回はうまくやったな 161 00:09:52,133 --> 00:09:53,426 こりゃいい! 162 00:09:53,551 --> 00:09:57,972 マーリンのババアのお宝に あのガキのアーティファクトまで 163 00:09:58,097 --> 00:09:59,182 ヒッヒッヒ… 164 00:09:59,307 --> 00:10:02,519 (アナスタシア)ありがとうございます ご主人様 165 00:10:02,644 --> 00:10:03,978 (エイブ)ハッハ! 166 00:10:04,104 --> 00:10:10,985 本当によくやった アナスタシア 167 00:10:11,986 --> 00:10:13,196 (エイブ)フフフ… 168 00:10:13,321 --> 00:10:16,533 しかし 転校生として お前が来た時には 169 00:10:16,658 --> 00:10:18,910 本当に驚いたぜ 170 00:10:19,369 --> 00:10:21,329 (アナスタシア)私も… です 171 00:10:21,454 --> 00:10:22,705 (エイブ)フン… 172 00:10:22,872 --> 00:10:27,794 それに まさか400年前の 魔王の側近が使っていたとされる 173 00:10:27,919 --> 00:10:31,005 あの雷切を手に入れてくるとはな 174 00:10:32,590 --> 00:10:34,425 フッ ククク… 175 00:10:34,551 --> 00:10:38,429 エドワーズ家のお宝とは訳が違う よくやった 176 00:10:38,555 --> 00:10:40,181 (アナスタシア)あ はい… 177 00:10:40,306 --> 00:10:42,976 (エイブ)だが… お前は知っていたのか? 178 00:10:43,101 --> 00:10:46,938 あの劣等種が あれほどの力を持っていると 179 00:10:47,063 --> 00:10:49,858 (アナスタシア)そ… それは… 180 00:10:50,483 --> 00:10:52,277 (エイブ)アナスタシア いいか? 181 00:10:52,402 --> 00:10:55,280 俺があいつと模擬戦をできるように 仕向けろ 182 00:10:55,405 --> 00:10:57,991 (アナスタシア)え!? でもエフタル様は 183 00:10:58,116 --> 00:10:59,159 それはそれは お強… 184 00:10:59,868 --> 00:11:03,413 (エイブ)俺の命令だけ聞いてろ! わかったか? 185 00:11:05,206 --> 00:11:07,333 (アナスタシア)は はい… 186 00:11:10,295 --> 00:11:12,630 (エイブ)ん? なんだその目は? 187 00:11:12,755 --> 00:11:15,091 (アナスタシア)あ いえ… 188 00:11:15,216 --> 00:11:18,428 あれほどとは思っていませんでした 189 00:11:18,595 --> 00:11:20,680 (エイブ)うむ… そうか 190 00:11:21,764 --> 00:11:24,392 (アナスタシア)そ その… 191 00:11:24,517 --> 00:11:26,853 (アナスタシア)それより… (エイブ)あん? 192 00:11:26,978 --> 00:11:29,689 (アナスタシア) 今回のこれで本当に… 193 00:11:29,814 --> 00:11:32,567 本当に終わりにして もらえるんですよね? 194 00:11:34,027 --> 00:11:35,570 (エイブ)そうだな 195 00:11:35,695 --> 00:11:40,867 お前の姉が盗んできた 3つのアーティファクトと合わせて5つ目… 196 00:11:40,992 --> 00:11:44,120 一世代につき 5つのアーティファクトを献上 197 00:11:44,245 --> 00:11:49,292 たしかにこれでお前の代の契約事項は 完了したことになるな 198 00:11:49,417 --> 00:11:51,294 (アナスタシア)そ それじゃあ… 199 00:11:51,419 --> 00:11:55,131 (エイブ)だがしかし 特殊奴隷紋の話は別だ! 200 00:11:56,049 --> 00:11:57,050 (アナスタシア)え… 201 00:11:57,175 --> 00:12:01,137 (エイブ)お前たち同族殺しの ブラノーヴァ家に植えつけられた 202 00:12:01,262 --> 00:12:04,265 特殊奴隷紋の呪いは消えない 203 00:12:11,397 --> 00:12:13,816 もし貴様にガキができたら 204 00:12:13,942 --> 00:12:19,239 その代でも継承して 同じことをやってもらう 205 00:12:19,364 --> 00:12:21,741 ま 今日はよくやった 206 00:12:21,866 --> 00:12:24,869 父上と今後のお前の処遇を相談する 207 00:12:24,994 --> 00:12:26,746 明日(あす)朝まで待て 208 00:12:28,498 --> 00:12:32,001 (アナスタシア) か かしこまりました… 209 00:12:32,126 --> 00:12:33,795 (ドアが閉まる音) 210 00:12:33,920 --> 00:12:35,838 (アナスタシア) <盗みを終えた時や> 211 00:12:35,964 --> 00:12:39,133 <途中経過報告で ここに来るたびに> 212 00:12:39,259 --> 00:12:42,303 <嫌悪感と吐き気に襲われる> 213 00:12:42,428 --> 00:12:46,683 <けれど 今日は もっと最悪な気分…> 214 00:12:46,808 --> 00:12:50,770 <私はエフタル様を 裏切ってしまった> 215 00:12:50,895 --> 00:12:53,064 <だけど これでやっと…> 216 00:12:53,189 --> 00:12:57,568 <やっと全部終わったよ! お姉ちゃん> 217 00:12:58,653 --> 00:12:59,654 (アナスタシア)ひどい! 218 00:12:59,779 --> 00:13:02,365 なんでお姉ちゃんは たまに帰ってきたと思ったら 219 00:13:02,490 --> 00:13:05,118 そうやって私に ひどいこと言うの!? 220 00:13:05,243 --> 00:13:09,288 (タチアナ) あなたが ここにいること自体 誰にも望まれてないのよ! 221 00:13:09,414 --> 00:13:10,999 出て行きなさい! 222 00:13:11,124 --> 00:13:13,710 あなたを産んだせいでお母様は… 223 00:13:13,835 --> 00:13:14,877 (アナスタシア)あ… 224 00:13:16,504 --> 00:13:18,214 ひどい! 225 00:13:18,339 --> 00:13:21,134 お姉ちゃんのバカ! お姉ちゃんなんかいなくていいもん! 226 00:13:21,259 --> 00:13:23,553 (イヴァン)こら やめなさい2人とも! 227 00:13:23,678 --> 00:13:25,763 ハァ ハァ… 228 00:13:25,888 --> 00:13:29,225 またやっておるのか!? まったく… 229 00:13:29,600 --> 00:13:32,228 (タチアナ)お父さん ちょうどよかった 230 00:13:32,353 --> 00:13:35,273 少ないけど家計の足しにして 231 00:13:35,398 --> 00:13:36,816 これ… 232 00:13:41,362 --> 00:13:45,366 (イヴァン)すまんな タチアナ 苦労をかける 233 00:13:46,951 --> 00:13:50,121 (アナスタシア)半年も家空けて うちには たったそれだけ!? 234 00:13:50,246 --> 00:13:53,958 自分はそんな高そうな服を着て 遊び回ってるのに! 235 00:13:54,083 --> 00:13:57,086 (イヴァン)こら アナスタシア もうやめなさい! 236 00:13:57,211 --> 00:14:00,298 (タチアナ)あなたがいなければ これでも十分なのよ! 237 00:14:00,423 --> 00:14:02,759 さっさと村から出ていきなさい! 238 00:14:02,884 --> 00:14:04,510 (アナスタシア)うるさい! 239 00:14:07,597 --> 00:14:11,809 私が嫌いなら 帰ってこなければいいのに… 240 00:14:11,934 --> 00:14:16,147 家のために働きもしないで 文句ばっか言って 241 00:14:16,272 --> 00:14:20,401 すぐどっか行く… 薄情者! 242 00:14:20,526 --> 00:14:22,570 お姉ちゃんなんて… 243 00:14:22,695 --> 00:14:26,282 お姉ちゃんなんて 大っ嫌い! 244 00:14:29,494 --> 00:14:31,621 (タチアナ)そう… 245 00:14:31,746 --> 00:14:33,164 じゃあ行くね 246 00:14:33,331 --> 00:14:34,290 (アナスタシア)え… 247 00:14:34,415 --> 00:14:36,250 (イヴァン)あぁ… 248 00:14:36,375 --> 00:14:39,379 (アナスタシア) なんで笑ってるのよ! バカ! 249 00:14:39,504 --> 00:14:42,465 もう二度と 家に帰ってこなくていいから! 250 00:14:43,383 --> 00:14:46,177 私のこと嫌いなんでしょ… 251 00:14:46,302 --> 00:14:51,099 なんで… なんでそんな顔するのよ… 252 00:14:54,310 --> 00:14:57,522 (馬車の走行音) (馬のいななき) 253 00:15:10,993 --> 00:15:12,328 (アナスタシア)ん? 254 00:15:18,835 --> 00:15:22,463 え… お お姉ちゃん? 255 00:15:23,339 --> 00:15:24,924 お お姉ちゃん!? 256 00:15:29,762 --> 00:15:33,224 あ… ああ… 257 00:15:33,349 --> 00:15:37,478 お お姉ちゃん… どうしたの? 258 00:15:37,603 --> 00:15:41,482 何があったの? お姉 ちゃん… 259 00:15:41,649 --> 00:15:44,527 (アナスタシアの泣き声) 260 00:15:44,986 --> 00:15:46,362 ぐっ! うう… 261 00:15:47,613 --> 00:15:50,491 (エイブ)父上 次はこいつですか? 262 00:15:50,616 --> 00:15:51,617 (シャピロ)ああ 263 00:15:51,784 --> 00:15:52,827 (アナスタシア)ハッ! 264 00:15:53,578 --> 00:15:55,830 (エイブ)おいジジイ! 黙ってんじゃねえ! 265 00:15:55,955 --> 00:15:59,750 (イヴァン)しっ 失礼しました! エイブ坊っちゃん… 266 00:15:59,876 --> 00:16:02,587 次女のアナスタシアでございます 267 00:16:02,712 --> 00:16:05,673 (アナスタシア)え? 何… どういうこと? 268 00:16:05,840 --> 00:16:07,049 お父さん? 269 00:16:07,175 --> 00:16:10,761 (イヴァン)タチアナの代わりに こき使ってください 270 00:16:10,887 --> 00:16:13,806 (エイブ)ハハッ! ひっでー親父 271 00:16:16,017 --> 00:16:17,143 父上 272 00:16:17,268 --> 00:16:18,227 (シャピロ)よし! 273 00:16:18,769 --> 00:16:21,647 さっそく継承の儀式を始める! 274 00:16:21,772 --> 00:16:25,151 (アナスタシア) 放して! ここはどこ!? 275 00:16:25,276 --> 00:16:27,987 (アナスタシア)助けて お父さん! (エイブ)うるせーんだよ 黙ってろ! 276 00:16:28,112 --> 00:16:29,780 (アナスタシア)やだ! 痛い! 277 00:16:29,906 --> 00:16:32,408 (シャピロ)大人しくしていれば すぐに終わる 278 00:16:32,533 --> 00:16:34,869 フフ… 279 00:16:34,994 --> 00:16:38,122 (アナスタシア) ああ! ぐ… 痛い! 280 00:16:38,247 --> 00:16:40,583 (シャピロ) 準備が整ったようだな 281 00:16:40,708 --> 00:16:42,293 よし やれ! 282 00:16:42,418 --> 00:16:44,003 (アナスタシア)あ… え!? 283 00:16:44,128 --> 00:16:45,588 何するの!? 284 00:16:45,713 --> 00:16:47,965 (シャピロ)その紋は特殊奴隷紋… 285 00:16:48,090 --> 00:16:51,928 お前の姉は 契約事項遂行中にミスを犯した 286 00:16:52,053 --> 00:16:57,642 そのため たった今からお前が 我がポルテス家専属の奴隷となる 287 00:16:57,767 --> 00:17:00,102 (アナスタシア)えっ 奴隷… 288 00:17:00,228 --> 00:17:02,980 何!? 何言ってるんですか!? 289 00:17:03,105 --> 00:17:05,024 (シャピロ)契約事項は簡単だ 290 00:17:05,942 --> 00:17:09,612 一世代で5つのアーティファクトを 献上すること 291 00:17:09,737 --> 00:17:13,950 そしてその役目を未来永劫 次の代へと引き継ぐこと 292 00:17:14,075 --> 00:17:16,911 (アナスタシア) 献上? アーティファクト!? 293 00:17:17,036 --> 00:17:20,122 (エイブ)奴隷として 貴族の家に潜り込み 294 00:17:20,248 --> 00:17:23,042 希少な魔道具を盗んでくりゃいい 295 00:17:23,167 --> 00:17:25,878 お前の姉が3つ持ってきたから 296 00:17:26,003 --> 00:17:29,257 お前はあと2つ 297 00:17:29,382 --> 00:17:30,341 ただ… 298 00:17:30,466 --> 00:17:32,093 ブハハハハ! 299 00:17:32,260 --> 00:17:36,931 そいつみたいに盗みがバレて 殺されるのは もうなしだぞ! 300 00:17:37,056 --> 00:17:38,015 (エイブの笑い声) 301 00:17:38,140 --> 00:17:42,353 (アナスタシア)そ そんな… お姉ちゃん… 302 00:17:43,521 --> 00:17:47,608 お姉ちゃんは そんなことのために殺されたの? 303 00:17:47,733 --> 00:17:51,279 こんな… ひどい… 304 00:17:51,404 --> 00:17:54,240 (アナスタシアのすすり泣く声) 305 00:17:54,365 --> 00:17:55,950 (シャピロ)フン… やれ! 306 00:17:56,075 --> 00:17:56,951 (呪術士)はっ 307 00:18:01,414 --> 00:18:04,292 (アナスタシア)ひっ! ああっ! 308 00:18:05,584 --> 00:18:08,754 (アナスタシア)<その時 私は すべてを知らされた…> 309 00:18:08,879 --> 00:18:14,260 <300年ほど前 私たちブラノーヴァ家の先祖が> 310 00:18:14,385 --> 00:18:19,557 <同族にも関わらず ポルテス家へ略奪戦争を仕掛けたこと> 311 00:18:19,682 --> 00:18:22,768 <そして 返り討ちにされたこと…> 312 00:18:22,893 --> 00:18:24,770 <同族殺しの罪で> 313 00:18:24,895 --> 00:18:29,859 <特殊奴隷紋による契約を 末代まで強いられたこと…> 314 00:18:29,984 --> 00:18:32,778 <お姉ちゃんは全部知っていて…> 315 00:18:32,903 --> 00:18:34,739 <全部諦めて…> 316 00:18:34,864 --> 00:18:39,785 <罪人である家系の呪いを 一手に引き受けていたこと…> 317 00:18:39,910 --> 00:18:44,165 <自分が捕まった時 私がショックを受けないように> 318 00:18:44,290 --> 00:18:47,585 <わざと嫌われるように 振る舞っていたこと…> 319 00:19:02,767 --> 00:19:05,519 (アナスタシア)私はバカだ… 320 00:19:05,645 --> 00:19:10,149 お姉ちゃんは こんなにも 私を想っていてくれたのに… 321 00:19:10,274 --> 00:19:11,359 私は… 322 00:19:11,984 --> 00:19:16,614 私はあんなひどいこと… うう… 323 00:19:16,739 --> 00:19:19,200 ごめんね お姉ちゃん… 324 00:19:19,325 --> 00:19:23,788 お姉ちゃんの気持ち 気づいてあげられなかった… 325 00:19:23,913 --> 00:19:27,833 ごめんね… ごめん… ううう… 326 00:19:31,003 --> 00:19:32,546 (アナスタシア)<あれから3年…> 327 00:19:33,172 --> 00:19:35,341 <やっと終わった> 328 00:19:35,466 --> 00:19:38,386 <私たちは やり遂げたんだよ お姉ちゃん> 329 00:19:38,511 --> 00:19:39,470 (ドアを叩く音) 330 00:19:39,595 --> 00:19:42,014 (エイブ)おい 起きてるか? 331 00:19:42,139 --> 00:19:44,475 (アナスタシア)は… はい 332 00:19:44,600 --> 00:19:47,520 (アナスタシア)私だけで 5つ… 333 00:19:47,645 --> 00:19:50,564 (エイブ)ああ だからあと3つか 334 00:19:50,689 --> 00:19:53,818 お前だけであと3つの アーティファクトを献上しろ 335 00:19:53,943 --> 00:19:56,320 (アナスタシア) それでは話が違います! 336 00:19:56,445 --> 00:19:57,905 (エイブ)違うも何も 337 00:19:58,030 --> 00:20:01,325 特殊奴隷紋がある限り 言うこと聞くしかないだろ? 338 00:20:01,951 --> 00:20:04,704 親父がえらく喜んでたよ 339 00:20:04,829 --> 00:20:07,623 雷切を持ってくるような 優秀な奴隷を 340 00:20:07,748 --> 00:20:10,709 ここで終わらせるんじゃないってな 341 00:20:10,835 --> 00:20:12,670 残り3つ持ってきて 342 00:20:12,795 --> 00:20:15,798 俺たちがあてがう男と バンバン子供作って 343 00:20:15,923 --> 00:20:18,759 次の犬に奴隷紋を刻めば 344 00:20:18,884 --> 00:20:21,595 その時こそ解放してやる 345 00:20:23,055 --> 00:20:25,808 (アナスタシア) だとすると なんのために… 346 00:20:25,975 --> 00:20:28,018 姉は死んだのでしょう? 347 00:20:28,144 --> 00:20:30,020 (エイブ)あぁ? 348 00:20:31,897 --> 00:20:35,609 (アナスタシア)姉は命懸けで アーティファクトを献上した 349 00:20:35,776 --> 00:20:37,653 あなたたちに尽くした 350 00:20:39,655 --> 00:20:42,825 その気持ちは どうなるのでしょうか? 351 00:20:42,950 --> 00:20:44,785 (エイブ)気持ちだぁ? 352 00:20:44,910 --> 00:20:49,206 そんなもん知るかよ 353 00:20:49,331 --> 00:20:51,584 ああ そうだ 354 00:20:52,209 --> 00:20:53,669 せっかくの記念だ 355 00:20:53,794 --> 00:20:56,505 お前にも本当のことを 教えといてやる 356 00:20:56,630 --> 00:21:02,219 奴隷契約の根源になった あの領地戦争の話だよ 357 00:21:02,344 --> 00:21:05,598 あの話は まったくの逆なんだ 358 00:21:05,723 --> 00:21:10,436 本当はうちのご先祖様が 先に仕掛けた戦争でな 359 00:21:10,561 --> 00:21:14,356 領地も爵位も奪い 同族殺しの罪を被せ 360 00:21:14,482 --> 00:21:18,402 末代までに渡る奴隷契約を結ばせた 361 00:21:18,527 --> 00:21:21,322 (アナスタシア)え? え… 逆? 362 00:21:22,615 --> 00:21:25,159 <はじめから騙されて…> 363 00:21:25,284 --> 00:21:27,369 <それじゃあ うちの家族は!?> 364 00:21:27,495 --> 00:21:29,330 <お姉ちゃんは…> 365 00:21:29,455 --> 00:21:30,414 (エイブ)ブハッ! 366 00:21:30,539 --> 00:21:34,543 やはり真相を聞いた貴様らの反応は クソ面白いな! 367 00:21:34,668 --> 00:21:36,337 クククク… 368 00:21:36,462 --> 00:21:39,256 貴様の姉も同じ顔してたぞ! 369 00:21:39,381 --> 00:21:41,258 ハハハハハ! 370 00:21:41,383 --> 00:21:44,470 (アナスタシア)失礼… します… 371 00:21:44,595 --> 00:21:46,263 (エイブ)こりゃ傑作だ 372 00:21:46,388 --> 00:21:49,433 ついに現実が受け入れられなくて 逃げ出したか! 373 00:21:49,558 --> 00:21:51,018 (ドアの開閉音) だが 374 00:21:51,143 --> 00:21:52,978 特殊奴隷紋がある限り 375 00:21:53,103 --> 00:21:58,442 主人である俺のところに半年に一度は 自動的に戻らされる運命だ 376 00:21:58,567 --> 00:22:02,780 <お前は どこに行こうが この運命から逃げられないぞ!> 377 00:22:02,905 --> 00:22:09,995 (エイブの笑い声) 378 00:22:10,579 --> 00:22:13,541 ♪~ 379 00:23:35,122 --> 00:23:38,083 ~♪