1 00:00:10,077 --> 00:00:12,079 ⚟(子供)あめ 売ってる! (左之助)あっ。 2 00:00:12,079 --> 00:00:16,083 (子供)買おうぜ。 (子供)あめ ちょうだい。 3 00:00:16,083 --> 00:00:18,051 チッ…。 4 00:00:20,087 --> 00:00:30,063 ♬~ 5 00:02:01,054 --> 00:02:04,057 おはぎなんて作るの 何年ぶりかしら。 6 00:02:04,057 --> 00:02:06,059 おっ。 (薫)あら。 7 00:02:06,059 --> 00:02:09,062 ほう。 8 00:02:09,062 --> 00:02:13,066 うまいでござるな。 (恵)ありがとう。 9 00:02:13,066 --> 00:02:16,069 でも おはぎなんて 誰だって おいしく作れるわよ。 10 00:02:16,069 --> 00:02:19,072 いやいや 以前に 薫殿が作ったときは➡ 11 00:02:19,072 --> 00:02:21,074 まるで 泥まんじゅうのようで…。 12 00:02:21,074 --> 00:02:22,743 (殴る音) 13 00:02:22,743 --> 00:02:25,078 おろ~…。 余計なことは しゃべるな。 14 00:02:25,078 --> 00:02:28,081 まったく… 困った暴力娘ね。 15 00:02:28,081 --> 00:02:32,085 どうかしら? あんなの捨てて 私に乗り換え…。 16 00:02:32,085 --> 00:02:36,089 ん? め~ぐ~みさ~ん…。 17 00:02:36,089 --> 00:02:38,091 (恵)あっ…。 18 00:02:38,091 --> 00:02:42,029 ちょーっと気を許すと すぐ 図に乗って もう! 19 00:02:42,029 --> 00:02:45,032 言ったはずよ 剣心に手を出したら 追い出すって! 20 00:02:45,032 --> 00:02:48,035 あら 好いた ほれたは 人の自由よ。 21 00:02:48,035 --> 00:02:50,037 うっ…。 そういうふうに➡ 22 00:02:50,037 --> 00:02:54,041 いちいち難癖つけるのは 自分に 自信がない証拠じゃなくて? 23 00:02:54,041 --> 00:02:57,044 うっ…。 悔しかったら➡ 24 00:02:57,044 --> 00:03:00,047 おいしいおはぎ 作れるようになってみなさいよ。 25 00:03:00,047 --> 00:03:03,050 うう… 言い返せない。 ふふん。 26 00:03:03,050 --> 00:03:06,053 もっと しとやかになると 思ったけど➡ 27 00:03:06,053 --> 00:03:08,055 あの女 相変わらずだな。 28 00:03:08,055 --> 00:03:13,060 けど 前より ずっと明るく 生き生きしているでござる。 29 00:03:13,060 --> 00:03:16,063 いいことでござるよ。 よくない! 30 00:03:16,063 --> 00:03:19,066 な~に 朝っぱらから 滑稽劇してんでぇ。 31 00:03:19,066 --> 00:03:23,070 おお 左之。 じじいの鑑定 出たぜ。 32 00:03:23,070 --> 00:03:26,073 間違いなく こいつは ちまたを騒がしてる➡ 33 00:03:26,073 --> 00:03:28,075 新型アヘンだとよ。 34 00:03:28,075 --> 00:03:32,079 そうでござるか…。 35 00:03:32,079 --> 00:03:34,081 朝飯 まだでござろう? どうだ? 36 00:03:34,081 --> 00:03:36,083 いらねえよ。 37 00:03:36,083 --> 00:03:39,086 嬢ちゃんの料理以上に 食いたかねえなぁ。 38 00:03:39,086 --> 00:03:41,021 アヘン女の作ったもんなんてよ。 39 00:03:41,021 --> 00:03:45,025 なっ!? あっ…。 40 00:03:45,025 --> 00:03:47,027 ゆうべから寝てねえんだ。 41 00:03:47,027 --> 00:03:51,031 寝間 借りるから 昼ドンが鳴ったら起こしてくれや。 42 00:03:51,031 --> 00:03:53,033 ちょっと待ちなさい! 今のセリフは➡ 43 00:03:53,033 --> 00:03:55,035 色々 聞き捨てならないわ! 44 00:03:55,035 --> 00:04:01,041 まあまあ。 恵殿も気にするなでござるよ。 45 00:04:01,041 --> 00:04:04,044 恵殿が アヘンの作り手だと 分かったが➡ 46 00:04:04,044 --> 00:04:07,047 同時に 過去の素性も知ってしまい➡ 47 00:04:07,047 --> 00:04:11,051 責めるに 責められなくなってしまった。 48 00:04:11,051 --> 00:04:16,056 おまけに あれから1週間 観柳一味に まったく動きがない。 49 00:04:16,056 --> 00:04:18,058 一度 振り上げた拳を➡ 50 00:04:18,058 --> 00:04:21,061 どうすればいいのか 分からなくなった。 51 00:04:21,061 --> 00:04:24,064 ちょうど そんな具合で いら立っているのでござろう。 52 00:04:24,064 --> 00:04:28,034 しばらく そっとしておくでござるよ。 53 00:04:31,071 --> 00:04:34,074 アヘン女… か。 54 00:04:34,074 --> 00:04:39,079 ⚟(貸本屋)ちわーっす。 毎度 どうも ごひいきに。 55 00:04:39,079 --> 00:04:43,016 貸本屋ですが。 新本が たくさん入りましたよ。➡ 56 00:04:43,016 --> 00:04:46,019 どうです? (恵)はあ…。 57 00:04:46,019 --> 00:04:49,022 (貸本屋)お姉さん 最近 よく見ますね。 58 00:04:49,022 --> 00:04:52,025 ここに 新しく住むんですか? 59 00:04:52,025 --> 00:04:57,030 いいえ そんな。 ただの居候で。 (貸本屋)そうですか。 60 00:04:57,030 --> 00:05:00,033 (般若)それは よかった。 (恵)あっ…! 61 00:05:00,033 --> 00:05:05,038 (般若)お静かに。 下手に騒ぐと これを そこの井戸に流しますよ。 62 00:05:05,038 --> 00:05:07,040 (恵)《水銀!?》 63 00:05:07,040 --> 00:05:10,043 (般若)武田 観柳が 話をしたいと言っています。➡ 64 00:05:10,043 --> 00:05:13,013 しばし ご足労願えますか? 65 00:05:18,051 --> 00:05:22,055 (恵)話って何よ? 66 00:05:22,055 --> 00:05:25,058 言わなくとも 分かっているでしょう? 67 00:05:25,058 --> 00:05:28,061 いいかげん 戻ってきてくれませんかねぇ。 68 00:05:28,061 --> 00:05:31,064 あんたのところに戻るんなら 死んだ方がましよ。 69 00:05:31,064 --> 00:05:36,069 そうですか。 あなたが戻らないんなら➡ 70 00:05:36,069 --> 00:05:39,072 神谷道場を焼き打ちします。 71 00:05:39,072 --> 00:05:42,008 なっ!? (観柳)私兵団と御庭番衆➡ 72 00:05:42,008 --> 00:05:47,013 それと周辺のヤクザ 総勢500人で囲んで➡ 73 00:05:47,013 --> 00:05:51,017 ネズミ一匹 逃げられないようにした上で➡ 74 00:05:51,017 --> 00:05:53,019 火矢を放ちます。 75 00:05:53,019 --> 00:05:56,990 鳴かぬなら 殺してしまえ ホトトギス。 76 00:05:59,025 --> 00:06:03,029 フッ… いいかげん 夢を見るのはやめにしませんか? 77 00:06:03,029 --> 00:06:06,032 (観柳)あなたが アヘンを精製したことは➡ 78 00:06:06,032 --> 00:06:08,034 揺るぎようのない事実ですよ。➡ 79 00:06:08,034 --> 00:06:11,037 たとえ 家族と会えたとしても➡ 80 00:06:11,037 --> 00:06:14,040 高荷の娘が そんなことを してたなんて知れたら➡ 81 00:06:14,040 --> 00:06:16,042 どうでしょうねぇ。➡ 82 00:06:16,042 --> 00:06:20,046 いまさら 逃れようとしても 無理なんですよ。➡ 83 00:06:20,046 --> 00:06:25,051 あなたと私 それとアヘンは もはや 一蓮托生。➡ 84 00:06:25,051 --> 00:06:28,054 この先 ずーっとね。 (恵)あっ…。 85 00:06:28,054 --> 00:06:32,058 あ~ そうそう。 焼き打ちは 今晩0時。 86 00:06:32,058 --> 00:06:36,062 あまり時間がないので 早く考えを まとめてくださいね。 87 00:06:36,062 --> 00:06:38,031 では。 88 00:06:41,001 --> 00:06:44,004 (蒼紫)戻ると思うか? あの女が。 89 00:06:44,004 --> 00:06:47,007 そうでなくちゃ困りますよ。 90 00:06:47,007 --> 00:06:52,012 あの十字傷が 伝説の人斬り 緋村 抜刀斎だと分かった以上➡ 91 00:06:52,012 --> 00:06:54,014 力押しに事を進めて➡ 92 00:06:54,014 --> 00:06:58,018 その逆鱗に触れるのは 避けた方が得策。➡ 93 00:06:58,018 --> 00:07:02,022 高荷 恵は 自分の意思で去っていった。➡ 94 00:07:02,022 --> 00:07:07,027 そうなれば 抜刀斎が動く訳は どこにもなくなります。 95 00:07:07,027 --> 00:07:09,996 訳… か。 96 00:07:13,033 --> 00:07:15,035 (恵)《逃れられない…》 97 00:07:15,035 --> 00:07:23,043 《観柳からも アヘンからも 一生 逃れられない…》 98 00:07:23,043 --> 00:07:26,012 《アヘン女…》 99 00:07:29,049 --> 00:07:35,055 (恵)「前略 誠に勝手ながら 黙って去ることをお許しください」 100 00:07:35,055 --> 00:07:38,058 (恵)「観柳の追っ手も 途絶えたようですので➡ 101 00:07:38,058 --> 00:07:41,061 私は そろそろ 会津に帰ることにします」➡ 102 00:07:41,061 --> 00:07:46,066 「十日間ほどでしたが 本当に ありがとうございました」 103 00:07:46,066 --> 00:07:50,070 「草々 高荷 恵」 104 00:07:50,070 --> 00:07:54,074 何か 拍子抜けしちゃうな…。 105 00:07:54,074 --> 00:07:57,077 しくじった…。 剣心? 106 00:07:57,077 --> 00:08:01,081 会津には 今 恵殿を待つ者は 一人もいないはず。 107 00:08:01,081 --> 00:08:04,084 えっ!? 観柳のやつが接触して➡ 108 00:08:04,084 --> 00:08:06,086 脅しをかけたに間違いない。 109 00:08:06,086 --> 00:08:09,089 左之 観柳邸の場所は分かるな? 行くぞ。 110 00:08:09,089 --> 00:08:11,091 (左之助)行けよ。 (薫・弥彦)えっ!? 111 00:08:11,091 --> 00:08:13,093 あの アヘン女のために➡ 112 00:08:13,093 --> 00:08:16,096 何で 俺が 動かなきゃなんねえんだよ。 113 00:08:16,096 --> 00:08:19,099 左之助 てめえ いつから そんなダセえこと言うようにな…。 114 00:08:19,099 --> 00:08:22,102 いいかげんにしろ 左之。 115 00:08:22,102 --> 00:08:24,104 お前らしくもない。 116 00:08:24,104 --> 00:08:27,073 あっ…。 あっ…。 117 00:08:30,110 --> 00:08:34,114 (左之助)俺のダチはなぁ あめ売りだった。➡ 118 00:08:34,114 --> 00:08:38,118 ばくちが好きで あめを買いに来た ガキの笑顔が好きな➡ 119 00:08:38,118 --> 00:08:41,054 気のいい ろくでなしだったよ。 120 00:08:41,054 --> 00:08:45,058 それが あの女の作った アヘンで 死んだんだ。➡ 121 00:08:45,058 --> 00:08:50,063 どこに 俺が動かなきゃなんねえ 訳があるんだよ。 122 00:08:50,063 --> 00:08:55,034 俺は お前ほどお人よしでも まして 流浪人でもねえんだよ! 123 00:09:00,073 --> 00:09:05,078 左之 お前 恵殿の目を よく見てなかったでござろう。 124 00:09:05,078 --> 00:09:09,082 目? 気丈に振る舞っていたが➡ 125 00:09:09,082 --> 00:09:13,086 一瞬 拙者たちを 寂しそうな目で見ていたでござる。 126 00:09:13,086 --> 00:09:15,088 あっ! お前は…。 127 00:09:15,088 --> 00:09:18,091 観柳に伝えなさいな。 128 00:09:18,091 --> 00:09:22,095 たった今 高荷 恵が戻ったってね。 129 00:09:22,095 --> 00:09:28,101 心を許せる 家族に等しい 仲間を探してる目でござった。 130 00:09:28,101 --> 00:09:32,105 人が動くに いちいち訳が必要ならば➡ 131 00:09:32,105 --> 00:09:35,108 拙者の訳は それで 十分でござる。 132 00:09:35,108 --> 00:09:38,111 あっ…。 133 00:09:38,111 --> 00:09:40,113 剣心 俺も行くぜ! 134 00:09:40,113 --> 00:09:42,048 待ちなさい 弥彦! 135 00:09:42,048 --> 00:09:44,050 あんたが行っても 足手まといになるだけよ。 136 00:09:44,050 --> 00:09:48,054 うるせえ! 俺は 一度 あの女に 命 助けられてんだ! 137 00:09:48,054 --> 00:09:51,057 ここは 命懸けでも助けに行く! 138 00:09:51,057 --> 00:09:55,061 それができねえで 何が 活人剣の神谷活心流だ! 139 00:09:55,061 --> 00:09:57,030 あっ…。 140 00:09:59,065 --> 00:10:04,070 《あの子 いつの間にか いっぱしの剣士になってたのね》 141 00:10:04,070 --> 00:10:07,073 (左之助)こいつは たぶん 徹夜仕事になる。 142 00:10:07,073 --> 00:10:11,077 5人分の朝食と 朝風呂の用意 忘れんなよ。 143 00:10:11,077 --> 00:10:13,046 左之助…。 144 00:10:15,081 --> 00:10:18,084 四の五の考えんのは もうやめだ。 145 00:10:18,084 --> 00:10:21,087 ここは 俺らしく 一暴れしてやるぜ! 146 00:10:21,087 --> 00:10:24,090 フッ… よし。 147 00:10:24,090 --> 00:10:26,059 いくぞ! 148 00:10:33,032 --> 00:10:36,035 ここが 武田 観柳の屋敷でござるか。 149 00:10:36,035 --> 00:10:40,039 (左之助)ああ。 で こいつをどうやって攻める? 150 00:10:40,039 --> 00:10:43,042 少数での奇襲は 速さがものをいう。 151 00:10:43,042 --> 00:10:47,046 門を破ったら 玄関まで 全力で駆け抜けるでござるよ。 152 00:10:47,046 --> 00:10:51,050 (左之助)つまり 正面突破か。 よっしゃ~! 153 00:10:51,050 --> 00:10:53,052 左之助。 (左之助)あ? 154 00:10:53,052 --> 00:10:55,054 後れを取るんじゃねえぞ。 いいな? 155 00:10:55,054 --> 00:10:57,056 くっ…。 156 00:10:57,056 --> 00:10:59,025 いくぞ。 157 00:11:00,727 --> 00:11:02,395 何だ!? 158 00:11:02,395 --> 00:11:04,964 おりゃ! (弥彦)ふん! 159 00:11:09,068 --> 00:11:11,070 おかえりなさい 恵さん。 160 00:11:11,070 --> 00:11:14,073 必ず帰ると思っていましたよ。 161 00:11:14,073 --> 00:11:18,077 あなたの帰る所は ここしかありませんからねぇ。➡ 162 00:11:18,077 --> 00:11:22,081 早速ですが 蜘蛛の巣の在庫が 切れそうなんですよ。 163 00:11:22,081 --> 00:11:26,019 作っていただけますね? 164 00:11:26,019 --> 00:11:29,022 フゥ… 困りましたねぇ。 165 00:11:29,022 --> 00:11:32,025 あなたは いつも反抗的だ。 166 00:11:32,025 --> 00:11:36,029 私は あなたを かわいく 思ってるんですけどねぇ。 167 00:11:36,029 --> 00:11:40,033 かわいく思っているのは 私が作った アヘンの利益でしょ。 168 00:11:40,033 --> 00:11:42,035 (観柳)ええ。 169 00:11:42,035 --> 00:11:46,039 そのついでに あなたも かわいがってあげてるんですよ。 170 00:11:46,039 --> 00:11:49,042 そう。 でも あいにく 私は➡ 171 00:11:49,042 --> 00:11:53,046 アヘンを作りに来たんじゃないの。 (観柳)はっ? 172 00:11:53,046 --> 00:11:56,049 (恵)武田 観柳を殺しに来たのよ! 173 00:11:56,049 --> 00:11:58,051 あひぃ~! 174 00:11:58,051 --> 00:12:02,055 安心なさいな。 あんたと私は 一蓮托生。 175 00:12:02,055 --> 00:12:05,058 私も すぐに死んであげるから。 (観柳)ああ… あっ…。 176 00:12:05,058 --> 00:12:08,061 (恵)もうこれ以上 罪を重ねて 生きる気はないわ。 177 00:12:08,061 --> 00:12:11,064 一緒に地獄に落ちるのよ。 178 00:12:11,064 --> 00:12:17,070 それが 人々を アヘンで苦しめた せめてもの償い。➡ 179 00:12:17,070 --> 00:12:20,073 うっ! (観柳)あひぃ~! 180 00:12:20,073 --> 00:12:23,076 あっ!? 短刀が…。 181 00:12:23,076 --> 00:12:25,044 そこまでにしておけ。 182 00:12:27,013 --> 00:12:29,015 あっ…。 183 00:12:29,015 --> 00:12:31,017 こ… この~! 184 00:12:31,017 --> 00:12:33,019 くそアマ! (殴る音) 185 00:12:33,019 --> 00:12:35,021 (恵)うっ! 186 00:12:35,021 --> 00:12:39,025 前の医者んときに ごり押しして 失敗しちまったから➡ 187 00:12:39,025 --> 00:12:43,029 てめえには 優しくしてやったら つけ上がりやがって! 188 00:12:43,029 --> 00:12:45,031 この観柳さまを なめるな! 189 00:12:45,031 --> 00:12:47,033 (殴る音) (恵)うっ! 190 00:12:47,033 --> 00:12:50,036 ハァ ハァ ハァ…。 191 00:12:50,036 --> 00:12:54,040 私兵団を呼べ。 拷問にかけて 精製法を吐かせてやる! 192 00:12:54,040 --> 00:12:57,043 小姓隊以外は 出払っているさ。 193 00:12:57,043 --> 00:13:00,046 (観柳)何? (蒼紫)耳を澄ませてみろ。 194 00:13:00,046 --> 00:13:02,048 ⚟(呼び子の音) (観柳)あっ… これは➡ 195 00:13:02,048 --> 00:13:04,050 非常用の呼び子。 196 00:13:04,050 --> 00:13:07,020 あの男が来た。 197 00:13:13,059 --> 00:13:17,063 は… 速え 何だ あれは。 (私兵)人間か? 198 00:13:17,063 --> 00:13:19,065 (左之助)おら おら おら おら! 199 00:13:19,065 --> 00:13:22,068 よそ見してっと ケガするぞ! 200 00:13:22,068 --> 00:13:24,070 うっ! (私兵)ヘヘヘ…。 201 00:13:24,070 --> 00:13:27,006 ぐあっ! 202 00:13:27,006 --> 00:13:29,008 (弥彦)左之助! (左之助)あ? 203 00:13:29,008 --> 00:13:31,010 後れを取るんじゃねえぞ! 204 00:13:31,010 --> 00:13:34,013 (左之助) 《まだ言うか このガキャア…》 205 00:13:34,013 --> 00:13:38,017 (私兵)つ… 強え…。 この2人組 強すぎる! 206 00:13:38,017 --> 00:13:40,019 3人組だ バーロー! 207 00:13:40,019 --> 00:13:42,021 (私兵)ぐあっ! 208 00:13:42,021 --> 00:13:45,024 ヤクザ隊と剣客隊は だいたい片付け…。 209 00:13:45,024 --> 00:13:47,026 あっ!? 210 00:13:47,026 --> 00:13:49,028 (隊長)銃士隊 撃ち方 用意!➡ 211 00:13:49,028 --> 00:13:52,031 撃…! (私兵たち)うわ! 212 00:13:52,031 --> 00:13:54,033 くっ…。 213 00:13:54,033 --> 00:13:57,036 今だ 撃て! 左之! 弥彦! 214 00:13:57,036 --> 00:13:59,038 弥彦! (弥彦)おう! えっ? 215 00:13:59,038 --> 00:14:01,040 お前の出番だ。 活躍してこいや! 216 00:14:01,040 --> 00:14:03,042 うわぁ~! (隊長)なっ!?➡ 217 00:14:03,042 --> 00:14:05,044 うわっ! 218 00:14:05,044 --> 00:14:08,047 このガキ! あっ… あれ? 219 00:14:08,047 --> 00:14:11,050 捜し物は これかよ おっさん。 (隊長)げっ! 220 00:14:11,050 --> 00:14:14,053 (弥彦)スリの腕が こんなところで役立つなんて➡ 221 00:14:14,053 --> 00:14:17,056 人生 何が どうなるか 分かったもんじゃねえな。 222 00:14:17,056 --> 00:14:19,058 ああ… うっ…。 223 00:14:19,058 --> 00:14:21,060 バン! (隊長)ひぃ~! 224 00:14:21,060 --> 00:14:23,062 あ… ああ…。 (弥彦)バーロー。 225 00:14:23,062 --> 00:14:26,999 本当に撃つわけねえだろ。 俺は 剣士だぜ。 226 00:14:26,999 --> 00:14:29,001 銃なんざに 頼りはしねえんだよ。 227 00:14:29,001 --> 00:14:32,004 (隊員)このガキ! (隊員)いい気になるな! 228 00:14:32,004 --> 00:14:34,006 (隊員たち)ああ~! (隊員たち)ぐわっ! 229 00:14:34,006 --> 00:14:37,009 大丈夫でござるか? 弥彦。 230 00:14:37,009 --> 00:14:39,011 大丈夫に決まってんだろ。 231 00:14:39,011 --> 00:14:43,015 いまさら 帰れったって 俺は 帰らねえからな! 232 00:14:43,015 --> 00:14:47,019 よし その意気だ。 後れを取るんじゃねえぞ 弥彦。 233 00:14:47,019 --> 00:14:49,021 バーロー! だいたい てめえ➡ 234 00:14:49,021 --> 00:14:52,024 さっきは よくも 人を物みてえに 投げやがったな! 235 00:14:52,024 --> 00:14:56,028 (左之助)出番をつくってやったんだ。 感謝して敬いな。 236 00:14:56,028 --> 00:15:00,032 (観柳)分からん… なぜなんだ? 237 00:15:00,032 --> 00:15:03,035 いったい何の訳があって 緋村 抜刀斎が。➡ 238 00:15:03,035 --> 00:15:08,040 何の得があって あの女のため ここまで動くというんだ! 239 00:15:08,040 --> 00:15:11,043 人斬り抜刀斎が 損得で動くような男であれば➡ 240 00:15:11,043 --> 00:15:15,047 今ごろ やつは 陸軍の幹部にでもなっているさ。➡ 241 00:15:15,047 --> 00:15:19,051 実業家のあんたには 理解できんだろうが➡ 242 00:15:19,051 --> 00:15:23,055 維新志士というのは われわれとは立場が違えど➡ 243 00:15:23,055 --> 00:15:28,060 己の理想に殉じていった。 そういう連中だった。 244 00:15:28,060 --> 00:15:30,062 明治の世になって➡ 245 00:15:30,062 --> 00:15:34,066 多くの志士たちは 見る影もなく腐ってしまったが➡ 246 00:15:34,066 --> 00:15:37,069 あの男は まだまだ いきが良さそうだ。➡ 247 00:15:37,069 --> 00:15:42,074 10年ぶりの維新志士が 餌に釣られて姿を現した。➡ 248 00:15:42,074 --> 00:15:47,079 あの男は 江戸城 御庭番衆である 俺たちの獲物だ。 249 00:15:47,079 --> 00:15:49,081 じょ… 冗談じゃない! 250 00:15:49,081 --> 00:15:52,084 あの伝説の人斬りを 敵にするなんて➡ 251 00:15:52,084 --> 00:15:54,086 危ないまね できるか! 252 00:15:54,086 --> 00:15:58,057 そう言うな。 俺たちは 戦いたいんだ。 253 00:16:00,760 --> 00:16:02,428 ひぃ! 254 00:16:02,428 --> 00:16:05,097 観柳 年貢の納め時だ。 255 00:16:05,097 --> 00:16:08,100 恵殿を連れて 下りてこい。 256 00:16:08,100 --> 00:16:10,102 あっ…。➡ 257 00:16:10,102 --> 00:16:13,105 ハ… ハ… ハハハハ ハハハハハ! ハハハ…! 258 00:16:13,105 --> 00:16:17,109 何だ? (左之助)とうとう いかれたか? 259 00:16:17,109 --> 00:16:19,111 (観柳)ハハハハ…。 260 00:16:19,111 --> 00:16:24,116 素晴らしい! 私兵団50人余りを 息もつかぬ間に倒すとは。 261 00:16:24,116 --> 00:16:28,054 さすがは 伝説の人斬り 緋村 抜刀斎! 262 00:16:28,054 --> 00:16:31,057 あいつ 剣心の素性を…。 263 00:16:31,057 --> 00:16:34,060 御庭番衆が調べたようだな。 264 00:16:34,060 --> 00:16:37,063 (観柳)見事です! 御庭番衆に加え➡ 265 00:16:37,063 --> 00:16:41,067 あなたが 私の下に入ってくれれば まさに最強! 266 00:16:41,067 --> 00:16:44,070 私兵団 50人分の 報酬を払いましょう。 267 00:16:44,070 --> 00:16:47,073 どうです? ぜひとも 私の用心棒に。 268 00:16:47,073 --> 00:16:51,077 下りてくるのか こないのか どっちなんだ? 269 00:16:51,077 --> 00:16:55,081 ぐっ…。 で… では 100人分。 270 00:16:55,081 --> 00:16:57,083 に… 200! 271 00:16:57,083 --> 00:16:59,085 (蒼紫)分からんやつだな。 272 00:16:59,085 --> 00:17:02,088 金で懐柔しようとしても無駄だ。 273 00:17:02,088 --> 00:17:06,058 緋村 抜刀斎は 損得で動く 男ではないと言ったろう。 274 00:17:08,094 --> 00:17:10,096 (観柳)《よし…》 275 00:17:10,096 --> 00:17:13,099 分かった! 私の負けだ 降参する。 276 00:17:13,099 --> 00:17:15,101 高荷 恵は 手放そう。➡ 277 00:17:15,101 --> 00:17:18,104 だが 1時間だけ時間をくれ。 278 00:17:18,104 --> 00:17:20,106 こちらの方でも 何かと準備がいる。 279 00:17:20,106 --> 00:17:23,109 頼む! この場は おとなしく引いてくれ。 280 00:17:23,109 --> 00:17:26,078 そんなの信用できるか このタコ! 281 00:17:30,049 --> 00:17:35,054 あっ… 剣心! ちょっと待て。 お人よしにも程があるぞ おい。 282 00:17:35,054 --> 00:17:38,057 (観柳)《よし この1時間で拷問して➡ 283 00:17:38,057 --> 00:17:42,061 蜘蛛の巣の精製法を 吐かせちまえば 恵も用なし》➡ 284 00:17:42,061 --> 00:17:45,064 《口封じは どうとでもできる》➡ 285 00:17:45,064 --> 00:17:47,033 《ん?》 286 00:17:52,071 --> 00:17:54,040 あっ…。 287 00:18:01,080 --> 00:18:04,083 あっ! (弥彦)あっ! 288 00:18:04,083 --> 00:18:06,085 かっ!➡ 289 00:18:06,085 --> 00:18:09,088 あひぃ~! 1時間以内に そこへ行く! 290 00:18:09,088 --> 00:18:12,091 心して待ってろ 観柳! 291 00:18:12,091 --> 00:18:14,093 か… か…。 292 00:18:14,093 --> 00:18:20,099 姑息な奸計は 火に油か。 なるほど 確かに激情家だ。 293 00:18:20,099 --> 00:18:23,102 お… 御頭 御庭番衆の配置を! 294 00:18:23,102 --> 00:18:25,104 (蒼紫)もう済ませた。➡ 295 00:18:25,104 --> 00:18:30,042 玄関につながる大廊下と その突き当たりの階段に➡ 296 00:18:30,042 --> 00:18:33,045 俺の右腕と左腕を配置した。➡ 297 00:18:33,045 --> 00:18:37,049 俺は その先にある ダンスホールでしんがりを務める。 298 00:18:37,049 --> 00:18:40,052 いいか! べし見や ひょっとこのような➡ 299 00:18:40,052 --> 00:18:42,054 役立たずのクズは もう まっぴらだぞ! 300 00:18:42,054 --> 00:18:45,057 高い給金に見合うだけの 働きをせんやつは➡ 301 00:18:45,057 --> 00:18:48,060 この私が許さんからな! 302 00:18:48,060 --> 00:18:51,063 ぐっ…。 (蒼紫)この私が許さんとは➡ 303 00:18:51,063 --> 00:18:53,065 どういうことだ? 304 00:18:53,065 --> 00:18:55,067 あっ…。 (蒼紫)勘違いするなよ。 305 00:18:55,067 --> 00:18:59,071 御庭番衆を束ねるのは お前じゃない。 306 00:18:59,071 --> 00:19:01,073 俺の御庭番衆だ。 307 00:19:01,073 --> 00:19:05,077 何ぴとたりとも 愚弄することは許さん。 308 00:19:05,077 --> 00:19:08,080 ぐっ… く… ああっ! 309 00:19:08,080 --> 00:19:11,083 (蒼紫)連中の狙いは 高荷 恵だ。➡ 310 00:19:11,083 --> 00:19:15,087 この女は 3階の展望室に 幽閉しておく。 311 00:19:15,087 --> 00:19:21,093 お前は 余計な口出しをせず ここで金勘定でもしていろ。 312 00:19:21,093 --> 00:19:23,062 ぐぅ…。 313 00:19:28,034 --> 00:19:32,038 う…。 314 00:19:32,038 --> 00:19:34,040 ハッ! 315 00:19:34,040 --> 00:19:36,042 ⚟(蒼紫)気が付いたか。 316 00:19:36,042 --> 00:19:40,046 (恵)ここは… 展望室? いったい…。 317 00:19:40,046 --> 00:19:45,051 神谷道場の男たちが お前を奪回しに攻めてきた。 318 00:19:45,051 --> 00:19:47,053 嘘…。 (蒼紫)…を言って どうなる。➡ 319 00:19:47,053 --> 00:19:52,058 現に 私兵団を すでに壊滅させた。 320 00:19:52,058 --> 00:19:58,064 バカ… せっかく 私から 身を引いたっていうのに 何で…。 321 00:19:58,064 --> 00:20:03,069 何で あそこの人たちは 揃いも揃ってバカばかりなのよ。 322 00:20:03,069 --> 00:20:05,071 ⚟(物音) (恵)あっ。 323 00:20:05,071 --> 00:20:08,074 (蒼紫)お前の短刀だ。 返しておく。 324 00:20:08,074 --> 00:20:11,077 下手に希望は持たない方がいい。 325 00:20:11,077 --> 00:20:14,080 やつらは ここまで たどりつけはしない。 326 00:20:14,080 --> 00:20:20,086 1時間後に お前を待つのは 救済ではなく 観柳の拷問。➡ 327 00:20:20,086 --> 00:20:27,026 苦痛の死か 安息の死か。 せめて 自分で望む方を選べ。 328 00:20:27,026 --> 00:20:32,031 観柳が欲しがる アヘンや金など 俺たちには どうでもいいこと。 329 00:20:32,031 --> 00:20:37,036 俺たち御庭番衆が求めてるのは 戦いそのもの。➡ 330 00:20:37,036 --> 00:20:39,038 アヘン密売で きな臭くなりそうだと思って➡ 331 00:20:39,038 --> 00:20:44,043 ここに来たが お前のおかげで 至高の敵と巡り合えた。➡ 332 00:20:44,043 --> 00:20:47,046 それは その礼だ。 333 00:20:47,046 --> 00:20:51,050 お前の幸薄い人生には 少し同情する。 334 00:20:51,050 --> 00:20:55,054 だが それも どうでもいいことだ。 335 00:20:55,054 --> 00:20:57,056 (施錠する音) 336 00:20:57,056 --> 00:21:00,059 (立ち去る足音) 337 00:21:00,059 --> 00:21:02,061 あっ…。 338 00:21:02,061 --> 00:21:05,064 驚いたでござるな。 339 00:21:05,064 --> 00:21:09,068 お前ほどの使い手が 一番手でござるか。 340 00:21:09,068 --> 00:21:11,070 (般若)だから 言ったろう。➡ 341 00:21:11,070 --> 00:21:15,040 焦らずとも いずれ戦うことになると。 342 00:21:24,083 --> 00:21:34,059 ♬~