1 00:01:41,034 --> 00:01:43,036 (三田)そうか! やっぱ 茂木 賢いな! 2 00:01:43,036 --> 00:01:45,038 (茂木)おだてても なんも出ねぇぞ。 3 00:01:45,038 --> 00:01:48,041 ホントだって! この! この! 4 00:01:48,041 --> 00:01:52,379 《甘矢:声が バカでかくて 人を喜ばせるようなことを➡️ 5 00:01:52,379 --> 00:01:59,386 すんなり言えて 素直で… 色素が薄くて 雪みたいな髪。 6 00:01:59,386 --> 00:02:02,322 なんていうか 三田ってホント…》 7 00:02:02,322 --> 00:02:06,994 えっ? 今日から 僕らは縁を切ろう 三田。 8 00:02:06,994 --> 00:02:08,996 はっ!? 気づいてた? 9 00:02:08,996 --> 00:02:11,832 僕と冬村は 大渋に姿を見られてるけど➡️ 10 00:02:11,832 --> 00:02:15,168 唯一 君だけは やつに 正体がバレていないんだ。 11 00:02:15,168 --> 00:02:18,505 でも… 今後 3人で 一緒にいるのを見られたら➡️ 12 00:02:18,505 --> 00:02:21,842 いずれ 君の正体が サンタだと気づかれるだろう。 13 00:02:21,842 --> 00:02:25,012 僕ら3人は 縁を切ったほうがいいと思う。 14 00:02:25,012 --> 00:02:28,015 (三田)イケメンは 無表情の説得力が すごいな! 15 00:02:28,015 --> 00:02:30,684 いやいや 何それ! 16 00:02:30,684 --> 00:02:34,021 3人 絶交ってこと? 小野が見つかったとたんに➡️ 17 00:02:34,021 --> 00:02:38,025 俺を ポイするのかよ! 君の安全のためだよ。 18 00:02:38,025 --> 00:02:40,694 はぁ!? 甘矢んちのケーキ屋は!? 19 00:02:40,694 --> 00:02:42,863 サンタクロースを現役復帰させて➡️ 20 00:02:42,863 --> 00:02:46,366 俺たちで V字回復させるんじゃ なかったのか!? 21 00:02:46,366 --> 00:02:49,536 友達だろ! 勝手に決めんなよ! 22 00:02:49,536 --> 00:02:52,039 《甘矢:あぁ まただ…》 23 00:02:52,039 --> 00:02:54,374 危険な立場なのは 3人一緒なんだから➡️ 24 00:02:54,374 --> 00:02:56,710 これからも 助け合えばいいじゃん! 25 00:02:56,710 --> 00:02:59,980 《いつも そう…》 (三田)甘矢は何も心配するな! 26 00:02:59,980 --> 00:03:02,482 《いざというときに こちらが言ってほしいことを➡️ 27 00:03:02,482 --> 00:03:05,819 言ってくれて 三田は 僕を喜ばせる。 28 00:03:05,819 --> 00:03:09,489 でも… 僕は 冷静でいなくては》 29 00:03:09,489 --> 00:03:12,659 大丈夫だよ。 えっ? 30 00:03:12,659 --> 00:03:15,662 (甘矢)自分の身くらい 自分で守るよ。 31 00:03:15,662 --> 00:03:17,664 それじゃ…。 おい! 32 00:03:17,664 --> 00:03:19,100 本当に これで 終わらせるつもりかよ! 33 00:03:19,100 --> 00:03:22,002 まだ 話はあるんだ! 34 00:03:22,002 --> 00:03:25,005 甘矢~っ! 35 00:03:25,005 --> 00:03:29,509 (堂園)ルームメート全員 閉め出して 貸し切りかよ…。 36 00:03:29,509 --> 00:03:34,347 (歌川)甘矢王子 開けてくれよ~。 俺のパンツ~。 37 00:03:34,347 --> 00:03:37,017 王子 何 スネてんの? さぁ? 38 00:03:37,017 --> 00:03:41,521 一人になりたいんだってさ。 今夜は 隣に泊めてもらおうぜ。 39 00:03:43,523 --> 00:03:46,026 いじっぱりの わがまま王子が! 40 00:03:49,696 --> 00:03:52,365 《冬村:なんで 突然 絶交なんだ? 41 00:03:52,365 --> 00:03:55,035 よくわかんない 男子って…》 42 00:03:55,035 --> 00:03:57,037 (小野)冬村さん? えっ? 43 00:03:57,037 --> 00:04:01,041 どうしたの? あぁ… いや 別に…。 44 00:04:06,313 --> 00:04:08,648 ちょっと 行ってくる。 すぐ戻るから! 45 00:04:08,648 --> 00:04:10,650 冬村さん! いっ…。 46 00:04:10,650 --> 00:04:12,652 (骨がきしむ音) 47 00:04:35,008 --> 00:04:38,678 《甘矢:あいつにはもう 危険な目に遭ってほしくない。 48 00:04:38,678 --> 00:04:44,684 僕たちを守るために いくらでも 体を張れるような男だ。 49 00:04:44,684 --> 00:04:48,355 サンタとして 現役復帰してほしいだなんて…。 50 00:04:48,355 --> 00:04:51,024 僕 浅はかだったな…》 51 00:04:51,024 --> 00:04:54,027 ん? はぁっ!? 52 00:04:54,027 --> 00:04:56,696 はぁ!? おまっ… 何して! 53 00:04:56,696 --> 00:05:00,300 (サンタ)おめえが ドア開けないから 窓から入ろうとしてたんだよ! 54 00:05:00,300 --> 00:05:03,970 俺を誰だと思ってる! 誰かに見られたら どうするんだ! 55 00:05:03,970 --> 00:05:06,306 降りろ! じゃあ 絶交を撤回しろ! 56 00:05:06,306 --> 00:05:08,475 嫌だね! サンタと子どもなんて➡️ 57 00:05:08,475 --> 00:05:11,311 結局 1年に1回会うくらいが ちょうどいいんだよ! 58 00:05:11,311 --> 00:05:14,314 俺を固定概念のサンタと 一緒にすんなよ! 59 00:05:14,314 --> 00:05:17,984 こちとら 強くて デカくて 不死身だぞ! 60 00:05:17,984 --> 00:05:22,656 でも… お前がいなくちゃ もう 無理だ。 甘矢…。 61 00:05:22,656 --> 00:05:26,326 《声が バカでかくて 人を喜ばせることを➡️ 62 00:05:26,326 --> 00:05:29,329 すんなり言えて 素直で…。 63 00:05:29,329 --> 00:05:34,000 三田… 僕は 何回 助けられてるんだろう》 64 00:05:34,000 --> 00:05:36,002 ハハハハ…。 65 00:05:36,002 --> 00:05:40,340 《君自身の その 余りある サンタらしさに…》 66 00:05:40,340 --> 00:05:45,178 《俺… 考えてみたら 初めて サンタっぽいことしてるかも…》 67 00:05:45,178 --> 00:05:48,515 なんか 騒がしくない? えっ そう? 68 00:05:48,515 --> 00:05:53,019 (2人)キャッ! 赤い大男!? あれ? 69 00:05:58,024 --> 00:05:59,960 危なっ! ふぅ…。 70 00:05:59,960 --> 00:06:02,295 ちょっと 声 大きかったか。 71 00:06:02,295 --> 00:06:04,297 えっ!? あっ! 72 00:06:04,297 --> 00:06:06,299 まだ… ダメだってば! (甘矢)三田! 73 00:06:06,299 --> 00:06:08,301 早く! 74 00:06:12,472 --> 00:06:15,976 ほんっとに! くっ… お前! 75 00:06:15,976 --> 00:06:19,312 僕がいなくちゃ ダメダメじゃん! 76 00:06:19,312 --> 00:06:22,315 うぅ…。 なんだ 簡単に蹴破れんじゃん。 77 00:06:22,315 --> 00:06:24,985 冬村 ナイス! 仲直りしたの? 78 00:06:24,985 --> 00:06:28,321 うん! した! だから! やっぱりね。 79 00:06:28,321 --> 00:06:30,490 ぷちっこグミ 持ってない!? ない。 80 00:06:30,490 --> 00:06:33,994 くぅ~っ! そもそも 縁を切るなんて➡️ 81 00:06:33,994 --> 00:06:36,997 無理だろうと思ってたけど 甘矢が意地 張るから…。 82 00:06:36,997 --> 00:06:40,500 ごめん! もう限界! 僕が悪かったから 手ぇ貸して! 83 00:06:40,500 --> 00:06:43,003 うぅ… あっ! 84 00:06:43,003 --> 00:06:45,005 (サンタ)あぁ~っ! (衝撃音) 85 00:06:45,005 --> 00:06:47,007 三田! 86 00:06:47,007 --> 00:06:50,010 ⚟何!? 今の音! ⚟うわ~っ! 赤い大男! 87 00:06:50,010 --> 00:06:52,679 ⚟えっ どこ!? あちゃ~。 88 00:06:52,679 --> 00:06:57,017 また3人 ツルめるんだね。 ハハハハ… そうだね。 89 00:06:57,017 --> 00:07:00,287 ほっとけないよ あんな サンタさん…。 90 00:07:00,287 --> 00:07:02,455 アハハハ! 91 00:07:02,455 --> 00:07:06,626 植え込みで 顔 傷だらけ! アハハハ…。 92 00:07:06,626 --> 00:07:11,131 (大渋)柳生田… 今のうちに聞いてやる。 93 00:07:11,131 --> 00:07:16,970 私が サンタクロースと戦っていた間に 貴様は何をしていたのか? 94 00:07:16,970 --> 00:07:19,973 その言い訳を…。 95 00:07:19,973 --> 00:07:23,810 (柳生田)あ~ はい… はいはいはい そのことですね…。 96 00:07:23,810 --> 00:07:27,981 私は命じただろ! サンタクロースを捕まえろ と。 97 00:07:27,981 --> 00:07:31,651 忘れたのか? 次に 捕まえられなければ➡️ 98 00:07:31,651 --> 00:07:35,155 貴様に 私の心臓を移植することを…。 99 00:07:35,155 --> 00:07:37,157 えっと… えっと…。 100 00:07:37,157 --> 00:07:42,329 《すんません! 俺 普通に 爆睡してました! 101 00:07:42,329 --> 00:07:45,332 なんて 言えるわけねぇ~!》 102 00:07:45,332 --> 00:07:47,500 え~っと ですね…。 103 00:07:47,500 --> 00:07:53,173 そんなに 私の心臓が欲しいなら 今ここで 移植手術してやる。 104 00:07:53,173 --> 00:07:56,676 《柳生田:何か考えろ! どうにかして生き残れ 柳生田》 105 00:07:56,676 --> 00:08:01,281 (柳生田)じ… 実は 俺… あ… あなたのこと➡️ 106 00:08:01,281 --> 00:08:05,118 嫌いなんすよね 大渋学園長…。 107 00:08:05,118 --> 00:08:08,621 だって あなたを見てると 思うんです。 108 00:08:08,621 --> 00:08:12,292 この人は こんなにも若々しくて 美しいのに➡️ 109 00:08:12,292 --> 00:08:17,464 俺はなぜ こんなにも 老いぼれて 醜いんだろうって…。 110 00:08:17,464 --> 00:08:22,302 いっそ 醜い老いぼれサンタクロースに 殺されてしまえばいい…。 111 00:08:22,302 --> 00:08:26,639 そう思うまでに あなたの美しさを妬んで➡️ 112 00:08:26,639 --> 00:08:29,976 任務を怠った自分が 恥ずかしいです。 113 00:08:29,976 --> 00:08:33,313 醜悪なファンタジークソジジイのサンタに➡️ 114 00:08:33,313 --> 00:08:37,650 美の極地である あなたが 殺されればいい だなんて➡️ 115 00:08:37,650 --> 00:08:41,654 俺の心は なんて汚いんだ! 116 00:08:41,654 --> 00:08:44,157 そうか! 117 00:08:44,157 --> 00:08:49,496 もっとだ 柳生田! あ… あなたの美しさが憎い! 118 00:08:49,496 --> 00:08:53,500 もっと! サンタクロースは あんなに老いているのに➡️ 119 00:08:53,500 --> 00:08:57,003 あなたは 日々 美しく 若くなる! 120 00:08:57,003 --> 00:08:59,339 永遠の若さとは あなたのことだ! 121 00:08:59,339 --> 00:09:01,608 もっとだ! もっと!! 122 00:09:01,608 --> 00:09:04,778 あなたの その! 生まれたてのような肌を➡️ 123 00:09:04,778 --> 00:09:06,780 舐めまわしたい! 124 00:09:06,780 --> 00:09:09,949 この感覚! 間違いなく オキシトシンだ! 125 00:09:09,949 --> 00:09:12,619 きてる… きてるぞ! 126 00:09:12,619 --> 00:09:19,292 <大渋の手術痕を消す方法として オキシトシンの分泌は 特に有効である。 127 00:09:19,292 --> 00:09:21,294 恋をした女性が➡️ 128 00:09:21,294 --> 00:09:24,631 このホルモンを分泌して 美しくなるように➡️ 129 00:09:24,631 --> 00:09:29,969 大渋の心の傷も顔の傷も 癒えるのだ> 130 00:09:29,969 --> 00:09:32,305 あぁっ… ハァ ハァ ハァ…。 131 00:09:32,305 --> 00:09:34,307 (せき込む声) 132 00:09:34,307 --> 00:09:37,477 まったく… わかりきったことしか言えない➡️ 133 00:09:37,477 --> 00:09:39,979 能無しの中年男が。 134 00:09:39,979 --> 00:09:44,484 《キレた女相手のおべっか使いが 役立つとは…》 135 00:09:44,484 --> 00:09:46,486 (大渋)貴様など これまでどおり➡️ 136 00:09:46,486 --> 00:09:50,490 学内のスパイを続けるくらいの任務が ちょうど良い。 137 00:09:50,490 --> 00:09:53,493 かといって 醜い 老いぼれサンタクロースを➡️ 138 00:09:53,493 --> 00:09:56,329 調子に乗らせたままだと 肌に悪い。 139 00:09:56,329 --> 00:10:00,033 あの手を使うか…。 あの手? 140 00:10:02,001 --> 00:10:06,673 この 大黒愛護学園には もっと 使える人間がいる。 141 00:10:06,673 --> 00:10:12,078 サンタクロースを殺すのに 最も適した人間が…。 142 00:10:14,013 --> 00:10:16,015 (二胡)カッちゃ~ん! 143 00:10:16,015 --> 00:10:20,019 どっちか当てて! デッカ~いクソして スッキリした顔か➡️ 144 00:10:20,019 --> 00:10:24,023 カッちゃんのこと大好きって顔か。 145 00:10:24,023 --> 00:10:29,028 正解は両方! このくらい 当ててよね! 婚約者なら…。 146 00:10:31,030 --> 00:10:34,367 もう… 台風の後で 散らかってるんだから➡️ 147 00:10:34,367 --> 00:10:36,369 ちょっとくらい 手伝えよ。 148 00:10:36,369 --> 00:10:41,040 わっふ~い! きれいな落ち葉! らりっちゃいそう! 149 00:10:41,040 --> 00:10:43,710 ふぅ… あっ! 二胡 危ない! 150 00:10:43,710 --> 00:10:47,380 ぎゃっ! (生田目)あっ! 151 00:10:47,380 --> 00:10:51,384 っと! 大丈夫ですか? (生田目)あ~ すみません! 152 00:10:51,384 --> 00:10:54,053 ありがとうございます。 もう! 153 00:10:54,053 --> 00:10:56,389 ちゃんと 前 見てよね お嬢ちゃん! 154 00:10:56,389 --> 00:10:58,391 お前だろ! いやいや…。 155 00:10:58,391 --> 00:11:01,828 ぶつかっちゃったの 私なんで… 失礼しました。 156 00:11:01,828 --> 00:11:06,666 これ 教室まで運ぶの 横着して いっぺんに抱えすぎたんです。 157 00:11:06,666 --> 00:11:08,668 気をつけなくちゃ…。 158 00:11:08,668 --> 00:11:10,670 《わぁ… なんだろう…》 159 00:11:10,670 --> 00:11:14,340 運ぶの 手伝いましょうか? メンド! 160 00:11:14,340 --> 00:11:16,509 (三田)おい! (二胡)だって…。 161 00:11:16,509 --> 00:11:19,512 じゃあ… お願いしてもいいですか? 162 00:11:19,512 --> 00:11:22,015 助かります。 うぅ…。 163 00:11:22,015 --> 00:11:27,020 《こんな 第一印象のいい人 この学校にいるんだな~》 164 00:11:29,022 --> 00:11:31,524 (三田)へぇ… 半地下だ。 165 00:11:31,524 --> 00:11:34,027 こんなところに 教室 あったんですね。 166 00:11:34,027 --> 00:11:37,530 広い校舎なので 把握しきれないですよね。 167 00:11:37,530 --> 00:11:40,700 静かなので 案外 悪くない場所ですよ。 168 00:11:40,700 --> 00:11:45,705 この植木鉢は どうするんですか? 台風にさらされて ボロボロだけど…。 169 00:11:45,705 --> 00:11:48,708 それ わざと弱らせたんですよ。 170 00:11:48,708 --> 00:11:50,710 どうぞ 入って。 171 00:11:52,712 --> 00:11:55,715 ここが 2年10組の教室です。 172 00:11:55,715 --> 00:11:59,218 教卓に置いてもらえますか? あっ… はい。 173 00:11:59,218 --> 00:12:02,655 本当に助かりました。 ありがとうございます。 174 00:12:02,655 --> 00:12:04,657 《10組?》 175 00:12:04,657 --> 00:12:06,659 2年生は 5組までしかないはず…。 176 00:12:06,659 --> 00:12:09,829 あっ… ここは 大人を殺した生徒が➡️ 177 00:12:09,829 --> 00:12:12,332 集まった教室なんです。 178 00:12:12,332 --> 00:12:15,668 えっ? えっ? 179 00:12:15,668 --> 00:12:19,839 あぁ… だから 大人を… ねっ。 180 00:12:19,839 --> 00:12:23,343 まぁ 殺したといっても 何人かですけど…。 181 00:12:23,343 --> 00:12:28,514 私 含めて…。 ここにいる みんなはやってて…。 182 00:12:28,514 --> 00:12:31,017 《大人を…》 183 00:12:31,017 --> 00:12:33,019 あの…。 あ~っ! 184 00:12:33,019 --> 00:12:35,188 そんな 大したことないんですよ。 185 00:12:35,188 --> 00:12:38,024 やめてください! そんな 驚かれると…。 186 00:12:38,024 --> 00:12:40,360 《なんで 気づかなかった? 187 00:12:40,360 --> 00:12:45,031 わざと弱らせた植物 教卓に背を向けた座席…。 188 00:12:45,031 --> 00:12:50,703 ちょっと見れば わかっただろ。 この教室の異常さが…》 189 00:12:50,703 --> 00:12:52,705 ねぇ! 190 00:12:52,705 --> 00:12:55,708 戻ろうよ カッちゃん。 あっ… そうだな。 191 00:12:55,708 --> 00:12:57,710 そうしよう! じゃあ! 192 00:12:57,710 --> 00:13:00,980 (二胡)少年愛護法ってやつでしょ。 193 00:13:00,980 --> 00:13:03,650 未成年の殺人行為は 大人相手なら➡️ 194 00:13:03,650 --> 00:13:06,319 無罪になるんだっけ? いいね~! 195 00:13:06,319 --> 00:13:09,656 あんたたちみたいなのが この時代を全力で楽しめる➡️ 196 00:13:09,656 --> 00:13:12,992 子どもなんだろうね。 んっ!? 197 00:13:12,992 --> 00:13:18,998 あれ!? あのさ… カギ 開けてくれない? え~っと…。 198 00:13:18,998 --> 00:13:21,501 生田目二海といいます。 199 00:13:21,501 --> 00:13:24,671 なまこ! カギ開けろ! すみません。 200 00:13:24,671 --> 00:13:27,507 その前に 聞きたいことがあって…。 201 00:13:27,507 --> 00:13:31,678 あなたたち 一般クラスに 興味深い生徒がいるという➡️ 202 00:13:31,678 --> 00:13:37,183 ウワサがあって… 私たち 10組で 最近 一生懸命 探しているんです。 203 00:13:37,183 --> 00:13:41,354 サンタさんが この学校に 潜んでいるというウワサ…。 204 00:13:41,354 --> 00:13:44,057 聞いたことあります? 205 00:13:46,025 --> 00:13:49,028 (二胡)サンタが… この学校に? 206 00:13:49,028 --> 00:13:52,699 プッ! いるわけないじゃ~ん! うんうん。 207 00:13:52,699 --> 00:13:55,368 サンタなんて ガチで そんなの信じてんの!? 208 00:13:55,368 --> 00:13:59,372 生田目ちゃん めちゃ ピュアだね! えっ… そっか…。 209 00:13:59,372 --> 00:14:02,975 やっぱり 迷信ですかねぇ…。 フフフフ…。 210 00:14:02,975 --> 00:14:05,978 残念! お話ししてみたかったのに…。 211 00:14:05,978 --> 00:14:07,980 いやいや! 天然かよ! 212 00:14:07,980 --> 00:14:10,983 《普通の女子の会話だ!》 213 00:14:10,983 --> 00:14:15,655 (二胡)ってことで うちら もう 帰っていい? 214 00:14:15,655 --> 00:14:17,824 もちろんです! 引きとめてしまって➡️ 215 00:14:17,824 --> 00:14:20,660 すみませんでした! 会えてよかったです。 216 00:14:20,660 --> 00:14:23,329 バイバイ。 うん バイバーイ! 217 00:14:23,329 --> 00:14:26,332 あいてっ! ハハハハ…。 218 00:14:26,332 --> 00:14:31,003 いつまで 手 振ってんの? バイバーイ! 219 00:14:31,003 --> 00:14:34,507 《三田:これが…。 220 00:14:34,507 --> 00:14:37,610 大人を殺した子どもの顔かよ?》 221 00:14:41,013 --> 00:14:44,016 おっかねぇ~! マジで おっかな! 222 00:14:44,016 --> 00:14:47,353 あれで人殺しは クソヤバすぎん!? えっ… 二胡 怖かったの? 223 00:14:47,353 --> 00:14:50,356 当たり前じゃん! 戦闘能力 測定不能! 224 00:14:50,356 --> 00:14:53,025 完全に降参だよ あんなの! 225 00:14:53,025 --> 00:14:56,696 10組の存在は ウワサでは聞いてたけどさ…。 226 00:14:56,696 --> 00:15:00,299 大人を殺しても 法律で許された子どものクラスで➡️ 227 00:15:00,299 --> 00:15:02,969 リーダー格が あの まんまる女ってところが➡️ 228 00:15:02,969 --> 00:15:05,972 いちばん怖いんだって! そうなの? 229 00:15:05,972 --> 00:15:09,642 カッちゃんは エロエロ女って聞いたら どんなの想像する? 230 00:15:09,642 --> 00:15:13,646 はっ? エロエロ女? 巨乳で派手な女よりも➡️ 231 00:15:13,646 --> 00:15:16,315 露出少なめの地味な女のほうが➡️ 232 00:15:16,315 --> 00:15:19,485 実際は めちゃくちゃエロい確率が 高いんだぞ。 233 00:15:19,485 --> 00:15:22,155 へぇ… いや なんの話? 234 00:15:22,155 --> 00:15:26,659 女は それだけ 自分の本性を 隠すのがうまいってこと! 235 00:15:26,659 --> 00:15:29,328 カッちゃん 男だから 騙されやすいんだろうけど! 236 00:15:29,328 --> 00:15:31,664 あれ? あれれ!? 237 00:15:31,664 --> 00:15:36,002 ネコちゃんが なくなってる。 あの デッカいキーホルダー? 238 00:15:36,002 --> 00:15:38,671 落としたのか? 239 00:15:38,671 --> 00:15:40,673 あの教室かも…。 240 00:15:40,673 --> 00:15:43,509 私 もう戻りたくない…。 241 00:15:43,509 --> 00:15:46,312 俺… 取ってくるよ。 242 00:15:48,681 --> 00:15:50,683 《怖いといえば 怖い。 243 00:15:50,683 --> 00:15:53,853 けど… あの言葉が 忘れられない》 244 00:15:53,853 --> 00:15:58,524 ((あんたが この学校を 本気で変える気があるのなら➡️ 245 00:15:58,524 --> 00:16:01,961 まずは 地底の者と 向き合いなはれよ。 246 00:16:01,961 --> 00:16:06,632 この学校の地底の者と。 ち… てい? 247 00:16:06,632 --> 00:16:10,636 私のもとで鍛えるのは それからだ)) 248 00:16:10,636 --> 00:16:15,341 《たぶん この半地下のことだ。 地底の者と…》 249 00:16:17,643 --> 00:16:19,979 《向き合う!》 250 00:16:19,979 --> 00:16:23,983 ((残念! お話ししてみたかったのに…)) 251 00:16:25,985 --> 00:16:28,321 よし! 向き合った! 252 00:16:28,321 --> 00:16:30,323 これで 理事長に報告できるし➡️ 253 00:16:30,323 --> 00:16:33,526 さっさと 子どもに戻って ネコちゃん 回収しよっと。 254 00:16:42,001 --> 00:16:44,003 わぁっ! 255 00:16:44,003 --> 00:16:46,005 えぇっ…。 256 00:16:46,005 --> 00:16:49,342 (生田目)まさか! まさか本当に 祈りが通じるとは➡️ 257 00:16:49,342 --> 00:16:54,847 思いませんでした! えっ… あの… 例の… あの人ですか!? 258 00:16:54,847 --> 00:16:56,849 《俺のバカ!》 259 00:16:56,849 --> 00:16:59,352 えっと…。 あ… 守秘義務とかありますよね。 260 00:16:59,352 --> 00:17:01,287 大丈夫です 言わなくて。 261 00:17:01,287 --> 00:17:04,957 もう~っ! 一般クラスの間では あなたの目撃情報が➡️ 262 00:17:04,957 --> 00:17:07,460 あふれかえってるんですよ! 10組には➡️ 263 00:17:07,460 --> 00:17:09,795 姿を見せないのかなって 思ってたけど➡️ 264 00:17:09,795 --> 00:17:13,299 あなたが 子どもを差別なんて するわけないですもんね! 265 00:17:13,299 --> 00:17:15,635 ずっと お会いしたかったんです! 266 00:17:15,635 --> 00:17:20,640 《こ… こんな キラキラした目で 子どもに見られたこと あったか? 267 00:17:20,640 --> 00:17:22,642 いや ない!》 268 00:17:22,642 --> 00:17:24,644 お茶 いれましょう。 お茶…。 269 00:17:24,644 --> 00:17:29,649 《この子は 何か 心に傷を抱えて このクラスにいるのかもしれない》 270 00:17:29,649 --> 00:17:33,486 緑茶でいいですか? いや あの… おかまいなく。 271 00:17:33,486 --> 00:17:36,989 そんなわけにはいきません。 本当に うれしいんです。 272 00:17:36,989 --> 00:17:42,828 この教室… 大人が決して 入ってこないので さみしくて…。 273 00:17:42,828 --> 00:17:46,332 サンタさんなら お願いしたら 来てくれるかもって思って➡️ 274 00:17:46,332 --> 00:17:49,001 ずっと お祈りしてました。 275 00:17:49,001 --> 00:17:53,339 教師を含め 大人たちはみんな 私たちに殺されることを➡️ 276 00:17:53,339 --> 00:17:56,342 恐れているんです。 10組のクラスメートは➡️ 277 00:17:56,342 --> 00:18:01,614 みんな すごくさみしかった。 だから お礼を言わせてください。 278 00:18:01,614 --> 00:18:06,786 俺に会いたがっていたなら 何か欲しいものがあるはず。 279 00:18:06,786 --> 00:18:08,955 要求は なんだ? 280 00:18:08,955 --> 00:18:12,959 えっ! 私たちの要求… ですか? 281 00:18:12,959 --> 00:18:16,629 また~! サンタさんなら おわかりでしょう? 282 00:18:16,629 --> 00:18:20,800 あっ! プレゼントを開ける お楽しみタイムの前に➡️ 283 00:18:20,800 --> 00:18:23,602 お茶… どうです? 284 00:18:26,973 --> 00:18:29,475 (冬村)風尾二胡。 285 00:18:29,475 --> 00:18:33,813 あっ おふゆと甘矢…。 三田が見当たらないんだけど➡️ 286 00:18:33,813 --> 00:18:38,317 どこにいるか あんた知ってる? えっ… それがさ…。 287 00:18:38,317 --> 00:18:42,989 (甘矢)10組!? って… あの 大人殺しのクラス!? 288 00:18:42,989 --> 00:18:46,993 この学校イチ危険な場所じゃないか。 …んだよ! 289 00:18:46,993 --> 00:18:50,663 私だって 1人で行かせて マズかったなんて わかってるよ! 290 00:18:50,663 --> 00:18:54,333 と… とにかく 心配だから 僕と冬村で見てくるよ。 291 00:18:54,333 --> 00:18:56,335 風尾は ここで待ってて! 292 00:18:56,335 --> 00:18:58,671 (生徒たち)うわっ! 293 00:18:58,671 --> 00:19:01,941 冬村が ブーツを…。 おい! それ 校則違反…。 294 00:19:01,941 --> 00:19:05,945 うっさい。 緊急事態に ブーツなんか履いて 走れるか。 295 00:19:05,945 --> 00:19:08,781 急ぐよ 甘矢! 296 00:19:08,781 --> 00:19:12,284 冬村! (ざわめき) 297 00:19:12,284 --> 00:19:15,988 僕は 普通に 階段を使うからね? 298 00:19:17,957 --> 00:19:21,293 (生田目)ねぇ サンタさん… この学校の制服が➡️ 299 00:19:21,293 --> 00:19:23,629 どうして ブーツなのか 知ってますか? 300 00:19:23,629 --> 00:19:28,300 こんなに履きにくくて 脱ぎにくい 硬い革のブーツ…。 301 00:19:28,300 --> 00:19:33,472 つまり この靴は 大黒愛護学園の足枷なんです。 302 00:19:33,472 --> 00:19:35,474 足… かせ? 303 00:19:35,474 --> 00:19:40,312 この靴を不便に思わないくらい おとなしくしていられる生徒が➡️ 304 00:19:40,312 --> 00:19:42,648 大人たちには 都合がいいってこと。 305 00:19:42,648 --> 00:19:46,986 だから 校舎内で ブーツを脱ぐと 校則違反になる。 306 00:19:46,986 --> 00:19:48,988 信じられないでしょう? 307 00:19:48,988 --> 00:19:51,490 誰も 気づいていないんです。 308 00:19:51,490 --> 00:19:54,660 自分たちが本当は 捕らわれの身だなんて…。 309 00:19:54,660 --> 00:19:58,664 誰も気づかないまま 楽しい学園生活を送っている。 310 00:19:58,664 --> 00:20:02,168 そして 大人たちに逆らった 私たちは➡️ 311 00:20:02,168 --> 00:20:04,670 こうして 半地下の教室へ…。 312 00:20:04,670 --> 00:20:09,008 私たちを助けてください サンタさん。 313 00:20:09,008 --> 00:20:13,012 《サンタに目覚めてから 俺は 常々 驚く…。 314 00:20:13,012 --> 00:20:16,015 子どもの体の小ささに…》 315 00:20:16,015 --> 00:20:18,517 ど… どうすればいいんだ? 316 00:20:21,020 --> 00:20:26,025 昔の日本では クリスマスに サンタが 子どもの靴下やブーツに➡️ 317 00:20:26,025 --> 00:20:30,362 プレゼントを入れていたんです。 だから サンタさん…。 318 00:20:30,362 --> 00:20:34,033 欲しいものがあるのか!? なんだ? 319 00:20:34,033 --> 00:20:37,203 サンタさんの親指です。 320 00:20:37,203 --> 00:20:41,040 10本ある中で 失ったら いちばん困る指。 321 00:20:41,040 --> 00:20:49,048 プレゼントを このブーツの中に 今 ください! サンタさんの指。 322 00:20:49,048 --> 00:20:53,719 刃物ならあります。 ここで 切り落としてください。 323 00:20:53,719 --> 00:20:57,556 お… 俺の親指なんてもらって なんになるんだ!? 324 00:20:57,556 --> 00:21:00,493 おもちゃをもらって なんになる なんて質問を➡️ 325 00:21:00,493 --> 00:21:03,496 子どもにするんですか? うっ…。 326 00:21:03,496 --> 00:21:06,499 あなた サンタさんですよね? 327 00:21:06,499 --> 00:21:10,669 俺の指は おもちゃかよ! どうなってる! 328 00:21:10,669 --> 00:21:14,340 おもちゃで どう遊ぶかは 子どもの自由ですよ。 329 00:21:14,340 --> 00:21:18,344 《こいつ やっぱり おかしい。 大人で遊んでいるだけだ! 330 00:21:18,344 --> 00:21:21,847 マトモに聞いちゃいけない… はず! いや…》 331 00:21:21,847 --> 00:21:25,017 私のブーツ 空っぽですよ? 332 00:21:25,017 --> 00:21:29,188 《サンタ:どうなんだ!? わからなくなっていく…。 333 00:21:29,188 --> 00:21:33,692 やめてくれ… サンタクロースの本能が…》 334 00:21:38,030 --> 00:21:40,032 うっ! くっ…。 335 00:21:40,032 --> 00:21:44,370 お… 親指…。 はい。 336 00:21:44,370 --> 00:21:48,374 《子どもが欲しがっているものを サンタなら…》 337 00:21:48,374 --> 00:21:50,543 お願い サンタさん…。 338 00:21:50,543 --> 00:21:54,046 《サンタなら 与えて当然? 339 00:21:54,046 --> 00:21:57,049 そうなのか? そうだよな!? 冬村…》 340 00:21:57,049 --> 00:21:59,051 (物音) 341 00:22:08,661 --> 00:22:11,063 (冬村)ここが 10組? 342 00:22:12,998 --> 00:22:17,002 ごめんなさい ノックしても 返事がなかったもので…。 343 00:22:17,002 --> 00:22:19,004 おじゃましま~す…。