1 00:00:02,919 --> 00:00:07,924 ♪~ 2 00:01:25,919 --> 00:01:30,924 ~♪ 3 00:01:32,133 --> 00:01:35,261 (ナレーション)全面封鎖された 茶州(さしゅう)州都 琥璉(これん)に 4 00:01:35,386 --> 00:01:37,722 穏便に入った秀麗(しゅうれい)たちは 5 00:01:37,847 --> 00:01:41,851 潜伏先で 朔洵(さくじゅん)からの手紙を目にした 6 00:01:43,478 --> 00:01:47,398 茶(さ)家当主就任の儀式への 招待状である 7 00:01:48,691 --> 00:01:50,235 一方 克洵(こくじゅん)は 8 00:01:50,360 --> 00:01:54,030 祖父の仲障(ちゅうしょう)と 兄 朔洵を 止めようと決意したが 9 00:01:55,323 --> 00:01:59,953 必死の訴えも むなしく 牢に放り込まれてしまった 10 00:02:00,328 --> 00:02:01,538 (克洵)あっ… 11 00:02:07,127 --> 00:02:08,294 ん? 12 00:02:09,587 --> 00:02:10,421 あっ… 13 00:02:15,343 --> 00:02:17,512 ち… 父上? 14 00:02:30,358 --> 00:02:32,360 (燕青(えんせい))やっぱり行くのか 姫さん 15 00:02:32,735 --> 00:02:34,654 (秀麗)招待状まで もらったしね 16 00:02:34,779 --> 00:02:37,365 それに つぼみも 取り返さないといけないし 17 00:02:39,534 --> 00:02:41,494 あの男のところに行くわ 18 00:02:41,911 --> 00:02:43,538 (静蘭(せいらん))しかし お嬢様… 19 00:02:43,663 --> 00:02:46,749 (影月(えいげつ)) そうですよ 秀麗さん 危険です 20 00:02:46,875 --> 00:02:50,295 心配してくれて ありがとう でも 私は… 21 00:02:50,712 --> 00:02:53,381 (朔洵)忘れないで 私は君を愛している 22 00:02:54,257 --> 00:02:57,510 (劉輝(りゅうき))忘れないでくれ 私が そなたを愛していることを 23 00:02:57,927 --> 00:03:00,805 あの男と ちゃんと 向き合わなくてはならないの 24 00:03:01,931 --> 00:03:03,474 お嬢様 25 00:03:04,976 --> 00:03:05,935 (影月)あ… 26 00:03:06,144 --> 00:03:08,897 (風の音) 27 00:03:09,022 --> 00:03:10,023 (静蘭)んっ 28 00:03:11,816 --> 00:03:12,901 (燕青)んっ 29 00:03:18,031 --> 00:03:19,908 迎えに来たよ 30 00:03:20,325 --> 00:03:22,327 ハッ… 31 00:03:22,827 --> 00:03:24,829 いつの間に? 32 00:03:25,788 --> 00:03:27,165 ずいぶん 早いのね 33 00:03:27,665 --> 00:03:32,462 この人が朔洵さんですか きれいな人ですね~ お? 34 00:03:32,879 --> 00:03:34,422 いいのは顔だけです 35 00:03:34,547 --> 00:03:36,799 アメ あげると言われても ついてっちゃダメですよ 36 00:03:37,258 --> 00:03:40,178 静蘭さん 僕 そこまで子どもじゃ… 37 00:03:40,303 --> 00:03:44,057 (彰(しょう))姿絵を売りさばいたら 結構 いい収入になりそうですね 38 00:03:44,390 --> 00:03:45,433 フフッ 39 00:03:45,850 --> 00:03:48,228 やめろ 彰 マジに計算するな 40 00:03:48,811 --> 00:03:51,522 ったく 状況 分かってんのか? 41 00:03:53,441 --> 00:03:56,069 フッ ウフフ… 42 00:03:56,194 --> 00:03:57,654 (静蘭)お嬢様 43 00:03:58,404 --> 00:04:01,658 行くわ 招待状をありがとう 44 00:04:01,783 --> 00:04:04,035 よかった うれしいよ 45 00:04:04,619 --> 00:04:07,789 まだ 君に飽きてないようだ 私は 46 00:04:09,916 --> 00:04:10,750 あっ 47 00:04:19,759 --> 00:04:21,678 危ないなあ 小旋風(しょうせんぷう) 48 00:04:22,136 --> 00:04:25,181 失礼 目障りなハエがいたので つい 49 00:04:25,807 --> 00:04:28,101 口も腕も悪くなったねえ 50 00:04:28,226 --> 00:04:30,728 いらぬ苦労をしたのかな かわいそうに 51 00:04:31,312 --> 00:04:33,898 どこかの 遊びほうけて 脳みそまで腐りきった 52 00:04:34,023 --> 00:04:36,943 バカ殿のようにならなくて 幸いでしたよ 53 00:04:39,737 --> 00:04:45,451 うわ~ 静蘭さん 怖い でも 朔洵さん 全然動じてない 54 00:04:45,660 --> 00:04:50,248 2人とも すごいな 僕も もっと頑張らなくちゃ 55 00:04:50,373 --> 00:04:51,582 (彰)何を? 56 00:04:52,166 --> 00:04:54,585 (秀麗)何してんの? 行くんでしょ? 57 00:04:55,169 --> 00:04:58,631 じゃあ みんな せっかく 迎えに来てくれたから 行くわね 58 00:04:59,257 --> 00:05:01,968 じゃあね 小旋風 59 00:05:02,719 --> 00:05:04,429 ぐっ… あっ 60 00:05:06,306 --> 00:05:09,600 つぼみ 絶対 返してもらいますからね 61 00:05:11,436 --> 00:05:12,729 (朔洵)フッ… 62 00:05:20,528 --> 00:05:22,155 (燕青)あ~あ 63 00:05:22,530 --> 00:05:27,160 ついに 掃きだめから鶴が飛んでって 野郎だけになっちまったよ 64 00:05:27,827 --> 00:05:32,582 偉かったぞ 静蘭 よく我慢したな かいぐりしてやる 65 00:05:32,707 --> 00:05:34,042 あっ (静蘭)いらんわ 66 00:05:34,584 --> 00:05:36,294 (2人の笑い声) 67 00:05:40,173 --> 00:05:42,967 (曜春(ようしゅん))ここが 金華(きんか)の偉い人の お屋敷でござるな 68 00:05:43,718 --> 00:05:44,886 よっと 69 00:05:45,470 --> 00:05:46,596 エヘヘッ 70 00:05:46,971 --> 00:05:50,683 琥璉に入るときは 金華の偉い人に ひと言 言っておいてという 71 00:05:50,808 --> 00:05:53,227 燕青殿の依頼 果たすでござる 72 00:05:58,316 --> 00:06:01,194 (香鈴(こうりん))どうぞ (由(ゆ))ありがとう 73 00:06:01,903 --> 00:06:02,945 (香鈴)どうぞ 74 00:06:03,071 --> 00:06:04,155 (曜春)こんばんは! (由たち)おっ 75 00:06:04,489 --> 00:06:05,698 (進(しん))んっ (香鈴)あっ 76 00:06:07,700 --> 00:06:09,368 (曜春)夜分 遅くに失礼しまーす 77 00:06:10,787 --> 00:06:16,250 拙者は “茶州の禿鷹(はげたか)”の副頭目 曜春と申す者でござそうろう 78 00:06:16,876 --> 00:06:18,336 由官吏 79 00:06:18,461 --> 00:06:21,798 ええ 私のお客様のようです 80 00:06:22,340 --> 00:06:23,508 (曜春)ああ そのまま 81 00:06:24,008 --> 00:06:27,011 足がお悪いなら 座ったままでよいでござるよ 82 00:06:27,136 --> 00:06:28,012 (香鈴)えっ 83 00:06:28,137 --> 00:06:30,139 よくお分かりになりましたね 84 00:06:30,556 --> 00:06:33,893 足にケガをした 野鹿そっくりでしたので 85 00:06:34,018 --> 00:06:35,269 (由)アハハ… 86 00:06:35,394 --> 00:06:39,190 浪(ろう) 燕青から伺っております よくいらっしゃいました 87 00:06:39,315 --> 00:06:43,778 高名なる 茶州の禿鷹 副頭目 曜春殿 88 00:06:44,070 --> 00:06:48,741 そ… それがしは副頭目で 修行中で 高名ではないでごわす 89 00:06:48,866 --> 00:06:51,244 あっ でも 兄ちゃん… 翔琳(しょうりん)お頭は 90 00:06:51,369 --> 00:06:54,247 ちゃんと ご高名でござそうろうですから… 91 00:06:58,292 --> 00:07:01,504 どうぞ (曜春)あ… ありがとうござる 92 00:07:05,216 --> 00:07:07,927 フゥ ごちそうさまでござった 93 00:07:08,052 --> 00:07:10,888 ようやく 人心地がついたでござる 94 00:07:13,057 --> 00:07:15,768 あなたが 一番 偉い人であらっしゃいますか? 95 00:07:15,893 --> 00:07:21,566 はい この金華では 私が 一番高い位を拝命しております 96 00:07:21,691 --> 00:07:23,651 (曜春) なんと お若いのに ご立派な 97 00:07:23,901 --> 00:07:27,363 フッ お褒めにあずかり 大変 光栄です 98 00:07:27,488 --> 00:07:31,033 それで お頭殿と 茶 春姫(しゅんき)殿は いかがなされました? 99 00:07:31,909 --> 00:07:33,911 先に 琥璉に向かったのですじゃ 100 00:07:35,329 --> 00:07:40,042 琥璉は今 封鎖されていて そう簡単には入れないはずですが 101 00:07:40,168 --> 00:07:42,003 とっても かっこいいお兄さんが 102 00:07:42,128 --> 00:07:44,172 木簡を下さったのでござるよ 103 00:07:44,297 --> 00:07:48,092 そしたら 春姫殿が “これで大丈夫 琥璉に入れる”と 104 00:07:48,217 --> 00:07:49,051 (由)ん… 105 00:07:49,552 --> 00:07:53,181 青くて 龍や蓮(はす)の絵がある 木簡だったですじゃ 106 00:07:53,306 --> 00:07:56,267 都には 感心な若者がいるですじゃなあ 107 00:07:57,518 --> 00:08:02,106 その方の どこに感心なさったのか 伺ってもよろしいですか? 108 00:08:02,231 --> 00:08:03,858 (曜春)あのお衣装です 109 00:08:03,983 --> 00:08:08,946 羽根とか 色合いとか 形とか斬新で すごーく かっこよかったんです 110 00:08:09,071 --> 00:08:09,906 (香鈴)あの… 111 00:08:10,740 --> 00:08:13,743 その人って 笛を持っていませんでしたか? 112 00:08:13,868 --> 00:08:16,787 ええ すてきな音色を 奏でていたでござる 113 00:08:16,913 --> 00:08:17,747 ああ… 114 00:08:17,872 --> 00:08:19,916 (進)おお (由)もしや 藍(らん)家の… 115 00:08:20,291 --> 00:08:23,669 (下手な笛の演奏) 116 00:08:24,170 --> 00:08:27,798 あか抜けた都人というのは とても すてきでござるな 117 00:08:28,341 --> 00:08:33,346 あ… そうですか でも それは 都人がどうという次元ではなく 118 00:08:33,471 --> 00:08:36,182 かのお方の場合は ご自身そのものが 119 00:08:36,307 --> 00:08:38,184 斬新なんだと思いますよ 120 00:08:38,726 --> 00:08:41,687 (曜春)うん? ん… (香鈴)うん うん 121 00:08:53,366 --> 00:08:54,200 (検印官)どうぞ 122 00:08:54,742 --> 00:08:57,828 (翔琳)春姫殿 茶州州都 琥璉に入ったぞ 123 00:08:58,329 --> 00:09:01,374 あの すてきなお兄さんの 木簡のおかげだ 124 00:09:01,624 --> 00:09:02,583 さて 125 00:09:04,085 --> 00:09:06,087 馬のひづめの跡を見ているのだ 126 00:09:06,921 --> 00:09:08,714 急に 駆け足になった馬がいる 127 00:09:09,590 --> 00:09:12,969 うん こっちに行ったか んっ 128 00:09:13,803 --> 00:09:18,099 こんな怪しい動きをするのは 関所破りをした燕青しかおらぬ 129 00:09:18,224 --> 00:09:20,226 この跡をたどっていけば たどりつける 130 00:09:21,185 --> 00:09:24,230 春姫殿 もうしばらくの辛抱だ 131 00:09:28,150 --> 00:09:32,572 (英姫(えいき))星が… 春姫が動いたか 132 00:09:33,072 --> 00:09:36,325 春姫 男はバカじゃ 133 00:09:36,450 --> 00:09:39,745 いつだって 女が助けるはめになるのじゃ 134 00:09:39,870 --> 00:09:43,708 それに あんな頼りなさそうな男ではのう 135 00:09:46,544 --> 00:09:49,589 (克洵)鴛洵(えんじゅん)大伯父様の書物を 借りてきたんだ 136 00:09:51,132 --> 00:09:52,717 よかったら 一緒に読もう 137 00:09:55,011 --> 00:09:56,846 (英姫)散歩にでも誘いや (克洵)うっ 138 00:09:57,346 --> 00:09:58,848 (英姫)バカめが 139 00:10:00,600 --> 00:10:04,729 フッ だが あれは 鴛洵と同じ目をしておった 140 00:10:05,187 --> 00:10:07,607 春姫の選んだ男じゃ 141 00:10:07,732 --> 00:10:12,653 もしかしたら 鴛洵のよきところを 引き継いでおるやもしれぬ 142 00:10:16,282 --> 00:10:19,744 (克洵)僕は… 僕はどうしたら… 143 00:10:20,202 --> 00:10:21,787 遅すぎた 144 00:10:22,288 --> 00:10:27,209 おじい様も 朔洵兄上も 止めることができなかった 145 00:10:27,627 --> 00:10:30,004 もうダメだ 茶家は… 146 00:10:31,589 --> 00:10:36,677 鴛洵大伯父様 あなたなら どうなさいましたか? 147 00:10:36,802 --> 00:10:38,012 あなたなら… 148 00:10:38,846 --> 00:10:42,058 僕は あなたを敬愛していました 149 00:10:42,308 --> 00:10:45,227 でも 1つだけ分からなかった 150 00:10:45,478 --> 00:10:47,021 どうして 本家の嫡子を 151 00:10:47,480 --> 00:10:49,565 皆殺しにしたんですか? 152 00:10:50,983 --> 00:10:52,360 どうして… 153 00:10:54,487 --> 00:10:57,073 (由)ご連絡いただきまして ありがとうございます 154 00:10:57,823 --> 00:10:59,200 とても助かりました 155 00:10:59,617 --> 00:11:01,285 いえいえ そんな 156 00:11:01,410 --> 00:11:04,205 依頼は がっつり果たすのが 義賊でござるゆえ 157 00:11:04,830 --> 00:11:07,208 それでは 拙者は これにて! 158 00:11:07,708 --> 00:11:09,710 どちらへ行かれるおつもりですか? 159 00:11:10,044 --> 00:11:12,254 お頭のもとへでござる 160 00:11:12,380 --> 00:11:14,215 (由)琥璉は封鎖中で 入れませんよ 161 00:11:14,340 --> 00:11:15,174 あっ… 162 00:11:15,716 --> 00:11:19,011 実は 私も 琥璉に向かうつもりなのですが 163 00:11:19,136 --> 00:11:22,890 よろしければ 道中 警護をお願いできませんか 164 00:11:23,015 --> 00:11:25,434 そうしたら 一緒に琥璉に入れます 165 00:11:25,559 --> 00:11:26,685 (曜春)えっ そんな 166 00:11:27,061 --> 00:11:28,729 よろしゅうござりますか? 167 00:11:28,854 --> 00:11:33,192 あ~ 下界は親切な御仁が たくさんですじゃ よっ 168 00:11:34,527 --> 00:11:37,696 でも たぶん それなりに 危険ですけれども かまいませんか 169 00:11:38,155 --> 00:11:39,407 それなりということは 170 00:11:39,532 --> 00:11:41,242 おなかをすかせた 人食い熊5頭に 171 00:11:41,367 --> 00:11:43,202 追いかけられるくらいの 危険でござるか? 172 00:11:46,580 --> 00:11:50,459 それとも 都のそれなりは もっと程度が高いんですかじゃ? 173 00:11:50,584 --> 00:11:52,002 もしや 熊10頭とか? 174 00:11:53,504 --> 00:11:57,174 そ… そこまでは 危険じゃないかもしれません 175 00:11:57,299 --> 00:12:00,886 (曜春) ハァ それは よかったですじゃ 176 00:12:01,804 --> 00:12:03,514 (3人)ああ… 177 00:12:03,639 --> 00:12:05,391 (香鈴)フフッ (由)ハハハ… 178 00:12:17,236 --> 00:12:21,866 (燕青)大丈夫だって 姫さんは しっかりしてるからな 179 00:12:21,991 --> 00:12:22,950 ああ 180 00:12:23,492 --> 00:12:26,954 全部 終わったら 好きなだけ ぶん殴るといいぜ 181 00:12:27,204 --> 00:12:28,539 (静蘭)気が済まん (燕青)あ? 182 00:12:29,206 --> 00:12:32,418 あの男だけは ぶん殴るだけじゃ 気が済まん 183 00:12:33,085 --> 00:12:35,254 あんまり えげつないことするなよ 184 00:12:35,379 --> 00:12:36,964 (物音) (静蘭)んっ 185 00:12:37,715 --> 00:12:38,674 (翔琳)うっ 186 00:12:40,426 --> 00:12:43,012 うわー! やめやめ 静蘭 ちょい待った! 187 00:12:43,637 --> 00:12:44,763 あっ 188 00:12:45,222 --> 00:12:47,308 (翔琳)うっ バカ者! 189 00:12:47,433 --> 00:12:49,894 おなごがおるのに 剣を向けるヤツがあるか! 190 00:12:50,352 --> 00:12:51,228 (静蘭)あっ… 191 00:12:51,353 --> 00:12:54,857 ああ ホント 世の中って よくできてらあな 192 00:12:54,982 --> 00:12:58,027 鶴が飛んでったら もう1羽 飛び込んできたぜ 193 00:13:00,154 --> 00:13:02,823 茶 春姫殿だ (静蘭)あっ… 194 00:13:03,365 --> 00:13:04,825 (翔琳)ん… 195 00:13:10,581 --> 00:13:13,417 (秀麗)ここ 茶本家の 離れって言ったわね 196 00:13:13,542 --> 00:13:14,418 (朔洵)言ったよ 197 00:13:14,543 --> 00:13:16,545 (秀麗)何で こんなに 入り組んでんのよ 198 00:13:16,670 --> 00:13:18,172 迷いそうじゃない 199 00:13:18,297 --> 00:13:20,007 (朔洵)いざというときのためだよ 200 00:13:20,883 --> 00:13:23,344 簡単に占拠されないようにとか 201 00:13:23,469 --> 00:13:27,306 簡単に居場所を 悟られないように… とかね 202 00:13:27,431 --> 00:13:30,935 昔から 謀反や裏切りの 絶えないところだからね 203 00:13:31,644 --> 00:13:35,105 あなたの おじい様も やっていることは同じじゃないの 204 00:13:35,231 --> 00:13:36,357 (朔洵)そうだね 205 00:13:36,774 --> 00:13:41,737 そうそう 君を連れに行ったのはね おじい様の命令だったんだよ 206 00:13:41,862 --> 00:13:45,950 邪魔の入らないところで さっさと手ごめにしろって言うから 207 00:13:46,242 --> 00:13:47,076 (秀麗)って… 208 00:13:47,201 --> 00:13:50,204 そうしたら 当主選定式と同時に 209 00:13:50,329 --> 00:13:53,707 結婚の儀を粛々と執り行うらしいよ 210 00:13:53,832 --> 00:13:56,710 で あなたは その… 私を 211 00:13:56,835 --> 00:13:58,963 手ごめにするつもりで 連れてきたと? 212 00:13:59,088 --> 00:14:01,090 まあ 最終的には 213 00:14:01,423 --> 00:14:06,804 フフン たとえ そうなったとしても あなたの嫁になんかならないわよ 214 00:14:07,137 --> 00:14:10,349 (朔洵)ああ 私も別に 嫁とか婚姻とか 215 00:14:10,474 --> 00:14:12,601 そういう形態に興味はないよ 216 00:14:12,726 --> 00:14:13,936 あっ 217 00:14:14,895 --> 00:14:19,650 私のつまらない毎日に 君が色をつけてくれるなら 218 00:14:19,775 --> 00:14:21,026 それだけでいい 219 00:14:21,610 --> 00:14:23,904 あなたが飽きるまで… でしょ? 220 00:14:25,030 --> 00:14:27,408 そう 私が飽きるまで 221 00:14:27,741 --> 00:14:29,660 (秀麗)バカにした話ね 222 00:14:29,910 --> 00:14:33,455 どうせなら 今日までに すっかり 飽きててくれればよかったのに 223 00:14:33,581 --> 00:14:36,166 そしたら 私は つぼみを返してもらうだけで 224 00:14:36,292 --> 00:14:37,918 さっさと退散できたわ 225 00:14:40,546 --> 00:14:41,922 そうだね 226 00:14:42,047 --> 00:14:46,176 でも 君は特別だから ちょっと長引くかもしれない 227 00:14:46,719 --> 00:14:48,012 私が ここに来たのは 228 00:14:48,137 --> 00:14:50,681 あなたの退屈を 紛らわせるためじゃないわ 229 00:14:50,806 --> 00:14:53,183 つぼみを返してもらうためよ 230 00:14:53,309 --> 00:14:56,520 あなたは 私が州牧(しゅうぼく)になっても かまわないと言ったわ 231 00:14:56,979 --> 00:14:58,105 言ったよ 232 00:14:58,230 --> 00:15:03,110 だけど 州牧の着任に つぼみは必要だったかな? 233 00:15:03,444 --> 00:15:04,653 (秀麗)普通はいらない 234 00:15:05,529 --> 00:15:07,865 でも 私には必要なの 235 00:15:08,532 --> 00:15:11,118 (劉輝)そなたらに与えた つぼみが開くときを 236 00:15:11,243 --> 00:15:13,120 心待ちにしている 237 00:15:16,582 --> 00:15:19,668 分かった いいよ (秀麗)えっ 238 00:15:19,793 --> 00:15:20,961 ハッ あっ… 239 00:15:21,086 --> 00:15:22,254 返してあげるよ 240 00:15:22,713 --> 00:15:23,756 そうだね… 241 00:15:24,298 --> 00:15:26,717 茶家当主選定の当日に 242 00:15:26,842 --> 00:15:27,760 何ですって? 243 00:15:28,218 --> 00:15:30,721 だって すぐ返してしまうと 244 00:15:30,846 --> 00:15:33,766 君 あっという間に 逃げていきそうだし 245 00:15:34,224 --> 00:15:38,187 逃げないわよ そっちの当主選定式までは 246 00:15:38,312 --> 00:15:42,399 なら いいだろう? 私は 約束は守るよ 247 00:15:42,524 --> 00:15:43,776 分かったわよ 248 00:15:43,901 --> 00:15:46,528 おいで 君の部屋は こっちだよ 249 00:15:49,907 --> 00:15:51,659 (秀麗)ちょっと聞いていいかしら 250 00:15:51,784 --> 00:15:54,495 克洵さんは ここに 戻ってきているのよね? 251 00:15:54,620 --> 00:15:56,497 (朔洵)ああ (秀麗)どうしているの? 252 00:15:56,622 --> 00:15:58,290 アハハ… 253 00:15:58,707 --> 00:15:59,792 何よ? 254 00:15:59,917 --> 00:16:02,962 いや そうだね 確かにいるよ 255 00:16:03,128 --> 00:16:07,549 けど これは茶家の問題だ 君には関係がないことだろう 256 00:16:08,133 --> 00:16:11,011 個人的にも 心配しちゃいけないわけ? 257 00:16:11,387 --> 00:16:13,347 (朔洵)じゃあ 元気でいるよ 258 00:16:13,472 --> 00:16:15,975 ちょっと そんなバカにした言い方で 259 00:16:16,100 --> 00:16:18,310 信用できると思ってるの? 260 00:16:18,978 --> 00:16:21,313 (朔洵)なら 君自身で 調べてみたら? 261 00:16:21,730 --> 00:16:24,233 ここにいる間は 好きにしていいよ 262 00:16:24,358 --> 00:16:27,361 何をしても どこを調べてもかまわない 263 00:16:27,486 --> 00:16:30,072 もちろん 離れだけじゃなく 母屋もね 264 00:16:30,572 --> 00:16:33,659 つまり 克洵さんは 私が捜したぐらいじゃ 265 00:16:33,784 --> 00:16:36,745 見つからないようなところに いるってことね 266 00:16:37,246 --> 00:16:39,665 ハハ… フフッ 267 00:16:45,212 --> 00:16:47,673 ほう 茶本家の見取り図ですか 268 00:16:48,048 --> 00:16:49,800 (静蘭)大したものですね 269 00:16:49,925 --> 00:16:52,302 ここまで正確に 描くことができるとは 270 00:16:52,428 --> 00:16:54,096 (燕青) ずっと住んでいたとはいえ 271 00:16:54,221 --> 00:16:56,432 よく ここまで細かく覚えているな 272 00:16:57,099 --> 00:17:00,352 (影月)うわあ 絳攸(こうゆう)さんだったら 絶対 迷いますよ 273 00:17:00,477 --> 00:17:01,562 うんうん 274 00:17:03,522 --> 00:17:05,816 (静蘭) ちゃんと 貴陽(きよう)に帰っただろうか 275 00:17:14,825 --> 00:17:15,993 (劉輝のため息) 276 00:17:16,118 --> 00:17:19,204 (劉輝)やはり 金華で 会っておけばよかった 277 00:17:23,042 --> 00:17:24,752 秀麗… 278 00:17:27,588 --> 00:17:29,715 ここが 君の部屋だよ 279 00:17:30,924 --> 00:17:34,720 何か欲しいものがあったら 何でも用意してあげる 280 00:17:36,096 --> 00:17:39,975 でも 夜になったら 二胡(にこ)を弾いて お茶を入れてほしいな 281 00:17:40,392 --> 00:17:41,602 あと… 282 00:17:41,769 --> 00:17:42,603 あっ 283 00:17:43,604 --> 00:17:45,814 (朔洵)髪は こうしてほしいな 284 00:17:46,690 --> 00:17:50,694 何度も言ったけど このほうが好みなんだ 285 00:17:53,614 --> 00:17:56,325 さて 何か聞きたいことは? 286 00:17:56,742 --> 00:17:57,868 文は出せる? 287 00:17:58,452 --> 00:18:01,371 それは 私の管轄ではないが 288 00:18:01,497 --> 00:18:04,875 出せるとしても すべて検閲されるだろうね 289 00:18:05,000 --> 00:18:06,251 そこまでするの? 290 00:18:06,960 --> 00:18:09,004 おじい様は するみたいだね 291 00:18:10,130 --> 00:18:11,507 分かったわ 292 00:18:12,299 --> 00:18:13,342 (朔洵)他になければ 293 00:18:13,467 --> 00:18:15,511 私の部屋に行こうか (秀麗)えっ 294 00:18:16,220 --> 00:18:19,807 すぐ隣だよ 二胡を弾いてくれるんだろう? 295 00:18:19,932 --> 00:18:21,558 用意してあるよ 296 00:18:22,476 --> 00:18:23,602 (秀麗)ん… 297 00:18:33,237 --> 00:18:36,031 (朔洵)ああ 二胡の前に お茶を入れてくれる? 298 00:18:36,532 --> 00:18:39,493 お茶の葉は そこに いろいろとあるから 299 00:18:43,205 --> 00:18:46,416 もちろん 甘露茶もあるから 入れてくれてかまわないよ 300 00:18:58,053 --> 00:19:00,806 (朔洵)おいしい (秀麗)そりゃどうも 301 00:19:00,931 --> 00:19:02,307 (朔洵)でも… 302 00:19:03,225 --> 00:19:06,812 君の入れてくれる甘露茶が 飲みたいな 303 00:19:14,153 --> 00:19:18,323 変なところに 通路とか壁があって ものすごい入り組んでますね 304 00:19:18,949 --> 00:19:22,327 これじゃ 絳攸さんじゃなくても 迷いますね 305 00:19:22,744 --> 00:19:25,289 こりゃ いろんなワナが 仕掛けてあるな 306 00:19:25,414 --> 00:19:27,040 なんて屋敷だ 307 00:19:27,166 --> 00:19:28,959 でも これは助かります 308 00:19:30,002 --> 00:19:32,754 写して お嬢様にも 届けてさしあげましょう 309 00:19:32,880 --> 00:19:34,089 (燕青)だな 310 00:19:36,049 --> 00:19:37,050 翔琳 311 00:19:37,176 --> 00:19:39,887 義賊 茶州の禿鷹 2代目頭目として 312 00:19:40,012 --> 00:19:41,430 もう一働きしてくれ 313 00:19:41,930 --> 00:19:44,975 茶家の屋敷で 捜してほしい女の子がいる 314 00:19:45,100 --> 00:19:46,393 つなぎを取ってほしい 315 00:19:46,518 --> 00:19:49,646 何? 燕青 おぬし ずっと思ってたが 316 00:19:49,771 --> 00:19:51,023 ちょっと ずうずうしすぎるぞ 317 00:19:51,398 --> 00:19:54,026 義賊は見返りを求めないものだぜ 318 00:19:54,151 --> 00:19:56,778 それに 彼女は 邵可(しょうか)殿の娘御だ 319 00:19:57,154 --> 00:19:58,780 (翔琳)それを早く言わんか! 320 00:19:58,906 --> 00:20:01,950 おやじ殿が恩を受けた邵可殿の 娘御とあれば 321 00:20:02,075 --> 00:20:03,911 喜んで捜すに決まっておろう 322 00:20:04,036 --> 00:20:05,495 さすが 義賊 323 00:20:05,621 --> 00:20:09,499 なに お前なら 二胡の音を頼りに 行けば すぐに見つけられる 324 00:20:10,125 --> 00:20:13,545 何せ お前は 野生児中の野生児 325 00:20:13,670 --> 00:20:14,504 フフン 326 00:20:15,005 --> 00:20:17,633 褒めたんですかね? (静蘭)さあ? 327 00:20:18,133 --> 00:20:20,677 (燕青)ただし 彼女以外には 見つからないように 328 00:20:20,802 --> 00:20:22,221 こっそりと慎重にな 329 00:20:22,554 --> 00:20:27,392 隠密の役目か うん 義賊たるに ふさわしき仕事だな 330 00:20:27,517 --> 00:20:31,063 気に入った では 準備ができたら起こしてくれ 331 00:20:31,188 --> 00:20:34,358 体力を蓄えるために 今から 一眠りする 332 00:20:34,483 --> 00:20:35,817 (燕青たち)あっ… 333 00:20:35,943 --> 00:20:39,947 (翔琳のいびき) 334 00:20:41,490 --> 00:20:43,784 (影月)すごい もう寝た 335 00:20:44,117 --> 00:20:46,036 (燕青)野生児だからな 336 00:20:46,161 --> 00:20:47,788 (影月)野生児っていっても 337 00:20:48,121 --> 00:20:51,792 こんな広いお屋敷で 二胡の音だけを頼りにして 338 00:20:52,376 --> 00:20:55,045 秀麗さんを 見つけられるんでしょうか 339 00:20:55,963 --> 00:20:57,422 (燕青)大丈夫だ 340 00:20:57,547 --> 00:21:00,217 こいつの野性的な勘は信用できる 341 00:21:00,342 --> 00:21:04,554 関所から 馬のひづめの跡を追って ここまで たどりついたヤツだぜ 342 00:21:04,930 --> 00:21:07,307 (影月) そうですよね すごいですよね 343 00:21:08,225 --> 00:21:11,186 琥璉に 馬が 1頭しかいないわけじゃないのに 344 00:21:11,520 --> 00:21:12,437 にしても 345 00:21:13,230 --> 00:21:15,023 こいつと影月 見てると 346 00:21:15,148 --> 00:21:17,943 同い年でも いろいろだなって思うよ 347 00:21:18,277 --> 00:21:20,112 (影月)同い年って… 348 00:21:20,320 --> 00:21:22,614 ええっ!? そうなんですか? 349 00:21:22,739 --> 00:21:23,573 (燕青)ああ 350 00:21:24,199 --> 00:21:25,575 (ため息) 351 00:21:26,034 --> 00:21:28,662 僕も頑張らなくっちゃ… 352 00:21:35,919 --> 00:21:37,671 (静蘭)見事な見取り図だ 353 00:21:38,171 --> 00:21:40,716 んじゃ 姫さん用に 描き写すとするか 354 00:21:42,384 --> 00:21:47,139 まったく 茶 克洵よりも ずっと頼りになる少女だな 355 00:21:47,514 --> 00:21:50,058 女の子は いざってとき 野郎なんかより 356 00:21:50,183 --> 00:21:53,270 よっぽど肝が据わって 強いよな 357 00:21:55,981 --> 00:21:57,024 うっ… 358 00:21:59,985 --> 00:22:02,321 (燕青たち)強いよなあ (影月)強いですよね 359 00:22:09,036 --> 00:22:11,538 (克洵)ハッ ハハハ… 360 00:22:11,663 --> 00:22:17,461 そうか… そうだったんですね 鴛洵大伯父様 361 00:22:17,711 --> 00:22:20,589 あなたが本家の嫡子を 皆殺しにしたのは 362 00:22:21,798 --> 00:22:25,343 何もかも手遅れだったんですね 363 00:22:25,552 --> 00:22:29,097 それしか できることが もうなかったんですね 364 00:22:30,057 --> 00:22:32,100 それほど この家は 365 00:22:32,642 --> 00:22:35,604 茶家は腐っていたんですね 366 00:22:36,938 --> 00:22:40,025 だから 最初から やり直すことしか 367 00:22:40,275 --> 00:22:42,986 方法がなかったんですね 368 00:22:44,654 --> 00:22:47,741 僕が あとできることは 369 00:22:48,116 --> 00:22:51,495 すべてを鴛洵大伯父様のように 370 00:22:51,620 --> 00:22:52,746 この手で… 371 00:22:55,373 --> 00:22:58,502 そこで すべてを終わりに… 372 00:23:07,219 --> 00:23:08,595 父上… 373 00:23:31,451 --> 00:23:36,456 ♪~ 374 00:24:40,937 --> 00:24:45,942 ~♪