1 00:00:02,002 --> 00:00:04,338 📻台風2号は 今日の正午過ぎに関東に上陸し➨ 2 00:00:04,338 --> 00:00:08,008 強い勢力を保ったまま 1か月間 とどまる見込みです。 3 00:00:08,008 --> 00:00:10,310 📻皆さん お出かけの際には…。 4 00:00:12,346 --> 00:00:14,681 (柳生田)サンタクロースは 子どもに恋すると➨ 5 00:00:14,681 --> 00:00:18,018 心肺停止する? エグい話だな。 6 00:00:18,018 --> 00:00:21,355 それって 恋を自覚した瞬間 死ぬの? 7 00:00:21,355 --> 00:00:24,524 それとも キスしたとき? ヤッたとき? 8 00:00:24,524 --> 00:00:27,027 エグいのは お前だよ。 9 00:00:27,027 --> 00:00:29,696 まぁ… 内部でのウワサだけどな。 10 00:00:29,696 --> 00:00:33,033 《あいつと戦ってみて ほぼ 不死身だとわかった。 11 00:00:33,033 --> 00:00:38,372 特殊な条件がそろわないと 死なないなら むしろ納得だわ》 12 00:00:38,372 --> 00:00:41,708 柳生田は なんか やつの情報 握ってないのか? 13 00:00:41,708 --> 00:00:45,379 次こそ サンタ捕まえないと マジで 俺ら クビになるぞ。 14 00:00:45,379 --> 00:00:49,049 今の日本で再就職なんて 無理だ。 15 00:00:49,049 --> 00:00:53,053 フッ… もっと 優秀なやつに聞けよ。 16 00:00:53,053 --> 00:00:57,057 《サンタクロースの仮の姿を 知ってるのは 俺だけだ。 17 00:00:57,057 --> 00:01:00,160 こんな でかい情報 易々と売るかよ》 18 00:01:00,160 --> 00:01:03,330 でかい台風が来そうだな。 19 00:01:03,330 --> 00:01:08,035 《柳生田:ガキ… 待ってろよ》 20 00:02:51,038 --> 00:02:55,876 (三田)よし! おっぱいを見ても 何も感じない! 21 00:02:55,876 --> 00:02:59,046 (堂園)うっ…。 (甘矢)堂園 ごめん! 22 00:02:59,046 --> 00:03:02,315 この子 寝不足かな~? アハハハ…。 俺 すごくないか!? 甘矢。 23 00:03:02,315 --> 00:03:05,485 あんな 豊満なカラダ見ても 少しも興奮しない! 24 00:03:05,485 --> 00:03:08,655 痩せてやる… 痩せてやる! 25 00:03:08,655 --> 00:03:14,661 どうしたんだ? 何があった!? 甘矢… 俺 わかったんだ。 26 00:03:14,661 --> 00:03:17,330 サンタに性欲は ご法度! 27 00:03:17,330 --> 00:03:21,001 もしかして 冬村と何かあった? 28 00:03:21,001 --> 00:03:25,005 ないよ! でも… この先あったら まずい。 29 00:03:25,005 --> 00:03:29,009 冬村に惹かれそうになると すごい 自己嫌悪に陥るし…。 30 00:03:29,009 --> 00:03:32,512 サンタの意識は 日に日に大きくなってるし…。 31 00:03:32,512 --> 00:03:36,683 冬村は実際 知れば知るほど かわいいし…。 32 00:03:36,683 --> 00:03:38,685 かわいい!? 冬村が? 33 00:03:38,685 --> 00:03:42,355 それって もしかして…。 いや 断じて違う! 34 00:03:42,355 --> 00:03:45,692 今のところ 子どもを見守る まなざしだから。 35 00:03:45,692 --> 00:03:48,028 もう 俺は 恋愛も結婚もしない! 36 00:03:48,028 --> 00:03:52,365 あぁ… じゃあ 三田 あの子には なんて言うの? 37 00:03:52,365 --> 00:03:55,368 えっ? あの子? 38 00:03:55,368 --> 00:03:59,072 あっ… ヤベッ! 忘れてた…。 39 00:04:03,977 --> 00:04:07,314 《俺の婚約者…。 40 00:04:07,314 --> 00:04:10,650 風尾二胡》 41 00:04:10,650 --> 00:04:12,652 おう…。 42 00:04:15,989 --> 00:04:19,659 ん? (二胡)あれ? ほうきは? 43 00:04:19,659 --> 00:04:21,995 ないんじゃ 掃除できないじゃん。 44 00:04:21,995 --> 00:04:24,998 残念だけど 今日は 掃除 サボっちゃえ。 45 00:04:24,998 --> 00:04:28,502 《これだから こいつとは 話したくないんだよ》 46 00:04:28,502 --> 00:04:31,671 二胡! 今日は お前に話があって…。 47 00:04:31,671 --> 00:04:33,673 話? 48 00:04:33,673 --> 00:04:38,011 うちらに共通の話題なんて あったっけ? カッちゃん。 49 00:04:38,011 --> 00:04:41,014 《あるわけ… ない。 50 00:04:41,014 --> 00:04:45,852 だって 俺たちは 国によって 結婚を決められてるだけの関係だ。 51 00:04:45,852 --> 00:04:51,024 現在 少子化対策として 結婚と出産が義務づけられている。 52 00:04:51,024 --> 00:04:55,529 つまり恋愛感情なんて 俺たち2人には…。 53 00:04:55,529 --> 00:04:57,531 ありえない》 54 00:04:57,531 --> 00:04:59,866 あったわ! 共通の話題。 55 00:04:59,866 --> 00:05:03,970 オラよ! この前借りてた 500円! 56 00:05:03,970 --> 00:05:06,973 ガム!? きったなっ! それ 売ったら➨ 57 00:05:06,973 --> 00:05:10,310 10倍の値打ちだよ。 感謝して。 58 00:05:10,310 --> 00:05:14,314 (二胡)今日は 終~わり! でっかいクソして 帰ろうっと! 59 00:05:14,314 --> 00:05:16,316 待て! ん? 60 00:05:16,316 --> 00:05:18,318 《三田:どうせ お互い まったく ノリ気じゃなかった➨ 61 00:05:18,318 --> 00:05:22,022 結婚だ。 さっさと切り出して 終わらせよう!》 62 00:05:23,990 --> 00:05:29,996 俺は お前とは結婚できない…。 (雨の音) 63 00:05:29,996 --> 00:05:33,333 あぁっ!? 何っ!? 台風が うっさいわ! 64 00:05:33,333 --> 00:05:36,670 こんなんじゃ 便秘しちゃって クソも出ないじゃんよ。 65 00:05:36,670 --> 00:05:42,008 (三田)この荒れ具合じゃ 建物ごと 吹っ飛びそうだな。 66 00:05:42,008 --> 00:05:45,846 当分 外出禁止だな。 なんで 禁止なの? 67 00:05:45,846 --> 00:05:47,848 えっ? なんで? 68 00:05:47,848 --> 00:05:50,517 そりゃ… 危険だからだよ。 69 00:05:50,517 --> 00:05:54,354 《俺の正体は サンタで みんなは 子ども。 70 00:05:54,354 --> 00:05:57,524 結婚どころか 恋愛すら 許されないんだ》 71 00:05:57,524 --> 00:05:59,693 なに 言ってんの? 72 00:05:59,693 --> 00:06:03,797 うちら 14だよ? 今 危険を冒さないと➨ 73 00:06:03,797 --> 00:06:06,967 マトモな大人になれないよ? 74 00:06:06,967 --> 00:06:10,637 ただでさえ 保護され 管理されてるんだから…。 75 00:06:10,637 --> 00:06:14,641 今のうちに 自らすすんで 人に怒られたりして➨ 76 00:06:14,641 --> 00:06:17,978 暴れ回らなきゃ… 私は不安になっちゃう。 77 00:06:17,978 --> 00:06:19,980 おっ… 開きそう…。 78 00:06:19,980 --> 00:06:21,982 うぅ…。 うわっ! 79 00:06:21,982 --> 00:06:24,985 二胡! やめろ! 80 00:06:24,985 --> 00:06:28,321 二胡! 戻ってこい! 81 00:06:28,321 --> 00:06:32,492 (二胡)カッちゃ~ん! カッちゃんも おいでよ! 82 00:06:32,492 --> 00:06:35,328 洗濯機の中にいるみたいだよ~! 83 00:06:35,328 --> 00:06:37,998 《俺を カッちゃんと呼ぶのは 二胡だけだ。 84 00:06:37,998 --> 00:06:42,335 単純に 婚約者同士は 下の名前で呼び合うよう➨ 85 00:06:42,335 --> 00:06:44,671 推奨されてるだけだけど…》 86 00:06:44,671 --> 00:06:49,676 (二胡)カッちゃ~ん! こっち こっち! 87 00:06:49,676 --> 00:06:52,512 《俺から サンタを引き剥がすような➨ 88 00:06:52,512 --> 00:06:57,017 爆ぜるような この響きに誘われて 足が勝手に動いた》 89 00:06:59,019 --> 00:07:01,454 二胡~っ! 90 00:07:01,454 --> 00:07:03,456 ⸨二胡:うちら 14だよ? 91 00:07:03,456 --> 00:07:07,294 今 危険を冒さないと マトモな大人になれないよ?⸩ 92 00:07:07,294 --> 00:07:09,296 《冗談じゃない! 93 00:07:09,296 --> 00:07:12,299 俺はもう 普通の14歳には 戻れないんだ!》 94 00:07:12,299 --> 00:07:14,301 二胡…。 95 00:07:14,301 --> 00:07:16,303 《お前とは… 結婚できない!》 96 00:07:16,303 --> 00:07:18,305 (二胡)ここだよ! 97 00:07:18,305 --> 00:07:20,307 旦那さん! うわっ! 98 00:07:25,645 --> 00:07:27,981 うわっ! 99 00:07:27,981 --> 00:07:29,983 (二胡)ヤバい ヤバい! 100 00:07:29,983 --> 00:07:33,153 超楽しい! 校舎に戻ろうよ! 101 00:07:33,153 --> 00:07:37,490 台風の日に屋内にいるなんて クソバカのすること! 102 00:07:37,490 --> 00:07:41,828 学校では この台風が 神のおっさんの仕業だって➨ 103 00:07:41,828 --> 00:07:45,832 ウワサされてるらしいね。 私は信じてないけど…。 104 00:07:45,832 --> 00:07:49,002 ファンタジーな存在は 何も信じない! 105 00:07:49,002 --> 00:07:52,339 私の現実が いちばん 最高だもん! 106 00:07:52,339 --> 00:07:56,009 ん? あれ? カッちゃん…。 107 00:07:56,009 --> 00:08:00,947 こいつ 理想の奥さんだなって 顔してる 今。 108 00:08:00,947 --> 00:08:03,950 へっ!? ち… 違っ! 109 00:08:03,950 --> 00:08:07,620 まさか あんたも 台風に飛び込んでくれるとは➨ 110 00:08:07,620 --> 00:08:11,958 思わなかった。 一緒に楽しめる人って 大好き! 111 00:08:11,958 --> 00:08:15,295 あんたのこと 見直しちゃったよ。 112 00:08:15,295 --> 00:08:17,297 《台風が…》 113 00:08:17,297 --> 00:08:21,968 うちら クソいい夫婦に なれそうだね。 114 00:08:21,968 --> 00:08:24,571 《三田:サンタを 狂わせようとしている?》 115 00:08:26,639 --> 00:08:28,641 《三田:言えなかった…。 116 00:08:28,641 --> 00:08:32,345 俺は サンタ。 子どもと恋愛なんて…》 117 00:08:36,483 --> 00:08:38,485 《でも…。 118 00:08:38,485 --> 00:08:44,491 たまにはいいだろ。 俺だって クソガキに戻れる瞬間があったって…。 119 00:08:44,491 --> 00:08:47,660 こういう青春は もう二度と送れないんだって➨ 120 00:08:47,660 --> 00:08:49,662 覚悟した矢先に…》 121 00:08:49,662 --> 00:08:51,664 んっ! うわっ! 122 00:08:51,664 --> 00:08:53,666 《こんなの…。 123 00:08:53,666 --> 00:08:56,503 うれしいだろ! 普通に。 124 00:08:56,503 --> 00:08:59,672 あいつ また ウンコの絵 投げてきやがった! 125 00:08:59,672 --> 00:09:01,941 100倍にして 送り返してやる》 126 00:09:01,941 --> 00:09:04,944 今日は皆さんに 新しい講師を紹介します。 127 00:09:04,944 --> 00:09:08,248 では 先生 お願いします。 128 00:09:12,285 --> 00:09:15,455 柳生田三郎です。 129 00:09:15,455 --> 00:09:18,291 えっ? 今日から この学年の➨ 130 00:09:18,291 --> 00:09:22,495 体育講師を務めます。 どうぞ よろしく~。 131 00:09:24,631 --> 00:09:26,800 《き… 来た!》 132 00:09:26,800 --> 00:09:31,638 近ごろ このクラス周辺で 不審者が よく出ているとのことで➨ 133 00:09:31,638 --> 00:09:35,642 おもに 護身術を お教えできればな と➨ 134 00:09:35,642 --> 00:09:37,644 思っています。 135 00:09:37,644 --> 00:09:40,647 《いつか また 襲いにくるとは思ってたけど…。 136 00:09:40,647 --> 00:09:42,649 クラスに直接 来るかよ!?》 137 00:09:42,649 --> 00:09:45,985 三田くんは学級委員でしたね。 138 00:09:45,985 --> 00:09:49,322 確認したいことがあるので 放課後 残れますか? 139 00:09:49,322 --> 00:09:52,325 は… はい…。 140 00:09:52,325 --> 00:09:55,528 《三田:いったい どうやって!?》 141 00:09:57,497 --> 00:10:01,000 ⸨大渋:これは 私の心臓だ 柳生田。 142 00:10:01,000 --> 00:10:06,339 今 私は 若さを保つために 人工の心臓で生きているが➨ 143 00:10:06,339 --> 00:10:12,011 90歳の誕生日に摘出した心臓は こうして 保存してある。 144 00:10:12,011 --> 00:10:18,017 次 サンタを捕らえなければ この心臓を 君に移植する。 145 00:10:18,017 --> 00:10:22,522 えっ…。 やつはまだ 学園内にいるんだろ? 146 00:10:22,522 --> 00:10:25,525 えぇ… そのはずです。 147 00:10:25,525 --> 00:10:28,695 君は 学園に潜伏したまえ。 148 00:10:28,695 --> 00:10:34,033 そして… この台風が去る前に 必ず 捕らえろ。 149 00:10:34,033 --> 00:10:36,870 《あと1か月弱…》 150 00:10:36,870 --> 00:10:43,376 大丈夫。 失敗したとて 人生が 90歳まで早送りされるだけだ⸩ 151 00:10:46,379 --> 00:10:51,050 なんのために呼び出したのかは 言うまでもねぇだろ。 152 00:10:51,050 --> 00:10:53,052 えぇ… まぁ…。 153 00:10:53,052 --> 00:10:56,389 教えてくれ サンタさん。 154 00:10:56,389 --> 00:10:59,559 急激に年をとるって どんな気分だ? 155 00:10:59,559 --> 00:11:02,662 (三田)そ… そうだな…。 156 00:11:02,662 --> 00:11:05,999 俺の場合は 若い体でいるときよりも➨ 157 00:11:05,999 --> 00:11:08,001 少しだけ…。 158 00:11:08,001 --> 00:11:11,337 (サンタ)悪あがきを覚えた。 159 00:11:11,337 --> 00:11:14,674 全力で抵抗するぞ。 160 00:11:14,674 --> 00:11:19,178 フッ… 悪あがきか。 だったら こっちは…。 161 00:11:19,178 --> 00:11:21,181 捨て身だ! 162 00:11:21,181 --> 00:11:23,183 (2人)うおぉ~っ! 163 00:11:26,519 --> 00:11:29,022 いぃっ!? 164 00:11:29,022 --> 00:11:31,357 うっ! うぅ…。 165 00:11:31,357 --> 00:11:33,359 《餅かよ!》 166 00:11:33,359 --> 00:11:37,030 おい! なんで ガキに戻った!? クソ! ガキ 殴っちまった! 167 00:11:37,030 --> 00:11:40,199 最悪な感触だな これ! 168 00:11:40,199 --> 00:11:43,202 前は 平然と撃ってきたくせに…。 169 00:11:43,202 --> 00:11:46,372 ガキは殴りたくねぇ! 170 00:11:46,372 --> 00:11:49,375 あれ? どうして? 171 00:11:49,375 --> 00:11:53,046 ふっ! ふっ! ふっ! 172 00:11:53,046 --> 00:11:58,384 こんなの初めてだ。 赤い服を着ても サンタにならない!? 173 00:11:58,384 --> 00:12:01,821 《ウソだろ… こいつが サンタってことが➨ 174 00:12:01,821 --> 00:12:03,823 証明できなきゃ…》 175 00:12:03,823 --> 00:12:05,825 ごめんね ほっぺ…。 176 00:12:05,825 --> 00:12:08,995 《意味ねぇ!》 いえいえ…。 177 00:12:08,995 --> 00:12:12,999 《これって サンタの力が 弱まっている?》 178 00:12:12,999 --> 00:12:17,003 ⚟風尾 あんたに用だって。 ん? 179 00:12:20,340 --> 00:12:23,176 おふゆじゃん! 何? 180 00:12:23,176 --> 00:12:28,081 (冬村)私の三田に これ以上 手 出さないでくれる? 181 00:12:30,016 --> 00:12:33,019 で? 《じゅん… たく?》 182 00:12:33,019 --> 00:12:37,023 おふゆ… いつから カッちゃんに惚れてんの? 183 00:12:37,023 --> 00:12:40,026 三田 な。 いや 私は 好きだなんて➨ 184 00:12:40,026 --> 00:12:42,695 ひと言も言ってない。 クールな私が➨ 185 00:12:42,695 --> 00:12:45,365 あんなやつに 恋なんかするわけないし…。 186 00:12:45,365 --> 00:12:51,371 あんたのマネ! これじゃ あいつも 振り向かないわな! アハハハハ! 187 00:12:51,371 --> 00:12:57,043 (二胡)私の三田に これ以上 手 出さないでくれる? アハハハ! 188 00:12:57,043 --> 00:13:00,313 《冬村:どうして あんなこと 口走っちゃったんだろ…。 189 00:13:00,313 --> 00:13:03,983 私 思ったより 三田に依存してんのかな》 190 00:13:03,983 --> 00:13:08,655 まぁ でも 私とカッちゃんが 結婚するまでは 自由恋愛だし➨ 191 00:13:08,655 --> 00:13:10,990 好きなだけ アプローチすればいいよ。 192 00:13:10,990 --> 00:13:16,329 だって… 妬んでくるやつが 多ければ多いほど➨ 193 00:13:16,329 --> 00:13:18,331 カップルって燃え上がるからね。 194 00:13:20,333 --> 00:13:23,336 えっ… なんで 立ってんの? 私の威嚇。 195 00:13:23,336 --> 00:13:27,340 はは~ん… 大抵の人は その身長で ビビらせてた? 196 00:13:27,340 --> 00:13:30,843 言っとくけど 恋愛で その手段は オススメしないよ。 197 00:13:30,843 --> 00:13:34,013 マジメな話! ただの14歳男児なんて➨ 198 00:13:34,013 --> 00:13:37,684 おっぱい見せたり 触らせるだけで だいぶ 気ぃ引けると思うよ! 199 00:13:37,684 --> 00:13:40,687 まっ 婚約者からの オススメってのも なんだけど…。 200 00:13:40,687 --> 00:13:45,024 だ… だから そういうことじゃなくて…。 201 00:13:45,024 --> 00:13:49,195 私と三田は やり遂げなくちゃ いけないことがあるの! 202 00:13:49,195 --> 00:13:52,865 それって 小野の行方を探すこと? 203 00:13:52,865 --> 00:13:55,702 この間 学級会 開いてたもんね~。 204 00:13:55,702 --> 00:13:58,705 あれ 早く終わってほしくて…。 205 00:13:58,705 --> 00:14:01,974 適当に ウソついちゃって ごめんね。 えっ? 206 00:14:01,974 --> 00:14:04,977 《あのときのウソは お前か! 207 00:14:04,977 --> 00:14:06,979 手がかりでも なんでもないじゃん!》 208 00:14:06,979 --> 00:14:09,982 よっぽど 小野が好きだったんだね。 209 00:14:09,982 --> 00:14:13,653 おふゆって 男も女もいけるタイプ? 210 00:14:13,653 --> 00:14:17,490 ⸨二胡:カッちゃんと小野… どっちが好きなの?⸩ 211 00:14:17,490 --> 00:14:21,494 《そんなこと聞かれても 私は この体だ。 212 00:14:21,494 --> 00:14:23,996 こうして 体を眺めると➨ 213 00:14:23,996 --> 00:14:26,999 つくづく 自分のことがわからなくなる。 214 00:14:26,999 --> 00:14:32,004 風尾は女らしい体になる 準備ができていて 声も高いけど➨ 215 00:14:32,004 --> 00:14:38,010 私は薄い胸に 182センチの痩せた体 低い声。 216 00:14:38,010 --> 00:14:43,516 もはや 自分が男なのか女なのか… 子どもなのか大人なのか➨ 217 00:14:43,516 --> 00:14:45,852 迷い続けてきたけど…。 218 00:14:45,852 --> 00:14:51,057 小野といるときだけは ただの 冬村四織でいられた》 219 00:14:53,025 --> 00:14:57,530 《小野に会いたい… 早く 小野を見つけなきゃ…》 220 00:14:57,530 --> 00:15:04,036 (窓を叩く音) 221 00:15:09,308 --> 00:15:11,310 はっ! 222 00:15:13,980 --> 00:15:17,984 はぁっ… なんで 俺 サンタになれなくなっちゃったんだ? 223 00:15:17,984 --> 00:15:22,321 サンタといっても 心と身体は思春期だからな…。 224 00:15:22,321 --> 00:15:25,324 急に変化が起きるのは 無理ない。 225 00:15:25,324 --> 00:15:29,328 どうして 今まで 自分が サンタになれたんだと思う? 226 00:15:29,328 --> 00:15:32,665 それは… 俺 サンタの末裔だし…。 227 00:15:32,665 --> 00:15:35,668 それで 冬村とか甘矢に 巻き込まれて➨ 228 00:15:35,668 --> 00:15:39,338 サンタクロースの自分が 求められているからって…。 229 00:15:39,338 --> 00:15:43,342 頑張れば頑張るほど サンタの器じゃないことも➨ 230 00:15:43,342 --> 00:15:45,344 わかってきて…。 231 00:15:45,344 --> 00:15:48,347 《悩んでる姿は しっかり ただのガキだな。 232 00:15:48,347 --> 00:15:51,017 思わず 手を貸してやりたくなる。 233 00:15:51,017 --> 00:15:55,688 潜入捜査1日目にして もう 先生気取りさせられるとは。 234 00:15:55,688 --> 00:15:59,592 子どもの力は やっぱ おっかねぇな…》 235 00:16:09,635 --> 00:16:11,637 小野… ウソでしょ!? 236 00:16:11,637 --> 00:16:14,473 (小野)冬村さん! よかった…。 237 00:16:14,473 --> 00:16:17,977 小野… もう放さない! うん…。 238 00:16:17,977 --> 00:16:22,648 どうして? 何があったの!? 会えてよかったけど…。 239 00:16:22,648 --> 00:16:26,986 冬村さん いつも この時間に 1人で洗濯するから…。 240 00:16:26,986 --> 00:16:30,490 もしかしたらと思って…。 241 00:16:30,490 --> 00:16:32,992 ん? どうしたの? 242 00:16:32,992 --> 00:16:37,330 いや… あれ? 小野…。 243 00:16:37,330 --> 00:16:40,500 なんか 感じ 変わったね。 244 00:16:40,500 --> 00:16:43,002 エヘヘ… そう? 245 00:16:43,002 --> 00:16:45,505 何があったの? なんか…。 246 00:16:52,345 --> 00:16:56,849 冬村さん… あなたは 何ひとつ変わってない。 247 00:16:56,849 --> 00:17:01,287 まるで あなたの周りだけ 時が止まってるみたい。 248 00:17:01,287 --> 00:17:04,290 大人でもなく 子どもでもなく…。 249 00:17:04,290 --> 00:17:07,460 時空から解き放たれたみたいで…。 250 00:17:07,460 --> 00:17:12,965 その 限りなく自由な身体が… ずっと欲しかった。 251 00:17:15,301 --> 00:17:18,804 どうして あのとき 私に キスしてくれなかったの? 252 00:17:18,804 --> 00:17:21,974 あなたのすべてが欲しかったのに。 253 00:17:21,974 --> 00:17:26,312 大人になんか なりたくなかった。 254 00:17:26,312 --> 00:17:30,650 もう 時間を止めちゃおうよ。 255 00:17:30,650 --> 00:17:33,819 この国で 大人になるくらいなら➨ 256 00:17:33,819 --> 00:17:35,821 2人で ここで➨ 257 00:17:35,821 --> 00:17:39,659 時を止めちゃえばいいよ 冬村さん。 258 00:17:39,659 --> 00:17:42,662 お… 落ち着いて… 小野…。 259 00:17:42,662 --> 00:17:47,667 大丈夫だから… 話 聞くから…。 260 00:17:47,667 --> 00:17:50,503 (小野)落ち着いて? 261 00:17:50,503 --> 00:17:54,674 何それ… 何 その 大人みたいなセリフ。 262 00:17:54,674 --> 00:17:59,011 いつから そんな大人に? あんな 子どもだったのに…。 263 00:17:59,011 --> 00:18:01,948 そんな 大人ぶらないでよ! 264 00:18:01,948 --> 00:18:04,951 あのときみたいに 破天荒なままでいいんだよ!? 265 00:18:04,951 --> 00:18:08,621 だって 私 そんなあなたが好きだったの! 266 00:18:08,621 --> 00:18:13,626 まるで 怖いものがないみたいに 毎晩 安眠するあなたが! 267 00:18:13,626 --> 00:18:18,965 《小野:ねぇ 冬村さん… あなたに出会うまで➨ 268 00:18:18,965 --> 00:18:22,802 私は 眠っている子どもを 見たことがなかった》 269 00:18:22,802 --> 00:18:25,304 ⸨小野:また 寝てる…。 270 00:18:27,640 --> 00:18:30,309 (冬村)おはよう…。 271 00:18:30,309 --> 00:18:34,480 ヤバ… 昨日 授業終わってから すぐ寝ちゃった。 272 00:18:34,480 --> 00:18:36,649 おはよう…。 273 00:18:36,649 --> 00:18:40,486 あのさ… 冬村さん 子どもが そんな軽率に➨ 274 00:18:40,486 --> 00:18:43,489 眠っちゃダメだよ! 見てるこっちが ヒヤヒヤしちゃう。 275 00:18:43,489 --> 00:18:48,661 だって 寝るの 好きなんだもん。 私は大丈夫だって。 276 00:18:48,661 --> 00:18:51,998 《今の時代 子どもは睡眠をとらない。 277 00:18:51,998 --> 00:18:53,100 とるべきではないのだ。 278 00:18:53,100 --> 00:18:58,004 赤ん坊の頃からの予防接種や 発達した食事によって➨ 279 00:18:58,004 --> 00:19:00,606 睡眠は必要なくなっているし➨ 280 00:19:00,606 --> 00:19:05,611 睡眠は 子どもの心身の成長を 早めてしまう 忌まわしいもの。 281 00:19:05,611 --> 00:19:08,948 だから 夜は 体を横たえて 休むだけ…。 282 00:19:08,948 --> 00:19:10,950 そう 教えられてきた》 283 00:19:10,950 --> 00:19:13,285 寝たら 最後なんだよ! 第二次性徴期が➨ 284 00:19:13,285 --> 00:19:17,289 一晩で来ちゃうんだよ!? 成長ホルモンが過剰に分泌されて! 285 00:19:17,289 --> 00:19:19,959 怖くないの!? 私は 生まれてから➨ 286 00:19:19,959 --> 00:19:22,962 ずっと でっかいから その 第二次なんとかは➨ 287 00:19:22,962 --> 00:19:27,466 もう来ないって…。 でかいって 得することばかりだよ。 288 00:19:27,466 --> 00:19:30,569 あんたの頭も こうして 撫でられる。 289 00:19:32,638 --> 00:19:34,640 《小野:言えなかった…。 290 00:19:34,640 --> 00:19:38,978 本当は 毎晩 寂しいから 寝てほしくないだなんて…。 291 00:19:38,978 --> 00:19:41,981 一晩中 おしゃべりしていたいのに…。 292 00:19:41,981 --> 00:19:45,818 冬村さんが眠っちゃったら 私 ひとりぼっちじゃん。 293 00:19:45,818 --> 00:19:50,322 大黒愛護学園の制服は 男女とも スラックスだ。 294 00:19:50,322 --> 00:19:54,493 生徒たちが 異性に余計な感情を 抱かないためだそうだけど➨ 295 00:19:54,493 --> 00:19:58,664 そんなの関係ない。 私は 冬村さんという➨ 296 00:19:58,664 --> 00:20:01,333 唯一無二の性別に夢中だった》 297 00:20:01,333 --> 00:20:04,670 本当に 寝るの 好きなんだね。 298 00:20:04,670 --> 00:20:10,009 髪が伸びるのが早いのは きっと 毎晩 寝ているからね。 299 00:20:10,009 --> 00:20:13,345 変わらないままでいいのに…。 300 00:20:13,345 --> 00:20:15,347 置いていかないでほしいよ。 301 00:20:15,347 --> 00:20:17,683 眠るって どんな気分? 302 00:20:17,683 --> 00:20:20,086 好きだよ⸩ 303 00:20:22,021 --> 00:20:24,023 ⸨やだ 起きてたの!? 304 00:20:24,023 --> 00:20:26,025 私 なに言ってんだろ!? 305 00:20:31,030 --> 00:20:35,201 冬村さん! 小野… 私もだよ。 306 00:20:35,201 --> 00:20:39,038 へっ? 私も ずっと…。 307 00:20:39,038 --> 00:20:41,640 小野が好きだった。 308 00:20:44,043 --> 00:20:47,713 冬村さん… ちょっと… あっ! 309 00:20:47,713 --> 00:20:53,385 冬村さん… もっと… もっと 触って! 310 00:20:53,385 --> 00:20:56,555 小野… ここ? ここ 気持ちいい? 311 00:20:56,555 --> 00:20:59,725 うん… そこ 好き…。 312 00:20:59,725 --> 00:21:01,994 冬村さん…。 313 00:21:01,994 --> 00:21:05,998 小野… 顔 もっとよく見せて…。 314 00:21:05,998 --> 00:21:09,335 私たち 永遠だよ! 冬村さん! 315 00:21:09,335 --> 00:21:11,670 うん 小野…。 316 00:21:11,670 --> 00:21:15,174 (小野)ずっと一緒だよ! 離れないでね!⸩ 317 00:21:15,174 --> 00:21:17,676 ⸨冬村さん!⸩ 318 00:21:17,676 --> 00:21:24,183 《翌朝 起きたら 私の身体は 第二次性徴期を終えていた。 319 00:21:24,183 --> 00:21:30,356 一晩 たっぷり眠っただけでなく 友達との卑猥な夢を見て…。 320 00:21:30,356 --> 00:21:37,029 なんか… 重ねた罪の分だけ 身体が重くなっているような…》 321 00:21:37,029 --> 00:21:43,035 ⸨卒業前に 第二次性徴期を 迎えてしまうなど 言語道断です。 322 00:21:43,035 --> 00:21:49,208 厳しく対処するので 生徒諸君は くれぐれも眠らぬように⸩ 323 00:21:49,208 --> 00:21:51,210 《逃げなきゃ!》 324 00:21:53,379 --> 00:21:57,049 笑えるでしょ? 大人ってものが➨ 325 00:21:57,049 --> 00:21:59,385 ここまで情けないとは 思わなかった。 326 00:21:59,385 --> 00:22:02,655 《冬村:小野… きれいになってる。 327 00:22:02,655 --> 00:22:06,659 言わなくちゃ… 私が あいつに教えられてきたこと》 328 00:22:06,659 --> 00:22:10,663 ⸨サンタ:老いるって 衰えることばかりじゃないぜ⸩ 329 00:22:10,663 --> 00:22:13,499 小野…。 330 00:22:13,499 --> 00:22:17,002 私たちは 大人になっていいんだよ!