1 00:00:09,042 --> 00:00:12,012 (剣心)四乃森… 蒼紫。 2 00:00:15,048 --> 00:00:18,051 (操)あんた 蒼紫さまのこと 知ってるの? 3 00:00:18,051 --> 00:00:22,055 御庭番衆のみんなは? 蒼紫さまと一緒?➡ 4 00:00:22,055 --> 00:00:25,058 ねえ 教えて。 今 みんな どこにいるの!?➡ 5 00:00:25,058 --> 00:00:28,061 元気でやってる!? 6 00:00:28,061 --> 00:00:38,038 ♬~ 7 00:02:10,030 --> 00:02:13,033 (操)こら! ねえ ちょっと待ってよ! 8 00:02:13,033 --> 00:02:16,036 何よ 急に だんまり 決め込んじゃって!➡ 9 00:02:16,036 --> 00:02:18,038 教えてよ。 般若君は 元気?➡ 10 00:02:18,038 --> 00:02:21,008 式尉のおっさんに べし見に ひょっとこは? 11 00:02:23,043 --> 00:02:25,712 何よ チビ! 頭 ボサボサ! ×傷! 12 00:02:25,712 --> 00:02:29,049 廃刀令違反! 悪趣味な赤い着物! 13 00:02:29,049 --> 00:02:32,052 一応 緋村 剣心という 名前があるから➡ 14 00:02:32,052 --> 00:02:34,054 それで呼んでほしいでござるよ。 15 00:02:34,054 --> 00:02:37,057 その名前で呼んだら みんなのこと教えてくれる? 16 00:02:37,057 --> 00:02:40,060 それとこれとは 話が別でござる。 17 00:02:40,060 --> 00:02:44,064 (操)ふっざけんな この野郎~! おろ~っ! 18 00:02:44,064 --> 00:02:45,999 答えろ! いったい 蒼紫さまたちは…。 19 00:02:45,999 --> 00:02:49,002 おろ~。 20 00:02:49,002 --> 00:02:51,004 う~。 21 00:02:51,004 --> 00:02:52,973 フゥ。 22 00:02:55,008 --> 00:02:58,011 (操)諦めるもんか。➡ 23 00:02:58,011 --> 00:03:00,013 蒼紫さまたちを捜し始めて➡ 24 00:03:00,013 --> 00:03:03,016 初めての 確実そうな手掛かりなんだ。➡ 25 00:03:03,016 --> 00:03:05,986 絶対に諦めない! 26 00:03:11,024 --> 00:03:15,028 《なかなか しぶといでござるな…》 27 00:03:15,028 --> 00:03:18,031 《いっそ 御庭番衆のことを話すか》 28 00:03:18,031 --> 00:03:21,034 《操殿には つらい話になるが➡ 29 00:03:21,034 --> 00:03:22,702 このまま むやみに 捜し続けるよりは➡ 30 00:03:22,702 --> 00:03:25,972 よいかもしれん。 しかし…》 31 00:03:28,041 --> 00:03:33,046 (蒼紫)《俺が お前を殺すまで 誰にも殺されるなよ》 32 00:03:33,046 --> 00:03:37,050 《それでも 拙者が 唯一の手掛かりである以上➡ 33 00:03:37,050 --> 00:03:39,052 やはり 付きまとわれるか…》 34 00:03:39,052 --> 00:03:41,054 《ともかく 志々雄一派が➡ 35 00:03:41,054 --> 00:03:44,057 いつ襲ってくるかも分からぬ この旅に➡ 36 00:03:44,057 --> 00:03:47,994 これ以上 連れ歩くわけにはいかぬ》 37 00:03:47,994 --> 00:03:49,996 (操)ん? まくか。 38 00:03:49,996 --> 00:03:51,998 (操)えっ? 39 00:03:51,998 --> 00:03:54,000 (操)あ~っ! 40 00:03:54,000 --> 00:03:57,003 こらっ! ふふん バカめ。 41 00:03:57,003 --> 00:04:00,006 あたしは 世が世なら 御庭番衆のくノ一として➡ 42 00:04:00,006 --> 00:04:02,008 蒼紫さまの力になっていた女。 43 00:04:02,008 --> 00:04:04,010 足の速さには自信が…。➡ 44 00:04:04,010 --> 00:04:06,012 あ… れ?➡ 45 00:04:06,012 --> 00:04:08,014 すでに豆粒。 46 00:04:08,014 --> 00:04:11,985 くそっ! 何なんだ あいつは! 47 00:04:18,024 --> 00:04:21,027 ハァ… ハァ…。 48 00:04:21,027 --> 00:04:23,029 うっ。 《諦めないな》 49 00:04:23,029 --> 00:04:25,031 《かなり速めに 走っているのに➡ 50 00:04:25,031 --> 00:04:28,034 よく ついてくる。 だが…》 51 00:04:28,034 --> 00:04:32,038 (操)《くそ… このあたしが ついてくのが やっとなんて…》 52 00:04:32,038 --> 00:04:34,040 (操)《やっぱり あいつ ただ者じゃない》➡ 53 00:04:34,040 --> 00:04:38,044 《もしかしたら 蒼紫さまたちと 戦ったことがあるのかも》 54 00:04:38,044 --> 00:04:40,046 (操)うっ! ふぎゃ! 55 00:04:40,046 --> 00:04:42,048 痛たた…。 56 00:04:42,048 --> 00:04:45,051 はっ しまった あいつは!➡ 57 00:04:45,051 --> 00:04:47,020 あっ…。 58 00:04:48,989 --> 00:04:51,992 鬼ごっこは もう終わりだ。 59 00:04:51,992 --> 00:04:53,994 (操)何 言ってんのよ。➡ 60 00:04:53,994 --> 00:04:55,996 まだまだ これからよ! 61 00:04:55,996 --> 00:04:58,999 蒼紫さまたちのこと 教えてくれるまで➡ 62 00:04:58,999 --> 00:05:00,967 死んでも はな…。 63 00:05:09,009 --> 00:05:12,012 (操)何… これ…。 64 00:05:12,012 --> 00:05:16,016 もしかして あいつ この崖を跳び越えたの? 65 00:05:16,016 --> 00:05:18,018 (操)《どうする…》➡ 66 00:05:18,018 --> 00:05:22,022 《いくら あたしでも こんなの とても…》➡ 67 00:05:22,022 --> 00:05:25,025 《とにかく あいつを止めなきゃ》 68 00:05:25,025 --> 00:05:26,993 貫殺飛苦無! 69 00:05:29,696 --> 00:05:32,032 あっ! 70 00:05:32,032 --> 00:05:36,036 (操)《抜刀の風圧だけで 飛苦無を…》 71 00:05:36,036 --> 00:05:40,040 もう 諦めて おとなしく 京都へ帰れ。 72 00:05:40,040 --> 00:05:42,042 どういう いきさつで➡ 73 00:05:42,042 --> 00:05:45,045 蒼紫が お主を預かるに 至ったのかは分からぬが➡ 74 00:05:45,045 --> 00:05:50,984 戦い続ける御庭番衆の中では 常に危険に見舞われる。 75 00:05:50,984 --> 00:05:53,987 蒼紫も それが分かって お主を 京都のじいやの所へ➡ 76 00:05:53,987 --> 00:05:55,956 置いていったのでござろう。 77 00:05:59,993 --> 00:06:03,997 思いを断ち切って 忘れた方がよい。 78 00:06:03,997 --> 00:06:06,967 それが お主の幸せのためだ。 79 00:06:16,009 --> 00:06:17,978 すまんな。 80 00:06:25,018 --> 00:06:29,022 好き勝手なこと言うな! この 薄らトンカチ! 81 00:06:29,022 --> 00:06:31,024 (操)何が忘れろよ! 82 00:06:31,024 --> 00:06:33,026 忘れられないから こうして 捜してるんじゃない! 83 00:06:33,026 --> 00:06:34,694 無茶だ よせ! 84 00:06:34,694 --> 00:06:37,030 一番 思っている人を 忘れることの➡ 85 00:06:37,030 --> 00:06:40,033 いったい どこが幸せなのよ! 86 00:06:40,033 --> 00:06:53,980 ♬~ 87 00:06:53,980 --> 00:06:55,949 うおおおお…! 88 00:07:01,988 --> 00:07:05,992 (操)《何だかんだいって やっぱり こいつ すごい》➡ 89 00:07:05,992 --> 00:07:07,994 《何となく分かる》➡ 90 00:07:07,994 --> 00:07:11,998 《こいつ 蒼紫さまと 戦ったんだ》➡ 91 00:07:11,998 --> 00:07:14,000 《でも 大丈夫》➡ 92 00:07:14,000 --> 00:07:18,004 《相手が誰であろうと 蒼紫さまが負けるはずない》➡ 93 00:07:18,004 --> 00:07:23,009 《蒼紫さまは 今も どこかで 元気に暮らしている》➡ 94 00:07:23,009 --> 00:07:25,979 《御庭番衆のみんなと一緒に…》 95 00:07:28,014 --> 00:07:30,016 ん…。 96 00:07:30,016 --> 00:07:33,019 あっ! あれ… あれ…。 97 00:07:33,019 --> 00:07:34,988 やっと起きたでござるか。 あっ。 98 00:07:38,024 --> 00:07:42,028 私 気絶して…。 ああ。 99 00:07:42,028 --> 00:07:46,032 あんた 起きるまで待っていたの? 100 00:07:46,032 --> 00:07:48,034 訳あって 拙者の旅は➡ 101 00:07:48,034 --> 00:07:51,037 いつ 敵襲を受けても おかしくないでござる。 102 00:07:51,037 --> 00:07:56,042 そんな危険な道中故 誰一人 共にはできん。 103 00:07:56,042 --> 00:08:01,047 ついてくるなら 離れて 他人のふりをしてるでござる。 104 00:08:01,047 --> 00:08:03,049 無理に まこうとして➡ 105 00:08:03,049 --> 00:08:06,052 また こんな無茶されたら かなわんしな。 106 00:08:06,052 --> 00:08:08,054 お主のことだ。 107 00:08:08,054 --> 00:08:11,024 駄目と言っても 意地でも ついてくる気でござろう? 108 00:08:13,059 --> 00:08:16,062 (操)当たり前よ! あたしは 絶対➡ 109 00:08:16,062 --> 00:08:18,331 もう一度 蒼紫さまたちと 会うんだ! 110 00:08:20,066 --> 00:08:22,068 (左之助)うらぁ! 111 00:08:22,068 --> 00:08:29,075 (左之助)ハァ… ハァ… ハァ…。 112 00:08:29,075 --> 00:08:31,077 違う。➡ 113 00:08:31,077 --> 00:08:36,082 これじゃ ただの自然破壊で 何の修行にも なっちゃいねえ。➡ 114 00:08:36,082 --> 00:08:38,084 よくよく考えりゃあ➡ 115 00:08:38,084 --> 00:08:41,087 今までは ケンカ三昧で 修行なんて したことねえから➡ 116 00:08:41,087 --> 00:08:44,090 何を どうすりゃいいのか よく分からねえ。 117 00:08:44,090 --> 00:08:49,029 おまけに 俺は確か 中山道を歩いていたはずなのに➡ 118 00:08:49,029 --> 00:08:52,032 いつの間にか こんな山ん中に いるしよ。➡ 119 00:08:52,032 --> 00:08:56,002 とにかく 今は 京都に向かうのが先決だな。 120 00:08:59,038 --> 00:09:01,040 北は こっちか。 121 00:09:01,040 --> 00:09:04,043 すると 京都は西だから➡ 122 00:09:04,043 --> 00:09:07,047 だいたい あっちの方かな。➡ 123 00:09:07,047 --> 00:09:10,049 よし! 行くぜ! 京都! 124 00:09:10,049 --> 00:09:15,054 [そして さらに迷う 左之助だった] 125 00:09:15,054 --> 00:09:17,023 [一方…] 126 00:09:20,727 --> 00:09:22,395 (修)えっ…。 127 00:09:22,395 --> 00:09:25,064 (修)うわあああ! (玄斎)恵君 何をやっとるんじゃ! 128 00:09:25,064 --> 00:09:28,067 (恵)《大丈夫かな 剣さん》 (修)燃えてますよね!➡ 129 00:09:28,067 --> 00:09:30,069 取ってください! (恵)《志々雄一派だけでも➡ 130 00:09:30,069 --> 00:09:35,074 かなり大変そうなのに あの 四乃森 蒼紫まで出てきちゃって》 131 00:09:35,074 --> 00:09:37,077 心配だわ。 132 00:09:37,077 --> 00:09:39,078 (修)あちちちちち! あちっ あちち…。 133 00:09:39,078 --> 00:09:42,048 (水の掛かる音) (玄斎)フゥ…。 134 00:09:44,083 --> 00:09:47,020 [恵の心配は 深刻だった] 135 00:09:47,020 --> 00:09:50,023 [別の意味でも] 136 00:09:50,023 --> 00:09:51,991 [そして…] 137 00:09:54,027 --> 00:09:56,029 (弥彦)おえええ…。 138 00:09:56,029 --> 00:10:00,033 弥彦 大丈夫? (弥彦)ケホッ ケホッ。➡ 139 00:10:00,033 --> 00:10:02,035 大丈夫くない…。 140 00:10:02,035 --> 00:10:04,037 ごちそうさまでした。 141 00:10:04,037 --> 00:10:07,040 (弥彦)船が こんなに 揺れるもんだとは➡ 142 00:10:07,040 --> 00:10:10,043 知らなかったぜ。 お前 よく平気だな。 143 00:10:10,043 --> 00:10:12,045 そりゃ ちょっとは 酔ってるけど。 144 00:10:12,045 --> 00:10:15,048 これくらいで へたりこんでられないわよ。 145 00:10:15,048 --> 00:10:19,052 この2日間 いじけてばかりで みんなに心配かけちゃったからね。 146 00:10:19,052 --> 00:10:23,723 もう絶対に 弱音なんか 吐かないって 決めたんだ。 147 00:10:23,723 --> 00:10:25,391 うっ。➡ 148 00:10:25,391 --> 00:10:28,962 おえ~っ。 ああ… よしよし。 149 00:10:31,064 --> 00:10:35,034 [そして もう一度 剣心に会って…] 150 00:11:11,004 --> 00:11:14,007 (操)緋村。 ねえ 緋村。 151 00:11:14,007 --> 00:11:20,013 もう お昼だよ。 そろそろ ご飯にしようよ。 152 00:11:20,013 --> 00:11:24,017 ねえ。 ねえったら ねえ。 153 00:11:24,017 --> 00:11:26,019 シカトすんな こら! 154 00:11:26,019 --> 00:11:28,021 おおおおお…。 何さ! だいたいにして➡ 155 00:11:28,021 --> 00:11:30,023 何で わざわざ 森の中 通ってるのさ! 156 00:11:30,023 --> 00:11:33,026 やっぱり まだ あたしを まこうとしてるんでしょ! 157 00:11:33,026 --> 00:11:35,028 わざわざでござらん。 158 00:11:35,028 --> 00:11:39,032 ただ単に 来た道を戻るより 森を突っ切った方が➡ 159 00:11:39,032 --> 00:11:41,034 近道になるからでござる。 160 00:11:41,034 --> 00:11:44,037 夕方には 街道に出るが それまで 拙者は➡ 161 00:11:44,037 --> 00:11:46,039 休むつもりはないでござる。 162 00:11:46,039 --> 00:11:49,042 昼ご飯なら 歩きながら 食べれば よかろう。 163 00:11:49,042 --> 00:11:52,045 なるほど。 それじゃあ 早速…。➡ 164 00:11:52,045 --> 00:11:54,047 緋村は? 食べないの? 165 00:11:54,047 --> 00:11:58,051 あいにく 拙者 弁当は 持ち合わせてござらん。 166 00:11:58,051 --> 00:12:01,988 そう。 でも このカンパンは あたしんだから あげないよん。 167 00:12:01,988 --> 00:12:03,990 はいはい。 168 00:12:03,990 --> 00:12:07,994 (操)けど 蒼紫さまたちのこと 教えてくれるなら恵んであげる。 169 00:12:07,994 --> 00:12:11,998 結構でござる。 あ~あ 蒼紫さまたち➡ 170 00:12:11,998 --> 00:12:15,969 今ごろ どこで 何しているんだろ。 171 00:12:18,004 --> 00:12:22,008 (操)それでね その般若君ってのが すご腕の拳法家でね➡ 172 00:12:22,008 --> 00:12:26,012 実を言うと あたしの拳は 般若君に習ったんだ~。 173 00:12:26,012 --> 00:12:28,014 あっ。 あっ? 174 00:12:28,014 --> 00:12:31,017 マムシでござる。 危ない 危ない。 175 00:12:31,017 --> 00:12:34,020 (操)せっかく みんなのこと 話してあげてんのに…。 176 00:12:34,020 --> 00:12:35,989 ちゃんと聞け! 177 00:12:39,025 --> 00:12:42,028 まあまあ 聞こえてはいるでござるよ。 178 00:12:42,028 --> 00:12:45,031 むう… まったく➡ 179 00:12:45,031 --> 00:12:49,035 これから いよいよ 蒼紫さまの話だっていうのにさ。 180 00:12:49,035 --> 00:12:51,037 蒼紫…。 (操)そう。➡ 181 00:12:51,037 --> 00:12:55,041 最年少で御頭になった 天才中の天才隠密で➡ 182 00:12:55,041 --> 00:12:57,043 拳法と小太刀の達人。➡ 183 00:12:57,043 --> 00:13:00,046 真面目で責任感が強くて➡ 184 00:13:00,046 --> 00:13:01,981 優しくて 仲間思いで➡ 185 00:13:01,981 --> 00:13:05,985 でも 表向きは 隠密御庭番衆を 束ねる御頭として➡ 186 00:13:05,985 --> 00:13:10,990 あくまで 怜悧冷徹で無表情で➡ 187 00:13:10,990 --> 00:13:12,992 仲間を鼓舞したり 戦いの前に➡ 188 00:13:12,992 --> 00:13:15,995 自信の作り笑いをすることは あったけど➡ 189 00:13:15,995 --> 00:13:18,998 微笑んだりは 一度もしなかった。 190 00:13:18,998 --> 00:13:24,003 たぶん 今も そうなんだと思う。 191 00:13:24,003 --> 00:13:27,006 でも その蒼紫さまの 隠された微笑みを➡ 192 00:13:27,006 --> 00:13:29,008 いつか 必ず あたしが…。 193 00:13:29,008 --> 00:13:30,677 って おい!➡ 194 00:13:30,677 --> 00:13:32,345 あれ? 195 00:13:32,345 --> 00:13:35,014 (操)《こいつ 確か昨日は この程度の森➡ 196 00:13:35,014 --> 00:13:39,018 いとも簡単に 駆け抜けていたはず》 197 00:13:39,018 --> 00:13:41,020 ねえ あんた 何で わざわざ 手間かけて➡ 198 00:13:41,020 --> 00:13:43,022 草木を より分けているのさ。 199 00:13:43,022 --> 00:13:45,992 その方が 歩きやすいでござろう。 200 00:13:48,027 --> 00:13:51,030 (操)《こいつ… あたしを まこうとすれば➡ 201 00:13:51,030 --> 00:13:54,033 いくらでも まけるのに》➡ 202 00:13:54,033 --> 00:13:57,036 《何か 性格は 全然 違うくせして➡ 203 00:13:57,036 --> 00:14:00,039 本心を あまり表に 出さないところが➡ 204 00:14:00,039 --> 00:14:03,976 蒼紫さまに ちょっとだけ似てるかも…》 205 00:14:03,976 --> 00:14:05,978 気が変わったわ。 ん? 206 00:14:05,978 --> 00:14:09,982 おなか すいてるんでしょ 緋村。➡ 207 00:14:09,982 --> 00:14:13,986 やっぱり これ 恵んであげる。 208 00:14:13,986 --> 00:14:16,956 ただし 1個だけね。 209 00:14:18,991 --> 00:14:21,994 まさか よからぬ薬が入って…。 210 00:14:21,994 --> 00:14:23,996 入っとらん! 211 00:14:23,996 --> 00:14:26,999 それじゃあ 1個だけ…。 212 00:14:26,999 --> 00:14:29,001 ん? 213 00:14:29,001 --> 00:14:31,337 ん? 緋村? 214 00:14:31,337 --> 00:14:34,340 (物音) (操)あっ 今 何か 音が…。 215 00:14:34,340 --> 00:14:37,009 しっ。 できるだけ静かに➡ 216 00:14:37,009 --> 00:14:39,011 拙者から離れるでござるよ。 217 00:14:39,011 --> 00:14:42,348 もしかして あんた 狙われているって本当だったの? 218 00:14:42,348 --> 00:14:44,016 いいから 早く! 219 00:14:44,016 --> 00:14:47,019 《まずい 今 攻めてこられたら➡ 220 00:14:47,019 --> 00:14:49,021 操殿も 巻き込まれる》 221 00:14:49,021 --> 00:14:53,025 《やむを得ん。 ここは こちらから先制した方が!》 222 00:14:53,025 --> 00:14:55,027 あ… ちょっと待ってよ!➡ 223 00:14:55,027 --> 00:14:57,997 あたしだって 少しは あんたの力に…。 224 00:15:02,969 --> 00:15:04,937 あっ! 225 00:15:11,978 --> 00:15:14,981 この人 死んでるの? 226 00:15:14,981 --> 00:15:16,949 いや。 だが…。 227 00:15:18,985 --> 00:15:21,988 何か 言い残すことは ないでござるか? 228 00:15:21,988 --> 00:15:23,990 (操)あっ…。 229 00:15:23,990 --> 00:15:27,994 こうして 死を みとるのも 何かの縁。 230 00:15:27,994 --> 00:15:30,997 できるだけのことは するでござる。 231 00:15:30,997 --> 00:15:37,003 た… 頼む…。➡ 232 00:15:37,003 --> 00:15:41,007 俺の村と弟を➡ 233 00:15:41,007 --> 00:15:43,976 志々雄一派から 救ってくれ…。 234 00:15:50,016 --> 00:15:56,022 [その村は 東海道は沼津宿から 少し離れた所にある➡ 235 00:15:56,022 --> 00:16:00,026 人口50人ほどの小さな村落] 236 00:16:00,026 --> 00:16:02,028 [名は新月村] 237 00:16:02,028 --> 00:16:09,035 [ほんの2年前までは 何の変哲もない村だったという] 238 00:16:09,035 --> 00:16:12,038 (操)ねえ 起きてってば! (栄次)ん…。 239 00:16:12,038 --> 00:16:15,041 あっ。 (操)あっ 気が付いた。 240 00:16:15,041 --> 00:16:17,043 お前たちは? 241 00:16:17,043 --> 00:16:18,711 あっ そうだ 兄貴!➡ 242 00:16:18,711 --> 00:16:22,048 あっ!? 243 00:16:22,048 --> 00:16:27,019 (栄次)ハァ… ハァ…。 244 00:16:29,055 --> 00:16:33,059 あたしたちが 見つけたときは もう…。 245 00:16:33,059 --> 00:16:36,062 くっ… チクショー!➡ 246 00:16:36,062 --> 00:16:38,064 チクショー! 247 00:16:38,064 --> 00:16:43,069 (栄次の泣き声) 248 00:16:43,069 --> 00:16:46,038 事情を 話してくれぬか。 249 00:16:48,074 --> 00:16:52,078 (栄次)よそ者に話して 何が どうなるってんだよ? 250 00:16:52,078 --> 00:16:57,049 拙者は 志々雄に会うために 京都へ向かっているでござる。 251 00:17:07,026 --> 00:17:11,030 2年前 志々雄の部下が 突然 やって来て➡ 252 00:17:11,030 --> 00:17:14,033 警官を殺して 村を占領したんだ。➡ 253 00:17:14,033 --> 00:17:20,039 やつらは 新たに派遣された警官も 来るたび 殺した。➡ 254 00:17:20,039 --> 00:17:23,042 2年もしたら 警官が来なくなり➡ 255 00:17:23,042 --> 00:17:25,044 新月村は 政府に見捨てられたんだ。 256 00:17:25,044 --> 00:17:29,048 そんな 見捨てられたなんて 大げさな。 257 00:17:29,048 --> 00:17:33,052 じっくり 作戦でも 練っているんじゃ…。 258 00:17:33,052 --> 00:17:35,054 (栄次)これを見ろよ。➡ 259 00:17:35,054 --> 00:17:38,057 東京から 兄貴が持ち帰った 最新の地図だ。➡ 260 00:17:38,057 --> 00:17:41,060 新月村の名前がなくなってる! 261 00:17:41,060 --> 00:17:43,062 (操)あっ。 (栄次)兄貴は これを見て➡ 262 00:17:43,062 --> 00:17:47,066 村の異変に気付き まず 家族だけでも助けようとして➡ 263 00:17:47,066 --> 00:17:49,068 そして 殺されたんだ。➡ 264 00:17:49,068 --> 00:17:54,073 志々雄直属の部下 尖角に! 265 00:17:54,073 --> 00:17:56,075 (栄次)戻らなきゃ。 村に まだ➡ 266 00:17:56,075 --> 00:17:59,078 逃げ遅れた親父とおふくろが いるんだ。➡ 267 00:17:59,078 --> 00:18:01,047 俺が助けなきゃ。 268 00:18:03,015 --> 00:18:05,017 兄貴➡ 269 00:18:05,017 --> 00:18:07,987 俺に 力を貸してくれ。 270 00:18:10,022 --> 00:18:16,028 お主の兄に代わって 拙者が力を貸すでござる。 271 00:18:16,028 --> 00:18:19,031 お主 名前は? 272 00:18:19,031 --> 00:18:21,033 栄次。 273 00:18:21,033 --> 00:18:23,035 操殿 栄次を頼む。 274 00:18:23,035 --> 00:18:25,037 えっ? あたしも行く! 275 00:18:25,037 --> 00:18:28,040 駄目だ。 村には 拙者一人で行く。 276 00:18:28,040 --> 00:18:30,009 ここで待ってるでござるよ。 277 00:18:40,052 --> 00:18:42,054 《まったく 手入れがされていない》 278 00:18:42,054 --> 00:18:45,057 《まるで廃村だ》 279 00:18:45,057 --> 00:18:47,059 (栄次)《志々雄は半年に一度➡ 280 00:18:47,059 --> 00:18:51,063 必ず この村に一週間ほど 逗留する》➡ 281 00:18:51,063 --> 00:18:53,065 《何の目的で来るのか 分からないが➡ 282 00:18:53,065 --> 00:18:58,070 そのためだけに 日頃 この村は 尖角が統括しているんだ》➡ 283 00:18:58,070 --> 00:19:03,009 《そして ちょうど 今 志々雄は村に逗留している》➡ 284 00:19:03,009 --> 00:19:05,011 《尖角は 志々雄を もてなすため➡ 285 00:19:05,011 --> 00:19:07,013 館の方に行ってるから➡ 286 00:19:07,013 --> 00:19:11,017 親父と おふくろを助け出すなら 今しかない!》 287 00:19:11,017 --> 00:19:14,020 おい もっと 近寄らないと 見失っちまうぜ。 288 00:19:14,020 --> 00:19:16,022 (操)緋村は 並じゃないのよ。➡ 289 00:19:16,022 --> 00:19:18,024 これ以上 近づいたら 気付かれるって。➡ 290 00:19:18,024 --> 00:19:19,992 ん? (栄次)ん? 291 00:19:34,040 --> 00:19:38,044 (操)あっ… 処刑…。 292 00:19:38,044 --> 00:19:42,048 《あの子の兄と同様の 全身なます斬り…》 293 00:19:42,048 --> 00:19:46,052 《これも 尖角とかいう男の仕業》 294 00:19:46,052 --> 00:19:49,055 ん? (栄次)う… お… あ…。 295 00:19:49,055 --> 00:19:53,059 親父! おふくろ~! 296 00:19:53,059 --> 00:19:57,063 (栄次)うあああああ…! 297 00:19:57,063 --> 00:19:59,031 あっ。 298 00:20:03,002 --> 00:20:06,005 貴様 よそ者だな。 299 00:20:06,005 --> 00:20:08,007 よそ者は 生かして帰さん! 300 00:20:08,007 --> 00:20:12,011 まあ そこの2人は 村の者だがな。➡ 301 00:20:12,011 --> 00:20:16,015 そいつらの息子たちは この村から逃亡を企てた。➡ 302 00:20:16,015 --> 00:20:20,019 その責めを負って 尖角さまに処刑されたんだ。 303 00:20:20,019 --> 00:20:24,023 もっとも… つるしたのは われわれだが。 304 00:20:24,023 --> 00:20:26,025 見せしめ…。 305 00:20:26,025 --> 00:20:28,027 ここは 偉大なる志々雄さまが➡ 306 00:20:28,027 --> 00:20:32,031 政府の豚どもから 勝ち取った領村!➡ 307 00:20:32,031 --> 00:20:35,034 ここでの生殺与奪の権利は 全て 志々雄さま➡ 308 00:20:35,034 --> 00:20:39,038 もしくは 村の統括を担う尖角さまにある! 309 00:20:39,038 --> 00:20:42,041 尖角さまの命により➡ 310 00:20:42,041 --> 00:20:44,043 よそ者には 死 あるのみ!➡ 311 00:20:44,043 --> 00:20:45,711 覚悟! 312 00:20:45,711 --> 00:20:47,379 覚悟するのは➡ 313 00:20:47,379 --> 00:20:51,050 お前たちだ! 314 00:20:51,050 --> 00:20:54,053 がはっ! おおおっ! 315 00:20:54,053 --> 00:20:56,055 (隊員たち)うわああ…。 316 00:20:56,055 --> 00:21:00,993 普段なら ケガしたくない者は 下がれと言うところだが➡ 317 00:21:00,993 --> 00:21:03,996 今日は 言う気になれぬ。 318 00:21:03,996 --> 00:21:06,999 一人残らず たたき伏せる! 319 00:21:06,999 --> 00:21:11,003 よそ者には 死 あるのみ! 320 00:21:11,003 --> 00:21:14,006 おおおお…! 321 00:21:14,006 --> 00:21:16,008 (操)ねえ しっかりして! ねえ!➡ 322 00:21:16,008 --> 00:21:18,010 つらいのは分かるけど➡ 323 00:21:18,010 --> 00:21:20,012 ここで へたり込んでる場合じゃ ないのよ! 324 00:21:20,012 --> 00:21:23,015 泣いたって 死んだ人は かえらないんだから! 325 00:21:23,015 --> 00:21:25,017 今は まず 立ちなさい! 326 00:21:25,017 --> 00:21:27,019 (隊員)よそ者には➡ 327 00:21:27,019 --> 00:21:30,022 死 あるのみ! 328 00:21:30,022 --> 00:21:32,024 この! (隊員)よそ者には➡ 329 00:21:32,024 --> 00:21:33,993 死…。 330 00:21:38,030 --> 00:21:40,032 ⚟ふん。 331 00:21:40,032 --> 00:21:45,037 あ… あんた… 誰? 332 00:21:45,037 --> 00:21:48,040 ⚟あの野郎 京都へ 向かっているとばかり➡ 333 00:21:48,040 --> 00:21:50,042 思っていたら…。 334 00:21:50,042 --> 00:21:55,047 こんな所で 何 油売っていやがる。 335 00:21:55,047 --> 00:22:05,024 ♬~