1 00:00:01,969 --> 00:00:04,471 (スバル)ハァハァハァ…。 2 00:00:04,471 --> 00:00:08,976 お前 なんなんだよ? 3 00:00:08,976 --> 00:00:13,146 あっ! あ~! なんなんだよ!? おい! 4 00:00:13,146 --> 00:00:16,149 あっ! ハァ… なかった! 5 00:00:16,149 --> 00:00:20,320 こんな傷は 絶対になかった! なかったんだよ! 6 00:00:20,320 --> 00:00:23,991 あ~! ハッ! まさか…。 7 00:00:23,991 --> 00:00:29,997 俺の意識が途切れた間に ナツキ・スバルが戻ってきたのか? 8 00:00:29,997 --> 00:00:32,165 ハァ…。 9 00:00:32,165 --> 00:00:34,668 ナツキ・スバルが メィリィを殺して➨ 10 00:00:34,668 --> 00:00:38,672 俺の腕に その証拠を 刻んだっていうのか? 11 00:00:38,672 --> 00:00:42,342 どうかしてる! 意味が わからねえ! 12 00:00:42,342 --> 00:00:44,678 お前が ナツキ・スバルなら➨ 13 00:00:44,678 --> 00:00:48,015 俺は… お前は…。 14 00:00:48,015 --> 00:00:51,018 誰なんだ!? 15 00:01:06,633 --> 00:01:12,806 次に会えたら お前は もう 容疑者じゃないよ メィリィ。 16 00:01:12,806 --> 00:01:15,642 もっとも 探偵役が犯人ってのも➨ 17 00:01:15,642 --> 00:01:18,145 ミステリーのお約束だけどな。 18 00:01:18,145 --> 00:01:22,349 んっ…。 とにかく 今は時間を稼がなきゃ。 19 00:01:25,986 --> 00:01:29,323 ハァ…。 (エミリア)あっ スバル! こんな所にいたのね! 20 00:01:29,323 --> 00:01:32,159 ごめん 驚かせちゃった? 21 00:01:32,159 --> 00:01:34,161 おっ… 驚いたけど➨ 22 00:01:34,161 --> 00:01:36,830 いきなりだったからってだけで 全然 平気。 23 00:01:36,830 --> 00:01:38,832 エミリアちゃんは どうしたの? 24 00:01:38,832 --> 00:01:41,501 私は 何か ひらめかないかなって➨ 25 00:01:41,501 --> 00:01:43,503 塔の中を歩き回ってたの。 あっ…。 26 00:01:43,503 --> 00:01:46,173 (エミリア)ねえ スバル。 うん? 27 00:01:46,173 --> 00:01:49,509 今の また 何かの悪ふざけ? 28 00:01:49,509 --> 00:01:51,845 スバル ほんとに大丈夫? 29 00:01:51,845 --> 00:01:54,348 やっぱり まだ 調子が戻ってないんじゃない? 30 00:01:54,348 --> 00:01:58,685 だっ… 大丈夫だって。 ちょっと考え込んでただけで…。 31 00:01:58,685 --> 00:02:01,121 って… 俺のこと よく見てるね。 32 00:02:01,121 --> 00:02:03,290 なんだか 最近➨ 33 00:02:03,290 --> 00:02:06,626 気付くと スバルを 目で 追っかけちゃってることが多くて。 34 00:02:06,626 --> 00:02:08,629 不思議よね。 35 00:02:08,629 --> 00:02:12,299 そういえば メィリィのことだけど…。 あっ! 36 00:02:12,299 --> 00:02:16,470 気が早いかもしれないけど ここから無事に戻れたら➨ 37 00:02:16,470 --> 00:02:19,306 メィリィのこと ちゃんとしてあげたいって思うの。 38 00:02:19,306 --> 00:02:21,308 ちゃんと? 39 00:02:21,308 --> 00:02:25,812 もちろん あの子が 1年前に したことは 悪いことだし➨ 40 00:02:25,812 --> 00:02:28,649 簡単に信じちゃだめなのも わかるんだけど…。 41 00:02:28,649 --> 00:02:32,486 でも 砂丘を越えられたのは メィリィのおかげでしょ? 42 00:02:32,486 --> 00:02:35,989 つまり 恩赦ってやつか。 うん。 43 00:02:35,989 --> 00:02:39,660 せめて 地下の座敷ろうから 出してあげて➨ 44 00:02:39,660 --> 00:02:42,496 みんなと一緒の生活くらいは させてあげたいなって。 45 00:02:42,496 --> 00:02:44,831 くだらねえ。 えっ? 46 00:02:44,831 --> 00:02:47,167 くだらねえって言ったんだよ。 47 00:02:47,167 --> 00:02:49,336 気が早い? そのとおりだよ。 48 00:02:49,336 --> 00:02:53,673 こんな状況で 先の展望の話なんて できるもんかよ! スバル…。 49 00:02:53,673 --> 00:02:56,510 急に どうしたの? 機嫌が悪くても➨ 50 00:02:56,510 --> 00:02:58,512 そんな言い方したら だめじゃない! 51 00:02:58,512 --> 00:03:01,782 つらいなら ふてくされてないで ちゃんと話して。 52 00:03:01,782 --> 00:03:06,119 スバルが困ってるなら 私だって 一緒に困ってあげる。 53 00:03:06,119 --> 00:03:09,456 でも 1人で抱え込んで 1人で むしゃくしゃして➨ 54 00:03:09,456 --> 00:03:11,558 1人で終わりにしちゃうのは やめて! 55 00:03:13,794 --> 00:03:17,297 あっ…。 (エミリア) わかってくれる? 私の心臓。 56 00:03:17,297 --> 00:03:21,968 全然 怒ってないから。 幻滅も しないから。 57 00:03:21,968 --> 00:03:24,805 だから 話して。 58 00:03:24,805 --> 00:03:26,807 どうして…。 59 00:03:28,975 --> 00:03:32,479 エミリア 俺は…。 うん。 60 00:03:32,479 --> 00:03:35,816 俺は…。 (ラム)エミリア様! バルス! あっ…。 61 00:03:35,816 --> 00:03:39,653 どうしたの? ラム。 すぐに 3層の書庫へ。 62 00:03:39,653 --> 00:03:43,824 (ベアトリス)来たかしら。 大変な物を見つけたって。 63 00:03:43,824 --> 00:03:47,327 いい知らせとは言えないのは 確かなのよ。 64 00:03:47,327 --> 00:03:49,830 むしろ 凶兆と呼ぶべき物かしら。 65 00:03:49,830 --> 00:03:53,500 前置きはいい。 何があったんだ? 66 00:03:53,500 --> 00:03:58,672 上から2段目 いちばん右にある本なのよ。 67 00:03:58,672 --> 00:04:00,941 ハッ! うそ…。 んっ? 68 00:04:00,941 --> 00:04:05,278 (エミリア)『メィリィ・ポートルート』。 あっ…。 69 00:04:05,278 --> 00:04:07,447 ベアトリス この本 読んだの? 70 00:04:07,447 --> 00:04:10,951 まだ 確かめてないかしら。 それは なんで? 71 00:04:10,951 --> 00:04:14,454 死者の書の扱いは 慎重にすべきなのよ。 72 00:04:14,454 --> 00:04:18,625 そもそも ベティーたちの知る あのメィリィの本だとすれば…。 73 00:04:18,625 --> 00:04:21,795 ハッ! メィリィが塔の中で…。 74 00:04:21,795 --> 00:04:24,965 大変! すぐに捜さないと! 待つかしら。 あっ…。 75 00:04:24,965 --> 00:04:27,968 もし これが 本当に あの娘の本なら➨ 76 00:04:27,968 --> 00:04:29,970 急いで捜しても手遅れなのよ。 77 00:04:29,970 --> 00:04:32,305 (シャウラ)な~んか 騒がしく呼ばれたっすけど➨ 78 00:04:32,305 --> 00:04:34,307 どうしちまったっすか~? 79 00:04:34,307 --> 00:04:36,476 シャウラ 来てくれたのね。 80 00:04:36,476 --> 00:04:40,313 お前 食事のあと メィリィを どこかで見かけなかったかしら? 81 00:04:40,313 --> 00:04:43,650 見てねえっす。 ちびっ子2号 どうかしたんすか? 82 00:04:43,650 --> 00:04:47,654 あのね 実は メィリィの名前の本が見つかったの。 83 00:04:47,654 --> 00:04:49,656 あ~ なるほど。 84 00:04:49,656 --> 00:04:52,993 2号 死んじまったっすか。 まあ しゃあないっすね。 85 00:04:52,993 --> 00:04:55,829 シャウラ お前 そんな言い方ねえだろ! 86 00:04:55,829 --> 00:04:58,498 やん! お師様 怒っちゃ嫌っす! 87 00:04:58,498 --> 00:05:01,268 それより 早く 2号の本を読んだほうが➨ 88 00:05:01,268 --> 00:05:04,604 手っとり早くないっすか? 手っとり早いって お前…。 89 00:05:04,604 --> 00:05:06,606 お師様が本を読んだら➨ 90 00:05:06,606 --> 00:05:08,942 きっと 2号が死んだ理由も わかるっすよ。 91 00:05:08,942 --> 00:05:13,613 あっ…。 確かに シャウラの言うことにも一理ある。 92 00:05:13,613 --> 00:05:17,117 スバル…。 死者の書が本物なら➨ 93 00:05:17,117 --> 00:05:19,953 あの娘の人生を 見ることになるのよ。 94 00:05:19,953 --> 00:05:23,790 2人とも 心配してくれんのは ありがたいよ。 95 00:05:23,790 --> 00:05:25,959 でも 誰かが やらなきゃいけないことだ。 96 00:05:25,959 --> 00:05:28,295 それなら スバルじゃなくて 私が…。 97 00:05:28,295 --> 00:05:31,131 それには ベティーが反対するかしら。 98 00:05:31,131 --> 00:05:35,802 誰かが読まなくちゃいけないなら スバルか ユリウスが適任なのよ。 99 00:05:35,802 --> 00:05:38,805 うん。 俺が見るよ。 100 00:05:38,805 --> 00:05:41,641 なに ひょっとしたら なんかの間違いで➨ 101 00:05:41,641 --> 00:05:44,477 意気込んだのに 何も起きないって パターンもあるでしょ? 102 00:05:44,477 --> 00:05:47,647 何かあったら すぐ 本から引き剥がすから。 103 00:05:47,647 --> 00:05:49,649 髪の毛 引っ張るからね! 104 00:05:49,649 --> 00:05:52,152 そこは穏便に 肩とか揺すって➨ 105 00:05:52,152 --> 00:05:54,654 呼び起こしてくれると うれしいかな。 106 00:05:58,992 --> 00:06:00,994 んっ…。 107 00:06:05,432 --> 00:06:08,768 いく。 108 00:06:08,768 --> 00:06:10,770 ハァ…。 109 00:06:13,607 --> 00:06:18,111 あっ… あ~! あっ! あ~! 110 00:06:20,113 --> 00:06:22,949 <スバル:自分の始まりを 意識したとき➨ 111 00:06:22,949 --> 00:06:25,952 女は 何も持っていなかった。 112 00:06:25,952 --> 00:06:28,622 周りには 誰もいなかった。 113 00:06:28,622 --> 00:06:33,293 暗い 暗い… 黒い 黒い 森で1人。 114 00:06:33,293 --> 00:06:35,962 女は ただ1人でいた。 115 00:06:35,962 --> 00:06:39,966 言葉を知らないから 嘆き方など知らない。 116 00:06:39,966 --> 00:06:44,638 歩き方を知らないから あらがい方など知らない> 117 00:06:44,638 --> 00:06:49,643 (うなり声) 118 00:06:54,481 --> 00:06:56,483 (鳴き声) 119 00:07:02,422 --> 00:07:04,758 <スバル:女は 何も得ないまま➨ 120 00:07:04,758 --> 00:07:08,094 獣の牙にかかって 命を終えるはずだった> 121 00:07:08,094 --> 00:07:10,096 (落下音) 122 00:07:17,103 --> 00:07:20,940 <スバル:生きる方法を覚えた女は 死のうなどとは思わない> 123 00:07:20,940 --> 00:07:24,110 ⸨メィリィ:ハァハァハァ…⸩ (ギルティラウの咆哮) 124 00:07:24,110 --> 00:07:26,613 <スバル:野生の流儀を命で学ぶ> 125 00:07:26,613 --> 00:07:28,615 ⸨うお~! 126 00:07:28,615 --> 00:07:31,117 (咆哮) 127 00:07:31,117 --> 00:07:33,620 くっ…。 (においを嗅ぐ音) 128 00:07:33,620 --> 00:07:36,456 ハッ…⸩ 129 00:07:36,456 --> 00:07:38,758 <スバル:やがて 女は…> 130 00:07:41,461 --> 00:07:47,634 <スバル:獣たちの女王となった> (咆哮) 131 00:07:47,634 --> 00:07:49,636 (叫び声) 132 00:07:52,472 --> 00:07:56,810 ⸨エルザ:ンフフ。 (うなり声) 133 00:07:56,810 --> 00:07:59,479 ハッ! グルルルルルルル…。 134 00:07:59,479 --> 00:08:03,416 うっ! あ~! 135 00:08:03,416 --> 00:08:06,419 ああ…。 連れ帰れと言われているの。 136 00:08:06,419 --> 00:08:08,922 だから 一緒に来てもらうわ。 137 00:08:18,431 --> 00:08:22,435 (叫び声) 138 00:08:22,435 --> 00:08:27,440 フッ…。 フゥフゥ…。 139 00:08:27,440 --> 00:08:34,614 (カペラ)嘆き方も あらがい方も 生き方も なくしやがった? 140 00:08:34,614 --> 00:08:37,450 アハハハハ! そんな そんな➨ 141 00:08:37,450 --> 00:08:40,453 つまんねえ言い訳 並べられても➨ 142 00:08:40,453 --> 00:08:43,556 知ったこっちゃねえんですよ。 ハッ! 143 00:08:46,459 --> 00:08:49,629 (カペラ)嘆け 私のために。 144 00:08:49,629 --> 00:08:53,800 あらがえ 私のために。 145 00:08:53,800 --> 00:08:57,971 生きろ! 私を愛するために! 146 00:08:57,971 --> 00:09:02,742 何もかも なくした 忘れた 失った なんて言いやがるんなら➨ 147 00:09:02,742 --> 00:09:07,247 私が しつけてやろうじゃねえですか。 148 00:09:07,247 --> 00:09:13,753 それが 母親の務めってもんですからね。 149 00:09:13,753 --> 00:09:15,755 うぅ… うっ うっ うっ…。 150 00:09:15,755 --> 00:09:18,258 (カペラ)フッ… ハハハハハハハ! うぅ…。 151 00:09:20,593 --> 00:09:23,596 (エルザ)あの人の言いなりになるのは やめなさい。 152 00:09:23,596 --> 00:09:26,766 私以外 きっと 命が いくつあっても➨ 153 00:09:26,766 --> 00:09:28,935 足りなくなってしまう でしょうから⸩ 154 00:09:28,935 --> 00:09:30,937 <スバル:憎い> 155 00:09:30,937 --> 00:09:33,239 ⸨ほら。 ありがとう⸩ 156 00:09:37,610 --> 00:09:39,612 <スバル:憎い> 157 00:09:42,115 --> 00:09:44,617 えっ? あっ… あっ! あっ… ぐっ! 158 00:09:44,617 --> 00:09:48,288 ぐっ… うっ! うっ… うぅ…。 159 00:09:48,288 --> 00:09:50,290 <スバル:憎いのか。 160 00:09:50,290 --> 00:09:53,092 憎しみとは 一体 なんなのか> 161 00:09:55,628 --> 00:09:57,630 <スバル:悲しい> 162 00:10:01,801 --> 00:10:06,806 <スバル:悲しい> ⸨うわ~!⸩ (叫び声) 163 00:10:12,812 --> 00:10:15,815 <スバル:悲しいのか。 164 00:10:15,815 --> 00:10:19,986 悲しみとは 一体 なんなのか。 165 00:10:19,986 --> 00:10:21,988 ただ流され➨ 166 00:10:21,988 --> 00:10:27,827 何かを模倣して 生きてきた女には 本物の感情が わからない。 167 00:10:27,827 --> 00:10:29,829 エルザを失った今➨ 168 00:10:29,829 --> 00:10:35,335 女は 誰を模倣し 何を規範に生きればいいのか。 169 00:10:35,335 --> 00:10:38,004 いっそ しつけと称して 母が➨ 170 00:10:38,004 --> 00:10:42,108 女に死ねと命じてくれたりすれば そのとおりに…> 171 00:10:44,844 --> 00:10:46,846 ⸨それは嫌よ。 172 00:10:46,846 --> 00:10:48,848 あっ…。 (扉の開く音) 173 00:10:52,519 --> 00:10:55,522 (メィリィ)せめて 答えが知りたいわ。 174 00:10:55,522 --> 00:11:06,132 ♬~ 175 00:11:06,132 --> 00:11:08,968 (スバル)なんだ お前も来てたのかよ。 ハッ! 176 00:11:08,968 --> 00:11:12,972 俺も ちょっと 探したい本があってな。 ハッ…。 177 00:11:12,972 --> 00:11:17,810 えっ? 夜更かしするなよ メィリィ!⸩ 178 00:11:17,810 --> 00:11:22,649 <スバル:何をしていたのか見られた。 知られた。 気付かれた。 179 00:11:22,649 --> 00:11:26,319 見られたくなかった。 知られたくなかった> 180 00:11:26,319 --> 00:11:40,667 ♬~ 181 00:11:40,667 --> 00:11:43,503 ⸨薄っぺらいな お前。 ハッ! 182 00:11:43,503 --> 00:11:47,340 フッ…。 こびるなよ 気持ち悪い。 183 00:11:47,340 --> 00:11:51,344 誰も お前に そんなこと 望んじゃいないさ。 んっ…。 184 00:11:51,344 --> 00:11:54,347 澄まし顔するなよ お人形。 185 00:11:54,347 --> 00:11:59,018 自分の胸の奥の 本当の望みも聞こえねえか? 186 00:11:59,018 --> 00:12:03,456 本当の望み? 望みに耳を傾けろ。 187 00:12:03,456 --> 00:12:07,293 そうすれば 少しは 自分ってもんが見えてくる。 188 00:12:07,293 --> 00:12:09,629 やりたいことも はっきり わかる。 189 00:12:09,629 --> 00:12:15,134 自分が やりたいこと 望み。 それは…。 190 00:12:15,134 --> 00:12:20,306 その顔 いいね! 味わい深い! 191 00:12:20,306 --> 00:12:24,978 自分の望みが わかったら もっと らしく 動けよ。 あっ…。 192 00:12:24,978 --> 00:12:29,148 お前の退屈な悩みも つまらない苦しみも➨ 193 00:12:29,148 --> 00:12:32,819 俺が覚えててやる。 う~ん。 ハッ…。 194 00:12:32,819 --> 00:12:35,321 あっ…。 195 00:12:38,491 --> 00:12:41,327 あっ…。 196 00:12:41,327 --> 00:12:43,997 昨日の夜の話だけど➨ 197 00:12:43,997 --> 00:12:49,335 私は どのくらい 真に受けていいのかしら? 198 00:12:49,335 --> 00:12:53,139 ここじゃ なんだな。 場所を変えよう。 199 00:12:58,845 --> 00:13:01,114 悪いな メィリィ。 えっ? 200 00:13:01,114 --> 00:13:05,618 あっ… ぐっ! うっ… あっ… ハッ! 201 00:13:05,618 --> 00:13:07,620 ああ…。 202 00:13:07,620 --> 00:13:10,957 それを 直接 聞くのは ルール違反だ! がっ!⸩ 203 00:13:10,957 --> 00:13:13,793 <スバル:結局 何ができたのか> (笑い声) 204 00:13:13,793 --> 00:13:17,463 <スバル:あの森で 1人だったころから➨ 205 00:13:17,463 --> 00:13:20,466 何もできないまま 意味なんてなく…。 206 00:13:20,466 --> 00:13:24,470 殺される。 殺される> (笑い声) 207 00:13:24,470 --> 00:13:27,140 <スバル:殺される。 殺される。 208 00:13:27,140 --> 00:13:29,642 殺される> (笑い声) 209 00:13:29,642 --> 00:13:31,644 <スバル:殺される> あっ! 210 00:13:31,644 --> 00:13:34,147 あ~! (ベアトリス/エミリア)あっ! 211 00:13:34,147 --> 00:13:36,649 (スバル)あっ… ハァハァハァ…。 212 00:13:36,649 --> 00:13:41,487 わっ… 私は… ハァ…。 あっ? えっ? 俺? 213 00:13:41,487 --> 00:13:43,823 深呼吸! 深呼吸するかしら! (スバル)今 今…。 214 00:13:43,823 --> 00:13:45,825 (ベアトリス)無理に しゃべるんじゃないのよ。 215 00:13:45,825 --> 00:13:48,494 エミリア! 本に触っちゃいけないかしら。 216 00:13:48,494 --> 00:13:52,332 混ざり合ってしまうのよ。 混ざるって この本は何をしたの? 217 00:13:52,332 --> 00:13:55,001 俺… 俺だよな? 218 00:13:55,001 --> 00:13:58,671 私じゃなく 俺で…。 深く潜り過ぎたかしら。 219 00:13:58,671 --> 00:14:01,941 エルザは いなくて…。 スバル 思い出して。 大丈夫? 220 00:14:01,941 --> 00:14:06,946 あなたは ナツキ・スバル。 私の騎士様! ああ… あっ… ハァ… あっ…。 221 00:14:06,946 --> 00:14:09,615 (襟ドナ)改めて聞こう ナツキ君。 222 00:14:09,615 --> 00:14:13,453 君が見た 本の内容は? 223 00:14:13,453 --> 00:14:17,457 メィリィの記憶だった。 (エミリア/ベアトリス)あっ…。 224 00:14:17,457 --> 00:14:19,959 ⸨首を絞められて 苦しい 苦しいって➨ 225 00:14:19,959 --> 00:14:22,628 ばたばたしちゃったのよね⸩ 226 00:14:22,628 --> 00:14:25,798 あっ! あ~! ハァハァハァ…。 落ち着くのよ スバル。 落ち着いて。 227 00:14:25,798 --> 00:14:30,136 今は 自分を取り戻すのに 集中するかしら。 あっ 悪い。 228 00:14:30,136 --> 00:14:35,475 いいのよ。 こんなときぐらい ベティーに 全力で寄りかかるかしら。 229 00:14:35,475 --> 00:14:38,811 (ユリウス)ラム女史 あなたは どう考えている? 230 00:14:38,811 --> 00:14:42,148 バルスの話が確かなら メィリィは もう…。 231 00:14:42,148 --> 00:14:44,484 ⸨この2人は冷静じゃな~い?⸩ あっ…。 232 00:14:44,484 --> 00:14:48,321 ⸨ちゃ~んと 私のこと 警戒してたからでしょうけど⸩ 233 00:14:48,321 --> 00:14:50,490 うっ… うぅっ! ハァハァ…。 スバル 落ち着いて。 234 00:14:50,490 --> 00:14:53,159 この体たらくで うそがつけるほど➨ 235 00:14:53,159 --> 00:14:55,495 バルスは 器用でも 薄情でもないでしょう。 236 00:14:55,495 --> 00:14:57,830 裏付けるために 私が読むことも…。 237 00:14:57,830 --> 00:15:01,934 賛成はしかねる。 ナツキ君の様子を見るとね。 238 00:15:01,934 --> 00:15:04,270 とにかく じっとなんかしてられないわ! 239 00:15:04,270 --> 00:15:06,439 メィリィを捜しましょう! 捜す? 240 00:15:06,439 --> 00:15:08,441 見つけても もう 遅いのかもしれない。 241 00:15:08,441 --> 00:15:10,443 だけど これ以上 あの子を➨ 242 00:15:10,443 --> 00:15:12,445 独りぼっちになんてしちゃ だめでしょう? 243 00:15:12,445 --> 00:15:16,449 ⸨死んじゃう前は 気にも かけてくれなかったくせに⸩ 244 00:15:16,449 --> 00:15:20,787 今日の方針は 変更せざるをえないだろうね。 245 00:15:20,787 --> 00:15:22,789 手分けして 彼女を捜そう。 246 00:15:22,789 --> 00:15:25,291 スバル どうだろうか? あっ…。 247 00:15:25,291 --> 00:15:28,795 君は メィリィ嬢の最期を…。 248 00:15:28,795 --> 00:15:34,300 おっ… 俺は…。 ぐっ… んっ…。 249 00:15:34,300 --> 00:15:37,804 最後までは見てない。 250 00:15:37,804 --> 00:15:42,475 塔の中で 何かがあった。 それは間違いないけど…。 251 00:15:42,475 --> 00:15:44,777 ⸨残念⸩ 252 00:15:49,148 --> 00:15:51,150 んっ…。 253 00:15:56,489 --> 00:15:59,158 ハァ…。 254 00:15:59,158 --> 00:16:01,160 んっ! 255 00:16:05,097 --> 00:16:09,268 それで お前は どうするつもりなのよ。 256 00:16:09,268 --> 00:16:11,270 あ~しっすか? 257 00:16:11,270 --> 00:16:14,941 お師様。 えっ? なんだ? 258 00:16:14,941 --> 00:16:18,611 あ~しは ちびっ子2号を捜すべきっすか? 259 00:16:18,611 --> 00:16:22,615 それとも…。 んっ…。 260 00:16:22,615 --> 00:16:24,617 ⸨お兄さんと私の関係を➨ 261 00:16:24,617 --> 00:16:27,286 知ってるみたいに 聞こえな~い?⸩ 262 00:16:27,286 --> 00:16:30,289 シャウラ。 メィリィを頼む。 263 00:16:30,289 --> 00:16:33,125 了解っす! お師様のお望みなら➨ 264 00:16:33,125 --> 00:16:35,828 あ~しは なんでも えんやこ~らっす! 265 00:16:37,797 --> 00:16:41,634 ちゃんと わかったっすからね。 えっ? フフッ! 266 00:16:41,634 --> 00:16:45,471 エヘヘ! フフフフー! ヘヘヘヘヘヘ! なんなんだよ。 267 00:16:45,471 --> 00:16:48,474 考え過ぎるだけ無意味かしら。 268 00:16:48,474 --> 00:16:51,811 その本には もう 触らないほうがいいのよ。 269 00:16:51,811 --> 00:16:55,648 なんで お前は そんなに優しいんだ? 270 00:16:55,648 --> 00:16:59,652 また いきなりな質問かしら。 えっ? あっ… いや…。 271 00:16:59,652 --> 00:17:03,422 《「私」の死を隠そうとする 卑劣漢が。 272 00:17:03,422 --> 00:17:06,092 なぜ こんな男が好かれる? 273 00:17:06,092 --> 00:17:10,429 なぜ? 知りたい。 それを知りたい。 274 00:17:10,429 --> 00:17:13,432 なぜ? なぜ? なぜ? なぜ?》 275 00:17:13,432 --> 00:17:17,270 ⸨なぜなのか 私が 教えてあげちゃおうかしら?⸩ 276 00:17:17,270 --> 00:17:19,272 あっ…。 なっ! 277 00:17:19,272 --> 00:17:24,443 《エミリアたちは味方なのか 俺を殺した敵なのか。 278 00:17:24,443 --> 00:17:26,445 愛せるのか 愛せないのか。 279 00:17:26,445 --> 00:17:28,614 憎めるのか 憎めないのか》 280 00:17:28,614 --> 00:17:30,783 ⸨それを知る方法こそが➨ 281 00:17:30,783 --> 00:17:35,288 この死者の書なんじゃ ないの~?⸩ ハッ…。 282 00:17:35,288 --> 00:17:38,958 スバル やっぱり 調子が悪そうなのよ。 283 00:17:38,958 --> 00:17:41,961 緑部屋で休んだほうがいいかしら。 284 00:17:46,966 --> 00:17:51,971 《なんで みんな こんな俺に 優しくしてくれるんだよ》 285 00:17:51,971 --> 00:17:53,973 あっ…。 286 00:17:56,809 --> 00:18:00,246 ⸨ちょっと力を入れたら 折れちゃいそうじゃない? 287 00:18:00,246 --> 00:18:03,749 床にたたきつけたら 簡単に死んじゃいそう⸩ 288 00:18:03,749 --> 00:18:08,087 《そしたら また 死者の書は出現するのか? 289 00:18:08,087 --> 00:18:10,256 それを読めば こいつらが 俺に➨ 290 00:18:10,256 --> 00:18:12,758 こんなに 優しくしてくれる理由も…》 291 00:18:12,758 --> 00:18:17,263 あっ… あ~! スバル? 292 00:18:17,263 --> 00:18:20,933 あっ…。 これは…。 293 00:18:20,933 --> 00:18:22,935 えっ? 294 00:18:26,105 --> 00:18:28,107 んっ…。 295 00:18:28,107 --> 00:18:32,611 《見られた。 気付かれた》 あっ…。 296 00:18:32,611 --> 00:18:35,614 (ベアトリス)また 自分の手を 引っかいているのよ。 297 00:18:35,614 --> 00:18:37,817 悪い癖かしら。 298 00:18:43,956 --> 00:18:45,958 ⸨つまんないの⸩ 299 00:18:45,958 --> 00:18:48,127 違う…。 ⸨違わないわよ!⸩ 300 00:18:48,127 --> 00:18:51,464 違う! スバル? ハァハァ…。 301 00:18:51,464 --> 00:18:54,300 ああ… 悪い。 俺は大丈夫だ。 302 00:18:54,300 --> 00:18:56,302 ⸨ねえ お兄さん。 303 00:18:56,302 --> 00:18:59,905 人殺しは癖になるって 知ってるかしら?⸩ 304 00:18:59,905 --> 00:19:04,076 《確か どっかの名探偵の 言葉だっけか。 305 00:19:04,076 --> 00:19:07,580 一度 殺人で 問題を解決しようとしたやつは➨ 306 00:19:07,580 --> 00:19:10,916 次に 問題が起きたときも おんなじように誰かを殺して➨ 307 00:19:10,916 --> 00:19:13,252 解決しようとするっていう…》 308 00:19:13,252 --> 00:19:16,589 ⸨その名探偵さんのことは 知らないけど➨ 309 00:19:16,589 --> 00:19:20,426 そう… そういうことよ。 フフフ! 310 00:19:20,426 --> 00:19:24,930 癖はね 抜けないの~⸩ 311 00:19:24,930 --> 00:19:28,601 (スバル) えっ 見つからなかったのか? 312 00:19:28,601 --> 00:19:32,271 入ることのできる部屋は 一とおり 見て回ったわ。 313 00:19:32,271 --> 00:19:35,107 一応 レイドにも 話を聞いてみたんだけど➨ 314 00:19:35,107 --> 00:19:38,444 見てないって。 そっ… そうか。 315 00:19:38,444 --> 00:19:41,781 今日の結果は残念だったけど でも あしたは…。 316 00:19:41,781 --> 00:19:45,951 すまないが あした以降も 彼女の捜索を続けるつもりなら➨ 317 00:19:45,951 --> 00:19:49,288 僕は反対させてもらうよ。 エキドナ? 318 00:19:49,288 --> 00:19:51,290 そんなのだめよ! メィリィが➨ 319 00:19:51,290 --> 00:19:53,292 どんな気持ちでいるかも わからないのに! 320 00:19:53,292 --> 00:19:55,628 すでに 彼女には そうした感情的な機能は➨ 321 00:19:55,628 --> 00:19:57,630 残されていない。 322 00:19:57,630 --> 00:20:00,800 これ以上 時間を 無為には費やせない。 あっ…。 323 00:20:00,800 --> 00:20:03,803 ずいぶんと 話を急がせるものなのよ。 324 00:20:03,803 --> 00:20:06,305 残された食料にも限りがあります。 325 00:20:06,305 --> 00:20:09,475 アナスタシア様…。 今は 中身が違っていますが➨ 326 00:20:09,475 --> 00:20:11,477 おっしゃることには 一理あるかと。 327 00:20:11,477 --> 00:20:13,479 もめるなら あ~しと お師様と➨ 328 00:20:13,479 --> 00:20:16,148 無関係のとこで やってくれっすよ。 329 00:20:16,148 --> 00:20:19,985 あ~しは あ~しで お師様と幸せな家庭を築くっす! 330 00:20:19,985 --> 00:20:23,989 一姫二太郎三太夫っす! 今は静かにしてろ。 331 00:20:23,989 --> 00:20:28,327 僕は 僕が こうしているだけで アナの命を削っている。 332 00:20:28,327 --> 00:20:33,499 だから 1秒でも早く 塔を攻略し アナに 体を返してあげたい。 333 00:20:33,499 --> 00:20:38,838 わかったわ。 スバルも それでいい? ああ。 334 00:20:38,838 --> 00:20:42,842 メィリィも 俺たちが 足踏みするのを望まないと思う。 335 00:20:42,842 --> 00:20:46,011 うっ! ⸨うわ~! お兄さんったら すてきだわ! 336 00:20:46,011 --> 00:20:49,815 全然 自分でも信じてないくせに!⸩ 337 00:20:55,688 --> 00:20:58,090 んっ… んっ…。 338 00:21:02,461 --> 00:21:05,297 ⸨私の死体 どうにかしてくれるの?⸩ 339 00:21:05,297 --> 00:21:07,967 確かめないと お互い 気が済まないだろ。 340 00:21:07,967 --> 00:21:10,569 ⸨ウフフッ! それは そうね!⸩ 341 00:21:12,638 --> 00:21:14,640 あっ…。 342 00:21:26,652 --> 00:21:28,654 あっ? 343 00:21:30,656 --> 00:21:32,825 なんでだ!? (ラム)こんな夜更けに こそこそと➨ 344 00:21:32,825 --> 00:21:36,829 捜し物でもしているの? バルス。 345 00:21:36,829 --> 00:21:40,666 えっ? それとも 偽者と言うべきかしら。 346 00:21:40,666 --> 00:21:44,837 バルスの… ナツキ・スバルの出来損ない。 347 00:21:44,837 --> 00:21:47,173 よっ… 夜中に出歩いてただけで➨ 348 00:21:47,173 --> 00:21:49,508 ずいぶんと 悪者扱いしてくれるじゃねえか。 349 00:21:49,508 --> 00:21:52,344 誰にも見られていないとでも? 350 00:21:52,344 --> 00:21:55,548 いいえ 見ていたわよ。 えっ? 351 00:21:57,850 --> 00:22:00,452 ハッ! 352 00:22:00,452 --> 00:22:04,290 あっ… ハッ…。 353 00:22:04,290 --> 00:22:17,469 ♬~ 354 00:22:17,469 --> 00:22:19,471 殺人は…。