1 00:00:00,116 --> 00:00:05,121 (般若)江戸城 御庭番衆 密偵方 般若➡ 2 00:00:05,121 --> 00:00:09,125 御頭の命により この場を死守する。 3 00:00:09,125 --> 00:00:13,129 不要の闘争は できれば避けたいでござる。 4 00:00:13,129 --> 00:00:15,131 そこをどいてはくれぬか。 5 00:00:15,131 --> 00:00:18,134 (般若)御頭の命は 絶対だ。 6 00:00:18,134 --> 00:00:21,137 (鉄のぶつかる音) 7 00:00:21,137 --> 00:00:25,141 野郎… 革手袋の下に 鉄甲をはめてやがる。➡ 8 00:00:25,141 --> 00:00:32,148 それで この間は いとも簡単に 剣心の一撃をかわせたってわけか。 9 00:00:32,148 --> 00:00:36,152 戦うしかなさそうでござるな。 10 00:00:36,152 --> 00:00:38,154 悪いが 手加減はできぬぞ。 11 00:00:38,154 --> 00:00:42,158 (般若) それは こちらとて同じこと。➡ 12 00:00:42,158 --> 00:00:44,160 ゆくぞ。 13 00:00:44,160 --> 00:00:54,137 ♬~ 14 00:02:23,093 --> 00:02:33,103 ♬~ 15 00:02:33,103 --> 00:02:35,071 (般若)キィエエエ! 16 00:02:37,107 --> 00:02:39,109 直撃!? くっ…。 17 00:02:39,109 --> 00:02:41,711 《裏拳!》 18 00:02:41,711 --> 00:02:44,047 かっ…。 19 00:02:44,047 --> 00:02:46,015 (般若)砕! 20 00:02:49,052 --> 00:02:51,054 (般若)チッ。 21 00:02:51,054 --> 00:02:55,058 何 ボコボコ殴られてんだよ! お前らしくもねえ! 22 00:02:55,058 --> 00:02:58,394 さっさと 飛天御剣流おはこの 読みを使えよ! 23 00:02:58,394 --> 00:03:00,396 もう使ってるでござるよ。 24 00:03:00,396 --> 00:03:04,067 あっ…。 やつの拳打も裏拳も読んだ。 25 00:03:04,067 --> 00:03:06,069 拙者は 紙一重でかわした。 26 00:03:06,069 --> 00:03:11,074 だが 目前で やつの腕が一瞬 伸びた。 27 00:03:11,074 --> 00:03:13,076 (般若)どうした 抜刀斎。➡ 28 00:03:13,076 --> 00:03:16,079 お前の力は こんなものではないはず。➡ 29 00:03:16,079 --> 00:03:19,082 私の術すら破れないようでは➡ 30 00:03:19,082 --> 00:03:22,085 御頭と戦っても 一分と持たないぞ。 31 00:03:22,085 --> 00:03:24,087 術!? 32 00:03:24,087 --> 00:03:29,092 (般若)お前は1週間前 私のこの姿を目にした その瞬間➡ 33 00:03:29,092 --> 00:03:35,064 すでに 私の術中に落ちている。 気付かぬうちにな。 34 00:03:40,103 --> 00:03:42,038 始まったようだな。➡ 35 00:03:42,038 --> 00:03:44,040 般若は手ごわい。➡ 36 00:03:44,040 --> 00:03:47,043 ただでさえ卓越した 拳法家である上に➡ 37 00:03:47,043 --> 00:03:50,046 必殺の 伸腕の術を使う。➡ 38 00:03:50,046 --> 00:03:55,051 術の正体を見極めないかぎり 勝機はつかめん。 39 00:03:55,051 --> 00:03:59,055 なるほど 術… でござるか。 40 00:03:59,055 --> 00:04:04,027 厄介だが まずは それを破らねばならぬな。 41 00:04:08,064 --> 00:04:10,066 おい あの構えは何でえ? 42 00:04:10,066 --> 00:04:12,068 知らねえよ。 43 00:04:12,068 --> 00:04:15,071 五行の構えの中じゃ 正眼に一番近いけど➡ 44 00:04:15,071 --> 00:04:18,074 明らかに違う。 45 00:04:18,074 --> 00:04:20,076 (般若)信剣の構え…。➡ 46 00:04:20,076 --> 00:04:23,079 正眼から両腕を伸ばし➡ 47 00:04:23,079 --> 00:04:27,083 切っ先を水平に 相手の眉間につけるように構える。 48 00:04:27,083 --> 00:04:30,086 (般若)相手のいかなる変化にも 即対応できる➡ 49 00:04:30,086 --> 00:04:35,091 古流剣術にみられる 防衛堅固の構え。➡ 50 00:04:35,091 --> 00:04:39,095 だが 翻せば それは 攻撃に転じにくい➡ 51 00:04:39,095 --> 00:04:41,030 守り一辺倒の構え!➡ 52 00:04:41,030 --> 00:04:46,035 たかが これしきのことで 臆したのか 抜刀斎。➡ 53 00:04:46,035 --> 00:04:48,004 答えろ! 54 00:04:50,039 --> 00:04:56,045 (般若)これが… こんな男が 伝説の人斬りの正体か。➡ 55 00:04:56,045 --> 00:05:00,049 買いかぶった私が愚かだった。➡ 56 00:05:00,049 --> 00:05:03,052 お前ごときは 御頭と…➡ 57 00:05:03,052 --> 00:05:06,055 蒼紫さまと戦う資格すらなし。➡ 58 00:05:06,055 --> 00:05:08,057 この場で ぶち殺す!➡ 59 00:05:08,057 --> 00:05:12,061 信剣の構えが いかに防衛堅固であろうと➡ 60 00:05:12,061 --> 00:05:16,065 この伸腕を見極められないかぎり かわすことは不可能! 61 00:05:16,065 --> 00:05:18,067 (左之助・弥彦)あっ! 62 00:05:18,067 --> 00:05:20,036 (般若)ふぬっ! 63 00:05:22,071 --> 00:05:24,073 かわした! (左之助)見極めた!? 64 00:05:24,073 --> 00:05:26,075 ふんっ! 65 00:05:26,075 --> 00:05:28,077 (般若)ぐあ… あああっ! (弥彦)やった! 66 00:05:28,077 --> 00:05:31,080 見極めたのか? 剣心。 67 00:05:31,080 --> 00:05:35,084 ああ 術の正体は やつの両腕に施された➡ 68 00:05:35,084 --> 00:05:38,087 横じまの入れ墨でござる。 69 00:05:38,087 --> 00:05:40,089 横じま…。➡ 70 00:05:40,089 --> 00:05:43,026 そうか 目の錯覚!➡ 71 00:05:43,026 --> 00:05:47,030 横じまの模様は 実際より 物を太く短く見せる。➡ 72 00:05:47,030 --> 00:05:51,034 それが お前の目測を 誤らせていたのか! 73 00:05:51,034 --> 00:05:55,038 やつの腕は 目測より一寸も長かった。 74 00:05:55,038 --> 00:05:58,041 その差の分 腕が伸びるかのように 感じてしまい➡ 75 00:05:58,041 --> 00:06:02,045 よけたつもりが 直撃を 食らってしまうわけでござるよ。 76 00:06:02,045 --> 00:06:05,048 (般若)そうか 貴様…。➡ 77 00:06:05,048 --> 00:06:09,052 あの信剣の構えは 刀の刃渡りを利用して➡ 78 00:06:09,052 --> 00:06:12,055 誤差を測るためだったのか…。 79 00:06:12,055 --> 00:06:17,060 な~るほど 剣客なら 愛刀の長さくらい百も承知。 80 00:06:17,060 --> 00:06:19,062 物差し代わりにゃ もってこいってわけだ。 81 00:06:19,062 --> 00:06:22,065 おぬしを初めて見たとき➡ 82 00:06:22,065 --> 00:06:25,068 不審に思ったのは その異様な忍び装束。 83 00:06:25,068 --> 00:06:31,074 特に 両腕のしまは目立ちすぎて 隠密としては まったくの不利。 84 00:06:31,074 --> 00:06:34,178 だが それが拳法家としての 利点になっていたとはな。 85 00:06:34,178 --> 00:06:38,081 さらに 般若面で 視線と表情を隠し➡ 86 00:06:38,081 --> 00:06:41,017 技の出どころを分かりにくくする。 87 00:06:41,017 --> 00:06:43,019 (般若)確かに それもある。➡ 88 00:06:43,019 --> 00:06:48,024 だが しかし それ以上に この般若面は➡ 89 00:06:48,024 --> 00:06:53,029 素顔そのものを隠すためにある。 90 00:06:53,029 --> 00:06:55,999 なっ!? (弥彦)あっ…。 91 00:07:03,039 --> 00:07:05,041 化け物だ…。 92 00:07:05,041 --> 00:07:08,044 化け物か… フフ…。 93 00:07:08,044 --> 00:07:12,048 これでも この顔は便利なんで 気に入っているんだがな。 94 00:07:12,048 --> 00:07:16,052 おぬし その顔は自分で…。 95 00:07:16,052 --> 00:07:18,054 私は密偵方。 96 00:07:18,054 --> 00:07:22,058 第一の任務は諜報工作。 97 00:07:22,058 --> 00:07:28,064 いかなる顔にも変装できるよう 自分で くちびるを焼き➡ 98 00:07:28,064 --> 00:07:33,069 耳を落として 鼻をそいで 頬骨を砕いた。➡ 99 00:07:33,069 --> 00:07:37,073 お前たちが どこの生まれかは知らないが➡ 100 00:07:37,073 --> 00:07:41,077 私の生まれた地方には 貧しい村が多い。 101 00:07:41,077 --> 00:07:44,080 そういった村では 食いぶちを減らすため➡ 102 00:07:44,080 --> 00:07:48,084 親が子を殺す 裏の風習が今でもある。 103 00:07:48,084 --> 00:07:52,088 私の村では 子返しといっていた。 104 00:07:52,088 --> 00:07:55,091 まさか おめえ…。 105 00:07:55,091 --> 00:08:00,096 辛うじて 死を免れても もう 家にはいられない。 106 00:08:00,096 --> 00:08:03,099 それから先は 犬猫のように徘徊し➡ 107 00:08:03,099 --> 00:08:08,104 狐狼のように 殺して奪う獣道だけ。 108 00:08:08,104 --> 00:08:10,106 だが! 109 00:08:10,106 --> 00:08:13,109 かぎ爪! (般若)そんな孤狼と化した私を➡ 110 00:08:13,109 --> 00:08:15,111 蒼紫さまは拾ってくださり➡ 111 00:08:15,111 --> 00:08:19,115 一流の隠密に 育て上げてくだされた。➡ 112 00:08:19,115 --> 00:08:22,118 そして 私に 江戸城 御庭番衆という➡ 113 00:08:22,118 --> 00:08:25,121 生きがいと同胞を 与えてくだされた。 114 00:08:25,121 --> 00:08:31,127 蒼紫さまのお役に立てるならば 顔も命も 私には無用! 115 00:08:31,127 --> 00:08:34,130 気を付けろ 剣心! こいつはヤベえ! 116 00:08:34,130 --> 00:08:36,132 (般若)キィエエエ! (左之助)こいつは 御頭に➡ 117 00:08:36,132 --> 00:08:40,102 御庭番衆に全てをかけた 狂信の化け物だ! 118 00:08:42,071 --> 00:08:44,073 般若 一つ答えろ。 119 00:08:44,073 --> 00:08:47,743 おぬしは 恵殿の過去を 知っているのでござるか? 120 00:08:47,743 --> 00:08:49,745 見くびるな。 121 00:08:49,745 --> 00:08:54,016 御庭番 密偵方に知らぬことなど 何一つとてない! 122 00:08:57,086 --> 00:09:00,056 (般若)ぐっ… うああ…。 123 00:09:02,091 --> 00:09:04,093 キエエエエッ! 124 00:09:04,093 --> 00:09:06,062 うぅおおっ! 125 00:09:12,101 --> 00:09:15,104 ふん… 駄目だな。➡ 126 00:09:15,104 --> 00:09:20,109 そんな腕では 蒼紫さまの足元にも及ば…➡ 127 00:09:20,109 --> 00:09:23,079 な… い…。 128 00:09:27,116 --> 00:09:29,118 (弥彦)やっと落ちやがったか。 129 00:09:29,118 --> 00:09:32,121 (左之助)手ごええやつだったな。 130 00:09:32,121 --> 00:09:36,125 般若 お前は人一倍➡ 131 00:09:36,125 --> 00:09:39,128 孤独のつらさを 知ってるはずなのに➡ 132 00:09:39,128 --> 00:09:44,066 どうして 恵殿のことは 考えてやれなかった…。 133 00:09:44,066 --> 00:09:47,069 剣心…。 134 00:09:47,069 --> 00:09:51,040 恵殿が気掛かりでござる。 先を急ごう。 135 00:09:57,079 --> 00:09:59,415 ⚟(ドアノブを動かす音) 136 00:09:59,415 --> 00:10:01,417 ⚟(観柳)恵。 137 00:10:01,417 --> 00:10:04,086 聞いているか? 恵! (ドアノブを動かす音) 138 00:10:04,086 --> 00:10:06,088 うるさいわね。 139 00:10:06,088 --> 00:10:08,090 鍵を開けて さっさと入ってきたらいいでしょ。 140 00:10:08,090 --> 00:10:11,093 (観柳) 鍵は 蒼紫に取られてるんだ。 141 00:10:11,093 --> 00:10:13,763 いまさら 何の用? 142 00:10:13,763 --> 00:10:16,098 私がソーリー 悪かった 謝る。 143 00:10:16,098 --> 00:10:18,100 部屋の鍵は何とかする。 144 00:10:18,100 --> 00:10:21,103 だから 2人で ここから脱出しよう。➡ 145 00:10:21,103 --> 00:10:24,106 隠し通路を使えば バレはしない。 146 00:10:24,106 --> 00:10:26,108 冗談でしょ。 147 00:10:26,108 --> 00:10:28,110 あなたと逃げて 何になるっていうの? 148 00:10:28,110 --> 00:10:30,112 ⚟(観柳)何だってできるとも!➡ 149 00:10:30,112 --> 00:10:33,115 君の知識と技術 私の商才があれば➡ 150 00:10:33,115 --> 00:10:35,117 新薬の開発も思いのままだ!➡ 151 00:10:35,117 --> 00:10:39,121 病に苦しむ人を 救うことができる! 152 00:10:39,121 --> 00:10:42,058 私は反省… いや 猛省してる!➡ 153 00:10:42,058 --> 00:10:45,061 君への仕打ちと 社会に及ぼした罪を!➡ 154 00:10:45,061 --> 00:10:48,064 今からでも やり直したいんだ!➡ 155 00:10:48,064 --> 00:10:51,067 同じ罪を背負う 君と一緒に!➡ 156 00:10:51,067 --> 00:10:55,071 ビコーズ アイ ラービュー! 157 00:10:55,071 --> 00:10:57,073 ⚟(恵)どこかに行って 観柳。➡ 158 00:10:57,073 --> 00:10:59,075 あなたの妄言は もう うんざり。 159 00:10:59,075 --> 00:11:01,077 なっ!? 160 00:11:01,077 --> 00:11:03,079 (恵)この罪を償えるはずがない。 161 00:11:03,079 --> 00:11:08,084 私が今できるのは これ以上 アヘンの被害を広げない。➡ 162 00:11:08,084 --> 00:11:11,087 それだけよ。 (観柳)くっ…。 163 00:11:11,087 --> 00:11:14,090 ⚟(恵)地獄で会いましょう 観柳。 164 00:11:14,090 --> 00:11:18,094 ふふふ… ふざけるなっ! 165 00:11:18,094 --> 00:11:20,096 悪いのは ただひたすらに お前だ!➡ 166 00:11:20,096 --> 00:11:23,099 お前がアヘンをつくったから 悪いんだ!➡ 167 00:11:23,099 --> 00:11:26,102 お前がアヘンをつくらないから 悪いんだ!➡ 168 00:11:26,102 --> 00:11:28,104 私を巻き込むんじゃない!➡ 169 00:11:28,104 --> 00:11:32,775 このクソアマのメスガキの 悪女の毒婦のサノバビッチが!➡ 170 00:11:32,775 --> 00:11:36,112 もういい! そこで ヒロイズムに酔うがいい!➡ 171 00:11:36,112 --> 00:11:40,116 お前のせいで死んだ客たちは どう思うかな!! 172 00:11:40,116 --> 00:11:42,084 (恵)うっ…。 173 00:11:46,055 --> 00:11:48,024 (蒼紫)カスが…。 174 00:11:53,988 --> 00:11:55,990 (左之助)傷は大丈夫か? 浅手でござる。 175 00:11:55,990 --> 00:11:58,959 出血も もう止まった。 176 00:12:02,997 --> 00:12:07,001 (左之助)《しかし 般若ほどの男を あれだけ心酔させる➡ 177 00:12:07,001 --> 00:12:11,005 四乃森 蒼紫ってやつぁ いったい どんな男なんだか…》 178 00:12:11,005 --> 00:12:12,973 あっ!? 179 00:12:16,010 --> 00:12:20,014 ここまで来たってことは 般若が倒されたわけかい。➡ 180 00:12:20,014 --> 00:12:22,016 なかなかやるねぇ。 181 00:12:22,016 --> 00:12:26,954 江戸城 御庭番衆 本丸警護方 式尉。 182 00:12:26,954 --> 00:12:30,958 挨拶代わりだ もう一丁! 183 00:12:30,958 --> 00:12:32,960 おらぁ! 左之! 184 00:12:32,960 --> 00:12:37,965 (左之助)この筋肉バカは 俺に任せて おめえは先を急ぎな! 185 00:12:37,965 --> 00:12:40,968 こんなやつぁ すぐに片付くからよ! 186 00:12:40,968 --> 00:12:42,970 さっさと あのひねくれ女を 引っ張ってこい! 187 00:12:42,970 --> 00:12:45,973 左之…。 188 00:12:45,973 --> 00:12:47,975 弥彦 行くぞ! 189 00:12:47,975 --> 00:12:50,978 おう! 190 00:12:50,978 --> 00:12:53,981 ふん。 191 00:12:53,981 --> 00:12:56,984 フッ。 (左之助)てめえ はなから➡ 192 00:12:56,984 --> 00:12:58,986 剣心は行かせる気だったな。 193 00:12:58,986 --> 00:13:01,989 (式尉)まあねぇ。 一番おいしいところを➡ 194 00:13:01,989 --> 00:13:04,992 御頭に譲るのが 定石ってもんだろ。 195 00:13:04,992 --> 00:13:10,998 俺さまは三下で我慢してやるさ 喧嘩屋斬左。➡ 196 00:13:10,998 --> 00:13:13,000 ヘッ 驚いたか?➡ 197 00:13:13,000 --> 00:13:16,003 般若のやつが ついでに調べたんだよ。➡ 198 00:13:16,003 --> 00:13:20,007 お前 裏社会じゃ一応 名うてだったんだってな。 199 00:13:20,007 --> 00:13:25,946 もっとも 斬馬刀のない今のお前は たかが知れているがね。 200 00:13:25,946 --> 00:13:28,949 (左之助) 勘違いしてんじゃねえぞ てめえ! 201 00:13:28,949 --> 00:13:32,953 斬馬刀はねえ! だが それを自在に操った➡ 202 00:13:32,953 --> 00:13:34,955 2本の腕は健在なんでえ! 203 00:13:34,955 --> 00:13:38,926 三下で我慢してやるのは 俺の方だぜ! 204 00:13:40,961 --> 00:13:43,964 おい 剣心 左之助一人で大丈夫か? 205 00:13:43,964 --> 00:13:46,967 あいつ 結構強そうだぜ。 206 00:13:46,967 --> 00:13:49,970 左之のことだ 大丈夫でござるよ。 207 00:13:49,970 --> 00:13:53,974 第一 一緒にいても 助太刀させぬでござる。 208 00:13:53,974 --> 00:13:56,977 突入するぞ 構えとけ! 209 00:13:56,977 --> 00:13:59,980 (ドアの開く音) 210 00:13:59,980 --> 00:14:03,984 (式尉)フッ 本丸警護方まで務めた この俺さまを➡ 211 00:14:03,984 --> 00:14:06,987 三下呼ばわりたぁ 面白い。➡ 212 00:14:06,987 --> 00:14:10,991 ここは一つ お互い 自慢の2本の腕だけで➡ 213 00:14:10,991 --> 00:14:12,993 文字通り 腕試しといこうじゃねえか。 214 00:14:12,993 --> 00:14:15,963 (左之助)上等だ! (式尉)ふんっ! 215 00:14:17,998 --> 00:14:21,001 (左之助)てめえ! 素手の勝負じゃなかったのかよ! 216 00:14:21,001 --> 00:14:23,003 慌てるな。 217 00:14:23,003 --> 00:14:25,939 おらぁ! 218 00:14:25,939 --> 00:14:27,941 (式尉)こいつは こう使うんだ! 219 00:14:27,941 --> 00:14:29,943 ふんっ! (左之助)おわっ!? 220 00:14:29,943 --> 00:14:32,913 ぐわっ…。 (式尉)おっと。 221 00:14:34,948 --> 00:14:38,952 (式尉)さあ どっちが三下か 決めようぜ! 222 00:14:38,952 --> 00:14:40,921 どわっ! 223 00:14:42,956 --> 00:14:45,959 フゥ… 終わったな。➡ 224 00:14:45,959 --> 00:14:51,965 骨のありそうなやつだったが まあ 相手が悪かったな。 225 00:14:51,965 --> 00:14:54,968 (左之助)ってに…。 (式尉)はぁ? 226 00:14:54,968 --> 00:14:58,972 (左之助)勝手に勝った気分に なってんじゃねえよ。 227 00:14:58,972 --> 00:15:02,976 妙ちくりんなケンカしやがって。➡ 228 00:15:02,976 --> 00:15:05,979 なぁにが腕比べだ… 笑わせんな。 229 00:15:05,979 --> 00:15:10,984 男のケンカってのは小細工なしで するもんだろうが!➡ 230 00:15:10,984 --> 00:15:13,987 こんなおもちゃで遊ぶんじゃ…➡ 231 00:15:13,987 --> 00:15:15,989 ねえっ! (式尉)あっ!? 232 00:15:15,989 --> 00:15:19,993 あ~ 軽くなったぜ。 これで本気が出せそうだ。 233 00:15:19,993 --> 00:15:21,995 (式尉)いいね! (左之助)あっ? 234 00:15:21,995 --> 00:15:24,998 その減らず口 いいねいいね! 235 00:15:24,998 --> 00:15:29,002 確かに そこらの三下じゃあなさそうだ。 236 00:15:29,002 --> 00:15:32,005 誰が三下だっつってんだろ このタコ! 237 00:15:32,005 --> 00:15:35,008 ううおおっ! 238 00:15:35,008 --> 00:15:37,010 うんっ… んん…。 239 00:15:37,010 --> 00:15:39,680 いいねいいね! だが!➡ 240 00:15:39,680 --> 00:15:42,015 むうん! (左之助)うわっ! 241 00:15:42,015 --> 00:15:44,017 ぐっ! 242 00:15:44,017 --> 00:15:46,019 かっ… かああ…。 243 00:15:46,019 --> 00:15:50,023 (式尉)おっと 悪い悪い。 つい 頭突きが出ちまった。➡ 244 00:15:50,023 --> 00:15:57,030 この全身の傷を見てのとおり 俺さまの人生これ戦いなんでね。➡ 245 00:15:57,030 --> 00:16:01,034 考えるより先に 勝手に体が動いちまうんだ。 246 00:16:01,034 --> 00:16:03,036 て… てめえ… あっ…。 247 00:16:03,036 --> 00:16:05,038 よしなって。 248 00:16:05,038 --> 00:16:07,040 俺の頭突きで 頭蓋骨が砕けねえのは➡ 249 00:16:07,040 --> 00:16:11,044 大したもんだが 中身は そうはいかねえ。➡ 250 00:16:11,044 --> 00:16:14,047 脳みそに伝わった衝撃で➡ 251 00:16:14,047 --> 00:16:18,051 しばらく 指一本 まともに動かせねえはずだ。➡ 252 00:16:18,051 --> 00:16:23,056 にしても 俺さまの手をしびれさせるたぁ…。 253 00:16:23,056 --> 00:16:25,058 気に入ったぜ 小僧!➡ 254 00:16:25,058 --> 00:16:27,995 どうだ お前 抜刀斎なんざと手を切って➡ 255 00:16:27,995 --> 00:16:29,997 俺たちの仲間にならねえか? 256 00:16:29,997 --> 00:16:31,999 あぁ? 257 00:16:31,999 --> 00:16:34,001 (式尉)俺たちにゃ 氏素性は関係ねえ。➡ 258 00:16:34,001 --> 00:16:37,004 強ければ それで合格。➡ 259 00:16:37,004 --> 00:16:42,009 この俺さまだって 本をただせば 薩摩藩の隠密。➡ 260 00:16:42,009 --> 00:16:47,014 つまり 維新志士側の人間だったんだぜ。➡ 261 00:16:47,014 --> 00:16:51,018 慶応2年 俺は 来るべき決戦に備え➡ 262 00:16:51,018 --> 00:16:58,025 江戸城探索の密命を受けたが 当時13歳だった御頭に倒された。 263 00:16:58,025 --> 00:17:03,030 (蒼紫)《常人離れしたお前の筋力 殺すには惜しい密偵だ》➡ 264 00:17:03,030 --> 00:17:07,034 《御庭番衆に伝わる 筋力増強の秘薬を使えば➡ 265 00:17:07,034 --> 00:17:11,038 さらに強くなる。 俺たちの仲間になれ》➡ 266 00:17:11,038 --> 00:17:15,042 《そうすれば お前は無敵になれる》 267 00:17:15,042 --> 00:17:18,045 《無敵…》 268 00:17:18,045 --> 00:17:22,716 (式尉)そして 俺は この無敵の筋力を手に入れた! 269 00:17:22,716 --> 00:17:24,718 お前も そうだ。➡ 270 00:17:24,718 --> 00:17:27,988 まだ いくらでも強くなれる 資質がある。➡ 271 00:17:27,988 --> 00:17:29,990 御庭番衆の秘薬を使えば➡ 272 00:17:29,990 --> 00:17:33,994 般若や俺さまを しのぐかもしれねえぞ! 273 00:17:33,994 --> 00:17:37,998 てめえの話に ふかしがなけりゃ➡ 274 00:17:37,998 --> 00:17:41,001 四乃森 蒼紫ってのは 相当のつわものだな。 275 00:17:41,001 --> 00:17:45,106 おお! もし 御頭が京都に入って 志士退治をしていたら➡ 276 00:17:45,106 --> 00:17:52,679 最強伝説は 抜刀斎なんぞではなく 御頭のものになっていたはずだ。 277 00:17:52,679 --> 00:17:55,015 (左之助)御庭番衆も強え…。➡ 278 00:17:55,015 --> 00:17:59,019 てめえらは もちろん べし見や ひょっとこだって➡ 279 00:17:59,019 --> 00:18:04,024 戦い方によっちゃあ侮れねえ。 だが…。 280 00:18:04,024 --> 00:18:06,026 それだけだ。➡ 281 00:18:06,026 --> 00:18:11,031 四乃森 蒼紫の周りにゃ 何かと つわものが集まるみてえだが➡ 282 00:18:11,031 --> 00:18:16,036 それだけだ。 (式尉)何が… 言いたい? 283 00:18:16,036 --> 00:18:20,040 どいつもこいつも 強いだけなんだよ。 284 00:18:20,040 --> 00:18:22,042 だから つわもの同士で寄り集まって➡ 285 00:18:22,042 --> 00:18:25,045 戦うことが全てになっちまう。 286 00:18:25,045 --> 00:18:27,981 けど 緋村 剣心は違うぜ。➡ 287 00:18:27,981 --> 00:18:32,986 嬢ちゃんに 弥彦 それに高荷 恵。➡ 288 00:18:32,986 --> 00:18:35,989 いろんなやつが あいつを慕って 輪をつくる。➡ 289 00:18:35,989 --> 00:18:39,993 人斬りは昔のことで 今は流浪人ったって➡ 290 00:18:39,993 --> 00:18:43,997 あいつの周りには 常に戦いが絶えねえってのに➡ 291 00:18:43,997 --> 00:18:45,999 それでもな。 292 00:18:45,999 --> 00:18:49,336 何が言いたいってんだ! 小僧! 293 00:18:49,336 --> 00:18:51,338 あっ!? 294 00:18:51,338 --> 00:18:53,340 みんな分かるんだよ。 295 00:18:53,340 --> 00:18:56,009 どんなに強かろうと➡ 296 00:18:56,009 --> 00:18:59,012 剣心は 自分の戦いのためには 刀を振るわねえ! 297 00:18:59,012 --> 00:19:02,015 (式尉)この! 298 00:19:02,015 --> 00:19:07,020 (左之助)あいつの逆刃刀は 常に 人を守るためだけにあるってな! 299 00:19:07,020 --> 00:19:10,023 (左之助)強さに溺れて 武田 観柳の走狗に成り下がった➡ 300 00:19:10,023 --> 00:19:15,028 御庭番衆なんざと 緋村 剣心は器が違うんでえ!! 301 00:19:15,028 --> 00:19:17,030 このっ! 302 00:19:17,030 --> 00:19:21,034 ちいっと褒めたら いい気になりやがって! 303 00:19:21,034 --> 00:19:25,972 このカスが! 誰が強さに溺れているだと!➡ 304 00:19:25,972 --> 00:19:31,978 あぁ!? 優しくしてりゃ つけ上がりやがって!➡ 305 00:19:31,978 --> 00:19:37,984 大口たたくのは この式尉さまを 倒してからにしな!! 306 00:19:37,984 --> 00:19:39,986 そういうところが…。 (式尉)んんっ! 307 00:19:39,986 --> 00:19:44,991 (左之助)強さに溺れてるってんだ! このボケ! 308 00:19:44,991 --> 00:19:46,993 なぁにぃ!? 309 00:19:46,993 --> 00:19:49,996 うおらぁ!! 310 00:19:49,996 --> 00:19:52,999 終わりだぜ 三下。 311 00:19:52,999 --> 00:19:55,001 ああ!? (左之助)どらぁ! 312 00:19:55,001 --> 00:19:59,005 (式尉)うおお…。 313 00:19:59,005 --> 00:20:02,008 いくら 頭がかたくても➡ 314 00:20:02,008 --> 00:20:06,012 中身は そうはいかねえ… だったよな。 315 00:20:06,012 --> 00:20:08,014 あ… ぐぅ…。 316 00:20:08,014 --> 00:20:12,018 (左之助) 式尉 てめえも縁があったら➡ 317 00:20:12,018 --> 00:20:15,021 一度 剣心と戦ってみな。 318 00:20:15,021 --> 00:20:17,023 なくしちまった大事なもんを➡ 319 00:20:17,023 --> 00:20:20,994 もしかしたら 取り戻せるかもしれねえぜ。 320 00:20:25,031 --> 00:20:30,971 しかし 御庭番衆ってのは あと何人いやがんでえ…。 321 00:20:30,971 --> 00:20:35,976 こんなのが続いたら 体が持た… ね…。 322 00:20:35,976 --> 00:20:37,944 (倒れる音) 323 00:20:39,980 --> 00:20:45,986 お互い 顔は見知っているが 話すのは初めて… でござるな。 324 00:20:45,986 --> 00:20:47,988 (蒼紫)ああ。 325 00:20:47,988 --> 00:20:51,992 拙者 不要の闘争は避けたいでござる。 326 00:20:51,992 --> 00:20:54,995 そこをどいて 観柳と恵殿の居場所を➡ 327 00:20:54,995 --> 00:20:57,998 教えてはくれぬか。 そう言われて➡ 328 00:20:57,998 --> 00:21:03,003 般若は 道をあけたか? あけなかっただろう。 329 00:21:03,003 --> 00:21:05,005 あっ。 330 00:21:05,005 --> 00:21:10,010 (蒼紫)2人の居場所は その逆刃刀で問え。➡ 331 00:21:10,010 --> 00:21:13,980 俺は これで答えてやろう。 332 00:21:24,024 --> 00:21:34,000 ♬~