1 00:01:35,680 --> 00:01:38,680 正式に 合意に至った。 2 00:01:38,680 --> 00:01:41,190 締結は 来月の10日だ。 3 00:01:41,190 --> 00:01:43,570 社長… お察しします。 4 00:01:43,570 --> 00:01:45,690 フッ… 社長か…。 5 00:01:45,690 --> 00:01:48,530 そう呼ばれるのも あと少しだな。 6 00:01:48,530 --> 00:01:50,510 デズモンドグループは…。 7 00:01:50,510 --> 00:01:53,510 何も言うな。 流れには逆らえん…。 8 00:01:53,510 --> 00:01:57,180 我が社の経営は 風前のともし火だったのだ…。 9 00:01:57,180 --> 00:02:01,690 しかし 息子には なんと伝えたものかな。 10 00:02:01,690 --> 00:02:04,070 我が GLOOMAN製薬が 11 00:02:04,070 --> 00:02:08,700 あと ひと月足らずで 消えてなくなることを…。 12 00:02:08,700 --> 00:02:13,020 (鐘の音) 13 00:02:13,020 --> 00:02:17,190 (ベッキー)あ~ テストも終わって 平穏な日々ね~。 14 00:02:17,190 --> 00:02:21,340 (アーニャ)アーニャ トニト阻止したから 父も 平和になった。 15 00:02:21,340 --> 00:02:25,360 えっ!? ロイド様って スパルタなの!? 怖いの? 16 00:02:25,360 --> 00:02:27,350 父は…。 《任務の》 17 00:02:27,350 --> 00:02:30,020 鬼。 完璧すぎ者。 18 00:02:30,020 --> 00:02:35,010 そっか~ 親の期待が大きすぎると 子どもは大変よね~。 19 00:02:35,010 --> 00:02:38,510 でも… 鬼のロイド様も すてきだわ~! 20 00:02:38,510 --> 00:02:40,490 (ダミアン)デズモンド流 21 00:02:40,490 --> 00:02:46,020 ローリング スイープ! 22 00:02:46,020 --> 00:02:48,170 (せきこむ声) 23 00:02:48,170 --> 00:02:52,610 フッ。 (エミール)ギャハハハ さすがです ダミアン様! 24 00:02:52,610 --> 00:02:54,990 (ユーイン) 学校が きれいになりました! 25 00:02:54,990 --> 00:02:58,310 すご~い ダミアンくん! 掃除も 一流なのね~! 26 00:02:58,310 --> 00:03:00,360 へっぷし! めっちゃ 回ってた~! 27 00:03:00,360 --> 00:03:03,170 実力で ステラ取る人は やっぱ違うわ~! 28 00:03:03,170 --> 00:03:05,170 フフン 当然だ。 29 00:03:05,170 --> 00:03:09,660 ねぇ~ 次のお休みとか ダミアンくんちで お勉強会しようよ。 30 00:03:09,660 --> 00:03:11,680 《お近づきに…》 え~ 私も私も~! 31 00:03:11,680 --> 00:03:13,660 チヤホヤされて バッカみたい。 32 00:03:13,660 --> 00:03:17,010 テストで 見直したけど やっぱ クソガキだわ アイツ…。 33 00:03:17,010 --> 00:03:21,170 アーニャも 次男ちで勉強会したい。 34 00:03:21,170 --> 00:03:24,540 (ベッキー)ねぇ やっぱり 35 00:03:24,540 --> 00:03:26,840 アーニャちゃんって そういうことなの? 36 00:03:26,840 --> 00:03:28,830 どういうこと? 37 00:03:28,830 --> 00:03:31,830 ごめんね クソガキとか言っちゃって。 38 00:03:31,830 --> 00:03:34,000 《ジョージ:憎い…》 39 00:03:34,000 --> 00:03:37,330 ちょっと~ ごまかそうたって だめよ~? 40 00:03:37,330 --> 00:03:39,340 《許すまじ デズモンド…。 41 00:03:39,340 --> 00:03:41,670 マジ 許すまじ…》 42 00:03:41,670 --> 00:03:44,010 ちりとり持ってきたよ ダミアンくん。 43 00:03:44,010 --> 00:03:46,010 おう サンキュー。 44 00:03:46,010 --> 00:03:48,660 アイツ 誰? えっ ジョージ? 45 00:03:48,660 --> 00:03:52,000 ジョージ・グルーマン クラスメートでしょ。 46 00:03:52,000 --> 00:03:55,350 《なぜだ? なぜ コイツがステラを…。 47 00:03:55,350 --> 00:03:58,670 計画は失敗だ。 じいやに頼んで 48 00:03:58,670 --> 00:04:02,680 コイツのテストを 赤点にするための スパイを雇ったのに…!》 49 00:04:02,680 --> 00:04:05,330 僕のお小遣い 3か月分だ。 50 00:04:05,330 --> 00:04:07,700 これで すご腕のスパイを雇え。 51 00:04:07,700 --> 00:04:09,680 かしこまり 52 00:04:09,680 --> 00:04:13,720 《ハッ! クラスメートに スパイの黒幕が…!? 53 00:04:13,720 --> 00:04:16,340 父が この間 戦ったやつ?》 54 00:04:16,340 --> 00:04:20,330 ねぇねぇ そんなことより ダミアンの どこが好きなの? 55 00:04:20,330 --> 00:04:23,680 アーニャ アイツが気になる。 何者? 56 00:04:23,680 --> 00:04:28,670 え~っ ウソ!? アーニャちゃんってば 男なら 誰でもいいの~!? 57 00:04:28,670 --> 00:04:31,090 アイツは やめときなよ。 58 00:04:31,090 --> 00:04:33,010 なんか ネクラそうだし…。 59 00:04:33,010 --> 00:04:35,330 《いや 諦めるな ジョージ! 60 00:04:35,330 --> 00:04:37,640 退学に 追い込めれば…》 61 00:04:37,640 --> 00:04:41,170 《アイツ 次男を退学させようとしてる!?》 62 00:04:41,170 --> 00:04:43,330 《まだ チャンスは…》 63 00:04:43,330 --> 00:04:46,500 おや? 64 00:04:46,500 --> 00:04:49,510 これは タバコの吸い殻…。 65 00:04:49,510 --> 00:04:51,860 ダミアンくん 君 まさか…。 66 00:04:51,860 --> 00:04:54,530 はっ!? タバコなんか 吸ったことねえし! 67 00:04:54,530 --> 00:04:57,450 先生! ちょっと 来てくださ~い! 68 00:04:57,450 --> 00:05:00,670 おい やめろ! 違うって言ってんだろ~! 69 00:05:00,670 --> 00:05:04,340 えっ!? うわ~っ! 70 00:05:04,340 --> 00:05:06,340 んっ? ぐふっ…。 71 00:05:06,340 --> 00:05:09,010 なに やってんだ? お前…。 何事ですか? 72 00:05:09,010 --> 00:05:12,000 タバコを見つけて 先生に 報告しようとしたら 73 00:05:12,000 --> 00:05:15,500 彼に いきなり殴られて… イテテ…。 はぁ!? 74 00:05:15,500 --> 00:05:18,840 なんだって!? 説明しなさい ダミアンくん! 75 00:05:18,840 --> 00:05:20,820 本当なら 大問題だぞ! 76 00:05:20,820 --> 00:05:23,490 ダミアン様が そんなことするわけないです! 77 00:05:23,490 --> 00:05:25,660 コイツが ウソをついてるんです! 78 00:05:25,660 --> 00:05:28,700 き… 君らは ダミアンくんの取り巻きだろ。 79 00:05:28,700 --> 00:05:31,670 信用できん! フフフフ…。 (ユーイン/エミール)なっ…! 80 00:05:31,670 --> 00:05:34,840 次男は そんなことしない! 81 00:05:34,840 --> 00:05:39,690 アーニャ 見てた。 その子 勝手に転んだだけ。 82 00:05:39,690 --> 00:05:41,730 《な なんだ…! 83 00:05:41,730 --> 00:05:44,360 この すべてを見透かすような目は!? 84 00:05:44,360 --> 00:05:49,020 た… たしか この子は 入学初日に トニトを取った子! 85 00:05:49,020 --> 00:05:51,350 ヤバい! この子は ヤバい! 86 00:05:51,350 --> 00:05:54,190 教員歴30年の勘が 言っている!》 87 00:05:54,190 --> 00:05:57,520 お… おふざけで 先生を呼ぶんじゃない! 88 00:05:57,520 --> 00:06:00,680 ちゃんと 掃除しなさい まったく…。 89 00:06:00,680 --> 00:06:02,700 お前…。 フッ。 90 00:06:02,700 --> 00:06:05,350 次男 退学になったら アーニャ困る。 91 00:06:05,350 --> 00:06:07,350 《プランBが…》 92 00:06:07,350 --> 00:06:10,350 か… かっこいいよ アーニャちゃん! 93 00:06:10,350 --> 00:06:13,510 私まで キュンとしちゃったよ~! きゅん? 94 00:06:13,510 --> 00:06:15,660 この思い ダミアンにも伝わったよ。 95 00:06:15,660 --> 00:06:17,680 ねっ? んっ? 96 00:06:17,680 --> 00:06:22,200 あっ!? テテテテメ… なに 言ってんだ 頼んでねえし! 97 00:06:22,200 --> 00:06:24,350 余計なことだし! そうだ! 98 00:06:24,350 --> 00:06:27,840 なに 邪魔してくれてんだ! えっ? えっ? 99 00:06:27,840 --> 00:06:32,010 つうか ふざけんな テメエ! なんのつもりだ!? 100 00:06:32,010 --> 00:06:34,010 俺に なんの恨みがあんだ!? 101 00:06:34,010 --> 00:06:38,180 クソー もう だめだ! 僕の人生 終わった~! 102 00:06:38,180 --> 00:06:40,500 えっ? 103 00:06:40,500 --> 00:06:42,840 (ダミアン)お前んちの会社が 倒産? 104 00:06:42,840 --> 00:06:45,370 そうさ… まさに 今日ね…。 105 00:06:45,370 --> 00:06:50,730 えっ… そりゃ 気の毒だけど 俺 全然 関係ねえじゃん。 106 00:06:50,730 --> 00:06:54,350 うちは 潰されたのさ… 君んちの会社にね…。 107 00:06:54,350 --> 00:06:57,200 えっ? そ そういや 108 00:06:57,200 --> 00:07:00,690 デズモンドグループが GLOOMAN製薬を どうのこうのって 109 00:07:00,690 --> 00:07:02,710 ニュースで やってたような…。 110 00:07:02,710 --> 00:07:06,360 君が 赤点を取ったり 退学になったりすれば 111 00:07:06,360 --> 00:07:08,360 君んちが混乱して 112 00:07:08,360 --> 00:07:11,350 倒産も うやむやになるかもって 思ったんだ。 113 00:07:11,350 --> 00:07:15,850 潰したって… 父上の会社は そんな あくどいことしない! 114 00:07:15,850 --> 00:07:19,020 だいたい 大人の問題に 俺を巻き込むな! 115 00:07:19,020 --> 00:07:21,680 そうよ! さすがに あんまりよ! 116 00:07:21,680 --> 00:07:24,360 おっしゃるとおりだよ。 117 00:07:24,360 --> 00:07:28,680 だけど 現に 僕は 大人の都合で 退学になっちゃうんだ…。 118 00:07:28,680 --> 00:07:30,730 (ダミアン)えっ… やめんの? 119 00:07:30,730 --> 00:07:33,270 倒産を 阻止できなかった以上 120 00:07:33,270 --> 00:07:35,690 僕んちは 明日から 路頭に迷うんだ…。 121 00:07:35,690 --> 00:07:39,010 そうなれば 当然 この学校とも お別れさ…。 122 00:07:39,010 --> 00:07:42,660 フフッ… 君が羨ましいよ ダミアンくん。 123 00:07:42,660 --> 00:07:45,670 家柄に恵まれ 人気もあって。 124 00:07:45,670 --> 00:07:48,170 そりゃ ステラも取れるよね…。 125 00:07:48,170 --> 00:07:51,170 僕みたいなゴミとは 大違いだよ…。 126 00:07:51,170 --> 00:07:54,830 ダ… ダミアン様は 実力で ステラを取ったんだ! 127 00:07:54,830 --> 00:07:57,330 家柄は 関係ない! そうだ! 128 00:07:57,330 --> 00:08:00,330 お前の人気がないのは お前自身のせいだ! 129 00:08:00,330 --> 00:08:03,330 元からだろ ネクラ野郎! ガーン! 130 00:08:03,330 --> 00:08:06,000 おい…。 手下も クソ野郎。 131 00:08:06,000 --> 00:08:07,990 うるさい うるさい! 132 00:08:07,990 --> 00:08:10,840 お前らなんかに 僕の気持ちが わかるか~!! 133 00:08:10,840 --> 00:08:15,330 僕だって もっと この学校で 青春を おう歌したかったんだ! 134 00:08:15,330 --> 00:08:19,270 だが 今となっては それも はかない夢さ~! 135 00:08:19,270 --> 00:08:21,150 最後だと思うと 136 00:08:21,150 --> 00:08:24,710 こんな ゴミ拾いだって 感慨深いね~ アハハー! 137 00:08:24,710 --> 00:08:27,170 ゴミのような存在の僕が ゴミ拾いだなんて 138 00:08:27,170 --> 00:08:31,330 シュールだと思うかい? そうかい? アハハハー! 139 00:08:31,330 --> 00:08:34,010 だ… 誰も そんなこと言ってねえだろ…。 140 00:08:34,010 --> 00:08:36,000 落ち着け。 141 00:08:36,000 --> 00:08:40,170 うぅ… チクショウ! 世界を呪ってやる…。 142 00:08:40,170 --> 00:08:42,320 うっ うぅ…。 げ… 元気出せよ。 143 00:08:42,320 --> 00:08:44,990 ジュースでも おごってやるからよ。 キッ! 144 00:08:44,990 --> 00:08:47,330 いや… そうだよな ジュースごときで…。 145 00:08:47,330 --> 00:08:49,330 わりい…。 146 00:08:49,330 --> 00:08:52,650 今すぐ 飲みたいな…。 あっ? ジュース…。 147 00:08:52,650 --> 00:08:55,670 だって 今日が 最後の登校日なんだ。 148 00:08:55,670 --> 00:08:58,670 今 飲まないと もう 永遠に…。 149 00:08:58,670 --> 00:09:02,580 お… 俺 買ってきます…。 えっ? おぉ…。 150 00:09:02,580 --> 00:09:05,010 (ジュースを飲む音) 151 00:09:05,010 --> 00:09:08,010 ありがとう… 少しだけ 救われたよ。 152 00:09:08,010 --> 00:09:10,020 お… おう…。 あっ…。 153 00:09:10,020 --> 00:09:15,170 そういえば… 学食の 最高級キャビア丼 154 00:09:15,170 --> 00:09:18,010 結局 一度も 頼んだことなかったな…。 155 00:09:18,010 --> 00:09:20,660 このまま 食べずに 退学になったら 156 00:09:20,660 --> 00:09:27,100 後悔が残って やさぐれた人生に なってしまいそうだ…。 157 00:09:27,100 --> 00:09:30,800 (キャビア丼を食べてる そしゃく音) 158 00:09:32,670 --> 00:09:34,720 ぷは~っ! 159 00:09:34,720 --> 00:09:39,760 そうだ 僕 一度でいいから 胸に ステラつけてみたかったな。 160 00:09:39,760 --> 00:09:42,170 誰か 貸してくれないかなぁ…。 161 00:09:42,170 --> 00:09:44,330 テメ…! いや 162 00:09:44,330 --> 00:09:47,320 僕も ステラ獲得に向けて 頑張ってたんだ…。 163 00:09:47,320 --> 00:09:52,010 でも 倒産の話を聞いてからは 勉強どころではなくて…。 164 00:09:52,010 --> 00:09:54,660 筋違いなのは わかっていても 165 00:09:54,660 --> 00:09:59,680 デズモンドへの怒りが 僕を支配して…。 166 00:09:59,680 --> 00:10:02,650 あぁ~! 誰か 写真 撮ってくれ! 167 00:10:02,650 --> 00:10:05,610 すぐ 返せよ! じゃあ 次は…。 168 00:10:05,610 --> 00:10:08,680 おい お前! あんま調子 乗んなよ! 169 00:10:08,680 --> 00:10:13,850 来月くらいにはさ きっと 僕んちは 一文無しになって 170 00:10:13,850 --> 00:10:16,730 それで きっと僕は 人身売買とかで 171 00:10:16,730 --> 00:10:19,250 ウェスタリスに 売られたりしちゃうんだ…。 172 00:10:19,250 --> 00:10:22,670 そこでは 奴隷のような日々が 待ってるんだ…。 173 00:10:22,670 --> 00:10:24,670 哀れな僕…。 174 00:10:24,670 --> 00:10:27,540 だから 今 この つかの間を楽しむことくらい 175 00:10:27,540 --> 00:10:29,560 許されてもいいだろう!? 176 00:10:29,560 --> 00:10:33,120 ゴミの僕には その資格も ないのかい!? 177 00:10:33,120 --> 00:10:35,000 (肩を叩く音) 178 00:10:35,000 --> 00:10:37,670 んっ? 大丈夫。 179 00:10:37,670 --> 00:10:39,670 西は 安心の国。 180 00:10:39,670 --> 00:10:42,270 《父も偉い人も いいヤツ》 181 00:10:44,360 --> 00:10:47,700 《本当のウェスタリスを 知りもしないくせに…。 182 00:10:47,700 --> 00:10:50,230 慰めてくれてるのか? 183 00:10:50,230 --> 00:10:52,270 みんな 優しいな…。 184 00:10:52,270 --> 00:10:56,170 こんなに よくしてもらったのは初めてだ…。 185 00:10:56,170 --> 00:10:59,010 あれ? 186 00:10:59,010 --> 00:11:02,700 なんか… 目から 塩水が止まらないよ…》 187 00:11:02,700 --> 00:11:05,120 ジョージくん…。 (泣き声) 188 00:11:05,120 --> 00:11:08,000 ねぇ… 最後の わがまま いいかな? 189 00:11:08,000 --> 00:11:12,360 僕 年度末の 合唱コンクールが楽しみだったんだ! 190 00:11:12,360 --> 00:11:15,990 歌で みんなと ひとつになりたかったんだ! 191 00:11:15,990 --> 00:11:18,700 だめかな…? だめだよね…。 192 00:11:18,700 --> 00:11:22,030 《ユーイン/ダミアン/エミール:あれ… 俺たちも なんか…》 193 00:11:22,030 --> 00:11:24,070 (深呼吸) 194 00:11:24,070 --> 00:11:28,100 「ラー ララー ララララー」 195 00:11:28,100 --> 00:11:30,020 ベッキー マジか…。 196 00:11:30,020 --> 00:11:33,680 (2人)「ラー ラララララララー」 197 00:11:33,680 --> 00:12:01,040 ~ 198 00:12:01,040 --> 00:12:03,520 《みんな ありがとう…。 199 00:12:03,520 --> 00:12:07,320 最高の思い出を ありがとう!》 200 00:12:17,350 --> 00:12:19,340 (ダミアン)ジョージ。 んっ? 201 00:12:19,340 --> 00:12:21,360 これ やるよ。 202 00:12:21,360 --> 00:12:25,000 俺が 愛用してた文房具だ。 (鼻をすする音) 203 00:12:25,000 --> 00:12:27,350 高いんだぜ! 204 00:12:27,350 --> 00:12:30,680 学校 やめても 俺たちのこと 忘れんなよ? 205 00:12:30,680 --> 00:12:32,840 ダミアンくん…。 206 00:12:32,840 --> 00:12:35,540 みんな…。 207 00:12:35,540 --> 00:12:38,530 私 このお気に入りの本あげる! 208 00:12:38,530 --> 00:12:40,510 僕は この時計を! 209 00:12:40,510 --> 00:12:43,430 大切にしてね! うぅ…。 210 00:12:43,430 --> 00:12:46,520 アーニャも 道端に落ちてた葉っぱあげる。 211 00:12:46,520 --> 00:12:49,520 違う学校に行っても 元気でやれよ! 212 00:12:49,520 --> 00:12:52,560 私たち 3組は いつでも一緒よ! 213 00:12:52,560 --> 00:12:55,610 ありがとう 僕 頑張るよ! 214 00:12:55,610 --> 00:13:00,330 この胸の痛みを 強さに変えて これからの苦難に満ちた人生を 215 00:13:00,330 --> 00:13:03,850 くじけることなく 歩んでゆくよ~! 216 00:13:03,850 --> 00:13:08,360 《さようなら みんな! 217 00:13:08,360 --> 00:13:12,710 さようなら 愛するイーデン!》 218 00:13:12,710 --> 00:13:28,340 ~ 219 00:13:28,340 --> 00:13:30,340 (ボンド)クワー。 220 00:13:30,340 --> 00:13:33,660 てことがあった。 (ヨル)いい話ですね…。 221 00:13:33,660 --> 00:13:35,680 (ロイド)そ… そうか…。 222 00:13:35,680 --> 00:13:38,030 ていうか GLOOMAN製薬は 223 00:13:38,030 --> 00:13:40,850 買収されるだけで 倒産はしないぞ? 224 00:13:40,850 --> 00:13:42,860 (ジョージ)えっ? 225 00:13:42,860 --> 00:13:47,860 経営危機だった 我が社を デズモンドグループが 救ってくれたのだ。 226 00:13:47,860 --> 00:13:49,850 経営陣は変わるが 227 00:13:49,850 --> 00:13:54,020 私含め 研究チームなども 丸ごと 迎え入れてくれた。 228 00:13:54,020 --> 00:13:58,190 このうえない好条件に 感謝しきれんくらいだ。 229 00:13:58,190 --> 00:14:02,180 社長という肩書と GLOOMANの社名を 失うゆえ 230 00:14:02,180 --> 00:14:06,200 お前には なんと伝えたものか 考えあぐねていたが…。 231 00:14:06,200 --> 00:14:08,160 じ… じゃあ 232 00:14:08,160 --> 00:14:12,250 ウェスタリスでの奴隷生活は… 学校は…。 233 00:14:12,250 --> 00:14:14,540 んっ? なに 言ってる? 234 00:14:14,540 --> 00:14:19,040 明日からも 普通に通え。 宿題 やったのか? 235 00:14:24,560 --> 00:14:38,180 ~ 236 00:14:38,180 --> 00:14:42,000 もらったもの ちゃんと 返しなさいよね。 237 00:14:42,000 --> 00:14:44,670 ジュース代も 返せよな。 238 00:14:44,670 --> 00:14:46,670 はっ! (肩を叩く音) 239 00:15:00,660 --> 00:15:05,680 (寝息) 240 00:15:05,680 --> 00:15:07,680 (ノック) 241 00:15:07,680 --> 00:15:09,670 (ドアが開く音) 242 00:15:09,670 --> 00:15:12,670 アーニャ そろそろ起きないと 遅刻するぞ。 243 00:15:12,670 --> 00:15:15,010 うぅん…。 朝ごはん できてるから 244 00:15:15,010 --> 00:15:18,680 着替えて 顔 洗ってこい。 お~き~ど~き~。 245 00:15:18,680 --> 00:15:20,980 (ドアを閉める音) 246 00:15:23,010 --> 00:15:26,850 (寝息) 247 00:15:26,850 --> 00:15:29,750 あ~っ 寝坊した~! 248 00:15:31,840 --> 00:15:33,820 アーニャ 朝から 大ピンチ! 249 00:15:33,820 --> 00:15:35,840 コラ 食べながら しゃべるな。 250 00:15:35,840 --> 00:15:37,850 ふぅ…。 251 00:15:37,850 --> 00:15:41,680 遅刻や忘れ物も 積もり積もれば 罰を食らうぞ。 252 00:15:41,680 --> 00:15:45,350 トニトが 8つたまれば退学だ。 気をつけろ。 253 00:15:45,350 --> 00:15:47,350 き 厳しいですね…。 254 00:15:50,990 --> 00:15:52,980 間に合って よかったですね。 255 00:15:52,980 --> 00:15:55,660 それでは 僕も そろそろ病院に…。 256 00:15:55,660 --> 00:15:58,530 ヨルさんは? 今日は 半休で 257 00:15:58,530 --> 00:16:01,070 市役所のお仕事は 午後からなんです。 258 00:16:01,070 --> 00:16:04,670 じゃあ 少し ゆっくりできますね。 いってきます。 259 00:16:04,670 --> 00:16:08,470 いってらっしゃい! お仕事 頑張ってください! 260 00:16:11,710 --> 00:16:13,710 (ドアが開く音) 261 00:16:16,280 --> 00:16:20,380 フフッ… 今日は ボンドさんも お寝坊さんですね。 262 00:16:22,360 --> 00:16:24,360 あれは…。 263 00:16:26,410 --> 00:16:28,810 アーニャさん 失礼しますね。 264 00:16:33,180 --> 00:16:35,170 んっ? 265 00:16:35,170 --> 00:16:38,090 《大変 忘れ物です!?》 266 00:16:38,090 --> 00:16:40,990 ヘンリー:アーニャ・フォージャー! 267 00:16:40,990 --> 00:16:44,180 忘れ物により 退学に処す! 268 00:16:44,180 --> 00:16:46,680 ガーン! 269 00:16:48,680 --> 00:16:50,670 ペッ! 270 00:16:50,670 --> 00:16:53,170 だめです アーニャさん 早まっては! 271 00:16:53,170 --> 00:16:56,660 ロイドさんも 悲しみます! 272 00:16:56,660 --> 00:16:58,690 ボフッ! ハッ!? 273 00:16:58,690 --> 00:17:00,710 《こうしてはいられません! 274 00:17:00,710 --> 00:17:03,710 アーニャさんに 届けないと!》 275 00:17:11,690 --> 00:17:13,840 《え~っと バス停は…? 276 00:17:13,840 --> 00:17:18,000 スクールバスじゃないから 途中で 乗り換えないとですよね? 277 00:17:18,000 --> 00:17:19,980 あ あれ? でも 278 00:17:19,980 --> 00:17:22,650 バスと電車 どっちが速いんでしょう? 279 00:17:22,650 --> 00:17:25,320 うぅ… ああ もう…。 280 00:17:25,320 --> 00:17:29,320 うぅ… こうしている間にも 時間が…。 281 00:17:29,320 --> 00:17:35,750 体育の授業に 間に合わなかったら どうしましょう!?》 282 00:17:35,750 --> 00:17:37,750 あっ! 283 00:17:40,670 --> 00:17:42,670 えいっ! 284 00:17:44,660 --> 00:17:46,690 はぁ~。 285 00:17:46,690 --> 00:18:00,340 ~ 286 00:18:00,340 --> 00:18:02,740 すみません 失礼します! 287 00:18:10,160 --> 00:18:13,000 《待っててください アーニャさん!》 288 00:18:13,000 --> 00:18:15,670 (鐘の音) 289 00:18:15,670 --> 00:18:18,170 《つ… 着きました…。 290 00:18:18,170 --> 00:18:21,160 でも アーニャさんは どこでしょう? 291 00:18:21,160 --> 00:18:23,180 うぅ… たしか 292 00:18:23,180 --> 00:18:26,730 授業ごとに 教室が違うって 言ってたような…》 293 00:18:26,730 --> 00:18:30,790 遅刻や忘れ物も 積もり積もれば 罰を食らうぞ。 294 00:18:30,790 --> 00:18:33,500 トニトが 8つたまれば退学だ 295 00:18:33,500 --> 00:18:36,840 《そうでした! 忘れ物は 秘密にしないと! 296 00:18:36,840 --> 00:18:41,660 でも そうすると 誰かに 聞くわけにもいかないですし…。 297 00:18:41,660 --> 00:18:43,680 捜すしかないですね!》 298 00:18:43,680 --> 00:18:54,110 (話し声) 299 00:18:54,110 --> 00:18:58,850 なぁなぁ B棟に出る お化けのうわさ 知ってる? 300 00:18:58,850 --> 00:19:02,020 怪奇 蜘蛛女 ってやつ! シャー! 301 00:19:02,020 --> 00:19:06,220 バーカ いるわけねえだろ そんなの…。 302 00:19:12,530 --> 00:19:14,730 ギャー! 蜘蛛女! 303 00:19:16,700 --> 00:19:20,330 《目立つのは よくないですね。 304 00:19:20,330 --> 00:19:24,360 う~ん… 下手すると 通報されてしまうかも。 305 00:19:24,360 --> 00:19:27,220 あっ そうだ! 変装したら どうでしょう。 306 00:19:27,220 --> 00:19:31,000 そうすれば 堂々と アーニャさんを捜せます》 307 00:19:31,000 --> 00:19:33,000 先生! 先生! 先生! 308 00:19:33,000 --> 00:19:36,670 え~と… えぇ~っ… 309 00:19:36,670 --> 00:19:38,670 《や やめておきましょう…。 310 00:19:38,670 --> 00:19:40,650 何か 他に よい手は…》 311 00:19:40,650 --> 00:19:46,090 (動物たちの鳴き声) 312 00:19:46,090 --> 00:19:48,860 《あら? この動物さんたち 313 00:19:48,860 --> 00:19:51,260 入学試験のときの…》 314 00:19:59,660 --> 00:20:01,680 ブヒッ! ブー! (尻尾を踏む音) 315 00:20:01,680 --> 00:20:05,680 (動物たちの鳴き声) 316 00:20:09,070 --> 00:20:12,670 《だめです 見つかっちゃいます!》 317 00:20:12,670 --> 00:20:15,360 ヨルさん なんで ここに!? 318 00:20:15,360 --> 00:20:17,840 《俺が 出勤してると見せかけ 319 00:20:17,840 --> 00:20:21,260 学校に潜入していることに 勘づいて追ってきたのか!? 320 00:20:21,260 --> 00:20:23,160 いやいや そんなわけ…。 321 00:20:23,160 --> 00:20:25,480 んっ? 何か持ってるな…》 322 00:20:25,480 --> 00:20:28,840 (鐘の音) 323 00:20:28,840 --> 00:20:32,740 《うぅ… アーニャさん どこですか?》 324 00:20:38,810 --> 00:20:41,830 《アーニャさん…》 325 00:20:41,830 --> 00:20:44,690 アーニャさん! 母! 326 00:20:44,690 --> 00:20:48,690 あっ… シーッ です! 327 00:20:50,830 --> 00:20:54,850 アーニャさん… うぅ… よかったです 会えて…。 328 00:20:54,850 --> 00:20:56,850 はい これ 忘れ物です。 329 00:20:56,850 --> 00:20:58,830 おぉ~。 330 00:20:58,830 --> 00:21:03,990 大丈夫ですか? ちゃんと 体育の授業に 間に合いましたか? 331 00:21:03,990 --> 00:21:07,680 んっ? どうかしましたか? アーニャさん。 332 00:21:07,680 --> 00:21:10,830 今日 体育の授業 ない。 333 00:21:10,830 --> 00:21:14,350 えっ? だから 体操着 いらない。 334 00:21:14,350 --> 00:21:18,050 えぇ~っ!? そんな…。 335 00:21:23,510 --> 00:21:27,510 《ま… まあ でも 忘れ物じゃなかったんですから 336 00:21:27,510 --> 00:21:29,500 いいことですよね…》 337 00:21:29,500 --> 00:21:31,500 ヨルさん! あっ。 338 00:21:31,500 --> 00:21:34,690 ロイドさん!? 病院に 行かれたのでは…? 339 00:21:34,690 --> 00:21:36,840 ええ… 病院 行ったあと 340 00:21:36,840 --> 00:21:39,820 自宅療養の患者の 往診をしてまして。 341 00:21:39,820 --> 00:21:42,710 ヨルさんこそ どうして ここに? 342 00:21:42,710 --> 00:21:47,000 えっ? あの 実は…。 343 00:21:47,000 --> 00:21:51,850 そうですか アーニャの忘れ物を 届けに…。 344 00:21:51,850 --> 00:21:53,900 ありがとうございます。 345 00:21:53,900 --> 00:21:56,160 《いったい 何事かと思ったが 346 00:21:56,160 --> 00:21:59,180 わざわざ 接触して 確認するほどでもなかったか》 347 00:21:59,180 --> 00:22:04,320 いえ… 結局 勘違いで お役に立てませんでしたし…。 348 00:22:04,320 --> 00:22:07,330 そもそも 時間割を 把握していれば…。 349 00:22:07,330 --> 00:22:10,690 母親失格です…。 そんなことは…。 350 00:22:10,690 --> 00:22:14,010 《ヨルさんが 落ち込んだままだと 任務に差し支える》 351 00:22:14,010 --> 00:22:15,990 そうだ! んっ? 352 00:22:15,990 --> 00:22:20,160 病院へ帰る前に 外で 昼食をとろうと思ってたんです。 353 00:22:20,160 --> 00:22:24,170 せっかくですし ヨルさんも 一緒に いかがですか? 354 00:22:24,170 --> 00:22:27,170 はい! 実は この近くに 355 00:22:27,170 --> 00:22:29,160 ランチの おいしい店があるんです。 356 00:22:29,160 --> 00:22:31,660 わぁ~ 楽しみです!