1 00:00:37,137 --> 00:00:42,142 (恵)《結局 私だけが 置いてけぼりか…》 2 00:00:42,142 --> 00:00:47,147 (恵)おまけに 道場の留守まで預かっちゃって…。 3 00:00:47,147 --> 00:00:50,150 何やってんだろ 私。 4 00:00:50,150 --> 00:00:53,153 えっ。 (恵)《鍵は 私が預かったのに。➡ 5 00:00:53,153 --> 00:00:56,156 どうして…。➡ 6 00:00:56,156 --> 00:00:59,159 弥彦君たちが 忘れ物でも取りに来た?➡ 7 00:00:59,159 --> 00:01:04,164 それとも もしかして… 剣さんが帰ってきた!》 8 00:01:04,164 --> 00:01:06,166 (恵)ハッ!? 9 00:01:06,166 --> 00:01:16,176 ♬~ 10 00:01:16,176 --> 00:01:20,180 (恵)あ… あ…。 11 00:01:20,180 --> 00:01:25,185 (恵)《隠密御庭番衆 御頭 四乃森蒼紫!》 12 00:01:25,185 --> 00:01:28,188 (蒼紫) 抜刀斎は どこへ消えた。 13 00:01:32,192 --> 00:01:37,130 ♬(オープニングテーマ) 14 00:01:37,130 --> 00:01:57,150 ♬~ 15 00:01:57,150 --> 00:02:17,170 ♬~ 16 00:02:17,170 --> 00:02:37,124 ♬~ 17 00:02:37,124 --> 00:02:57,144 ♬~ 18 00:02:57,144 --> 00:03:00,147 ♬~ 19 00:04:40,147 --> 00:04:43,150 あ…。 20 00:04:45,152 --> 00:04:47,154 あ… あ…。 21 00:04:47,154 --> 00:04:51,158 (蒼紫)答えろ。 抜刀斎は どこだ。 22 00:04:51,158 --> 00:04:54,161 (恵)《この男は 剣さんの命を狙っている…》 23 00:04:54,161 --> 00:04:57,097 さあ 知らないわ。 24 00:04:57,097 --> 00:05:00,100 あ… うっ…。 25 00:05:02,102 --> 00:05:05,105 答えないなら 殺す。 26 00:05:05,105 --> 00:05:07,107 (恵)あ…。 27 00:05:07,107 --> 00:05:10,110 ⚟(斎藤)抜刀斎なら 京都へ向かったぜ。 28 00:05:13,113 --> 00:05:15,115 お前は? 29 00:05:15,115 --> 00:05:21,121 (斎藤)藤田五郎。 見てのとおり ただの警官だよ。➡ 30 00:05:21,121 --> 00:05:23,123 にらむな。➡ 31 00:05:23,123 --> 00:05:25,125 せっかく お前が山に こもってから➡ 32 00:05:25,125 --> 00:05:28,128 今までの いきさつを 話してやろうってのに。 33 00:05:30,130 --> 00:05:34,134 (蒼紫)いいだろう 話してみろ。 34 00:05:36,136 --> 00:05:39,139 志々雄真実…。 35 00:05:39,139 --> 00:05:41,141 (斎藤)信じる 信じないは お前の勝手だが➡ 36 00:05:41,141 --> 00:05:46,146 やつが 京都へ向かったのは 紛れもない事実だ。 37 00:05:46,146 --> 00:05:50,150 そうか… ならば 抜刀斎が帰ってくるころ➡ 38 00:05:50,150 --> 00:05:52,152 もう一度 来るまでだ。 39 00:05:57,090 --> 00:06:02,095 フン… 志々雄にやられて もう帰ってこんかもしれんぞ。 40 00:06:04,097 --> 00:06:06,099 (蒼紫)そんなことは あり得ん。➡ 41 00:06:06,099 --> 00:06:10,103 抜刀斎をやれるのは この俺だけだ。 42 00:06:10,103 --> 00:06:14,107 大した自信だ。 だが…。 43 00:06:16,109 --> 00:06:18,111 あながち 過信でもなさそうだ。 44 00:06:18,111 --> 00:06:22,115 (恵)何で ペラペラしゃべるのよ この 不良警官! 45 00:06:22,115 --> 00:06:27,120 あの男は 剣さんを殺すことしか 考えてない 危険人物なのよ! 46 00:06:27,120 --> 00:06:29,122 おいおい 俺が しゃべらなければ➡ 47 00:06:29,122 --> 00:06:32,125 お前は その危険人物に 殺されていたんだぜ? 48 00:06:32,125 --> 00:06:35,128 むっ…。 (斎藤)危険だろうと➡ 49 00:06:35,128 --> 00:06:37,797 よわい15で 御庭番衆 御頭になったという➡ 50 00:06:37,797 --> 00:06:40,133 資質は確かだからな。 51 00:06:40,133 --> 00:06:45,138 使えるものなら 使えないかと思ってみただけさ。 52 00:06:45,138 --> 00:06:50,143 (宗次郎)同感です その考え方。➡ 53 00:06:50,143 --> 00:06:56,149 四乃森蒼紫…。 確かに 使えそうな人材ですね。 54 00:07:08,094 --> 00:07:11,097 ⚟(笑い声) 55 00:07:11,097 --> 00:07:14,100 (四入道1) でよう その女ときたらよ➡ 56 00:07:14,100 --> 00:07:16,436 本当 もう最高で…。 57 00:07:16,436 --> 00:07:19,105 (四入道2) 今度 俺にも会わせろよ。 58 00:07:19,105 --> 00:07:22,108 (四入道1)ああ いいぜ。 何たってよう…。➡ 59 00:07:22,108 --> 00:07:24,110 おっ。 来た来た。 60 00:07:24,110 --> 00:07:27,113 (四入道3)遅いじゃねえか 待ちくたびれたぜ。 61 00:07:27,113 --> 00:07:30,116 (四入道2) お前が 四乃森蒼紫だな。 62 00:07:35,121 --> 00:07:39,125 何だ お前らは。 (四入道たち)ヘヘヘヘ…。 63 00:07:41,127 --> 00:07:44,130 (四入道1)俺たちは栄えある 志々雄様の使い! 64 00:07:44,130 --> 00:07:47,133 (一同)阿武隈四入道! 65 00:07:47,133 --> 00:07:50,136 (四入道4)フッフッフッ 喜べ。➡ 66 00:07:50,136 --> 00:07:52,138 なんと 志々雄様が お前に目を留め➡ 67 00:07:52,138 --> 00:07:54,140 じきじきに会いたいそうだ。 68 00:07:54,140 --> 00:07:57,077 俺たちでさえ 志々雄様と会えるのは➡ 69 00:07:57,077 --> 00:07:59,079 年に一度あるかないかだと いうのに。 70 00:07:59,079 --> 00:08:02,082 (四入道1)これは大変な名誉だぞ。 71 00:08:02,082 --> 00:08:07,087 (四入道2)さあ ついてこい。 志々雄様が お待ちかねだ。 72 00:08:07,087 --> 00:08:10,090 (蒼紫)人に会いたいなら そちらから出向け。➡ 73 00:08:10,090 --> 00:08:13,093 帰って そう伝えろ。 (四入道たち)あっ。 74 00:08:13,093 --> 00:08:15,095 (蒼紫)用が済んだら さっさと帰れ。➡ 75 00:08:15,095 --> 00:08:19,099 そして 二度と この地へ足を踏み入れるな。 76 00:08:19,099 --> 00:08:23,103 これ以上 この地を汚すならば 貴様らだけでなく➡ 77 00:08:23,103 --> 00:08:26,106 志々雄とやらも 斬って捨てるぞ。 78 00:08:26,106 --> 00:08:28,108 (四入道たち)ぬうう…。 79 00:08:28,108 --> 00:08:30,110 ペッ。 80 00:08:30,110 --> 00:08:32,112 (四入道1) ちょっと腕が立つからって➡ 81 00:08:32,112 --> 00:08:34,114 いい気になるなよ 小僧! 82 00:08:34,114 --> 00:08:36,116 俺たちをやるってだけでも➡ 83 00:08:36,116 --> 00:08:40,120 気に食わねえのに 志々雄様を やるなんて言うたぁ➡ 84 00:08:40,120 --> 00:08:43,123 貴様は万死に値する! 85 00:08:43,123 --> 00:08:45,792 (四入道たち) 上! 下! 左! 右!➡ 86 00:08:45,792 --> 00:08:49,195 われら四入道に死角なし! 87 00:08:52,132 --> 00:08:54,134 (四入道たち)でやっ!➡ 88 00:08:54,134 --> 00:08:57,137 うおっ! ふんっ! はあっ! せいや! 89 00:09:01,074 --> 00:09:04,077 さすがは 御庭番衆の御頭。 90 00:09:04,077 --> 00:09:07,080 だが いつまで逃げられるかな? 91 00:09:07,080 --> 00:09:10,083 すぐ 片をつけて…。 (蒼紫)片づけろ。 92 00:09:10,083 --> 00:09:11,751 (四入道たち)あっ? (蒼紫)そうすれば➡ 93 00:09:11,751 --> 00:09:15,088 その間だけは 生かしておいてやる。 94 00:09:15,088 --> 00:09:19,092 ざれ言を… 覚悟! 95 00:09:26,099 --> 00:09:29,102 (四入道3)うあ… えいっ! 96 00:09:35,108 --> 00:09:37,110 (四入道たち)死ねぃ! 97 00:09:37,110 --> 00:09:39,112 (四入道4) 《長刀… こいつの得物は 小太刀だったはず》 98 00:09:39,112 --> 00:09:41,114 (四入道3) 《抜刀斎に敗北したことで➡ 99 00:09:41,114 --> 00:09:43,116 武器を持ち替えたか!》 100 00:09:43,116 --> 00:09:45,118 (四入道2) 《だが たとえ何を持とうが…》 101 00:09:45,118 --> 00:09:50,123 (四入道1)《刀一本で 俺たちの 四身一体技は防げはしない!》 102 00:09:50,123 --> 00:09:52,125 (四入道たち)《何ぃ!?➡ 103 00:09:52,125 --> 00:09:54,127 1本のさやに 2本の小太刀。➡ 104 00:09:54,127 --> 00:09:56,062 これは まさか…。➡ 105 00:09:56,062 --> 00:10:00,066 小太刀二刀流!?》 106 00:10:05,071 --> 00:10:08,074 (四入道たちの悲鳴) 107 00:10:14,080 --> 00:10:19,085 (宗次郎) すごいですね あの四入道が まるで 歯が立たないなんて。 108 00:10:19,085 --> 00:10:22,088 お前も 志々雄の手の者か。 109 00:10:22,088 --> 00:10:24,090 はい。 瀬田宗次郎➡ 110 00:10:24,090 --> 00:10:27,093 志々雄さんの側近を 務めています。➡ 111 00:10:27,093 --> 00:10:30,096 どうです? 一緒に来て 話を聞くだけでも。 112 00:10:30,096 --> 00:10:34,100 うせろ。 俺は 誰とも つるむつもりはない。➡ 113 00:10:34,100 --> 00:10:37,103 特に 相手の力量を測るためだけに➡ 114 00:10:37,103 --> 00:10:41,107 自分の部下を捨て駒にする 無情な男とはな。 115 00:10:41,107 --> 00:10:46,112 何だ 分かってたんですか。 でも…。 116 00:10:46,112 --> 00:10:49,115 捨て駒と分かっていながら あいつらを刻み殺した あなたも➡ 117 00:10:49,115 --> 00:10:52,118 十分 無情ですよ。 118 00:10:52,118 --> 00:10:57,056 (風の音) 119 00:10:57,056 --> 00:10:59,058 (宗次郎)まあ いいや。➡ 120 00:10:59,058 --> 00:11:02,061 気が向いたら 京都へ来てください。➡ 121 00:11:02,061 --> 00:11:06,065 僕たちは そこで待っていますから。 122 00:11:06,065 --> 00:11:10,069 時代の変わり目と 2度も まみえることになりながら➡ 123 00:11:10,069 --> 00:11:13,072 2度も その中心地に 居合わせないなんて➡ 124 00:11:13,072 --> 00:11:17,076 御庭番衆 御頭の名が泣きますよ。 125 00:11:24,083 --> 00:11:28,087 (宗次郎)どうです? あの人は。 126 00:11:28,087 --> 00:11:30,089 (志々雄)気に入った。 127 00:11:30,089 --> 00:11:34,093 人間を ごみ同然に斬るところが 特にな。 128 00:11:34,093 --> 00:11:37,096 でも なかなか なびきそうにないですよ。 129 00:11:37,096 --> 00:11:40,099 次は 何をしましょうか? 130 00:11:42,101 --> 00:11:44,103 そうだな…。 131 00:11:44,103 --> 00:11:50,109 とりあえず 人斬りの先輩様に 早めに挨拶しておくか。 132 00:11:50,109 --> 00:11:54,113 志々雄さん 楽しんでません? 133 00:11:54,113 --> 00:11:56,115 (志々雄)フッ…。 134 00:11:58,117 --> 00:12:00,119 (志々雄)まあな。 135 00:12:08,127 --> 00:12:10,129 (蒼紫)《京都…》 136 00:12:10,129 --> 00:12:15,134 花を添えるなら 早い方がいいか。 137 00:14:27,133 --> 00:14:30,136 (ナレーション) 〈日本橋から 京都 三条大橋➡ 138 00:14:30,136 --> 00:14:34,140 今の距離で492kmにわたる 東海道は➡ 139 00:14:34,140 --> 00:14:36,476 古代から 重要な街道だった。➡ 140 00:14:36,476 --> 00:14:40,146 しかし 明治5年の 新橋 横浜間をはじめとする➡ 141 00:14:40,146 --> 00:14:43,149 全国への鉄道敷設により➡ 142 00:14:43,149 --> 00:14:46,152 徒歩による旅行者は 減りつつあった。➡ 143 00:14:46,152 --> 00:14:50,089 小田原は 東京を出て 最初の城下町であり➡ 144 00:14:50,089 --> 00:14:53,092 東海道最大の難所である 箱根越えを前に➡ 145 00:14:53,092 --> 00:14:58,097 旅人は ここに宿を取るのが 普通だった〉 146 00:14:58,097 --> 00:15:00,099 (仲居1) お泊まりは当宿 おだやで! 147 00:15:00,099 --> 00:15:02,101 (仲居2)安いですよ おだや! 148 00:15:02,101 --> 00:15:04,103 (仲居1)おだや いかがですか? 149 00:15:04,103 --> 00:15:08,107 あっ そこ行く剣客さん どうです? 今なら…。 150 00:15:08,107 --> 00:15:11,110 (剣心)いや 拙者は先を急ぐから。 151 00:15:11,110 --> 00:15:14,113 先を急ぐって… もう 夕暮れですよ。➡ 152 00:15:14,113 --> 00:15:18,117 今からじゃ 箱根の山ん中で 夜になっちゃいますよ? 153 00:15:18,117 --> 00:15:21,788 遠慮するでござるよ。 154 00:15:21,788 --> 00:15:25,124 《志々雄一派の者が いつ襲ってくるとも限らない。➡ 155 00:15:25,124 --> 00:15:29,128 下手に宿泊まりをすれば 迷惑を掛けかねん。➡ 156 00:15:29,128 --> 00:15:32,131 できるだけ 人との接触は避けねば…》 157 00:15:32,131 --> 00:15:34,133 ハァ… 何だ 文無しかい。 158 00:15:34,133 --> 00:15:36,135 おろ? 159 00:15:40,139 --> 00:15:44,143 野宿は久しぶりでござるな。 160 00:15:44,143 --> 00:15:48,147 みんな 今頃 怒っているでござろうな…。 161 00:15:57,089 --> 00:16:00,092 拙者は恨まれても しかたないな…。 162 00:16:06,098 --> 00:16:08,100 ⚟(盗賊1)ほら さっさと歩け。 163 00:16:08,100 --> 00:16:10,102 ⚟(女性)ちょっと 引っ張らないでよ。 164 00:16:10,102 --> 00:16:15,107 ⚟(盗賊2)うるせえ 黙ってろ! 《女の声と 複数の男の声》 165 00:16:15,107 --> 00:16:17,109 志々雄一派ではないな。 166 00:16:17,109 --> 00:16:20,112 山賊か 追い剥ぎの類いか…。 167 00:16:20,112 --> 00:16:22,114 人との接触は なるべく避けるべきだが➡ 168 00:16:22,114 --> 00:16:24,116 そうも言ってられんな…。 169 00:16:24,116 --> 00:16:26,118 ああっ。 170 00:16:26,118 --> 00:16:28,120 (盗賊3)ヘヘヘッ。 (盗賊1)このアマ➡ 171 00:16:28,120 --> 00:16:30,122 何を いまさら おじけづいているんだよ。➡ 172 00:16:30,122 --> 00:16:33,125 誘ったのは そっちの方だろ。 173 00:16:33,125 --> 00:16:37,129 分かったわよ。 でも ちゃんとお金はあるの? 174 00:16:37,129 --> 00:16:41,133 (盗賊4)あるさ。 今し方 小田原で 仕事を済ませたばかりだから➡ 175 00:16:41,133 --> 00:16:44,136 このとおりな。 176 00:16:44,136 --> 00:16:47,139 そう… それなら ちょうどいいわ。 177 00:16:47,139 --> 00:16:50,076 それじゃあ! (盗賊たち)あっ? えっ…。 178 00:16:50,076 --> 00:16:52,078 (操)お芝居は ここまで! 179 00:16:52,078 --> 00:16:55,681 さあ 有り金全部 こっちへ渡しな! 180 00:16:58,084 --> 00:17:00,753 (盗賊3)何だ こいつぁ! (盗賊4)まだガキじゃねえか! 181 00:17:00,753 --> 00:17:02,755 (操)ぐっ…。 182 00:17:02,755 --> 00:17:04,757 (盗賊2) すげえ色っぽい声だったから どんなもんかと思えば。 183 00:17:04,757 --> 00:17:09,095 (盗賊1)お子様に用はねえんだ。 さっさと帰って クソして寝てな。 184 00:17:09,095 --> 00:17:12,098 (操)ぬうぅ…。 ちょっと待て この野郎! 185 00:17:12,098 --> 00:17:14,100 どぅおお… かっ…。 186 00:17:14,100 --> 00:17:19,105 あたしの どこが お子様だ! このボケナス! 187 00:17:19,105 --> 00:17:21,107 このクソアマ! 188 00:17:21,107 --> 00:17:23,109 私は これでも16よ! 189 00:17:23,109 --> 00:17:25,111 (盗賊3)ぐはっ…。 190 00:17:25,111 --> 00:17:27,113 調子に乗るな このガキが! (盗賊4)俺たちゃ➡ 191 00:17:27,113 --> 00:17:32,118 盗みの後で 気が立ってんだ! 殺しなんて何でもねえ!➡ 192 00:17:32,118 --> 00:17:34,120 覚悟しな! 193 00:17:36,122 --> 00:17:38,124 腕ずくだけの人なんかに➡ 194 00:17:38,124 --> 00:17:42,128 あたしを捕らえることは できないよ! 195 00:17:42,128 --> 00:17:45,131 ぬわああぁ…。 196 00:17:45,131 --> 00:17:48,134 まあ ざっと こんなもんか。➡ 197 00:17:48,134 --> 00:17:51,070 ちょっと声色使って 鎌かけるだけで➡ 198 00:17:51,070 --> 00:17:53,072 獲物が 引っ掛かってくるんだから➡ 199 00:17:53,072 --> 00:17:55,074 ちょろいもんだね~。 こりゃ驚いた。 200 00:17:55,074 --> 00:17:59,078 ぐっ!? 追い剥ぎには違いないが➡ 201 00:17:59,078 --> 00:18:03,082 思っていたのとは逆で 女の追い剥ぎでござるか。 202 00:18:03,082 --> 00:18:05,084 誰よ? あんた。 203 00:18:05,084 --> 00:18:07,086 女が追い剥ぎしちゃ いけないっての? 204 00:18:07,086 --> 00:18:10,089 あっ いや そうじゃなくて➡ 205 00:18:10,089 --> 00:18:12,091 追い剥ぎ自体 しちゃいかんでござる。 206 00:18:12,091 --> 00:18:15,094 (操)ふ~ん なるほど。 207 00:18:15,094 --> 00:18:18,097 あんた この あたしに 意見する気なんだ。➡ 208 00:18:18,097 --> 00:18:23,102 面白い。 あんたからも… と思ったけど➡ 209 00:18:23,102 --> 00:18:26,105 何か あんた貧乏っぽいわ。 うっ…。 210 00:18:26,105 --> 00:18:28,107 (操)ひょっとして 文無し?➡ 211 00:18:28,107 --> 00:18:31,110 しかたない… それじゃあ➡ 212 00:18:31,110 --> 00:18:36,115 腰に帯びている その日本刀 お金の代わりに剥いであげる! 213 00:18:36,115 --> 00:18:38,117 刀? (操)ええ。➡ 214 00:18:38,117 --> 00:18:42,121 この廃刀令のご時世に わざわざ 腰に帯びているからには➡ 215 00:18:42,121 --> 00:18:45,124 結構 値の張る刀なんでしょ!? 216 00:18:47,126 --> 00:18:49,128 やっ! 217 00:18:49,128 --> 00:18:51,063 どうだ! 218 00:18:51,063 --> 00:18:55,067 どうだ… って お主のような軽量での当て身は➡ 219 00:18:55,067 --> 00:18:59,071 威力が低いから 当たっても…。 220 00:18:59,071 --> 00:19:01,073 あ~っ!? 221 00:19:01,073 --> 00:19:03,075 もう よすでござるよ。 それより この金…。 222 00:19:03,075 --> 00:19:05,077 もう怒った! 223 00:19:05,077 --> 00:19:08,080 返せ! それは あたしのだ! 224 00:19:08,080 --> 00:19:11,083 食らえ! 貫殺飛苦無! 225 00:19:16,088 --> 00:19:19,091 あああーっ! あたしのマント! 226 00:19:19,091 --> 00:19:22,094 うわ… あ… すまぬ つい…。 227 00:19:22,094 --> 00:19:24,096 返せ! あたしのマントとお金! 228 00:19:24,096 --> 00:19:28,100 マントは ともかく お金は違うでござろう? 229 00:19:28,100 --> 00:19:31,103 あたしが手に入れたんだから あたしのもんだ! 230 00:19:31,103 --> 00:19:36,108 いいから まず マントの弁償! 代わりに その刀よこせ! 231 00:19:36,108 --> 00:19:38,110 ハァ…。 232 00:19:38,110 --> 00:19:41,113 そうそう それでいいのよ。➡ 233 00:19:41,113 --> 00:19:45,117 どれどれ 早速 品定め…。 234 00:19:45,117 --> 00:19:48,120 ありゃ? 刃が逆…。 235 00:19:48,120 --> 00:19:52,058 見てのとおり それは 普通の刀ではござらん。 236 00:19:52,058 --> 00:19:56,062 刀剣屋へ売り払ったところで 二束三文にもならぬよ。 237 00:19:56,062 --> 00:19:58,064 (操)ふ~ん。 238 00:19:58,064 --> 00:20:01,067 まあ いいや 二束三文でも お金になるなら➡ 239 00:20:01,067 --> 00:20:04,070 もらうわよ これ。 おろ!? 240 00:20:04,070 --> 00:20:07,073 ちょっと待った! それは 拙者の大事な愛刀で…。 241 00:20:07,073 --> 00:20:10,076 (操)何よ! あのマントだって 私のお気に入りだったのよ! 242 00:20:10,076 --> 00:20:15,081 分かった! 代わりに 有り金全部渡すから! 243 00:20:15,081 --> 00:20:18,084 な~んだ 小銭ばっかり。 244 00:20:18,084 --> 00:20:20,086 あんた やっぱり貧乏人か。 245 00:20:20,086 --> 00:20:23,089 とにかく これで良かろう。 拙者は お金を➡ 246 00:20:23,089 --> 00:20:26,092 元の持ち主のところへ 返してくるでござる。 247 00:20:26,092 --> 00:20:29,095 これからは 追い剥ぎなど よすでござるよ。 248 00:20:29,095 --> 00:20:33,099 (操)あっ ちょっと待って! だから それは あたしのだって! 249 00:20:33,099 --> 00:20:35,768 (操)待て こらぁ! 250 00:20:35,768 --> 00:20:39,171 ぬぅ… ぐくっ…。 251 00:20:43,109 --> 00:20:47,113 小田原宿 両替屋 田村屋。 252 00:20:47,113 --> 00:20:49,115 ここでござるな。 253 00:20:49,115 --> 00:20:53,052 どうやら 盗みがあったこと自体 まだ気付いてないようでござるな。 254 00:20:53,052 --> 00:20:57,056 かえって好都合か…。 255 00:20:57,056 --> 00:21:00,059 へえ~ 結構やるじゃない。 256 00:21:00,059 --> 00:21:05,064 あっ 分かった。 実は あんたも盗賊なんでしょ? 257 00:21:05,064 --> 00:21:08,067 (操) でも そのくらい あたしだって…。 258 00:21:08,067 --> 00:21:10,069 どう? 259 00:21:10,069 --> 00:21:14,073 《先ほどの 拳法めいた動きといい 飛苦無といい➡ 260 00:21:14,073 --> 00:21:19,078 この娘 ちょっと ただ者ではござらんな。➡ 261 00:21:19,078 --> 00:21:23,082 いや 格好からして すでに ただ者ではござらんか》 262 00:21:23,082 --> 00:21:25,084 んっ? 何よ。 263 00:21:29,088 --> 00:21:31,090 さてと…。 264 00:21:31,090 --> 00:21:33,092 これで よし。 265 00:21:33,092 --> 00:21:36,095 これで よし。 おろ!? 266 00:21:36,095 --> 00:21:40,099 ほら 用が済んだら さっさと出る! 267 00:21:40,099 --> 00:21:43,102 だって お金がないと 京都に戻れないじゃない! 268 00:21:43,102 --> 00:21:46,105 京都? 269 00:21:46,105 --> 00:21:49,108 つまり お主は京都に家があって…。 270 00:21:49,108 --> 00:21:51,544 (操)そう! それで 東京までの旅の帰りに➡ 271 00:21:51,544 --> 00:21:55,047 お金がなくなっちゃったから 追い剥ぎしてたわけ。 272 00:21:55,047 --> 00:21:57,049 なのに あんたが邪魔したから。 273 00:21:57,049 --> 00:21:59,051 アハ…。 274 00:21:59,051 --> 00:22:03,055 しかし 娘一人で東京まで 何で また。 275 00:22:03,055 --> 00:22:07,059 ちょっとね 人を捜しているんだ。 276 00:22:07,059 --> 00:22:11,063 もうずっと昔 まだ幕末の頃。 277 00:22:11,063 --> 00:22:14,066 生まれて すぐ 天涯孤独の身になった私を➡ 278 00:22:14,066 --> 00:22:18,070 預かって 育ててくれた人と その仲間。 279 00:22:18,070 --> 00:22:21,740 明治になってから しばらくは みんなで一緒に➡ 280 00:22:21,740 --> 00:22:25,077 全国を旅していたんだけど あたし一人だけ➡ 281 00:22:25,077 --> 00:22:30,082 その人の知り合いの 京都のじいやに預けられたんだ。 282 00:22:30,082 --> 00:22:34,086 でも やっぱり どうしても会いたくて。 283 00:22:34,086 --> 00:22:37,089 その人たちのうわさを 聞きつけるたび➡ 284 00:22:37,089 --> 00:22:40,092 家を飛び出して 捜しているんだ。 285 00:22:40,092 --> 00:22:42,094 ところが これが毎回空振り! ぐえっ…。 286 00:22:42,094 --> 00:22:46,098 ゴホッ… まあ 事情は 大体 のみ込めたでござるが➡ 287 00:22:46,098 --> 00:22:50,035 え~っと…。 ああ 名前? 288 00:22:50,035 --> 00:22:53,038 操だよ。 巻町 操。 289 00:22:53,038 --> 00:22:57,042 操殿。 いくら お金に困ったといっても➡ 290 00:22:57,042 --> 00:22:59,044 人から とるのは いかんでござるよ。 291 00:22:59,044 --> 00:23:02,047 じゃあ どうやって 京都まで帰れっていうのよ! 292 00:23:02,047 --> 00:23:05,050 拙者の渡した金が あるでござろう? 293 00:23:05,050 --> 00:23:08,053 それで 郵便を使って 京都のじいやとやらに➡ 294 00:23:08,053 --> 00:23:11,056 迎えに来てもらうでござるよ。 なるほど。 295 00:23:11,056 --> 00:23:14,727 それと もう一つ。 あの手の連中は 大抵➡ 296 00:23:14,727 --> 00:23:17,062 その宿場のやくざたちと つるんでいるから➡ 297 00:23:17,062 --> 00:23:20,065 早いうちに 小田原から…。 298 00:23:20,065 --> 00:23:23,068 いたぞ! こっちだ! 来い! 299 00:23:25,070 --> 00:23:27,072 (男性)挟み撃ちにしろ! 300 00:23:27,072 --> 00:23:30,075 このアマ! さっきは よくも! 301 00:23:30,075 --> 00:23:32,077 チッ… しつこいな。 302 00:23:32,077 --> 00:23:36,081 ざっと30人か。 あんた 剣客でしょ? 303 00:23:36,081 --> 00:23:40,085 半分 任せていい? やれやれ…。 304 00:23:40,085 --> 00:23:43,088 今は 人と関わりたくないというのに。 305 00:23:43,088 --> 00:23:45,090 えっ? 306 00:23:45,090 --> 00:23:48,093 何 気取ってんだ このチビ! てめえも死ねや! 307 00:23:48,093 --> 00:23:51,096 (盗賊たち)うりゃああ…! 308 00:23:53,098 --> 00:23:56,101 盗みを働いたお主らも 悪ければ➡ 309 00:23:56,101 --> 00:24:00,105 追い剥ぎをした操殿も悪い。 310 00:24:00,105 --> 00:24:02,107 拙者もつきあうから➡ 311 00:24:02,107 --> 00:24:06,111 両成敗ということで 勘弁するでござるよ。 312 00:24:10,115 --> 00:24:13,118 げっ!? (盗賊)何ぃ!? 313 00:24:13,118 --> 00:24:16,121 (盗賊たちの悲鳴) 314 00:24:19,124 --> 00:24:24,129 ケホッ… あんた 見かけによらず 結構すごいじゃない…。 315 00:24:24,129 --> 00:24:27,800 川辺や 橋での戦いは 昔 嫌というほどやって➡ 316 00:24:27,800 --> 00:24:31,136 慣れているから この程度の橋なら➡ 317 00:24:31,136 --> 00:24:34,139 相手が攻めてきて 中央に重量が寄れば➡ 318 00:24:34,139 --> 00:24:36,141 斬り崩すくらい わけないでござるよ。 319 00:24:36,141 --> 00:24:39,144 ふ~ん。 320 00:24:39,144 --> 00:24:42,147 でも やっぱり 私が捜している人たちの方が➡ 321 00:24:42,147 --> 00:24:44,149 もっと すごいけどね。 322 00:24:44,149 --> 00:24:46,151 さようでござるか。 323 00:24:46,151 --> 00:24:49,154 何たって 幕末の激動の中で➡ 324 00:24:49,154 --> 00:24:53,092 王城 江戸城を 陰で守り抜いた人たちだもの。 325 00:24:53,092 --> 00:24:55,094 ハッ!? 326 00:24:55,094 --> 00:24:59,098 (操)今頃 何しているのかなぁ➡ 327 00:24:59,098 --> 00:25:03,102 蒼紫様と 隠密御庭番衆のみんな…。 328 00:25:03,102 --> 00:25:05,104 ハッ…。 329 00:25:05,104 --> 00:25:09,108 蒼紫… 四乃森蒼紫…。 330 00:25:09,108 --> 00:25:13,112 ハッ! あんた 蒼紫様のこと知ってるの!? 331 00:25:13,112 --> 00:25:25,124 ♬~ 332 00:25:25,124 --> 00:25:30,129 ♬(エンディングテーマ) 333 00:25:30,129 --> 00:25:47,146 ♬~ 334 00:25:47,146 --> 00:25:58,090 ♬~ 335 00:25:58,090 --> 00:26:13,105 ♬~ 336 00:26:13,105 --> 00:26:17,776 ♬~ 337 00:26:17,776 --> 00:26:37,129 ♬~ 338 00:26:37,129 --> 00:26:55,113 ♬~