1 00:00:46,790 --> 00:02:14,261 2 00:02:14,261 --> 00:02:18,265 多くの犠牲を払い しれつな戦いを 繰り広げた聖域決戦も 3 00:02:18,265 --> 00:02:21,265 いよいよ 最後の時を迎えようとしていた 4 00:02:23,270 --> 00:02:26,273 十二宮 最後の宮 双魚宮での戦いで 5 00:02:26,273 --> 00:02:30,260 ついに究極の小宇宙 セブンセンシズに目覚めた瞬の拳は 6 00:02:30,260 --> 00:02:34,264 最強の美の戦士 アフロディーテを打ち倒した 7 00:02:34,264 --> 00:02:39,269 しかし 瞬の胸を射ぬいた 白いバラが深紅に染まるとき 8 00:02:39,269 --> 00:02:42,272 瞬もまた 星矢に永遠の別れを告げながら 9 00:02:42,272 --> 00:02:45,275 息絶えたのだった 10 00:02:45,275 --> 00:02:48,261 教皇アーレスは勝利を確信した 11 00:02:48,261 --> 00:02:51,264 だが そのとき 必死に星矢を助けようとする 12 00:02:51,264 --> 00:02:54,267 魔鈴の小宇宙が 五感を失いつつあった星矢を 13 00:02:54,267 --> 00:02:56,267 僅かに揺り動かした 14 00:03:12,269 --> 00:03:15,272 ば… ばかな… 瞬の小宇宙が消えた 15 00:03:15,272 --> 00:03:17,274 なんということだ 16 00:03:17,274 --> 00:03:20,277 十二宮 最後の双魚宮の火も 勢いが落ちている 17 00:03:20,277 --> 00:03:22,262 あ… あと僅かで 18 00:03:22,262 --> 00:03:25,265 沙織お嬢様の心臓に 矢が突き刺さる 19 00:03:25,265 --> 00:03:31,265 は… 早く… 早く教皇を この場へ連れてきてくれ 星矢 20 00:03:36,276 --> 00:03:39,276 頼む 星矢… 21 00:03:46,269 --> 00:03:49,169 う… うぅ… 22 00:03:52,275 --> 00:03:55,262 だめだ 力が入らない 23 00:03:55,262 --> 00:04:00,267 目もかすみ 耳も遠くなっている 五感の全てが低下している 24 00:04:00,267 --> 00:04:05,272 教皇の間を目前にして 俺は このバラの中で 25 00:04:05,272 --> 00:04:07,272 もうすぐ死ぬのか… 26 00:04:09,276 --> 00:04:11,278 星矢! 27 00:04:11,278 --> 00:04:14,264 せっかく みんなが身をていして 俺をここまで 28 00:04:14,264 --> 00:04:19,269 たどり着かせてくれたというのに 女神の命も あと僅かだというのに 29 00:04:19,269 --> 00:04:24,269 俺は どうすることもできないのか… 30 00:04:31,264 --> 00:04:33,266 あぁ! 31 00:04:33,266 --> 00:04:38,266 う… うぅ… 星矢… 32 00:04:49,266 --> 00:04:53,270 ハァ… ハァ… 33 00:04:53,270 --> 00:04:55,270 星矢… 34 00:04:59,276 --> 00:05:01,278 星矢! 35 00:05:01,278 --> 00:05:05,265 いけない これは 相当 魔宮薔薇の香気を吸ったようだ 36 00:05:05,265 --> 00:05:10,265 完全に意識を失っている このままでは死んでしまう 37 00:05:21,281 --> 00:05:24,267 星矢 この仮面を着けていれば 38 00:05:24,267 --> 00:05:27,270 数分間なら 多少は防毒の効果がある 39 00:05:27,270 --> 00:05:30,270 こんな所で 死んでしまったらだめだ 40 00:05:32,275 --> 00:05:36,279 できることなら このままお前を 助け出してやりたい 41 00:05:36,279 --> 00:05:39,266 でも お前は 女神の聖闘士なんだからね 42 00:05:39,266 --> 00:05:41,268 この魔鈴が引きずってでも 43 00:05:41,268 --> 00:05:44,271 お前を 教皇の間へ連れてってやるよ 44 00:05:44,271 --> 00:05:48,275 だけど 私の命が そこまで持つかどうか… 45 00:05:48,275 --> 00:05:50,275 さあ!行くよ 星矢 46 00:06:05,275 --> 00:06:08,275 フフフフッ… 47 00:06:10,280 --> 00:06:16,269 待ってよ!あっ! まったくもう 星矢ったら 48 00:06:16,269 --> 00:06:19,269 フフフフッ… 49 00:06:29,282 --> 00:06:34,271 誰かが俺を助けてくれている 誰だろう? 50 00:06:34,271 --> 00:06:38,275 この感じは とても懐かしい まるで姉さんのような… 51 00:06:38,275 --> 00:06:43,280 そうだ 姉さんの匂いがする… 52 00:06:43,280 --> 00:06:48,268 気が付いたのかい? 星矢 この声は… 魔鈴さん 53 00:06:48,268 --> 00:06:50,270 いったい どうしてここへ? 54 00:06:50,270 --> 00:06:53,273 あれから どうしてたんです? 魔鈴さん 55 00:06:53,273 --> 00:06:55,275 しゃべるんじゃないよ 口を利いただけでも 56 00:06:55,275 --> 00:06:59,279 今のお前は 極度に体力が消耗するんだ 57 00:06:59,279 --> 00:07:01,281 このバラは魔宮薔薇といって 58 00:07:01,281 --> 00:07:04,284 花粉を吸ったり そのトゲに かすっただけで 59 00:07:04,284 --> 00:07:08,271 五感を失い 死に至る恐ろしいバラなんだ 60 00:07:08,271 --> 00:07:15,278 でも その仮面を着けているかぎり 少しの間なら大丈夫さ 61 00:07:15,278 --> 00:07:19,282 瞬の小宇宙が感じられない 瞬まで まさか!? 62 00:07:19,282 --> 00:07:22,269 振り返るんじゃないよ 星矢 63 00:07:22,269 --> 00:07:26,273 もう お前しか残っていないんだ… 64 00:07:26,273 --> 00:07:29,276 俺が この仮面を着けていたら 魔鈴さんが 65 00:07:29,276 --> 00:07:33,280 しゃべるなと言ったろ 星矢 お前は この先 66 00:07:33,280 --> 00:07:36,283 教皇の間へ 行き着くことだけを考えるんだ 67 00:07:36,283 --> 00:07:39,283 いいね 星矢… あっ! 68 00:07:41,271 --> 00:07:46,276 魔鈴さん お前を担いでいってやるつもりが 69 00:07:46,276 --> 00:07:49,279 そういうわけには いかなくなったようだ 70 00:07:49,279 --> 00:07:52,282 魔鈴さん いったい どうしたんです? 71 00:07:52,282 --> 00:07:54,284 その様子は 魔宮薔薇にやられただけじゃない 72 00:07:54,284 --> 00:07:57,270 いったい ここに来るまでに 何があったんです? 73 00:07:57,270 --> 00:08:03,276 星矢 私のことは構わずに行きな 今なら まだ間に合う… 74 00:08:03,276 --> 00:08:09,282 一気に駆け抜けるんだ さあ 早く 星矢! 75 00:08:09,282 --> 00:08:12,285 魔鈴さん 76 00:08:12,285 --> 00:08:15,272 女の魔鈴さんを踏み台にして 77 00:08:15,272 --> 00:08:19,272 俺だけ生き延びるなんて できっこないじゃないか 78 00:08:22,279 --> 00:08:26,283 く… くそっ… みんなが… 魔鈴さんまでもが 79 00:08:26,283 --> 00:08:30,287 命懸けで 俺をここまで連れてきてくれた 80 00:08:30,287 --> 00:08:34,287 なのに こんなバラぐらいで 参ってたまるか! 81 00:08:38,278 --> 00:08:42,278 燃えろ 俺の小宇宙よ 奇跡を起こせ! 82 00:08:47,287 --> 00:08:49,272 ペガサス流星拳! 83 00:08:49,272 --> 00:08:51,272 消えて無くなれ 魔宮薔薇 84 00:09:05,288 --> 00:09:09,275 やった 全ての魔宮薔薇が消し飛んだ 85 00:09:09,275 --> 00:09:14,280 しかも 今までバラの中で 見えなかった教皇の間が目の前に 86 00:09:14,280 --> 00:09:16,282 あっ 魔鈴さん! 87 00:09:16,282 --> 00:09:20,282 魔鈴さんを置いては行けない 魔鈴さん! 88 00:09:23,273 --> 00:09:26,276 シャイナさん 魔鈴のことは私に任せて 89 00:09:26,276 --> 00:09:30,280 お前は早く行くんだ シャイナさん 無事だったんですね 90 00:09:30,280 --> 00:09:33,280 さあ 時間はないんだ 91 00:09:45,278 --> 00:09:47,280 ありがとう シャイナさん 92 00:09:47,280 --> 00:09:51,284 星矢 私には まだ お前に借りがある 93 00:09:51,284 --> 00:09:54,287 お前が この戦いに勝ち抜いて 戻ってきたら 94 00:09:54,287 --> 00:09:59,275 必ず返させてもらうからね シャイナさん… 95 00:09:59,275 --> 00:10:03,279 だから… だから決して死ぬんじゃないよ! 96 00:10:03,279 --> 00:10:06,279 シャイナさん 97 00:10:10,286 --> 00:10:12,286 星矢… 98 00:10:33,276 --> 00:10:38,281 この向こうが教皇の間か ぬうっ! 99 00:10:38,281 --> 00:10:42,285 くそっ なんて重い扉だ びくともしないぞ 100 00:10:42,285 --> 00:10:44,285 よ~し! ウオォォォォ! 101 00:10:57,283 --> 00:10:59,283 来たぜ 教皇 102 00:11:03,289 --> 00:11:07,289 星矢か よく ここまで たどり着けたな 103 00:11:12,282 --> 00:11:17,282 な… 何!? お… お前が教皇? 104 00:11:23,293 --> 00:11:28,281 星矢 十二宮を突破し 本当に よくここまで来たな 105 00:11:28,281 --> 00:11:33,286 お前たちこそ まさしく真の勇気と 力を持った女神の聖闘士だ 106 00:11:33,286 --> 00:11:37,290 ふ… ふざけるな!まるで 善人のような顔をしやがって 107 00:11:37,290 --> 00:11:42,278 今更 後悔したとでもいうのか? 女神の命は あと僅か 108 00:11:42,278 --> 00:11:46,282 お前の能書きなんか 聞いてる暇ないんだ 109 00:11:46,282 --> 00:11:49,285 さあ あんたを下まで 引きずってでも連れていくぞ! 110 00:11:49,285 --> 00:11:53,285 そして女神に突き刺さった 黄金の矢を抜いてもらう! 111 00:11:55,291 --> 00:11:59,279 でやっ! 何!? 112 00:11:59,279 --> 00:12:02,282 星矢 すまないが私自身の力でも 113 00:12:02,282 --> 00:12:06,286 女神の胸に刺さった矢は 抜くことができないのだ 114 00:12:06,286 --> 00:12:09,289 な… 何を言う 聖域広しといえども 115 00:12:09,289 --> 00:12:11,291 黄金の矢を抜くことができる者は 116 00:12:11,291 --> 00:12:14,294 教皇 ただ一人と聞いて ここまで来たんだ 117 00:12:14,294 --> 00:12:18,281 今更 言い逃れはさせないぞ 118 00:12:18,281 --> 00:12:21,281 食らえ ペガサス流星拳! 119 00:12:23,286 --> 00:12:25,286 何!? 120 00:12:34,280 --> 00:12:37,280 な… 涙… 121 00:12:42,288 --> 00:12:45,288 教… 教皇… 122 00:13:04,294 --> 00:13:06,294 あっ… 123 00:13:20,293 --> 00:13:25,281 星矢 私の行いは 確かに許されるべきことではない 124 00:13:25,281 --> 00:13:29,285 だが 私は… この教皇は… 125 00:13:29,285 --> 00:13:31,287 これは どういうことだ? 126 00:13:31,287 --> 00:13:35,291 この男は 間違いなく心から悔いている 127 00:13:35,291 --> 00:13:38,294 これが 邪悪の化身といわれた男か? 128 00:13:38,294 --> 00:13:42,282 いや そんなことを 今更 言っている場合ではない 129 00:13:42,282 --> 00:13:46,286 女神の命を救うために 1秒を争うのだったな星矢 130 00:13:46,286 --> 00:13:49,289 そ… そのとおりだ 一緒に下まで行って 131 00:13:49,289 --> 00:13:53,293 女神の胸に刺さった黄金の矢を 抜いてくれるのか? 教皇 132 00:13:53,293 --> 00:13:56,296 いや それは私にもできないと 言ったはず 133 00:13:56,296 --> 00:13:59,299 それでは… 聞きたまえ 星矢 134 00:13:59,299 --> 00:14:03,286 この教皇の間を抜けると アテナ神殿がある 135 00:14:03,286 --> 00:14:06,289 そこには 神話の時代から受け継がれた 136 00:14:06,289 --> 00:14:08,291 アテナの黄金の像が 立っているのだ 137 00:14:08,291 --> 00:14:12,291 アテナの黄金像? そうだ 138 00:14:17,283 --> 00:14:22,288 はるかなる昔 アテナは 右手には勝利の女神 ニケを 139 00:14:22,288 --> 00:14:27,293 そして 左手には盾を持っていたのだ 140 00:14:27,293 --> 00:14:29,295 右手のニケ 左手の盾 141 00:14:29,295 --> 00:14:33,299 だが 勝利の女神 ニケは 今は ここにはない 142 00:14:33,299 --> 00:14:37,286 13年前に幼い女神とともに アイオロスが持ち去ったのだ 143 00:14:37,286 --> 00:14:41,290 いわば 女神は 今まで射手座の聖衣とともに 144 00:14:41,290 --> 00:14:44,293 勝利の女神 ニケにも 守られてきたのだ 145 00:14:44,293 --> 00:14:47,296 勝利の女神だって? そんなもん見たことも… 146 00:14:47,296 --> 00:14:51,284 いや お前たちも見ていたはずだ なぜならば勝利の女神 ニケは 147 00:14:51,284 --> 00:14:55,288 形を変えて常に女神の右手に 握られていたのだからな 148 00:14:55,288 --> 00:14:59,292 な… 何だって!? 女神の右手って まさか!? 149 00:14:59,292 --> 00:15:01,292 黄金の杖 150 00:15:11,287 --> 00:15:14,290 そうだ 女神が手にする 勝利の女神 ニケは 151 00:15:14,290 --> 00:15:19,295 その名のとおり 聖闘士を勝利に導いてくれるのだ 152 00:15:19,295 --> 00:15:24,300 お前たちが強大な相手にも 常に勝利を収めてきたようにな 153 00:15:24,300 --> 00:15:28,287 そして左の盾は そのアテナの盾こそが 154 00:15:28,287 --> 00:15:31,290 いかなる邪悪の攻撃も 振り払うことができる 155 00:15:31,290 --> 00:15:34,290 正義の盾なのだ… うっ! 教皇 156 00:15:36,295 --> 00:15:39,298 わかったか? 星矢 私の力ではない 157 00:15:39,298 --> 00:15:41,300 私のそばにあるが アテナの盾こそが 158 00:15:41,300 --> 00:15:44,287 女神の命を救う力があるのだ だから… 159 00:15:44,287 --> 00:15:46,289 どうした? 教皇 160 00:15:46,289 --> 00:15:50,293 何でもない… アテナ神殿へ早く行け 161 00:15:50,293 --> 00:15:55,298 そしてアテナの盾を 倒れた女神の方向へ かざすのだ 162 00:15:55,298 --> 00:15:58,301 うっ… 教皇 163 00:15:58,301 --> 00:16:03,289 そうすれば 女神の胸に刺さった 黄金の矢など跡形もなく消え去る 164 00:16:03,289 --> 00:16:06,292 は… 早く… う… うぅ… 165 00:16:06,292 --> 00:16:09,295 教皇 いったい どうしたっていうんだ? 166 00:16:09,295 --> 00:16:14,300 早く行け 私に構わず 早く行くんだ星矢 167 00:16:14,300 --> 00:16:16,300 あ… ああ… 168 00:16:18,304 --> 00:16:21,304 う… うぅ… 169 00:16:33,302 --> 00:16:37,302 待て! な… 何? 170 00:16:43,296 --> 00:16:47,300 教皇の髪の色が変わっていく これは… 171 00:16:47,300 --> 00:16:51,304 誰がアテナの盾など 取りにいかせるものか 172 00:16:51,304 --> 00:16:55,291 うっ… 死ね 星矢! 173 00:16:55,291 --> 00:16:57,291 うあぁぁぁぁ! 174 00:16:59,295 --> 00:17:01,297 星矢! 175 00:17:01,297 --> 00:17:06,302 魔鈴 気が付いたか? シャ… シャイナ 星矢は? 176 00:17:06,302 --> 00:17:09,288 行ったよ 教皇の間へ えっ!? 177 00:17:09,288 --> 00:17:12,291 その姿は ただ事じゃないね 178 00:17:12,291 --> 00:17:14,293 いったい 今まで どこへ行ってたんだ? 179 00:17:14,293 --> 00:17:17,296 スターヒルさ 何だって!? スターヒル? 180 00:17:17,296 --> 00:17:19,296 そうさ 181 00:17:21,300 --> 00:17:25,304 スターヒルは代々 教皇が女神に代わり 182 00:17:25,304 --> 00:17:30,293 星の動きを見て 大地の吉凶を占う場所 183 00:17:30,293 --> 00:17:34,297 聖闘士でも勝手に入り込むことは 不可能といわれる 184 00:17:34,297 --> 00:17:39,302 まさしく この地上で最も天に近い所だ 185 00:17:39,302 --> 00:17:44,290 私は 星矢を追って 聖域に戻ってきたときから 186 00:17:44,290 --> 00:17:47,190 教皇のことが気にかかっていた 187 00:17:49,295 --> 00:17:55,301 そして ジャキに襲われ 危うく一命を取り留めたとき 188 00:17:55,301 --> 00:17:58,304 教皇の正体を暴こうとした 189 00:17:58,304 --> 00:18:04,293 なぜ かつては全ての人々から あがめられ 慕われた教皇が 190 00:18:04,293 --> 00:18:08,297 邪悪の化身となったのか? 191 00:18:08,297 --> 00:18:14,303 その秘密の鍵を握る場所は スターヒル以外にないと考え 192 00:18:14,303 --> 00:18:17,303 死と すれすれで 入り込んでいったのさ 193 00:18:21,294 --> 00:18:27,300 おかげでスターヒルの頂上の 祭壇の上で発見したのさ 194 00:18:27,300 --> 00:18:32,300 10年以上もたった 教皇の死体をね 195 00:18:34,307 --> 00:18:37,293 何!? 教皇の死体だって? ああ 196 00:18:37,293 --> 00:18:42,298 ばかな もちろん 私も目を疑ったが 197 00:18:42,298 --> 00:18:45,301 しかし その死体を包んだ小宇宙には 198 00:18:45,301 --> 00:18:48,304 女神の地上代行者にふさわしい 199 00:18:48,304 --> 00:18:52,308 温かで 神々しい小宇宙が感じられた 200 00:18:52,308 --> 00:18:57,296 それは確かに本物の教皇だった 201 00:18:57,296 --> 00:19:01,300 それでは あの教皇は? 星矢が乗り込んでいった教皇は? 202 00:19:01,300 --> 00:19:06,305 恐らく本物の教皇を倒した男 ばかな… 203 00:19:06,305 --> 00:19:11,294 黄金聖闘士を含む88の聖闘士の 頂上に立つ教皇を倒せるやつなど 204 00:19:11,294 --> 00:19:13,294 この世に… 205 00:19:25,308 --> 00:19:31,297 うっ… フフフフッ… 206 00:19:31,297 --> 00:19:37,303 ばかめ そうやすやすとアテナ神殿に 乗り込まれてたまるものか 207 00:19:37,303 --> 00:19:41,307 くっ… 何だ? いったい どうしたんだ? 208 00:19:41,307 --> 00:19:48,297 自分の罪を心から悔い 涙した男が まるで神が悪魔に変身したような 209 00:19:48,297 --> 00:19:51,297 いったい 教皇の正体は何者なんだ? 210 00:19:54,303 --> 00:19:58,307 女神は まもなく死ぬ そうすればアイオロスの持ち去った 211 00:19:58,307 --> 00:20:03,295 勝利の女神 ニケも余のもの フフフフッ… 212 00:20:03,295 --> 00:20:07,299 いかなる勝利をも つかむことが できる勝利の女神 ニケと 213 00:20:07,299 --> 00:20:11,303 神や悪魔のいかなる攻撃をも 退ける女神の盾 214 00:20:11,303 --> 00:20:15,307 この2つがそろえば まさしく天界のゼウスを抑え 215 00:20:15,307 --> 00:20:20,296 海界のポセイドンを抑え 冥界のハーデスでさえも抑えて 216 00:20:20,296 --> 00:20:24,300 この私が互角に 地上を支配することができる 217 00:20:24,300 --> 00:20:28,304 この私が じかに 地上の支配者となるのだ 218 00:20:28,304 --> 00:20:30,306 ハハハハッ! 219 00:20:30,306 --> 00:20:34,310 ば… ばかな… それでも地上の平和を守る 220 00:20:34,310 --> 00:20:39,298 女神を補佐すべき教皇か! そんなことは断じて許さない! 221 00:20:39,298 --> 00:20:45,304 フフフフッ… 食らえ ペガサス流星拳! 222 00:20:45,304 --> 00:20:48,304 ンーーッ… ハッ! 223 00:20:50,309 --> 00:20:54,296 あっ… ここに来て 私の体を覆え 224 00:20:54,296 --> 00:20:56,296 我が聖衣よ! 225 00:20:59,301 --> 00:21:01,303 教皇の後ろに聖衣が 226 00:21:01,303 --> 00:21:06,303 しかも あの聖衣は双子座 双子座の黄金聖衣 227 00:21:16,302 --> 00:21:21,307 ジェ… 双子座 教皇の正体は黄金聖闘士の一人 228 00:21:21,307 --> 00:21:25,311 双子座の聖闘士だったというのか 死ね ペガサス! 229 00:21:25,311 --> 00:21:28,314 アナザーディメンション! 230 00:21:28,314 --> 00:21:32,301 うあっ! うあぁぁぁぁ! 231 00:21:32,301 --> 00:21:37,306 何だ? これは 異次元空間!うあぁぁぁぁ… 232 00:21:37,306 --> 00:21:39,308 そうだ ペガサス 233 00:21:39,308 --> 00:21:44,313 お前は この先 異次元の世界を 永遠にさまよい続けるのだ 234 00:21:44,313 --> 00:21:46,313 ハハハハッ! 235 00:21:48,300 --> 00:21:51,300 うあぁぁぁぁ… 236 00:21:53,305 --> 00:21:59,311 うっ! う… うぅ… 237 00:21:59,311 --> 00:22:04,311 くっ… ここは 元の教皇の間 238 00:22:07,303 --> 00:22:10,306 あっ!? う… うぅ… 239 00:22:10,306 --> 00:22:14,310 教皇… また教皇が苦しみだしている 240 00:22:14,310 --> 00:22:18,314 いったい 教皇の体には どんな秘密が隠されているんだ? 241 00:22:18,314 --> 00:22:21,300 う… うぅ… 242 00:22:21,300 --> 00:22:25,304 ばかめ 邪魔しおって… 243 00:22:25,304 --> 00:22:28,307 よせ もはや これ以上の罪を重ねるな 244 00:22:28,307 --> 00:22:33,312 女神の命を救うまで 星矢を殺させはしないぞ 245 00:22:33,312 --> 00:22:36,315 黙れ!お前さえいなければ 246 00:22:36,315 --> 00:22:40,302 私は とっくの昔に この大地を支配していたのだ 247 00:22:40,302 --> 00:22:43,305 いつもお前が肝心なときに邪魔を 248 00:22:43,305 --> 00:22:46,308 それさえなければ… 教皇… 249 00:22:46,308 --> 00:22:49,311 よし そんなに ペガサスの味方をしたいのならば 250 00:22:49,311 --> 00:22:51,313 命まで取るとは言わん 251 00:22:51,313 --> 00:22:57,303 その代わり五感をことごとく 断ち切ってくれるわ 252 00:22:57,303 --> 00:23:00,306 まずは味覚だ! 253 00:23:00,306 --> 00:23:03,309 あっ! 254 00:23:03,309 --> 00:23:06,245 何!? これは 口の中がまひして… 255 00:23:06,245 --> 00:23:08,245 次は触覚!