1 00:00:02,919 --> 00:00:07,924 ♪~ 2 00:01:25,919 --> 00:01:30,924 ~♪ 3 00:01:33,676 --> 00:01:37,889 (ナレーション)彩雲国(さいうんこく) 史上初の 女性官吏 紅(こう) 秀麗(しゅうれい)と 4 00:01:38,014 --> 00:01:41,100 最年少官吏の杜(と) 影月(えいげつ)は 5 00:01:41,226 --> 00:01:45,772 2人組の州牧(しゅうぼく)として 茶州(さしゅう)に赴任することになった 6 00:01:47,023 --> 00:01:48,733 (秀麗)大鍋は上の棚に 7 00:01:48,858 --> 00:01:50,610 お茶っ葉は そこに入ってるわ 8 00:01:51,694 --> 00:01:54,781 (秀麗)あと どこに何があるか 書いておいたから 9 00:01:56,032 --> 00:01:58,284 1人でも大丈夫よね? 父様 10 00:01:58,409 --> 00:02:00,120 (邵可(しょうか))心配いらないよ 11 00:02:00,620 --> 00:02:01,538 (秀麗)ん… 12 00:02:02,956 --> 00:02:04,374 あのね 父様 13 00:02:05,125 --> 00:02:08,670 私 父様に 言わなきゃならないことがあるの 14 00:02:08,795 --> 00:02:10,004 何だい? 15 00:02:10,130 --> 00:02:11,256 その… (静蘭(せいらん))お嬢様 16 00:02:11,381 --> 00:02:12,132 (秀麗・邵可)ん? 17 00:02:12,674 --> 00:02:14,884 (静蘭) ちょっと 出かけていいですか? 18 00:02:15,009 --> 00:02:17,178 (秀麗)いいけど どこへ行くの? 19 00:02:17,303 --> 00:02:19,222 すぐに戻ります 20 00:02:23,560 --> 00:02:24,936 で 何だい? 21 00:02:25,061 --> 00:02:28,606 えっ? あ… あとでいいわ 22 00:02:28,731 --> 00:02:29,858 ん? 23 00:02:30,733 --> 00:02:34,737 (ナレーション)浪(ろう) 燕青(えんせい)は 2人の若き州牧の補佐として 24 00:02:34,863 --> 00:02:37,782 茈(し) 静蘭は 2人を守る武官として 25 00:02:38,199 --> 00:02:41,786 共に茶州へ 同道することとなっていた 26 00:02:43,121 --> 00:02:45,123 まもなく夏が来る 27 00:02:45,248 --> 00:02:47,417 出立の時は近い 28 00:02:50,461 --> 00:02:52,589 茶州か… 29 00:03:07,770 --> 00:03:08,646 (劉輝(りゅうき))兄上 30 00:03:10,565 --> 00:03:12,650 清苑(せいえん)兄上 31 00:03:14,527 --> 00:03:16,362 (劉輝)清苑兄上 32 00:03:16,696 --> 00:03:19,490 (清苑)また兄上たちに? (劉輝の泣き声) 33 00:03:19,616 --> 00:03:21,701 (劉輝) “お前なんか いらない子だ” 34 00:03:21,826 --> 00:03:25,079 “生まれてこなければ よかったんだ”って 35 00:03:25,204 --> 00:03:26,372 母上まで… 36 00:03:27,290 --> 00:03:28,875 (清苑)そんなことはない 37 00:03:29,000 --> 00:03:32,712 私は お前がいてくれて よかったと思っている 38 00:03:32,837 --> 00:03:34,380 (劉輝)本当に? 39 00:03:34,631 --> 00:03:36,382 ああ 本当だ 40 00:03:36,966 --> 00:03:38,301 (劉輝)ああ… 41 00:03:40,220 --> 00:03:41,930 (清苑の母のせき込み) 42 00:03:42,055 --> 00:03:45,058 (清苑) 母上 お薬をお持ちしました 43 00:03:49,854 --> 00:03:51,439 あとで お飲みになってください 44 00:03:51,564 --> 00:03:53,816 (去っていく足音) 45 00:03:53,942 --> 00:03:55,944 (清苑の母) あなたさえいなければ… 46 00:03:57,612 --> 00:04:00,949 あなたを産まなければ どれだけよかったか 47 00:04:02,742 --> 00:04:04,786 (静蘭)病弱な人だった 48 00:04:05,245 --> 00:04:07,497 心の弱い人だった 49 00:04:08,581 --> 00:04:11,417 後宮の華として 王の寵愛(ちょうあい)を受けて 50 00:04:11,542 --> 00:04:14,128 第2公子としての自分を 産むより 51 00:04:14,254 --> 00:04:17,298 どこか静かなところで 平穏に過ごすほうが 52 00:04:17,423 --> 00:04:19,842 どれだけ幸せだったろうか 53 00:04:23,429 --> 00:04:26,474 私には腹違いの兄弟が 5人いたが 54 00:04:26,599 --> 00:04:28,351 私を慕ってくれたのは 55 00:04:28,476 --> 00:04:30,103 末の弟 劉輝だけだった 56 00:04:30,103 --> 00:04:31,187 末の弟 劉輝だけだった 57 00:04:30,103 --> 00:04:31,187 (劉輝)ヘヘッ 58 00:04:31,980 --> 00:04:33,564 (静蘭)そして 私も また 59 00:04:33,690 --> 00:04:36,651 劉輝に 心のよりどころを 見つけていた 60 00:04:38,528 --> 00:04:43,074 私たちは 誰からも必要とされない 似た者同士だった 61 00:04:44,492 --> 00:04:48,413 (宋太傅(そうたいふ)と清苑の力み声) 62 00:04:48,538 --> 00:04:50,498 (清苑)うっ… ハッ! 63 00:04:51,040 --> 00:04:53,501 (宋太傅)フフッ… (清苑)参りました 64 00:04:55,503 --> 00:04:57,255 フゥ… 65 00:04:57,797 --> 00:04:59,841 (宋太傅)腕を上げましたな 66 00:04:59,966 --> 00:05:03,886 この分だと 今度の武術大会は 清苑殿のものでしょう 67 00:05:04,470 --> 00:05:06,556 私など まだまだです 68 00:05:06,681 --> 00:05:09,559 当たり前です まだまだに決まっている 69 00:05:09,684 --> 00:05:12,979 そう簡単に 剣の道は 極められませんぞ 70 00:05:13,104 --> 00:05:14,147 ハハハハッ… 71 00:05:14,522 --> 00:05:16,649 ハハハッ ハハハハ… 72 00:05:17,108 --> 00:05:19,527 (宋太傅)ん? おお 劉輝殿 73 00:05:19,652 --> 00:05:21,654 ひとつ お手合わせ願えますかな? 74 00:05:22,155 --> 00:05:23,573 あっ 75 00:05:25,867 --> 00:05:28,244 うっ ああ… んっ 76 00:05:29,078 --> 00:05:30,038 参られい 77 00:05:30,163 --> 00:05:31,914 やあー! 78 00:05:32,457 --> 00:05:33,291 えいっ 79 00:05:34,334 --> 00:05:36,044 (静蘭)あのときの私が 80 00:05:36,169 --> 00:05:39,338 自らの賢さと愚かさに 気づいていたら… 81 00:05:40,048 --> 00:05:42,175 今とは違う道が あったのかもしれない 82 00:05:42,300 --> 00:05:44,594 (清苑と男性の力み声) 83 00:05:45,762 --> 00:05:48,056 (男性)ううっ… ぐっ 84 00:05:48,181 --> 00:05:49,432 (清苑)てやっ! (男性)うおっ! 85 00:05:49,724 --> 00:05:51,267 (男性)ああ… 86 00:05:51,392 --> 00:05:53,394 それまで 紫(し) 清苑! 87 00:05:53,519 --> 00:05:56,230 (一同の歓声) 88 00:05:58,858 --> 00:06:00,234 (劉輝)わあっ うわあっ! 89 00:06:01,110 --> 00:06:04,530 (公子たち・妃(きさき)たち) くっ… ううっ… 90 00:06:08,451 --> 00:06:09,285 (清苑の母)あっ 91 00:06:09,869 --> 00:06:12,580 (清苑の祖父)見事だ (清苑の母)お父様 92 00:06:16,042 --> 00:06:18,377 (戩華(せんか))見事であった 清苑 93 00:06:18,961 --> 00:06:20,088 (人々のどよめき) 94 00:06:20,213 --> 00:06:24,383 (戩華)王家に代々伝わる双子剣 干將(かんしょう)と莫邪(ばくや)だ 95 00:06:24,675 --> 00:06:28,888 これは 文武共に抜きん出た そなたにこそ ふさわしい 96 00:06:29,430 --> 00:06:33,893 謹んで拝受いたします 父上… いえ 戩華王 97 00:06:34,602 --> 00:06:36,521 (公子たち)くっ… 98 00:06:36,646 --> 00:06:40,817 (人々の歓声と拍手) 99 00:06:40,942 --> 00:06:45,071 (静蘭)私が 自らの愚かさに 気づいていたなら… 100 00:06:46,405 --> 00:06:48,908 (清苑の母)清苑を王に? (清苑の祖父)シッ! 101 00:06:51,285 --> 00:06:55,081 清苑は 他の どの兄弟よりも優秀だ 102 00:06:55,206 --> 00:06:59,168 しかし このままでは 王位は第1公子のもの 103 00:06:59,710 --> 00:07:03,673 お前も ただの側室のままでは 終わりたくはあるまい 104 00:07:04,090 --> 00:07:05,925 でも お父様… 105 00:07:06,759 --> 00:07:09,178 (清苑の祖父) 清苑を王に頂くとなれば 106 00:07:09,303 --> 00:07:11,597 賛同する者は大勢いよう 107 00:07:11,722 --> 00:07:15,560 第1公子を暗殺 他の兄弟は追放し 108 00:07:15,685 --> 00:07:18,938 戩華王には 王位を退いていただく 109 00:07:19,480 --> 00:07:21,732 お前は何の心配もしなくていい 110 00:07:21,858 --> 00:07:24,277 すべて私に任せておけ 111 00:07:25,153 --> 00:07:26,529 フフフッ 112 00:07:29,031 --> 00:07:31,617 (清苑)双子剣の1つ 莫邪だ 113 00:07:31,742 --> 00:07:33,578 これを私に? 114 00:07:34,120 --> 00:07:37,373 持っていてほしい お前には素質がある 115 00:07:37,498 --> 00:07:38,666 でも… 116 00:07:38,791 --> 00:07:41,002 莫邪を私だと思うのだ 117 00:07:41,127 --> 00:07:43,671 そうすれば 1人でも寂しくはない 118 00:07:43,796 --> 00:07:46,883 きっと お前を守ってくれる 119 00:07:47,467 --> 00:07:49,093 清苑兄上… 120 00:07:52,180 --> 00:07:53,473 あ… 121 00:07:55,433 --> 00:07:57,685 んっ… ヘヘッ 122 00:07:58,311 --> 00:07:59,270 (清苑)フッ 123 00:08:04,066 --> 00:08:06,986 (公子たち)フフフフ… 124 00:08:08,905 --> 00:08:10,364 (扉の開く音) 125 00:08:11,199 --> 00:08:12,033 あっ 126 00:08:12,450 --> 00:08:15,620 (武官)朝廷に対する謀反の容疑で 拘束いたします 127 00:08:16,913 --> 00:08:18,247 謀反? 128 00:08:18,706 --> 00:08:22,585 (武官)はい お母様 おじい様も すでに拘束しました 129 00:08:22,710 --> 00:08:25,713 どうぞ お手向かいはなさらぬよう 130 00:08:27,423 --> 00:08:28,466 (清苑)んっ 131 00:08:29,342 --> 00:08:31,385 (静蘭)すべては 仕組まれていたことだった 132 00:08:31,844 --> 00:08:32,428 (公子と妃たちの 笑い声) 133 00:08:32,428 --> 00:08:34,180 (公子と妃たちの 笑い声) 134 00:08:32,428 --> 00:08:34,180 (静蘭) 私の存在を疎ましく思っていた 135 00:08:34,180 --> 00:08:34,305 (公子と妃たちの 笑い声) 136 00:08:34,305 --> 00:08:36,474 (公子と妃たちの 笑い声) 137 00:08:34,305 --> 00:08:36,474 他の兄弟や妃たちが 画策したことだった 138 00:08:36,474 --> 00:08:38,476 他の兄弟や妃たちが 画策したことだった 139 00:08:43,397 --> 00:08:46,776 (静蘭)祖父は その たくらみに まんまと乗せられたのだ 140 00:08:43,397 --> 00:08:46,776 (清苑の祖父) ううっ うおおっ… 141 00:08:47,777 --> 00:08:49,403 (役人)ふんっ! (斬る音) 142 00:08:56,786 --> 00:08:59,580 (宋太傅) 清苑殿は知らなかったのだろう? 143 00:09:00,039 --> 00:09:01,541 (霄太師(しょうたいし))しかたあるまい 144 00:09:01,666 --> 00:09:04,544 戩華王の温情で 処刑されなかっただけでも 145 00:09:04,669 --> 00:09:06,587 よしとせねば 146 00:09:07,255 --> 00:09:09,423 (清苑の母) あなたさえいなければ… 147 00:09:09,549 --> 00:09:12,093 (清苑の母のせき込み) 148 00:09:15,721 --> 00:09:17,932 (静蘭)王宮に未練などない 149 00:09:18,057 --> 00:09:21,519 ただ 劉輝のことだけが 気がかりだった 150 00:09:21,894 --> 00:09:25,565 (劉輝の泣き声) 151 00:09:25,898 --> 00:09:27,984 清苑兄上… 152 00:09:28,109 --> 00:09:30,611 なぜ会いに来てくれないんですか? 153 00:09:30,736 --> 00:09:36,242 (泣き声) 154 00:09:38,286 --> 00:09:39,787 (静蘭)兄弟たちは 155 00:09:39,912 --> 00:09:42,540 私を追放するだけでは 安心できなかったのか 156 00:09:43,124 --> 00:09:47,503 流刑地に着く前に命を奪おうと 殺し屋を差し向けてきた 157 00:09:47,628 --> 00:09:50,464 (馬車の転倒する音) 158 00:09:55,094 --> 00:09:56,345 (刺客)うおっ! 159 00:09:57,847 --> 00:09:58,681 (清苑)んっ 160 00:09:59,223 --> 00:10:01,225 あなたさえいなければ… 161 00:10:01,350 --> 00:10:03,060 あなたなんか産まなければ! 162 00:10:03,185 --> 00:10:03,936 (刺す音) (清苑の母)ああっ! 163 00:10:04,520 --> 00:10:05,438 母上! 164 00:10:07,356 --> 00:10:08,190 (清苑)はあっ! 165 00:10:08,316 --> 00:10:09,609 (斬る音) (刺客)ぐおっ! 166 00:10:09,734 --> 00:10:11,694 (静蘭)“愛していたか?”と 聞かれれば 167 00:10:11,819 --> 00:10:14,155 “さあ”と答えるしかない母だった 168 00:10:14,280 --> 00:10:17,658 けれど 自分を産んでくれた人だ 169 00:10:25,666 --> 00:10:27,960 (静蘭)憎いはずがなかった 170 00:10:31,339 --> 00:10:32,840 母上… 171 00:10:38,679 --> 00:10:40,097 (刺客たち)うおおっ! (清苑)んっ 172 00:10:40,598 --> 00:10:41,432 (刺客たち)ぐわっ! 173 00:10:42,224 --> 00:10:43,184 (刺客)ぐはっ 174 00:10:43,309 --> 00:10:46,771 (清苑)甘く見られたものだ 私を誰だと思っている? 175 00:10:47,438 --> 00:10:51,275 我が名は清苑! 剣ならば貴様らなどに負けはせん 176 00:10:51,942 --> 00:10:54,236 12歳にして 戩華王より 177 00:10:54,362 --> 00:10:56,530 干將と莫邪を下賜された身 178 00:10:57,198 --> 00:11:00,993 我が命 奪おうとするなら 皆殺しにされる覚悟で来い! 179 00:11:01,118 --> 00:11:03,537 (刺客たち)うおおっ! 180 00:11:13,255 --> 00:11:15,424 (清苑)うっ… 181 00:11:15,800 --> 00:11:17,176 あっ… 182 00:11:19,136 --> 00:11:22,014 (静蘭) 私は すべての殺し屋を倒した 183 00:11:24,183 --> 00:11:28,062 だが 地獄が終わったわけでは なかった 184 00:11:52,711 --> 00:11:55,214 (絳攸(こうゆう))どうした? そんな浮かない顔して 185 00:11:55,339 --> 00:11:57,091 お前らしくもない 186 00:11:57,675 --> 00:12:00,511 (楸瑛(しゅうえい))静蘭のことが 気にかかってね 187 00:12:00,636 --> 00:12:01,512 静蘭? 188 00:12:02,263 --> 00:12:03,848 話したかな? 189 00:12:03,973 --> 00:12:06,851 私は 9年前 兄たちに命じられて 190 00:12:06,976 --> 00:12:08,978 消えた静蘭の… 191 00:12:09,687 --> 00:12:12,523 清苑公子の足取りを 追ってみたことがある 192 00:12:12,982 --> 00:12:14,275 初耳だ 193 00:12:14,400 --> 00:12:17,528 藍(らん)家が そんな頭の悪いことを もくろんでいたとはな 194 00:12:17,987 --> 00:12:21,282 もっとも 清苑公子を 王に担ぎ上げて 195 00:12:21,407 --> 00:12:24,034 内紛を拡大しようなんて 気はなかった 196 00:12:24,577 --> 00:12:26,370 (絳攸)どうだか 197 00:12:26,579 --> 00:12:28,789 そんなことを 考えているヤツらより 198 00:12:28,914 --> 00:12:31,250 先に見つけて 保護しようとしたんだ 199 00:12:31,375 --> 00:12:33,794 余計な争いはないほうが いいだろう? 200 00:12:34,336 --> 00:12:35,171 んっ 201 00:12:35,296 --> 00:12:38,048 (楸瑛)それに 剣の腕も そこそこあったからさ 202 00:12:38,424 --> 00:12:41,177 清苑公子を狙ってくる 殺し屋たちにも 203 00:12:41,302 --> 00:12:45,598 何とか対抗できるだろうって 兄たちに思われたんだね 204 00:12:46,265 --> 00:12:49,810 殺し屋か そういえば ウワサで聞いたことがあるな 205 00:12:50,311 --> 00:12:54,648 先王も 清苑公子を 殺し屋たちの手から守ろうと 206 00:12:54,773 --> 00:12:56,817 黒狼(こくろう)を差し向けたとか 207 00:12:57,443 --> 00:12:59,236 (戩華)清苑を保護しろ 208 00:12:59,361 --> 00:13:02,573 決して バカどもの思うように させてはならぬ 209 00:13:02,907 --> 00:13:04,492 (霄太師)行け 黒狼 210 00:13:04,617 --> 00:13:05,659 (邵可・珠翠(しゅすい))はっ 211 00:13:06,619 --> 00:13:09,580 (楸瑛)伝説の殺し屋 “黒狼”か 212 00:13:09,705 --> 00:13:14,126 (絳攸)清苑公子には 先王も 目をかけていたらしいからな 213 00:13:14,335 --> 00:13:16,212 (楸瑛)謀反に関わったとして 214 00:13:16,337 --> 00:13:19,215 立場上は 流罪にせざるを 得なかったものの 215 00:13:19,340 --> 00:13:22,635 むざむざ殺させはしないって ことだったのかね 216 00:13:22,760 --> 00:13:25,054 あくまでも ウワサだ 217 00:13:25,554 --> 00:13:28,349 黒狼が 派遣されたかどうかはともかく 218 00:13:28,891 --> 00:13:33,103 結局 あのとき 私は 清苑を見つけることはできなかった 219 00:13:33,771 --> 00:13:34,605 (絳攸)ん… 220 00:13:35,356 --> 00:13:36,649 でね 絳攸 221 00:13:36,774 --> 00:13:39,151 彼の流刑地が どこだか 知ってるかい? 222 00:13:40,819 --> 00:13:41,654 あっ 223 00:13:41,779 --> 00:13:43,656 (楸瑛)そう 茶州だ 224 00:13:44,198 --> 00:13:47,201 彼の足取りが途切れたのは 14年前 225 00:13:47,326 --> 00:13:49,828 年が明けてまもない頃だった 226 00:13:50,162 --> 00:13:54,041 静蘭が邵可様に拾われたのは その年の暮れだったと聞く 227 00:14:01,257 --> 00:14:04,635 (楸瑛)その間 彼は茶州で どうしていたんだろうねえ 228 00:14:04,760 --> 00:14:06,011 (絳攸)あ… 229 00:14:06,303 --> 00:14:09,848 (薔君(しょうくん))決めたぞ そなたの名は“静蘭”じゃ 230 00:14:10,266 --> 00:14:11,809 (秀麗)せえらん 231 00:14:13,102 --> 00:14:17,147 (鳥のさえずり) 232 00:14:17,273 --> 00:14:19,525 (燕青)さみしくなりますね 233 00:14:21,151 --> 00:14:23,362 (邵可)あの子が望んだことです 234 00:14:23,487 --> 00:14:27,074 それに 夏には 枯れ木に花も咲くでしょう 235 00:14:27,199 --> 00:14:31,704 あれから一度も咲かなかった花が 9年をへて戻る 236 00:14:32,788 --> 00:14:36,292 (燕青)9年前… 内乱ですか? 237 00:14:36,417 --> 00:14:37,251 ええ 238 00:14:38,085 --> 00:14:42,339 14年前の 清苑第2公子の祖父の謀反以降 239 00:14:42,464 --> 00:14:45,259 この国は平穏を保っていました 240 00:14:45,801 --> 00:14:47,970 少なくとも表向きは… 241 00:14:51,265 --> 00:14:53,267 (秀麗)アハハッ ウフフフ… 242 00:14:54,143 --> 00:14:55,352 (邵可)9年前 243 00:14:55,477 --> 00:14:59,064 先王 紫 戩華様が 病で伏されました 244 00:15:00,274 --> 00:15:02,818 それが内乱を呼んだのです 245 00:15:04,445 --> 00:15:06,614 (戩華)余は これから病で伏す 246 00:15:06,739 --> 00:15:09,533 何があっても 表舞台に立つことはない 247 00:15:09,658 --> 00:15:12,077 あとを頼んだぞ 霄太師 248 00:15:12,202 --> 00:15:13,037 (霄太師)はっ 249 00:15:13,913 --> 00:15:16,540 彩雲国は病んでしまった 250 00:15:16,749 --> 00:15:20,961 この国が この先 長きにわたって 存続していくために 251 00:15:21,086 --> 00:15:24,381 何としても ここで 生まれ変わらせねばならないのだ 252 00:15:25,299 --> 00:15:26,675 お任せください 253 00:15:26,800 --> 00:15:30,346 戩華王の思い 決して 無駄にはいたしません 254 00:15:30,471 --> 00:15:31,764 (戩華)ん… 255 00:15:36,977 --> 00:15:38,479 (扉の閉まる音) 256 00:15:39,271 --> 00:15:40,439 (公子たちの言い争う声) 257 00:15:40,564 --> 00:15:42,358 (邵可)先王の跡目争いは 258 00:15:42,483 --> 00:15:44,985 それまで 水面下で行われていましたが 259 00:15:45,110 --> 00:15:47,780 病の知らせを受け 一気に表面化 260 00:15:48,447 --> 00:15:53,786 劉輝様以外の4人の公子が 王の座を巡って激しく争いました 261 00:15:55,037 --> 00:15:56,622 (人々の叫び声) 262 00:15:56,747 --> 00:15:58,916 (邵可)争いは内乱に発展し 263 00:15:59,041 --> 00:16:03,671 政(まつりごと)は正常に行われず 朝廷の機能は滞り… 264 00:16:03,796 --> 00:16:05,547 (妃)んっ! (妃)キャーッ! 265 00:16:06,590 --> 00:16:08,634 (邵可)困ったのは民衆です 266 00:16:08,759 --> 00:16:12,930 朝廷が機能しなければ 国が荒れていくのは当然でした 267 00:16:13,597 --> 00:16:15,641 (町民)金が払えねえとは どういうことだ? 268 00:16:15,766 --> 00:16:17,309 (町民)金がねえなら お断りだ! 269 00:16:17,434 --> 00:16:19,853 (町民)その値段は何だ? ぼったくりやがって 270 00:16:19,979 --> 00:16:23,440 (町民)しょうがねえだろう! 物が入ってこねえんだからよ 271 00:16:26,360 --> 00:16:28,737 (邵可) さらに追い打ちをかけるように 272 00:16:28,862 --> 00:16:34,410 日照りや水害が貴陽(きよう)を襲い 疫病と飢きんが まん延したのです 273 00:16:40,290 --> 00:16:43,752 (町民)ありがてえ (町民)ありがとうございます 274 00:16:45,004 --> 00:16:47,339 なぜ動いてくださらないのですか? 275 00:16:47,464 --> 00:16:50,259 あなたなら この内乱を 収めることができるはずです 276 00:16:50,509 --> 00:16:52,094 霄太師! 277 00:16:53,637 --> 00:16:55,973 早くしないと この国は… 278 00:16:56,473 --> 00:16:58,100 民たちが… 279 00:16:59,018 --> 00:17:01,603 わしは待っているのだ 280 00:17:01,979 --> 00:17:03,105 ん? 281 00:17:04,189 --> 00:17:06,525 “待っている”って 何を? 282 00:17:06,650 --> 00:17:07,818 霄太師は… 283 00:17:08,819 --> 00:17:13,115 (霄太師)真に 仕えるに値する王が現れるのを 284 00:17:13,240 --> 00:17:16,326 (邵可)誰も現れなければ どうなさるのですか? 285 00:17:16,577 --> 00:17:22,082 名君なくば 彩雲国は滅びたほうがよい 286 00:17:22,666 --> 00:17:23,959 えっ? 287 00:17:38,474 --> 00:17:40,809 (邵可)“この国は もう終わり” 288 00:17:43,187 --> 00:17:46,148 誰もが そう思い 絶望した 289 00:18:06,043 --> 00:18:08,295 劉輝様も欲しいですかな? 290 00:18:08,420 --> 00:18:09,463 (劉輝)えっ 291 00:18:09,588 --> 00:18:12,341 (霄太師) 兄君たちと同じく 王の座が 292 00:18:13,008 --> 00:18:13,842 くっ 293 00:18:18,347 --> 00:18:19,306 (霄太師)フッ 294 00:18:19,431 --> 00:18:22,351 もっと大切なものが おありになるようだ 295 00:18:25,354 --> 00:18:26,855 (邵可)最後の最後に 296 00:18:27,397 --> 00:18:32,611 霄太師は 劉輝様に 真の王たる素質を見いだしました 297 00:18:33,946 --> 00:18:38,700 (人々のにぎわう声) 298 00:18:39,076 --> 00:18:40,035 (町民)ありがとうございます 299 00:18:40,160 --> 00:18:42,830 (武官)順番 順番! (町民)ああ こっちにも 300 00:18:44,456 --> 00:18:49,044 (邵可)霄太師は次々と政策を立て 実行に移しました 301 00:18:49,169 --> 00:18:52,881 民を救い 朝廷の立て直しに着手 302 00:18:53,382 --> 00:18:54,675 民の平穏より 303 00:18:54,800 --> 00:18:58,387 自らの権力を求めた 公子や官吏は 304 00:18:59,096 --> 00:19:02,766 ある者は流罪に ある者は処刑され… 305 00:19:03,892 --> 00:19:08,355 あの内乱で 朝廷をむしばんでいた 病は一掃され 306 00:19:08,480 --> 00:19:12,901 結果的に 朝廷は一気に浄化され 若返りました 307 00:19:13,193 --> 00:19:18,824 (燕青)すべては 先王と 霄太師の思惑どおり… ですか 308 00:19:21,869 --> 00:19:24,663 (邵可)国は急速に立ち直りました 309 00:19:25,205 --> 00:19:30,210 (鳥のさえずり) 310 00:19:31,753 --> 00:19:35,966 (邵可)まるで 見えない力に導かれるように 311 00:19:38,552 --> 00:19:40,345 (霄太師)美しい 312 00:19:40,470 --> 00:19:44,725 まこと 劉輝様に ふさわしい国になった 313 00:19:45,017 --> 00:19:47,394 (邵可)そして 2年前… 314 00:19:48,562 --> 00:19:51,899 (戩華)うう… 王になれ 劉輝 315 00:19:52,941 --> 00:19:53,901 王に! 316 00:19:57,613 --> 00:19:58,822 フフッ 317 00:20:00,616 --> 00:20:04,411 (邵可)即位した劉輝様は 清苑公子の帰りを待ち 318 00:20:04,536 --> 00:20:06,330 愚かなふりをしていました 319 00:20:06,455 --> 00:20:08,957 (燕青)でも 姫さんと出会うことによって 320 00:20:09,082 --> 00:20:11,835 王としての自覚が生まれた 321 00:20:12,211 --> 00:20:16,131 (邵可)劉輝様は立派な王に おなりになるでしょう 322 00:20:16,423 --> 00:20:18,133 そして この国は… 323 00:20:19,468 --> 00:20:21,637 きっと咲きますよ (邵可)ん? 324 00:20:22,221 --> 00:20:25,057 花 咲くに決まっています 325 00:20:25,182 --> 00:20:28,143 この庭が… 国が埋まるくらいに 326 00:20:28,810 --> 00:20:30,145 ええ 327 00:20:30,270 --> 00:20:33,649 だから 私も さみしくはありませんよ 328 00:20:34,316 --> 00:20:36,777 (秀麗)父様 静蘭 戻ってきた? 329 00:20:36,902 --> 00:20:37,736 (邵可)いや 330 00:20:37,861 --> 00:20:39,863 (秀麗)どこ行ったのかしら? 331 00:20:39,988 --> 00:20:42,741 (邵可)静蘭なら おそらく… 332 00:20:45,160 --> 00:20:49,414 (燕青)墓参りに行くなら 一声かけてくれれば よかったのによ 333 00:20:50,916 --> 00:20:53,502 まっ 1人になりたいときもあるか 334 00:20:54,169 --> 00:20:55,295 (静蘭)フン 335 00:20:56,922 --> 00:20:59,383 本当に いいのか? (静蘭)ん? 336 00:20:59,508 --> 00:21:03,887 茶州に戻っても つらい思いをするかもしれないぞ 337 00:21:04,012 --> 00:21:05,681 殺刃賊(さつじんぞく)… 338 00:21:05,806 --> 00:21:08,767 いや 思い出したくないことも あるだろう 339 00:21:09,351 --> 00:21:12,938 私は お嬢様を守る 茶州に行く! 340 00:21:13,230 --> 00:21:15,399 この先 何があっても 341 00:21:20,237 --> 00:21:22,322 この剣に誓って 342 00:21:24,741 --> 00:21:26,243 (燕青)ヘッ 343 00:21:32,582 --> 00:21:35,127 (秀麗) 言ってくれればよかったのに 344 00:21:35,252 --> 00:21:38,505 (静蘭)同じことを 燕青にも言われましたよ 345 00:21:41,675 --> 00:21:42,718 ん? 346 00:21:43,218 --> 00:21:46,179 父様に 言わなくちゃいけないことがあるの 347 00:21:46,596 --> 00:21:47,431 (邵可)ん? 348 00:21:47,556 --> 00:21:51,184 その… あのね… 349 00:21:54,187 --> 00:21:55,022 ありがとう 350 00:21:55,439 --> 00:21:56,440 (邵可)あ… 351 00:21:56,815 --> 00:22:01,069 ちゃんと育ててくれて わがままを聞いてくれて 352 00:22:01,695 --> 00:22:03,113 そして… 353 00:22:03,822 --> 00:22:05,949 茶州へ行くことを許してくれて 354 00:22:06,783 --> 00:22:08,535 本当に ありがとう 355 00:22:08,994 --> 00:22:09,828 フッ 356 00:22:10,579 --> 00:22:12,539 私は何もしてないよ 357 00:22:12,664 --> 00:22:16,418 秀麗が自分の力で その手に つかんだんだ 358 00:22:17,461 --> 00:22:19,004 父様… 359 00:22:19,296 --> 00:22:22,257 立派な花を咲かせるんだよ 秀麗 360 00:22:24,343 --> 00:22:25,260 はい 361 00:22:26,720 --> 00:22:27,763 静蘭にも 362 00:22:28,430 --> 00:22:30,015 今まで ありがとう 363 00:22:30,432 --> 00:22:31,391 (静蘭)あ… 364 00:22:33,060 --> 00:22:36,688 (薔君)決めたぞ そなたの名は“静蘭”じゃ 365 00:22:38,607 --> 00:22:39,733 これからも… 366 00:22:40,859 --> 00:22:42,652 (秀麗)せえらん 367 00:22:44,112 --> 00:22:45,489 静蘭 368 00:22:45,781 --> 00:22:49,743 あなたがいてくれて 本当に… 本当に よかった 369 00:22:51,495 --> 00:22:53,080 お嬢様 370 00:23:01,797 --> 00:23:05,300 (清苑の母)あなたさえいなければ どれだけよかったか 371 00:23:07,511 --> 00:23:08,804 (静蘭)いえ 372 00:23:08,929 --> 00:23:11,807 私は 産んでくださったことを 感謝しています 373 00:23:11,932 --> 00:23:13,266 母上 374 00:23:15,227 --> 00:23:18,396 私が お嬢様を 必ずお守りします 375 00:23:18,772 --> 00:23:19,981 (秀麗)フッ 376 00:23:23,068 --> 00:23:24,528 必ず 377 00:23:31,451 --> 00:23:36,456 ♪~ 378 00:24:40,937 --> 00:24:45,942 ~♪