1 00:00:02,336 --> 00:00:21,855 ♬~ 2 00:00:21,855 --> 00:00:24,057 (メイベル)兄さん…。 3 00:02:07,327 --> 00:02:09,329 (セイカ)やあ。 (足音) 4 00:02:09,329 --> 00:02:11,498 んっ! (セイカ)待て待て。 5 00:02:11,498 --> 00:02:14,167 戦いに来たんじゃない。 それに→ 6 00:02:14,167 --> 00:02:16,169 短剣は あまり得意じゃないんだろう? 7 00:02:16,169 --> 00:02:20,007 どうして…。 なんだか 物足りなさそうだったから。 8 00:02:20,007 --> 00:02:23,510 本来は重たい武器が 君の得物なんじゃないか? 9 00:02:23,510 --> 00:02:25,846 ここは静かでいいな。 10 00:02:25,846 --> 00:02:29,182 ただ快晴なのが残念だが。 11 00:02:29,182 --> 00:02:31,184 晴れの 何が悪いの? 12 00:02:31,184 --> 00:02:34,187 月に雲ひとつでも かかっていたほうが→ 13 00:02:34,187 --> 00:02:38,025 僕は好きなんだ。 明るすぎる月は風情がない。 14 00:02:38,025 --> 00:02:40,694 まして2つもあると なおさらね。 15 00:02:40,694 --> 00:02:45,198 風情? 月が2つあるのは当たり前。 16 00:02:45,198 --> 00:02:49,369 変なの 戦わないなら なんで追いかけてきたの? 17 00:02:49,369 --> 00:02:51,705 話をしに来たんだよ。 18 00:02:51,705 --> 00:02:54,207 君の抱える事情を 話してくれたら→ 19 00:02:54,207 --> 00:02:57,377 もしかしたら 僕の気が変わるかもしれない。 20 00:02:57,377 --> 00:03:00,313 あんなことがあった後に 話し合いだなんて…。 21 00:03:00,313 --> 00:03:02,482 どうかしてる… はっ。 22 00:03:02,482 --> 00:03:05,986 でも君は 僕を殺そうとまではしなかった。 23 00:03:05,986 --> 00:03:08,822 (セイカ)あの闖入者に対してもそう。 24 00:03:08,822 --> 00:03:12,826 (メイベル)あのときは あなたが 消そうとしているように見えた。 25 00:03:12,826 --> 00:03:15,328 (セイカ)別に そんなつもりはなかったけどね。 26 00:03:15,328 --> 00:03:17,831 私は あなたがケガをして→ 27 00:03:17,831 --> 00:03:21,001 明日 試合を棄権してくれれば それでよかった。 28 00:03:21,001 --> 00:03:24,171 それにしては ずいぶん過激だったけど。 29 00:03:24,171 --> 00:03:27,340 確かに 手足の2 3本 もらうつもりだった…。 30 00:03:27,340 --> 00:03:30,343 ひょっとして ケガしても自分で治せた? 31 00:03:30,343 --> 00:03:33,847 さてね。 ただ それでも→ 32 00:03:33,847 --> 00:03:36,183 本気で戦ったら私は負けない。 33 00:03:36,183 --> 00:03:38,351 負けられない理由があるの。 34 00:03:38,351 --> 00:03:40,353 お願い 棄権して。 35 00:03:40,353 --> 00:03:42,689 あなた相手では手加減ができない。 36 00:03:42,689 --> 00:03:45,859 これ以上 誰かに 死んでほしくない だから…。 37 00:03:45,859 --> 00:03:47,861 君はアミュの身代わりだ。 38 00:03:47,861 --> 00:03:50,363 んっ! (セイカ)この大会で優勝して→ 39 00:03:50,363 --> 00:03:52,365 勇者になりすまし→ 40 00:03:52,365 --> 00:03:55,535 魔族側の 注意を引くことが君の使命。 41 00:03:55,535 --> 00:03:57,537 知ってたの? まあね。 42 00:03:57,537 --> 00:04:00,807 ただ君の必死さには ほかの理由もありそうだ。 43 00:04:00,807 --> 00:04:04,811 それを教えてくれたら 棄権を考えてあげてもいいよ。 44 00:04:04,811 --> 00:04:08,982 あなたの情報は 一か所だけ違う。 45 00:04:08,982 --> 00:04:14,154 私の役割は あの邪眼の剣士に殺されること。 46 00:04:14,154 --> 00:04:18,325 魔族側に 勇者は死んだと思わせるために。 47 00:04:18,325 --> 00:04:22,162 《カイルも 送り込まれた人間ってことか》 48 00:04:22,162 --> 00:04:25,332 (メイベル)ルグローク商会は 才能のある奴隷の子どもを→ 49 00:04:25,332 --> 00:04:27,667 傭兵に育て上げて派遣する。 50 00:04:27,667 --> 00:04:30,337 カイルも私も そうなの。 51 00:04:30,337 --> 00:04:32,339 《やっぱりそうだったか…。 52 00:04:32,339 --> 00:04:35,675 なら 今までの 戦いぶりも納得がいく》 53 00:04:35,675 --> 00:04:38,011 (メイベル)商会にとって 一番大事なのは→ 54 00:04:38,011 --> 00:04:42,182 大会でカイルが 完全な傭兵になったかを試すこと。 55 00:04:42,182 --> 00:04:44,184 試す? そう。 56 00:04:44,184 --> 00:04:46,853 商会の傭兵になるためには→ 57 00:04:46,853 --> 00:04:50,524 頭蓋骨に穴を開けて 脳に魔法を刻む。 58 00:04:50,524 --> 00:04:55,695 そうすると 恐れ 怒り ためらいを一切感じない…。 59 00:04:55,695 --> 00:04:59,032 あらゆる命令に従う 完璧な傭兵になる。 60 00:04:59,032 --> 00:05:03,136 代わりに 喜びや 悲しみのような感情も失われて→ 61 00:05:03,136 --> 00:05:05,972 別人になってしまうけど。 62 00:05:05,972 --> 00:05:09,643 商会に集められた 傭兵候補の子どもたちは→ 63 00:05:09,643 --> 00:05:12,312 育成所で 4人1組にされて→ 64 00:05:12,312 --> 00:05:15,815 生活も訓練も 何をするにも一緒。 65 00:05:15,815 --> 00:05:18,485 みんなで頑張ろうって 励ましあって…。 66 00:05:18,485 --> 00:05:22,656 大人たちからは 仲間を大切に 助け合いなさいって→ 67 00:05:22,656 --> 00:05:25,492 いつも言い聞かされていた。 68 00:05:25,492 --> 00:05:29,663 でも 手術を受けるのは 4人の中で たった1人。 69 00:05:29,663 --> 00:05:33,333 ずっと大切に思っていた 仲間3人を殺すことで→ 70 00:05:33,333 --> 00:05:35,669 初めて傭兵になれる。 71 00:05:35,669 --> 00:05:37,671 それが試験。 72 00:05:37,671 --> 00:05:40,674 使い捨てのはずだった私で 利益を得られ→ 73 00:05:40,674 --> 00:05:43,677 大会でカイルの試験と宣伝もできる。 74 00:05:43,677 --> 00:05:45,679 つまり君は…。 75 00:05:45,679 --> 00:05:49,849 (メイベル)カイルが殺さなきゃいけない 3人の仲間の…→ 76 00:05:49,849 --> 00:05:52,352 最後の1人。 77 00:05:52,352 --> 00:05:56,356 君はそんなことのために 決勝に残ろうとしていたのか? 78 00:05:56,356 --> 00:05:58,858 アイツに殺されるために。 79 00:05:58,858 --> 00:06:01,795 違う…。 じゃあ なぜなんだ? 80 00:06:01,795 --> 00:06:05,465 勇者も試験も 学園も商会も関係ない。 81 00:06:05,465 --> 00:06:09,302 私は決勝戦で カイルを殺さなきゃいけないから。 82 00:06:09,302 --> 00:06:11,304 アイツは兄のかたき。 83 00:06:11,304 --> 00:06:13,640 仲間の1人は私の兄なの。 84 00:06:13,640 --> 00:06:17,310 だから私は かたきを討たなきゃいけない。 85 00:06:17,310 --> 00:06:19,312 それはウソだ。 86 00:06:19,312 --> 00:06:21,481 君のお兄さんがカイルじゃないのか? 87 00:06:21,481 --> 00:06:24,651 は…。 (セイカ)その赤い髪 染めてるんだろ。 88 00:06:24,651 --> 00:06:28,154 それに目の色… 同じだ カイルと。 89 00:06:28,154 --> 00:06:31,157 お兄さんなんだろ カイルは。 90 00:06:31,157 --> 00:06:33,159 なんでもわかるのね…。 91 00:06:35,996 --> 00:06:39,833 兄さんが 手術を受ける前に言ったの。 92 00:06:39,833 --> 00:06:43,336 ((カイル:もし 僕が僕じゃなくなったら→ 93 00:06:43,336 --> 00:06:46,339 そのときは メイベルが僕を楽にしてほしい。 94 00:06:46,339 --> 00:06:48,341 は…。 95 00:06:48,341 --> 00:06:51,845 (カイル)頼んだぞ メイベル)) 96 00:06:51,845 --> 00:06:54,347 今のあの人はもう兄さんじゃない。 97 00:06:54,347 --> 00:06:57,851 兄さんは むやみに 人を殺したりはしない。 98 00:06:57,851 --> 00:06:59,853 でも もしあの人の中に→ 99 00:06:59,853 --> 00:07:02,455 兄さんが少しでも残ってるなら…。 100 00:07:02,455 --> 00:07:04,457 楽にしてあげたい。 101 00:07:04,457 --> 00:07:06,793 君はカイルに勝てると思うのか? 102 00:07:06,793 --> 00:07:09,796 わからない。 でもやるしかないの。 103 00:07:09,796 --> 00:07:12,632 これは私にしかできないこと。 104 00:07:12,632 --> 00:07:14,634 私はもう死ぬだけだから→ 105 00:07:14,634 --> 00:07:17,304 決勝に勝っても 負けて逃げだしても→ 106 00:07:17,304 --> 00:07:19,639 商会に処分されるだけ。 107 00:07:19,639 --> 00:07:23,143 だったら兄さんの頼みを…。 (セイカ)気が変わったよ。 108 00:07:23,143 --> 00:07:25,312 決勝で僕がカイルを倒す。 109 00:07:25,312 --> 00:07:27,314 は… なんでそんなっ。 110 00:07:27,314 --> 00:07:29,482 君がそんなことを する必要なんてない。 111 00:07:29,482 --> 00:07:31,484 こんなの間違ってる。 112 00:07:31,484 --> 00:07:33,486 あなたに何がわかるの! 113 00:07:33,486 --> 00:07:35,488 今更そんな きれいごと言わないでよ! 114 00:07:35,488 --> 00:07:38,825 私は違うの 能天気な貴族の子どもとも→ 115 00:07:38,825 --> 00:07:41,995 大事に守られてる勇者とも あなたとも! 116 00:07:41,995 --> 00:07:45,165 選択肢のない私に どうしろって言うの!? 117 00:07:45,165 --> 00:07:47,667 学園に帰ればいい。 そんなこと→ 118 00:07:47,667 --> 00:07:49,669 アイツらが放っておくわけがない! 119 00:07:49,669 --> 00:07:52,339 大丈夫。 僕が学園にいる限り→ 120 00:07:52,339 --> 00:07:54,341 誰にも手出しはさせないから。 121 00:07:54,341 --> 00:07:56,843 そ そんなこと できるわけない。 122 00:07:56,843 --> 00:07:59,679 できるよ。 だって僕は→ 123 00:07:59,679 --> 00:08:01,614 最強だからね。 124 00:08:01,614 --> 00:08:04,284 はぁ? (セイカ)それに→ 125 00:08:04,284 --> 00:08:06,953 君のお兄さんに 願いがあるとしたら→ 126 00:08:06,953 --> 00:08:09,122 自分を殺させることじゃない。 127 00:08:09,122 --> 00:08:11,291 (セイカ)たったひとりの妹が→ 128 00:08:11,291 --> 00:08:15,795 自由になることだと 僕は思うな。 129 00:08:15,795 --> 00:08:17,797 ありがとう…。 130 00:08:17,797 --> 00:08:21,134 でも やっぱり明日は全力でいく。 131 00:08:21,134 --> 00:08:23,136 そして あなたに勝つ。 132 00:08:23,136 --> 00:08:25,305 いいよ。 僕は僕で→ 133 00:08:25,305 --> 00:08:27,974 最強だってことを君に証明するよ。 134 00:08:27,974 --> 00:08:31,311 わかった。 135 00:08:31,311 --> 00:08:33,980 《ユキ:結局 今生でも困っている人を→ 136 00:08:33,980 --> 00:08:35,982 放っておけないのですね》 137 00:08:35,982 --> 00:08:37,984 (ユキ)はぁ…。 138 00:08:40,320 --> 00:08:43,323 🔊(司会者)さて! いよいよ準決勝 第2試合! 139 00:08:43,323 --> 00:08:45,992 🔊すでに決勝に コマを進めたカイル選手! 140 00:08:45,992 --> 00:08:49,162 その相手となるのは いったい どちらなのでしょう! 141 00:08:49,162 --> 00:08:53,666 🔊ロドネア魔法学園から出場の メイベル・クレイン選手か! 142 00:08:53,666 --> 00:08:57,337 🔊同じ学園の セイカ・ランプローグ選手なのか! 143 00:08:57,337 --> 00:08:59,839 それが君の本来の得物か? 144 00:08:59,839 --> 00:09:01,775 勇者のふりは終わり。 145 00:09:01,775 --> 00:09:04,778 これで君の 本当の力が見られるんだね。 146 00:09:04,778 --> 00:09:08,281 見くびってる? そんなつもりはないよ。 147 00:09:08,281 --> 00:09:10,950 実力を正しく評価したいだけだ。 148 00:09:10,950 --> 00:09:13,953 安穏と生きてきた 貴族の子どもなんかが→ 149 00:09:13,953 --> 00:09:15,955 私に勝てるわけがない。 150 00:09:15,955 --> 00:09:18,625 🔊(司会者)果たして どちらが勝つのでしょうか! 151 00:09:18,625 --> 00:09:20,627 🔊それでは試合開始! 152 00:09:22,629 --> 00:09:24,631 ふっ! 153 00:09:27,300 --> 00:09:29,969 んっ! 154 00:09:29,969 --> 00:09:32,639 《動きが片手剣並みに速い。 155 00:09:32,639 --> 00:09:35,141 重力魔法で軽くしたのか。 156 00:09:35,141 --> 00:09:37,811 陽の相 発勁の術》 157 00:09:37,811 --> 00:09:40,313 ふっ! 《セイカ:おもしろい…》 158 00:09:40,313 --> 00:09:45,151 ♬~ 159 00:09:45,151 --> 00:09:49,656 木の相 蔓縛りの術。 160 00:09:49,656 --> 00:09:52,826 んっ! こんなもので…。 161 00:09:52,826 --> 00:09:55,161 んっ! はぁあああ~! 162 00:09:55,161 --> 00:09:58,998 ぐっ!? なっ…。 (セイカ)陽の相 落果の術。 163 00:09:58,998 --> 00:10:01,668 重さが一気に千倍だからね。 164 00:10:01,668 --> 00:10:06,172 木金の相 みずがね蔓縛りの術。 165 00:10:06,172 --> 00:10:09,008 同じ手は…。 166 00:10:09,008 --> 00:10:11,511 ぐ… このくらい…。 167 00:10:11,511 --> 00:10:14,180 これは水銀でできた蔓でね。 168 00:10:14,180 --> 00:10:16,683 さっきより ずっと重いんだ。 169 00:10:16,683 --> 00:10:20,019 あ… あなたなんかに 持ち上げられるわけ…。 170 00:10:20,019 --> 00:10:23,823 持ち上がるさ。 陰の相… 浮葉の術。 171 00:10:25,859 --> 00:10:29,028 そんな軽いオノでは 私に傷ひとつ つけられない。 172 00:10:29,028 --> 00:10:31,531 (セイカ)君を傷つける つもりはないよ。 173 00:10:31,531 --> 00:10:35,201 ん…。 試合に勝てればいいだけだからね。 174 00:10:35,201 --> 00:10:37,537 🔊(司会者)試合終了! (ホイッスル) 175 00:10:37,537 --> 00:10:40,540 🔊セイカ・ランプローグ選手の 判定勝ちです! 176 00:10:40,540 --> 00:10:44,878 序盤圧倒していた メイベル選手ですが 一気に覆されました! 177 00:10:44,878 --> 00:10:48,214 🔊否 最初から 彼の手のひらの上だったのか!? 178 00:10:48,214 --> 00:10:52,552 🔊神童 セイカ・ランプローグ選手 決勝進出です! 179 00:10:52,552 --> 00:10:55,889 (セイカ)もう大丈夫だ。 カイルのことは任せてくれ。 180 00:10:55,889 --> 00:10:59,058 (歓声) 181 00:10:59,058 --> 00:11:02,328 《確かにあなたは強い。 182 00:11:02,328 --> 00:11:04,330 けど…》 183 00:11:06,332 --> 00:11:08,835 🔊(司会者)お待たせしました! 記念すべき→ 184 00:11:08,835 --> 00:11:11,337 第1回 帝都総合武術大会→ 185 00:11:11,337 --> 00:11:14,173 いよいよ 決勝の時がやってまいりました! 186 00:11:14,173 --> 00:11:18,178 🔊栄えある決勝に臨むのは セイカ・ランプローグ選手! 187 00:11:18,178 --> 00:11:20,346 🔊家名はダテじゃなかった! 188 00:11:20,346 --> 00:11:24,183 🔊この少年は いったいどれだけの 引き出しをもっているのか! 189 00:11:24,183 --> 00:11:29,856 🔊そして 異色 異質 異端にして 最も異彩を放つこの戦士! 190 00:11:29,856 --> 00:11:34,527 🔊ルグローク商会の隠し玉 邪眼の殺りく者 カイル選手! 191 00:11:34,527 --> 00:11:37,363 やあ。 悪いね メイベルじゃなくて。 (歓声) 192 00:11:37,363 --> 00:11:40,700 メイベル… ああ 困ったな。 (歓声) 193 00:11:40,700 --> 00:11:42,702 予定と違う。 194 00:11:42,702 --> 00:11:44,704 あの子は生きてるのかい? 195 00:11:44,704 --> 00:11:48,041 (セイカ)ああ。 そうか よかった…。 196 00:11:48,041 --> 00:11:51,711 それならちゃんと あの子を殺すことができる。 197 00:11:51,711 --> 00:11:53,713 君の妹だ。 198 00:11:53,713 --> 00:11:58,217 ああ。 最後に残った仲間 大切な家族。 199 00:11:58,217 --> 00:12:01,154 けど殺せと僕は言われてるんだ。 200 00:12:01,154 --> 00:12:03,489 かつての君は そうじゃなかったはずだ。 201 00:12:03,489 --> 00:12:06,159 そのことは もう忘れてしまったのか? 202 00:12:06,159 --> 00:12:08,328 なぜ口を挟むんだ? 203 00:12:08,328 --> 00:12:10,330 君には関係ないだろ。 204 00:12:10,330 --> 00:12:12,332 気に入らないからだよ。 205 00:12:12,332 --> 00:12:14,834 たった一人の妹くらい大事にしろ。 206 00:12:14,834 --> 00:12:19,172 この試合に負けた後 メイベルに謝ってもらおうか。 207 00:12:19,172 --> 00:12:21,674 どうしてボクが君に負けると? 208 00:12:21,674 --> 00:12:24,177 それでは 試合開始です! 209 00:12:24,177 --> 00:12:26,879 召命 オンボノヤス。 210 00:12:29,182 --> 00:12:31,851 んっ? 🔊見えない まったく見えません! 211 00:12:31,851 --> 00:12:34,053 いったい 何が起こっているのでしょうか!? 212 00:12:36,189 --> 00:12:39,025 これくらいじゃ動揺しないか。 213 00:12:39,025 --> 00:12:41,361 《火土の相… 鬼火の術》 214 00:12:41,361 --> 00:12:47,533 ♬~ 215 00:12:47,533 --> 00:12:50,536 《ふ~ん じゃあこれは? 216 00:12:50,536 --> 00:12:53,539 木金の相… みずがね蔓縛りの術》 217 00:12:56,042 --> 00:12:58,044 《終わりかな…》 218 00:12:58,044 --> 00:13:00,146 んっ? 219 00:13:00,146 --> 00:13:07,320 ♬~ 220 00:13:07,320 --> 00:13:10,156 ここまで反応がないのも寂しいな。 221 00:13:10,156 --> 00:13:12,158 はぁ…。 222 00:13:12,158 --> 00:13:14,160 んっ? 223 00:13:14,160 --> 00:13:17,363 (セイカ)召命… 牛鬼。 224 00:13:21,834 --> 00:13:26,506 (セイカ)感情を失った君は 果たして完璧な兵士だろうか? 225 00:13:26,506 --> 00:13:28,608 ミノタウロス? 226 00:13:31,344 --> 00:13:35,181 恐怖を感じるのが悪いことだと 僕は思わない。 227 00:13:35,181 --> 00:13:37,583 (牛鬼の声) 228 00:13:41,354 --> 00:13:44,357 コイツは君なんかとは 格が違うんだ。 229 00:13:44,357 --> 00:13:46,526 もし恐怖が残っていれば→ 230 00:13:46,526 --> 00:13:50,196 そんな無謀な戦いなど 挑まなかっただろうに…。 231 00:13:50,196 --> 00:13:54,033 手加減はしたんだろうな? ウス。 232 00:13:54,033 --> 00:13:56,035 (足音) 233 00:13:56,035 --> 00:13:58,204 (ユキ)本当に生かしておくのですね。 234 00:13:58,204 --> 00:14:00,640 (セイカ)甘いか? (ユキ)甘いです。 235 00:14:00,640 --> 00:14:04,644 でも ユキも それでいいと思えてきました。 236 00:14:04,644 --> 00:14:06,979 うっ…。 呪印か!? 237 00:14:06,979 --> 00:14:09,082 まずい! 238 00:14:11,317 --> 00:14:13,319 うっ…。 239 00:14:13,319 --> 00:14:15,321 ん…。 ほ…。 240 00:14:15,321 --> 00:14:18,157 はっ! ぐっ… ガハッ! 241 00:14:18,157 --> 00:14:20,660 《結界は効いているはずなのに なぜだ!? 242 00:14:20,660 --> 00:14:24,497 侵食が始まったときに 損傷が加えられていたのか!?》 243 00:14:24,497 --> 00:14:27,100 どこを消せば… 間に合うか…。 244 00:14:29,168 --> 00:14:35,007 メイベルに… 謝れと言って たね…。 245 00:14:35,007 --> 00:14:38,311 伝えて… ほしい…。 246 00:14:43,516 --> 00:14:47,019 呪いで この僕を出し抜くか…。 247 00:14:49,355 --> 00:14:53,526 なめたマネをしてくれる! 248 00:14:53,526 --> 00:14:56,863 《大丈夫だ。 器はまだ それほど傷ついてない。 249 00:14:56,863 --> 00:14:59,966 身代を使えば修復できる。 250 00:14:59,966 --> 00:15:03,302 そう 前世で最強となった僕なら→ 251 00:15:03,302 --> 00:15:05,505 死人を蘇えらせることくらい!》 252 00:15:09,308 --> 00:15:12,478 オン・アパークロティ パダールス サム…。 (ユキ)ダメです セイカ様! 253 00:15:12,478 --> 00:15:14,480 その術は目立ちすぎます! 254 00:15:14,480 --> 00:15:18,151 今生では力を隠すと おっしゃっていたではないですか。 255 00:15:18,151 --> 00:15:21,487 なぜ転生することになったのかを お忘れですか!? 256 00:15:21,487 --> 00:15:23,990 はっ! 257 00:15:23,990 --> 00:15:26,826 (ユキ)どうか今一度 お考え直しを! 258 00:15:26,826 --> 00:15:30,830 その者は セイカ様がそこまで しなければならないほど→ 259 00:15:30,830 --> 00:15:33,499 恩や義理のある相手なのですか!? 260 00:15:33,499 --> 00:15:35,501 お気持ちはわかります…。 261 00:15:35,501 --> 00:15:38,838 ユキは知ってますから。 262 00:15:38,838 --> 00:15:42,542 セイカ様が誰よりも お優しい方であることを…。 263 00:15:45,178 --> 00:15:47,513 《セイカ:大会は終わった。 264 00:15:47,513 --> 00:15:50,683 試合後 カイルが消えたことについて→ 265 00:15:50,683 --> 00:15:55,188 跡形もなく消し飛ばしたという 僕の説明は 受け入れられた。 266 00:15:55,188 --> 00:15:57,356 結局 皇帝は現れず→ 267 00:15:57,356 --> 00:16:00,460 勲章は運営委員会から受け取った。 268 00:16:00,460 --> 00:16:04,630 もちろん 近衛兵への入隊は丁重に断った。 269 00:16:04,630 --> 00:16:06,632 唯一よかったのは→ 270 00:16:06,632 --> 00:16:10,970 優勝賞金が きちんと もらえたことくらいだったな。 271 00:16:10,970 --> 00:16:14,974 カイルの遺体は 位相に入れて持ち出した。 272 00:16:14,974 --> 00:16:18,477 せめて埋葬ぐらい してやりたかったから…》 273 00:16:18,477 --> 00:16:22,648 メイベル…。 いいの わかってたから。 274 00:16:22,648 --> 00:16:25,818 兄に呪いが かけられていることは想像してた。 275 00:16:25,818 --> 00:16:27,820 だから気にしないで。 276 00:16:27,820 --> 00:16:32,158 こうやってお別れすること自体 私は諦めてた。 277 00:16:32,158 --> 00:16:35,495 メイベルって名前 本名だったんだな。 278 00:16:35,495 --> 00:16:38,664 え… うん。 でもどうして? 279 00:16:38,664 --> 00:16:41,834 カイルが 何度か君の名前を呼んでたんだ。 280 00:16:41,834 --> 00:16:44,837 だから…。 そう…。 281 00:16:44,837 --> 00:16:47,340 (セイカ)実はカイルから 君に伝えてほしいと→ 282 00:16:47,340 --> 00:16:49,342 言われてたことがあったんだ。 283 00:16:49,342 --> 00:16:51,344 (メイベル)えっ? (セイカ)ただ→ 284 00:16:51,344 --> 00:16:54,013 僕には意味がよくわからなくて…。 285 00:16:54,013 --> 00:16:56,682 四つ葉のこと ごめん… って。 286 00:16:56,682 --> 00:17:00,119 は…。 287 00:17:00,119 --> 00:17:02,121 手術の少し前→ 288 00:17:02,121 --> 00:17:05,124 私が大事にしてた 四つ葉の髪飾りを→ 289 00:17:05,124 --> 00:17:09,295 兄さんが誤って壊してしまったの。 290 00:17:09,295 --> 00:17:13,466 それで ちょっとだけケンカになった…。 291 00:17:13,466 --> 00:17:16,802 そのこと だと思う…。 292 00:17:16,802 --> 00:17:19,138 なんでもなかったのに…。 293 00:17:19,138 --> 00:17:21,541 (嗚咽) 294 00:17:27,647 --> 00:17:30,650 私… これからどうなるのかな。 295 00:17:30,650 --> 00:17:34,487 言ったじゃないか。 帰って学園生活を過ごすんだよ。 296 00:17:34,487 --> 00:17:36,489 本当に? ああ。 297 00:17:36,489 --> 00:17:39,158 大丈夫だ 僕が何とかするよ。 298 00:17:39,158 --> 00:17:41,160 だから心配するな。 299 00:17:41,160 --> 00:17:43,329 (セイカ)さぁ 行こう。 300 00:17:43,329 --> 00:17:46,832 うん。 301 00:17:46,832 --> 00:17:48,834 (アミュ)あっ ようやく来た! 302 00:17:48,834 --> 00:17:51,003 《セイカ:試合の後 2人には→ 303 00:17:51,003 --> 00:17:53,339 だいたいの事情を伝えておいた。 304 00:17:53,339 --> 00:17:56,676 ただ勇者のことだけは伏せてある。 305 00:17:56,676 --> 00:18:00,446 アミュにはまだ 知らないままでいてもらおう》 306 00:18:00,446 --> 00:18:03,449 (イーファ)おかえりなさい。 待ちくたびれたわよ。 307 00:18:03,449 --> 00:18:05,451 ごめんごめん。 (アミュ)待って。 308 00:18:05,451 --> 00:18:08,120 んっ? 一戦 付き合いなさい。 309 00:18:08,120 --> 00:18:10,456 嫌 そんな気分じゃない。 310 00:18:10,456 --> 00:18:12,458 (アミュ)いいから いいから。 311 00:18:12,458 --> 00:18:15,127 模擬剣じゃないから 武器が壊れるか→ 312 00:18:15,127 --> 00:18:17,129 取り落としたら負けね。 それと→ 313 00:18:17,129 --> 00:18:19,131 今回は魔法禁止だから。 314 00:18:19,131 --> 00:18:21,634 いいけど…。 (アミュ)あたしは使うけどね。 315 00:18:21,634 --> 00:18:23,636 はぁ? ふざけてるの? 316 00:18:23,636 --> 00:18:26,305 いいじゃない。 アンタ1回勝ってるんだから。 317 00:18:26,305 --> 00:18:29,809 ハンデちょうだいよ。 セイカ 合図お願いね。 318 00:18:29,809 --> 00:18:31,978 (イーファ)あ…。 (セイカ)えっ ああ… じゃあ→ 319 00:18:31,978 --> 00:18:35,314 はじめ! 320 00:18:35,314 --> 00:18:38,484 ん…。 《前より遅い…》 321 00:18:38,484 --> 00:18:40,820 ふっ! 322 00:18:40,820 --> 00:18:43,489 (メイベル)なっ…。 わっ! 323 00:18:43,489 --> 00:18:45,658 イテテ… アハハッ! 324 00:18:45,658 --> 00:18:48,494 あたしの勝ち! どう 新入生? 325 00:18:48,494 --> 00:18:52,164 あたしだって 重力の魔法は これくらいできるのよ? 326 00:18:52,164 --> 00:18:56,335 全属性使いの首席合格者を なめないことね! 327 00:18:56,335 --> 00:18:59,338 何なの? 自慢したかっただけ? 328 00:18:59,338 --> 00:19:03,609 アンタ 本当は自分でお兄さんに 勝ちたかったんじゃないの? 329 00:19:03,609 --> 00:19:07,113 別に 勝ち負けじゃない。 私はただ…。 330 00:19:07,113 --> 00:19:10,282 ウソね 剣筋を見てればわかるのよ。 331 00:19:10,282 --> 00:19:13,619 アンタ 絶対お兄さんの後に くっついてるような→ 332 00:19:13,619 --> 00:19:16,122 おとなしい妹じゃなかったでしょ。 333 00:19:16,122 --> 00:19:18,624 あわよくば 追い抜かしてやろうと思ってた。 334 00:19:18,624 --> 00:19:20,626 そうじゃない? 335 00:19:20,626 --> 00:19:22,628 ん…。 (アミュ)大会に出たのも→ 336 00:19:22,628 --> 00:19:25,798 決勝がその最後のチャンス だったからなんじゃないの? 337 00:19:25,798 --> 00:19:27,800 わかったようなこと言わないで! 338 00:19:27,800 --> 00:19:29,802 何が言いたいの? 339 00:19:29,802 --> 00:19:32,304 次はあたしに勝ってみなさいよ。 340 00:19:32,304 --> 00:19:34,473 はぁ? 1勝1敗。 341 00:19:34,473 --> 00:19:38,644 あたし 学園には稽古の相手が いなくて退屈してたの。 342 00:19:38,644 --> 00:19:41,480 しばらく付き合いなさい。 343 00:19:41,480 --> 00:19:43,582 ん… バカみたい…。 344 00:19:45,651 --> 00:19:48,154 あっ あ あの! (咳払い) 345 00:19:48,154 --> 00:19:50,656 そろそろ 出発しない? 346 00:19:50,656 --> 00:19:52,858 さぁ 帰ろう。 347 00:19:56,328 --> 00:19:59,498 (学園長)それで? 何の用だい? 348 00:19:59,498 --> 00:20:03,002 勇者の身代わりだった メイベルの命を救いましたが→ 349 00:20:03,002 --> 00:20:05,004 これで満足ですか? 350 00:20:05,004 --> 00:20:08,340 もうそこまでわかっているのかい。 351 00:20:08,340 --> 00:20:11,510 ああ そうさ。 メイベルはアミュの存在を→ 352 00:20:11,510 --> 00:20:14,847 魔族から隠すために用意したのさ。 353 00:20:14,847 --> 00:20:18,851 しかし ルグローク商会は メイベルを貸し出したのではなくて→ 354 00:20:18,851 --> 00:20:20,853 学園に売ったのでは? 355 00:20:20,853 --> 00:20:24,356 決勝で死ぬ予定の人間を あとで返却するというのも→ 356 00:20:24,356 --> 00:20:26,358 変な話だ。 357 00:20:26,358 --> 00:20:30,196 (セイカ)商会は 彼女がカイルに 殺されると思っていた。 358 00:20:30,196 --> 00:20:34,033 だからあなたは その前に僕に敗退させることで→ 359 00:20:34,033 --> 00:20:36,702 彼女を学園へ戻そうとした。 360 00:20:36,702 --> 00:20:40,706 ああ ヤツらときたら まったく抜け目がない。 361 00:20:40,706 --> 00:20:42,708 大会を利用して→ 362 00:20:42,708 --> 00:20:45,878 自分たちの傭兵の名を 売ろうとしたんだ。 363 00:20:45,878 --> 00:20:48,714 まったく なめられたものさ。 364 00:20:48,714 --> 00:20:51,884 フッ… しかし蓋を開けたら→ 365 00:20:51,884 --> 00:20:55,387 お前さんのおかげで メイベルをアタシらに奪われ→ 366 00:20:55,387 --> 00:20:58,390 自信作のカイルも失ったわけだ。 367 00:20:58,390 --> 00:21:00,326 いい気味だ。 368 00:21:00,326 --> 00:21:04,163 わざわざ参加枠を増やしてまで 僕を入れたのは→ 369 00:21:04,163 --> 00:21:06,999 メイベルを 助けたかったからなんですよね。 370 00:21:06,999 --> 00:21:09,001 どうしてですか。 371 00:21:09,001 --> 00:21:11,670 あの子が不憫だったからさ。 372 00:21:11,670 --> 00:21:15,341 才に恵まれているのに この世のあらゆる不幸を→ 373 00:21:15,341 --> 00:21:18,144 味わったかのような顔をしていた。 374 00:21:21,013 --> 00:21:23,015 あの子は言ったんだ。 375 00:21:23,015 --> 00:21:26,185 変わってしまった兄を 楽にしてやりたい…。 376 00:21:26,185 --> 00:21:29,188 だから自分を使ってくれと。 377 00:21:29,188 --> 00:21:32,191 こんなのは間違っていると思った。 378 00:21:32,191 --> 00:21:35,528 だから 殺さずに負かすであろう→ 379 00:21:35,528 --> 00:21:38,364 セイカ・ランプローグという切り札を→ 380 00:21:38,364 --> 00:21:40,699 使う方法を考えたのさ。 381 00:21:40,699 --> 00:21:44,703 僕が メイベルやカイルに負けるとは 考えなかったんですか? 382 00:21:44,703 --> 00:21:47,706 アタシはこれでも長く生きていてね。 383 00:21:47,706 --> 00:21:50,543 その者の力の程くらいは→ 384 00:21:50,543 --> 00:21:53,045 それなりにわかるものさ。 385 00:21:53,045 --> 00:21:57,883 とにかく 学園では あの子の安全は保証される。 386 00:21:57,883 --> 00:22:00,986 (セイカ)なら 僕がやることはなさそうだ。 387 00:22:00,986 --> 00:22:02,988 何を言ってるんだい。 388 00:22:02,988 --> 00:22:06,992 あの子はこれから 慣れない学園生活を始めるんだ。 389 00:22:06,992 --> 00:22:09,495 いろいろと助けておやり。 390 00:22:09,495 --> 00:22:11,497 先輩としてね。 391 00:22:11,497 --> 00:22:13,999 それくらいは承知してますよ。 392 00:22:13,999 --> 00:22:17,670 ところで長く生きたと おっしゃっていましたが→ 393 00:22:17,670 --> 00:22:19,672 先生はおいくつなんですか? 394 00:22:19,672 --> 00:22:22,007 アタシに歳を聞くのかい? 395 00:22:22,007 --> 00:22:24,009 野暮なガキだね…。 396 00:22:24,009 --> 00:22:27,346 三百から先は数えちゃいないよ。 397 00:22:27,346 --> 00:22:29,648 ん…。 398 00:22:31,684 --> 00:22:33,686 (イーファ)あっ セイカくん。 399 00:22:33,686 --> 00:22:36,689 やあ。 あれ メイベルは? 400 00:22:36,689 --> 00:22:38,858 うっ。 (セイカ)あれ 髪の色。 401 00:22:38,858 --> 00:22:41,527 (アミュ)もうとっくに 戻してたじゃない。 402 00:22:41,527 --> 00:22:44,363 セイカくん 気づいてなかったの? 403 00:22:44,363 --> 00:22:47,533 あ~ そういえば そうだっけ…。 404 00:22:47,533 --> 00:22:50,703 アンタってそういう 鈍いところあるわよね。 405 00:22:50,703 --> 00:22:53,539 あっ こら逃げるな。 用があるんだ。 406 00:22:53,539 --> 00:22:55,541 わ 私にはない。 407 00:22:55,541 --> 00:22:58,878 僕にはあるんだよ。 昨日 なんで来なかったんだ? 408 00:22:58,878 --> 00:23:02,481 も… もうセイカと 勉強するのは嫌。 409 00:23:02,481 --> 00:23:05,651 勉強勉強勉強って すごく厳しい。 410 00:23:05,651 --> 00:23:09,488 しかたないだろ。 授業に 追いつかなきゃいけないんだ。 411 00:23:09,488 --> 00:23:12,825 未だに入試問題すら まともに解けてないじゃないか。 412 00:23:12,825 --> 00:23:15,327 だって… 私は今まで→ 413 00:23:15,327 --> 00:23:18,664 そんなに学ぶ意味も なかったから…。 414 00:23:18,664 --> 00:23:21,333 メイベル… 留年は→ 415 00:23:21,333 --> 00:23:24,003 どんな者にも 平等に訪れる。 416 00:23:24,003 --> 00:23:26,505 格言みたいに言わないで! 417 00:23:26,505 --> 00:23:30,342 イ… イーファ 助けてぇ…。 418 00:23:30,342 --> 00:23:32,678 セイカくん…。 419 00:23:32,678 --> 00:23:35,514 まだ甘いんじゃないかな? 420 00:23:35,514 --> 00:23:37,850 え…。 というわけで→ 421 00:23:37,850 --> 00:23:41,186 今日はイーファも 一緒に勉強してくれるって。 422 00:23:41,186 --> 00:23:45,190 う… うぅ…。 423 00:23:45,190 --> 00:23:48,394 (メイベル)勉強怖いよ~!