1 00:00:34,468 --> 00:00:36,970 ((ディアナ:もう マリーなんて知らない! 2 00:00:36,970 --> 00:00:39,473 (マリー)私だって知らないもん! 3 00:00:41,642 --> 00:00:43,644 (ディアナ)べ~っ! 4 00:00:45,646 --> 00:00:48,982 今日は聖女様の本を読んであげる。 5 00:00:48,982 --> 00:00:50,984 (ディアナ)聖女様…。 6 00:00:50,984 --> 00:00:53,487 あなたも聖女様のように➨ 7 00:00:53,487 --> 00:00:57,991 大切な人を守る 優しい人になるのよ。 8 00:00:57,991 --> 00:00:59,993 《私にできっこないよ。 9 00:00:59,993 --> 00:01:03,497 今日だって 友達と喧嘩しちゃったもん》 10 00:01:03,497 --> 00:01:07,334 聖女様は 不思議な力をお持ちです。 11 00:01:07,334 --> 00:01:11,038 その力は いつでも みんなのために…。 12 00:01:15,008 --> 00:01:18,512 あなた だぁれ? 13 00:01:26,019 --> 00:01:30,691 聖女の力は今 あなたに引き継がれました。 14 00:01:30,691 --> 00:01:33,627 これよりあなたが聖女ディアナです。 15 00:01:33,627 --> 00:01:35,629 あぁ…。 16 00:01:42,469 --> 00:01:45,272 んっ… ん? 17 00:01:47,474 --> 00:01:49,977 あっ す… すごい! 18 00:01:49,977 --> 00:01:51,979 ねぇ みんな! (ドアが開く音) 19 00:01:51,979 --> 00:01:54,982 私 聖女様になったみたい! 20 00:01:54,982 --> 00:01:58,151 はいはい くだらないこと言ってないで➨ 21 00:01:58,151 --> 00:02:00,487 さっさと畑作業してきな。 んっ ん~! 22 00:02:00,487 --> 00:02:04,992 しりぞけ! 23 00:02:04,992 --> 00:02:08,161 ほら これが聖女様の結界よ! 24 00:02:08,161 --> 00:02:11,331 ひ… ひぇ~! ほ… 本物!? 25 00:02:11,331 --> 00:02:15,502 大変なことが起こったよ。 村のみんなに知らせにゃ!)) 26 00:02:15,502 --> 00:02:20,674 <ディアナ:こうして パリスタン王国の 小さな農村で生まれた➨ 27 00:02:20,674 --> 00:02:26,079 ごく普通の村娘の人生は ある日 突然 大きく変わったの> 28 00:04:12,986 --> 00:04:16,156 わぁ… たくさん来てる。 29 00:04:16,156 --> 00:04:18,658 人気者は忙しいね~。 30 00:04:18,658 --> 00:04:20,660 (ドアの開閉音) 31 00:04:20,660 --> 00:04:22,662 みんな こんにちは! 32 00:04:22,662 --> 00:04:24,998 あっ マリー! 33 00:04:24,998 --> 00:04:28,168 この間はごめん! 仲直りしよう。 34 00:04:28,168 --> 00:04:30,170 (マリー)えっ あ…。 あっ。 35 00:04:30,170 --> 00:04:32,439 わ… 私なんかがディアナ様と…。 36 00:04:32,439 --> 00:04:34,941 こら 頭下げて! 37 00:04:34,941 --> 00:04:37,944 えっ あ… あの…。 38 00:04:42,449 --> 00:04:45,952 我々はディアナ聖教の者です。 39 00:04:45,952 --> 00:04:49,623 聖女ディアナ様を お迎えに上がりました。 40 00:04:49,623 --> 00:04:54,461 さぁ 参りましょう。 あなたを待つ 民の元へ。 41 00:04:54,461 --> 00:04:56,796 (ディアナ)えっ そんな急に…。 42 00:04:56,796 --> 00:05:02,502 いってらっしゃいませ サーニャ… いえ ディアナ様。 43 00:05:04,471 --> 00:05:08,475 《聖女様になったなんて 言うんじゃなかった》 44 00:05:10,477 --> 00:05:13,480 先代のディアナ様は亡くなられました。 45 00:05:13,480 --> 00:05:17,484 これからは 新たに お目覚めになられたあなた➨ 46 00:05:17,484 --> 00:05:21,988 聖女ディアナ様が この国を守っていくのです。 47 00:05:21,988 --> 00:05:24,991 《そっか… もう ただの私を➨ 48 00:05:24,991 --> 00:05:27,994 必要としてくれる人なんて いないんだ。 49 00:05:27,994 --> 00:05:31,264 それなら 受け継いだこの力を使って➨ 50 00:05:31,264 --> 00:05:36,436 世のため人のために 聖女様として生きていけば…》 51 00:05:36,436 --> 00:05:38,438 はぁ…。 52 00:05:38,438 --> 00:05:42,943 (スカーレット)ご機嫌麗しゅう ディアナ様。 53 00:05:42,943 --> 00:05:47,948 《この人が… もう一人の聖女様》 54 00:05:57,791 --> 00:06:01,461 (ディアナ)ねぇ スカーレットお姉様。 (スカーレット)はい。 55 00:06:01,461 --> 00:06:05,966 なんでお姉様って完璧なの? 56 00:06:05,966 --> 00:06:10,971 私なんて 聖女の力がなければ なにも出来ない。 57 00:06:10,971 --> 00:06:15,308 なんの価値もない ただの村娘なのに。 58 00:06:15,308 --> 00:06:18,979 (泣き声) 59 00:06:18,979 --> 00:06:24,317 ディアナ様。 いつも元気で明るい ディアナ様を見ていると➨ 60 00:06:24,317 --> 00:06:27,153 皆さんが笑顔になります。 61 00:06:27,153 --> 00:06:30,156 それは誰でも 出来ることではありません。 62 00:06:30,156 --> 00:06:35,428 聖女様ではなく ディアナ様だから 出来ることなのですよ。 63 00:06:35,428 --> 00:06:38,932 《そんなことない…。 64 00:06:38,932 --> 00:06:43,436 私は本当は ちっとも元気で 明るい子なんかじゃない。 65 00:06:43,436 --> 00:06:46,606 心の中では いつもうじうじしてて➨ 66 00:06:46,606 --> 00:06:50,010 他人から自分が どう思われてるか不安で》 67 00:06:52,946 --> 00:06:56,950 《とっても嫉妬深い子なの》 68 00:07:02,289 --> 00:07:04,291 (ノック) 69 00:07:04,291 --> 00:07:06,293 はい。 (ドアを開ける音) 70 00:07:06,293 --> 00:07:09,296 (シグルド)失礼します。 ジュリアス殿下がお呼びです。 71 00:07:11,464 --> 00:07:13,967 (ディアナ)スカーレットお姉様は…。 72 00:07:13,967 --> 00:07:16,469 (ジュリアス)まだ目覚めない。 73 00:07:22,475 --> 00:07:25,979 (ディアナ)もう知っているのね。 74 00:07:25,979 --> 00:07:28,982 私がみんなを裏切っていたこと。 75 00:07:28,982 --> 00:07:32,419 (ジュリアス)捕縛したパルミア教の幹部が 口を割った。 76 00:07:32,419 --> 00:07:35,922 ディアナ ディオス この2人が➨ 77 00:07:35,922 --> 00:07:39,759 ディアナ聖教に関する 重要な情報を流していると。 78 00:07:39,759 --> 00:07:42,929 そうよ 全部 私のせい。 79 00:07:42,929 --> 00:07:46,933 お姉様まで危険な目に遭わせて。 80 00:07:46,933 --> 00:07:49,936 どうするの? 捕まえる? 81 00:07:49,936 --> 00:07:53,940 はぁ… 聖女を捕まえたとなれば➨ 82 00:07:53,940 --> 00:07:56,443 その後の事態の収拾が つかなくなる。 83 00:07:56,443 --> 00:08:01,948 そして 眠っている間に お前の身に何かあったとしたら➨ 84 00:08:01,948 --> 00:08:05,452 スカーレットが悲しむだろうからな。 85 00:08:05,452 --> 00:08:09,122 聖地巡礼が終わるまでは 不問とするが➨ 86 00:08:09,122 --> 00:08:13,960 理由は説明してもらうぞ。 なぜ裏切った? 87 00:08:13,960 --> 00:08:15,962 それは…。 88 00:08:15,962 --> 00:08:17,964 あっ! 89 00:08:20,967 --> 00:08:23,970 (レオナルド)なんだ!? (パラガス)大聖石がある方角です! 90 00:08:23,970 --> 00:08:27,474 (レオナルド)光の… 柱? 91 00:08:34,414 --> 00:08:36,516 (テレネッツァ)ふっ。 92 00:08:42,922 --> 00:08:46,092 愛の光が降り注ぎましたね。 93 00:08:46,092 --> 00:08:50,930 (パルミア教団員たち)おぉ! すばらしい。 さすがテレネッツァ様。 94 00:08:50,930 --> 00:08:54,934 《ナナカ:パルミア教のやつら 大聖石を一瞬で…》 95 00:08:54,934 --> 00:08:59,272 (アヴェリン)なんと 神々しく美しい御業。 96 00:08:59,272 --> 00:09:02,275 (バロック)ただいま 任務より戻りました。 97 00:09:02,275 --> 00:09:06,613 我らがパルミア教の美しき巫女 テレネッツァ様。 98 00:09:06,613 --> 00:09:10,617 ご苦労さまです アヴェリン様 バロック様。 99 00:09:10,617 --> 00:09:15,955 そして… エルドランド皇国 白麗神聖騎士団の皆様。 100 00:09:15,955 --> 00:09:18,625 ご協力 感謝いたします。 101 00:09:18,625 --> 00:09:22,962 ヴァンキッシュに向かった ミシュランじじいの姿がないな。 102 00:09:22,962 --> 00:09:25,465 交渉は失敗に終わったか? 103 00:09:25,465 --> 00:09:29,969 (アヴェリン)そういうお前は ファルコニアを うまく動かせたのだろうな。 104 00:09:29,969 --> 00:09:31,905 すべて手はず通りだ。 105 00:09:31,905 --> 00:09:35,241 そうか。 なら心配はないだろう。 106 00:09:35,241 --> 00:09:39,078 ヴァンキッシュは長年 パリスタンと争ってきた国だ。 107 00:09:39,078 --> 00:09:44,083 この好機… 必ず 我らの話に乗ってくる。 108 00:09:44,083 --> 00:09:47,420 《パルミア教は 各国と手を組んでいるのか!? 109 00:09:47,420 --> 00:09:52,592 クッ まずい。 早くスカーレットたちに知らせないと》 110 00:09:52,592 --> 00:09:57,096 ところでテレネッツァ様 薄汚いネズミがいるようです。 111 00:09:57,096 --> 00:10:00,600 始末してもよろしいですか? 112 00:10:00,600 --> 00:10:03,937 その必要はありません。 113 00:10:03,937 --> 00:10:05,939 あっ! 114 00:10:05,939 --> 00:10:08,942 《ぐっ… しまっ… た》 115 00:10:10,944 --> 00:10:15,615 あら あなたは たしかスカーレットの…。 116 00:10:15,615 --> 00:10:20,954 《ごめん スカーレット… ヘマをした》 117 00:10:20,954 --> 00:10:24,057 ウフフフ…。 118 00:10:26,960 --> 00:10:29,295 (レオナルド)確認に行った 兵によりますと➨ 119 00:10:29,295 --> 00:10:32,298 大聖石は跡形もなく消滅。 120 00:10:32,298 --> 00:10:35,969 それに伴い 結界にほころびが出来…。 121 00:10:35,969 --> 00:10:40,640 スノーウィンドに向かって 魔物が多数接近中とのことです。 122 00:10:40,640 --> 00:10:43,810 魔物が到達するまで どれくらいだ? 123 00:10:43,810 --> 00:10:45,979 1時間もしないうちには。 124 00:10:45,979 --> 00:10:47,981 魔物の数は? 125 00:10:47,981 --> 00:10:51,818 クレアボヤンスで確認したところ 数千は確実かと。 126 00:10:51,818 --> 00:10:56,489 《群れを作らない魔物が そろって同じ行動をとるなど➨ 127 00:10:56,489 --> 00:10:58,658 明らかに異常だ》 128 00:10:58,658 --> 00:11:02,328 スノーウィンドの兵たちだけでは 長くは保たないでしょう。 129 00:11:02,328 --> 00:11:04,330 ご指示を! 130 00:11:04,330 --> 00:11:07,834 ホーリーオーダーズ 集結せよ! 131 00:11:07,834 --> 00:11:10,670 (ジュリアス)これより 住民を避難させる。 132 00:11:10,670 --> 00:11:15,675 地域を分担して声をかけ 住民全員を広場に誘導。 133 00:11:15,675 --> 00:11:20,013 その後 街の外へと避難させよ。 (パラガス・騎士団員たち)はっ! 134 00:11:20,013 --> 00:11:22,182 ジュリアス様! 今度はなんだ? 135 00:11:22,182 --> 00:11:24,350 王都より緊急伝達! 136 00:11:24,350 --> 00:11:29,689 神聖皇国エルドランドと公国ファルコニアが パリスタン王国に宣戦布告。 137 00:11:29,689 --> 00:11:32,959 現在 国境に向けて軍隊が進軍中。 138 00:11:32,959 --> 00:11:37,297 ジュリアス様は至急 王都に 戻られたしとのこと。 なっ。 139 00:11:37,297 --> 00:11:41,301 神は人に試練を与えるというが➨ 140 00:11:41,301 --> 00:11:45,471 この世界の神々の底意地の悪さは 筋金入りだな。 141 00:11:45,471 --> 00:11:50,476 フゥー。 さすがの私もドン引きだぞ。 142 00:11:50,476 --> 00:11:55,982 レオ お前は住民の避難を終えたら 駐屯兵を一時撤退させ➨ 143 00:11:55,982 --> 00:12:00,486 聖女一行と共に 急ぎ 王都のディアナ聖教本部に戻れ。 144 00:12:00,486 --> 00:12:04,591 承知いたしました! 私は一足先に王都へ戻る。 145 00:12:11,998 --> 00:12:14,500 行くぞ シグルド。 (シグルド)はっ! 146 00:12:14,500 --> 00:12:17,670 《みんなの様子が変。 147 00:12:17,670 --> 00:12:26,179 やっぱり あの光は ただ事じゃなかったんだわ。 148 00:12:26,179 --> 00:12:29,349 こんなはずじゃなかったのに》 149 00:12:29,349 --> 00:12:32,452 ((いつも明るい ディアナ様を見ていると➨ 150 00:12:32,452 --> 00:12:34,954 皆さんが笑顔になります)) 151 00:12:34,954 --> 00:12:39,626 今の私じゃ 誰一人笑顔に出来ないよ。 152 00:12:39,626 --> 00:12:44,464 だって 私の心は… 汚い。 153 00:12:44,464 --> 00:12:52,305 なんで 私は お姉さまのことが 世界中の誰よりも大好きなのに。 154 00:12:52,305 --> 00:12:56,476 誰よりも妬ましいんだろう。 155 00:12:56,476 --> 00:12:58,478 (倒れる音) 156 00:12:58,478 --> 00:13:01,981 (ドアが開く音) 157 00:13:01,981 --> 00:13:04,984 (ディオス)王子たち 忙しそうっすね。 158 00:13:04,984 --> 00:13:08,988 あっさり侵入出来ちゃったっすよ。 159 00:13:10,990 --> 00:13:13,493 私 スパイを辞める。 160 00:13:13,493 --> 00:13:16,663 もう パルミア教に情報を流さない。 161 00:13:16,663 --> 00:13:19,165 忘れたんすか? 162 00:13:19,165 --> 00:13:25,004 なんでディアナ聖教を裏切って パルミア教についたのかを。 163 00:13:25,004 --> 00:13:28,007 忘れるわけない。 164 00:13:28,007 --> 00:13:32,111 ((やはり 力は戻らぬか…。 165 00:13:32,111 --> 00:13:37,116 先代ディアナ様が使われていた 聖杖でもダメとは。 166 00:13:37,116 --> 00:13:42,622 神官長 今代のディアナ様はもう…。 167 00:13:42,622 --> 00:13:47,026 お早い代替わりを 願うしかないな。 168 00:13:50,963 --> 00:13:55,468 くっ! ダメっすよ 物に当たっちゃあ。 169 00:13:55,468 --> 00:13:57,470 (ディアナ)だっ 誰!? 170 00:13:57,470 --> 00:14:00,973 お初にお目にかかります ディアナ様。 171 00:14:00,973 --> 00:14:06,312 今月からホーリーオーダーズに入団しました ディオスって言います。 172 00:14:06,312 --> 00:14:08,981 なんの 用? 173 00:14:08,981 --> 00:14:13,986 加護の力… 取り戻したくないっすか? 174 00:14:13,986 --> 00:14:16,322 なっ 何言って…。 175 00:14:16,322 --> 00:14:18,991 加護は神様の恩寵。 176 00:14:18,991 --> 00:14:21,994 人の力じゃ どうやっても戻らない。 177 00:14:21,994 --> 00:14:24,997 でも…。 178 00:14:24,997 --> 00:14:27,500 聖女の加護!? 179 00:14:27,500 --> 00:14:32,438 女神パルミア様の力を借りれば 取り戻せる。 180 00:14:32,438 --> 00:14:35,942 あなた もしかして パルミア教の信者? 181 00:14:35,942 --> 00:14:39,946 正解。 パルミア教からのスパイっす。 182 00:14:39,946 --> 00:14:44,450 そして これは パルミアの巫女から頂いた結界石。 183 00:14:44,450 --> 00:14:47,620 ディアナ様の加護が宿ってるっす。 184 00:14:47,620 --> 00:14:50,790 これがあれば 失われた加護そのものを➨ 185 00:14:50,790 --> 00:14:53,793 元通りにすることも出来る。 186 00:14:53,793 --> 00:14:55,795 元通りに…。 187 00:14:55,795 --> 00:14:59,298 《聖女の加護を失った パリスタン王国は➨ 188 00:14:59,298 --> 00:15:01,300 魔物の脅威に晒される。 189 00:15:01,300 --> 00:15:05,505 そうなれば きっと たくさんの人が犠牲になる》 190 00:15:09,475 --> 00:15:13,312 ディアナ聖教の機密情報を1年間➨ 191 00:15:13,312 --> 00:15:17,483 俺を通じてパルミア教に流す。 条件はそれだけっす。 192 00:15:17,483 --> 00:15:21,487 でも 聖女の私が そんなことをしたら…。 193 00:15:21,487 --> 00:15:23,656 (ディオス)加護の力を取り戻せば➨ 194 00:15:23,656 --> 00:15:27,493 みんながまた ディアナ様の価値に気付きますよ。 195 00:15:27,493 --> 00:15:33,266 《私の価値… 加護が 使えない私には 何の価値もない。 196 00:15:33,266 --> 00:15:35,768 でも 力が戻れば…》 197 00:15:35,768 --> 00:15:40,606 約束して。 私が流した情報を使って➨ 198 00:15:40,606 --> 00:15:44,310 人々を苦しめたり 傷つけたりしないって!)) 199 00:15:46,279 --> 00:15:49,615 忘れるわけない。 けど…。 200 00:15:49,615 --> 00:15:51,617 ここでスパイをやめたら➨ 201 00:15:51,617 --> 00:15:54,620 今までの苦労が 全部 水の泡っすよ。 202 00:15:54,620 --> 00:15:57,457 それでも 私はもう➨ 203 00:15:57,457 --> 00:16:02,462 自分を大切にしてくれる人たちを 裏切りたくない。 204 00:16:02,462 --> 00:16:04,463 正しい道を行きたい。 205 00:16:04,463 --> 00:16:08,968 自分に恥じないように生きたい! お姉さまみたいに! 206 00:16:08,968 --> 00:16:15,808 じゃあ… その大切なお姉様が いなくなればいいんすかね。 207 00:16:15,808 --> 00:16:19,312 わぁ~っ! 208 00:16:19,312 --> 00:16:24,817 うぅ… お姉さまにだけは 絶対に手を出させない! 209 00:16:24,817 --> 00:16:27,320 この命に代えても! 210 00:16:27,320 --> 00:16:30,523 へぇ… いい度胸じゃないっすか。 211 00:16:40,933 --> 00:16:42,935 あぁっ! 212 00:16:45,438 --> 00:16:49,942 寝起きはやはり これに限りますね。 213 00:16:49,942 --> 00:16:53,779 あ~ スッキリした。 214 00:16:53,779 --> 00:16:56,115 お姉さま! 215 00:16:56,115 --> 00:17:00,019 御無事ですか? サーニャ様。 216 00:17:01,954 --> 00:17:06,292 (ジュリアス)我々が聖地巡礼に 出ている最中にこの騒ぎだ。 217 00:17:06,292 --> 00:17:09,629 大聖石の破壊と 二国の宣戦布告に➨ 218 00:17:09,629 --> 00:17:13,132 パルミア教が 関わっている可能性は高い。 219 00:17:13,132 --> 00:17:16,969 この機に乗じて ヴァンキッシュまで攻め込んできたら…。 220 00:17:16,969 --> 00:17:20,306 えっ 縁起でもないことを 仰るのはおやめください! 221 00:17:20,306 --> 00:17:22,475 まあ もしそうなれば➨ 222 00:17:22,475 --> 00:17:26,579 白旗を揚げて 降伏したフリでもするしか…。 223 00:17:29,315 --> 00:17:32,752 おい シグルド 白い布は持っているか? 224 00:17:32,752 --> 00:17:34,921 殿下 ご冗談を! 225 00:17:34,921 --> 00:17:38,424 (ジン)ジュリアス殿下と お見受けしますが いかに。 226 00:17:38,424 --> 00:17:40,760 違うと しらばっくれたかったのだが➨ 227 00:17:40,760 --> 00:17:44,096 お前が殿下と 大声で呼んでしまったからな。 228 00:17:44,096 --> 00:17:46,599 殿下のお顔は すでに割れていると思いますが。 229 00:17:46,599 --> 00:17:48,601 (着地音) 230 00:17:50,937 --> 00:17:54,440 (ジン)騎乗にて失礼いたしました。 231 00:17:54,440 --> 00:17:57,944 無断で国境を侵犯したことも 謝罪いたします。 232 00:17:57,944 --> 00:18:03,616 (ジン)ヴァンキッシュ帝国 紅天竜騎兵団 副団長 ジンと申します。 233 00:18:03,616 --> 00:18:07,119 アルフレイム殿下の 特使として参りました。 234 00:18:07,119 --> 00:18:11,457 陛下やスカーレットではなく 私にか。 235 00:18:11,457 --> 00:18:14,961 これは…。 236 00:18:14,961 --> 00:18:17,129 (ディオス)いでっ! (蹴り飛ばす音) 237 00:18:17,129 --> 00:18:21,133 ちょっと乱暴じゃないっすか こんな重傷者に~。 238 00:18:21,133 --> 00:18:23,803 口がきける程度に 治癒してやったろ! 239 00:18:23,803 --> 00:18:26,472 魔物を何とかした後は お前の尋問だ。 240 00:18:26,472 --> 00:18:30,643 魔物!? 縄解いてくれたら手伝うっすよ。 241 00:18:30,643 --> 00:18:34,246 やっぱり殺そう。 (スカーレット)それは困ります。 242 00:18:34,246 --> 00:18:36,248 (2人)スカーレット様! 243 00:18:36,248 --> 00:18:38,751 この方に お聞きしたいことがあるので➨ 244 00:18:38,751 --> 00:18:41,921 2人きりにしていただけますか? 245 00:18:41,921 --> 00:18:46,092 この展開 もしかして告白タイムっすか? 246 00:18:46,092 --> 00:18:49,996 さっきのパンチは 照れ隠し~? っと! 247 00:18:51,931 --> 00:18:53,933 おっ! 248 00:18:55,935 --> 00:18:57,937 てっ! 249 00:18:57,937 --> 00:19:00,272 ディアナ様から話は聞きました。 250 00:19:00,272 --> 00:19:03,442 ディオス様との間であったこと全て。 251 00:19:03,442 --> 00:19:06,946 じゃあ それ以上 何を知りたいと? 252 00:19:06,946 --> 00:19:10,449 パルミア教の情報っすか? 253 00:19:10,449 --> 00:19:13,285 あなたの本心です。 254 00:19:13,285 --> 00:19:16,455 式典の神輿が 倒れそうになった時➨ 255 00:19:16,455 --> 00:19:22,628 あなたは誰よりも早く ディアナ様に 駆け寄ろうとしていましたね。 256 00:19:22,628 --> 00:19:24,964 見てたんすか。 257 00:19:24,964 --> 00:19:26,966 その時のお顔が 私のことを心配する➨ 258 00:19:26,966 --> 00:19:30,903 お兄様とそっくりでした。 259 00:19:30,903 --> 00:19:35,074 参ったな。 お察しの通りっす。 260 00:19:35,074 --> 00:19:40,746 ディアナ… サーニャは俺の 腹違いの妹なんすよ。 261 00:19:40,746 --> 00:19:44,417 サーニャ様が… 腹違いの妹? 262 00:19:44,417 --> 00:19:50,423 俺 本当は母親がエルフで 父親が人間のハーフでして➨ 263 00:19:50,423 --> 00:19:52,925 サーニャと父親が一緒なんすよ。 264 00:19:52,925 --> 00:19:56,429 そのことをサーニャ様は? 知らないっすね。 265 00:19:56,429 --> 00:19:59,598 そもそも俺が サーニャの存在を知ったのは➨ 266 00:19:59,598 --> 00:20:02,935 こっそり 親父に会いに行ったときなんす。 267 00:20:02,935 --> 00:20:06,439 俺とおふくろを捨てて逃げた クソヤローを➨ 268 00:20:06,439 --> 00:20:10,943 一発ぶん殴ろうと思って。 そしたら そこに➨ 269 00:20:10,943 --> 00:20:15,281 無邪気に笑っているサーニャがいて。 270 00:20:15,281 --> 00:20:20,953 えっ 俺の妹 超絶可愛くね? って 思ったわけっすよ! 271 00:20:20,953 --> 00:20:25,458 あの勝ち気な目 性格 小柄な身体。 ((い~っ!)) 272 00:20:25,458 --> 00:20:28,127 ひと目で 好きになっちゃいましたよ。 273 00:20:28,127 --> 00:20:32,298 あっ 異性としてじゃないっすよ? あくまで妹としてっす。 274 00:20:32,298 --> 00:20:35,301 《完全にシスコンの顔を なさっていますね》 275 00:20:35,301 --> 00:20:40,973 だから どんな手を使ってでも サーニャの笑顔を取り戻したかった。 276 00:20:40,973 --> 00:20:43,309 パルミア教に入ったのも➨ 277 00:20:43,309 --> 00:20:47,646 加護の力を失って悲しんでる 妹の顔が見たくなくて。 278 00:20:47,646 --> 00:20:53,486 テレネッツァさんの加護を 取り戻せるって話に賭けたんす。 279 00:20:53,486 --> 00:20:56,989 でも サーニャはもう加護を 取り戻せなくてもいいって➨ 280 00:20:56,989 --> 00:21:03,996 言ってるんで。 俺もパルミア教とは 縁を切ろうと思うっす。 281 00:21:03,996 --> 00:21:07,333 って言っても信用ないと思うんで これを…。 282 00:21:07,333 --> 00:21:11,337 異端審問官しか知り得ない パルミア教の内部情報っす。 283 00:21:11,337 --> 00:21:14,507 んなぁ~! 何してんすか! 284 00:21:14,507 --> 00:21:16,675 つい反射的に。 285 00:21:16,675 --> 00:21:20,679 それがないと 俺が信用されないじゃ…。 286 00:21:20,679 --> 00:21:23,516 今まで散々騙してきたあなたを➨ 287 00:21:23,516 --> 00:21:28,187 今更こんな紙切れ一つで 信用出来るとお思いですか? 288 00:21:28,187 --> 00:21:30,956 妹の加護を 取り戻すためだったとしても➨ 289 00:21:30,956 --> 00:21:33,292 パルミア教に情報を流し➨ 290 00:21:33,292 --> 00:21:37,129 罪なき民を危険に晒したことに 変わりはありません。 291 00:21:37,129 --> 00:21:39,799 信用を取り戻したいのなら➨ 292 00:21:39,799 --> 00:21:42,802 これからも妹を そばで見守りたいのなら➨ 293 00:21:42,802 --> 00:21:46,305 あなたの軽い口から出る 百の言葉よりも➨ 294 00:21:46,305 --> 00:21:50,476 心を打ち明けるべきです。 295 00:21:50,476 --> 00:21:52,978 それに…。 296 00:21:52,978 --> 00:21:56,982 ((お話はわかりました。 297 00:21:56,982 --> 00:21:59,652 ですが どんな理由であれ➨ 298 00:21:59,652 --> 00:22:03,656 その悪事に加担して しまったことは あなたの罪です。 299 00:22:03,656 --> 00:22:05,658 はい。 300 00:22:05,658 --> 00:22:09,829 だから この件がすべて解決したあとで➨ 301 00:22:09,829 --> 00:22:14,667 皆様の前で過ちを謝罪し しかるべき罰を受けること。 302 00:22:14,667 --> 00:22:16,669 そして今は➨ 303 00:22:16,669 --> 00:22:22,074 サーニャ様の出来ることを 精一杯やること。 304 00:22:26,011 --> 00:22:28,514 はいっ!)) 305 00:22:28,514 --> 00:22:32,952 サーニャ様は あなたが思っているより➨ 306 00:22:32,952 --> 00:22:36,956 ずっと 強いお方です。