1 00:00:02,002 --> 00:00:04,338 (スバル)俺の名前は ナツキ・スバル! 2 00:00:04,338 --> 00:00:07,674 エミリアたんの 一の騎士! 3 00:00:07,674 --> 00:00:09,676 (エミリア)フッ…。 4 00:00:09,676 --> 00:00:15,015 (ライ)それって いくらなんでも 油断のし過ぎじゃないかな! 5 00:00:15,015 --> 00:00:19,353 へっ? 油断なんて しないんだから! 6 00:00:19,353 --> 00:00:21,355 ごっ! 7 00:00:24,358 --> 00:00:26,693 くそ! 野郎 逃げやがっ…。 スバル! 8 00:00:26,693 --> 00:00:30,030 ちょっ! とっ! てっ! エッ… エミリアたん? フッ! 9 00:00:30,030 --> 00:00:33,200 あっ… めちゃくちゃ柔らかくて いい匂いするね! 10 00:00:33,200 --> 00:00:35,369 シャンプー 変えた? スバルのばか! くっ…。 11 00:00:35,369 --> 00:00:38,872 もう すご~く ばか! いっぱい いっぱい 心配したの。 12 00:00:38,872 --> 00:00:43,043 ばか! ばか ばか! すげえ ばかって言われてる。 13 00:00:43,043 --> 00:00:45,712 いや 言い訳できないんだけど…。 14 00:00:45,712 --> 00:00:47,714 フッ…。 15 00:00:49,716 --> 00:00:52,719 ちゃんと 一緒になれたの? うん。 16 00:00:52,719 --> 00:00:55,889 記憶がないときのスバルも スバルだったから。 17 00:00:55,889 --> 00:00:58,892 その 短い間でも 一生懸命で…。 18 00:00:58,892 --> 00:01:01,161 うん 大丈夫だよ。 19 00:01:01,161 --> 00:01:05,832 俺の中にも エミリアたんの中にも 俺がいたことは 確かに残ってる。 20 00:01:05,832 --> 00:01:09,169 だから 本当に大丈夫だよ エミリアたん。 21 00:01:09,169 --> 00:01:12,172 うん。 フッ…。 22 00:01:12,172 --> 00:01:14,174 んっ…。 23 00:01:21,014 --> 00:01:23,850 (スバル)見つけた。 24 00:01:23,850 --> 00:01:27,554 まずは 俺の かわいいパートナーを 回収しよう。 25 00:02:58,211 --> 00:03:01,314 ベア子! ベアトリス! (ベアトリス)んっ? 26 00:03:01,314 --> 00:03:04,484 スッ… スバルと 誰だか わからん娘が 来たのよ。 27 00:03:04,484 --> 00:03:06,486 うし! うっ… んっ! うわ~! キャッ! 28 00:03:06,486 --> 00:03:09,990 お~ ベア子! お前 軽いな! かわいいな! えっ? あっ…。 29 00:03:09,990 --> 00:03:13,827 見て ベアトリス! スバルが 全部 思い出してくれたのよ! 30 00:03:13,827 --> 00:03:16,663 待つかしら! 待つのよ! ああ…。 31 00:03:16,663 --> 00:03:21,168 あっ… スバル 本当に 全部 思い出せたのかしら? 32 00:03:21,168 --> 00:03:25,338 ベティーのことも どんなふうに 過ごしてきたのかも 全部。 33 00:03:25,338 --> 00:03:27,340 ああ そうだよ。 34 00:03:27,340 --> 00:03:30,177 だから そんな不安そうな顔すんな。 35 00:03:30,177 --> 00:03:33,847 それに…。 36 00:03:33,847 --> 00:03:36,516 あ~… 姉様? 37 00:03:36,516 --> 00:03:40,520 (ラム)ハァ… ずいぶんと まあ 雪解けの早いこと。 38 00:03:40,520 --> 00:03:43,023 バルスらしい から騒ぎといったところね。 39 00:03:43,023 --> 00:03:45,525 満を持して戻ったぜ。 40 00:03:45,525 --> 00:03:49,362 雪解けの季節の春男 ナツキ・スバルを どうぞ よろし…。 41 00:03:49,362 --> 00:03:51,865 ぶほっ! こっ… てえ…。 あっ! (パトラッシュの鳴き声) 42 00:03:51,865 --> 00:03:54,868 フフッ! パトラッシュちゃんも スバルが戻ってくれて➨ 43 00:03:54,868 --> 00:03:56,870 すご~く喜んでるみたい。 44 00:03:56,870 --> 00:04:00,140 一昔前のツンデレみたいなことを…。 45 00:04:00,140 --> 00:04:03,143 いや お前にも心配かけて ほんとに悪かった。 46 00:04:03,143 --> 00:04:05,645 あっ! フフッ…。 (パトラッシュの鳴き声) 47 00:04:05,645 --> 00:04:08,982 と… 感慨にふけるのは後回しだな。 48 00:04:08,982 --> 00:04:10,984 状況を 一気に 片づけよう。 49 00:04:10,984 --> 00:04:13,987 その前に聞きたいことがあるわ。 50 00:04:13,987 --> 00:04:19,493 あっ 私? はい! 私は エミリア。 ただのエミリアよ。 51 00:04:19,493 --> 00:04:23,663 いろいろ 言いたいことはあるけど ベアトリスとも ラムとも➨ 52 00:04:23,663 --> 00:04:26,166 おんなじ方向を見てる 家族なんだから! 53 00:04:26,166 --> 00:04:30,337 あれ? 私 なんだか 変なこと 言っちゃった? 54 00:04:30,337 --> 00:04:35,509 確かめたいことが山ほどあるけど いいわ。 暴食の仕業でしょう? 55 00:04:35,509 --> 00:04:37,677 ラムは やられっぱなしは嫌いなのよ。 56 00:04:37,677 --> 00:04:40,013 それは 私も おんなじよ。 57 00:04:40,013 --> 00:04:42,349 絶対の絶対 やり返すんだから。 58 00:04:42,349 --> 00:04:45,685 なのよ。 暴食のやつに 億倍返しかしら。 59 00:04:45,685 --> 00:04:50,357 くぅ~! これぞ 帰ってきた我が家感! 60 00:04:50,357 --> 00:04:53,527 ていうのが 今の塔の状況だ。 61 00:04:53,527 --> 00:04:56,863 つまり 具体的に 立ち塞がってる障害は…。 62 00:04:56,863 --> 00:04:58,865 2人の暴食と…。 63 00:04:58,865 --> 00:05:01,801 外から来ている魔獣の襲撃。 それと…。 64 00:05:01,801 --> 00:05:05,305 襲ってくる シャウラ。 この4つなのよ。 65 00:05:05,305 --> 00:05:07,808 だな。 んっ…。 66 00:05:07,808 --> 00:05:11,645 《スバル:あれが ここに来たのは きっと 聖域のときと同じで➨ 67 00:05:11,645 --> 00:05:14,648 死に戻りを知った ルイのやつがいたからだ。 68 00:05:14,648 --> 00:05:19,152 あいつが引っ込んだ以上 もう 来ない… はずだ》 69 00:05:19,152 --> 00:05:21,822 スバル? あっ… ああ ごめん。 70 00:05:21,822 --> 00:05:24,991 大丈夫? いろいろ てんてこまいになってない? 71 00:05:24,991 --> 00:05:27,994 てんてこまいって きょうび 聞かねえな。 72 00:05:27,994 --> 00:05:31,164 あっ! スバル 今の もう1回 言って! 73 00:05:31,164 --> 00:05:35,335 後でね。 後で。 (せきばらい) 74 00:05:35,335 --> 00:05:38,171 とにかく 障害は その4つだ。 75 00:05:38,171 --> 00:05:42,008 それに 俺たち全員で対処する。 総力戦だ。 76 00:05:42,008 --> 00:05:44,311 そのために… ラム。 77 00:05:48,181 --> 00:05:51,518 (叫び声) 78 00:05:51,518 --> 00:05:55,522 (シャウラ)あっ! うぅ~! うっ! (襟ドナ)シャウラ? 79 00:05:55,522 --> 00:06:00,293 誰かが… 誰かが ルールを破ったっす。 80 00:06:00,293 --> 00:06:03,964 ぐぐ… うっ! ああ…。 まずいな。 彼女は限界だ。 81 00:06:03,964 --> 00:06:05,966 (シャウラ)うっ…。 メィリィ! 君のほうは…。 82 00:06:05,966 --> 00:06:09,135 (メィリィ)見てのとおり 手いっぱいよ! 83 00:06:09,135 --> 00:06:11,972 うっ! (スバル)シャウラ! あっ! 84 00:06:11,972 --> 00:06:15,809 ハァハァ ハァハァハァ…。 85 00:06:15,809 --> 00:06:18,311 あっ… お師様? 86 00:06:18,311 --> 00:06:21,314 ああ… うっ! ぐっ… うっ! 87 00:06:21,314 --> 00:06:25,652 お師様 あ~しに… あ~しに…。 88 00:06:25,652 --> 00:06:31,157 命じてくださいっす! ハァ…。 んっ…。 89 00:06:31,157 --> 00:06:35,161 このままだと あ~し… あっ…。 90 00:06:35,161 --> 00:06:38,164 お師様を… あっ…。 91 00:06:38,164 --> 00:06:40,834 何度も言ってるが 俺には お前に➨ 92 00:06:40,834 --> 00:06:44,004 お師様呼ばわりされる 心当たりがねえよ。 93 00:06:44,004 --> 00:06:46,840 あっ! んっ…。 94 00:06:46,840 --> 00:06:50,343 俺は お前に 死ねなんて言ってやらない。 95 00:06:50,343 --> 00:06:54,514 俺は お前の400年を 泣いて終わらせてなんかやらない。 96 00:06:54,514 --> 00:06:59,819 あっ… お師様 愛してるっす! 97 00:07:02,956 --> 00:07:04,958 くっ! あっ! あっ! 98 00:07:09,796 --> 00:07:11,798 あっ…。 え~い! 99 00:07:14,801 --> 00:07:17,971 メィリィ! エキドナ! (シャウラの落下音) 100 00:07:17,971 --> 00:07:22,309 ナツキ君! 立ち直った…。 いや ひょっとして 記憶が…。 101 00:07:22,309 --> 00:07:25,312 話が早い! けど なんで わかった? 102 00:07:25,312 --> 00:07:27,981 (襟ドナ) ベアトリスの顔を見れば わかるさ。 103 00:07:27,981 --> 00:07:31,651 彼女は…。 暴食の権能だ。 104 00:07:31,651 --> 00:07:34,154 ユリウスと一緒で 名前は エミリア。 105 00:07:34,154 --> 00:07:37,324 うん。 んっ…。 106 00:07:37,324 --> 00:07:40,660 エキドナ お前は ユリウスに合流してくれ。 107 00:07:40,660 --> 00:07:43,830 その先で 何するかは エミリアに話してある。 108 00:07:43,830 --> 00:07:47,334 ナツキ君たちは どうする? ベティーとスバルは➨ 109 00:07:47,334 --> 00:07:50,503 ここで あの大さそりの相手を してやるかしら。 110 00:07:50,503 --> 00:07:54,841 今更 君の策を疑うまいよ。 指示に従おう。 111 00:07:54,841 --> 00:07:58,178 ユリウスに言づては? いや 特にねえよ。 112 00:07:58,178 --> 00:08:02,449 あいつは ユリウス・ユークリウスなんだぜ。 あっ…。 113 00:08:02,449 --> 00:08:06,786 あっ! 言うことあったわ。 他のみんなも大変だから➨ 114 00:08:06,786 --> 00:08:09,956 さっさと片づけて 他の人のフォローに回ってくれ。 115 00:08:09,956 --> 00:08:13,259 わかった。 それを そのまま 伝えるとするよ。 116 00:08:15,795 --> 00:08:18,965 打ち合わせどおりに。 エミリアたんが頼りだ。 117 00:08:18,965 --> 00:08:22,969 ええ 任せて。 スバルこそ 死んじゃだめだからね。 118 00:08:22,969 --> 00:08:26,473 おうともよ。 んっ…。 119 00:08:26,473 --> 00:08:29,476 それで? 私は どうすればいいの? 120 00:08:29,476 --> 00:08:32,145 悪いが つきあってもらうぜ メィリィ。 121 00:08:32,145 --> 00:08:34,481 俺とベア子と お前の3人で➨ 122 00:08:34,481 --> 00:08:38,651 魔獣のスタンピードと大さそり この2つを抑え込む。 123 00:08:38,651 --> 00:08:40,653 んっ! 来るのよ! 124 00:08:44,157 --> 00:08:47,160 あっ…。 (メィリィ)つかまって! 125 00:08:47,160 --> 00:08:49,162 あっ? どわっ! うわ~! えっ? 126 00:08:49,162 --> 00:08:54,667 (スバル/ベアトリス)うわ~! おっ おっ おっ… お~! 127 00:08:54,667 --> 00:08:58,505 あばばばばばかしら! ダッ… ダハハハハ! 128 00:08:58,505 --> 00:09:01,107 まさか お前と共闘することになるとは➨ 129 00:09:01,107 --> 00:09:06,112 思ってなかったぜ~! ハハッ! (叫び声) 130 00:09:08,615 --> 00:09:10,617 よけて! 131 00:09:10,617 --> 00:09:14,120 (ベアトリス)はわわわわわなのよ~! (スバル)あわわわわわわ! 132 00:09:17,791 --> 00:09:21,628 ああ… ハァ… 生きた心地がしねえ。 133 00:09:21,628 --> 00:09:23,797 悪夢みたいな体験だった。 134 00:09:23,797 --> 00:09:26,499 それは これからでしょ。 あっ…。 135 00:09:29,636 --> 00:09:36,476 やるぜ。 運命…。 いや 塔のシステムを ぶち壊す。 136 00:09:36,476 --> 00:09:38,478 (レイド)おらおら おらおら! 137 00:09:38,478 --> 00:09:41,481 そんなんで 俺を どうにかできんのかよ? お前。 138 00:09:41,481 --> 00:09:46,486 (ユリウス)ぐっ! くっ! うぅ~! はぁ~! 139 00:09:46,486 --> 00:09:48,488 うっ! ぐっ! おら! 140 00:09:48,488 --> 00:09:51,091 (エミリア)そこまでよ。 ああん? 141 00:09:54,494 --> 00:09:56,496 ハッ! 142 00:09:59,666 --> 00:10:04,003 なんだ? お前 マブすぎんだろ。 激マブじゃねえか! 143 00:10:04,003 --> 00:10:06,840 お前が 俺の相手しろや こら! 144 00:10:06,840 --> 00:10:10,343 邪魔しちゃって ごめんなさい。 だけど ユリウスには あなたに➨ 145 00:10:10,343 --> 00:10:14,013 勝ってもらわなきゃいけないから。 あに~? 146 00:10:14,013 --> 00:10:16,349 助けられたのは わかるが…。 147 00:10:16,349 --> 00:10:19,686 エキドナ 彼女は? 何者なんだ? 148 00:10:19,686 --> 00:10:24,524 ナツキ君いわく ユリウス 君と同じ立場の人間だそうだ。 149 00:10:24,524 --> 00:10:27,026 何? ええ ユリウス。 150 00:10:27,026 --> 00:10:31,030 今なら 私 あなたの気持ちが すご~く よくわかるわ。 151 00:10:31,030 --> 00:10:33,533 では やはり そうなのか。 152 00:10:33,533 --> 00:10:37,036 おい おい おい なんだ? お前 激マブ。 153 00:10:37,036 --> 00:10:40,373 なんでか お前を止める手が動かねえ。 154 00:10:40,373 --> 00:10:44,210 まさか… お前 試験 突破してやがんのか? 155 00:10:44,210 --> 00:10:48,381 ええ そうよ。 あなたは 私の胸を箸で触って負けたの! 156 00:10:48,381 --> 00:10:51,885 かっ! なんて 本望な負け方してやがんだ。 157 00:10:51,885 --> 00:10:54,053 覚えてねえのが もったいねえ。 158 00:10:54,053 --> 00:10:58,224 ユリウス 私は…。 行かれるがいい。 159 00:10:58,224 --> 00:11:02,495 私と同じ その名前を知らない 麗しの あなたよ。 160 00:11:02,495 --> 00:11:06,599 どうか 万全に。 んっ… ええ あなたも。 161 00:11:13,673 --> 00:11:18,178 君は どこにも行かず 私の戦いを見届けるというのか? 162 00:11:18,178 --> 00:11:21,681 それを 君が許してくれるのなら。 163 00:11:21,681 --> 00:11:23,850 いいや そうじゃない。 164 00:11:23,850 --> 00:11:28,021 そうすべきだと 他ならぬ僕が判断したんだ。 165 00:11:28,021 --> 00:11:33,693 だって…。 だって 君は アナスタシア・ホーシンの騎士。 166 00:11:33,693 --> 00:11:36,696 そうだろ? んっ…。 167 00:11:36,696 --> 00:11:39,699 存外に 力をもらえるものだね。 168 00:11:39,699 --> 00:11:41,868 勇気を振り絞った誰かが➨ 169 00:11:41,868 --> 00:11:45,371 もはや 何者でもないかもしれない 私を信じ➨ 170 00:11:45,371 --> 00:11:47,707 期待してくれているということに。 171 00:11:47,707 --> 00:11:51,377 ユリウス 君に 言づてだ。 172 00:11:51,377 --> 00:11:56,216 「さっさと片づけて 他の人の 援護に回ってくれ」だそうだ。 173 00:11:56,216 --> 00:12:02,155 ハッ! 彼が殻を破ったならば 私も また 負けてはいられない。 174 00:12:02,155 --> 00:12:05,658 フゥ… ヘッ! 175 00:12:05,658 --> 00:12:11,998 棒振りレイドだ。 この名前だけ覚えて散ってけ。 176 00:12:11,998 --> 00:12:16,669 改めて 名乗ろう。 私は ユリウス・ユークリウス。 177 00:12:16,669 --> 00:12:20,006 アナスタシア・ホーシン様の 一の騎士。 178 00:12:20,006 --> 00:12:25,011 名無しの騎士を気取るのは これまでだ。 179 00:12:25,011 --> 00:12:27,513 んっ…。 180 00:12:27,513 --> 00:12:33,019 くっ! かわいいルイとも ロイのやつとも話が通らないし…。 181 00:12:33,019 --> 00:12:35,188 ああ しかたない! 182 00:12:35,188 --> 00:12:39,692 2人が無理なら 僕たちが根こそぎ ねぶっていいってわけだ! 183 00:12:39,692 --> 00:12:41,861 (ラム)お気楽なものね。 あっ? 184 00:12:41,861 --> 00:12:45,531 そんな権利が 自分にあるとでも思っているの? 185 00:12:45,531 --> 00:12:49,369 聞いた話だと あなたが ラムとレムの姉妹愛を➨ 186 00:12:49,369 --> 00:12:53,206 引き裂いてくれたそうね。 ヘヘッ…。 187 00:12:53,206 --> 00:12:56,876 豚のように泣きながら死になさい。 188 00:12:56,876 --> 00:13:02,982 どうした!? 遊んでんのかよ? お前 お前 お前よ! 189 00:13:02,982 --> 00:13:04,984 ぐっ! けっ! 190 00:13:04,984 --> 00:13:07,820 気分も変わりゃあ 剣も変わる。 うっ… んっ…。 191 00:13:07,820 --> 00:13:12,825 お前には その爆発に 期待してんだぜ? だってのに…。 192 00:13:12,825 --> 00:13:16,496 お行儀にこだわって 負けんのか? お前。 193 00:13:16,496 --> 00:13:19,165 それで満足かよ? お前はよ。 194 00:13:19,165 --> 00:13:23,836 身に覚えのある言葉ではあるが 好き放題に言ってくれるものだ。 195 00:13:23,836 --> 00:13:28,174 ハッ! だろうよ。 お前の剣にゃ 必死さしかねえ。 196 00:13:28,174 --> 00:13:31,344 うっ! ぐっ… ぐっ! うっ… くっ…。 197 00:13:31,344 --> 00:13:34,347 騎士なんて かしこまったふりしちゃいるが➨ 198 00:13:34,347 --> 00:13:38,017 お前の中身は 俺と変わらねえ 棒振りだ。 199 00:13:38,017 --> 00:13:42,021 窮屈で見てらんねえよ お前はよ。 200 00:13:44,357 --> 00:13:46,859 そうか。 うっ… うぅ…。 201 00:13:46,859 --> 00:13:50,196 ようやく わかった気がする。 あん? 202 00:13:50,196 --> 00:13:54,367 あなたが どうして こうも 私に執ようなのか。 203 00:13:54,367 --> 00:13:58,037 あなたは 私に 自分と同じものを見ていたのか。 204 00:13:58,037 --> 00:14:00,640 細けえことは知らねえよ。 205 00:14:00,640 --> 00:14:02,975 ただ 俺の勘が言ってやがんだ。 206 00:14:02,975 --> 00:14:07,313 お前は 一皮むけたほうが おもしれえってな! 207 00:14:07,313 --> 00:14:09,649 お前も わかってんだろ? 208 00:14:09,649 --> 00:14:12,485 そのままじゃ 俺に届かねえし➨ 209 00:14:12,485 --> 00:14:16,322 後ろのマブに いいかっこできねえってよ! 210 00:14:16,322 --> 00:14:20,493 ヘッ! (ユリウス)そのとおりだ。 211 00:14:20,493 --> 00:14:24,497 だからこそ 私は私であることを曲げない。 212 00:14:24,497 --> 00:14:26,499 んっ! 213 00:14:26,499 --> 00:14:29,001 あなたの言葉は正しいのだろう。 214 00:14:29,001 --> 00:14:31,671 思い当たる節は多くある。 んっ…。 215 00:14:31,671 --> 00:14:35,007 (ユリウス)私は ユークリウス家の嫡子ではなくてね。 216 00:14:35,007 --> 00:14:38,344 私の出身は 平民のそれだ。 217 00:14:38,344 --> 00:14:43,015 今の父に引き取られるまで 貴族の教養とは無縁で…。 218 00:14:43,015 --> 00:14:47,019 故に 私の在り方は作り上げたものだ。 219 00:14:47,019 --> 00:14:51,190 不細工な張りぼてだろうが。 そうかもしれない。 220 00:14:51,190 --> 00:14:56,362 私の本質は 理想を知らない 粗野な幼子のほうなのだろう。 221 00:14:56,362 --> 00:15:00,867 しかし 私は その理想と出会ったのだ。 222 00:15:02,802 --> 00:15:04,804 ⸨あっ…⸩ 223 00:15:14,313 --> 00:15:19,485 だからこそ 私は 憧れを貫き 騎士を装おう。 224 00:15:19,485 --> 00:15:23,156 見えにこだわり 本来の己を封じ込めよう。 225 00:15:23,156 --> 00:15:27,493 背筋を正し 身だしなみを整え➨ 226 00:15:27,493 --> 00:15:32,665 そうありたいと願う姿を装い 意志を貫く つえとする! 227 00:15:32,665 --> 00:15:35,668 それこそが 私が とわに かぶることを決めた➨ 228 00:15:35,668 --> 00:15:37,670 張りぼてなんだ。 229 00:15:37,670 --> 00:15:40,506 見えを ばかにする者もいるだろう。 230 00:15:40,506 --> 00:15:43,009 だが それと同じくらい➨ 231 00:15:43,009 --> 00:15:47,013 見えをまぶしく思う者が いるのだと信じている。 232 00:15:47,013 --> 00:15:50,616 私が 騎士の在り方に 焦がれ続けるように。 233 00:15:52,685 --> 00:15:55,388 あっ…。 んっ…。 234 00:15:58,191 --> 00:16:01,694 これまで すまなかった! 我が蕾たちよ。 235 00:16:07,633 --> 00:16:11,137 (ユリウス) 変わることを恐れる私がいた。 236 00:16:11,137 --> 00:16:16,809 そんな 弱く 情けなく 格好悪い私を返上する。 237 00:16:16,809 --> 00:16:21,814 我が蕾よ! 君たちを解放しよう。 238 00:16:21,814 --> 00:16:25,318 長く こぼれた絆に すがり続けて すまなかった。 239 00:16:29,655 --> 00:16:33,659 その上で いま一度 君たちを呼ぼう! 240 00:16:33,659 --> 00:16:36,662 君たちを愛している。 241 00:16:36,662 --> 00:16:39,832 この 見えっ張りの求愛を 受け入れてくれるなら➨ 242 00:16:39,832 --> 00:16:45,638 改めて 結ぼう。 私と君たちとの新しい契約を! 243 00:16:52,345 --> 00:16:54,347 (ユリウス)ありがとう。 244 00:16:54,347 --> 00:16:58,184 これから先も 深く 優しく➨ 245 00:16:58,184 --> 00:17:03,789 傷つけ合いながら 私は この道を歩もう。 246 00:17:03,789 --> 00:17:07,994 お前は 殻を破ったほうが強くなれたぜ。 247 00:17:10,796 --> 00:17:13,099 泣かしてやるよ! 248 00:17:17,303 --> 00:17:22,141 フッ…。 んっ? 何 笑ってやがんだ? 249 00:17:22,141 --> 00:17:25,478 いいえ。 ただ 思っただけです。 250 00:17:25,478 --> 00:17:30,316 ここから帰った暁には 我が友 ラインハルトに挑もうと。 251 00:17:30,316 --> 00:17:33,986 お前 なんてったっけ? 252 00:17:33,986 --> 00:17:36,822 ユリウス・ユークリウス。 253 00:17:36,822 --> 00:17:40,126 忘れられやすい名なので 覚えていただきたい。 254 00:17:49,335 --> 00:17:53,172 アルクランヴェル。 ヘッ…。 255 00:17:53,172 --> 00:17:57,009 いざ…。 適当に…。 256 00:17:57,009 --> 00:18:00,279 参る! おら! 257 00:18:00,279 --> 00:18:03,282 (レイド)んっ… くっ! 258 00:18:03,282 --> 00:18:06,619 んっ… うっ! うわっ! くっ! 259 00:18:06,619 --> 00:18:10,623 ハァ… んっ… くっ! 260 00:18:10,623 --> 00:18:14,126 フッ! (ユリウス)イア! 261 00:18:14,126 --> 00:18:16,629 うっ! ぐっ! 262 00:18:16,629 --> 00:18:19,031 ヘアッ! イク! 263 00:18:23,135 --> 00:18:28,641 ヘヘヘ… ヘヘッ! アハハハハ! ヒャハハハハハハハハハハ! 264 00:18:28,641 --> 00:18:31,143 クア! イア! 265 00:18:35,982 --> 00:18:38,584 ハッ…。 (ユリウス)イア! アロ! 266 00:18:42,822 --> 00:18:44,824 ヘヘッ! 267 00:18:49,495 --> 00:18:54,600 ハッ…。 アル・クラリスタ! くっ! 268 00:18:58,170 --> 00:19:00,673 あっ…。 ぐっ! くっ…。 269 00:19:04,610 --> 00:19:08,614 フフフフフ… アーハハハハハハハハ! 270 00:19:08,614 --> 00:19:14,954 《僕は 目的のないまま この世界に生み出された。 271 00:19:14,954 --> 00:19:19,125 なんのため生まれたのか わからなかった。 272 00:19:19,125 --> 00:19:21,127 だけど…》 273 00:19:24,797 --> 00:19:28,300 覚えているかい? アナ。 274 00:19:28,300 --> 00:19:31,303 ここで 僕は 君と出会ったんだ。 275 00:19:31,303 --> 00:19:35,808 君は 自身を 強欲であると うそぶいて➨ 276 00:19:35,808 --> 00:19:39,311 あらゆる すべてを 手に入れたいと言った。 277 00:19:39,311 --> 00:19:44,150 だからなんだろう? 引きこもって出てこないのは。 278 00:19:44,150 --> 00:19:47,153 オドの中に潜んだ君は➨ 279 00:19:47,153 --> 00:19:50,656 外界からの干渉を受けない状態だ。 280 00:19:50,656 --> 00:19:54,827 外に出れば 暴食の権能の影響を受けてしまう。 281 00:19:54,827 --> 00:19:58,330 つまり ユリウス・ユークリウスのことを➨ 282 00:19:58,330 --> 00:20:00,100 忘れてしまう。 283 00:20:00,100 --> 00:20:04,170 君は それが怖いんだ。 284 00:20:04,170 --> 00:20:09,008 すべてを手に入れたい君は 失うことが 何より怖い。 285 00:20:09,008 --> 00:20:13,679 だけど 本当に それでいいのかい? 286 00:20:13,679 --> 00:20:18,517 (剣の交わる音) 287 00:20:18,517 --> 00:20:21,020 君の騎士の いちばん かっこいいところを➨ 288 00:20:21,020 --> 00:20:23,022 見ないなんて➨ 289 00:20:23,022 --> 00:20:29,361 そんな もったいないまね けちな君らしくないじゃないか。 290 00:20:29,361 --> 00:20:31,363 (アナスタシア)あっ! 291 00:20:41,207 --> 00:20:43,209 (ユリウス)くっ! フッ! くっ! 292 00:20:43,209 --> 00:20:45,711 フッ! ぐっ! フッ! んっ! 293 00:20:45,711 --> 00:20:49,048 んっ! フッ! 294 00:20:49,048 --> 00:20:51,050 んっ! はぁ~! 295 00:20:51,050 --> 00:20:55,054 あっ! ユリウス! いったれ うちの騎士! 296 00:20:55,054 --> 00:21:00,159 お~!! (笑い声) 297 00:21:02,161 --> 00:21:04,163 くっ… ぐっ! 298 00:21:10,169 --> 00:21:14,874 ハッ…。 んっ… フゥ…。 299 00:21:17,343 --> 00:21:20,012 チッ! ああ…。 300 00:21:20,012 --> 00:21:24,850 くそつまんねえ幕引きに なっちまったじゃねえか。 301 00:21:24,850 --> 00:21:26,852 んっ…。 302 00:21:29,021 --> 00:21:31,023 ハァ…。 303 00:21:31,023 --> 00:21:34,026 結局のとこ あれだ。 304 00:21:34,026 --> 00:21:39,131 俺って人間は 俺以外の器に 収まりきらねえってこった。 305 00:21:42,535 --> 00:21:47,206 ロイ・アルファルドの肉体が あなたに耐えきれなかった? 306 00:21:47,206 --> 00:21:50,209 お前 勘違いすんなよ? 307 00:21:50,209 --> 00:21:55,047 これが俺の体なら お前じゃ 鼻くそだって付けられねえよ。 308 00:21:55,047 --> 00:21:59,552 そんなことは 最初からしないが。 ハッ! おもしろくねえ。 309 00:22:02,655 --> 00:22:06,659 その力 心の底から尊敬します。 310 00:22:06,659 --> 00:22:10,496 野郎の憧れなんざ いらねえよ。 311 00:22:10,496 --> 00:22:13,499 俺ん勝ちだぜ ユリウス。 312 00:22:13,499 --> 00:22:15,501 んっ… あっ…。 313 00:22:17,670 --> 00:22:23,342 ええ 最後まで。 あなたの勝ちだ レイド・アストレア。 314 00:22:23,342 --> 00:22:28,681 ハッ! いい面するぜ。 315 00:22:28,681 --> 00:22:31,016 フッ…。 316 00:22:31,016 --> 00:22:33,319 負け犬が。 317 00:22:41,861 --> 00:22:43,862 んっ…。 318 00:22:52,204 --> 00:22:54,206 お初に お目にかかります。 319 00:22:54,206 --> 00:22:58,210 うちは… うちは アナスタシア・ホーシン。 320 00:22:58,210 --> 00:23:00,813 うちは この世の全部が欲しい。 321 00:23:00,813 --> 00:23:04,149 で? えらい かっこいい お兄さん➨ 322 00:23:04,149 --> 00:23:06,352 お名前は? はっ! 323 00:23:09,154 --> 00:23:11,991 私は ユリウス・ユークリウス。 324 00:23:11,991 --> 00:23:14,660 あなたの 一の騎士。 325 00:23:14,660 --> 00:23:16,662 お忘れかもしれません。 326 00:23:16,662 --> 00:23:19,999 ですが 私は あなたに剣をささげた身。 327 00:23:19,999 --> 00:23:22,167 あなたのために➨ 328 00:23:22,167 --> 00:23:24,670 持てる力のすべてを 尽くし➨ 329 00:23:24,670 --> 00:23:27,172 その志を お支えする者。 330 00:23:27,172 --> 00:23:30,843 そうなん? よう覚えてへんのやけど➨ 331 00:23:30,843 --> 00:23:34,847 でも 一目 見て 思うたんよ。 332 00:23:34,847 --> 00:23:39,151 このお兄さん うちのもんにせなあかんって。 333 00:23:42,688 --> 00:23:47,192 ハァハァ ハァハァ ハァハァ ハァハァ ハァハァ ハァハァハァ…。 334 00:23:47,192 --> 00:23:49,695 出た! えっ? 335 00:23:49,695 --> 00:23:54,533 1層って 外のことなの? 336 00:23:54,533 --> 00:23:56,835 ここ 雲より高い。 337 00:24:04,977 --> 00:24:09,648 あっ… あなたは…。 338 00:24:09,648 --> 00:24:14,153 (ボルカニカ)なんじ 塔の頂へ至りし者。 339 00:24:14,153 --> 00:24:18,324 1層を踏む 全能の請願者。 340 00:24:18,324 --> 00:24:21,994 我 ボルカニカ。 341 00:24:21,994 --> 00:24:28,500 いにしえの盟約より 頂へ至る者の志を問わん。