1 00:00:02,169 --> 00:00:05,672 (アナスタシア)じゃあ ラインハルト君たちも 集まってくれたとこで➡ 2 00:00:05,672 --> 00:00:08,842 魔女教の 4つの要求について話そか。 3 00:00:08,842 --> 00:00:12,346 (ユリウス)そうですね。 魔女の遺骨 銀髪の乙女。 4 00:00:12,346 --> 00:00:15,182 そして 人工精霊のことは わかります。 5 00:00:15,182 --> 00:00:17,851 (スバル)ああ ベアトリスのことだな。 6 00:00:17,851 --> 00:00:20,020 そうだ。 だが 叡智の書は…。 7 00:00:20,020 --> 00:00:22,022 (ラインハルト)叡智の書か。 8 00:00:22,022 --> 00:00:24,191 そんな物が 実在するんだろうか。 9 00:00:24,191 --> 00:00:26,693 (オットー) すみません 叡智の書ですが…。 10 00:00:26,693 --> 00:00:30,697 この都市に それを持ち込んだのは 僕です。 11 00:00:30,697 --> 00:00:34,701 (ガーフィール/スバル/アナスタシア)え~! 12 00:00:47,047 --> 00:00:51,551 なんで お前が 叡智の書を…。 詳しくは あとで。 13 00:00:51,551 --> 00:00:54,888 叡智の書とは 魔女教徒が所有する福音書の➡ 14 00:00:54,888 --> 00:00:56,890 原書に当たる本だそうです。 15 00:00:56,890 --> 00:01:02,162 原書か。 そう言われると 彼らが欲しがるのも納得できる。 16 00:01:02,162 --> 00:01:05,999 はい。 ただ 僕が入手した時点で➡ 17 00:01:05,999 --> 00:01:09,336 ほとんど焼けてしまって 使い物にならなかったので➡ 18 00:01:09,336 --> 00:01:12,339 今は 修復するために 復元師に預けています。 19 00:01:12,339 --> 00:01:15,509 燃えかすから? そんなことできんのか。 20 00:01:15,509 --> 00:01:18,011 じゃあ…。 うん。 21 00:01:18,011 --> 00:01:21,181 (スバル)昨日 別れたあとで…。 (オットー)ええ そうです。 22 00:01:21,181 --> 00:01:24,851 ということで 入手した経緯や復元後の目的は➡ 23 00:01:24,851 --> 00:01:26,853 省かせてもらいますよ。 24 00:01:26,853 --> 00:01:29,690 これ以上は 陣営内部の問題ですから。 25 00:01:29,690 --> 00:01:32,025 突っ込んだことは よう聞かんけど➡ 26 00:01:32,025 --> 00:01:35,529 魔女教の捜し物 全部 あることは わかった。 27 00:01:35,529 --> 00:01:39,032 とはいえ どれも 彼らに渡すことはできない。 28 00:01:39,032 --> 00:01:41,201 それが こちらの結論でしょう。 (オットー/スバル/アナスタシア/ユリウス)うん。 29 00:01:41,201 --> 00:01:43,203 (リカード)しっかし あれやな! 30 00:01:43,203 --> 00:01:45,205 それじゃあ 連中が欲しがっとるもん➡ 31 00:01:45,205 --> 00:01:48,208 ほっとんど 兄ちゃんらの所のもんやないか。 32 00:01:48,208 --> 00:01:50,210 それを言うなよ わかってんだから。 33 00:01:50,210 --> 00:01:52,212 あっ? (ドアの開く音とリュリーレの音) 34 00:01:52,212 --> 00:01:54,881 (リリアナ)ひらめきました。 聴いてください。 35 00:01:54,881 --> 00:01:57,050 『あなたの全部にゴリゴリ夢中』! 36 00:01:57,050 --> 00:02:00,654 リリアナ! ってことは…。 ♬(歌声) 37 00:02:00,654 --> 00:02:02,656 (プリシラ)無論 わらわが こうして➡ 38 00:02:02,656 --> 00:02:06,326 じきじきに 足を運んだに 決まっておろう 凡愚。 39 00:02:06,326 --> 00:02:10,163 (アル)ひっ… 姫さん! 無事だったかよ! 心配して…。 40 00:02:10,163 --> 00:02:12,100 ぐお~! えっ? うわっ! 41 00:02:12,100 --> 00:02:15,335 (リリアナ) うわっ ギャー! 肘が! 膝が! 42 00:02:15,335 --> 00:02:18,338 全身の骨という骨が 砕け散った痛みが! 43 00:02:18,338 --> 00:02:20,674 ろっ骨が 6本 全部 折れました。 ああ… 痛て… うおっ! 44 00:02:20,674 --> 00:02:24,511 アルよ。 貴様 わらわに供することもせず➡ 45 00:02:24,511 --> 00:02:27,681 凡俗どもと戯れておるとは 何事じゃ? 46 00:02:27,681 --> 00:02:32,519 シュルトも わらわに捜させるなど 不心得にも程があったがな。 47 00:02:32,519 --> 00:02:35,022 (シュルト)うぅ… 申し訳ありませんであります。 48 00:02:35,022 --> 00:02:37,024 プリシラ様。 49 00:02:37,024 --> 00:02:41,862 有言実行しやがったのか。 ほんと 大した行動力だよ。 50 00:02:41,862 --> 00:02:46,700 先の不細工な放送じゃが あれは 貴様の声であったな。 51 00:02:46,700 --> 00:02:50,537 だったら どうする? フン。 そう気を張るな。 52 00:02:50,537 --> 00:02:53,373 結果に対して わらわは フェアである。 53 00:02:53,373 --> 00:02:56,376 褒美に わらわも企てに加わってやる。 54 00:02:56,376 --> 00:03:00,814 ありがたく思うがよいぞ。 まっ… 待てよ 姫さん! 55 00:03:00,814 --> 00:03:04,651 まさか本気で 魔女教のやつらと やり合うつもりなのかよ!? 56 00:03:04,651 --> 00:03:08,321 ならば わらわに逃げよと申すのか? アル。 57 00:03:08,321 --> 00:03:11,992 だとしたら 心得違いも甚だしいぞ。 58 00:03:11,992 --> 00:03:16,163 んっ…。 うっ…。 さあ わらわに現状を話すがいい。 59 00:03:16,163 --> 00:03:19,666 (アル)わかった わかったよ 姫さん。 オットー この隙に 少し いいか? 60 00:03:19,666 --> 00:03:21,668 (オットー)1年前です。 61 00:03:21,668 --> 00:03:26,006 僕が 聖域で 叡智の書の 燃え残りを 回収したのは。 62 00:03:26,006 --> 00:03:28,842 てことは ロズワールのほうの本か。 63 00:03:28,842 --> 00:03:32,012 はい。 僕が内容を確かめたかったのも➡ 64 00:03:32,012 --> 00:03:34,014 そっちだったので。 65 00:03:34,014 --> 00:03:39,019 僕は メイザース辺境伯を 全く信用していません。 66 00:03:39,019 --> 00:03:42,355 聖域のこともありますが それ以前にも➡ 67 00:03:42,355 --> 00:03:45,525 あの方は いろいろと たくらんでいた ご様子ですね。 68 00:03:45,525 --> 00:03:48,695 皆さんは その辺り 甘く許しているみたいですが。 69 00:03:48,695 --> 00:03:51,364 全部 許してるわけじゃねえよ。 70 00:03:51,364 --> 00:03:54,701 けど あいつの力が必要なのは 事実なんだ。 71 00:03:54,701 --> 00:03:56,703 だから…。 72 00:03:56,703 --> 00:04:01,641 いいんです。 ナツキさんとエミリア様は それでいいと思います。 73 00:04:01,641 --> 00:04:05,312 その分の警戒は 僕がしているつもりですから。 74 00:04:05,312 --> 00:04:07,647 その分の警戒って…。 75 00:04:07,647 --> 00:04:10,650 内政官として 接する機会が多かった➡ 76 00:04:10,650 --> 00:04:12,986 この1年 見てきましたが➡ 77 00:04:12,986 --> 00:04:15,989 悪だくみや 後ろめたい策謀のそぶりは➡ 78 00:04:15,989 --> 00:04:18,158 特に感じられませんでした。 79 00:04:18,158 --> 00:04:21,828 でも 何か 時間差で仕掛けていたとしたら? 80 00:04:21,828 --> 00:04:24,498 あの方が 叡智の書に従っていたなら➡ 81 00:04:24,498 --> 00:04:26,500 本に たくらみが書かれている。 82 00:04:26,500 --> 00:04:29,669 この先の局面で きっと それが役立つときが来る。 83 00:04:29,669 --> 00:04:31,671 じゃあ お前…。 84 00:04:31,671 --> 00:04:36,510 僕は 陣営の誰かが 傷つかない確証が欲しかった。 85 00:04:36,510 --> 00:04:39,513 だから 叡智の書の復元を依頼しました。 86 00:04:39,513 --> 00:04:42,015 あっ…。 勝手なことをして すみませんでした。 87 00:04:42,015 --> 00:04:44,184 あっ…。 88 00:04:44,184 --> 00:04:47,687 話は わかった。 本のことも納得だ。 89 00:04:47,687 --> 00:04:52,025 ただ 問題は その現物を どうすっかだな。 90 00:04:52,025 --> 00:04:54,528 回収は 僕の責任です。 91 00:04:54,528 --> 00:04:57,197 制御塔の攻略が最優先だ。 92 00:04:57,197 --> 00:04:59,366 そっちに戦力は割けないんだぞ。 93 00:04:59,366 --> 00:05:03,470 この危険な都市で 剣聖まで 連れて帰ってきた実績を➡ 94 00:05:03,470 --> 00:05:06,640 お忘れですか? 95 00:05:06,640 --> 00:05:09,142 フッ… そうだったな。 96 00:05:09,142 --> 00:05:11,645 しくじんなよ。 うん。 97 00:05:11,645 --> 00:05:13,980 (ヴィルヘルム)スバル殿。 ヴィルヘルムさん。 98 00:05:13,980 --> 00:05:17,317 話し合いに加われず 申し訳ありません。 99 00:05:17,317 --> 00:05:20,320 そんなこと…。 それより クルシュさんは? 100 00:05:20,320 --> 00:05:22,822 今しがた 目を覚まされました。 101 00:05:22,822 --> 00:05:25,992 まだ予断を許さぬ 状態ではありますが…。 102 00:05:25,992 --> 00:05:28,495 スバル殿を呼んでほしいと。 103 00:05:28,495 --> 00:05:30,497 俺を? 104 00:05:34,834 --> 00:05:37,837 (フェリス)スバルきゅん…。 んっ…。 105 00:05:37,837 --> 00:05:40,841 絶対 無理はさせないで。 106 00:05:40,841 --> 00:05:42,842 ああ。 107 00:05:50,851 --> 00:05:55,021 (クルシュ)スッ… バル様? ハッ! 108 00:05:55,021 --> 00:06:00,961 お見苦しい格好で 申し訳ありません。 109 00:06:00,961 --> 00:06:04,464 いや そんなことは… ない。 110 00:06:04,464 --> 00:06:08,635 《これが 俺と同じ 龍の血の呪いだってのか?》 111 00:06:08,635 --> 00:06:11,805 うっ! うっ… ぐっ…。 フェリス! 112 00:06:11,805 --> 00:06:15,475 んっ…。 あっ…。 113 00:06:15,475 --> 00:06:19,980 クルシュさん 俺に 何を…。 114 00:06:19,980 --> 00:06:23,817 ご無事で よかった。 えっ? 115 00:06:23,817 --> 00:06:30,490 私と同じ血を浴びたと聞いて…。 116 00:06:30,490 --> 00:06:34,661 大丈夫だよ 俺は。 クルシュさんのほうこそ…。 117 00:06:34,661 --> 00:06:38,832 ぐっ! ぐわ~! こっ… これは…。 118 00:06:38,832 --> 00:06:40,834 あっ… 見せて! 119 00:06:48,842 --> 00:06:51,678 フェリス! クルシュさんの手が! 120 00:06:51,678 --> 00:06:54,180 あっ…。 まさか クルシュさんの体から➡ 121 00:06:54,180 --> 00:06:56,182 俺の体に移ったのか? 122 00:06:56,182 --> 00:06:59,686 でっ… でも 私だと なんの変化もないのに。 123 00:06:59,686 --> 00:07:01,621 あっ…。 124 00:07:01,621 --> 00:07:05,125 ほら 移らない! わっ… 私には…。 125 00:07:05,125 --> 00:07:09,129 私じゃ クルシュ様を 助けてあげられないのに! 126 00:07:09,129 --> 00:07:11,631 (スバル)フェリス どいてろ。 確かめる。 127 00:07:14,634 --> 00:07:16,803 ハァ…。 128 00:07:16,803 --> 00:07:20,140 くっ… うっ! 129 00:07:20,140 --> 00:07:23,977 ぐっ… あ~! うわ~!! 130 00:07:23,977 --> 00:07:28,148 ハァハァハァ… ゲホッゲホッ! ハァ…。 131 00:07:28,148 --> 00:07:33,486 これは…。 (スバル)ハァハァ…。 132 00:07:33,486 --> 00:07:35,989 フッ… んっ…。 133 00:07:40,827 --> 00:07:42,829 いけません。 134 00:07:42,829 --> 00:07:46,499 スバル様 気付いて いらっしゃらないんですか? 135 00:07:46,499 --> 00:07:48,501 何? 136 00:07:54,841 --> 00:07:58,511 んっ…。 こんなのは ためらう理由にならねえよ。 137 00:07:58,511 --> 00:08:03,450 スバル様 いけません。 そのお気持ちは受け取れません。 138 00:08:03,450 --> 00:08:07,454 ばか言うなよ。 俺は ちょっと痛いぐらい平気だ。 139 00:08:07,454 --> 00:08:10,790 (クルシュ) 今後も そうとは限りません。 140 00:08:10,790 --> 00:08:15,128 私とスバル様の2人が 戦えなくなってしまったら➡ 141 00:08:15,128 --> 00:08:17,630 致命的です。 それは…。 142 00:08:17,630 --> 00:08:21,301 スバル様 言っていたじゃありませんか。 143 00:08:21,301 --> 00:08:25,805 あとのことは 全部 俺に任せておけって。 あっ…。 144 00:08:25,805 --> 00:08:29,809 (クルシュ)私にも言ってください。 くっ…。 145 00:08:29,809 --> 00:08:34,314 あとのことは 全部 俺に任せておけって。 146 00:08:36,816 --> 00:08:40,987 クルシュさん 大丈夫だ。 ゆっくり休んでくれ。 147 00:08:40,987 --> 00:08:44,491 スバル様…。 148 00:08:44,491 --> 00:08:48,328 あとのことは 全部 俺に任せてくれていいから。 149 00:08:48,328 --> 00:08:51,030 はい。 フッ…。 150 00:08:52,999 --> 00:08:56,503 悪い フェリス。 俺も行かなくちゃならねえ。 151 00:08:56,503 --> 00:08:59,672 私 どうしたらいいのかな? 152 00:08:59,672 --> 00:09:01,608 お前の力は必要だ。 153 00:09:01,608 --> 00:09:04,944 今後も きっと けが人は増え続ける。 154 00:09:04,944 --> 00:09:08,448 お前がいなきゃ 救えない命が山ほどあるんだ。 155 00:09:08,448 --> 00:09:10,450 だから それを頼む。 156 00:09:10,450 --> 00:09:14,454 いちばん助けたい人は 助けられないのにね。 157 00:09:14,454 --> 00:09:17,791 フェリス…。 ごめん ばかなこと言った。 158 00:09:17,791 --> 00:09:20,994 しばらく 2人だけにさせて。 159 00:09:26,132 --> 00:09:28,802 感謝を。 逆に 俺が➡ 160 00:09:28,802 --> 00:09:30,804 発破をかけられちまいました。 161 00:09:30,804 --> 00:09:33,106 んっ…。 162 00:09:35,141 --> 00:09:39,479 スバル殿。 都市庁舎での戦いを経て➡ 163 00:09:39,479 --> 00:09:43,149 私からも1つ 報告したいことが。 なんですか? 164 00:09:43,149 --> 00:09:46,486 (ヴィルヘルム)大罪司教に同行していた 魔女教徒…。 165 00:09:46,486 --> 00:09:49,823 あの 2人の剣士の正体です。 166 00:09:49,823 --> 00:09:54,327 1人は 八つ腕のクルガン。 ヴォラキア帝国の 最強の剣士。 167 00:09:54,327 --> 00:09:57,997 8本の腕を用いた 剛剣の使い手です。 168 00:09:57,997 --> 00:10:01,167 本人は 10年以上前に死んだはずですが。 169 00:10:01,167 --> 00:10:04,671 (スバル)死んだはずって…。 そして もう1人は…。 170 00:10:04,671 --> 00:10:06,673 あっ…。 171 00:10:06,673 --> 00:10:10,510 先代の剣聖 テレシア・ヴァン・アストレア。 172 00:10:10,510 --> 00:10:14,848 15年前の大征伐の折 白鯨に敗れて死んだはずの➡ 173 00:10:14,848 --> 00:10:18,351 私の妻です。 あっ…。 174 00:10:18,351 --> 00:10:21,020 数十年前の亜人戦争のさなか➡ 175 00:10:21,020 --> 00:10:25,024 死体を操る 禁術を扱った者がいました。 176 00:10:25,024 --> 00:10:29,362 その者は すでに滅んでいますが 問題は その禁術。 177 00:10:29,362 --> 00:10:32,365 死体を操る…。 178 00:10:32,365 --> 00:10:34,367 よみがえった者たちは➡ 179 00:10:34,367 --> 00:10:37,871 屍兵と呼ばれていました。 (スバル)屍兵。 180 00:10:37,871 --> 00:10:41,875 ラインハルトには 伏せておいていただけませんか。 181 00:10:41,875 --> 00:10:45,879 えっ? んっ…。 182 00:10:45,879 --> 00:10:50,383 あいつに 奥さんのことを話すな ってことですか? 183 00:10:50,383 --> 00:10:53,052 スバル殿は 剣聖の加護が➡ 184 00:10:53,052 --> 00:10:55,722 特別なものであることは ご存じですか? 185 00:10:55,722 --> 00:10:58,224 歴代の剣聖は みんな 持ってて➡ 186 00:10:58,224 --> 00:11:01,828 それで すごい強いみたいな 漠然としたことしか…。 187 00:11:01,828 --> 00:11:04,497 おおよそ それで間違いありません。 188 00:11:04,497 --> 00:11:09,836 ただ唯一 剣聖の加護が 他の加護と明確に違う点…。 189 00:11:09,836 --> 00:11:12,839 それは 受け継がれる加護 ということです。 190 00:11:12,839 --> 00:11:15,008 受け継がれる加護? 191 00:11:15,008 --> 00:11:18,344 (ヴィルヘルム)その加護は 代々 アストレア家に宿り➡ 192 00:11:18,344 --> 00:11:22,348 必ず 次代の剣聖を 一族の中から選ぶ。 193 00:11:22,348 --> 00:11:26,519 妻の加護も また ラインハルトに受け継がれたものです。 194 00:11:26,519 --> 00:11:28,855 一族で受け継がれる加護…。 195 00:11:28,855 --> 00:11:32,025 それで 奥さんが亡くなって ラインハルトに。 196 00:11:32,025 --> 00:11:37,197 白鯨との戦いの さなかだったのですよ。 ハッ…。 197 00:11:37,197 --> 00:11:40,533 戦いの中で 妻は 加護を失い➡ 198 00:11:40,533 --> 00:11:44,370 ただ 1人の女として しんがりを 務めざるをえなかった。 199 00:11:44,370 --> 00:11:49,042 妻から剣を奪ったのは 他でもない 私です。 200 00:11:49,042 --> 00:11:54,380 剣神に愛された妻に剣を捨てさせ あの妻の最期を招いた。 201 00:11:54,380 --> 00:11:56,382 ヴィルヘルムさん…。 202 00:11:56,382 --> 00:11:59,986 加護を継承した ラインハルトを なじったのは事実です。 203 00:11:59,986 --> 00:12:02,155 祖母の死を悲しみ➡ 204 00:12:02,155 --> 00:12:05,825 重すぎる宿命を 背負わされたばかりの幼い孫を➡ 205 00:12:05,825 --> 00:12:08,161 私は許せなかった。 206 00:12:08,161 --> 00:12:10,163 後悔しています。 207 00:12:10,163 --> 00:12:15,168 妻の死に ラインハルトの責任など 何もないのだから。 208 00:12:15,168 --> 00:12:20,340 俺が黙ってても 屍兵が どこに 現れるか わからないですよ。 209 00:12:20,340 --> 00:12:24,010 それこそ 無用の心配 というものですよ。 あっ…。 210 00:12:24,010 --> 00:12:26,012 妻が…。 211 00:12:26,012 --> 00:12:30,516 テレシアが 私に会いに来ないはずなど ありませんからな。 212 00:12:32,518 --> 00:12:34,520 それ 本気なん? 213 00:12:34,520 --> 00:12:36,522 何度も言わせるでない。 214 00:12:36,522 --> 00:12:40,860 わらわが 四番街の 憤怒とやらの首をはねてやる。 215 00:12:40,860 --> 00:12:44,530 そこの歌女と2人でな。 あっ… いやいやいや! 216 00:12:44,530 --> 00:12:47,533 さっきから 私を ご指名なのは なしてですか!? 217 00:12:47,533 --> 00:12:50,203 道中 避難所を巡る間➡ 218 00:12:50,203 --> 00:12:54,040 貴様の歌が どれだけ 凡俗どもの心を揺らした? 219 00:12:54,040 --> 00:12:57,710 あれと同じことをすればよい。 そうよのう? 凡愚。 220 00:12:57,710 --> 00:13:00,980 確かに こいつの ばかさと歌声が➡ 221 00:13:00,980 --> 00:13:04,150 憤怒の権能の カウンターになりそうなのは わかる。 222 00:13:04,150 --> 00:13:06,152 でも 確信がねえ。 223 00:13:06,152 --> 00:13:10,156 確信か…。 何か 確かめる手段あるか? 224 00:13:10,156 --> 00:13:12,158 ふん…。 225 00:13:16,496 --> 00:13:19,499 今 授かった。 はっ? 子宝? 226 00:13:19,499 --> 00:13:21,501 審判の加護だよ。 227 00:13:21,501 --> 00:13:24,837 一目 見れば その人物の持つ加護が わかる。 228 00:13:24,837 --> 00:13:28,508 うわっ! あっ…。 229 00:13:28,508 --> 00:13:30,677 (ラインハルト)驚いたな。 230 00:13:30,677 --> 00:13:34,180 確かに 彼女は 伝心の加護の所有者だ。 あっ…。 231 00:13:34,180 --> 00:13:37,016 歌か。 考えたこともなかったな。 232 00:13:37,016 --> 00:13:40,853 俺は お前に驚いたわ! 今 授かったって言った? 233 00:13:40,853 --> 00:13:42,855 そげなことを言われても➡ 234 00:13:42,855 --> 00:13:47,193 私 期待に応えられるか ちょっぴし自信が…。 235 00:13:47,193 --> 00:13:49,195 フン! なるほど。 236 00:13:49,195 --> 00:13:52,031 ならば 貴様は 先祖から綿々と受け継いだ➡ 237 00:13:52,031 --> 00:13:56,369 歌の敗北を認めるのじゃな。 それは どういう意味で? 238 00:13:56,369 --> 00:13:59,872 後生大事に歌い継いできた 貴様の それは➡ 239 00:13:59,872 --> 00:14:04,477 人心が救いを求める このときに 縮こまって 声も出ぬのだろう? 240 00:14:04,477 --> 00:14:07,480 いらぬわ そのような負け犬。 うぅ…。 241 00:14:07,480 --> 00:14:10,483 あっ! あ~あ! そこまで言いますか! 242 00:14:10,483 --> 00:14:12,485 言ってしまいますか! 243 00:14:12,485 --> 00:14:15,488 上等ですよ! やってやりますよ! 244 00:14:15,488 --> 00:14:17,824 いいでしょう 聴かせましょう! 245 00:14:17,824 --> 00:14:20,993 ここで黙っちゃ 女が廃る! (リュリーレの音) 246 00:14:20,993 --> 00:14:22,995 (リリアナ)悲しくも 都市のみなもに散った➡ 247 00:14:22,995 --> 00:14:25,665 キリタカさんの鎮魂歌でも 歌う気でいましたが➡ 248 00:14:25,665 --> 00:14:27,667 やめだい やめだい! 249 00:14:27,667 --> 00:14:31,170 このリリアナに どんと お任せください! (リュリーレの音) 250 00:14:31,170 --> 00:14:35,675 てことで 憤怒は プリシラとリリアナに任せるでいいな? 251 00:14:35,675 --> 00:14:38,511 うちは まあ 納得したわ。 252 00:14:38,511 --> 00:14:40,847 みんなも それでええのと違う? 253 00:14:40,847 --> 00:14:44,350 じゃあ 次は 一番街の色欲の攻略だ。 254 00:14:44,350 --> 00:14:47,019 たぶん ここが敵の最大戦力になる。 255 00:14:47,019 --> 00:14:52,191 大罪司教本人と 2人の魔女教徒。 下手すると亜獣も。 256 00:14:52,191 --> 00:14:55,027 (ラインハルト)それら すべてが 色欲の手勢と➡ 257 00:14:55,027 --> 00:14:57,864 君は そう考えているのか? (スバル)亜獣は➡ 258 00:14:57,864 --> 00:15:00,633 あいつらの生態からして かなり濃厚。 259 00:15:00,633 --> 00:15:02,969 2人の魔女教徒は…。 恐らく➡ 260 00:15:02,969 --> 00:15:06,973 屍兵と呼ばれる 禁術で操られる剣士です。 261 00:15:06,973 --> 00:15:10,643 つまり 彼らは よみがえった 剣士たちということですか。 262 00:15:10,643 --> 00:15:12,645 (ガーフィール) なら 俺が やり合った相手は➡ 263 00:15:12,645 --> 00:15:14,647 八つ腕のクルガンだ。 264 00:15:14,647 --> 00:15:19,819 腕が8本と あんっだけの強さだ。 他に思い当たらねえ。 265 00:15:19,819 --> 00:15:23,656 もう片方の女も おんなじっような立場だろうよ。 266 00:15:23,656 --> 00:15:26,993 そして 死者を辱める屍兵の禁術は➡ 267 00:15:26,993 --> 00:15:31,164 色欲の大罪司教の 趣味嗜好に かなっているか。 268 00:15:31,164 --> 00:15:33,166 確かに 納得はできる。 269 00:15:33,166 --> 00:15:38,337 でだ。 その色欲の攻略を ヴィルヘルムさんとガーフィールに任せたい。 270 00:15:38,337 --> 00:15:40,339 なっ… 大将!? 271 00:15:40,339 --> 00:15:43,342 大将 エミリア様を助っけに行くんだろ? 272 00:15:43,342 --> 00:15:45,344 だったら 俺が…。 273 00:15:45,344 --> 00:15:49,515 お前が そう言ってくれんのは うれしいし 心強いよ。 274 00:15:49,515 --> 00:15:51,851 でも お前は お前で➡ 275 00:15:51,851 --> 00:15:55,555 つけなきゃならねえ決着が あるはずだ。 あっ…。 276 00:15:57,690 --> 00:16:00,293 んっ…。 (ヴィルヘルム)クルシュ様は 現在➡ 277 00:16:00,293 --> 00:16:03,963 色欲の影響で苦しんでおられます。 278 00:16:03,963 --> 00:16:07,300 あるじのために 私に討伐を お任せいただきたく…。 279 00:16:07,300 --> 00:16:10,136 僕は反対です。 ラインハルト。 280 00:16:10,136 --> 00:16:12,972 今の おじい様は 冷静ではありません。 281 00:16:12,972 --> 00:16:15,308 その役目は 僕が引き受けるべきです。 282 00:16:15,308 --> 00:16:19,812 ラインハルト 私を…。 お前の祖父を誰だと思っている。 283 00:16:19,812 --> 00:16:23,649 ですが おじい様…。 私は 剣鬼と呼ばれた男だ。 284 00:16:23,649 --> 00:16:27,987 平静でないことなど 戦場にある私には茶飯事だ。 285 00:16:27,987 --> 00:16:31,490 14年かければ さび付いた剣であっても➡ 286 00:16:31,490 --> 00:16:34,994 妻の敵が討てる程度には 切れ味を残した。 287 00:16:34,994 --> 00:16:37,663 まだ さやに納まるには早い。 288 00:16:37,663 --> 00:16:39,999 んっ…。 (ヴィルヘルム)スバル殿。 あっ…。 289 00:16:39,999 --> 00:16:43,169 ラインハルトを あなたの戦場へ お連れください。 290 00:16:43,169 --> 00:16:47,673 どのみち このあと 話すつもりだったんだけどな。 291 00:16:47,673 --> 00:16:52,011 お前には 俺と一緒に 強欲と戦ってもらいたい。 292 00:16:52,011 --> 00:16:54,180 無敵に 最強をぶつけるって➡ 293 00:16:54,180 --> 00:16:58,184 いかにも 力業って感じに なっちまうけどさ。 んっ…。 294 00:16:58,184 --> 00:17:00,119 俺っからも頼む! 295 00:17:00,119 --> 00:17:03,122 大将とエミリア様の力に なっちゃくれねえか。 296 00:17:03,122 --> 00:17:06,292 ならば 誓ってほしい。 297 00:17:06,292 --> 00:17:10,630 君が 僕に期待するように 僕は 君に期待する。 298 00:17:10,630 --> 00:17:13,799 互いに 必ず やり遂げようと。 あっ…。 299 00:17:13,799 --> 00:17:15,801 ああ 任せっとけ! 300 00:17:15,801 --> 00:17:18,638 君と おじい様の勝利を 信じている。 301 00:17:18,638 --> 00:17:22,475 僕は スバルの剣になろう。 302 00:17:22,475 --> 00:17:24,477 うん。 303 00:17:24,477 --> 00:17:26,979 頼ってばっかで ほんとに悪い。 304 00:17:26,979 --> 00:17:29,982 お前の足りない部分は どうにか補うから➡ 305 00:17:29,982 --> 00:17:32,818 期待しててくれよ。 あっ…。 306 00:17:32,818 --> 00:17:34,820 (スバル)どうした? フッ…。 307 00:17:34,820 --> 00:17:38,324 なんでもないことなんだろうね 君には。 308 00:17:38,324 --> 00:17:40,993 ああ 期待させてもらう。 309 00:17:40,993 --> 00:17:42,995 僕では届かない部分を➡ 310 00:17:42,995 --> 00:17:45,331 君が埋めようと してくれることに。 311 00:17:45,331 --> 00:17:48,834 んっ? おう! 大いに期待してくれ。 312 00:17:48,834 --> 00:17:52,838 俺も お前に期待してるから。 うん。 313 00:17:52,838 --> 00:17:56,342 それで 最後に残った暴食やけど…。 314 00:17:56,342 --> 00:18:00,780 はい。 暴食は 私とリカードが引き受けよう。 315 00:18:00,780 --> 00:18:04,784 なんや勝手に! まあ ええけどな。 頼むな。 316 00:18:04,784 --> 00:18:07,620 そして うちとフェリスさんらが 都市庁舎に残る。 317 00:18:07,620 --> 00:18:09,622 これで決まりやね。 318 00:18:09,622 --> 00:18:11,791 よ~し やろうぜ みんな! 319 00:18:11,791 --> 00:18:13,793 この戦い…。 320 00:18:15,962 --> 00:18:18,064 俺たちの勝利だ! 321 00:18:22,635 --> 00:18:24,637 (レグルス)驚いたな! 322 00:18:24,637 --> 00:18:29,308 さっきの衣装も よかったけど 花嫁衣装は格別だ。 323 00:18:29,308 --> 00:18:33,479 本当に 僕たちは 世界一 お似合いの2人だよ。 324 00:18:33,479 --> 00:18:38,985 こうして見ると 79番の席を 空けておいたのは 正解だった。 325 00:18:38,985 --> 00:18:41,487 (エミリア) どうして その番号だけ空席に? 326 00:18:41,487 --> 00:18:44,991 それはね 以前 その番号に ふさわしいと思って➡ 327 00:18:44,991 --> 00:18:47,159 見初めた女性がいたんだよ。 328 00:18:47,159 --> 00:18:51,998 だけど 迎える前に 不適切だと 判断して 空席にしたんだ。 329 00:18:51,998 --> 00:18:54,333 そのおかげで 君に出会えた。 330 00:18:54,333 --> 00:18:57,670 まさに運命的な出会いだ。 331 00:18:57,670 --> 00:18:59,672 (エミリア)前に 空席に…。 332 00:18:59,672 --> 00:19:03,275 じゃあ 早速 婚姻の儀を交わすとしようか。 333 00:19:03,275 --> 00:19:06,278 ねえ レグルス。 結婚の前に➡ 334 00:19:06,278 --> 00:19:09,949 私から いくつか 話しておきたいことがあるの。 335 00:19:09,949 --> 00:19:11,951 あっ…。 336 00:19:11,951 --> 00:19:16,122 実は 僕のほうからも 話しておきたいことがあってね。 337 00:19:16,122 --> 00:19:21,961 大丈夫。 妻として 当然の心得みたいなものさ。 338 00:19:21,961 --> 00:19:24,630 まず 第一に➡ 339 00:19:24,630 --> 00:19:26,632 僕と結婚したあと➡ 340 00:19:26,632 --> 00:19:30,136 君には 笑顔を禁じる。 えっ? 341 00:19:30,136 --> 00:19:32,972 普通にしてたら かわいいし きれいなのに➡ 342 00:19:32,972 --> 00:19:35,641 笑うと ブスになる子って いるじゃない? 343 00:19:35,641 --> 00:19:39,145 僕 あれが許せないんだよね。 344 00:19:39,145 --> 00:19:43,149 だから 表情変化は まとめて禁止だ。 345 00:19:43,149 --> 00:19:47,653 うっ! 笑うな。 泣くな。 怒るな。 喜ぶな。 346 00:19:47,653 --> 00:19:50,322 ただ かわいい顔をしていろ。 んっ…。 あっ…。 347 00:19:50,322 --> 00:19:52,324 それって なんだか すご~く…。 348 00:19:52,324 --> 00:19:57,496 あのさ もしかして 君 僕に 何か文句でもあるの? 349 00:19:57,496 --> 00:20:00,666 これだけ 君に配慮と譲歩をしてるのに➡ 350 00:20:00,666 --> 00:20:03,502 思いやりが わからない ってことでしょ? 351 00:20:03,502 --> 00:20:07,673 それって つまり 僕という 一個人を 軽視する行いだ。 352 00:20:07,673 --> 00:20:12,678 僕の権利の侵害だ! それは許せないな! 353 00:20:12,678 --> 00:20:15,014 私ね 結婚って➡ 354 00:20:15,014 --> 00:20:19,351 すご~く幸せなものだと 思ってるの。 はぁ? 355 00:20:19,351 --> 00:20:24,356 好きな人同士が 一緒にいたい って思ったことを形にする儀式。 356 00:20:24,356 --> 00:20:27,860 たくさんの人の中から たった1人を見つけて➡ 357 00:20:27,860 --> 00:20:30,529 そして その相手も 好きになってくれて…。 358 00:20:30,529 --> 00:20:33,699 それって 本当に すごいことだと思うの。 359 00:20:33,699 --> 00:20:39,038 ねえ レグルス。 あなたは どうして 奥さんたちを番号で呼ぶの? 360 00:20:39,038 --> 00:20:41,207 呼び方に こだわるのかい? 361 00:20:41,207 --> 00:20:44,376 それって 物事の外面に こだわるのと同じで➡ 362 00:20:44,376 --> 00:20:46,879 いかにも 上っ面な関係性だよね。 363 00:20:46,879 --> 00:20:51,550 でも私 スバルに エミリアたんって 呼ばれるの 嫌いじゃないわ。 364 00:20:51,550 --> 00:20:53,552 スバル? 365 00:20:53,552 --> 00:20:58,557 エミリアたんって呼んでくれる声に スバルの気持ちが詰まってる。 366 00:20:58,557 --> 00:21:00,993 たまに エミリアって呼び捨てにされると➡ 367 00:21:00,993 --> 00:21:03,496 特別なときだって すぐに わかる。 368 00:21:03,496 --> 00:21:06,165 それが無駄なことなんて 全然 思えない。 369 00:21:06,165 --> 00:21:09,668 名前って そういう思いが 込められてるはずだもの。 370 00:21:09,668 --> 00:21:12,505 あのさ スバルって誰のこと? 371 00:21:12,505 --> 00:21:14,840 ていうか 男の名前だよね? 372 00:21:14,840 --> 00:21:19,178 これから結婚しようって女の子が 夫にしようって相手の前で➡ 373 00:21:19,178 --> 00:21:22,348 違う男の名前を出す っていうのは➡ 374 00:21:22,348 --> 00:21:25,017 いくらなんでも 非常識なんじゃないの? 375 00:21:25,017 --> 00:21:27,686 たとえ 大した関わり合いのない 相手でも➡ 376 00:21:27,686 --> 00:21:29,688 傷つくよね。 わかる? 377 00:21:29,688 --> 00:21:32,191 大した関わり合いのない人 なんかじゃないわ。 378 00:21:32,191 --> 00:21:35,027 スバルは 私の たった1人の騎士様で➡ 379 00:21:35,027 --> 00:21:38,364 私のことを好きだって言いながら 名前を呼んでくれる人。 380 00:21:38,364 --> 00:21:41,534 はぁ? (妻たち)あっ…。 381 00:21:41,534 --> 00:21:46,205 動くな! 動いたら そいつの首から下を消し飛ばす。 382 00:21:46,205 --> 00:21:49,542 弁明を聞こう。 言葉に気を付けて➡ 383 00:21:49,542 --> 00:21:53,045 勘違いさせないように 全力で配慮するんだ。 384 00:21:53,045 --> 00:21:57,383 僕は この結婚式を 誰かの葬儀にするつもりはない。 385 00:21:57,383 --> 00:22:00,986 なあ わかるだろ? 386 00:22:00,986 --> 00:22:05,491 結婚は 好き合ってる 男の人と女の人がするもの。 387 00:22:05,491 --> 00:22:08,160 でも 私には その資格が まだないの。 388 00:22:08,160 --> 00:22:10,162 ぐっ…。 だって 私➡ 389 00:22:10,162 --> 00:22:13,832 男の人を 女の人として好きになる ってことが わかってない。 390 00:22:13,832 --> 00:22:15,834 だから スバルが あんなに➡ 391 00:22:15,834 --> 00:22:18,504 私のことを好きだって 言ってくれてるのに➡ 392 00:22:18,504 --> 00:22:20,506 スバルが求めてる答えも➡ 393 00:22:20,506 --> 00:22:23,342 そうじゃない答えも 返してあげられない。 394 00:22:23,342 --> 00:22:25,344 それって すごく ひどいことで➡ 395 00:22:25,344 --> 00:22:28,514 スバルを傷つけて 困らせてるのも わかってる。 396 00:22:28,514 --> 00:22:30,850 だけど まだ 人を好きになるってことが➡ 397 00:22:30,850 --> 00:22:32,851 わかってない私だけど➡ 398 00:22:32,851 --> 00:22:35,688 きっと いつか 誰かのことを好きになる。 399 00:22:35,688 --> 00:22:39,024 誰かのことを きっと 女の人として愛する。 400 00:22:39,024 --> 00:22:41,026 そして そうなったとき➡ 401 00:22:41,026 --> 00:22:43,862 誰のことを好きになるかは もう決めてるの。 402 00:22:43,862 --> 00:22:48,033 だから 私は あなたのものにはならないわ。 403 00:22:48,033 --> 00:22:51,036 うぅ~! あ~ そうかい! 404 00:22:51,036 --> 00:22:54,707 僕も 君みたいな 勝手な浮気女を➡ 405 00:22:54,707 --> 00:22:57,042 妻にするつもりなんて なくなったよ! 406 00:22:57,042 --> 00:22:59,044 せいせいするな! 407 00:23:01,146 --> 00:23:03,482 ハッ! あっ…。 408 00:23:03,482 --> 00:23:05,651 (スバル)お前 せ~ので蹴ったのに➡ 409 00:23:05,651 --> 00:23:09,154 全然 結果が違うじゃねえか! どういう脚力だよ! 410 00:23:09,154 --> 00:23:11,323 (ラインハルト) すまない。 加減ができなかった。 411 00:23:11,323 --> 00:23:13,325 (スバル)助けに入ったときの かっこよさが➡ 412 00:23:13,325 --> 00:23:15,995 段違いになるだろ! ハッ…。 413 00:23:15,995 --> 00:23:20,100 神聖な結婚式に殴り込みなんて いい度胸じゃないか。 414 00:23:20,100 --> 00:23:25,004 招待客に 男の名前はなかったはずだけど➡ 415 00:23:25,004 --> 00:23:27,172 君たちは どこの誰で➡ 416 00:23:27,172 --> 00:23:30,009 どんな ご祝儀を 持ってきたのかな? 417 00:23:30,009 --> 00:23:34,513 パートナー精霊不在の精霊騎士 ナツキ・スバル。 418 00:23:34,513 --> 00:23:38,517 剣聖の家系 ラインハルト・ヴァン・アストレア。 419 00:23:38,517 --> 00:23:40,519 あっ…。 420 00:23:40,519 --> 00:23:43,689 この結婚式に物申すってな。 421 00:23:43,689 --> 00:23:45,691 フッ…。 422 00:23:45,691 --> 00:23:49,395 その花嫁 さらわせてもらうぜ!