1 00:00:03,003 --> 00:00:05,672 こちら現場です ご覧ください。 2 00:00:05,672 --> 00:00:08,342 先ほどまで 街を覆っていた黒球が➡ 3 00:00:08,342 --> 00:00:10,677 跡形もなく消えました。 4 00:00:10,677 --> 00:00:15,515 黒球内部にいた人々が今 次々に救助されています。 5 00:00:15,515 --> 00:00:20,354 かくいう私も ヒーロー スターダストに 助けていただきました。 6 00:00:20,354 --> 00:00:23,023 []現場の隊員の方に お聞きしたところ➡ 7 00:00:23,023 --> 00:00:25,025 今回の事態の収束は➡ 8 00:00:25,025 --> 00:00:28,328 ヒーローチームの活躍によるもの だろうということです。 9 00:00:30,531 --> 00:00:32,532 (着信音) 10 00:00:32,532 --> 00:00:35,702 [](スターダスト)センチュリー エヌ=ヴィリオ 聞こえるか? 11 00:00:35,702 --> 00:00:37,871 (センチュリー)ああ スターダスト。 12 00:00:37,871 --> 00:00:40,374 (スターダスト)先ほど黒球が崩れて➡ 13 00:00:40,374 --> 00:00:43,377 暴走していた住民たちも もとに戻った。 14 00:00:43,377 --> 00:00:46,880 さっきの光のせいか わからないが…。 15 00:00:46,880 --> 00:00:49,550 これは彼女が? 16 00:00:49,550 --> 00:00:53,387 ああ 我々もまだ 詳しくは わからないが➡ 17 00:00:53,387 --> 00:00:56,556 おそらくは。 18 00:00:56,556 --> 00:00:59,893 (ダイゴ)すごい! すごいよ! シャイだよね!? 19 00:00:59,893 --> 00:01:02,996 シャイが助けてくれたんだ…。 20 00:01:02,996 --> 00:01:06,300 あれ? お姉ちゃん? 21 00:01:08,335 --> 00:01:10,337 (ドキ)クソが~! 22 00:01:10,337 --> 00:01:13,340 テメエらのせいで すべて台なしだ! 23 00:01:13,340 --> 00:01:17,644 せっかく この世界を 壊し直すチャンスを! 24 00:01:19,680 --> 00:01:22,849 ゴホッ ゴホッ… なんだ こりゃ!? 25 00:01:22,849 --> 00:01:27,688 (クフフ)もういいでしょ。 今回の舞台は しっぱ~い。 26 00:01:27,688 --> 00:01:32,693 てなことで スティグマが呼んでる。 27 00:01:32,693 --> 00:01:37,864 こんな失敗しちゃったら ひょっとしたら お仕置きかもね。 28 00:01:37,864 --> 00:01:41,368 ゴホッ ゴホッ。 チッ クソったれが! 29 00:01:41,368 --> 00:01:43,870 テメエら 覚えとけよ ゴラァ! 30 00:01:43,870 --> 00:01:46,873 (ミェンロン)ま… 待つです! まだ決着は…。 31 00:01:46,873 --> 00:01:53,547 それでは皆様 ごきげんよう。 次回公演は…。 32 00:01:53,547 --> 00:01:56,550 (スピリッツ)無期限延期よ クフフさん! 33 00:02:01,655 --> 00:02:05,659 おうちに帰るの 邪魔しないで。 34 00:02:08,328 --> 00:02:10,330 (レディ)行かせないわよ! 35 00:02:13,333 --> 00:02:16,003 はっ!? おい クフフ 早くしろ! 36 00:02:16,003 --> 00:02:19,339 (クフフ)3人一緒は無理っぽいや。 あ? 37 00:02:19,339 --> 00:02:22,342 (クフフ)スティグマに ごめんって言っといて。 38 00:02:22,342 --> 00:02:28,348 それと クフフさんだってば バカ。 39 00:02:28,348 --> 00:02:30,350 ふぅ~っ! 40 00:02:35,355 --> 00:02:39,192 ハァ ハァ… 逃げられたです。 41 00:02:39,192 --> 00:02:42,029 あのバカトカゲが! 42 00:02:42,029 --> 00:02:49,036 ユニロード こちら スピリッツ。 任務完了しました。 43 00:02:49,036 --> 00:02:53,640 ええ アマラリルクの一人を 捕らえてます。 44 00:02:59,546 --> 00:03:02,315 (ユニロード)平和は守られました。 45 00:03:02,315 --> 00:03:07,320 あなたに託してよかった。 ありがとう シャイ。 46 00:03:13,160 --> 00:03:16,329 (シャイ)曖さん 私…。 47 00:03:16,329 --> 00:03:19,166 (曖)おっ お目覚めやな テルさん。 48 00:03:19,166 --> 00:03:21,168 (着信音) 49 00:03:21,168 --> 00:03:23,170 [](えびお)テル 報告。 50 00:03:23,170 --> 00:03:27,340 []黒球内および周辺での 被害状況を確認。 51 00:03:27,340 --> 00:03:31,678 死者数はゼロ。 大きな人的被害も出ていない。 52 00:03:31,678 --> 00:03:35,015 []よくやったな テル。 53 00:03:35,015 --> 00:03:37,517 終わったんよ 全部。 54 00:03:37,517 --> 00:03:41,188 テルさんが光を 取り戻してくれた おかげや。 55 00:03:41,188 --> 00:03:46,359 いえ 曖さんが… 皆さんが いてくれたおかげです。 56 00:03:46,359 --> 00:03:50,063 私一人じゃ 何もできなかった。 57 00:03:55,535 --> 00:03:57,537 昧! 58 00:03:57,537 --> 00:04:00,140 (ウツロ)曖姉…。 59 00:04:00,140 --> 00:04:03,643 力強いわ 苦しいて。 60 00:04:03,643 --> 00:04:07,981 ドアホ! 苦しめ! うちの分も苦しめ! 61 00:04:07,981 --> 00:04:10,484 どれだけ寂しかったか わかるか? 62 00:04:10,484 --> 00:04:14,654 (曖)会いたかった人間に 刃を向ける痛みが。 63 00:04:14,654 --> 00:04:18,158 もっと苦しめばええんや アホ! 64 00:04:18,158 --> 00:04:21,828 ごめん 曖姉。 65 00:04:21,828 --> 00:04:24,631 ごめん… ごめんなさい。 66 00:04:26,666 --> 00:04:30,170 けど 昧が今ここにいる。 67 00:04:30,170 --> 00:04:33,673 それだけで もう全部 どうでもええくらい うれしい。 68 00:04:33,673 --> 00:04:38,378 ずっと こうして また話せる日を願ってた。 69 00:04:40,347 --> 00:04:43,350 (朱鷺丸)昧様 俺は あの日➡ 70 00:04:43,350 --> 00:04:45,352 昧様が里を出たとき➡ 71 00:04:45,352 --> 00:04:49,189 すぐ あとを追えなかったことを ずっと悔やんでいました。 72 00:04:49,189 --> 00:04:54,528 拾っていただいた この命の恩に報えず 俺は…。 73 00:04:54,528 --> 00:04:58,698 まあまあ! こうしてまた3人 会えたんや! 74 00:04:58,698 --> 00:05:02,969 過去はええ! これからや。 75 00:05:02,969 --> 00:05:06,473 里に帰ったら いっぱい食べよな。 76 00:05:06,473 --> 00:05:10,644 ほんで川遊びして お風呂入って 一緒に…。 77 00:05:10,644 --> 00:05:12,813 ごめんな 2人とも。 78 00:05:12,813 --> 00:05:15,148 えっ? 79 00:05:15,148 --> 00:05:21,488 私は やっぱり みんなと 一緒には帰られへんよ。 80 00:05:21,488 --> 00:05:24,157 な… なんで そんなこと言うんや! 81 00:05:24,157 --> 00:05:27,160 里のみんなのことか? そんなん うちらが…。 82 00:05:35,001 --> 00:05:38,171 昧!? そ… その手 なんで? 83 00:05:38,171 --> 00:05:42,008 だって もう全部 終わったって。 84 00:05:42,008 --> 00:05:47,180 (ウツロ)ここを覆っていた黒球は 私の心。 85 00:05:47,180 --> 00:05:51,851 自分の意志でなく 心の壁が割れてしまえば➡ 86 00:05:51,851 --> 00:05:57,357 その器も失ってしまう。 87 00:05:57,357 --> 00:06:01,127 初めから そういう宿命やったんや。 88 00:06:01,127 --> 00:06:04,130 アマラリルクとなったときから。 89 00:06:04,130 --> 00:06:08,468 そんな… せっかく みんな一緒にって。 90 00:06:08,468 --> 00:06:10,971 ええんや 曖姉。 91 00:06:10,971 --> 00:06:14,474 私が一度 道を外れたのは変わらん。 92 00:06:14,474 --> 00:06:17,811 2人に また会えただけで 十分すぎる。 93 00:06:17,811 --> 00:06:21,481 これ以上 望むのは わがままや。 94 00:06:21,481 --> 00:06:24,985 昧さんは それを知ってて…。 95 00:06:24,985 --> 00:06:26,987 私が いなくなっても➡ 96 00:06:26,987 --> 00:06:29,656 この世界は ずっと続いていく。 97 00:06:29,656 --> 00:06:33,493 だから この体が 朽ちてしまう前に➡ 98 00:06:33,493 --> 00:06:38,665 シャイ あなたに 伝えておきたいことがある。 99 00:06:38,665 --> 00:06:40,834 えっ? 100 00:06:40,834 --> 00:06:43,336 (ウツロ)かつての忍びは➡ 101 00:06:43,336 --> 00:06:46,339 世の均衡のために必要とされた。 102 00:06:46,339 --> 00:06:50,844 けれど 今の世に 忍びの刃は求められない。 103 00:06:50,844 --> 00:06:54,514 後世に遺すべきは その心や。 104 00:06:54,514 --> 00:06:57,017 忍びの心? 105 00:06:57,017 --> 00:07:02,022 争いのない世に必要な 自らと戦う心。 106 00:07:05,292 --> 00:07:08,962 (ウツロ)私は忍びとして この世の闇を➡ 107 00:07:08,962 --> 00:07:12,966 暗黒の部分を数多く見てきた。 108 00:07:12,966 --> 00:07:19,806 そこは 欲に満ち 誰もが快楽と堕落に のまれ➡ 109 00:07:19,806 --> 00:07:24,511 自分も他人も傷つける 暴力に あふれていた。 110 00:07:29,482 --> 00:07:33,653 それは いつしか 私の心に入り込み➡ 111 00:07:33,653 --> 00:07:38,158 自らも暗闇に とらわれてしまった。 112 00:07:38,158 --> 00:07:43,163 身の毛もよだつ邪悪は どこか遠くの星にでなく➡ 113 00:07:43,163 --> 00:07:46,499 常に誰の心にも種を持っとる。 114 00:07:46,499 --> 00:07:48,835 けど きっと それは➡ 115 00:07:48,835 --> 00:07:52,005 清く澄んだ心だって同じはずや。 116 00:07:52,005 --> 00:07:54,841 だから…。 117 00:07:54,841 --> 00:07:59,512 あなたに 私の心を 願いを託したい。 118 00:07:59,512 --> 00:08:01,514 昧 何を? 119 00:08:03,450 --> 00:08:06,119 スティグマの放った悪しき心の輪は➡ 120 00:08:06,119 --> 00:08:12,325 その指から心の臓へと より命へ近づき転移する。 121 00:08:19,299 --> 00:08:23,470 同時に 思いが結晶を形作り➡ 122 00:08:23,470 --> 00:08:27,307 もう一つの心を生み落とす。 123 00:08:27,307 --> 00:08:30,643 どうか受け取ってほしい。 124 00:08:30,643 --> 00:08:34,981 私の心の力が込められとる。 125 00:08:34,981 --> 00:08:37,984 昧さんの心の力…。 126 00:08:37,984 --> 00:08:41,654 そう 私が使っていた➡ 127 00:08:41,654 --> 00:08:48,495 木を枯らし 肌を裂き 花を散らす嵐の業。 128 00:08:48,495 --> 00:08:51,498 (昧)そして 雲を運び➡ 129 00:08:51,498 --> 00:08:55,502 地を駆け 焔を大きく育てゆく。 130 00:08:55,502 --> 00:09:01,441 何ものにもとらわれない 自由な風の業。 131 00:09:01,441 --> 00:09:09,783 (昧)誰もが 自分の心の闇と戦える そんな希望の光。 132 00:09:09,783 --> 00:09:13,453 その光をあなたが示せるよう➡ 133 00:09:13,453 --> 00:09:16,456 私の力を使ってほしいのです。 134 00:09:16,456 --> 00:09:18,458 昧…。 135 00:09:21,461 --> 00:09:25,298 あの どうして 私に? 136 00:09:25,298 --> 00:09:27,300 私が…。 137 00:09:27,300 --> 00:09:29,302 昧! 昧さん! 138 00:09:29,302 --> 00:09:31,304 ハァ ハァ…。 139 00:09:31,304 --> 00:09:35,642 私が アマラリルクとなる前➡ 140 00:09:35,642 --> 00:09:40,480 一度だけ 先代の日本のヒーロー➡ 141 00:09:40,480 --> 00:09:43,483 光の人に会うたんです。 142 00:09:43,483 --> 00:09:45,985 えっ? 143 00:10:07,006 --> 00:10:09,676 光の… 人? 144 00:10:09,676 --> 00:10:14,848 霜賀の隣の里で 大きな火事があった日➡ 145 00:10:14,848 --> 00:10:18,852 私も偶然 近くにおりました。 146 00:10:18,852 --> 00:10:24,524 (昧)私には ただ見てるだけしか できんかった。 147 00:10:24,524 --> 00:10:30,196 ただ一人の小さな人間の無力さを 思い知らされました。 148 00:10:30,196 --> 00:10:33,700 そのとき 現れたのが➡ 149 00:10:33,700 --> 00:10:37,203 かの光の人。 150 00:10:37,203 --> 00:10:40,206 シャイン…。 151 00:10:40,206 --> 00:10:42,876 (昧)火は しばらくして 消し止められ➡ 152 00:10:42,876 --> 00:10:45,712 最小限の被害にとどまりました。 153 00:10:45,712 --> 00:10:51,050 そのとき 初めて ヒーローという存在を知ったのです。 154 00:10:51,050 --> 00:10:53,052 私は悟った。 155 00:10:53,052 --> 00:10:57,891 世界が求めるのは 闇を葬る忍びより➡ 156 00:10:57,891 --> 00:11:02,095 光を届ける彼女らなんやと。 157 00:11:04,330 --> 00:11:09,502 シャイ あなたは 彼女の意志を継ぐ者として➡ 158 00:11:09,502 --> 00:11:13,339 きっと 何度も悩み 苦しみ➡ 159 00:11:13,339 --> 00:11:16,342 絶望する瞬間がくると思う。 160 00:11:16,342 --> 00:11:19,345 けれど どうか忘れないで。 161 00:11:21,681 --> 00:11:25,685 (昧)蓮の花は どんなに濁った泥の中にも➡ 162 00:11:25,685 --> 00:11:31,024 根を張り まっすぐに育つ。 163 00:11:31,024 --> 00:11:37,030 そして 地上で 汚れなき美しい花を咲かす。 164 00:11:37,030 --> 00:11:39,032 どうか暗闇に負けず➡ 165 00:11:39,032 --> 00:11:43,870 その先で 太陽のような花を 咲かせてください。 166 00:11:43,870 --> 00:11:46,873 (昧)あなたなら きっとできる。 167 00:11:46,873 --> 00:11:48,875 はい。 168 00:11:48,875 --> 00:11:52,212 あぁ 私は ついぞ➡ 169 00:11:52,212 --> 00:11:57,717 自分の花を見ることは かなわなかったなぁ。 170 00:11:57,717 --> 00:11:59,719 (朱鷺丸)昧様! 171 00:12:03,656 --> 00:12:06,059 この鳥たちは!? 172 00:12:08,328 --> 00:12:10,830 (朱鷺丸)昧様は ずっと昔から➡ 173 00:12:10,830 --> 00:12:13,833 美しい花を 咲かせてらっしゃいました。 174 00:12:15,835 --> 00:12:19,172 我々の中に 安らぎの花を。 175 00:12:19,172 --> 00:12:21,674 朱鷺丸…。 176 00:12:21,674 --> 00:12:26,179 えっ!? 朱鷺丸 アンタ やっぱり…。 177 00:12:26,179 --> 00:12:28,848 (曖)あの日の…。 178 00:12:28,848 --> 00:12:33,186 昧様 彼らは かつて…。 179 00:12:33,186 --> 00:12:35,188 (昧)言わんでもわかるよ。 180 00:12:35,188 --> 00:12:37,190 忘れるわけがない。 181 00:12:37,190 --> 00:12:41,527 ずっと一緒におった 里の家族やもの。 182 00:12:41,527 --> 00:12:45,365 俺は あの日 お二人に命を救われ➡ 183 00:12:45,365 --> 00:12:48,034 安らぎの心を初めて知りました。 184 00:12:48,034 --> 00:12:51,037 (朱鷺丸)あなたが この世界に絶望し➡ 185 00:12:51,037 --> 00:12:55,708 命を奪うことに抗い 生きることを拒絶したあとも➡ 186 00:12:55,708 --> 00:12:59,212 彼らは ずっと そばで 見守っていたのですよ。 187 00:12:59,212 --> 00:13:02,482 あなたが 独りではないと伝えようと。 188 00:13:02,482 --> 00:13:04,484 そうやったんか。 189 00:13:04,484 --> 00:13:09,322 気づけんかったなんて アホやなぁ 私も。 190 00:13:09,322 --> 00:13:11,324 見守ってくれとったんは➡ 191 00:13:11,324 --> 00:13:14,627 お月様だけやなかったんやねぇ。 192 00:13:17,664 --> 00:13:19,666 あっ!? 193 00:13:19,666 --> 00:13:22,001 (昧)もう 時間みたいやね。 194 00:13:22,001 --> 00:13:26,339 いやや 昧! うちだけを残して いくなんて。 195 00:13:26,339 --> 00:13:30,510 曖姉 自分で言うてたやないの。 196 00:13:30,510 --> 00:13:37,350 (昧)どこにいても心は一つ。 たとえ生まれ変わってもって。 197 00:13:37,350 --> 00:13:40,687 朱鷺丸 頼むね。 はっ! 198 00:13:40,687 --> 00:13:44,357 (昧)曖姉は こう見えて 結構 寂しがりやから➡ 199 00:13:44,357 --> 00:13:50,029 どうか 私の分も愛し 守ってあげてください。 200 00:13:50,029 --> 00:13:52,632 仰せのままに。 201 00:13:56,035 --> 00:14:02,308 私の命は あぶくのような 短い命やったけど。 202 00:14:02,308 --> 00:14:08,314 ほんまは 誰よりも 幸せやったんやなぁ。 203 00:14:08,314 --> 00:14:10,316 (昧)自分の最期を➡ 204 00:14:10,316 --> 00:14:14,320 こんなにも多くの命が 見守ってくれるなんて。 205 00:14:14,320 --> 00:14:18,825 虚無 お前も ありがとう。 206 00:14:18,825 --> 00:14:24,831 さあ 朱鷺丸 私の魂を届けておくれ。 207 00:14:24,831 --> 00:14:28,334 すべての命が かえる場所。 208 00:14:30,336 --> 00:14:32,638 (鳴き声) 209 00:14:35,174 --> 00:14:39,379 (昧)お月様の見守る ふるさとへ。 210 00:14:42,014 --> 00:14:44,016 昧…。 211 00:14:54,694 --> 00:14:56,696 こっち向いてください。 お願いします。 212 00:14:56,696 --> 00:15:00,800 スターダスト 今回の事件について ご説明をお願いします。 213 00:15:00,800 --> 00:15:02,802 スピリッツは どうしたんですか? 214 00:15:02,802 --> 00:15:07,807 スピリッツは今 所用で離れている。 心配しないでいい。 215 00:15:07,807 --> 00:15:10,977 <あの黒球は いったい何だったんでしょうか? 216 00:15:10,977 --> 00:15:14,147 僕らも完全に 把握できてはいないが➡ 217 00:15:14,147 --> 00:15:18,818 ヤツら アマラリルクは 人の心につけ込む悪だ。 218 00:15:18,818 --> 00:15:21,654 それも強大な力を持っている。 219 00:15:21,654 --> 00:15:25,825 これまでは各国のヒーローたちで 対処可能だったが➡ 220 00:15:25,825 --> 00:15:28,661 今回は規模が まるで違う。 221 00:15:28,661 --> 00:15:33,100 (センチュリー)1つの街を飲み込み 周囲にも多大な影響を及ぼす。 222 00:15:33,100 --> 00:15:38,504 ヤツらも より強い力を 手に入れつつあるということ。 223 00:15:38,504 --> 00:15:41,841 しかし今回は 犠牲者もなく退けられました。 224 00:15:41,841 --> 00:15:45,344 センチュリーやスターダストの存在が 大きかったと思いますが。 225 00:15:48,014 --> 00:15:51,350 いや シャイがいなければ➡ 226 00:15:51,350 --> 00:15:54,187 今回の任務は 完遂不可能だっただろう。 227 00:15:54,187 --> 00:15:56,856 えっ? えっ シャイ!? 228 00:15:56,856 --> 00:15:59,358 日本のヒーローが!? あの全然 目立たない…。 229 00:15:59,358 --> 00:16:02,628 いったい どういうことですか!? えっ あぁ…。 230 00:16:02,628 --> 00:16:05,798 えっと あの 私は…。 231 00:16:05,798 --> 00:16:09,802 《みんな見てる! な 何か…》 232 00:16:09,802 --> 00:16:12,305 が… 頑張りじゃなくて あの…。 233 00:16:12,305 --> 00:16:14,307 《言わなくちゃ》 234 00:16:14,307 --> 00:16:16,976 その…。 235 00:16:16,976 --> 00:16:20,980 シャイは 今回の作戦の リーダーを任されていました。 236 00:16:20,980 --> 00:16:23,983 何が起こるか わからない この現場で➡ 237 00:16:23,983 --> 00:16:27,486 最良の結果を 残してくれたと考えています。 238 00:16:27,486 --> 00:16:31,324 シャイさんは その場に応じた 判断力を持った➡ 239 00:16:31,324 --> 00:16:33,659 信頼のおけるリーダーでした。 240 00:16:33,659 --> 00:16:36,495 ああ シャイは これまで➡ 241 00:16:36,495 --> 00:16:39,832 何度か アマラリルクと戦い 勝利している。 242 00:16:39,832 --> 00:16:42,168 君たちの気づかないところで。 243 00:16:42,168 --> 00:16:44,170 えびおさん…。 244 00:16:44,170 --> 00:16:48,007 彼女こそが 今回のリーダーに適任と判断し➡ 245 00:16:48,007 --> 00:16:51,010 そして それは正しかった。 246 00:16:51,010 --> 00:16:56,515 これは この作戦に参加した ヒーロー全員が認めていることだ。 247 00:16:56,515 --> 00:16:59,352 (レディ)何より リーダーの資質以前に➡ 248 00:16:59,352 --> 00:17:02,788 この国を守るという 強い思いにおいて➡ 249 00:17:02,788 --> 00:17:05,591 彼女の右に出るヒーローは いませんから。 250 00:17:07,960 --> 00:17:09,962 (飛鳥)あ… あの すみません! 251 00:17:09,962 --> 00:17:13,132 シャイさんに コメントいただきたいのですが! 252 00:17:13,132 --> 00:17:15,468 ほら! は… はい。 253 00:17:15,468 --> 00:17:18,471 すみません おっ…。 254 00:17:20,973 --> 00:17:22,975 (飛鳥)アキタ出版です! 255 00:17:22,975 --> 00:17:26,145 今 日本には 不安な方もいると思うのですが➡ 256 00:17:26,145 --> 00:17:28,147 そんな人に届けられる➡ 257 00:17:28,147 --> 00:17:31,317 何か安心できる言葉を いただければと。 258 00:17:31,317 --> 00:17:33,653 飛鳥さん…。 259 00:17:33,653 --> 00:17:36,822 こ… 今回は➡ 260 00:17:36,822 --> 00:17:40,159 皆さんも かつてないことで➡ 261 00:17:40,159 --> 00:17:44,330 と とても怖い思いを されたかもしれません。 262 00:17:44,330 --> 00:17:49,835 けれど 何度 彼らが この世界を壊そうとしても➡ 263 00:17:49,835 --> 00:17:54,173 私が 私たちヒーローが➡ 264 00:17:54,173 --> 00:17:57,009 世界の希望の光となって➡ 265 00:17:57,009 --> 00:18:00,112 この世界の平和を守り抜きます! 266 00:18:00,112 --> 00:18:02,114 えっ? 267 00:18:02,114 --> 00:18:04,951 えっと だから皆さんは➡ 268 00:18:04,951 --> 00:18:10,790 いつもどおり ぐっすり眠って 明日も頑張りましょう! 269 00:18:10,790 --> 00:18:13,292 なんて…。 270 00:18:13,292 --> 00:18:17,463 ありがとうございます。 応援してますよ シャイさん! 271 00:18:17,463 --> 00:18:20,466 エヘヘ…。 272 00:18:25,805 --> 00:18:32,144 (テル)あの ピルツさん さっきは ありがとうございました。 273 00:18:32,144 --> 00:18:36,983 私 人前だと うまく話せなくて 助かりました。 274 00:18:36,983 --> 00:18:41,153 おバカ! あんな調子じゃ みんな不安になるでしょうが! 275 00:18:41,153 --> 00:18:44,490 前にも言ったけど ヒーローってのは➡ 276 00:18:44,490 --> 00:18:47,994 そこにいるだけで 誰もが安心する存在なの! 277 00:18:47,994 --> 00:18:51,998 まったく そういうとこは 変わんないわね。 278 00:18:51,998 --> 00:18:54,333 すみません…。 279 00:18:54,333 --> 00:18:57,837 まぁ いいわ。 アンタも今日は休みなさい。 280 00:18:57,837 --> 00:19:00,439 私も今日は ここに滞在するから。 281 00:19:00,439 --> 00:19:04,443 あっ はい お疲れさまです。 282 00:19:04,443 --> 00:19:07,780 何かあったら 私も すぐ出動する。 283 00:19:07,780 --> 00:19:10,116 そのときも頼むわよ。 284 00:19:10,116 --> 00:19:15,454 それと さっきも言ったけど よくやったわ。 285 00:19:15,454 --> 00:19:18,457 胸張ってなさい リーダー。 286 00:19:24,964 --> 00:19:29,468 《安心かぁ。 また怒られちゃった》 287 00:19:29,468 --> 00:19:31,804 (惟子)テルちゃん! 288 00:19:31,804 --> 00:19:34,306 惟子さん!? 曖さん! 289 00:19:34,306 --> 00:19:36,308 どうして ここに? 290 00:19:36,308 --> 00:19:38,310 居ても立っても いられなくなって! 291 00:19:38,310 --> 00:19:40,980 ユニロードさんに聞いたら ここにいるって! 292 00:19:40,980 --> 00:19:43,315 えっ? 293 00:19:43,315 --> 00:19:47,319 格安スマホは便利ですね。 294 00:19:47,319 --> 00:19:50,656 テルちゃん すごいよ! 東京の街を救って。 295 00:19:50,656 --> 00:19:54,493 まるで ヒーローみたいだ! ヒーローなんだけどさ。 296 00:19:54,493 --> 00:19:56,495 街だけやないよ。 297 00:19:56,495 --> 00:19:58,998 テルさんは うちの心も➡ 298 00:19:58,998 --> 00:20:02,001 昧の心も救ってくれました。 299 00:20:02,001 --> 00:20:04,003 へっ!? 300 00:20:04,003 --> 00:20:06,338 ほんまに ありがとうございました。 301 00:20:06,338 --> 00:20:08,507 このご恩は忘れません。 302 00:20:08,507 --> 00:20:13,512 そんな! 今回のことは むしろ曖さんのおかげで…。 303 00:20:13,512 --> 00:20:16,849 ううん テルさんが おらんかったら➡ 304 00:20:16,849 --> 00:20:20,352 昧と素直に話すなんて できんかったから。 305 00:20:20,352 --> 00:20:25,191 あ~あ 長年の凝りが とれた気分や! 306 00:20:25,191 --> 00:20:27,860 曖さんは…。 307 00:20:27,860 --> 00:20:31,363 これから また 里へ帰られるんですか? 308 00:20:31,363 --> 00:20:33,365 心配してくれとるん? 309 00:20:33,365 --> 00:20:36,368 まぁ 確かに うちも忍びの暗い部分を➡ 310 00:20:36,368 --> 00:20:38,370 知らんかったからね。 311 00:20:38,370 --> 00:20:41,540 あっ いや そういうわけじゃ。 312 00:20:41,540 --> 00:20:45,711 (曖)実際のところ 昧のことも伝えなあかんから➡ 313 00:20:45,711 --> 00:20:47,880 すぐにでも 里へ向かうつもりや。 314 00:20:47,880 --> 00:20:51,550 ここに来たんは お別れも兼ねて。 315 00:20:51,550 --> 00:20:55,221 短い間やったけど楽しかったわ。 316 00:20:55,221 --> 00:20:58,390 曖さん…。 そっか。 317 00:20:58,390 --> 00:21:02,161 (惟子)寂しくなるね。 318 00:21:02,161 --> 00:21:05,331 (曖)やっぱり姉妹なんやろうね。 319 00:21:05,331 --> 00:21:09,835 うちも テルさんや他のヒーローさんと 会って思うたんよ。 320 00:21:09,835 --> 00:21:12,671 争いのない世の中を望むなら➡ 321 00:21:12,671 --> 00:21:16,842 忍びも これまでと同じやったら あかんなぁって。 322 00:21:16,842 --> 00:21:19,678 (朱鷺丸の鳴き声) 323 00:21:19,678 --> 00:21:23,849 せやから うちが変えるんや! 324 00:21:23,849 --> 00:21:26,519 新しい時代の忍びを! 325 00:21:26,519 --> 00:21:30,356 ヒーローと おんなじくらい 世界を照らせる形に。 326 00:21:30,356 --> 00:21:35,361 願いが同じなら 必ず また会える。 327 00:21:35,361 --> 00:21:37,863 そのときは また➡ 328 00:21:37,863 --> 00:21:40,366 一緒に遊んでね! 329 00:21:40,366 --> 00:21:43,202 うん! また ぜひ! 330 00:21:43,202 --> 00:21:46,539 それでは それでは お二人さん。 331 00:21:46,539 --> 00:21:49,041 どうか お元気で。 332 00:22:00,152 --> 00:22:02,988 行っちゃった。 333 00:22:02,988 --> 00:22:06,992 私たちも帰ろうか。 はい。 334 00:22:10,996 --> 00:22:13,999 <21世紀の半ば頃➡ 335 00:22:13,999 --> 00:22:16,835 真っ暗闇に浮かぶ 小さな丸の上から➡ 336 00:22:16,835 --> 00:22:19,505 戦争がなくなりました。 337 00:22:19,505 --> 00:22:24,343 突如 世界中に現れた 超人的な力を持つ人たちが➡ 338 00:22:24,343 --> 00:22:26,645 平和を願い 頑張ったのです> 339 00:22:28,681 --> 00:22:33,686 <人々は彼らを 前時代的に こう呼びました。 340 00:22:33,686 --> 00:22:36,855 ヒーローと。 341 00:22:36,855 --> 00:22:39,358 しかし 本当の平和は➡ 342 00:22:39,358 --> 00:22:42,027 まだ訪れて いませんでした。 343 00:22:42,027 --> 00:22:45,364 人々の平穏を脅かす存在➡ 344 00:22:45,364 --> 00:22:48,868 アマラリルクが現れたのです。 345 00:22:48,868 --> 00:22:51,704 けど 私は知っています。 346 00:22:51,704 --> 00:22:56,041 アマラリルクも 私たちヒーローも同じ。 347 00:22:56,041 --> 00:23:00,980 普通に悩み苦しむ 小さくて弱い存在だって> 348 00:23:00,980 --> 00:23:09,321 (スティグマ)むやみに心の影を照らして 君は邪魔だな シャイ。 349 00:23:09,321 --> 00:23:12,658 < いつか シャイな私にも➡ 350 00:23:12,658 --> 00:23:16,829 彼らの心に届けられるでしょうか。 351 00:23:16,829 --> 00:23:22,835 あの人と同じように まぶしくて暖かい光を> 352 00:23:22,835 --> 00:23:24,837 (惟子)あっ そうだ! 353 00:23:24,837 --> 00:23:26,839 ありがとう シャイ! 354 00:23:26,839 --> 00:23:29,842 私たちの世界を守ってくれて。 355 00:23:33,012 --> 00:23:36,015 ヒーロー… ですから。