1 00:01:33,067 --> 00:01:35,167 (千紘)ウウッ! 2 00:01:36,237 --> 00:01:39,090 (礼弥)降谷君! 3 00:01:39,090 --> 00:01:41,225 (団一郎)この際だ 4 00:01:41,225 --> 00:01:43,525 白黒つけようじゃないか 5 00:01:45,396 --> 00:01:47,996 なあ 降谷よ 6 00:01:49,066 --> 00:02:06,066 ♪♪~ 7 00:02:07,068 --> 00:03:27,281                                 8 00:04:32,196 --> 00:04:34,548 (ばーぶ)ぶわーお 9 00:04:34,548 --> 00:04:37,885 (秋野)グリーンは ヒーリングカラー 10 00:04:37,885 --> 00:04:41,205 降谷様 ようこそ お越しくださいました 11 00:04:41,205 --> 00:04:44,205 ウエルカムドリンクでございます 12 00:04:45,543 --> 00:04:49,143 ハア~ ちょうど喉渇いてたんすよ 13 00:04:50,881 --> 00:04:53,901 …て そういうシチュじゃねえよ! 14 00:04:53,901 --> 00:04:56,203 それでは ごゆっくり 15 00:04:56,203 --> 00:04:58,205 えッ? 16 00:04:58,205 --> 00:05:00,207 ほどけよ おい! 17 00:05:00,207 --> 00:05:02,507 おい! 18 00:05:03,878 --> 00:05:06,178 おい ちょっと… 19 00:05:07,531 --> 00:05:09,884 マジかよ 20 00:05:09,884 --> 00:05:12,203 コラ ふざけんな~ 21 00:05:12,203 --> 00:05:14,538 これは立派な誘拐だぞ! 22 00:05:14,538 --> 00:05:17,191 拉致監禁だ 聞いてんのか! 23 00:05:17,191 --> 00:05:20,594 ほどけっつのッ 背中がかゆくなったらどうすんだ 24 00:05:20,594 --> 00:05:24,194 ああ~ かゆくなってきた かゆい かゆい~ 25 00:05:25,199 --> 00:05:27,868 よ~し 戻ってきたか 26 00:05:27,868 --> 00:05:30,371 (亞里亞)うるさいわね 27 00:05:30,371 --> 00:05:33,040 廊下の外まで響いてきたわよ 28 00:05:33,040 --> 00:05:35,893 あんた誰だ? 29 00:05:35,893 --> 00:05:38,195 人の家に来ておいて 30 00:05:38,195 --> 00:05:40,865 随分ぶしつけな物言いね 31 00:05:40,865 --> 00:05:43,534 好きで来たわけじゃねえよ 32 00:05:43,534 --> 00:05:45,634 そのようね 33 00:05:48,873 --> 00:05:51,542 私は散華団一郎の妻 34 00:05:51,542 --> 00:05:53,544 散華亞里亞よ 35 00:05:53,544 --> 00:05:55,696 じゃあ 礼弥の… 36 00:05:55,696 --> 00:05:59,567 あなたが 降谷千紘君? 37 00:05:59,567 --> 00:06:02,219 礼弥がお世話になってるわね 38 00:06:02,219 --> 00:06:05,539 いや 世話ってほどのことは 39 00:06:05,539 --> 00:06:09,193 で あの子とは どこまで進んでいるの? 40 00:06:09,193 --> 00:06:11,212 えッ? 41 00:06:11,212 --> 00:06:14,365 まだ接吻程度? 42 00:06:14,365 --> 00:06:16,634 いえ あの子 43 00:06:16,634 --> 00:06:18,869 今まで抑圧されてた分 44 00:06:18,869 --> 00:06:21,856 みだらに 発情しまくってんのかしら 45 00:06:21,856 --> 00:06:24,875 何言ってんだ 礼弥がそんな… 46 00:06:24,875 --> 00:06:27,211 あら? じゃあ 47 00:06:27,211 --> 00:06:30,865 あなた まだ あの子と一度も 48 00:06:30,865 --> 00:06:33,651 ああ そうよね 49 00:06:33,651 --> 00:06:36,951 なんせ 相手はバケモノだものね 50 00:06:38,055 --> 00:06:40,875 あれでしょ? ゾンビってことは 51 00:06:40,875 --> 00:06:42,877 だんだん体が腐って 52 00:06:42,877 --> 00:06:45,930 悪臭を放つようになるんでしょ? 53 00:06:45,930 --> 00:06:48,549 肌も どんどん汚らしくなって 54 00:06:48,549 --> 00:06:50,868 フフフ… 55 00:06:50,868 --> 00:06:52,870 ハハハ 56 00:06:52,870 --> 00:06:56,874 自分が産んだ娘を よく そんなふうに言えるな 57 00:06:56,874 --> 00:06:59,543 産んだ 私が? 58 00:06:59,543 --> 00:07:02,196 いいえ 私は出産なんて 59 00:07:02,196 --> 00:07:04,531 一度もしたことないわ 60 00:07:04,531 --> 00:07:06,867 どういうことだよ 61 00:07:06,867 --> 00:07:09,203 じゃあ あんた… 62 00:07:09,203 --> 00:07:13,540 私は 団一郎さんの二番目の妻 63 00:07:13,540 --> 00:07:15,876 あッ… そう 64 00:07:15,876 --> 00:07:18,879 あの子は 前妻との間にできた子 65 00:07:18,879 --> 00:07:22,199 私とは まったく 血のつながりなんてないのよ 66 00:07:22,199 --> 00:07:25,219 礼弥は そんなこと言ってなかったぞ 67 00:07:25,219 --> 00:07:27,204 当然よ 68 00:07:27,204 --> 00:07:30,557 このことは 散華家最大のタブーですもの 69 00:07:30,557 --> 00:07:33,611 知ってる者は ごく一部よ→ 70 00:07:33,611 --> 00:07:36,213 ついでだから話してあげる→ 71 00:07:36,213 --> 00:07:39,366 私は元々 この散華家のメイドだったのよ 72 00:07:39,366 --> 00:07:41,368 えッ? 73 00:07:41,368 --> 00:07:45,539 だからって 下賤の身だったなんて 勘違いしないで 74 00:07:45,539 --> 00:07:48,042 礼弥が生まれる以前 75 00:07:48,042 --> 00:07:50,878 この屋敷に勤めるメイド達は皆 76 00:07:50,878 --> 00:07:53,914 散華家の跡取り息子に用意された 77 00:07:53,914 --> 00:07:56,414 花嫁候補でもあったのよ 78 00:07:57,468 --> 00:08:00,204 家柄 教育 素養に至るまで 79 00:08:00,204 --> 00:08:03,207 あらゆる項目を パスした者のみしか 80 00:08:03,207 --> 00:08:06,507 この屋敷で働くことは 許されなかった 81 00:08:08,195 --> 00:08:12,533 ここに あの子の写真が 飾られることはなさそうね 82 00:08:12,533 --> 00:08:14,535 ああ? 83 00:08:14,535 --> 00:08:18,535 だから これからは 私の写真を飾りましょう 84 00:08:24,211 --> 00:08:27,214 ≪(亞里亞)団一郎さんが 幼い頃から→ 85 00:08:27,214 --> 00:08:30,868 多くのメイド達が 散華一族の 仲間入りをするために→ 86 00:08:30,868 --> 00:08:34,038 彼の歓心を買おうとしていたわ→ 87 00:08:34,038 --> 00:08:37,041 でも 団一郎さんは誰に対しても→ 88 00:08:37,041 --> 00:08:40,041 まったく なびく様子がなかった 89 00:08:42,913 --> 00:08:46,483 ≪(亞里亞)私がメイドとして ここに来たのは→ 90 00:08:46,483 --> 00:08:49,583 団一郎さんが大学院生のとき 91 00:08:50,871 --> 00:08:55,042 《頑張って散華家のメイドに なれたのに残念ね》 92 00:08:55,042 --> 00:08:58,028 《次期当主は 女に興味がないわ》 93 00:08:58,028 --> 00:09:01,028 《あなたも ここで飼い殺しね》 94 00:09:02,900 --> 00:09:06,203 《女に興味がないわけじゃ ないんじゃないの?》 95 00:09:06,203 --> 00:09:08,803 《あなた達に興味がないだけで》 96 00:09:13,560 --> 00:09:16,613 ≪(亞里亞)私には 自信があったわ→ 97 00:09:16,613 --> 00:09:20,113 それまで私に 落とせない男は いなかったから 98 00:09:26,256 --> 00:09:29,256 《(ベルが鳴る)》 99 00:09:31,211 --> 00:09:33,213 《(ノック)》 100 00:09:33,213 --> 00:09:35,513 《(団一郎)入りなさい》 101 00:09:46,543 --> 00:09:49,530 《なぜ コーヒーだと分かった?》 102 00:09:49,530 --> 00:09:52,216 《そろそろ飲み終わる頃かと》 103 00:09:52,216 --> 00:09:55,219 《ひざ掛けも お持ちいたしました》 104 00:09:55,219 --> 00:09:57,371 《名前は?》 105 00:09:57,371 --> 00:09:59,871 《亞里亞と申します》 106 00:10:10,217 --> 00:10:12,386 ≪(亞里亞)私は徐々に→ 107 00:10:12,386 --> 00:10:15,886 団一郎さんのそばに 呼ばれるようになった 108 00:10:43,867 --> 00:10:45,867 《(ドアが閉まる)》 109 00:10:46,887 --> 00:10:51,887 ≪(亞里亞)でも結局 団一郎さんは 私にもなびかなかった 110 00:10:57,214 --> 00:11:00,200 《団一郎様 おはようございます》 111 00:11:00,200 --> 00:11:02,202 《ああ》 112 00:11:02,202 --> 00:11:04,238 ≪(亞里亞)徐々に私も→ 113 00:11:04,238 --> 00:11:08,838 団一郎さんは 女に興味が ないのだろうと思うようになった 114 00:11:10,194 --> 00:11:13,694 ≪(亞里亞)でも そんな状況が 一変したの 115 00:11:17,534 --> 00:11:20,871 ≪(亞里亞)その日は 社会福祉の一環として→ 116 00:11:20,871 --> 00:11:24,541 障害のある人や 施設の人々を 散華家へ招き入れ→ 117 00:11:24,541 --> 00:11:27,541 フェンシングの大会が催されたの 118 00:11:29,880 --> 00:11:33,700 ≪(亞里亞)もちろん 選手の中には 団一郎さんもいて… 119 00:11:33,700 --> 00:11:35,800 《あッ》 120 00:11:36,870 --> 00:11:38,872 《(ブザーが鳴る)》 121 00:11:38,872 --> 00:11:40,858 《(歓声)》 122 00:11:40,858 --> 00:11:42,876 《団一郎様の優勝よ!》 123 00:11:42,876 --> 00:11:44,976 《団一郎様 素敵だわ》 124 00:12:01,879 --> 00:12:06,867 《なぜ 真剣勝負をしてくれない 私が負けるとでも思ったのか!》 125 00:12:06,867 --> 00:12:10,287 ≪(亞里亞)散華家は 国際フェンシング協会に→ 126 00:12:10,287 --> 00:12:14,208 ばく大な献金をしている いわば最大のスポンサー→ 127 00:12:14,208 --> 00:12:16,543 毎年催される大会で→ 128 00:12:16,543 --> 00:12:20,197 団一郎さんが勝つことは 決まり事になっていたの→ 129 00:12:20,197 --> 00:12:23,617 団一郎さんは 空気の読めないお人だから→ 130 00:12:23,617 --> 00:12:26,917 そういった通例が お好きじゃなかったみたい 131 00:12:27,871 --> 00:12:32,876 ≪(亞里亞)そんな大会が終了し 来場者を見送るときのこと→ 132 00:12:32,876 --> 00:12:36,213 あの娘が 団一郎さんに声をかけたのよ 133 00:12:36,213 --> 00:12:39,049 《あの…》 《うん?》 134 00:12:39,049 --> 00:12:41,034 《これ》 135 00:12:41,034 --> 00:12:43,534 《あッ ああ…》 136 00:12:46,623 --> 00:12:49,923 《試合のことで 不満があったのでしょうけど》 137 00:12:50,877 --> 00:12:54,877 《ものを粗末にしたら 神様に叱られますよ》 138 00:12:56,550 --> 00:12:58,885 《たとえ 今日の試合が》 139 00:12:58,885 --> 00:13:00,921 《偽りだったとしても》 140 00:13:00,921 --> 00:13:04,207 《あなたの これまでの練習や 努力が本物だったら》 141 00:13:04,207 --> 00:13:06,507 《なおさらです》 142 00:13:13,884 --> 00:13:16,484 ≪(亞里亞)その数日後 143 00:13:19,289 --> 00:13:21,525 ≪(亞里亞)団一郎さんは→ 144 00:13:21,525 --> 00:13:24,625 その15歳の小娘に プロポーズをしたの 145 00:14:26,923 --> 00:14:30,027 ≪(亞里亞)散華家 始まって以来の珍事よ 146 00:14:30,027 --> 00:14:33,196 家柄正しき私達を差し置いて 147 00:14:33,196 --> 00:14:35,882 どこの馬の骨とも分からない 148 00:14:35,882 --> 00:14:38,869 虚弱な娘を妻に選ぶなんて 149 00:14:38,869 --> 00:14:42,469 それが 礼弥の本当の母親 150 00:14:45,525 --> 00:14:48,211 ≪(亞里亞)当然 そんな結婚→ 151 00:14:48,211 --> 00:14:52,532 散華一族全員から 猛反対を受けたわ→ 152 00:14:52,532 --> 00:14:54,868 でも 団一郎さんは→ 153 00:14:54,868 --> 00:14:57,204 誰の反対にも屈しなかった 154 00:14:57,204 --> 00:14:59,523 《(団一郎)家柄が問題だと?》 155 00:14:59,523 --> 00:15:03,210 《あたりまえだろ どこの馬の骨とも分からん娘》 156 00:15:03,210 --> 00:15:06,196 《ならば 私は家督を捨てます》 157 00:15:06,196 --> 00:15:09,216 《そうすれば 結婚に何の障害もない》 158 00:15:09,216 --> 00:15:11,852 《何を言ってるんだ 団一郎》 159 00:15:11,852 --> 00:15:14,638 《バカなことを 言うんじゃない→》 160 00:15:14,638 --> 00:15:17,874 《あんな娘のために 散華家を捨てるというのか!》 161 00:15:17,874 --> 00:15:19,860 《あんな娘?》 162 00:15:19,860 --> 00:15:22,245 《口を慎んでください》 163 00:15:22,245 --> 00:15:24,531 《私の妻になる人です》 164 00:15:24,531 --> 00:15:27,551 《私が散華家を捨てて 他人となるなら》 165 00:15:27,551 --> 00:15:30,203 《なおさら わきまえてもらおう》 166 00:15:30,203 --> 00:15:33,540 《我が妻のことを 他人に とやかく言われるのは》 167 00:15:33,540 --> 00:15:35,840 《腹に据えかねる!》 168 00:15:37,544 --> 00:15:40,864 ≪(亞里亞)親戚一同を黙らせた 団一郎さんは→ 169 00:15:40,864 --> 00:15:43,164 あの女と結婚した 170 00:15:46,203 --> 00:15:49,222 ≪(亞里亞)でも 礼弥を産むと→ 171 00:15:49,222 --> 00:15:52,222 すぐに あの女は死んでしまったわ 172 00:16:04,204 --> 00:16:07,524 ≪(亞里亞)あのときの 団一郎さんの落ち込みようは→ 173 00:16:07,524 --> 00:16:09,543 ひどかったわ→ 174 00:16:09,543 --> 00:16:13,143 そのまま死んでしまうのでは ないかというぐらい 175 00:16:16,533 --> 00:16:20,036 ≪(亞里亞)それを私が 必死で支えて→ 176 00:16:20,036 --> 00:16:22,536 少しずつ立ち直ったのよ 177 00:16:48,031 --> 00:16:54,871 《(鐘が鳴る)》 178 00:16:54,871 --> 00:16:56,907 ≪(亞里亞)そして→ 179 00:16:56,907 --> 00:16:59,907 私は 団一郎さんを手に入れた 180 00:17:08,585 --> 00:17:12,522 だけど 結婚して 一年 二年と過ぎていっても 181 00:17:12,522 --> 00:17:15,859 団一郎さんが 私を妻として見てくれることは 182 00:17:15,859 --> 00:17:17,878 一度もなかった 183 00:17:17,878 --> 00:17:20,197 それって どういう… 184 00:17:20,197 --> 00:17:23,700 にぶいわね 抱いてくれなかったってことよ 185 00:17:23,700 --> 00:17:25,702 ああ… 186 00:17:25,702 --> 00:17:28,188 団一郎さんは あの子に 187 00:17:28,188 --> 00:17:31,608 母親が必要だと思っただけなのよ 188 00:17:31,608 --> 00:17:35,879 しかも 実際は 母親すら必要なかった→ 189 00:17:35,879 --> 00:17:39,479 私がやることなんて なかったもの 190 00:17:47,524 --> 00:17:50,544 ≪(亞里亞)私は いつも離れたところから→ 191 00:17:50,544 --> 00:17:52,529 二人を見ているだけで→ 192 00:17:52,529 --> 00:17:56,129 家族としての絆を 感じさせてもらえなかった 193 00:17:58,518 --> 00:18:00,818 《(ドアが開く)》 194 00:18:04,624 --> 00:18:06,543 《どうした》 195 00:18:06,543 --> 00:18:09,843 《(亞里亞)たまには 旅行とか行ってみない?》 196 00:18:10,864 --> 00:18:12,882 《よく考えたら》 197 00:18:12,882 --> 00:18:15,882 《新婚旅行にも行ってないのよ 私達》 198 00:18:16,953 --> 00:18:18,855 《そうだな》 199 00:18:18,855 --> 00:18:21,641 《礼弥も そろそろ外の世界を》 200 00:18:21,641 --> 00:18:24,527 《体験していったほうが いいかもしれん》 201 00:18:24,527 --> 00:18:27,827 《礼弥を連れていくの?》 《何を言っている》 202 00:18:32,535 --> 00:18:34,938 ≪(亞里亞)それでも 私は→ 203 00:18:34,938 --> 00:18:38,191 団一郎さんが 私を後妻に選んでくれたことに→ 204 00:18:38,191 --> 00:18:40,791 愛情があったと信じていた 205 00:18:55,875 --> 00:18:58,862 《お母様》 206 00:18:58,862 --> 00:19:01,531 《お父様と一緒に写真撮ろう》 207 00:19:01,531 --> 00:19:03,831 《いいわよ》 208 00:19:07,537 --> 00:19:11,207 ≪(亞里亞)私は 団一郎さんの あの子への愛情は→ 209 00:19:11,207 --> 00:19:13,860 娘へのものだと信じていた 210 00:19:13,860 --> 00:19:15,860 でも… 211 00:19:22,218 --> 00:19:25,271 《ついてこいって言うから 来たけど》 212 00:19:25,271 --> 00:19:27,571 《何なのよ いったい》 213 00:19:29,876 --> 00:19:31,861 《何をしてるの?》 214 00:19:31,861 --> 00:19:35,548 《(執事)亞里亞様に 諦めていただこうと思いまして》 215 00:19:35,548 --> 00:19:37,534 《はあ?》 216 00:19:37,534 --> 00:19:40,870 《団一郎様に 愛情を求められることを》 217 00:19:40,870 --> 00:19:43,523 《諦めていただきたいのです》 218 00:19:43,523 --> 00:19:45,823 《何を言って…》 219 00:19:46,876 --> 00:19:49,529 《大きな声を立てませぬよう》 220 00:19:49,529 --> 00:19:51,829 《お願いいたします》 221 00:20:08,531 --> 00:20:11,534 《≪(団一郎)さあ ポーズはこうだよ→》 222 00:20:11,534 --> 00:20:13,536 《足をこう上げて》 223 00:20:13,536 --> 00:20:15,536 《はい》 224 00:20:18,925 --> 00:20:22,425 《諦めていただけますね?》 225 00:20:35,859 --> 00:20:39,159 《(カメラのシャッターを切る音)》 226 00:20:45,535 --> 00:20:48,388 結局 団一郎さんは 227 00:20:48,388 --> 00:20:51,024 あの子を溺愛し続けて 228 00:20:51,024 --> 00:20:54,527 ずっと あの女の面影を追っていたのよ 229 00:20:54,527 --> 00:20:58,548 ふん あの子が私の娘ですって? 230 00:20:58,548 --> 00:21:01,548 気持ち悪いこと言わないでよ 231 00:21:02,619 --> 00:21:05,188 <礼弥が追い込まれていったのは> 232 00:21:05,188 --> 00:21:08,875 <あの親父のせいだけじゃなかった みたいだな> 233 00:21:08,875 --> 00:21:10,860 ふん 234 00:21:10,860 --> 00:21:12,879 なッ… 235 00:21:12,879 --> 00:21:15,198 ねえ 降谷君 236 00:21:15,198 --> 00:21:19,219 私って 悲しい女だと思わない? 237 00:21:19,219 --> 00:21:21,538 あなたの体で 238 00:21:21,538 --> 00:21:24,374 私を慰めてくれない? 239 00:21:24,374 --> 00:21:27,210 ねえ ほら 240 00:21:27,210 --> 00:21:30,510 ゾンビじゃ味わえない 温かみでしょ? 241 00:21:37,303 --> 00:21:39,303 あッ 242 00:21:42,692 --> 00:21:44,961 悪いっすね 243 00:21:44,961 --> 00:21:47,864 おれ ゾンビっ娘にしか 興味ないから 244 00:21:47,864 --> 00:21:50,464 (泣きだす 亞里亞) 245 00:21:54,871 --> 00:21:57,240 みんな あの子ばっかり! 246 00:21:57,240 --> 00:22:01,540 なんで なんで 私のこと見てくれないのよ~! 247 00:22:03,196 --> 00:22:05,796 (ばーぶの鳴き声) 248 00:22:06,866 --> 00:22:09,135 うん? 249 00:22:09,135 --> 00:22:11,020 ぶー 250 00:22:11,020 --> 00:22:13,540 あッ 子猫ちゃん 251 00:22:13,540 --> 00:22:17,540 あなた 私のこと慰めてくれるの? 252 00:22:18,545 --> 00:22:20,845 こんな私のこと 253 00:22:22,198 --> 00:22:24,200 いとおしい 254 00:22:24,200 --> 00:22:26,202 優しい子 255 00:22:26,202 --> 00:22:29,055 それもゾンビですけど いやッ! 256 00:22:29,055 --> 00:22:31,191 ばーぶー 257 00:22:31,191 --> 00:22:33,877 誰か この無礼者二匹を 258 00:22:33,877 --> 00:22:36,863 屋敷から 追い出してしまいなさい! 259 00:22:36,863 --> 00:22:40,867 いや 俺も出ていっていいんなら むしろ出ていきたいんだけど 260 00:22:40,867 --> 00:22:44,287 (秋野)そういうわけには まいりません 261 00:22:44,287 --> 00:22:47,190 団一郎様が お呼びです 262 00:22:47,190 --> 00:22:49,959 あのさ さっきも言ったけど 263 00:22:49,959 --> 00:22:52,879 これって 明らかな拉致なわけだよ 264 00:22:52,879 --> 00:22:56,533 団一郎様が散華家の当主だか 何だか知んないけど 265 00:22:56,533 --> 00:22:59,869 俺をこんな目にあわす権利は ないと思うんだけど 266 00:22:59,869 --> 00:23:01,855 あッ… 267 00:23:01,855 --> 00:23:05,525 というわけで せめて これ ほどいてくれねえか? 268 00:23:05,525 --> 00:23:07,544 できません 269 00:23:07,544 --> 00:23:09,529 だよな 270 00:23:09,529 --> 00:23:13,199 ≪(亞里亞)いいじゃない うらやましいわ 271 00:23:13,199 --> 00:23:16,499 あの人に 相手にしてもらえるなんて 272 00:23:17,871 --> 00:23:20,874 私なんて まだ一度も 273 00:23:20,874 --> 00:23:24,174 ちゃんと相手にしてもらったこと なんてない 274 00:23:33,887 --> 00:23:35,887 (ドアが閉まる) 275 00:23:38,958 --> 00:23:41,958 (通行人のざわめき) 276 00:23:46,716 --> 00:23:51,871 あッ あの 冷房を もっと強くしてもらえますか? 277 00:23:51,871 --> 00:23:53,871 (ドライバー)あいよ 278 00:23:54,874 --> 00:23:57,860 <今日 そんなに暑かったっけ?> 279 00:23:57,860 --> 00:23:59,862 <きっと そうだわ> 280 00:23:59,862 --> 00:24:03,032 <さっきの人達は 父が仕向けた手下> 281 00:24:03,032 --> 00:24:05,201 <降谷君が危ない> 282 00:24:05,201 --> 00:24:08,538 すいません もっと急いでもらえますか? 283 00:24:08,538 --> 00:24:10,838 ≪(ドライバー)はいよ 284 00:24:12,191 --> 00:24:15,791 <この子 お金持ってるのかな> 285 00:24:21,534 --> 00:24:23,886 こちらで お待ちください 286 00:24:23,886 --> 00:24:27,523 何だよ 団一郎様がお呼びじゃねえのかよ 287 00:24:27,523 --> 00:24:30,123 ですから お待ちください 288 00:24:31,544 --> 00:24:33,544 おい! 289 00:24:34,530 --> 00:24:36,549 (ドアが閉まる) 290 00:24:36,549 --> 00:24:38,549 チェッ 291 00:24:50,530 --> 00:24:52,548 あッ 292 00:24:52,548 --> 00:24:55,548 すべて 私が撮ったものだ 293 00:24:56,536 --> 00:24:58,521 <出たな> 294 00:24:58,521 --> 00:25:01,941 いつ いかなる瞬間を切り取っても 295 00:25:01,941 --> 00:25:04,193 礼弥は美しい 296 00:25:04,193 --> 00:25:06,212 なぜなら 彼女は 297 00:25:06,212 --> 00:25:11,200 はかなさと美しさで織りなされた 純真そのものだからだ 298 00:25:11,200 --> 00:25:15,200 私は 礼弥の純真を守り続けてきた 299 00:25:16,522 --> 00:25:19,542 私は 君に感謝しているのだ 300 00:25:19,542 --> 00:25:21,527 はあ? 301 00:25:21,527 --> 00:25:23,880 一度 礼弥を失ったことで 302 00:25:23,880 --> 00:25:25,915 改めて 私の中の 303 00:25:25,915 --> 00:25:29,185 礼弥愛を 強く感じることができたのだ 304 00:25:29,185 --> 00:25:31,871 より 守りたいと思えたのだ 305 00:25:31,871 --> 00:25:33,971 (呼吸を整える) 306 00:25:35,525 --> 00:25:38,294 ≪(団一郎)ありがとう 307 00:25:38,294 --> 00:25:40,863 ありがとう 308 00:25:40,863 --> 00:25:43,383 だが 許さん 309 00:25:43,383 --> 00:25:45,883 降谷千紘 310 00:25:51,190 --> 00:25:57,790 ♪♪~ 311 00:25:58,881 --> 00:27:20,296                                 312 00:28:52,939 --> 00:28:56,025 おまえさ 仕事は仕事なんだから 313 00:28:56,025 --> 00:28:59,545 ふてくされたり すねたりしてちゃダメだろ 314 00:28:59,545 --> 00:29:02,198 受けた以上はさ ちゃんとやれよ 315 00:29:02,198 --> 00:29:04,200 分かったか? 316 00:29:04,200 --> 00:29:06,200 いくぞ 317 00:29:11,857 --> 00:29:14,860 おまえ やる気ないなら降りろよ! 318 00:29:14,860 --> 00:29:17,530 みんな 見るメロって言えよ! 319 00:29:17,530 --> 00:29:19,630 ≪(萌路)うッ… 320 00:29:20,683 --> 00:29:30,293