1 00:00:06,039 --> 00:00:10,043 (斎藤)「期日は明日 場所は比叡山」➡ 2 00:00:10,043 --> 00:00:13,046 「北東中腹 六連ねの鳥居の叢祠」➡ 3 00:00:13,046 --> 00:00:18,051 「当方 志々雄 真実ならびに 十本刀」 4 00:00:18,051 --> 00:00:23,056 (左之助)「貴殿方 緋村抜刀斎 斎藤 一 相楽 左之助」➡ 5 00:00:23,056 --> 00:00:26,059 「余人の同行を禁ず」➡ 6 00:00:26,059 --> 00:00:28,028 ヘヘッ。 7 00:00:30,063 --> 00:00:33,066 上等! 8 00:00:33,066 --> 00:00:43,043 ♬~ 9 00:02:12,032 --> 00:02:17,037 (左之助)斎藤の野郎は 事後処理で もう半日ほど手が離せない。➡ 10 00:02:17,037 --> 00:02:21,041 つうことで志々雄との決闘は 明朝 出発。 11 00:02:21,041 --> 00:02:25,045 こちとら今すぐにでも 突っ込みてえ気分だってのによ。 12 00:02:25,045 --> 00:02:29,049 何と緋村君 わしが伏せっている間に➡ 13 00:02:29,049 --> 00:02:32,052 戦いは そこまで進んでおったのか。 14 00:02:32,052 --> 00:02:38,058 ええ。 といっても十本刀は まだ9人も残っているでござるが。 15 00:02:38,058 --> 00:02:41,061 (柏崎)それと もう一つ。 16 00:02:41,061 --> 00:02:45,065 さも当然のように うちにいるけど そもそも あんた 誰!? 17 00:02:45,065 --> 00:02:49,002 そう。 わしも それが聞きたい。 (お増たち)うん うん。 18 00:02:49,002 --> 00:02:52,005 (左之助)俺のこと 何も話してねえのかよ おい。 19 00:02:52,005 --> 00:02:55,008 ごめん! こっちも色々と忙しくて…。 20 00:02:55,008 --> 00:02:58,011 ったく しゃあねえなぁ。➡ 21 00:02:58,011 --> 00:03:01,014 俺は相楽 左之助。 22 00:03:01,014 --> 00:03:06,019 まっ 剣心たちの 東京のダチってとこだ。 23 00:03:06,019 --> 00:03:09,022 (鳥の鳴き声) 24 00:03:09,022 --> 00:03:12,025 (左之助)信用しろ! (操)んなこと言ったってさ。 25 00:03:12,025 --> 00:03:15,028 柄悪いし。 (お増)目つきも悪いし。 26 00:03:15,028 --> 00:03:18,031 態度も悪いし。 (左之助)あっ 恵 てめえ! 27 00:03:18,031 --> 00:03:20,033 何 しれっと そっち側に紛れてやがる! 28 00:03:20,033 --> 00:03:24,037 あら 私は一目で 剣さんの知り合いだって➡ 29 00:03:24,037 --> 00:03:27,040 信じてもらえたけど? (柏崎)さよう。 30 00:03:27,040 --> 00:03:31,044 目覚めた瞬間に わしは分かった。 この命があるのは➡ 31 00:03:31,044 --> 00:03:35,048 恵さんの 献身的な治療のおかげだと。 32 00:03:35,048 --> 00:03:39,052 それに比べて… 何じゃ お主は。➡ 33 00:03:39,052 --> 00:03:41,054 だいたい 髪をおっ立てているやからに➡ 34 00:03:41,054 --> 00:03:43,056 ろくなのはおらん。 (左之助)くっ…。 35 00:03:43,056 --> 00:03:45,058 (柏崎)張とかな。 (張)うっ。 36 00:03:45,058 --> 00:03:49,996 ひどい言われようでござるが 左之は➡ 37 00:03:49,996 --> 00:03:55,001 拙者が最も頼りにしている男の 一人でござるよ。 38 00:03:55,001 --> 00:03:59,005 よろしく 左之助君! (左之助)うるせえよ。 39 00:03:59,005 --> 00:04:01,007 (柏崎)何はともあれ 緋村君の仲間が➡ 40 00:04:01,007 --> 00:04:03,009 こんなに集まったんじゃ。➡ 41 00:04:03,009 --> 00:04:06,012 今夜は 決戦前夜の壮行会ということで➡ 42 00:04:06,012 --> 00:04:10,016 パーッと飲もうじゃないか! (左之助)おっ いいね! 43 00:04:10,016 --> 00:04:13,019 駄目です! まだ傷が治ってないんだから➡ 44 00:04:13,019 --> 00:04:16,022 お酒はいけません。 (柏崎)チッ。 45 00:04:16,022 --> 00:04:21,027 お気持ちはありがたいが 翁殿 あしたは朝が早い。 46 00:04:21,027 --> 00:04:27,033 夕食をいただいたら 今夜は 早めに休ませてもらうでござるよ。 47 00:04:27,033 --> 00:04:30,036 (志々雄)完全勝利だと? 48 00:04:30,036 --> 00:04:34,040 (方治)はい 完全勝利です。➡ 49 00:04:34,040 --> 00:04:39,045 この一戦 緋村 斎藤 相楽の3人に対し➡ 50 00:04:39,045 --> 00:04:43,049 こちらは 志々雄さまも含めれば10人。 51 00:04:43,049 --> 00:04:47,988 数量的にも戦力的にも 掛け値なしで分があります。 52 00:04:47,988 --> 00:04:51,992 (由美)だったら いいじゃない。 いったい何の不満があるっての? 53 00:04:51,992 --> 00:04:55,996 しかしながら 敵も精鋭中の精鋭。➡ 54 00:04:55,996 --> 00:04:59,100 このままぶつかれば 十本刀でも張と同等➡ 55 00:04:59,100 --> 00:05:05,005 もしくは それ以下の実力の者を 確実に欠くことになります。➡ 56 00:05:05,005 --> 00:05:08,008 ならば いっそ こちらも少数精鋭。 57 00:05:08,008 --> 00:05:11,011 やつら3人にぶつけるのは➡ 58 00:05:11,011 --> 00:05:16,016 宗次郎 宇水 安慈の 十本刀3強だけに絞り➡ 59 00:05:16,016 --> 00:05:20,020 残り6人の十本刀で➡ 60 00:05:20,020 --> 00:05:26,026 葵屋に残る者どもの抹殺を 敢行します。 61 00:05:26,026 --> 00:05:30,030 なるほど。 (方治)京都大火の失敗の際には➡ 62 00:05:30,030 --> 00:05:33,033 警察の防衛線の裏で暗躍した➡ 63 00:05:33,033 --> 00:05:36,036 京都御庭番衆の存在が ありました。➡ 64 00:05:36,036 --> 00:05:42,042 今回だけでなく 緋村抜刀斎が 京都に到着してから今日➡ 65 00:05:42,042 --> 00:05:45,979 連中が その情報収集と 伝達の力をもって➡ 66 00:05:45,979 --> 00:05:48,982 重要な後方支援を担っています。 67 00:05:48,982 --> 00:05:50,984 連中がいなければ➡ 68 00:05:50,984 --> 00:05:54,988 われわれは もっと楽に 事を進めることができていたはず。 69 00:05:54,988 --> 00:05:58,992 翻せば 連中を 早急に始末できなかったのが➡ 70 00:05:58,992 --> 00:06:01,995 これまでの失敗の要因。➡ 71 00:06:01,995 --> 00:06:04,998 察しのよい緋村抜刀斎のこと➡ 72 00:06:04,998 --> 00:06:09,002 おそらく この隙をついて こちらが葵屋を襲撃することは➡ 73 00:06:09,002 --> 00:06:11,004 読んでいると思います。➡ 74 00:06:11,004 --> 00:06:14,007 しかし あの男も しょせんは剣客。➡ 75 00:06:14,007 --> 00:06:17,010 相手が決闘と言った以上➡ 76 00:06:17,010 --> 00:06:22,015 その相手の十本刀が 葵屋へ向かうとは夢にも思わない。 77 00:06:22,015 --> 00:06:26,019 あの男と非常に似た思考のできる 志々雄さまですら➡ 78 00:06:26,019 --> 00:06:31,024 真っ向から10対3の決闘しか 頭になかったのと同じように。 79 00:06:31,024 --> 00:06:34,027 忘れてはなりません 志々雄さま! 80 00:06:34,027 --> 00:06:38,031 われわれの最終目的は この国の覇権を握ること。 81 00:06:38,031 --> 00:06:42,035 そして それこそが 志々雄さまの完全勝利! 82 00:06:42,035 --> 00:06:45,972 そのために 今ここで 緋村抜刀斎と その一同を➡ 83 00:06:45,972 --> 00:06:49,976 同時に抹殺するのが最良! 84 00:06:49,976 --> 00:06:51,978 フゥー…。 85 00:06:51,978 --> 00:06:54,981 (志々雄)方治。 (方治)あっ…。 86 00:06:54,981 --> 00:06:58,985 てめえ いつから俺に意見するほど 偉くなった? 87 00:06:58,985 --> 00:07:00,987 ぐっ…。 88 00:07:00,987 --> 00:07:03,990 (志々雄)奇襲もだまし討ちも 一向に構わねえ。➡ 89 00:07:03,990 --> 00:07:07,994 だが抜刀斎に 決闘と言ったんだ。➡ 90 00:07:07,994 --> 00:07:14,000 それを曲げるのは剣客としての 俺の自信が我慢ならねえ。 91 00:07:14,000 --> 00:07:17,003 決闘に変更はねえ! ぐだぐだ言ってねえで➡ 92 00:07:17,003 --> 00:07:20,006 てめえは さっさと十本刀を呼んでこい! 93 00:07:20,006 --> 00:07:23,009 あ…。 94 00:07:23,009 --> 00:07:29,015 その拳で 志々雄さまから 修羅の覚悟を頂いて後➡ 95 00:07:29,015 --> 00:07:33,019 私は ひそかに 一つの決心をしました。➡ 96 00:07:33,019 --> 00:07:38,024 「勝てば官軍」の言葉が示すように 歴史と国は 勝者がつくります。➡ 97 00:07:38,024 --> 00:07:43,029 私は志々雄さまを 絶対の勝者へと導くべく➡ 98 00:07:43,029 --> 00:07:47,033 全身全霊をもって策を練り 遂行する。➡ 99 00:07:47,033 --> 00:07:52,038 そのためには いかな役割だろうと 決して いとわないと…。 100 00:07:52,038 --> 00:07:56,042 どんな卑劣でひきょうな手段を 使ってでも➡ 101 00:07:56,042 --> 00:07:58,044 完全勝利を志々雄さまに捧げる! 102 00:07:58,044 --> 00:08:03,049 そのためには 人に 同胞に そして志々雄さまにさえ➡ 103 00:08:03,049 --> 00:08:08,021 だかつのごとく忌み嫌われようと 私は一向に構わないと! 104 00:08:10,056 --> 00:08:15,061 煉獄を失った今 十本刀こそ残された切り札。 105 00:08:15,061 --> 00:08:18,064 何がどうなろうと この方治➡ 106 00:08:18,064 --> 00:08:23,036 それを無駄に浪費する愚策には 賛同できません! 107 00:08:26,072 --> 00:08:28,074 (志々雄)敵ならいざ知らず➡ 108 00:08:28,074 --> 00:08:32,078 飼い犬に ここまで反抗されたのは 初めてだぜ。➡ 109 00:08:32,078 --> 00:08:37,083 もういい。 宗次郎。 (宗次郎)はい。 110 00:08:37,083 --> 00:08:40,053 (志々雄)お前が行って 十本刀を呼んでこい。 111 00:08:42,088 --> 00:08:47,027 (蝙也)志々雄さま このたびの招集 次の戦闘の開始ですか? 112 00:08:47,027 --> 00:08:50,029 ああ。 だが その前に➡ 113 00:08:50,029 --> 00:08:54,034 前の作戦について 皆に話さねばならねえことがある。 114 00:08:54,034 --> 00:08:59,038 (宇水)そうそう それ 私も ぜひ聞きたかった。 115 00:08:59,038 --> 00:09:03,043 聞けば京都大火は 実は おとり作戦だったとか。 116 00:09:03,043 --> 00:09:05,044 嘘? (夷腕坊)ぐふ? 117 00:09:05,044 --> 00:09:09,048 ほほう。 それで わが輩と不二は 援軍もなし➡ 118 00:09:09,048 --> 00:09:12,052 自力で帰投させられたのか。 119 00:09:12,052 --> 00:09:15,054 これでは われわれは まるで捨て駒同然。 120 00:09:15,054 --> 00:09:19,058 いったい どういう了見ですかな 志々雄さま? 121 00:09:19,058 --> 00:09:23,063 (志々雄) ああ 当然すまねえと思ってる。➡ 122 00:09:23,063 --> 00:09:26,066 だが 実のところ 当初の作戦では➡ 123 00:09:26,066 --> 00:09:30,069 お前たちも煉獄に乗せて 東京に向かうはずだった。➡ 124 00:09:30,069 --> 00:09:33,072 だが おとりは派手な方がいいと➡ 125 00:09:33,072 --> 00:09:39,045 この方治が 勝手な判断で 作戦を変更しちまったんだ。 126 00:09:41,081 --> 00:09:45,085 そうだったよな? 方治。 127 00:09:45,085 --> 00:09:50,023 はい…。 全ては私の責任。➡ 128 00:09:50,023 --> 00:09:56,029 どうか このとおり 許していただきたい! 129 00:09:56,029 --> 00:09:59,032 なーんだ 私 てっきり 志々雄さまに➡ 130 00:09:59,032 --> 00:10:02,035 捨てられちゃったと思って ショックだったのよ。 131 00:10:02,035 --> 00:10:06,039 (蝙也)何やら 陰で動きがあると思ったが…。 132 00:10:06,039 --> 00:10:08,041 なるほど そういうことかい。 133 00:10:08,041 --> 00:10:13,046 それじゃ 方治には 当然 罰が必要だろ。 134 00:10:13,046 --> 00:10:16,049 ホントのこと話せよ 方治。 135 00:10:16,049 --> 00:10:19,052 (方治)ぐっ…。 (宇水)私の心眼の前に➡ 136 00:10:19,052 --> 00:10:24,057 嘘は一切通用しない。 ホントのこと話せば➡ 137 00:10:24,057 --> 00:10:28,061 痛い思いはせずに済むぞ。 138 00:10:28,061 --> 00:10:30,063 何のことだか 自分には さっぱり…。➡ 139 00:10:30,063 --> 00:10:33,066 うわぁああ…! (鎌足)うわあ 痛そう。 140 00:10:33,066 --> 00:10:35,068 ぐへー…。 (方治)ああっ あっ…。 141 00:10:35,068 --> 00:10:38,071 志々雄さま…。 (方治)ハァ ハァ…。 142 00:10:38,071 --> 00:10:41,074 話す気になったか? 143 00:10:41,074 --> 00:10:47,013 (方治)話すも何も 私は 真実しか語らない!➡ 144 00:10:47,013 --> 00:10:53,019 7人の十本刀への裏切りは 全て 私の独断によるもの。 145 00:10:53,019 --> 00:10:59,025 その償いと 志々雄さまへの不信と疑念は…! 146 00:10:59,025 --> 00:11:03,029 ぐうっ…! この七爪の罰をもって➡ 147 00:11:03,029 --> 00:11:05,999 全て流していただきたい! (夷腕坊)ぐへー…。 148 00:11:08,034 --> 00:11:10,036 次の戦闘を命令する!➡ 149 00:11:10,036 --> 00:11:14,040 宗 宇水 安慈は 明日 俺と共に ここで➡ 150 00:11:14,040 --> 00:11:18,044 抜刀斎 斎藤 一 相楽 左之助と決闘! 151 00:11:18,044 --> 00:11:21,047 はっ…。 (志々雄)才槌 不二 蝙也➡ 152 00:11:21,047 --> 00:11:26,052 鎌足 夷腕坊は葵屋に向かい 全ての者の首を持ってこい! 153 00:11:26,052 --> 00:11:30,056 あ…。 (宇水)フン。 154 00:11:30,056 --> 00:11:33,059 方治 お前は ここに残れ。 155 00:11:33,059 --> 00:11:37,063 どのみち その指では じゅうぶんな戦闘は無理だ。 156 00:11:37,063 --> 00:11:39,065 志々雄さま…。 157 00:11:39,065 --> 00:11:43,069 (志々雄)貴様の覚悟の程 しかと見届けた。 158 00:11:43,069 --> 00:11:47,006 以後 汚れ役は全て任せる。 その代わり➡ 159 00:11:47,006 --> 00:11:52,011 お前には常に いの一番の勝利を 味わわせてやる。➡ 160 00:11:52,011 --> 00:11:56,015 この俺の傍らでな。 161 00:11:56,015 --> 00:11:58,017 はっ! 162 00:11:58,017 --> 00:12:01,020 (蝙也)葵屋とはどこだ? (鎌足)さあ?➡ 163 00:12:01,020 --> 00:12:03,990 後で聞いてみましょ。 (夷腕坊)ぐふ…。 164 00:12:07,026 --> 00:12:09,996 (安慈)奇縁というやつか…。 165 00:12:16,009 --> 00:12:18,011 (清十郎)決闘か。 しかし10対3とは➡ 166 00:12:18,011 --> 00:12:21,014 ずいぶん不利じゃねえか。 それでも➡ 167 00:12:21,014 --> 00:12:25,018 無関係の人々を巻き込むより よほど ましです。 168 00:12:25,018 --> 00:12:28,989 (清十郎)フン。 で? 何で また来た? 169 00:12:30,958 --> 00:12:34,962 奮発したじゃねえか。 恐れ入ります。 170 00:12:34,962 --> 00:12:38,966 (清十郎)だがな この程度じゃ 答えは手に入らねえぞ。 171 00:12:38,966 --> 00:12:42,970 それらしいことは いくらでも言ってやれるが➡ 172 00:12:42,970 --> 00:12:45,973 それで お前は納得するか? 173 00:12:45,973 --> 00:12:50,978 俺は飛天御剣流継承者 お前は流浪人。 174 00:12:50,978 --> 00:12:53,981 俺の助言は お前の役に立たん。 175 00:12:53,981 --> 00:12:58,986 お前が悩んでいることで 俺は悩まねえしな。 176 00:12:58,986 --> 00:13:01,989 だから お前が今 立ち止まってる場所は➡ 177 00:13:01,989 --> 00:13:07,995 自分で乗り越えるしかねえんだ。 お前自身が あがいて進め。 178 00:13:07,995 --> 00:13:11,999 奥義を体得するとは そういうことだ。 179 00:13:11,999 --> 00:13:13,967 はい。 180 00:13:22,009 --> 00:13:24,978 んっ… そこのご仁。 181 00:13:30,951 --> 00:13:33,954 岩か枝に引っかけたでござるな。 182 00:13:33,954 --> 00:13:35,956 取りあえずの止血はしておくが➡ 183 00:13:35,956 --> 00:13:38,959 医者に診てもらった方が よいでござるよ。 184 00:13:38,959 --> 00:13:42,963 いったん山を下りて…。 俺は…。 185 00:13:42,963 --> 00:13:46,967 俺には もう行く場所はない。➡ 186 00:13:46,967 --> 00:13:51,972 帰る場所もない。 友達も見捨てちまった。➡ 187 00:13:51,972 --> 00:13:57,945 もう… もう どうすればいいのか 分からない。 188 00:13:59,980 --> 00:14:03,984 事情は よく分からぬが 逃げていては答えは見つからぬよ。 189 00:14:03,984 --> 00:14:07,988 あ…。 過去に何があろうが➡ 190 00:14:07,988 --> 00:14:11,992 最後に自分の生き方を決めるのは 自分でござる。 191 00:14:11,992 --> 00:14:15,662 そのためには あがくしかない。 192 00:14:15,662 --> 00:14:17,664 あんた…。 終わり。 193 00:14:17,664 --> 00:14:20,000 うっ…。 失礼した。 194 00:14:20,000 --> 00:14:26,006 拙者もまた迷う者。 今のは師からの受け売りでござる。 195 00:14:26,006 --> 00:14:27,975 では これにて。 196 00:14:38,952 --> 00:14:42,956 (署長)慣れないことは するもんじゃないね。 197 00:14:42,956 --> 00:14:45,959 (斎藤)しかし 被害は最小限で済みました。➡ 198 00:14:45,959 --> 00:14:49,963 お見事です。 (署長)君に褒められるとは…。 199 00:14:49,963 --> 00:14:52,966 適切な評価をしたまでです。 200 00:14:52,966 --> 00:14:56,970 そこで 今後のご相談ですが 私は明日➡ 201 00:14:56,970 --> 00:15:01,975 志々雄一派の拠点に向かいます。 本部への帰投は未定です。 202 00:15:01,975 --> 00:15:04,978 (署長)んっ…。 (斎藤)その間 残党捜査➡ 203 00:15:04,978 --> 00:15:08,982 京都府内の警備において あなたに 指揮を執っていただきたい。 204 00:15:08,982 --> 00:15:11,985 待て 待て 待て。 私は…。 205 00:15:11,985 --> 00:15:16,990 お願いしたい あなたに。 206 00:15:16,990 --> 00:15:21,962 フゥ… 仕方ないねえ。 207 00:15:28,001 --> 00:15:31,004 ⚟剣心。 208 00:15:31,004 --> 00:15:35,008 薫殿。 早く休むって言ってたのに➡ 209 00:15:35,008 --> 00:15:39,012 大丈夫なの? 起きてて。 睡眠なら取ったでござるよ。 210 00:15:39,012 --> 00:15:44,017 一刻ほど。 一刻? それで平気なの? 211 00:15:44,017 --> 00:15:48,021 薫殿こそ こんな夜更けに どうしたでござる? 212 00:15:48,021 --> 00:15:50,023 ああ ちょっと用を足しに起きて…。 213 00:15:50,023 --> 00:15:51,992 って言わすな! おろ! 214 00:15:54,027 --> 00:15:57,030 ねぇ 剣心。 んっ? 215 00:15:57,030 --> 00:16:01,034 昼間 言ってたこと…。 ああ。 216 00:16:01,034 --> 00:16:06,039 剣心の心次第って いったいどういうこと? 217 00:16:06,039 --> 00:16:08,041 考えたけど よく分からなくて…。 218 00:16:08,041 --> 00:16:11,044 分からないなら 分からないでよいでござるよ。 219 00:16:11,044 --> 00:16:16,016 よくない! だって剣心の命に 関わることなんだから。 220 00:16:18,051 --> 00:16:22,055 奥義自体は ちゃんと会得したでござるよ。 221 00:16:22,055 --> 00:16:26,059 速さを極めに極めた 超神速の抜刀術➡ 222 00:16:26,059 --> 00:16:30,063 天翔龍閃。 223 00:16:30,063 --> 00:16:35,001 けど 逆刃刀でさえ 師匠の命を 奪いかけてしまうように➡ 224 00:16:35,001 --> 00:16:38,004 正直言って この技は危険過ぎる。 225 00:16:38,004 --> 00:16:43,009 もし斎藤や張との戦いのように また われを忘れてしまえば➡ 226 00:16:43,009 --> 00:16:48,014 今度こそ確実に 拙者は人を斬り殺す。 227 00:16:48,014 --> 00:16:52,018 だからといって それを恐れて 力を抑え過ぎてしまえば➡ 228 00:16:52,018 --> 00:16:58,024 その分 速さも損なわれ この奥義は奥義たりえない。 229 00:16:58,024 --> 00:17:03,029 死闘という極限のはざまで 紙一重の生死を見極めて➡ 230 00:17:03,029 --> 00:17:08,034 この奥義を放つ。 それができて初めて➡ 231 00:17:08,034 --> 00:17:12,038 拙者の天翔龍閃は完成となる。 232 00:17:12,038 --> 00:17:15,008 だから 心次第…。 233 00:17:19,045 --> 00:17:22,048 剣心 これ…。 234 00:17:22,048 --> 00:17:25,051 ずっと渡しそびれていたけど➡ 235 00:17:25,051 --> 00:17:30,056 恵さんから預かってた あなたの無事を願う思い。 236 00:17:30,056 --> 00:17:32,993 私や恵さんだけじゃない。 237 00:17:32,993 --> 00:17:35,996 みんな みんな あなたの無事を願っているの。 238 00:17:35,996 --> 00:17:37,964 だから…。 239 00:17:42,669 --> 00:17:44,671 うるぁ 薫! おっ!? 240 00:17:44,671 --> 00:17:47,007 いったー! いきなり何すんのよ!? 241 00:17:47,007 --> 00:17:50,010 いいから ちょっと来い! うわっ…。 242 00:17:50,010 --> 00:17:52,012 さっきから黙って見てりゃ➡ 243 00:17:52,012 --> 00:17:55,015 せっかく いい雰囲気なのに 何やってんだ てめえは。 244 00:17:55,015 --> 00:17:57,017 さっきからって… やだ! 245 00:17:57,017 --> 00:17:59,019 いつから出歯亀になったのよ あんた! 246 00:17:59,019 --> 00:18:02,022 恵にゃ悪いけど ここは いっちょ➡ 247 00:18:02,022 --> 00:18:05,025 せせせ… せっぷんの一つでも ぶちかましてだなあ! 248 00:18:05,025 --> 00:18:07,027 ちょっと 何言いだすのよ この子は! 249 00:18:07,027 --> 00:18:10,030 助平もほどほどにしとかないと➡ 250 00:18:10,030 --> 00:18:12,032 燕ちゃんに言い付けるぞ! (弥彦)つつ… つっ つっ➡ 251 00:18:12,032 --> 00:18:14,034 燕は関係ねえだろ! ⚟(恵)剣さん。 252 00:18:14,034 --> 00:18:17,037 おっ。 剣さんへの思い➡ 253 00:18:17,037 --> 00:18:21,041 いっぱい詰めときましたから。 私だと思って使ってくださいね。 254 00:18:21,041 --> 00:18:23,043 ああっ…。 はっ! ちょっと恵さん! 255 00:18:23,043 --> 00:18:25,045 何してるんです! ほら見ろ! 256 00:18:25,045 --> 00:18:27,047 お前が ちんたらしてるからだ! 257 00:18:27,047 --> 00:18:30,050 何だか よく分からぬが…➡ 258 00:18:30,050 --> 00:18:33,987 弥彦 あしたは留守の方 しかと頼むでござるよ。 259 00:18:33,987 --> 00:18:36,990 待てよ 俺は連れてってくれねえのか? 260 00:18:36,990 --> 00:18:38,992 ⚟(左之助)ったりめえだろ ボケ。 (弥彦・剣心)おっ? 261 00:18:38,992 --> 00:18:41,995 お前らに もしものことがあったら➡ 262 00:18:41,995 --> 00:18:45,999 たまりにたまった赤べこの俺のツケ 誰が妙に払うってんだ。 263 00:18:45,999 --> 00:18:48,001 (薫・弥彦)お前だ! 264 00:18:48,001 --> 00:18:50,003 チッ ケチな師弟だな おい。 265 00:18:50,003 --> 00:18:54,007 言ってることが むちゃくちゃでござるよ 左之。 266 00:18:54,007 --> 00:18:56,009 俺も絶対に行くぞ 剣心! 267 00:18:56,009 --> 00:19:00,013 俺だって こっちに来てから 一日も稽古を欠かしてねえんだ。➡ 268 00:19:00,013 --> 00:19:02,015 だから剣心が思っているより➡ 269 00:19:02,015 --> 00:19:06,019 ずっと ずっと ずっと強くなってるんだぞ! 270 00:19:06,019 --> 00:19:08,021 分かっているでござるよ。 271 00:19:08,021 --> 00:19:13,026 だから拙者は お主に ただただ残れとは言わぬ。 272 00:19:13,026 --> 00:19:17,030 あした 拙者たちが 十本刀と戦っている隙に➡ 273 00:19:17,030 --> 00:19:23,036 葵屋が襲撃される可能性もある。 一応 事前策は打ってあるが➡ 274 00:19:23,036 --> 00:19:27,040 それでも そのときは 戦いは避けられないでござろう。 275 00:19:27,040 --> 00:19:30,043 だから万が一に備えて➡ 276 00:19:30,043 --> 00:19:32,979 葵屋には1人でも多く 残ってほしいでござる。 277 00:19:32,979 --> 00:19:38,985 いざというときの大事な 守りの力として。 278 00:19:38,985 --> 00:19:42,989 (操)だいっ じょーぶ! 279 00:19:42,989 --> 00:19:47,994 葵屋は この私が守るんだから ばっちり任せてよ! 280 00:19:47,994 --> 00:19:50,997 だから 言っちゃなんだけどさ➡ 281 00:19:50,997 --> 00:19:55,001 その… 蒼紫さまの方…。 282 00:19:55,001 --> 00:19:59,005 ああ。 案外 現金なやつだな お前。 283 00:19:59,005 --> 00:20:02,008 昼間はピーピー泣いてたくせに。 284 00:20:02,008 --> 00:20:05,011 ピーピーなんて言ってない! (弥彦)例えだ バカ! 285 00:20:05,011 --> 00:20:08,014 バカだと こら! ⚟(柏崎)緋村君! 286 00:20:08,014 --> 00:20:12,018 操の言うとおり こっちは心配無用! 287 00:20:12,018 --> 00:20:16,022 存分に志々雄一派を 蹴散らしてきてくれ! 288 00:20:16,022 --> 00:20:18,024 (操)バカって言う方がバカなんだ! (左之助)なんでぇ 結局➡ 289 00:20:18,024 --> 00:20:22,028 全員 起きてきやがって。 これじゃあ 壮行会やってんのと➡ 290 00:20:22,028 --> 00:20:25,031 変わんねえじゃねえか。 291 00:20:25,031 --> 00:20:29,035 《逆刃刀・真打を託してくれた 新井一家》 292 00:20:29,035 --> 00:20:34,974 《奥義 天翔龍閃を授けてくれた 比古師匠》 293 00:20:34,974 --> 00:20:39,979 《そして遠い地にいる 大切な仲間と➡ 294 00:20:39,979 --> 00:20:44,984 ここに集った 大切な仲間》 295 00:20:44,984 --> 00:20:48,988 《あとは拙者の心一つ》 296 00:20:48,988 --> 00:20:51,958 《恐れるものは何もない》 297 00:20:53,993 --> 00:20:56,997 (斎藤)準備は済んでいるな。 298 00:20:56,997 --> 00:20:58,965 行くぞ。 299 00:21:02,002 --> 00:21:03,970 剣心! 300 00:21:06,006 --> 00:21:10,977 みんなで一緒に 東京に帰ろうね。 301 00:21:15,014 --> 00:21:16,983 ああ。 302 00:21:23,022 --> 00:21:27,027 (蒼紫)抜刀斎が…➡ 303 00:21:27,027 --> 00:21:29,028 来る。 304 00:21:29,028 --> 00:21:39,005 ♬~