1 00:00:02,002 --> 00:00:06,506 (シャワーの音) 2 00:00:06,506 --> 00:00:08,842 (アーサー)おい パジャマ持ってきた。 3 00:00:08,842 --> 00:00:11,178 (イライジャ)ちょ! ちょっと! 裸なんだけど! 4 00:00:11,178 --> 00:00:15,515 落ち着け お姫様。 湯気がすごくて何も見えないよ。 5 00:00:15,515 --> 00:00:17,517 本当だろうね。 6 00:00:17,517 --> 00:00:20,320 ウソだよ。 なんだよ~! 7 00:00:22,523 --> 00:00:26,860 この2年間 いろんなことが あったよな~ シルビー。 8 00:00:26,860 --> 00:00:30,531 《シルビー:うん シルビーも パパより背が高くなったよ》 9 00:00:30,531 --> 00:00:32,532 フッ 確かに。 (ドアの開く音) 10 00:00:32,532 --> 00:00:36,036 君もシャワー浴びたら? そうするよ。 11 00:00:36,036 --> 00:00:39,039 長い間いなかったけど 何してたの? 12 00:00:39,039 --> 00:00:41,708 ヴィンセントおじさんに 助けてもらいたい問題が➨ 13 00:00:41,708 --> 00:00:43,710 いくつもあってさ。 あっ。 14 00:00:43,710 --> 00:00:46,213 それと君が キシラスアカデミーへ行けるよう➨ 15 00:00:46,213 --> 00:00:48,215 学費の援助も頼んでおいた。 16 00:00:48,215 --> 00:00:50,884 本当に! おじさん なんて言ってた? 17 00:00:50,884 --> 00:00:52,886 もちろん。 (ドアの閉まる音) 18 00:00:52,886 --> 00:00:56,690 えっ? そこでいなくなるのやめてよ~!? 19 00:02:33,520 --> 00:02:37,024 (イライジャ)アカデミーに入ったら いろんなことを学べると思う? 20 00:02:37,024 --> 00:02:41,028 圧倒的ナンバーワンの魔術学校って いわれてるよね。 21 00:02:41,028 --> 00:02:46,033 それでも僕たち2人は 1年生より 技術的にはずっと上のレベルだ。 22 00:02:46,033 --> 00:02:48,702 あちこちの名門一族が 来てるだろうし➨ 23 00:02:48,702 --> 00:02:52,039 彼らとアドバイスし合って 自分のパワーを➨ 24 00:02:52,039 --> 00:02:55,208 もっと上手にコントロールできるように なるかもって考えるだけで➨ 25 00:02:55,208 --> 00:02:57,377 ワクワクする。 26 00:02:57,377 --> 00:03:02,816 僕は雷と氷属性の魔術を もっと学べるのが魅力だな。 27 00:03:02,816 --> 00:03:07,487 雷の魔術は マナの消耗が激しくて うまく使えないし➨ 28 00:03:07,487 --> 00:03:12,492 氷を制御するのは ビーストの意志の 助けがあっても難しいからね。 29 00:03:12,492 --> 00:03:16,496 あのさ ルーカスのことはどうするか 考えてあるの? 30 00:03:16,496 --> 00:03:19,499 彼に復しゅうすることが できたとしても➨ 31 00:03:19,499 --> 00:03:23,003 彼の一族の報復には 対抗できそうにないからね。 32 00:03:23,003 --> 00:03:25,505 特に今は力をつけないと。 33 00:03:25,505 --> 00:03:30,177 あのクズ野郎に手出しするのを 君が我慢できるなんて ビックリ。 34 00:03:30,177 --> 00:03:32,179 まぁね…。 35 00:03:32,179 --> 00:03:35,849 だけど僕が驚いたのは 君が枕で壁を作ったこと。 36 00:03:35,849 --> 00:03:37,851 当たり前だろ! 男2人が➨ 37 00:03:37,851 --> 00:03:40,020 同じベッドに寝るなんて おかしいから! 38 00:03:40,020 --> 00:03:43,190 え~ もしかして 女の子のほうがよかった? 39 00:03:43,190 --> 00:03:45,192 うるさい バカ! ぐっ。 40 00:03:45,192 --> 00:03:47,360 フッフフフフフ…! 41 00:03:47,360 --> 00:03:50,864 アカデミーで僕に彼女できると思う? 42 00:03:50,864 --> 00:03:55,202 君って真面目そうに見えて 意外と普通のこと気にするんだね。 43 00:03:55,202 --> 00:03:57,537 アーサーだって気になるだろう? 44 00:03:57,537 --> 00:03:59,539 心配するな。 45 00:03:59,539 --> 00:04:02,809 きっと黒髪でメガネかけた いい子に出会うよ。 46 00:04:02,809 --> 00:04:05,479 そして2人は めでたく結婚して➨ 47 00:04:05,479 --> 00:04:08,482 黒髪でメガネのかわいい赤ちゃんが 生まれるって。 48 00:04:08,482 --> 00:04:11,818 赤ちゃんが生まれたときから メガネかけるかよ。 49 00:04:11,818 --> 00:04:15,322 きっと君は そのムカつくほどの 王子様的ルックスで➨ 50 00:04:15,322 --> 00:04:17,991 なんの苦労もせず 彼女ができるんだろうね。 51 00:04:17,991 --> 00:04:21,328 ちょっと嫉妬してる? ちょっとで済んでるとでも? 52 00:04:21,328 --> 00:04:23,330 落ち着け メガネくん。 53 00:04:23,330 --> 00:04:25,632 僕は女の子には興味がないからね。 54 00:04:27,667 --> 00:04:29,669 フッ。 55 00:04:29,669 --> 00:04:31,838 (アーサー)いいからもう寝ようぜ。 56 00:04:31,838 --> 00:04:35,041 (イライジャ)うん おやすみ。 57 00:04:38,845 --> 00:04:42,516 ふあぁあ。 (ヴィンセント)あぁ よかった。 58 00:04:42,516 --> 00:04:45,185 (ヴィンセント)起きたか? おはようございます。 59 00:04:45,185 --> 00:04:48,188 前に発明家と話したいって 言っていたろ? 60 00:04:48,188 --> 00:04:51,191 だから 知り合いに今朝 連絡してみたんだ。 61 00:04:51,191 --> 00:04:54,694 へぇ ホント? ギデオンという男でね。 62 00:04:54,694 --> 00:04:58,532 前に水生マナビーストの 捕獲のクエストを頼んだろ? 63 00:04:58,532 --> 00:05:00,800 ああ…。 実は➨ 64 00:05:00,800 --> 00:05:03,303 それを必要としていたのが 彼なんだ。 65 00:05:03,303 --> 00:05:06,807 著名な研究者で サピンで最も優れた発明家で➨ 66 00:05:06,807 --> 00:05:09,810 技術者でもあるんだ。 ふぅん。 67 00:05:09,810 --> 00:05:13,813 ところで ギデオンから 調達したいものでもあるのか? 68 00:05:13,813 --> 00:05:15,815 うん まぁね。 69 00:05:15,815 --> 00:05:18,151 《エレナの誕生日プレゼントだ》 70 00:05:18,151 --> 00:05:22,322 (レイノルズ)アーサー いたいた! ヴィンセントも一緒か。 71 00:05:22,322 --> 00:05:25,992 あれ? なんか のんきにしてるけどいいのか? 72 00:05:25,992 --> 00:05:28,995 午前中 誰かと 会うことになってるんじゃ? 73 00:05:28,995 --> 00:05:30,997 ああっ そうだった! 74 00:05:30,997 --> 00:05:32,999 じゃあ もう行くよ~! 75 00:05:32,999 --> 00:05:35,502 よそ見してたらコケるぞ オヤジ~! 76 00:05:35,502 --> 00:05:38,505 オヤジといえば 修練は順調にいってる? 77 00:05:38,505 --> 00:05:43,844 ハッ お前のオヤジは 正式にオレンジのステージに進んだぞ! 78 00:05:43,844 --> 00:05:45,846 それで思い出した。 んっ? 79 00:05:45,846 --> 00:05:50,016 どういうわけか このビーストコアから マナを吸収したあと➨ 80 00:05:50,016 --> 00:05:53,186 崩れなかったんだよ。 81 00:05:53,186 --> 00:05:57,190 ってなわけで 支度したら出かけてくる。 82 00:06:00,460 --> 00:06:03,063 《グレイ:どうもおかしい…》 83 00:06:05,799 --> 00:06:08,802 《グレイ:なぜ崩れなかった?》 84 00:06:08,802 --> 00:06:22,148 ♬~ 85 00:06:22,148 --> 00:06:26,653 あっ! 《グレイ:コアの中にビーストの意志が!? 86 00:06:26,653 --> 00:06:32,492 入手できるのは マナビーストが自ら 唯一の意志を差し出すか➨ 87 00:06:32,492 --> 00:06:37,664 または 人間がビーストコアから 取った場合だけ…。 88 00:06:37,664 --> 00:06:42,669 もし私が2つのビーストを統合したら どうなるだろうか? 89 00:06:42,669 --> 00:06:46,006 というより それは可能なのか? 90 00:06:46,006 --> 00:06:49,843 確かめる方法は ただ一つ》 91 00:06:49,843 --> 00:07:14,301 ♬~ 92 00:07:14,301 --> 00:07:16,303 あっ! 93 00:07:18,638 --> 00:07:22,142 《グレイ:あと少し遅かったら 私の竜の意志が➨ 94 00:07:22,142 --> 00:07:25,545 エルダーウッドの守護神の意志を 潰していた…》 95 00:07:27,480 --> 00:07:31,818 なぜ父さんは ビーストの意志を 吸収することができなかったのか。 96 00:07:31,818 --> 00:07:34,988 ⸨ヴィリオン:ビーストの元素と 魔術師が操る元素は➨ 97 00:07:34,988 --> 00:07:38,992 相性がよくなければならん。 そのことを忘れるんじゃないぞ⸩ 98 00:07:38,992 --> 00:07:41,828 ああ そうだよね…。 99 00:07:41,828 --> 00:07:46,032 《アーサー:これを渡すのに ピッタリな人を知っている》 100 00:07:48,835 --> 00:07:53,006 《アーサー:彼女は元気にしてるかな》 101 00:07:53,006 --> 00:08:01,614 ♬~ 102 00:08:01,614 --> 00:08:05,785 (エレナ)おはよう お兄ちゃん。 ママが朝ごはんが出来たよって。 103 00:08:05,785 --> 00:08:09,789 あのおしゃれな次元リングが 欲しいんだ…。 104 00:08:09,789 --> 00:08:11,958 (エレナ)今日は重大発表の日だから➨ 105 00:08:11,958 --> 00:08:14,961 早く起きて支度してって ママが言ってるよ。 106 00:08:14,961 --> 00:08:17,797 えっ!? 重大発表って? 107 00:08:17,797 --> 00:08:22,635 忘れたの? サピン エレノア ダルブの 三国の王族たちが➨ 108 00:08:22,635 --> 00:08:25,972 重大な声明を発表するから それがダウンタウンの広場で➨ 109 00:08:25,972 --> 00:08:28,475 放送されるって言ってたじゃない。 110 00:08:28,475 --> 00:08:32,312 あぁ そうだっけ…。 111 00:08:32,312 --> 00:08:36,816 ねぇ 大好きなお兄ちゃん! 112 00:08:36,816 --> 00:08:38,818 ぐえっ…! 113 00:08:38,818 --> 00:08:42,155 エレナ… さすがにこれをやるには➨ 114 00:08:42,155 --> 00:08:44,657 もう でかすぎだろう…。 115 00:08:44,657 --> 00:08:46,993 早く支度して下りてきてよ。 116 00:08:46,993 --> 00:08:50,497 ママとアタシは タビサおばさんと 先に出かけちゃうから。 117 00:08:50,497 --> 00:08:55,335 うぅ… あの暴力的なとこは いったい誰に似たんだろう…。 118 00:08:55,335 --> 00:08:58,538 その答えならわかるよ。 119 00:09:00,440 --> 00:09:04,110 (アーサー)まだ全然腹が減ってる。 (イライジャ)だろうね。 120 00:09:04,110 --> 00:09:07,781 (イライジャ)シルビーがあんだけ君の皿から 盗み食いしてるんだもん。 121 00:09:07,781 --> 00:09:09,783 まったくだ。 122 00:09:09,783 --> 00:09:12,285 それじゃ 君が研究者と会ってる間➨ 123 00:09:12,285 --> 00:09:15,121 僕はその辺の店を 適当にブラブラしてくるよ。 124 00:09:15,121 --> 00:09:18,625 買い物するのに お金とか持ってるわけ? 125 00:09:18,625 --> 00:09:21,628 誰かさんと違って 僕はダンジョンで稼いで➨ 126 00:09:21,628 --> 00:09:25,131 金をためているからね。 そりゃよかった…。 127 00:09:25,131 --> 00:09:29,969 シルビーはイライジャの買い物に つきあってあげて。 キュッ。 128 00:09:29,969 --> 00:09:31,971 キュ~ッ。 ぐえっ! 129 00:09:31,971 --> 00:09:33,973 ぐぐぐぐ…。 130 00:09:33,973 --> 00:09:36,776 《アーサー:ギデオンに興味を持たれると まずいからな》 131 00:09:38,978 --> 00:09:41,314 ここなの? ああ。 132 00:09:41,314 --> 00:09:43,316 (ノック) 133 00:09:43,316 --> 00:09:45,652 (ハイムズ)ギデオン様は ただ今不在で…。 ヒッ! 134 00:09:45,652 --> 00:09:48,321 ヴィンセント様! 久しぶり ハイムズ。 135 00:09:48,321 --> 00:09:50,657 どうぞ お入りください。 136 00:09:50,657 --> 00:09:53,326 こちらです。 137 00:09:53,326 --> 00:09:55,829 旦那様。 (ギデオン)ハイムズ! 138 00:09:55,829 --> 00:09:58,998 (ギデオン)ここへは誰も 通すなと言ったはず! 139 00:09:58,998 --> 00:10:02,502 なんだ 君か。 また俺の邪魔をしにきたのか。 140 00:10:02,502 --> 00:10:05,338 ちゃんと前もって 連絡しただろう? 141 00:10:05,338 --> 00:10:08,675 最近 人と会うことに かなりうんざりしちまってな。 142 00:10:08,675 --> 00:10:12,345 というのもこの一年 王族から 10人も20人も使者が来ては➨ 143 00:10:12,345 --> 00:10:14,347 海の長旅を可能にする手段を➨ 144 00:10:14,347 --> 00:10:16,850 何か考え出せって しつこくせがむんでな。 145 00:10:16,850 --> 00:10:20,854 海の長旅を可能にする手段? なんのために? 146 00:10:20,854 --> 00:10:24,190 お前には関係ねえだろうが! フッ…。 147 00:10:24,190 --> 00:10:26,860 待てよ その小僧は何者だ? 148 00:10:26,860 --> 00:10:29,863 お会いできて光栄です ギデオンさん。 149 00:10:29,863 --> 00:10:32,198 あなたが すごい方だということは➨ 150 00:10:32,198 --> 00:10:35,034 ヴィンセントおじさんから いろいろ伺っています。 151 00:10:35,034 --> 00:10:38,872 僕の名前はアーサー・レイウィン。 レイノルズの息子です。 152 00:10:38,872 --> 00:10:42,375 生徒や弟子を取らないのは 知ってるだろう ヴィンセント。 153 00:10:42,375 --> 00:10:44,711 なぜソイツをここに連れてきた。 154 00:10:44,711 --> 00:10:48,381 実を言うと その理由は私も知りたいんだ。 155 00:10:48,381 --> 00:10:51,384 はあ? 実は おもしろい発明品を➨ 156 00:10:51,384 --> 00:10:53,720 見せていただこうと 伺ったんですが➨ 157 00:10:53,720 --> 00:10:57,390 ついさっき海の長旅を 可能にする手段が必要だと➨ 158 00:10:57,390 --> 00:11:00,159 おっしゃいましたよね? 159 00:11:00,159 --> 00:11:02,662 (アーサー)あっ あれを使おう。 160 00:11:02,662 --> 00:11:04,664 はあ? 161 00:11:04,664 --> 00:11:06,100 (アーサー)おそらく 口で説明するより➨ 162 00:11:06,100 --> 00:11:09,836 お見せするほうが簡単ですので。 (2人)うん? 163 00:11:09,836 --> 00:11:12,005 お主がどんな色で なんの➨ 164 00:11:12,005 --> 00:11:14,007 お絵描きをしてるのか 知らないが➨ 165 00:11:14,007 --> 00:11:17,177 俺が今直面している問題は ガキが解決できる…。 166 00:11:17,177 --> 00:11:20,179 なに!? これは… どこから!? 167 00:11:20,179 --> 00:11:22,348 もしかして… まさか…。 168 00:11:22,348 --> 00:11:25,852 よこせ! マナを動力とするのではなく➨ 169 00:11:25,852 --> 00:11:29,355 外部の材料から発生させた 蒸気で動くエンジン…。 170 00:11:29,355 --> 00:11:32,525 俺としたことが なぜ思いつかなかったんだ!? 171 00:11:32,525 --> 00:11:35,194 待てよ この部分はおかしくないか? 172 00:11:35,194 --> 00:11:37,197 何かが抜けてるぞ。 173 00:11:37,197 --> 00:11:40,033 (アーサー)重要な情報を 除いてますので。 174 00:11:40,033 --> 00:11:43,036 もちろん喜んでお教えしますよ。 175 00:11:43,036 --> 00:11:47,207 ただし 僕との交渉が 成立したらですけどね。 176 00:11:47,207 --> 00:11:51,211 お主 ただの小僧では なさそうだな。 177 00:11:51,211 --> 00:11:53,713 まぁいい。 (指を鳴らす音) 178 00:11:53,713 --> 00:11:55,715 (ドアの開く音) 179 00:11:55,715 --> 00:11:57,717 その辺に転がってる雑品も➨ 180 00:11:57,717 --> 00:12:00,486 お主にとっちゃ ビックリするほどの名品だろうが➨ 181 00:12:00,486 --> 00:12:03,489 そのつぶらな青い瞳で これを見るがいい! 182 00:12:03,489 --> 00:12:06,993 あぁ…! フン…。 183 00:12:06,993 --> 00:12:10,663 (ギデオン)これは大陸内でも 最高級の宝石だ。 184 00:12:10,663 --> 00:12:13,833 この中に5倍の大きさのマナを 保管できるぞ。 185 00:12:13,833 --> 00:12:17,503 ヴィンセントによれば お主は魔術師の卵らしいな。 186 00:12:17,503 --> 00:12:19,839 卵なんて言ってないと 思うんだけど…。 187 00:12:19,839 --> 00:12:24,344 すごいですね。 でも僕には必要ないんで。 188 00:12:24,344 --> 00:12:27,180 必要ないとな!? よかろう! 189 00:12:27,180 --> 00:12:31,017 ハイムズ C列真ん中にある品物を 全部持ってこい。 190 00:12:31,017 --> 00:12:33,853 これなんぞ まだ誰にも 見せたことがないが➨ 191 00:12:33,853 --> 00:12:35,855 お主は例外だ。 192 00:12:35,855 --> 00:12:38,524 この鏡は屈折力がすごくて 5つの…。 193 00:12:38,524 --> 00:12:40,526 興味ありませ~ん。 194 00:12:40,526 --> 00:12:42,695 (ギデオン)じゃあこれは? (アーサー)結構です。 195 00:12:42,695 --> 00:12:45,531 《名うてのギデオンに対して ここまで自分を貫き通せるとは➨ 196 00:12:45,531 --> 00:12:48,034 さすがアーサー。 だけど…》 197 00:12:48,034 --> 00:12:50,536 ああ~ もう さっさと何か持ってけ~…! 198 00:12:50,536 --> 00:12:53,039 《ヴィンセント:目の前で何が 繰り広げられているのか➨ 199 00:12:53,039 --> 00:12:55,041 さっぱりわからん》 ハァ ハァ…。 200 00:12:55,041 --> 00:12:58,044 どうやら他に選択肢はないようだ。 201 00:12:58,044 --> 00:13:00,813 ハイムズ 例のペンダントを持ってこい! (指を鳴らす音) 202 00:13:00,813 --> 00:13:04,484 あぁ しかしご主人様 あれは特別な…。 203 00:13:04,484 --> 00:13:08,988 わかっとる! いいからあれを! あっ はい! 承知しました! 204 00:13:11,157 --> 00:13:13,159 (ギデオン)これは俺が 美しさにこだわり➨ 205 00:13:13,159 --> 00:13:15,328 最高のデザイナーたちに作らせた➨ 206 00:13:15,328 --> 00:13:19,999 まさに王族にふさわしい逸品だ。 207 00:13:19,999 --> 00:13:23,169 不死竜のウィルムを使って 作られている。 208 00:13:23,169 --> 00:13:25,171 まさしくそのとおり。 うわぁ~。 209 00:13:25,171 --> 00:13:27,674 ハッ 待て! なぜお主が知っとるんじゃ! 210 00:13:27,674 --> 00:13:29,676 何それ。 211 00:13:29,676 --> 00:13:32,845 (アーサー)龍と同じくらいレアな Sクラスのマナビーストの一種で➨ 212 00:13:32,845 --> 00:13:36,683 自分の命を存続させるという 独特な能力があることで➨ 213 00:13:36,683 --> 00:13:39,018 知られているんだよ。 (ヴィンセント)へぇ~。 214 00:13:39,018 --> 00:13:41,688 僕の推測だけど その能力を➨ 215 00:13:41,688 --> 00:13:44,023 どうにかペンダントの中に 蓄えたんじゃない? 216 00:13:44,023 --> 00:13:46,025 (ギデオン)正解だ! (指を鳴らす音) 217 00:13:46,025 --> 00:13:48,194 (ギデオン)危険が迫ったとき 不死竜のウィルムが➨ 218 00:13:48,194 --> 00:13:50,697 自分自身の命を守れるのと 同じように➨ 219 00:13:50,697 --> 00:13:53,366 このペンダントを身に着けた 使用者の周りに➨ 220 00:13:53,366 --> 00:13:55,702 防御のバリアが現れる。 221 00:13:55,702 --> 00:13:58,204 だが すごいのは それだけじゃない! 222 00:13:58,204 --> 00:14:00,807 もし使用者を守るバリアが 破れた場合は➨ 223 00:14:00,807 --> 00:14:03,309 ペンダントの中に 蓄えられていたマナが➨ 224 00:14:03,309 --> 00:14:07,313 使用者を最も安全な場所へと 瞬間移動させる。 225 00:14:07,313 --> 00:14:09,482 どうだ? それで➨ 226 00:14:09,482 --> 00:14:11,651 その効能は何度使えるわけ? 227 00:14:11,651 --> 00:14:14,487 2回だ! が 正直なところ➨ 228 00:14:14,487 --> 00:14:18,825 それはなんとも言えんのだよ。 俺の仮説では おそらく2回だ。 229 00:14:18,825 --> 00:14:23,329 《このペンダント エレナと母さんに あげるのもいいかもな。 230 00:14:23,329 --> 00:14:25,331 待てよ》 231 00:14:25,331 --> 00:14:28,334 (アーサー)そういえば これは 王族のために作ったって➨ 232 00:14:28,334 --> 00:14:30,336 言ってましたよね? (ギデオン)そうだ。 233 00:14:30,336 --> 00:14:33,005 王族が使ってほしいコアを 寄贈してきた。 234 00:14:33,005 --> 00:14:35,007 それを使っちゃっても いいんですか? 235 00:14:35,007 --> 00:14:37,009 まぁ そんなことより➨ 236 00:14:37,009 --> 00:14:40,012 不思議なのは お主がどうやって そのアイデアに気付き➨ 237 00:14:40,012 --> 00:14:43,683 なぜこの場で披露したのか…。 狙いはなんだ? 238 00:14:43,683 --> 00:14:46,686 僕は ただ妹に すてきな誕生日プレゼントを➨ 239 00:14:46,686 --> 00:14:49,522 あげたいと思っただけ。 《ウソつけ!》 240 00:14:49,522 --> 00:14:52,358 それに エンジンの使いみちを ちゃんと聞くまで➨ 241 00:14:52,358 --> 00:14:55,027 僕としても 何も披露できませんから。 242 00:14:55,027 --> 00:14:57,196 今 話さなくても もう少しすれば➨ 243 00:14:57,196 --> 00:14:59,866 このあと行われる発表で わかることだ。 244 00:14:59,866 --> 00:15:02,468 あなたのように 立派な立場の方なら➨ 245 00:15:02,468 --> 00:15:07,473 大衆向けの重大発表より 隠された情報をご存じのはずです。 246 00:15:07,473 --> 00:15:10,143 ん~… そうか わかった。 247 00:15:10,143 --> 00:15:13,813 では 話せば ペンダントをやる必要はないんだな? 248 00:15:13,813 --> 00:15:16,315 僕はそんなお人よしじゃ ないですよ。 249 00:15:16,315 --> 00:15:19,986 だったら2つは無しにして 1つってのは…? 250 00:15:19,986 --> 00:15:22,989 フフッ。 わかった わかった わかった…! 251 00:15:22,989 --> 00:15:24,991 《悪魔め!》 252 00:15:24,991 --> 00:15:28,661 アーサーが人並み外れた頭脳で 何を考えているのか➨ 253 00:15:28,661 --> 00:15:31,330 すべてを理解できているわけじゃ ないけど➨ 254 00:15:31,330 --> 00:15:35,168 約束を守るのは確かだよ。 信じていい。 255 00:15:35,168 --> 00:15:37,670 ぐわぁ! もう わかった わかった! 256 00:15:37,670 --> 00:15:41,174 今は船を造ることが 何より大事だからな。 257 00:15:41,174 --> 00:15:45,845 去年のことだ。 我々は… ディカゼンの他に➨ 258 00:15:45,845 --> 00:15:48,681 もう一つの大陸があることを 確信した。 259 00:15:48,681 --> 00:15:51,517 新しい 大陸が…? 260 00:15:51,517 --> 00:15:56,355 やっぱり本当だったのか! 知っていたの? ヴィンセントおじさん。 261 00:15:56,355 --> 00:16:00,126 王族に仕えている人間が 口を滑らせてね。 262 00:16:00,126 --> 00:16:02,795 事実かどうかは わからなかった。 263 00:16:02,795 --> 00:16:06,132 けど 今の話で がぜん現実味を帯びてきたよ。 264 00:16:06,132 --> 00:16:08,801 その根拠は? 根拠もなしに➨ 265 00:16:08,801 --> 00:16:11,137 そんなこと言えるのは イカれた科学者ぐらいだ! 266 00:16:11,137 --> 00:16:13,139 んっ…。 267 00:16:13,139 --> 00:16:15,475 2~3年前 ディカゼンでは見たことのない➨ 268 00:16:15,475 --> 00:16:18,311 鳥のようなマナビーストが見つかってな。 269 00:16:18,311 --> 00:16:20,980 周囲の風景に ほぼ完全に溶け込んで➨ 270 00:16:20,980 --> 00:16:23,816 カムフラージュできる能力を 備えておった。 271 00:16:23,816 --> 00:16:27,320 姿を隠せて空も飛べるマナビースト? 272 00:16:27,320 --> 00:16:29,489 よくそんなのを捕まえられたな。 273 00:16:29,489 --> 00:16:32,325 (ギデオン)アドベンチャラーが 偶然捕まえたんだ。 274 00:16:32,325 --> 00:16:34,827 その装備品が とんでもなく複雑で➨ 275 00:16:34,827 --> 00:16:37,330 俺がその能力を ようやく解き明かしたのが➨ 276 00:16:37,330 --> 00:16:39,499 去年だったってわけだ。 277 00:16:39,499 --> 00:16:42,835 その装備品には どんな能力があったんですか? 278 00:16:42,835 --> 00:16:45,004 お前 わかってるのか? 279 00:16:45,004 --> 00:16:49,342 これを知りうるのは王族だけだ というレベルの極秘情報だぞ! 280 00:16:49,342 --> 00:16:51,344 じゃあ このエンジンの設計図は➨ 281 00:16:51,344 --> 00:16:54,013 それよりもっと重要な情報 ってことだね。 282 00:16:54,013 --> 00:16:56,515 だって王族すら知らないんだから。 283 00:16:56,515 --> 00:17:00,953 装備品は動く画を記録し 保存することができたのだ。 284 00:17:00,953 --> 00:17:03,456 それだけ? 《このクソガキ!》 285 00:17:03,456 --> 00:17:06,459 それだけじゃない! 3つの王国すべての動画が➨ 286 00:17:06,459 --> 00:17:08,461 詳細に記録されていた。 287 00:17:08,461 --> 00:17:10,796 そこから推測して 実力のある魔術師が➨ 288 00:17:10,796 --> 00:17:13,799 たくさんいる可能性が あるってことだ! 289 00:17:13,799 --> 00:17:17,303 なら なおのこと。 この蒸気エンジンを使って➨ 290 00:17:17,303 --> 00:17:22,308 新大陸に何があるか 僕たちは 確かめにいくしかないですね。 291 00:17:22,308 --> 00:17:25,144 (ヴィンセント)で 調達したかったものって➨ 292 00:17:25,144 --> 00:17:27,647 エレナへの 誕生日プレゼントだったのかい? 293 00:17:27,647 --> 00:17:31,984 まぁね。 今まで見たこともない 品物をあげたいと思って。 294 00:17:31,984 --> 00:17:35,988 なるほど。 じゃあ 蒸気エンジンのアイデアは? 295 00:17:35,988 --> 00:17:39,158 《グレイ:前世で得た知識を 生かしたいと思ったことは➨ 296 00:17:39,158 --> 00:17:41,160 伏せておこう》 あれは➨ 297 00:17:41,160 --> 00:17:45,164 なんとなく前から考えていた ことが役に立ったみたいだね。 298 00:17:45,164 --> 00:17:47,166 君って本当に…。 299 00:17:47,166 --> 00:17:50,836 《グレイ:しかし ディカゼン以外の大陸が 存在するとは…》 300 00:17:50,836 --> 00:17:52,838 アーサー! 301 00:17:52,838 --> 00:17:55,675 キュキュ~! 302 00:17:55,675 --> 00:17:59,679 今日の発表が 待ち遠しくてたまんないよ。 303 00:17:59,679 --> 00:18:02,615 三王国が合併の話し合いを 進めてるって➨ 304 00:18:02,615 --> 00:18:05,117 ラディアス長老から聞いたんだ。 ⚟うわぁっ! 305 00:18:05,117 --> 00:18:07,119 んっ? グハッ…。 306 00:18:07,119 --> 00:18:10,790 あれ キシラスアカデミーの 生徒じゃない? (倒れる音) 307 00:18:10,790 --> 00:18:13,459 (ジャミエル)うちの学校に ドワーフがいるってだけでも➨ 308 00:18:13,459 --> 00:18:15,461 十分悪いことなのに…。 309 00:18:15,461 --> 00:18:18,631 ンッ…! そのうえ学校外で魔術の使用は➨ 310 00:18:18,631 --> 00:18:21,133 禁止されているのを 知らないのか? (蹴る音) 311 00:18:21,133 --> 00:18:23,970 マナを使って 身を守ろうとしているだろ? 312 00:18:23,970 --> 00:18:25,972 お願い… やめて…。 313 00:18:25,972 --> 00:18:30,977 マナを引っ込めろ。 うぅ…。 314 00:18:30,977 --> 00:18:33,145 マナを引っ込めろって 言ってんだよ! 315 00:18:33,145 --> 00:18:35,982 そこまでだぁ! 316 00:18:35,982 --> 00:18:38,317 大丈夫? 立てる? 317 00:18:38,317 --> 00:18:41,320 よくもこんなことができるな! 318 00:18:41,320 --> 00:18:43,823 グッ! (倒れる音) 319 00:18:43,823 --> 00:18:46,826 よくも俺の楽しみを邪魔したな。 320 00:18:46,826 --> 00:18:49,328 《イライジャ:ここで魔法を使えば➨ 321 00:18:49,328 --> 00:18:53,833 ヘルステアさんとアーサーに 迷惑をかけることになる…》 322 00:18:53,833 --> 00:18:56,168 んっ? なぁ それ➨ 323 00:18:56,168 --> 00:18:58,504 ダルブ王国の紋章じゃないか? 324 00:18:58,504 --> 00:19:01,607 楽しい展開になってきたな。 グッ…。 325 00:19:01,607 --> 00:19:03,776 もしかしてお前も 同じ目に遭いたいのか? 326 00:19:03,776 --> 00:19:06,946 同じ病室に入れるように してやるぜ。 327 00:19:06,946 --> 00:19:09,615 そうすりゃ2人で…。 (棒で地面を打つ音) 328 00:19:09,615 --> 00:19:11,617 はあ? 329 00:19:15,121 --> 00:19:19,792 また庶民かよ。 別に遊んでやってもいいけどな。 330 00:19:19,792 --> 00:19:25,297 よかった。 こっちもちょうど 遊びたいと思っていたんだ…。 331 00:19:27,800 --> 00:19:29,802 ア… アーサー。 332 00:19:29,802 --> 00:19:34,140 大丈夫 心配しないで。 って言われても…。 333 00:19:34,140 --> 00:19:36,475 ここは俺に任せろ。 334 00:19:36,475 --> 00:19:38,644 一発殴れば すぐに…。 335 00:19:38,644 --> 00:19:40,813 グハッ…! 336 00:19:40,813 --> 00:19:43,816 (生徒たち)あっ! 337 00:19:43,816 --> 00:19:45,985 調子に乗んなよ! 338 00:19:45,985 --> 00:19:50,156 修練した貴族と平民の違いを 思い知らせてやる。 339 00:19:50,156 --> 00:19:54,827 驚け! 俺の一族が何代にもわたり 受け継いできた技➨ 340 00:19:54,827 --> 00:19:56,829 「1000歩アタック」! 341 00:19:56,829 --> 00:20:00,166 自分の武器を揺らすことで 相手を惑わし注意を奪う。 342 00:20:00,166 --> 00:20:02,501 こうすれば よけられなくなる! 343 00:20:02,501 --> 00:20:06,105 ウルトラ超速の突きを~! 344 00:20:08,674 --> 00:20:11,510 グゥッ! あ~あ 折れちゃった。 345 00:20:11,510 --> 00:20:14,346 マナで強化しないと すぐ壊れるんだよな。 アァ…。 346 00:20:14,346 --> 00:20:18,184 こうなったら 素手で とどめを刺すしかなさそうだな。 347 00:20:18,184 --> 00:20:20,519 生意気な庶民め。 348 00:20:20,519 --> 00:20:25,858 悪いな 我が一族の拳は 人類最強といわれているんだ。 349 00:20:25,858 --> 00:20:27,860 なっ! 350 00:20:34,366 --> 00:20:37,369 《な… なんだ このプレッシャーは。 351 00:20:37,369 --> 00:20:40,673 クソッ 思い知れっ》 352 00:20:45,211 --> 00:20:48,047 グウッ…。 353 00:20:48,047 --> 00:20:50,049 (倒れる音) 354 00:20:50,049 --> 00:20:52,551 うっ うぅ…。 355 00:20:52,551 --> 00:20:59,558 この野郎! よくも… 恥かかせやがって…。 356 00:20:59,558 --> 00:21:25,084 ♬~