1 00:00:03,503 --> 00:00:06,006 ⸨ディアナ:もう マリーなんて知らない! 2 00:00:06,006 --> 00:00:08,508 (マリー)私だって知らないもん! 3 00:00:10,677 --> 00:00:12,679 (ディアナ)べ~っ! 4 00:00:14,681 --> 00:00:18,018 今日は聖女様の本を読んであげる。 5 00:00:18,018 --> 00:00:20,020 (ディアナ)聖女様…。 6 00:00:20,020 --> 00:00:22,523 あなたも聖女様のように➨ 7 00:00:22,523 --> 00:00:27,027 大切な人を守る 優しい人になるのよ。 8 00:00:27,027 --> 00:00:29,029 《私にできっこないよ。 9 00:00:29,029 --> 00:00:32,532 今日だって 友達と喧嘩しちゃったもん》 10 00:00:32,532 --> 00:00:36,370 聖女様は 不思議な力をお持ちです。 11 00:00:36,370 --> 00:00:40,073 その力は いつでも みんなのために…。 12 00:00:44,044 --> 00:00:47,547 あなた だぁれ? 13 00:00:55,055 --> 00:00:59,726 聖女の力は今 あなたに引き継がれました。 14 00:00:59,726 --> 00:01:02,663 これよりあなたが聖女ディアナです。 15 00:01:02,663 --> 00:01:04,665 あぁ…。 16 00:01:11,505 --> 00:01:14,308 んっ… ん? 17 00:01:16,510 --> 00:01:19,012 あっ す… すごい! 18 00:01:19,012 --> 00:01:21,014 ねぇ みんな! (ドアが開く音) 19 00:01:21,014 --> 00:01:24,017 私 聖女様になったみたい! 20 00:01:24,017 --> 00:01:27,187 はいはい くだらないこと言ってないで➨ 21 00:01:27,187 --> 00:01:29,523 さっさと畑作業してきな。 んっ ん~! 22 00:01:29,523 --> 00:01:34,027 しりぞけ! 23 00:01:34,027 --> 00:01:37,197 ほら これが聖女様の結界よ! 24 00:01:37,197 --> 00:01:40,367 ひ… ひぇ~! ほ… 本物!? 25 00:01:40,367 --> 00:01:44,538 大変なことが起こったよ。 村のみんなに知らせにゃ!⸩ 26 00:01:44,538 --> 00:01:49,710 <ディアナ:こうして パリスタン王国の 小さな農村で生まれた➨ 27 00:01:49,710 --> 00:01:55,115 ごく普通の村娘の人生は ある日 突然 大きく変わったの> 28 00:03:42,022 --> 00:03:45,192 わぁ… たくさん来てる。 29 00:03:45,192 --> 00:03:47,694 人気者は忙しいね~。 30 00:03:47,694 --> 00:03:49,696 (ドアの開閉音) 31 00:03:49,696 --> 00:03:51,698 みんな こんにちは! 32 00:03:51,698 --> 00:03:54,034 あっ マリー! 33 00:03:54,034 --> 00:03:57,204 この間はごめん! 仲直りしよう。 34 00:03:57,204 --> 00:03:59,206 (マリー)えっ あ…。 あっ。 35 00:03:59,206 --> 00:04:01,475 わ… 私なんかがディアナ様と…。 36 00:04:01,475 --> 00:04:03,977 こら 頭下げて! 37 00:04:03,977 --> 00:04:06,980 えっ あ… あの…。 38 00:04:11,485 --> 00:04:14,988 我々はディアナ聖教の者です。 39 00:04:14,988 --> 00:04:18,658 聖女ディアナ様を お迎えに上がりました。 40 00:04:18,658 --> 00:04:23,497 さぁ 参りましょう。 あなたを待つ 民の元へ。 41 00:04:23,497 --> 00:04:25,832 (ディアナ)えっ そんな急に…。 42 00:04:25,832 --> 00:04:31,538 いってらっしゃいませ サーニャ… いえ ディアナ様。 43 00:04:33,507 --> 00:04:37,511 《聖女様になったなんて 言うんじゃなかった》 44 00:04:39,513 --> 00:04:42,516 先代のディアナ様は亡くなられました。 45 00:04:42,516 --> 00:04:46,520 これからは 新たに お目覚めになられたあなた➨ 46 00:04:46,520 --> 00:04:51,024 聖女ディアナ様が この国を守っていくのです。 47 00:04:51,024 --> 00:04:54,027 《そっか… もう ただの私を➨ 48 00:04:54,027 --> 00:04:57,030 必要としてくれる人なんて いないんだ。 49 00:04:57,030 --> 00:05:00,300 それなら 受け継いだこの力を使って➨ 50 00:05:00,300 --> 00:05:05,472 世のため人のために 聖女様として生きていけば…》 51 00:05:05,472 --> 00:05:07,474 はぁ…。 52 00:05:07,474 --> 00:05:11,978 (スカーレット)ご機嫌麗しゅう ディアナ様。 53 00:05:11,978 --> 00:05:16,983 《この人が… もう一人の聖女様》 54 00:05:26,827 --> 00:05:30,497 (ディアナ)ねぇ スカーレットお姉様。 (スカーレット)はい。 55 00:05:30,497 --> 00:05:35,001 なんでお姉様って完璧なの? 56 00:05:35,001 --> 00:05:40,006 私なんて 聖女の力がなければ なにも出来ない。 57 00:05:40,006 --> 00:05:44,344 なんの価値もない ただの村娘なのに。 58 00:05:44,344 --> 00:05:48,014 (泣き声) 59 00:05:48,014 --> 00:05:53,353 ディアナ様。 いつも元気で明るい ディアナ様を見ていると➨ 60 00:05:53,353 --> 00:05:56,189 皆さんが笑顔になります。 61 00:05:56,189 --> 00:05:59,192 それは誰でも 出来ることではありません。 62 00:05:59,192 --> 00:06:04,464 聖女様ではなく ディアナ様だから 出来ることなのですよ。 63 00:06:04,464 --> 00:06:07,968 《そんなことない…。 64 00:06:07,968 --> 00:06:12,472 私は本当は ちっとも元気で 明るい子なんかじゃない。 65 00:06:12,472 --> 00:06:15,642 心の中では いつもうじうじしてて➨ 66 00:06:15,642 --> 00:06:19,045 他人から自分が どう思われてるか不安で》 67 00:06:21,982 --> 00:06:25,986 《とっても嫉妬深い子なの》 68 00:06:31,324 --> 00:06:33,326 (ノック) 69 00:06:33,326 --> 00:06:35,328 はい。 (ドアを開ける音) 70 00:06:35,328 --> 00:06:38,331 (シグルド)失礼します。 ジュリアス殿下がお呼びです。 71 00:06:40,500 --> 00:06:43,003 (ディアナ)スカーレットお姉様は…。 72 00:06:43,003 --> 00:06:45,505 (ジュリアス)まだ目覚めない。 73 00:06:51,511 --> 00:06:55,015 (ディアナ)もう知っているのね。 74 00:06:55,015 --> 00:06:58,018 私がみんなを裏切っていたこと。 75 00:06:58,018 --> 00:07:01,454 (ジュリアス)捕縛したパルミア教の幹部が 口を割った。 76 00:07:01,454 --> 00:07:04,958 ディアナ ディオス この2人が➨ 77 00:07:04,958 --> 00:07:08,795 ディアナ聖教に関する 重要な情報を流していると。 78 00:07:08,795 --> 00:07:11,965 そうよ 全部 私のせい。 79 00:07:11,965 --> 00:07:15,969 お姉様まで危険な目に遭わせて。 80 00:07:15,969 --> 00:07:18,972 どうするの? 捕まえる? 81 00:07:18,972 --> 00:07:22,976 はぁ… 聖女を捕まえたとなれば➨ 82 00:07:22,976 --> 00:07:25,478 その後の事態の収拾が つかなくなる。 83 00:07:25,478 --> 00:07:30,984 そして 眠っている間に お前の身に何かあったとしたら➨ 84 00:07:30,984 --> 00:07:34,487 スカーレットが悲しむだろうからな。 85 00:07:34,487 --> 00:07:38,158 聖地巡礼が終わるまでは 不問とするが➨ 86 00:07:38,158 --> 00:07:42,996 理由は説明してもらうぞ。 なぜ裏切った? 87 00:07:42,996 --> 00:07:44,998 それは…。 88 00:07:44,998 --> 00:07:46,100 あっ! 89 00:07:50,003 --> 00:07:53,006 (レオナルド)なんだ!? (パラガス)大聖石がある方角です! 90 00:07:53,006 --> 00:07:56,509 (レオナルド)光の… 柱? 91 00:08:03,450 --> 00:08:05,552 (テレネッツァ)ふっ。 92 00:08:11,958 --> 00:08:15,128 愛の光が降り注ぎましたね。 93 00:08:15,128 --> 00:08:19,966 (パルミア教団員たち)おぉ! すばらしい。 さすがテレネッツァ様。 94 00:08:19,966 --> 00:08:23,970 《ナナカ:パルミア教のやつら 大聖石を一瞬で…》 95 00:08:23,970 --> 00:08:28,308 (アヴェリン)なんと 神々しく美しい御業。 96 00:08:28,308 --> 00:08:31,311 (バロック)ただいま 任務より戻りました。 97 00:08:31,311 --> 00:08:35,648 我らがパルミア教の美しき巫女 テレネッツァ様。 98 00:08:35,648 --> 00:08:39,652 ご苦労さまです アヴェリン様 バロック様。 99 00:08:39,652 --> 00:08:44,991 そして… エルドランド皇国 白麗神聖騎士団の皆様。 100 00:08:44,991 --> 00:08:47,660 ご協力 感謝いたします。 101 00:08:47,660 --> 00:08:51,998 ヴァンキッシュに向かった ミシュランじじいの姿がないな。 102 00:08:51,998 --> 00:08:54,501 交渉は失敗に終わったか? 103 00:08:54,501 --> 00:08:59,005 (アヴェリン)そういうお前は ファルコニアを うまく動かせたのだろうな。 104 00:08:59,005 --> 00:09:00,940 すべて手はず通りだ。 105 00:09:00,940 --> 00:09:04,277 そうか。 なら心配はないだろう。 106 00:09:04,277 --> 00:09:08,114 ヴァンキッシュは長年 パリスタンと争ってきた国だ。 107 00:09:08,114 --> 00:09:13,119 この好機… 必ず 我らの話に乗ってくる。 108 00:09:13,119 --> 00:09:16,456 《パルミア教は 各国と手を組んでいるのか!? 109 00:09:16,456 --> 00:09:21,628 クッ まずい。 早くスカーレットたちに知らせないと》 110 00:09:21,628 --> 00:09:26,132 ところでテレネッツァ様 薄汚いネズミがいるようです。 111 00:09:26,132 --> 00:09:29,636 始末してもよろしいですか? 112 00:09:29,636 --> 00:09:32,972 その必要はありません。 113 00:09:32,972 --> 00:09:34,974 あっ! 114 00:09:34,974 --> 00:09:37,977 《ぐっ… しまっ… た》 115 00:09:39,979 --> 00:09:44,651 あら あなたは たしかスカーレットの…。 116 00:09:44,651 --> 00:09:49,989 《ごめん スカーレット… ヘマをした》 117 00:09:49,989 --> 00:09:53,092 ウフフフ…。 118 00:09:55,995 --> 00:09:58,331 (レオナルド)確認に行った 兵によりますと➨ 119 00:09:58,331 --> 00:10:01,334 大聖石は跡形もなく消滅。 120 00:10:01,334 --> 00:10:05,004 それに伴い 結界にほころびが出来…。 121 00:10:05,004 --> 00:10:09,676 スノーウィンドに向かって 魔物が多数接近中とのことです。 122 00:10:09,676 --> 00:10:12,846 魔物が到達するまで どれくらいだ? 123 00:10:12,846 --> 00:10:15,014 1時間もしないうちには。 124 00:10:15,014 --> 00:10:17,016 魔物の数は? 125 00:10:17,016 --> 00:10:20,854 クレアボヤンスで確認したところ 数千は確実かと。 126 00:10:20,854 --> 00:10:25,525 《群れを作らない魔物が そろって同じ行動をとるなど➨ 127 00:10:25,525 --> 00:10:27,694 明らかに異常だ》 128 00:10:27,694 --> 00:10:31,364 スノーウィンドの兵たちだけでは 長くは保たないでしょう。 129 00:10:31,364 --> 00:10:33,366 ご指示を! 130 00:10:33,366 --> 00:10:36,870 ホーリーオーダーズ 集結せよ! 131 00:10:36,870 --> 00:10:39,706 (ジュリアス)これより 住民を避難させる。 132 00:10:39,706 --> 00:10:44,711 地域を分担して声をかけ 住民全員を広場に誘導。 133 00:10:44,711 --> 00:10:49,048 その後 街の外へと避難させよ。 (パラガス・騎士団員たち)はっ! 134 00:10:49,048 --> 00:10:51,217 ジュリアス様! 今度はなんだ? 135 00:10:51,217 --> 00:10:53,386 王都より緊急伝達! 136 00:10:53,386 --> 00:10:58,725 神聖皇国エルドランドと公国ファルコニアが パリスタン王国に宣戦布告。 137 00:10:58,725 --> 00:11:01,995 現在 国境に向けて軍隊が進軍中。 138 00:11:01,995 --> 00:11:06,332 ジュリアス様は至急 王都に 戻られたしとのこと。 なっ。 139 00:11:06,332 --> 00:11:10,336 神は人に試練を与えるというが➨ 140 00:11:10,336 --> 00:11:14,507 この世界の神々の底意地の悪さは 筋金入りだな。 141 00:11:14,507 --> 00:11:19,512 フゥー。 さすがの私もドン引きだぞ。 142 00:11:19,512 --> 00:11:25,018 レオ お前は住民の避難を終えたら 駐屯兵を一時撤退させ➨ 143 00:11:25,018 --> 00:11:29,522 聖女一行と共に 急ぎ 王都のディアナ聖教本部に戻れ。 144 00:11:29,522 --> 00:11:33,626 承知いたしました! 私は一足先に王都へ戻る。 145 00:11:41,034 --> 00:11:43,536 行くぞ シグルド。 (シグルド)はっ! 146 00:11:43,536 --> 00:11:46,706 《みんなの様子が変。 147 00:11:46,706 --> 00:11:55,215 やっぱり あの光は ただ事じゃなかったんだわ。 148 00:11:55,215 --> 00:11:58,384 こんなはずじゃなかったのに》 149 00:11:58,384 --> 00:12:01,487 ⸨いつも明るい ディアナ様を見ていると➨ 150 00:12:01,487 --> 00:12:03,990 皆さんが笑顔になります⸩ 151 00:12:03,990 --> 00:12:08,661 今の私じゃ 誰一人笑顔に出来ないよ。 152 00:12:08,661 --> 00:12:13,499 だって 私の心は… 汚い。 153 00:12:13,499 --> 00:12:21,341 なんで 私は お姉さまのことが 世界中の誰よりも大好きなのに。 154 00:12:21,341 --> 00:12:25,511 誰よりも妬ましいんだろう。 155 00:12:25,511 --> 00:12:27,513 (倒れる音) 156 00:12:27,513 --> 00:12:31,017 (ドアが開く音) 157 00:12:31,017 --> 00:12:34,020 (ディオス)王子たち 忙しそうっすね。 158 00:12:34,020 --> 00:12:38,024 あっさり侵入出来ちゃったっすよ。 159 00:12:40,026 --> 00:12:42,528 私 スパイを辞める。 160 00:12:42,528 --> 00:12:45,698 もう パルミア教に情報を流さない。 161 00:12:45,698 --> 00:12:48,201 忘れたんすか? 162 00:12:48,201 --> 00:12:54,040 なんでディアナ聖教を裏切って パルミア教についたのかを。 163 00:12:54,040 --> 00:12:57,043 忘れるわけない。 164 00:12:57,043 --> 00:13:01,147 ⸨やはり 力は戻らぬか…。 165 00:13:01,147 --> 00:13:06,152 先代ディアナ様が使われていた 聖杖でもダメとは。 166 00:13:06,152 --> 00:13:11,658 神官長 今代のディアナ様はもう…。 167 00:13:11,658 --> 00:13:16,062 お早い代替わりを 願うしかないな。 168 00:13:19,999 --> 00:13:24,504 くっ! ダメっすよ 物に当たっちゃあ。 169 00:13:24,504 --> 00:13:26,506 (ディアナ)だっ 誰!? 170 00:13:26,506 --> 00:13:30,009 お初にお目にかかります ディアナ様。 171 00:13:30,009 --> 00:13:35,348 今月からホーリーオーダーズに入団しました ディオスって言います。 172 00:13:35,348 --> 00:13:38,017 なんの 用? 173 00:13:38,017 --> 00:13:43,022 加護の力… 取り戻したくないっすか? 174 00:13:43,022 --> 00:13:45,358 なっ 何言って…。 175 00:13:45,358 --> 00:13:48,027 加護は神様の恩寵。 176 00:13:48,027 --> 00:13:51,030 人の力じゃ どうやっても戻らない。 177 00:13:51,030 --> 00:13:54,033 でも…。 178 00:13:54,033 --> 00:13:56,536 聖女の加護!? 179 00:13:56,536 --> 00:14:01,474 女神パルミア様の力を借りれば 取り戻せる。 180 00:14:01,474 --> 00:14:04,977 あなた もしかして パルミア教の信者? 181 00:14:04,977 --> 00:14:08,981 正解。 パルミア教からのスパイっす。 182 00:14:08,981 --> 00:14:13,486 そして これは パルミアの巫女から頂いた結界石。 183 00:14:13,486 --> 00:14:16,656 ディアナ様の加護が宿ってるっす。 184 00:14:16,656 --> 00:14:19,826 これがあれば 失われた加護そのものを➨ 185 00:14:19,826 --> 00:14:22,829 元通りにすることも出来る。 186 00:14:22,829 --> 00:14:24,831 元通りに…。 187 00:14:24,831 --> 00:14:28,334 《聖女の加護を失った パリスタン王国は➨ 188 00:14:28,334 --> 00:14:30,336 魔物の脅威に晒される。 189 00:14:30,336 --> 00:14:34,540 そうなれば きっと たくさんの人が犠牲になる》 190 00:14:38,511 --> 00:14:42,348 ディアナ聖教の機密情報を1年間➨ 191 00:14:42,348 --> 00:14:46,519 俺を通じてパルミア教に流す。 条件はそれだけっす。 192 00:14:46,519 --> 00:14:50,523 でも 聖女の私が そんなことをしたら…。 193 00:14:50,523 --> 00:14:52,692 (ディオス)加護の力を取り戻せば➨ 194 00:14:52,692 --> 00:14:56,529 みんながまた ディアナ様の価値に気付きますよ。 195 00:14:56,529 --> 00:15:02,301 《私の価値… 加護が 使えない私には 何の価値もない。 196 00:15:02,301 --> 00:15:04,804 でも 力が戻れば…》 197 00:15:04,804 --> 00:15:09,642 約束して。 私が流した情報を使って➨ 198 00:15:09,642 --> 00:15:13,346 人々を苦しめたり 傷つけたりしないって!⸩ 199 00:15:15,314 --> 00:15:18,651 忘れるわけない。 けど…。 200 00:15:18,651 --> 00:15:20,653 ここでスパイをやめたら➨ 201 00:15:20,653 --> 00:15:23,656 今までの苦労が 全部 水の泡っすよ。 202 00:15:23,656 --> 00:15:26,492 それでも 私はもう➨ 203 00:15:26,492 --> 00:15:31,497 自分を大切にしてくれる人たちを 裏切りたくない。 204 00:15:31,497 --> 00:15:33,499 正しい道を行きたい。 205 00:15:33,499 --> 00:15:38,004 自分に恥じないように生きたい! お姉さまみたいに! 206 00:15:38,004 --> 00:15:44,844 じゃあ… その大切なお姉様が いなくなればいいんすかね。 207 00:15:44,844 --> 00:15:48,347 わぁ~っ! 208 00:15:48,347 --> 00:15:53,853 うぅ… お姉さまにだけは 絶対に手を出させない! 209 00:15:53,853 --> 00:15:56,355 この命に代えても! 210 00:15:56,355 --> 00:15:59,559 へぇ… いい度胸じゃないっすか。 211 00:16:09,969 --> 00:16:11,971 あぁっ! 212 00:16:14,473 --> 00:16:18,978 寝起きはやはり これに限りますね。 213 00:16:18,978 --> 00:16:22,815 あ~ スッキリした。 214 00:16:22,815 --> 00:16:25,151 お姉さま! 215 00:16:25,151 --> 00:16:29,055 御無事ですか? サーニャ様。 216 00:16:30,990 --> 00:16:35,328 (ジュリアス)我々が聖地巡礼に 出ている最中にこの騒ぎだ。 217 00:16:35,328 --> 00:16:38,664 大聖石の破壊と 二国の宣戦布告に➨ 218 00:16:38,664 --> 00:16:42,168 パルミア教が 関わっている可能性は高い。 219 00:16:42,168 --> 00:16:46,005 この機に乗じて ヴァンキッシュまで攻め込んできたら…。 220 00:16:46,005 --> 00:16:49,342 えっ 縁起でもないことを 仰るのはおやめください! 221 00:16:49,342 --> 00:16:51,510 まあ もしそうなれば➨ 222 00:16:51,510 --> 00:16:55,615 白旗を揚げて 降伏したフリでもするしか…。 223 00:16:58,351 --> 00:17:01,787 おい シグルド 白い布は持っているか? 224 00:17:01,787 --> 00:17:03,956 殿下 ご冗談を! 225 00:17:03,956 --> 00:17:07,460 (ジン)ジュリアス殿下と お見受けしますが いかに。 226 00:17:07,460 --> 00:17:09,795 違うと しらばっくれたかったのだが➨ 227 00:17:09,795 --> 00:17:13,132 お前が殿下と 大声で呼んでしまったからな。 228 00:17:13,132 --> 00:17:15,635 殿下のお顔は すでに割れていると思いますが。 229 00:17:15,635 --> 00:17:17,637 (着地音) 230 00:17:19,972 --> 00:17:23,476 (ジン)騎乗にて失礼いたしました。 231 00:17:23,476 --> 00:17:26,979 無断で国境を侵犯したことも 謝罪いたします。 232 00:17:26,979 --> 00:17:32,652 (ジン)ヴァンキッシュ帝国 紅天竜騎兵団 副団長 ジンと申します。 233 00:17:32,652 --> 00:17:36,155 アルフレイム殿下の 特使として参りました。 234 00:17:36,155 --> 00:17:40,493 陛下やスカーレットではなく 私にか。 235 00:17:40,493 --> 00:17:43,996 これは…。 236 00:17:43,996 --> 00:17:46,165 (ディオス)いでっ! (蹴り飛ばす音) 237 00:17:46,165 --> 00:17:50,169 ちょっと乱暴じゃないっすか こんな重傷者に~。 238 00:17:50,169 --> 00:17:52,838 口がきける程度に 治癒してやったろ! 239 00:17:52,838 --> 00:17:55,508 魔物を何とかした後は お前の尋問だ。 240 00:17:55,508 --> 00:17:59,679 魔物!? 縄解いてくれたら手伝うっすよ。 241 00:17:59,679 --> 00:18:03,282 やっぱり殺そう。 (スカーレット)それは困ります。 242 00:18:03,282 --> 00:18:05,284 (2人)スカーレット様! 243 00:18:05,284 --> 00:18:07,787 この方に お聞きしたいことがあるので➨ 244 00:18:07,787 --> 00:18:10,957 2人きりにしていただけますか? 245 00:18:10,957 --> 00:18:15,127 この展開 もしかして告白タイムっすか? 246 00:18:15,127 --> 00:18:19,031 さっきのパンチは 照れ隠し~? っと! 247 00:18:20,967 --> 00:18:22,969 おっ! 248 00:18:24,971 --> 00:18:26,973 てっ! 249 00:18:26,973 --> 00:18:29,308 ディアナ様から話は聞きました。 250 00:18:29,308 --> 00:18:32,478 ディオス様との間であったこと全て。 251 00:18:32,478 --> 00:18:35,982 じゃあ それ以上 何を知りたいと? 252 00:18:35,982 --> 00:18:39,485 パルミア教の情報っすか? 253 00:18:39,485 --> 00:18:42,321 あなたの本心です。 254 00:18:42,321 --> 00:18:45,491 式典の神輿が 倒れそうになった時➨ 255 00:18:45,491 --> 00:18:51,664 あなたは誰よりも早く ディアナ様に 駆け寄ろうとしていましたね。 256 00:18:51,664 --> 00:18:53,100 見てたんすか。 257 00:18:53,100 --> 00:18:56,002 その時のお顔が 私のことを心配する➨ 258 00:18:56,002 --> 00:18:59,939 お兄様とそっくりでした。 259 00:18:59,939 --> 00:19:04,110 参ったな。 お察しの通りっす。 260 00:19:04,110 --> 00:19:09,782 ディアナ… サーニャは俺の 腹違いの妹なんすよ。 261 00:19:09,782 --> 00:19:13,452 サーニャ様が… 腹違いの妹? 262 00:19:13,452 --> 00:19:19,458 俺 本当は母親がエルフで 父親が人間のハーフでして➨ 263 00:19:19,458 --> 00:19:21,961 サーニャと父親が一緒なんすよ。 264 00:19:21,961 --> 00:19:25,464 そのことをサーニャ様は? 知らないっすね。 265 00:19:25,464 --> 00:19:28,634 そもそも俺が サーニャの存在を知ったのは➨ 266 00:19:28,634 --> 00:19:31,971 こっそり 親父に会いに行ったときなんす。 267 00:19:31,971 --> 00:19:35,474 俺とおふくろを捨てて逃げた クソヤローを➨ 268 00:19:35,474 --> 00:19:39,979 一発ぶん殴ろうと思って。 そしたら そこに➨ 269 00:19:39,979 --> 00:19:44,316 無邪気に笑っているサーニャがいて。 270 00:19:44,316 --> 00:19:49,989 えっ 俺の妹 超絶可愛くね? って 思ったわけっすよ! 271 00:19:49,989 --> 00:19:54,493 あの勝ち気な目 性格 小柄な身体。 ⸨い~っ!⸩ 272 00:19:54,493 --> 00:19:57,163 ひと目で 好きになっちゃいましたよ。 273 00:19:57,163 --> 00:20:01,333 あっ 異性としてじゃないっすよ? あくまで妹としてっす。 274 00:20:01,333 --> 00:20:04,336 《完全にシスコンの顔を なさっていますね》 275 00:20:04,336 --> 00:20:10,009 だから どんな手を使ってでも サーニャの笑顔を取り戻したかった。 276 00:20:10,009 --> 00:20:12,344 パルミア教に入ったのも➨ 277 00:20:12,344 --> 00:20:16,682 加護の力を失って悲しんでる 妹の顔が見たくなくて。 278 00:20:16,682 --> 00:20:22,521 テレネッツァさんの加護を 取り戻せるって話に賭けたんす。 279 00:20:22,521 --> 00:20:26,025 でも サーニャはもう加護を 取り戻せなくてもいいって➨ 280 00:20:26,025 --> 00:20:33,032 言ってるんで。 俺もパルミア教とは 縁を切ろうと思うっす。 281 00:20:33,032 --> 00:20:36,368 って言っても信用ないと思うんで これを…。 282 00:20:36,368 --> 00:20:40,372 異端審問官しか知り得ない パルミア教の内部情報っす。 283 00:20:40,372 --> 00:20:43,542 んなぁ~! 何してんすか! 284 00:20:43,542 --> 00:20:45,711 つい反射的に。 285 00:20:45,711 --> 00:20:49,715 それがないと 俺が信用されないじゃ…。 286 00:20:49,715 --> 00:20:52,551 今まで散々騙してきたあなたを➨ 287 00:20:52,551 --> 00:20:57,223 今更こんな紙切れ一つで 信用出来るとお思いですか? 288 00:20:57,223 --> 00:20:59,992 妹の加護を 取り戻すためだったとしても➨ 289 00:20:59,992 --> 00:21:02,328 パルミア教に情報を流し➨ 290 00:21:02,328 --> 00:21:06,165 罪なき民を危険に晒したことに 変わりはありません。 291 00:21:06,165 --> 00:21:08,834 信用を取り戻したいのなら➨ 292 00:21:08,834 --> 00:21:11,837 これからも妹を そばで見守りたいのなら➨ 293 00:21:11,837 --> 00:21:15,341 あなたの軽い口から出る 百の言葉よりも➨ 294 00:21:15,341 --> 00:21:19,512 心を打ち明けるべきです。 295 00:21:19,512 --> 00:21:22,014 それに…。 296 00:21:22,014 --> 00:21:26,018 ⸨お話はわかりました。 297 00:21:26,018 --> 00:21:28,687 ですが どんな理由であれ➨ 298 00:21:28,687 --> 00:21:32,691 その悪事に加担して しまったことは あなたの罪です。 299 00:21:32,691 --> 00:21:34,693 はい。 300 00:21:34,693 --> 00:21:38,864 だから この件がすべて解決したあとで➨ 301 00:21:38,864 --> 00:21:43,702 皆様の前で過ちを謝罪し しかるべき罰を受けること。 302 00:21:43,702 --> 00:21:45,704 そして今は➨ 303 00:21:45,704 --> 00:21:51,110 サーニャ様の出来ることを 精一杯やること。 304 00:21:55,047 --> 00:21:57,550 はいっ!⸩ 305 00:21:57,550 --> 00:22:01,987 サーニャ様は あなたが思っているより➨ 306 00:22:01,987 --> 00:22:05,991 ずっと 強いお方です。