1 00:00:06,173 --> 00:00:09,176 [隠密御庭番衆崩壊…] 2 00:00:10,848 --> 00:00:15,853 [その時が 刻一刻と 葵屋に忍び寄る] 3 00:00:15,853 --> 00:00:17,855 [そのころ] 4 00:00:17,855 --> 00:00:19,857 うおおおお…! 5 00:00:19,857 --> 00:00:22,860 《下段》 (清十郎)フッ。 6 00:00:25,529 --> 00:00:28,866 ぐあっ…。 刀を振りかぶったからとて➡ 7 00:00:28,866 --> 00:00:31,869 斬撃がくるとは限らないぜ。➡ 8 00:00:31,869 --> 00:00:36,874 読みのはやさに頼り過ぎなんだよ お前は。 9 00:00:36,874 --> 00:00:38,876 ぐっ… うう…。 10 00:00:38,876 --> 00:00:42,880 奥義伝授の前に 力試しして正解だったな。 11 00:00:42,880 --> 00:00:46,884 まさか お前の腕が こんなに鈍ってるとは➡ 12 00:00:46,884 --> 00:00:48,886 予想外だったぜ。 13 00:00:48,886 --> 00:00:51,889 時間がない…。 こうしている間にも➡ 14 00:00:51,889 --> 00:00:55,893 志々雄の手が 伸びてるかもしれないんだ。 15 00:00:55,893 --> 00:00:59,897 こんなことより 早く 奥義を…。 16 00:01:01,899 --> 00:01:04,835 《帯から さやを外しての抜刀…》 17 00:01:04,835 --> 00:01:11,842 《これは 飛天御剣流 二段抜刀術 双龍閃…》 18 00:01:11,842 --> 00:01:14,845 あっ…。 《一撃目が さや!?》 19 00:01:14,845 --> 00:01:18,849 《しまった… これは さや打ちから剣撃につなげる➡ 20 00:01:18,849 --> 00:01:22,853 もう一つの二段抜刀術!》 21 00:01:22,853 --> 00:01:25,856 《双龍閃・雷!》 22 00:01:29,860 --> 00:01:31,862 ぐっ… ぐう…。 23 00:01:31,862 --> 00:01:34,865 飛天御剣流 最強の奥義を➡ 24 00:01:34,865 --> 00:01:40,871 鈍った腕で会得できるとでも 思ったのか… このバカ弟子が! 25 00:01:40,871 --> 00:01:43,874 まずは この俺から 一本取ってみろ。 26 00:01:43,874 --> 00:01:45,876 奥義の伝授は それからだ。 27 00:01:45,876 --> 00:01:47,878 ほら どうした。 28 00:01:47,878 --> 00:01:49,880 わざわざ 峰打ちにしてやったんだ。➡ 29 00:01:49,880 --> 00:01:51,882 さっさと立て。 30 00:01:51,882 --> 00:01:54,885 ハァ ハァ… くっ! 31 00:01:54,885 --> 00:01:57,888 ん? フッ…。 32 00:01:57,888 --> 00:02:01,892 《腕の方とは違い 眼光は まったく鈍ってない》➡ 33 00:02:01,892 --> 00:02:06,830 《お前に 飛天御剣流を 教えたころのままだな…》 34 00:02:06,830 --> 00:02:08,832 それでこそ いじめがい…➡ 35 00:02:08,832 --> 00:02:11,502 もとい 鍛えがいがあるってもんだ。 36 00:02:11,502 --> 00:02:13,837 はっ? (清十郎)何でもねえ。➡ 37 00:02:13,837 --> 00:02:17,841 ほれ さっさと かかってきな。 時間がねえんだろ。➡ 38 00:02:17,841 --> 00:02:22,846 ぐずぐずしてると 大切な仲間が手遅れになるぜ。 39 00:02:22,846 --> 00:02:32,856 ♬~ 40 00:04:07,849 --> 00:04:09,851 (蒼紫)梟爪衆? 41 00:04:09,851 --> 00:04:14,856 (方治)わが兵隊の中で 夜目が効く者をえりすぐり➡ 42 00:04:14,856 --> 00:04:17,859 鍛え上げた 夜襲専用の隠密部隊だよ。➡ 43 00:04:17,859 --> 00:04:21,863 元 御庭番衆の 京都拠点といっても➡ 44 00:04:21,863 --> 00:04:26,868 今は ただの料亭。 いわば ネズミの巣みたいなもの。 45 00:04:26,868 --> 00:04:29,871 十本刀を繰り出すまでもない。 46 00:04:29,871 --> 00:04:33,875 ネズミ狩りには 梟でも余るくらいだ。➡ 47 00:04:33,875 --> 00:04:36,878 フフフフ…。 48 00:04:38,880 --> 00:04:44,919 (梟爪衆)ジジイ以外に用はない。 他の者は殺せ。 いいな? 49 00:04:44,919 --> 00:04:48,890 (一同)了解。 (梟爪衆)よし 散れ。 50 00:05:00,835 --> 00:05:02,837 (柏崎)何じゃ 貴様ら。 51 00:05:02,837 --> 00:05:04,839 (梟爪衆)あっ!? 52 00:05:04,839 --> 00:05:06,841 何じゃと聞いておるんじゃ。 53 00:05:06,841 --> 00:05:09,844 (梟爪衆)くっ…。 54 00:05:09,844 --> 00:05:11,846 (柏崎)質問に…➡ 55 00:05:11,846 --> 00:05:13,848 答えんかっ! 56 00:05:13,848 --> 00:05:16,851 ひょっ!? (梟爪衆)くそ…。 57 00:05:16,851 --> 00:05:18,853 (白尉)おっと。 (梟爪衆)あっ!? 58 00:05:18,853 --> 00:05:21,856 呼んでも お仲間は みんな寝てるぜ。 59 00:05:23,858 --> 00:05:26,861 (柏崎)志々雄の手の者だと 見当はつくが➡ 60 00:05:26,861 --> 00:05:31,866 まず 何を目的にして いかな いきさつで➡ 61 00:05:31,866 --> 00:05:34,869 この葵屋を狙ったか…。 62 00:05:34,869 --> 00:05:37,539 (お増)どうです? 私たちも鬼じゃないから➡ 63 00:05:37,539 --> 00:05:39,874 素直に話せば すぐ帰しますよ。 64 00:05:39,874 --> 00:05:41,876 ペッ。 (お増)キャッ! 65 00:05:41,876 --> 00:05:44,879 (白尉)野郎! (柏崎)黙して語らず。 66 00:05:44,879 --> 00:05:46,881 フッ。 (柏崎)隠密の男としては➡ 67 00:05:46,881 --> 00:05:50,818 賢い方じゃな じゃが…。 68 00:05:50,818 --> 00:05:54,822 お近。 ろうそくと五寸くぎを持ってこい。 69 00:05:54,822 --> 00:05:56,824 (2人)えっ。 70 00:05:56,824 --> 00:06:01,829 隠密御庭番衆で最も恐れられた このわしに逆らうのは➡ 71 00:06:01,829 --> 00:06:03,831 愚の骨頂じゃ。 72 00:06:03,831 --> 00:06:05,833 あ…。 73 00:06:08,836 --> 00:06:14,842 (方治)遅い。 梟爪衆は何をやってるんだ。 74 00:06:14,842 --> 00:06:18,846 ん? (部下)方治さま! 75 00:06:18,846 --> 00:06:22,850 (梟爪衆)あ… あああ…。➡ 76 00:06:22,850 --> 00:06:28,856 う… ううう… ああ…。 77 00:06:30,858 --> 00:06:34,862 (方治)「午の刻 阿の処にて待つ」➡ 78 00:06:34,862 --> 00:06:38,866 「一人で来たれし 翁」?➡ 79 00:06:38,866 --> 00:06:42,870 まさか… 梟爪衆が全滅? 80 00:06:42,870 --> 00:06:44,872 俺宛てだ。 81 00:06:44,872 --> 00:06:49,811 拷問するつもりが 逆に されて帰ってくるとはな。➡ 82 00:06:49,811 --> 00:06:53,815 御庭番衆 翁は 俺の師でもある 先代御頭と➡ 83 00:06:53,815 --> 00:06:58,820 唯一 対等に戦えたほどの手だれ。 84 00:06:58,820 --> 00:07:04,826 (蒼紫)《やはり この俺自身が 戦う他に道はないか…》 85 00:07:04,826 --> 00:07:07,829 (柏崎) 《言うたはずじゃぞ 蒼紫》➡ 86 00:07:07,829 --> 00:07:11,833 《お前が もし 御庭番衆の誇りを失い➡ 87 00:07:11,833 --> 00:07:15,837 真の修羅となるなら…》➡ 88 00:07:15,837 --> 00:07:18,840 《わしが お前をつぶす!》 89 00:07:18,840 --> 00:07:22,510 (操)ハァ ハァ ハァ…。 90 00:07:22,510 --> 00:07:24,178 (操)《嘘!》➡ 91 00:07:24,178 --> 00:07:26,848 《般若君たちが死んだなんて 絶対 嘘!》 92 00:07:26,848 --> 00:07:29,851 《嘘じゃないわ。 私も聞いた》 93 00:07:29,851 --> 00:07:33,855 《4人の御庭番衆は 四乃森 蒼紫をかばって➡ 94 00:07:33,855 --> 00:07:36,858 死んでいったのよ…》 《だって あの般若君だよ!?》 95 00:07:36,858 --> 00:07:38,860 《式尉のおっさんだって いるのに…》 96 00:07:38,860 --> 00:07:42,864 (弥彦)《般若の実力は 俺だって この目で見てる》 97 00:07:42,864 --> 00:07:47,869 《けど 相手が ガトリングガンじゃ仕方ねえよ》 98 00:07:47,869 --> 00:07:51,873 (弥彦)《本当に あの4人は死んだんだ…》 99 00:07:51,873 --> 00:07:57,879 《蒼紫は 御庭番衆の最強を 証明するため 剣心を狙ってる》➡ 100 00:07:57,879 --> 00:08:01,549 《剣心も それは重々承知だ…》 101 00:08:01,549 --> 00:08:05,887 《けど それが こんなふうに 裏目に出るなんて…》 102 00:08:05,887 --> 00:08:07,889 (足音) 103 00:08:07,889 --> 00:08:09,891 《操ちゃん!》 104 00:08:09,891 --> 00:08:12,894 《信じない! みんなが死んだなんて!》 105 00:08:12,894 --> 00:08:18,900 《爺や! 爺やの情報網なら 嘘か本当か 調べられるはず!》 106 00:08:18,900 --> 00:08:20,902 爺や! (お増)操ちゃん! 107 00:08:20,902 --> 00:08:22,904 あれ? 爺やは? 108 00:08:22,904 --> 00:08:26,908 あ… ああ 翁なら 今ちょっと…。 109 00:08:26,908 --> 00:08:29,911 あ… その床 どうしたの? 110 00:08:29,911 --> 00:08:33,915 (お増)あ… ええっと これは翁が寝ぼけて その…➡ 111 00:08:33,915 --> 00:08:35,917 「せくしいこまんどぉ」を かまして…。 112 00:08:35,917 --> 00:08:39,921 って ああ 操ちゃん! 113 00:08:43,925 --> 00:08:47,862 (お増)操ちゃん…。 (操)答えて お増さん。➡ 114 00:08:47,862 --> 00:08:50,865 爺やは いったい どこへ 何しに行ったの? 115 00:08:50,865 --> 00:08:54,869 爺やが 現役時代の忍装束と武器を 持ち出すなんて➡ 116 00:08:54,869 --> 00:08:57,872 絶対に ただ事じゃないわ! 117 00:09:02,877 --> 00:09:06,881 (操)阿の処! あそこで 爺やと 蒼紫さまが戦っているのね! 118 00:09:06,881 --> 00:09:08,883 (戸の開く音) (操)《止めなきゃ!》➡ 119 00:09:08,883 --> 00:09:11,886 《2人が本気で戦って ともに 無事で済むはずがない!》➡ 120 00:09:11,886 --> 00:09:14,889 《何が何でも止めなきゃ!》 121 00:09:16,891 --> 00:09:18,893 (黒尉)これで いいのかな…。 122 00:09:18,893 --> 00:09:20,895 どうせ…。 123 00:09:20,895 --> 00:09:24,899 (お増)どうせ 今から行っても もう間に合わない。 124 00:09:24,899 --> 00:09:27,902 けど それでも あの子には➡ 125 00:09:27,902 --> 00:09:31,906 できるだけのことは やらせてあげなきゃ。➡ 126 00:09:31,906 --> 00:09:36,577 一番 親しい人か 一番 いとしい人か➡ 127 00:09:36,577 --> 00:09:40,882 どちらか一人を 必ず失ってしまうんだから…。 128 00:10:02,885 --> 00:10:07,857 (蒼紫)京都の御庭番衆 阿の処。 129 00:10:18,868 --> 00:10:22,872 覚悟はよいな。 130 00:10:22,872 --> 00:10:24,874 ああ。 131 00:10:24,874 --> 00:10:29,879 かつての同志を倒す覚悟は すでに できている。 132 00:10:34,817 --> 00:10:37,820 (柏崎)《小太刀二刀流…》 133 00:10:37,820 --> 00:10:41,824 先代御頭の技を 独りで会得したか。➡ 134 00:10:41,824 --> 00:10:45,828 さすがは 天才と呼ばれる男じゃ。➡ 135 00:10:45,828 --> 00:10:48,831 じゃが いかなる天才も ゆがんでしまえば➡ 136 00:10:48,831 --> 00:10:52,835 ただただ 人に害をなすだけ。 137 00:10:52,835 --> 00:10:55,838 つぶさせてもらうぞ。 138 00:11:00,843 --> 00:11:02,845 ゆくぞ 蒼紫! 139 00:11:05,848 --> 00:11:08,851 (蒼紫)《腕に何か 仕込んでいるのか…》 140 00:11:08,851 --> 00:11:10,853 (柏崎)ぬぅんっ! 141 00:11:19,862 --> 00:11:21,864 トンファー。 142 00:11:21,864 --> 00:11:27,870 わしが先代御頭と ただ一人 互角に戦えた話は知っておろう。➡ 143 00:11:27,870 --> 00:11:32,808 刀では斬れぬ この鋼のトンファーが その答え。➡ 144 00:11:32,808 --> 00:11:37,813 小太刀二刀流は このわしには通じん! 145 00:11:41,817 --> 00:11:44,820 くっ…。 146 00:11:44,820 --> 00:11:47,823 ほう… よく耐えたのう。 ぬっ? 147 00:11:47,823 --> 00:11:51,827 ハァー…。 148 00:11:53,829 --> 00:11:56,832 「流水の動き」 149 00:11:56,832 --> 00:11:59,835 (柏崎)《緩急自在の動きで 相手の視覚を惑わす…》➡ 150 00:11:59,835 --> 00:12:03,839 《お前の得意技だったな。 じゃが…》➡ 151 00:12:03,839 --> 00:12:07,877 《どんな動きをとろうと 攻撃に移る その一瞬を➡ 152 00:12:07,877 --> 00:12:11,847 捕らえ損ねる このわしだと思うか?》 153 00:12:11,847 --> 00:12:13,849 (柏崎)そこじゃあ!! 154 00:12:13,849 --> 00:12:15,851 むっ…。 155 00:12:15,851 --> 00:12:17,520 はあっ!➡ 156 00:12:17,520 --> 00:12:20,823 小太刀二刀流 陰陽交叉。 157 00:12:24,860 --> 00:12:29,198 (蒼紫)通じないのは 先代御頭の小太刀二刀流だろ。 158 00:12:29,198 --> 00:12:31,200 ぬっ…。 (蒼紫)鋼だろうが➡ 159 00:12:31,200 --> 00:12:36,806 かつての同志だろうが そして 緋村 抜刀斎だろうが➡ 160 00:12:36,806 --> 00:12:43,813 俺の小太刀二刀流に 斬れぬものは… ない。 161 00:12:43,813 --> 00:12:46,816 (志々雄)葵屋襲撃 失敗か。 162 00:12:46,816 --> 00:12:51,821 (方治)申し訳ありません。 全て 私の見識の甘さ故…。 163 00:12:51,821 --> 00:12:56,826 かくなる上は この十本刀 百識の方治➡ 164 00:12:56,826 --> 00:12:58,828 自ら出張る所存…。 165 00:12:58,828 --> 00:13:00,830 その必要はねえよ。 166 00:13:00,830 --> 00:13:03,833 すでに 四乃森 蒼紫が 向かってんだろ? 167 00:13:03,833 --> 00:13:05,835 (方治)しかし…。 (志々雄)あの男に➡ 168 00:13:05,835 --> 00:13:08,838 余計な横やりは無用だぜ。➡ 169 00:13:08,838 --> 00:13:12,842 おのれの命が惜しいならな。➡ 170 00:13:12,842 --> 00:13:16,846 方治。 お前 地獄ってやつを 信じるクチか? 171 00:13:16,846 --> 00:13:20,850 はっ? 地獄… ですか? 172 00:13:20,850 --> 00:13:23,853 ああ。 (方治)いいえ。➡ 173 00:13:23,853 --> 00:13:27,857 善人も悪人も しょせん 同じ肉の塊。➡ 174 00:13:27,857 --> 00:13:31,861 死ねば 等しく腐って 土に返るだけです。 175 00:13:31,861 --> 00:13:35,798 お前らしい 合理的な考え方だな。 176 00:13:35,798 --> 00:13:39,802 けど 実を言うと 俺は地獄を信じてんだ。 177 00:13:39,802 --> 00:13:41,804 (方治)はっ…。 178 00:13:41,804 --> 00:13:43,806 あ…。 179 00:13:45,808 --> 00:13:49,812 (志々雄)伝説となった人斬り 緋村 抜刀斎に➡ 180 00:13:49,812 --> 00:13:54,817 その抜刀斎を斬ることが全てと 言い切った 四乃森 蒼紫。➡ 181 00:13:54,817 --> 00:13:57,486 さらに その蒼紫を倒すため➡ 182 00:13:57,486 --> 00:14:00,823 好々爺の仮面を脱いだ 翁とかいう老兵。➡ 183 00:14:00,823 --> 00:14:05,828 そして 自分たちの悪行を 隠蔽するため➡ 184 00:14:05,828 --> 00:14:10,833 俺を炎にくるんだ 明治政府の連中…。 185 00:14:10,833 --> 00:14:16,839 こんな 血で血を洗う 修羅どもがうごめく この現世は➡ 186 00:14:16,839 --> 00:14:19,842 すでに地獄だと思わないか? 187 00:14:19,842 --> 00:14:22,845 (方治)くっ… あ…。 188 00:14:22,845 --> 00:14:26,849 どうやら お前は いまいち 覚悟が足りないようだな。 189 00:14:26,849 --> 00:14:28,851 それじゃあ この地獄で生き抜くのは➡ 190 00:14:28,851 --> 00:14:31,854 不可能だぜ…。➡ 191 00:14:31,854 --> 00:14:35,791 方治。 お前には洗礼がいるな。 192 00:14:35,791 --> 00:14:39,795 し… 志々雄さま…。 193 00:14:39,795 --> 00:14:41,797 ひっ… ひいぃ…。 194 00:14:41,797 --> 00:14:44,800 あ… ああ…。 195 00:14:49,805 --> 00:14:53,809 (方治)あ… ああ… あ…➡ 196 00:14:53,809 --> 00:14:58,814 うあっ… あああ… あひいぃ…。 197 00:14:58,814 --> 00:15:02,818 (志々雄)うるせえよ。 (方治)ああっ… あ…。 198 00:15:02,818 --> 00:15:04,820 (方治)《何だ これは…》➡ 199 00:15:04,820 --> 00:15:09,825 《これが 人の体温か!? いったい これは…》 200 00:15:09,825 --> 00:15:14,830 (志々雄)10年前に負った 全身やけどのとき➡ 201 00:15:14,830 --> 00:15:19,835 俺の体の汗をかく組織は ほぼ全滅しちまってな。➡ 202 00:15:19,835 --> 00:15:24,840 以来 発汗による体温の調節が できなくなり➡ 203 00:15:24,840 --> 00:15:26,842 俺の体は 医者に言わせれば➡ 204 00:15:26,842 --> 00:15:31,847 生きてるはずのない高熱を 宿すようになった。➡ 205 00:15:31,847 --> 00:15:36,852 いわば 地獄の業火の残り火だ。➡ 206 00:15:36,852 --> 00:15:41,857 残り火は 腕だけじゃない。 足 腹 胸➡ 207 00:15:41,857 --> 00:15:45,861 俺の全身を くまなく焼き続けている。➡ 208 00:15:45,861 --> 00:15:50,900 当然 ここもな。➡ 209 00:15:50,900 --> 00:15:54,870 そして この冷めない炎熱が 声となって➡ 210 00:15:54,870 --> 00:15:59,875 ある日 俺に真実を語り始めた。➡ 211 00:15:59,875 --> 00:16:02,878 人の本性は修羅。➡ 212 00:16:02,878 --> 00:16:07,883 そして この現世は地獄。➡ 213 00:16:07,883 --> 00:16:10,886 緋村 抜刀斎は その本性を否定し➡ 214 00:16:10,886 --> 00:16:14,890 理性に 必死に しがみつこうとしている。➡ 215 00:16:14,890 --> 00:16:17,893 維新政府は 過去の悪行を隠蔽し➡ 216 00:16:17,893 --> 00:16:22,898 この明治日本こそ 理想の国だと欺こうとしている。➡ 217 00:16:22,898 --> 00:16:26,902 ともに小さく ともにもろい➡ 218 00:16:26,902 --> 00:16:29,905 炎熱が 脳で声を荒げる。➡ 219 00:16:29,905 --> 00:16:31,574 これでは駄目だ。➡ 220 00:16:31,574 --> 00:16:36,712 修羅だけが生きる資格を有す 強国…。➡ 221 00:16:36,712 --> 00:16:41,717 これこそ 地獄にふさわしい。 222 00:16:41,717 --> 00:16:44,720 あ… ああ…。 223 00:16:44,720 --> 00:16:48,724 また震えだしたな 方治。 俺が怖いのか? 224 00:16:48,724 --> 00:16:52,728 いいえ 逆です! これは歓喜の震え…。 225 00:16:52,728 --> 00:16:55,731 維新政府に仕えていた官僚時代➡ 226 00:16:55,731 --> 00:16:58,734 会うやつ全てが この国を任せるに値しない➡ 227 00:16:58,734 --> 00:17:01,737 矮小な愚物ばかりで…。➡ 228 00:17:01,737 --> 00:17:05,741 絶望のあまり 野に下り さすらうこと はや3年…。 229 00:17:05,741 --> 00:17:08,744 しかし 今! 私の想像では はかりきれない➡ 230 00:17:08,744 --> 00:17:13,749 大器のお方に巡り会え そして そのお方と共に➡ 231 00:17:13,749 --> 00:17:17,753 新しい日本を築けることが 私は うれしいのです! 232 00:17:17,753 --> 00:17:22,758 志々雄さま! どうか… どうか その理想のために➡ 233 00:17:22,758 --> 00:17:24,760 方治を使い尽くしてください! 234 00:17:24,760 --> 00:17:29,765 地獄の果てまで お供させていただきます! 235 00:17:29,765 --> 00:17:34,703 覚悟は決まったな。 頼りにしてるぜ 方治。 236 00:17:34,703 --> 00:17:36,705 (方治)はっ! (由美)また 一人➡ 237 00:17:36,705 --> 00:17:39,708 忠実な修羅の誕生ね。 238 00:17:39,708 --> 00:17:41,710 (宗次郎)志々雄さんは ずるいなぁ。 239 00:17:41,710 --> 00:17:45,714 人の運命を あんな簡単に変えちゃうんだから。 240 00:17:45,714 --> 00:17:47,716 (由美)あら 何か不満? 241 00:17:47,716 --> 00:17:49,718 いえ 全然。➡ 242 00:17:49,718 --> 00:17:53,722 ああ 修羅といえば…。 243 00:17:53,722 --> 00:17:55,724 (衝撃音) 244 00:17:55,724 --> 00:17:57,726 (柏崎)ぬぅん!➡ 245 00:17:57,726 --> 00:17:59,728 むっ… ふっ! 246 00:18:06,735 --> 00:18:09,738 (柏崎)せいっ! 247 00:18:09,738 --> 00:18:12,741 のわっ…。 248 00:18:12,741 --> 00:18:15,744 強い…。 249 00:18:15,744 --> 00:18:17,746 ハァ ハァ…。 250 00:18:17,746 --> 00:18:21,750 (柏崎)《わしが知っている蒼紫とは 比べものにならん》➡ 251 00:18:21,750 --> 00:18:24,753 《情を捨て 修羅と化したことで➡ 252 00:18:24,753 --> 00:18:29,792 おのれの潜在する力を 完全に引き出しおったか…》 253 00:18:29,792 --> 00:18:33,696 抜刀斎の行方を話せ 翁。 254 00:18:33,696 --> 00:18:36,699 さすれば ここで終わりにしてやる。 255 00:18:36,699 --> 00:18:39,702 なめられたもんじゃ…。 256 00:18:39,702 --> 00:18:42,705 ハァ ハァ ハァ…。 257 00:18:42,705 --> 00:18:44,707 (操)《間に合って!》 258 00:18:44,707 --> 00:18:49,712 (柏崎)老兵といえども この隠密御庭番衆 翁➡ 259 00:18:49,712 --> 00:18:54,717 貴様と違い 敵に同志を売るなど 断じてせん! 260 00:18:54,717 --> 00:18:58,721 そうか。 ならば お前をここで倒し➡ 261 00:18:58,721 --> 00:19:02,725 葵屋へ行き 残りの4人に問うまで。 262 00:19:02,725 --> 00:19:05,728 (柏崎)そうはさせん!➡ 263 00:19:05,728 --> 00:19:07,730 蒼紫よ…。 264 00:19:07,730 --> 00:19:10,733 (柏崎)《お前の強さは すでに 先代御頭を➡ 265 00:19:10,733 --> 00:19:14,737 はるかに しのいでおる。 しかし だからこそ➡ 266 00:19:14,737 --> 00:19:20,743 今 ここで この命にかえても わしは お前を倒さねばならん》➡ 267 00:19:20,743 --> 00:19:22,745 《緋村君のため➡ 268 00:19:22,745 --> 00:19:27,549 そして 志々雄という悪鬼から この日本を守るため!》 269 00:19:27,549 --> 00:19:29,885 ぬおおおっ! 270 00:19:29,885 --> 00:19:32,821 (蒼紫)無駄だ。 トンファー1本だけのお前には➡ 271 00:19:32,821 --> 00:19:34,823 もはや 勝ち目はない。 272 00:19:34,823 --> 00:19:36,825 フンッ。 273 00:19:38,827 --> 00:19:40,829 (柏崎)かかったな 蒼紫。➡ 274 00:19:40,829 --> 00:19:44,833 たとえ トンファー1本でも この密着状態からの➡ 275 00:19:44,833 --> 00:19:48,837 渾身の一撃ならば 話は別! 276 00:19:48,837 --> 00:19:51,840 円殺轟鉤棍! 277 00:19:53,842 --> 00:19:56,845 (柏崎)《どうじゃ… ん?》➡ 278 00:19:56,845 --> 00:19:59,848 《小太刀の逆手!》➡ 279 00:19:59,848 --> 00:20:03,852 《まずい… この構えは 奥義 回天剣…》 280 00:20:03,852 --> 00:20:05,854 (柏崎)あっ!? (蒼紫)小太刀二刀流➡ 281 00:20:05,854 --> 00:20:09,858 回天剣舞六連。 282 00:20:18,867 --> 00:20:22,871 ハァ ハァ ハァ…。 283 00:20:26,875 --> 00:20:29,545 ハァ… 間に合っ…。 284 00:20:29,545 --> 00:20:31,847 ぐおおお…。 285 00:20:40,689 --> 00:20:42,691 終わりだ。 286 00:20:42,691 --> 00:21:02,711 ♬~ 287 00:21:02,711 --> 00:21:08,717 ♬~ 288 00:21:08,717 --> 00:21:10,719 蒼紫さま!! 289 00:21:12,721 --> 00:21:17,726 (蒼紫)うせろ。 二度と 俺の前に姿を現すな。 290 00:21:26,735 --> 00:21:36,745 ♬~