1 00:02:12,966 --> 00:02:17,304 (大渋)494 495➨ 2 00:02:17,304 --> 00:02:21,975 496 497…。 3 00:02:21,975 --> 00:02:24,478 (サンタ)大渋 てめえ➨ 4 00:02:24,478 --> 00:02:27,814 子どもを利用して 俺を 殺そうとしたんだろ! 5 00:02:27,814 --> 00:02:31,651 (サンタ)だったら 今 正々堂々と 戦いやがれ! 6 00:02:31,651 --> 00:02:33,587 いいぞ 醜い老人。 7 00:02:33,587 --> 00:02:36,089 来い 来い! 8 00:02:36,089 --> 00:02:40,927 《フッ 主役は 遅れて登場するもの。 9 00:02:40,927 --> 00:02:43,430 コートが 優雅に 宙を舞い➨ 10 00:02:43,430 --> 00:02:46,266 くぎづけになる 生徒たちの視線! 11 00:02:46,266 --> 00:02:48,602 さあ 目撃するのだ!》 12 00:02:48,602 --> 00:02:50,604 フッ! 13 00:02:50,604 --> 00:02:52,606 クッ…。 14 00:02:52,606 --> 00:02:55,942 お前…。 強くなっている。 15 00:02:55,942 --> 00:03:01,114 なんて 汗臭い褒め言葉は 今は いらないぞ ミスターS。 16 00:03:01,114 --> 00:03:04,951 若返っている 美しくなっている。 17 00:03:04,951 --> 00:03:06,953 今 私が求めているのは➨ 18 00:03:06,953 --> 00:03:09,289 そういった 類いの言葉だ。 19 00:03:09,289 --> 00:03:12,292 あの夜の 私の屈辱➨ 20 00:03:12,292 --> 00:03:16,963 たとえ 胎児まで若返ったとて 忘れない。 21 00:03:16,963 --> 00:03:20,300 ((許さない サンタクロース! 22 00:03:20,300 --> 00:03:25,472 許さない! 見られた この傷痕を 整形痕を!)) 23 00:03:25,472 --> 00:03:29,142 あの場にいたのは 私を除いて 5人。 24 00:03:29,142 --> 00:03:32,412 5人の目に この傷が さらされたのだ。 25 00:03:32,412 --> 00:03:36,750 それは もはや 5億人の目に さらされたのと同じこと。 26 00:03:36,750 --> 00:03:41,588 容姿で失った尊厳は 容姿で 取り戻すしかない。 27 00:03:41,588 --> 00:03:45,992 それが 私に 最も効くトレーニングだ。 28 00:03:47,928 --> 00:03:50,931 視線の間。 29 00:03:50,931 --> 00:03:53,934 という部屋を 所有しててね! 30 00:03:53,934 --> 00:03:59,272 合わせ鏡で 約500人の私が 目視できるよう 作られている。 31 00:03:59,272 --> 00:04:02,943 まさに 今のように 全方位の視線を感じながら➨ 32 00:04:02,943 --> 00:04:04,945 座禅を組むのだ。 33 00:04:04,945 --> 00:04:08,115 私にとっては 人の視線を 浴びることこそ➨ 34 00:04:08,115 --> 00:04:11,618 最強の 全身運動! さっきから➨ 35 00:04:11,618 --> 00:04:16,289 ゴチャゴチャ 何 言ってんだ! ナルシストの 変態ジジイ! 36 00:04:16,289 --> 00:04:19,459 あっ いいね その角度。 (悲鳴) 37 00:04:19,459 --> 00:04:21,461 フッ! 38 00:04:21,461 --> 00:04:24,965 この角度 自信ある。 39 00:04:24,965 --> 00:04:26,967 この角度も好きだ! 40 00:04:26,967 --> 00:04:28,969 《どこも 隙がない!》 41 00:04:28,969 --> 00:04:31,805 あの でかい人 神のおっさんじゃね? 42 00:04:31,805 --> 00:04:33,740 やっぱ ただの 不審者だったのか。 43 00:04:33,740 --> 00:04:36,076 大渋学園長 すごい! 44 00:04:36,076 --> 00:04:38,245 が… 学園長 頑張れ! 45 00:04:38,245 --> 00:04:40,247 私たちを 守って~! 46 00:04:40,247 --> 00:04:42,249 (甘矢)ハッ! (柳生田)ヤバいな➨ 47 00:04:42,249 --> 00:04:46,586 生田目との戦いで 三田は だいぶ 疲弊しているはず。 48 00:04:46,586 --> 00:04:49,256 フン! うっ! うわっ! 49 00:04:49,256 --> 00:04:52,092 三田! 学園長 かっこいい! 50 00:04:52,092 --> 00:04:55,929 《サンタ:マズい… 歓声が 大渋を 更に強くしている…。 51 00:04:55,929 --> 00:04:57,931 この流れを 変えないと…。 52 00:04:57,931 --> 00:05:00,267 でも どうすれば…》 53 00:05:00,267 --> 00:05:04,771 (歓声) 54 00:05:04,771 --> 00:05:07,274 《そうか… 大渋って➨ 55 00:05:07,274 --> 00:05:10,443 別に 強くなりたくて 強いんじゃなくて➨ 56 00:05:10,443 --> 00:05:14,281 ただ 異常に 美しく 若く見られたいだけのジイさんで➨ 57 00:05:14,281 --> 00:05:17,450 そのために 強くあろうとしてるんだ。 58 00:05:17,450 --> 00:05:21,955 俺は? 俺は どうして 強くなりたいんだっけ? 59 00:05:21,955 --> 00:05:25,458 こんな ボロボロになって戦って➨ 60 00:05:25,458 --> 00:05:29,129 そもそも 俺の目的は なんだったっけ?》 61 00:05:29,129 --> 00:05:31,631 ((存在を 信じてほしいんです!)) 62 00:05:31,631 --> 00:05:34,234 (井沢)いけ~ 大渋学園長! 63 00:05:34,234 --> 00:05:36,236 不審者 やっつけちゃえ! 64 00:05:36,236 --> 00:05:38,238 ハッ! 65 00:05:40,574 --> 00:05:43,910 何度も 君たちを驚かせたけど➨ 66 00:05:43,910 --> 00:05:47,914 俺は 神様じゃないし 不審者でもない。 67 00:05:47,914 --> 00:05:52,586 俺は サンタクロースなんだ。 68 00:05:52,586 --> 00:05:55,422 名前くらいは 聞いたことあるかな? 69 00:05:55,422 --> 00:05:59,426 今は まだ 信じなくていいから…。 70 00:05:59,426 --> 00:06:02,262 《こんなの… ただ 大渋から➨ 71 00:06:02,262 --> 00:06:05,265 みんなの 注意を引くためだけの手段だ。 72 00:06:05,265 --> 00:06:08,268 でも 言葉に出して 改めて わかった。 73 00:06:08,268 --> 00:06:12,939 俺は 子どもに信じてもらうために 存在している!》 74 00:06:12,939 --> 00:06:17,110 《んっ? 歓声が やんだ? なぜ?》 75 00:06:17,110 --> 00:06:20,947 (サンタ) 大渋! 座禅は 無駄だったな! 76 00:06:20,947 --> 00:06:24,117 《サンタ:優しい人とか 助けてくれる人とか➨ 77 00:06:24,117 --> 00:06:26,119 ウソをつかない人とか➨ 78 00:06:26,119 --> 00:06:30,123 信じてもらえる存在について いろいろ 考えてみても➨ 79 00:06:30,123 --> 00:06:32,559 どれも ピンとこない。 80 00:06:32,559 --> 00:06:34,894 サンタクロースという存在を 信じてもらうには➨ 81 00:06:34,894 --> 00:06:36,897 どうしたらいい? 82 00:06:36,897 --> 00:06:41,735 わからない 14歳の俺には 難しすぎる。 83 00:06:41,735 --> 00:06:44,237 でも 弱い大人なんか➨ 84 00:06:44,237 --> 00:06:46,906 子どもは 信じない!》 85 00:06:46,906 --> 00:06:48,909 うおっ! 86 00:06:48,909 --> 00:06:50,911 (悲鳴) 87 00:06:52,913 --> 00:06:55,916 うぅ~ん…。 88 00:06:55,916 --> 00:06:58,752 《かわされたか!》 あんた それは やりすぎだ! 89 00:06:58,752 --> 00:07:01,254 学園長が おいくつだと思ってるの! 90 00:07:01,254 --> 00:07:03,923 大渋学園長 おケガは ないですか? 91 00:07:03,923 --> 00:07:07,427 学園長 大丈夫ですか? どうぞ 座ってください。 92 00:07:07,427 --> 00:07:11,097 学園長 医者を呼びます。 どうか 無理をせずに。 93 00:07:11,097 --> 00:07:15,602 敬老… 拒否…。 94 00:07:15,602 --> 00:07:17,604 マズい! 95 00:07:17,604 --> 00:07:19,606 《大渋の傷痕が… 暴走する!》 96 00:07:19,606 --> 00:07:21,608 敬老拒否…。 97 00:07:21,608 --> 00:07:25,945 みんな そこをどけ! 危険だ 離れて! 98 00:07:25,945 --> 00:07:28,949 優しい気遣いを どうもありがとう。 99 00:07:28,949 --> 00:07:30,950 私は 大丈夫だ。 100 00:07:30,950 --> 00:07:35,555 大人どうし 少し 場所を変えて話し合おうか➨ 101 00:07:35,555 --> 00:07:37,557 ミスターS。 102 00:07:42,062 --> 00:07:44,731 覚悟はいいかね? ミスターS。 103 00:07:44,731 --> 00:07:49,402 君のせいで 私は 2度にわたって 老人扱いを受けたのだ。 104 00:07:49,402 --> 00:07:51,738 私が 鍛錬を積んでいなかったら➨ 105 00:07:51,738 --> 00:07:55,241 また 傷痕を さらすことになっていたのだよ。 106 00:07:55,241 --> 00:07:59,579 君には そろそろ 明確な罰を 受けてもらわねば。 107 00:07:59,579 --> 00:08:04,084 今度こそ 誰も来ない場所で。 108 00:08:04,084 --> 00:08:08,088 その罰ってのは なんだ! 109 00:08:08,088 --> 00:08:10,256 君は ここで死ぬ。 110 00:08:10,256 --> 00:08:12,258 忘れてねえだろうな! 111 00:08:12,258 --> 00:08:15,929 俺が勝ったら 小野を 生徒として 学園に戻す約束! 112 00:08:15,929 --> 00:08:18,598 小野一会か… いいだろう。 113 00:08:18,598 --> 00:08:21,601 本人が 本当に そう望むならね。 114 00:08:23,770 --> 00:08:26,606 ん~。 115 00:08:26,606 --> 00:08:29,943 うっ うおっ! 116 00:08:29,943 --> 00:08:33,880 うわっ! グッ… うぅ…。 117 00:08:33,880 --> 00:08:36,716 敬老拒否。 118 00:08:36,716 --> 00:08:38,885 うぅ… うぅ! 119 00:08:38,885 --> 00:08:41,888 さっきの おじさん サンタクロースだって 言ってたよね? 120 00:08:41,888 --> 00:08:43,890 サンタクロースって 何? 121 00:08:43,890 --> 00:08:46,226 なんか 昔の子が信じてた➨ 122 00:08:46,226 --> 00:08:48,728 願い事を かなえてくれる おっさん。 123 00:08:48,728 --> 00:08:52,899 《サンタなんて 誰も 信じてないかもしれないけど➨ 124 00:08:52,899 --> 00:08:54,901 僕は 信じてる。 125 00:08:54,901 --> 00:08:56,903 三田のことを 信じてる!》 126 00:08:56,903 --> 00:09:01,408 うぅ… フッ! 127 00:09:01,408 --> 00:09:04,911 《小野を 取り戻す!》 128 00:09:06,913 --> 00:09:08,915 フフン。 129 00:09:18,591 --> 00:09:20,593 サンタの力は こんなものか。 130 00:09:20,593 --> 00:09:22,595 甘く見られたものだ。 131 00:09:24,597 --> 00:09:27,100 フン! 132 00:09:27,100 --> 00:09:29,269 イテテ…。 なんの まねだ? 133 00:09:29,269 --> 00:09:32,372 老人 みっともないぞ! 134 00:09:32,372 --> 00:09:35,041 あっ あぁ? 135 00:09:35,041 --> 00:09:38,878 《今まで 感じたことのない 体の軽さ…。 136 00:09:38,878 --> 00:09:40,880 今 どうやったんだ 俺!?》 137 00:09:40,880 --> 00:09:42,882 フン フン フン! 138 00:09:45,885 --> 00:09:48,888 《サンタ:ソリが 風をとらえたのか?》 139 00:09:48,888 --> 00:09:52,058 クッ! 地上よりも イキイキしてるようだな。 140 00:09:52,058 --> 00:09:54,461 酔っ払った フクロウのようだ! 141 00:09:57,397 --> 00:10:00,567 《風を受けると こんな身軽に➨ 142 00:10:00,567 --> 00:10:03,403 屋根の上を まるで…》 143 00:10:03,403 --> 00:10:06,573 ((甘矢:サンタさん はい 昔の文献だよ。 144 00:10:06,573 --> 00:10:09,242 (三田)ありがとう これが サンタ…。 145 00:10:09,242 --> 00:10:13,246 の… 当時の ステレオタイプって感じかな。 146 00:10:13,246 --> 00:10:16,082 なんか ソリに乗って 動物と 一緒に➨ 147 00:10:16,082 --> 00:10:18,084 空 飛んでるんだけど? 148 00:10:18,084 --> 00:10:21,087 風を うまいこと 利用してんのかな~。 149 00:10:21,087 --> 00:10:23,423 それか エンジン? 魔法? 150 00:10:23,423 --> 00:10:26,259 俺は マホーなんて使えないよ。 151 00:10:26,259 --> 00:10:29,095 なんだか 相当 奇想天外だな。 152 00:10:29,095 --> 00:10:32,265 《こりゃ 恐ろしく 至難の業だぜ。 153 00:10:32,265 --> 00:10:37,103 今どきの子どもに この存在を 信じてもらうのは…》)) 154 00:10:37,103 --> 00:10:40,940 《本当に 信じていないのは 俺だったんだ…。 155 00:10:40,940 --> 00:10:42,942 信じてもらえる存在って➨ 156 00:10:42,942 --> 00:10:46,446 誰よりも 自分を 信じているんだ!》 157 00:10:46,446 --> 00:10:48,781 てぇ~い! 158 00:10:48,781 --> 00:10:50,950 《俺は! 159 00:10:50,950 --> 00:10:53,052 いる!》 160 00:10:55,955 --> 00:10:59,459 うぅ~。 161 00:10:59,459 --> 00:11:03,796 手術痕以外の傷が 私に つくとはね。 162 00:11:03,796 --> 00:11:06,466 君にしては 健闘したようだが➨ 163 00:11:06,466 --> 00:11:09,802 自分の立ってる場所に 気付かないようでは…。 164 00:11:09,802 --> 00:11:12,138 あっ! まだまだだな。 165 00:11:12,138 --> 00:11:14,974 フン! わっ! 166 00:11:14,974 --> 00:11:17,644 《クソー!》 167 00:11:17,644 --> 00:11:20,980 うっ… うっ クッ…。 168 00:11:20,980 --> 00:11:22,982 《サンタ:次は 勝つ!》 169 00:11:24,984 --> 00:11:26,986 《必ず!》 170 00:11:28,988 --> 00:11:30,990 (冬村)ハァ ハァ… いた! 171 00:11:30,990 --> 00:11:35,495 《冬村:えっ? あれ? 小野 どうしたんだろ…》 172 00:11:39,933 --> 00:11:41,935 (小野)わっ! ビックリした! 173 00:11:41,935 --> 00:11:43,937 もう やっと来た。 174 00:11:43,937 --> 00:11:45,939 ごめん 小野 待たせちゃって…。 175 00:11:45,939 --> 00:11:49,943 何してたの? ボーッと 冬村さんを待ってたんだよ。 176 00:11:49,943 --> 00:11:53,780 本当? こんな所で うずくまって? 177 00:11:53,780 --> 00:11:55,949 1人にしたのは 誰? 178 00:11:55,949 --> 00:11:57,951 もう お祭りも終わっちゃったよ。 179 00:11:57,951 --> 00:12:00,954 ホント ごめん! でも まだ 時間あるから。 180 00:12:00,954 --> 00:12:02,956 フフ。 181 00:12:02,956 --> 00:12:06,960 倉庫は 鎮火しましたが まだ 近づかないように~! 182 00:12:06,960 --> 00:12:10,129 (歌川)今年の未成人式は 夜まで やるってよ~。 183 00:12:10,129 --> 00:12:12,465 (茂木)やった! (堂園)ん~ 何 食べよ。 184 00:12:12,465 --> 00:12:14,634 よし あれ 行こうぜ! 185 00:12:14,634 --> 00:12:17,637 (足音) 186 00:12:19,639 --> 00:12:22,809 勝手に 未成人式を延長するな。 187 00:12:22,809 --> 00:12:26,646 遊び疲れて 子どもが 寝てしまったら どうするんだ? 188 00:12:26,646 --> 00:12:30,817 (鉄留)お前さんが 永遠に 眠りにつきそうな顔しとるぞ。 189 00:12:30,817 --> 00:12:35,588 今日は ベッドじゃなくて 棺おけにでも 横になれ 大渋。 190 00:12:35,588 --> 00:12:38,491 うるさい しわくちゃクソババア。 191 00:12:42,261 --> 00:12:47,100 (生田目)いつでも 半地下の教室に 遊びに来てね 三田くん。 192 00:12:47,100 --> 00:12:49,602 うん 必ず行くよ。 193 00:12:54,607 --> 00:12:56,609 (冬村)お~い 三田! んっ? 194 00:12:56,609 --> 00:12:59,445 三田くん ここにいたんだ。 195 00:12:59,445 --> 00:13:04,617 小野 ごめん… その 次こそは 必ず勝つから。 196 00:13:04,617 --> 00:13:08,288 謝らないでよ 三田くんは 何も悪くない。 197 00:13:08,288 --> 00:13:10,957 でも あの約束は守ってね。 198 00:13:10,957 --> 00:13:12,959 何? 約束って。 199 00:13:12,959 --> 00:13:16,629 フフ 私も サンタさんに お願いしたんだ。 200 00:13:16,629 --> 00:13:19,799 うっ! よぉ~ お疲れさん。 201 00:13:19,799 --> 00:13:23,469 大渋は 明日から 緊急で 出張だってよ。 202 00:13:23,469 --> 00:13:26,639 あいつを ヘコませたな よくやった。 203 00:13:26,639 --> 00:13:28,641 なんか… 疲れすぎて➨ 204 00:13:28,641 --> 00:13:31,477 全然 よくやった感が ないんだけど…。 205 00:13:31,477 --> 00:13:33,413 生意気な! 206 00:13:33,413 --> 00:13:36,416 そういう時 大人は 何するか知ってるか~? 207 00:13:36,416 --> 00:13:38,918 (柳生田)打ち上げすんだよ! 208 00:13:38,918 --> 00:13:41,087 (みんな)かんぱ~い! 209 00:13:41,087 --> 00:13:44,590 わぁ~! 打ち上げって 確かに 大人っぽい響きだな。 210 00:13:44,590 --> 00:13:46,759 その発言 バカみたい。 211 00:13:46,759 --> 00:13:50,763 ぷはぁ~! 絶対 自分が飲みたいだけでしょ。 212 00:13:50,763 --> 00:13:53,433 小さいことを言うなって 甘矢。 213 00:13:53,433 --> 00:13:56,269 サンタの男気は 大したもんだぞ。 214 00:13:56,269 --> 00:13:59,772 オッサンダの あそこのサイズ 見たことあるか? 215 00:13:59,772 --> 00:14:01,941 グッ。 お前も 男なら➨ 216 00:14:01,941 --> 00:14:05,778 一度は拝んでおいて 自分の小ささを 思い知れよ。 217 00:14:05,778 --> 00:14:08,781 ねぇ~ そのビールは 何本目!? 女子もいるのよ! 218 00:14:08,781 --> 00:14:11,617 (二胡)オッサンダって 誰? あぁ えっ? 219 00:14:11,617 --> 00:14:13,786 もしかして カッちゃんのこと? 220 00:14:13,786 --> 00:14:16,289 私の フィアンセに 変なあだ名 つけんじゃねえぞ➨ 221 00:14:16,289 --> 00:14:20,293 七三マネキン! そのあだ名 やめろ! フン! 222 00:14:20,293 --> 00:14:22,795 カッちゃん りんごあめ 食おうぜ! 223 00:14:22,795 --> 00:14:25,631 えっ? あっ ああ。 224 00:14:25,631 --> 00:14:28,968 (二胡)え~っと たしか… あっ あっちだ! 225 00:14:28,968 --> 00:14:30,970 あっちにある! 《冬村:こういう時➨ 226 00:14:30,970 --> 00:14:33,906 私は いつも つまんなそうだと言われ➨ 227 00:14:33,906 --> 00:14:36,909 小野は いつも 楽しそうだ》 228 00:14:36,909 --> 00:14:40,580 小野 食べてる? 何か 欲しいもんあったら言ってね。 229 00:14:40,580 --> 00:14:43,916 ありがとう。 ぷは~っ! フフフ。 230 00:14:43,916 --> 00:14:45,918 《私は 大食いで➨ 231 00:14:45,918 --> 00:14:48,087 小野は 少食。 232 00:14:48,087 --> 00:14:50,256 私は クセッ毛で➨ 233 00:14:50,256 --> 00:14:53,259 小野は サラサラのロングヘア。 234 00:14:53,259 --> 00:14:55,762 私は 私が嫌いで➨ 235 00:14:55,762 --> 00:14:58,765 小野は 私が好き。 236 00:14:58,765 --> 00:15:01,934 私は…》 237 00:15:01,934 --> 00:15:04,604 ((お願い 三田 力を貸して! 238 00:15:04,604 --> 00:15:06,606 小野を 見つけたいの!)) 239 00:15:06,606 --> 00:15:10,610 《冬村:そっか 私➨ 240 00:15:10,610 --> 00:15:13,279 自分にないものを欲しがる 子どもみたいに➨ 241 00:15:13,279 --> 00:15:16,616 あの時 サンタクロースに 小野を ねだったんだ》 242 00:15:16,616 --> 00:15:20,620 小野… ちょっと 2人で散歩しない? 243 00:15:22,622 --> 00:15:24,624 《冬村:だったら…》 うん。 244 00:15:24,624 --> 00:15:26,959 《冬村:今度こそ 大人になって➨ 245 00:15:26,959 --> 00:15:30,630 怖がらずに 自分の言葉で…》 246 00:15:30,630 --> 00:15:33,065 えっ そんなこと考えてたの!? 247 00:15:33,065 --> 00:15:37,236 私たち 真逆だから 仲よくなったって? 248 00:15:37,236 --> 00:15:40,573 まあ 確かに そうかもね~。 249 00:15:40,573 --> 00:15:45,244 私は 第一印象で 不愛想な冬村さんに ひかれたし。 250 00:15:45,244 --> 00:15:47,246 不愛想。 251 00:15:47,246 --> 00:15:51,918 冬村さんと 真逆の自分が 嫌になることも たくさんあった。 252 00:15:51,918 --> 00:15:56,923 自分のことが 心底 好きな 14歳なんて たぶん いないもん。 253 00:15:56,923 --> 00:16:02,261 だから 思春期の恋って キラキラしてるんだよ。 254 00:16:02,261 --> 00:16:06,966 今までの 冬村さんとの 思い出みたいに…。 255 00:16:08,935 --> 00:16:11,270 小野…。 256 00:16:11,270 --> 00:16:15,608 《冬村:あぁ そうか…》 257 00:16:15,608 --> 00:16:18,611 好きだよ! 258 00:16:18,611 --> 00:16:20,613 《告白って➨ 259 00:16:20,613 --> 00:16:24,283 引き止めたくて するんだ。 260 00:16:24,283 --> 00:16:30,957 月日がたって 今までの思い出が どこにも行かないように…。 261 00:16:30,957 --> 00:16:34,894 あなたが どこにも行かないように…。 262 00:16:34,894 --> 00:16:40,399 全部が 永遠じゃないって わかったときに するものなんだ》 263 00:16:40,399 --> 00:16:43,202 小野? 264 00:16:50,076 --> 00:16:52,578 小野? 265 00:16:54,580 --> 00:16:56,582 (甘矢)やめてよ 飲めないの! 266 00:16:56,582 --> 00:16:59,585 飲め飲め! 遅いな 冬村と小野…。 267 00:16:59,585 --> 00:17:01,587 積もる話が あるんだよ。 268 00:17:01,587 --> 00:17:04,423 こんな酔っ払いがいちゃ できない話が。 269 00:17:04,423 --> 00:17:08,594 そっか… ちょっと 気になることがあって。 270 00:17:08,594 --> 00:17:12,265 ((冬村さんを よろしくね。 えっ? 271 00:17:12,265 --> 00:17:15,935 きっと 冬村さんが サンタクロースに お願いしたから➨ 272 00:17:15,935 --> 00:17:18,771 私たち 再会できたんだと思う。 273 00:17:18,771 --> 00:17:22,775 でも… 子どもに渡ったプレゼントが➨ 274 00:17:22,775 --> 00:17:25,111 ずっと壊れない保証なんて ない。 275 00:17:25,111 --> 00:17:27,780 どこか 体が悪いのか!? 小野。 276 00:17:27,780 --> 00:17:31,617 アフターケアも しっかりね サンタさん。 277 00:17:31,617 --> 00:17:35,021 あの子が 1人で泣かないように)) 278 00:17:38,557 --> 00:17:41,060 小野? 279 00:17:41,060 --> 00:17:44,897 ねぇ…。 280 00:17:44,897 --> 00:17:47,500 小野! 281 00:17:54,407 --> 00:17:56,409 (戸が開く音) 282 00:17:56,409 --> 00:17:59,512 《三田:あれから 1週間がたった》 283 00:18:03,416 --> 00:18:05,751 おはよう。 284 00:18:05,751 --> 00:18:08,588 《冬村は ひと言も 話さなくなったけど》 285 00:18:08,588 --> 00:18:12,758 ((いやいや おふゆは 前から そうだったじゃん 不愛想で。 286 00:18:12,758 --> 00:18:15,094 何考えてるか わかんない。 うんうん)) 287 00:18:15,094 --> 00:18:19,498 《周りから見れば きっと 何も変わらない》 288 00:18:21,434 --> 00:18:24,103 《小野にしか 心を開かない➨ 289 00:18:24,103 --> 00:18:27,940 以前の冬村に 戻っただけだ》 290 00:18:27,940 --> 00:18:31,110 ((死に至る 成長痛だや。 291 00:18:31,110 --> 00:18:34,213 この時代 通常 18歳になって➨ 292 00:18:34,213 --> 00:18:38,050 初めて 睡眠をとって 体が 成長するが➨ 293 00:18:38,050 --> 00:18:44,223 小野一会は 未成熟な 14歳の体で 一晩 眠ってしまった。 294 00:18:44,223 --> 00:18:46,225 細胞が 暴れたんだ。 295 00:18:46,225 --> 00:18:48,227 大人になるのが➨ 296 00:18:48,227 --> 00:18:52,898 みんなより ひと足も ふた足も 早すぎたんね…)) 297 00:18:52,898 --> 00:18:56,569 《こんな事態は 誰も 想像はしなかった…。 298 00:18:56,569 --> 00:19:00,239 冬村は もう 立ち直れないかも》 299 00:19:00,239 --> 00:19:03,242 冬む…。 300 00:19:03,242 --> 00:19:07,246 《俺が もっと 頼れる男だったら…》 301 00:19:12,084 --> 00:19:14,920 三田一重に 何も 話す気にならないなら➨ 302 00:19:14,920 --> 00:19:19,759 俺 いくらでも サンタになるよ。 303 00:19:19,759 --> 00:19:22,595 俺を刺して 思いっきり 出血させてくれれば➨ 304 00:19:22,595 --> 00:19:25,097 変身するから! 頼む! 305 00:19:25,097 --> 00:19:29,268 俺に 思いのたけを ぶつけてくれよ 冬村! 306 00:19:29,268 --> 00:19:32,872 あっ! 307 00:19:32,872 --> 00:19:34,874 あっ…。 308 00:19:40,046 --> 00:19:43,049 ええ? あっ…。 309 00:19:43,049 --> 00:19:46,385 私は もう サンタには頼らない。 310 00:19:46,385 --> 00:19:51,057 頼んだ願いが かなったとしても 次は! 311 00:19:51,057 --> 00:19:53,893 それを 失ったときに 絶望するだけ! 312 00:19:53,893 --> 00:19:56,896 うっ! わからない!? 小野は 死んだの! 313 00:19:56,896 --> 00:19:59,231 サンタになんか 一切 関わりたくない! 314 00:19:59,231 --> 00:20:03,569 ましてや 三田自身に 話すことなんて 何もないよ! 315 00:20:03,569 --> 00:20:06,572 もう ほっといて! ハッ…。 316 00:20:06,572 --> 00:20:10,910 《な… なんだよ それ!? 317 00:20:10,910 --> 00:20:12,912 あいつにとって 俺は➨ 318 00:20:12,912 --> 00:20:15,581 本当に サンタクロースでしかないのかよ!? 319 00:20:15,581 --> 00:20:19,418 三田っていう男は そこまで 無力かよ!?》 320 00:20:19,418 --> 00:20:22,922 フンヌ! ぬんっ! くらっ! 321 00:20:22,922 --> 00:20:25,925 どうしたの? 三田…。 そっとしといてあげて。 322 00:20:25,925 --> 00:20:28,928 《こんな 赤ジャージ あいつなら➨ 323 00:20:28,928 --> 00:20:31,597 ティッシュを裂くくらい 簡単に破くだろう。 324 00:20:31,597 --> 00:20:35,501 嫌いだよ 赤色なんて!》 325 00:20:39,772 --> 00:20:41,974 休まらない…。 326 00:20:43,943 --> 00:20:47,947 《まだ 早いけど ベッドで じっとしてるよりは➨ 327 00:20:47,947 --> 00:20:50,549 もう 教室に行っちゃうか…》 328 00:21:01,293 --> 00:21:04,296 《冬村…》 329 00:21:09,969 --> 00:21:13,973 早朝の教室って なんか 青白いな…。 330 00:21:13,973 --> 00:21:15,975 《三田:赤色なんて➨ 331 00:21:15,975 --> 00:21:19,311 最初から 存在しない世界みたいだ。 332 00:21:19,311 --> 00:21:21,981 サンタもいない 誰もいない➨ 333 00:21:21,981 --> 00:21:24,483 青白くて 静かな…》 334 00:21:24,483 --> 00:21:30,990 これは… 本当に ただの クラスメートとして言うんだけどさ➨ 335 00:21:30,990 --> 00:21:34,093 小野 きっと 幸せだったよ➨ 336 00:21:34,093 --> 00:21:37,096 冬村に 出会えて…。 337 00:21:37,096 --> 00:21:39,598 あっそ…。 338 00:21:48,107 --> 00:21:50,109 あっ…。 339 00:21:50,109 --> 00:21:59,118 うっ うぅ…。 340 00:21:59,118 --> 00:22:02,955 (泣き声) 341 00:22:02,955 --> 00:22:04,957 冬村…。 342 00:22:04,957 --> 00:22:18,470 (泣き声) 343 00:22:18,470 --> 00:22:21,473 《小野 ごめん…》 344 00:22:21,473 --> 00:22:24,977 ((アフターケアも しっかりね サンタさん。 345 00:22:24,977 --> 00:22:28,480 あの子が 1人で泣かないように)) 346 00:22:28,480 --> 00:22:32,585 《その願いだけは サンタじゃなくて➨ 347 00:22:32,585 --> 00:22:35,588 今の俺が 引き受けてもいいかな? 348 00:22:35,588 --> 00:22:39,925 冬村を 包み込めるような 大きな体も ないし➨ 349 00:22:39,925 --> 00:22:41,927 強い力も ないけれど➨ 350 00:22:41,927 --> 00:22:46,599 14歳だけの 青白い世界が➨ 351 00:22:46,599 --> 00:22:49,001 確かに あるから…》