1 00:00:10,043 --> 00:00:13,046 (操)赤空の後期型殺人奇剣!➡ 2 00:00:13,046 --> 00:00:16,049 気を付けて 緋村。 (伊織)ふぁ…。 3 00:00:16,049 --> 00:00:19,052 (操)そいつは まだ 刀を隠し持ってる! 4 00:00:19,052 --> 00:00:22,055 ほな いくで。 5 00:00:22,055 --> 00:00:24,024 ヘッ。 6 00:00:27,060 --> 00:00:30,063 どや! これが わいの一番の愛刀!➡ 7 00:00:30,063 --> 00:00:34,067 殺人奇剣 薄刃乃太刀! 8 00:00:34,067 --> 00:00:37,070 長い! それに あの しなり! (操)緋村! 9 00:00:37,070 --> 00:00:39,072 (剣心)くっ…。 10 00:00:39,072 --> 00:00:42,042 駄目です! それを紙一重でよけては! 11 00:00:44,077 --> 00:00:46,046 あっ! 12 00:00:50,083 --> 00:01:00,060 ♬~ 13 00:02:32,019 --> 00:02:34,021 (柏崎・操)あっ! 14 00:02:34,021 --> 00:02:36,023 狙い ばっちり。 15 00:02:36,023 --> 00:02:41,028 これで もう ちょこまか動き回れへんやろ。 16 00:02:41,028 --> 00:02:45,032 殺人奇剣 薄刃乃太刀。 17 00:02:45,032 --> 00:02:47,968 やいばの強度を保ったまま➡ 18 00:02:47,968 --> 00:02:50,971 可能な限り薄く鍛えた 異形の太刀。 19 00:02:50,971 --> 00:02:54,975 何か 自在に操っているように 見えたけど。 20 00:02:54,975 --> 00:02:57,978 (青空)剣先を わずかに重くすることによって➡ 21 00:02:57,978 --> 00:03:00,981 手首の微妙な返しを そのまま 刀の軌道に伝え➡ 22 00:03:00,981 --> 00:03:03,984 操ることができるんです。➡ 23 00:03:03,984 --> 00:03:08,989 あの脚で 変幻自在の薄刃乃太刀を よけきるのは もう…。 24 00:03:08,989 --> 00:03:12,993 いつの間にやら 観客もできてることやし➡ 25 00:03:12,993 --> 00:03:15,996 そろそろ クライマックスといきまっか。 26 00:03:15,996 --> 00:03:17,998 ペッ。 27 00:03:17,998 --> 00:03:19,100 我流 大蛇。➡ 28 00:03:19,100 --> 00:03:21,968 受けてみぃ! 29 00:03:27,007 --> 00:03:30,010 くっ…。 30 00:03:30,010 --> 00:03:32,012 よう防ぎよった! 31 00:03:32,012 --> 00:03:36,016 けど まだ終わりやないで! 32 00:03:36,016 --> 00:03:39,019 くっ…。 33 00:03:39,019 --> 00:03:40,987 緋村! 34 00:03:45,959 --> 00:03:50,964 (青空)やはり 駄目だ。 とても勝ち目はない。 35 00:03:50,964 --> 00:03:52,933 このままでは…。 36 00:03:56,970 --> 00:03:58,972 あなた? 37 00:03:58,972 --> 00:04:01,975 父の刀は諦めよう。 38 00:04:01,975 --> 00:04:03,977 とにかく 今は 伊織を助けて➡ 39 00:04:03,977 --> 00:04:06,980 一刻も早く こんな修羅場は離れるんだ。➡ 40 00:04:06,980 --> 00:04:10,984 大阪弁の男は 彼との戦いに意識が向いている。 41 00:04:10,984 --> 00:04:13,987 (伊織)うぅ… ごじゃる~。 (青空)この隙になら 伊織を…。 42 00:04:13,987 --> 00:04:15,989 緋村をおとりにするわけ? 43 00:04:15,989 --> 00:04:18,992 刀が折れていて じゅうぶんに 戦えないのを承知で➡ 44 00:04:18,992 --> 00:04:22,996 それでも 緋村は いの一番に駆け付けたんだよ! 45 00:04:22,996 --> 00:04:27,000 そんなの 僕が頼んだわけじゃない。➡ 46 00:04:27,000 --> 00:04:29,970 彼が 勝手に戦っているだけです。 47 00:04:32,005 --> 00:04:34,007 (柏崎)青空さん。 48 00:04:34,007 --> 00:04:37,010 わしも 一応 この子の親じゃ。 49 00:04:37,010 --> 00:04:40,013 子を最優先に思う気持ちは分かる。 50 00:04:40,013 --> 00:04:45,952 じゃが 緋村君が何を守ろうとして 勝手に戦っているのか➡ 51 00:04:45,952 --> 00:04:49,956 それも分かってもらえんかの。 52 00:04:49,956 --> 00:04:51,925 ⚟(刀を振るう音) 53 00:04:54,961 --> 00:04:58,965 しゃあない 出血大サービスや。➡ 54 00:04:58,965 --> 00:05:01,968 もういっちょ 大技かましたる。 55 00:05:01,968 --> 00:05:04,938 我流 蜷局! 56 00:05:10,977 --> 00:05:13,947 我流 毒牙! 57 00:05:17,984 --> 00:05:20,987 フンッ! なっ…。 58 00:05:20,987 --> 00:05:23,990 往生際が悪いな。 59 00:05:23,990 --> 00:05:27,961 何か 見てて惨めやで あんた。 60 00:05:31,998 --> 00:05:37,003 何か その目 ごっつムカつくわ。 61 00:05:37,003 --> 00:05:42,008 状況 分かってへんのか? 絶体絶命なんやで。 62 00:05:42,008 --> 00:05:47,948 たかがガキ一人に 命 張ってる場合やないで おい。 63 00:05:47,948 --> 00:05:54,955 拙者は 昔 新時代を開くため 大勢の人間を斬った。 64 00:05:54,955 --> 00:05:58,959 (張)何や 自慢話かいな。 ええで ええで。 65 00:05:58,959 --> 00:06:02,963 この期に及んで 過去の栄光にすがるなんて➡ 66 00:06:02,963 --> 00:06:04,965 見苦しくて最高や。 67 00:06:04,965 --> 00:06:08,969 死闘と 償いきれない流血の果てに➡ 68 00:06:08,969 --> 00:06:11,972 取りあえず新時代を迎えて 10年。 69 00:06:11,972 --> 00:06:14,975 死闘も流血も知ることなく➡ 70 00:06:14,975 --> 00:06:17,978 優しい家庭で 子供が健やかに育つまで➡ 71 00:06:17,978 --> 00:06:21,982 時代は 平和の様相を見せ始めた。 72 00:06:21,982 --> 00:06:24,985 貴様にとって たかがガキでも➡ 73 00:06:24,985 --> 00:06:28,989 拙者には かけがえのない新時代の申し子。 74 00:06:28,989 --> 00:06:31,992 命に代えても➡ 75 00:06:31,992 --> 00:06:35,962 伊織は 青空夫妻の元に 無事 帰す。 76 00:06:38,999 --> 00:06:41,001 あ…。 77 00:06:41,001 --> 00:06:43,003 《拙者が こいつの注意を引き留めておく》 78 00:06:43,003 --> 00:06:45,972 《今のうちに 早く伊織を!》 79 00:06:48,942 --> 00:06:51,945 (青空)あ…。 80 00:06:51,945 --> 00:06:53,947 あなた? 81 00:06:53,947 --> 00:06:57,951 何や 正義の味方 気どりおって。 82 00:06:57,951 --> 00:07:02,956 まるで わい 悪役やんか。 なおさら ムカついたわ。 83 00:07:02,956 --> 00:07:05,959 ハァ~…。 もうええ。 84 00:07:05,959 --> 00:07:08,962 あんたの役は これで終わりや。 85 00:07:08,962 --> 00:07:11,965 この先は 志々雄さまの元で➡ 86 00:07:11,965 --> 00:07:16,970 この薄刃乃太刀が また新たな時代をつくるさかい➡ 87 00:07:16,970 --> 00:07:19,973 安心して死ねや。 88 00:07:19,973 --> 00:07:23,977 あいにくだが お前には とうてい無理でござる。 89 00:07:23,977 --> 00:07:28,982 時代をつくるのは 刀でなく それを扱う 人でござる。 90 00:07:28,982 --> 00:07:30,950 (青空)あ…。 91 00:07:33,987 --> 00:07:36,990 (青空)くっ…。 92 00:07:36,990 --> 00:07:38,992 あなた! 93 00:07:38,992 --> 00:07:40,994 あいつ やっぱり 緋村をおとりにする気だ! 94 00:07:40,994 --> 00:07:43,997 いや 待て 違うぞ。 (青空)待ってろよ 伊織! 95 00:07:43,997 --> 00:07:48,001 必ず助ける! もう少しの辛抱だ! 96 00:07:48,001 --> 00:07:51,004 観客が 何 勝手に舞台に上がってんのや! 97 00:07:51,004 --> 00:07:53,006 (梓)危ない! 98 00:07:53,006 --> 00:07:54,974 くっ! 99 00:07:57,010 --> 00:08:01,014 ホンッマに ごっつムカつくわ。 100 00:08:01,014 --> 00:08:03,016 《青空殿》 101 00:08:03,016 --> 00:08:05,018 (青空) 《この人に かけてみよう》➡ 102 00:08:05,018 --> 00:08:07,020 《この人になら託せるかも!》➡ 103 00:08:07,020 --> 00:08:12,025 《この平和な新時代を 必ず守ってくれる!》➡ 104 00:08:12,025 --> 00:08:16,029 《この人なら 父の刀を正しく!》➡ 105 00:08:16,029 --> 00:08:20,033 《俺のつくった刀が 新時代をつくる》➡ 106 00:08:20,033 --> 00:08:27,040 《昔 父がよく言った この言葉に 僕は納得いかなかった》➡ 107 00:08:27,040 --> 00:08:29,042 《今 やっと理由が分かった》➡ 108 00:08:29,042 --> 00:08:30,710 《そうなんだ》➡ 109 00:08:30,710 --> 00:08:34,047 《刀が時代をつくるなんて おこがましい》➡ 110 00:08:34,047 --> 00:08:36,049 《新時代をつくるのは 人であり➡ 111 00:08:36,049 --> 00:08:41,054 そして 築いた時代を守るのも また 人なんだ》➡ 112 00:08:41,054 --> 00:08:45,992 《この平和を守るために 陰で戦い続ける あの人に➡ 113 00:08:45,992 --> 00:08:49,996 父の最後の一振りを!》 114 00:08:49,996 --> 00:08:54,000 もう 許さへん! わいは 頭きたで!➡ 115 00:08:54,000 --> 00:08:56,002 見さらせ この頭!➡ 116 00:08:56,002 --> 00:08:59,005 これぞ 「怒髪 天を衝く」ってやつや! 117 00:08:59,005 --> 00:09:03,009 もともとでござろう その イカレたホーキ頭は。 118 00:09:03,009 --> 00:09:06,012 (柏崎・操・梓)うん うん! (伊織)ホーキ ホーキ! 119 00:09:06,012 --> 00:09:10,016 (張)人のボケに 真顔でツッコむな この どアホゥ! 120 00:09:10,016 --> 00:09:13,987 むっちゃ ムカつくやつや! 121 00:09:18,024 --> 00:09:21,027 さやの残骸で 受け止めよ…。 122 00:09:21,027 --> 00:09:23,029 しもうた。 123 00:09:23,029 --> 00:09:24,998 間合いに入り込み過ぎた! おおーっ! 124 00:09:27,033 --> 00:09:29,002 ぐっ…。 125 00:09:31,037 --> 00:09:33,006 ぐはっ! 126 00:09:38,044 --> 00:09:41,047 やった! 交差攻法気味の肘鉄! 127 00:09:41,047 --> 00:09:43,049 挑発で やつを誘い➡ 128 00:09:43,049 --> 00:09:46,986 一足飛びで攻撃できる間合いに 引き込む。➡ 129 00:09:46,986 --> 00:09:50,990 刀のない上 右脚に傷を負った 緋村君にできる➡ 130 00:09:50,990 --> 00:09:52,992 最後の攻撃手段じゃ。➡ 131 00:09:52,992 --> 00:09:56,963 これで決まってなければ…。 ハァ ハァ…。 132 00:09:58,998 --> 00:10:01,000 危ない 危ない。 133 00:10:01,000 --> 00:10:05,004 やっぱ あんた なめてかかったら あかんわ。 134 00:10:05,004 --> 00:10:08,007 (操)ハッ! (柏崎)駄目か。 135 00:10:08,007 --> 00:10:13,012 (張)今の一撃で 頭に上った血が 一気に下がったわ。➡ 136 00:10:13,012 --> 00:10:17,016 もう二度と あんたの間合いには入らへん。➡ 137 00:10:17,016 --> 00:10:22,021 外から刻んで 五体バラして 四条河原にさらしてくれるわ! 138 00:10:22,021 --> 00:10:25,024 これで もう 勝機はなくなった。 139 00:10:25,024 --> 00:10:30,029 あとは いかにして 全員無事に この窮地から脱するか。 140 00:10:30,029 --> 00:10:32,031 (操)《刀さえあれば…》 141 00:10:32,031 --> 00:10:34,033 ⚟(物音) 142 00:10:34,033 --> 00:10:36,002 緋村さん! 143 00:10:38,037 --> 00:10:40,039 (伊織)ほよ…。 144 00:10:40,039 --> 00:10:44,010 父の最後の一振りです! これを使ってください! 145 00:11:28,988 --> 00:11:30,990 緋村! (張)チッ…。 146 00:11:30,990 --> 00:11:34,994 転ばされた分 初動が遅れてもうた。 147 00:11:34,994 --> 00:11:36,996 まあ ええ。➡ 148 00:11:36,996 --> 00:11:41,000 あんたを倒すのと 最後の一振りを手に入れるのと➡ 149 00:11:41,000 --> 00:11:47,006 2つの目的が これで 1つになったわけや。➡ 150 00:11:47,006 --> 00:11:49,008 抜けや。 151 00:11:49,008 --> 00:11:52,011 ええかげん 決着つけようや。 152 00:11:52,011 --> 00:11:54,681 互い 真剣同士。 153 00:11:54,681 --> 00:11:59,018 やるか やられるか 分かりやすうてええやろ。 154 00:11:59,018 --> 00:12:03,957 いけ 緋村! 刀さえあれば こっちのもんよ! 155 00:12:03,957 --> 00:12:05,959 んっ? (柏崎)駄目じゃ。 156 00:12:05,959 --> 00:12:09,963 緋村君は あの刀は抜かん。 (操)えっ…。 157 00:12:09,963 --> 00:12:12,966 いや おそらく抜けんのじゃ。➡ 158 00:12:12,966 --> 00:12:15,969 不殺を心に決めている 彼にとって➡ 159 00:12:15,969 --> 00:12:19,973 逆刃刀以外の抜刀は 絶対の禁忌のはずじゃ。 160 00:12:19,973 --> 00:12:23,977 でも 今は そんなこと 言ってる場合じゃないでしょ!➡ 161 00:12:23,977 --> 00:12:25,979 やらなきゃ 自分が やられるのよ!➡ 162 00:12:25,979 --> 00:12:28,982 緋村が どんな人斬りだったか よく知らないけど➡ 163 00:12:28,982 --> 00:12:32,986 もう一度くらい…。 (柏崎)その一度が問題なんじゃ。➡ 164 00:12:32,986 --> 00:12:35,989 志々雄一派という強敵が現れて➡ 165 00:12:35,989 --> 00:12:39,993 今の彼は 例えるなら ちょうど てんびんのごとく➡ 166 00:12:39,993 --> 00:12:45,999 不殺の流浪人と 人斬り抜刀斎の はざまで 揺れ動いている。 167 00:12:45,999 --> 00:12:50,003 人斬り… 抜刀斎? 168 00:12:50,003 --> 00:12:52,005 あの 伝説の…。 169 00:12:52,005 --> 00:12:56,009 いま一度 ここで あの刀を抜いて斬れば➡ 170 00:12:56,009 --> 00:12:58,011 心のたがが外れ➡ 171 00:12:58,011 --> 00:13:02,949 後は ずるずると 人斬りの修羅道まっしぐら。 172 00:13:02,949 --> 00:13:07,954 二度と流浪人には戻れまい。➡ 173 00:13:07,954 --> 00:13:11,958 せめて あの刀のさやが もろい白木でなく➡ 174 00:13:11,958 --> 00:13:15,962 逆刃刀同様の 鉄ごしらえだったなら…。 175 00:13:15,962 --> 00:13:18,965 あんた 人斬り抜刀斎やろ? 176 00:13:18,965 --> 00:13:23,970 人を斬るのに 何を そんなに ちゅうちょしとんのや。 177 00:13:23,970 --> 00:13:25,972 ええで。 178 00:13:25,972 --> 00:13:28,975 人を斬る喜び 忘れました言うんなら➡ 179 00:13:28,975 --> 00:13:33,980 この わいが 思い出させてやる。➡ 180 00:13:33,980 --> 00:13:35,982 実演を踏まえてな。 181 00:13:35,982 --> 00:13:37,984 あ…。 (青空・梓)伊織! 182 00:13:37,984 --> 00:13:40,987 あんたの言う 平和の申し子とやらから➡ 183 00:13:40,987 --> 00:13:43,990 先にバラしたるわ! (操・柏崎)くっ! 184 00:13:43,990 --> 00:13:45,992 おおおお~! 185 00:13:45,992 --> 00:13:47,994 かかったな このダボが! 186 00:13:47,994 --> 00:13:49,996 いかん! 今のは挑発じゃ! 187 00:13:49,996 --> 00:13:53,966 わいをこけにした分は きっちり返すで! 188 00:14:00,006 --> 00:14:04,944 もろうた! 薄刃乃太刀の剣先は 変幻自在。➡ 189 00:14:04,944 --> 00:14:06,913 後ろから串刺しや! 190 00:14:10,950 --> 00:14:13,953 え…。 おおおお~! 191 00:14:13,953 --> 00:14:16,956 何や 今の超反応は。➡ 192 00:14:16,956 --> 00:14:19,959 さっきまでとは まるで別人! 193 00:14:19,959 --> 00:14:22,962 飛天御剣流! 194 00:14:22,962 --> 00:14:25,631 龍巻閃 旋! 195 00:14:25,631 --> 00:14:27,900 緋村! (柏崎)あっ!? 196 00:14:29,969 --> 00:14:31,938 ブハッ! 197 00:14:40,980 --> 00:14:42,949 (柏崎)《やった…》 198 00:14:54,994 --> 00:14:57,964 (操)殺しちゃったの? 199 00:15:05,938 --> 00:15:07,940 ふあ。 200 00:15:07,940 --> 00:15:10,943 あ…。 201 00:15:10,943 --> 00:15:12,945 緋村。 202 00:15:12,945 --> 00:15:14,947 拙者…。 203 00:15:14,947 --> 00:15:16,949 ハッ! 204 00:15:16,949 --> 00:15:18,951 あっ。 (柏崎)んっ!? 205 00:15:18,951 --> 00:15:21,954 その刀…。 206 00:15:21,954 --> 00:15:23,923 (操)逆刃刀! 207 00:15:26,959 --> 00:15:28,961 (柏崎)何と! 208 00:15:28,961 --> 00:15:33,966 新井 赤空 最後の一振りは 緋村君に渡した逆刃刀と同じ! 209 00:15:33,966 --> 00:15:35,968 いや これは➡ 210 00:15:35,968 --> 00:15:40,973 わずかだが 以前のものより 手になじむ感じでござる。 211 00:15:40,973 --> 00:15:43,976 でも それが逆刃刀なら…。 212 00:15:43,976 --> 00:15:45,978 あっ! 213 00:15:45,978 --> 00:15:48,981 くっ… ううっ…。 214 00:15:48,981 --> 00:15:52,985 生きてるよ 緋村! あんた 不殺は破ってない! 215 00:15:52,985 --> 00:15:55,988 (張)なるほど。 216 00:15:55,988 --> 00:15:59,992 国取りっちゅう どでかい目的がありながら➡ 217 00:15:59,992 --> 00:16:02,995 志々雄さまが 何で あんたのこと相手にするか➡ 218 00:16:02,995 --> 00:16:05,998 今ので よう分かったで。➡ 219 00:16:05,998 --> 00:16:09,001 けど いい気になったらあかんで。➡ 220 00:16:09,001 --> 00:16:14,006 特攻部隊 十本刀の剣客は まだ 残り9人もおるんや。 221 00:16:14,006 --> 00:16:16,008 そのうち 2人➡ 222 00:16:16,008 --> 00:16:20,012 あんたも 一度 剣を交えたことのある 宗次郎と➡ 223 00:16:20,012 --> 00:16:26,018 琉球から こっちへ向かってる 宇水さんは あんたより上やで。➡ 224 00:16:26,018 --> 00:16:30,022 あんたは 絶対 志々雄さまに たどり着けん。➡ 225 00:16:30,022 --> 00:16:33,025 自分の非力さを かみしめて➡ 226 00:16:33,025 --> 00:16:36,028 おとなしゅう 志々雄さまの国取りを見ていーや。 227 00:16:36,028 --> 00:16:38,030 (張)ヒャハハハハ! 228 00:16:38,030 --> 00:16:41,033 爺や。 (柏崎)うむ。 229 00:16:41,033 --> 00:16:43,035 (操)成敗! 230 00:16:43,035 --> 00:16:45,037 かっ! 231 00:16:45,037 --> 00:16:48,040 こいつ どうする? (柏崎)そうじゃな…。 232 00:16:48,040 --> 00:16:53,045 色々と情報を聞き出したいから 葵屋に運ぼうかの。 233 00:16:53,045 --> 00:16:56,048 いや こいつは 警察に引き渡そう。 234 00:16:56,048 --> 00:16:59,051 まだ 京都に着いたかどうか 分からんが➡ 235 00:16:59,051 --> 00:17:02,989 警察には 志々雄一派の件で 全権を任されている男がいる。 236 00:17:02,989 --> 00:17:06,993 その方が安全でござる。 (操)あいつかぁ…。 237 00:17:06,993 --> 00:17:10,997 緋村君が そう言うなら。 238 00:17:10,997 --> 00:17:16,002 逆刃刀… 父の最後の一振りが。 239 00:17:16,002 --> 00:17:18,004 分からない。 240 00:17:18,004 --> 00:17:22,975 殺人剣ばかりつくっていた父が なぜ…。 241 00:17:26,012 --> 00:17:28,014 あっ。 242 00:17:28,014 --> 00:17:30,016 刀が…。 243 00:17:30,016 --> 00:17:32,018 壊れる!? 244 00:17:32,018 --> 00:17:36,989 白木の柄が 緋村君の技に耐えられなんだ。 245 00:17:43,029 --> 00:17:47,033 大丈夫じゃ 刀身に破損はない。 246 00:17:47,033 --> 00:17:49,035 んっ?➡ 247 00:17:49,035 --> 00:17:51,003 これは…。 248 00:17:59,045 --> 00:18:03,649 (柏崎) 「我を斬り 刃鍛えて 幾星霜➡ 249 00:18:03,649 --> 00:18:08,988 子に恨まれんとも 孫の世の為」➡ 250 00:18:08,988 --> 00:18:14,994 自分自身を斬りつける思いで 刀をつくり続けて 幾年月。➡ 251 00:18:14,994 --> 00:18:18,998 それが 自分の子に 憎まれることになろうとも➡ 252 00:18:18,998 --> 00:18:23,002 その次の 孫の時代のために…。➡ 253 00:18:23,002 --> 00:18:25,004 おそらく 赤空は➡ 254 00:18:25,004 --> 00:18:29,008 辞世の句のつもりで 刻み残したんじゃろうな。 255 00:18:29,008 --> 00:18:32,011 途中で 父は気付いていたんですね。 256 00:18:32,011 --> 00:18:37,016 刀が時代をつくるなんていうのは おごりだってこと。➡ 257 00:18:37,016 --> 00:18:41,020 でも 時代は 幕末の動乱の真っただ中。➡ 258 00:18:41,020 --> 00:18:45,024 もう 後に引くことも とどまって 悩むことも できないほど➡ 259 00:18:45,024 --> 00:18:47,026 混乱を極めていて➡ 260 00:18:47,026 --> 00:18:51,030 幕末に生きる刀匠として 父は ただただ前に➡ 261 00:18:51,030 --> 00:18:55,034 一刻も早く 平和の時代が来ることを願って➡ 262 00:18:55,034 --> 00:18:59,038 殺人刀を つくり続けるしかなかった。➡ 263 00:18:59,038 --> 00:19:01,974 自分の気持ちとは まったく裏腹の➡ 264 00:19:01,974 --> 00:19:06,979 はたから見れば 矛盾した生き方を するしかなかった。➡ 265 00:19:06,979 --> 00:19:10,983 そんな父が 深い悔恨と わずかな希望を➡ 266 00:19:10,983 --> 00:19:14,987 祈りに込めて残したのが この御神刀➡ 267 00:19:14,987 --> 00:19:17,990 逆刃刀 真打。 268 00:19:17,990 --> 00:19:19,992 真打? (梓)ええ。➡ 269 00:19:19,992 --> 00:19:24,997 御神刀を打つとき 一振りでなく あらかじめ 二振り➡ 270 00:19:24,997 --> 00:19:28,000 もしくは 複数 打つのが 通例でして。➡ 271 00:19:28,000 --> 00:19:33,005 その中で 一本 よくできたのを 真打といい 神に捧げ➡ 272 00:19:33,005 --> 00:19:40,012 残りを影打といい 死蔵したり 人に譲ったりするんです。 273 00:19:40,012 --> 00:19:45,017 なるほどな。 じゃから 逆刃刀は 初めから二振り。 274 00:19:45,017 --> 00:19:47,019 そして こっちが真打。 275 00:19:47,019 --> 00:19:51,023 つまり 前の逆刃刀を超える逆刃刀! 276 00:19:51,023 --> 00:19:54,026 お受け取りください 緋村さん。➡ 277 00:19:54,026 --> 00:19:56,996 父も それを望んでいると思います。 278 00:20:01,967 --> 00:20:04,937 ⚟志士を抜けるんだってな 緋村。 279 00:20:08,974 --> 00:20:12,978 ⚟まだ 鳥羽・伏見での戦いに 勝っただけ。➡ 280 00:20:12,978 --> 00:20:15,981 戦いは 始まったばかりじゃねえか。➡ 281 00:20:15,981 --> 00:20:20,986 維新回天は これからだってのに 手前勝手なもんよ。 282 00:20:20,986 --> 00:20:25,991 おまけに 刀も持たず どこへ何しに行きやがる。 283 00:20:25,991 --> 00:20:30,996 桂先生に許しはもらっています。 赤空殿。 284 00:20:30,996 --> 00:20:33,999 俺は これから 人を斬ることなく➡ 285 00:20:33,999 --> 00:20:38,003 新時代を生きる人たちを 守れる道を探すつもりです。 286 00:20:38,003 --> 00:20:41,006 フッ… そんな道➡ 287 00:20:41,006 --> 00:20:45,010 あるなら ぜひ 俺にも お教え願いたいもんだな。➡ 288 00:20:45,010 --> 00:20:52,017 何人も何人も 斬り殺しておいて いまさら 逃げるんじゃねえよ。 289 00:20:52,017 --> 00:20:55,020 剣に生き 剣にくたばる。 290 00:20:55,020 --> 00:20:59,692 それ以外に てめえの道はねえはずだぜ。 291 00:20:59,692 --> 00:21:01,627 お…。 292 00:21:01,627 --> 00:21:03,963 (赤空)餞別だ。 293 00:21:03,963 --> 00:21:08,968 出来損ないだが 今のお前には じゅうぶん過ぎる 一振りだ。➡ 294 00:21:08,968 --> 00:21:12,972 取りあえず そいつを腰に剣客やってみな。➡ 295 00:21:12,972 --> 00:21:17,977 自分が どれだけ甘いか 身に染みて分かるってもんだ。➡ 296 00:21:17,977 --> 00:21:19,979 そいつが折れたとき➡ 297 00:21:19,979 --> 00:21:24,984 それでも まだ 甘いざれ言を 言い続けられるなら➡ 298 00:21:24,984 --> 00:21:29,955 もう一度 俺を訪ねて 京都へ来な。 299 00:21:34,994 --> 00:21:36,962 (せき) 300 00:21:38,998 --> 00:21:40,966 ニャー。 301 00:21:55,014 --> 00:22:04,990 ♬~