1 00:00:02,120 --> 00:00:06,130 (ヘンリー)諸君 再来週は いよいよ中間考査だ。 2 00:00:06,130 --> 00:00:10,260 全4教科で 各教科それぞれ 学年の首席次席に 3 00:00:10,260 --> 00:00:12,270 ステラが 1つ授与される。 4 00:00:12,270 --> 00:00:16,270 逆に 赤点を取った者には 問答無用で トニトだ。 5 00:00:16,270 --> 00:00:18,270 皆 心して挑むように。 6 00:00:18,270 --> 00:00:22,190 では 先日 行った 歴史の小テストを 返却する。 7 00:00:22,190 --> 00:00:24,230 アリス・ポーレット。 8 00:00:24,230 --> 00:00:26,950 (ベッキー) うぅ… テスト不安だね アーニャちゃん。 9 00:00:26,950 --> 00:00:28,970 (アーニャ)フフフ 問題ない。 10 00:00:28,970 --> 00:00:31,450 アーニャ 最近 勉強 頑張ってる。 11 00:00:31,450 --> 00:00:33,450 アーニャ・フォージャー。 12 00:00:39,280 --> 00:00:43,610 ノットエレガント。 放課後 補習だ。 13 00:00:43,610 --> 00:00:49,450 (鐘の音) 14 00:00:49,450 --> 00:00:51,450 (ダミアン)フッ。 15 00:00:51,450 --> 00:00:54,120 (エミール)ダミアン様 モノマネ上手ですね~! 16 00:00:54,120 --> 00:00:56,420 (ユーイン)アホっぽいところが そっくりです! 17 00:00:58,440 --> 00:01:01,610 《次男 嫌いだけど いいこと わかった。 18 00:01:01,610 --> 00:01:06,600 歴史のテストは 次男の心 読めば いい点 取れる! ククク…》 19 00:01:06,600 --> 00:01:09,120 コラ フォージャー 何を笑ってる! 20 00:01:09,120 --> 00:01:11,640 罰として 課題 追加だ。 21 00:01:11,640 --> 00:01:16,700 《先生に いじわるされて 帰るの 遅くなった…。 22 00:01:16,700 --> 00:01:20,470 お月様も ちょびっと こんにちは してる…。 23 00:01:20,470 --> 00:01:23,440 んっ? ハッ!?》 24 00:01:23,440 --> 00:01:26,120 ちち! ちち~!! 25 00:01:26,120 --> 00:01:28,120 (ヨル)おかえりなさい。 (ドアが開く音) 26 00:01:28,120 --> 00:01:30,440 (ロイド)どうした? 慌てて。 ちち! 27 00:01:30,440 --> 00:01:33,110 2週間後って お月様 どれくらい!? 28 00:01:33,110 --> 00:01:35,110 んっ? 月齢か? 29 00:01:35,110 --> 00:01:37,120 半月後なら 新月だな。 30 00:01:37,120 --> 00:01:40,120 天体観測でもするのか? 《やっぱり!》 31 00:01:40,120 --> 00:01:42,770 そういや 半月後は テストだろ? 32 00:01:42,770 --> 00:01:45,780 よし! 夕食前に 少し勉強するか! 33 00:01:45,780 --> 00:01:48,180 わからないところを 教えるぞ! 34 00:01:48,180 --> 00:01:51,280 お~い 勉強? 35 00:01:51,280 --> 00:01:54,620 《世界を救った スーパー超能力者 アーニャ。 36 00:01:54,620 --> 00:01:57,100 そんなアーニャにも 弱点がある。 37 00:01:57,100 --> 00:02:01,490 研究所の人は それのこと エクリプス? とか言ってた。 38 00:02:01,490 --> 00:02:05,130 月に 1回 お月様が なくなっちゃう日には 39 00:02:05,130 --> 00:02:08,780 アーニャ 心 読む力も なくなっちゃうのだ! 40 00:02:08,780 --> 00:02:11,770 ちょうど テストが エクリプスの日! 41 00:02:11,770 --> 00:02:13,750 つまり アーニャ! 42 00:02:13,750 --> 00:02:16,440 カンニングできなくなる! 43 00:02:16,440 --> 00:02:20,810 どうしよう… アーニャ 史上最大のピンチ! ハッ!》 44 00:02:20,810 --> 00:02:25,110 そうだ ボンド! テスト問題 予知して アーニャに見せろ! 45 00:02:25,110 --> 00:02:27,120 (ボンド)バウ? 46 00:02:27,120 --> 00:02:29,120 おっ? 47 00:02:29,120 --> 00:02:31,100 ハンバーグ! 48 00:02:31,100 --> 00:02:34,610 今日の晩ごはん ちちの作る ハンバーグ! 49 00:02:34,610 --> 00:02:38,610 やた~! よく わかったな。 冷蔵庫 見たのか? 50 00:02:38,610 --> 00:02:40,780 ごはんにするか。 51 00:02:40,780 --> 00:02:43,300 んまんま。 52 00:02:43,300 --> 00:02:45,770 すやぁ…。 53 00:02:45,770 --> 00:02:47,770 (鳥の鳴き声) 54 00:02:47,770 --> 00:02:50,620 テスト どうしよう! ぐっすり寝た! 55 00:02:50,620 --> 00:02:53,790 だから 昨日 勉強しようって言っただろ。 56 00:02:53,790 --> 00:02:57,190 今日は 休日だから みっちり つきあうぞ。 57 00:02:59,150 --> 00:03:01,170 (あくび) 58 00:03:01,170 --> 00:03:03,220 《中間テストは 全4教科。 59 00:03:03,220 --> 00:03:07,460 つまり 最大で 4つのトニトを 食らう可能性が あるということ。 60 00:03:07,460 --> 00:03:10,440 ステラを 4つ取る可能性は すでに 諦めている。 61 00:03:10,440 --> 00:03:12,600 学期末テストと 合わせれば 62 00:03:12,600 --> 00:03:15,970 今学期中の トニト8つも 十二分に ありえる。 63 00:03:15,970 --> 00:03:17,950 懇親会へ潜り込むまで 64 00:03:17,950 --> 00:03:20,620 なんとしても 退学だけは 阻止しなくては…。 65 00:03:20,620 --> 00:03:23,120 そのためには やはり 基礎学力の向上を 66 00:03:23,120 --> 00:03:25,540 それと並行して 懇親会の…》 67 00:03:25,540 --> 00:03:29,950 《ちち 心の声 いっぱいすぎて 勉強に 集中できない…》 68 00:03:29,950 --> 00:03:31,930 《う~ん やはり コイツが 69 00:03:31,930 --> 00:03:33,970 何に つまずいているのかが わからん》 70 00:03:33,970 --> 00:03:36,950 そうだ! この間 ユーリに 71 00:03:36,950 --> 00:03:39,110 アーニャさんの家庭教師 お願いしてみたら 72 00:03:39,110 --> 00:03:41,460 快いお返事 いただきましたよ。 73 00:03:41,460 --> 00:03:43,440 声かけてみましょうか? 74 00:03:43,440 --> 00:03:48,010 お願いしても いいですか? 叔父! 75 00:03:48,010 --> 00:03:50,620 (ユーリ)やふふ~! (ドアが開く音) 76 00:03:50,620 --> 00:03:52,620 来たよ 姉さ~ん! 《早っ!》 77 00:03:52,620 --> 00:03:56,120 いらっしゃい ユーリ。 お久しぶり ユーリくん。 78 00:03:56,120 --> 00:03:59,160 《夫婦セットは 常設しといたほうが 安全そうだ》 79 00:03:59,160 --> 00:04:01,810 《ムッ! なんで いるんだ ロイド・フォージャー! 80 00:04:01,810 --> 00:04:04,930 休日も働け!》 81 00:04:04,930 --> 00:04:08,120 弟のユーリです アーニャさん。 82 00:04:08,120 --> 00:04:10,140 《コイツが 憎きフォージャーの連れ子!》 83 00:04:10,140 --> 00:04:13,490 ちちの子どもの アーニャです。 はじめめして。 84 00:04:13,490 --> 00:04:16,190 《秘密警察 怖い人…?》 85 00:04:18,610 --> 00:04:21,630 コラ あなたも 挨拶なさい。 86 00:04:21,630 --> 00:04:23,650 ゲプッ。 87 00:04:23,650 --> 00:04:26,970 アーニャ 胸焼けしてきた… ほえっぷ。 88 00:04:26,970 --> 00:04:28,970 あら… 大丈夫ですか? 89 00:04:28,970 --> 00:04:31,670 お勉強は 少し 休憩してからにしましょうか? 90 00:04:33,630 --> 00:04:37,000 最近は どうですか? 先日は 閣僚級協議で 91 00:04:37,000 --> 00:04:39,030 外務省も 大変だったでしょう? 92 00:04:39,030 --> 00:04:41,800 《情報収集》 えっ? ああ まあ…。 93 00:04:41,800 --> 00:04:45,960 《大臣が 黄昏だったことは 保安局も 気付いたろう。 94 00:04:45,960 --> 00:04:47,960 急場とはいえ 危ない橋だった…》 95 00:04:47,960 --> 00:04:52,130 《コイツ テロによる協議日程の遅延を あざけっているのか!? 96 00:04:52,130 --> 00:04:55,800 姉さんの前で 僕を下げようって そうはいかないぞ 卑劣漢め!》 97 00:04:55,800 --> 00:04:57,780 《警戒せねば!》 《かっこつけねば!》 98 00:04:57,780 --> 00:05:01,170 《スパイ 対 秘密警察 ワクワク! 99 00:05:01,170 --> 00:05:03,220 叔父は ちちの正体 気付いてない。 100 00:05:03,220 --> 00:05:05,120 ちちの勝ち!》 101 00:05:05,120 --> 00:05:07,280 はすはす! なんだ お前 102 00:05:07,280 --> 00:05:09,960 元気なら 勉強 始めるぞ。 103 00:05:09,960 --> 00:05:14,130 僕は おじゃまでしょうから 買い物にでも出てますね。 104 00:05:14,130 --> 00:05:16,100 はい。 《別任務を 105 00:05:16,100 --> 00:05:19,520 こなす時間ができた》 《対決が…》 106 00:05:19,520 --> 00:05:22,120 さあ 始めましょうか! 107 00:05:22,120 --> 00:05:25,110 《姉さんの頼みだから 条件反射で来てしまったが 108 00:05:25,110 --> 00:05:28,650 なんで 僕が こんなアホそうな小娘を 相手に…》 109 00:05:28,650 --> 00:05:30,680 じゃあ この問題を解いてみろ。 110 00:05:30,680 --> 00:05:32,700 《毎日 姉さんと 一緒にいるなんて 111 00:05:32,700 --> 00:05:34,620 ぜいたくなヤツだ! 112 00:05:34,620 --> 00:05:37,610 難問ふっかけて 社会の厳しさを 教えてやる!》 113 00:05:37,610 --> 00:05:40,610 なにっ!? 全問 正解だと! 114 00:05:40,610 --> 00:05:43,110 まあ すごい! フフフ。 115 00:05:43,110 --> 00:05:45,450 勉強なんかしなくても いいのでは…。 116 00:05:45,450 --> 00:05:47,450 《しまった! 117 00:05:47,450 --> 00:05:51,290 テストの日は カンニング使えないから 真面目に やらないと…》 118 00:05:51,290 --> 00:05:54,440 い 今のは まぐれ。 あてずっぽうで書いた。 119 00:05:54,440 --> 00:05:56,460 えっ… ああ… だよな…? 120 00:05:56,460 --> 00:05:58,460 ありえない…。 121 00:05:58,460 --> 00:06:00,480 違う! そうじゃない! 122 00:06:00,480 --> 00:06:04,130 のみこみの悪いヤツだな! 真面目にやれ! 123 00:06:04,130 --> 00:06:06,120 やってる! ユーリ! 124 00:06:06,120 --> 00:06:08,140 もっと 優しく教えてあげて。 125 00:06:08,140 --> 00:06:12,680 私… アーニャさんには 退学になってほしくないのです。 126 00:06:12,680 --> 00:06:14,810 アーニャ 学校 行きたい…。 127 00:06:14,810 --> 00:06:17,460 亡き妻の遺志でもあるのです! 128 00:06:17,460 --> 00:06:22,320 お願いユーリ 頼りにしているのです。 ねっ? 129 00:06:22,320 --> 00:06:25,860 《ねねね 姉さ~ん!》 130 00:06:25,860 --> 00:06:30,130 う… うん… だけど 本人の素養が…。 131 00:06:30,130 --> 00:06:32,130 アーニャ 頑張るます! 132 00:06:32,130 --> 00:06:35,110 インペラルスッカランになって 偉い人になって 133 00:06:35,110 --> 00:06:38,120 母に おいしいもの 食べさせたいと思ってるます! 134 00:06:38,120 --> 00:06:40,120 《いい子!?》 まあっ! 135 00:06:40,120 --> 00:06:42,100 《なんだ この いい子は!? 136 00:06:42,100 --> 00:06:44,290 インペラルスッカランって なに?》 137 00:06:44,290 --> 00:06:48,680 アーニャさん 今 お茶菓子 用意しますね! やった! 138 00:06:48,680 --> 00:06:51,960 《こんなにも 姉さん思いの… いや 落ち着け! 139 00:06:51,960 --> 00:06:55,630 コイツは あの 姉泥棒の娘なのだ! たぶらかされるな! 140 00:06:55,630 --> 00:06:57,620 クッ… だが しかし 141 00:06:57,620 --> 00:07:00,570 僕の指導で この小娘が いい点 取れば 姉さんが喜び 142 00:07:00,570 --> 00:07:02,460 ユーリ 大好きに! 143 00:07:02,460 --> 00:07:04,760 よし わかった! ちゃんと教える!》 144 00:07:07,960 --> 00:07:10,600 ほら また 間違えた! はうっ! 145 00:07:10,600 --> 00:07:12,600 いや いいんだ。 146 00:07:12,600 --> 00:07:15,620 重要なのは なぜ 間違えたのかを 理解することだ。 147 00:07:15,620 --> 00:07:17,620 ここは 難しく考えず 148 00:07:17,620 --> 00:07:20,510 この動詞にだけ 注目しろ。 ムムム…。 149 00:07:20,510 --> 00:07:23,630 フフフ 懐かしい光景です。 150 00:07:23,630 --> 00:07:26,300 姉さん ここはね こうやるんだ。 151 00:07:26,300 --> 00:07:28,430 簡単だろう? へぇ… 152 00:07:28,430 --> 00:07:31,130 ほら 頑張れ。 153 00:07:33,790 --> 00:07:36,940 お前 勉強は嫌いか? 大嫌い。 154 00:07:36,940 --> 00:07:39,610 叔父は 好きなのか? 変態か? 155 00:07:39,610 --> 00:07:42,980 叔父と呼ぶな。 僕は 156 00:07:42,980 --> 00:07:47,050 僕は 幼いころ 無力な自分が 悔しかった。 157 00:07:47,050 --> 00:07:49,270 早く 姉さんの力になりたかった。 158 00:07:49,270 --> 00:07:51,290 そのために 勉強を頑張った。 159 00:07:51,290 --> 00:07:53,290 一問 解くごとに 160 00:07:53,290 --> 00:07:57,110 自分の背が 1センチ 伸びたような 気分になって 歓喜したもんだ。 161 00:07:57,110 --> 00:07:59,110 僕は 国語を頑張った。 162 00:07:59,110 --> 00:08:01,480 弁が立てば ジャーナリストや弁護士になって 163 00:08:01,480 --> 00:08:05,120 姉さんのいる この世界を よりよく できると思ったからだ。 164 00:08:05,120 --> 00:08:07,640 僕は 化学や生物を頑張った。 165 00:08:07,640 --> 00:08:10,140 人体や薬学に 精通すれば 166 00:08:10,140 --> 00:08:12,960 姉さんのケガや病気を 治せると思ったから…。 167 00:08:12,960 --> 00:08:15,150 僕は 数学や物理を頑張った! 168 00:08:15,150 --> 00:08:17,130 それが 姉さんの 169 00:08:17,130 --> 00:08:19,120 生活の安全や快適さ すべてに 170 00:08:19,120 --> 00:08:21,140 つながると思ったから! 171 00:08:21,140 --> 00:08:23,110 結局 僕は 外交官の道を選んだが 172 00:08:23,110 --> 00:08:26,140 培った力は 今でも 生かされている! 173 00:08:26,140 --> 00:08:28,180 ほう。 174 00:08:28,180 --> 00:08:30,200 昔の偉いヤツは言った。 175 00:08:30,200 --> 00:08:32,130 知は力だ と! 176 00:08:32,130 --> 00:08:34,120 お前も 立派な人間に なりたかったら 177 00:08:34,120 --> 00:08:36,540 勉強という名の 筋トレを欠かすな! 178 00:08:36,540 --> 00:08:40,460 チワワヂカラ? 違う! 179 00:08:40,460 --> 00:08:43,290 勉強したら お薬 作れる? そうだ! 180 00:08:43,290 --> 00:08:45,950 ロケットも 作れる? もちろんだ! 181 00:08:45,950 --> 00:08:47,960 世界征服も できる? 182 00:08:47,960 --> 00:08:52,120 それは まあ… うん… えっ? 征服したいの? 183 00:08:52,120 --> 00:08:54,640 よ~し 次の問題集だ! 184 00:08:54,640 --> 00:08:57,620 いいか 目の前のテストなんか どうだっていい! 185 00:08:57,620 --> 00:09:00,560 その先の 未来の大成した自分を見据えろ! 186 00:09:00,560 --> 00:09:02,800 イエッサー! 187 00:09:02,800 --> 00:09:05,780 その未来で ほほ笑む 姉さんの笑顔を 見据えろ! 188 00:09:05,780 --> 00:09:07,800 サー! イエッサー! 189 00:09:07,800 --> 00:09:10,290 あまり 変なことを 教えないでください。 190 00:09:10,290 --> 00:09:15,460 ハァハァ…。 ハァハァ…。 191 00:09:15,460 --> 00:09:19,450 どうだ? この文法は マスターできたか? 192 00:09:19,450 --> 00:09:23,630 文法って なに? マジで 時間の無駄! 193 00:09:23,630 --> 00:09:27,140 もう 帰る! やってられん! ユーリ! 194 00:09:27,140 --> 00:09:29,100 《そうだ… 僕だって 勉強しなくては! 195 00:09:29,100 --> 00:09:31,140 まだまだ 足りないんだ! 196 00:09:31,140 --> 00:09:33,130 僕に 力さえあれば 197 00:09:33,130 --> 00:09:35,460 黄昏を 捕らえることだって できたはず! 198 00:09:35,460 --> 00:09:38,300 西の脅威を 排除できたはずなんだ! 199 00:09:38,300 --> 00:09:43,350 姉さんを… この国を守るためには もっと 力を!》 200 00:09:43,350 --> 00:09:46,110 ごめんよ 姉さん 僕 行かなくちゃ。 201 00:09:46,110 --> 00:09:48,460 (ドアが閉まる音) 202 00:09:48,460 --> 00:09:52,130 んもう 相変わらず 気の短い子ですね。 203 00:09:52,130 --> 00:09:55,300 せっかく 頑張って 手作りお菓子に 挑戦したのに…。 204 00:09:55,300 --> 00:09:57,620 (ドアが開く音) 205 00:09:57,620 --> 00:09:59,650 がっしゅ がっしゅ…! 206 00:09:59,650 --> 00:10:01,700 (ドアを閉める音) 207 00:10:01,700 --> 00:10:05,770 (ユーリ)うっまま… ブロロエッ! 208 00:10:05,770 --> 00:10:07,980 全部 食べられてしまいました。 209 00:10:07,980 --> 00:10:10,310 また 新しく焼き直しますね。 210 00:10:10,310 --> 00:10:13,510 大丈夫 アーニャ 今 おなかいっぱい…。 211 00:10:16,470 --> 00:10:19,140 《あのとき アーニャが 時計 読めてたら 212 00:10:19,140 --> 00:10:22,010 爆弾解除できてたら 213 00:10:22,010 --> 00:10:27,300 ちちの任務 ちゃんと お手伝いできたかもしれない…》 214 00:10:27,300 --> 00:10:29,800 アーニャ 部屋で自習してくる! 215 00:10:29,800 --> 00:10:31,770 承知いたしました。 216 00:10:31,770 --> 00:10:33,770 偉いです! バウッ! 217 00:10:33,770 --> 00:10:35,770 ただいま。 んっ? (ドアが開く音) 218 00:10:35,770 --> 00:10:38,610 バウ…。 おかえりなさい ロイドさん。 219 00:10:38,610 --> 00:10:41,790 アーニャさん お勉強 頑張ってましたよ。 220 00:10:41,790 --> 00:10:43,780 《そうか よかった》 221 00:10:43,780 --> 00:10:45,780 どれどれ? 222 00:10:45,780 --> 00:10:47,770 んっ? 外国語? はい! 223 00:10:47,770 --> 00:10:50,200 一生懸命 取り組んでました! 224 00:10:50,200 --> 00:10:54,770 《外国語は 中間テストの科目に 入ってませんが…》 225 00:10:54,770 --> 00:10:58,090 フッ…。 んっ? 226 00:10:58,090 --> 00:11:03,280 《オペレーションストリクスは だめかもしれない…》 227 00:11:03,280 --> 00:11:05,450 いよいよだね アーニャちゃん! 228 00:11:05,450 --> 00:11:07,620 自信どう? フフフ…。 229 00:11:07,620 --> 00:11:12,610 アーニャの 今の チワワ力 知ったら ベッキー 腰抜かす。 230 00:11:12,610 --> 00:11:14,590 なに それ? どんな力? 231 00:11:14,590 --> 00:11:16,630 (ベッキー) とにかく 自信ありってことね。 232 00:11:16,630 --> 00:11:18,630 私も 負けてられないわ! 233 00:11:18,630 --> 00:11:21,450 それでは これより 234 00:11:21,450 --> 00:11:26,150 前期中間考査を 開始する! 235 00:11:31,190 --> 00:11:37,280 数学 全然だめだった…。 私 国語は 80点いったかも。 236 00:11:37,280 --> 00:11:41,350 どうだった? 今年の 1年のテストは。 237 00:11:41,350 --> 00:11:44,270 ざっと見た感じ 芳しくなかったですね。 238 00:11:44,270 --> 00:11:46,270 問題が 少し難しかったのかも。 239 00:11:46,270 --> 00:11:49,130 それくらいで ちょうどいい。 240 00:11:49,130 --> 00:11:51,140 今年も いるでしょうね 241 00:11:51,140 --> 00:11:54,430 わいろで 子どもの成績を 買おうとする親御さんが。 242 00:11:54,430 --> 00:11:57,630 今の校長は そんな不正を 許さんだろうね。 243 00:11:57,630 --> 00:12:00,270 この学校で 上に立つということは 244 00:12:00,270 --> 00:12:03,440 将来 この国で 上に立つということだ。 245 00:12:03,440 --> 00:12:05,790 テストは ただの 1点の改ざんさえ あってはならん。 246 00:12:05,790 --> 00:12:07,810 この答案用紙は 247 00:12:07,810 --> 00:12:10,450 国の行く末を左右する 重要書類だ。 248 00:12:10,450 --> 00:12:14,250 採点が終わるまで 厳重に 保管せねば…。 249 00:12:16,270 --> 00:12:18,590 《俺の名は 黄昏。 250 00:12:18,590 --> 00:12:21,940 東西平和のため オペレーションストリクスを遂行中だ。 251 00:12:21,940 --> 00:12:25,780 だが その作戦に 今 暗雲が漂っている。 252 00:12:25,780 --> 00:12:27,930 トニトが かかった中間テスト 253 00:12:27,930 --> 00:12:31,420 アーニャの結果は 恐らく… いや 絶対…》 254 00:12:31,420 --> 00:12:33,890 アーニャ いける気がする~! 255 00:12:33,890 --> 00:12:36,290 《だめだ! 間違いない! 256 00:12:36,290 --> 00:12:41,280 となれば 裏工作に頼るほかないが 入試時の教訓から 257 00:12:41,280 --> 00:12:44,210 事前の答案暗記は リスクが高いと わかった。 258 00:12:44,210 --> 00:12:47,950 ゆえに 今回は より確実に より直接的に 259 00:12:47,950 --> 00:12:50,940 採点前の答案用紙を 改ざんする!》 260 00:12:50,940 --> 00:12:53,860 先生 さようなら! うむ。 261 00:12:53,860 --> 00:12:56,880 《問題は この学校のセキュリティーだ。 262 00:12:56,880 --> 00:12:59,950 入試の 管理システムほど やっかいではないが 263 00:12:59,950 --> 00:13:03,950 保管庫のある 北棟は ガードが堅く 侵入に 手間がかかる。 264 00:13:03,950 --> 00:13:05,970 後々 学校側に 265 00:13:05,970 --> 00:13:09,010 疑念を抱かせるような 荒っぽい手段も とれないしな…。 266 00:13:09,010 --> 00:13:15,610 なんの痕跡も残さず 慎重に やり遂げねば… んっ? 267 00:13:15,610 --> 00:13:17,600 誰だ? あれは…。 268 00:13:17,600 --> 00:13:21,180 教員ではないな… 関係者でも 見ない顔だ。 269 00:13:21,180 --> 00:13:23,200 というか 270 00:13:23,200 --> 00:13:26,110 あからさまに 怪しいヤツ…》 271 00:13:26,110 --> 00:13:28,110 《東雲:俺の名は 東雲。 272 00:13:28,110 --> 00:13:30,780 とある企業お抱えの エリートスパイだ。 273 00:13:30,780 --> 00:13:34,430 依頼内容は とある生徒の 答案用紙の改ざん。 274 00:13:34,430 --> 00:13:36,430 まったく ちょろい仕事だぜ。 275 00:13:36,430 --> 00:13:39,450 えっ? 名前の由来? 実は この国では 276 00:13:39,450 --> 00:13:42,860 黄昏っつう 西の すご腕スパイが 暗躍してるらしいんだが 277 00:13:42,860 --> 00:13:45,610 ソイツに対抗しうる期待の星として 278 00:13:45,610 --> 00:13:47,960 この俺 自ら 名付けたのさ! 279 00:13:47,960 --> 00:13:50,460 西の黄昏 東の東雲 280 00:13:50,460 --> 00:13:52,770 どっちが 一流スパイかってな! 281 00:13:52,770 --> 00:13:54,930 これが 俺の初任務! 282 00:13:54,930 --> 00:13:58,460 見せてやるぜ 伝説の幕開けを!》 283 00:13:58,460 --> 00:14:00,440 《北棟へ向かっている? 284 00:14:00,440 --> 00:14:02,440 まさか 同じ目的で!? 285 00:14:02,440 --> 00:14:04,440 あの 無意味な動きは いったい…。 286 00:14:04,440 --> 00:14:06,450 とても見えんが 同業者なのか? 287 00:14:06,450 --> 00:14:08,780 マズいな… ヘタに 騒ぎを起こされでもしたら 288 00:14:08,780 --> 00:14:10,770 俺のほうにも 支障が…。 289 00:14:10,770 --> 00:14:13,140 あっ バカ! この時間 そのルートには!》 290 00:14:13,140 --> 00:14:17,670 でよ~ その先生が かわいくて…。 《巡回の警備員 マズい!》 291 00:14:17,670 --> 00:14:19,590 よせよせ 脈ねえって。 292 00:14:19,590 --> 00:14:22,110 お前に言われると ムカつくんだよなぁ。 293 00:14:22,110 --> 00:14:25,120 見とけよ マジで。 明日 連絡先 聞くわ。 294 00:14:25,120 --> 00:14:28,000 なんなら 授業 俺も…。 《ごまかせた! 295 00:14:28,000 --> 00:14:31,600 全然 意味わからんけど ごまかせた! 擬態なのか!?》 296 00:14:31,600 --> 00:14:34,620 フッ! 《なんという 筋力と胆力! 297 00:14:34,620 --> 00:14:37,440 実は 人間の盲点を熟知した 技術だったのか!? 298 00:14:37,440 --> 00:14:39,440 すごいヤツなのか!?》 299 00:14:43,100 --> 00:14:46,790 ムッ… 鍵が…! 《クッ… どうする!? 300 00:14:46,790 --> 00:14:50,440 邪魔になるようなら 建物に入られる前に 排除するか 301 00:14:50,440 --> 00:14:53,790 ヤツが 扉の解錠に 気を取られてる隙に…》 302 00:14:53,790 --> 00:14:55,930 ふんっ! 《お~い!? バカなのか!? 303 00:14:55,930 --> 00:14:57,950 誰かに気付かれたら どうするんだ!? 304 00:14:57,950 --> 00:14:59,950 スパイじゃなく 泥棒なのか!? 305 00:14:59,950 --> 00:15:02,100 いや 泥棒にしても お粗末だな!? 306 00:15:02,100 --> 00:15:05,790 侵入の痕跡は 改ざん発覚のリスクを高める…。 307 00:15:05,790 --> 00:15:08,290 部活の夜練で やんちゃ してしまったことにして 308 00:15:08,290 --> 00:15:10,690 ごまかそう。 すまん サッカー部!》 309 00:15:12,700 --> 00:15:15,270 《北棟 北棟っと…》 310 00:15:15,270 --> 00:15:17,620 《クソッ 無警戒にズカズカと…。 311 00:15:17,620 --> 00:15:19,600 対処しようにも 312 00:15:19,600 --> 00:15:22,110 えたいの知れないヤツに うかつに 手は出せん。 313 00:15:22,110 --> 00:15:25,560 ヤツの目的は なんだ? 静かに できんのか アイツ!》 314 00:15:25,560 --> 00:15:27,610 ゲッ! んっ? 315 00:15:27,610 --> 00:15:29,610 《東雲:おいおい お~い! 316 00:15:29,610 --> 00:15:32,470 中にも 人がいるなんて 聞いてねえぜ おいおい~! 317 00:15:32,470 --> 00:15:34,450 これ どう見ても あの守衛に 318 00:15:34,450 --> 00:15:38,390 扉 開けてもらわなきゃ 進めねえ感じだよ おい! 319 00:15:38,390 --> 00:15:40,770 どうする… 道は ここしか…》 320 00:15:40,770 --> 00:15:43,110 あっ… あっ あ~っ! (胸像が倒れる音) 321 00:15:43,110 --> 00:15:45,460 誰だ! こんな時間に なに してる!? 322 00:15:45,460 --> 00:15:48,450 あっ… いや~ ちょっと この先に ちょいと ヤボ用が…。 323 00:15:48,450 --> 00:15:51,600 保管庫に? 失礼 教員の方ですか? 324 00:15:51,600 --> 00:15:53,950 IDの提示を。 えっ ID? 325 00:15:53,950 --> 00:15:56,770 あ~っ えっと… お 俺だよ俺! 326 00:15:56,770 --> 00:15:59,790 ほら 情報学の… 知ってるだろ? 俺さ! 有名な…。 327 00:15:59,790 --> 00:16:02,150 IDを お持ちでないなら お帰りください。 328 00:16:02,150 --> 00:16:04,160 そう言わず 頼むよ なっ? 329 00:16:04,160 --> 00:16:06,200 ちょっとだけ…。 警察 呼びますよ。 330 00:16:06,200 --> 00:16:08,250 《マズい! 警察が来たら 面倒なことに…。 331 00:16:08,250 --> 00:16:10,100 情報学 情報学…》 332 00:16:10,100 --> 00:16:12,110 クッ…! いやね ちょっと…。 333 00:16:12,110 --> 00:16:14,120 あの…。 えっ? 334 00:16:14,120 --> 00:16:17,630 これ そこに落ちてましたけど あなたのではないですか? 335 00:16:17,630 --> 00:16:21,550 《あらゆる学科の 予備ID持ってきてて助かった…》 336 00:16:21,550 --> 00:16:23,450 えっ? 俺は そんなもの知らな…。 337 00:16:23,450 --> 00:16:26,600 え~っと 新任のブラウンさん? (せきばらい) 338 00:16:26,600 --> 00:16:28,610 これを お持ちなら入れますよ。 339 00:16:28,610 --> 00:16:31,780 ハッ! そうそう! どこかで 落としてしまって…。 340 00:16:31,780 --> 00:16:34,630 ハッハハー! ありがとう 君! いいえ。 341 00:16:34,630 --> 00:16:38,650 《んっ? コイツ 手のひらに 任務内容 メモってやがる! 342 00:16:38,650 --> 00:16:41,680 冗談だろ!? わなか!? 逆に 何かの わななのか!》 343 00:16:41,680 --> 00:16:43,700 どうぞ お通りください。 344 00:16:43,700 --> 00:16:46,610 助かったよ…。 345 00:16:46,610 --> 00:16:50,780 《判読できたのは 2つの学籍番号と 改ざんの文字。 346 00:16:50,780 --> 00:16:52,800 やはり 同業者だったか…。 347 00:16:52,800 --> 00:16:54,760 そして 2つの学籍番号は 348 00:16:54,760 --> 00:16:56,770 デズモンド兄弟のもの。 349 00:16:56,770 --> 00:16:58,770 まさか コイツの雇い主は…。 350 00:16:58,770 --> 00:17:01,290 いや 早計だ。 情報が足りん》 351 00:17:01,290 --> 00:17:03,960 《ここか… 第7保管庫…。 352 00:17:03,960 --> 00:17:06,610 パスコードも ばっちり メモってあるぜ。 ぬかりない俺!》 353 00:17:06,610 --> 00:17:08,610 あれ? (ブザー) 354 00:17:08,610 --> 00:17:11,460 《まさか 番号 写し間違えたのか!?》 355 00:17:11,460 --> 00:17:14,120 ちょっと トイレ 行ってくる…。 (ブザー) 356 00:17:14,120 --> 00:17:16,100 お先 どうぞ。 失敬。 357 00:17:16,100 --> 00:17:18,560 《この建物内に トイレはない。 358 00:17:18,560 --> 00:17:21,270 というか こんなアホを 雇うヤツのために 359 00:17:21,270 --> 00:17:24,460 オペレーションストリクスがあると 思いたくない! 360 00:17:24,460 --> 00:17:27,110 まったく…》 361 00:17:27,110 --> 00:17:29,120 《ご苦労だったな まぬけが!》 362 00:17:29,120 --> 00:17:31,130 (殴る音) 363 00:17:31,130 --> 00:17:33,290 ちょいとばかし 寝ててくれや。 364 00:17:33,290 --> 00:17:36,790 警備に見つからんよう 中に入れとこう…。 365 00:17:38,780 --> 00:17:43,450 え~と… 1年の答案 1年の答案っと…。 366 00:17:43,450 --> 00:17:47,450 《ヤツが去ったあとに 仕事にかかったほうが 無難か…。 367 00:17:47,450 --> 00:17:49,450 当て身も 雑だな…》 368 00:17:49,450 --> 00:17:51,940 うげっ! このケースにも 鍵が…。 369 00:17:51,940 --> 00:17:54,110 あれっ クソ 開かない! もう! 370 00:17:54,110 --> 00:17:56,110 《早くしろ!》 371 00:17:56,110 --> 00:17:58,960 いよ~し! ミッション コンプリ! 372 00:17:58,960 --> 00:18:02,270 完璧だぜ。 己の才能に 震えるぜ。 373 00:18:02,270 --> 00:18:05,290 恐らく もう 俺 黄昏を 超えちまってると思う。 374 00:18:05,290 --> 00:18:07,300 ごめん 黄昏。 375 00:18:07,300 --> 00:18:09,440 よっしゃ! 今日は 豚肉じゃなく 376 00:18:09,440 --> 00:18:11,610 牛肉 買って 帰っちゃうもんね~! 377 00:18:11,610 --> 00:18:15,130 《俺が なんだって? 終わったなら 黙って帰れ!》 378 00:18:15,130 --> 00:18:18,110 これで 俺の評判も上がり 依頼も ジャンジャンだな~! 379 00:18:18,110 --> 00:18:21,780 くぅ~! 新聞に 名前が 載っちまうかもな~! 380 00:18:21,780 --> 00:18:25,960 いや… 新聞はないな… スパイだもんな。 381 00:18:25,960 --> 00:18:30,130 誰も 俺のことなんて 気付いちゃくれないんだ…。 382 00:18:30,130 --> 00:18:32,130 よし…。 383 00:18:32,130 --> 00:18:35,800 改ざんついでに エージェント東雲 って サインも入れちゃおう! 384 00:18:35,800 --> 00:18:37,780 お~い! スパイが率先して 痕跡 残すな! 385 00:18:37,780 --> 00:18:39,800 んっ? あっ…。 386 00:18:39,800 --> 00:18:42,210 てめえ… 起きてやがったか! 387 00:18:42,210 --> 00:18:45,460 《しまった… 俺としたことが ツッコミを 抑えきれなかった!》 388 00:18:45,460 --> 00:18:48,460 いや すみません… 僕は 何も見てないです…。 389 00:18:48,460 --> 00:18:51,460 絶対 誰にも 口外しませんので 命だけは…! 390 00:18:51,460 --> 00:18:53,920 《最悪 やるか!》 391 00:18:53,920 --> 00:18:56,290 おいおい なめてんのか? 392 00:18:56,290 --> 00:19:00,140 口外しろやぁ! この俺の活躍をよぉ! 393 00:19:00,140 --> 00:19:03,710 はっ? 聞け! 俺の名は 東雲。 394 00:19:03,710 --> 00:19:05,730 この俺が いかに 有能で 395 00:19:05,730 --> 00:19:07,960 かっこいいスパイだったかを さりげなく! 396 00:19:07,960 --> 00:19:10,830 それでいて 華々しく広めて回るんだ! 397 00:19:10,830 --> 00:19:12,840 尾ひれを足しても構わんよ? 398 00:19:12,840 --> 00:19:15,960 壁を すり抜けたとか 弾丸を 手で止めたとか! 399 00:19:15,960 --> 00:19:18,810 あっ! 具体的な任務内容は シークレットな? 400 00:19:18,810 --> 00:19:22,300 しくよろ ブラザー! ほんじゃ アディオス! 401 00:19:22,300 --> 00:19:24,700 フハハハ…! 402 00:19:29,270 --> 00:19:32,310 《結局 何者だったんだ? アイツは…。 403 00:19:32,310 --> 00:19:34,320 デズモンド兄弟の成績は 404 00:19:34,320 --> 00:19:37,130 あんなヤツに託すほど 危機的なのか? 405 00:19:37,130 --> 00:19:39,110 いや… 逆か。 406 00:19:39,110 --> 00:19:41,610 赤点以下に 改ざんされている。 407 00:19:41,610 --> 00:19:43,630 ヤツの雇い主は 恐らく 408 00:19:43,630 --> 00:19:47,120 デズモンドの敵対企業か 政敵といったところか…。 409 00:19:47,120 --> 00:19:49,790 2人を退学にされては 俺が困る。 410 00:19:49,790 --> 00:19:52,460 元の答案に 戻しておいてやるか…。 411 00:19:52,460 --> 00:19:55,630 消された 元の答案を判読し 筆跡を トレースして…》 412 00:19:55,630 --> 00:19:57,600 クソッ…。 413 00:19:57,600 --> 00:19:59,780 《面倒な仕事を 増やされた》 414 00:19:59,780 --> 00:20:01,770 よし 終わった。 415 00:20:01,770 --> 00:20:03,950 《兄弟2人とも 優秀だな。 416 00:20:03,950 --> 00:20:06,610 特に 兄のほうは 全教科 ほぼ 満点か。 417 00:20:06,610 --> 00:20:10,440 それに比べて 本題の アーニャのほうだな。 418 00:20:10,440 --> 00:20:12,980 アーニャ アーニャ… あった…。 419 00:20:12,980 --> 00:20:16,020 これは…》 420 00:20:16,020 --> 00:20:18,120 (鐘の音) 421 00:20:18,120 --> 00:20:22,640 テスト結果 中庭に 貼り出されてるってよ! 422 00:20:22,640 --> 00:20:24,640 見にいこ! 423 00:20:27,460 --> 00:20:30,660 ダミアン様の順位は…。 424 00:20:34,120 --> 00:20:36,120 (ユーイン)あった! 総合11位! 425 00:20:36,120 --> 00:20:38,490 歴史は 94点で 学年2位ですよ! 426 00:20:38,490 --> 00:20:42,010 (エミール)ステラ ゲットですね! ダミアン様 すげえ! 427 00:20:42,010 --> 00:20:44,780 わぁ~! (ユーイン)おめでとうございます! 428 00:20:44,780 --> 00:20:48,100 うげ~ 私 46位だって~。 429 00:20:48,100 --> 00:20:50,130 まあ いいほうかぁ。 430 00:20:50,130 --> 00:20:52,450 アーニャちゃんの名前 ないね。 何位だろ? 431 00:20:52,450 --> 00:20:55,610 下から数えたほうが 早ぇだろ ククク…。 432 00:20:55,610 --> 00:20:58,460 《実は アーニャ もう テストの結果 知ってる。 433 00:20:58,460 --> 00:21:01,630 ちちが 学校で見てきたって 心で 言ってたのだ》 434 00:21:01,630 --> 00:21:03,730 あっ! あったよ アーニャちゃん! 435 00:21:06,780 --> 00:21:09,450 213位…。 436 00:21:09,450 --> 00:21:12,270 き… 気にすることないよ アーニャちゃん! 437 00:21:12,270 --> 00:21:14,290 次 頑張ろ! 438 00:21:14,290 --> 00:21:17,110 よ よかったな… 赤点は ないみたいじゃん。 439 00:21:17,110 --> 00:21:19,460 笑えん… 行こうぜ。 440 00:21:19,460 --> 00:21:22,480 《そう! アーニャ 1個も トニト 取らなかったのだ! 441 00:21:22,480 --> 00:21:24,580 エッヘン!》 442 00:21:24,580 --> 00:21:29,120 よくやったな~ 偉いぞ~! 《これで ちちの任務は ギリギリセーフ》 443 00:21:29,120 --> 00:21:33,280 フフフ。 すげえ あの順位で笑ってやがる。 444 00:21:33,280 --> 00:21:37,460 前向きなのね アーニャちゃん! さすがだわ! 445 00:21:37,460 --> 00:21:40,660 ちち~! アーニャ テスト 頑張った! (ドアの開閉音) 446 00:21:43,120 --> 00:21:47,490 オール赤点スレスレで なんで そんなに 自慢げなんだ? お前は…。 447 00:21:47,490 --> 00:21:50,040 予想と違う…。 448 00:21:50,040 --> 00:21:52,610 《次の期末テストに備えて 厳しくしとかないと》 449 00:21:52,610 --> 00:21:54,630 すごいです アーニャさん! 450 00:21:54,630 --> 00:21:56,800 全部 合わせたら 100点越えですね! 451 00:21:56,800 --> 00:21:59,270 《しかし まあ 自力で 452 00:21:59,270 --> 00:22:02,770 全教科 赤点 回避するとは 予想外だった。 453 00:22:02,770 --> 00:22:05,290 コイツなりに 努力してるのだな。 454 00:22:05,290 --> 00:22:08,280 おかげで 任務は命拾いした。 455 00:22:08,280 --> 00:22:11,430 感謝は しておくか》 456 00:22:11,430 --> 00:22:14,130 フフン。 457 00:22:14,130 --> 00:22:16,140 なに ニヤついてるんだ? 458 00:22:16,140 --> 00:22:19,120 反省してるのか 夕飯のあと 復習するぞ。 459 00:22:19,120 --> 00:22:21,120 ガーン! 460 00:22:21,120 --> 00:22:23,280 えっ!? 任務 失敗!? 461 00:22:23,280 --> 00:22:26,130 ウソだ~! 俺は ちゃんと… えっ クビ!? 462 00:22:26,130 --> 00:22:28,430 ちょっと待っ… ちょお~い! 463 00:22:28,430 --> 00:22:31,130 伝説の幕開けが~!!