1 00:00:01,902 --> 00:00:04,905 (クフフ)さてさて ヒーローさんたちは トロッコ問題って知ってるかなぁ? 2 00:00:04,905 --> 00:00:08,575 (クフフ)あなたは ブレーキ知らずの 爆走運転手さん。 3 00:00:08,575 --> 00:00:13,447 分かれた線路の先には 5人のパリピと1人のボッチ。 4 00:00:13,447 --> 00:00:16,750 さて 分岐を切り替えて どちらに爆走すれば➡ 5 00:00:16,750 --> 00:00:18,752 笑えるんでしょう? 6 00:00:18,752 --> 00:00:22,222 いざ 進め! 爆走満員電車さん! 7 00:00:22,222 --> 00:00:24,892 《シャイ:ウソ!? 中に人が乗ってる!?》 8 00:02:11,865 --> 00:02:15,502 電車を止めてください! この人たちをどうする気ですか!? 9 00:02:15,502 --> 00:02:18,538 またまた そんな怖い顔して。 10 00:02:18,538 --> 00:02:20,507 楽しまなきゃだよ。 11 00:02:20,507 --> 00:02:24,511 楽しいわけない! 人の命が かかってるんです! 12 00:02:24,511 --> 00:02:27,681 そんなんだから ヒーローさんは➡ 13 00:02:27,681 --> 00:02:30,350 現実がつらくて 死んじゃうんじゃない? 14 00:02:30,350 --> 00:02:33,987 現実? (スピリッツ)テルちゃん まずいわ。 15 00:02:33,987 --> 00:02:36,490 (スピリッツ)この先に他の車両がある。 16 00:02:36,490 --> 00:02:38,859 このままだと ぶつかっちゃう! 17 00:02:38,859 --> 00:02:40,861 あっ! (スピリッツ)テルちゃんたちは➡ 18 00:02:40,861 --> 00:02:43,030 どうにかして電車を止めて! 19 00:02:43,030 --> 00:02:46,033 私は 線路の分岐を変えてみる! 20 00:02:46,033 --> 00:02:48,535 忙しそうだね。 21 00:02:48,535 --> 00:02:51,371 いったい あなたは 何がしたいんですか!? 22 00:02:51,371 --> 00:02:54,741 何が? 決まってるでしょ。 23 00:02:54,741 --> 00:02:57,244 楽しいこと! 24 00:02:59,513 --> 00:03:02,015 (レディ)ちょっと リーダー どうすんの!? 25 00:03:02,015 --> 00:03:04,685 と… とにかく電車を止めます! 26 00:03:04,685 --> 00:03:06,686 (レディ)どうやって!? 27 00:03:08,689 --> 00:03:13,393 うぅ… うっ! 28 00:03:13,393 --> 00:03:15,362 (曖)テルさん! 29 00:03:15,362 --> 00:03:17,864 と… 止まりません! 30 00:03:17,864 --> 00:03:19,833 おバカ! 31 00:03:26,206 --> 00:03:28,208 (スピリッツ)こっちにも大勢の人が。 32 00:03:28,208 --> 00:03:33,080 とりあえず進路だけでも変えて 衝突を避けなくちゃ! 33 00:03:33,080 --> 00:03:36,216 (クフフ)もしも~し? 34 00:03:36,216 --> 00:03:40,187 ホントに? その答えで大丈夫? 35 00:03:47,861 --> 00:03:52,532 さあさあ どうしましょう? 時間稼ぎは もうできない。 36 00:03:52,532 --> 00:03:55,535 答えを今すぐ決めなくちゃ。 37 00:03:58,505 --> 00:04:00,507 ピルツさん! えっ? 38 00:04:00,507 --> 00:04:02,509 曖さん! 39 00:04:02,509 --> 00:04:05,846 どちらを見殺しにしようかな? 40 00:04:05,846 --> 00:04:10,517 (クフフ)このまま2つがぶつかって 両方とも ペシャンコにしちゃうか➡ 41 00:04:10,517 --> 00:04:14,354 それとも片っぽ落として 1つだけ助けるか。 42 00:04:14,354 --> 00:04:20,193 自分が手を下すのは嫌? クフフ クフフフフ! 43 00:04:20,193 --> 00:04:23,363 ペペシャさん! 44 00:04:23,363 --> 00:04:25,365 進路の切り替えを! 45 00:04:25,365 --> 00:04:27,334 テルちゃん!? 46 00:04:36,009 --> 00:04:40,514 これ 引っぱって! 2人とも! 47 00:04:40,514 --> 00:04:42,916 了解! どひゃっ! 48 00:04:48,688 --> 00:04:53,693 《どれだけ… どれだけ後悔したか。 49 00:04:53,693 --> 00:04:56,663 何度 考えたか。 50 00:04:56,663 --> 00:05:00,333 あのとき もっと私に力があれば。 51 00:05:00,333 --> 00:05:03,203 誰かが そばにいてくれたら。 52 00:05:03,203 --> 00:05:09,810 けど… けど 今は…》 53 00:05:09,810 --> 00:05:12,579 ヒーローの答えは! 54 00:05:17,651 --> 00:05:24,658 うわ~っ! 55 00:05:32,499 --> 00:05:37,871 全員 救うって 100年前から決まっています。 56 00:05:37,871 --> 00:05:40,340 へぇ。 57 00:05:43,009 --> 00:05:45,045 あなたの負けです! 58 00:05:45,045 --> 00:05:48,548 クフフ! 遊んでくれてありがとう! 59 00:05:48,548 --> 00:05:50,517 遊んで? 60 00:05:53,353 --> 00:05:55,522 (レディ)ちょっと何よ これ! 61 00:05:55,522 --> 00:05:59,860 (レディ)ただの人形じゃない! 62 00:05:59,860 --> 00:06:04,531 助けるべき人なんていないのに 慌てちゃって。 63 00:06:04,531 --> 00:06:06,833 まさに コメディー。 64 00:06:06,833 --> 00:06:10,370 ふざけないでください! こんなことに何の意味が! 65 00:06:10,370 --> 00:06:12,739 意味なんていらない。 66 00:06:12,739 --> 00:06:17,277 楽しければ。 それがコメディーなの。 67 00:06:17,277 --> 00:06:22,515 正直 クフフさんは この場所も 他の子の夢にも➡ 68 00:06:22,515 --> 00:06:24,484 全然 興味ないの! 69 00:06:24,484 --> 00:06:30,824 欲しいのは 楽しいこと 笑えることだけ。 70 00:06:30,824 --> 00:06:32,859 何を出したの? 71 00:06:32,859 --> 00:06:36,196 これはね 命のなりそこない。 (鳴き声) 72 00:06:36,196 --> 00:06:41,501 心が欠けてるの。 心がないから こんななの。 73 00:06:41,501 --> 00:06:45,171 かわいそうでしょ? (鳴き声) 74 00:06:45,171 --> 00:06:48,675 (クフフ)だから探してあげてるの。 75 00:06:48,675 --> 00:06:51,544 笑える心を! 76 00:06:51,544 --> 00:06:54,681 ウホ? 懲りない子ね! 77 00:06:54,681 --> 00:06:56,683 うっ! 78 00:06:56,683 --> 00:06:58,652 大丈夫ですか ペペシャさん!? 79 00:06:58,652 --> 00:07:01,254 ええ 私は平気。 80 00:07:01,254 --> 00:07:05,358 でも あの子 前に会ったときよりも…。 81 00:07:05,358 --> 00:07:07,661 (鳴き声) 82 00:07:07,661 --> 00:07:10,664 守ってくれたの? (鳴き声) 83 00:07:10,664 --> 00:07:15,068 やっぱり そうだ。 (鳴き声) 84 00:07:15,068 --> 00:07:18,204 ツィベタちゃんは ここにいるんだね。 85 00:07:18,204 --> 00:07:20,373 もう いいかげんにしなさいよ アンタ! 86 00:07:24,844 --> 00:07:29,516 やっと見つけた また会えた。 87 00:07:29,516 --> 00:07:33,920 今度は絶対 笑わせてあげるよ。 88 00:07:36,523 --> 00:07:45,865 ♬(クフフ)「ずっと一緒 楽しいな 悲しいことなんて1つもない」 89 00:07:45,865 --> 00:07:49,035 ♬(クフフ)「笑っていれば」 《なに この感情…》 90 00:07:49,035 --> 00:07:51,004 ♬(クフフ)「全部 楽しいんだよ」 91 00:07:51,004 --> 00:07:54,007 大丈夫 ここは任せて。 92 00:07:54,007 --> 00:07:58,678 テルちゃんは先へ行って。 私は 私の役割を。 93 00:07:58,678 --> 00:08:01,314 ペペシャさん…。 94 00:08:01,314 --> 00:08:03,350 はい! 95 00:08:03,350 --> 00:08:05,352 曖さん ピルツさん! 96 00:08:05,352 --> 00:08:08,221 ここは スピリッツに任せて 任務を優先します! 97 00:08:08,221 --> 00:08:10,223 (レディ)ちょ… ちょっと! 98 00:08:13,993 --> 00:08:16,496 いいの? 行かせて。 99 00:08:16,496 --> 00:08:20,033 他人の夢に興味ない。 100 00:08:20,033 --> 00:08:23,169 (クフフ)用があるのは あなたなの。 101 00:08:23,169 --> 00:08:28,875 ツィベタちゃんを殺したのは あなたでしょ? 102 00:08:32,379 --> 00:08:35,048 ちょっと ホントによかったの!? 103 00:08:35,048 --> 00:08:38,752 (レディ)スピリッツ1人 残して。 アイツ イカれてたわよ? 104 00:08:42,021 --> 00:08:46,726 あの子は ただ… 悲しかったんだと思います。 105 00:08:46,726 --> 00:08:49,195 あの子の笑顔の裏に➡ 106 00:08:49,195 --> 00:08:52,699 ひどい悲しみが 隠されてる気がしたんです。 107 00:08:52,699 --> 00:08:55,702 きっと ペペシャさんも それを感じた。 108 00:08:55,702 --> 00:08:58,738 だから 1人 残ったんです。 109 00:08:58,738 --> 00:09:01,374 向き合って 受け入れるために。 110 00:09:01,374 --> 00:09:03,376 なんか変よ。 111 00:09:03,376 --> 00:09:07,514 それじゃ まるで アイツらを助けたいみたいじゃない。 112 00:09:07,514 --> 00:09:11,551 救えるんか? アマラリルクにいる人間も。 113 00:09:11,551 --> 00:09:13,553 曖さん? 114 00:09:13,553 --> 00:09:17,857 うち… うちな この場所に来て➡ 115 00:09:17,857 --> 00:09:22,896 何人か アマラリルクと会って ようわからへんくなってきたんよ。 116 00:09:22,896 --> 00:09:26,533 (曖)アマラリルクは世界の敵のはずや。 117 00:09:26,533 --> 00:09:31,905 それやのに あの子らは まるで 無邪気な子どもみたいやった。 118 00:09:31,905 --> 00:09:35,675 曖さん あなた やっぱり➡ 119 00:09:35,675 --> 00:09:42,182 救いたいんですよね。 あの塔の上にいる人を。 120 00:09:42,182 --> 00:09:45,351 はじめ ここに来たとき うちは➡ 121 00:09:45,351 --> 00:09:49,856 あの子を殺すことになると 覚悟してたつもりやった。 122 00:09:49,856 --> 00:09:54,260 殺すなんて…。 いったい何があったのよ? 123 00:09:54,260 --> 00:09:56,996 うちの生まれ育った里には➡ 124 00:09:56,996 --> 00:10:01,868 受け継がれてきた 二振りの刀があった。 125 00:10:01,868 --> 00:10:05,905 (曖)一振りは 人を正しき道へ導く➡ 126 00:10:05,905 --> 00:10:08,842 心刀・無垢。 127 00:10:08,842 --> 00:10:13,346 もう一振りが 人を修羅の道に導く➡ 128 00:10:13,346 --> 00:10:16,349 神刀・虚無。 129 00:10:16,349 --> 00:10:20,854 二振りの相反する刀により 保たれていた秩序が➡ 130 00:10:20,854 --> 00:10:26,926 あるとき 突然 崩壊した。 131 00:10:26,926 --> 00:10:31,865 多くの者が犠牲となって 里からは人がいなくなり➡ 132 00:10:31,865 --> 00:10:34,868 神刀・虚無も消えた。 133 00:10:34,868 --> 00:10:38,938 その発端であり 虚無の持ち主こそ…。 134 00:10:43,042 --> 00:10:47,914 うちの双子の妹 天王寺昧。 135 00:11:01,794 --> 00:11:04,430 ⦅曖 そして昧。 136 00:11:04,430 --> 00:11:08,902 今日までの心の修行 よくぞ乗り越えた。 137 00:11:08,902 --> 00:11:14,607 ここに一人前の忍びと認め 伝えておくべきことがある。 138 00:11:14,607 --> 00:11:17,076 この霜賀の里には代々➡ 139 00:11:17,076 --> 00:11:20,013 二振りの刀が受け継がれてきた。 140 00:11:20,013 --> 00:11:24,384 人を正しき道へ導く心刀・無垢。 141 00:11:24,384 --> 00:11:30,089 そして 人を悪しき道へ導く 神刀・虚無の二振り。 142 00:11:30,089 --> 00:11:32,058 (曖)はい お師匠! 143 00:11:32,058 --> 00:11:35,595 正しい道への刀が 受け継がれるんは わかります。 144 00:11:35,595 --> 00:11:39,566 悪しき道への刀は なんで残ってはるんですか? 145 00:11:39,566 --> 00:11:41,568 ええ問いや 曖。 146 00:11:41,568 --> 00:11:45,238 善悪は時代によって移りゆく。 147 00:11:45,238 --> 00:11:50,677 人の心も 常に正しき道を 選べるとも限らん。 148 00:11:50,677 --> 00:11:56,182 この二振りの刀は 忍びの魂を試しとるんや。 149 00:12:00,086 --> 00:12:03,756 里に伝わる刀… かぁ。 150 00:12:03,756 --> 00:12:06,593 どんな力をもっとるんやろう? 151 00:12:06,593 --> 00:12:12,165 (昧)私は あんまり興味ないなぁ。 刀とか物騒やし。 152 00:12:12,165 --> 00:12:15,935 また そんな 忍びらしからんこと言うて。 153 00:12:15,935 --> 00:12:20,607 (曖)刀の心 聞こえるようにならんよ? 154 00:12:20,607 --> 00:12:23,242 私は刀の心より➡ 155 00:12:23,242 --> 00:12:27,647 虫や鳥 植物たちの 心が聞こえたら➡ 156 00:12:27,647 --> 00:12:30,850 それで十分うれしいんよ。 157 00:12:33,920 --> 00:12:35,922 フン! 158 00:12:35,922 --> 00:12:38,324 ちょっと自分は 修行せんでもできるからって➡ 159 00:12:38,324 --> 00:12:41,561 昧のアホ~! 160 00:12:41,561 --> 00:12:43,596 わっ!? (朱鷺の鳴き声) 161 00:12:43,596 --> 00:12:45,598 (落ちる音) 162 00:12:45,598 --> 00:12:49,469 わっ!? とっとと… 鳥や! 163 00:12:49,469 --> 00:12:53,406 当たったんか!? ごめんな ケガさして。 164 00:12:53,406 --> 00:12:57,777 って あれ? 手裏剣はこっち? 165 00:12:57,777 --> 00:13:01,814 やったら 獣にでも襲われたんか? 166 00:13:01,814 --> 00:13:05,785 なら うちは関係ないか。 167 00:13:09,422 --> 00:13:13,326 昧! 手伝って~! 168 00:13:18,097 --> 00:13:20,233 (昧)かわいそうになぁ。 169 00:13:20,233 --> 00:13:22,735 痛いなぁ⦆ 170 00:13:22,735 --> 00:13:26,739 《曖:そのとき 昧は泣いとった。 171 00:13:26,739 --> 00:13:32,945 名も知らない汚れた鳥の 痛みを思い 涙を流した。 172 00:13:32,945 --> 00:13:36,916 正直 うちには 理解できんかったけど➡ 173 00:13:36,916 --> 00:13:44,090 なんだか その姿が 羨ましく思えて。 174 00:13:44,090 --> 00:13:50,096 数日して その鳥は 元気な姿で飛び立っていった》 175 00:13:54,767 --> 00:13:59,672 ⦅こら! 君たち そんな枝で叩いたりして。 176 00:13:59,672 --> 00:14:02,275 虫をいじめたりしたら あかんよ。 177 00:14:02,275 --> 00:14:04,610 ご… ごめんなさい。 178 00:14:04,610 --> 00:14:08,614 一寸の虫にも五分の魂いうてな➡ 179 00:14:08,614 --> 00:14:14,120 こんなに小さな虫にも 私らと同じ命が宿っとる。 180 00:14:14,120 --> 00:14:18,424 それを忘れたら あかんよ。 うん。 181 00:14:18,424 --> 00:14:21,761 おうおう 修行もせんと お説教か。 182 00:14:21,761 --> 00:14:23,830 ええ身分やのぉ。 183 00:14:23,830 --> 00:14:27,834 曖姉 私の仕事は終わったよ。 184 00:14:27,834 --> 00:14:30,436 曖姉は 修行は もうええん? 185 00:14:30,436 --> 00:14:34,107 修行は もうええん? なんで そんな ひと事なん? 186 00:14:34,107 --> 00:14:37,009 立派な忍びになる気あるんか!? 187 00:14:37,009 --> 00:14:40,279 曖姉 私は もうええんよ。 188 00:14:40,279 --> 00:14:44,250 忍びとして 立派にならんでも幸せやし。 189 00:14:44,250 --> 00:14:46,285 もう怒った! 190 00:14:46,285 --> 00:14:48,287 ふぬけた妹や! 191 00:14:48,287 --> 00:14:51,257 修行もせんアホには うちが稽古つけたる! 192 00:14:57,797 --> 00:14:59,832 えっ? 193 00:14:59,832 --> 00:15:03,069 あっ 曖姉 ごめん! ケガしてへんか? 194 00:15:03,069 --> 00:15:07,440 う… うるさい! ちょっと足が滑っただけや! 195 00:15:07,440 --> 00:15:10,476 曖姉 あの…。 196 00:15:10,476 --> 00:15:12,478 もう帰る! 197 00:15:12,478 --> 00:15:15,047 《何や それ。 198 00:15:15,047 --> 00:15:19,418 何なんや。 うちは いったい何のために…》 199 00:15:22,922 --> 00:15:25,758 はぁ…。 200 00:15:25,758 --> 00:15:32,899 《忍びとしての才能は 昧に はるかに及ばん。 201 00:15:32,899 --> 00:15:36,769 なんで うちが姉なんや》 202 00:15:36,769 --> 00:15:41,908 本気で言うとるんか 昧。 203 00:15:41,908 --> 00:15:46,412 (昧)ずっと ずっと前から 思うとったことです。 204 00:15:46,412 --> 00:15:51,451 時代は変わる。 そうお師匠は おっしゃいました。 205 00:15:51,451 --> 00:15:56,756 そのとおりです。 忍びは もう必要ない。 206 00:15:56,756 --> 00:16:00,560 (昧)霜賀の里は 滅ぶべきやと思います。 207 00:16:05,698 --> 00:16:09,602 昧! ほんまに思ってるん? 208 00:16:09,602 --> 00:16:12,271 里は滅ぶべきやなんて。 209 00:16:12,271 --> 00:16:14,640 (昧)聞いとったん? 210 00:16:14,640 --> 00:16:17,443 (曖)忍びの存在を否定するんか? 211 00:16:17,443 --> 00:16:20,112 この世のために あり続けた忍びを…。 212 00:16:22,114 --> 00:16:26,986 隣の里で 大きな火事があったの知っとる? 213 00:16:26,986 --> 00:16:29,021 えっ? 214 00:16:29,021 --> 00:16:33,092 (昧)人里離れた忍びたちは 外の助けを借りられん。 215 00:16:33,092 --> 00:16:40,766 そのせいで多くの人や自然 動物が 命が火にのまれた。 216 00:16:40,766 --> 00:16:44,971 私らは 外を知らなさすぎるよ。 217 00:16:44,971 --> 00:16:47,840 外のつながりが薄いからって➡ 218 00:16:47,840 --> 00:16:50,943 忍びの里はないほうが ええと言うんか? 219 00:16:50,943 --> 00:16:58,150 時代が 人が 新しいものに変わっていく。 220 00:16:58,150 --> 00:17:02,288 いずれ 曖姉も気づくはずや。 221 00:17:02,288 --> 00:17:04,590 (曖)昧…。 222 00:17:07,760 --> 00:17:10,263 あぁ モヤモヤする! 223 00:17:10,263 --> 00:17:12,298 修行にも身が入らん。 224 00:17:12,298 --> 00:17:16,302 昧と どう接してええかも わからんし。 225 00:17:16,302 --> 00:17:18,804 えっ… うわ~っ! 226 00:17:23,843 --> 00:17:25,745 えっ? 227 00:17:25,745 --> 00:17:28,381 (朱鷺丸)大丈夫ですか? 228 00:17:28,381 --> 00:17:31,417 誰や お前!? 229 00:17:31,417 --> 00:17:34,754 申し遅れました 俺は朱鷺丸。 230 00:17:34,754 --> 00:17:37,089 突然の無礼 お許しください。 231 00:17:37,089 --> 00:17:41,093 朱鷺丸? 見ん顔やな ナニモンや? 232 00:17:41,093 --> 00:17:44,063 昨日 隣の里より参りました。 233 00:17:44,063 --> 00:17:46,732 天王寺家に お仕えしたいと思い。 234 00:17:46,732 --> 00:17:50,069 (曖)隣の里って アンタ 家族は? 235 00:17:50,069 --> 00:17:52,104 おりません。 236 00:17:52,104 --> 00:17:54,407 どうか 曖様に お仕えさせてください。 237 00:17:54,407 --> 00:17:58,411 そんなん言われても うちも修行中で…。 238 00:17:58,411 --> 00:18:03,349 あっ! 朱鷺丸 アンタ 忍術の心得は? 239 00:18:03,349 --> 00:18:05,251 はぁ 多少なら。 240 00:18:05,251 --> 00:18:09,755 うちの弟子として 忍びの修行を積むのであれば➡ 241 00:18:09,755 --> 00:18:12,391 お師匠に掛け合って みなくもないぞよ? 242 00:18:12,391 --> 00:18:15,227 おぉ ぜひ お願いします! 243 00:18:15,227 --> 00:18:17,763 《むふふ…》 244 00:18:17,763 --> 00:18:24,103 (昧)ほうほう アンタんとこのオカア 元気なった? 245 00:18:24,103 --> 00:18:28,074 そうかぁ よかったわ。 246 00:18:28,074 --> 00:18:30,977 (曖)ほらほら! もっと速度上げぇな! 247 00:18:30,977 --> 00:18:32,979 (朱鷺丸)はっ! 248 00:18:32,979 --> 00:18:35,748 あ… 曖姉!? 何してはるんや? 249 00:18:35,748 --> 00:18:38,250 なんや 昧 修行中や。 250 00:18:38,250 --> 00:18:41,153 そっちこそ なに のんきに クマとお茶なんぞ。 251 00:18:41,153 --> 00:18:44,423 って クマ!? 何してはんの? 危なっ! 252 00:18:44,423 --> 00:18:49,895 この子は危なくないて。 それより そっちの子は? 253 00:18:49,895 --> 00:18:53,933 コイツは朱鷺丸。 隣の里から来た うちの弟子や。 254 00:18:53,933 --> 00:18:55,935 で… 弟子。 255 00:18:55,935 --> 00:18:59,739 あっ あかんで! 朱鷺丸は うちの弟子や。 256 00:18:59,739 --> 00:19:01,741 仕えるのは うちだけ。 257 00:19:01,741 --> 00:19:05,144 いえ 昧様も ご用があれば 何なりと お申しつけを。 258 00:19:05,144 --> 00:19:07,246 あっ! 何や コイツ勝手に! 259 00:19:07,246 --> 00:19:10,750 (昧)あっ ほんなら一緒に お茶でもいかがです? 260 00:19:10,750 --> 00:19:12,752 (朱鷺丸)御意! なっ!? 261 00:19:12,752 --> 00:19:15,855 (曖)何や それ~!?⦆ 262 00:19:20,926 --> 00:19:24,764 《曖:朱鷺丸が里に来てから 不思議なことに➡ 263 00:19:24,764 --> 00:19:30,269 昧は以前より 明るくなったように見えた。 264 00:19:30,269 --> 00:19:35,241 うちも いつの間にか 普通に話すようになって➡ 265 00:19:35,241 --> 00:19:41,781 3人で忍び遊びを 何度もしたものやった。 266 00:19:41,781 --> 00:19:43,783 3人の時間は➡ 267 00:19:43,783 --> 00:19:48,921 ずっと昔に忘れてた 楽しさを思い出すようで…。 268 00:19:48,921 --> 00:19:54,927 このまま みんなで幸せに ずっと暮らせるんやと➡ 269 00:19:54,927 --> 00:19:58,731 そう 思っとった…》 270 00:19:58,731 --> 00:20:01,767 (悲鳴) 271 00:20:01,767 --> 00:20:04,270 ⦅火事や! 全員 避難せえ! 272 00:20:04,270 --> 00:20:07,339 あちこち火が回っとる! 里の外へ! 273 00:20:10,242 --> 00:20:13,913 何を… 何をしとるんや? 274 00:20:13,913 --> 00:20:16,415 昧! 275 00:20:16,415 --> 00:20:22,588 曖姉 炎は弔いの象徴や。 276 00:20:22,588 --> 00:20:27,259 命が灰になり 無に還すための。 277 00:20:27,259 --> 00:20:32,932 私たちが殺した すべての命が為の弔い。 278 00:20:32,932 --> 00:20:34,900 何を…。 279 00:20:39,805 --> 00:20:41,841 ま…。 280 00:20:41,841 --> 00:20:49,281 (曖)ま… い… なんで…。 281 00:20:49,281 --> 00:20:55,755 ねぇ 曖姉 もし 心なんてものがなくて。 282 00:20:59,792 --> 00:21:05,297 (昧)苦しみが この世になかったら➡ 283 00:21:05,297 --> 00:21:10,436 誰も憎まずにすんだんかなぁ。 284 00:21:10,436 --> 00:21:17,576 (朱鷺丸)曖様 曖様 曖様~!⦆ 285 00:21:17,576 --> 00:21:22,014 正直 なぜ昧が あんなことになったんか➡ 286 00:21:22,014 --> 00:21:24,049 今でも わからん。 287 00:21:24,049 --> 00:21:28,954 けど 掟として里を抜けた昧を 斬らなければならん。 288 00:21:28,954 --> 00:21:33,325 他に方法はないんかと 今も迷ってるけど…。 289 00:21:35,427 --> 00:21:38,931 なら 一緒に捜しましょう。 290 00:21:38,931 --> 00:21:42,601 妹さんは… 昧さんは きっと➡ 291 00:21:42,601 --> 00:21:45,604 他人の悲しみを 理解できる人です。 292 00:21:45,604 --> 00:21:48,107 そんな人が 正しい心を➡ 293 00:21:48,107 --> 00:21:51,443 すべて無くしてしまったとは 思えなくて。 294 00:21:51,443 --> 00:21:56,615 アマラリルクの人々の中にも 優しい心が残ってると➡ 295 00:21:56,615 --> 00:21:58,584 私は信じてます。 296 00:21:58,584 --> 00:22:00,586 テルさん…。 297 00:22:02,588 --> 00:22:05,257 (イノリ)お話は お済みですか? 298 00:22:05,257 --> 00:22:07,760 新手!? 299 00:22:09,929 --> 00:22:13,799 (イノリ)これより夢を始めましょう。