1 00:02:12,899 --> 00:02:14,901 (三田)そうか! やっぱ 茂木 賢いな! 2 00:02:14,901 --> 00:02:16,903 (茂木)おだてても なんも出ねぇぞ。 3 00:02:16,903 --> 00:02:19,906 ホントだって! この! この! 4 00:02:19,906 --> 00:02:24,244 《甘矢:声が バカでかくて 人を喜ばせるようなことを➨ 5 00:02:24,244 --> 00:02:31,251 すんなり言えて 素直で… 色素が薄くて 雪みたいな髪。 6 00:02:31,251 --> 00:02:34,187 なんていうか 三田ってホント…》 7 00:02:34,187 --> 00:02:38,859 えっ? 今日から 僕らは縁を切ろう 三田。 8 00:02:38,859 --> 00:02:40,861 はっ!? 気づいてた? 9 00:02:40,861 --> 00:02:43,697 僕と冬村は 大渋に姿を見られてるけど➨ 10 00:02:43,697 --> 00:02:47,034 唯一 君だけは やつに 正体がバレていないんだ。 11 00:02:47,034 --> 00:02:50,370 でも… 今後 3人で 一緒にいるのを見られたら➨ 12 00:02:50,370 --> 00:02:53,707 いずれ 君の正体が サンタだと気づかれるだろう。 13 00:02:53,707 --> 00:02:56,877 僕ら3人は 縁を切ったほうがいいと思う。 14 00:02:56,877 --> 00:02:59,880 (三田)イケメンは 無表情の説得力が すごいな! 15 00:02:59,880 --> 00:03:02,549 いやいや 何それ! 16 00:03:02,549 --> 00:03:05,886 3人 絶交ってこと? 小野が見つかったとたんに➨ 17 00:03:05,886 --> 00:03:09,890 俺を ポイするのかよ! 君の安全のためだよ。 18 00:03:09,890 --> 00:03:12,559 はぁ!? 甘矢んちのケーキ屋は!? 19 00:03:12,559 --> 00:03:14,728 サンタクロースを現役復帰させて➨ 20 00:03:14,728 --> 00:03:18,231 俺たちで V字回復させるんじゃ なかったのか!? 21 00:03:18,231 --> 00:03:21,401 友達だろ! 勝手に決めんなよ! 22 00:03:21,401 --> 00:03:23,904 《甘矢:あぁ まただ…》 23 00:03:23,904 --> 00:03:26,239 危険な立場なのは 3人一緒なんだから➨ 24 00:03:26,239 --> 00:03:28,575 これからも 助け合えばいいじゃん! 25 00:03:28,575 --> 00:03:31,845 《いつも そう…》 (三田)甘矢は何も心配するな! 26 00:03:31,845 --> 00:03:34,347 《いざというときに こちらが言ってほしいことを➨ 27 00:03:34,347 --> 00:03:37,684 言ってくれて 三田は 僕を喜ばせる。 28 00:03:37,684 --> 00:03:41,354 でも… 僕は 冷静でいなくては》 29 00:03:41,354 --> 00:03:44,524 大丈夫だよ。 えっ? 30 00:03:44,524 --> 00:03:47,527 (甘矢)自分の身くらい 自分で守るよ。 31 00:03:47,527 --> 00:03:49,529 それじゃ…。 おい! 32 00:03:49,529 --> 00:03:51,865 本当に これで 終わらせるつもりかよ! 33 00:03:51,865 --> 00:03:53,867 まだ 話はあるんだ! 34 00:03:53,867 --> 00:03:56,870 甘矢~っ! 35 00:03:56,870 --> 00:04:01,374 (堂園)ルームメート全員 閉め出して 貸し切りかよ…。 36 00:04:01,374 --> 00:04:06,213 (歌川)甘矢王子 開けてくれよ~。 俺のパンツ~。 37 00:04:06,213 --> 00:04:08,882 王子 何 スネてんの? さぁ? 38 00:04:08,882 --> 00:04:13,386 一人になりたいんだってさ。 今夜は 隣に泊めてもらおうぜ。 39 00:04:15,388 --> 00:04:17,891 いじっぱりの わがまま王子が! 40 00:04:21,561 --> 00:04:24,231 《冬村:なんで 突然 絶交なんだ? 41 00:04:24,231 --> 00:04:26,900 よくわかんない 男子って…》 42 00:04:26,900 --> 00:04:28,902 (小野)冬村さん? えっ? 43 00:04:28,902 --> 00:04:32,906 どうしたの? あぁ… いや 別に…。 44 00:04:38,178 --> 00:04:40,514 ちょっと 行ってくる。 すぐ戻るから! 45 00:04:40,514 --> 00:04:42,516 冬村さん! いっ…。 46 00:04:42,516 --> 00:04:44,518 (骨がきしむ音) 47 00:05:06,873 --> 00:05:10,544 《甘矢:あいつにはもう 危険な目に遭ってほしくない。 48 00:05:10,544 --> 00:05:16,550 僕たちを守るために いくらでも 体を張れるような男だ。 49 00:05:16,550 --> 00:05:20,220 サンタとして 現役復帰してほしいだなんて…。 50 00:05:20,220 --> 00:05:22,889 僕 浅はかだったな…》 51 00:05:22,889 --> 00:05:25,892 ん? はぁっ!? 52 00:05:25,892 --> 00:05:28,562 はぁ!? おまっ… 何して! 53 00:05:28,562 --> 00:05:32,165 (サンタ)おめえが ドア開けないから 窓から入ろうとしてたんだよ! 54 00:05:32,165 --> 00:05:35,836 俺を誰だと思ってる! 誰かに見られたら どうするんだ! 55 00:05:35,836 --> 00:05:38,171 降りろ! じゃあ 絶交を撤回しろ! 56 00:05:38,171 --> 00:05:40,340 嫌だね! サンタと子どもなんて➨ 57 00:05:40,340 --> 00:05:43,176 結局 1年に1回会うくらいが ちょうどいいんだよ! 58 00:05:43,176 --> 00:05:46,179 俺を固定概念のサンタと 一緒にすんなよ! 59 00:05:46,179 --> 00:05:49,849 こちとら 強くて デカくて 不死身だぞ! 60 00:05:49,849 --> 00:05:54,521 でも… お前がいなくちゃ もう 無理だ。 甘矢…。 61 00:05:54,521 --> 00:05:58,191 《声が バカでかくて 人を喜ばせることを➨ 62 00:05:58,191 --> 00:06:01,194 すんなり言えて 素直で…。 63 00:06:01,194 --> 00:06:05,865 三田… 僕は 何回 助けられてるんだろう》 64 00:06:05,865 --> 00:06:07,868 ハハハハ…。 65 00:06:07,868 --> 00:06:12,205 《君自身の その 余りある サンタらしさに…》 66 00:06:12,205 --> 00:06:17,043 《俺… 考えてみたら 初めて サンタっぽいことしてるかも…》 67 00:06:17,043 --> 00:06:20,380 なんか 騒がしくない? えっ そう? 68 00:06:20,380 --> 00:06:24,885 (2人)キャッ! 赤い大男!? あれ? 69 00:06:29,889 --> 00:06:31,825 危なっ! ふぅ…。 70 00:06:31,825 --> 00:06:34,160 ちょっと 声 大きかったか。 71 00:06:34,160 --> 00:06:36,162 えっ!? あっ! 72 00:06:36,162 --> 00:06:38,164 まだ… ダメだってば! (甘矢)三田! 73 00:06:38,164 --> 00:06:40,166 早く! 74 00:06:44,337 --> 00:06:47,841 ほんっとに! くっ… お前! 75 00:06:47,841 --> 00:06:51,177 僕がいなくちゃ ダメダメじゃん! 76 00:06:51,177 --> 00:06:54,180 うぅ…。 なんだ 簡単に蹴破れんじゃん。 77 00:06:54,180 --> 00:06:56,850 冬村 ナイス! 仲直りしたの? 78 00:06:56,850 --> 00:07:00,186 うん! した! だから! やっぱりね。 79 00:07:00,186 --> 00:07:02,355 ぷちっこグミ 持ってない!? ない。 80 00:07:02,355 --> 00:07:05,859 くぅ~っ! そもそも 縁を切るなんて➨ 81 00:07:05,859 --> 00:07:08,862 無理だろうと思ってたけど 甘矢が意地 張るから…。 82 00:07:08,862 --> 00:07:12,365 ごめん! もう限界! 僕が悪かったから 手ぇ貸して! 83 00:07:12,365 --> 00:07:14,868 うぅ… あっ! 84 00:07:14,868 --> 00:07:16,870 (サンタ)あぁ~っ! (衝撃音) 85 00:07:16,870 --> 00:07:18,872 三田! 86 00:07:18,872 --> 00:07:21,875 ⚟何!? 今の音! ⚟うわ~っ! 赤い大男! 87 00:07:21,875 --> 00:07:24,544 ⚟えっ どこ!? あちゃ~。 88 00:07:24,544 --> 00:07:28,882 また3人 ツルめるんだね。 ハハハハ… そうだね。 89 00:07:28,882 --> 00:07:32,152 ほっとけないよ あんな サンタさん…。 90 00:07:32,152 --> 00:07:34,321 アハハハ! 91 00:07:34,321 --> 00:07:38,491 植え込みで 顔 傷だらけ! アハハハ…。 92 00:07:38,491 --> 00:07:42,996 (大渋)柳生田… 今のうちに聞いてやる。 93 00:07:42,996 --> 00:07:48,835 私が サンタクロースと戦っていた間に 貴様は何をしていたのか? 94 00:07:48,835 --> 00:07:51,838 その言い訳を…。 95 00:07:51,838 --> 00:07:55,675 (柳生田)あ~ はい… はいはいはい そのことですね…。 96 00:07:55,675 --> 00:07:59,846 私は命じただろ! サンタクロースを捕まえろ と。 97 00:07:59,846 --> 00:08:03,516 忘れたのか? 次に 捕まえられなければ➨ 98 00:08:03,516 --> 00:08:07,020 貴様に 私の心臓を移植することを…。 99 00:08:07,020 --> 00:08:09,022 えっと… えっと…。 100 00:08:09,022 --> 00:08:14,194 《すんません! 俺 普通に 爆睡してました! 101 00:08:14,194 --> 00:08:17,197 なんて 言えるわけねぇ~!》 102 00:08:17,197 --> 00:08:19,366 え~っと ですね…。 103 00:08:19,366 --> 00:08:25,038 そんなに 私の心臓が欲しいなら 今ここで 移植手術してやる。 104 00:08:25,038 --> 00:08:28,541 《柳生田:何か考えろ! どうにかして生き残れ 柳生田》 105 00:08:28,541 --> 00:08:33,146 (柳生田)じ… 実は 俺… あ… あなたのこと➨ 106 00:08:33,146 --> 00:08:36,983 嫌いなんすよね 大渋学園長…。 107 00:08:36,983 --> 00:08:40,487 だって あなたを見てると 思うんです。 108 00:08:40,487 --> 00:08:44,157 この人は こんなにも若々しくて 美しいのに➨ 109 00:08:44,157 --> 00:08:49,329 俺はなぜ こんなにも 老いぼれて 醜いんだろうって…。 110 00:08:49,329 --> 00:08:54,167 いっそ 醜い老いぼれサンタクロースに 殺されてしまえばいい…。 111 00:08:54,167 --> 00:08:58,505 そう思うまでに あなたの美しさを妬んで➨ 112 00:08:58,505 --> 00:09:01,841 任務を怠った自分が 恥ずかしいです。 113 00:09:01,841 --> 00:09:05,178 醜悪なファンタジークソジジイのサンタに➨ 114 00:09:05,178 --> 00:09:09,516 美の極地である あなたが 殺されればいい だなんて➨ 115 00:09:09,516 --> 00:09:13,520 俺の心は なんて汚いんだ! 116 00:09:13,520 --> 00:09:16,022 そうか! 117 00:09:16,022 --> 00:09:21,361 もっとだ 柳生田! あ… あなたの美しさが憎い! 118 00:09:21,361 --> 00:09:25,365 もっと! サンタクロースは あんなに老いているのに➨ 119 00:09:25,365 --> 00:09:28,868 あなたは 日々 美しく 若くなる! 120 00:09:28,868 --> 00:09:31,204 永遠の若さとは あなたのことだ! 121 00:09:31,204 --> 00:09:33,473 もっとだ! もっと!! 122 00:09:33,473 --> 00:09:36,643 あなたの その! 生まれたてのような肌を➨ 123 00:09:36,643 --> 00:09:38,645 舐めまわしたい! 124 00:09:38,645 --> 00:09:41,815 この感覚! 間違いなく オキシトシンだ! 125 00:09:41,815 --> 00:09:44,484 きてる… きてるぞ! 126 00:09:44,484 --> 00:09:51,157 <大渋の手術痕を消す方法として オキシトシンの分泌は 特に有効である。 127 00:09:51,157 --> 00:09:53,159 恋をした女性が➨ 128 00:09:53,159 --> 00:09:56,496 このホルモンを分泌して 美しくなるように➨ 129 00:09:56,496 --> 00:10:01,835 大渋の心の傷も顔の傷も 癒えるのだ> 130 00:10:01,835 --> 00:10:04,170 あぁっ… ハァ ハァ ハァ…。 131 00:10:04,170 --> 00:10:06,172 (せき込む声) 132 00:10:06,172 --> 00:10:09,342 まったく… わかりきったことしか言えない➨ 133 00:10:09,342 --> 00:10:11,845 能無しの中年男が。 134 00:10:11,845 --> 00:10:16,349 《キレた女相手のおべっか使いが 役立つとは…》 135 00:10:16,349 --> 00:10:18,351 (大渋)貴様など これまでどおり➨ 136 00:10:18,351 --> 00:10:22,355 学内のスパイを続けるくらいの任務が ちょうど良い。 137 00:10:22,355 --> 00:10:25,358 かといって 醜い 老いぼれサンタクロースを➨ 138 00:10:25,358 --> 00:10:28,194 調子に乗らせたままだと 肌に悪い。 139 00:10:28,194 --> 00:10:31,898 あの手を使うか…。 あの手? 140 00:10:33,867 --> 00:10:38,538 この 大黒愛護学園には もっと 使える人間がいる。 141 00:10:38,538 --> 00:10:43,943 サンタクロースを殺すのに 最も適した人間が…。 142 00:10:45,879 --> 00:10:47,881 (二胡)カッちゃ~ん! 143 00:10:47,881 --> 00:10:51,885 どっちか当てて! デッカ~いクソして スッキリした顔か➨ 144 00:10:51,885 --> 00:10:55,889 カッちゃんのこと大好きって顔か。 145 00:10:55,889 --> 00:11:00,894 正解は両方! このくらい 当ててよね! 婚約者なら…。 146 00:11:02,896 --> 00:11:06,232 もう… 台風の後で 散らかってるんだから➨ 147 00:11:06,232 --> 00:11:08,234 ちょっとくらい 手伝えよ。 148 00:11:08,234 --> 00:11:12,906 わっふ~い! きれいな落ち葉! らりっちゃいそう! 149 00:11:12,906 --> 00:11:15,575 ふぅ… あっ! 二胡 危ない! 150 00:11:15,575 --> 00:11:19,245 ぎゃっ! (生田目)あっ! 151 00:11:19,245 --> 00:11:23,249 っと! 大丈夫ですか? (生田目)あ~ すみません! 152 00:11:23,249 --> 00:11:25,919 ありがとうございます。 もう! 153 00:11:25,919 --> 00:11:28,254 ちゃんと 前 見てよね お嬢ちゃん! 154 00:11:28,254 --> 00:11:30,256 お前だろ! いやいや…。 155 00:11:30,256 --> 00:11:33,693 ぶつかっちゃったの 私なんで… 失礼しました。 156 00:11:33,693 --> 00:11:38,531 これ 教室まで運ぶの 横着して いっぺんに抱えすぎたんです。 157 00:11:38,531 --> 00:11:40,533 気をつけなくちゃ…。 158 00:11:40,533 --> 00:11:42,535 《わぁ… なんだろう…》 159 00:11:42,535 --> 00:11:46,206 運ぶの 手伝いましょうか? メンド! 160 00:11:46,206 --> 00:11:48,374 (三田)おい! (二胡)だって…。 161 00:11:48,374 --> 00:11:51,377 じゃあ… お願いしてもいいですか? 162 00:11:51,377 --> 00:11:53,880 助かります。 うぅ…。 163 00:11:53,880 --> 00:11:58,885 《こんな 第一印象のいい人 この学校にいるんだな~》 164 00:12:00,887 --> 00:12:03,389 (三田)へぇ… 半地下だ。 165 00:12:03,389 --> 00:12:05,892 こんなところに 教室 あったんですね。 166 00:12:05,892 --> 00:12:09,395 広い校舎なので 把握しきれないですよね。 167 00:12:09,395 --> 00:12:12,565 静かなので 案外 悪くない場所ですよ。 168 00:12:12,565 --> 00:12:17,570 この植木鉢は どうするんですか? 台風にさらされて ボロボロだけど…。 169 00:12:17,570 --> 00:12:20,573 それ わざと弱らせたんですよ。 170 00:12:20,573 --> 00:12:22,575 どうぞ 入って。 171 00:12:24,577 --> 00:12:27,580 ここが 2年10組の教室です。 172 00:12:27,580 --> 00:12:31,084 教卓に置いてもらえますか? あっ… はい。 173 00:12:31,084 --> 00:12:34,520 本当に助かりました。 ありがとうございます。 174 00:12:34,520 --> 00:12:36,522 《10組?》 175 00:12:36,522 --> 00:12:38,524 2年生は 5組までしかないはず…。 176 00:12:38,524 --> 00:12:41,694 あっ… ここは 大人を殺した生徒が➨ 177 00:12:41,694 --> 00:12:44,197 集まった教室なんです。 178 00:12:44,197 --> 00:12:47,533 えっ? えっ? 179 00:12:47,533 --> 00:12:51,704 あぁ… だから 大人を… ねっ。 180 00:12:51,704 --> 00:12:55,208 まぁ 殺したといっても 何人かですけど…。 181 00:12:55,208 --> 00:13:00,380 私 含めて…。 ここにいる みんなはやってて…。 182 00:13:00,380 --> 00:13:02,882 《大人を…》 183 00:13:02,882 --> 00:13:04,884 あの…。 あ~っ! 184 00:13:04,884 --> 00:13:07,053 そんな 大したことないんですよ。 185 00:13:07,053 --> 00:13:09,889 やめてください! そんな 驚かれると…。 186 00:13:09,889 --> 00:13:12,225 《なんで 気づかなかった? 187 00:13:12,225 --> 00:13:16,896 わざと弱らせた植物 教卓に背を向けた座席…。 188 00:13:16,896 --> 00:13:22,568 ちょっと見れば わかっただろ。 この教室の異常さが…》 189 00:13:22,568 --> 00:13:24,570 ねぇ! 190 00:13:24,570 --> 00:13:27,573 戻ろうよ カッちゃん。 あっ… そうだな。 191 00:13:27,573 --> 00:13:29,575 そうしよう! じゃあ! 192 00:13:29,575 --> 00:13:32,845 (二胡)少年愛護法ってやつでしょ。 193 00:13:32,845 --> 00:13:35,515 未成年の殺人行為は 大人相手なら➨ 194 00:13:35,515 --> 00:13:38,184 無罪になるんだっけ? いいね~! 195 00:13:38,184 --> 00:13:41,521 あんたたちみたいなのが この時代を全力で楽しめる➨ 196 00:13:41,521 --> 00:13:44,857 子どもなんだろうね。 んっ!? 197 00:13:44,857 --> 00:13:50,863 あれ!? あのさ… カギ 開けてくれない? え~っと…。 198 00:13:50,863 --> 00:13:53,366 生田目二海といいます。 199 00:13:53,366 --> 00:13:56,536 なまこ! カギ開けろ! すみません。 200 00:13:56,536 --> 00:13:59,372 その前に 聞きたいことがあって…。 201 00:13:59,372 --> 00:14:03,543 あなたたち 一般クラスに 興味深い生徒がいるという➨ 202 00:14:03,543 --> 00:14:09,048 ウワサがあって… 私たち 10組で 最近 一生懸命 探しているんです。 203 00:14:09,048 --> 00:14:13,219 サンタさんが この学校に 潜んでいるというウワサ…。 204 00:14:13,219 --> 00:14:15,922 聞いたことあります? 205 00:14:17,890 --> 00:14:20,893 (二胡)サンタが… この学校に? 206 00:14:20,893 --> 00:14:24,564 プッ! いるわけないじゃ~ん! うんうん。 207 00:14:24,564 --> 00:14:27,233 サンタなんて ガチで そんなの信じてんの!? 208 00:14:27,233 --> 00:14:31,237 生田目ちゃん めちゃ ピュアだね! えっ… そっか…。 209 00:14:31,237 --> 00:14:34,841 やっぱり 迷信ですかねぇ…。 フフフフ…。 210 00:14:34,841 --> 00:14:37,844 残念! お話ししてみたかったのに…。 211 00:14:37,844 --> 00:14:39,846 いやいや! 天然かよ! 212 00:14:39,846 --> 00:14:42,849 《普通の女子の会話だ!》 213 00:14:42,849 --> 00:14:47,520 (二胡)ってことで うちら もう 帰っていい? 214 00:14:47,520 --> 00:14:49,689 もちろんです! 引きとめてしまって➨ 215 00:14:49,689 --> 00:14:52,525 すみませんでした! 会えてよかったです。 216 00:14:52,525 --> 00:14:55,194 バイバイ。 うん バイバーイ! 217 00:14:55,194 --> 00:14:58,197 あいてっ! ハハハハ…。 218 00:14:58,197 --> 00:15:02,869 いつまで 手 振ってんの? バイバーイ! 219 00:15:02,869 --> 00:15:06,372 《三田:これが…。 220 00:15:06,372 --> 00:15:09,475 大人を殺した子どもの顔かよ?》 221 00:15:12,879 --> 00:15:15,882 おっかねぇ~! マジで おっかな! 222 00:15:15,882 --> 00:15:19,218 あれで人殺しは クソヤバすぎん!? えっ… 二胡 怖かったの? 223 00:15:19,218 --> 00:15:22,221 当たり前じゃん! 戦闘能力 測定不能! 224 00:15:22,221 --> 00:15:24,891 完全に降参だよ あんなの! 225 00:15:24,891 --> 00:15:28,561 10組の存在は ウワサでは聞いてたけどさ…。 226 00:15:28,561 --> 00:15:32,165 大人を殺しても 法律で許された子どものクラスで➨ 227 00:15:32,165 --> 00:15:34,834 リーダー格が あの まんまる女ってところが➨ 228 00:15:34,834 --> 00:15:37,837 いちばん怖いんだって! そうなの? 229 00:15:37,837 --> 00:15:41,507 カッちゃんは エロエロ女って聞いたら どんなの想像する? 230 00:15:41,507 --> 00:15:45,511 はっ? エロエロ女? 巨乳で派手な女よりも➨ 231 00:15:45,511 --> 00:15:48,181 露出少なめの地味な女のほうが➨ 232 00:15:48,181 --> 00:15:51,350 実際は めちゃくちゃエロい確率が 高いんだぞ。 233 00:15:51,350 --> 00:15:54,020 へぇ… いや なんの話? 234 00:15:54,020 --> 00:15:58,524 女は それだけ 自分の本性を 隠すのがうまいってこと! 235 00:15:58,524 --> 00:16:01,194 カッちゃん 男だから 騙されやすいんだろうけど! 236 00:16:01,194 --> 00:16:03,529 あれ? あれれ!? 237 00:16:03,529 --> 00:16:07,867 ネコちゃんが なくなってる。 あの デッカいキーホルダー? 238 00:16:07,867 --> 00:16:10,536 落としたのか? 239 00:16:10,536 --> 00:16:12,538 あの教室かも…。 240 00:16:12,538 --> 00:16:15,374 私 もう戻りたくない…。 241 00:16:15,374 --> 00:16:18,177 俺… 取ってくるよ。 242 00:16:20,546 --> 00:16:22,548 《怖いといえば 怖い。 243 00:16:22,548 --> 00:16:25,718 けど… あの言葉が 忘れられない》 244 00:16:25,718 --> 00:16:30,389 ((あんたが この学校を 本気で変える気があるのなら➨ 245 00:16:30,389 --> 00:16:33,826 まずは 地底の者と 向き合いなはれよ。 246 00:16:33,826 --> 00:16:38,497 この学校の地底の者と。 ち… てい? 247 00:16:38,497 --> 00:16:42,501 私のもとで鍛えるのは それからだ)) 248 00:16:42,501 --> 00:16:47,206 《たぶん この半地下のことだ。 地底の者と…》 249 00:16:49,509 --> 00:16:51,844 《向き合う!》 250 00:16:51,844 --> 00:16:55,848 ((残念! お話ししてみたかったのに…)) 251 00:16:57,850 --> 00:17:00,186 よし! 向き合った! 252 00:17:00,186 --> 00:17:02,188 これで 理事長に報告できるし➨ 253 00:17:02,188 --> 00:17:05,391 さっさと 子どもに戻って ネコちゃん 回収しよっと。 254 00:17:13,866 --> 00:17:15,868 わぁっ! 255 00:17:15,868 --> 00:17:17,870 えぇっ…。 256 00:17:17,870 --> 00:17:21,207 (生田目)まさか! まさか本当に 祈りが通じるとは➨ 257 00:17:21,207 --> 00:17:26,712 思いませんでした! えっ… あの… 例の… あの人ですか!? 258 00:17:26,712 --> 00:17:28,714 《俺のバカ!》 259 00:17:28,714 --> 00:17:31,217 えっと…。 あ… 守秘義務とかありますよね。 260 00:17:31,217 --> 00:17:33,152 大丈夫です 言わなくて。 261 00:17:33,152 --> 00:17:36,822 もう~っ! 一般クラスの間では あなたの目撃情報が➨ 262 00:17:36,822 --> 00:17:39,325 あふれかえってるんですよ! 10組には➨ 263 00:17:39,325 --> 00:17:41,661 姿を見せないのかなって 思ってたけど➨ 264 00:17:41,661 --> 00:17:45,164 あなたが 子どもを差別なんて するわけないですもんね! 265 00:17:45,164 --> 00:17:47,500 ずっと お会いしたかったんです! 266 00:17:47,500 --> 00:17:52,505 《こ… こんな キラキラした目で 子どもに見られたこと あったか? 267 00:17:52,505 --> 00:17:54,507 いや ない!》 268 00:17:54,507 --> 00:17:56,509 お茶 いれましょう。 お茶…。 269 00:17:56,509 --> 00:18:01,514 《この子は 何か 心に傷を抱えて このクラスにいるのかもしれない》 270 00:18:01,514 --> 00:18:05,351 緑茶でいいですか? いや あの… おかまいなく。 271 00:18:05,351 --> 00:18:08,854 そんなわけにはいきません。 本当に うれしいんです。 272 00:18:08,854 --> 00:18:14,694 この教室… 大人が決して 入ってこないので さみしくて…。 273 00:18:14,694 --> 00:18:18,197 サンタさんなら お願いしたら 来てくれるかもって思って➨ 274 00:18:18,197 --> 00:18:20,866 ずっと お祈りしてました。 275 00:18:20,866 --> 00:18:25,204 教師を含め 大人たちはみんな 私たちに殺されることを➨ 276 00:18:25,204 --> 00:18:28,207 恐れているんです。 10組のクラスメートは➨ 277 00:18:28,207 --> 00:18:33,479 みんな すごくさみしかった。 だから お礼を言わせてください。 278 00:18:33,479 --> 00:18:38,651 俺に会いたがっていたなら 何か欲しいものがあるはず。 279 00:18:38,651 --> 00:18:40,820 要求は なんだ? 280 00:18:40,820 --> 00:18:44,824 えっ! 私たちの要求… ですか? 281 00:18:44,824 --> 00:18:48,494 また~! サンタさんなら おわかりでしょう? 282 00:18:48,494 --> 00:18:52,665 あっ! プレゼントを開ける お楽しみタイムの前に➨ 283 00:18:52,665 --> 00:18:55,468 お茶… どうです? 284 00:18:58,838 --> 00:19:01,340 (冬村)風尾二胡。 285 00:19:01,340 --> 00:19:05,678 あっ おふゆと甘矢…。 三田が見当たらないんだけど➨ 286 00:19:05,678 --> 00:19:10,182 どこにいるか あんた知ってる? えっ… それがさ…。 287 00:19:10,182 --> 00:19:14,854 (甘矢)10組!? って… あの 大人殺しのクラス!? 288 00:19:14,854 --> 00:19:18,858 この学校イチ危険な場所じゃないか。 …んだよ! 289 00:19:18,858 --> 00:19:22,528 私だって 1人で行かせて マズかったなんて わかってるよ! 290 00:19:22,528 --> 00:19:26,198 と… とにかく 心配だから 僕と冬村で見てくるよ。 291 00:19:26,198 --> 00:19:28,200 風尾は ここで待ってて! 292 00:19:28,200 --> 00:19:30,536 (生徒たち)うわっ! 293 00:19:30,536 --> 00:19:33,806 冬村が ブーツを…。 おい! それ 校則違反…。 294 00:19:33,806 --> 00:19:37,810 うっさい。 緊急事態に ブーツなんか履いて 走れるか。 295 00:19:37,810 --> 00:19:40,646 急ぐよ 甘矢! 296 00:19:40,646 --> 00:19:44,150 冬村! (ざわめき) 297 00:19:44,150 --> 00:19:47,853 僕は 普通に 階段を使うからね? 298 00:19:49,822 --> 00:19:53,159 (生田目)ねぇ サンタさん… この学校の制服が➨ 299 00:19:53,159 --> 00:19:55,494 どうして ブーツなのか 知ってますか? 300 00:19:55,494 --> 00:20:00,166 こんなに履きにくくて 脱ぎにくい 硬い革のブーツ…。 301 00:20:00,166 --> 00:20:05,337 つまり この靴は 大黒愛護学園の足枷なんです。 302 00:20:05,337 --> 00:20:07,339 足… かせ? 303 00:20:07,339 --> 00:20:12,178 この靴を不便に思わないくらい おとなしくしていられる生徒が➨ 304 00:20:12,178 --> 00:20:14,513 大人たちには 都合がいいってこと。 305 00:20:14,513 --> 00:20:18,851 だから 校舎内で ブーツを脱ぐと 校則違反になる。 306 00:20:18,851 --> 00:20:20,853 信じられないでしょう? 307 00:20:20,853 --> 00:20:23,355 誰も 気づいていないんです。 308 00:20:23,355 --> 00:20:26,525 自分たちが本当は 捕らわれの身だなんて…。 309 00:20:26,525 --> 00:20:30,529 誰も気づかないまま 楽しい学園生活を送っている。 310 00:20:30,529 --> 00:20:34,033 そして 大人たちに逆らった 私たちは➨ 311 00:20:34,033 --> 00:20:36,535 こうして 半地下の教室へ…。 312 00:20:36,535 --> 00:20:40,873 私たちを助けてください サンタさん。 313 00:20:40,873 --> 00:20:44,877 《サンタに目覚めてから 俺は 常々 驚く…。 314 00:20:44,877 --> 00:20:47,880 子どもの体の小ささに…》 315 00:20:47,880 --> 00:20:50,382 ど… どうすればいいんだ? 316 00:20:52,885 --> 00:20:57,890 昔の日本では クリスマスに サンタが 子どもの靴下やブーツに➨ 317 00:20:57,890 --> 00:21:02,228 プレゼントを入れていたんです。 だから サンタさん…。 318 00:21:02,228 --> 00:21:05,898 欲しいものがあるのか!? なんだ? 319 00:21:05,898 --> 00:21:09,068 サンタさんの親指です。 320 00:21:09,068 --> 00:21:12,905 10本ある中で 失ったら いちばん困る指。 321 00:21:12,905 --> 00:21:20,913 プレゼントを このブーツの中に 今 ください! サンタさんの指。 322 00:21:20,913 --> 00:21:25,584 刃物ならあります。 ここで 切り落としてください。 323 00:21:25,584 --> 00:21:29,421 お… 俺の親指なんてもらって なんになるんだ!? 324 00:21:29,421 --> 00:21:32,358 おもちゃをもらって なんになる なんて質問を➨ 325 00:21:32,358 --> 00:21:35,361 子どもにするんですか? うっ…。 326 00:21:35,361 --> 00:21:38,364 あなた サンタさんですよね? 327 00:21:38,364 --> 00:21:42,535 俺の指は おもちゃかよ! どうなってる! 328 00:21:42,535 --> 00:21:46,205 おもちゃで どう遊ぶかは 子どもの自由ですよ。 329 00:21:46,205 --> 00:21:50,209 《こいつ やっぱり おかしい。 大人で遊んでいるだけだ! 330 00:21:50,209 --> 00:21:53,712 マトモに聞いちゃいけない… はず! いや…》 331 00:21:53,712 --> 00:21:56,882 私のブーツ 空っぽですよ? 332 00:21:56,882 --> 00:22:01,053 《サンタ:どうなんだ!? わからなくなっていく…。 333 00:22:01,053 --> 00:22:05,558 やめてくれ… サンタクロースの本能が…》 334 00:22:09,895 --> 00:22:11,897 うっ! くっ…。 335 00:22:11,897 --> 00:22:16,235 お… 親指…。 はい。 336 00:22:16,235 --> 00:22:20,239 《子どもが欲しがっているものを サンタなら…》 337 00:22:20,239 --> 00:22:22,408 お願い サンタさん…。 338 00:22:22,408 --> 00:22:25,911 《サンタなら 与えて当然? 339 00:22:25,911 --> 00:22:28,914 そうなのか? そうだよな!? 冬村…》 340 00:22:28,914 --> 00:22:30,916 (物音) 341 00:22:40,526 --> 00:22:42,928 (冬村)ここが 10組? 342 00:22:44,863 --> 00:22:48,868 ごめんなさい ノックしても 返事がなかったもので…。 343 00:22:48,868 --> 00:22:50,870 おじゃましま~す…。