1 00:00:46,448 --> 00:02:13,902 2 00:02:13,902 --> 00:02:16,905 聖域決戦の火ぶたは 切って落とされた 3 00:02:16,905 --> 00:02:19,908 邪悪の矢を受け倒れた 女神を救うためにも 4 00:02:19,908 --> 00:02:22,911 黄金聖闘士の立ちはだかる 十二の宮を突破せよ 5 00:02:22,911 --> 00:02:26,915 急げ 女神の聖闘士たち 6 00:02:26,915 --> 00:02:29,902 天秤宮において氷のひつぎから よみがえった氷河は 7 00:02:29,902 --> 00:02:34,907 命懸けで自分を救ってくれた 瞬のためにも新たな闘志を燃やし 8 00:02:34,907 --> 00:02:39,912 第八の宮 天蠍宮を守る 蠍座のミロに立ち向かった 9 00:02:39,912 --> 00:02:44,917 一方 沙織のもとへ はせ参じた辰巳を襲う雑兵たち 10 00:02:44,917 --> 00:02:47,903 そこへ現れたのが 星矢たちの かつてのライバル 11 00:02:47,903 --> 00:02:49,905 邪武たちである 12 00:02:49,905 --> 00:02:54,910 彼らもまた 女神を守ることを 心に誓っていたのである 13 00:02:54,910 --> 00:02:59,915 しかし 天蠍宮のしれつな戦いは 想像を絶した 14 00:02:59,915 --> 00:03:01,917 ミロの スカーレットニードルによって 15 00:03:01,917 --> 00:03:06,905 全身をまひさせられ 降伏か死かを迫られる氷河 16 00:03:06,905 --> 00:03:11,905 だが 絶体絶命の危機に 氷河は起死回生の拳を放った 17 00:03:21,904 --> 00:03:25,908 いったい 何度ダイヤモンドダストを 打ったと思っている? 18 00:03:25,908 --> 00:03:29,912 まさか… ハーーッ… 19 00:03:29,912 --> 00:03:35,918 受けろ これがキグナス最大の拳 オーロラ・サンダー・アタック! 20 00:03:35,918 --> 00:03:39,918 うあぁぁぁぁ… 21 00:03:48,914 --> 00:03:51,917 決まった! あっ!? 22 00:03:51,917 --> 00:03:54,903 氷河 残念だが 君のオーロラ・サンダー・アタックとやらも 23 00:03:54,903 --> 00:03:57,906 何の効果もないな 24 00:03:57,906 --> 00:04:00,909 スカーレットニードルで全身が まひした状態で打っては 25 00:04:00,909 --> 00:04:03,912 フッ… それよりも自分の体を見てみろ 26 00:04:03,912 --> 00:04:07,912 何!? あっ… あぁ!? 27 00:04:12,905 --> 00:04:15,908 ば… ばかな… これは!? 28 00:04:15,908 --> 00:04:18,911 針の穴ほどに小さかった スカーレットニードルの傷痕が 29 00:04:18,911 --> 00:04:23,916 大きく穴を開け 君の全身の血を 吹き出させているのだ 30 00:04:23,916 --> 00:04:25,918 あ… あぁ! 31 00:04:25,918 --> 00:04:30,906 あ… あぁぁぁぁ! 32 00:04:30,906 --> 00:04:32,908 フフフフッ… 33 00:04:32,908 --> 00:04:38,908 うあっ! うっ… 何だ? このしびれは… 34 00:04:54,913 --> 00:04:59,913 全身のしびれだけじゃない 目も かすんできた 35 00:05:03,906 --> 00:05:07,910 耳も聞こえにくくなってきた 鼻も口も何もかも おかしい 36 00:05:07,910 --> 00:05:11,914 これは いったい… それはスカーレットニードルによって 37 00:05:11,914 --> 00:05:13,916 君の五感が薄れているからだ 38 00:05:13,916 --> 00:05:16,919 傷痕から 血が流れていくにしたがい 39 00:05:16,919 --> 00:05:19,922 君の視覚や聴覚 嗅覚 触覚 味覚など 40 00:05:19,922 --> 00:05:22,922 ことごとく うせていくのだ あ… あぁ! 41 00:05:25,911 --> 00:05:30,911 ならば その前に… ミロ あなたを倒さねば! 42 00:05:34,920 --> 00:05:36,922 無駄だ 全身 まひし 43 00:05:36,922 --> 00:05:39,908 すでに触覚のほとんどが 失われた状態では 44 00:05:39,908 --> 00:05:41,910 何を打っても通用しないと 今 わかったはずだ 45 00:05:41,910 --> 00:05:44,913 黙れ! 46 00:05:44,913 --> 00:05:46,915 あぁ… うあっ! 47 00:05:46,915 --> 00:05:50,915 うおっ… うっ… 48 00:05:53,922 --> 00:05:55,908 いいかげんにしないかキグナス 49 00:05:55,908 --> 00:05:58,911 君には カミュの気持ちがわからんのか? 50 00:05:58,911 --> 00:06:01,911 な… 何? カミュの気持ちだと? 51 00:06:08,921 --> 00:06:11,924 氷河 なぜ よみがえってきた 52 00:06:11,924 --> 00:06:16,924 なぜ あのまま氷のひつぎの中で 永遠に眠り続けなかったのだ 53 00:06:22,918 --> 00:06:24,918 いいだろう 54 00:06:27,923 --> 00:06:29,925 君にまだ俺の話が 理解できるうちに 55 00:06:29,925 --> 00:06:31,910 教えておいてやろう 56 00:06:31,910 --> 00:06:35,914 なぜ カミュが わざわざ天秤宮にまで出向き 57 00:06:35,914 --> 00:06:40,914 君を葬り去ろうとしたか… えっ? 58 00:06:43,922 --> 00:06:48,911 まず カミュは君の聖闘士としての 実力と決意のほどを知ろうとした 59 00:06:48,911 --> 00:06:50,913 それはカミュほどの者が 60 00:06:50,913 --> 00:06:54,913 すぐにとどめを 刺さなかったことでも明らかだ 61 00:06:56,919 --> 00:06:58,921 ならば来い 進むためには 62 00:06:58,921 --> 00:07:02,925 この私を 倒さねばならないのだからな 63 00:07:02,925 --> 00:07:04,927 そ… それもできません 64 00:07:04,927 --> 00:07:09,915 あなたは水晶聖闘士の師 つまり私の師も同然の方です 65 00:07:09,915 --> 00:07:14,920 師である あなたに 拳を向けることはできない 66 00:07:14,920 --> 00:07:19,925 お前の話とは それだけか? あっ… 67 00:07:19,925 --> 00:07:22,911 そしてカミュは 自分と戦おうとしない君に 68 00:07:22,911 --> 00:07:24,911 最後の手段を取った 69 00:07:27,916 --> 00:07:31,920 確かお前には シベリアの海に沈んだ船に眠る 70 00:07:31,920 --> 00:07:33,920 母親がいたな 71 00:07:36,925 --> 00:07:38,925 よく見ておくがいい 72 00:07:53,925 --> 00:07:57,929 あぁ… マーマの船が… 73 00:07:57,929 --> 00:08:01,917 マーマの船が 海底の一番深い所へ沈んでいく 74 00:08:01,917 --> 00:08:04,920 だ… だめだ! 75 00:08:04,920 --> 00:08:08,924 あそこへ落ちたら もう 誰も近づくことはできない 76 00:08:08,924 --> 00:08:12,924 も… もう二度とマーマの顔を 見ることはできない 77 00:08:14,930 --> 00:08:17,916 マーマ… 78 00:08:17,916 --> 00:08:20,919 あ… あなたが俺のマーマを… 79 00:08:20,919 --> 00:08:23,922 なぜ? なぜなんだ? 80 00:08:23,922 --> 00:08:25,924 何も持たない この氷河にとって 81 00:08:25,924 --> 00:08:27,926 唯一残された 大切なものだったんだ 82 00:08:27,926 --> 00:08:30,929 それをなぜ! 83 00:08:30,929 --> 00:08:35,917 たとえ誰であろうと 俺からマーマを奪う権利はない 84 00:08:35,917 --> 00:08:38,920 許さない たとえ相手が誰であっても 85 00:08:38,920 --> 00:08:41,920 ダイヤモンドダスト! 86 00:08:45,927 --> 00:08:48,930 あっ!冷気を手のひらで止めた 87 00:08:48,930 --> 00:08:52,918 忘れたわけではあるまい このカミュは お前の師 88 00:08:52,918 --> 00:08:57,923 水晶聖闘士の師でもあるのだ ダイヤモンドダストごとき初歩的な技で 89 00:08:57,923 --> 00:09:00,923 この私が 倒せると思っているのか! 90 00:09:05,931 --> 00:09:08,931 ハーーッ… 91 00:09:10,919 --> 00:09:14,919 オーロラ・サンダー・アタック! 92 00:09:18,927 --> 00:09:21,930 だあぁぁぁぁ! 93 00:09:21,930 --> 00:09:24,916 無駄だと言ったはずだ まだ わからないのか! 94 00:09:24,916 --> 00:09:26,916 たあっ! 95 00:09:28,920 --> 00:09:33,920 あ… あぁ! うあぁぁぁぁ! 96 00:09:37,929 --> 00:09:39,929 うっ… 97 00:09:41,917 --> 00:09:43,917 うぅ… 98 00:09:45,921 --> 00:09:49,925 お前の心の中は今 水晶聖闘士や母への思いと 99 00:09:49,925 --> 00:09:51,927 私への憎悪で満ち満ちている 100 00:09:51,927 --> 00:09:55,931 いわば 薄っぺらな感情というものでな 101 00:09:55,931 --> 00:09:58,917 そして それは 真の聖闘士が持つべき 102 00:09:58,917 --> 00:10:01,920 究極の小宇宙とは 遠くかけ離れたものだ 103 00:10:01,920 --> 00:10:03,920 き… 究極の小宇宙… 104 00:10:09,928 --> 00:10:13,932 ま… まさか… あのときカミュはわざと… 105 00:10:13,932 --> 00:10:15,917 そうだ 君が相手にしようとしていた 106 00:10:15,917 --> 00:10:19,921 黄金聖闘士と互角に戦うためには 究極の小宇宙 107 00:10:19,921 --> 00:10:21,923 セブンセンシズが必要だった 108 00:10:21,923 --> 00:10:25,927 そして君がセブンセンシズに 目覚めることができるかどうか 109 00:10:25,927 --> 00:10:27,929 カミュは試していたのだ 110 00:10:27,929 --> 00:10:31,917 しかし 君にはできなかった 111 00:10:31,917 --> 00:10:33,917 う… うぅ… 112 00:10:36,922 --> 00:10:38,922 うっ… 113 00:10:40,926 --> 00:10:43,929 俺にはできない… 114 00:10:43,929 --> 00:10:45,931 この俺にとって この世に残された 115 00:10:45,931 --> 00:10:49,918 たった1つの大切なものを 忘れることなど 116 00:10:49,918 --> 00:10:52,918 俺にはマーマ… マーマ… 117 00:10:54,923 --> 00:10:57,926 母親への思いすら 断ち切れない君には 118 00:10:57,926 --> 00:11:02,931 所詮 セブンセンシズに目覚めることなど 不可能なことだった 119 00:11:02,931 --> 00:11:04,933 そして カミュは… 120 00:11:04,933 --> 00:11:06,933 あぁ!? 121 00:11:10,922 --> 00:11:17,822 う… うあぁぁぁぁ… 122 00:11:23,935 --> 00:11:27,935 あ… あぁ… 123 00:12:03,925 --> 00:12:06,928 これ以上 君が絶望的な戦いを続け 124 00:12:06,928 --> 00:12:09,931 他の黄金聖闘士に なぶり殺しにされるよりは 125 00:12:09,931 --> 00:12:14,936 せめて師である自分の手によって 君を氷のひつぎに永遠に閉じ込め 126 00:12:14,936 --> 00:12:16,922 眠らせることにしたのだ 127 00:12:16,922 --> 00:12:20,926 何百年間 何千年の幾星霜降るうちに 128 00:12:20,926 --> 00:12:23,926 いつか よみがえる日が 来るかもしれないと 129 00:12:31,937 --> 00:12:36,925 カミュは そんな思いを込めて 君を戦いから外してくれたんだぞ 130 00:12:36,925 --> 00:12:38,925 カ… カミュ… 131 00:13:00,932 --> 00:13:03,935 氷河よ カミュに免じて 命だけは助けてやる 132 00:13:03,935 --> 00:13:07,923 数日もすれば 再び全ての感覚が戻ってこよう 133 00:13:07,923 --> 00:13:12,923 ただちに この十二宮… いや 聖域から立ち去るのだな 134 00:13:14,930 --> 00:13:17,933 ば… ばかな… 135 00:13:17,933 --> 00:13:20,933 今 何と言った? 136 00:13:22,938 --> 00:13:24,923 それこそ… 137 00:13:24,923 --> 00:13:29,928 カミュ同様 余計なお世話ということだ 138 00:13:29,928 --> 00:13:32,931 ミロよ! 何? 139 00:13:32,931 --> 00:13:35,934 俺には 生死を共にと誓った友がいる 140 00:13:35,934 --> 00:13:38,937 その友である星矢たちが 必死で戦っている中 141 00:13:38,937 --> 00:13:41,940 生き延びんがための眠りなどに ついていられるか 142 00:13:41,940 --> 00:13:43,925 たとえ何百年 何千年後に 143 00:13:43,925 --> 00:13:46,825 氷のひつぎから 生き返ったとして何になる 144 00:13:50,932 --> 00:13:52,934 この氷河にとって 145 00:13:52,934 --> 00:13:56,938 今 この時代に生きている ということに価値があるんだ 146 00:13:56,938 --> 00:13:59,924 つらくとも苦しくとも 熱き血潮を分け合った 147 00:13:59,924 --> 00:14:02,927 すばらしいやつらと同じ時を 歩んでいるということが 148 00:14:02,927 --> 00:14:06,931 喜びなのだ かつては 不運な出生を呪ったこともある 149 00:14:06,931 --> 00:14:08,933 だが 今は神に感謝している 150 00:14:08,933 --> 00:14:11,933 やつらを友として 同じ時に生まれたことをな! 151 00:14:14,939 --> 00:14:17,926 氷河 まさか君は… 152 00:14:17,926 --> 00:14:22,931 そうだ! たとえ 全ての感覚が失われようと 153 00:14:22,931 --> 00:14:25,934 この命尽きるまで戦いはやめん! 154 00:14:25,934 --> 00:14:28,937 たあっ! ハッ! 155 00:14:28,937 --> 00:14:31,940 うあぁぁぁぁ… 156 00:14:31,940 --> 00:14:35,927 うっ!うぅ… 157 00:14:35,927 --> 00:14:38,927 フッ… 聞いたか? カミュ 158 00:14:40,932 --> 00:14:46,832 宝瓶宮にいるカミュよ 今の氷河の声が聞こえたか? 159 00:14:48,940 --> 00:14:52,927 この男を戦いから外してやろう などという甘い考えは 160 00:14:52,927 --> 00:14:55,930 かえって この男を侮辱したことになるのだ 161 00:14:55,930 --> 00:14:58,933 俺は むしろ正々堂々と戦いたい 162 00:14:58,933 --> 00:15:03,938 そして この男の命を奪うことこそ 氷河を男として認め 163 00:15:03,938 --> 00:15:06,941 聖闘士として 遇したことになるのだ 164 00:15:06,941 --> 00:15:09,928 俺は今から全力をもって 氷河に とどめを刺す 165 00:15:09,928 --> 00:15:14,928 それは俺が氷河を聖闘士として 一人の男として認めたからだ 166 00:15:16,935 --> 00:15:18,935 よいな? カミュ 167 00:15:20,939 --> 00:15:22,939 うぅ… 168 00:15:28,930 --> 00:15:31,930 あぁ… 天蠍宮の火も消えた 169 00:15:33,935 --> 00:15:36,938 残りは4時間足らずしかない 170 00:15:36,938 --> 00:15:40,942 星矢たちは何をしている… あっ! 171 00:15:40,942 --> 00:15:43,928 邪武 自家用ジェット機に 使いに行った檄は 172 00:15:43,928 --> 00:15:46,931 まだ戻らんのか? もうすぐ来るさ 173 00:15:46,931 --> 00:15:49,931 でも いったい 何を持ってこさせるつもりなんだ 174 00:15:56,941 --> 00:16:00,929 星矢 ああ 急がないと 175 00:16:00,929 --> 00:16:04,933 しかし 今頃 天蠍宮の氷河は… 176 00:16:04,933 --> 00:16:06,933 行くぞ 星矢 ああ 177 00:16:16,945 --> 00:16:20,932 どうした? 氷河 お前は自ら生き延びることよりも 178 00:16:20,932 --> 00:16:23,935 つらく苦しい戦いを… いや 死を望んだのだ 179 00:16:23,935 --> 00:16:29,941 さあ 立ち上がり かかってこい うっ… うぅ… 180 00:16:29,941 --> 00:16:31,941 さあ 早く 181 00:16:38,933 --> 00:16:41,936 我が師 カミュよ 182 00:16:41,936 --> 00:16:44,939 俺は あのとき母への思いを 断ち切ることができず 183 00:16:44,939 --> 00:16:49,839 究極の小宇宙 セブンセンシズに 目覚めることができなかった 184 00:17:00,939 --> 00:17:02,939 だが 今は違う 185 00:17:07,946 --> 00:17:09,931 なぜならカミュよ 186 00:17:09,931 --> 00:17:12,934 こうして全ての感覚を 失いつつあるにも関わらず 187 00:17:12,934 --> 00:17:14,936 この氷河の脳裏には 188 00:17:14,936 --> 00:17:17,939 くっきりとマーマの姿が 焼き付いているからだ 189 00:17:17,939 --> 00:17:21,943 俺の心から永遠にマーマの姿が 消え去ることはない 190 00:17:21,943 --> 00:17:25,947 そして何よりも 俺には かけがえのない友がいる 191 00:17:25,947 --> 00:17:29,934 一時は絶望のうちに 自ら死を望んだ この氷河を 192 00:17:29,934 --> 00:17:32,934 必死に助けようとしてくれた 俺の友が 193 00:17:36,941 --> 00:17:43,841 まして 瞬は自らの命を懸けて この俺の命を救ってくれたのだ 194 00:17:45,934 --> 00:17:48,834 この命は俺だけのものじゃない 195 00:17:50,939 --> 00:17:53,939 俺たち みんなの勝利のために 196 00:17:55,944 --> 00:17:57,946 ハーーッ… 197 00:17:57,946 --> 00:18:02,934 我が師 カミュよ 氷河は そのためによみがえったのだ 198 00:18:02,934 --> 00:18:06,938 俺の心には もはや何の迷いもない 199 00:18:06,938 --> 00:18:11,943 氷河 あなたには私も そして 星矢たち みんなもついています 200 00:18:11,943 --> 00:18:15,947 今こそ 究極の小宇宙を燃やすのです 201 00:18:15,947 --> 00:18:17,949 いくぞ ミロ この氷河にとって 202 00:18:17,949 --> 00:18:21,936 もはや最後の一打になるであろう この拳 203 00:18:21,936 --> 00:18:25,940 感覚が失われていく中で 小宇宙は最大限に高めてみせる 204 00:18:25,940 --> 00:18:29,944 たとえ俺が倒れても 俺の夢は必ず友がかなえてくれる 205 00:18:29,944 --> 00:18:32,947 よし 氷河 約束どおり最後のとどめ 206 00:18:32,947 --> 00:18:34,949 アンタレスを お前の体に打ち込んでやる 207 00:18:34,949 --> 00:18:37,936 ンーーッ… 208 00:18:37,936 --> 00:18:39,936 さらば 友よ 209 00:18:43,942 --> 00:18:47,946 オーロラ・サンダー・アタック! 210 00:18:47,946 --> 00:18:50,949 スカーレットニードルアンタレス! 211 00:18:50,949 --> 00:18:53,949 うあぁぁぁぁ… 212 00:18:56,938 --> 00:18:58,940 氷河! 213 00:18:58,940 --> 00:19:02,944 あぁ… うっ… 214 00:19:02,944 --> 00:19:04,944 うおっ! 215 00:19:09,951 --> 00:19:13,938 あ… あぁ… 216 00:19:13,938 --> 00:19:16,938 あぁ… うっ… 217 00:19:22,947 --> 00:19:28,936 氷河 君が望んだとおり 正々堂々と戦い 死ねて本望だろう 218 00:19:28,936 --> 00:19:30,938 これで… 何!? 219 00:19:30,938 --> 00:19:33,941 15の星が冷気となって 俺の体に打ち込まれているとは!? 220 00:19:33,941 --> 00:19:35,943 こ… これは!? 221 00:19:35,943 --> 00:19:38,946 聖闘士にとって 自分の守護星座の形は 222 00:19:38,946 --> 00:19:41,949 そのまま自らの急所 それは星命点 223 00:19:41,949 --> 00:19:46,938 氷河は このミロの星命点を 一瞬のうちに突いていたのか 224 00:19:46,938 --> 00:19:51,938 いったい いつの間に? まさか 最後の拳を繰り出したとき… 225 00:19:56,948 --> 00:19:59,951 たあっ! 226 00:19:59,951 --> 00:20:02,937 氷河は 俺がアンタレスの1点を 打ち込む間に 227 00:20:02,937 --> 00:20:05,940 15もの星命点を突いていたのだ 228 00:20:05,940 --> 00:20:07,942 あぁ… さすがの黄金聖衣も 229 00:20:07,942 --> 00:20:11,946 オーロラ・サンダー・アタックの冷気によって 凍りついている 230 00:20:11,946 --> 00:20:14,949 俺のまとっているのが 黄金聖衣でなければ 231 00:20:14,949 --> 00:20:17,952 先に絶命していたのは むしろ俺のほう 232 00:20:17,952 --> 00:20:22,940 生死の戦いには勝ったが この勝負 俺の敗北だ 233 00:20:22,940 --> 00:20:27,945 氷河は命尽きる最後の一瞬に 黄金聖闘士の このミロより 234 00:20:27,945 --> 00:20:29,947 はるかに小宇宙を高めたのだ 235 00:20:29,947 --> 00:20:33,947 つまり氷河が ついに セブンセンシズに目覚めたのだ 236 00:20:39,941 --> 00:20:42,941 うぅ… な… 何!? 237 00:20:46,948 --> 00:20:50,952 ま… まだ… それにしても もはや数分の命なのに 238 00:20:50,952 --> 00:20:53,938 これ以上 どこへ行こうとする? 氷河 239 00:20:53,938 --> 00:20:55,940 星矢たちのもとへか? 240 00:20:55,940 --> 00:20:58,943 それとも君らが邪悪の化身として 倒そうとしている 241 00:20:58,943 --> 00:21:00,945 教皇のもとへか? 242 00:21:00,945 --> 00:21:03,948 しかし 君には もう そんな力は残っていない 243 00:21:03,948 --> 00:21:08,948 スカーレットニードルの傷痕から 血が流れ出し もはや君は… 244 00:21:10,955 --> 00:21:16,944 氷河 君は残された数分の命までも あくまで前進のために使うのか? 245 00:21:16,944 --> 00:21:18,944 それほどまでして… 246 00:21:20,948 --> 00:21:23,951 あぁ もしかして… 247 00:21:23,951 --> 00:21:26,954 この青銅聖闘士たちが守る あの城戸沙織こそ 248 00:21:26,954 --> 00:21:29,954 本当に女神なのか? だとしたら俺たちは!? 249 00:21:31,943 --> 00:21:33,945 氷河 250 00:21:33,945 --> 00:21:35,945 う… うぅ… 251 00:21:46,941 --> 00:21:48,941 フン! うっ! 252 00:21:59,954 --> 00:22:02,957 うっ… 気が付いたか氷河 253 00:22:02,957 --> 00:22:04,942 今 血止めの急所 真央点を突いた 254 00:22:04,942 --> 00:22:09,947 これで血も止まるとともに 六感も少しは回復するはずだ 255 00:22:09,947 --> 00:22:11,949 な… なぜ… 256 00:22:11,949 --> 00:22:14,952 フッ… 見てみたくなったからよ 257 00:22:14,952 --> 00:22:18,952 君たちが どこまで行けるのか この戦いの行方をな 258 00:22:20,942 --> 00:22:23,942 う… うぅ… 259 00:22:36,958 --> 00:22:41,946 ただし 氷河よ これだけは肝に銘じておけ 260 00:22:41,946 --> 00:22:44,949 俺は君を助けたのではない 261 00:22:44,949 --> 00:22:48,870 君にとって 最もつらい試練を与えたのだ 262 00:22:48,870 --> 00:22:51,870 その意味は やがてわかるだろう 263 00:30:33,917 --> 00:30:48,866 ♬~ 264 00:30:48,866 --> 00:30:52,870 (北見志穂)〈3日前 スナックを経営する女性が→ 265 00:30:52,870 --> 00:30:57,858 金銭トラブルが原因で 殺害されるという事件が起きた〉