1 00:00:02,877 --> 00:00:07,882 ♪〜 2 00:01:25,919 --> 00:01:30,924 〜♪ 3 00:01:35,720 --> 00:01:37,472 (ナレーション) 紅(こう) 秀麗(しゅうれい)をさらったのは 4 00:01:37,597 --> 00:01:39,349 茶太保(さたいほ)だった 5 00:01:39,557 --> 00:01:43,061 霄太師(しょうたいし)に勝つための 茶太保 最後の賭けである 6 00:01:44,729 --> 00:01:49,275 彩雲国(さいうんこく)の王 紫(し) 劉輝(りゅうき)は 秀麗を取り戻さんがため 7 00:01:49,400 --> 00:01:52,570 1人 仙洞(せんとう)省へと足を踏み入れた 8 00:01:53,238 --> 00:01:54,405 だが… 9 00:01:56,199 --> 00:01:57,742 (秀麗)ダメだってば 劉輝! 10 00:01:58,743 --> 00:02:02,163 行っちゃダメ! 劉輝〜! 11 00:02:10,046 --> 00:02:13,091 (清苑(せいえん))劉輝! 劉輝 どこだ? 12 00:02:14,175 --> 00:02:16,427 (劉輝の泣き声) 13 00:02:16,553 --> 00:02:17,387 劉輝 14 00:02:18,513 --> 00:02:19,889 (劉輝)兄上… 15 00:02:20,390 --> 00:02:23,810 お前は落ち込むと 庭に隠れる癖があるな 16 00:02:24,018 --> 00:02:27,897 もう大丈夫だ 私がついてるぞ 17 00:02:29,149 --> 00:02:32,277 うっ ううっ… 兄上〜! 18 00:02:32,694 --> 00:02:34,571 (劉輝の泣き声) 19 00:02:37,323 --> 00:02:38,700 (静蘭(せいらん))劉輝… 20 00:02:40,994 --> 00:02:43,288 (邵可(しょうか))まったく むちゃをする 21 00:02:43,413 --> 00:02:45,415 (駆けてくる足音) (邵可)んっ 22 00:02:47,417 --> 00:02:48,751 (楸瑛(しゅうえい))茶太保を捜せ! 23 00:02:48,877 --> 00:02:50,044 (兵士たち)はっ! 24 00:02:52,672 --> 00:02:55,550 あっ… 静蘭! 25 00:02:59,888 --> 00:03:01,180 (兵士)藍(らん)将軍 26 00:03:01,306 --> 00:03:02,640 すぐに陶(とう)老師のもとへ! 27 00:03:03,141 --> 00:03:04,267 (兵士)はっ! 28 00:03:11,399 --> 00:03:13,568 静蘭の手口とも思えん 29 00:03:14,444 --> 00:03:16,029 一体 誰が… 30 00:03:19,490 --> 00:03:21,951 (足音) 31 00:03:24,829 --> 00:03:26,706 (刺客)ヘッヘッヘッ… 32 00:03:27,040 --> 00:03:29,417 (秀麗)近寄っちゃダメだってば! 33 00:03:29,542 --> 00:03:33,379 それは私じゃないのよ! バカ〜! 34 00:03:34,797 --> 00:03:36,049 (刺客たち)あっ… (劉輝)んっ 35 00:03:38,134 --> 00:03:39,677 (刺客)ぐああっ! 36 00:03:41,846 --> 00:03:42,972 (刺客)何!? 37 00:03:43,097 --> 00:03:44,933 うっ ぬああっ! 38 00:03:46,726 --> 00:03:50,855 ぐっ… バカな なぜ姫じゃないと分かった 39 00:03:50,980 --> 00:03:55,109 (劉輝)あいにくと秀麗は お前の仲間ほど重くないから 40 00:03:55,235 --> 00:03:55,693 あんな音はしない 41 00:03:55,693 --> 00:03:57,487 あんな音はしない 42 00:03:55,693 --> 00:03:57,487 (床に着地する音) 43 00:03:57,487 --> 00:03:58,029 (床に着地する音) 44 00:03:58,446 --> 00:04:03,284 うっ… フッ お前 いい殺し屋になれるぜ 45 00:04:03,409 --> 00:04:07,288 ハァッ うっ うう… うう… 46 00:04:09,791 --> 00:04:13,878 (劉輝)そんなものになったら 秀麗に嫌われる 47 00:04:24,764 --> 00:04:25,932 (秀麗)劉輝… 48 00:04:26,432 --> 00:04:29,769 ちょっと あんた まさか 死んだんじゃないでしょうね! 49 00:04:29,894 --> 00:04:30,728 (劉輝)秀麗 50 00:04:30,853 --> 00:04:31,813 (秀麗)んっ 51 00:04:35,316 --> 00:04:36,567 ケガはないか? 52 00:04:38,069 --> 00:04:39,612 (秀麗)劉輝… 53 00:04:41,990 --> 00:04:44,200 (秀麗)よかった 無事で 54 00:04:47,412 --> 00:04:48,579 (秀麗)ありがとう 55 00:04:49,247 --> 00:04:52,000 真っ暗なのに怖かったでしょう? 56 00:04:54,168 --> 00:04:58,673 暗闇も… 秀麗がいるなら怖くない 57 00:05:01,092 --> 00:05:02,510 よかった… 58 00:05:05,013 --> 00:05:06,180 あ… 59 00:05:11,269 --> 00:05:12,103 秀麗! 60 00:05:12,562 --> 00:05:14,731 おい! しっかりしろ 秀麗! 61 00:05:14,856 --> 00:05:16,274 秀麗! 62 00:05:21,612 --> 00:05:22,572 (楸瑛)絳攸(こうゆう) 63 00:05:23,114 --> 00:05:25,199 (絳攸)秀麗殿の容体は? 64 00:05:25,325 --> 00:05:29,287 分からん 陶老師と宋太傅(そうたいふ)が診ているが 65 00:05:29,412 --> 00:05:30,330 (絳攸)そうか 66 00:05:31,456 --> 00:05:32,957 茶太保はどうした? 67 00:05:33,082 --> 00:05:35,335 (楸瑛)部下が行方を捜している 68 00:05:35,585 --> 00:05:37,920 見つかるのも時間の問題だろう 69 00:05:39,172 --> 00:05:41,466 香鈴(こうりん)が毒を あおったらしいな 70 00:05:42,133 --> 00:05:44,469 (絳攸) 茶太保を かばおうとしたんだ 71 00:05:44,594 --> 00:05:47,889 すべての罪を自分が背負おうと… 72 00:05:48,431 --> 00:05:50,224 (倒れる音) (絳攸)ハッ 73 00:05:50,892 --> 00:05:54,020 (絳攸) あと少し遅かったら 危なかった 74 00:05:54,687 --> 00:05:56,898 (絳攸) だから女はバカだっていうんだ! 75 00:05:57,023 --> 00:05:59,567 何で茶太保が 自分を巻き込まなかったのか 76 00:05:59,692 --> 00:06:01,277 その意味も考えず 77 00:06:01,402 --> 00:06:03,905 どれだけ大切にされてきたかも 考えず 78 00:06:04,030 --> 00:06:06,741 1人で突っ走って あげくに… 79 00:06:08,910 --> 00:06:12,205 香鈴は 君とよく似ているね 80 00:06:14,207 --> 00:06:18,377 幼い頃に拾われ 大切に育てられ 81 00:06:18,503 --> 00:06:21,923 そして拾い主を どこまでも敬愛しているところがね 82 00:06:26,552 --> 00:06:29,305 でも 似ていても同じじゃない 83 00:06:30,348 --> 00:06:34,268 君が1人で突っ走りそうになったら 私が止めるからね 84 00:06:35,228 --> 00:06:39,857 迷子になった君を連れ戻すのは 私の役目のようだから 85 00:06:42,777 --> 00:06:43,945 (絳攸)バカな女だ 86 00:06:44,737 --> 00:06:49,117 茶太保は大切に思っていたからこそ 巻き込まなかったのに 87 00:06:49,617 --> 00:06:54,080 でも… 香鈴の気持ちが分かるんだ 88 00:06:54,664 --> 00:06:58,793 大切にされているからこそ 何かをしたかったんだって 89 00:07:06,801 --> 00:07:07,927 (扉の開く音) (劉輝)あっ 90 00:07:08,553 --> 00:07:13,516 宋太傅! 陶老師! 清苑… いや 静蘭と秀麗は!? 91 00:07:13,641 --> 00:07:17,812 (陶老師)静蘭殿のほうは 何とか持ち直しました 92 00:07:17,937 --> 00:07:20,398 けれど 紅貴妃様のほうは… 93 00:07:20,523 --> 00:07:21,983 (劉輝)うん 何だ? 94 00:07:22,108 --> 00:07:25,236 (陶老師)主上が解毒剤を飲ませて いらっしゃったおかげで 95 00:07:25,361 --> 00:07:28,406 ほとんどの毒は 中和されておりました 96 00:07:29,031 --> 00:07:32,910 けれど ただ1種類 私の知らぬ毒がありました 97 00:07:33,828 --> 00:07:36,414 解毒が できません 98 00:07:37,081 --> 00:07:39,500 このままでは紅貴妃様は… 99 00:07:40,001 --> 00:07:43,087 (劉輝)ふざけるな! 秀麗の命が何だと!? 100 00:07:43,963 --> 00:07:46,757 解毒剤を作るのに 必要なものは何だ! 101 00:07:46,883 --> 00:07:49,760 何だって そろえてやる 国中のどこからでも 102 00:07:49,886 --> 00:07:52,221 どんな材料でも探してきてやる! 103 00:07:52,346 --> 00:07:54,474 だから とっとと 秀麗の毒を消してこい! 104 00:07:54,724 --> 00:07:58,519 主上 私には 何の毒か分からんのです 105 00:07:58,644 --> 00:08:00,897 お前は 国一番の名医なんだ! 106 00:08:01,022 --> 00:08:04,192 お前の知らぬものを 他の誰が知っている!? 107 00:08:04,650 --> 00:08:06,736 他の… 誰が… 108 00:08:10,490 --> 00:08:11,741 認めないぞ 109 00:08:12,450 --> 00:08:13,493 くっ… 110 00:08:15,077 --> 00:08:16,871 余は認めないぞ 秀麗! 111 00:08:17,622 --> 00:08:19,373 手の届かないところに 行くなどと 112 00:08:19,957 --> 00:08:22,335 二度とつかまえられないところに 行くなどと 113 00:08:22,460 --> 00:08:24,587 絶対に認めないぞ! 114 00:08:25,713 --> 00:08:28,508 (霄太師) 解毒薬が手に入るかもしれません 115 00:08:28,966 --> 00:08:30,051 (劉輝)ハッ… 116 00:08:37,683 --> 00:08:39,143 (劉輝)お前だったのだな 117 00:08:39,977 --> 00:08:41,646 (霄太師)何のことですかな? 118 00:08:42,104 --> 00:08:43,481 ふざけるな! 119 00:08:43,606 --> 00:08:47,193 香鈴に毒を流していた者の 後ろにいたのは お前だろう! 120 00:08:48,027 --> 00:08:49,195 解毒薬を渡せ! 121 00:08:49,904 --> 00:08:51,239 その代わり 122 00:08:51,364 --> 00:08:54,325 余は お前の本当に望むことを 1つだけかなえよう 123 00:08:55,451 --> 00:08:58,621 (霄太師) 私の本当に望むことですと? 124 00:08:58,746 --> 00:09:01,082 そのために お前は こんなことをしたんだろう! 125 00:09:02,833 --> 00:09:03,668 余は… 126 00:09:05,836 --> 00:09:08,548 お前が認めるに足る王に なってみせる! 127 00:09:12,093 --> 00:09:16,264 (霄太師)その言葉 ゆめゆめ お忘れくださいませぬよう 128 00:09:16,389 --> 00:09:19,642 (劉輝) くっ 王の言葉に偽りはない! 129 00:09:19,767 --> 00:09:22,103 (扉の開閉音) 130 00:09:22,228 --> 00:09:26,274 劉輝様は 実に王たるに ふさわしくなった 131 00:09:26,399 --> 00:09:28,693 そうは思わないか 黒狼(こくろう) 132 00:09:29,110 --> 00:09:30,403 (邵可)あなたは 133 00:09:30,528 --> 00:09:34,323 本当に先王の頃から 何一つ変わっていませんね 134 00:09:34,448 --> 00:09:36,951 (霄太師) ほう… 興味深いことを言う 135 00:09:37,535 --> 00:09:40,121 (邵可) いつだって王のことしか考えない 136 00:09:40,246 --> 00:09:42,957 今回も 8年前のときも 137 00:09:43,791 --> 00:09:47,712 なぜ あなたは それほどまでに 王に とらわれているのですか? 138 00:09:48,004 --> 00:09:49,964 (霄太師)とらわれている… か 139 00:09:50,339 --> 00:09:53,801 そう わしは とらわれておるのじゃよ 140 00:09:53,926 --> 00:09:56,470 王ではなく 約束にな 141 00:09:57,054 --> 00:09:58,556 約束? 142 00:09:58,681 --> 00:10:00,891 はるか昔のな 143 00:10:01,100 --> 00:10:04,645 仕えるに足ると認めた王にのみ 忠誠を尽くし 144 00:10:04,770 --> 00:10:08,941 野心なく 私心なく これを助け導くこと 145 00:10:09,233 --> 00:10:13,279 決して国や民に仕えようなどとは 思わないこと 146 00:10:13,404 --> 00:10:19,118 自らの意志と判断において 政(まつりごと)を行わないこと… 故に 147 00:10:19,535 --> 00:10:22,955 どれほど国が荒れようが 頂く王のないかぎり 148 00:10:23,080 --> 00:10:26,959 何かをなすことは 許されない… とな 149 00:10:27,877 --> 00:10:31,339 わしは その約束を 守らねばならんのだよ 150 00:10:31,464 --> 00:10:33,299 何があってもな 151 00:10:33,424 --> 00:10:35,384 そんな約束を誰と… 152 00:10:36,302 --> 00:10:38,804 (霄太師) お前の知る必要のないことだ 153 00:10:38,929 --> 00:10:43,726 邵可 お前は国と民のため 先王陛下に仕えた 154 00:10:44,393 --> 00:10:47,104 わしにとっては王が第一だ 155 00:10:47,229 --> 00:10:50,191 そのためなら 誰を犠牲にしてもかまわぬ 156 00:10:51,567 --> 00:10:53,736 (邵可) 私は あなたの言葉に従って 157 00:10:53,861 --> 00:10:56,530 今まで多くの命を 狩りとってきました 158 00:10:56,656 --> 00:10:58,240 1人 首を落とすごとに 159 00:10:58,366 --> 00:11:01,035 世の中は少しずつ よくなっていった 160 00:11:01,160 --> 00:11:03,162 けれど もう国は定まった 161 00:11:03,287 --> 00:11:06,874 だから私は 風の狼(おおかみ)を解散させました 162 00:11:07,667 --> 00:11:09,293 狩るは罪人のみ 163 00:11:09,418 --> 00:11:12,213 それが私の 譲れぬ一線だったからです 164 00:11:12,588 --> 00:11:14,965 わしが それを 破ったことがあったか? 165 00:11:15,466 --> 00:11:20,346 珠翠(しゅすい)も風の狼です 私の配下を あんなふうに使うとは 166 00:11:20,679 --> 00:11:25,309 茶太保は 劉輝様のお命を狙った 罪人であろう? 167 00:11:25,434 --> 00:11:27,103 そうさせたのは あなただろう! 168 00:11:28,354 --> 00:11:30,356 秀麗を後宮に送ったのも 169 00:11:30,481 --> 00:11:32,775 静蘭を劉輝様のそばへ 置いたのも 170 00:11:32,900 --> 00:11:35,319 珠翠を茶太保のもとへ やったのも 171 00:11:35,444 --> 00:11:38,781 清苑公子の存在を におわせたのも すべて あなただ! 172 00:11:39,115 --> 00:11:43,119 すべて お膳立てをして 茶太保の心にヒビを入れ 173 00:11:43,244 --> 00:11:46,497 あなたの上に立てるかもしれないと 思わせたんだ! 174 00:11:46,622 --> 00:11:48,040 (霄太師)何のために? 175 00:11:48,332 --> 00:11:49,625 (邵可)王のために! 176 00:11:49,750 --> 00:11:53,587 すべては 劉輝様を王たるに ふさわしくするために! 177 00:11:53,712 --> 00:11:56,549 茶太保は ただ そのためだけに 利用された! 178 00:11:58,259 --> 00:12:03,472 フッ… お前は昔から 誰より優秀で有能だった 179 00:12:03,597 --> 00:12:07,101 8年前も お前が重臣であったなら 180 00:12:07,226 --> 00:12:10,563 あれほどまでに国が乱れることも なかったろう 181 00:12:10,688 --> 00:12:11,522 (邵可)ぬ… 182 00:12:12,314 --> 00:12:14,400 ?(し) 静蘭か 183 00:12:14,692 --> 00:12:17,862 ?は 紫草(むらさきそう) 王家に通じる者… 184 00:12:17,987 --> 00:12:20,197 うまいこと 名づけたものだ 185 00:12:20,322 --> 00:12:24,410 13年前 流罪になった清苑公子を 拾いに行き 186 00:12:24,535 --> 00:12:30,249 劉輝様には学問と 宋に頼んで 武も磨かせた 187 00:12:30,374 --> 00:12:34,128 そして すばらしい娘を 育ててくれた 188 00:12:34,962 --> 00:12:36,630 皮肉ですか? 189 00:12:36,755 --> 00:12:39,133 心からの礼じゃよ 190 00:12:39,258 --> 00:12:44,472 お前のような者がいるからこそ この国も まだやっていける 191 00:12:45,055 --> 00:12:46,974 私は あなたを許しません 192 00:12:47,516 --> 00:12:49,018 王のために あれだけ尽くした— 193 00:12:49,143 --> 00:12:51,228 秀麗と静蘭を殺すことも いとわなかった 194 00:12:51,353 --> 00:12:53,647 (霄太師) 殺そうとは思うておらなんだぞ 195 00:12:54,148 --> 00:12:57,568 (邵可)結果的に死んでも かまわないと思っていたのでしょう 196 00:12:59,153 --> 00:13:03,407 覚悟をしておいてくださいね いつか絶対 殺しに行きます 197 00:13:03,949 --> 00:13:06,243 (霄太師)楽しみにしておるよ 198 00:13:10,539 --> 00:13:11,832 (扉の開く音) 199 00:13:30,726 --> 00:13:31,769 (秀麗)う… 200 00:13:32,561 --> 00:13:33,395 あ… 201 00:13:36,106 --> 00:13:37,107 ん… 202 00:13:42,154 --> 00:13:43,572 劉輝… 203 00:13:43,948 --> 00:13:46,617 (劉輝)よかった 秀麗! 204 00:13:47,535 --> 00:13:50,037 あ… フフッ… 205 00:13:54,875 --> 00:13:55,960 フッ 206 00:13:56,877 --> 00:13:59,004 (宋太傅) とりあえずは 一安心だな 207 00:13:59,129 --> 00:14:01,549 では あとは任せたぞ 208 00:14:02,132 --> 00:14:04,093 私が拾ってしまったせいで 209 00:14:04,218 --> 00:14:06,720 こんな道に 引きずり込んでしまったね 210 00:14:08,055 --> 00:14:11,725 (珠翠)後悔しておいでですか? 私を拾って… 211 00:14:13,227 --> 00:14:15,312 私が後悔しているのは 212 00:14:15,437 --> 00:14:18,983 君に まっとうな道を 歩ませてあげられなかったことだよ 213 00:14:19,608 --> 00:14:21,610 私は ただ 214 00:14:21,735 --> 00:14:24,196 あなたの おそばに いたかったのです 215 00:14:24,321 --> 00:14:26,574 それなのに こんなことになってしまって 216 00:14:26,699 --> 00:14:28,492 うう… ごめんなさい 217 00:14:29,118 --> 00:14:30,870 ごめんなさい 218 00:14:31,954 --> 00:14:32,872 これは… 219 00:14:33,622 --> 00:14:36,250 いつの間にやら 府庫(ふこ)に置いてあってね 220 00:14:36,375 --> 00:14:39,253 君だね 珠翠 ありがとう 221 00:14:39,378 --> 00:14:42,965 あれほど苦手だった刺しゅうが ずいぶん上達したね 222 00:14:43,090 --> 00:14:44,508 すばらしい出来だよ 223 00:14:44,633 --> 00:14:46,385 この獅子! (珠翠)はあ? 224 00:14:46,886 --> 00:14:49,346 この たてがみなんか 実に… 225 00:14:49,471 --> 00:14:51,765 花です (邵可)えっ? 226 00:14:51,891 --> 00:14:54,518 花柄の刺しゅうです それ 227 00:14:55,019 --> 00:14:57,438 あっ ああ〜 そうか! 228 00:14:57,563 --> 00:15:00,858 すばらしいよ この… たてがみを持った花 229 00:15:01,525 --> 00:15:03,819 (珠翠)フッ… ウフフッ… 230 00:15:03,944 --> 00:15:07,323 (邵可) フフフッ あの腐れジジイに 231 00:15:07,448 --> 00:15:10,701 秀麗の命は保証するとでも 言われたんだろう? 232 00:15:11,327 --> 00:15:13,162 君は悪くない 233 00:15:13,287 --> 00:15:17,583 狼の君が 霄太師に命じられたら 遂行するしかない 234 00:15:17,875 --> 00:15:20,794 気づいてやれなかった私が悪かった 235 00:15:21,128 --> 00:15:24,506 本当に つらい思いを たくさんさせたね 236 00:15:24,632 --> 00:15:26,634 (珠翠)邵可様… 237 00:15:28,052 --> 00:15:31,096 (茶太保)ハァ… ハァ… 238 00:15:31,555 --> 00:15:35,434 ハァ… ハァ… ハァ… 239 00:15:36,310 --> 00:15:38,020 (茶太保)老いたか 240 00:15:38,562 --> 00:15:39,688 (霄太師)いいや 241 00:15:40,689 --> 00:15:43,192 お前は何一つ変わってないよ 242 00:15:49,698 --> 00:15:51,742 (霄太師)少しは驚けよ 243 00:15:51,992 --> 00:15:55,871 お前のやることに いちいち驚いていられるか 244 00:15:57,331 --> 00:15:59,959 (霄太師) 茶 鴛洵(えんじゅん) なぜ私だった? 245 00:16:00,084 --> 00:16:04,296 なぜ お前の その思いを向けるのが 私だった? 246 00:16:04,630 --> 00:16:06,632 分かったろう 鴛洵 247 00:16:06,757 --> 00:16:09,885 私は お前が思うような人間では なかったのに 248 00:16:10,594 --> 00:16:12,096 お前だよ 249 00:16:12,221 --> 00:16:14,890 お前だからこそ追ったんだ 霄 250 00:16:15,599 --> 00:16:18,811 お前が何者であろうとも 関係ない 251 00:16:18,936 --> 00:16:22,272 追いかけたのは お前の影なんかじゃない 252 00:16:22,398 --> 00:16:24,733 今 目の前にいる お前だ 253 00:16:24,858 --> 00:16:25,901 (霄太師)フン 254 00:16:28,487 --> 00:16:31,573 50年 共に過ごしたな 255 00:16:31,699 --> 00:16:34,743 私とお前と宋と 3人で 256 00:16:34,868 --> 00:16:35,744 ああ 257 00:16:36,537 --> 00:16:39,665 俺は貴様が大嫌いだった 258 00:16:39,790 --> 00:16:43,002 いつもいつも ひょうひょうとした顔で 259 00:16:43,127 --> 00:16:45,754 俺の先を行く お前が 260 00:16:46,463 --> 00:16:50,134 (霄太師)最後まで 意地っ張りなヤツだな 鴛洵 261 00:16:50,384 --> 00:16:54,054 私はな お前が好きだったよ 本当に 262 00:16:55,347 --> 00:16:59,810 一度でいいから お前をギャフンと言わせたかった 263 00:17:00,352 --> 00:17:02,104 何を言っている 264 00:17:02,229 --> 00:17:05,774 今まで数えきれないほど 言わせられてきたんだぞ 265 00:17:06,400 --> 00:17:10,362 覚えておくがいい “よく泳ぐ者は溺(おぼ)れる” 266 00:17:10,487 --> 00:17:14,116 (茶太保)フン もう遅い あ… 267 00:17:14,908 --> 00:17:19,413 (霄太師)なあ 鴛洵 それでも私が好きだったろう? 268 00:17:19,663 --> 00:17:22,875 最期の時を私に任せるくらいに 269 00:17:29,548 --> 00:17:33,677 鴛洵… お前を愛していたよ 270 00:17:34,136 --> 00:17:37,431 50年も共に過ごして 年を重ねたのは 271 00:17:37,556 --> 00:17:39,641 一体 誰のためだったと思っている 272 00:17:41,101 --> 00:17:43,312 殺したくなどなかった 273 00:17:43,437 --> 00:17:47,858 それでも お前を殺すのは 私の役目だった 274 00:17:48,150 --> 00:17:50,903 お前の人生を狂わせた男として 275 00:17:51,612 --> 00:17:55,240 お前が憎み 愛した友として 276 00:17:55,449 --> 00:17:57,910 お前を愛する友として 277 00:17:58,702 --> 00:18:01,288 “老いた”と お前は言ったな 278 00:18:01,413 --> 00:18:03,373 どこが老いたものか 279 00:18:03,707 --> 00:18:06,543 お前は最後まで 若い頃のまま… 280 00:18:06,668 --> 00:18:12,174 理性的で激しく そして 女に優しい男のままだった 281 00:18:13,592 --> 00:18:16,386 羨ましいぞ 茶 鴛洵 282 00:18:16,637 --> 00:18:19,098 人である お前がな 283 00:18:21,225 --> 00:18:25,854 早いわね ここに来てから もう三月(みつき)もたつのね 284 00:18:26,313 --> 00:18:29,608 そうですね 早いものですね 285 00:18:29,733 --> 00:18:32,111 明日 うちに帰りましょう 286 00:18:32,236 --> 00:18:35,197 お嬢様… よろしいんですか? 287 00:18:36,031 --> 00:18:39,326 主上が王としての自覚を 持った今 288 00:18:39,451 --> 00:18:42,204 私ができることは もう何もないわ 289 00:18:42,704 --> 00:18:47,292 (静蘭)主上が寂しがりますね どう伝えるつもりですか? 290 00:18:47,417 --> 00:18:48,710 もう伝えたわ 291 00:18:51,171 --> 00:18:52,798 それがね… 292 00:18:52,923 --> 00:18:55,425 (劉輝)そうか 分かった 293 00:18:56,093 --> 00:18:59,221 もうちょっと別れを 惜しんでくれてもいいと思わない? 294 00:19:00,055 --> 00:19:04,017 主上は そのあと 庭に下りたりしませんでしたか? 295 00:19:04,143 --> 00:19:07,354 えっ? ああ そういえば… 296 00:19:08,438 --> 00:19:11,233 庭の木の手入れが必要だな 297 00:19:13,026 --> 00:19:14,987 (秀麗)とか言ってたわね 298 00:19:15,112 --> 00:19:19,825 きっと 主上も内心では とっても寂しがってると思いますよ 299 00:19:20,409 --> 00:19:23,829 そうね 実は何となく知ってる 300 00:19:23,954 --> 00:19:26,081 ずいぶん懐かれたと思うもの 301 00:19:26,707 --> 00:19:28,125 寂しいですか? 302 00:19:28,250 --> 00:19:29,084 (秀麗)フフフ… 303 00:19:30,377 --> 00:19:33,881 あの人 きっと いい王様になるわ 304 00:19:34,006 --> 00:19:35,132 (静蘭)ええ 305 00:19:45,309 --> 00:19:48,145 (劉輝の泣き声) 306 00:19:52,774 --> 00:19:53,775 あ… 307 00:20:04,828 --> 00:20:07,456 あ… フッ… 308 00:20:11,710 --> 00:20:13,754 (秀麗)お世話になりました 309 00:20:16,006 --> 00:20:16,840 ん? 310 00:20:17,925 --> 00:20:20,302 あの… 霄太師は? 311 00:20:26,058 --> 00:20:30,145 (霄太師)わしも秀麗殿に 別れの挨拶をしたかったのに 312 00:20:30,270 --> 00:20:33,565 こんなところに閉じ込めるなんて ひどいではないか 313 00:20:33,690 --> 00:20:34,524 (宋太傅)フン 314 00:20:35,692 --> 00:20:39,279 (霄太師)宋 お前の花は 沈丁花(じんちょうげ)だったな 315 00:20:39,863 --> 00:20:41,114 (宋太傅)ああ 316 00:20:42,115 --> 00:20:44,618 鴛洵の花は菊花だったな 317 00:20:45,410 --> 00:20:50,374 (霄太師)誇り高く気高い あいつそのもののような花だよ 318 00:20:54,586 --> 00:20:56,630 (宋太傅) バカなことをしたな 霄 319 00:20:56,755 --> 00:20:58,924 だが よくやったな 320 00:20:59,049 --> 00:20:59,883 (霄太師)宋… 321 00:21:00,509 --> 00:21:01,468 何だ? 322 00:21:01,593 --> 00:21:05,847 (霄太師)お前は あんまり早く 私を置いていかないでくれよ 323 00:21:05,973 --> 00:21:07,140 フッ 324 00:21:09,268 --> 00:21:12,104 あ〜っ! もしかして 霄太師 325 00:21:12,229 --> 00:21:15,524 約束の謝礼金を 踏み倒す気じゃないでしょうね!? 326 00:21:15,649 --> 00:21:19,152 秀麗は 金目当てで 余に嫁いできたうえ 327 00:21:19,278 --> 00:21:21,571 余を もてあそんで捨てるのだな 328 00:21:21,697 --> 00:21:25,409 (秀麗)人聞きの悪い! 正当報酬と言いなさいよ! 329 00:21:25,534 --> 00:21:28,912 あのクソジジイにつかまされた 手切れ金は いくらだ? 330 00:21:29,037 --> 00:21:31,039 ク… クソジジイって… 331 00:21:31,164 --> 00:21:32,708 (劉輝)クソジジイで十分だ! 332 00:21:32,958 --> 00:21:34,668 (邵可)十分だ (珠翠)十分です 333 00:21:34,793 --> 00:21:36,628 (絳攸)十分すぎる (楸瑛)十分かな 334 00:21:36,920 --> 00:21:37,921 (邵可たち)うん 335 00:21:38,046 --> 00:21:39,798 (秀麗)うん? 何? 336 00:21:39,923 --> 00:21:41,133 で いくらなのだ? 337 00:21:41,466 --> 00:21:43,885 (秀麗)フンッ… 金500両よ 338 00:21:44,511 --> 00:21:47,681 安い! 秀麗 家に帰るのは待て 339 00:21:47,806 --> 00:21:50,475 余なら その3倍… (楸瑛)はーい はいはい そこまで 340 00:21:50,600 --> 00:21:53,270 未練がましい男は嫌われますよ 341 00:21:53,395 --> 00:21:56,648 そんなことで静蘭を超えられると 思ってるんですか? 342 00:21:57,065 --> 00:21:59,109 再挑戦するんでしょ? (静蘭)ん… 343 00:21:59,234 --> 00:22:01,862 (劉輝)ぐ… むう… 344 00:22:01,987 --> 00:22:04,906 静蘭は 本当に元の部署に 戻るのかい? 345 00:22:05,032 --> 00:22:07,200 (静蘭) はい それが筋かと思います 346 00:22:07,659 --> 00:22:12,873 そうか まっ 気が変わったら いつでも羽林(うりん)軍に来るがいい 347 00:22:13,206 --> 00:22:15,417 静蘭なら 大歓迎だよ 348 00:22:15,542 --> 00:22:16,376 フッ 349 00:22:17,085 --> 00:22:19,838 (秀麗)珠翠 今までありがとう 350 00:22:19,963 --> 00:22:22,215 珠翠がいたから 何とかなったの 351 00:22:22,507 --> 00:22:24,509 ホントにありがとう 352 00:22:24,634 --> 00:22:26,219 秀麗様… 353 00:22:28,472 --> 00:22:32,392 お暇がもらえたら 一度 遊びに来てね それと… 354 00:22:32,517 --> 00:22:34,478 香鈴にも よろしくね 355 00:22:43,779 --> 00:22:45,113 さようなら 356 00:22:46,323 --> 00:22:48,992 1つ 言い忘れていたことがある 357 00:22:49,534 --> 00:22:50,368 えっ? 358 00:22:50,494 --> 00:22:53,997 (劉輝)黙っていて悪かったが 余は男だけではなく 359 00:22:54,748 --> 00:22:56,083 女も好きなのだ 360 00:22:56,208 --> 00:22:57,959 なっ… (劉輝)フッ 361 00:22:59,878 --> 00:23:00,962 (秀麗)ん!? 362 00:23:03,924 --> 00:23:05,467 (静蘭たち)ああ… 363 00:23:05,592 --> 00:23:07,719 (絳攸)ああっ… (楸瑛)はあ〜 364 00:23:13,558 --> 00:23:17,395 あああああ… あなた! こんな公衆の面前で! 365 00:23:18,021 --> 00:23:20,607 見ていろ すぐに そなたは戻ってくる 366 00:23:20,732 --> 00:23:23,860 (秀麗)くうっ… ああ… 367 00:23:23,985 --> 00:23:25,946 誰が戻って来るものですか! 368 00:23:26,071 --> 00:23:28,865 この節操なし男〜! 369 00:23:31,409 --> 00:23:36,414 ♪〜 370 00:24:40,937 --> 00:24:45,942 〜♪